JPH08510028A - 遊星変速歯車用ハブ - Google Patents

遊星変速歯車用ハブ

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JPH08510028A
JPH08510028A JP6519702A JP51970294A JPH08510028A JP H08510028 A JPH08510028 A JP H08510028A JP 6519702 A JP6519702 A JP 6519702A JP 51970294 A JP51970294 A JP 51970294A JP H08510028 A JPH08510028 A JP H08510028A
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ステファン テレンス リッケルス
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スターミー−アーチャー リミテッド
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
    • B62M11/04Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
    • B62M11/14Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
    • B62M11/16Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/62Gearings having three or more central gears
    • F16H3/66Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another
    • F16H3/663Gearings having three or more central gears composed of a number of gear trains without drive passing from one train to another with conveying rotary motion between axially spaced orbital gears, e.g. RAVIGNEAUX

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Abstract

(57)【要約】 ハブのスピンドル(14)に隣接配置された第1及び第2太陽歯車(12)及び(13)を有する自転車用遊星変速歯車用ハブである。第1及び第2部分(15及び16)を有する割選択キー(11)は、ハブの軸方向に相対移動するために支持棒(17)に装着されている。各部分(15及び16)に形成されたドグ(19及び21)は、駆動伝達モードにおいて選択された太陽歯車をスピンドル(14)にロックするために太陽歯車(12及び13)の内部に形成されたスプライン(31及び32)と選択的に係合するようになっている。選択キー(11)は、ハイギアとローギアとの間で切り換えるために設けられた弾性バネの弾性力に抗してその軸方向への調整を可能にするために選択スリーブと接合するように軸方向移動が可能とされており、このようにしてコンパクトな装置が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 遊星変速歯車用ハブ 本発明は、自転車等のための遊星変速歯車用ハブに係り、特に駆動伝達モード において、組み込まれた遊星歯車の各歯車部材と選択的に噛合可能な2個又はそ れ以上の太陽歯車を有するハブに関する。 共通の歯車リングと噛合する組み込まれた遊星歯車を使用するとともに、駆動 伝達モードにおいて、選択的に噛合可能な各太陽歯車との協働によって、自転車 が5段変速の歯車ハブを備えることはこの技術分野において周知である。 そのような装置においては、太陽歯車のいずれかが前記スピンドルに対し回転 できないように固定する構造物と選択的にドグにより係合できるようにするため に、太陽歯車はハブスピンドルに回転可能且つ摺動可能に取り付けられ、軸方向 へ単位量毎に移動可能とされる。 前述した装置の遊星枠は、ハブ枠と連結することができ、その結果、遊星枠内 に取り付けられた軸方向に移動可能な爪及びハブのエンドキャップに設けたラチ ェット歯との協働によって、ハブの状態に応じて遊星枠からハブ枠へ駆動力を伝 達することができる。 太陽歯車が、スピンドルに対して軸方向に固定され、太陽歯車の各々と選択的 に係合し、太陽歯車の各々がスピンドルに対して回転できなくすることを保証す るるように、スピンドルの軸方向に移動可能な選択キーを備えることは、我々の 特許出願第GB-A-2249364号からも公知である。 