JPH08512015A

JPH08512015A - 比率選択可能なディスペンサ装置

Info

Publication number: JPH08512015A
Application number: JP7503564A
Authority: JP
Inventors: ジョンカタネオ，ラルフ; ジョシュアタンネンバウム，ロバート
Original assignee: ジョンカタネオ，ラルフ; ジョシュアタンネンバウム，ロバート
Priority date: 1993-06-29
Filing date: 1994-06-23
Publication date: 1996-12-17
Also published as: EP0712376A4; AU7250394A; WO1995001301A1; EP0712376A1; CA2164214A1; US5385270A

Abstract

(57)【要約】容器（１２）と選択装置部材（３０）とを有する、２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置。前記容器は、小出し端部（２２）と、可撓的で連続した外壁（１４）と、可撓的な内部隔壁（１６）とを備えており、前記内部隔壁が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバ（１８、２０）に隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっている。前記選択装置部材は、前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置されており、単一の開口部（３２）を有している。前記選択装置部材は、前記容器に対して連続した所定位置まで選択的に回転させることができ、前記所定位置において、前記選択装置部材の開口部は、前記各チャンバの開口端部と完全に合致するか、部分的に合致するか、合致しないかのいずれかであり、前記容器の外壁を圧縮すると、所定量の流動体が小出しされるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】比率選択可能なディスペンサ装置発明の分野本発明は、一般的には２つの流動可能な物質（流動体）を共に小出しするための装置に関し、より詳細には、２つの流動体の混合物を、保持、選択し、使用者が選択可能な比率で共に小出しするためのディスペンサに関する。発明の背景異なる流動体を保持するための複数のチャンバを有するディスペンサ装置は、一般に知られている。ある先行技術によるディスペンサでは、流動体は、容器内で隔てられた圧縮可能なチャンバ内に貯蔵され、各チャンバは浸漬管を備えている。容器の上部には、計量および混合を行う出口部分が固定されている。計量機構には、連続したカムが取り付けられている軸体と、これらのカムを回転させるための制御要素として機能する該軸体に結合された選択ダイヤルとが含まれており、各カムは、回転方向に配置されて、それぞれ対応する浸漬管を一定程度締め付け、それによって各チャンバから出口部分への成分流量を決定する。別の先行技術による、２種類の流動体についてその混合物を保持、計量、混合および小出しするためのディスペンサは、２種類の流動体を受容するための２つの区画と、１個の円筒形ネックとを有する容器を備えており、この容器上部に位置する円筒形ネックは、該容器の対応するチャンバとそれぞれ連絡する第１および第２の内腔を含んでいる。この円筒形ネックの上方には、前記第１および第２の内腔と連絡する円筒形混合チャンバが配置されており、このチャンバは、上端部に、前記２種類の流動体の出口となる第３の内腔を具備している。このディスペンサはまた、中央開口部を有する選択ダイヤルを備えており、このダイヤルは、前記区画の一方から流動体を小出しするための第１の内腔の上方に、同中心的に配置されている。この同中心的に配置された選択ダイヤルの周縁部には、多様な直径を有する複数の計量開口部が配置されており、選択ダイヤルが回転するにつれ、これらの開口部が第２の内腔を横切ることによって、もう一方の区画から小出しされる流動体を調節できるようになっている。さらに別の先行技術によるディスペンサは、小出し端部と貯蔵チャンバとを有する円筒形のハウジングを備えており、この貯蔵チャンバには、取り付け台上に着脱可能に取り付けられた、流動体を受容するための一対の容器が封入されている。この取り付け台には、中央突起を有する環状の表面上に、一対の開口部が設けられており、この中央突起を中心に選択ダイヤルが回転する構造になっている。この中央突起は、流動体を通すため、前記開口部と固定された直線関係をなす一対の通路を備えている。前記環状表面上には、大きさの異なる複数の開口部を設けた調節円盤が可動的に配置されており、この円盤は前記中央突起を中心に回転する。この円盤が前記選択ダイヤルの回転に応じて動くと、円盤の選択された開口部が、台の開口部とそれに対応する通路との間に合致し、それによって各容器内の流動体を、前記小出し端部において混合関係にすることが可能となる。上述の先行技術によるディスペンサでは、容器内のチャンバの開口部を、ダイヤル弁または調節円盤によって切り換えることにより、計量を行って流動体の流量を制限し、そのような制限によって液体の比率を変化させている。これらのディスペンサは、圧縮可能な外側容器内の圧縮可能なチャンバに、均等な圧力を加えることによって流動体を小出しするという、誤った着想によるものであった。すなわち、孔の直径が狭い場合に、前記のように圧力を加えると、加える圧力量の作用以外の、いかなる予測可能な方法によっても、前記の孔から押し出される流動体の量を変化させることは不可能である。