JPH08512355A - ペルフルオロエラストマー組成物及び方法 - Google Patents

ペルフルオロエラストマー組成物及び方法

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JPH08512355A JP7504599A JP50459995A JPH08512355A JP H08512355 A JPH08512355 A JP H08512355A JP 7504599 A JP7504599 A JP 7504599A JP 50459995 A JP50459995 A JP 50459995A JP H08512355 A JPH08512355 A JP H08512355A
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Abstract

(57)【要約】 ペルフルオロエラストマー及び非フィブリル化性粒状フルオログラファイトを含み、改善された耐化学薬品性を有するエラストマー組成物が提供される。また、ペルフルオロエラストマーを非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーと混合してエラストマー組成物を形成させ、このエラストマー組成物を非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い温度において加工して、フルオロカーボンポリマーを粒子の形状に保ちながらフルオロカーボンポリマーをペルフルオロエラストマー全体に分散させる、ペルフルオロエラストマーの加工性及び耐化学薬品性を改善する方法も提供される。また、第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するための、耐化学薬品性のシールの製造方法も提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ペルフルオロエラストマー組成物及び方法 発明の分野 この発明は、ペルフルオロエラストマー組成物及びシールの耐化学薬品性の改 善に関する。発明の背景 エラストマーは、レジリエンス並びに耐熱及び耐化学薬品性を必要とする様々 な加工及び製造操作に用いることができる。例えば、エラストマーシールは、ポ ンプハウジング、反応器、ミキサー、コンプレッサーケーシング、弁及びその他 の装置のような化学的処理及び石油精製装置に用いることができる。また、エラ ストマーシールは半導体製造産業において、しばしば攻撃的化学薬品及び特殊気 体の存在下で、用いることもできる。原子力産業において、このようなシールは 、優れた信頼性が要求されるチェックバルブ(逆止め弁)及び圧力リリーフバル ブに用いることができる。液体クロマトグラフィーのような分析及びプロセス計 器用途においては、ごく僅かな汚染すら許されないことがしばしばあり、シール やガスケットは化学薬品にさらされた時の分解に対して優れた耐性を有していな ければならない。また、いくつか具体名を挙げると、航空機及び宇宙産業、化学 薬品輸送 産業、並びに塗料及びコーティング操作においても、化学薬品及び温度に対して 耐性のあるエラストマーシールが必要とされる。 かかるシールは、複雑な機械及びプロセス系内に配置させることができるが、 破損したシールの交換は経費のかかる困難な仕事である。ほとんどのエラストマ ーシールの破損は、熱老化及び流体の攻撃によって引き起こされる。ポリマーは 、酸化、化学薬品の攻撃、ポリマー鎖の断裂等によって分解することがある。膨 潤は、シールをその保持溝の外まで膨張させ、系において漏れを引き起こすこと がある。一般的に、温度が高いほどポリマーに対する化学薬品の劣化作用が大き くなる。装置のピーク荷重条件によってもたらされる温度を含めた熱老化は、エ ラストマーを硬く脆いものにし、エラストマーが不規則な表面に合致する能力を 低下させることがある。さらに、酸素の存在は200°Fより高い温度にさらさ れたある種のエラストマーを劣化させることがあるということが証明されている 。 従来技術には、様々な改善された物理的性質を有する様々な変性フルオロエラ ストマー材料が開示されている。例えば、米国特許第4,387,168号明細書 には、低分子量弗素含有エラストマーとフィブリル化ポリテトラフルオルエチレ ン(PTFE)とを含む、改善された耐化学薬品及び耐候性を有する接着剤組成 物が開示されている。好適なエラストマーの例には、弗化ビニリデン と少なくとも1種の弗素含有エチレン系不飽和モノマー{例えばテトラフルオル エチレン(TFE)、トリフルオルクロルエチレン、トリフルオルエチレン、ヘ キサフルオルプロピレン(HFP)、ペンタフルオルプロピレン、ペルフルオル (メチルビニルエーテル)、ペルフルオル(エチルビニルエーテル)又はペルフ ルオル(プロピルビニルエーテル)}とのコポリマーが包含される。この組成物 中には、シリカのような慣用の充填材を添加剤として含有させることができる。 しかしながら、フィブリル化PTFEのようなフィブリル化充填材は加工性、 ヒンダリングミリング(hindering milling)、ミキシング、押出及び成形流れ に対して有害なので、このフィブリル化充填材の使用は望ましくない。フィブリ ル化充填材を含むエラストマー組成物から形成された物品は、剛性で、高いモジ ュラス及びダイスエル値を有することがある。フィブリル化性充填材を含有させ た組成物を押出することによって製造された物品は、典型的には、隙間、亀裂等 のような劣った表面特徴を有する。プレフォーム断面は通常不均一であり、最終 製品中に凸凹な表面をもたらす。シールとして用いられる物品にとっては、シー ル領域の周辺での漏れを防止するために、平滑な表面特徴が特に重要である。 米国特許第5,057,345号明細書には、(A) 弗素化エチレン−プロピレン コポリマー及び(B) フルオロエラストマーを含むポリマーブレンドが開示されて いる。