JPH08508673A - 膨張可能金属ジャケットを有するフィルター素子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、流体を濾過するための管状フィルター素子に関し、管状フィルター素子は、ジグザグに折り畳まれたフィルターマット（１０）と、接着剤のベッド（２４）によって接合されて所定位置に固定された二つの直面して下方に向かう端部（１２）と、少なくとも一側部に環状の延伸金属グリッドによって取り囲まれれているフィルターマット（１０）とを有する。延伸した金属グリッドが、延伸した金属ジャッケト（１４）を形成する場合、小さなメッシュサイズまたは密集した孔を有する金属ジャケットがフィルターマット（１０）を保護して取り囲み、且つ接着剤ベッド（２４）の少なくとも一部分が、延伸した金属ジャケット（１４）の向かい合って曲げられた端部（１８）によって接合されて、向かい合って曲げられた端部の間でフィルターマットの端部（１２）を規定し及び／またはフィルターマットの端部と平行に延びるので、作用中の圧力のもとで安定であり、高濾過性能が可能であり、長期耐用年数を有し、且つ損害を確実に防止するフィルター素子が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 膨張可能金属ジャケットを有するフィルター素子 本発明は、ジグザグ状に折り畳まれたフィルターマットにより流体／液体を濾 過するための管状フィルター素子に関する。そのマットの互いに向かい合い曲げ られまたは丸められた二つの端部が、接着剤のベッドで接続されてそれらの適所 に固定され、かつフィルターマットは、環状の膨張可能金属グリッドによって少 なくとも一側面が囲まれる。 このようなフィルター素子は、あらゆる種類の流体／液体或いは溶液、例えば 、真懸濁液、分散液、乳濁液またはコロイド溶液の形の濾過に役立ち、大きなフ ィルター表面と小さな構造とを兼備していることにより、その有効性が一般に立 証されている。流体の流れが、どこか他のところではなく適切なフィルターだけ を通って流れることを保証するために、その端部でウェブまたはフィレットの形 で端部外被のシーリングに隣接して互いに向かい合いフィルターマットの二つの 端部を組み込む接続折り畳み部分が、リーク保証密封することになる重要な点の 一つを形成する。 公知のフィルター素子は、種々のフィルター物質からなるジグザグに折り畳ま れた或いはプリーツ加工されたフィルターマットを有し、素子内のマットが、フ ィルター素子の内部に設けられた中実の支持パイプの周囲に配列されて通路を与 え、且つフィルターマットの折り畳みの形状に続く細かいメッシュワイヤーメッ シュングの形で外側からの損傷に対する保護として役立つものである。上記保護 用ワイヤーメッシュングとフィルターマットの接合は、構造的に高価であり、し たがって費用が掛かりかつフィルターマット自体を損 傷を完全に保護することができない。また、組み立て物から突き出るワイヤーメ ッシュングが、たとえばフィルター交換中の必要な取扱の間に作業者に傷害をも たらす。 公知のワイヤーメッシュングは、低水準の力だけを吸収するので、例えば逆流 工程中に、流れの方向が、直ちに内側から外側へと逆転しないかぎり、結果とし てフィルター素子が張り出すようになる。ワイヤーメシィングは、フィルターマ ットの外側層と直接接触するので、抵抗性フィルター物質がこの目的のために選 ばれ、フィルターマットによる損傷を避けるために、かつこのような抵抗性フィ ルター物質は、良好な通路及び濾過特性を有するにもかかわらず、例えば、ポリ エステル、ファイバーグラスまたは紙フリースから作られるこの鋭敏性フィルタ ー物質は、入手できない。