先行技術によるディスペンサのもう１つの短所は、それらすべてが比較的複雑な構造を採用しているため、製造コストが比較的高くなるということである。本発明による、２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置によって、上述の先行技術によるディスペンサに固有な、多くの短所を克服することができる。本発明による、この装置では、流動体の流量は、ある予測可能な方法で加えられる圧力に比例して変化する。ある実施例では、このディスペンサ装置は、小出し端部と、可撓的な外壁と、可撓的な内部隔壁とを有する容器を具備しており、この内部隔壁は該容器を、ほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、それらのチャンバは、開口端部を有し、それぞれ異なる流動体を受容するようになっている。前記チャンバの開口端部と、前記容器の小出し端部との間には、単一の開口部を有する選択装置部材が配置されている。この選択装置部材は、前記容器に対して、連続した位置関係をもつように選択的に回転させることができ、それらの位置関係に応じて、前記チャンバの開口端部を比例的な比率で、完全に制限するか、または部分的に制限するようになっている。前記容器の外壁を圧縮すると、前記選択装置部材が前記チャンバの開口端部を制限した結果生ずる背圧またはその欠如に応じて、前記の可撓的な内部隔壁が、前記チャンバ内の圧力を配分することにより、前記チャンバの開口端部における特定の圧力を調節する。このようにしてチャンバ間の圧力差が発生することによって、各チャンバの開口部を通過する流動体の流量が予測可能となる。前記先行技術による、選択可能な混合を行うディスペンサでは、圧力が変化すると、各流動体の流出量が変化し、それら流動体の混合物を、選択可能な比率による均質な状態で取り出すことが困難となるため、容器に均一かつ不変の圧力を加える場合にのみ正常に作用するようになっているが、上述のように本発明によれば、そのような非実用的な設計を克服することができる。本発明によるディスペンサ装置の、もう１つの実用的利点は、その構造によって、簡潔な設計が可能となり、計量装置および混合装置を使用する先行技術によるディスペンサよりも組み立て費用を節減できるという点である。発明の要約要約すると、本発明は、２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置からなる。ある実施例では、このディスペンサ装置は、可撓的で全体的に連続した外壁と、可撓的な内部隔壁とを有する容器を具備しており、この内部隔壁は該容器を、ほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、それら各チャンバは、それぞれ異なる流動体を受容するようになっている。前記の容器は、全体的に開いている小出し端部と、全体的に閉じた端部とを有している。前記各チャンバは、前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口している端部を有している。前記チャンバの開口端部と、前記容器の小出し端部との間には、所定の寸法および所定の形状による単一の開口部を有する、選択装置部材が配置されており、この選択装置部材は、前記容器に対して選択的に回転させることができる。すなわち、この選択装置部材を、前記開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致して、もう一方のチャンバの開口端部がこの選択装置部材によって完全に閉塞される第１の位置から、前記開口部が前記両方のチャンバの開口端部の一部に合致して、両チャンバの残余の部分がこの選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して、前記一方のチャンバの開口端部がこの選択装置部材によって閉塞される第２の位置まで回転させることができる。前記容器の外壁を圧縮すると、所定量の流動体が前記容器の小出し端部から小出しされるが、その際、該所定量を構成する、前記２つのチャンバからの流動体の比率は選択的に変更可能であり、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合、一方のチャンバから100％、もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合、一方のチャンバから０％、もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が前記中間位置にある場合、前記２つの場合の中間における所望の比率である。図面の簡単な説明上述の要約は、後述する本発明の好ましい実施例と同様、付属の図面と合わせて読んだ場合に、より良く理解できるであろう。本発明を説明するため、付属の図面には、好ましい実施例が示されているが、本発明が、図示されている配置および手段のみに限定されないことを理解されたい。図１は、本発明によるディスペンサ装置に関する第１の実施例の縦断面図である。図２は、図１に示すディスペンサ装置の、図１の２−２線に沿った断面図である。図３は、図１に示すディスペンサ装置の、図１の３−３線に沿った断面図である。図４は、本発明によるディスペンサ装置に関する第２の実施例の断面図である。図５は、前記ディスペンサ装置に関する第２の実施例のもう１つの断面図である。図６は、本発明によるディスペンサ装置に関する第３の実施例の縦断面図である。図７は、図６に示すディスペンサ装置の、図６の７−７線に沿った断面図である。図８は、図６に示すディスペンサ装置の、図６の８−８線に沿った断面図である。図９は、図６に示すディスペンサ装置におけるボール逆止弁の配置に関する拡大部分図である。