こ のフルオロエラストマーは、TFE、弗化ビニリデン及びHFP繰返し単位を含 む少なくとも1つのエラストマーセグメントと、TFE及びエチレン繰返し単位 を含む少なくとも1つの非エラストマーセグメントとを有するブロックコポリマ ーから成る。これらのブレンドの利点には、高い引張強さ又は伸び、低いモジュ ラス、高められた可撓性、改善された耐応力亀裂性、応力誘発結晶化及び(又は )光学的透明度が包含される。 米国特許第4,952,630号明細書には、エラストマーやプラスチックと配 合することができる、分散法によって製造された、非溶融加工性の粒状コア−シ ェルTFEコポリマーが開示されている。PTFE樹脂は、TFEの繰返し単位 と、分散法においてTFEと共重合させることができる少なくとも1種のエチレ ン系不飽和コモノマーの変性用繰返し単位とを含む。好ましいコモノマーには、 HFP及びペルフルオル(アルキルビニルエーテル)が包含される。コモノマー は、コポリマー物品全体、所望ならば例えばコア中及びシェル中に存在させるこ ともできる。TFEコポリマーは、エラストマー又はプラスチック有機樹脂中に 組み込むことができる。得られるエラストマーブレンドは、改善された引裂強さ 及び耐摩耗性を有する。得られるプラスチックブレンドは、改善された押出特性 、速度、耐摩耗性、耐燃性及びより小さい溶融スエルを有する。エラストマーマ トリックスは、弗化ビニリデンコポリマーを含む任意のエラストマ ーであってよく、特にこの弗化ビニリデンコポリマーに限定されない。エラスト マー又はプラスチックマトリックスには、補強剤や難燃剤のような充填材を含有 させることができる。 米国テキサス州アーリントンのエネルギー・ラバー・グループ(Energy Rubbe r Group)に対するモーガン(R.Morgan)らの発表「エラストマーのフルオロプ ラスチック添加剤による補強(Reinforcemnt of Elastomers With Fluoroplasti c Additives)」(E.I.du Pontde Nemours & Co.)(1991年1月16日) (もともとは米国ワシントンDCにおけるアメリカ化学会のゴム部門の会合にお いて1990年10月12日に発表された)には、エラストマーに高分子量TF E/HFPフルオロプラスチック微細粉体{米国デラウェア州ウィルミントン所 在のE.I.du Pont de Nemours & Co.から入手できるTEFLON(登録商標)MP1500 }を配合することによって、引裂強さ及び耐摩耗性が改善され、エラストマーの 摩擦係数が低減すると開示されている。この微細粉体は、充分な剪断を用いてエ ラストマー中に配合された時に、短い繊維、リボン又は小板を形成する。 米国特許第4,713,418号明細書には、熱可塑性TFEコポリマーとフル オロエラストマーとを熱可塑性TFEコポリマーを溶融させるのに充分に高い温 度においてブレンドすることが開示されている。好適なフルオロエラストマーに は、TFE52〜79.9モル%とペルフ ルオル(アルキルビニルエーテル)20〜45モル%と架橋部位としての働きを することができる第三コモノマーとのコポリマーが包含される。ブレンドから形 成される物品の強度を改善するために、ブレンドにカーボンブラックを添加する ことができる。 このような従来技術のフルオロエラストマー材料は、熱及び過酷な化学的環境 、例えば、典型的には化学的処理及びその他のハイテクノロジー産業において見 出される、熱い芳香族類、油、熱媒液、アミン類、腐蝕性の酸及び水蒸気にさら された時に劣化することがある。例えば、フルオロエラストマーシールは、メチ ルエチルケトン(MEK)、ジエチルアミン、アンモニア水、氷酢酸及びその他 の試薬からの攻撃に弱い。 当技術分野においては、過酷な化学的環境にさらされた時に劣化に耐え、凍結 温度よりも低い温度から450°F以上の温度までの広い温度範囲にわたって劣 化したりクリープを起こしたり流動したりすることなく機能するシールのような 物品を形成させるのに用いることができるフルオロエラストマー組成物及びシー ルであって、カーボンブラック以外の非フィブリル化性充填材によって補強され たものを製造する方法が、以前から必要であると感じられていた。かかる組成物 及びシールは、広範な温度にわたって優れた耐化学薬品性とエラストマーのシー ル能力とを組合せて有するのが好ましい。発明の概要 簡潔に言うと、本発明の一つの局面は、ペルフルオロエラストマーと非フィブ リル化性粒状弗素化グラファイトとの混合物(ブレンド)を含み、改善された耐 化学薬品性を有するエラストマー組成物にある。 本発明のさらに別の局面は、第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防 止するための前記エラストマー組成物から製造されたシールであって、流体に対 する改善された耐化学薬品性と、前記シールの表面における低減された摩擦係数 とを有する前記シールにある。 本発明の別の局面は、ペルフルオロエラストマーの耐化学薬品性及び加工性を 改善するための方法にある。ペルフルオロエラストマーは、非フィブリル化性フ ルオロカーボン粒状ポリマーと混合されて、エラストマー組成物を形成する。こ のエラストマー組成物は、フルオロカーボンポリマーを粒子の形状に保ちながら エラストマー組成物全体にフルオロカーボンポリマーを分散させるために、非フ ィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い温度において 加工される。 本発明のさらに別の局面は、ペルフルオロエラストマーと非フィブリル化性フ ルオロカーボン粒状ポリマーとから製造されたエラストマーシールの耐化学薬品 性を高め且つシールの表面における摩擦係数を低減させるための方法にある。図面の簡単な説明 前記の概要及び後記の好ましい実施態様の詳細な説明は、添付した図面と関連 して読めばもっとよく理解されるだろう。