JPH08511971A - トリガーされる門口スリーブを備えた安全挿通具 - Google Patents

トリガーされる門口スリーブを備えた安全挿通具

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JPH08511971A
JPH08511971A JP7503521A JP50352195A JPH08511971A JP H08511971 A JPH08511971 A JP H08511971A JP 7503521 A JP7503521 A JP 7503521A JP 50352195 A JP50352195 A JP 50352195A JP H08511971 A JPH08511971 A JP H08511971A
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Abstract

(57)【要約】 内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具であって、遠位側に付勢された門口スリーブ(26)内に配置されていて、解剖学上空洞へと空洞壁を介して門口スリーブ(26)を導入する挿通部材(50)を備え、門口スリーブ(26)が、挿通部材(56)の先鋭遠位端を保護する突出位置と、先鋭遠位端(56)を露現させる退避位置との間を移動する遠位端を有してなる安全挿通具。門口スリーブ(26)を退避位置に手動にて移動させるためにハンドルを設ける一方、門口スリーブ(26)を退避位置にロックするが、安全挿通具が解剖学上空洞に挿通されるに伴って動作部材(112)が遠位側に移動するとそれに応動して門口スリーブ(26)を突出位置へ復帰のを許容するする解放自在ロック機構(94)をも設けると共に、操作部材を好ましくは挿通部材(50)に担持させている。

Description

【発明の詳細な説明】 トリガーされる門口スリーブを備えた安全挿通具 発明の背景 発明の分野 本発明は、安全挿通具に関し、詳述すれば、バネにより突出位置へ付勢される 時に鋭い挿通部材が誤って組織と接触するのを防ぐ安全部材を備えた、内視鏡下 施術において門口を形成するのに用いる安全挿通具に関する。 従来技術の説明 解剖学上空洞に対する内視鏡下施術、特に腹腔鏡下施術において当該解剖学上 空洞へのアクセスを得るために、医学の分野で安全挿通具が広く使われている。 例えばユーンに付与された米国特許第4、535、773号に開示されている挿通具や、 エチコーン・エンドサージェリ(Ethicon EndoSurgery)社から市販されている 「エンドパス」トロッカー、ユナイテッド・ステーツ・サージカル・コーポレシ ョーン(United State Surgical Corporation)社から市販されている「サージ ポート」トロッカーの如くの広く受け入れられている安全挿通具は、門口スリー ブないしカニューレと、該門口スリーブ内に受承された挿通部材と、挿通部材を 解剖学上空洞に挿通するとバネに付勢されて突出位置へ移動して挿通部材の先鋭 端を覆う安全シールドとで構成されている。従って、安全シールドが、解剖学上 空洞壁に挿通ないし穿刺された後での挿通部材の先鋭端との接触により組織や器 官などが誤って損傷を受けるのを防いでいる。 挿通を始めるにあたっては、安全挿通具の遠位端をまず解剖学上空洞壁に接触 させる。そして安全挿通具に力を作用させると、安全シールドと空洞壁との接触 により、安全シールドがバネの作用に抗して退避位置へと近位側に移動し、それ により挿通部材の先鋭端が露現すると共に、空洞壁に差し込まれる。従って、空 洞壁を介して挿通させるのに必要な力は、安全挿通具を解剖学上空洞壁に貫通さ せるのに必要な力ばかりではなくて、安全シールドに作用しているバネのバネ力 に抗するのに十分な力となっている。挿通部材の先鋭端が一旦空洞に挿通される と、安全シールドに作用しているバネ力は当該安全シールドに作用している近位 側の小さい力より大きくなり、そのために安全シールドが遠位側に向かって突出 位置へと移動するようになる。ところが、実際は、先鋭端が空洞内へと挿通され ても、挿通部材はその時に周囲組織もしくは安全シールドと門口スリーブ及び挿 通部材の何れか一方ないし両方との間に捕捉された組織の何れか一方又は両方と 接触していることから、近位側に残留する力が安全シールドに作用したままで、 突出位置への安全シールドの遠位側に向かった移動が阻止されている。安全挿通 具を解剖学上空洞に挿通した後に安全シールドが遠位側へと移動できるようにす るためには、遠位側へと安全シールドを付勢しているバネの力を増加する必要が あるが、このように付勢バネの力を増加すると、空洞壁を貫通させるのに要する 力も大きくする必要があって望ましくない。従って、現に入手し得る安全シール ド付き安全挿通具では、挿通力と、安全シールドの遠位側への確実な移動との両 者の要件を満たすために両者の間で妥協を持たせた力の付勢バネを利用している 。 施術医に対して安心感を持たせるために、現に入手し得る安全シールド付き挿 通具には、解剖学上空洞に挿通した後に安全シールドを遠位側に突出した状態に ロックする機構を用いている。しかし、このロック機構の必要性については、安 全シールドをロックしていると組織と誤って接触して損傷を与えることがあり、 また、ロックから外されていると衝撃緩衝器と同様にバネの付勢力に抗して近位 側へ移動することが有り得ることから、純粋の医学的立場からみてまだ確立して いない。