好ましい実施例の詳細な説明本発明は、多くの異なる形態にて具体化し得るが、本明細書および付属する図面は、本発明の利用例として、ある特定の形態を開示しているにすぎない。本発明は、ここに記述する実施例に限定されるものではなく、また本発明の範囲は、後述の請求の範囲により指定される。図面を詳細に参照すると、同じ数字の符号が全図面にわたって同じ要素を示している。図１、図２および図３には、２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするためのディスペンサ装置に関する、第１の実施例が示され、全体的には符号１０で指定されている。図１は、以下ディスペンサ１０として参照されるディスペンサ装置１０の縦断面図である。ディスペンサ１０は、可撓的で全体的に連続した外壁１４と可撓的な内部隔壁１６とを有する容器１２を具備している。図２に示すように、内部隔壁１６は容器１２を、ほぼ均等な２つのチャンバ１８と２０とに隔てており、チャンバ１８および２０は、ほぼ半円形の横断面を有している。チャンバ１８および２０は、それぞれ異なる流動体を受容するようになっている。これら２種類の流動体は、容器１２から小出しする際に、所望の比率で混合されるべき種類のものである。図１に示すように、容器１２は、全体的に開いており、かつ外側にねじ山を設けた小出し端部２２と、全体的に閉じている端部２４とを有している。外側にねじ山を設けた端部２２には、端部蓋２５が、ねじ取り付けされている。各チャンバ１８および２０は、容器１２の小出し端部２２に近接して開口している開口端部２６および２８をそれぞれ有している。本実施例では、容器１２は、望ましくは円筒形状をなし、容器１２、隔壁１６および蓋２５は、高分子材料から形成または成型されている。しかしながら、容器１２、隔壁１６および蓋２５に関して、他の形状、構成、材料、製造方法も適合することは、当業者から見て明らかである。例えば、容器１２の壁１４および隔壁１６は弾性を持つ材料で形成することが可能であり、それによって使用者は小出し操作中に外壁１４を圧搾でき、その結果生ずるチャンバ１８と２０との圧力差に応じて、隔壁１６は変位するか、または曲がることが可能となる。蓋２５は、望ましくは硬質プラスチックなど非弾性で、より硬質な材料で形成すべきである。当業者から見て、容器１２、隔壁１６および蓋２５の材料選択が、小出しする流動体の種類に依存しており、またその流動体の種類に適合しなければならないことも明らかである。選択装置部材３０は、チャンバ１８および２０の開口端部２６、２８と、容器１２の小出し端部２２との間に配置されており、使用者が容器１２に対して選択的に回転させることができる。図１に示すように、選択装置部材３０は、溝３１ｃを形成するために離間して配置されている円形の肩部３１ａ、３１ｅを備えている。容器１２の小出し端部２２は、選択装置部材３０の溝３１ｃ内に受容される、内向きに延びたほぼ円形の肩部３１ｂと、選択装置部材３０の肩部３１ｅを受容するほぼ円形の溝３１ｄとを備えている。選択装置部材３０の肩部３１ａは、前記容器の小出し端部２２の上面３１ｆに載置されている。肩部３１ａ、３１ｂ、３１ｅおよび溝３１ｃ、３１ｄは協働して選択装置部材３０を適切に支持する一方、容器１２に対して選択装置部材３０の回転を可能にしている。本実施例では、選択装置部材３０は全体的に平坦な円盤状部材であり、望ましくは硬質高分子材料で形成される。選択装置部材３０の肩部３１ｅおよび溝３１ｃは、容器１２の小出し端部２２の、それぞれ対応する溝３１ｄおよび肩部３１ｂよりも小さな直径を有しており、それにより選択装置部材３０を容器１２に対して選択的に回転させることができる。選択装置部材３０は、完全に貫通して延在する単一の開口部３２を備えており、開口部３２は、所定の寸法と、所定の形状とを有している。図１から３に示される本実施例では、容器１２は円筒形であり、チャンバ１８および２０の横断面は半円形であり、選択装置部材の開口部３２は、ほぼ半円形の形状をなしており、全体的にチャンバ１８と２０それぞれの横断面に一致する寸法を有している。選択装置部材の開口部３２の寸法と形状が、容器の寸法と形状および特定の用途または使用法に応じて変えられることは、当業者には理解されることである。使用に際して、ディスペンサ装置１０のチャンバ１８および２０は、最初に２種類の異なる、望ましくは融和的に混合可能な流動体で満たされる。次に使用者は、選択装置部材３０を容器１２に対して、２種類の流動体を所望の比率で小出しするための位置まで回転させる。この際、選択装置部材３０は、開口部３２が一方のチャンバ１８の開口端部２６に合致して、もう一方のチャンバ２０の開口端部２８が選択装置部材３０によって完全に閉塞または制限される第１の位置まで回転させることもでき、また、開口部３２がもう一方のチャンバ２０の開口端部２８に合致して、一方のチャンバ１８の開口端部２６が選択装置部材３０によって閉塞または制限される第２の位置まで回転させることもできる。さらに選択装置部材３０を、第１および第２の位置の間の、複数の中間位置（その一例を図３に示す）まで回転させることもできる。これらの中間位置では、開口部３２は各チャンバ１８、２０の開口端部２６、２８の一部に合致して、各チャンバ１８、２０の残余の部分が選択装置部材３０によって閉塞または制限される。次に使用者が容器１２の可撓的な外壁１４を圧迫すると、チャンバ１８と２０のうち一方からの流れ抵抗により発生する、より高い方の圧力に応じて、可撓的な隔壁１６が変位する。これによって、チャンバ１８と２０のうち、チャンバ１８と２０との圧力差によってより低い流れ抵抗が生じる、もう一方のチャンバにおける圧力が増大し、その結果、各チャンバ１８、２０から排出される流動体の全体量についての予測可能な変化に対処することができる。