JPH08508481A - プリン及びピリミジン類の不飽和ホスホネート誘導体類 - Google Patents

プリン及びピリミジン類の不飽和ホスホネート誘導体類

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JPH08508481A JP6522053A JP52205394A JPH08508481A JP H08508481 A JPH08508481 A JP H08508481A JP 6522053 A JP6522053 A JP 6522053A JP 52205394 A JP52205394 A JP 52205394A JP H08508481 A JPH08508481 A JP H08508481A
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パトリック カサラ,
ジャン−フランシス ネイブ,
サージ ハラジー,
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メレルダウファーマスーティカルズ インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 抗ウィルス剤として有用なある種のプリン類又はピリミジン類の新規な不飽和ホスホネート誘導体類、それらの製造に有用な方法、及びDNAウィルス、レトロウィルス、及び腫瘍形成に関与するウィルスに対し有効な抗ウィルス剤としての、それらの化合物の用途が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 プリン及びピリミジシ類の不飽和ホスホネート誘導体類 本発明は、抗ウィルス剤として有用なある種のプリン及びピリミジン類の不飽 和ホスホネート誘導体類、それらの製造に有用な方法と中間体類、及びDNAウ イルス類(ヘルペス1及び2型、サイトメガロウイルス、バリセラ-ゾスターウ ィルス、エプスタイン-バールウイルス)、レトロウイルス類(人免疫不全ウィ ルス1及び2、及びビスナウィルス類)、及び腫瘍形成に関与するウィルスに対 する抗ウィルス剤としてのそれらの最終用途からなっている。 発明の背景 プリン又はピリミジシ塩基のある種の誘導体類は、抗ウィルス及び抗腫瘍活性 を有することが示されている。例えば、EP 0 173,624;EP 0 253,412;EP 0 353 ,955;WO 92/01698;EP 0 481,1214;及びJ.Org.Chem.57:2320-2327(1992 )を参照。本発明の化合物類は、プリン及びピリミジン塩基から誘導される新規 な化合物類を表わしている。 本発明のまとめ より詳しくは、本発明は式I及び式IIの新規な化合物類、及びそれらの立体異 性体形、互変異性体形、及び製薬上受入れられる塩に関する。 式中X1はH又はNH2であり、X2はOH又はNH2であり、X3はH又はCH3で あり、X4はNH2又はOHであり、Zは何も存在しないことを表すか、又はCH2 、CH2CH2、CH2O、又はCH2OCH2である。Wは、 であり、ここでR1とR2の夫々は独立にH、F、又はCH2OHであり、 Tは何も存在しないことを表わすが、T’又はT”であり、ここで T’は、CH2CH2、CH=CH、CH2CH(OH)、 CH2CH(CH2OH)又はCH2CH(CH2F)であり、 T”はCH=CH-CH(OH)、CH=CH-CH(CH 2OH)、CH2O CH2、CH2OCH(CH2OH)、CH2CH(CH2OH)CH2、CH2CH2 CH(OH)、CH2CH2CH(CH2OH)又はCH2CH2CH(CH2F)で あり、そして R3とR4はそれぞれ独立にOH、OR5、OR5'又は-O-CH(R6)-O-C( O)R5であるが、但し、R3とR4の一つがOHである時は、他方は-O-CH( R6)-O-C(O)R5でないことを条件とし、ここでR5とR5'はそれぞれ独立 にC1-15アルキル又はベンジル、そしてR6はH又はC1-10アルキルである。 但し、TがCH=CH又はCH2CH2であり、WがW cであり、そしてZが CH2であるときは、、同時にX1がNH2でなく、かつX2はOHでないことを条 件とし、 但し、WがWeであるときは、Zは何も存在しないことを表わすか又はCH2 であり、 但し、Tが何も存在しないことを表わすときは、WはWcでないことを条件と し、 ZがCH2でありWがWaであるときは、TはCH=CHでありえないことを 条件とし、 但し、Zが何も存在しないことを表わしW=Wcであるときは、TはCH=C Hではないことを条件とする。 本発明のはまた、ウィルス感染を処置する為の製剤組 成物を製造する式I及び式IIの化合物を使用を含んでいる。 本発明の詳細な記載 本発明の化合物は、ホスホネート部分を有している核酸塩基(点線は分子の残 りに結合する部分を表わしている)と呼ぶ、プリン誘導体(式I)又はピリミジ ン誘導体類(式II)である。 ホスホネート部分のプリン又はピリミジン誘導体への連結は、部分T、W及びZ 基の部分である。これらの部分が分子の残りへ結合する例は、TがT”であって 、CH=CH−CH(CH2OH)である場合、WがWaであって、ここでR1と R2が夫々Hであり、ZがCH2Oである場合のものに従う。 本発明のより小さい分子である次の組合せが好ましい。 W=Wa又はWbかつT=T”のときZはCH2OCH2ではない。 W=Wc又はWdかつT=T’のときZはCH2OCH2ではない。 W=Wc又はWdかつT=T”のときZはCH2である。 TがT’であり、より好ましくはT’がCH=CHであるとき;TがT”であ り、より好ましくはT”がCH2OCH2であるとき;WがWa、Wc又はWdで あるとき;R1とR2のそれぞれがHであるとき;及び/又はZがCH2、CH2C H2又はCH2Oであるときが、他の好ましい化合物類である。式Iは、式IIより 好ましい。好ましいピリミジン形の塩基は、シトシン、ウラシル及びチミンであ る。好ましいプリン形の塩基は、2,6-ジアミノプリン(DAP)、グアニン及びア デニンである。 本明細書で使用する但し書きの「TがCH=CH又はCH2CH2であり、Wが WcでありZがCH2であるときは、同時にX1がNH2でなくX2がOHでない」 とは、グアニン(同時にX1=NH2、そしてX2=OH)が塩基である場合の化 合物を特許請求の範囲から除外することを意味する。この但し書きは、グアニン が塩基である場合の二つの化合物を除外する。即ち、(1)TがCH=CHであ り、WがWcであり、ZがCH2であるとき、(2)TがCH2CH2であり、Wが Wcであり、ZがCH2であるときである。 C1-10アルキル又はC1-15アルキルは、それぞれ1から10までの炭素原子又は 1から15までの炭素原子を有するアルキル部分を意味している。アルキル部分は 、直鎖又は分枝鎖、例えば第三ブチルでありうる。C1-15アル キル部分については、C1-10アルキルが好ましく、そしてC1-6のものはより好 ましく、C1-3は最も好ましい。C1-10アルキル部分については、C1-6のものが 好ましく、C1-3が最も好ましい。 「製薬上受け入れられる塩」は、無毒であって最終用途に対し製剤処方の製造 に有用な誘導体であることが知られている酸付加塩と金属及びアミン塩の両方を 意味する。 製薬上受け入れられる酸付加塩は、式I及ひ式IIの塩基化合物の知られている 無毒の有機又は無機酸付加塩を含む。適当な塩を形成する有機酸の例は、モノ、 ジ及びトリカルボン酸を含む。そのような酸の例は、例えば酢酸、グリコール酸 、乳酸、ピルビン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、フマール酸、リンゴ酸 、酒石酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、ヒドロキシマレイン酸、安 息香酸、ヒドロキシ安息香酸、フェニル酢酸、桂皮酸、サリチル酸、及び2-フェ ノキシ安息香酸である。適当な塩を形成する他の有機酸は、スルホン酸、例えば メタンスルホン酸や2-ヒドロキシエタンスルホン酸等である。モノ又はジ酸が形 成出来、これらの塩は水和形又は実質的に無水形で存在できる。