JPH08511161A - 酵母プロモーターおよびその使用 - Google Patents

酵母プロモーターおよびその使用

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JPH08511161A
JPH08511161A JP7501423A JP50142394A JPH08511161A JP H08511161 A JPH08511161 A JP H08511161A JP 7501423 A JP7501423 A JP 7501423A JP 50142394 A JP50142394 A JP 50142394A JP H08511161 A JPH08511161 A JP H08511161A
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ボロタン,モニク
メナール,サンドリーヌ
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ローン−プーラン・ロレ・ソシエテ・アノニム
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    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
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Abstract

(57)【要約】 翻訳プロモーター活性を有するDNA配列、これらの配列を含有する発現ベクター及び組み換え遺伝子を発現するためのこれらの配列の使用が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 酵母プロモーターおよびその使用 本発明は、分子生物学の分野に関する。より具体的には、それは、転写プロモ ーター活性をもつ新規なDNA配列、この配列を含む発現ベクター、および組み 換えタンパク質、例えば異種タンパク質の生産のためのその使用に関する。また 、本発明は、このDNA配列を含む組み換え細胞にも関する。 分子生物学の分野において達成された進歩は、微生物を改変し、その微生物に 、異種タンパク質を生産させることを可能にした。特に、いくつかの遺伝的研究 が、細菌E.コリ(E.coli)において実施されてきた。しかしながら、こ れらの新規な生産方法の工業的応用は、特に、これらの組み換え微生物における 遺伝子の発現効率の問題により、なお制限される。それに加えて、これらの生産 系の働きを増大する目的で、異種タンパク質の高レベルの発現を可能とする強力 なプロモーターを単離するための研究が実施されてきた。E.コリに関しては、 トリプトファンおよびラクトースオペロンのプロモーターを、特に挙げることが できる。 最近では、酵母S.セレビシエ(S.cerevisiae)における研究は 、解糖に関与する遺伝子から得られるプロモーターに関するものであった。3− ホスホグリセリン酸キナーゼ遺伝子PGKのプロモーター(Dobson et al.,Nuc leic Acid Res.10,1982,2625; Hitzeman et al.,Nucleic Acid Research 19 82,7791)、グリセルアルデヒド− 3−リン酸デヒドロゲナーゼ遺伝子GAPDHのプロモーター(Holland et al. ,J.Biol.Chem.254,1979,9839; Musti et al.,Gene 25,1983,133)、ア ルコールデヒドロゲナーゼ1遺伝子ADH1のプロモーター(Bennentzen et al .,J.Biol.Chem.257,1982,3018; Denis et al.,J.Biol.Chem.25,1983 ,1165),エノラーゼ1遺伝子ENO1のプロモーター(Uemura et al.,Gene 45 ,1986,65)、GAL1/GAL10遺伝子のプロモーター(Johnston and D avis,Mol.Cell.Biol.4,1989,1440),またはCYC1遺伝子のプロモータ ー(Guarente and Ptashne,PNAS 78(1981)2199)に関する研究を、特に挙げ ることができる。 近年、種々の遺伝的道具が、組み換えタンパク質生産の宿主細胞として酵母ク ルイベロミセス(Kluyveromyces)を使用するために、開発された 。K.ドロソフィラルム(K.drosophilarum)に由来する2ミク ロンタイプのプラスミド(プラスミドpKD1−欧州特許第241 435号)の発見 は、組み換えタンパク質生産用の非常に効率的な宿主/ベクター系を確立させる ことができた(欧州特許第361 991号)。