JPH08507974A

JPH08507974A - 故障状態検知装置

Info

Publication number: JPH08507974A
Application number: JP6521246A
Authority: JP
Inventors: ジェイ．シュナイダー，リチャード
Original assignee: バーモ，インコーポレイティド
Priority date: 1993-03-19
Filing date: 1994-03-18
Publication date: 1996-08-27
Also published as: EP0689494A1; US5331831A; DE69401200T2; WO1994021421A2; CA2156261A1; ATE146391T1; AU6520494A; EP0689494B1; WO1994021421A3; DE69401200D1

Abstract

(57)【要約】本発明は、固定具のプレス（１０）の作動中の、例えばハードウエアが欠けている又は不適切な、故障状態を検知する装置である。それは、製作品（３８）の穴への固定具（４０）の挿入の際に、パンチ組立品（１８）に整列されかつそれと協働する製作品のダイ（３８）を有する。ダイは、パンチ組立品（１８）の作動に反応して往復運動するために配置された直線の移動部材（４４）を有する。故障状態が存在するかどうかを表示する、直線の移動部材（４４）の位置が検知され、更に、故障が存在する際には、警報表示が発生される。

Description

【発明の詳細な説明】故障状態検知装置〔背景技術〕本発明は、製作品の、例えば引っ掛けナット及びスタンドオフ（standoffs）である、固定具を半自動式に取着する、自動式のプレスに関する。製作品は、キャビネット又はシャーシの電気装置を製造するために使用される板状の金属板であることが可能である。通常穴は、固定具が挿入される位置のシートに予めパンチであけられる。プレスは、固定具を係合させるため及び固定具を予めパンチされた穴に打ち込むために適合されたパンチ組立品を有する。プレスは、固定具をパンチ組立品に運搬するために、固定具分配用組立品を有する。パンチ組立品はアンビル又はダイと協働し、その上には、シートが配置される。ダイは、ばねで付勢された整列用ピンを有する。プレスのオペレータはシートを配置し、ばねで付勢されたピンは、予めパンチされた穴を通じて延長する。それから、パンチ組立品は作動され、固定具を保持する。その挿入の往復動作の間、保持された固定具を備えたパンチ組立品は、ピンを格納された位置に付勢するばねで付勢されたピンと係合し、固定具は穴に締結される。従来の技術の自動化された固定具プレスは、上記について説明している。米国特許第３，４５２，４１８号は、この型式の従来の技術のプレスをより詳細に説明している。時折、固定具は製作品に適切に配置されない場合がある。例えば、固定具がパンチ組立品に適切に供給されず、それゆえ、パンチ組立品が作動される際に存在していないことがある。例えば特有の操作のために必要な長さと長さが異なる、不適切な固定具がパンチ組立品に供給される際に、他の障害状態が発生してしまう。更に、シート又は製作品が適切に配置されていないために、固定具は、その穴を部分的又は完全に貫通してしまう。オペレータが視覚的に障害状態に気付かない場合、例えば電気装置のためのキャビネットとしての組立品のような目的のために、製作品が次に使用されるまで明らかにならない。その時点では、続いて適切な構成に形成される製作品は、障害、不適切な配置、又は不適切なハードウエアのために、全て屑鉄にされなければならない。プレスのオペレータにとって非常に一般的なことは、これらの障害状態を検知又は気付き損なわないことである。オペレータは、短い期間に、複数のそれぞれの操作を管理する必要があり、障害を検知するために必要な集中力を欠いてしまう可能性がある。更に、オペレータは、気が散ってしまう可能性がある。欠陥のある製作品のために、欠陥のある部品を備えたより複雑な組立品を完成させようとする場合に、かなりの数の問題が生じてしまう。実際の損失は、単に欠陥のある部品よりも大きくなってしまう。従来の技術からこの問題を認識しているにもかかわらず、本発明以前には、適切な解決方法は開発されていなかった。〔発明の開示〕本発明は、自動的に、及びオペレータによって監視がなされる必要なく、不適切に又は欠けて固定具が取着されてしまう障害状態を検知する装置である。この検知装置は、正しい又は故障の作動状態を決定するために、ダイのばねで付勢された整列用ピンの直線の移動を使用する。