JPH08511037A - 転染抑制洗剤組成物 - Google Patents

転染抑制洗剤組成物

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JPH08511037A JP6504483A JP50448394A JPH08511037A JP H08511037 A JPH08511037 A JP H08511037A JP 6504483 A JP6504483 A JP 6504483A JP 50448394 A JP50448394 A JP 50448394A JP H08511037 A JPH08511037 A JP H08511037A
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(57)【要約】 本発明は、以下の構造式(I)で表される単位を含むポリアミンN−オキシド重合体を含んでなる転染抑制組成物に関する。式中、Pは重合性単位であって、N−O基が結合できるか、又はN−O基が重合性単位の一部を形成するか、上記の組み合わせを形成できるものである。Aは(a)、(b)、(c)、−O−、−S−、(d)であり;xは0又は1であり;Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族炭化水素、芳香族、複素環若しくは脂環基又はそれらの組み合わせであって、N−O基の窒素が結合できるか、N−O基の窒素がこれらの基の一部分を形成するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 転染抑制洗剤組成物 発明の分野 本発明は、洗浄中の布帛間の転染を抑制するための組成物及び方法に関する。 発明の背景 現代の布の洗濯操作中に生じる最も長く未解決のままとなっているやっかいな 問題の一つは、着色布によっては、染料が洗濯液に放出されやすいことである。 放出された染料は、次に一緒に洗濯している他の布に移行する。 この問題を抑制する一つの方法は、染色布から洗い落とされた逸散染料が洗浄 液中の他の物品に付着する前にそれらを複合化するか吸着することであろう。 重合体を洗剤組成物に添加使用して転染を抑制することが行なわれてきた。 EP−A−0 102 923号は、水性紺成物にカルボキシル含有重合体を 添加使用することを記載している。 DE−A−2 814 329号は、N−ビニル−オキサゾリドン重合体を使 用することを開示しており、FR−A−2 144 721号は、ポリビニルピ ロリドンとアクリル酸ニトリル又は無水マレイン酸との共重 合体15〜35%を洗剤粉末に添加使用することを開示している。 EP−265 257号は、アルカリ金属カルボキシ金属カルボキシメチルセ ルロースと、ビニルピロリドン重合体と、ポリカルボキシレート重合体とを含ん でなる洗剤組成物を記載している。 驚くべきことに、このたびある種のポリアミンN−オキシド重合体は、可溶化 又は懸濁液化染料の移行を無くすのに極めて効果的であるが判明した。この知見 から、優れた転染抑制性を示す組成物を配合することが可能となった。 本発明の別の態様によれば、着色布が関与する洗濯操作方法が提供される。 発明の概要 本発明は、以下の構造式を有する単位を含むポリアミンN−オキシド重合体を 含んでなる転染抑制組成物に関する: (式中、Pは重合性単位であって、N−O基が結合できるか、又はN−O基が重 合性単位の一部を形成するか、上記の組み合わせを形成できるものであり; Xは0又は1であり; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族炭化水素、芳香族複素環若しくは脂環基又は それらの組み合わせであって、N−O基の窒素が結合できるか、N−O基の窒素 がこれらの基の一部分を形成できるものである)。 発明の詳細な説明 本発明の組成物は、必須成分として以下の構造式で表される単位を有するポリ アミンN−オキシド重合体を含んでなる。 (式中、Pは重合性単位であって、R−N−O基が結合できるか、又はR−N− O基が重合性単位の一部を形成するか、上記の組み合わせを形成できるものであ り; Xは0又は1であり; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族炭化水素、芳香族、複素環若しくは脂環基又 はそれらの組み合わせであって、 N−O基の窒素が結合できるか、N−O基の窒素がこれらの基の一部分のもので ある)。 N−O基は、以下の一般構造式により表すことができる: (式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環若しくは脂環基又はそれ らの組み合わせであり、x又は/及びy又は/及びzは0又は1であり、そして N−O基の窒素が結合することができるか、N−O基の窒素がこれらの基の一部 分を形成できる)。 N−O基は、重合性単位(P)の一部分であることができるか、重合性主鎖か 上記両方の組み合わせに結合できる。 N−O基が重合性単位の一部分を形成する適当なポリアミンN−オキシド類は 、Rが脂肪族、芳香族、脂環又は複素環基から選択されるポリアミンN−オキシ ド類を含んでなる。 前記ポリアミンN−オキシド類の種類の一つは、N−O基の窒素がR−基の一 部分を形成するポリアミンN−オキシド類群を含む。好ましいポリアミンN−オ キシド類は、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピ ロリドン、ピベリジン、キノリン、アクリジン及びそれらの誘導体等の複素環基 のものである。 