しかしながら、この系で使用されるプ ロモーターは、今までは、まだ最適なものになっていなかった。特に、それらは 、本質的に異種のプロモーター、すなわち特にS.セレビシエのような他の微生 物に由来するプロモーターである。このことは、種々の不都合をもたらすであろ うし、そして、特に、転写機構のある要素(例えば、トランス−アクチベーター )の不在により、プロモーターの活性を制限し、制御不在による宿主細胞に対す るある種の毒性の原因になるか、ベクターの安定性に影響を与える。 これらの条件下で、クルイベロミセスの場合における強い相同プロモーターの 欠如は、この発現系の工業的利用における制限因子となっている。 ここに、本発明者は、転写プロモーター活性をもつクルイベロミセス・ラクチ ス(Kluyveromyces lactis)のゲノム領域を同定し、クロ ーン化し、そして配列を決定した(配列番号:1の配列、参照)。より正確には 、この領域は、糖の輸送に関与するタンパク質の遺伝子プロモーターに対応する 。この領域、またはその誘導体もしくは断片は、クルイベロミセス属酵母におけ る組み換えタンパク質の生産に対して、非常に効率的な方法で使用することがで きる。この配列は、また他の宿主生物にも使用できると考えられる。 さらに、得られたプロモーター活性の1つの優位性は、それが、制御できると いう事実にある。その結果、使用の条件に応じて、プロモーターの活性を調節し 、それにより組み換え遺伝子の発現を引き起こしたり、抑制したりすることが可 能である。 したがって、本発明は、配列番号:1の配列、またはその相補鎖、またはその 誘導体の全部もしくは一部を含み、そして転写プロモーター活性を有するDNA 配列に関する。 本発明の文脈上、誘導体とは、プロモーター活性を保持している遺伝的および /または化学的性質の改変によって、配列番号:1の配列から得られるすべての 配列をも意味すると理解される。遺伝的および/または化学的性質の改変は、1 つ以上のヌクレオチドの突然変異、欠失、置換、付加および/または改変のいか なるものも意味すると理解される。そのような改変は、種々の目的、特に、ポー タブルプロモーターを調製 するために、または特殊なベクターもしくは宿主タイプでの発現に好適なプロモ ーターを調製するために、または転写プロモーターについてそのサイズを縮小し 、その活性を増大させるために実施されて、誘導可能なプロモーターを生成した り、調節レベルを改良したり、または調節の性質を変化させることができるであ ろう。そのような改変は、例えば、イン・ビトロでの突然変異誘発によって、付 加的な調節要素もしくは合成配列の導入によって、または元の調節要素の欠失も しくは置換によって、実施されるであろう。 前記のような誘導体が得られれば、その転写プロモーター活性は、数種の方法 、特に、発現が検出できるレポーター遺伝子を問題の配列の制御下に置くことに よって実証されるであろう。当業者に既知のいかなる他の技術も、もちろん、こ の実施のために使用されるであろう。 配列番号:1の配列は、実施例記載の方法により、K.ラクチスのゲノム23 59/152の断片とE.コリの遺伝子lacZ間の融合体バンク(bank) から得られた。当業者は、配列番号:1の配列またはその相補鎖の全部もしくは 一部を含むプローブによるハイブリダイゼーションによって、この領域を単離で きることは明らかである。次いで、本発明による誘導体は、実施例に示されるよ うに、この配列から作製できる。 また、本発明は、図3に記載の3kbBglII−BamHI断片の全部もし くは一部を含み、転写プロモーター活性を担持するDNA断片に関する。 また、本発明は、前記DNA配列を含む組み換えDNAに関する。 この組み換えDNAは、例えば、プロモーター配列番号:1の配列ま たは、この配列の“ポータブル”プロモーターとしての使用を可能にするために 、その配列に制限酵素部位が挿入されるその誘導体を含んでもよい。 好ましくは、また、この組み換えDNAは、1つ以上の構造遺伝子を含有する 。特に、これらは、医薬的もしくは農産栄養的興味のあるタンパク質をコードし ている遺伝子であってもよい。例として、酵素類(例えば、特にスーパーオキシ ドジスムターゼ、カタラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、アミダーゼ、キモシン等 )、血液誘導物(例えば、血清アルブミン、α−もしくはβ−グロブリン、ファ クタ−VIII、ファクターIX、フォンビルブランド因子,フィブロネクチン 、1−α−アンチトリプシン等)、インシュリンおよびその変異体、リンホカイ ン(例えば、インターロイキン、インターフェロン、コロニー刺激因子[G−C SF,GM−CSF,M−CSF・・・]、TNF、TRF、等)、増殖因子( 例えば、成長ホルモン、エリスロポイエチン、FGF,EGF,PDGF,TG F、等)、アポリポタンパク質、ワクチン(肝炎、サイトメガロウイルス、エプ スタイン・バール、ヘルペス、等)生産のための抗原ポリペプチド、あるいはま た、特に、安定化部分に融合された活性部分を含む融合体のようなポリペプチド 融合体(例えば、アルブミンもしくはアルブミン断片、およびウイルスレセプタ ーもしくはウイルスレセプターの一部分[CD4、等]との融合体)を挙げるこ とができる。 