JPH09508163A - ポリアミンn−オキシドポリマーを含む洗剤組成物 - Google Patents

ポリアミンn−オキシドポリマーを含む洗剤組成物

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JPH09508163A JP7519621A JP51962195A JPH09508163A JP H09508163 A JPH09508163 A JP H09508163A JP 7519621 A JP7519621 A JP 7519621A JP 51962195 A JP51962195 A JP 51962195A JP H09508163 A JPH09508163 A JP H09508163A
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    • C11D3/0021Dye-stain or dye-transfer inhibiting compositions

Abstract

(57)【要約】 洗剤処方においてキレート化剤として構造式(I)を有する単位を含むポリアミンN−オキシドポリマーの使用において、Pが重合性単位であり、これに対してN−O基が結合することができまたはN−O基が重合性単位の一部を形成し、Aは(a)、(b)、(c)−O−、−S−、(d)であり、xは0または1であり、Rは脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基であって、N−O基の窒素がこれに結合することができ、またはN−O基の窒素がこれらの基の一部であることを特徴とする、使用。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリアミンN−オキシドポリマーを含む洗剤組成物 発明の分野 本発明は、ポリアミンN−オキシドポリマーを含む洗剤組成物に関する。 更に詳細には、本発明は色素汚れの除去のためのポリアミンN−オキシドポリ マーの使用に関する。 発明の背景 多年に亙り、洗剤組成物は、家庭の洗濯物に付いた茶、コーヒー、ワインおよ び果物の染みなどの色素汚れを除去するために、キレート化剤および/または漂 白剤を含んでいた。 キレート化剤はこれらの汚れに含まれている重金属と反応し、それにより汚れ から金属イオンを抽出することによって汚れ除去作用を行なう。 リン含有化合物はキレート化剤として極めて有用であることが明らかになって いる。しかしながら、洗剤組成物でのリン含有化合物の使用に関する関心が高ま ってきている。これは、これらの化合物が湖や流れの富栄養化をもたらすからで ある。これにより洗剤処方者は洗剤組成物のリン含量を制限することを迫られて おり、従来から用いられてきたホスホン酸塩またはポリホスホン酸塩より効果の 低いキレート化剤を含む洗濯洗剤の処方を余儀なくされている。これらの必要に より、一般的には洗浄効率に関して、詳しくは汚れの除去に関して有効な洗剤組 成物の処方が複雑になっている。それ故、リン含有成分の濃度を少なくし、しか も優れた洗浄性および汚れ除去性能を示す洗剤組成物を処方することができるこ とが極めて望ましい。 ある種のポリアミン−N−オキシドポリマーは色素汚れの除去に極めて有効で あることが判った。この知見により、優れた洗浄性および汚れ除去性能を示す洗 剤組成物を処方することができる。 発明の要約 本発明は、下記の構造式を有する単位を含むポリアミンN−オキシドポリマー を含んでなる洗剤組成物に関する。 (式中、Pは重合性単位であり、これにN−O基を結合することができ、または N−O基が重合性単位の一部を形成するものであり、またはこれらの組合せであ る。 Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそ れらの任意の組合せであり、これにN−O基の窒素が結合することができ、また はN−O基の窒素がこれらの基の一部を形成するものである。) 発明の詳細な説明 本発明の組成物は、本質的要素として、下記の構造式を有する単位を含むポリ アミンN−オキシドポリマーを含んでなる。 (式中、Pは重合性単位であり、これにN−O基を結合することができ、または N−O基が重合性単位の一部を形成するものであり、またはこれらの組合せであ り、 Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそ れらの任意の組合せであり、これにN−O基の窒素が結合することができ、また はN−O基の窒素がこれらの基の一部を形成するものである。) N−O基は、下記の一般構造によって表すことができる。 (式中、R1、R2、R3は脂肪族基、芳香族、複素環式または脂環式基、または それらの組合せであり、xおよび/またはyおよび/またはzは0または1であ り、N−O基の窒素を結合させることができ、またはN−O基の窒素がこれらの 基の一部を形成する。) N−O基は重合性単位(P)の一部であることができ、または重合性主鎖に結 合することができ、またはこれらの組合せである。 適当なポリアミンN−オキシドであって、N−O基が重合性単位の一部を形成 するものは、ポリアミンN−オキシドであって、Rが脂肪族、芳香族、脂環式ま たは複素環式基から選択されるものである。 前記のポリアミンN−オキシドの一つの種類は、ポリアミンN−オキシドの群 であって、N−O基の窒素がR−基の一部を形成するものである。好ましいポリ アミンN−オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、 ピペリジン、キノリン、アクリジン、およびそれらの誘導体などの複素環式基で あるものである。 