本発明を例示する目的で、現時点にお ける好ましいいくつかの実施態様を図面に示すが、しかし本発明は開示された特 定的な配列及び手段に限定されないということを理解されたい。 図1は、本発明の方法に従って製造されたOリングシールのブレークアウェイ (breakaway)摩擦及び動摩擦値を測定するために用いたブレークアウェイ摩擦及 び動摩擦試験装置の概略図である。 図2は、図1の試験装置の一部の拡大詳細断面図である。 図3は、本発明の方法に従って製造されたOリングシールの動摩擦値のグラフ である。 図4は、本発明の方法に従って製造されたOリングシールのブレークアウェイ 摩擦値のグラフである。好ましい実施態様の詳細な説明 次に、本発明の組成物をエラストマーシールとしてのその使用と関連して一般 的に議論する。しかしながら、本発明の組成物はエラストマーシールとしての使 用にのみ限定されるものではなく、改善された耐化学薬品性が望まれるその他の 物品又は用途、例えばコーティング、積層体、ガスケット、管材料、成形物品等 にも有用であ る。 本発明が特に対象としているシールには、例えば、弁帽と弁体、2個のフラン ジの間のガスケット、及び回転軸と固定ハウジングのような第一の部材と第二の 部材との間の流体の漏れを防止するためのものが包含される。第一の部材及び第 二の部材のさらなる議論は本発明を理解するために必要ではないと思われるので 、省略する。 シールは、Oリングの形状で形成させるのが好ましいが、Vリング、Uカップ 、ガスケット、弁座、管、「ダウンホール」パッキング素材、又はその他のシー ル用部品(注文設計のものを含む)の形状で形成させることもできる。当業者な らばシールを任意の所望の形状で形成させることができるということを理解する だろう。 シールは典型的には、第一の部材と第二の部材との間の気体、液体又はそれら の組合せのような流体の漏れを防止することが予定される。かかる流体には、例 えば、空気、窒素、アルゴン、アセチレンガス、アンモニアガス、溶鉱炉ガス、 塩素ガス、コークス炉ガス、シアンガス、塩化水素ガス、水素ガス、水銀蒸気、 硝酸蒸気、酸素、オゾン及び挙げ切れないほど多くのその他の気体のような気体 が包含される。液体の例には、無機酸及び有機酸、アルカリ、ケトン、エステル 、アルデヒド、アルコール、燃料のようなほとんど全ての化学薬品、水蒸気及び 熱水が包含される。 過弗素化流体及びアルカリ金属のようないくつかの例 外を除いて、ペルフルオロエラストマーは一般的にほとんど全ての化学薬品に対 して耐性がある。ペルフルオロエラストマーシールは、例えば強酸のポンプ輸送 並びに化学プラント及び油田におけるその他のプロセス処理装置において遭遇す るもののような過酷な化学的環境において用いることができる。当業者ならば、 様々な温度範囲において存在する液体の形及び気体の形の両方の多くのその他の 流体に対するペルフルオロエラストマー組成物及び物品の耐化学薬品性を本発明 の方法によって改善することができるということを理解するだろう。 本明細書においてペルフルオロエラストマーとは、水素置換基が実質的にない 1種以上の過弗素化モノマーの非晶質ポリマーと定義される。本発明の組成物、 シール及び方法において用いるための好ましいペルフルオロエラストマーは、テ トラフルオルエチレンとペルフルオルアルキルビニルエーテルといくつかの過弗 素化硬化部位モノマーの1種とのターポリマーである。硬化部位モノマーは、タ ーポリマーの架橋を可能にする官能基を有するものである。好ましいペルフルオ ロエラストマーは、約−20°F〜約450°Fの範囲の温度においてその構造 完全性を維持できるものである。 好ましいペルフルオロエラストマーは、米国ペンシルベニア州カルプスビル所 在の Greene,Tweed & Co.,Inc.から商品として入手できるCHEMRAZ(登録商標) である。化学的組成の点でCHEMRAZに類似したその他の好 ましいペルフルオロエラストマーには、E.I.du Pont de Nemoursから商品とし て入手できる KALREZ(登録商標)、ドイツ国のFreudenbergから入手できる SIM RIZ(登録商標)及び大阪府のダイキン工業から入手できるDAIEL-PERFLUOR(登 録商標)が包含される。 従来技術のエラストマー材料から製造されたシールは、フルオロエラストマー 材料から製造されたものでさえ、メチルエチルケトン(MEK)、ジエチルアミ ン、アンモニア水、氷酢酸、アクリル酸メチル、テトラヒドロフラン、トルエン 及びメチルアルコールのような薬品からの攻撃に弱い。対照的に、ペルフルオロ エラストマーは、標準的な化学的処理条件下でこれらの薬品及びその他の多くの 薬品による攻撃によって損なわれない。従って、ペルフルオロエラストマーを使 用することによって、従来技術のシールについて従来許容できなかった条件下で 長期間にわたって攻撃的な環境中でシールを用いることが可能になる。 しかしながら、ペルフルオロエラストマーのみから形成されたシール以上に耐 化学薬品性、圧縮永久歪み、シール力維持、レジリエンス及び摩擦係数が改善さ れたペルフルオロエラストマーシールを得ることが望ましい。これらの性質及び その他の性質を改善するためには、本発明に従えば、ペルフルオロエラストマー を非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーと混合してエラストマー組成 物を形成させ、フルオロカーボンポリマーを 粒子の形状でしかしエラストマー組成物中に実質的に均一にブレンドされた状態 に保つために、前記エラストマー組成物を非フィブリル化性フルオロカーボン粒 状ポリマーの溶融温度よりも低い温度において加工する。本発明に従って形成さ れるエラストマー組成物及びシールは、慣用の充填材を用いた典型的な従来技術 のペルフルオロエラストマー組成物と比較して、より低いダイスエルを示し、フ ィブリル化に耐え且つ改善された耐化学薬品性を提供する。 