なお一層好ましくは、また、その組み換えDNAは、該1つ以上の構造遺伝子 の発現産物の分泌を可能にするシグナルを含む。これらのシグナルは、問題のタ ンパク質の本来の分泌シグナルに対応しているが、それらは、また異なる起源の ものであってもよい。特に、キラー毒素(St ark and Boyd,EMBO J.5(1986)1995)もしくはαフェロモン(Kurjan and He rskowitz,Cell 30(1982)933; Brake et al.,Yeast 4(1988)S436)の遺伝 子の分泌シグナルのように、酵母遺伝子由来の分泌シグナルが使用できる。 本発明の特定の態様においては、組み換えDNAは、自律的にもしくは組み込 まれて複製できる発現プラスミドの一部である。 特に、自律複製ベクターは、選ばれた宿主の自律複製配列を用いることによっ て得ることができる。特に、酵母の場合には、これらは、プラスミド(pKD1 、2μ、等)もしくは染色体配列(ARS)由来の複製起点であってもよい。 組み込みベクターは、特に、相同組み換えによって、そのベクターの組み込み を可能にする宿主ゲノムのある領域に相同な配列を用いて得ることができる。 また、本発明は、前記DNA配列を含む組み換え細胞に関する。 有利には、その細胞は、酵母の中から、なお一層好ましくは、クルイベロミセ ス属の酵母の中から選ばれる。しかしながら、本発明は、真核細胞でもまた原核 細胞であっても、本発明のプロモーター領域が活性をもつ全ての組み換え細胞を 包含すると理解される。かくして、真核細胞には、植物もしくは動物細胞、酵母 もしくは真菌類を挙げることができる。特に、酵母に関しては、サッカロミセス (Saccharomyces)、ピヒア(Pichia)、シュワニオミセス (Schwanniomyces)もしくはハンゼヌラ(Hansenula) 属の酵母を挙げることができる。動物細胞に関しては、細胞COS,CHO、C 127、等を挙げることができる。真菌類では、より具体的には、アス ペルギルス(Aspergillus)種もしくはトリコデルマ(Tricho derma )種を挙げることができる。使用できる原核生物宿主は、エシェリヒ ア・コリ(Escherichia coli)のような細菌類、またはコリネ バクテリウム(Corynebacterium)、バチルス(Bacillu )もしくはストレプトミセス(Streptomyces)に属するものが使 用される。 これらの種々の宿主における本発明による配列の転写プロモーター 活性は、例えば、問題のプロモーター配列の制御下で、問題の宿主中で発現が実 証されるリポーター遺伝子を含む組み換えDNAを、問題の宿主細胞中に導入す ることによって証明できるであろう。 本発明の組み換え細胞は、外来DNAを細胞中に導入させ得るいかなる方法に よっても得ることができる。これは、特に、形質転換、エレクトロポレーション 、接合、プロトプラストの融合、または当業者により既知の他のいかなる技術で あってもよい。形質転換に関しては、種々の方法が、先行技術文献に記載されて いる。特に、それは、Ito et al.(J.Bacteriol.153(1983)163-168)記載の 技術による酢酸リチウムおよびポリエチレングリコールの存在下で、またはDurr ens et al.(Curr.Genet.18(1990)7)の技術によりエチレングリコールお よびジメチルスルホキシド存在下で、細胞全体を処理することによって実施され る。また、その他の方法は、欧州特許第361 991号明細書にも記載されている。 エレクトロポレーションに関しては、これは、Becker and Guarentte(in: Meth ods in Enzymolgy vol.194(1991)182)の方法により実施される。 また、本発明は、組み換え遺伝子の発現のための前記配列の使用に関 する。本発明によるそのDNA配列は、実際に、組み換えタンパク質を高レベル で生産させることができる。 有利には、本発明の配列は、医薬的もしくは農産栄養的興味のあるタンパク質 をコードしている遺伝子の発現のために使用できる。例としては、先に列挙した タンパク質を挙げることができる。 