酸塩は標準の技 術で造ることが出来る。例えば、適当な酸を含有する水溶液又は水-アルコール 溶液又は他の適当な溶媒に遊離塩基を溶解し、この溶液を蒸発させることによっ て単離させる か、又は遊離塩基を有機溶媒中で反応させることによって単離させるが、後者の 場合は塩は直接分離するか又は溶液の濃縮により得ることが出来る。一般に本発 明の化合物の酸付加塩は水中に及び種々の親水性の形で可溶である結晶性物質で あり、より高い融点と安定性を示す。 製薬上受入れる金属及びアミン塩は、環境条件下で安定であって陽イオンが塩 の生物活性に有意義に寄与しない塩である。適当な金属塩は、ナトリウム、カリ ウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、及びアルミニウム塩を含む。ナトリウム及 びカリウム塩が好ましい。適当なアミン塩は安定な塩を形成するのに十分な塩基 性を有するアミンから製造され、好ましくは毒性が低い為及び医薬用途に受入れ られる為に、医薬化学において屡々使用されるアミンを含む。これらにはトリエ チルアミン等のトリアルキルアミン類、及びプロカイン、ジベンジルアミン、N- ベンジル-β-フェネチルアミン、エフェナミン、N,N'-ジベンジルエチレンジア ミン、ジヒドロアビエチルアミシ、N-エチルピペリジン、ベンジルアミン及びジ シクロヘキシルアミン等の他のアミンが含まれる。 式I及び式IIの化合物の「立体異性体」は、空間に於けるそれらの原子の配向 性に於いてのみ異なるそれらの分子の全ての異性体に対する一般用語であって、 鏡像異性(エナンチオマー類)、幾何(シス/トランス)異性、及び互いに鏡像 ではない一つを超えるキラル中心を有し ている薬剤の異性体類(ジアステレオマー類)が含まれる。混合物は、この分野 で知られた慣用のそして標準の手順、例えばクロマトグラフィ分離、分別結晶化 、光学活性酸の使用、酵素的な分割等で分割又は単離され得る。互変異性のエン ド-ケト形はプリン核の6位に存在し、ピリミジンはアミン-イミン互変異性形を 示すであろう。本明細書で「Wc」はシスとして描かれるかもしれないが、シス とトランスの両方の形態が描かれていることを意味していると理解する。 本発明の化合物は、この分野で知られた標準の方法と技術を使用して造られる か、又は既に知られている反応体を使用してこの分野で知られている類似化学反 応の適用によって製造することができる。本質的に式I及び式IIの化合物を製造 する一般方法は次の反応経路Iによって描くことができる。 別途指定されていない限り次の反応経路は前に定義された意味を有する変数を 含有している。「Pg」は適当な保護基を意味する。適当な保護基は、「protec tive Groups in Organic Synthesis、第2編、セオドア ダブリュ.グリーネ, ニューヨークのジョン ウィリーアンドサンズ社(1991)中に見出され、これは 参照により本明細書に取込まれる。幾つかの例は、THP(テトラヒドロピラニ ル)、TBDMS(ターシオブチルジメチルシリル)、TBDPS(ターシオブ チルジフェニルシリル) である。Pg上のサブスクリプトは、幾つかの保護基が選択的に解裂されて他の ものをそのまま残すように保護基を区別する為に使用される。「B」又は「塩基 」は、本明細書で定義される核酸塩基を意味している。「DEAD」はジエチル アゾジカルボキシレートを意味する。「TMS Br」は、トリメチルシリルブ ロマイドを意味する。「Ph」は、フェニルを意味する。「K2CO3」は、炭酸 カリウムを意味する。「DMF」は、ジメチルホルムアミドを意味する。M+は 製薬上受入れられるアルカリ金属陽イオンを意味する。「n」は1又は2である 。 反応経路I〜IIIは、反応経路Aの中間体(3)、(6)、及び(9)をどのよう に造るかを示す。反応経路IV〜VIは、中間体中間体(3)、(6)、及び(9)か ら出発する合成を示している。反応経路Aは、どのように反応経路の多くが互に 適合しあっているかの全体像を示している。反応経路Bは、反応経路Cが反応経 路Aに加わっている、反応経路Aの一部分に対する別の合成を示している。反応 経路D、E及びFは、R3及びR4位置に於いての変化を示している。 典型的には、反応経路Iによって造られる(3)型の化合物の製造は、段階a 中で、トリアルキルホスファイト又はトリアリールホスファイト部分、そして適 当に保護された(1)型のアルコールハライドを加熱することによるアルブゾフ 反応を使用する。エンゲル アール.等、Chem.Rev.77:349(1977)及びホー リー エー.等、Collect.Czech.Chem.Commun.52:2801(1987)。ヒドロキ シ保護基Pg1及びPg2は、反応条件に於て安定であり、また(3)型の化合物 を与える為に段階bの反応の完了後、選択的に解裂されるように選択される。 反応経路IIに於て、(6)型の化合物が、ジョーンズ ジー.及びモファット J.Org.Chem. (1968),ワスズクック ダブリュ.等、Synthesis 1025(1984 )に従う、(4)型のアルデヒドとのウィッテッヒ反応によって得られる。例え ば、(4)型の適当なアルデヒドがテトラヒドロフラン等の中性溶媒中でテトラ エチレンビスホスホネートの リチウム塩の1モル当量の僅かな過剰と反応される。反応体は典型的には10ない し24時間の範囲の期間約−78℃の温度範囲で一緒に撹拌される。対応するアルケ ニルホスホネート(5)は、この分野で良く知られた抽出方法によって反応混合 物から回収される。段階bに於て、ヒドロキシ保護基Pg1は、選択的に解裂さ れて(6)型のアルコールを与える。 反応経路IIIに於て、(8)型の化合物は6〜24時間の期間−10℃から50℃の範 囲の温度に於て、テトラヒドロフラン又はジメチルホルムアミド等の中性溶媒中 でヒドロキシメチルホスホン酸ジエステルのアルコキシド陰イオンによって(7 )型のハロゲン化アリル、ハロゲン化プロパルギル又はハロゲン化アレニルの親 核置換によって段階a中で得られる。段階bに於て、ヒドロキシ保護基Pg1は 選択的に解裂されて、(9)型のアルコールを与える。 別の方法としで、(8)型の化合物は上に記載のものと同じ反応条件に於て、 (10)型のアルコールのアルコキシド陰イオンによってトシルオキシメチルホス ホン酸ジエステルの親核置換によって得ることが出来る。 それぞれの化合物(3)、(6)、又は(9)に対する反応経路IV、V、VIに於て 、本明細書で定義されるように、本明細書で定義される適当なプリン又はピリミ ジン塩基が加えられて独立に化合物(13)、(16)及び(19)を与える。 反応経路IVに於て、化合物(3)、(6)、又は(9)中の核酸塩基によるヒド ロキシ官能基の置き換えは、アルコールを脱離基に変換し(段階a)、化合物( 11)を与え、次に保護基形(BPg3)の適当な核酸塩基(B)1当量と、無水 ジメチルホルムアミド等の有機溶媒中で、必要ならば炭酸カリウム等の塩基の存 在下で、反応させることによって達成される(段階b)。反応体は、約0℃に於 て室温に約10〜48時間攪拌され、化合物(12)を与える。次に塩基の脱保護及び ホスホン酸ジエスチルの臭化トリメチルシリルによる加水分解を順次幾つかの方 法で行なうことが出来、化合物(13)を与える。ブロンソン ジェー.等 J.Me d.Chem.32:1457(1989)及びキム シー.等,J.Med.Chem.33:1207(1990 )。脱エステル化又は脱保護段階は、逆にすることが出来る。 別の方法として、化合物(3)、(6)、又は(9)中のヒドロキシル基の核酸 塩基による置き換えは、ミツノブ反応によって行なうことも出来、ジェリー テ ィー.Tett.Lettt.32:7029(1991)、そして中間体(12)を与え、これを上 に記載したように処理して(13)型の化合物を与える。 反応経路、Vに於て、化合物(17)中に於ける核酸塩基に連結されたメトキシ メチルエステル官能基(Z=CH2OCH2)の形成は、化合物(3)、(6)又は (9)のいずれか一つの(n=1のとき)パラホルムアルデヒドとの混合 物を、1,2-ジクロロエタン中の塩化水素ガスにより処理することによって達成さ れ、中間体のクロロメチルエーテル(14)を形成し(段階a)、これを、過剰の 酸塩化物を除去した後に、ビストリメチルシリルアセトアミドの過剰での対応す る核酸塩基の処理によって得られる核酸塩基のシリル化された形態(BTMS) により処理する(段階b)。