別の種類の前記ポリアミンN−オキシド類は、N−O基の窒素がR−基に結合 しているポリアミンN−オキシド類群である。 他の適当なポリアミンN−オキシド類は、N−O基が重合性単位に結合してい るポリアミンオキシドである。これらのN−オキシド類の好ましい種類は、一般 式(I)(式中、Rは芳香族、複素環又は脂環基であってN−O官能基の窒素が 前記R基の一部分であるものである)で表されるポリアミンN−オキシド類であ る。これらの種類のポリアミンN−オキシド類としては、例えばRがピリジン、 ピロール、イミダゾール及びそれらの誘導体等の複素環化合物であるポリアミン オキシド類がある。 別の好ましい種類のポリアミンN−オキシド類は、一般式(I)(Rは芳香族 、複素環又は脂環基であってN−O官能基の窒素が前記R基に結合しているもの である)で表されるポリアミンオキシド類である。 これらの種類としては、例えばRがフェニル等の芳香族基であることができる ポリアミンオキシド類がある。 形成されるアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ転染抑制性を有する限り 、いずれの重合体主鎖を使用してもよい。適当な重合体主鎖としては、例えばポ リビニル類、ポリアルキレン類、ポリエステル類、ポリエーテ ル類、ポリアミド類、ポリイミド類、ポリアクリレート類及びそれらの混合物が ある。 本発明のアミンN−オキシド重合体は、アミン:アミンN−オキシド比が典型 的には10:1〜1:1000000である。しかしながら、ポリアミンオキシ ド重合体に存在するアミンオキシド基の量は、適当な共重合又は適当な程度のN −酸化により変化させることができる。好ましくは、アミン:アミンN−オキシ ド比は、2:3〜1:1000000であり、より好ましくは1:4〜1:10 00000であり、最も好ましくは1:7〜1:1000000である。本発明 の重合体は、実際に一方の単量体型がアミンN−オキシドであり他方の単量体型 がアミンN−オキシドであるかそうでないかのどちらかであるランダム又はブロ ック共重合体を含む。ポリアミンN−オキシド類のアミンオキシド単位は、PK a<10、好ましくはPKa<7、より好ましくはPKa<6である。 ポリアミンオキシド類は、ほとんどいずれの重合度でも得ることができる。上 記物質が所望の水溶性と染料懸濁力を有していれば、重合度は重要ではない。 典型的には、平均分子量は、500〜1000,000;好ましくは1,00 0〜50,000、より好ましくは2,000〜30,000、最も好ましくは 3,000〜 20,000である。 本発明のポリアミンN−オキシド類は、典型的には転染抑制組成物の0.00 1〜10重量%、より好ましくは0.01〜2重量%、最も好ましくは0.05 〜1重量%存在する。 本発明の組成物は、洗濯操作に使用する従来の洗剤組成物の添加剤として使用 するのが都合がよい。また、本発明は、洗剤成分を含有し、したがって洗剤組成 物としての役割りを果たす転染抑制組成物をも含む。ポリアミンN−オキシド類の製造方法: ポリアミン−N−オキシド類は、アミン単量体を重合し得られた重合体を適当 な酸化剤で酸化して製造するか、アミンオキシド単量体自体を重合してポリアミ ンN−オキシドを製造することができる。 ポリアミンN−オキシドの合成は、例えばポリビニル−ピリジンN−オキシド の合成によることができる。 ポリ−4−ビニルピリジン(Polysciencesから)(分子量50, 000、5.0g、0.0475モル)を、酢酸50mlに予備溶解し、ピペッ トを用いて、過酸溶液(氷酢酸25g、30容積%H22溶液6.4g及びH2 SO4数滴により過酢酸0.0523モルが生成する)で処理した。混合物を周 囲温度(32℃)で30分間攪拌した。次に、混合物を油浴を用いて80〜 85℃で3時間加熱してから一晩静置した。次に、得られた重合体溶液を、攪拌 下アセトン1リットルと混合した。底部に形成した得られた黄褐色粘性シロップ 状物を、アセトン1リットルで再び洗浄して、青白い結晶固体を得た。 固体を重力濾過し、アセトンで洗浄後、P25で乾燥した。 アミン:この重合体のアミンN−オキシド比は、1:4である。洗剤添加剤 洗剤組成物には、広範な界面活性剤を使用することができる。典型的なアニオ ン、非イオン、両性及びツイッターイオンの種類と、これらの界面活性剤の具体 例が、1972年5月23目発行のNorrisによる米国特許第3,664, 961号に記載されている。 ここではアニオン界面活性剤混合物が特に適当であり、とりわけスルホン酸塩 と硫酸塩との重量比5:1〜1:2、好ましくは3:1〜2:3、より好ましく は3:1〜1:1混合物からなる界面活性剤である。好ましいスルホン酸塩類に は、アルキル基の炭素数が9〜15、とりわけ11〜13であるアルキルベンゼ ンスルホン酸塩類及び脂肪酸がC12〜C18脂肪源、好ましくはC16〜C18脂肪源 由来であるα−スルホン化メチル脂肪酸エステル類が含まれる。各例において、 陽イオン は、アルカリ金属、好ましくはナトリウムである。好ましい硫酸塩界面活性剤は 、アルキル基の炭素数が12〜18であるアルキル硫酸塩類であって、必要に応 じてアルキル基の炭素数10〜20、好ましくは10〜16であり平均エトキシ ル化度が1〜6であるエトキシ硫酸塩類との混合物の形態である上記アルキル硫 酸塩類である。ここでの好ましいアルキル硫酸塩類としては、例えば牛脂アルキ ル硫酸塩、ヤシアルキル硫酸塩及びC1415アルキル硫酸塩類が挙げられる。こ こでも各例における陽イオンは、アルキル金属陽イオン、好ましくはナトリウム である。 