本発明の目的は、各太陽歯車が、選択的に駆動伝達モードに移動され、又は、 好ましくは使用可能な全範囲を通して効果的に歯車を切り代える単一のケーブル の使用を許すような他の手段を提供することにある。 本発明によれば、自転車やこれらのものには、共通のスピンドルに回転自在に 設けられた相隣り合う一対の太陽歯車と、該太陽歯車の半径方向内部側に配置さ れた歯車選択キーとを備え、該歯車選択キーは、ハブの軸方向に移動することに より前記太陽歯車の1方又は他方と選択的に係合するように構成され、且つ支持 棒と、前記選択キーの軸方向への相対的移動を制限するために前記支持棒上に設 けられた第1及び第2本体部分とを有し、前記相対移動に抗する弾性手段をさら に備える。 好ましい形態によれば、各本体部分が、前記太陽歯車の内部に形成されたスプ ラインと係合するために外側に突出するドグを有する。 更に好ましい実施形態によれば、太陽歯車が、隣り合う 配置で弾性的に付勢され相互に当接している。 更に好ましい実施形態によれば、歯車選択キーが、その軸方向へ移動させるた めの遊星変速ハブの選択スリーブと、軸方向で当接するよう移動可能とされてい る。 本発明の他の形態によれば、クラッチスリーブは、選択スリーブの内部であっ て、選択スリーブとハブスピンドルとの間に設けられ、前記クラッチスリーブは 前記選択スリーブに対して軸方向に相対移動可能とされ、前記クラッチスリーブ 及び選択スリーブ上の対面する部分間に、前記クラッチスリーブが前記選択スリ ーブに対して前記ハブの外側へ移動するのに抵抗する弾性手段を有し、選択キー は、前記弾性手段に抗してハブの外側に前記選択スリーブを移動させる。 好ましい実施形態によれば、前記クラッチスリーブが、その内側端部に半径方 向外側に向いたリップ状の突部を有し、前記選択スリーブは、内側にリブを有し 、前記突部は、前記リブと互いに対向する位置にあり、前記弾性手段は前記突部 とリブとの間に介在された圧縮コイルバネとされている。 本発明は、本発明を、一つの例によって添付図面を参照しつつ以下に説明する 。 図1は、本発明の割選択キーとハブスピンドルとを示す 斜視図である。 図2は、コースター変速度ハブの太陽歯車と遊星歯車とに関し、該ハブの1つ の歯車状態において、図1の選択キーを通した断面図であって、前記キーが、ハ ブスピンドルに関して駆動伝達関係にある太陽歯車のうちの一つをロックした状 態を図示している。 図3は、図1及び図2に示した選択キーを有する5段変速自転車用遊星変速ハ ブの軸線に沿う断面であって、各部品の各配置は、ハブのスーパーハイギア状態 となっている。 図4から7は、図1と同様の図であり、ハイギアからスーパーローギアまでの ハブの連続した歯車状態に適した各部品の位置関係を示している。 ここで、図面、特に図1及び図2を参照すると、分割された選択キー11によ って、第1及び第2太陽歯車12,13が、自転車用変速ハブのスピンドル14 に隣接した配置で自由に回転可能に装着され、これらの太陽歯車は前記スピンド ルに対して選択的にロックされる。この分割された選択キー11は、相互に当接 した状態で装着されるとともにその軸方向の相対移動のために、支持棒17に装 着された第1、第2の矩形の本体部分15,16を有する。 ドグ(dog)19,21は、図に表されているように、本体部分15,16の 上面部位に一体的に設けられている。 このドグ19,21は、前記本体部分の相互に離れた両端部に位置し、各々の内 側に向く面が22のところで斜角をつけられている。一直線状に連通した孔23 ,24が、本体部分15,16内に各々に形成されており、孔23は支持棒17 との間に隙間を有する一方、孔24は支持棒17のねじ切りされた小径の端部領 域25を受け入れるために、小径とされ且つねじ切りされている。支持棒17の 反対側の端部は、拡大された頭部26を有し、圧縮コイルバネ27が、頭部26 と本体部分15の面28との間で、支持棒17に外嵌されている。 理解されるように、選択キー11が組立てられた状態においては、本体部分1 5は、バネ27の弾性力に抗して支持棒17上で本体部分16に対する移動が制 限され得るだろうし、通常は、前記バネによって本体部分16と向き合って当接 状態とされる。 分割された選択キー11は、隣接配置された第1及び第2太陽歯車12,13 の半径方向内側位置であって、ハブスピンドル14内の細長溝29内に配置され る。前記キー11をスピンドルの軸方向に移動させることによって、ドグ19, 21は、太陽歯車12,13の内側にあるスプライン31,32の各々と選択的 に係合することができ、これによって、選択された太陽歯車は駆動伝達モードに おい てスピンドル14にロックされる。 ここで、図3から7を参照する。同図において、図1及び図2と同様の構成部 分については、同符号を付している。ここに示された5速遊星変速ハブは、スピ ンドル14回りに自由な回転が可能とされて、スピンドル14に対して実質的に 軸方向に配置された第1及び第2太陽歯車12,13を有する。太陽歯車12, 13は、組み込まれた遊星歯車35の各々の歯車部材33,34と駆動噛合状態 にある。