ワイヤーメッシングは、かなりのメッシュ間隔である ので、金属のささくれ及び他の汚染する粒子が、鋭敏性フィルター物質を損傷す ることになり、かつ濾過性能に非常に悪影響を及ぼすであろう。 Bergroに本社を置くItalian company ITALFIM S.P.A.は、この種の用途のフィ ルター素子を既に提案していて、素子は外部から環状膨張可能金属グリッドでジ グザグ状のフィルターマットを取り囲むので、フィルターは鋭敏であるが均一さ らに効果的なフィルターを組み立てることができる。しかし、公知の配置の広い メッシュの膨張可能な金属グリッドの単独使用では、制限された圧力安定性及び フィルターマットが損傷から保護されないと言うことが問題となる。この場合に も広いメッシュグリッドの使用に関しては、特に金属のささくれ又はそのような ものが、織物のメッシュに捕らえられたり保持されたりした場合、作業者に傷害 の危険が存在する。 公知の解決策において、互いに同じ高の環状膨張金属グリッドの端部は互いに 、高価で製造するに相当の出費を必要とする点溶接又 は平面溶接がなされ、その結果鋭敏性フィルターマットの反対側面は、熱の適用 によりまたは火花の形成により、損傷を受けることになる。さらにその上に、こ の種の接触構造は、膨張金属グリッドの外側周囲側部に相対的に広い表面領域を 必要とし、その結果この領域は、もはや濾過領域としては役に立たない。 ヨーロッパ公報第０１３９８２２Ａ２号、０４４０３５２Ａ２号、０００１４ ０７Ｂ１号及び００６２８６７Ｂ２号、またドイツ公報３１２８５４６Ｃ２から 、他の形式のフィルター素子も公知であり、この公報で縦継ぎ目クランプが、互 いに向かい合うフィルターマットの二つの端部内で取り囲むか或いは均一に直接 係合して、その後この縦継ぎ目クランプを互いに加熱溶接する。このようにして フィルターマットの端部がなく、非常に中身の詰まっていてリークの無い接合が 達成されるが、しかし製造方法が高価である。さらにこれに加えて、加熱処理を 十分に受けられるプラスチックのような特定の材料のみが使用されるので、フィ ルターマットの成分／構造に対する材料選択は制限される。 ドイツ公報２４１７５５１及び英国特許７５０３９６に開示されるような他の フィルター素子においては、金属のシェル型の縦継ぎ目クランプが公知であり、 この公報において曲がっているフィルター物質の端部が、フィルターマットに装 入され、かつ二つの成分を有する液状の接着剤物質或いは注型用樹脂が、物質を 接合するために使用され、破壊的な水準の加熱適用は極端であるので、室温で処 理される。その他のフィルター素子において、シェル型縦継ぎ目クランプによる 接着剤ベッドの製造方法の米国特許第４，５１２，８９２号にしたがって、これ らのクランプ取り除くことも可能であり、かつ接着剤ベッドの付加的な側部境界 として役立つ部材の形で二つの取り付け補助具を設けることができ、これらの二 つの取り付け 補助具は多孔質でなくかつ設計時の最終曲線に沿って取り付けられ、そこでこの 補助具はフィルター端部に重なるフィルター端部領域内でクランプの形として役 に立ち、毛細管効果のために接着剤薬剤がフィルターマットの濾過する領域をさ らに進展しないので、濾過する容量或いは性能に逆の影響をもたらす。 少なくとも時にはシェル型縦継ぎ目クランプが設けられる前述した他のフィル ター素子において、フィルターマットは、外からの損傷を保護できなく、例えば 特に運搬及び組み立て中でなく、運用中にこのマットは圧力安定が十分でない。 それに加えて、金属ささくれのような鋭い刃物状の小さな部品を、マット内に設 置及び固定する限りでは、ここでも、作業者はフィルター素子の交換中に傷害か ら守られていない。