JPH0851168A - Bgaパッケージ及びその製造に用いるモールド金型 - Google Patents

Bgaパッケージ及びその製造に用いるモールド金型

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JPH0851168A
JPH0851168A JP18438794A JP18438794A JPH0851168A JP H0851168 A JPH0851168 A JP H0851168A JP 18438794 A JP18438794 A JP 18438794A JP 18438794 A JP18438794 A JP 18438794A JP H0851168 A JPH0851168 A JP H0851168A
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板と放熱板とを一体に樹脂モールドし、熱
放散性の優れたBGAパッケージを提供するとともに、
基板の反り等のない信頼性の高い製品を提供する。 【構成】 基板12を所定位置にセットするセット部を
設けた下型24と半導体チップ10を樹脂封止するキャ
ビティ凹部を設けた上型26とで基板12をクランプ
し、キャビティ16内に樹脂充填して樹脂成形するBG
Aパッケージの製造に用いるモールド金型において、前
記キャビティ凹部の内面に真空吸引機構に連絡され、放
熱板14を真空吸着可能とする吸着孔28を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はBGAパッケージ及びそ
の製造に用いるモールド金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図13はBGAパッケージの従来例の構
成を示す。図のようにBGAパッケージは基板5の上面
に半導体チップ6を搭載し、片面樹脂モールドして成
る。このようなBGAパッケージを製造する場合、通常
は、基板5に半導体チップ6を搭載し、基板5の片面を
樹脂モールドした後、基板5の下面にはんだボール7を
接合して製品とする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のBG
AパッケージはQFP等に比べて熱放散性に劣ることが
問題になっている。これは、QFP等の金属のリードフ
レームを用いたパッケージではリードフレーム部分から
熱放散できるのに対して、BGAパッケージの場合は基
板が絶縁体であることから基板からの熱放散性が低いこ
とによる。また、BGAパッケージの場合はパッケージ
サイズに対し搭載される半導体チップの占める面積が大
きく、半導体チップの発熱量に見合う熱放散が得られな
いこと、また、BGAパッケージは基板の片面のみ樹脂
モールドするからQFPに比べると樹脂モールド部分の
表面積が25%程度以下に減少して放熱が制限されるこ
とによる。
【0004】また、別の問題として、BGAパッケージ
は図13に示すように基板5の片面のみ樹脂モールドす
ることと基板5の全面積に対する樹脂モールド範囲が占
める面積が大きいことから、モールド樹脂がシュリンク
した際に基板が反ることが問題になる。本発明は、これ
ら問題点を解消すべくなされたものであり、従来のBG
Aパッケージでの熱放散性の問題を解消するとともにB
GAパッケージの反りを好適に防止することができる製
品を提供すること、及びこれらの製品を好適に製造する
ことができるモールド金型を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、半導体チップを
搭載した基板の片面を樹脂モールドして成るBGAパッ
ケージにおいて、モールド樹脂の前記基板面に対向する
外表面に外面を露出させて放熱板が一体に樹脂成形され
たことを特徴とする。また、前記放熱板は半導体チップ
に対向する内面に半導体チップとの間で挟まれる樹脂容
量を小さくするための突部が設けられたものであること
を特徴とする。これによってキャビティの中央部への熱
伝導が良好になり中央部での樹脂硬化を促進できて好適
である。また、前記放熱板がプレス抜き加工によって形
成され、放熱板の破断面側を露出面側にして樹脂モール
ドすることによって、放熱板とモールド樹脂との密着性
を向上させることができる。また、基板を所定位置にセ
ットするセット部を設けた下型と半導体チップを樹脂封
止するキャビティ凹部を設けた上型とで基板をクランプ
し、キャビティ内に樹脂充填して樹脂成形するBGAパ
ッケージの製造に用いるモールド金型において、前記キ
ャビティ凹部の内面に真空吸引機構に連絡され、放熱板
を真空吸着可能とする吸着孔を設けたことを特徴とす