また、本発明は、前記のような組み換え細胞を培養し、生産されたタンパク質 を回収することにより、組み換えタンパク質の生産方法を実現できる。例として は、先に列挙したタンパク質を挙げることができる。 さらに、本発明の特に有利な態様は、プロモーター活性の制御の可能性である 。事実、本発明者らは、配列番号:1の配列のプロモーターが、グルコースによ って抑制され、ラクトースの存在下で活性であることを証明した。したがって、 菌株SD6(実施例I/B.1.参照)においては、配列番号:1の配列のプロ モーターは、グルコースの存在下よりもラクトースの存在下で50〜100倍活 性がある。この結果は、細胞増殖期が、目的の組み換え遺伝子の発現期と離れて いる組み換えタンパク質の生産方法の実施を可能にするので重要である。したが って、グルコース培地においては、組み換え細胞は、定常期に達するまで細胞分 裂をする。この点で、培養培地のグルコース濃度は、明瞭に低下し、その結果、 問題の遺伝子の発現の抑制を取り払う。 好ましくは、本発明の方法は、ヒト血清アルブミンもしくはその分子変異体の 一つを生産するために応用できる。アルブミンの分子変異体は、アルブミンの多 形性による天然の変異体、端の切り取られた形、またはアルブミンに基づく全て のハイブリッドタンパク質を意味すると理解される。 本発明のその他の優位性は、続く実施例を読むことにより明らかにされるであ ろうが、その実施例は、例示として、また限定されないものとして考慮されるべ きである。 図の説明 配列番号:No.1 K.ラクチスの糖輸送遺伝子のプロモーターに対応す る1.3kbの断片のヌクレオチド配列。 図1: トランスポゾンmini−mu MudIIZK1の作製。 図2: トランスポゾンmini−mu MudIIZK1の制限酵素地図。 図3: クローン2C5の制限酵素地図。 図4: 配列番号:1の配列を担持する3kbの断片BglII−BamHI の制限酵素地図。 一般的クローニング技術 分子生物学において使用される慣用の方法、例えば、プラスミドDNAの調製 的抽出、塩化セシウム濃度勾配におけるプラスミドDNAの遠心、アガロースゲ ルもしくはアクリルアミドゲルにおける電気泳動、電気溶出によるDNA断片の 精製、フェノールもしくはフェノール/クロロホルムによるタンパク質の抽出、 エタノールもしくはイソプロパノールによる塩水中でのDNA沈殿、エシェリヒ ア・コリ等における形質転換は、当業者にとって周知であり、広く文献に記述さ れている[Maniatis T.et al.,“Molecular Cloning,a Laboratory Manual” ,Cold Spring Harbor Laboratory,Cold Spring Harbor,N.Y.,1982; Ausubel F.M.et al.,(editors),“Current Protocols in Molecular Biology”,J ohn Wiley & Sons,New York,1987]。 制限酵素は、New England Biolabs(Biolabs),もしくはPharmaciaによって 供給され、供給先の指示に従って使用される。 タイプpBR322およびpUCのプラスミドは、市販のものである(Bethes da Research Laboratoies)。 連結反応のためには、DNA断片が、アガロースゲルもしくはアクリルアミド ゲルの電気泳動によってサイズに従って分離され、フェノールもしくはフェノー ル/クロロホルム混合液を用いて抽出され、エタノールを用いて沈殿され、次い で供給先の指示に従ってファージT4のDNAリガーゼ(Boehringer)の存在で インキュベートされる。 突出した5’末端のフィリング・イン(filling−in)は、供給先の 指示に従ってE.コリのDNAポリメラーゼIのクレノウフラグメント(Boehri nger)によって実施される。突出した3’の末端の破壊は、製造者の指示に従っ て使用されるファージT4のDNAポリメラーゼ(Biolabs)の存在で実施でき る。突出した5’末端の破壊は、ヌクレアーゼS1により管理された処理によっ て実施される。 合成オリゴデオキシヌクレオチドによるイン・ビトロでの部位特異的変異誘発 は、Taylor et al.[Nucleic Acids Res.13(1985)8749-8764]により開発さ れた方法に従って実施される。 いわゆるPCR技術[olymerase−catalyzed hai n eaction,Saiki R.K.et al.,Science 230(1985)1350-1354; M ullis K.B.and Faloona F.A.,Meth.Enzym.155(1987)335-350]によるD NA断片の酵素的増幅は、製造者の指示に従い、“DNA thermal c ycler”(Perkin Elmer Cetus)を用いて実施できる。 