JPH08511711A - トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具 - Google Patents

トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具

Info

Publication number
JPH08511711A
JPH08511711A JP7502900A JP50290095A JPH08511711A JP H08511711 A JPH08511711 A JP H08511711A JP 7502900 A JP7502900 A JP 7502900A JP 50290095 A JP50290095 A JP 50290095A JP H08511711 A JPH08511711 A JP H08511711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
safety
distal end
proximal end
insertion member
hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7502900A
Other languages
English (en)
Inventor
ユーン、インバエ
Original Assignee
ユーン、インバエ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユーン、インバエ filed Critical ユーン、インバエ
Publication of JPH08511711A publication Critical patent/JPH08511711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/0233Pointed or sharp biopsy instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3417Details of tips or shafts, e.g. grooves, expandable, bendable; Multiple coaxial sliding cannulas, e.g. for dilating
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3494Trocars; Puncturing needles with safety means for protection against accidental cutting or pricking, e.g. limiting insertion depth, pressure sensors
    • A61B17/3496Protecting sleeves or inner probes; Retractable tips
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3474Insufflating needles, e.g. Veress needles
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3498Valves therefor, e.g. flapper valves, slide valves
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/320016Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes
    • A61B2017/32004Endoscopic cutting instruments, e.g. arthroscopes, resectoscopes having a laterally movable cutting member at its most distal end which remains within the contours of said end
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B2017/348Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body
    • A61B2017/3482Means for supporting the trocar against the body or retaining the trocar inside the body inside
    • A61B2017/349Trocar with thread on outside
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/08Accessories or related features not otherwise provided for
    • A61B2090/0801Prevention of accidental cutting or pricking
    • A61B2090/08021Prevention of accidental cutting or pricking of the patient or his organs

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具であって、門口スリーブ(21)内に配置されていて、解剖学上空洞へと空洞壁を介して挿通部材(32)と、挿通部材(32)の先鋭遠位端(38)を保護する突出位置と遠位端(38)を露現させる退避位置との間を移動する遠位端を有する遠位端側に付勢された安全部材(56)と、安全部材(56)を突出位置へと手動にて移動させるハンドル(22)と、安全部材(56)を退避位置にロックしたり、解剖学上空洞への安全挿通具の挿通に伴って操作部材(164)が遠位端側に移動すると安全部材(56)を突出位置に解放したりする解放自在ロック機構(86)とからなり、操作部材(164)を好ましくは挿通部材に担持させてなる安全挿通具。

Description

【発明の詳細な説明】 トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具 発明の背景 発明の分野 本発明は、安全挿通に関し、詳述すれば、バネにより突出位置へ付勢されると きに鋭い挿通部材が誤って組織と接触するのを防ぐ安全部材を備えた、内視鏡下 施術において門口を形成するのに用いる安全挿通具に関する。 従来技術の説明 解剖学上空洞に対する内視鏡下施術、特に腹腔鏡下施術において当該解剖学上 空洞へのアクセスを得るために、医学の分野で安全挿通具が広く使われている。 例えばユーンに付与された米国特許第4,535,773号に開示されている挿通具や、 エチコーン・エンドサージェリ(Ethicon EndoSurgery)社から市販されている 「エンドパス」トロッカー、ユナイテッド・ステーツ・サージカル・コーポレシ ョーン(United State Surgical Corporation)社から市販されている「サージ ポート」トロッカーの如くの広く受け入れられている安全挿通具は、門口スリー ブないしカニューレと、該門口スリーブ内に受承された挿通部材と、挿通部材を 解剖学上空洞に挿通するとバネに付勢されて突出位置へ移動して挿通部材の先鋭 端を覆う安全シールドとで構成されている。従って、安全シールドが、解剖学上 空洞壁に挿通ないし穿刺された後での挿通部材の先鋭端との接触により組織や器 官などが誤って損傷を受けるのを防いでいる。 挿通を始めるにあたっては、安全挿通具の遠位端をまず解剖学上空洞壁に接触 させる。そして安全挿通具に力を作用させると、安全シールドと空洞壁との接触 により、安全シールドがバネの作用に抗して退避位置へと近位端側に移動して、 それにより挿通部材の先鋭端が露現すると共に、空洞壁に差し込まれる。従って 、空洞壁を介して挿通させるのに必要な力は、安全挿通具を解剖学上空洞壁に貫 通させるのに必要な力ばかりではなくて、安全シールドに作用しているバネのバ ネ 力に抗するのに十分な力となっている。挿通部材の先鋭端が一旦空洞に挿通され ると、安全シールドに作用しているバネ力は当該安全シールドに作用している近 位端側の小さい力より大きくなり、そのために安全シールドが遠位端側に向かっ て突出位置へと移動するようになる。ところが、実際は、先鋭端が空洞内へと挿 通されても、挿通部材はその時に周囲組織もしくは安全シールドと門口スリーブ 及び挿通部材の何れか一方ないし両方との間に捕捉された組織の何れか一方又は 両方と接触していることから、近位端側に残留する力が安全シールドに作用した ままで、突出位置への安全シールドの遠位端側に向かった移動が阻止されている 。安全挿通具を解剖学上空洞に挿通した後に安全シールドが遠位端側へと移動で きるようにするためには、遠位端側へと安全シールドを付勢しているバネの力を 増加する必要があるが、このように付勢バネの力を増加すると、空洞壁を貫通さ せるのに要する力も大きくする必要があって望ましくない。従って、現に入手し 得る安全シールド付き安全挿通具では、挿通力と、安全シールドの遠位端側への 確実な移動との両者の要件を満たすために両者の間で妥協を持たせた力の付勢バ ネを利用している。 施術医師に対して安心感を持たせるために、現に入手し得る安全シールド付き 挿通具には、解剖学上空洞に挿通した後に安全シールドを遠位端側に突出した状 態にロックする機構を用いている。しかし、このロック機構の必要性については 、安全シールドをロックしていると組織と誤って接触して損傷を与えることがあ り、また、ロックから外されていると衝撃緩衝器みたいにバネの付勢力に抗して 近位端側へ移動することが有り得ることから、純粋の医学的立場からみてまだ確 立していない。従って、施術医者に対して安心感を持たせることができると共に 、衝撃緩衝効果を醸し出すことのできる安全挿通具が望まれている。 別の種の安全挿通具として、デキサイド(Dexide)社より市販されている「ウ ッドフォード・スパイク」がある。この種の安全挿通具では、門口スリーブの内 部にカニューレ状挿通部材が設けられており、該挿通部材内に配置した安全プロ ーブが、解剖学上空洞に挿入されると挿通部材の先鋭遠位端から遠位端側の外側 へとバネに付勢されて突出することにより、挿通部材の先鋭端による解剖学上空 洞 内の組織との不意な接触を阻止するようにしている。従って、この場合での安全 門口のための付勢バネの力は、安全シールド付き安全挿通具について前述したの と同様に、挿通力と、安全シールドの遠位端側への確実な移動との両者の要件を 満たすために両者の間で妥協を持たせた力に設定する必要がある。 発明の趣旨 従って、本発明の主目的は、挿通部材と安全部材とを備え、当該安全部材の挿 通を容易化すると共に、突出を確実にすることにより、安全部材を挿通部材の遠 位端から突出させるべくバネ付勢した安全挿通具を提供することにある。 本発明の別の目的は、空洞への挿通を終えると挿通部材の先鋭遠位端から突出 する鈍端(blunt end)を有する、遠位端側に付勢された安全部材を備えた安全 挿通具において、当該安全挿通具を解剖学上空洞に挿通するのに要する挿通力を 減少させることにある。 本発明のまた別の目的は、解剖学上空洞への挿通後に挿通に要する挿通力を増 加させることなく安全部材を確実に突出させるために、挿通具において遠位端側 に安全部足を付勢するに要する力を増加させることにある。 本発明は、解剖学状空洞壁と接触するに先立って、遠位端側に付勢した安全部 材を退避位置にロックして挿通部材の先鋭遠位端を露現させると共に、解剖学上 空洞へ挿通させた後には安全部材をロックから解放して突出位置へと移動させる ようにすることも、目的の一つである。 本発明のまた別の目的は、挿通部材の解剖学上空洞への挿通に伴う遠位端側へ の移動に応動して遠位端側へ突出する安全部材の解放をトリガーするようにする ことにある。 本発明の更に別の目的は、安全挿通具における安全部材を遠位端側へ付勢する のに強力なバネを用い、それにより安全挿通具の挿通力を増加させることなく、 衝撃緩衝作用ないしクッション作用を得ることにある。 従来の安全挿通具に勝る本発明の安全挿通具のいくつかの利点としては、安全 部材に作用する遠位端側への付勢力が、解剖学上空洞に挿通されたかどうかに拘 らず挿通時に安全部材の突出が確実に行われるようになっていること、安全挿通 具の挿通力を減少させることにより繊細な組織での利用をはかったこと、安全挿 通具を普通のトロッカー、普通の安全保護(shielded)トロッカー、もしくは、 トリガー式安全保護トロッカーとして複雑な機構を要することなく利用できるよ うにしたこと、並びに、最小限の数の構成部品で低廉にて安全挿通具を構成して いるので、コストの低減ができ、再使用に備えての殺菌消毒が容易にでき、一人 の患者に対して経済的に利用できるようにしたことなどが挙げられる。 本発明は、内視鏡下施術の際に解剖学状空洞壁に門口を形成する安全挿通具に して、解剖学上空洞に定置させる遠位端と解剖学上空洞壁の外部に臨む近位端と を有する門口スリーブと、該門口スリーブ内に配置されて組織に穿刺される先鋭 遠位端を有する挿通部材と、遠位端を有し、該遠位端が挿通部材の先鋭遠位端か ら遠位端側へと突出する突出位置と安全部材の遠位端が挿通部材の先鋭遠位端の 近位端側に臨んで挿通部材の先鋭遠位端を露現させる退避位置との間を前記挿通 部材に対して移動自在な安全部材と、前記突出位置へと遠位端側へ移動するよう に安全部材を付勢すると共に、その安全部材をして退避位置へと近位端側に移動 させることのできる付勢手段と、安全部材を退避位置へと移動させるためにその 安全部材と連結したハンドルと、安全部材と係合して当該安全部材を退避位置に ロックするロック手段と、付勢手段をして安全部材を突出位置へと移動させるよ うに、安全挿通具の解剖学上空洞への挿入に応動してロック手段の解放をトリガ ーする操作部材からなる解放手段とで安全挿通具を構成したのを特徴とするもの である。 