前記ポリアミンN−オキシドのもう一つの種類は、ポリアミンN−オキシドの 群であって、N−O基の窒素がR−基に結合しているものである。 他の好適なポリアミンN−オキシドは、ポリアミンオキシドであって、N−O 基が重合性単位に結合しているものである。これらのポリアミンN−オキシドの 好ましい種類は、一般式(I)を有するポリアミンN−オキシドであって、Rが芳 香族、複素環式または脂環式基であって、N−O官能基の窒素が前記R基の一部 であるものである。これらの種類の例は、ポリアミンオキシドであって、Rがピ リジン、ピロール、イミダゾールおよびそれらの誘導体などの複素環式化合物で あるものである。 ポリアミンN−オキシドのもう一つの好ましい種類は、一般式(I)を有するポ リアミンオキシドであって、Rが芳香族、複素環式または脂環式基であって、N −O官能基の窒素が前記R基に結合しているものである。 これらの種類の例は、ポリアミンオキシドであって、R基がフェニルのような 芳香族であることができるものである。 形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性である限り、任意のポリマー主鎖 を用いることができる。好適なポリマー主鎖の例は、ポリビニル、ポリアルキレ ン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリル酸塩 およびそれらの混合物である。 本発明のアミンN−オキシドポリマーは、典型的にはアミン対アミンN−オキ シドの比率が10:1〜1:1000000である。しかしながら、ポリアミン オキシドポリマーに含まれるアミンオキシド基の量は、適当な共重合によって、 または適当なN−オキシド化度によって変化させることができる。アミン対アミ ンN−オキシドの比率は2:3〜1:1000000であるのが好ましい。更に 好ましくは、1:4〜1:1000000であり、最も好ましくは1:7〜1: 1000000である。本発明のポリマーは、実際にはランダムまたはブロック コポリマーであって、一方のモノマーの種類がアミンN−オキシドであり、他方 のモノマーの種類がアミンN−オキシドであるまたはないものを包含する。ポリ アミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10であり、好ましくは pKa<7であり、更に好ましくはpKa<6である。 ポリアミンオキシドは、ほとんど総ての重合度で得ることができる。重合の程 度は、材料が望ましい水溶性および汚れ懸濁力を有する限り、決定的なものでは ない。 典型的には、平均分子量は5,000〜1,000,000の範囲内であり、 好ましくは5,000〜100,000であり、更に好ましくは10,000〜 100,000であり、最も好ましくは30,000〜50,000である。 典型的には、本発明のポリアミンN−オキシドは、(洗剤組成物の重量の)0 .01%〜10%、更に好ましくは0.05%〜5%、最も好ましくは0.1% 〜3%で存在する。ポリアミンN−オキシドの製造法 ポリアミン−N−オキシドの製造は、アミンモノマーを重合し、生成するポリ マーを適当な酸化剤で酸化することによって行なうことができ、またはアミンオ キシドモノマー自身を重合してポリアミンN−オキシドを得ることができる。 ポリアミンN−オキシドの合成は、ポリビニル−ピリジンN−オキシドの合成 によって例示することができる。 Polysciences製のポリ−4−ビニルピリジン(分子量50,000、5.0g 、0.0475モル)を50ml酢酸に予備溶解し、過酢酸溶液(氷酢酸25g 、30容量%H22溶液6.4g、およびH2SO4数滴により、過酢酸0.05 23モルが得られる)をピペットで滴加して処理した。混合物を周囲温度(32 ℃)で30分間攪拌した。次いで、混合物を油浴を用いて80〜85℃に3時間 加熱した後、一晩放置した。次いで、ポリマー溶液をアセトン1リットルと攪拌 混合した。底に生成した黄褐色の粘稠なシロップ生成物を再度アセトン1リット ルで洗浄して、色の薄い結晶性固形物を得た。 固形物を重力によって濾別して、アセトンで洗浄した後、P25上で乾燥した 。 このポリマーのアミン:アミンN−オキシドの比率は1:4である。洗剤添加物 洗剤組成物には、広範囲の界面活性剤を用いることができる。アニオン性、ノ ニオン性、両性および双性イオン性の部類、およびこれらの界面活性剤の種類の 典型的なリストは、1972年5月23日にNorrisに発行された米国特許第3, 664,961号明細書に記載されている。 アニオン性界面活性剤の混合物、具体的にはスルホン酸塩および硫酸塩界面活 性剤の重量比が5:1〜1:2、好ましくは3:1〜2:3、更に好ましくは3 :1〜1:1の混合物がここでは特に好適である。好ましいスルホン酸塩として は、アルキル基に9〜15、特に11〜13個の炭素原子を有するアルキルベン ゼンスルホン酸塩、およびα−スルホン化メチル脂肪酸エステルであって、脂肪 酸がC12〜C18脂肪酸供給源、好ましくはC16〜C18脂肪酸供給源に由来するも のが挙げられる。それぞれの場合に、カチオンはアルカリ金属であり、好ましく はナトリウムである。好ましい硫酸塩界面活性剤は、アルキル基に12〜18個 の炭素原子を有するアルキル硫酸塩であり、場合によってはアルキル基に10〜 20、好ましくは10〜16個の炭素原子を有し、平均エトキシル化度が1〜6 であるエトキシ硫酸塩との混合物である。本発明で好ましいアルキル硫酸塩の例 は、獣脂アルキル硫酸塩、ヤシ油アルキル硫酸塩、およびC14〜15アルキル硫酸 塩である。それぞれの場合のカチオンもまた、アルカリ金属カチオンであり、好 ましくはナトリウムである。 