ヌクレオチド配列の確認は、Sanger et al.[Proc.Natl.Acad.Sci.USA,74 (1977)5463-5467]により開発された方法によって実施される。 K.ラクチスの形質転換は、当業者に既知のいかなる技術によっても実施され 、その実施例は本明細書中に示される。 別に述べられる場合以外は、使用される細菌菌株は、E.コリDH1(Hanaha n D.,J.Mol.Biol.166(1983)557)もしくはE.コリJM109::(Mu cts)(Daignan-Fornier and Bolotin-Fukuhara,Gene 62(1988)45)であ る。 使用される酵母菌株は、出芽酵母、より具体的には、クルイベロミセス属酵母 に属する。菌株K.ラクチス2359/152およびK.ラクチスSD6が、特 に使用された。 プラスミドによって形質転換された酵母の菌株は、三角フラスコもしくは2l 容パイロットファーメンター(SETRIC,Franoe)中で、28℃で一定の撹拌をし つつ高栄養培地(YPD:1%酵母エキス、2%バクトペプトン、2%グルコー ス;またはYPL;1%酵母エキス、2%バクトペプトン、2%ラクトース)に おいて培養される。 実施例 I − K.ラクチスの3kb断片BglII−BamHIの単離 配列番号:1の配列は、K.ラクチスのゲノム2359/152の断片とE. コリlacZ遺伝子間の融合体バンクから単離された。この実施例は、(A)融 合体バンクの作製、(B)K.ラクチスのプロモーター配列番号:1の配列を担 持するこのバンクのクローンの選択および特定、において記載する。 A/融合体バンクの作製 A.1.mini−muトランスポゾンMudIIZK1(図1および図2) の作製。 mini−mu MudIIZK1は、Daignan-Fornier and Bolotin-Fukuha ra(Gene 62(1988)45)により記されたmini−mu MudIIZZ1か ら構築された。それは、miniトランスポゾンMudIIZZ1の複製起点を 、クルイベロミセスにおける機能性複製起点:プラスミドpKD1の複製起点で 置換することによって得られた(欧州特許第231 435号)。 A.1.1.プラスミドpKD1の複製起点を担持するカセットの構築(断片 S11)。 次に続く操作を容易にするために、その断片S11(プラスミドpKD1の複 製起点を担持する)が、NotIカセット形の中に置かれた。このために、プラ スミドpUC18の誘導体は、クローニング多重部位(HindIIIおよびE coRI部位)の外側部位が、NotI部位に変えられて構築された。これは、 対応する酵素による消化、クレノウ酵素の作用およびNotI部位に対応する合 成オリゴヌクレオチド[オリゴd(AGCGGCCGCT);Biolabs]との連 結によって行われた。得られたプラスミドは、pGM67と名付けられる。次に 、プラスミドKEp6(Chen et al.,Nucl.Acids Res.114(1986)4471)の 酵素Sau3Aによる消化によって得られた960bpの断片S11が、プラス ミドpGM67の適合するBamHI部位に挿入された。このようにして得られ たプラスミドは、pGM68と命名され、NotIカセットの形で、断片S11 を含む。 A.1.2.トランスポゾンMudIIZZ1の複製起点2μのサプレッショ ン。 mini−mu MudIIZZ1(Daignan-Fornier and Bolotin-Fukuhara 、前出)を担持するプラスミドpGM15は、酵素SalIによる消化によって 2μ領域を欠失された。このようにして得られた単一のSalI部位は、次いで 、クレノウ酵素の作用の後、NotI部位に対応する合成オリゴヌクレオチドの 連結によって、NotI部位に転換された。得られたプラスミドは、pGM59 と呼ばれる。 A.1.3.断片S11の挿入 改変されたプラスミドpUC18由来のプラスミドpKD1の複製起点を担持 するカセットNotI(断片S11)は、次いで、プラスミドpGM59の唯一 のNotI部位中に導入された。 得られたプラスミドは、pGM83と命名され、酵母クルイベロミセス・ラク チスに適切であるMudIIZK1と呼ばれるmini−mu、ならびにK.ラ クチスにおけるleu2変異を相補できるS.セレビシ urr.Genet.19(1991)109)。mini-mu MudIIZK1の制限酵素地 図は、図2に示される。 A.2.muヘルパーJM109::(Mucts)を担持するE.コリ菌株 中へのmini−mu MudIIZK1の導入: 菌株JM109::(Mu cts)::(MudIIZK1)が得られる。 