前述した目的や特長、利点のみならず、その他の目的や特長、利点なども、同 一構成部品に対して同一符号を用いて本発明の好ましい実施の形態を示した添付 図面を参照しながらなす下記の説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、安全部材が遠位端側に突出して突出位置に臨んでいる状態での、本発 明による安全挿通具の縦断面図。 図2は、図1の安全挿通具のハブの上面図。 図3は、図1の安全挿通具のための解放自在ロック機構の斜視図。 図4は、安全部材が退避位置にロックされた状態での、図1の安全挿通具の縦 断面図。 図5は、挿通部材が解剖学上空洞壁を貫通する時に挿通部材が近位端側へ移動 した状態を示す、図1の安全挿通具の縦断面図。 図6は、安全部材を解放すべく挿通部材が遠位端側へ移動した状態を示す、図 1の安全挿通具の縦断面図。 図7は、解剖学上空洞への挿通後に突出位置に臨む安全部材を示す、図1の挿 通具の縦断面図。 図8は、本発明の安全挿通具の変形例を示す縦断面図。 図9は、図8の変形例の部分断面斜視図。 図10は、安全部材が突出位置にある状態での図8の変形例による挿通具の縦 断面図。 図11は、安全部材が突出位置にある状態での本発明による安全挿通具の別の 実施の形態を示す縦断面図。 図12は、安全部材が退避位置にロックされている状態での図11の挿通具の 縦断面図。 図13は、解剖学上空洞壁を貫通する時に近位端側に移動した挿通部材を示す 、図11の安全挿通具の縦断面図。 図14は、本発明による安全挿通具のまた別の実施の形態を示す縦断面図。 図15は、本発明による安全挿通具の更に別の実施の形態を示す縦断面図。 図16は、図15の安全挿通具における解放自在ロック機構の斜視図。 図17は、本発明による安全挿通具のまた更に別の実施の形態を示す縦断面図 。 図18は、図17の変形例における解放自在ロック機構の斜視図。 図19は、本発明による図17の安全挿通具の変形例を示す縦断面図。 好ましい実施の形態の説明 図1と図2に示したように、本発明による安全挿通具20は、門口ユニット2 1と挿通ユニット22とで構成されている。門口ユニット21は、遠位端24と 、ハウジング28に連結した近位端26とを有するほぼ長尺状の円筒形門口スリ ー ブないしカニューレ23からなる。この門口ユニット21は従来公知の構成であ って、施術上での用途及び患者毎に使い捨てにするか、または、再使用できるよ うにするかに応じて適当な医学仕様材料で構成しても良い。ハウジング28は好 ましくは、当該ハウジング28を貫通する挿通具とは封止状態で係合するように 構成されていて、門口スリーブを貫通するものが何もない場合では閉鎖位置に付 勢される弁30を備えている。弁30としては蝶弁として図示しているが、ラッ パ弁やニップル弁など、その他の構造の弁を用いることもできる。 挿通ユニット22は、ハブ36に受承された近位端34と、先鋭遠位端ないし 先鋭端38と、近位端34と先鋭端38との間に臨むシャフト40とで構成され ている。先鋭端としては、特定の施術に合わせて施術者が必要とする形状、例え ば図示のようにピラミッド形トロッカー、円錐形、溝形、多面形、開放形、切頭 形などの形状にしても良い。挿通部材の素材としては、医学仕様であればどのよ うな材料でもよく、例えば、先鋭遠位端38をステンレススチール製として、ネ ジを利用するとか従来公知の方法でシャフト40の遠位端に連結する一方、シャ フト40をプラスチック材とかの低廉な材料で構成するとかの如く、異種の素材 を用いて構成しても良い。挿通部材32の近位端34は中空となっていて、半径 方向外側に延在するフランジ42が形成されており、このフランジ42がハブ3 6の頂壁48から垂下する、互いに隔離した係止部材44、46の間に挟持され ている。ハブの後壁50には、安全挿通具20の長手軸と同心的に、しかも、挿 通部材の開放近位端34に挿入された状態で案内筒ないしロッド52が装着され ていて、挿通部材を当該案内筒52に装着されてフランジ42とハブの後壁50 との間に圧縮状態で介装した螺旋バネ54の付勢力に抗して案内筒に対して摺動 できるようにしている。安全部材ないしシールド56は、鈍端(blunt end)5 8と、ハブ36内に臨み半径方向外側に延在するフランジ62を有する、ほぼ円 筒形の部材である。この安全シールドは、例えばプラスチック材とかの医学用仕 様の材料ならどのような材料で単独、又は、複数の組み合わせで構成してもよく 、断面形状としてもどのような形状であってもよいが、好ましくは挿通部材の断 面形状に合わせるのが望ましい。鈍端58としては、挿通部材の遠位端を覆うこ と により解剖学上空洞内の組織を保護するようにその形状が定められているが、米 国特許出願第817,113号に開示されている端部形状や、「エンドパス」ないし「 サージポート」型トロッカーに使われている端部形状にするのが望ましい。挿通 部材32は安全シールド56内に同心的に受承されており、この挿通部材と安全 シールドとは、ハブ36の前壁66に形成した開口64に挿入されている。 安全シールド上のフランジ62からハブの頂壁48に形成したスロット70に かけてピン68が延在しており、このピン68の先端は頂壁48に形成した凹溝 74に臨むハンドル72と連結されている。この頂壁48にはヒンジ78を介し て透明カバー76が枢動自在に装着されていて、凹溝74を覆っているばかりで はなくて、その下方でハンドル72が摺動できるようにしている。図2に示すよ うに、スロット70と凹溝74とは挿通具の長手軸と平行に長手方向に延在して おり、スロット70は遠位端80と、横方に延在してほぼJ字形を描く端部近傍 で終端するロック用近位端82と有している。螺旋バネ84は、その両端がハブ の前壁66と安全シールドのフランジ62とにそれぞれ固定されてテンションが かけられた状態で安全シールドの近位端60に装着されいる。このバネ84は、 安全シールド56を遠位端側へと、即ち突出位置へと付勢しているが、安全シー ルド56がこの突出位置にあれば、鈍端58が挿通部材32の先鋭遠位端38か ら突出すると共に、ハンドル72は、図1と図2とにおいて「P」印83で示し たスロット70の遠位端80近傍の位置に臨んでいる。 安全シールドを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端83を露現させ ると共に、当該安全シールドが突出位置へと戻れるように解放する解放自在ロッ ク機構86は、図1と図3とに示すように、ハブ36の底壁92に連結するほぼ 平坦なベース90と、このベースから上方に隔離して並設されたアーム96と、 ベース90とアーム96とを連結する曲部94とを有するように、帯状の弾性材 料で一体形成されたラッチないしロックバネ88からなる。アーム96には凸状 ラッチ98が形成されており、この凸状ラッチ98は、遠位端側に臨む傾斜面1 00と、安全挿通具の長手軸に対してほぼ直交するが、安全シールドのフランジ 62とはほぼ平行する近位端側に臨むラッチ面102とを有している。アーム9 6にはラッチ98の近位端側に臨む延長部104が形成されており、解剖部材な いしトリガー106がこの延長部104に並設されている。このトリガー106 は、ハブの壁部もしくはハブに支持されている構造体に支持させたピン108を 介してハブ上に枢動自在に装着されていて、延長部104に横臥した脚部110 と、該脚部110からほぼ横方に張り出しているが、安全挿通具の近位端に向か ってわずかな角度をなしている脚部112とでほぼL字形の形状を呈している。 ピン108には捻りバネ114が装着されており、この捻りバネ114の作用で トリガー106が図1と図3とから見て反時計方向に付勢されているので、脚部 110は延長部104に当接している。 門口ユニット21と挿通ユニット22とは、施術医師に対しては別々に供され るようにしてもよいし、或いは図1に示したように組み立てた状態で供されるよ うにしてもよく、また、何れか一方或いは両方が、患者毎の使捨て式として、又 は、殺菌消毒して再使用できるように製造してもよい。ハブ36とハウジング2 8との連結は、適当な節度機構もしくはラッチ機構でそれを行いようにしてもよ い。 使用にあたっては、施術医師が解剖学上空洞へ安全挿通具20を挿通する場合 、挿通具は当初、図1に示した状態にあり、このとき安全シールド56は、突出 位置にあって挿通部材の先鋭遠位端56を覆っている。解剖学上壁Wへ挿通する に先立って、指でカバー76を開けて、ハンドル72を掴んで近位端側へと移動 させることにより、フランジ62がアーム96をベース90へと押し下げると同 時に、傾斜面100に沿ってラッチ98を乗り越えるまで、安全シールド56を バネ84の付勢力に抗して近位端側へと移動させる。フランジ62がラッチ98 を乗り越えると、押し下げられていたアーム96は弾性力で復帰するから、施術 医師にはこの時の感触でフランジ62がラッチ面102と係合したことわかると 共に、ハンドル72がスロット70近傍に設けた「L」印116の位置に設定さ れているのを視認することにより、安全シールドが退避位置にロックされている ことがわかる。すると、安全挿通具20は図4に示した状態となって、安全シー ルド56が解放自在ロック機構86により退避位置にロックされており、また、 安 全部材32は、互いに揃ったスリーブ23の遠位端と安全シールド56の遠位端 とから外方に突き出ている。挿通部材の先鋭遠位端38は、連接部117を境目 として遠位端側へとテーパーして先鋭しているが、この時での連接部117と、 互いに揃っているスリーブ23と安全シールド56のそれぞれの遠位端24、5 8との間の距離Xは、挿通部材の近位端上のフランジ42と係止部材46との間 の距離Xとほぼ同一である。挿通部材は、フランジ42を係止部材44に対して 保持するバネ54の付勢力により突出位置に保持されている。図4に示した状態 では、フランジ42はトリガー106の脚部112から遠位端側に配置されてい る。 挿通部材の先鋭遠位端38を解剖学上空洞壁Wに当接させると、図5に示すよ うにフランジ42が係止部材46に当接するまで、挿通部材32がバネ54の付 勢力に抗して近位端側へと移動する。フランジ42は解放自在ロック機構86と 協働する操作部材を形成している。従って、このフラン時42が近位端側へと移 動すると、それにより形成された操作部材が脚部112と係合してトリガー10 6を図5からみて時計方向に枢動させて当該トリガー106を通過する。トリガ ー106のこの時計方向枢動でラッチ98が移動するようなことはない。何故な ら、何れかの脚部110、112とアーム延長部104との係合がなされていな いからである。従って、操作部材が一旦脚部112を通過すると、バネ114の 付勢力によりトリガー106が、脚部110がアーム延長部104に横臥した状 態にある通常の位置へ復帰する。従って、解剖学上空洞壁Wへの挿通を始めると 、挿通するのに要する力は、安全シールドがフラン時62のラッチ98との係合 により退避位置に保持されているから、先鋭遠位端38が空洞壁Wを貫通するの に要する力に限定されることになる。即ち、挿通時には、バネ84の付勢力に抗 する力は不要である。更に挿通し続けると、安全挿通具は図6に示した状態にな るまで空洞壁Wを前進するが、挿通部材32は解剖学上空洞壁を貫通すると共に 、バネ54の作用により遠位端側へと移動し始める。このように挿通部材が遠位 端側へ移動するに伴って、フランジ42が形成する操作部材がトリガー106の 脚部112と係合し、それによりトリガー106が図6からみて反時計方向に枢 動 して、脚部110が延長部104と係合して帯状バネ部材ないしロックバネ88 の弾性力に抗してアーム96をベース90へと押し下げる。アーム96が安全挿 通具の長手軸から離れる方向へ押しだ下られて移動すると、ラッチ98と安全シ ールド上のフランジ62との係合が外れるので、安全シールドが突出位置へと遠 位端側へ移動し、かくて遠位端58が図7に示すように挿通部材の先鋭遠位端3 8より外側へ突出して、先鋭遠位端38と解剖学上空洞内の組織との接触を阻止 するようになる。スリーブ23の遠位端24が解剖学上空洞内にあると、挿通ユ ニット22を門口ユニット21から引き抜いてスリーブをそのまま残すことがで きるので、その後は門口ユニットで形成された門口を介して空洞内へと内視鏡下 施術を行う器具を挿入することができる。 バネ84を比較的強力なものとすることにより、たとえ安全シールドが解剖学 上空洞内もしくは解剖学上空洞壁内の組織と接触することがあっても、また、安 全シールドと挿通部材との間もしくは安全シールドとスリーブ23との間で組織 が絡みつくようなことがあっても、安全シールド56の突出を確実に行わせるこ とができる。また、バネ84の強力なバネ作用により、施術医師に対しても、安 全シールドが挿通部材を保護しているとの安心感を与えることができる。安全シ ールドの遠位端58が解剖学上空洞内の組織と接触するようなことがあると、安 全シールドは衝撃緩衝器と同様に緩衝作用をして当該組織を保護するようになる 。更に、施術医師は、ハンドル72が印116から離れる方向へ移動しているの を透明カバー76越しに視認することにより、安全シールドの動きを見ることが できる。バネ84が挙力なバネ作用を醸し出すことから、安全シールドが突出位 置へ移動したこと、および、空洞への挿通が行われたことを施術医師は感触で容 易に知ることができるのみならず、スロット70におけるハンドル72の位置で それを確認することもできる。 