核酸塩基の保護基の連続的な脱保護及びホスホン酸 エステルの加水分解は、反応経路I(段階c及びd)中に記載されるように達成 され、化合物(17)を与える。オギルヴィー ケイ.等、(can.J.Chem.60: 3005(1982)及びオギルヴィー ケイ.等、NuCleoside and Nucleotides 2:14 7(1983)。 反応経路、VIに於て、酸素-核酸塩基連結を含有している(20)型の化合物の 形成は、ジメチルホルムアミド中の、トリフェニルホスフィン、ジエチルジアゾ ジカルボキシレートを使用して、適当に官能基化されたアルコール(3)、(6) 、又は(9)を1-ヒドロキシピリミジン類、又は9-ヒドロキシプリン類と結合さ せるミツノブ型反応によって達成される,パーキン エー.,J.Chem.Soc.Per kin Trans.2983(1991)。核酸塩基及びホスホン酸ジエステルの脱保護は反応 経路VI中に記載されるように達成される。 燐原子に対し結合されたメチレンオキシメチルを有する化合物(T=CH2O CH2)の特別な場合、対称ジハライド(クロライド)の連続したアルキル化を 次のように使用することが出来る。 反応経路Bの(21)型の対称ユニットの導入の特別な場合、反応経路III段階 a及び反応経路IV段階bに於て記載された置換は、化合物(22)を与える為にメ トキシホス ホン酸ジエステルを導入する為の反応経路III段階a、及び化合物(23)を与え る為に保護された核酸塩基を導入する為の反応経路IV段階bの別々の場合に於て 記載される同じ条件を使用して順次達成できる。順次核酸塩基の脱保護、及びホ スホン酸ジエステルの加水分解を行なうと化合物(24)を与える。 Zが何も存在しないことを表わし、Wが(26)型化合物のアレニル部分に常に 等しい場合に於て、(26)型の化合物は、ファドタル エス.(Phadtar S.)等 、J.Am.Chem.Soc.111:5925(1989)に記載されるように、エチニル官能基 をアレニル官能基に異性化する為に塩基処理することによりエチニル誘導体(24 )(Tに依存して上に記載される方法の一つによって得られる)から得られ得る 。 反応経路D段階aに於て、ジヒドロキシホスホネート(27)は、塩化チオニル と反応されてジクロロホスホネートを与え、これは更にアルコールR5OHと反 応させられてジ置換ホスホネート(28)を与える。段階bに於てジ置換ホスホネ ート(28)は加水分解されて(29)を与える。段階(c)に於て、モノアシルオ キシアルキルモノアルキルホスホネート(29)は前に記載したように塩化チオニ ルと反応させられ、更にR5'OHと反応させられて、R5とR5'が異なる非対称 ジ置換ホスホネートを生じる。 反応経路Dに定義される通り。 反応経路Eは、置換されたモルホリンなどの有機塩基の存在下で、置換クロロ メチリエーテル(31)とジヒドロキシホスホネート(27)が反応して、ジ置換ホ スホネート(32)を生じることを示している。 反応経路Dに定義した通り。 反応経路Fは、前に記載した通りモノアシルオキシモノアルキルホスホネート (29)がクロロメチルエーテル(31)と反応してモノアシルオキシアルキルホス ホネート(32)を生じることを示している。 実施例1 E-9-(5-ジヒドロキシホスホリル-3-メチリデン-4-ペンテニル)グアニン (式中X1はNH2、X2はOH、ZはCH2CH2、WはWaであって、ここでR1 とR2はそれぞれH、TはT’であって、CH=CHである)段階A : 4-t-ブチルジメチルオキシ-2-メチリデンブタナール 4-ブチルジメチルオキシ-2-アセチルオキシ-1-ブタノール(14g,50mモル)、 粉末状の分子篩、N-メチルモルホリンN-オキシド(9.9g,75mモル)及びテトラプ ロピルアンモニウムペルルテネート(TPAP)(0.34g,2.5mモル)の無水ジクロロ メタン(250ml)中の混合物を20℃で一夜攪拌した。次に反応混合物をセライト を通して瀘過し、真空で濃縮し、表題生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマ トグラフィーによって精製した(8.25g,77%)。 段階B: E-5-t-ブチルジメチルシリロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニル-ホスホン酸ジエ チルエステル ヘキサン中の1.6Mのn-ブチルリチウム(4.7ml,7.45mモル)の溶液を、無水テ トラヒドロフラン(70ml)中のテトラエチルメチレンビホスホネート(2.14g,7. 45mモル)の混合物に−78℃でアルゴン下で加えた。1時間後、無水テトラヒド ロフラン(10ml)中の4-t-ブチルジメチルオキシ-2-メチリデンブタナール(1.1 4g,5.3mモル)の溶液を滴下した。反応混合物を−78℃で3時間攪拌し、20℃で 一夜攪拌し、塩化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、ジエチルエーテルで抽 出した。表題化合物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで単離した (1.7g,91%)。 段階C: E-5-ヒドロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニル-ホスホン酸ジエチルエステル E-5-t-ブチルジメチルシリロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニルホスホン酸ジエ チルエステル(1.7g,4.86mモル)及びテトラヒドロフラン中の1Mテトラブチルア ンモニウムフルオライド(8ml,8mモル)の混合物を20℃で2時間攪拌した。次に 反応混合物を真空で濃縮し、表題生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグ ラフィーによって精製した(1.1g,94%)。 段階D: E-5-トシロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニル-ホスホン酸ジエチルエステル 無水ジクロロメタン中のE-5-ヒドロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニル-ホスホ ン酸ジエチルエステル(1.07g,4.6mモル)、トリエチルアミン(0.7ml,5mモル) 、トシルクロライド(0.96g,5mモル)及びジメチルアミノピリジン(0.005g,0.0 4mモル)を20℃で4時間攪拌し、真空で濃縮し、表題生成物をシリカゲル上のフ ラッシュクロマトグラフィーによって得た(1.55g,87%)。 段階E: E-9-(5-ジエトキシホスホニル-3-メチリデン-4-ペンテニル)-6-クロロ-2-アミ ノプリン 無水ジメチルホルムアミド(10ml)中の6-クロロ-2-アミノプリン(0.74g,4.3 mモル)、水素化ナトリウム(0.175 g,4.3mモル,油中60%)の混合物を20℃で30分間攪拌した。次に無水ジメチル ホルムアミド(5ml)中のE-5-トシロキシ-3-メチリデン-1-ペンテニルホスホン 酸ジエチルエステル(1.5g,3.9mモル)の溶液を加え、生じる混合物を20℃で一 夜攪拌した。次に反応混合物を真空で濃縮し、残留物をシリカゲル上のフラッシ ュクロマトログラフィーによって精製し、表題生成物を得た(1.1g,73%)。 段階F: E-9-(5-ジヒドロキシホスホニル-3-メチリデン-4-ペンテニル)-6-クロロ-2-ア ミノプリン 無水アセトニトリル(5ml)中のE-9-(5-ジエトキシホスホニル-3-メチリデン -4-ペンテニル)-6-クロロ-2-アミノプリン(0.96g,2.5mモル)及びトリメチル シリルブロマイド(1.3ml,10mモル)の混合物を20℃で一夜攪拌した。