菌株JM109::(Mucts)は、塩化カルシウムの存在で、mini− mu MudIIZK1を含むプラスミドpGM83によって形質転換された。 形質転換後、転位が、Castilho et al.(J.Bacteriol.158 (1984)488)記載の技術に従い、熱ショックによって誘導された。次いで、 誘発後得られたファージ溶菌液が、菌株JM109::(Mucts)の二次感 染のために使用される。菌株JM109::(Mucts)は、recAである ので、ファージによって包膜された直鎖状DNAは、再閉鎖して複製するプラス ミドを生成することができない。かくして、組み込みユニット[菌株JM109 ::(Mucts)::(MudIIZK1)]は、クロラムフェニコール耐性 (CmR)、アンピシリン感受性(AmpS)クローンとして選択される。 A.3.E.コリDH1におけるK.ラクチスのゲノムバンクの調製 高分子量のDNAが、K.ラクチス2359/152株から調製され、酵素S au3Aによって部分的に消化された。サイズ4〜8kbの断片が、LMP(“ 低融点”、SEAKAM)アガロースゲル上で回収され、BamHIにより直鎖化され たプラスミドpBR322中にクローン化され、コウシ腸ホスファターゼ(Biol abs)の作用で脱リン酸された。このようにして、E.コリDH1における10 00コロニーをもつ35プールが得られた。各プールの1000コロニーは、ア ンピシリン耐性およびテトラサイクリン感受性であり、このことは、それらが、 pBR322中に、K.ラクチスのゲノムDNA断片を全て挿入したことを示し ている。 A.4.融合体バンクの作製 A.4.1.菌株JM109::(Mucts)::(MudIIZK1)中 へのK.ラクチスのゲノムバンクの導入。 DH1において作製された各プールのプラスミドDNAが抽出される(Maniat is)。次いで、このDNAが、塩化カルシウムの存在下、菌株J M109::(Mucts)::(MudIIZK1)を、形質転換するために 使用される。ゲノムバンクの各プールに含まれる1000コロニーを代表させる ために、プール当たり3000クローン以上が、形質導入されている菌株JM1 09::(Mucts)::(MudIIZK1)において回収された。 A.4.2.mini−mu MudIIZK1の転位 融合体バンクは、K.ラクチスのゲノムDNAバンクを形成するプラスミド上 へのmini−mu MudIIZK1の広範な転位によって得られる。ミニ・ ミューダクション(mini−muduction)は、Castilho et al.(J .Bacteriol.158(1984)488)に記載の方法により実施され、形質導入体が、 LBAC選択培地(アンピシリン50mg/l、クロラムフェニコール30mg /mlを補足されたLB培地(Gibco BRL))上で、プラスミドによって与えら れたマーカーAmpRおよびmini−muによるマーカーCmRについて、選択 された。各プールについて、その転位は、連続して行われ、プール当たり10, 000〜20,000の形質導入体が回収される。形質導入体のDNAは、次に 、調製物100mlから抽出され、ポリエチレングリコールを用いる沈殿によっ て精製され(Maniatis et al.,1989)、そして水100μlに再懸濁される。 次いで、このDNAは、K.ラクチスを形質転換し、プロモーターを担持するク ローンを選択するために使用される。 B/K.ラクチスのBglII−BamHI断片の単離 上記のように作製された融合DNAは、エレクトロポレーションによって、K .ラクチスの受容菌株を形質転換するために使用された。この受容菌株は、SD 6と呼ばれ、変異leu2(mini−mu MudI IZK1の選択マーカーに対応する)およびlac4−8をもっている。この後 者の変異は、その菌株が、唯一の炭素源としてラクトースを含有する培地上で増 殖するのを妨げるが、それは、β−ガラクトシダーゼをコードしているE.コリ のlacZ遺伝子の過発現によって相補される(Chen et al.,J.Bacic Microb iol.28(1988)211)。それ故、β−ガラクトシダーゼに融合したタンパク質の 発現は、形質転換後のラクトースでのSD6株の増殖を可能にする。このポジテ ィブスクリーンは、強力なプロモーターをもつクローンの迅速な選択に使用され た。 B.1.受容菌株K.ラクチスSD6の構築。 菌株SD6(Chen et al.,Mol.Gen.Genet.233(1992)97)は、菌株K. ラクチスCXJ1−7A(a,lac4−8、ura3A,adel−1,k1 ,k2,pKD1)(Chen and Fukuhara,Gene 69(1988)181)を、菌株AW J−137(leu2、trp1、ホモタリッ 伝子型ADE+,uraA,leu2,lac4−8をもつ胞子を選択して得ら れた。