従って、施術医者に対して安心感を持たせることができると共に、衝撃 緩衝効果を醸し出すことのできる安全挿通具が望まれている。 安全シールドを備えた現に入手し得る安全挿通具は、内視鏡下施術用として外 科医に広く受け入れられているが、安全シールドを遠位側に付勢するバネの力を 選定するに当たって妥協せざるを得ないこと、安全シールドの付加により挿通力 を大きくする必要があること、挿通具が挿通部材と門口スリーブのみで構成され ていること、更には、門口スリーブの遠位端が解剖学上空洞に挿入される前に、 安全シールドが早まって突出位置へ移動してしまうことなどから、依然と改良の 余地がある。安全シールドが早まって突出位置へ移動してしまった後にその安全 シールドを引き抜くと、解剖学上空洞との門口スリーブを介しての連通が得られ ないし、通気ガスの如くの流体を門口スリーブを介して導入すると、腹膜気腫を 起こすことになる。 発明の趣旨 従って、本発明の主目的は、挿通力を減少させ、かつ、解剖学上空洞への門口 スリーブの挿入を確実にすることにより、解剖学上空洞への挿通後に挿通部材の 先鋭遠位端がシールドされる、即ち、覆われるようになった安全挿通具を改良す ることにある。 本発明の別の目的は、解剖学上空洞壁に安全挿通具を挿通させるのに要する挿 通力を減少すると共に、空洞への挿通が一旦達成されると挿通部材の先鋭遠位端 のシールドを確実にすることにある。 本発明のまた別の目的は、挿通部材と、挿通具が解剖学上空洞へ挿通されると 操作部材の遠位側への移動に応動してバネ力により移動する門口スリーブとで構 成すると共に、門口スリーブの遠位端を以て、解剖学上空洞内の組織との不意の 接触を避けるために挿通部材の先鋭遠位端を覆うようにして安全部材として作用 させるようにすることにある。 本発明の更に別の目的は、遠位側に付勢されている門口スリーブが、挿通すべ き解剖学上空洞壁と接触するに先立って挿通部材の先鋭遠位端を露現させるため に退避位置にロックされるが、解剖学上空洞へと挿通されると突出位置へと復帰 すべく開放されるようにすることにある。 本発明の更にまた別の目的は、挿通部材の解剖学上空洞への挿通に伴う遠位側 への移動に応動して遠位側へ付勢されている安全部材の解放をトリガーするよう にすることにある。 本発明のもう一つの目的は、安全挿通具における安全部材を遠位側へ付勢する のに強力なバネを用いることにより衝撃緩衝作用ないしクッション作用を得、ま た、安全挿通具の挿通力を増加させることなく、先鋭挿通部材を保護する突出位 置へと解剖学上空洞壁を介しての門口スリーブの遠位側への移動を確実にするこ とにある。 従来の安全挿通具に勝る本発明の安全挿通具のいくつかの利点としては、門口 スリーブに作用する遠位側への付勢力が、解剖学上空洞に挿通されたかどうかに 拘らず挿通時に門口スリーブの突出が確実に行われるようになっていること、安 全挿通具の挿通力を減少させたこと、安全部材として作用する部品を別途要する ようなことはなく安全挿通具で安全に挿通できるようにしたこと、並びに、最小 限の数の構成部品で低廉にて安全挿通具を構成しているので、コストの低減がで き、再使用に備えての殺菌消毒が容易にでき、一人の患者に対して経済的に利用 できるようにしたことなどが挙げられる。 本発明は、内視鏡下施術の際に解剖学状空洞壁に門口を形成する安全挿通具に して、解剖学上空洞に定置させる遠位端と解剖学上空洞壁の外部に臨む近位端と を有する門口スリーブと、該門口スリーブ内に配置されて組織に穿剌される先鋭 遠位端を有する挿通部材と、門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端から 遠位側へと突出する突出位置と門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端の 近位側に臨んで挿通部材の先鋭遠位端を露現させる退避位置との間を前記挿通部 材に対して移動自在に前記門口スリーブを指示するハウジングと、前記突出位置 へと遠位側へ移動するように門口スリーブを付勢すると共に、その門口スリーブ をして退避位置へと近位側に移動させることのできる付勢手段と、門口スリーブ を退避位置へと移動させるためにその門口スリーブと連結したハンドルと、門口 スリーブと係合して当該門口スリーブを退避位置にロックするロック手段と、門 口スリーブが前記付勢手段により突出位置へと移動されるように、安全挿通具の 解剖学上空洞への挿入に応動してロック手段の解放をトリガーする操作部材から なる解放手段とで安全挿通具を構成したのを特徴とするものである。 前述した目的や特長、利点のみならず、その他の目的や特長、利点なども、同 一構成部品に対して同一符号を用いて本発明の好ましい実施の形態を示した添付 図面を参照しながらなす下記の説明から明らかになるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、門口スリーブが遠位側に突出して突出位置に臨んでいる状態での、本 発明による安全挿通具の一部破断縦断面図。 図2は、図1の安全挿通具のための解放自在ロック機構の斜視図。 図3は、門口スリーブが退避位置にロックされた状態での、図1の安全挿通具 の一部破断縦断面図。 図4は、挿通部材が解剖学上空洞壁を貫通する時に挿通部材が近位側へ移動し た状態を示す、図1の安全挿通具の一部破断縦断面図。 