遊星歯車35は、そのうちの一つだけが図示されており、遊星枠36内 に回転自在に取り付けられているが、ここに組み込まれた各遊星歯車35は、リ ング歯車37と駆動可能に噛合される。 一方向クラッチ38,39が、遊星枠36とハブ枠41との間、及びリング歯 車37とハブ枠41との間とに設けられている。手動可能な選択機構が、入力ス プロケットから駆動用遊星歯車装置へ及びそれを通じて駆動伝達経路を決定する ために備えられている。 図示されたハブは、ケーブルワイヤで作動するハブブレーキを備えるが、この ようなブレーキは従来の構成と同様であり、本発明に係る構成部分を成すもので はない。 前記手動可能な選択機構は、選択スリーブ42と選択キー11とを具備する。 選択スリーブ42は、チェーンスプロケット43から入力された駆動力を受け 取り、ハブ内で選択スリーブと同軸上にある遊星枠36にその駆動力を伝達する とともに、各々の一方向クラッチの種々の操作状態を周知の方法で制御するのに 供される。 選択キー11は、ハブスピンドル14内に延設した細長溝29内に配置される 。このスピンドル14内には、前記細長溝に達し、且つそれを超えて延び一端が 閉じた軸方向孔44が形成されている。この孔44は、制御棒45との間に隙間 があり、該制御棒の端部が本体部分16内の孔24の外側端部分に螺合される。 これにより、キー11は、歯車切り換えのために軸方向に位置調整される。孔4 4の細長溝29を超える部分44aは、本体部分15,16から延びる支持棒1 7を受け入れるのに十分な長さと隙間とを備えている。 スピンドル14に対する軸方向の位置によって非回動状態にある太陽歯車12 ,13の一方又は他方を選択的に固定することに加えて、選択キー11もまた、 選択スリーブ42の軸方向の位置調整をもたらす。本体部分16の外側端部は、 後述するように、スリーブの内向きフランジ56を押圧するために選択スリーブ 42の孔46に嵌め込むことができ、こうして弾性バネ47の弾性力に抗して前 記ス リーブ42の軸方向の位置調整をもたらす。 図に示されているように、第1太陽歯車12は、スピンドル14のリブ48に 対して当接し、カップ51を介して第2太陽歯車13に作用する圧縮バネ49に よって前記リブ側に弾性付勢されている。これら太陽歯車は、バネ49の弾性力 に抗して制約された移動が可能である。 従来の原理と比べると、ハブスピンドル内に延びるクラッチナットは、選択ス リーブと直接的に接して歯車切り換え時にバネの弾性力に抗して前記スリーブを 一方向に移動させるが、ここに示した例では弾性バネ47の弾性力に抗する選択 スリーブ42の軸方向の移動は、選択スリーブ42とハブスピンドル14との間 に設けられたリップ状に突き出た端縁部を持つクラッチスリーブ53を介して為 される。このクラッチスリーブ53のリップ状に突き出た端縁部が当接し、これ により選択スリーブが歯車を制御(この例では選択キー11の制御)をする目的 のために軸方向に移動される。圧縮バネ54が、リップ状に突き出た端縁部55 と選択スリーブ内のフランジ56との間に在る。ワッシャー57は、クラッチス リーブ53の前記端縁部と反対側の端部位置でスピンドルに外嵌されており、ク ラッチスリーブの環状端面に当接している。ワッシャー57は、リブ56の外側 の端面と係合するような寸法とされており、 バネ52は選択スリーブ47をハブの内部に押し込むようにワッシャーに作用す る。 選択キー11と選択スリーブ42との間に設けられたクラッチスリーブ53と バネ54とを有し、このクラッチスリーブとそれに作用するバネを介して選択ス リーブの位置調整作用を果たす装置を提供することによって、我々はハブ内に要 求される空間を減らすことができるようになった。選択キー11と同様に選択ス リーブ42の軸方向への移動範囲を減少させるこの装置は、ローギアとスーパー ローギアとの間、或いはそれ以外の場合においても、変速の際に、本体部分15 上のドグ19を第2太陽歯車との係合から解き、第1太陽歯車12と係合するよ うに移動させる。 バネ49とカップ51とによって為される太陽歯車12,13間及び、バネ2 7によって為される本体部分15,16間の軸方向の相対移動を制限する機構は 、歯車切り換え(ギアチェンジ)の際、ドグ19,21と歯車の内側に形成され たスプラインとの間にズレが発生した場合に、正確な一致及び係合が得られるま で歯車12,13の瞬間的な分離または本体部分15,16の瞬間的な分離を可 能にする。 ハブの各歯車の状態に対する各構成要素の相対的配置が、図3から図7に示さ れている。図3及び図7は、スーパー ハイギアとスーパーローギアの各々を示しており、そのために、第1太陽歯車1 2はハブスピンドル14にロックされ、図4,図5及び図6は、それぞれハイギ ア,ノーマルギア及びローギアを示しており、そのため第2太陽歯車13がハブ スピンドル14にロックされ駆動伝達モードにある。 