本発明に有用な種類の非イオン界面活性剤の一つは、酸化エチレンと疎水性成 分との縮合物で、平均HLBが8〜17の範囲、好ましくは9.5〜13.5の 範囲、より好ましくは10〜12.5の範囲である界面活性剤を提供するもので ある。疎水性(親油性)成分は、脂肪族性又は芳香族性であり、いずれかの特定 の疎水性基と縮合するポリオキシエチレン基の長さを容易に調整して親水性要素 と疎水性要素とのバランスが所望の程度である水溶性化合物が得られるものでよ い。 この種のとりわけ好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり酸 化エチレン3〜8モル含有するC9〜C15第一アルコールエトキシレート類、特 にアルコール1モル当たり酸化エチレン6〜8モル含有する C14〜C15第一アルコール類及びアルコール1モル当たり酸化エチレン3〜5モ ルを含有するC12〜C14第一アルコール類である。 別の種類の非イオン界面活性剤は、下記の一般式で表されるアルキルポリグル コシド化合物を含んでなる: RO(Cn2nO)tZ (式中、Zはグルコース由来成分であり;Rは炭素数が12〜18である飽和疎 水性アルキル基であり;tが0〜10でありnが2又は3であり;xが1.3〜 4である)。これらの化合物は、未反応脂肪アルコールが10%未満であり、短 鎖アルキルポリグルコシド類が50%未満である。この種の化合物及び洗剤にお けるこれらの化合物の使用法が、EP−B 0 070 077号,0 075 996号及び0 094 118号に開示されている。 また、非イオン界面活性剤としては、以下の式で表されるポリヒドロキシ脂肪 酸アミド界面活性剤も適当である: (式中、R1はHであるか、R1はC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエチル 、2−ヒドロキシプロピル又はそれらの混合物であり、R2は C5〜31ヒドロカルビルであり、zは線状ポリヒドロキシヒドロカルビル鎖であ って少なくとも3個のヒドロキシルが上記鎖又はそのアルコキシル化誘導体に直 接接続したものである)。好ましくは、R1はメチルであり、R2はヤシアルキル 又はそれ らの混合物等の直鎖C1115アルキル又はアルケニル鎖であり、zは還元性アミ ノ化反応におけるグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース等の還元 糖由来のものである。 本発明による組成物は、さらにビルダー系を含有してもよい。アルミノ珪酸塩 物質、珪酸塩類、ポリカルボン酸塩類及び脂肪酸類、エチレンジアミン四酢酸塩 等の物質、アミノポリホスホン酸類、特にエチレンジアミンテトラメチレンホス ホン酸及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸等の金属イオン封鎖 剤を含むいずれの通常のビルダー系も本発明に使用するのに適当である。環境上 の理由から明かにあまり好ましくはないが、りん酸塩ビルダーも本発明に使用す ることができる。 適当なビルダーは、無機イオン交換物質、一般的に無機水和アルミノ珪酸塩物 質、より詳細には水和ゼオライトA、X、B又はHS等の水和合成ゼオライトで あることができる。 別の適当な無機ビルダー物質は、層状珪酸塩、例 えばSKS−6(ヘキスト)である。SKS−6は、珪酸ナトリウム(Na2S i25)からなる結晶性層状珪酸塩である。 本発明で使用するのに適当なポリカルボン酸塩ビルダーには、クエン酸、好ま しくは水溶性塩の形態のクエン酸、 式R−CH(COOH)CH2(COOH) (RはC10〜20アルキル又はアルケニル、好ましくはC12〜16であるか 、Rはヒドロキシル、スルホスルホキシル又はスルホン置換基で置換されていて もよい)表されるコハク酸の誘導体が含まれる。具体例としては、コハク酸ラウ リル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル、コ ハク酸2−テトラデセニルが挙げられる。コハク酸塩ビルダーは、ナトリウム、 カリウム、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩をはじめとする水溶性 塩の形態で使用するのが好ましい。 他の適当なポリカルボン酸塩類は、オキソジコハク酸塩類並びに米国特許第4 ,663,071号に記載されている等のタートレートモノコハク酸とタートレ ートジコハク酸との混合物である。 とりわけ、本発明で意図するものが液状の場合には、本発明で使用するのに適 当な脂肪酸ビルダーは、飽和又は不飽和C10〜18脂肪酸類だけでなく、 対応の石鹸も適当である。好ましい飽和脂肪酸類は、アルキル鎖の炭素数が12 〜16のものである。好ましい不飽和脂肪酸は、オレイン酸である。 粒状組成物に使用するのに適当な好ましいビルダー系には、ゼオライトA等の 水不溶性アルミノ珪酸塩ビルダーとクエン酸等の水溶性カルボキシレートキレー ト化剤との混合物が含まれる。本発明の目的である粒状組成物に使用するビルダ ー系の一部分を形成することができる他のビルダー物質には、アルカリ金属炭酸 塩類、重炭酸塩類、珪酸塩類等の無機物質並びに有機ホスホン酸塩類、アミノポ リアルキレンホスホン酸塩類及びアミノポリカルボン酸塩類等の有機物質が含ま れる。他の適当な水溶性有機塩は、単独若しくは共重合酸類又はそれらの塩類で あって、ポリカルボン酸が二個以下の炭素原子により互いに分離されている少な くとも2個のカルボキシル基を含んでなるものである。 この種の重合体は、GB−A−1,596,756号に開示されている。