図5は、門口スリーブを解放すべく挿通部材が遠位側へ移動した状態を示す、 図1の安全挿通具の一部破断縦断面図。 図6は、解剖学上空洞への挿通後に突出位置に臨む門口スリーブを示す、図1 の挿通具の一部破断縦断面図。 図7は、本発明の安全挿通具の別の実施の形態を示す一部縦断面図。 図8は、図7の安全挿通具の解放自在ロック機構の斜視図。 図9は、本発明の挿通具のまた別の実施の形態を示す一部破断断面図。 図10は、図9に示した本発明の安全挿通具の賢兄例を示す一部破断縦断面図 。 好ましい実施の形態の説明 図1に示した本発明による安全挿通具20は、門口ユニット22と挿通ユニッ ト24とで構成されている。門口ユニット22は、遠位端28と、ハウジング3 2に移動自在に収納された近位端30とを有するほぼ長尺状の円筒形門口スリー ブないしカニューレ26からなる。ハウジング32は好ましくは、当該ハウジン グ32を貫通する挿通具とは封止状態で係合するように構成されていて、門口ス リーブを貫通するものが何もない場合では閉鎖位置に付勢される弁34を備える ように構成するのが望ましい。弁34としてはフラッパー弁として図示している が、ラッパ弁やニップル弁など、その他の構造の弁を用いることもできる。門口 スリーブ26は、Oリング38の如きのシールと係合した状態でハウジング32 の前壁36を貫通延在している。この門口スリーブ26の近位端30には、スロ ットないし切欠き42近傍に臨むフランジ40が半径方向外側に形成されている 。フランジ40の上部を貫通する案内棒46には螺旋バネ44が装着されており 、この螺旋バネ44は、前記フランジ40とハウジング32の後壁48との間に 圧 縮された状態で介装されて門口スリーブ26を図1に示すように遠位側へ付勢し ている。 挿通ユニット24は、ハブ54に受承された近位端52と、先鋭遠位端ないし 先鋭端56と、近位端52と先鋭端56との間に臨むシャフト58とで構成され ている。先鋭端としては、特定の施術に合わせて施術医が必要とする形状、例え ば図示のよう境界60を境とする切り子面を有するピラミッド形トロッカー、円 錐形、溝形、多面形、開放形、切頭形などの形状にしても良い。挿通部材として は、例えば、先鋭遠位端56をシャフト58とは取替え自在に例えばネジ差込式 で係合するようにするとか、複部品製であってもよい。挿通部材50の近位端5 2は中空となっていて、半径方向外側に延在するフランジ62が形成されており 、このフランジ62がハブの後壁68から垂下する係止部材66とハブの前壁6 4の間を移動自在となっている。ハブの後壁68には、安全挿通具の長手軸と同 心的に、しかも、挿通部材の開放近位端52に挿入された状態で案内筒72が装 着されていて、挿通部材を当該案内筒72に装着されてフランジ62とハブの後 壁68との間に圧縮状態で介装した螺旋バネ74の付勢力に抗して案内筒に対し て摺動できるようにしている。ハブの後壁68には、案内筒72を摺動自在に受 承する通路76が形成されているので、ハンドル70は安全挿通具の長手軸に沿 って移動できるようになっている。この案内筒72内にはロック部材78が装着 されており、このロック部材78は、案内筒内に装着したベース80と、ロック 突起86を有するアーム84と、前記ベース80とロック突起86とを連結する 曲部82とが一体形成された帯状弾性部材からなり、前記ロック突起86は遠位 側斜面88と、安全挿通具の長手軸からほぼ横方向に延在するロック面90とに よりその形状が定められている。案内筒72には、門口スリーブ26が突出位置 にあるとスロットないし切欠き42と揃う位置にスロット92が形成されている ので、ロック突起86はこのスロットと前記スロット42とに係入して門口スリ ーブを突出位置に保持することができる。 門口スリーブを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端56を露現させ ると共に、当該門口スリーブが突出位置へと戻れるように解放する解放自在ロッ ク機構94は、図2に示すように、ハウジング32の底壁100に取り付けられ たほぼ平坦なベース98と、該ベース98とは隔離して並設されたアーム104 と、前記ベース98とアーム104とを互いに連結する曲部102とが一体形成 された帯状弾性部材からなるラッチないしロック用バネ96で構成されている。 アーム104には凸状ラッチ106が形成されており、この凸状ラッチ106は 、遠位側に臨む傾斜面108と、安全挿通具の長手軸に対してほぼ直交するが、 門口スリーブのフランジ40とはほぼ平行する近位側に臨むラッチ面110とを 有している。トリガー112は、枢動ピン116を介して前記アーム104に一 端が装着されている脚部114と、トリガーの前記脚部114近傍に、トリガー の反時計方向への回動範囲を制限するために設けた突起120に当接するまで前 記トリガー112を付勢しているが、トリガーの時計方向への回動に当たっては そのバネ力に抗することになるバネ118とからなる。トリガーの脚部114の 他端は挿通部材50におけるスロットないし切欠き124へと延在しているが、 このスロット124は挿通部材におけるスロットないし切欠き126とは操作部 材128により隔離されている。 門口ユニット22と挿通ユニット24とは、別々に、或いは図1に示したよう に互いに組み合わされた状態で施術医に対して提供されるようになっており、何 れか一方、又は両方を患者毎の使捨て式に、或いは殺菌消毒して再使用できるよ うに製造してもよい。