ハブの軸方向への選択キーの移動は、公知の手段により制御棒45を通じて実 施され、図3に示された位置から図7に示された位置への選択キーの右側への連 続的移動を適度増やすことによって、スーパーハイギアからスーパーローギアへ 連続的にハブを位置調節することになる。 図3及び図4において、各太陽歯車が、選択スリーブによってハブの内側に押 しやられている一方、その状態でこれら太陽歯車は、圧縮バネ49によってスピ ンドル14上のリブ48の方にも押圧されている。 図3に示されたスーパーハイギア状態から図4のハイギア状態への調節におい ては、本体部分16のドグ21が、第1太陽歯車12のスプラインとの係合から 外される一方、本体部分15上のドグ19が、第2太陽歯車13のスプラインと スプライン係合する。ここでは、選択スリーブ42の軸方向の位置調整は無く、 且つそのような選択スリーブは、両方のギア状態において、遊星枠36を軸回転 させる ように遊星ピン58と駆動結合されており、この駆動力伝達経路は、遊星枠36 からリング歯車37、そこから一方向クラッチ39を介してハブ枠41に至る。 ギア比は、駆動伝達モードで確保された太陽歯車によって決定される。 選択キーの右側への更なる調節は、図に見られるように、選択スリーブ42を 遊星ピン58との作動結合から外すこととなり、ドライバー61から爪62,ギ アリング37及び一方向クラッチ39を介して、ハブ枠に直接駆動力を与えるこ とになる。同時に、太陽歯車12,13は、カップ51を介して作用するバネ4 9の作用下でリブ48と係合するように移動されられ、ローギア状態での、ドグ 19と第2太陽歯車13との係合を保つ。 選択キー11をさらに調整すると、選択スリーブ42は、一方向クラッチ39 の爪が外れる位置に移動させられ、この駆動伝達経路は、遊星歯車装置を介して リング歯車37に至り、一方向クラッチ38によってハブ枠へ至る。本体部分1 5上のドグ19は、第2歯車13の内側に形成されたスプラインと未だ係合して おり、このようなピニオンは、効果的な遊星歯車装置の一構成要素を形成する。 選択キーを更に移動すると、ドグ19は、第2太陽歯車13から外れ、ドグ1 9は、第1太陽歯車13と係合するようになり、これにより、効果的な遊星歯車 装置の一要素 を成し、駆動伝達経路は、再び遊星歯車を介して歯車リング37、一方向クラッ チ38及びそこからハブ枠に至る。 本発明は、この技術分野における当業者にとって種々の変更は容易であること からして、上述した実施形態の細部に制限されるものではない。 したがって、例えば、選択キーの移動を選択スリーブに伝達する弾性的付勢力 を伴うクラッチスリーブを備えることが好ましいが、このような装置を含むこと は本質的なことではない。しかしながら、該装置を含むことは、ハブ内に要求さ れる空間を減少させるという利点を提供し、そして、これは、省空間が最も重要 なハブ形状においては重要なこととなる。 太陽歯車に配置されているバネは、必要なら省略してもよいかも知れないが、 このような部材を具備すれば、太陽歯車のスプラインとの最初の係合が起きるよ うな状況では、ギアチェンジが容易に行われる。本発明が、ブレーキを組み込ん だ変速ギアハブに適用されるものであり、そのようなハブの一例において図示さ れているが、もちろん、ブレーキを組み入れないハブにも適用される。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月24日 【補正内容】 明細書 遊星変速歯車用ハブ 本発明は、自転車等のための遊星変速歯車用ハブに係り、特に駆動伝達モード において、組み込まれた遊星歯車の各歯車部材と選択的に噛合可能な2個又はそ れ以上の太陽歯車を有するハブに関する。 共通の歯車リングと噛合する組み込まれた遊星歯車を使用するとともに、駆動 伝達モードにおいて、選択的に噛合可能な各太陽歯車との協働によって、自転車 が5段変速の歯車ハブを備えることはこの技術分野において周知である。 そのような装置においては、太陽歯車のいずれかが前記スピンドルに対し回転 できないように固定する構造物と選択的にドグにより係合できるようにするため に、太陽歯車はハブスピンドルに回転可能且つ摺動可能に取り付けられ、軸方向 へ単位量毎に移動可能とされる。 前述した装置の遊星枠は、ハブ枠と連結することができ、その結果、遊星枠内 に取り付けられた軸方向に移動可能な爪及びハブのエンドキャップに設けたラチ ェット歯との協働によって、ハブの状態に応じて遊星枠からハブ枠へ駆動力を伝 達することができる。 太陽歯車が、スピンドルに対して軸方向に固定され、太陽歯車の各々と選択的 に係合し、太陽歯車の各々がスピンドルに対して回転できなくすることを保証す るるように、スピンドルの軸方向に移動可能な選択キーを備えることは、我々の 特許出願第GB-A-2249364号からも公知である。 選択キーが、スピンドルの軸方向に移動可能とされた更なる装置が、EP-A-0 1 80 076に記述されている。このキーは、スピンドル内に延びる溝内を移動し、ク ラッチを制御するために操作される。