得られた胞子は、プロトプラストによる形質転換後には再生することがで きないので、戻し交雑は、菌株CXJ1−7Aを用いて行われた。一緒に胞子形 成後、選択された遺伝子型の胞子が、塩化リチウム中で、Ito et al.(J.Bacte riol.153(1983)163)(LiCl濃度20mM、すなわち、S.セレビシエに ついてItoによって使用された濃度の10倍未満)記載の技術からの方法により 、プラスミドKEp6を用いる形質転換によって試験された。菌株CXJ1−7 Aは、形質転換対照株として使われた。 これらの基準で選択された菌株SD6は、正確に形質転換され:DN A1μg当たり1〜3x104の形質転換株、そして形質転換株は十分安定であ る:非選択培地で6代継代後、コロニーの30〜40%が表現型[Ura+]を 保持している。 B.2.BglII−BamHI断片の単離 菌株SD6は、Becker and Guarante(Methods in Enzymology vol.194(1991 )182)(Jouan apparatus;2500V/cm; 80−10 0ngDNA/形質転換)によるエレクトロポレーションによって、A.4.2 .において得られた形質導入体の11プールのDNA(E.コリにおける11, 000クローンのバンクに対応)を用いて形質転換された。YPD培地(酵母エ キス10g/l;ペプトン10g/l;グルコース20g/l)で5時間再生後 、その細胞は、最少ラクトース培地に撒かれた。ラクトース上で増殖可能な形質 転換株が、各コロニーについて再びストリーク培養され、そして各クローンにつ いて、そのプラスミドが、抽出され、E.コリで増幅され、そしてそのベクター の制限酵素地図およびmini−muの素早い確認の後、酵母SD6を再形質転 換するために使用された。再形質転換後、得られたK.ラクチスのクローンの中 で、その一つ、クローン2C5が、制限酵素(図3、参照)によって、またK. ラクチスのタンパク質とβ−ガラクトシダーゼとの接合体の配列の分析によって 研究された。このために、mini−muのlacZ末端から始まる接合体の配 列(二本鎖配列)が、接合体から−59ヌクレオチドに位置する次のオリゴヌク レオチド: 5′−CTGTTTCATTTGAAGCGCG−3′ を用いる配列決定によって決定された。 他の酵母もしくは真核生物(Genbank,MIPS,EMBL, 等)のタンパク質バンクの配列との比較によって、このように得られたヌクレオ チド配列から由来するタンパク質配列の解析は、クローン2C5によってもたら された配列が、糖の輸送に関与する遺伝子に対応することを示している。次いで 、融合体の上流領域を含む3kbのBglII−BamHI断片が、ベクターB luescript KS+(Stratagene)中にサブクローン化され、制限酵素 地図が作られ(図4)、そしてその配列が、1kb以上の逐次欠失によって決定 された(配列番号:No.1)。また、配列要素の収得により、当業者は特異的 なプローブを作製でき、そして分子生物学の慣用技術によるハイブリダイゼーシ ョンによって、本発明のプロモーター領域を再クローン化できる。 II−クルイベロミセスの形質転換。 酵母中にDNAを導入させる種々の技術が使用される。 有利には、使用されるクルイベロミセスの種々の菌株が、Ito et al.(J.Ba cteriol.153(1983)163-168)記載の技術に従って、酢酸リチウムおよびポリ エチレングリコールの存在下で、細胞全体を処理することによって形質転換され た。エチレングリコールおよびジメチルスルホキシドを用いるDurrens et al. (Curr.Genet.18(1990)7)記載の形質転換技術も、同様に使用された。また 、例えば、Karube et al.(FEBS Letters 182(1985)90)記載の方法により、 エレクトロポレーションによって酵母を形質転換することもできる。 その他の方法は、既に欧州特許出願第361 991号に詳細に記載されている。 III − 配列番号:1のプロモーターの使用による異種遺伝子の発現。 配列番号:1の配列に記載のK.ラクチスの領域の転写プロモーター活性は、 菌株SD6のlac4−8変異の相補を導く能力によって、その単離の時におい ても例証された。事実、この能力は、E.コリのlacZ遺伝子の発現の結果で あり、異種遺伝子の発現能をこれによって例証する。 IV − ポータブルプロモーターの構築 ポータブルプロモーターは、ATGコドンに関して位置+1における制限酵素 部位を、3kbのBglII−BamHI断片へ挿入することによって、PCR によって作製される。 