その際、ハブ54は、130を以て示した適当な節度機構 ないしラッチ機構でハウジング32に連結する。 使用にあたっては、施術医が解剖学上空洞へ安全挿通具20を挿通する場合、 挿通具は当初、図1に示した状態にあり、このとき門口スリーブ26は突出位置 にあって挿通部材の先鋭遠位端56を覆っている。解剖学上壁Wへ挿通するに先 立って、ハンドル70を掴んで図3において仮想線で示した位置へ近位側へと移 動させるが、この時ロック86がスロット42に係入していることから門口スリ ーブも近位側へと移動する。ロック86がスロット42に係入する際にアーム1 04が弾くので、施術医はフランジ40がラッチ面110に当接してロックされ たことが感触で判断できる。これで安全挿通具20は図3に示した状態となり、 この時門口スリーブは解放自在ロック機構96により退避位置にロックされ、ま た、挿通部材の先鋭遠位端56は、境界60が門口スリーブの遠位端28とは、 フランジ62と係止部材66との距離Xとほぼ等しい距離Xだけ隔離した状態で 露現している。挿通部材は遠位側に付勢されているから、フランジ62はハブ5 4の前壁64近傍に臨み、操作部材128はトリガー112の遠位側に臨んでい る。 挿通部材の先鋭遠位端56を解剖学上空洞壁Wに当接させると、図4に示すよ ように、フランジ62が係止部材66に当接するまで挿通部材50がバネ74の 付勢力に抗して近位側へと移動して、挿通部材の遠位端における境界60が門口 スリーブの遠位端28と揃うようになる。また、挿通部材50の近位側への移動 に伴って、操作部材128がトリガー112の脚部114と係合し、それにより トリガーが時計方向に回動して操作部材の通過を許容するようになる。トリガー 112がこのように時計方向に回動しても、トリガーの脚部114はアーム10 4と係合することなく時計方向に回動自在となっているから、ラッチ106を移 動させるようなことはない。操作部材が脚部114を通過すると、トリガーがバ ネ118の作用により、脚部が突起120に当接し、かつ、スロット126に係 入する通常位置へと復帰する。従って、解剖学上空洞Wへの挿通が行われるにつ れて、ハンドル70の手動移動によりバネ44が圧縮されていることから、挿通 に要する力は、先鋭遠位端56と門口スリーブ26とが空洞壁を貫通するのに要 する力に限定されることになる。即ち、この挿通時には、バネ44の付勢力より も大きい力は不要である。挿通が進むにつれて、挿通部材50が解剖学上空洞壁 を完全に貫通してバネ74の作用により遠位側に移動し始める図5の状態になる まで、挿通具が解剖学上空洞壁を前進する。挿通部材が遠位側に移動するにつれ て、操作部材128はトリガーの脚部114と係合し、これによりトリガーは図 5から見て反時計方向に回動すると共に、脚部114は突起120と係合してア ーム104を弾性帯状体96の弾性力に抗してベース98側に移動させるように なる。このようにアーム104が安全挿通具の長手軸から離れる方向へ移動する と、ラッチ106が門口スリーブ上のフランジ40との係合から外れ、かくてバ ネ44の作用により門口スリーブが突出位置へと遠位側に移動するようになり、 遠位端28は図6に示したように挿通部材の先鋭遠位端56から外側に突出して 解剖学上空洞内の組織が先鋭遠位端56により誤って損傷を受けるのを防いでい る。門口スリーブの遠位端26が解剖学上空洞内に臨むようになると、挿通ユニ ット24を門口ユニット22から引き離して、門口スリーブをそのまま残すこと により、内視鏡下施術を行うのに必要な器具が門口ユニットにより形成された門 口を介して挿通できるようになる。 バネ44を比較的強いものとすることにより、門口スリーブが解剖学上空洞壁 Wと係合するか、門口スリーブと挿通部材との間に組織が絡み付くようなことが あっても、門口スリーブを確実に突出させることができる。また、バネ44の力 を大きくしていることから、施術医に対しては門口スリーブが挿通部材を確実に 保護していることを知らしめる心理的効果がある。門口スリーブの遠位端28が 解剖学上空洞内の組織と接触するようなことがあると、門口スリーブは衝撃緩衝 器と同様に緩衝作用をして当該組織を保護するようになる。また、バネ44の力 を大きくしていることから、施術医は手応えで、門口スリーブが突出位置へと移 動したこと、及び空洞への挿通が行われたことを容易に知ることができる。門口 スリーブの突出位置への移動に伴ってフランジ40が移動すると、ロック86が スロット42に係入して門口スリーブを突出位置に保持するようになる。このロ ック86によるロック作用は面88の角度に応じて変えることができ、面88を 安全挿通具の長手軸に対して直交する角度に近づけば近づくほど、門口スリーブ を確実にロックすることができるようになる。 本発明による安全挿通具132の別の実施の態様を図7に示すが、安全挿通具 20と安全挿通具132との間の主たる相違点は、解放自在ロック機構を安全挿 通具の長手軸に近接してハブからの筒状延長部内に配置したことにある。門口ユ ニット22は安全挿通具20の門口ユニットとほぼ類似しているが、門口スリー ブ26には、フランジ40近傍で、スロットないし切欠き42とは反対側にスロ ットないし切欠き134を備えている点で異なっている。挿通ユニット24の主 たる相違点は、案内筒を、ロック部材78のベース80に装着した下壁138と ロッ ク86を受承するスロット92が形成された上壁140とを有するハンドル70 から遠位側に延在し半円筒形支持部材136の形に形成していることにある。