この ような塩としては、例えば分子量2000〜5000のポリアクリル酸塩類及び それらと無水マレイン酸との共重合体である。上記共重合体は、分子量20,0 00〜70,000、とりわけ約40,000である。 洗浄ビルダー塩は、通常組成物の10〜80重量 %、好ましくは20〜70重量%、最も通常30〜60重量%の量で含有される 。 洗剤組成物に使用される他の成分として、漂白剤、漂白安定剤又は漂白活性剤 、汚垢懸濁剤、汚垢放出剤、光学増白剤、研磨剤、殺菌剤、曇抑制剤、着色剤及 び香料等を用いることができる。 別の任意成分は、シリコーン類が例示される起泡抑制剤及びシリカ−シリコー ン混合物である。シリコーン類は、一般的にアルキル化ポリシロキサン物質が代 表として挙げられ、一方、シリカは、通常シリカアエロゲル及びキセロゲルが例 示される微細状並びに種々の種類の疎水性シリカ類が使用される。これらの物質 は、起泡抑制剤を水溶性又は水分散姓の実質的に非界面活性洗剤不浸透キャリヤ ーに有利に放出的に含有せしめる粒状物として含有せしめることができる。また 、起泡抑制剤は、液状キャリヤーに溶解及び分散し、一種以上の他の成分に噴霧 することにより適用できる。 上記したように、有用なシリコーン起泡抑制剤は、上記した種類のアルキル化 シロキサンと固体シリカとの混合物を含んでなることができる。このような混合 物は、シリコーンを固体シリカの表面に固着させることにより調製される。好ま しいシリコーン起泡抑制剤は、粒度が10mμ〜20mμであり比表 面積が50m2/gを超える疎水性シラン化(最も好ましくはトリメチルシラン 化)シリカと分子量が約500〜約200,000であるジメチルシリコーン油 とのシリコーン:シラン化シリカ重量比約1:1〜約1:2均質混合物が代表例 として挙げられる。 好ましいシリコーン起泡抑制剤が、Bartollota等による米国特許第 3,933,672号に開示されている。他の特に有用な起泡抑制剤は、197 7年4月28日公開のドイツ特許出願DTOS2,646,126号に記載され ている自己乳化シリコーン起泡抑制剤である。このような化合物の一例として、 Dow Corning社から市販されているシロキサン−グリコール共重合体 であるDC−544があげられる。とりわけ好ましい起泡抑制剤は、シリコーン 油と2−アルキル−アルカノール類との混合物を含んでなる起泡抑制剤系である 。2−アルキル−アルカノール類としては、商品名Isofol12Rとして市 販されている2−ブチル−オクタノールが適当である。このような起泡抑制剤系 は、1992年11月10日出願の同時係属ヨーロッパ特許出願N928701 74.7号に記載されている。 とりわけ好ましいシリコーン起泡抑制剤が、同時 係属ヨーロッパ特許出願N92201649.8号に記載されている。前記組成 物は、シリコーン/シリカ混合物をAerosil(商標)等のフュームド非孔 質シリカと組み合わせて含んでなることができる。 上記の起泡抑制剤は、通常組成物の0.001〜2重量%、好ましくは0.0 1〜1重量%のレベルで用いられる。起泡調整剤は別個の粒子として含有させる のが好ましく、これにより、C20〜C24脂肪酸類、マイクロクリスタリンワ ックス類並びに酸化エチレンと酸化プロビレンとの高分子量共重合体(他の場合 にはマトリックスの分散性に悪影響を及ぼすであろう)等の他の起泡抑制物質を 包含できるようになる。このような起泡調整粒状物を形成する手法は、上記した Bartolotta等による米国特許第3,933,672号に開示されてい る。 含有させることのできる他の洗剤成分には、例えばタンパク質系、炭水化物系 又はトリグリセリド系しみの除去及び逸散染料の移行防止を含む多種多様な目的 で洗剤配合物に含有させることのできる洗浄性酵素がある。含有される酵素には 、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ及びペルオキシダーゼだけ でなくそれらの混合物も含まれる。他の種類の酵素も含有させてもよい。これら の酵素は、 植物、動物、バクテリア、カビ及び酵母起源等のいずれか適当な起源のものでよ い。しかしながら、それらの選択は、pH活性及び/又は安定性最適条件、熱安 定性、安定性と活性洗浄剤、ビルダー等との関係等のいくつかの要因により支配 される。この点において、バクテリアアミラーゼ及びプロテアーゼ並びにカビセ ルラーゼ等のバクテリア又はカビ酵素が好ましい。 酵素は、通常組成物1g当たり活性酵素重量約5mg以下、より典型的には約 0.05mg〜約3mgとするに十分なレベルで含有される。 適当なプロテアーゼの例には、枯草菌(B.subtilis)及びバシラス ・リシェニフォルミス(B.licheniforms)の特定の菌株から得ら れるサブチリシンである。タンパク質系のしみを除去するのに適当な市販のタン パク質分解酵素には、Novo Industries A/S(デンマーク) から商品名Alcalase、Savinase及びEsperaseとして販 売されているもの、International Bio−Synthetic s,Inc.社(オランダ)からMaxataseの商品名で販売されているも の、Genencor社からFN−baseの商品名で販売されているもの並び にMKC社か らOptimase及びOpticleanの商品名で販売されているものが含 まれる。 とりわけ液状洗剤組成物用タンパク質分解酵素の範疇にあるもので重要なもの は、本明細書でプロテアーゼA及びプロテアーゼBと称する酵素である。プロテ アーゼAとその製造方法が、1985年1月9日公開のヨーロッパ特許出願第1 30,756号に記載されている(ここに記載されている内容は、引用すること により本明細書の開示の一部とされる)。