このようにして、容器１２の小出し端部２２から、所定量の流動体を小出しする際、２つのチャンバ１８、２０からの流動体の比率を、選択装置部材３０の位置によって選択的に変化させることができる。その比率は、選択装置部材３０が前記第１位置にある場合、チャンバ１８から100％、チャンバ２０から０％であり、選択装置部材３０が前記第２位置にある場合、チャンバ１８から０％、チャンバ２０から100％であり、選択装置部材３０が中間位置にある場合、それらの間における所望の比率である。図４および図５には、本発明の第２の実施例によるディスペンサ装置が示されており、この装置は、上述の図１から図３に関する装置と同じ要素を含んでいる。しかしながら第２の実施例では、選択装置部材３３は、ほぼ四半円形状かつ、チャンバ１８、２０の各開口端部２６、２８のほぼ半分に一致した寸法の、単一の開口部３４を備えている。さらに、ほぼ半円形の閉塞部材３５が、チャンバ１８、２０の開口端部２６、２８と選択装置部材３３との間に配置されている。閉塞部材３５は、ほぼ半円形の開口部３６を有しており、各チャンバ１８、２０の開口端部２６、２８の半分が閉塞部材３５によって常に閉塞されるようにチャンバ１８、２０に対して位置している。本実施例では、閉塞部材３５は容器１２と一体的に形成されている。しかしながら、容器１２と閉塞部材３５に関して、その他の構成材料や構成形状も適合することは、当業者から見て明らかである。本発明の第２の実施例によるディスペンサ装置は、上述の図１から図３に関するディスペンサ装置と本質的に同様に動作する。唯一の相違点は、選択装置部材３３を閉塞部材３５の非開口部に合致するように、容器１２に対して回転させると、チャンバ１８と２０の双方とも流動体を小出しすることが妨げられるという点である。図６から図９には、本発明による、使用者が選択可能な比率で２種類の流動体を小出しするためのディスペンサ装置について第３の実施例が示されており、全体として符号３８で指定されている。この第３の実施例は、全体的に連続した外壁４２と、内部仕切り部材４４とを有する、ほぼ円筒形の容器４０を備えている。内部仕切り部材４４は、容器４０を、横断面がほぼ半円形の、２つのほぼ均等なチャンバ４６と４８とに隔てている。容器４０は、全体的に開いており、かつ外側にねじ山を設けた小出し端部５０と、全体的に閉じている端部５２とを有している。各チャンバ４６および４８は、容器４０の小出し端部５０に近接して全体的に開口している端部５４および５６を有している。本実施例では、容器４０は、望ましくはほぼ円筒形状をなし、容器４０および仕切り部材４４は、弾性プラスチックまたは硬質プラスチックなどの高分子材料から形成または成型される。しかしながら、容器４０および仕切り部材４４に関して、他の形状、構成、材料、製造方法も適合することは、当業者から見て明らかである。ディスペンサ装置３８は、前記チャンバの開口端部５４、５６と、容器４０の小出し端部５０との間に配置された選択装置部材５８を備えており、この選択装置部材５８は容器４０に対して選択的に回転させることができる。選択装置部材５８は、単一の開口部６０を有している。本実施例によれば、選択装置部材５８は、図１から図３に関して上述した選択装置部材３０と実質上同様であることが望ましい。さらに、選択装置部材５８は、図１から図３に関して選択装置部材３０と容器１２の小出し端部２２との相互連結について上述した方法により、容器４０の小出し端部５０と相互に連結しているが、これは、選択装置部材５８を容器４０に対して選択的に回転可能とするためである。ディスペンサ装置３８はさらに、全体として符号６２で示されるポンプを備えている。このポンプ６２は、ディスペンサの技術においては一般に公知の形式のものであり、小出し出口６４と、入口端部６５とを備えている。ハウジング部材６６は、入口端部６５と出口６４との間に配置されて、入口端部６５と小出し出口６４とを接続している。ハウジング部材６６内には、上部および下部の球部材６７、６８と、上部球部材６７および下部球部材６８をそれぞれ小出し出口６４および入口端部６５に対して付勢し、一対の片方向逆止弁を形成している、ばね部材６９とが封入されている。上部蓋部材７０は、ポンプ６２の小出し出口６４を支持する第１の端部７１と、容器４０の小出し端部５０にねじ固定される、内側にねじ山を設けた第２の端部７２とを有している。図６に示すように、本実施例のポンプ６２は、スキンローション、液体石鹸その他多くの物質の小出しのためのディスペンサとして広く使用されている、標準的な二重ボール弁アクチュエータ・ポンプである。しかしながら、容器４０の小出し端部５０から吸引を行うものであれば、その他の形式のポンプであっても代替手段として使用できることは、当業者から見て明らかである。混合チャンバ７４は、選択装置部材５８とポンプ６２の入口端部６５との間に配置され、選択された比率の流動体を受容し、混合するためのものである。混合チャンバ７４は、第１の端部７６と、第２の端部７８とを備えている。混合チャンバ７４の第２端部７８は、各チャンバ４６、４８の開口端部５４、５６と、選択装置部材の開口部６０を介して流体により連絡しており、混合チャンバ７４の第１端部７６は、ポンプ６２の入口端部６５と流体により連絡している。内側と外側にねじ山を設けた下部蓋部材８０は、混合チャンバ７４を、容器４０の、外側にねじ山を設けた小出し端部５０に、解放可能に固定している。望ましくは、混合チャンバ７４は全体として先細の円錐台形であり、下部蓋部材８０は、全体として先細の表面によって混合チャンバ７４の先細面に係合する開口部を備えている。混合チャンバ７４および下部蓋部材８０は、望ましくは高分子材料から形成または成型される。