半 円筒形支持部材142は、ハブの後壁68から延在していると共に、解放自在ロ ック機構146を支持する上壁144を備えている。支持部材136、142は 、共に合わさって、安全挿通具20における案内筒72と類似の円筒形案内構造 体を形成していて、挿通部材50はその上を摺動する。 門口スリーブを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端56を露現させ ると共に、当該門口スリーブが突出位置へと戻れるように解放する解放自在ロッ ク機構146は、図8に示すように、支持部材142の壁144に取り付けたほ ぼ平坦なベース150と、該ベース150とは隔離して並設されたアーム154 と、前記ベース150とアーム154とを互いに連結する曲部152とが一体形 成された帯状弾性部材からなるラッチないしロック用バネ148で構成されてい る。アーム154には凸状ラッチ156が形成されており、この凸状ラッチ15 6は、遠位側に臨む傾斜面158と、安全挿通具の長手軸に対してほぼ直交する が、門口スリーブのフランジ40とはほぼ平行する近位側に臨むラッチ面160 とを有している。ラッチ156は、門口スリーブが退避位置にロックされている と、支持部材142におけるスロット160を貫通して門口スリーブ26におけ るスロット160に係入している。トリガー162は、一端がアーム154上の ピン166に枢動自在に装着され、他端168は、挿通部材50におけるスロッ ト124に係入するように支持部材142上のスロット160を介してアーム1 54から近位側へと傾斜延在した脚部164で構成されている。ロック用バネ1 48には、トリガー162の脚部164の枢動端近傍において突起170が形成 されている。突起170は、アーム154から離れる方向へのトリガーの時計方 向の回動を制限するものであり、このトリガーの反時計方向への回動は図示して いないバネの付勢力に抗して行われる。 安全挿通具132の用法は、安全挿通具20について前述したのとほぼ同一で あって、ハンドル70を近位側に移動させるとロック86が近位側に移動して門 口スリーブを図7に示したように退避位置にロックするようになる。挿通時には 、 挿通部材が近位側に移動することにより、操作部材128もトリガー162を通 過して近位側に移動するので、解剖学上空洞への挿入時に挿通部材が遠位側に移 動して操作部材128をトリガー162と係合させると共に、突起170の方へ とトリガーを時計方向に回動させ、かくてアーム154をベース150の方へと 押し下げてラッチ156をフランジ40から離し、よってバネ44の作用により 門口スリーブが突出位置へと遠位側に移動する。 本発明による安全挿通具170のまた別の実施の態様を図9に示すが、安全挿 通具20と安全挿通具170との主たる相違点は、門口スリーブを退避させるた めのハンドルが門口ユニットのハウジングから横方へ延在していて、解放自在ロ ック機構のトリガーが挿通ユニットのハブ内に配置されている点にある。安全挿 通具170は、門口ユニット172と挿通ユニット174とで構成されている。 門口ユニット172は、近位端178が、弁182を備えたハウジング180内 に摺動自在に受承されている円筒形門口スリーブないしカニューレ176からな る。門口スリーブの近位端178には横方に延在するフランジ184が形成され ており、ハンドル186はこのフランジ184に装着されて、ハウジング180 の頂壁190におけるスロット188を貫通して、前記頂壁190に形成した樋 状長溝192に臨んでいる。この頂壁190にはヒンジ196を介して透明カバ ー194が装着されており、カバー194の周囲にはガスケットないしシール膜 198が取り付けられているので、このカバー194を閉位置に設定すると前記 ガスケットないしシール膜198は長溝192の周囲における頂壁190の部分 と当接してスロット188により形成された開口を介して流体が流入出するのを 阻止する。フランジ184には貫通路が形成されていて、この貫通路に案内ロッ ド200が受承されている。螺旋バネ202は、この案内ロッド204を囲繞し ていると共に、ハウジングの後壁204とフランジ184との間に圧縮状態で介 装されているから、門口スリーブは遠位側に付勢されている。挿通ユニット17 4は、近位端が中空であり、横方に延在するフランジ210が形成されている挿 通部材206よりなる。案内筒214はハブ212の後壁216から延在して、 挿通部材の中空近位端208に突入している。螺旋バネ18はこの案内筒214 を囲繞 していると共に、ハブの後壁216とフランジ210との間に圧縮状態で介装さ れていて、挿通部材を遠位側に付勢している。 門口スリーブを退避位置にロックして、挿通部材の先鋭遠位端を露現させると 共に、当該門口スリーブが突出位置へと戻れるように解放する解放自在ロック機 構220は、ハブ212の底壁に固着させたほぼ平坦なベース224と、該ベー ス224とは隔離して並設されたアーム228と、前記ベース224とアーム2 28とを互いに連結する曲部226とが一体形成された帯状弾性部材からなるラ ッチないしロック用バネ222で構成されている。アーム228には延長部23 0が形成されており、この延長部230は、ハブ212の前壁とハウジング18 0の後壁にぞれぞれ形成されて互いに揃っているスロットを貫通した端部232 を有している。