非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーは、典型的な加工条件下にお いて粒子の形状に留まってフィブリル化しないものであれば任意のフルオロカー ボンポリマーであってよく、例えば(1)du Pont 社から商品として入手できる TEFLON MP1100 のような低分子量(即ち分子量約50,000〜約500,000 )ポリテトラフルオルエチレン(PTFE)ホモポリマー、(2)TFEと(a) TEFLON PA 又はTEFLON FEP(それぞれdu Pontから商品として入手できる)のよ うなヘキサフルオルプロピレン及び(b) TEFLON PFA(これもまたdu Pont から商 品として入手できる)又はペルフルオルメチルビニルエーテル(米国フロリダ州 所在のPeninsular Chemical Researchから商品として入手できる)のようなペル フルオルアルキルビニルエーテルの内の少なくとも1種とのコポリマー、並びに (3)弗素化グラファイトのいずれであってもよい。 弗素化グラファイトは、弗素ガスの存在下でグラファイトを加熱することによ って製造することができる。弗素ガスがグラファイトに化学的に結合して、(C Fxn(ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約1 03である)の組成を有する物質を生成する。 現時点において好ましいものとして、フルオロカーボンポリマーは、(1)T FEとHFP若しくはペルフルオルアルキルビニルエーテルの少なくとも1種と のコポリマー及び(又は)(2)xが約0.9〜約1.0である弗素化グラファイ トの混合物である。 フルオロカーボンポリマーは、エラストマー組成物の約30重量%まで、より 好ましくはエラストマー組成物の約5〜約15重量%の範囲を占める。フルオロ カーボンポリマーは一般的に、約1〜約50μの平均粒径を有する。当業者なら ば、フルオロカーボンの好適な平均粒径の選択は選択したフルオロカーボンポリ マーの種類並びに温度及び圧力のような加工条件のような変数に依存するという ことを理解するだろう。 エラストマー組成物にはまた、カーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸 バリウム、シリカ、ポリマー系繊維、硬化剤及び(又は)可塑剤のような1種以 上の添加剤を含有させることもできる。本発明のエラストマー組成物に有用な可 塑剤の例には、du Pont から商品として入手できるKRYTOX(登録商標)又はダイ キンから商品 として入手できるDEMNUM(登録商標)のような過弗素化アルキルエーテルがある 。 エラストマー組成物は、ペルフルオロエラストマーを1種以上の非フィブリル 化性フルオロカーボン粒状ポリマー及び任意の所望の添加剤と混合又はブレンド することによって製造される。例えば、米国ニュージャージー州ハッケンサック 所在のC.W.Brabender Instruments, Inc.から商品として入手できるもののよ うな密閉式ミキサー又は米国ニューヨーク州ファーミングデイル所在の Morijam a から商品として入手できるものようなその他の密閉式ミキサーを用いて、ペル フルオロエラストマー、フルオロカーボンポリマー及び任意の所望の添加剤をブ レンドすることができる。しかしながら、フルオロカーボン粒状ポリマーを粒子 の形状に保ち、ペルフルオロエラストマーの時期尚早の架橋を防止し且つ適切な 流動特性を維持するためには、フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも 低い温度においてフルオロカーボン粒状ポリマーとペルフルオロエラストマーと を混合しなければならない。 硬化剤は、その他の全ての所望の成分がブレンドされてから、そのブレンドに 添加される。好適な硬化剤の例には、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチ ルペルオキシ)ヘキサンのような有機過酸化物、及びイソシアヌル酸トリアリル のようなカップリング剤がある。 エラストマー組成物は、フルオロカーボンポリマーを 粒子の形状に保ちながらエラストマー組成物全体にフルオロカーボンポリマーを 分散させるために、非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度 よりも低い温度において加工される。例えば、TEFLON PA の溶融温度は約180 〜250℃であり、従ってこのフルオロカーボンポリマーを含有するエラストマ ー組成物を加工する温度は、フルオロカーボンポリマーの溶融を防止するために 、約180℃より低くするべきである。 次いでエラストマー組成物から圧縮成形、射出成形、押出等のような様々な加 工方法によってシールを形成させることができる。硬化の前の加工方法もまた、 フルオロカーボンポリマーの溶融温度よりも低い温度、好ましくは約180℃よ り低い温度において実施すべきである。本発明の方法に従って形成されたシール は、ペルフルオロエラストマー単独から製造されたシールと比較して改善された 耐化学薬品性を有する。また、本発明の方法に従って製造されたシールの表面は 、カーボンブラックのような典型的な従来技術の充填材を含有させた慣用のシー ルよりも低い摩擦係数を有する。 本発明の方法に従って製造するエラストマー組成物及びシールの例を下記の例 1〜3に挙げるが、下記の例は、制限するものではない。 例1 本発明の方法に従って、ペルフルオロエラストマーCHEMRAZ 100部に、TEFL ON PA、TEFLON FEP、MP1100、及び米国オクラホマ州所在の Ozark Mahoning か ら商品として入手できるxの値約0.9〜約1.0の範囲を有するフルオログラフ ァイトを様々な量で、温度約140〜160℃においてブレンドすることによっ て、エラストマー性組成物を製造した。サンプル6は、カーボンブラック14部 を充填した対照サンプルである。