プロテアーゼBは、そのアミノ酸配列 の位置217にチロシンの代わりにロイシンを有する点でプロテアーゼAとは異 なるタンパク質分解酵素である。プロテアーゼBは、1987年4月28日出願 のヨーロッパ特許出願第87303761.8号に記載されている(ここに記載 されている内容は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)。プロ テアーゼBの製造方法は、1985年1月9日公開のBott等によるヨーロッ パ特許出願第130,756号にも開示されている(ここに記載されている内容 は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)。 アミラーゼには、例えば英国特許明細書第1,296,839号(Novo) により詳細に記載されているバシラス・リシェニフォルミスの特定 の菌株から得られた−アミラーゼが含まれる(ここに記載されている内容は、引 用することにより本明細書の開示の一部とされる)。デンプン分解タンパク質に は、例えばRapidase、Maxamyl(International Bio−Synthetics,Inc.社製)及びTermamyl(Nov o Industries社製)が含まれる。 本明細書で使用できるセルラーゼには、バクテリアセルラーゼとカビセルラー ゼの両方が含まれる。好ましくは、前記セルラーゼは、最適pH5〜9.5であ る。適当なセルラーゼが、1984年3月6日発行のBarbesgoard等 による米国特許第4,435,307号に開示されている(ここに記載されてい る内容は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)。この特許は、 フミコーラ・インソレンスから産生したカビセルラーゼを開示している。適当な セルラーゼは、GB−A−2.075.028号;GB−A−2.095.27 5号及びDE−OS−2.247.832号にも開示されている。 このようなセルラーゼとしては、例えばHumicola insolens の菌株(Humicola grisea var.thermoid ea)、、特にHumicola株DSM1800により産生されるセルラーゼ 、Bacillus Nのカビ又はAeromonas属に属するセルラーゼ2 12産生カビにより産生されるセルラーゼ並びに海洋軟体類の肝すい臓から抽出 されたセルラーゼ(Dolabella Auricula Solander )が挙げられる。 他の適当なセルラーゼは、分子量約50KDa、等電点5.5であり、アミノ 酸415個を含有するHumicola Insulens由来のものである。 このようなセルラーゼは、1993年3月19日出願の同時係属ヨーロッパ特許 出願第93200811.3号に記載されている。 とりわけ適当なセルラーゼは、色を保護する利点を有するセルラーゼである。 このようなセルラーゼの例は、1991年11月6日出願(Novo)のヨーロ ッパ特許出願第91202879.2号に記載されているセルラーゼ、Care zymeである。 洗剤に使用するのに適当なリパーゼ酵素には、英国特許第1,372,034 号に開示されているPseudomonas stutzeri ATCC19 .154等のPseudomonas属の微生物により産生されるものが含まれ る(ここに開示されている内容は、引用することにより本明 細書の開示内容の一部とされる)。適当なリパーゼには、微生物Pseudom onas fluorescent IAM1057により産生されるリパーゼ の抗体と陽性免疫交差反応を示すものが含まれる。このリパーゼとその精製方法 が、1978年2月24日公開の特開昭第53−20487号に記載されている 。このリパーゼは、日本国名古屋にあるAmano Pharmaceutic al Co.Ltd,からLipaseP「Amano」(以下、「Amano −P」と称する)の商品名で入手できる。このような本発明のリパーゼは、Ou chterlony(Acta.Med.Scan133、第76〜79頁(1 950)に準じた標準的で周知の免疫拡散法を用いて、Amano−P抗体と陽 性免疫交差反応を示さなければならない。これらのリパーゼとそれらのAman o−Pとの免疫交差反応法は、1987年11月17日発行のThom等による 米国特許第4,707,291号にも開示されている(ここに開示されている内 容は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)。これらの典型例は 、Amano−Pリパーゼ、lipase ex Pseudomonas f ragi FERM P 1339(商品名「Amano−B」で入手できる) 、lipase ex Pseudomonas nitroreducens var.li polyticum FERM P 1338(Amano−CES)、lip ase ex Chromobacter viscosum、例えばChro mobacter viscosum var.lipolyticum NR RLB 3673(日本国タガタにある東洋醸造(株)から市販されている); さらにU.S.Biochemical CorP.社(米国)製及びDiso ynth Co.社(オランダ)製Chromobacter viscosu m lipase並びにlipase ex Pseudomonas gla dioliである。 