ハウジング180の後壁の開口近傍には弁部材234が装着され て、延長部230がスロットから離れるとそのスロットを閉じるようになってい る。この解放自在ロック機構222には、ハウジング180の底壁に固着させた ほぼ平坦なベース238と、該ベース238とは隔離して並設され、かつ、上方 に傾斜したアーム242と、前記ベース238とアーム242とを互いに連結す る曲部240とが一体形成された帯状弾性部材からなるラッチないしロック用バ ネ236をも備えている。アーム242には延長部230の端部232近傍に臨 む突起244が形成されており、また、この突起244の遠位側において、遠位 側傾斜面248と、安全挿通具の長手軸に対してほぼ横方であって、門口スリー ブのフランジ184とはほぼ平行に延在する近位側ラッチ面250とを有する凸 状ラッチ246が形成されている。傾斜面248は遠位側傾斜面254を介して ロック用フィンガー252に連接している。トリガー256はアーム228の延 長部230と並設され、かつ、ハブの壁部ないしハブ内に支持された構造体に取 り付けたピンを介してハブに枢動自在に取り付けられている。このトリガーはほ ぼL字形状で、延長部230の上方に臨む脚部258と、該脚部258から横方 に張り出しているが、安全挿通具の近位端に向かって僅かだけ角度をなしている 脚部260とからなる。前記ピンには図示していない捻りバネが装着されている と共に、トリガーに取り付けられているので、トリガーは図9において反時計方 向に付勢 されており、そのために脚部258は延長部230の方へと付勢されている。 門口スリーブが退避位置にロックされてフランジ184にラッチ246が係合 している状態にある安全挿通具170を図9に示す。使用に当たっては、門口ス リーブは突出位置に置かれている。この門口スリーブを退避位置にロックするた めには、ハウジング180に対してカバー194を開けて、ハンドル186を掴 んで近位側へ移動させることにより、フランジ184を傾斜面248が形成する ランプを乗り越えさせ、これによりラッチ246がフランジ184と係合できる ようにする。そして、解剖学上空洞壁に挿入している時に挿通部材を近位側に移 動させると、挿通部材の近位端におけるフランジ210により形成されている操 作部材が脚部260と係合しながらトリガー256を通過するが、その時トリガ ー256は時計方向に回動する。解剖学上空洞への挿通が行われると、挿通部材 はバネ218の作用により遠位側に移動して、フランジ210が形成する操作部 材を脚部260と係合させてトリガー256を反時計方向に回動させるので、脚 部258は延長部230と係合し、これにより延長部はベース224の方へと移 動して突起244と係合し、かくて、アーム242をベース238の方へと移動 させてラッチ246をフランジ184との係合から外すようになる。従って、門 口スリーブはバネ202の作用により遠位側に移動し、かくて突出位置に至るよ うになる。門口スリーブが遠位側へ移動するにつれて、フランジ184は傾斜面 254の形成するランプを乗り越え、その際ロック用フィンガー252が押し下 げられると共に、ロック位置へ移動して門口スリーブを突出位置にロックするよ うになる。門口スリーブを退避位置にロックすべく近位側に移動させるためには 、ロック用フィンガー252を係合から外すのにどのような機構を用いてもよい 。 図9に示した安全挿通具の変形例を図10に示すが、挿通ユニット174に保 護套管262を付加した点がこの変形例の主たる相違点である。保護套管262 は、挿通ユニット174を門口ユニット172から引き抜くと突出位置へ移動す るように設けられている。そのために、保護套管262は、適当な材料で構成さ れていて、挿通部材206の形状に対応する中空形になっているので、保護套管 の遠位端264は挿通部材の先鋭遠位端から外側に突き出ている。この保護套管 262の近位端26はハブ212に受承されていると共に、横方に張り出したフ ランジ268が形成されている。保護套管の近位端266にはスロット270が 形成されていて、挿通部材から横方に延在するフランジ部材210’がこのスロ ット270内で移動するようになっており、フランジ268とは部212の後壁 216との間に螺旋バネ272が圧縮状態で介装されているので、保護套管は突 出位置へと遠位側に付勢されている。フランジ268にはロック274が係合し て保護套管の遠位側への移動を阻止しているが、挿通ユニットを門口ユニットか ら引き抜くとロック274は回動してフランジ268との係合から外れ、かくて 、保護套管262は突出位置へと移動し、その時フランジ268は挿通部材のフ ランジ部材210’と当接している。 伸長位置へと近位側に門口スリーブを移動させるべく解放するには、挿通部材 の解剖学上空洞への挿通に応動して移動する適当な部材に装着した操作部材の移 動によりそれを行う。前述したように、安全挿通具の所要構成部品の数を抑える ために、操作部材は挿通部材に担持されている。しかし、操作部材としては、例 えばプローベやロッドの如くの解剖学上空洞への挿通に応動して移動する、或い は、挿通部材の遠位端から僅かだけ突出するように付勢された挿通部材の側部に 沿う別の部材、或いは、挿通部材の遠位端から僅かだけ突出すべく付勢された挿 通部材を囲繞する中空部材ないし筒部材に担持させてもよい。