しかしながら、混合チャンバ７４および下部蓋部材８０に関して、他の形状、構成、材料、製造方法も適合することは、当業者から見て明らかである。図６および図９では、細長い管体８２が各チャンバ４６と４８の内部に位置しており、各管体は、第１の端部８４と第２の端部８６とを有している。各管体８２の第１端部８４は、各チャンバ４６、４８の開口端部５４、５６にそれぞれ近接して支持されている。図９に示すように、各管体８２の第１端部８４は、対をなす上部および下部抑制部材８８、９０を備えている。球９２は、各管体８２内の、上部抑制部材８８と下部抑制部材９０の各対の間に位置し、逆止弁を形成している。各管体８２内にある下部抑制部材９０の各対には、開口部９４が形成されている。ポンプ６２の動作中は、各チャンバ４６、４８から流動体が選択装置部材５８を通って混合チャンバ７４内に流入している間、それら各チャンバ４６、４８からの流動体は、それぞれ前記の開口部９４を通過する。一方、ポンプが活動していない時には、球９２は下部抑制部材９０に着座して、混合チャンバ７４内で混合された流動体のチャンバ４６、４８への逆流を防止する。本実施例によれば、抑制部材８８、９０は、第１端部８４に近接して各管体８２内に延びる突起の形状をなしており、球９２は、球形の構造を有している。しかしながら、抑制部材８８、９０と球９２に関して、その他の構成形状も適合することは、当業者から見て明らかである。各管体８２の第２端部８６は、流動体の除去を容易にするため、各チャンバ４６、４８における下部の閉じた端部に近接して位置している。当業者から見て、容器４０、選択装置部材５８、管体８２、球９２、混合チャンバ７４およびポンプ６２の材料選択が、使用する流動体の種類に適合すべきことは明らかである。図６では、上部蓋部材７０の端部７２を下部蓋部材８０外側のねじ山にねじ係合させて、ポンプ６２と容器４０の小出し端部５０とを流体により連絡させることにより、本実施例によるディスペンサ装置のすべての組み立てが完成する。使用時には、ディスペンサ装置３８のチャンバ４６、４８は、それぞれ異なっているが融和性を持つ流動体で満たされる。本発明の第１の実施例に関して上述したのと同様に、選択装置部材５８を容器４０に対し選択的に回転させると、選択装置部材の開口部６０と各チャンバの開口端部５４、５６との合致に関する所望の比率がもたらされる。小出し出口６４に下向きの力を加えてポンプ６２を動作させるまでは、ハウジング部材６６内のばね部材６９は、上部球部材６７および下部球部材６８をそれぞれポンプ６２の小出し出口６４および入口端部６５に対して付勢し、それより先に混合されたハウジング部材６６内の流動体混合物を保持する。さらに、各管体８２内に配置された各球９２は、下部抑制部材９０に着座して、混合チャンバ７４内で混合された流動体のチャンバ４６、４８への流入を防止する。ポンプ３８の小出し出口６４に下向きの力を加えると、ハウジング部材６６内の混合物は与圧され、それにより上部球部材６７を下方に変位させ、下部球部材６８に入口端部６５を閉鎖させる。同時にハウジング部材６６内の混合物は上部球部材６７の周囲を流れ、小出し出口６４を通って小出しされる。小出し端部６２を解放すると、上部球部材６７は小出し出口６４を閉鎖し、ハウジング部材６６は膨張して部分的な減圧状態を創り出し、それにより下部球部材６８は上昇して入口端部６５を開口させ、ハウジング部材６６を混合チャンバ７４と流体により連絡させる。混合チャンバ７４内の混合物は、前記の部分的減圧状態によってハウジング部材６６内に吸引され、混合チャンバ７４内にもう１つの部分的減圧状態を創り出し、それによって球９２は下部抑制部材９０から上昇し、下部抑制部材９０の各対に形成されている開口部９４が開かれる。上部抑制部材８８は、球９２が選択装置部材の開口部６０を通り抜けるのを防止する。各チャンバ４６、４８からの流動体は、各管体８２を通り、各球９２の周囲を抜け、選択された比率で選択装置部材の開口部６０を通って、ハウジング部材６６および混合チャンバ７４内に吸引される。ハウジング部材６６および混合チャンバ７４が流動体混合物で最大限に満たされると、自然の重力によって球９２は下部抑制部材９０に押し付けられる。このようにして、管体８２、下部抑制部材９０および球９２は片方向逆止弁を形成し、この弁は、混合チャンバ内で混合された流動体のチャンバ４６、４８への逆流を防止する。したがって、各チャンバ４６、４８内において、異なる流動体の混入は防止される。これまでの記述によって、本発明が、２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための改良された装置からなることは明らかである。当業者には、上述の実施例に対する変更が、本発明の広範な概念を逸脱することなく可能であることが理解されるであろう。したがって、本発明は、ここで開示された特定の実施例に限定されるものではなく、後述の請求の範囲の記載により画定される本発明の範囲内での種々の変形例をも包含するものである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９５年５月１１日【補正内容】請求の範囲１．使用者が選択可能な比率の２種類の異なる流動体を有する複合流動体を小出しするための装置において、（ａ）可撓的で全体的に連続した外壁と可撓的な内部隔壁とを有する容器であって、前記内部隔壁が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが前記異なる流動体の一方を受容するようになっており、又、全体的に開いた小出し端部と全体的に閉じた端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、所定の寸法と所定の形状を有した単一の開口部を備え、前記開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの開口端部の残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることができ、前記複合流動体は前記外壁を圧縮すると前記容器の小出し端部から小出しされ、各前記異なる流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であるようにした選択装置部材と、を有することを特徴とするディスペンサ装置。