とりわけ適当なリパーゼは、MlLipase(Ibis)及びLipola se(Novo)等のリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えばペルカーボネート、ペルボーレート 、ペルサルフェート、過酸化水素等と組み合わせて使用される。ベルオキシダー ゼ酵素は、「溶液漂白」に、即ち、洗浄操作中に基質から除去された染顔料が洗 浄液中の他の基質に移行するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ 酵素は、当該技術分野において公知であり、例えばワサビダイコンペルオキシダ ーゼ、リ グニナーゼ並びにクロロ−及びブロモ−ペルオキシダーゼ等のハロペルオキシダ ーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、O.Kirk (Novo IndustriesA/Sに譲渡)による1989年10月19 日公開のPCT国際出願WO89/099813号及び1991年11月6日出 願のヨーロッパ特許出願第91202882.6号に開示されている。 広範な酵素物質とそれらを合成洗剤粒に含有させる手段が、McCarty等 による1971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号(ここに開示 されている内容は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)にも開 示されている。さらに、酵素は、1978年7月18日発行のPlace等によ る米国特許第4,101,457号及び1985年3月26日発行のHughe sによる米国特許第4,507,219号に開示されている(これら両方に開示 されている内容は、引用することにより本明細書の開示の一部とされる)。液状 洗剤配合物に有用な酵素物質とそれらを上記配合物に含有させる方法が、198 1年4月14日発行のHora等による米国特許第4,261,868号に開示 されている(ここに開示されている内容は、引用することにより本明細書の開示 の一部とされ る)。 粒状洗剤の場合、酵素を、好ましくは酵素に対して不活性な添加剤でコーティ ングするかプリルして粉塵の発生を最小限に抑えるか保存安定性を向上させる。 これを達成するための手法は当該技術分野において周知である。液状配合物にお いて、酵素安定化系を利用するのが好ましい。水性洗剤組成物用酵素安定化法は 、当該技術分野において周知である。例えば、水溶液中における酵素安定化の一 つの手法には、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム及びプロピオン酸カルシウム等 の源からの遊離カルシウムイオンを使用することが含まれる。カルシウムイオン は、短鎖カルボン酸塩、好ましくはギ酸塩と組み合わせて使用することができる 。これについては、例えば1982年3月9日発行のLetton等による米国 特許第4,318,818号を参照されたい(ここに開示されている内容は、引 用することにより本明細書の開示の一部とされる)。また、グリセロールやソル ビトールのようなポリオール類を使用することも提案された。アルコキシアルコ ール類、ジアルキルグリコエーテル類、多価アルコール類と多価官能脂肪族アミ ン類(例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ−イソプロパノ ールアミン等)との混合物並びにホウ酸又はアルカリ金属ホ ウ酸塩。酵素安定化法は、さらにHorn等による1981年4月14日発行の 米国特許第4,261,868号、Gedge等による1971年8月17日発 行の米国特許第3,600,319号(これら両方に開示されている内容は、引 用することにより本明細書の開示の一部とされる)並びにVenegasによる 1986年10月29日公開のヨーロッパ特許出願公開第0 199 405号 、出願第86200586.5号に開示及び例示されている。非ホウ酸及びホウ 酸塩安定化剤が好ましい。酵素安定化系は、例えば米国特許第4,261,86 8号、第3,600,319号及び第B,519,570号にも記載されている 。 添加することのできる他の適当な洗剤成分は、1992年1月31日出願の同 時係属ヨーロッパ特許出願N92870018.6号に記載されている酵素酸化 スカベンジャーである。このような酵素酸化スカベンジャーとしては、例えばエ トキシル化テトラエチレンポリアミン類がある。 とりわけ好ましい洗剤成分は、色を保護する利点も得られる技術と組み合わせ たものである。これらの技術の例としては、セルラーゼ及び/又はペルオキシダ ーゼ類及び/又は色保持回復用金属触媒がある。 本発明による洗剤紺成物は、液状、ペースト状又は粒状でよい。また、本発明 による粒状組成物は、「コンパクト形」、即ち、通常の粒状洗剤よりも比較的高 い密度、即ち、550〜950g/リットルでもよい。このような場合、本発明 の粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗剤と比較して「無機充填剤塩」の量が低く; 典型的な充填剤塩は、サルフェート及びクロリドのアルカリ土類金属塩、典型的 には硫酸ナトリウムであり;「コンパクト」洗剤は、典型的には充填剤塩を10 %以下含んでなる。本発明による液状組成物も、「コンパクト形」でもよく、こ のような場合、本発明の液状洗剤組成物は、通常の液状洗剤と比較して水の量が 少ない。 また、本発明は、着色布を含む布洗濯操作中に可溶化・懸濁化染料が一つの布 から別の布へ転染するのを抑制する方法に関する。 