る。また、前記下型および/または上型で前記キャビテ
ィの周囲位置に、キャビティ内に充填された樹脂を中心
部から先に硬化させるよう溝幅あるいは溝の深さを変え
て熱伝導を制御する断熱溝を設けたことを特徴とする。
また、金型ランナーおよび/またはゲートの近傍に、溝
幅あるいは溝の深さを変えることにより金型ランナーあ
るいはゲート内の樹脂に対する熱伝導をキャビティ内に
充填された樹脂に対するよりも抑制して金型ランナーお
よびゲートからキャビティへの樹脂充填性を向上させる
断熱溝を設けたことを特徴とする。また、放熱板を配置
するキャビティ凹部の内面を凹面形状に設け、樹脂充填
時には前記放熱板を外側に反らせて樹脂を過供給させる
とともに、樹脂充填後の樹脂シュリンクによって前記放
熱板を平坦面に復帰すべく設けたことを特徴とする。ま
た、放熱板の外面が当接するキャビティ凹部の内面に前
記放熱板の周縁部に当接して該放熱板とキャビティ凹部
の内面との間に空隙を設ける樹脂トラップ部を設けたこ
とを特徴とする。また、前記放熱板が当接するキャビテ
ィ凹部の内面に放熱板をセットするセット凹部を設け、
セット凹部の壁面に放熱板の側面との間で樹脂が充填さ
れる樹脂トラップ部を設けたことを特徴とする。また、
前記放熱板が当接するキャビティ凹部の内面の寸法、形
状を放熱板とほぼ一致させ、キャビティ凹部の側面と放
熱板の側面との間に樹脂トラップ部として作用する空隙
を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係るBGAパッケージは基板とともに
放熱板を一体に樹脂成形して成るから、放熱板からの熱
放散により熱放散性の優れたBGAパッケージを得るこ
とができる。また、放熱板を一体に樹脂成形したことに
よってパッケージの反り等の変形を有効に防止すること
が可能になる。また、本発明に係るBGAパッケージの
製造に用いるモールド金型によれば、キャビティ内に放
熱板をセットして基板とともに好適に樹脂成形できる。
また、放熱板からの熱伝導によってキャビティの中央部
から先に樹脂硬化することによって変形を防止して信頼
性の高い製品を製造することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。本発明に係るBGAパッケージ
は基板の片面を樹脂封止する際に同時に放熱板を一体に
樹脂成形して成ることを特徴とする。図1は本発明に係
るBGAパッケージの製造に用いるモールド金型の構成
を示す説明図である。図は半導体チップ10を搭載した
基板12を放熱板14とともにモールド金型のキャビテ
ィ16内にセットした状態を示す。同図で18はポッ
ト、20はプランジャー、22はポット18とキャビテ
ィ16とを連絡する金型ランナーおよびゲートである。
【0008】下型24には基板12を所定位置にセット
するためのセット部を設け、半導体チップ10を樹脂封
止するキャビティ凹部を設けた上型26と下型24とで
基板12をクランプし、キャビティ16内に樹脂充填す
ることによって樹脂成形する。下型24には基板12を
吸着支持する吸着溝25を設ける。吸着溝25は真空吸
引機構に連絡する。また、上型26のキャビティ凹部に
はその凹面のほぼ中央部に吸着孔28を設け、吸着孔2
8を真空吸引機構に連絡して放熱板14をキャビティ凹
部の内面に吸着可能とする。
【0009】本実施例では図1に示すように上型26に
設けるキャビティ凹部の内面を中央部が膨らんだ凹面形
状に形成する。このようにキャビティ16を厚み方向に
見て、中央部を厚くし周辺を薄くするのは樹脂成形時の
樹脂シュリンクによって生じる基板12の反りをできる
だけ小さくするためである。
【0010】また、下型24および上型26にはカル周
辺の熱伝導を抑制する断熱溝30、およびパッケージ周
辺部分の熱伝導を抑制する断熱溝32、ゲート部分の熱
伝導を抑制する断熱溝34を設ける。図2にこれら断熱
溝30、32の平面配置を示す。これらの断熱溝30、
32、34は金型内に空隙を設けることによって樹脂充
填の際に溶融樹脂に作用する熱伝導を抑制し、熱硬化性
樹脂の硬化を抑えて好適な樹脂成形ができるようにする
ことを目的とする。
【0011】図3〜図6は上記モールド金型を用いてB
GAパッケージを樹脂モールドする様子を示す。図3は
モールド金型を型開きした状態で下型24に基板12を
セットし、上型26に放熱板14をセットした状態であ
る。基板12は吸着溝25によってキャビティ凹部に吸
着支持し、放熱板14は吸着孔28によって上型26の
キャビティ凹部内面に吸着支持する。ポット18には樹
脂タブレット40を投入する。
【0012】次いで、基板12を下型24と上型26と