フィルターマットが、唯一のフィルターであるので、このフ ィルターマットは、急激に発生した小さな廃棄物で汚染され、フィルター性能容 量をかなり低下させ、かつ既知のフィルター寿命をかなり短縮する。 この技術状態から開始した、本発明の目的は、前述された不都合及び欠点を含 まないで、運転中特に圧力安定であり、かつ長寿命ならびに高濾過性能を可能に する管状フィルター素子を開示することである。さらにその上に、作業者のフィ ルター素子の交換中の傷害の危険が防止される。 この特有な特徴を有する物は、請求項１に明確にされた特徴をもって開示され る。 請求項１の開示部分にしたがって、膨張可能金属グリッドは、細かいメッシュ 幅又は狭い細孔でフィルターマットを保護して取り囲む膨張可能ジャケットを形 成し、かつ接着剤ベッドの少なくとも一部分は膨張可能金属ジャケットの一端部 により規定されて縁取られ、ジャケットの端部は、互いに向かい合いかつ曲げら れ或いは丸く され、ジャケット端部の間でフィルターマットの端部を包含し、それによって上 記欠点が避けられる。 小さいメッシュ幅或いは狭い細孔のため、膨張可能金属ジャケットは本質的に 滑らかで均一な面を有するので、良好な折り畳みと係合すなわち運搬中の保護が 達成され、かつ作業者の傷害の危険を実質的に回避される。 下方に曲げまたは丸めた端部により得られる端部での膨張可能な金属ジャケッ ト及び確実な付属装置は、特に逆の処理中に、換言すれば、フィルターマットが 逆流に置かれているときに、フィルター素子が膨張できないような剛性な状態で 構成される。金属ささくれ又は他の廃物汚染物質が、膨張可能金属ジャケットに よりフィルターマットから確実にくい止めることができるので、フィルター物質 の効果的な性能の損傷を心配することはない。膨張可能金属ジャケットは、フィ ルターマットに隣接して直接内部に配列されるので、同様に滑らかな面が内部で 得られかつフィルターマットはその折り畳み点でジャケットと接触して、したが って膨張金属に接触して係合され、かつフィルターマットのためのフィルター物 質は、鋭敏でありさらに濾過性能の点で非常に有効である物質を使用することが できる。 また、一種の予備濾過が、フィルター素子全体に渡る濾過結果を改良するとこ ろの膨張可能金属ジャケットのメッシュまたは細孔により達成される。すなわち 、貫流−逆流疲労抵抗が、膨張金属ジャケットによる本発明に従うフィルター素 子で増加し、それとともにベーター値安定性が全体に渡って増加する。 狭い範囲内の接着剤ベッドによる膨張金属ジャケットとフィルター素子との端 部の間隙節約接合の結果として、フィルターマットの端部が膨張金属ジャケット の端部の間に配置され、及び／またはこ のジャケットと平行になり、いずれの破壊的な加熱影響を使用すること無く接合 形成が可能であるので、望ましいリーク保証接合が、低価格と簡単な製造方法で 製造することができる。また、この方法で生じる接着剤接合が、非常に申し分無 い固定をし、かつフィルターマットの端部の引き裂きが上記配置により確実に回 避できる。さらにその上に、この間隙節約接合にもとずき、濾過に必要とする物 質はほんのわずかな量が使用されて、フィルター素子の濾過性能を増加する。 好ましい本発明の実施態様において、膨張金属ジャケットはステンレス鋼また は錫メッキ鋼で作られ、膨張金属ジャケットはダイヤモンド形状の通路を有し、 その通路の開口対角線Ｄの大きさは、０．５〜１．７５ｍｍであり、すなわちメ ッシュ寸法または細孔サイズが決定される。この場合には、ほとんどの種類の腐 食が避けられ、かつ所定の寸法範囲でダイヤモンド形状の通路を有し、良好な貫 通通路値を有する非常に良好な濾過性能が製造できることを実施した。 