この方法は、布を上記したような洗濯液に接触させることを含んでなる。 本発明の方法は、洗浄工程中に実施するのが都合がよい。洗浄工程は、5〜7 5℃で実施するのが好ましく、とりわけ20〜60℃で実施するのが好ましいが 、重合体は95℃以下で有効である。処理液のpHは、7〜11が好ましく、と りわけ7.5〜10.5が好ましい。 本発明の製造方法及び組成物は、洗濯操作中添加剤として使用することもでき る。 以下、実施例により本発明の組成物を説明するが、これらの実施例は必ずしも 本発明の範囲を限定したり定義することを意味せず、本発明の範囲は、後記の請 求の範囲により定められる。 以下の組成を有する本発明の液体洗剤組成物を調製する: 転染の程度をハンター色測定により評価する。ハンター色系は、布試料の色を 、反射分光光度計により測定されるハンターa、b値の変化を表すΔc値で評価 する。Δc値は、下式で定義される: Δc={(af−ai2+(bf−bi21/2 (式中、下付き添字i及びfは、それぞれにじみ性布の存在下での洗浄前後のハ ンター値である)。最小有意差は、信頼レベル95%で1である。実施例I 異なる着色布からの転染の程度を、30分間の洗浄サイクルをシュミレートし たローダ−o−メータ試験を用いて検討した。ローダ−o−メータビーカーには 、洗剤液200mlと、10cmx10cm着色布と、にじみ性染料のピックア ップトレーサーとして使用されるマルチ繊維スワッチとを入れてある。マルチ繊 維スワッチは、6枚(各々1.5cmx5cm)の異なる材料(ポリアセテート 、綿、ポリアミド、ポリエステル、ウール及びオーロン)を一緒に縫い合わせた ものである。実験条件 : pH=7.8 A:転染抑制系を含有しない表Iに示す洗剤組成物。 B:平均分子量が約50,000であり、アミン:アミンN−オキシド比が1 :4であるPVNO(ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド))10ppm を含有する表Iに示す洗剤組成物。 結果:綿ピックアップトレーサーのΔc値 実施例II 以下の実験条件を用いて、実施例1の試験を実施した: pH=7.8 A:転染抑制系を含有しない表Iに示す洗剤組成物。 B:平均分子量が約50,000であり、アミン:アミンN−オキシド比が1 :4であるポリ(2−ビニルピリジン−N−オキシド)100ppmを含有する 表Iに示す洗剤組成物。 結果:綿ピックアップトレーサーのΔc値 実施例III 褐色綿布からの転染の程度を、30分間洗浄サイクル をシュミレートしたローダ−o−メータ試験を用いて検討した。ローダ−o−メ ータビーカーには、洗剤液400mlと、20cm着色布一枚と、にじみ染料の ピックアップトレーサーとして使用されるマルチ繊維スワッチ二枚とを入れてあ る。 pH=10.5 A:転染抑制系を含有しない表Iに示す洗剤組成物。 B:平均分子量が約100,000であるポリ2−(ジメチルアミノ)−エチ ルメタクリレート−N−オキシド70ppmを含有する表Iに示す洗剤組成物。 結果:綿ピックアップトレーサーのΔc値 実施例IV 褐色綿布からの転染の程度を、30分間の洗浄サイクルをシュミレートしたロ ーダ−o−メータ試験を用いて検討した。ローダ−o−メータビーカーには、洗 剤液200mlと、4cmx10cm着色布一枚と、にじみ染料のピックアップ トレーサーとして使用されるマルチ繊維スワッチ二枚とを入れてある。 pH=10.5 A:転染抑制系を含有しない表Iに示す洗剤組成物。 B:平均分子量が約150,000であるポリ−1− ビニルイミダゾール−N−オキシド7ppm(B1)、35ppm(B2)及び 70ppm(B3)を含有する表Iに示す洗剤組成物。 結果:綿ピックアップトレーサーのΔc値 実施例V ポリ(ジメチルアミノ)−エチルメタクリレート−N−オキシドの転染抑制性 能を、家庭用洗濯機で40℃サイクルで試験した。洗濯機の負荷は、バラスト洗 濯物と、公知のにじみ性布1000cm2からなる。にじみ性染料のピックアッ プトレーサーとして26cmx31cmテリタオルを使用した。 pH=10.5 A:転染抑制系を含有しない洗剤溶液。 B:洗浄液(平均分子量が約150,000)にポリジアルキルメチルアミン −N−オキシド7ppmを排出する洗剤溶液。 結果:綿ピックアップトレーサーのΔc値 実施例VI ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシドの転染抑制性能を、家庭用洗濯機 で40℃サイクルで試験した。洗濯機の負荷は、バラスト洗濯物と、公知のにじ み性布1000cm2からなる。にじみ性染料のピックアップトレーサーとして 26cmx31cmテリタオルを使用した。試験条件: A:転染抑制系を含有しない洗剤。 B:洗浄液(平均分子量が約50,000)にポリ(4−ビニルピリジン)− N−オキシド7ppmを排出する洗剤組成物。 実施例VII ポリビニルピリジン−N−オキシド(PVNO)の酸化度が転染抑制(DTI )性能に及ぼす影響を、30分間洗浄サイクルをシュミレートしたローダ−o− メータ試験で評価した。異なるPVNO試料の転染抑制能を、ダイレクトブルー 90で染色した同量の綿にじみ性布を用いて試験した。転染のピックアップトレ ーサーとしてマルチ繊維スワッチを使用した。 転染度は、にじみ性布の不存在下で洗浄した対照と対比して算出したハンター ΔE値で示す。実験条件: 表Iに示す洗剤溶液中PVNO(平均分子量60,000)10ppm 酸化度を、核磁気共鳴(NMR)で測定した。 結果:ΔE値とPVNO酸化度との関係 (ΔE値が低い程、性能が良い) PVNOの不存在下での対照ΔEは、17.0である。 