でクランプし、溶融樹脂をプランジャー20でキャビテ
ィ内へ圧送する。図4はプランジャー20で溶融樹脂4
2をキャビティに樹脂充填している様子を示す。実施例
のモールド金型はキャビティの中央部から先に樹脂硬化
させるため放熱板14の内面に突起部を設けて半導体チ
ップ10の表面と放熱板14との間隔を狭くし、この間
の樹脂容量を小さくするとともに放熱板14から熱伝導
しやすくして樹脂硬化を促進させるようにする。これに
よって、パッケージ内の中央部から樹脂硬化が進み、樹
脂シュリンクによる影響を抑えることができる。
【0013】断熱溝30、32、34は金型ランナー部
分、パッケージの周囲部分、ゲート部分での熱伝導を抑
制するように作用し、金型ランナーやパッケージの周囲
部分での樹脂硬化が遅れるようにする。なお、断熱溝に
よる熱伝導は溝幅や溝の深さを変えることによって適宜
制御することができる。たとえば、断熱溝の深さが浅い
方が深い場合よりも熱伝導が良好になるから樹脂硬化を
促進させることができる。パッケージの周囲部分に設け
た断熱溝32はパッケージの中心部分から樹脂硬化を促
進させ、樹脂シュリンクの作用を抑制することを目的と
している。
【0014】ゲート近傍部分ではゲートの上下左右に断
熱溝34を巡らせ、熱伝導を抑えてゲート部分での硬化
が遅れるようにする。これは、キャビティ内への樹脂充
填がほぼ終了し、キャビティ内で樹脂硬化がはじまった
後も、プランジャー20で樹脂圧をかけて樹脂を圧送す
ることを可能にし、良好な樹脂成形ができるようにする
ためである。図5はキャビティ内への樹脂充填がほぼ終
了し、プランジャー20で樹脂圧をかけながら樹脂成形
している状態を示す。
【0015】なお、金型内には金型を加熱するためのヒ
ータを設置するが、ポットあるいは金型ランナー近傍に
設けるヒータを、樹脂タブレット40を投入した際には
100%通電させて樹脂タブレット40を早く溶融さ
せ、樹脂タブレット40が溶融した後は金型ランナーあ
るいはゲート部分での樹脂硬化を抑制するため通電を抑
制し、また、キャビティへの樹脂充填が完了してゲート
が閉塞した後は、再度通電を増大させて樹脂硬化を速め
るように制御する方法も有効である。
【0016】前述したように実施例では上型26のキャ
ビティ凹部の内面を凹面形状にしているから、樹脂充填
時には放熱板14は樹脂圧によって上に反った形状とな
るが(図4)、樹脂硬化の際の樹脂シュリンクによって
図5に示すように平坦面に復帰する。このように放熱板
14を反り形状にして樹脂充填する方法は、過供給され
た樹脂量を樹脂の硬化反応による樹脂シュリンク量に等
しくさせることによって、樹脂モールド後に放熱板14
を平坦面にすることができてパッケージの反りを防止す
ることが可能になる。
【0017】樹脂成形後は金型内から成形品を取り出
し、成形品ランナー44等の不要樹脂部分を除去して製
品とする(図6)。樹脂モールド製品は基板12の片面
がモールド樹脂46によって樹脂モールドされ、モール
ド樹脂46の外面に放熱板14の外面が露出して樹脂成
形された製品となる。この成形品はモールド樹脂46と
一体に放熱板14を樹脂成形したことによって、放熱板
14による放熱効果によりパッケージの熱放散性を有効
に向上させることが可能になる。また、放熱板14を一
体成形したことによってパッケージの反り等の変形を放
熱板14によって防止することができ基板12の平坦性
を得ることが可能になる。
【0018】本実施例のモールド金型では放熱板14を
基板12と一体成形するため、モールド金型のキャビテ
ィ内に放熱板14をセットして樹脂モールドする。この
ため、上記実施例ではキャビティ内面に放熱板14を真
空吸着して樹脂モールドしたが、放熱板14をキャビテ
ィ内にセットして樹脂モールドする場合は、放熱板14
の外面に樹脂の薄ばりが生じることが問題になることが
ある。図7〜9は樹脂ばりが生じないようにして樹脂モ
ールドする金型の構成例を示す。
【0019】図7(b) はキャビティ凹部の内面に放熱板
14を真空吸着支持した様子、図7(a) はその部分拡大
図である。この金型はキャビティ凹部の内面で放熱板1
4の周縁部近傍に当接する部位に段差50を設けて放熱
板14の周縁部の外面とキャビティ凹部内面との間に空
隙を設けて樹脂トラップ部52を構成した例である。こ
の樹脂トラップ部52は樹脂充填した際に溶融樹脂を放
熱板14の外面に若干入り込ませ、樹脂トラップ部52
部分で樹脂を硬化させることによってそれ以上放熱板1
4上に樹脂を入り込ませないようにすることによって薄
ばりの発生を防止する。樹脂トラップ部52の空隙部分
は0〜0.2mm、好適には0.05〜0.2mm程度であ