より詳細には、本発明のダイは、一端から延長するばねで付勢された整列ピンを備えた管状部材である。直線の移動部材は、管状部材内に配置され、整列用ピンの反対側の端部から突出し、更にダイの軸に沿った往復運動のために配置される。収容用ピンの動作を移動部材に伝達する手段が提供される。好適な実施例では、移動部材は、管状のダイ内に摺動可能に収容されたロッドを有する。ロッドは、整列用ピンと接触し、それゆえ、ピンと協調して移動する。センサは、直線の移動部材の位置を検知する。好適な実施例では、センサは、超音波の又は光電子の近接センサであることが可能である。それから、センサによって発生される電気信号は処理されて、故障の操作が発生したかどうかを決定する。好適な実施例では、故障状態が検知されると、聴覚的な／視覚的な警報がオペレータに信号を発し、更に、固定具のプレスは不可能になり、故障状態が処理されかつ修正されるまで、オペレータは継続することができない。従って、本発明は、自動的な故障状態の検知を通じて従来の技術の問題を解決する。故障の検知は、あまり信頼できないオペレータの視覚的な監視に依存しない。更に、故障を検知する際に、オペレータは、故障が修正されるまで、プレスの操作を継続することができない。従って、本発明は、欠陥のある製作品を製造してしまう従来の技術の問題点を実質的に減少させる。本発明のこれらの及びその他の効果は、添付の図面、発明を実施するための最良の形態、及び請求の範囲を参照して明らかにされる。〔図面の簡単な説明〕図１は、本発明に関する故障検知を有する自動化された固定具のプレスの斜視図である。図２は、検知装置の斜視図の部分図である。図３は、検知装置の斜視図の分解された部分図である。図４は、作動方法を示している検知装置の線図である。図５は、本発明の一つの実施例で使用される信号処理及び制御回路の電気的な略図である。図６ａ及び６ｂは、本発明の検知装置の作用及び効果を説明するフローチャートを表す。〔発明を実施するための最良の形態〕図面に関し、同様の番号は、幾つかの図面を通して同様の部品を表し、本発明の自動化された固定具のプレスは、１０で説明される。プレス１０は、液体又は気体の巡回機構のハウジング１２と、固定具の供給用ホッパ組立品１４と、機械制御部品を有する電気制御パネル１６と、パンチ組立品１８とを具備する。固定具のプレス１０は、米国特許第３，４５２，４１８号で説明されている型式であり、その説明は、ここでは参考のために組み込まれている。市場で入手可能な、米国特許第３，４５２，４１８号で説明されている型式の固定具のプレスは、ＰＳ５００シリーズの名称でペムセッター（Pemsetter）から販売されている。この装置は、本発明が適用される市場で入手可能な固定具のプレスの一つの例にすぎない。その自動化された固定具のプレスの作用及び効果は、従来の技術で周知である。供給用ホッパ組立品１４は、固定具が保持される供給用ホッパ２０を有する。送路２２により、固定具は、供給用ホッパ２０からゲート組立品２４まで運搬される。上記米国特許第３，４５２，４１８号でより詳細に説明されているように、ゲート組立品２４は、固定具をパンチ組立品１８まで運搬する。アンビル又はダイ組立品２６は、パンチ組立品１８の下でハウジング１２に固定される。ダイ組立品２６は、図２及び３により詳細に示される。ダイ組立品２６は、固定用ブロック３０に添付された管状部材２８を有する。ばねで付勢されて格納可能なピン３２は、管状部材２８の上側端部３４から延長する。図４に示されるように、付勢用ばね３６は、ピン３２を、上側端部３４上に突出する位置まで付勢する。固定具を製作品上に取着するために、適切にパンチされた穴を備える製作品は、予めパンチされた穴を通じて延長するピン３２と共に、ダイ組立品２６に配置される。図４は、予めパンチされた穴に固定具４０を挿入するために、適切に配置された製作品３８を示す。直線の移動部材４４は、管状部材２８内に固定されかつその下部の端部４２から延長する。直線の移動部材４４は、部材２８の中心の長手軸に沿う往復運動のために、管状部材２８内に摺動可能に収容されたロッド４６を有する。ディスク４８は、ロッド４６に取着され、平坦な反射表面５０を有する。反射表面５０の下には、反射表面５４を有する反射部材５２が配置される。近接センサ５６が反射表面５４に整列して配置され、その結果、近接センサ５６からの信号は反射表面５０に伝達可能であり、反射表面５０からの帰還用信号が受信される。近接センサ５６は、従来の技術で周知の、超音波又は光電子のセンサであることが可能である。近接センサ５６によって受信された信号は、移動部材４４の位置を表す。