本発明で有用なノニオン性界面活性剤の一種類は、エチレンオキシドと疎水性 残基との縮合物であって、平均親水性−親油性バランス(HLB)が8〜17、 好ましくは9.5〜13.5、更に好ましくは10〜12.5の範囲の界面活性 剤を提供するものである。疎水性(親油性)残基は脂肪族または芳香族の性質の ものであることができ、任意の特定の疎水性基と縮合するポリオキシエチレン基 の長さは容易に調整して所望な程度の親水性および疎水性要素の間のバランスを 有する水溶性化合物を生成することができる。 特に好ましいこの種のノニオン性界面活性剤は、アルコール1モル当たりエチ レンオキシド3〜8モルを有するC9〜C15の第一アルコールエトキシレート、 特にアルコール1モル当たりエチレンオキシド6〜8モルを含むC14〜C15の第 一アルコール、およびアルコール1モル当たりエチレンオキシド3〜5モルを含 むC12〜C14の第一アルコールである。 もう一つの種類のノニオン性界面活性剤は、下記の一般式を有するアルキルポ リグルコシド化合物を含んでなる。 RO(Cn2nO)tx (式中、Zはグルコースに由来する残基であり、Rは12〜18個の炭素原子を 有する飽和の疎水性アルキル基であり、tは0〜10であり、nは2または3で あり、xは1.3〜4であり、これらの化合物は10%未満の未反応脂肪アルコ ールおよび50%未満の短鎖アルキルポリグルコシドを含んでいる。この種の化 合物およびそれらの洗剤での使用は、EP−B0 070 077号、0 07 5 996号および0 094 118号明細書に開示されている。) 下記の式を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤もノニオン性界面活 性剤として好適である。 (式中、R1はHであるか、またはR1はC14ヒドロカルビル、2−ヒドロキシ エチル、2−ヒドロキシプロピル、またはそれらの混合物であり、R2はC5〜31 ヒドロカルビルであり、Zは線状のヒドロカルビル鎖であってこの鎖に少なくと も3個のヒドロキシルが直接結合しているものを有するポリヒドロキシ ヒドロカルビルであるかまたはそのアルコキシル化誘導体である。好ましくは、 R1はメチルであり、R2は直鎖状C11〜15アルキルまたはアルケニル鎖、例えば ヤシ油アルキル、またはそれらの混合物であり、Zはグルコース、フルクトース 、マルトース、ラクトースのような還元糖から還元的アミノ化反応で誘導される 。) 本発明による組成物は、更にビルダー系を含むことができる。任意の通常のビ ルダー系が本発明で用いるのに好適であり、アルミノケイ酸塩材料、ケイ酸塩、 ポリカルボン酸塩、および脂肪酸、エチレンジアミン四酢酸のような材料、アミ ノポリホスホン酸塩のような金属イオン封鎖剤、特にエチレンジアミン四メチレ ンホスホン酸およびジエチレントリアミンペンタメチレンホスホン酸が挙げられ る。 好適なビルダーは、無機イオン交換材料、通常は無機の水和したアルミノケイ 酸塩材料、更に好ましくは水和した合成ゼオライト、例えば、水和ゼオライトA 、X、BまたはHSであることができる。 もう一つの好適な無機ビルダー材料は、層状ケイ酸塩、例えばSKS−6(Hoe chst)である。SKS−6はケイ酸ナトリウム(Na2Si25)からなる結晶性 の層状ケイ酸塩である。 1個のカルボキシ基を有する好適なポリカルボン酸塩としては、ベルギー国特 許第831,368号、第821,369号および821,370号明細書に開 示されているような乳酸、グリコール酸およびそれらのエーテル誘導体が挙げら れる。2個のカルボキシ基を有するポリカルボン酸塩としては、コハク酸、マロ ン酸、(エチレンジオキシ)二酢酸、マレイン酸、二グリコール酸、酒石酸、タ ルトロン酸、およびフマル酸、ならびにドイツ国特許出願公開第2,446,6 86号および第2,446,687号明細書、および米国特許第3,935,2 57号明細書に記載のエーテルカルボン酸塩、およびベルギー国 特許第840,623号明細書に記載のスルフィニルカルボン酸塩が挙げられる 。3個のカルボキシ基を有するポリカルボン酸塩としては、特に英国特許第1, 379,241号明細書に記載の水溶性クエン酸塩、アコニトレート(aconitrat es)、シトラコン酸塩、ならびにコハク酸塩誘導体、例えばカルボキシメチルオ キシコハク酸塩、オランダ国特許出願第7205873号明細書に記載のラクト キシコハク酸塩、および英国特許第1,387,447号明細書に記載の2−オ キサ−1,1,3−プロパン三カルボン酸塩のようなオキシポリカルボン酸塩材 料が挙げられる。 4個のカルボキシ基を有するポリカルボン酸塩としては、英国特許第1,26 1,829号明細書に開示されているオキシ二コハク酸塩、1,1,2,2−エ タン四カルボン酸塩、1,1,3,3−プロパン四カルボン酸塩、および1,1 ,2,3−プロパン四カルボン酸塩が挙げられる。スルホ置換基を有するポリカ ルボン酸塩としては、英国特許第1,398,421号および第1,398,4 22号明細書および米国特許第3,936,448号に開示のスルホコハク酸塩 誘導体、および英国特許第1,082,179号明細書に記載のスルホン化した 熱分解クエン酸塩が挙げられ、一方ホスホン置換基を有するポリカルボン酸塩は 英国特許第1,439,000号明細書に開示されている。 脂環式および複素環式ポリカルボン酸塩としては、シクロペンタン−シス,シ ス,シス−四カルボン酸塩、シクロペンタジエニド五カルボン酸塩、2,3,4 ,5−テトラヒドロフラン−シス,シス,シス−四カルボン酸塩、2,5−テト ラヒドロフラン−シス−二カルボン酸塩、2,2,5,5−テトラヒドロフラン −四カルボン酸塩、1,2,3,4,5,6−ヘキサン−六カルボン酸塩、1, 2,3,4,5,6−ヘキサン−六カルボン酸塩、および多価アルコールのカル ボキシメチル誘導体、例えばソルビトール、マンニトールおよびキシリトールが 挙げられる。 