る。28aは放熱板14を真空吸着支持するための吸着
溝である。
【0020】図8はキャビティ凹部の内面に放熱板14
をセットするセット凹部50aを設け、セット凹部50
aの壁面と放熱板14の側面との間に樹脂トラップ部5
4として空隙を設けて樹脂モールドするように構成した
例である。この例では樹脂モールドの際に樹脂トラップ
部54に充填された樹脂が硬化して放熱板14の外面に
樹脂が回り込むことを防止する。なお、樹脂トラップ部
54は断面V字状に形成して抜きテーパ角を設けてい
る。
【0021】図9に示す実施例はパッケージの外面のほ
ぼ全域に放熱板14を露出させて樹脂モールドする実施
例である。この場合は、キャビティ凹部の内面で放熱板
14を配置する面の寸法、形状を放熱板14とほぼ一致
させ、放熱板14の側面とキャビティ凹部の側面との間
に若干空隙が生じるようにして樹脂モールドする。本実
施例の場合はこの空隙部が樹脂トラップとして作用し、
放熱板14の外面へ樹脂が回り込むことを防止して樹脂
モールドすることができる。また、図9(a) はプレス抜
き加工によって作成した放熱板14の破断面側を露出面
側にして樹脂モールドする例を示す。このように破断面
側を外側にして樹脂モールドした場合は、破断面部分が
逆テーパ状に形成されることから放熱板14がモールド
樹脂から剥離しにくくなるという利点がある。
【0022】上記各実施例のモールド金型では上型26
に設けたキャビティ凹部内に放熱板14を配置して樹脂
モールドすることを特徴とするが、その場合にキャビテ
ィの中央部から先に樹脂硬化させるようにするため半導
体チップ10と放熱板14との間隔を狭めて樹脂容量を
小さくし、中央部分で熱伝導がより促進させるようにし
た。図10、11、12はこの放熱板付きのBGAパッ
ケージに好適に使用できる放熱板14の例を示す。
【0023】図10に示す放熱板14は半導体チップ1
0に対向する内面の中央部に段差状の突部14aを設け
た例である。図1に示すように半導体チップ10はその
外縁部で基板12とボンディングするからボンディング
ワイヤに干渉しないよう内側に平坦状に突部14aを設
ける。図11に示す放熱板14は突部14aが山状に突
出するように設けた例、図12に示す放熱板14は図1
0に示す実施例で突部14aの対角線方向に溝を設けた
例である。図11、12に示す放熱板14によれば樹脂
モールドの際に半導体チップ10と放熱板14との隙間
部分に樹脂を注入しやすくし、エアを抜きやすくするこ
とができるという利点がある。
【0024】放熱板14に設ける突部14aは半導体チ
ップ10との間で挟む樹脂容量を小さくし、これによっ
て樹脂硬化を促進させるためのものであるから、突部1
4aのデザインはもちろん上記例に限定されるものでは
ない。たとえば、小突起を多数設ける方法や線状に複数
個の突起を設けるといった方法も可能である。なお、こ
れら放熱板14はプレス抜き加工によって容易に製造で
き、製造コストがかからない点でも有用である。
【0025】
【発明の効果】本発明に係るBGAパッケージは、上述
したように基板と放熱板とを一体に樹脂モールドして成
るから、放熱板によって熱放散性を効果的に向上させる
ことができ、BGAパッケージで熱放散性の優れた製品
として提供することができる。また、放熱板と一体成形
することによってパッケージの反りを防止し、信頼性の
高いBGAパッケージとして提供することができる。ま
た、本発明に係るモールド金型によれば、放熱板を一体
に樹脂成形して成るBGAパッケージを容易にかつ確実
に製造することができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】モールド金型の一実施例の構成を示す説明図で
ある。
【図2】モールド金型の断熱溝の配置例を示す説明図で
ある。
【図3】モールド金型によってBGAパッケージを樹脂
モールドする方法を示す説明図である。
【図4】モールド金型によってBGAパッケージを樹脂
モールドする方法を示す説明図である。
【図5】モールド金型によってBGAパッケージを樹脂
モールドする方法を示す説明図である。
【図6】モールド金型によってBGAパッケージを樹脂
モールドする方法を示す説明図である。
【図7】モールド金型に放熱板をセットする例を示す説
明図である。
【図8】モールド金型に放熱板をセットする例を示す説
明図である。
【図9】モールド金型に放熱板をセットする例を示す説
明図である。
【図10】放熱板の例を示す平面図及び側面図である。
【図11】放熱板の例を示す平面図及び側面図である。
【図12】放熱板の例を示す平面図及び側面図である。
【図13】BGAパッケージの従来例について一部破断