本発明の安全挿通具の変形例を図8、図9、図10に示すが、この安全挿通具 は安全シールドを突出位置にロックするロック機構118を備えている。このロ ック機構118は帯状弾性部材からなり、ハブ36の側壁へ固着したベース12 0と、該ベース120とは隔離並設されていると共に、ロック用フィンガー12 4 がその自由端に形成されたロックアーム122とを有するように前記帯状弾性部 材を折り曲げて形成されている。図10に示したように、ロックアーム122は 通常、ロック用フィンガー124が安全シールド56の近位端上のフランジ62 と係合する位置に設定されている。そこで、安全シールドが近位端側へと移動で きるようにするために、ハブに制御ボタン126を設けるが、この制御ボタン1 26の一端は径小端となっていて、ハブの底壁から延在するソケット128に差 し込まれている。この制御ボタン126の他端はハブの頂壁から突出しているが 、その長手方向への移動ができるようになっている。この制御ボタンは、ロック 用アーム122に形成した溝ないし凹所132と接触するテーパー部122を有 している。そこで、制御ボタン126を押し下げると、ロック用アームは図10 に示したロック位置から図8に示した非ロック位置へと移動する。従って、この ロック機構は、制御ボタン126を動かすことにより所望によって自動的もしく は選択的に安全シールドを突出位置へロックすることができる。 また、図8、図9、図10に示した変形例には、その径小部がソケット136 に、また、そのテーパー部138が解放自在ロック機構86のアーム96に形成 した溝ないし凹所140にそれぞれ受承された制御ボタン134をも備えている 。この制御ボタン134は、解放自在ロック機構86が醸し出すラッチ作用を不 作動にするのに用いられるもので、この制御ボタン134を押し下げることによ り、アーム96を安全挿通具の長手軸から離れる方向に移動させて、ラッチ98 が安全シールドの近位端上のフランジ62と係合するのを防いでいる。従って、 この制御ボタン134を押し下げると、安全挿通具は通常のシールドされた安全 トロッカーと同様に作用する。 制御ボタン126を用いれば、施術医師は、解剖学上空洞への安全挿通具の挿 通に伴って、当該安全シールドを自動的にロックするように安全挿通具を選択的 に制御することができる。何故なら、安全ボタン126が押し下げられていない 、即ち、拡張した状態にあれば、安全シールドのフランジ62が、フランジ62 がロック用フィンガー124を通過して図10に示したようにフランジと係合す べくバネ作用で復帰して安全シールドの近位端側への移動を阻止するようになる ま で遠位端側へ移動するにつれて、当該フランジ62がアーム122を屈曲させる からである。 挿通に先立って、もしくは、挿通後に安全シールドを近位端側へと移動させる には、施術医師は制御ボタン126を押し下げてテーパー部130を溝132に 係合させ、それによりアーム122を図8に示した位置へと屈曲させ、それに伴 ってロック用フィンガーを安全シールドのフラン時62の軌道から逸らせる。同 様にして、制御ボタン134を施術医師が操作することにより、解放自在ロック 機構86の作用を選択的に制御することができる。何故なら、制御ボタン134 を押し下げるとテーパー部138が溝140と係合してアーム96をベース90 の方へと屈曲させることになり、それによりラッチ98が安全シールドのフラン ジ62の軌道から逸れ、延長部104がトリガー106から離間するからである 。従って、安全シールドが近位端側へ移動しても、フランジ62がラッチ98と 係合する位置へと当該フランジを移動させるようなことはない。それ故、安全シ ールドは従来のシールドされた安全トロッカーと同様に、近位端側や遠位端側へ と自由に移動できる。 従って、安全挿通具は、制御ボタン134が押し下げられていない、又は、安 全シールドが従来のシールドされた安全トロッカーと同様に自由に移動できる状 態にあれば、操作部材によりトリガーされた状態で用いることができる。また、 ハンドル72は、近位端におけるJ字形のスロット82へとピン68をロックさ せるべく移動できるようになっているから、この場合では安全シールドは自由に 移動できる、もしくは、トリガーされるようにはなっていないから、安全挿通具 を従来のとロッカーとして利用できる。従って、施術医師は単一の器具で、実際 に施術すべき方法や環境事情に応じて如何様にも選択できる。 本発明による安全挿通具150の別の実施の態様を図11に示すが、前述した 門口ユニット21と同一の門口ユニットが利用できることから、図11では門口 ユニットを図示していない。安全挿通具20と安全挿通具150の主たる相違点 は、挿通部材と安全部材の位置が逆になっている、即ち、挿通部材は中空で、安 全部材がその挿通部材内に配置されているところにある。安全挿通具150は、 カニューレ状の中空筒形挿通部材154を有する挿通ユニット152を備えてお り、挿通部材154の一端は斜切頭形先鋭開放遠位端156とされ、他端がハブ 160に受承された近位端158となっている。近位端158にはフランジ16 2が形成されており、このフランジ162に近位端側へと、安全挿通具の長手軸 と平行に延在するフック端を有する操作部材164が形成されている。挿通部材 154は、ハブ160の壁168とフランジ162との間に圧縮させて介装した 螺旋バネ166により遠位端側に付勢されているので、フランジ162はハブの 前壁170と当接している。 安全部材は長尺状の筒形もしくは中実のプローベ172の形をしていて、挿通 部材154ないに摺動自在に受承されていると共に、その遠位端は挿通部材15 4の長手軸に対して挿通部材の遠位端156と同一角度だけ斜切された鈍端17 4となっている。この安全プローベ172の近位端176は中空となっていて、 半径方向外側に延在するフランジ178が形成されており、この安全プローベの 遠位端と近位端とは、例えば筒状シャフト180の如くの適当な部材で連なって いる。ハブの後壁182には、安全プローベ172の開放近位端176に挿入さ れた状態で安全挿通具150の長手軸と同心的に案内筒ないしロッド184が装 着されているので、安全プローベは、案内筒184を囲繞してフランジ178と ハブの後壁182との間に圧縮状態で介装した螺旋バネ186の付勢力に抗して 案内筒上を摺動できるようになっている。この安全プローベとしては医学用仕様 の材料ならプラスチックでもどのような材料で構成してもよく、また断面形状と してはどのような形状であってもよいが、鈍鋭遠位端174としては、前述の米 国特許出願第628、899号に開示されているように挿通部材154の開放遠 位端156の形状に対応した形状を呈しているのが望ましい。鈍鋭遠位端154 の形状としては、それを滑らかにして、解剖学上空洞内の組織と接触を阻止でき ると共に、挿通部材の先鋭遠位端156を覆うか、保護するのが望ましい。 安全プローベ上のフランジ178からハブの頂壁192におけるスロット19 0を介してハンドル194までピン188が延在しており、ハンドル194は前 記頂壁に形成した凹溝196に定置されている。このスロット190と凹溝19 6とは図2に示したのと類似の形状を呈していて、枢動自在の装着した透明カバ ー198により覆われている。 安全プローベを退避位置にロックして挿通部材の先鋭遠位端を露現させるが、 この安全プローベを解放することにより突出位置へと復帰させる解放自在ロック 機構200は、帯状弾性材で構成したラッチないしロックバネ202からなり、 このロックバネ202は、ハブ160の底部206に固着するほぼ平坦なベース 204と、該ベース204とは隔離された上方に傾斜するアーム210と、ベー スとアームとを連結する曲部208とを有するように折り曲げ成形されている。 アーム210には、安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方に臨み、安全プローベ のフランジ178とはほぼ平行に配置した近位端側ラッチ面216に連なる遠位 端側傾斜面214を有する凸状ラッチ212が形成されている。このアーム21 0は遠位端側に延在する延長部218を有しており、この延長部218に対して 解放部材ないしトリガー220が並設されている。トリガー220は、トリガー 106について説明したのと同様にピンを介してハブに装着されていると共に、 それまた同様に図11からみて反時計方向にバネにより付勢されている。同様に 、トリガー220はほぼL字形を呈していて、一方の脚部222は延長部218 に横臥しており、他方の脚部224は安全挿通具の近位端に向かって傾斜ないし 横方に張り出している。 安全挿通具150は、安全挿通具16について説明したのと同様に利用するこ とができ、施術医師が解剖学上空洞に挿入しようとする場合、当初は図11に示 した状態になっており、この場合では、安全プローベ172は突出してその遠位 端174が挿通部材の遠位端156から外方に露現させている。解剖学上空洞壁 への挿通に先立って、カバー198を開けて凹溝196を露現させると共に、ハ ンドル194を掴んで摘みを近位端側へと、フランジ178が解放自在ロック機 構の近位端側傾斜面214を乗り越え、図12に示したようにラッチ212との 係合により退避位置にロックされるまで移動させることにより安全プローベを退 避位置へ移動させる。前述したように、施術医師は、フランジがラッチ面と係合 すべくロックされることが感触から判断できるばかりではなくて、ハンドル19 4がスロット190の近傍に設けられている印の位置に来ていることを視認する ことにより、安全プローベが退避位置にロックされていることを判断することが できる。安全挿通具150が図12に示した状態にあると、空洞壁への挿通を始 めることができ、その場合挿通部材の遠位端156に力を作用させると、挿通部 材はバネ166の付勢力に抗して近位端側へと移動し、かくて、安全プローベの 遠位端174が挿通部材の遠位端と揃った、図13に示した位置に至るようにな る。また、操作部材のフック端164はトリガー114を通り過ぎて、ラッチを 動かさないように当該トリガー220を時計方向に回動させる。従って、フック 端164はトリガー220の近位端側に臨むようになる。そこで、解剖学上空洞 に挿通すると、挿通部材の遠位端に作用する反対側からの力が減少し、かくてバ ネ166が挿通部材を遠位端側へ移動させることになり、それにより操作部材1 64がトリガー220の脚部224と係合してトリガーを反時計方向に回動させ 、脚部222をアームの延長部218と係合させるようになる。脚部222がこ のように延長部218と係合すると、アーム210がベース204の方へと変位 してラッチ212をフランジ178との係合から解放するので、バネ186の作 用により安全プローベが遠位端側へ移動し、かくて、安全プローベの遠位端17 4が挿通部材の遠位端156から外側に突出した図11の状態になる。 本発明による安全挿通具226の別の実施の態様を図14に示すが、安全挿通 具20との主たる相違点は、安全部材ないしシールドが、挿通ユニットを引き抜 くと門口スリーブ内に残るように門口ユニットのハウジングに装着している点に ある。この安全挿通具226は、門口ユニット228と挿通ユニット230とで 構成されている。門口ユニット228は、長尺状の円筒形門口スリーブないしカ ニューレ232からなり、この門口スリーブ232は遠位端234と、弁240 を有するハウジング238に連結した近位端236とを有している。他方、安全 部材はシールド242の形をしていて、鈍端244と、ハウジング238内に受 承されて、半径方向外側に延在するフランジ248が形成されている近位端24 6との間は長尺状円筒形になっている。この安全シールド242は、スリーブ2 32内に摺動自在に嵌合する形状になっており、螺旋バネ250が案内ロッド2 52を囲繞して、安全シールドの近位端上のフランジ248とハウジング238 の後壁254との間に圧縮された状態で介装されているので、安全シールド24 2は、当該安全シールドが挿通部材から外側に遠位端244が突出し、フランジ 248がハウジング238の前壁256の近傍に臨む突出位置に通常保たれるよ うに付勢されている。 挿通ユニット230は、ハブ262に受承された近位端260と、先鋭遠位端 264と、近位端と遠位端との間を延在するシャフト266とを有する挿通部材 258で構成されている。図示のように、遠位端には、接合点268から先鋭頂 点にかけてテーパーした切り子面が形成されているが、これは従来公知の三面ト ロッカーと同様である。しかし、この遠位端264の形状としてはどのような形 であってもよい。挿通部材258の近位端260は、中空となっていると共に、 半径方向外側に延在して、ハブの後壁280から垂下する一対の係止部材274 、276の間に臨むようにハブ内に設けたフランジ270が形成されている。こ の後壁280には、挿通部材の開放近位端260に受承された案内筒ないしロッ ド282が安全挿通具226の長手軸と同心的に装着されており、この案内筒な いしロッド282上では、該案内筒282を囲繞してフランジ270とハブの後 壁280との間に圧縮状態で介装した螺旋バネ284の付勢力に抗して挿通部材 が摺動できるようになっている。挿通ユニット230は、中空筒形状で、スリー ブの遠位端234及び安全シールドの遠位端244の近傍に臨む遠位端288と 、半径方向外側に延在するフランジ292が備わった近位端290とを有する保 護套管286からなる。この保護套管286は案内ロッド296を囲繞してハブ の後壁280と当該保護套管の近位端におけるフランジ292との間に圧縮状態 で介装した螺旋バネ294により遠位端側に付勢されている。また、この保護套 管286は挿通部材258を囲繞していると共に、安全シールド242と内部で 係合している。 