２．前記容器がほぼ円筒形であり、前記各チャンバがほぼ半円形の横断面を有することを特徴とする請求項１記載のディスペンサ装置。３．前記選択装置部材の開口部がほぼ半円形の形状をなしており、前記チャンバの横断面に一致する寸法を有していることを特徴とする請求項２記載のディスペンサ装置。４．前記選択装置部材がほぼ円形の円盤形状部材であることを特徴とする請求項３記載のディスペンサ装置。５．さらに、前記チャンバの開口端部と前記選択装置部材との間に配置されたほぼ円形の閉塞部材を具備し、前記閉塞部材がほぼ半円形の開口部を有し、前記閉塞部材が前記各チャンバの開口端部の半分を閉塞するように前記チャンバに対して位置しており、又、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部の半分に一致した寸法を有するほぼ四半円形状であり、これによって、前記選択装置部材を前記閉塞部材の非開口部に合致するように回転させると前記流動体の双方とも小出しすることが妨げられることを特徴とする請求項２記載のディスペンサ装置。６．２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置において、（ａ）全体的に連続した外壁と内部仕切り部材とを有する容器であって、前記内部仕切り部材が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっており、又、全体的に閉じた端部と、小出し端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、単一の開口部を有し、そして前記各チャンバから前記選択装置部材の開口部を通る前記流動体の流れを調節自在に制限して選択された比率の前記流動体を小出しするように操作可能な選択装置部材と、（ｃ）前記選択装置部材の開口部と流体により連絡する入口と、小出し出口とを有するポンプであって、前記ポンプを活動させると前記選択された比率の流動体が前記チャンバから前記選択装置部材を通って放出され前記ポンプの小出し出口から小出しするようにしたポンプと、を有することを特徴とするディスペンサ装置。７．さらに、前記選択装置部材と前記ポンプ入口との間に配置され、第１および第２の開口端部を有する混合チャンバを具備し、前記混合チャンバの第２の端部が前記選択装置部材の開口部と流体により連絡して前記選択された比率の流動体を受容して混合するようになっており、前記混合チャンバの第１の端部が前記ポンプ入口と流体により連絡していることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。８．前記混合チャンバがほぼ円錐台形の形状であることを特徴とする請求項７記載のディスペンサ装置。９．さらに、前記各チャンバ内部に位置する管体を具備し、前記各管体が第１の開口端部と第２の開口端部とを有し、前記各管体の第１端部が前記各チャンバの開口端部にそれぞれ近接しており、前記管体が前記流動体を前記各チャンバから前記ポンプへ輸送するよう動作可能であることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。１０．さらに、前記各管体内に位置する逆止弁を具備することを特徴とする請求項８記載のディスペンサ装置。１１．前記選択装置部材の開口部が所定の寸法と所定の形状とを有しており、前記選択装置部材を、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記選択装置部材の開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることができ、前記流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。１２．前記容器がほぼ円筒形であり、前記各チャンバがほぼ半円形の横断面を有することを特徴とする請求項１１記載のディスペンサ装置。１３．前記選択装置部材の開口部がほぼ半円形の形状をなしており、前記チャンバの横断面に一致する寸法を有していることを特徴とする請求項１２記載のディスペンサ装置。１４．前記選択装置部材がほぼ円形の円盤状部材であることを特徴とする請求項１３記載のディスペンサ装置。１５．さらに、前記チャンバの開口端部と前記選択装置部材との間に配置されたほぼ半円形の閉塞部材を具備し、前記閉塞部材がほぼ半円形の開口部を有し、そして前記閉塞部材が前記各チャンバの開口端部の半分を閉塞するように前記チャンバに対して位置しており、又、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部の半分に一致した寸法を有するほぼ四半円形状であり、それによって、前記選択装置部材を前記閉塞部材の非開口部に合致するように回転させると前記流動体の双方とも小出しすることが妨げられることを特徴とする請求項１２記載のディスペンサ装置。１６．