以下より詳細に説明されるように、この信号は、処理されて、自動化されたプレスの作動状態を表示し、つまり、適切に作動されているか、上記説明されたような故障状態であるかを表示する。ダイ組立品２６及び移動部材４４は、図３でより詳細に示される。ピン３２は、第一部分３３と第二部分３５を有する。第一部分３３は、管状部材２８の端部３４を越えて突出する。第二部分３５は、第一部分３３より直径が大きく、第一部分３３が通過する開口部３９より直径が大きい。第二部分３５は、管状部材２８の（図示されない）内側表面と接触する管状表面３７を有し、管状表面３７は、部材２８内でピン３２を保持するための開口部３９を包囲する。ロッド４６は、第二部分３５と係合するキャップ４１を有する。ロッド４６は、中空のねじ切りされたボルト４７を通じて延長する。付勢用ばね３６は、ボルト４７とキャップ４１の間で保持される。（図示されない）内部のねじ部は、管状部材２８内の下部の端部に提供され、これらのねじ部は、ボルト４７の外部のねじ部と螺合し、部材２８を固定用ブロック３０に締結する。ディスク４８は、（図示されない）止めねじによってロッド４６に取着されるハブ部材４９を有する。好適な実施例では、直線の移動部材４４及びピン３２は分離された構成要素であるが、他方の実施例も、本発明の範囲内で予想されることが理解される。例えば、ピン３２及び部材４４は、一部材の直線の移動装置として一体に形成されることが可能であり、装置の一端は、製作品３８の穴の中に配置されるために管状部材２８から延長し、他端は、センサ５６によって検知されるために部材２８から延長する。図４に戻り、センサ５６からの信号を処理する電子回路を収容する制御パネル５８が説明される。パネル５８には、オペレータのための、複数の目に見える読み出し部が配置される。まず、プレスによって取着される固定具の稼働中の総数を示すハードウエアカウンタが存在する。読み出し部６２は、製作品３８が適切に配置されたことを決定する信号を、目に見えるように表示する。複数の電灯６４は、製作品３８が誤って整列されているか又は適切に配置されているかを示す。更に、製作品３８の適切な配置を表示する、検知される信号の範囲の数字の読み出し部が６６で提供される。詳細には、オペレータは、数字の読み出し部６６の値を設定可能であり、三つの表示灯６４は、検知された信号が選択された値の上、下又は範囲内かどうかを目に見えるように表示する。読み出し部６２は、キーエンス（Keyence）によって販売されているＲＶ−４１及びＲＶ−４２デジタルメータ継電器のような、表示部を有する従来の技術のデジタルメータ継電器の一部である。デジタルメータ継電器の一部である同様の表示部６８は、固定具に対する故障状態を示すために提供される。数字の読み出し部７０は、特有な固定具挿入操作の特有な固定具のために、センサ５６によって受信される信号の範囲に、オペレータによって設定されることが可能である。複数の表示灯７２は、検知された信号が範囲の上、下又は範囲内に入っているかを目に見えるように表示する。制御パネル５８の面には、付加の表示灯が配置される。電灯７４及び７６は、以下詳細に説明されるように、“長い”又は“短い”故障状態を示すために照らされる。電灯７８は、製作品３８が整列されていない場合に照らされる。電灯８０は、故障状態でなく、固定具のプレスが適切に作動している場合に照らされる。更に、制御パネル５８の面には、リセットボタン８２が提供され、その作用は、以下詳細に説明され、更に、オン／オフ式のスイッチ８４が提供される。パンチ組立品１８は、ばね８８によって延長された位置まで付勢されたパンチパイロット８６を有する。パンチパイロット８６によって保持されたばね９０は、固定具４０の直径より大きい直径まで弓形にされた部分を有し、パイロット８６がそれに侵入する際には、固定具４０を把持する。パンチ組立品１８は、米国特許第３，４５２，４１８号でより詳細に説明されており、従来の技術から周知である。理解されることとして、真空パンチ組立品のような他の周知の型式のパンチ組立品も本発明に使用可能であり、固定具は、真空手段によってパンチ組立品に把持及び保持される。図５は、信号の処理及び制御回路の好適な実施例を示す略図である。固定具のプレスへの処理及び制御回路の電気接続部は、９２で示される。これらは、９４及び９６の位置に１１０ボルト電源への一対の接続部と、９８の位置に固定具のプレスへの２４ボルト直流入力部と、固定具のプレスへの一対の脚部のスイッチの接続部１００及び１０２と、１０４の位置に固定具のプレスから制御回路への高圧信号入力部と、１０６の位置に固定具のプレスのハードウエアカウンタへの信号入力部とを有する。