安全シールドと保護套管とを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端2 64を露現させると共に、安全シールドと保護套管とを開放して、安全シールド と保護套管とを挿通部材の遠位端264から外側に突き出た突出位置へと復帰さ せる解放自在ロック機構298は、帯状弾性材で構成したラッチないしロックバ ネ300からなり、このロックバネ300は、ハブ262の底壁に固着するほぼ 平坦なベース302と、該ベース302とは隔離された上方に傾斜するアーム3 06と、ベースとアームとを連結する曲部304とを有するように折り曲げ成形 されている。アーム306には、安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方に臨み、 保護套管のフランジ292とはほぼ平行に配置した近位端側ラッチ面312に連 なる遠位端側傾斜面310を有する凸状ラッチ308が形成されている。近位端 側ラッチ面310はアームの遠位端側延長部312に連なっており、この延長部 312はハブ262の前壁とハウジング238の後壁との同心的に形成した開口 を貫通していて、その自由端314がハウジング238内に臨んでいる。そして 、ハウジング238の後壁の開口近傍に弁部材316を装着して、延長部312 画素の開口から引っ込むと当該開口を閉塞封止するようになっている。この解放 自在ロック機構298は、帯状弾性材で構成したラッチないしロックバネ318 をも備えており、このロックバネ318は、ハウジング238の底壁に固着する ほぼ平坦なベース320と、該ベース320とは隔離された上方に傾斜するアー ム324と、ベース320とアーム324とを連結する曲部322とを有するよ うに折り曲げ成形されている。アーム324には、延長部312の端部314近 傍に配置した突起326が形成されており、また、その突起326の遠位端側に 、安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方に臨み、保護套管のフランジ248とは ほぼ平行に配置した近位端側ラッチ面332に連なる遠位端側傾斜面330を有 する凸状ラッチ328が形成されている。傾斜面330は、遠位端側傾斜面33 6を介してロック用フィンガー334に連接している。ハブ262にはトリガー 338が枢動自在に装着されており、このトリガー338はトリガー106と同 一形状であって、アーム306に横臥する脚部340と、挿通部材258の近位 端上のフランジ270により形成されている操作部材の移動軌跡に配置した脚部 342とを備えている。 使用にあたっては、安全挿通具226は当初、安全シールド242と保護套管 286とが挿通部材の先鋭遠位端264から突き出た状態にあり、この時、安全 シールドのフランジ248はハウジング238の前壁256近傍に、また、保護 套管のフランジ292はハブ262の前壁近傍に臨んでいる。安全シールドと保 護套管とを図14に示した退避位置へ移動させるには、安全挿通具20に設けた のと同様なハンドルを掴んで安全シールドと保護套管とを近位端側へ移動させる と共に、それによりロック用フィンガー334をベース320の方へと押し下げ て安全シールドを移動させる。その際、ロック用フィンガー334が図14に示 した状態になると、安全シールドを突出位置にロックするのは明かである。所望 によっては、延長部312には類似のロック用フィンガーを形成して、保護套管 を突出位置にロックするようにしてもよい。空洞壁への挿通時に、フランジ27 0が係止部材276と係合するまで挿通部材264を近位端側へと移動させるが 、フランジ270が係止部材276と係合すると、挿入部材の遠位端における接 合点268は安全シールドと保護套管との遠位端と揃うようになる。このように して、安全挿通具20について説明したのと同様に、操作部材270がトリガー 338を通過して、脚部342の近位端側に臨むようになる。解剖学上空洞に挿 通されると、バネ284の作用により挿通部材258が遠位端側へ移動し、それ によりフランジ270が形成する操作部材は脚部342と係合してトリガー33 8を回動させ、かくて脚部340がアーム306と係合してラッチ308を保護 套管のフランジ292との係合から解放するようになり、その後バネ294の作 用により保護套管が突出位置へと遠位端側に移動する。同時に、延長部312の 端部314が動いてアーム324上の突起226と係合し、これによりアーム3 24がベース320の方へと押し下げてラッチ328を外し、かくて安全シール ド242がバネ250により突出位置へと遠位端側に移動される。このように安 全シールドが遠位端側へ移動すると、フランジ248が傾斜面336により形成 される斜面を乗り越え、かくてロック用フィンガー334を押し下げると共に、 安全シールドを突出位置に保持するロック位置へ移動する。前述したように、保 護套管に同じ自動ロック機構を用いることもできる。挿通が完了すると、挿通ユ ニットを門口ユニットから外すことにより挿通部材258と保護套管286とを 引き抜く一方、安全シールド242をスリーブ232内に残したままにして、ス リー ブ232が解剖学上空洞に臨んでいなくても安全シールドを介して解剖学上空洞 との連通を確保することができる。挿通ユニットを引き抜くと、保護套管286 は突出位置に臨んで挿通部材の先鋭遠位端264を覆うようになるから、施術室 で誰かが誤って先鋭遠位端264に触れるのを防ぐことができる。 保護套管286の主たる使用目的は、挿通ユニットを門口ユニットから離した ときに挿通部材の先鋭遠位端264を覆うことにあり、従って、保護套管は弱い バネにより遠位端側へと、保護套管が挿通時に退避位置にロックされていない場 合に挿通に対して小さな抵抗が作用するように付勢されている。この場合、保護 套管は、そのための解放自在ロック機構を用いなくとも、解放されるようにする 必要はない。また、保護套管は、門口ユニットと挿通ユニットとが互いに組み合 わされていないときに限って突出位置へと付勢されるようにしているので、門口 ユニットと挿通ユニットとが組み合わされると退避位置へ移動する。 本発明による安全挿通具344のまた別の実施の態様を図15に示すが、図1 5では、門口ユニットは門口ユニット21と同一であってもよいので、当該門口 ユニットを示していない。安全挿通具20と安全挿通具344との主たる相違点 は、安全挿通具344では、解放自在ロック機構をハブと遠位端との間において 挿通部材内に配置している。詳述すれば、安全挿通具344は、ハブ354に受 承されたフランジ350を有する近位端のある長尺状挿通部材348を備えた挿 通ユニット346からなる。ハブ354は、前壁356、後壁358、前壁35 6から隔離した係止部材360、案内筒362とからなり、案内筒362は、挿 通部材が当該案内筒362上を摺動するように、挿通部材の中空シャフト366 内に配置した遠位端壁364へと後壁358から安全挿通具の長手軸と同心的に 延在している。操作部材368は案内筒362のスロット370を介してシャフ ト366から半径方向内側に延在して、その内端が斜面端372に形成されてい る。支持筒374は案内筒362内においてハブの後壁358から同心的に延在 しており、その遠位端は開放端376となっていると共に、互いに対向するスロ ット378が操作部材368近傍において、また、互いに対向するスロット38 0が前記スロット378と隔離された状態でそれぞれ形成されている。挿通部材 3 48における、シャフト366の遠位端の部分にスロット384を有する径小ネ ック部382が形成されており、このネック部382の一端の内表面にはネジ溝 386が刻設されていて、接合点392から先鋭頂点にかけて切り子面を有する 組織貫通先鋭端390に形成した外ネジ388が螺着されるようになっている。 挿通部材の遠位端には、施術医師が所望する、施術内容に応じた種々の組織貫通 端390、例えば円錐形、多面切り子型又は鈍端などのどれかが選択的に螺合す るようになっている。安全部材394は、シールド状遠位端396と、安全部材 の近位端におけるフランジ402近傍にスロット400が形成され、支持筒37 4に逸って延在する径小筒状ネック部398とを有している。シールド部396 は、挿通部材のスロット384を貫通する互いに隔離された肩部404を介して ネック部398に連結されている。螺旋バネ406は案内筒362を囲繞してい ると共に、挿通部材の近位端のフランジ350とハブ354の後壁との間に圧縮 された状態で介装されおり、また、螺旋バネ408が、支持筒374を囲繞して いると共に、安全部材の近位端のフランジ402と案内筒362の遠位端壁36 4との間に圧縮された状態で介装されている。従って、挿通部材はバネ406に より遠位端側に付勢され、また、安全部材はバネ408により遠位端側に付勢さ れていることになる。 安全部材を退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端390を露現させる と共に、安全部材を開放して、安全部材を突出位置へと復帰させる解放自在ロッ ク機構410は、図15と図16とに示すように、曲部418から同一方向にV 字状に延在した一対のアーム414、416を有し、近位端側ラッチ面428、 430とそれぞれに連接した遠位端側傾斜面424、426とが形成する凸状ラ ッチ420、422とが形成されたラッチないしロック用バネ412で構成され ており、前記ラッチ面は安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方であって、安全部 材のフランジ402に対してはほぼ平行に配置されている。各アーム412、4 14は、当該アーム412、414から連接する傾斜アーム436、438と、 該傾斜アーム436、438の自由端から延在して対応するアームの下面と係合 する縁部443で終端する脚部440、442とにより形成されるトリガー43 2、 434がそれぞれ形成されるように、型抜き成形されている。 使用にあたっては、安全部材394は通常は突出位置にあって、シールド端3 96は肩部404が挿通部材のスロット384の遠位端側に臨んだ状態で、シー ルド端396が挿通部材の先鋭端390に対して外側に突き出ている。このよう にバネ408により安全シールドが突出位置に付勢されていると、フランジ40 2はラッチ420、422の遠位端側におけるネック部382と挿通部材のシャ フト366との連接点付近にきている。解剖学状空洞に挿通させたい場合、フラ ンジ402に取り付けられて、ハンドル445まで支持筒374に沿ってハブの 後壁358を貫通延在するロッド444を介して安全部材を近位端側へ移動させ 、これにより安全部材がバネ408の付勢力に抗して近位端側へと移動させて、 それにともなってフランジ402が傾斜面424、426を乗り越えてラッチ面 428、430により退避位置にロックされるようにする。ラッチないしロック 用バネ412は、ハブの後壁358から支持筒374内を延在するロッド446 の部分であって、トリガー432、434がスロット378を延在し、ラッチ4 20、422が支持筒374のスロット380と安全部材394のスロット40 0とを延在している部分に装着されている。この安全部材が一旦退避位置にロッ クされると、挿通部材の遠位端に力を作用させて当該挿通部材をバネ406の付 勢力に抗して近位端側へと、ハブ354における係止壁360と当接するように なるまで移動させることにより、解剖学状空洞壁への貫通が完了する。挿通部材 が近位端側へと移動されるにつれて、操作部材368の斜面端372がアーム4 36、438と通過し、かくてラッチないしロック用バネ412により互いに離 間方向に付勢されているラッチ420、422を動かすことなくトリガー432 、434と押し下げるようになる。従って、解剖学上空洞壁を貫通するときの、 操作部材368はトリガー432、434の近位端側に臨んでいるが、解剖学上 空洞への挿通が一旦達成されると、挿通部材はバネ406の作用により遠位端側 へ移動して操作部材368をトリガー432、434と係合させ、かくて脚部4 36、438を遠位端側に移動すると共に、アーム414、416を互いに近接 する方向に屈曲させ、これによりラッチ420、422をフランジ402から外 し、 バネ408の作用により安全部材が突出位置へと遠位端側に移動する。 本発明による安全挿通具447の別の実施の態様を図17に示すが、安全挿通 具226と安全挿通具447との主たる相違点は、安全挿通具447においては 、解放自在ロック機構が門口ユニットのハウジング内にあって、挿通ユニットの ハブの前壁と後壁との間の寸法を減少させている。この安全挿通具447は、門 口ユニット448と挿通ユニット450とで構成されている。門口ユニット44 8は、遠位端454と、弁460を備えたハウジング458に固着した近位端4 56とを有する円筒状門口スリーブないしカニューレ452で構成されている。 頂壁464にはハウジングと連通する停止栓462が装着されており、安全部材 ロック機構466がハウジングの前壁468に装着されている。このロック機構 466は、図17からみて時計方向にバネにより付勢された爪468と、この爪 をロック位置に解放自在にロックする制御レバー470とで構成されている。シ ールド472の形になっている安全部材はほぼ円筒形状で、鈍鋭遠位端474と 、ハウジング458内に受承され、安全シールドの近位端からハウジングの外部 に臨むハンドル482までハウジングの底壁480のスロット478を貫通延在 するフランジ476とを有している。ハンドル482は、図2について説明した のと同様に凹溝に臨ませてもよく、その場合でも透明カバーが当該透明カバーを 囲繞するガスケットを介して前記凹溝を開閉するようにしてもよい。ただし、図 17においては、フランジ476にシール部材484を連結して、当該フランジ 476から近位端側へと、スロット478の長さよりも長い距離にわたって延在 させることで、スロット478の開口をシール部材484が封止するようにして いる。