この部位の挿入は、プロモーター領域を含む断片を生産し、そして、このよう に得られたプロモーターの下流に、発現が望まれるいかなる遺伝子をも導入する ことを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C12R 1:645) (C12P 21/02 C12R 1:645)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 配列番号:1の配列、またはその相補鎖、またはそれらの誘導体の全部 もしくは一部を含み、そして転写プロモーター活性を有するDNA断片。 2. 図4に表されるBglII−BamHI断片3kbの全部もしくは一部 を含むDNA断片。 3. 請求の範囲1または2記載のDNA断片を含む組み換えDNA。 4. 組み換えDNAが、1つ以上の構造遺伝子も含むことを特徴とする、請 求の範囲3記載の組み換えDNA。 5. 組み換えDNAが、該構造遺伝子の発現生産物を分泌させるシグナルも 含むことを特徴とする、請求の範囲4記載の組み換えDNA。 6. 該構造遺伝子が、医薬的または農産栄養的興味のあるタンパク質をコー ドしていることを特徴とする、請求の範囲4および5記載の組み換えDNA。 7. 該構造遺伝子が、酵素類(例えば、特にスーパーオキシドジスムターゼ 、カタラーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、アミダーゼ、キモシン等)、血液誘導物 (例えば、血清アルブミン、α−もしくはβ−グロブリン、ファクターVIII 、ファクターIX、フォンビルブランド因子,フィブロネクチン、1−α−アン チトリプシン等)、インシュリンおよびその変異体、リンホカイン(例えば、イ ンターロイキン、インターフェロン、コロニー刺激因子(G−CSF,GM−C SF,M−CSF・・・)、TNF、TRF、等)、増殖因子(例えば、成長ホ ルモン、エリスロポイエチン、FGF,EGF,PDGF,TGF、等)、アポ リポタンパク質、ワクチン(肝炎、サイトメガロウイルス、エプスタイン・バ ール、ヘルペス、等)の生産のための抗原ポリペプチド、あるいは特に、安定化 部分に融合された活性部分を含有する融合体のようなポリペプチド融合体(例え ば、アルブミンもしくはアルブミン断片とウイルスレセプターもしくはウイルス レセプターの一部分(CD4、等)との融合体)から選ばれるタンパク質もコー ドしていることを特徴とする、請求の範囲6記載の組み換えDNA。 8. 組み換えDNAが、自律的にもしくは組み込まれて複製できる発現プラ スミドの一部であることを特徴とする、請求の範囲2〜7のいずれか1つに記載 の組み換えDNA。 9. 前記請求の範囲のいずれか1つに記載のDNA配列、または組み換えD NAを含む組み換え細胞。 10.組み換え細胞が酵母であることを特徴とする、請求の範囲9記載の組み 換え細胞。 11.組み換え細胞が、クルイベロミセス(Kluyveromyces)属 の酵母であることを特徴とする、請求の範囲10記載の組み換え細胞。 12.組み換え遺伝子の発現のための、請求の範囲1〜8のいずれか1つに記 載のDNA配列の使用。 13.医薬的または農産栄養的興味のあるタンパク質をコードしている遺伝子 の発現のための、請求の範囲12記載の使用。 14.請求の範囲9〜11のいずれか1つに記載の組み換え細胞が培養され、 そして生産されたタンパク質が回収されることを特徴とする、組み換えタンパク 質の製造方法。 15.医薬的または農産栄養的興味のあるタンパク質の製造のための、 請求の範囲14記載の方法。 16.タンパク質が、好ましくは、ヒト血清アルブミンまたはその分子変異体 の1つであることを特徴とする、請求の範囲15記載の方法。
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FR2556008B1 (fr) * 1983-12-06 1987-06-26 Centre Nat Rech Scient Vecteurs plasmidiques de clonage et d'expression d'une proteine dans un micro-organisme, comportant au moins le promoteur d'expression de la b-glucosidase dans les levures; micro-organismes les contenant; procede de fermentation et enzymes obtenues
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