酸化度(%) ΔE 35 16.4 40 15.9 58 11.3 73 10.6 83 8.3 92 6.7結論 :PVNOの転染抑制性は、酸化度が高くなるほど向上する。実施例VIII 以下の組成を有する本発明の液体洗剤組成物を調製する: 線状アルキルベンゼンスルホン酸塩 10 アルキル硫酸塩 4 脂肪族アルコール(C12−C15)エトキシレート 12 脂肪酸 10 オレイン酸 4 クエン酸 1 ジエチレントリアミンペンタメチレン 1.5 ホスホン酸 NaOH 3.4 プロパンジオール 1.5 エタノール 10 エトキシル化テトラエチレンペンタミン 0.7 ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシド 0.3 サームアミル 0.13 ケアザイム 0.014 FN−ベース 1.8 リポラーゼ 0.14 エンドグルカナーゼA 0.53 起泡抑制剤(ISOFOL(商標)) 2.5 少量成分 組成物を100とするに必要な量実施例IX 下記の配合により本発明のコンパクト粒状洗剤組成物を調製する。 線状アルキルベンゼンスルホン酸塩 11.40 牛脂アルキル硫酸塩 1.80 C45アルキル硫酸塩 3.00 7倍エトキシル化C45アルコール 4.00 11倍エトキシル化牛脂アルコール 1.80 分散剤 0.07 シリコーン油 0.80 クエン酸三ナトリウム 14.00 クエン酸 3.00 ゼオライト 32.50 マレイン酸/アクリル酸共重合体 5.00 DETMPA 1.00 セルラーゼ(活性タンパク質) 0.03 アルカラーゼ/BAN 0.60 リパーゼ 0.36 珪酸ナトリウム 2.00 硫酸ナトリウム 3.50 グルコース 10.00 ポリ(4−ビニルピリジン)−N−オキシド 0.3 少量成分 組成物を100とするに必要な量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,US,VN (72)発明者 ソーエン,クリスティアーン アルテュー ル ジェー.ケー. ベルギー国ハースドンク、ベークバイソフ ストラート、4 (72)発明者 マコーコデイル,フィンレイ イギリス国エディンバラ、アーサー、スト リート、14 (72)発明者 ブッシュ,アルフレート ベルギー国ロンデルツェール、ハンデルス トラート、210 (72)発明者 ウィリー,デイビッド アラン イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、サンディフォード、ブランドン、グ ロウブ、17 (72)発明者 ハーディ,フレデリック エドワード イギリス国ニューキャッスル、アポン、タ イン、ポンテランド、ダーラス、ホール、 ウッドエンド、8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 以下の構造式で表される単位を有するポリアミンN−オキシド重合体を 含んでなる転染抑制組成物: (式中、Pは重合性単位であって、N−O基が結合できるか、又はN−O基が重 合性単位の一部を形成するものであり; Xは0又は1であり; Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族炭化水素、芳香族、複素環若しくは脂環基で あって、N−O基の窒素が結合できるか、N−O基の窒素がこれらの基の一部分 のものである)。 2. PはN−O基が結合した重合性単位であり、Rは芳香族又は複素環基か ら選択される、請求項1に記載の転染抑制組成物。 3. N−O基の窒素がR−基の一部分を形成する、 請求項2に記載の転染抑制組成物。 4. R−基はピリジン、ピロール、キノリン、アクリジン、イミダゾール及 びそれらの誘導体から選択される、請求項3に記載の転染抑制組成物。 5. N−O基の窒素がR−基に結合している、請求項1又は2に記載の転染 抑制組成物。 6. Rはフェニル基である請求項5に記載の転染抑制組成物。 7. PはN−O基が重合性単位の一部分を形成する重合性単位であり、Rは 芳香族又は複素環基から選択される請求項1に記載の転染抑制組成物。 8. N−O基の窒素がR−基の一部分を形成する、請求項7に記載の転染抑 制組成物。 9. R−基はピリジン、ピロール、キノリン、アクリジン、イミダゾール及 びそれらの誘導体から選択される、請求項8に記載の転染抑制組成物。 10. 重合体主鎖がポリビニル重合体群由来である、請求項1〜9のいずれ かに記載の転染抑制組成物。 11. アミン:アミンN−オキシド比が2:3〜1:1000000、好ま しくは1:4〜1:1000000、最も好ましくは1:7〜1:100000 0である、請求項1〜10のいずれかに記載の転染抑制組成物。 12. 前記ポリアミンN−オキシドの平均分子量が500〜1000,00 0の範囲、好ましくは1,00 0〜50,000の範囲、より好ましくは2,000〜30,000の範囲、最 も好ましくは3,000〜20,000の範囲である、請求項1〜11のいずれ かに記載の転染抑制紺成物。 13. 前記ポリアミンN−オキシドが前記組成物の0.001〜10重量% のレベルで存在する、請求項1〜12のいずれかに記載の転染抑制組成物。 14. 無粉塵性粒子状又は液状洗剤添加物である、請求項1〜13のいずれ かに記載の転染抑制組成物。 15. 請求項1〜14のいずれかに記載の転染抑制組成物と、さらに界面活 性剤、ビルダー、酵素及び他の通常の洗剤成分を含んでなる洗剤組成物。
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