フランジ476には開口が形成されていて、この開口に、ハウジングの前 壁468と後壁488との間を延在する案内ロッド486を受承させると共に、 当該ロッド486上であって、フランジ476とハウジング458の後壁488 との間に螺旋バネ490を圧縮された状態で介装して、安全シールド472を、 遠位端474が挿通部材の先鋭端から突出する突出位置へと遠位端側に付勢して いる。 挿通ユニット450は、ハブ496内に受承されているフランジ494を備え た近位端と、先鋭遠位端498と、近位端と遠位端との間を延在するシャフト5 00とを有する長尺状挿通部材492からなり、先鋭遠位端498は、シャフト 500との接合点502から先鋭頂点へと、従来公知の三面トロッカーと同様に テーパーした切り子面を有している。しかし、この先鋭遠位端498としてはど のような形状であってもよい。挿通部材の近位端は中空となっていて、ハブ49 6の後壁506から安全挿通具の長手軸と同心的に延在する案内等504を受承 しており、それ故挿通部材は、前記案内筒上であって、フランジ494とハブの 後壁506との間に圧縮された状態で装着した螺旋バネ508の付勢力に抗して 案内筒上を摺動できるようになっている。 安全シールドを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端498を露現さ せるが、安全シールドと退避位置から解放して、挿通部材の遠位端から外側に臨 む突出位置へと復帰させる解放自在ロック機構510は、案内筒504内に設け られており、図17と図18とに示すように、帯状弾性部材を折曲げ加工により 形成されて、案内筒504に固着したベース514と、アーム518と、ベース とアームとを連結する曲部516とで構成されている。アーム518には、遠位 端側傾斜面522と、安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方に臨み、安全シール ドのフランジ476とはほぼ平行になっていて、前記傾斜面522と連接する近 位端側ラッチ面524とを有する凸状ラッチ520が設けられている。このラッ チ520は、案内筒504のスロット526とフランジ476の近傍において安 全シールド472に形成したスロット528とを貫通延在している。傾斜面52 2には延長部530があって、この延長部530は案内筒504内に臨んでいる 。トリガー532は、アーム512上のピン536に枢動自在に装着した端部を 有する脚部534からなり、この脚部534の反対側の端部538は、操作部材 542を形成するシャフト500の部分によりスロット528から隔離された挿 通部材492のスロット540に受承されるように、案内筒504のスロット5 26を介してアーム518から近位端側へ傾斜延在している。ロック用バネ51 2には突起544も形成されており、この突起544はトリガー532の脚部5 34近傍に臨んで、アーム518から離間する方向へのトリガーの時計方向の回 動を制限する一方、図示していないバネの付勢力に抗してトリガー532の反時 計 方向への回動を許容している。 使用にあたっては、安全挿通具446は当初、安全シールド472が挿通部材 492の先鋭遠位端498から外側に突出し、安全シールドのフランジ476が バネ490の付勢力によりハウジング458の前壁468の近傍に臨んだ状態に なっている。この安全シールドを図17に示すように退避位置へ移動させるには 、ハンドル482を掴んで安全シールドを近位端側へ動かすと共に、ロック爪4 68が反時計方向に回動できるように制御レバー470を前もって移動させてお く。安全シールドが近位端側へと移動すると、ロック用バネ512のアーム51 8が、フランジ476と傾斜面522との係合により半径方向内側に変位する。 解剖学上空洞壁への挿通時には、フランジ494がバネ508を完全に圧縮して 挿通部材の遠位端における接合点502が安全シールドとスリーブのそれぞれの 遠位端と揃うまで、挿通部材492を近位端側へ移動させる。この状態にあれば 、操作部材542はトリガー532を通過して、当該トリガーを、アーム518 の動きを惹起することなくトリガー532の近位端側の位置へと反時計方向に回 動させている。そこで、解剖学上空洞へと挿通すると、バネ508の作用により 挿通部材492が遠位端側へ移動して操作部材542をトリガー532の脚部5 34と係合させ、これにより当該脚部を突起544に対して時計方向に回動させ ることにより、アーム518Gがベース514の方へと変位してラッチ520を フランジ476との係合から外し、安全シールドがバネ490の作用により突出 位置へと遠位端側に移動する。このように安全シールドが突出位置へ移動させら れると、爪468が、安全シールドの近位端と当接する位置へと付勢されると共 に、当該位置に制御レバー470によりロックされて安全シールドを突出位置に 保持するようになる。挿通が終わると、はぶ496と挿通部材492とを含む挿 通部材を門口ユニットから離して、スリーブ452と安全シールド472とをそ のまま残すが、スリーブが解剖学上空洞内に臨んでいなくても、解剖学上空洞と の連通が安全シールドを介してなされる。挿通部材を外すには、伸張アームを用 いるか、ハウジング458のスロット478を介して器具を挿入するか適当な方 法でラッチ520を押し下げる。尚、門口ユニットをそのままにしておくと、ハ ウジング はシール部材484とスロット478との係合により、或いはハンドル482を 覆う透明カバーの周囲の封止ガスケットにより封止されるが、この封止は、挿通 ユニットを引き抜いたときに弁460が閉塞されるように移動させることによっ ても達成できる。 図17に示した安全挿通具447の変形例を図19に示すが、図19の変形例 は、安全部材を退避位置へと手動にて移動させるハンドルがハウジングとハブか ら長手方向に延在していて、ハウジングのためのシールを不必要としている点で 異なっている。詳述すれば、ハンドル546はハブ450’の後壁506と当接 しており、半円形支持部材548が、下壁550と上壁551とを有してそこか ら遠位端側に延在している。また、ハブの後壁506から半円筒形支持部材55 2が延在しており、この支持部材552は、ラッチないしロック用バネ512の ベース514が装着されている上壁554と、スロット526が形成されている 下壁とを有している。支持部材548、552は協働して、安全挿通具447に おける案内筒504の形状を有した筒構造体を形成しているので、挿通部材49 2はこの筒構造体上を摺動することになる。帯状弾性部材からなるロック部材5 56は、壁550の装着したベース558と、該ベースから隔離されたアーム5 62と、ベースとアームとを連結する曲部560とを有しており、前記アーム5 62には、遠位端側傾斜面566と、挿通具の長手軸からほぼ横方に延在したラ ッチ面568とを有するラッチ突起564が形成されている。ハンドル546は 仮想線で示したように、ハブ450’とハウジング458’の内部において移動 できるが、簡単にするためにハウジング458’内の弁は図示していない。ラッ チ突起564は支持部材548の壁551におけるスロット570を介して挿通 部材492のスロット572と調芯されて延在している。安全シールド部材47 2の近位端にはスロット574が形成されており、このスロット574にはラッ チ564が受承されている。 安全挿通具を使用するに前では、安全シールド472のスロット574はラッ チ564に調芯されているので、フランジ476がハブの前壁468と当接する 突出位置に安全シールドが移動させられた場合に前記ラッチ564は前記スロッ ト574に係入する。この安全シールドを突出位置から退避位置へと近位端側に 移動させたい場合、ハンドル546を掴んで仮想線で示した位置へと近位端側に 動かすが、その時ラッチ564はスロット574に係入していて、フランジ47 6に解放自在ロック機構510のラッチ520が係合するまで安全シールドを近 位端側へ移動させることになる。安全シールドが一旦退避位置にロックされると 、ハンドル546は、面566が傾斜していることからラッチ564がスロット 574から外れて安全シールドを解放した状態で遠位端側に動かせる。従って、 安全挿通具が図19に示した状態にあると、解剖学上壁部への挿通が行えるが、 その際安全挿通具447について説明したのと同一トリガー操作を行う。 突出位置へと近位端側へ安全部材を移動させるための解放は、挿通部材の解剖 学上空洞への挿入に応動して移動する適当な部材の装着した操作部材を動かすこ とによりトリガーされる。前述したように、操作部材は、安全挿通具の構成部品 の数を制限するために挿通部材に担持されているが、この操作部材は、解剖学上 空洞への挿通に応動して移動する別の部材、例えば、挿通部材の遠位端から僅か だけ突出するように付勢された挿通部材における、又はその側部に沿うプローベ ないしロッドや、挿通部材の遠位端から僅かだけ突出するように付勢された挿通 部材における、又はその周囲の中空部材ないし筒などに担持させてもよい。安全 部材としては、遠位端が挿通部材の先鋭端から外側に突出して先鋭端を保護でき るのであれば、どのような形状であってもよく、また、安全挿通具に複数の安全 部材を設ける、例えば挿通部材に沿って、もしくは中空又は中実挿通部材におけ る一つかそれ以上の開口を介して複数の安全プローベを設けるとか、安全シール 度を複数部品からなるものとするこもできる。同様に、操作部材と安全部材を動 かすのに種々の付勢手段を安全挿通具に設けることもでき、その一例として引張 バネ、圧縮バネ、ゴム、プラスチック、磁石などが挙げられる。 本発明の安全挿通具の構成部品は、医学用仕様の材料でなら、患者毎の使捨て 式に製造したり、或いは殺菌消毒して再使用できるように製造してもよい。特に 使捨て式にする場合、構成部品を種々の形状と種々の材料からなる複合部品で構 成して、コスト低減をはかることができる。門口ユニットのハウジングは、それ を流れる流体を制御するために種々の弁、停止栓、シールなどを備えてもよく、 門口ユニットと挿通ユニットとが組み合わさったときにハブをハウジングに対し て連結ないしラッチするために、従来公知の節度機構を用いることもできる。 解放自在ロック機構は、安全部材を退避位置にロックするラッチと、操作部材 の遠位端側への移動に応動してラッチを解放するトリガーだけ必要としている。 従って、このロック機能と解放機能とを醸し出すのに種々の機構を用いることも でき、その一例として複数の可動自在ないし枢動自在カムないし爪などが挙げら れる。本発明の安全挿通具に使うにあたって簡単に改変し得る種々の解放自在ロ ック機構としては、本願出願人による1991年11月27日出願の米国特許出願第800, 507号、1991年12月6日出願の米国特許出願第805,506号、1991年12月16日出願の 米国特許出願第808,325号、1992年3月10日出願の米国特許出願第48,838号、199 3年4月15日出願の米国特許出願第868,566号と第07/868,578号、1992年8月4日 出願の米国特許出願第929,338号、1992年9月15日出願の米国特許出願第07/845, 177号などに開示されている。前掲の出願では、解放自在ロック機構を改変する にあたっては、部材を突出位置ではなくて、むしろ退避位置にロックするように ラッチを改変する必要のある自動挿通部材退避装置を開示している。また、前掲 の出願では、本発明の安全挿通具に有用な種々の付勢手段が開示されている。 以上の説明から、本発明の安全挿通具は、挿通力を増大させることなく安全部 材を突出位置へと移動させるのに強力な付勢バネを利用できるようにしている。 また、安全挿通具を解剖学上空洞へ挿通した後では、安全部材は誤って組織と接 触すると衝撃緩衝器として作用するようになっており、この接触は施術医師に感 触として伝わると共に、ハンドルの動きで視認することもできる。更に、安全挿 通具は複数の機構を要することなく、通常のとロッカーや通常のシールドされた 安全トロッカー、シールドされたトリガー式安全トロッカーとして利用すること もできる。前述した種々の実施の態様のそれぞれの特長は、安全挿通具の要件や 構成に応じて組み合わせることもできる。 本発明には種々の改変、変形、変更などが考えられることから、添付図面に図 示し、かつ、それを参照しながら説明したことは、例示のためにそれをなしたに すぎず、従って限定するものと解釈すべきではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具であ って、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端を有する 挿通部材と、 遠位端を有すると共に、安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位端から遠 位端側の外側に突き出す突出位置と安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位 端の近位端側の内側に退避して、前記挿通部材の先鋭遠位端を露現させる退避位 置との間を前記挿通部材に対して移動自在な安全部材と、 前記安全部材を前記突出位置へと遠位端側に移動させるべく付勢すると共に、 前記安全部材の前記退避位置への近位端側の移動を許容する付勢手段と、 前記安全部材と連結されていて、前記安全部材を前記退避位置へと近位端側へ 手動にて移動させるハンドル手段と、 前記安全部材と係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック手段 と、 解剖学上空洞への安全挿通具の挿入に応動して前記ロック手段の解放をトリガ ーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを許容 する解放手段とからなる安全挿通具。 