上記の内で、好ましいポリカルボン酸塩は、1分子当たり3個以下のカルボキ シ基を有するヒドロキシカルボン酸塩、更に詳細にはクエン酸塩である。 本発明の組成物に用いられる好ましいビルダー系としては、ゼオライトAのよ うな水不溶性のアルミノケイ酸塩ビルダー、または層状ケイ酸塩(SKS−6) と、クエン酸のような水溶性のカルボン酸キレート化剤との混合物が挙げられる 。 ポリアミンN−オキシポリマーに加えて洗剤組成物に含まれるもう一つの好適 なキレート化剤は、エチレンジアミン−N,N′−二コハク酸(EDDS)また はそのアルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、または置換アンモニウ ム塩、またはそれらの混合物である。好ましいEDDS化合物は、遊離酸形態お よびそのナトリウムまたはマグネシウム塩である。このようなEDDSの好まし いナトリウム塩の例としては、Na2EDDSおよびNa4EDDSが挙げられる 。このようなEDDSの好ましいマグネシウム塩の例としては、MgEDDSお よびMg2EDDSが挙げられる。マグネシウム塩は、漂白剤を含む本発明の組 成物による組成物中に含まれるのに最も好ましい。 特に、本発明では液状完成品については、本発明で使用するのに好適な脂肪酸 ビルダーは、飽和または不飽和のC10〜18脂肪酸ならびに相当する石鹸である。 好ましい飽和の種類は、アルキル鎖に12〜16個の炭素原子を有する。好まし い不飽和脂肪酸は、オレイン酸である。 顆粒状組成物に用いるのに好ましいビルダー系としては、ゼオライトAのよう な水不溶性のアルミノケイ酸塩ビルダーとクエン酸のような水溶性カルボン酸塩 キレート化剤との混合物が挙げられる。 本発明の目的の顆粒状組成物に用いられるビルダー系の一部を形成することが できる他のビルダー材料としては、アルカリ金属炭酸塩、重炭酸塩、ケイ酸塩、 および有機材料、例えば有機ホスホン酸塩、アミノポリアルキレンホスホン酸塩 およびアミノポリカルボン酸塩が挙げられる。 他の好適な水溶性有機塩はホモ−またはコ−ポリマー性酸またはそれらの塩で あって、ポリカルボン酸が2個以下の炭素原子によって互いに離れている少なく とも2個のカルボキシル基を含んでなるものである。この種のポリマーは、GB −A−1,596,756号明細書に開示されている。これらの塩の例は、分子 量が2,000〜5,000のポリアクリル酸塩、およびそれらと無水マレイン 酸とのコポリマーであって分子量が20,000〜70,000であるもの、特 に約40,000のコポリマーである。 洗浄力ビルダー塩は、通常は組成物10重量%〜80重量%、好ましくは20 重量%〜70重量%、最も通常には30重量%〜60重量%の量で含まれる。 本発明の洗剤組成物に配合することができる洗剤成分としては、漂白剤が挙げ られる。 これらの漂白剤成分は1種類以上の酸素漂白剤と、選択される漂白剤によって は1種類以上の漂白活性剤とを含むことができる。漂白化合物が含まれていると きには、典型的には洗剤組成物の約1%〜約10%の濃度で含まれる。通常は、 漂白化合物は非液状処方、例えば顆粒状洗剤の任意成分である。漂白活性剤が含 まれているときには、この量は典型的には漂白組成物の約0.1%〜約60%、 更に典型的には約0.5%〜約40%である。 本発明で用いられる漂白剤成分は、酸素漂白剤ならびに他の当該技術分野でし られているものなどの洗剤組成物に有用な漂白剤のいかなるものであることもで きる。 方法の態様では、本発明は、布帛、繊維、織物を、約50℃以下の温度、特に 約40℃以下の温度で、ポリアミンN−オキシ含有ポリマー、任意の補助洗剤用 界面活性剤、任意の洗剤用添加剤成分、および漂白剤を含む洗剤組成物で線状す る方法も提供する。 本発明に好適な漂白剤は、活性化または非活性化漂白剤であることができる。 用いることができる酸素漂白剤の一つの範疇には、過カルボン酸漂白剤および その塩が包含される。この種の化合物の好適な例としては、モノペルオキシフタ ル酸マグネシウム六水和物、4−ノニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸、お よびジペルオキシドデカンジオン酸が挙げられる。このような漂白剤は、米国特 許第4,483,781号明細書、米国特許出願第740,446号明細書、欧 州特許出願第0,133,354号明細書および米国特許第4,412,934 号明細書に開示されている。極めて好ましい漂白剤としては、米国特許第4,6 34,551号明細書に記載されているような6−ノニルアミノ−6−オキソペ ルオキシカプロン酸も挙げられる。 用いることができる漂白剤のもう一つの範疇には、ハロゲン漂白剤が包含され る。次亜ハロゲン酸漂白剤の例としては、例えばトリクロロイソシアヌル酸酸お よびジクロロイソシアヌル酸ナトリウムおよびカリウム、およびN−クロロおよ びN−ブロモアルカンスルホンアミドが挙げられる。このような材料は通常は最 終生成物の0.5〜10重量%、好ましくは1〜5重量%で添加される。 好ましくは、本発明に好適な漂白剤としては、過酸素漂白剤が挙げられる。好 適な水溶性の固形状過酸素漂白剤の例としては、過酸化水素などの過酸化水素放 出剤、過ホウ酸塩、例えば過ホウ酸一水和物、過ホウ酸四水和物、過硫酸塩、過 炭酸塩、ペルオキシ二硫酸塩、過リン酸塩、およびペルオキシ水和物が挙げられ る。好ましい漂白剤は、過炭酸塩および過ホウ酸塩である。 