加えて、ドグを持った選択スリーブが、ス ピンドルに太陽歯車の1つ又は他のものをロックするために該スピンドル上のス プラインに軸方向移動するように構成されている。これは、装置が複雑で、製造 が困難である。 本発明の目的は、各太陽歯車が、選択的に駆動伝達モードに移動され、又は、 好ましくは使用可能な全範囲を通して効果的に歯車を切り代える単一のケーブル の使用を許すような他の手段を提供することにある。 本発明によれば、固定されたスピンドルと、入力部材及び出力部材と、前記出 力部材又は前記入力部材と駆動連結され得る遊星枠の内部に配置された遊星歯車 と、前記出力部材又は前記入力部材に駆動連結され得る歯車リングと、前記入力 部材を前記遊星枠に連結し又は前記入力部材を歯 車リングに連結操作するクラッチと、その内の1方又は他方が、スピンドルにロ ックされる際に反発部材を提供するのに使用可能とされて、前記スピンドルに回 動自在に設けられた相隣り合う太陽歯車と、前記太陽歯車の内部側半径方向に配 置され、且つ前記反発部材を設けるため対応する太陽歯車を前記スピンドルにロ ックするために、ハブの軸方向への移動時に前記太陽歯車の1方又は他方と選択 的に係合するよう構成された歯車選択キーと、を有し、該歯車選択キーは、支持 棒と、その軸方向の相対移動を制限するために前記支持棒に装着された第1及び 第2本体部分と、前記相対移動に抗する弾性手段とを有する遊星変速歯車装置で あって、前記太陽歯車の1つ又は他のものをロックすることに加えて、前記キー は、前記クラッチの駆動状態を制御し、それによって前記入力部材の遊星枠又は 場合によって歯車リングに連結する。 好ましい形態によれば、各本体部分が、前記太陽歯車の内部に形成されたスプ ラインと係合するために外側に突出するドグを有する。 更に好ましい実施形態によれば、太陽歯車が、隣り合う配置で弾性的に付勢さ れ相互に当接している。 更に好ましい実施形態によれば、歯車選択キーが、その軸方向へ移動させるた めの遊星変速ハブの選択スリーブと、 軸方向で当接するよう移動可能とされている。 好ましい実施形態によれば、クラッチスリーブが、その内側端部に半径方向外 側に向いたリップ状の突部を有し、前記選択スリーブは、内側にリブを有し、前 記突部は、前記リブと互いに対抗する位置にあり、前記弾性手段は前記突部とリ ブとの間に介在された圧縮コイルバネとされている。 本発明は、本発明を、一つの例によって添付図面を参照しつつ以下に説明する 。 図1は、本発明の割選択キーとハブスピンドルとを示す斜視図である。 図2は、コースター変速ハブの太陽歯車と遊星歯車とに関し、該ハブの1つの 歯車状態において、図1の選択キーを通した断面図であって、前記キーが、ハブ スピンドルに関して駆動伝達関係にある太陽歯車のうちの一つをロックした状態 を図示している。 図3は、図1及び図2に示した選択キーを有する5段変速自転車用遊星変速ハ ブの軸線に沿う断面であって、各部品の各配置は、ハブのスーパーハイギア状態 となっている。 図4から7は、図1と同様の図であり、ハイギアからスーパーローギアまでの ハブの連続した歯車状態に適した各部品の位置関係を示している。 ここで、図面、特に図1及び図2を参照すると、分割された選択キー(11) によって、第1及び第2太陽歯車(12,13)が自転車用変速ハブのスピンド ル(14)に隣接した配置で自由に回転可能に装着され、これらの太陽歯車は前 記スピンドル(14)に対して選択的にロックされる。この分割された選択キー (11)は、相互に当接した状態で装着されるとともにその軸方向の相対移動の ために、支持棒(17)に装着された第1、第2の矩形の本体部分(15,16 )を有する。 ドグ(dog)(19,21)は、図に表されているように、本体部分(15, 16)の上面部位に一体的に設けられている。このドグ(19,21)は、前記 本体部分の相互に離れた両端部に位置し、各々の内側に向く面が(22)のとこ ろで斜角をつけられている。一直線状に連通した孔(23,24)が、本体部分 (15,16)内に各々に形成されており、孔(23)は支持棒(17)との間 に隙間を有する一方、孔(24)は支持棒(17)のねじ切りされた小径の端部 領域(25)を受け入れるために、小径とされ且つねじ切りされている。支持棒 (17)の反対側の端部は、拡大された頭部(26)を有し、圧縮コイルバネ( 27)が、頭部(26)と本体部分(15)の面(28)との間で、支持棒(1 7)に外嵌されている。 理解されるように、選択キー(11)が組立てられた状態においては、本体部 分(15)は、バネ(27)の弾性力に抗して支持棒(17)上で本体部分(1 6)に対する移動が制限され得るだろうし、通常は、前記バネ(27)によって 本体部分(16)と向き合って当接状態ろされる。 分割された選択キー(11)は、隣接配置された第1及び第2太陽歯車(12 ,13)の半径方向内側位置であって、ハブスピンドル(14)内の細長溝(2 9)内に配置される。