2.請求項1に記載のものであって、前記挿通部材は近位端を有しており、前記 安全部材も近位端を有しており、前記挿通部材の近位端と前記安全部材の近位端 とを受承するハブ手段を設けて、前記挿通部材と前記安全部材とが前記ハブ手段 を掴むことにより前記門口スリーブから引き抜けるようにしてなる安全挿通具。 3.請求項2に記載のものであって、前記ハンドル手段は前記ハブ手段から延在 しており、前記ロック手段は、前記安全部材が前記ハンドル手段により前記退避 位置へと手動にて移動させられると、前記安全部材を前記退避位置に自動的にロ ッ クする位置に前記ハブ手段に配置されてなる安全挿通具。 4.請求項3に記載のものであって、前記ロック手段と連結されていて、前記退 避位置に前記安全部材が自動的にロックされるのを阻止して、前記安全部材が前 記退避位置にロックされることなく近位端側に移動できるようにする制御手段を 設けてなる安全挿通具。 5.請求項2に記載のものであって、前記ハブ手段が、スロットの形成された壁 部を有しており、また、前記ハンドル手段は、前記スロットを貫通して、前記ハ ブ手段の外側に見える状態に設けたハンドルで終端するピンを備えてなる安全挿 通具。 6.請求項5に記載のものであって、前記ハブ手段は、前記スロットと前記ハン ドルとを覆う透明カバーを備えてなる安全挿通具。 7.請求項2に記載のものであって、前記安全挿通具には長手軸があり、前記ハ ブ手段は通路が形成された後壁を有しており、前記ハンドル手段が前記通路を延 在して前記安全挿通具の前記長手軸にほぼ沿って移動自在な部材を備えてなる安 全挿通具。 8.請求項1に記載のものであって、前記安全部材の遠位端は前記挿通部材の先 鋭遠位端を囲繞してなる安全挿通具。 9.請求項1に記載のものであって、前記安全部材の遠位端は前記挿通部材の先 鋭遠位端を貫通してなる安全挿通具。 10.請求項1に記載のものであって、前記門口スリーブには近位端があり、前 記安全部材にも近位端があって、前記門口スリーブの近位端と前記安全部材の近 位端とを受承するハウジング手段を設け、前記挿通部材は前記ハウジング手段を 貫通しているので、前記挿通部材は前記門口スリーブから引き抜かれて前記安全 部材を前記門口スリーブに残すようにしてなる安全挿通具。 11.請求項10に記載のものであって、前記ロック手段と前記解放手段とは前 記ハウジング手段内に配置されてなる安全挿通具。 12.請求項11に記載のものであって、前記ハンドル手段は前記ハウジング手 段から延在しており、前記ハンドル手段近傍で前記ハウジング手段から流体が流 出するのを阻止するシール手段を設けてなる安全挿通具。 13.請求項10に記載のものであって、前記挿通部材を囲繞し、遠位端を有す る保護套管と、該保護套管の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位端から突出する突 出位置へと前記保護套管を付勢する保護套管付勢手段を設けてなる安全挿通具。 14.請求項1に記載のものであって、前記挿通部材は近位端を有しており、前 記挿通部材の近位端を受承するハブ手段を設けて、前記ロック手段と前記解放手 段とを、前記ハブ手段と前記挿通部材の先鋭遠位端との間において前記挿通部材 内に配置してなる安全挿通具。 15.請求項1に記載のものであって、前記挿通部材を担持するハブ手段と、前 記挿通部材を遠位端側に付勢すると共に、前記ハブ手段に対する前記挿通部材の 近位端側への移動を許容する挿通部材付勢手段とを設け、前記挿通部材と連結さ れていて、前記挿通部材付勢手段が前記挿通部材を解剖学上空洞への挿通に伴っ て遠位端側へ移動させると、前記ロック手段の解放をトリガーする操作部材が前 記解放手段に含まれてなる安全挿通具。 16.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具で あって、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端と近位端 とを有する挿通部材と、 前記挿通部材の近位端を受承するハブ手段と、 前記ハブ手段に対して前記挿通部材を遠位端側へ付勢すると共に、前記挿通部 材の遠位端に作用する力に応動して前記ハブ手段に対して近位端側への前記挿通 部材の移動を許容する挿通部材付勢手段と、 遠位端を有すると共に、安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位端から遠 位端側の外側に突き出す突出位置と安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位 端の近位端側の内側に退避して、前記挿通部材の先鋭遠位端を露現させる退避位 置との間を前記挿通部材に対して移動自在な安全部材と、 前記安全部材を前記突出位置へと遠位端側に移動させるべく付勢すると共に、 前記安全部材の前記退避位置への近位端側の移動を許容する安全部材付勢手段と 、 前記安全部材と係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック手段 と、 解剖学上空洞への安全挿通具の挿入に応動して前記ロック手段の解放をトリガ ーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを許容 する解放手段とからなる安全挿通具。 17.請求項16に記載のものであって、前記解放手段は操作部材を備えており 、この操作部材は前記挿通部材に担持されていて、前記挿通部材付勢手段が挿通 部材の解剖学上空洞への挿通に伴って前記挿通部材を遠位端側に移動させると、 前記ロック手段の解放をトリガーするようになっている挿通具。 18.請求項16に記載のものであって、前記挿通部材は近位端を有しており、 前記安全部材も近位端を有しており、前記挿通部材の近位端と前記安全部材の近 位端とを受承するハブ手段を設けて、前記挿通部材と前記安全部材とが前記ハブ 手段を掴むことにより前記門口スリーブから引き抜けるようにしてなる安全挿通 具。 19.請求項16に記載のものであって、前記安全部材の遠位端が前記挿通部材 の先鋭遠位端を囲繞してなる挿通具。 20.請求項16に記載のものであって、前記安全部材の遠位端が前記挿通部材 の先鋭遠位端を貫通してなる挿通具。 21.請求項16に記載のものであって、前記門口スリーブには近位端があり、 前記安全部材にも近位端があって、前記門口スリーブの近位端と前記安全部材の 近位端とを受承するハウジング手段を設け、前記挿通部材は前記ハウジング手段 を貫通しているので、前記挿通部材は前記門口スリーブから引き抜かれて前記安 全部材を前記門口スリーブに残すようにしてなる安全挿通具。 22.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具で あって、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、 長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端と近位端 とを有する挿通部材と、 遠位端を有すると共に、安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位端から遠 位端側の外側に突き出す突出位置と安全部材の遠位端が前記挿通部材の先鋭遠位 端の近位端側の内側に退避して、前記挿通部材の先鋭遠位端を露現させる退避位 置との間を前記挿通部材に対して移動自在な安全部材と、 前記安全部材を前記突出位置へと遠位端側に移動させるべく付勢すると共に、 前記安全部材の前記退避位置への近位端側の移動を許容する付勢手段と、 前記安全部材と係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック手段 と、 解剖学上空洞への安全挿通具の挿入に応動して前記ロック手段の解放をトリガ ーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを許容 する、遠位端側に移動自在な操作部材を含む解放手段とからなる安全挿通具。
JP7502900A 1993-06-24 1994-06-15 トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具 Pending JPH08511711A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/083,220 US5431635A (en) 1990-12-18 1993-06-24 Safety penetrating instrument having a triggered safety member for establishing an endoscopic portal in an anatomical cavity wall
US08/083,220 1993-06-24
PCT/US1994/006644 WO1995000189A1 (en) 1993-06-24 1994-06-15 Safety penetrating instrument with triggered safety member

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08511711A true JPH08511711A (ja) 1996-12-10

Family

ID=22176948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7502900A Pending JPH08511711A (ja) 1993-06-24 1994-06-15 トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5431635A (ja)
EP (1) EP0746351A4 (ja)
JP (1) JPH08511711A (ja)
CA (1) CA2164634A1 (ja)
WO (1) WO1995000189A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003210474A (ja) * 2002-01-24 2003-07-29 Inprest Co Ltd トロカール
JP2008194465A (ja) * 2007-02-12 2008-08-28 Alcon Inc 外科手術用プローブ
JP2015511867A (ja) * 2012-03-13 2015-04-23 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッドSmith & Nephew,Inc. 外科用針
JP2016511083A (ja) * 2013-03-12 2016-04-14 マグノリア メディカル テクノロジーズ,インコーポレイテッド 針の内腔を選択的に閉塞するための方法及び装置
CN106999182A (zh) * 2014-10-15 2017-08-01 史密夫和内修有限公司 锚固件/植入物配置装置及与其相关的组织修复方法
US9895165B2 (en) 2013-03-15 2018-02-20 Smith & Nephew, Inc. Surgical needle
US10499904B2 (en) 2015-02-17 2019-12-10 Smith & Nephew, Inc. Anchor insertion system and method of use thereof

Families Citing this family (60)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5584849A (en) * 1991-11-27 1996-12-17 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with safety shield and multiple triggering and/or moving components
US5713870A (en) * 1991-11-27 1998-02-03 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with laterally extendable spring strip
US5573511A (en) * 1991-11-27 1996-11-12 Yoon; Inbae Retractable safety penetrating instrument with safety probe
CA2107852C (en) * 1992-10-09 2004-09-07 Gerald Leigh Metcalf Trocar
US5607439A (en) * 1993-06-24 1997-03-04 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5573545A (en) * 1993-06-24 1996-11-12 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with safety member and cannula moving during penetration and triggered cannula and/or safety member protrusion