過酸化水素放出剤はテトラキスアセチルエチレンジアミン(TAED)、ノナ ノイルオキシベンゼンスルホン酸塩(NOBS、米国特許第4,412,934 号明細書に記載)、3,5−トリメチルヘキサノールオキシベンゼンスルホン酸 塩(ISONOBS、欧州特許第120,591号明細書に記載)、またはペン タアセチルグルコース(PAG)など、過加水分解して活性漂白種として過酸を 形成して、良好な漂白作用を生じる漂白活性剤と組み合わせて用いることができ る。また、同時係属欧州特許出願第91870207.7号明細書に開示されて いるアシル化クエン酸エステル(ATC)も好適な活性剤である。 洗浄および/または濯ぎ工程開始時または中に過酸化水素を発生することがで きる酵素系(すなわち、酵素およびそのための基質)を添加することによって、 過酸化水素が存在してもよい。このような酵素系は、1991年10月9日出願 の欧州特許出願第91202655.6号明細書に開示されている。 本発明に好適な他の過酸素漂白剤としては、過カルボン酸などの有機ペルオキ シ酸が挙げられる。 酸素漂白剤以外の漂白剤も当該技術分野で知られており、本発明で用いること ができる。特に興味深い非酸素漂白剤の一つの種類としては、スルホン化亜鉛お よび/またはアルミニウムフタロシアニンなどの光活性化漂白剤が挙げられる。 これらの材料を洗浄工程中に基質上に付着させることができる。衣類を屋外に吊 して日光で乾燥することによるなど、酸素の存在下で光を照射すると、スルホン 化亜鉛フタロシアニンが活性化されて、その結果基質が漂白される。好ましい亜 鉛フタロシアニンおよび光活性化漂白法は、米国特許第4,033,718号明 細書に記載されている。典型的には、洗剤組成物は、スルホン化亜鉛フタロシア ニン約0.025重量%〜約1.25重量%を含む。 配合することができる他の洗剤成分は洗剤用酵素であり、これは、タンパク質 を基材とする、炭水化物を基材とするまたはトリグリセリドを基材とする汚れな どの除去および逃げ出した染料移りの防止などの多種多様な目的で洗剤処方に配 合することができる。配合される酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リ パーゼ、セルラーゼおよびペルオキシダーゼ、ならびにそれらの混合物が挙げら れる。他の種類の酵素を配合することもできる。それらは、植物、動物、細菌、 真菌および酵母起源などの任意の好適な起源のものであることができる。 酵素は、通常は組成物1g当たり活性酵素約5重量mgまで、更に典型的には 約0.05mg〜約3mgを提供するのに十分な濃度で配合される。 プロテアーゼの好適な例は、B.subtilis およびB.licheniforms の特定の菌 株から得られるズブチリシンである。タンパク質を基材とする汚れを除去するの に好適な市販のタンパク質分解酵素としては、Novo Industries A/S(デンマー ク)製のAlcalase、SavinaseおよびEsperase、およびInternational Bio-Synthi tics,Inc.(オランダ)製のMaxatase、およびGenencor製のFN-base、MKC 製の OptimaseおよびOpticlean の商品名で発売されているものが挙げられる。 特に液体洗剤組成物用のタンパク質分解工園範疇で興味深いものは、Protease AおよびProtease Bとして本明細書に表される酵素である。Protease Aは、欧州 特許出願第130,756号明細書に記載されている。Protease Bは欧州特許出 願連続番号87303761.8号明細書に記載されている。アミラーゼとして は、例えば英国特許第1,296,839号明細書(Novo)に更に詳細に記載さ れているB.licheniformsの特殊な菌株から得られる −アミラーゼが挙げられる 。アミロース分解タンパク質としては、例えばRapidase、Maxamyl(Internationa l Bio-Synthetics,Inc.)およびTermamyl(Novo Industries)が挙げられる。 本発明で用いることができるセルラーゼとしては、細菌性または真菌性セルラ ーゼが両方共挙げられる。好ましくは、それらは最適pHが5〜9.5である。 好適なセルラーゼはBarbesgoard らの米国特許第4,435,307号明細書に 開示されており、Humicola insolens から産生される真菌性セルラーゼが開示さ れている。好適なセルラーゼは、GB−A−2.075.028号、GB−A− 2.095.275号およびDE−OS−2.247.832号明細書にも開示 されている。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolens の一菌株(Humicola grisea var.thermoidea)、特にHumicolaの菌株DSM 1800によって産生されるセルラー ゼおよびBacillus Nの真菌またはAeromonas 属に属するセルラーゼ212産生真 菌によって産生されるセルラーゼ、および海洋性軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の肝膵から抽出されるセルラーゼである。 他の好適なセルラーゼは、Humicola insulens に由来する、分子量が約50K Daで、等電点が5.5であり、415個のアミノ酸を含むセルラーゼである。 このようなセルラーゼは、1993年3月19日出願の同時係属欧州特許出願第 93200811.3号明細書に記載されている。 特に好適なセルラーゼは色の保護効果を有するセルラーゼである。このような セルラーゼの例は、1991年11月6日にCaremyme(Novo)によって出願され た欧州特許出願第91202879.2号明細書に記載のセルラーゼである。 洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明 細書に開示されているようなPseudomonas stutzeri ATCC 19.154のようなPseudo monas 類の微生物によって産生されるものが挙げられる。好適なリパーゼとして は、微生物Pseudomonas fluorescent IAM 1057によって産生されるリパーゼの抗 体と正の免疫学的交差反応を示すものが挙げられる。このリパーゼは、Amano Ph armaceutical Co.,Ltd.、名古屋、日本からLipase P”Amano”(以後、「Amano -P」と表す)の商品名で発売されている。特に好適なリパーゼは、M1 Lipase(Ib is)およびLipolase(Novo)のようなリパーゼである。 ペルオキシダーゼ酵素は、酸素供給源、例えば過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸 塩、過酸化水素などと組合せて用いられる。それらは、「溶液漂白」に用いられ 、すなわち洗浄操作中に基質から除去された色素の染料が洗浄溶液中の他の基質 に移るのを防止する。ペルオキシダーゼ酵素は当該技術分野で知られており、例 えば西洋ワサビペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、およびクロロ−およびブロモ −ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダ ーゼを含む洗剤組成物は、例えばPCT国際出願WO89/099813号明細 書 および1991年11月6日出願の欧州特許出願第91202882.6号明細 書に開示されている。 液体処方では、酵素安定化系を用いるのが好ましい。洗剤組成物水溶液の酵素 安定化法は当該技術分野で周知である。例えば、水溶液中で酵素を安定化する一 つの手法は、酢酸カルシウム、ギ酸カルシウムおよびプロピオン酸カルシウムの ような供給源から遊離のカルシウムイオンを用いることを含んでいる。カルシウ ムイオンは、短鎖カルボン酸塩、好ましくはギ酸塩と組合せて用いることができ る。例えば、米国特許第4,318,818号明細書を参照されたい。グリセロ ールおよびソルビトールのようなポリオールを用いることも提案されている。ア ルコキシアルコール、ジアルキルグリコエーテル、多価アルコールと多官能性脂 肪族アミン(例えば、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロ パノールアミンなど)との混合物、およびホウ酸またはアルカリ金属ホウ酸塩。 酵素安定化法は、米国特許第4,261,868号、米国特許第3,600,3 19号、および欧州特許出願公表第0 199 405号、出願番号86200 586.5号明細書にも開示されて、例示されている。非ホウ酸およびホウ酸塩 安定剤が好ましい。酵素安定化系は、例えば米国特許第4,261,868号、 第3,600,319号および第3,519,570号明細書にも記載されてい る。 加えることができる他の好適な洗剤成分は、1992年1月31日出願の同時 係属欧州特許出願第92870018.6号明細書に記載されている酵素酸化ス カベンジャーである。このような酵素酸化スカベンジャーの例は、エトキシル化 テトラエチレンポリアミンである。 特に好ましい洗剤成分は、一種の色保護効果も提供する手法との組合せである 。これらの手法の例はセルラーゼおよび/またはペルオキシダーゼおよび/また は色保持回復用の金属触媒である。 もう一つの任意成分は泡立ち抑制剤であり、シリコーンおよびシリカ−シリコ ーン混合物が挙げられる。シリコーンは一般的にはアルキル化ポリシロキサン材 料によって表すことができ、シリカは通常はシリカエーロゲルおよびキセロゲル 、および様々な種類の疎水性シリカなどの微細に分割された形態で用いられる。 これらの材料は、粒状物質として配合し、泡立ち抑制剤を遊離には水溶性または 水分散性で実質的に非界面活性洗剤不透過性担体に放出可能に配合することがで きる。あるいは、この泡立ち抑制剤は液体担体に溶解または分散させ、1種類以 上の他の成分に噴霧によって適用することができる。 好ましいシリコーン泡立ち抑制剤は、Bartollotaらの米国特許第3,933, 672号明細書に開示されている。他の特に有用な泡立ち抑制剤は、1977年 4月28日公表のドイツ国特許出願DTOS2,646,126号明細書に記載 されている自己乳化性シリコーン泡立ち抑制剤である。このような化合物の一例 はDow Corning から市販されているシロキサン−グリコールコポリマーであるDC -544である。特に好ましい泡立ち抑制剤は、シリコーン油と2−アルキル−アル カノールとの混合物を含んでなる泡立ち抑制剤系である。好適な2−アルキル− アルカノールは2−ブチル−オクタノールであり、Isofol 12Rの商品名で市販さ れている。このような泡立ち抑制剤系は、1992年11月10日出願の同時係 属欧州特許出願第92870174.7号明細書に記載されている。 特に好ましいシリコーン泡立ち抑制剤は、同時係属欧州特許出願第92201 649.8号明細書に記載されている。 上記の組成物は、Aerosil のような非多孔性ヒュームドシリカと組合せたシリ コーン/シリカ混合物を含んでなることができる。 上記の泡立ち抑制剤は、通常は組成物の0.001重量%〜2重量%、好まし くは0.01重量%〜1重量%の濃度で用いられる。 洗剤組成物に用いられる他の成分は、汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、蛍光増白剤、 研磨剤、殺菌剤、防曇剤、着色剤、および非カプセル化およびカプセル化香料な どを用いることができる。 