次に反応 混合物をメタノール5mlで処理し、真空で濃縮した。粗生成物(0.8g)を次の段 階で更に精製することなしに使用した。 段階G: E-9-(5-ジヒドロキシホスホニル-3-メチリデン-4-ペンテニル)グアンニン 1N塩酸(5ml)中の粗製E-9-(5-ジヒドロキシホスホニル-3-メチリデン-4-ペ ンテニル)-6-クロロ-2-アミノプリン(0.8g,〜0.245mモル)の混合物を20℃で 一夜攪拌した。次に反応混合物を真空で濃縮し、無水エタノールで希釈 し、冷却すると表題生成物を得た(0.46g,60%)。 実施例2 E-9-[(4-ジヒドロキシホスホリル-2-メチリデン-3-ブテニロキシ)メチル]グ アニン (式中X1はNH2、X2はOH、ZはCH2OCH2、WはWaであって、ここで R1とR2はそれぞれH、TはT’であって、CH=CHである) 段階A: 2-t-ブチルジフェニルシリロキシメチル-2-プロペン-1-オール 無水ジクロロメタン(60ml)中のt-ブチルジフェニルシリルクロライド(45g, 165mモル)の溶液を、無水ジクロロメタン(300ml)中の2-ヒドロキシメチル-2- プロペン-1-オール(12g,165mモル)、トリエチルアミン(27.5ml)及び4-ジメ チルアミノピリミジン(2g)の攪拌溶夜に0℃で滴下した。次に混合物20℃で一 夜攪拌し、塩化アンモニウムの飽和溶液と食塩水で洗浄した。表題生成物はシリ カゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって得られる(19.4g,40%)。 段階B: 2-t-ブチルジフェニルシリロキシメチル-2-プロペナール 無水ジクロロメタン(400ml)中の2-t-ブチルジフェニルシリロキシメチル-2- プロペン-1-オール(25.5g,86.7mモル)、粉末形の分子篩(26g)、N-メチルモ ルホリン-N-オキシド(15.3g,130mモル)及びテトラプロピルアンモニウムペル ルテネート(1.5g,4mモル)の混合物を20℃で一夜攪拌した。次に反応混合物を 真空で濃縮し、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、 表題生成物を得た(21g,83%)。段階C : E-4-ブチルジフェニルシリロキシ-1,3-ブタジエニルホスホン酸ジエチルエスチ ル ヘキサン(70ml,120mモル)中の1.6Mのn-ブチルリチウムの溶液を無水テトラ ヒドロフラン(150ml)中のテトラエチルメチレンビスホスホネート(34.5g,120 mモル)の溶液に−78℃で加えた。30分後、無水テトラヒドロフラン中の2-t-ブ チルジフェニルシリロキシメチル-2-プロペナール(21g,71.5mモル)の溶液を滴 下した。反応混合物を−78℃で4時間攪拌し、そして20℃で一夜攪拌し、次に塩 化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、ジエチルエーテルで抽出した。表題生 成物はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで得られる(20g,55%)。段階D E-4-ヒドロキシ-1,3-ブタジエニルホスホン酸ジエチルエステル テトラヒドロフラン(100ml)中のE-4-t-ブチルジフェニルシリロキシ-1,3-ブ タジエニルホスホン酸ジエチルエステル(11g,26.4mモル)及びテトラブチルア ンモニウムフルオライドトリハイドレート(10g,31mモル)の混合物を20℃で2 時間攪拌した。反応混合物を真空で濃縮し、酢酸エチルで希釈し、食塩水で洗浄 した。表題生成物はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで得られた( 4.6g,80%)。段階E : E-9-[(4-ジエトキンホスホリル-2-メチリデン-3-ブテニロキシ)メチル]-6- (2-トリメチルシリルエトキシ)-2-アミノプリン 無水塩化水素を無水1,2-ジクロロエタン(5ml)中のパラホルムアルデヒド(0 .17g,5.0mモル)、E-4-ヒドロキシ-1,3-ブタジエニルホスホン酸ジエチルエステ ル(0.9g,4.5mモル)の混合物中に0℃で15分間通しバブルさせた。反応混合物 を20℃で2時間攪拌し、真空で濃縮し、1,2-ジクロロエタン(10ml)で希釈し、 1時間の間に1,2-ジクロロエタン(5ml)中の6-(2-トリメチルシリルエトキシ )-2-アミノプリン(1.3g,5mモル)及びビス-トリメチルシリルアセトアミド(2 .5g)を、そしてヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.19g,O.5mモル)を、60℃ で加熱することによ って得られる、ビス-トリメチルシリル-6-(2-トリメチルシリルエチロキシ)-2 -アミノプリンの溶液に加えた。反応混合物を20℃で3時間攪拌し、次に還流下 で4時間攪拌し、そして塩化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、そしてクロ ロホルムで抽出した。表題生成物は、シリカゲル上のフラッシュクロマトグラフ ィーで得ら)れた(0.37g,96%)。段階F : E-9-(4-ジヒドロキシホスホニル-2-メチリデン-3-ブテニロキニ)メチル]グア ニン 無水アセトニトリル(3ml)中のE-9-[(4-ジエトキシホスホニル-2-メチリデ ン-3-ブテニロキシ)メチル]-6-(2-トリメチルシリルエトキシ)-2−アミノプ リン(0.24g,0.5mモル)及びトリメチルシリルブロマイド(0.26m1,2mモル)の 混合物を20℃で一晩攪拌した。反応混合物をメタノール(2ml)で処理し、真空 で濃縮し、表題生成物がエタノール:水中での結晶化によって得られた(0.12g, 65%)。 実施例3 9-(3-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)グアニン (式中X1はNH2、X2はOH、ZはCH2、WはWaであって、ここでR1とR2 はそれぞれH、TはT”であって、CH2OCH2である。)段階A : (2-クロロメチル-2-プロペニロキシメチル)ホスホン酸ジエチルエステル 無水テトラヒドロフラン(10ml)中のヒドロキシメチルホスホン酸ジエチルエ ステル(0.84g,5mモル)、1-クロロ-2-クロロメチル-2-プロペン(0.95g,7.6mモ ル)及びヨウ化テトラブチルアンモニウム(0.18g,0.5mモル)の混合物に0℃で 水素化ナトリウムを加えた(0.24g,6mモル,油中60%)。混合物を一夜20℃で攪 拌した。反応混合物を塩化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、酢酸エチルで 抽出し、表題生成物はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで得られた (0.35g,27%)。段階B : 9-(3-ジエトキシホスホリルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)6-クロロ-2-ア ミノプリン 無水ジメチルホルムアミド中の(2-クロロメチル-2-プロペニロキシメチル) ホスホン酸ジエチルエステル(0.285g,1.1mモル)、6-クロロ-2-アミノプリン( 0.25g,1.5mモル)及び炭酸カリウム(0.24g,1.5mモル)の混合物を20℃で二日間 攪拌した。次に反応混合物を真空で濃縮し、表題生成物がシリカゲル上のフラッ シュクロマトグラフィ ーで得られた(0.22g,51%)。段階C : 9-(3-ジヒドロキシスホスホニルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)グアニン 無水アセトニトリル(2ml)中の9-(3-ジエトキシホスホリルメトキシ-2-メチ リデン-プロピル)6-クロロ-2-アミノブリン(0.22g,0.56mモル)、トリメチル シリルブロマイド(0.43g,2.8mモル)及び2,6-ルチジン(0.59g,5.5mモル)の混 合物を24時間20℃でアルゴン下で攪拌した。