US5584848A (en) * 1993-06-24 1996-12-17 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member, safety member and cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5591189A (en) * 1993-06-24 1997-01-07 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5575804A (en) * 1993-06-24 1996-11-19 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5569289A (en) * 1993-06-24 1996-10-29 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member and cannula moving during penetration and triggered safety member protusion
US5571134A (en) * 1993-06-24 1996-11-05 Yoon; Inbae Safety penetrating instrument with penetrating member and safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
AU7727194A (en) * 1993-09-07 1995-03-27 Invamed, Inc. Safety shielded, reusable trocar
DE19645313A1 (de) 1996-11-04 1998-05-07 Basf Ag Substituierte 3-Benzylpyrazole
US6228058B1 (en) 1997-04-03 2001-05-08 Core Dynamics, Inc. Sleeve trocar with penetration indicator
US5904699A (en) * 1997-09-19 1999-05-18 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Trocar for penetration and skin incision
US6017356A (en) * 1997-09-19 2000-01-25 Ethicon Endo-Surgery Inc. Method for using a trocar for penetration and skin incision
US5916232A (en) * 1997-10-10 1999-06-29 Applied Medical Resources Corporation Asymmetrical obturator
US6106539A (en) 1998-04-15 2000-08-22 Neosurg Technologies Trocar with removable, replaceable tip
CA2346640C (en) * 1998-10-06 2008-01-29 Maxwell Edmund Whisson A needle apparatus
US6280417B1 (en) 1999-02-23 2001-08-28 Needberg Technologies, Inc. Trocar
US6319266B1 (en) * 2000-03-16 2001-11-20 United States Surgical Corporation Trocar system and method of use
AU8321901A (en) * 2000-08-08 2002-02-18 Us Surgical Molded trocar latch
US7338494B2 (en) * 2003-08-19 2008-03-04 Synthes (U.S.A.) Spring-loaded awl
US7320694B2 (en) 2004-03-11 2008-01-22 Coopersurgical, Inc. Obturator tip
US20050203467A1 (en) * 2004-03-15 2005-09-15 O'heeron Peter T. Trocar seal
US20050209608A1 (en) * 2004-03-22 2005-09-22 O'heeron Peter T Trocar seal
US7105555B2 (en) 2004-04-06 2006-09-12 Isp Investments Inc. Stable, neutral pH VOC-free biocidal compositions of 1,2-benzisothiazolin-3-one
US20050288634A1 (en) * 2004-06-28 2005-12-29 O'heeron Peter T Universal seal
US7419496B2 (en) * 2004-08-03 2008-09-02 Staudner Rupert A Trocar with retractable cutting surface
US7789861B2 (en) * 2006-04-18 2010-09-07 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Pleated trocar seal
US8728037B2 (en) 2006-04-18 2014-05-20 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Pleated trocar seal
EP1875874B1 (en) * 2006-07-06 2013-02-27 Covidien LP Two mode trocar assembly
US7655004B2 (en) 2007-02-15 2010-02-02 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electroporation ablation apparatus, system, and method
JP5525438B6 (ja) 2007-04-18 2023-12-15 コヴィディエン リミテッド パートナーシップ オブトラトール分離器具を有するトロカールアセンブリ
US8002788B2 (en) * 2007-10-05 2011-08-23 Tyco Healthcare Group Lp Two-mode bladeless trocar assembly
US20090270819A1 (en) * 2008-04-29 2009-10-29 Dario Vitali Optical safety trocar and method of use thereof
US20090287236A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-19 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Endoscopic rotary access needle
US8911463B2 (en) * 2008-06-10 2014-12-16 Covidien Lp Bladed/bladeless obturator for use in a surgical trocar assembly
US8888792B2 (en) 2008-07-14 2014-11-18 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Tissue apposition clip application devices and methods
US8157834B2 (en) 2008-11-25 2012-04-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Rotational coupling device for surgical instrument with flexible actuators
US8361066B2 (en) 2009-01-12 2013-01-29 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices
US20110098704A1 (en) 2009-10-28 2011-04-28 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices
US9028483B2 (en) 2009-12-18 2015-05-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instrument comprising an electrode
US20130310752A1 (en) * 2011-02-18 2013-11-21 Terumo Kabushiki Kaisha Veress needle
US9233241B2 (en) 2011-02-28 2016-01-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices and methods
US9254169B2 (en) 2011-02-28 2016-02-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices and methods
WO2012125785A1 (en) 2011-03-17 2012-09-20 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Hand held surgical device for manipulating an internal magnet assembly within a patient
EP2846713A1 (en) 2012-05-09 2015-03-18 EON Surgical Ltd. Laparoscopic port
US9427255B2 (en) 2012-05-14 2016-08-30 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Apparatus for introducing a steerable camera assembly into a patient
US9078662B2 (en) 2012-07-03 2015-07-14 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Endoscopic cap electrode and method for using the same
US9545290B2 (en) 2012-07-30 2017-01-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Needle probe guide
US10314649B2 (en) 2012-08-02 2019-06-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Flexible expandable electrode and method of intraluminal delivery of pulsed power
US9572623B2 (en) 2012-08-02 2017-02-21 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Reusable electrode and disposable sheath
US9277957B2 (en) 2012-08-15 2016-03-08 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrosurgical devices and methods
EP3906952A1 (en) 2012-10-11 2021-11-10 Magnolia Medical Technologies, Inc. Systems and methods for delivering a fluid to a patient with reduced contamination
US10098527B2 (en) 2013-02-27 2018-10-16 Ethidcon Endo-Surgery, Inc. System for performing a minimally invasive surgical procedure
US10441153B2 (en) * 2014-09-29 2019-10-15 Clearmind Biomedical, Inc. Endocranial endoscope
US9968249B2 (en) * 2014-09-29 2018-05-15 Clearmind Biomedical, Inc. Endocranial endoscope
SE538474C2 (en) * 2014-10-03 2016-07-19 Novoaim Ab Biopsy kit
TWI626919B (zh) * 2016-02-24 2018-06-21 克力邁醫材股份有限公司 具多段式切換設計之內視鏡裝置

Family Cites Families (50)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1087845A (en) * 1913-07-16 1914-02-17 James H Stevens Salvarsan-needle.