各々のサンプルについて使用した硬化剤は2, 5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンであり、カップ リング剤はイソシアヌル酸トリアリルであった。サンプル1〜5の各々に加えた フルオロカーボンポリマーの量を表Iに挙げる。 組成物を密閉式ミキサーにおいて混合し、押出してプレフォームを形成させ、 標準的な工業的実施方法に従ってフルオロカーボン粒状ポリマー成分の融解温度 より低い温度で圧縮成形して、#214 Oリングを形成させた。各々のOリン グを約320°F(160℃)において6分間プレス硬化させた後に、窒素雰囲 気中で約356°F(180℃)において4時間後硬化させた。引張強さ、伸び パーセント、100%及び50%モジュラス (前述した試験の各々は、ASTM法D−1414に従って行なった)、ジュロ メーター「M」、比重及び圧縮永久歪(ASTM法D−1414、#214 O リング)のような種々の物理的試験を、各々のサンプルに関して行ない、それら の結果を表Iに挙げる。 圧縮永久歪、或は圧縮の永久変形とは、エラストマー性材料が変形されたまま で、変形用圧縮荷重を取り去った後にそれの元の形状に戻らない性質を言う。圧 縮永久歪値は、材料が回復することができない元の撓みの百分率として表わす。 例えば、圧縮永久歪値0%は、材料が元の形状に完全に戻ることを示す。逆に、 圧縮永久歪値100%は、材料が、加えられた変形から全く回復しないことを示 す。圧縮永久歪値30%は、元の変形の70%が回復されたことを意味する。一 般的に、圧縮永久歪値が大きければ大きいほどシール漏れ速度がより大きいとい うことになる。シール漏れの量は、シール変形度、システム圧力、流体粘度及び 温度極限のような種々の要因に依存する。 ペルフルオロエラストマーCHEMRAZ 及びカーボンブラック14部から形成され た充実Oリングは、約400°F(204℃)において約70時間を越えて圧縮 永久歪値30%を有する(ASTM法D−1414、#214Oリング)。TEFL ON PA 12部にペルフルオロエラストマーCHEMRAZ 100部をブレンドさせて含 有するサンプル1のOリングの圧縮永久歪値は、たった26%であ る。本発明の方法に従って形成させたシールは、典型的には、代表的な従来技術 の不活性充填材を有するペルフルオロエラストマーCHEMRAZ の圧縮永久歪値に匹 敵し得る又はそれらより小さい圧縮永久歪値を有する。 表Iに示す通りに、本発明の種々のフルオロカーボン充填材を含有するサンプ ル番号1〜5についての100%及び50%モジュラス値並びにジュロメーター 「M」(Duro「M」)値は、カーボンブラックを含有するサンプル番号6のそれ らに匹敵し得る。 サンプル1〜6のOリングに、ASTM法D−471に従う浸漬試験を、浸食 性の強い(harsh)化学薬品を使用して室温において70時間施した。表IIは、サ ンプルOリングの93%硫酸の水溶液への浸漬試験の結果を提示する。表IIIは 、サンプルOリングの発煙硝酸への浸漬試験の結果を提示する。表IVは、サンプ ルOリングのペルフルオルトリブチルアミンへの浸漬試験の結果を提示する。サ ンプル1〜5にフルオロカーボン粒状ポリマーの種々の組合せを充填し、サンプ ル6は、カーボンブラックを充填した対照サンプルである。 表II、III及びIVに示す通りに、カーボンブラック充填材を含有する対照(サ ンプル6)は、これらの浸食性の強い化学薬品により、引張強さ、伸び、体積膨 潤度、及び硬度に関し、フルオロカーボン粒状ポリマーを充填したサンプルのい ずれよりも一層ひどく影響を受ける。従って、本発明に従って形成させたペルフ ルオロエラス トマー性組成物及び製品は、カーボンブラックのような慣用の充填材を含有する ペルフルオロエラストマーに比べて向上した耐化学薬品性を有する。 例2 本発明の方法に従って、ペルフルオロエラストマーCHEMRAZ 100部に、TEFL ON PA、シリカ(米国ペンシルバニア州チェスター所在のDegussa Corporation から商品として入手できるR−972)、xの値約0.9〜約1.0の範囲を有す るフルオログラファイト(Ozark Mahoningから商品として入手できる)及び二酸 化チタン(du Pont から商品として入手できる)を様々な量で、温度約140〜 160℃においてブレンドすることによって、エラストマー性組成物を製造した (サンプルA〜C)。サンプルDは、カーボンブラック14部を充填した対照サ ンプルである。各々のサンプルについて使用した硬化剤は、2,5−ジメチル− 2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサンであり、カップリング剤はイソ シアヌル酸トリアリルであった。サンプルA〜Cの各々に加えたフルオロカーボ ンポリマー及びその他の充填材の量を表Vに挙げる。 組成物を、上記の例1に記載するのと同じようにして混合しかつ標準的な工業 的実施方法に従って圧縮成形して#214 Oリングを形成させた。各々のOリ ングを、上記の例1に記載するのと同じようにしてプレス硬化させた後に、4時 間後硬化させた。種々の物理的試験を、各々のサンプルに関して行ない、それら の結果を表Vに挙げる。 サンプルA〜DのOリングに、ASTM法D−471 に従う浸漬試験を、浸食性の強い化学薬剤を使用して30日間施した。ヒドラジ ン及びn−メチルピロリドンを使用した浸漬試験を、室温で行なった。表VIは、 サンプルOリングのスチームへの浸漬試験の結果を提示する。表VIIは、サンプ ルOリングのヒドラジンへの浸漬試験の結果を提示する。表VIIIは、サンプルO リングのn−メチルピロリドンへの浸漬試験の結果を提示する。 表VI、VII 及びVIIIに示す通りに、対照(サンプルD)は、これらの浸食性の 強い化学薬品により引張強さ、伸び、体積膨潤度、及び硬度に関し、フルオロカ ーボン粒状ポリマーを充填したサンプルのいずれよりも全体的に一層ひどく影響 を受ける。