また、安全挿通具 には、操作部材の移動をもたらすのに種々の付勢手段を設けてもよいし、例えば 、引張バネ、圧縮バネ、ゴム、プラスチックないし磁石などを用いてもよい。 本発明の安全挿通具の構成部品は、医学用途仕様であればどのような材料で構 成してもよく、患者毎の使捨て式にしてもよいし、又は殺菌消毒して再使用でき るようにしてもよい。特に使捨て式にする場合では、構成部品を種々の形状の複 数部品で構成すると共に、複数の材料で構成することでコスト低減を計ることが できる。門口ユニットのハウジングには、種々の弁類や、停止栓、及びシール類 を設けて、流体の流入出を制御するようにしてもよく、また、門口ユニットと挿 通ユニットとを組み立てたときにハブとハウジングとをラッチないし連結させる ために従来公知の節度機構を用いることもできる。 解放自在ロック機構は、門口スリーブを退避位置にロックするためのラッチと 、操作部材の遠位側への移動に応動してラッチを解放するトリガーだけで充分で ある。従って、例えば移動自在ないし回動自在に装着したカムや爪類の如くのロ ック機能と解放機能を醸し出すものであれば、種々に機構を用いることもできる 。本発明の安全挿通具に使うにあたって簡単に改変し得る種々の解放自在ロック 機構としては、本願出願人による1991年11月27日出願の米国特許出願第07/800,5 07号、1991年12月6日出願の米国特許出願第07/805,506号、1991年12月16日出願 の米国特許出願第07/808,325号、1992年3月10日出願の米国特許出願第07/48,83 8号、1993年4月15日出願の米国特許出願第07/868,566号と第07/868,578号、199 2年8月4日出願の米国特許出願第07/929,338号、1992年9月15日出願の米国特 許出願第07/845,177号などに開示されている。前掲の出願では、解放自在ロック 機構を改変するにあたっては、部材を突出位置ではなくて、むしろ退避位置にロ ックするようにラッチを改変する必要のある自動挿通部材退避装置を開示してい る。また、前掲の出願では、本発明の安全挿通具に有用な種々の付勢手段が開示 されている。 以上の説明から、本発明の安全挿通具は、挿通力を増大させることなく門口ス リーブからなる安全部材を突出位置へと移動させるのに強力な付勢バネを利用で きるようにしている。前述した種々の実施の態様のそれぞれの特長は、安全挿通 具の要件や構成に応じて組み合わせることもできる。 本発明には種々の改変、変形、変更などが考えられることから、添付図面に図 示し、かつ、それを参照しながら説明したことは、例示のためにそれをなしたに すぎず、従って限定するものと解釈すべきではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具であ って、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端を有する 挿通部材と、 門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端から遠位側に突出する突出位置 と、門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端の近位側に臨んで前記先鋭遠 位端を露現させる退避位置との間を前記門口スリーブが前記挿通部材に対して移 動自在となるように、前記門口スリーブの近位端を受承するハウジング手段と、 前記門口スリーブを前記突出位置へと遠位側に移動するように付勢すると共に 、前記門口スリーブが前記退避位置へと近位側に移動するのを許容する付勢手段 と、 前記門口スリーブと連結されていて、前記門口スリーブを前記退避位置へと近 位側に手動にて移動させるハンドル手段と、 前記門口スリーブと係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック 手段と、 前記安全挿通具の解剖学上空洞への挿通に応動して前記ロック手段の解放をト リガーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを 許容する解放手段とからなる安全挿通具。 2.請求項1に記載のものであって、前記ハンドル手段は前記ハウジング手段よ り延在しており、前記ロック手段が、前記門口スリーブが手動にて前記ハンドル により前記退避位置へ移動させられると、前記門口スリーブを自動的にロックす る状態に前記ハウジング手段に設けられてなる安全挿通具。 3.請求項1に記載のものであって、前記ハウジング手段はスロットが形成され た壁部を有しており、前記ハンドル手段が、前記スロットを貫通して前記ハウジ ング手段の外部にあって視認しうるハンドルで終端したピンを備えてなる安全挿 通具。 4.請求項3に記載のものであって、前記ハンドル手段は前記スロットと、前記 ハウジング手段の前記壁部とシール係合した前記ハンドルとを覆う透明カバーを 備えてなる安全挿通具。 5.請求項1に記載のものであって、前記安全挿通具は長手軸を有しており、前 記ハウジング手段が通路を備えた後壁を備えており、また、前記ハンドル手段が 、前記安全挿通具の前記長手軸にほぼ沿って移動自在に前記通路を延在する部材 を備えてなる安全挿通具。 6.請求項5に記載のものであって、前記挿通部材は近位端を有しており、前記 挿通部材の前記近位端を受承するものであって、貫通路を有する後壁を備えたハ ブ手段を設けると共に、前記ハンドル手段を前記ハブ手段の貫通路に延在させて 前記挿通部材の近位端を連結してなる安全挿通具。 