して示す斜視図である。
【符号の説明】
10 半導体チップ 12 基板 14 放熱板 14a 突部 16 キャビティ 24 下型 25 吸着溝 26 上型 28 吸着孔 28a 吸着溝 30、32、34 断熱溝 40 樹脂タブレット 42 溶融樹脂 46 モールド樹脂 50 段差 52、54 樹脂トラップ部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体チップを搭載した基板の片面を樹
    脂モールドして成るBGAパッケージにおいて、 モールド樹脂の前記基板面に対向する外表面に外面を露
    出させて放熱板が一体に樹脂成形されたことを特徴とす
    るBGAパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記放熱板が半導体チップに対向する内
    面に半導体チップとの間で挟まれる樹脂容量を小さくす
    るための突部が設けられたものであることを特徴とする
    請求項1記載のBGAパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記放熱板がプレス抜き加工によって形
    成され、放熱板の破断面側を露出面側にして樹脂モール
    ドされたことを特徴とする請求項1または2記載のBG
    Aパッケージ。
  4. 【請求項4】 基板を所定位置にセットするセット部を
    設けた下型と半導体チップを樹脂封止するキャビティ凹
    部を設けた上型とで基板をクランプし、キャビティ内に
    樹脂充填して樹脂成形するBGAパッケージの製造に用
    いるモールド金型において、 前記キャビティ凹部の内面に真空吸引機構に連絡され、
    放熱板を真空吸着可能とする吸着孔を設けたことを特徴
    とするBGAパッケージの製造に用いるモールド金型。
  5. 【請求項5】 基板を所定位置にセットするセット部を
    設けた下型と半導体チップを樹脂封止するキャビティ凹
    部を設けた上型とで基板をクランプし、キャビティ内に
    樹脂充填して樹脂成形するBGAパッケージの製造に用
    いるモールド金型において、 前記下型および/または上型で前記キャビティの周囲位
    置に、キャビティ内に充填された樹脂を中心部から先に
    硬化させるよう溝幅あるいは溝の深さを変えて熱伝導を
    制御する断熱溝を設けたことを特徴とするBGAパッケ
    ージの製造に用いるモールド金型。
  6. 【請求項6】 基板を所定位置にセットするセット部を
    設けた下型と半導体チップを樹脂封止するキャビティ凹
    部を設けた上型とで基板をクランプし、キャビティ内に
    樹脂充填して樹脂成形するBGAパッケージの製造に用
    いるモールド金型において、 金型ランナーおよび/またはゲートの近傍に、溝幅ある
    いは溝の深さを変えることにより金型ランナーあるいは
    ゲート内の樹脂に対する熱伝導をキャビティ内に充填さ
    れた樹脂に対するよりも抑制して金型ランナーおよびゲ
    ートからキャビティへの樹脂充填性を向上させる断熱溝
    を設けたことを特徴とするBGAパッケージの製造に用
    いるモールド金型。
  7. 【請求項7】 放熱板を配置するキャビティ凹部の内面
    を凹面形状に設け、樹脂充填時には前記放熱板を外側に
    反らせて樹脂を過供給させるとともに、樹脂充填後の樹
    脂シュリンクによって前記放熱板を平坦面に復帰すべく
    設けたことを特徴とする請求項4、5または6記載のモ
    ールド金型。
  8. 【請求項8】 放熱板の外面が当接するキャビティ凹部
    の内面に前記放熱板の周縁部に当接して該放熱板とキャ
    ビティ凹部の内面との間に空隙を設ける樹脂トラップ部
    を設けたことを特徴とする請求項4、5、6または7記
    載のモールド金型。
  9. 【請求項9】 放熱板が当接するキャビティ凹部の内面
    に放熱板をセットするセット凹部を設け、セット凹部の
    壁面に放熱板の側面との間で樹脂が充填される樹脂トラ
    ップ部を設けたことを特徴とする請求項4、5、6また
    は7記載のモールド金型。
  10. 【請求項10】 放熱板が当接するキャビティ凹部の内
    面の寸法、形状を放熱板とほぼ一致させ、キャビティ凹
    部の側面と放熱板の側面との間に樹脂トラップ部として
    作用する空隙を設けたことを特徴とする請求項4、5、
    6または7記載のモールド金型。
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