従って、本発明に従って形成させたペルフルオロエラストマー性組成 物及び製品は、カーボンブラックのような慣用の充填材を含有するペルフルオロ エラストマーに比べて向上した耐化学薬品性を有する。 例3 本発明の方法に従って、ペルフルオロエラストマーCHEMRAZ 100部に、TEFL ON PA 及びxの値約0.9〜約1.0の範囲を有するフルオログラファイト(Ozar k Mahoningから商品として入手できる)を様々な量で、温度約140〜160℃ においてブレンドすることによって、エラストマー性組成物を製造した。これら のサンプルBB及びCCの各々に加えたフルオロカーボンポリマーの量を表IXに 挙げる。 本発明の組成物を、上記の例1に記載するのと同じようにして混合しかつ標準 的な工業的実施方法に従って圧縮成形して#214 Oリングを形成させた。各 々のOリングを、上記の例1に記載するのと同じようにしてプレス硬化させた後 に、4時間後硬化させた。これらのOリングを、du Pont から得られるKalrez( 登録商標)(No.4079)から形成された商品として入手できるOリング(サンプ ルAA)と比べた。 各々のOリングを、ブレークアウエイ及び動摩擦値、すなわち摩擦抵抗を湿潤 及び乾燥条件下で求めるために試験した。一般的に、ブレークアウエイ及び動摩 擦値が小さいシールはブレークアウエイ及び動摩擦値が大きいシールに比べて摩 耗するのが遅く且つ使用において一層長く持続するので、ブレークアウエイ及び 動摩擦値が小さいシールが望ましい。 各々のOリングを、図1に示す全体を10で示す摩擦装置を使用して試験した 。乾燥摩擦試験については、各々のシールを清浄な標準的グランド12内に設置 した。設置又は試験のいずれかの間、いずれのタイプの注油も行なわなかった。 図2は図1の一部を拡大した詳細な断面図であり、シールを試験するための棒材 16とグランド12との間に位置させたシール14を示す。装置10の棒材16 は、直径0.998インチ(2.53cm)及び8〜12Ra 仕上げを有する硬質 クロムであった。グランドは、直径1.242インチ(3.155cm)及び長さ 0.170インチ(0.432m)を有していた。 試験圧力は、0psi(0kg/cm2)であった。棒材を、1回の試験につ き速度6インチ/秒(15cm/秒)及びストローク長さ6インチ(15cm) で30サイクルの間サイクルさせた。各々のOリングについて動摩擦力値を求め るために、棒材を静的条件下に4時間保った。湿潤試験については、棒材及びグ ランドの両方に、試験する前に、Mil-H-5606油を注油した。次いで、 湿潤試験を上述した乾燥試験と同じようにして行なった。 各々のOリングについての動摩擦及びブレークアウエイ摩擦力値を、慣用の力 トランスジューサー及び図1において「CRT」として表示するコンピューター 処理されるデータ収集系を使用して記録した。各々のOリングについての動摩擦 及びブレークアウエイ摩擦力値を、表IXに挙げる。データ記録系の詳細について は、当業者が本発明を理解するのに必要なものではないから、それ以上の詳細に ついては、省くことにする。 表IX及び図3に示す通りに、サンプルBB及びCCのOリング(これらの各々 は、本発明の方法に従って製造した)についての湿潤及び乾燥の両方の条件下で の動摩擦力値は、Kalrez Oリング(サンプルAA)についての動摩擦力値に比 べて小さい。同様に、表IX及び図4に示す通りに、サンプルBB及びCCのOリ ング(これらの各々は、本発明の方法に従って製造した)についての湿潤及び乾 燥の両方の条件下でのブレークアウエイ摩擦力値は、Kalrez Oリング(サンプ ルAA)についてのブレークアウエイ摩擦力値に比べて小さい。従って、本方法 に従って形成されたOリングについての動摩擦及びブレークアウエイ摩擦力値は 、共に、非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーを有しない Kalrez か ら形成されたOリングについての動摩擦及びブレークアウエイ摩擦力値に比べて 小さく、従って、摩耗を受けにく い。 多数の動的シーリング用途において、トルク始動が小さいこと、運転摩擦が小 さいこと及び摩耗の減少は、シール性能を評価する際の重要な考慮すべき事項で ある。本発明に従って製造されるペルフルオロエラストマー生成物は、これらの 充填材を有する及び有しない組成物の摩擦係数を詳しく述べる表Vに示す通りの これらの向上をもたらす。 当業者ならば、上記の実施態様に、広い発明の概念から逸脱しないで変更をな し得ることを認めるものと思う。従って、本発明は、開示する特定の実施態様に 限定されるものでなく、請求の範囲に記載する通りの本発明の精神及び範囲内の 変更態様を含む意図であることは理解される。
【手続補正書】 【提出日】1996年6月7日 【補正内容】 請求の範囲 1.ペルフルオロエラストマーと(CFxn (ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトと非フィブリル化性粒状フルオロカーボ ンポリマーとの混合物を含む、改善された耐化学薬品性を有するエラストマー組 成物。 2.ペルフルオロエラストマーがテトラフルオルエチレンとペルフルオルアルキ ルビニルエーテルと過弗素化硬化部位モノマーとのターポリマー(前記過弗素化 硬化部位モノマーはターポリマーの架橋を可能にする官能基を含む)である、請 求の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 3.カーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリウム、シリカ、ポリマー 系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添加剤をさらに含む、請求 の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 4.可塑剤が過弗素化アルキルポリエーテルである、請求の範囲第3項記載のエ ラストマー組成物。 5.