フィルターマットが複数の層で組み立てられた場合に、特に有利な濾過結果が 得ることができ、ポリエステルフレース及び／またはグラスファイバーマット及 び／または紙フリース及び／または高級鋼−ポリエステル−混合織物又は金属ワ イヤーガーゼまたはプラスチックガーゼの少なくとも一つが層として使用される 。 本発明のフィルター素子の好ましい別の実施態様において、膨張可能金属ジャ ケットの曲げられまたは丸められた端部は、互いに関して鋭角に伸び、かつその 上に接着剤ベッドの縁取りが、互いに関して鋭角に延びるフィルター端部によっ て与えられる。この配置を元に、膨張可能金属ジャケットの曲げられまたは丸め られた端部によって支持されて案内された接着剤物質は、この端部とフィルター マットの第一の折り畳み部との間に存在するベッドに充填されるので、フィルタ ー素子の内部のリーク保証シールが周囲領域に関して達成される。 本発明のフィルター素子の特に好ましい実施態様の一つにおいて、シェル型の クランプが、接着剤ベッドをさらに規定するように与えられ、その中でフィルタ ーマットと膨張可能金属ジャケットとの端部が係合される。このクランプは、一 種の縦継ぎ目クランプを形成し、膨張可能金属ジャケット及びフィルターマット の予備固定を可能にし、その後膨張可能金属ジャケット端部及びフィルターマッ ト端部が、接着剤のための一種の型込め溝を形成するＶ形に配置されるので、全 てに渡って均一形状の接着剤ベッドが形成される。シェル型部材の開口部の配置 に依存して、この場合には接着剤もまた、外へ向かってフィルター素子の内側か ら供給することができる。 本発明のフィルター素子の特に好ましい別の実施態様において、接着剤ベッド によって作られた接合は一種の縦継ぎ目を形成し、縦継ぎ目の一面と係合するフ ィレット又は横材又はウェブ（以後は、ウェブ）によって周囲環境から覆われて 保護される。この方法で二つの選択が達成される。一つは、損傷から接着剤継ぎ 目の保護、及びもう一つは、膨張可能金属ジャケットの外部に関するもので、フ ィルター素子の確認のために別の標識付け可能性が達成される。接着剤継ぎ目内 に係合されるウェブが、その結果として、ベッド内の接着剤の保持を改良する。 フィルター素子の接着剤は、好ましくは注型樹脂で形成される。 第２の膨張可能金属ジャケットが、内側のフィルターマットを支持するフィル ター素子の内部に配列されているかぎりは、この技術状態で既に公知の支持パイ プに比較して、改良された濾過性能を達 成することができ、かつ同時により簡単なフィルター構造が得られる。 この後に、本発明に従う管状フィルター素子が、図面と関連してさらに詳細に 説明されることになる。 図面においては、 図１から図３が、追加外被が明確に示され、リークがシールされた接合部点 の適切なフィルター素子の簡単で基本的な代表的平面図を示す。 図１の管状フィルター素子は、流体／液体の濾過のために役立ち、折り畳まれ たフィルターマット１０を包含する。フィルターマット１０は、図示しない複数 の層から組み立てられ、フィルター素子の外側から内側へと、マットは次の層を 含む。すなわち、 １．ポリエステルフリース ２．グラスファイバーマット ３．グラスファイバーマット ４．紙フリースまたはポリエステルフリース ５．高級鋼−ポリエステル混合ファイバー織物または金属ワイヤー織物または プラスチック織物。 互いに向かい合っているフィルターマット１０の二つの端部１２は、互いに関 して鋭角で伸び、かつ共有の縦方向縁部内で互いに接触する。端部１２の長さは 、フィルターマットの折り畳まれた平らな領域の半分より幾分短い。外側のフィ ルターマット１０は、環状膨張可能金属ジャケット１４により取り囲まれる。幾 分伸縮しかつダイヤモンド形状の通路を与える膨張可能金属１４は、メッシュが 次の寸法を有する金属グリッドで形成される。すなわち、 メッシュ長さ： １．０ｍｍ〜２ｍｍ、 メッシュ幅： １．