次に反応混合物を真空で濃縮し、1M 水酸化ナトリウム(10ml)で20℃で二日間処理した。表題生成物はエタノールに よる沈殿によって得られた(0.11g,61%)。 実施例4 Z-9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブテニル)グアニン (式中X1はNH2、X2はOH、ZはCH2、WはWcであり、ここでそれぞれR1 とR2はHであり、TはT”であってCH2OCH2である。)段階A : Z-(4-クロロ-2-ブテニロキシ)メチルホスホン酸ジエチ ルエステル 無水テトラヒドロフラン(15ml)中のヒドロキシメチルホスホン酸ジエチルエ ステ(1.68mg,10mモル)、Z-1,4-ジクロロ-2-ブテン(1.9g,15mモル)及びヨウ 化テトラn-ブチルアンモニウム(0.36g,1mモル)の混合物に、0℃で水素化ナト リウム(0.48g,12mモル,油中60%)を加えた。生じる混合物を20℃で一夜攪拌し 、塩化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、そしてジエチルエーテルで抽出し た。表題生成物はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで得られた(1. 2g,45%)。段階B : Z-9-(4-ジエトキシホスホリルメトキシ-2-ブテニル)6-クロロ-2-アミノプリン 無水ジメチルホルムアミド(10ml)中のZ-(4-クロロ-2-ブテニロキシ)メチ ルホスホン酸ジエチルエステル(1.05g,4mモル)、6-クロロ-2-アミノプリン(1 g,6mモル)、及び炭酸カリウム(0.92g,6mモル)の混合物を20℃で二日間攪拌し た。反応混合物を真空で濃縮し、残留物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグ ラフィーによって精製し、表題生成物を得た(0.85g,55%)。段階C : Z-9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブテニル)グアニン 無水アセトニトリル(10ml)中のZ-9-(4-ジエトキシホ スホニルメトキシ-2-ブテニル)-6-クロロ-2-アミノプリン(0.78g,2mモル)、 臭化トリメチルシリル(1.5g,10mモル)及び及び2,6-ルチジン(2.15g,20mモル )の混合物を20℃でアルゴン下で24時間攪拌した。反応混合物を真空で濃縮し、 残留物を1M水酸化ナトリウム15mlで20℃で二日間処理した。表題生成物のナトリ ウム塩が連続したエタノール:水中での沈殿によって得られた(0.55g,75%)。 実施例5 9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブチニル)グアニン (式中X1はNH2、X2はOH、ZはCH2、WはWdそしてTはT”であってC H2OCH2である)段階A : (4-クロロ-2-ブチニロキシ)メチルホスホン酸ジエチルエステル ヒドロキシメチルホスホン酸ジエチルエステル(3.35g,20mモル)、1,4-ジク ロロ-2-ブチン(3.8g,30mモル)及びヨウ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(0.75 g,2mモル)の無水テトラヒドロフラン(100ml)中の混合物に、0℃で少量づつ 水素化ナトリウム(0.95g,24mモル,油中60%)を加 えた。生じる混合物を0℃で一夜攪拌した。反応混合物を20℃で一夜攪拌し、塩 化アンモニウムの飽和溶液で加水分解し、ジエチルエーテルで抽出した。表題生 成物はシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーで得られた(2.3g,30%) 。段階B : 9-(4-ジエトキシホスホリルメトキシ-2-ブチニル)-6-クロロ-2-アミノプリン 無水ジメチルホルムアミド(15ml)中の(4-クロロ-2-ブチニロキシ)メチル ホスホン酸ジエチルエステル(2.03g,8mモル)、6-クロロ-2-アミノプリン(2g, 12mモル)及び炭酸カリウム(1.85g,12mモル)の混合物を20℃でアルゴン下で二 日間攪拌した。反応混合物を真空で濃縮し、残留物をシリカゲル上のフラッシュ クロマトグラフィーによって精製し、表題生成物を得た(1.7g,65%)。段階C : 9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブチニル)グアニン 無水アセトニトリル(20ml)中の9-(4-ジエトキシホスホリルメトキシ-2-ブ チニル)-6-クロロ-2-アミノプリン(1.5g,4mモル)、臭化トリメチルシリル(3 g,20mモル)及び2,6-ルチジン(4.3g,40mモル)の混合物を20℃でアルゴン下で 一日攪拌した。反応混合物を真空で濃縮し、残留物を1M水酸化ナトリウム20mlで 20℃で二日間処理した。 表題生成物のナトリウム塩がエタノール:水中の連続した沈殿によって得られた (1.05g,70%)。 実施例6 9-(3-ジピバロルメトキシホスホニルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)グアニ (式中、X1はNH2であり、X2はOHであり、ZはCH2であり、Wは、Waで あり、ここでR1とR2は夫々Hであり、TはT”でありCH2OCH2であり、R3 とR4は夫々-O-CH(R6)-O-C(O)R5であり、ここでR6はHである。 ) N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.13g,0.4mモル)及びクロロメチル ピバレート(1.8g,12mモル)を無水DMF(10ml)中の9-(3-ジヒドロキシホス ホリルメトキシ-2-メチリデンプロピル)グアニン(630mg,2mモル)の混合物に 加えた。混合物を20℃で一夜攪拌し、次に不溶物を瀘去し、流体を真空で濃縮し た。残留物をトルエンで希釈し、水で洗浄した。表題化合物はシリカゲル上のフ ラッシュクロマトグラフィーで5%MeOH/CH2で溶出して精製した。 実施例7核酸塩基の修飾 アデニン誘導体 6-クロロ-2-アミノプリンが使用された全ての実験中で、アデニンを使用して 対応する9-置換されたアデニンを与え、次に臭化トリメチルシリル処理によるホ スホン酸ジエステルの脱保護を行なった。シトシン誘導体 全ての実験に於て、6-クロロ-2-アミノプリンの代りに4-N-アセチルシトシン を使用できた。脱保護は次の二段階で実施できた。 (a)エタノール性アンモニアでの処理でN-アセチル基を除去する。 (b)臭化トリメチルシリルでの処理によってホスホン酸ジエステルを加水分解 する。チミン誘導体 全ての実験で、チミンを6-クロロ-2-アミノプリンの代りに使用できる。ホス ホン酸ジエステルの加水分解は、臭化トリメチルシリルによる処理によって達成 できる。2,6-ジアミノプリン ジアミノプリン類似体は、臭化トリメチルシリル処理によって、又は対応する 実験中の6-クロロ-2-アミノプリンの代りに2,6-ジアミノプリンを使用して得る ことが出来る。 本発明の化合物は医療に有用であり、特にウィルス感 染の治療又は予防に有用であり、例えば、DNAウイルス類(ヘルペス1及び2 型、サイトメガロウイルス、バリセラ-ゾスターウィルス、エプスタイン-バール ウイルス)、レトロウイルス類(人免疫不全ウィルス1及び2型、及びピスナウ ィルス類)、及びエイズ関連併発症(ARC)等の関連する臨床症状、及び腫瘍 形成に関与するウィルスに対し有効な抗ウィルス剤として有用である。本発明の 抗ウィルス剤は単一療法剤としての有用性を有し、レトロウィルス、特に人、特 に人免疫不全ウィルスのレトロウイルス感染の処置の為の連係療法等の、他の抗 ウィルス剤との連係に於て有用性を有している。特に好ましいのは、2',3'-ジデ オキシプリンヌクレオシド類、即ち、2',3'-ジデオキシアデノシン、2',3'-ジデ オキシグアノシン、2',3'-ジデオキシチオイノシン及び2',3'-ジデオキシイノシ ンとの連係療法である。