２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置において、（ａ）全体的に連続した外壁と内部仕切り部材とを有する容器であって、前記内部仕切り部材が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっており、又、全体的に閉じた端部と、小出し端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、所定の寸法と所定の形状とによる単一の開口部を有し、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記選択装置部材の開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることが可能な選択装置部材と、（ｃ）前記選択装置部材の開口部と流体により連絡する入口と、小出し出口とを有するポンプであって、前記ポンプを活動させると所定量の前記流動体が前記ポンプの小出し出口から小出しされ、前記所定量を構成する前記２つのチャンバからの流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であるようにしたポンプと、を有することを特徴とするディスペンサ装置。１７．さらに、前記選択装置部材と前記ポンプ入口との間に配置され、第１および第２の開口端部を有する混合チャンバを具備し、前記混合チャンバの第２の端部が前記選択装置部材の開口部と流体により連絡して前記選択された比率の流動体を受容して混合するようになっており、前記混合チャンバの第１の端部が前記ポンプの入口と流体により連絡していることを特徴とする請求項１６記載のディスペンサ装置。１８．さらに、前記各チャンバ内部に位置する管体を具備し、前記各管体が第１の開口端部と第２の開口端部とを有し、前記各管体の第１端部が前記各チャンバの開口端部にそれぞれ近接しており、前記管体が前記流動体を前記各チャンバから前記ポンプへ輸送するよう動作可能であることを特徴とする請求項１６記載のディスペンサ装置。１９．さらに、前記各管体内に位置する逆止弁を具備することを特徴とする請求項１８記載のディスペンサ装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者タンネンバウム，ロバートジョシュアアメリカ合衆国ニュージャージ州 07728 フリーホールドコンベントリードライブ 13

Claims

【特許請求の範囲】１．２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置において、（ａ）可撓的で全体的に連続した外壁と可撓的な内部隔壁とを有する容器であって、前記内部隔壁が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっており、又、全体的に開いた小出し端部と全体的に閉じた端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、所定の寸法と所定の形状を有した単一の開口部を備え、前記開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることができ、それによって、前記容器の外壁を圧縮すると所定量の流動体が前記容器の小出し端部から小出しされ、前記所定量を構成する前記２つのチャンバからの流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であるようにした選択装置部材と、を有することを特徴とするディスペンサ装置。２．前記容器がほぼ円筒形であり、前記各チャンバがほぼ半円形の横断面を有することを特徴とする請求項１記載のディスペンサ装置。３．前記選択装置部材の開口部がほぼ円形の形状をなしており、前記チャンバの横断面に一致する寸法を有していることを特徴とする請求項２記載のディスペンサ装置。４．前記選択装置部材がほぼ円形の円盤状部材であることを特徴とする請求項３記載のディスペンサ装置。５．さらに、前記チャンバの開口端部と前記選択装置部材との間に配置されたほぼ円形の閉塞部材を具備し、前記閉塞部材がほぼ半円形の開口部を有し、前記閉塞部材が前記各チャンバの開口端部の半分を閉塞するように前記チャンバに対して位置しており、又、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部の半分に一致した寸法を有するほぼ四半円形状であり、これによって、前記選択装置部材を前記閉塞部材の非開口部に合致するように回転させると前記流動体の双方とも小出しすることが妨げられることを特徴とする請求項２記載のディスペンサ装置。６．２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置において、（ａ）全体的に連続した外壁と内部仕切り部材とを有する容器であって、前記内部仕切り部材が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっており、又、全体的に閉じた端部と、小出し端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、単一の開口部を有し、そして前記各チャンバから前記選択装置部材の開口部を通る前記流動体の流れを調節自在に制限して選択された比率の前記流動体を小出しするように操作可能な選択装置部材と、（ｃ）前記選択装置部材の開口部と流体により連絡する入口と、小出し出口とを有するポンプであって、前記ポンプを活動させると前記選択された比率の流動体が前記チャンバから前記選択装置部材を通って放出され前記ポンプの小出し出口から小出しするようにしたポンプと、を有することを特徴とするディスペンサ装置。７．