０ｍｍ〜２ｍｍ、 メッシュ開口部： 開口長さに沿い、 対角線： ０．５ｍｍ〜１．７５ｍｍ、 ウェブ幅 ０．２５ｍｍ〜０．５ｍｍ、 ウェブ厚さ ０．１０ｍｍ〜０．３０ｍｍ、 メッシュグリッド厚さ ０．２５ｍｍ〜０．５０ｍｍ。 例えば、ドイツ工業規格（ＤＩＮ）１７４４０による１．４３０１または１４ ３０６のステンレス鋼、または錫メッキ鋼のいずれかからなる。この材料の標準 製法及び成分は、ＤＩＮ７９１の対象となる。 端部で適切なフィラメント素子を規定する二つのシーリングまたは外部外被１ ６は、上記ステンレス鋼板、錫メッキ鋼板またはプラスチックと同類のものであ る。二つの外部外被１６が、フィルターマット１０と膨張可能金属ジャケット１ ６と共に、図示してない注型用樹脂によってリーク保証接合される。したがって 、端部部分１２の上方に曲げられ端部断面とともに、これらはその後接着剤によ り適切に固定され、さもなければ、それらは縦継ぎ目クランプにより適切に固定 されるので、フィルターの清浄側面でのファイバー上での洗い流し及びファイバ ー移動を避けられる。 フィルター素子の内部に、図示されていない支持パイプまたは図示されていな い内側膨張可能金属ジャケットまたはこれら二つの構造部品の組み合わせを設け ることが可能である。内側膨張可能金属ジャケットが使用されるかぎり、これら の素子は、好ましくは次の性質を有する。すなわち、 メッシュ長さ： ０．７５ｍｍ〜２．５ｍｍ、 メッシュ幅： ０．７５ｍｍ〜２．５ｍｍ、 メッシュ開口部： 開口対角線の長さ： ０．４ｍｍ〜１．５ｍｍ、 ウェブ幅 ０．１０ｍｍ〜０．４０ｍｍ、 ウェブ厚さ ０．１０ｍｍ〜０．２５ｍｍ、 膨張可能グリッド厚さ ０．２ｍｍ〜０．４０ｍｍ。 同様に、ステンレス鋼または錫メッキ鋼が、この場合にも使用材料として用い られる。この場合にフィルターマット１０は、内部または外部の金属ジャケット １４の外側及び内側にマットの折り畳み部を配置される。 互いに向かい合って曲げられる膨張可能金属ジャケット１４の二つの端部１８ は、曲げられまたは丸められて、かつ二つの端部により形成される点に向かって 延びる。端部１８のあいだの間隔は、フィルターマット１０の端部１２が、作り だされた間隙部で係合できるような状態に選択される。さらに、曲げられまたは 丸められた各端部１８は、フィルターマット１０の平らな領域を覆う最後の完全 な折り畳部から離れ、予め決めることができる軸間距離を交互に有し、一方の縦 方向ウェブ構造物及びそれと連携する端部１８に平行に延びる。端部部材１８は 、平らな領域２０を覆う保持部の半分より幾分長い。 膨張可能金属ジャケット１４の端部部材１８が、注型用樹脂の形態の接着剤物 質２２のために、一種の充填円錐状を形成する。ベッド２４の形状の縦方向の柵 は、接着剤物質２２のために設けられ、ベッドの一部は、互いに向かい曲げられ た膨張可能金属ジャケット１４の折り曲げられまたは丸められた各端部１８で規 定される。供給される注型用樹脂の分量は、硬化する直前に、注型用樹脂の一部 分が、互いに向き合うフィルターマット１０の二つのフラット領域２０と、並び に、二つの端部１２とそれに関連するフィルターマット１０の平らな領域２０と の間の集中折り込み部とを埋め込むよう な方法で、二つの端部１８の間に分配される。外側から内部を考察すると、硬化 した接着剤２２形状の縦継ぎ目は、凸面の湾曲を形成する。この曲線は、膨張可 能金属ジャケット１８の曲げられまたは丸められた端部の側部領域に働く毛細管 効果により与えられる。 縦継ぎ目を形成する接着剤物質２２により作られた接合は、この縦継ぎ目内の その面２８とかみ合うウェブ２６によって、周囲環境から保護される。