前記キー(11)をスピンドルの軸方向に移動させること によって、ドグ(19,21)は、太陽歯車(12,13)の内側にあるスプラ イン(31,32)の各々と選択的に係合することができ、これによって、選択 された太陽歯車は駆動伝達モードにおいてスピンドル14にロックされる。 ここで、図3から7を参照する。同図において、図1及び図2と同様の構成部 分については、同符号を付している。ここに示された5速遊星変速ハブは、スピ ンドル(14)回りに自由な回転が可能とされて、スピンドル(14)に対して 実質的に軸方向に配置された第1及び第2太陽歯車(12,13)を有する。太 陽歯車(12,13)は、組み込まれた遊星歯車(35)の各々の歯車部材(3 3,34)と駆動噛合状態にある。遊星歯車(35)は、そのう ちの一つだけが図示されており、遊星枠(36)内に回転自在に取り付けられて いるが、ここに組み込まれた各遊星歯車(35)は、リング歯車(37)と駆動 可能に噛合される。 一方向クラッチ(38,39)が、遊星枠(36)とハブ枠(41)との間、 及びリング歯車(37)とハブ枠(41)との間とに設けられている。手動可能 な選択機構が、入力スプロケットから駆動用遊星歯車装置へ及びそれを通じて駆 動伝達経路を決定するために備えられている。 図示されたハブは、ケーブルワイヤで作動するハブブレーキを備えるが、この ようなブレーキは従来の構成と同様であり、本発明に係る構成部分を成すもので はない。 前記手動可能な選択機構は、選択スリーブ(42)と選択キー(11)とを具 備する。 選択スリーブ(42)は、チェーンスプロケット(43から入力された駆動力 を受け取り、ハブ内で選択スリーブと同軸上にある遊星枠(36)にその駆動力 を伝達するとともに、各々の一方向クラッチ(38,39)の種々の操作状態を 周知の方法で制御するのに供される。 選択キー(11)は、ハブスピンドル(14)内に延設した細長溝(29)内 に配置される。このスピンドル(14)内には、前記細長溝(29)に達し、且 つそれを超え て延びる一端が閉じた軸方向孔(44)が形成されている。この孔(44)は、 制御棒(45)との間に隙間があり、該制御棒(45)の端部が本体部分(16 )内の孔(24)の外側端部分に螺合される。これにより、キー(11)は、歯 車切り換えのために軸方向に位置調整される。孔(44)の細長溝(29)を超 える部分(44a)は、本体部分(15,16)から延びる支持棒(17)を受 け入れるのに十分な長さと隙間とを備えている。 スピンドル(14)に対する軸方向の位置によって非回動状態にある太陽歯車 (12,13)の一方又は他方を選択的に固定することに加えて、選択キー(1 1)もまた、選択スリーブ(42)の軸調整をもたらす。本体部分(16)の外 側端部は、後述するように、スリーブの内向きフランジ(56)を押圧するため に選択スリーブ(42)の孔(46)に嵌め込むことができ、こうして弾性バネ (47)の弾性力に抗して前記スリーブ(42)の軸方向の位置調整をもたらす 。 図に示されているように、第1太陽歯車(12)は、スピンドル(14)のリ ブ(48)に対して当接し、カップ(51)を介して第2太陽歯車(13)に作 用する圧縮バネ(49)によって前記リブ側に弾性付勢されている。これら太陽 歯車は、バネ(49)の弾性力に抗して制約され た移動が可能である。 従来の原理と比べると、ハブスピンドル内に延びるクラッチナットは、選択ス リーブと直接的に接して歯車切り換え時にバネの弾性力に抗して前記スリーブを 一方向に移動させるが、ここに示した例では弾性バネ(47)の弾性力に抗する 選択スリーブ(42)の軸方向の移動は、選択スリーブ(42)とハブスピンド ル(14)との間に設けられたリップ状に突き出た端縁部を持つクラッチスリー ブ(53)を介して為される。このクラッチスリーブ(53)のリップ状に突き 出た端縁部を当接させ、これにより選択スリーブが歯車の制御(この例では選択 キー11の制御)をする目的のために軸方向に移動される。圧縮バネ(54)が 、リップ状に突き出た端縁部(55)と選択スリーブ内のフランジ(56)との 間に設けられている。ワッシャー(57)は、クラッチスリーブ(53)の前記 端縁部と反対側の端部位置でスピンドルに外嵌されており、クラッチスリーブの 環状端面に当接している。ワッシャー(57)は、リブ(56)の外側の端面と 係合するような寸法とされており、バネ(52)は選択スリーブ(47)をハブ の内部に押し込むようにワッシャーに作用する。 選択キー(11)と選択スリーブ(42)との間に設けられたクラッチスリー ブ(53)とバネ(54)とを有し、 このクラッチスリーブ(53)とそれに作用するバネを介して選択スリーブ(4 2)の位置調整作用を果たす装置を提供することによって、我々はハブ内に要求 される空間を減らすことができるようになった。選択キー(11)と同様に選択 スリーブ(42)の軸方向への移動範囲を減少させるこの装置は、ローギアとス ーパーローギアとの間、或いはそれ以外の場合においても、変速の際に、本体部 分(15)上のドグ(19)を第2太陽歯車(13)との係合から解き、第1太 陽歯車(12)と係合するように移動させる。 