フルオロカーボンポリマーが(1)低分子量ポリテ トラフルオロエチレンホモポリマー、並びに(2)テトラフルオルエチレンとヘ キサフルオルプロピレン及びペルフルオルアルキルビニルエーテルの内の少なく とも1種とのコポリマーより成る群から選択される、請求の範囲第1項記載のエ ラストマー組成物。 6.第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するためのシールであっ て、 ペルフルオロエラストマーと(CFxn (ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトと非フィブリル化性粒状フルオロカーボ ンポリマーとの混合物を含み、流体に対する改善された耐化学薬品性及びシール の表面における低減された摩擦係数を有する前記シール。 7.Oリングの形状で形成された、請求の範囲第6項記載のシール。 8.第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するためのエラストマー シールの耐化学薬品性を高め且つシールの表面における摩擦係数を低減させる方 法であって、 テトラフルオルエチレンとペルフルオルアルキルビニルエーテルと過弗素化硬 化部位モノマーとのターポリマ ー(前記過弗素化硬化部位モノマーはターポリマーの架橋を可能にする官能基を 含む)から成るペルフルオロエラストマーと非フィブリル化性フルオロカーボン 粒状ポリマーとを混合してエラストマー組成物を形成させ、 非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い加工温 度においてエラストマー組成物を加工して、フルオロカーボンポリマーを粒子の 形状に保ちながらエラストマー組成物全体にフルオロカーボンポリマーを分散さ せてエラストマーシールを形成させ、シールが高められた耐化学薬品性及びシー ルの表面における低減された摩擦係数を有するようにする ことを含む、前記方法。 9.エラストマー組成物をカーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリウ ム、シリカ、ポリマー系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添加 剤と混合する工程をさらに含む、請求の範囲第8項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C08K 3/36 C08K 3/36 9/02 KJP 9167−4J 9/02 KJP // C09K 3/10 9356−4H C09K 3/10 M (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ ,LK,LT,LU,LV,MD,MG,MN,MW, NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,S E,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ペルフルオロエラストマーと(CFxn (ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトとの混合物を含む、改善された耐化学薬 品性を有するエラストマー組成物。 2.ペルフルオロエラストマーがテトラフルオルエチレンとペルフルオルアルキ ルビニルエーテルと過弗素化硬化部位モノマーとのターポリマー(前記過弗素化 硬化部位モノマーはターポリマーの架橋を可能にする官能基を含む)である、請 求の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 3.弗素化グラファイトが約1〜約50μの平均粒径を有する、請求の範囲第1 項記載のエラストマー組成物。 4.弗素化グラファイトがエラストマー組成物の約30重量%までを占める、請 求の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 5.弗素化グラファイトがエラストマー組成物の約5〜約15重量%を占める、 請求の範囲第4項記載のエラス トマー組成物。 6.混合物が非フィブリル化性粒状フルオロカーボンポリマーをさらに含む、請 求の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 7.カーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリウム、シリカ、ポリマー 系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添加剤をさらに含む、請求 の範囲第1項記載のエラストマー組成物。 8.可塑剤が過弗素化アルキルポリエーテルである、請求の範囲第7項記載のエ ラストマー組成物。 9.第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するためのシールであっ て、 ペルフルオロエラストマーと(CFxn (ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトとの混合物を含み、流体に対する改善さ れた耐化学薬品性及びシールの表面における低減された摩擦係数を有する前記シ ール。 10.Oリングの形状で形成された、請求の範囲第9項記載のシール。 11.ペルフルオロエラストマーの耐化学薬品性を改善し且つ強度を高める方法 であって、 ペルフルオロエラストマーと非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマー 及び(CFxn (ここで、xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトとを混合してエラストマー組成物を形成 させ、 非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い加工温 度においてエラストマー組成物を加工して、フルオロカーボンポリマー及び弗素 化グラファイトを粒子の形状に保ちながらペルフルオロエラストマー全体にフル オロカーボンポリマー及び弗素化グラファイトを分散させる ことを含む、前記方法。 