7.請求項6に記載のものであって、前記挿通部材の前記近位端は中空であり、 前記ハンドル手段の前記部材はこの挿通部材の近位端内に受承されてなる安全挿 通具。 8.請求項7に記載のものであって、前記挿通部材の前記近位端にはスロットが 形成されており、前記ハンドル手段は、前記スロットと係合したり、係合から外 れたりするように前記ハンドル手段に装着した弾性ラッチを備えてなる安全挿通 具。 9.請求項1に記載のものであって、前記ハンドル手段は前記ハウジング手段か ら延在しており、前記ハンドル手段近傍において前記ハウジング手段から流体が 流れるのを阻止するシール手段を設けてなる安全挿通具。 10.請求項1に記載のものであって、前記挿通部材を囲繞し、かつ、遠位端を 有する保護套管と、該保護套管を、その保護套管の遠位端が前記挿通部材の先鋭 遠位端から突出する突出位置へと移動させるべく付勢する保護套管用付勢手段と を更に設けてなる安全挿通具。 11.請求項10に記載のものであって、前記挿通部材は近位端を有しており、 また、前記保護套管も近位端を有しており、挿通部材の前記近位端と保護套管の 前記近位端と保護套管用付勢手段とを受承するハブ手段を更に設け、これにより 前記は部首団と前記挿通部材と前記保護套管とを、前記保護套管の遠位端が前記 挿通部材の先鋭遠位端から突出した状態で前記安全挿通具から引き抜きできるよ うにしてなる安全挿通具。 12.請求項1に記載のものであって、前記挿通部材と、前記挿通部材を遠位側 に付勢すると共に、前記ハブ手段に対して前記挿通部材の近位側への移動を許容 する挿通部材用付勢手段とを更に設け、前記解放手段に、前記挿通部材と連結さ れて、前記挿通部材用付勢手段が解剖学上空洞への挿通に伴って前記挿通部材を 遠位側に移動させたときに前記ロック手段の解放をトリガーする操作部材を設け てなる安全挿通具。 13.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具で あって、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端を有する 挿通部材と、 挿通部材の前記近位端を受承するハブ手段と、 前記挿通部材と前記ハブ手段に対して遠位側に付勢すると共に、前記挿通部材 の前記遠位端に作用する力に応動して前記ハブ手段に対して前記挿通部材の近位 側への移動を許容する挿通部材用付勢手段と、 門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端から遠位側に突出する突出位置 と、門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端の近位側に臨んで前記先鋭遠 位端を露現させる退避位置との間を前記門口スリーブが前記挿通部材に対して移 動自在となるように、前記門口スリーブの近位端を受承するハウジング手段と、 前記門口スリーブを前記突出位置へと遠位側に移動させるべく付勢すると共に 、前記門口スリーブの前記退避位置への近位側の移動を許容する門口スリーブ用 付勢手段と、 前記門口スリーブと係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック 手段と、 前記安全挿通具の解剖学上空洞への挿通に応動して前記ロック手段の解放をト リガーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを 許容する解放手段とからなる安全挿通具。 14.請求項13に記載のものであって、前記解放手段は、前記挿通部材に担持 されて、前記挿通部材用付勢手段が前記挿通部材の解剖学上空洞への挿入に伴っ て前記挿通部材を遠位側に移動させると、前記ロック手段の解放をトリガーする ことよりなる安全挿通具。 15.請求項14に記載のものであって、前記挿通部材を囲繞し、かつ、遠位端 を有する保護套管と、該保護套管を、その保護套管の遠位端が前記挿通部材の先 鋭遠位端から突出する突出位置へと移動させるべく付勢する保護套管用付勢手段 とを更に設けてなる安全挿通具。 16.内視鏡下施術にあたり解剖学上空洞の壁部に門口を形成する安全挿通具で あって、 解剖学上空洞内に臨ませる遠位端と、解剖学上空洞外に臨む近位端とを有する 、長尺状筒形門口スリーブと、 前記門口スリーブ内に配置されていて、組織に挿通される先鋭遠位端を有する 挿通部材と、 門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端から遠位側に突出する突出位置 と、門口スリーブの遠位端が挿通部材の先鋭遠位端の近位側に臨んで前記先鋭遠 位端を露現させる退避位置との間を前記門口スリーブが前記挿通部材に対して移 動自在となるように、前記門口スリーブの近位端を受承するハウジング手段と、 前記門口スリーブを前記突出位置へと遠位側に移動するように付勢すると共に 、前記門口スリーブが前記退避位置へと近位側に移動するのを許容する付勢手段 と、 前記門口スリーブと係合して前記安全部材を前記退避位置にロックするロック 手段と、 前記安全挿通具の解剖学上空洞への挿通に応動して前記ロック手段の解放をト リガーして、前記付勢手段により前記安全部材が前記突出位置へと移動するのを 許容する操作部材を含む解放手段とからなる安全挿通具。
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