バネ(49)とカップ(51)とによって為される太陽歯車(12,13)間 及び、バネ(27)によって為される本体部分(15,16)間の軸方向の相対 移動を制限する機構は、歯車切り換え(ギアチェンジ)の際、ドグ(19,21 )と歯車の内側に形成されたスプラインとの間にズレが発生した場合に、正確な 一致及び係合が得られるまで歯車(12,13)の瞬間的な分離または本体部分 (15,16)の瞬間的な分離を可能にする。 ハブの各歯車の状態に対する各構成要素の相対的配置が、図3から図7に示さ れている。図3及び図7は、スーパーハイギアとスーパーローギアの各々を示し ており、そのために、第1太陽歯車(12)はハブスピンドル(14)に ロックされ、図4,図5及び図6は、それぞれハイギア,ノーマルギア及びロー ギアを示しており、そのため第2太陽歯車(13)がハブスピンドル(14)に ロックされると共に駆動伝達モードにある。 ハブの軸方向への選択キーの移動は、公知の手段により制御棒(45)を通じ て実施され、図3に示された位置から図7に示された位置への選択キーの右側へ の連続的移動を適度増やすことによって、スーパーハイギアからスーパーローギ アへ連続的にハブを位置調節することになる。 図3及び図4において、各太陽歯車が、選択スリーブによってハブの内側に押 しやられている一方、その状態でこれら太陽歯車は、圧縮バネ(49)によって スピンドル(14)上のリブ(48)の方にも押圧されている。 図3に示されたスーパーハイギア状態から図4のハイギア状態への調節におい ては、本体部分(16)のドグ(21)が、第1太陽歯車(12)のスプライン との係合から外される一方、本体部分(15)上のドグ(19)が、第2太陽歯 車(13)のスプラインとスプライン係合する。ここでは、選択スリーブ(42 )の軸方向の位置調整は無く、且つそのような選択スリーブ(42)は、両方の ギア状態において、遊星枠(36)を軸回転させるように遊星ピン(58)と駆 動結合されており、この駆動力伝達経路 は、遊星枠(36)からリング歯車(37)、そこから一方向クラッチ(39) を介してハブ枠(41)に至る。ギア比は、駆動伝達モードで確保された太陽歯 車によって決定される。 選択キーの右側への更なる調節は、図に見られるように、選択スリーブ(42 )を遊星ピン(58)との作動結合から外すこととなり、ドライバー(61)か ら爪(62),ギアリング(37)及び一方向クラッチ(39)を介して、ハブ 枠に直接駆動力を与えることなる。同時に、太陽歯車(12,13)は、カップ (51)を介して作用するバネ(49)の作用下でリブ(48)と係合するよう に移動されられ、ローギア状態での、ドグ(19)と第2太陽歯車(13)との 係合を保つ。 選択キー(11)をさらに調整すると、選択スリーブ(42)は、一方向クラ ッチ(39)の爪が外れる位置に移動させられ、この駆動伝達経路は、遊星歯車 装置を介してリング歯車(37)に至り、一方向クラッチ(38)によってハブ 枠へ至る。本体部分(15)上のドグ(19)は、第2歯車(13)の内側に形 成されたスプラインと未だ係合しており、このようなピニオンは、効果的な遊星 歯車装置の一構成要素を形成する。 選択キーを更に移動すると、ドグ(19)は、第2太陽 歯車(13)から外れ、ドグ(19)は、第1太陽歯車(13)と係合するよう になり、これにより、効果的な遊星歯車装置の一要素を成し、駆動伝達経路は、 再び遊星歯車を介して歯車リング(37)、一方向クラッチ(38)及びそこか らハブ枠に至る。 本発明は、この技術分野における当業者にとって種々の変更は容易であること からして、上述した実施形態の細部に制限されるものではない。 したがって、例えば、選択キーの移動を選択スリーブに伝達す弾性的付勢力を 伴うクラッチスリーブを備えることが好ましいが、このような装置を含むことは 本質的なことではない。しかしながら、該装置を含むことは、ハブ内に要求され る空間を減少させるという利点を提供し、そして、これは、省空間が最も重要な ハブ形状においては重要なこととなる。 太陽歯車に配置されているバネは、必要なら省略してもよいかも知れないが、 このような部材を具備すれば、太陽歯車のスプラインとの最初の係合が起きるよ うな状況では、ギアチェンジが容易に行われる。本発明が、ブレーキを組み込ん だ変速ギアハブに適用されるものであり、そのようなハブの一例において図示さ れているが、もちろん、ブレーキを組み入れないハブにも適用される。 請求の範囲 1.