12.ペルフルオロエラストマーがテトラフルオルエチレンとペルフルオルアル キルビニルエーテルと過弗素化硬化部位モノマーとのターポリマー(前記過弗素 化硬化部位モノマーはターポリマーの架橋を可能にする官能基を含む)である、 請求の範囲第11項記載の方法。 13.フルオロカーボンポリマーが、低分子量ポリテトラフルオルエチレンホモ ポリマー、並びにテトラフルオ ルエチレンとヘキサフルオロプロピレン及びペルフルオルアルキルビニルエーテ ルの内の少なくとも1種とのコポリマーより成る群から選択される、請求の範囲 第11項記載の方法。 14.弗素化グラファイトが約1〜約50μの平均粒径を有する、請求の範囲第 11項記載の方法。 15.弗素化グラファイトがエラストマー組成物の約30重量%までを占める、 請求の範囲第11項記載の方法。 16.弗素化グラファイトがエラストマー組成物の約5〜約15重量%を占める 、請求の範囲第11項記載の方法。 17.エラストマー組成物をカーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリ ウム、シリカ、ポリマー系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添 加剤と混合する工程をさらに含む、請求の範囲第11項記載の方法。 18.可塑剤が過弗素化アルキルポリエーテルである、請求の範囲第17項記載 の方法。 19.加工温度が約180℃未満である、請求の範囲第11項記載の方法。 20.第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するためのエラストマ ーシールの耐化学薬品性を高め且つシールの表面における摩擦係数を低減させる 方法であって、 ペルフルオロエラストマーと非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマー 及び(CFxn (ここで、Xは約0.25〜約1.20の範囲であり、nは少なくとも約103 である) の組成を有する粒状弗素化グラファイトとを混合してエラストマー組成物を形成 させ、 非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い温度に おいてエラストマー組成物を加工して、フルオロカーボンポリマー及び弗素化グ ラファイトを粒子の形状に保ちながらエラストマー組成物全体にフルオロカーボ ンポリマー及び弗素化グラファイトを分散させてエラストマーシールを形成させ 、シールが高められた耐化学薬品性及びシールの表面における低減された摩擦係 数を有するようにする ことを含む、前記方法。 21.第一の部材と第二の部材との間の流体の漏れを防止するためのエラストマ ーシールの耐化学薬品性を高め 且つシールの表面における摩擦係数を低減させる方法であって、 テトラフルオルエチレンとペルフルオルアルキルビニルエーテルと過弗素化硬 化部位モノマーとのターポリマー(前記過弗素化硬化部位モノマーはターポリマ ーの架橋を可能にする官能基を含む)から成るペルフルオロエラストマーと非フ ィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーとを混合してエラストマー組成物を 形成させ、 非フィブリル化性フルオロカーボン粒状ポリマーの溶融温度よりも低い加工温 度においてエラストマー組成物を加工して、フルオロカーボンポリマーを粒子の 形状に保ちながらエラストマー組成物全体にフルオロカーボンポリマーを分散さ せてエラストマーシールを形成させ、シールが高められた耐化学薬品性及びシー ルの表面における低減された摩擦係数を有するようにする ことを含む、前記方法。 23.エラストマー組成物をカーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリ ウム、シリカ、ポリマー系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添 加剤と混合する工程をさらに含む、請求の範囲第21項記載の方法。 24.シールがOリングの形状で形成される、請求の範囲第21項記載の方法。 25.加工温度が約180℃未満である、請求の範囲第21項記載の方法。 26.混合物が非フィブリル化性粒状フルオロカーボンポリマーをさらに含む、 請求の範囲第9項記載のシール。 27.フルオロカーボンポリマーが(1)低分子量ポリテトラフルオロエチレン ホモポリマー、並びに(2)テトラフルオルエチレンとヘキサフルオルプロピレ ン及びペルフルオルアルキルビニルエーテルの内の少なくとも1種とのコポリマ ーより成る群から選択される、請求の範囲第20項記載の方法。 28.ペルフルオロエラストマー及びフルオロカーボン粒状ポリマーを粒状弗素 化グラファイトと混合する工程をさらに含む、請求の範囲第21項記載の方法。 29.フルオロカーボンポリマーが(1)低分子量ポリテトラフルオロエチレン ホモポリマー、並びに(2)テトラフルオルエチレンとヘキサフルオルプロピレ ン及びペルフルオルアルキルビニルエーテルの内の少なくとも1種とのコポリマ ーより成る群から選択される、請求の範囲第21項記載の方法。 30.エラストマー組成物をカーボンブラック、クレー、二酸化珪素、硫酸バリ ウム、シリカ、ポリマー系繊維、硬化剤及び可塑剤より成る群から選択される添 加剤と混合する工程をさらに含む、請求の範囲第21項記載の方法。 31.シールがOリングの形状で形成される、請求の範囲第21項記載の方法。 32.加工温度が約180℃未満である、請求の範囲第21項記載の方法。
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