角度の付 いたウェブ２６は、膨張可能金属ジャケット１４の曲げられまたは丸められた端 部１８上にその面２８とともに配置されかつもう一方のフリーな面でもって、周 囲環境から接着剤の平らな領域を保護する。 次の模範的実施態様は、図１の既に示された模範的実施態様と本質的に相違す るときだけ説明する。以降の個々の部分は、１００の接頭語が付け加えられた以 外は同じ参照を示し、別の方法で予め示された実施態様も、改良された実施態様 によってまた適切に変化される。 さらによく眺めると、平らな領域１２０の二つの区分がマットの端部１１２の 双方と係合するフリー開口部において、図２の実施態様は、縦継ぎ目クランプの 形のベッド１２４の付加部分と同様のシェル状のクランプ１３０を有する。同様 に、膨張可能金属ジャケット１１４の二つの端部１１８は、クランプ１３０内に 保持される。この場合に、平らな領域１２０の二つの区分は、二つの柵すなわち 壁状の面１３２と、それらに隣接して配置された端部１１８との間に存在する。 二つの柵すなわち壁状の面１３２及びフィルターマット１１０の端部１１２と膨 張可能金属ジャケットの端部１１８とは、互いに関して鋭角に伸び、かつシェル １３０のフリー開口部直径は、周囲環境に面して曲げられる。この二つの間で、 ウェブ１２６は、互いに接触して配列される端部１１８の一つの縁部に沿って鋭 角に配置され、かつウェブの面１２８は中間に配置され、それが膨張可能金属ジ ャケット１１４の外側周囲の一部分に位置する折り畳み点１３４の一つを包含す るところのベッド１２４内に係合される。この場合、縦継ぎ目を形成する接着剤 物質１２２は、フィルターマット１１０の平らな領域１２０の二つの端部区分を 貫通して係合する。 図３の実施例において、シェル状の縦継ぎ目クリップ２３０は、外側から適切 に設置されるので、クリップ開口部直径は、フィルター素子の内側に向かって曲 げられる。この実施例においてフィルターマット２１０の曲げられたか或いは丸 められた端部２１２は、もう一度折り戻され、かつ柵の面２３２とシェル２３０ 内で互いの方向へと傾斜して集中する表面領域２２０との間に係合される。それ に加えて、このように形成されたベッド２２４は、接着剤２２２で充填され、こ の時シェル２３０の底部面の接着剤の平らな領域は、周囲環境からその領域を保 護するために保護するように覆われる。 何らかの一成分或いは二成分接着剤または溶融接着剤が、注型用樹脂接着剤物 質の代わりに使用することができる。適切な膨張可能金属ジャケットは、最も滑 らかな内側と外側表面を有するので、フィルターマットは、非常に鋭敏でもある がしかし最大の濾過性能であるものを使用することができる。 記載された模範的な実施態様においては、膨張可能金属ジャケットは、環状周 辺カーバーと共に折り畳まれたフィルターマットを取り囲む。この場合、膨張可 能金属ジャケットは、外側の周囲雰囲気からかまたはフィルターの内側の内部の いずれか少なくとも一つの側部で、フィルターを保護する。したがって特別の濾 過用途のために、流れの方向が逆転され、すなわち濾過される流体／液体分量が 、フィルター素子の内側から外側へと、示されてはいないが周囲環境に向かって 、フィルターを貫通して流すことを与えることができる。したがって、高応力の もとでは、上記支持パイプが、フィルター素子の外側に接して外側から適用され 、膨張可能金属ジャケットが、フィルター素子の内側を保護して取り囲む。別の 示されていない膨張金属ジャケットが、外部の支持パイプの間に配置されかつフ ィルターマットがその二つの間に位置する場合、このような構造は本発明の範囲 内にある。 図３に示される実施態様において、フィルターマット２２０の端部は、膨張可 能金属ジャケットの端部２１８と縦継ぎ目クランプ２３０の間に案内される。こ の構造は、逆転期間中に、フィルターマットの張出が、完全に防止されるところ の利点として立証された。