本発明で好適な際付着防止剤および汚れ懸濁剤としては、メチルセルロース、 カルボキシメチルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースのようなセルロ ース誘導体、およびホモ−またはコ−ポリマー性ポリカルボン酸またはそれらの 塩が挙げられる。この種のポリマーとしては、ビルダーとして前記したわりアク リル酸塩、無水マレイン酸−アクリル酸コポリマー、ならびに無水マレイン酸と エチレンメチルビニルエーテルまたはメタクリル酸とのコポリマーであって、無 水マレイン酸がコポリマーの少なくとも20モル%であるものが挙げられる。こ れらの材料は通常は組成物の0.5重量%〜10重量%、更に好ましくは0.7 5重量%〜8重量%、最も好ましくは1重量%〜6重量%の濃度で用いられる。 好ましい蛍光増白剤は性質がアニオン性であり、その例は4,41−ビス−( 2−ジエタノールアミノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ)ス チルベン−2:21−二スルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2−モルホ リノ−4−アニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノスチルベン−2:21− 二スルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリ アジン−6−イルアミノ)スチルベン−2:21−二スルホン酸二ナトリウム、 41,411−ビス−(2,4−ジアニリノ−s−トリアジン−6−イルアミノ) スチルベン−2−スルホン酸一ナトリウム、4,41−ビス−(2−アニリノ− −4−(N−メチル−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6 −イルアミノ)スチルベン−2:21−二スルホン酸二ナトリウム、4,41−ビ ス−(4−フェニル−2,1,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン−2 :21−二スルホン酸二ナトリウム、4,41−ビス−(2−アニリノ−4−(1 −メチル−2−ヒドロキシエチルアミノ)−s−トリアジン−6−イ ルアミノ)スチルベン−2,21−二スルホン酸二ナトリウム、および2−(ス チルビル−411−(ナフト−11,21:4,5)−1,2,3−トリアゾール− 211−スルホン酸ナトリウムである。 他の有用なポリマー材料は、ポリエチレングリコール、特に分子量が1,00 0〜10,000、更に詳細には2,000〜8,000、最も好ましくは約4 ,000であるものである。これらは、0.20重量%〜5重量%、更に好まし くは0.25重量%〜2.5重量%の濃度で用いられる。これらのポリマーおよ び前記のホモ−またはコ−ポリマー性のポリカルボン酸塩は、白度維持、布帛の 灰分付着、および遷移金属不純物の存在下での粘土、タンパク質性および酸化性 汚れの洗浄性能を向上させる上で重要である。 本発明の組成物で有用な汚れ放出剤は、通常は様々な配置のテレフタル酸とエ チレングリコールおよび/またはプロピレングリコール単位のコポリマーまたは ターポリマーである。このようなポリマーの例は、同一に譲渡された米国特許第 4116885号および第4711730号明細書および公表された欧州特許出 願第0 272 033号明細書に開示されている。 EP−A−0 272 033号明細書による特に好ましいポリマーは、下記の 式を有する。 (CH3(PEG)430.75(POH)0.25[T−PO)2.8(T−PEG)0.4 ]T(PO−H)0.25((PEG)43CH30.75 (式中、PEGは−(OC24)O−であり、POは(OC36O)であり、T は(pcOC64CO)である。) テレフタル酸ジメチル、スルホイソフタル酸ジメチル、エチレングリコールお よび1,2−プロパンジオール、のランダムコポリマーであって、末端基が主と してスルホ安息香酸塩からなり、第二にエチレングリコールおよび/またはプロ パンジオールのモノエステルからなるような改質ポリエステルも非常に有用であ る。この目的は両末端で「主として」スルホ安息香酸基でキャッピングされたポ リマーを得ることであり、本文脈では、本発明の前記コポリマーのほとんどはス ルホ安息香酸基によって末端キャッピングされる。しかしながら、幾つかのコポ リマーは完全にはキャッピングされず、したがって、その末端基はエチレングリ コールおよび/またはプロパン−1,2−ジオールのモノエステルからなること があり、「第二に」はこれらの種からなっている。 本発明で選択されたポリエステルは、テレフタル酸ジメチル約46重量%、プ ロパン−1,2−ジオール約16重量%、エチレングリコール約10重量%、ス ルホ安息香酸ジメチル約13重量%、およびスルホイソフタル酸約15重量%を 含み、分子量は約3,000である。ポリエステルおよびそれらの製造法は、E PA311 342号明細書に詳細に記載されている。 本発明による洗剤組成物は、液体、ペースト、ゲルまたは顆粒形態であること ができる。本発明による顆粒組成物は「圧縮形態」にすることもでき、すなわち それらは通常の顆粒状洗剤よりも比較的高密度、すなわち550〜950g/リ ットルを有することができ、このような場合には、本発明による顆粒状洗剤組成 物は通常の顆粒状洗剤と比較して少量の「無機充填剤塩」を含み、典型的には充 填剤塩は硫酸塩および塩化物のアルカリ土類金属塩であり、典型的には硫酸ナト リウムであり、「圧縮した」洗剤は典型的には10%を上回る充填剤塩を含まな い。