他の可能な連係療法には、ウィルス感染の治療又は予防 、又は関連症状の治療又は予防の為に有効な試薬、例えば3'-アジド-3'-デオキ シチミジン(ジドブジン)、2',3'-ジデオキシヌクレオシド類、例えば、2',3'- ジデオキシシチジン、2',3'-ジデオキシアデノシン、及び2',3'-ジデオキシイノ シン、非環式ヌクレオシド類(例えばアシクロビル)、インターフェロン類、例 えばα-インターフェロン、腎臓分泌抑制剤、例えばプロベニシド、ヌクレオシ ド運搬抑制剤、例えばジピリダモール、並びに免疫 調整剤、例えばインターロイキンII及びグラニュロサイト マクロファージ コ ロニー刺激因子等の試薬を含む 。そのような組合せ療法の構成化合物は、組合 せ効果が達成できるように、別々に、組合せ処方中で同時に又は異なる時間に、 例えば連続的に投与することが出来る。 本発明の化合物の抗ウィルス効果は任意の適当な方法で測定できる。これらの 化合物の有効性を試験する幾つかの代表的な方法は以下の通りである。人免疫不全ウィルス(HIV)に対するMTT細胞生存検定 MTT細胞生存検定は、ポーウェルス等(J.virol.Methods,1988:20.309 -321)によって元々記載されたものである。この方法は黄色の3-(4,5-ジメチル -2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾリウムブロマイド(MTT)(シグマケミカ ルカンパニーリミテッド製)を青色のフォルマザン生成物に還元する生きた細胞 の能力(死んだ細胞は能力がない)に基づく比色検定である。この還元反応は、 代謝的に活性な細胞のミトコンドリアのデヒドロゲナーゼによって実施される。 この検定は、細胞毒性と平行して可能性のある抗ウィルス剤の抗HIV活性の迅 速かつ正確な評価を可能にし、選択指数(S.I.)を決定出来るようにする。 HIV感染に対し高度に感受性であるMT-4細胞が使用され、HIV-1系統R Fで感染される。プラスチックの96個ウェルのフラットボトムのミクロタイター トレ イ(ステリリン リミテッド製)の中心の60個のウェルに、要求される最終濃度 の二倍での試験化合物の一連の希釈物を含有している生育培地100μlを充填す る。外側のウェルは培養期間の間に蒸発を防止する為に滅菌蒸留水で充填した。 化合物の各濃度について、感染された及び感染されない細胞の両方についての化 合物の影響が同時に評価できるように、三重のウェルの二つのセットが存在する 。幾つかのウェルは偽(mock)-及びウィルス-感染細胞の両方についての未処理 対照として、薬物が存在しないままとした。指数的に増殖しているMT-4細胞を 計数し、細胞の数をウェルあたり5×104細胞となるように調節した。細胞を次 にペレット化し、次に二つに分割した。細胞の半分をウィルスで感染させ(5× 104細胞あたり100TCID50)、そして他の半分は偽-感染させた。ウィルスの吸着 は室温で1時間である。細胞を次にペレット化し、ミクロタイタープレートの各 ウェルに100μlが加えられるように、1容量の培地中で再懸濁される前にRPMI 中で一度洗浄した。培養基プレートを37℃で5%CO2を含有しているインキュ ベーター中で培養した。 六日間の培養後、各ウェル中にPBS中のMTT(7.5mg/ml)の溶液10μlを 加え、そしてプレートを更に37℃で1時間培養した。フォルマザン結晶を100μ lの10%(v/v)トリトンX-100の酸性化されたイソプロパノール(500mlの溶媒 あたり2mlのHCl)中のものを加えることによ って可溶化し、混合した。最後に、吸光度をマルチスカンMCC分光光度計(フ ローラボラトリーズ)を使用して540nmにおいて読んだ。各化合物について平均 光学密度(O.D.)読み値を偽-感染及びウィルス感染細胞の両方について薬剤濃 度に対しプロットした。50%の細胞毒性投与量(CD50)及び試験化合物の50% 抑制濃度(IC50)の両方が決定出来る50%終点を表わしているO.D.値は、次の 式を用いて計算される。 C-8166を使用する化合物抗HIV活性検出用プロトコル プラスチックの96個のウェルのフラットボトムのミクロタイタートレイの中心 の60個のウェルに、要求される最終濃度の二倍での試験化合物の一連の希釈物を 含有している生育培地100μlを充填した。外側のウェルは培養期間の間に蒸発 を防止する為に滅菌蒸留水を満たした。化合物の各濃度について、三重のウェル を使用した。幾つかのウェルは末処理対照として、薬物が存在しないままとした 。指数的に増殖しているC-8166細胞を計数し、細胞数をウェルあたり1×105細 胞を可能とするように調節した。細胞をペレット化し、HIVで感染させ、細胞あ たり0.001及び0.0001感染単位の間の感染の複数を得た。 ウィルスの吸着は室温で1時間であった。細胞を次に ペレット化し、RPMIで3回洗浄してからミクロタイタープレートの各ウェルに10 0μlが加えられるように培地1容量中に再懸濁した。培養基プレートを37℃で 5%CO2を含有しているインキュベーター中で培養した。三日後に感染した細 胞を観測し、シンシチアの存在について記録した。+++=50%〜100% cpe;++= 10%〜50% cpe;+=<10% cpe;そして0=シンシチウムなし。100μlの上澄 み液体を次に各ウェルから収穫し、ELISAを使用してp24ウィルスコア抗 体の水準について検定した。p24ELISA 96個のウェルのU字底のミクロタイタープレート(ファルコン,ベクトン デ ィッキンソン)の中心の60個のウェルにコーティング緩衝液(100mM NaHCO3、pH 8.5)中の10μg/mlの濃度に於けるアフィニティー精製ヒツジ抗HIV-1-p24(ア アルトバイオリエージェンツAalto Bioreagents,アイルランド国ダブリンのラ スファーハム、コードD7320)100μlで被覆した。この生成物はHIV-1系統BH-10 のp24 gag蛋白質のアミノ酸の283〜297(LDIRQGPKEPFRDYV);173〜188(SALSEG ATPQDLNTML)、及び226〜237(GQMREPRGSDIA)に対応する三つの異なる合成ペプ チド類でヒツジを免疫化することによって造った。プレートを+4℃で一夜抗体 が結合するように放置し、次にトリス緩衝化食塩水(TBS)(0.144M Nacl、25mM トリスpH7.5)中でミクロタイタープレートウォッシャー(ルミナール テクノロジーズ製)を用いて2回洗浄し、その後室温で1時間TBS中で造られ た2%スキムミルク(カドバリーズ マルベル製)でブロックした(200μl/ウ ェル)。TBSで2回洗浄後、100μl容量の細胞の無い培養基流体をツヴィッ ターイオンの洗剤エンピゲン(Empigen)(カルビオケム)の1%(v/v)容液10 μlと共にウェルに加えた。p24の期時される水準に依存して、培養基流体を そのまま未希釈、又は1:10又は1:100倍希釈の何れかでスクリーニングした 。試料を室温で一夜培養してからウェルを3回洗浄し、100μlの第二回目の抗- p24抗体、20%ヒツジ血清(シエララブ)を含有しているTBS中の1:3000 の濃度に於けるアルカリホスファターゼ(ADP 452)と直接コンジュゲートさ れたEH12E1-AP、2%スキムミルク(カドバリーズマーベル)及び0.5%ツイーン 20(シグマケミカルカンパニー)と共に培養した。HIV-1 CB1-1単離体に対して ブリゲット フェルンス、リチャード テッダー、及び同僚によってミドルセッ クスホスピタルメディカルスクールに於て生じさせられたこの抗体は、二つの区 別されるペプチド配列を組込んでいる複合体エピトープに対しマッピングされて いる。これらは、GHQAAMQMLKETINEEAAEWDRVHPVHAGPIAPGQ(aa 193〜227)及びNP PIPVGEIYKRWII(aa 253〜267)であり、HIV-1系統間にコンザーブされている 。EH12E1のアルカリホスフファターゼコンジュゲート(EH12E1-AP) は、英国ケンブリッジのノボバイオラブス(Novo BioLabs)によって造られた。 このコンジュゲート化抗体は、ADP試薬銀行を通じて得られた。