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 曲げられ又は丸められ互いに向かい合うようになった二つの端部１２、 １１２、２１２が、接続されかつ接着剤のベッド２４、１２４、２２４で接合さ れ、かつそれらの所定位置に固定されているフィルターマット１０、１１０、２ １０であって、ジグザグ状に折り畳まれ、環状の膨張可能金属グリッドによって 少なくとも一側面が囲まれている前記フィルターマット１０、１１０、２１０に より流体／液体を濾過するための管状フィルター素子において、 前記膨張可能金属グリッドが、膨張可能金属ジャケット４、１１４、２１４を 形成し、小さなメッシュ幅又は狭い細孔を有する前記膨張可能金属ジャケットが 、前記フィルターマット１０、１１０、２１０を保護して取り囲み、且つ 前記接着剤ベッド２４、１２４、２２４の少なくとも一部分が、前記膨張可能 金属ジャケット１４、１１４、２１４の端部１８、１１８、２１８によって規定 されかつ縁取られ、前記端部は、互いに向かい合わせになりかつ曲げられ又は丸 められて、それらの間に前記フィルターマットの端部１２、２１２を包含し及び ／またはこれらの端部１１２、２１２に平行に延びて配置される ことを特徴とするフィルター素子。 ２． 前記膨張可能金属ジャケット１４、１１４、２１４は、ステンレス鋼ま たは錫メッキ鋼で作られ、且つ前記膨張可能金属ジャケット１４、１１４、２１ ４が、包含する開口対角線Ｄが０．５から１．７５ｍｍの間の寸法であるダイヤ モンド状の通路によって前記メッシュ幅又は前記細孔の大きさが決定される ことを特徴とする請求項１に記載のフィルター素子。 ３． 前記フィルターマット１０、１１０、２１０が、複数層で 組み立てられ、且つポリエステルフリース及び／またはグラスファイバーマット 及び／または紙フリース及び／または高級鋼ポリエステル混合ファイバー織物ま たは金属ワイヤー織物またはプラスチック織物の少なくとも一つが層として使用 されることを特徴とする請求項１または２項に記載のフィルター素子。 ４． 前記膨張可能金属ジャケット１４、１１４、２１４の前記曲げられ又は 丸められた端部１２、１１２、２１２が、互いに向き合い鋭角を成し、且つ前記 接着剤ベッド２４、１２４、２２４のもう一つの縁取り境界部が、互いに関して 鋭角で延びる前記フィルターマット１０、１１０、２１０の前記端部１２、１１ ２、２１２によって与えられることを特徴とする請求項１から３項のいずれか１ 項に記載のフィルター素子。 ５． シェル形クランプ１３０、２３０が、前記接着剤ベッド１２４、２２４ のもう一つの限定する境界部として役立つために設けられ、その中でフィルター マット１１０、２１０の端部１１２、２１２と膨張可能金属ジャケット１１４、 ２１４が係合されることを特徴とする請求項１から４項のいずれか１項に記載の フィルター素子。 ６． 前記接着剤ベッド２４、１２４により作られる接続が、縦継ぎ目の一種 を形成し、周囲大気からそれを保護するウェブ２６、１２６により上部を覆い、 一つのウェブ面２８、１２８とともに縦継ぎ目内に係合されることを特徴とする 請求項１から５項のいずれか１項に記載のフィルター素子。 ７． 前記接着剤ベッド２４、１２４、２２４を充填する接着剤物質２２、１ ２２、２２２が、注型用樹脂または何らかの一成分または二成分の接着剤または 溶融接着剤で形成されることを特徴とする請求項１から６項のいずれか１項に記 載のフィルター素子。 ８． 第二の膨張金属ジャケットが前記フィルター素子の内部に配置され、そ こで前記フィルターマット１０、１１０、２１０を内部で支持することを特徴と する請求項１から７項のいずれか１項に記載のフィルター素子。