US1213001A (en) * 1916-05-02 1917-01-16 Ralph S Philips Therapeutic apparatus.
US1248492A (en) * 1917-04-10 1917-12-04 A D Haskell Paracentesis needle or trocar.
US1527291A (en) * 1923-07-09 1925-02-24 Zorraquin Guillermo Safety-pressure-indicating needle
US2496111A (en) * 1947-09-26 1950-01-31 Turkel Henry Biopsy needle
US2630803A (en) * 1950-05-12 1953-03-10 Eustachius O Baran Double pneumothoracic needle
US2623521A (en) * 1951-03-12 1952-12-30 Rose Shaw Indicating stylet needle
GB904635A (en) * 1960-03-28 1962-08-29 Roderick Sutherland Ross Hypodermic needle
DE2544262A1 (de) * 1975-10-03 1977-04-14 Max Bernhard Ulrich Intrauterinkatheter
SU878265A1 (ru) * 1979-01-04 1981-11-07 Тернопольский государственный медицинский институт Способ лапароцентеза
US4254762A (en) * 1979-10-23 1981-03-10 Inbae Yoon Safety endoscope system
SU897224A1 (ru) * 1980-04-03 1982-01-15 Всесоюзный Научно-Исследовательский Институт Физиологии,Биохимии И Питания Сельскохозяйственных Животных Устройство дл пересадки эмбрионов крупного рогатого скота
US4535773A (en) * 1982-03-26 1985-08-20 Inbae Yoon Safety puncturing instrument and method
US4601710B1 (en) * 1983-08-24 1998-05-05 United States Surgical Corp Trocar assembly
SU1435246A1 (ru) * 1984-11-19 1988-11-07 А. И. Тетюхин и В. Д. Сарычев Устройство дл пункции и катетеризации
US4654030A (en) * 1986-02-24 1987-03-31 Endotherapeutics Trocar
US5030206A (en) * 1986-10-17 1991-07-09 United States Surgical Corporation Trocar
US4902280A (en) * 1986-10-17 1990-02-20 United States Surgical Corporation Trocar
US4828547A (en) * 1987-09-28 1989-05-09 Bio-Plexus, Inc. Self-blunting needle assembly and device including the same
US4931042A (en) * 1987-10-26 1990-06-05 Endotherapeutics Trocar assembly with improved latch
US4943280A (en) * 1987-12-31 1990-07-24 United States Surgical Corporaiton Self-seating flapper valve for an insufflation cannula assembly
US5053016A (en) * 1987-12-31 1991-10-01 United States Surgical Corporation Valve seat for an insufflation cannula assembly
US4869717A (en) * 1988-04-25 1989-09-26 Adair Edwin Lloyd Gas insufflation needle with instrument port
US5215526A (en) * 1988-07-06 1993-06-01 Ethicon, Inc. Safety trocar
US5267965A (en) * 1988-07-06 1993-12-07 Ethicon, Inc. Safety trocar
GB8816033D0 (en) * 1988-07-06 1988-08-10 Ethicon Inc Improved safety trocar
US5224952A (en) * 1988-07-06 1993-07-06 Ethicon, Inc. Safety trocar
US5104383A (en) * 1989-10-17 1992-04-14 United States Surgical Corporation Trocar adapter seal and method of use
US5122122A (en) * 1989-11-22 1992-06-16 Dexide, Incorporated Locking trocar sleeve
US5127909A (en) * 1990-04-05 1992-07-07 United States Surgical Corporation Flapper valve for an insufflation cannula assembly
US5114407A (en) * 1990-08-30 1992-05-19 Ethicon, Inc. Safety mechanism for trocar
US5318580A (en) * 1990-09-11 1994-06-07 Origin Medsystems, Inc. Retractable trocar
US5073169A (en) * 1990-10-02 1991-12-17 Steve Raiken Trocar support
US5116353B1 (en) * 1990-10-05 1996-09-10 Digital Voice Systems Inc Safety trocar
US5261891A (en) * 1991-01-15 1993-11-16 Ethicon, Inc. Trocar
US5104382A (en) * 1991-01-15 1992-04-14 Ethicon, Inc. Trocar
US5152754A (en) * 1991-02-15 1992-10-06 Minnesota Mining And Manufacturing Company Trocar
US5224951A (en) * 1991-02-19 1993-07-06 Dexide, Inc. Surgical trocar and spike assembly
US5256148A (en) * 1991-05-03 1993-10-26 Ethicon, Inc. Verress needle with enhanced acoustical means
AU2364592A (en) * 1991-08-30 1993-04-05 Origin Medsystems, Inc. Trocar with retracting tip
WO1993004632A1 (en) * 1991-08-30 1993-03-18 Origin Medsystems, Inc. Trocar with retracting tip and palm actuator mechanism
US5312354A (en) * 1991-11-04 1994-05-17 American Cyanamid Company Safety trocar instrument having a retractable point actuated by a trigger sleeve
US5158552A (en) * 1991-11-04 1992-10-27 American Cyanamid Company Safety trocar instrument having a retractable trocar actuated by relief of pressure on the trocar point
US5207647A (en) * 1991-11-05 1993-05-04 Phelps David Y Needle device
US5256149A (en) * 1992-02-14 1993-10-26 Ethicon, Inc. Trocar having transparent cannula and method of using
US5441513A (en) * 1992-03-12 1995-08-15 United States Surgical Corporation Retracting tip trocar assembly
US5226891A (en) * 1992-04-07 1993-07-13 Applied Medical Resources Seal protection apparatus
US5248298A (en) * 1992-04-16 1993-09-28 Ethicon, Inc. Insert for shielded trocar
US5246425A (en) * 1992-09-21 1993-09-21 Daniel Hunsberger Trocar and cannula assembly
US5275583A (en) * 1992-10-05 1994-01-04 Lawrence Crainich Trocar assembly with independently acting shield means

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003210474A (ja) * 2002-01-24 2003-07-29 Inprest Co Ltd トロカール
JP2008194465A (ja) * 2007-02-12 2008-08-28 Alcon Inc 外科手術用プローブ
JP2015511867A (ja) * 2012-03-13 2015-04-23 スミス アンド ネフュー インコーポレーテッドSmith & Nephew,Inc. 外科用針
US10531892B2 (en) 2012-03-13 2020-01-14 Smith & Nephew, Inc. Surgical needle
JP2016511083A (ja) * 2013-03-12 2016-04-14 マグノリア メディカル テクノロジーズ,インコーポレイテッド 針の内腔を選択的に閉塞するための方法及び装置
US9895165B2 (en) 2013-03-15 2018-02-20 Smith & Nephew, Inc. Surgical needle
CN106999182A (zh) * 2014-10-15 2017-08-01 史密夫和内修有限公司 锚固件/植入物配置装置及与其相关的组织修复方法
US10499903B2 (en) 2014-10-15 2019-12-10 Smith & Nephew, Inc. Anchor/implant deployment device and tissue repair methods related thereto
US10499904B2 (en) 2015-02-17 2019-12-10 Smith & Nephew, Inc. Anchor insertion system and method of use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
WO1995000189A1 (en) 1995-01-05
US5431635A (en) 1995-07-11
EP0746351A1 (en) 1996-12-11
CA2164634A1 (en) 1995-01-05
EP0746351A4 (en) 1997-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08511711A (ja) トリガーされる安全部材を備えた安全挿通具
US5607439A (en) Safety penetrating instrument with penetrating member moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5645556A (en) Safety penetrating instrument with triggered penetrating member retraction and single or multiple safety member protrusion
US5569289A (en) Safety penetrating instrument with penetrating member and cannula moving during penetration and triggered safety member protusion
US5993470A (en) Universal handle for medical instruments
US5584848A (en) Safety penetrating instrument with penetrating member, safety member and cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5665072A (en) Safety needle instrument with movable cannula and needle
US5573545A (en) Safety penetrating instrument with safety member and cannula moving during penetration and triggered cannula and/or safety member protrusion
US5575804A (en) Safety penetrating instrument with cannula moving during penetration and triggered safety member protrusion
US5637097A (en) Penetrating instrument having an expandable anchoring portion
US5779680A (en) Retractable safety needle instrument with movable safety member
EP0540887B1 (en) Safety trocar
US5578053A (en) Safety needle instrument having a triggered safety member
JPH0556907B2 (ja)
EP0629381A2 (en) Safety interposer for surgical instruments
EP0599354B1 (en) A trocar
US5645557A (en) Safety penetrating instrument with triggered penetrating member retraction and safety member protrusion
JPH11504234A (ja) 側方拡張自在バネ片を備えた収縮自在安全挿通具
JPH1128215A (ja) 手術用トロカール
US5571134A (en) Safety penetrating instrument with penetrating member and safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
AU686930B2 (en) Medical instrument with force limiting mechanism
US5591189A (en) Safety penetrating instrument with safety member moving during penetration and triggered safety member protrusion
JPH08511971A (ja) トリガーされる門口スリーブを備えた安全挿通具
US5603719A (en) Retractable safety trocar with multiple triggering and/or moving components
JP4986987B2 (ja) 穿刺用安全套管針