プレートを37 ℃で1時間インキュベーター/シェーカー(ルミナールテクノロジーズ製)を使 用して培養し、次にウェルをTBS中で3回洗浄した。ウェルに市販されている アルカリホスファターゼ検出及び増幅キット中に於て与えられた緩衝液中の最終 洗浄が与えられ、AMPAK(IQ(バイオ)リミテッド製)及び50μlのAMPAK基質 が製造業者の指示に従って加えられた。室温で30分後、50μlのAMPAK増幅剤を 加え、酸で反応を止めた後に492nmでマルチスキャンMCC/340分光光度計(フロー ラボラトリーズ製)を用いておよそ10分後に紫色の強度を読んだ。 免疫検定を、100ng/mlから出発する一連の二倍希釈物を使用して、ADPを通じ て得られた組替えHIV-1p24(アメリカンバイオテクロノジーズInc.)を使用して 、目盛検定した。この検定は、通常300から10,000pg/mlの範囲にわたって線形の 応答を与えるが、日によって変化する。化合物の抗-ヘルペス(HSV-1とHSV-2)活性の検出 検定の為に、適当な生育培地中の、ヒーラ(人頸部癌)細胞(0.8×105/0.1m l)、又はベロ(アフリカングリーンモンキー腎臓)細胞(1.0×105/0.1ml)を フラットボトムの96個のウェル(0.1ml細胞/ウェル)ミクロタイ タープレート(ファルコン製)に移した。37℃で、湿らせたCO2(5%CO2,9 5%空気)のインキュベーター中で24時間培養後、培養基は使用する準備が出来 る。 各検定の為には生育培地をミクロタイタープレート培養基から吸引し、100μ lの、維持培地で置き換えるか(細胞とウィルス対照)又は維持培地中で二培試 験濃度に希釈した化合物(毒性対照、試験ウェル)で置き換えた。3時間37℃で 湿らせたCO2インキュベーター中での培養後、各培養基は、100μlの維持培地 を(細胞と毒性対照)、又は維持培地中に希釈されたウィルス[単純疱疹ウィル ス1型(HSV-1;系統HF,ATCC VR-260)又は単純疱疹ウィルス2型(HSV-2;系統D ,ATCC VR-734)]を(ウィルス対照、化合物試験ウェル)受けた。次に全ての培 養基を37℃で培養し、そして48時間及び72時間(ヘルペス)に、又は7、10及び 14日(CMV)に、顕微鏡でウィルス-誘発及び化合物-誘発の細胞変性効果(cytop athiceffect)(CPE)について調べた。CPEは0(無し)、1+(25%) 、3+(75%)又は4+(100%)細胞の単相(monolayer)破壊として等級づけ た。これらのデータを次に50%化合物抑制濃度(IC50)を計算する為に使用した 。化合物の抗サイトメガロウィルス活性の検出 検定の為には適当な生育培地中のMRC-5細胞(1.2×105/0.1ml)をフラットボ トム96個のウェル(0.1ml細胞/ウェ ル)ミクロタイタープレート(ファルコン製)に移した。湿らせたCO2(5% CO2,95%空気)のインキュベーター中で37℃で24時間後、培養基は使用の準備 が出来る。 各検定については、生育培地をミクロタイタープレート培養基から吸取って10 0μlの維持培地(細胞とウィルス対照)で、又は維持培地中で二倍試験濃度に 希釈された化合物(毒性対照,試験ウェル)で置き換えた。3時間37℃で湿らせ たCO2インキュベーター中で培養後、各培養基は、100μlの、維持培地(細胞 と毒性対照)を、又は、維持培地中に希釈されたウィルス[人サイトメガロウィ ルス(CMV,系統AD-169,ATCC VR-538)](ウィルス対照,化合物試験ウェル)を 受けた。全ての培養基を37℃で培養し、48及び72時間(ヘルペス)に、又は7、 10及び14日(CMV)に、ウィルス-誘発及び化合物-誘発の細胞変性効果(CPE )について、顕微鏡的に調べた。CPEは、0(無し)、1+(25%)、3+( 75%)又は4+(100%)細胞の単相(monolayer)破壊として等級づけた。次に 、これらのデータを50%化合物抑制濃度(IC50)を計算する為に使用した。 グアニレートキナーゼによるグアニンの非環式ヌクレオチド誘導体のホスホリ ル化効果(Vmax/Km比として定義)を、参照基質として使用したGMPのもの と比較した。パラメーターのVmax及びKmの測定の為に使用した測定法はナブ等 のArch.Biochem.Biophys.(1992)2 95,253-257に記載された通りであった。 投与されるべき活性化合物の量は、使用された特定投与単位、処置の期間、処 置される患者の年令と性、及び処置される病気の性質と程度に従って大きく変化 し得る。投与されるべき活性成分の合計の有効抗ウィルス量は、一般に、約1mg /kg〜100mg/kg、好ましくは3mg/kg〜25mg/kgの範囲である。単位投与形は25〜5 00mgの活性成分を含有し、一日あたり1回以上投与される。式I又は式IIの活性 化合物は、慣用の単位投与形を使用して経口的、非経口的、局所的又は経皮的に 投与されることが出来る。 「患者」という用語は、本明細書では、哺乳類、例えばマウス、ラット、ネコ 、イヌ、ウシ、ヒツジ、ブタ及びヒトを含めた霊長類を意味する。 経口投与には、硫酸化オリゴマーをカプセル剤、丸薬、錠剤、トローチ剤、ロ ゼンジ剤、溶融剤、散剤、溶液、懸濁液、又は乳濁液のような固体や液体の製剤 に処方できる。固体単位適量形式はカプセル剤でありうる。これは通常の硬殻又 は軟殻ゼラチン型のもので、例えば表面活性剤、潤滑剤、及び乳糖、庶糖、燐酸 カルシウム、及びトウモロコシ澱粉のような不活性充填剤を含有している。別の 態様では、本発明化合物類を乳糖、庶糖、及びトウモロコシ澱粉のような慣用の 錠剤某剤と一緒にし、アラビアゴム、トウモロコシ澱粉、又はゼラチンのような 結合剤;投与後の錠剤の崩壊と溶解を助けるための崩 壊剤、例えばバレイショ澱粉、アルギン酸、トウモロコシ澱粉、及びグアーゴム ;錠剤造粒の流れを改良し、錠剤ダイス及びパンチ表面への錠剤材料の接着を予 防するための潤滑剤、例えば滑石、ステアリン酸、又はステアリン酸マグネシウ ム、ステアリン酸カルシウム又はステアリン酸亜鉛;錠剤の美観を増強し、患者 に受け入れやすくするための染料、着色剤及び風味料と組み合わせて錠剤化でき る。経口液体適量形式の使用に適した付形剤は、水とアルコール、例えばエタノ ール、ベンジルアルコール、及びポリエチレンアルコールのような増量剤を包含 し、また製薬上受け入れられる表面活性剤、懸濁剤、又は乳化剤を加えても加え なくてもよい。 本発明の式1の化合物は、製薬担体を伴った生理学的に受け入れられる増量剤 中の注射適量として非経口的に、すなわち皮下、静脈内、筋肉内、又は腹腔内に 投与できる。担体は、無菌液体又は液体混合物であって、例えば水、食塩水、水 性デキストロース及び関連糖溶液;エタノール、イソプロパノール、又はヘキサ デシルアルコールのようなアルコール;プロピレングリコールやポリエチレング リコールのようなグリコール類;2,2-ジメチル-1,3-ジオキソラン-4-メタノール のようなグリセロールケタール;ポリ(エチレングリコール)400のようなエー テル類;油、脂肪酸、脂肪酸エステル又はグリセリド;又はアセチル化脂肪酸グ リセリドであり、また石鹸や洗 剤のような製薬上受け入れられる表面活性剤;ペクチン、カルボマー、メチルセ ルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、又はカルボキシメチルセルロ ースのような懸濁剤;又は乳化剤その他の製薬助剤を加えても加えなくてもよい 。本発明の非経口処方剤に使用できる油類の例は、石油、動植物、又は合成起源 のもの、例えば落花生油、大豆油、ごま油、綿実油、トウモロコシ油、オリーブ 油、ペトロラタム、及び鉱油である。適当な脂肪酸は、オレイン酸、ステアリン 酸、及びイソステアリン酸を包含する。適当な脂肪酸エステルは、例えばオレイ ン酸エチルとミリスチン酸イソプロピルである。適当な石鹸類は脂肪酸アルカリ 金属、アンモニウム及びトリエタノールアミン塩類であり、適当な洗剤は陽イオ ン洗剤、例えばジメチルジアルキルアンモニウムハライド類、アルキルビリジニ ウムハライド類、及びアルキルアミンアセテート類;陰イオン洗剤、例えばアル キル、アリール、及びオレフィンスルホネート類、アルキル、オレフィン、エー テル、及びモノグリセリドスルフェート類、及びスルホサクシネート類;非イオ ン性洗剤、例えば脂肪酸アミンオキシド、脂肪酸フルカノールアミド、及びポリ オキシエチレンポリプロピレン共重合体類;及び両性洗剤、例えばアルキル-β- アミノプロピオネート類、及び2-アルキルイミダゾリン第四級アンモニウム塩類 、並びに混合物を包含する。