本発明による液状組成物も「濃縮形態」にすることができ、このような場合 には、本発明による液体洗剤組成物は、通常の液体洗剤と比較して少量の水を含 む。典型的には、濃縮した液体洗剤の水含量は、洗剤組成物の30重量%未満、 更に好ましくは20重量%未満、最も好ましくは10重量%である。 本発明は、着色した布帛を含む布帛の洗濯操作中に見られる可溶化し懸濁した 染料の一方の布帛からもう一方の布帛への染料移りを抑制する方法にも関する。 この方法は、布帛を前記のような洗濯溶液と接触させることからなっている。 本発明の方法は、洗浄工程中に行なうのが好都合である。洗浄工程は好ましく は5℃〜75℃で、具体的には20〜60で行なわれるが、ポリマーは95℃ま でおよびより高温で有効である。処理溶液のpHは、好ましくは7〜11であり 、具体的には7.5〜10.5である。 本発明の方法および組成物は、洗剤添加生成物として用いることもできる。 このような添加剤生成物は、通常の洗剤組成物の性能を補足しまたは向上させ ることを目的としている。 本発明の洗剤組成物としては、布帛、繊維、硬質表面、皮膚などの基質を洗浄 するのに用いられる組成物であり、例えば硬質表面洗浄組成物(研磨材入りまた はなし)、洗濯洗剤組成物、自動および非自動食器洗浄組成物が挙げられる。 下記の実施例は本発明の組成物を例示することを意味するが、必ずしも本発明 の範囲を限定したり、定義することを意味するものではなく、前記範囲は下記の 請求の範囲によって決定される。 下記の組成を有する液体洗剤組成物を製造する。 実施例I 洗濯試験を下記の条件下で行なった:温度60℃、生成物使用量、水道水、汚 れ荷重75ml。 生成物Aは、ポリアミンN−オキシポリマーを含まない表Iの洗剤組成物であ る。 生成物Bは、ポリ(4−ビニルピリジンN−オキシド)0.3%を含む表Iの 洗剤組成物であり、平均分子量が約50,000でありアミン対アミンN−オキ シドの比率が1:4である。結果 : パネル得点単位の差(綿) B対A 茶 +0.8(s) コーヒー +0.5(s)実施例II 下記の組成を有する本発明による液体洗剤組成物を調製する。 *下記に定義の通り: 実施例IIによる、およびそれぞれDTPMPおよびPVNOなし(A)、1% 4−PVNO(B)およびDTPMP(C)を含む3成分を調製し、下記の条件 下でランデロメーター(launderometer)で試験した。 温度:60℃、20分間、洗浄硬水。それぞれのランデロメーターのビーカーに は洗剤溶液(0.67%)200ml、人工的に茶およびコーヒーで汚れを付け た布帛、および幾らかの綿バラスト荷重。 それぞれの洗浄処理を4回行なった。汚れ除去の割合を、洗浄前および後の汚 れた布帛片の反射率を測定することによって評価した。結果 実施例III (A/B/C/D) 下記の組成を有する本発明による液体洗剤組成物を調製する。 実施例IV(A/B/C/D) 下記の組成を有する本発明による圧縮顆粒状洗剤組成物を調製する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 色素汚れを除去するための、下記の構造式(I)を有する単位を含むポリ アミンN−オキシドポリマーの使用。 (式中、Pは重合性単位であり、これにN−O基を結合することができ、または N−O基が重合性単位の一部を形成するものであり、 Rは脂肪族、エトキシル化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基であり、 これにN−O基の窒素が結合することができ、またはN−O基の窒素がこれらの 基の一部を形成するものである。) 2. PはN−O基が結合している重合性単位であり、Rは芳香族または複素 環式基から選択される、請求の範囲第1項に記載の使用。 3. N−O基の窒素がR基の一部を形成する、請求の範囲第2項に記載の使 用。 4. R基がピリジン、ピロール、キノリン、アクリジン、イミダゾールおよ びそれらの誘導体から選択される、請求の範囲第3項に記載の使用。 5. N−O基の窒素がR基に結合している、請求の範囲第1項または2項に 記載の使用。 6. Rがフェニル基である、請求の範囲第5項に記載の使用。 7. Pが重合性単位であって、これに対してN−O基が重合性単位の一部を 形成し、Rが芳香族または複素環式基から選択される、請求の範囲第1項に記載 の使用。 8. N−O基の窒素がR基の一部を形成する、請求の範囲第7項に記載の使 用。 9. R基がピリジン、ピロール、キノリン、アクリジン、イミダゾールおよ びそれらの誘導体から選択される、請求の範囲第8項に記載の使用。 10. ポリマー主鎖がポリビニルポリマーの群から誘導される、請求の範囲 第1〜9項のいずれか1項に記載の使用。 11. アミン対アミンN−オキシドの比率が、2:3〜1: 1,000,000、好ましくは1:4〜1:1,000,000、最も好まし くは1.7〜1:1,000,000である、請求の範囲第1〜10項のいずれ か1項に記載の使用。 12. 式(I)のポリアミンN−オキシド含んでなる洗剤組成物であって、前 記ポリアミンN−オキシドポリマーの平均分子量が30,000〜50,000 の範囲内にあることを特徴とする、洗剤組成物。 13. 非微粉化顆粒または液体の形態での洗剤添加剤である、請求の範囲第 12項に記載の洗剤組成物。
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JP2009114336A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Lion Hygiene Kk 洗浄剤組成物

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