固定されたスピンドル(14)と、入力部材(61)及び出力部材(41) と、前記出力部材(41)又は前記入力部材(61)と駆動連結され得る遊星枠 (36)の内部に配置された遊星歯車(35)と、前記出力部材(41)又は前 記入力部材(61)に駆動連結され得る歯車リング(37)と、前記入力部材( 61)を前記遊星枠(36)に連結し又は前記入力部材(61)を歯車リング( 37)に連結操作するクラッチと、その内の1つ又は他のものが、スピンドル( 14)にロックされる際に反発部材を提供するのに使用可能とされて、前記スピ ンドル(14)に回動自在に設けられた相隣り合う太陽歯車(12,13)と、 前記太陽歯車(12,13)の内部側半径方向に配置され、且つ前記反発部材を 設けるため対応する太陽歯車を前記スピンドルにロックするために、ハブの軸方 向への移動時に前記太陽歯車(12,13)の1つ又は他のものと選択的に係合 するよう構成された歯車選択キー(11)と、を有し、該歯車選択キー(11) は、支持棒(17)と、その軸方向の相対移動を制限するために前記支持棒(1 7)に装着された第1及び第2本体部分(15,16)と、前記相対移動に抗す る弾性手段(27)とを有する遊星変速歯 車装置であって、前記太陽歯車の1つ又は他のものをロックすることに加えて、 前記キー(11)は、前記クラッチの駆動状態を制御し、それによって前記入力 部材(61)の遊星枠(36)又は場合によって歯車リング(37)に連結する 遊星変速歯車装置。 2.各本体部分(15,16)が、前記太陽歯車(12,13)の内部に形成さ れたスプライン(31,32)と係合するために外側に突出するドグ(19,2 1)を有する請求項1に記載の遊星変速歯車装置。 3.太陽歯車(12,13)が、軸方向に移動可能とされ隣り合う配置で弾性的 に付勢(49)され相互に当接している請求項1又は2に記載の遊星変速歯車装 置。 4.クラッチが、選択スリーブ(42)の内部であって、選択スリーブ(42) とハブスピンドル(14)との間に設けられクラッチスリーブ(53)を有し、 前記クラッチスリーブ(53)は前記選択スリーブ(42)に対して軸方向に相 対移動可能とされ、前記クラッチスリーブ(53)及び選択スリーブ(42)上 の対面する部分間に、前記クラッチスリーブ(53)が前記選択スリーブ(42 )に対 して前記ハブの外側へ移動するのに抵抗する弾性手段(54)を有し、選択キー (11)は、前記弾性手段(54)に抗してハブの外側に前記選択スリーブを移 動させる請求項1に記載の遊星変速歯車装置。 5.クラッチスリーブ(53)が、その内側端部に半径方向外側に向いたリップ 状の突部(55)を有し、前記選択スリーブ(42)は、内側にリブ(56)を 有し、前記突部(55)は、前記リブ(56)と互いに対向する位置にあり、前 記弾性手段(54)は前記突部(55)とリブ(56)との間に介在された圧縮 コイルバネ(54)である請求項4に記載の遊星変速歯車装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.共通のスピンドルに回転自在に設けられた相隣り合う一対の太陽歯車と、該 太陽歯車の半径方向内側に配置された歯車選択キーとを備え、該歯車選択キーは 、ハブの軸方向に移動することにより前記太陽歯車の1方又は他方と選択的に係 合するように構成され、且つ支持棒と、前記選択キーの軸方向への相対的移動を 制限するために前記支持棒上に設けられた第1及び第2本体部分とを有し、前記 相対移動に抗する弾性手段をさらに備えた遊星変速歯車装置。 2.各本体部分が、前記太陽歯車の内部に形成されたスプラインと係合するため に外側に突出するドグを有する請求項1に記載の遊星変速歯車装置。 3.太陽歯車が、軸方向に移動可能とされ、隣り合う配置で弾性的に付勢され相 互に当接している請求項1又は2に記載の遊星変速歯車装置。 4.歯車選択キーが、その軸方向へ移動させるための遊星変速ハブの選択スリー ブと、軸方向で当接するよう移動可能とされている請求項1,2又は3に記載の 遊星変速歯車 装置。 5.クラッチスリーブは、選択スリーブの内部であって、選択スリーブとハブス ピンドルとの間に設けられ、前記クラッチスリーブは前記選択スリーブに対して 軸方向に相対移動可能とされ、前記クラッチスリーブ及び選択スリーブ上の対面 する部分間に、前記クラッチスリーブが前記選択スリーブに対して前記ハブの外 側へ移動するのに抵抗する弾性手段を有し、選択キーは、前記弾性手段に抗して ハブの外側に前記選択スリーブを移動させる請求項4に記載の遊星変速歯車装置 。 6.前記クラッチスリーブが、その内側端部に半径方向外側に向いたリップ状の 突部を有し、前記選択スリーブは、内側にリブを有し、前記突部は、前記リブと 互いに対向する位置にあり、前記弾性手段は前記突部とリブとの間に介在された 圧縮コイルバネである請求項5に記載の遊星変速歯車装置。 7.選択スリーブの内部であって、前記選択スリーブとハブスピンドル間に設け られたクラッチスリーブを有し、該クラッチスリーブは、前記選択スリーブに対 して軸方向に 移動可能とされ、前記クラッチスリーブ及び選択スリーブ上の各々の相反する部 分の間に前記クラッチスリーブが選択スリーブに対してハブの外側へ移動するの に抵抗するような弾性手段を有し、且つ、該弾性手段に抗して前記ハブの外側に 前記選択スリーブを移動する選択キーを有する遊星変速歯車のためのクラッチ。
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