本発明の非経口組成物類は 典型的には溶液中に活性成分約0.5ないし約25重量%を含有する。防腐剤と緩 衝剤も有利に使用できる。注射部位の刺激を最小限化ないし排除するために、こ のような組成物類は約12ないし約17の親水/親油バランス(HLB)をもつ非イオン 性表面活性剤を含有できる。このような処方剤中の表面活性剤量は、約5ないし 約15重量%の範囲にある。表面活性剤は、上のHLBをもつ単一成分でもよく、ま た所望のHLBをもつ二つ以上の成分の混合物でもよい。非経口処方剤に使用され る表面活性剤の例は、ポリエチレンソルビタン脂肪酸エステルの部類、例えばソ ルビタンモノオレエートや、プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮 合で生成する疎水性基剤とエチレンオキシドとの高分子量アダクトである。 また、本発明の化合物類は局所的に投与できる。これは、好ましくはエタノー ルやジメチルスルホキシド(DMSO)のような経皮吸収を促進することが知られて いる溶媒を使用して、またその他の付形剤を加えて、又は加えずに、単に投与化 合物の溶液を調製することによって達成できる。好ましくは、局所投与は貯液型 や多孔性膜型、又は固体基剤変型のパッチを使用して達成される。また局所投与 は、目や耳に投与するのに適した溶液又は懸濁液中に本発明の化合物を混入する ことを含む。 適当な幾つかの経皮デバイスは合衆国特許第3.742,951号、第3,797,494号、第 3,996,934号、及び第4,031.894 号に記載されている。これらのデバイスは、一般に片面を構成する裏張り材、他 方の表面を構成する活性剤透過性の接着層、及び両表面の間にはさまれた少なく とも一つの活性剤含有貯液層を含んでいる。その代わりに、透過性接着剤層全体 に分布する複数のミクロカプセル中に活性剤を含有できる。いずれの場合も、活 性剤は貯液又はミクロカプセルから膜を通して活性剤透過性接着剤、継続的に運 ばれ、そしてこれは受容者の皮膚や粘膜と接触している。活性剤が皮膚を通して 吸収される場合、活性剤の制御された、所定の流れが受容者に投与される。ミク ロカプセルの場合、カプセル封入剤も膜として機能しうる。 本発明に従って化合物類を経皮投与するためのもう一つのデバイスでは、薬学 的活性化合物は基材中に含有され、そこから緩慢で、一定の制御された速度で送 り出される。基材は拡散又はミクロ多孔性の流れによる化合物の放出に対して透 過性である。放出は、速度制御的である。膜を必要としないこのような系は、米 国特許第3,921,636号に記載されている。これらの系では、少なくとも二つの型 の放出が可能である。基材が非多孔性の時に、拡散による放出が起こる。製薬上 有効な化合物は、基材自体の中に溶解し、拡散する。製薬上有効な化合物が基材 の多孔内の液相を通して運ばれる時には、ミクロ多孔性の流れによる放出が起こ る。 次の表は、R1とR2が存在するときにそれらが水素を表わし、R3とR4のそれ ぞれがOHを表わす本発明の好ましい化合物の幾つかを表わす。 次の表は、X1とX2がそれぞれNH2とOH、ZがCH2、WがWa、そしてT がCH2OCH2である本発明の好ましい化合物を表わす。R5及びR5'はそれぞ れCH3、CH2CH3、CH(CH32、CH2C(CH33又はベンジルである が、R5とR5'は同じではない。 5又はR5’として第三ブチルも含まれる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V N (72)発明者 ハラジー, サージ フランス国 ラガリグ エフ―81090 プ レイス デス バリース 1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 〔式中 X1はH又はNH2であり、 X2はOH又はNH2であり、 X3はH又はCH3であり、そして X4はNH2又はOHであり、 Zは何も存在しないことを表わすか、又は CH2、CH2CH2、CH2O、又はCH2OCH2であり、 Wは、 であり、ここでR1とR2の夫々は、独立にH、F、又はCH2OHであり、 Tは何も存在しないことを表わすか、T’又はT”であり、ここで T’はCH2CH2、CH=CH、CH2CH(OH)、 CH2CH(CH2OH)、又はCH2CH(CH2F) であり、 T”はCH=CH-CH(OH)、 CH=CH-CH(CH2OH)、CH2OCH2、 CH2OCH(CH2OH)、 CH2CH(CH2OH)CH2、 CH2CH2CH(OH)、 CH2CH2CH(CH2OH)、又は CH2CH2CH(CH2F)であり、そして R3とR4はそれぞれ独立に、OH、OR5、OR5'又は-O-CH(R6)-O-C (O)R5であるが、ただし、R3とR4のうちの一つがOHであるときには、他 方は-O-CH(R6)-O-C(O)R5でないことを条件とし、ここでR5とR5' はそれぞれ独立にC1-15アルキル又はベンジルであり、そしてR6はH又はC1-1 0 アルキルであり、 但し、TがCH=CH又はCH2CH2であって、WがWcでり、そしてZがC H2であるときは、同時にX1がNH2でなくかつX2はOHでないことを条件とし 、 但し、WがWeであるときは、Zは何も存在しないことを表わすか又はCH2 であることを条件とし、 但し、Tが何も存在しないことを表わすときは、WはWcでないことを条件と し、 但し、ZがCH2でありWがWaであるときには、TはCH=CHでありえな いことを条件とし、 但し、Zが何も存在しないことを表わしかつW=Wcであるときには、TはC H=CHではないことを条件とする。〕の化合物、それらの立体異性体形と立体 異性体形の混合物、互変異性形、及び製薬上受入れられる塩類。 2. W=Wa又はWbでありかつT=T”であるときにはZがCH2OCH2で なく; W=Wc又はWdでありかつT=T’であるときにはZがCH2OCH2で なく;又は W=Wc又はWdでありかつT=T”であるときにはZがCH2である、 請求項1に記載の化合物。 3. WがWa又はWcである請求項1に記載の化合物。 4. TがT’でありT’がCH=CHである請求項1に記載の化合物。 5. TがT”でありT”がCH2OCH2である請求項1に記載の化合物。 6. ZがCH2又はCH2Oである請求項1に記載の化合物。 7. 化合物が E-9-(5-ジヒドロキシホスホリル-3-メチリデン-4-ペンテニル)グアニン; E-9-[(4-ジヒドロキシホスホリル-2-メチリデン-3-ブテニロキシ)メチル]グ アニン; 9-(3-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)グアニン; Z-9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブテニル)グアニン; 9-(4-ジヒドロキシホスホリルメトキシ-2-ブチニル)グアニン; 9-(3-ジピバロルメトキシホスホニルメトキシ-2-メチリデン-プロピル)グアニ ン である請求項1に記載の化合物。 8. X1がNH2でありX2がOHである請求項1に記載の化合物。 9. 化合物が式Iからのもののみである請求項1に記載の化合物。 10.製薬上受入れられる担体と組合せた請求項1の化合物を含む製剤組成物。 11.DNAウィルス、レトロウィルス、又は腫瘍形成に関与するウィルスのウ ィルス感染の処置に使用する、請求項1に記載の化合物。 12.製薬活性化合物として使用する請求項1に記載の化合物。 13.任意付加的に製薬上受入れられる担体と組合せることもある、DNAウィ ルス、レトロウィルス、又は腫瘍形成に関与するウィルスのウィルス感染の処置 用製剤組成物の製造に於ける、請求項1に記載の化合物の用途。
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