さらに、前記選択装置部材と前記ポンプ入口との間に配置され、第１および第２の開口端部を有する混合チャンバを具備し、前記混合チャンバの第２の端部が前記選択装置部材の開口部と流体により連絡して前記選択された比率の流動体を受容して混合するようになっており、前記混合チャンバの第１の端部が前記ポンプ入口と流体により連絡していることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。８．前記混合チャンバがほぼ円錐台形の形状であることを特徴とする請求項７記載のディスペンサ装置。９．さらに、前記各チャンバ内部に位置する管体を具備し、前記各管体が第１の開口端部と第２の開口端部とを有し、前記各管体の第１端部が前記各チャンバの開口端部にそれぞれ近接しており、前記管体が前記流動体を前記各チャンバから前記ポンプへ輸送するよう動作可能であることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。１０．さらに、前記各管体内に位置する逆止弁を具備することを特徴とする請求項８記載のディスペンサ装置。１１．前記選択装置部材の開口部が所定の寸法と所定の形状とを有しており、前記選択装置部材を、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記選択装置部材の開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることができ、前記流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100 ％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であることを特徴とする請求項６記載のディスペンサ装置。１２．前記容器がほぼ円筒形であり、前記各チャンバがほぼ半円形の横断面を有することを特徴とする請求項１１記載のディスペンサ装置。１３．前記選択装置部材の開口部がほぼ半円形の形状をなしており、前記チャンバの横断面に一致する寸法を有していることを特徴とする請求項１２記載のディスペンサ装置。１４．前記選択装置部材がほぼ円形の円盤状部材であることを特徴とする請求項１３記載のディスペンサ装置。１５．さらに、前記チャンバの開口端部と前記選択装置部材との間に配置されたほぼ半円形の閉塞部材を具備し、前記閉塞部材がほぼ半円形の開口部を有し、そして前記閉塞部材が前記各チャンバの開口端部の半分を閉塞するように前記チャンバに対して位置しており、又、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部の半分に一致した寸法を有するほぼ四半円形状であり、それによって、前記選択装置部材を前記閉塞部材の非開口部に合致するように回転させると前記流動体の双方とも小出しすることが妨げられることを特徴とする請求項１２記載のディスペンサ装置。１６．２種類の流動体を使用者が選択可能な比率で小出しするための装置において、（ａ）全体的に連続した外壁と内部仕切り部材とを有する容器であって、前記内部仕切り部材が前記容器をほぼ均等な２つのチャンバに隔てており、前記各チャンバが異なる流動体を受容するようになっており、又、全体的に閉じた端部と、小出し端部とを有し、前記各チャンバが前記容器の小出し端部に近接して全体的に開口した端部を有するようにした容器と、（ｂ）前記チャンバの開口端部と前記容器の小出し端部との間に配置された選択装置部材であって、所定の寸法と所定の形状とによる単一の開口部を有し、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの一方の開口端部に合致してもう一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第１位置から、前記選択装置部材の開口部が前記チャンバの両方の開口端部の一部に合致して前記両チャンバの残余の部分が前記選択装置部材によって閉塞される複数の中間位置を通って、前記選択装置部材の開口部が前記もう一方のチャンバの開口端部に合致して前記一方のチャンバの開口端部が前記選択装置部材によって閉塞される第２位置まで前記容器に対して選択的に回転させることが可能な選択装置部材と、（ｃ）前記選択装置部材の開口部と流体により連絡する入口と、小出し出口とを有するポンプであって、前記ポンプを活動させると所定量の前記流動体が前記ポンプの小出し出口から小出しされ、前記所定量を構成する前記２つのチャンバからの流動体の比率が選択的に変更可能であり、前記比率が、前記選択装置部材が前記第１位置にある場合は前記一方のチャンバから100％かつ前記もう一方のチャンバから０％であり、前記選択装置部材が前記第２位置にある場合は前記一方のチャンバから０％かつ前記もう一方のチャンバから100％であり、前記選択装置部材が中間位置にある場合は前記２つの場合の中間における所望の比率であるようにしたポンプと、を有することを特徴とするディスペンサ装置。１７．さらに、前記選択装置部材と前記ポンプ入口との間に配置され、第１および第２の開口端部を有する混合チャンバを具備し、前記混合チャンバの第２の端部が前記選択装置部材の開口部と流体により連絡して前記選択された比率の流動体を受容して混合するようになっており、前記混合チャンバの第１の端部が前記ポンプの入口と流体により連絡していることを特徴とする請求項１６記載のディスペンサ装置。１８．さらに、前記各チャンバ内部に位置する管体を具備し、前記各管体が第１の開口端部と第２の開口端部とを有し、前記各管体の第１端部が前記各チャンバの開口端部にそれぞれ近接しており、前記管体が前記流動体を前記各チャンバから前記ポンプへ輸送するよう動作可能であることを特徴とする請求項１６記載のディスペンサ装置。１９．さらに、前記各管体内に位置する逆止弁を具備することを特徴とする請求項１８記載のディスペンサ装置。