オン／オフ電源スイッチ８４は、一対のヒューズ１１０及び１１２に接続される。好適な実施例では、ヒューズ１１０は、０．５アンペア２５０ボルトのヒューズであり、ヒューズ１１２は、３アンペア２５０ボルトのヒューズである。１１０ボルト電源は、ヒューズ１１０を通じて２４ボルトの直流の規格の電源１１４まで供給される。更に１１０ボルト電源は、ヒューズ１１２を通じてセンサの処理及び制御回路まで供給される。回路内の様々な位置での１１０ボルト電源の接続は１で示され、電源のニュートラルな状態は２で示される。双投形継電器１１６は、製作品３８がハードウエアの位置に適切に配置されているかどうかの信号に対して、“整列されていない”継電器として作用する。好適な実施例の継電器１１６は、デイトン（Dayton）から入手可能であり、５Ｘ８２７Ｅの名称のモデルを有する。２４ボルトの直流遮断（latc hing）継電器１１８は、以下詳細に説明されるように、“長い”故障状態の表示と共に作用し、２４ボルトの直流遮断継電器１２０は、“短い”故障状態の表示部として作用する。好適な実施例の継電器１１８及び１２０は、ＫＵＬ−１１Ｄ１５Ｄ−２４の名称のモデルを有するポッターアンドブラムフィールド（Potter and Brumfield）から入手可能である。第三の継電器１２２は、１２０ボルトの “オン”の遅延（delay）継電器であり、好適な実施例では、０．３７秒の遅延に設定されている。継電器１２２は、６Ａ８５２の名称のモデルを有するデイトンから入手可能である。デジタルメータ継電器１２４は、製作品３８の適切な配置の決定と関連している。デジタルメータ継電器１２６は、“短い”又は“長い ”故障状態の表示に関連している。デジタルメータ継電器１２４及び１２６は、標準的であり、ＲＶ−４１及びＲＶ−４２の名称のモデルでキーエンスから市場では入手可能である。脚部のスイッチ接続部は、１２８の位置で示される。センサ５６は、３及び４の位置で示される接続部によって示されるように、調整された電源１１４から２４ボルトの直流で電源が供給される。ボルトが使用されるセンサの出力は、端子２０で示され、デジタルメータ継電器１２６及びデジタルメータ継電器１２４への入力部として提供される。リセットスイッチ１３０は、調整された電源１１４の２４ボルトの直流出力部と、端子６の位置に示されるような継電器１１８及び１２０へのリセット入力部との間で接続される。製作品の整列表示ランプ７８は、継電器１１６に接続され、かつ１１０ボルト電源の負の又は中性の端子に接続される。“長い”故障状態のランプ７４は、継電器１１８の出力部に接続され、更に１１０ボルト電源の負の又は中性に接続される。“短い”故障状態の表示ランプ７６は、継電器１２０の出力部に接続され、１１０ボルト電源の負の又は中性の端子に接続される。適切な作動状態のランプ８０は、脚部のスイッチの接続部１２８に、及び１１０ボルト電源の負の又は中性に接続される。デジタルメータ継電器１２６は、継電器１２２の入力部である“短い”信号の出力部を２２に位置に有する。“短い”出力信号は、２４ボルトの直流アナログ信号である。デジタルメータ継電器１２６は、継電器１２２への入力部である“ 長い”出力信号を２３の位置に有する。これも２４ボルトの直流アナログ信号である。デジタルメータ継電器１２６からの２５の位置の出力部は、端子１０６に示されているような固定具のカウンタへの入力部である。継電器１２６への他の入力部は、５の位置に示されているような端子１０２からの高圧信号である。この信号もまた継電器１２２への入力である。デジタルメータ継電器１２４は、製作品３８が適切に整列されているかどうかを表示する信号を供給する、２４の位置に示された出力部を有する。これは、ピン３２が、製作品３８の予めパンチされた穴の中に配置されかつそこから延長しているかどうかを意味する。継電器１２４からのこの出力信号は、継電器１１６への入力である。 “オン”の遅延の継電器１２２は、“長い”故障の継電器１１８に接続された、１３の位置の出力部を有する。継電器１２２は、“短い”故障状態の継電器１２０に接続された出力部１２を有する。継電器１１６からの９の位置の出力部は、継電器１２０への入力部として接続された８の位置の出力部を有する継電器１１８への入力部として接続されている。継電器１２０は、１０２の位置の固定具のプレスのために、脚部のスイッチの接続部に接続された７の位置の出力部を有する。以下、本発明の操作が説明される。以前の操作から故障状態が存在しない場合、オペレータは、予めパンチされた穴を延長するピン３２と共に製作品３８を配置する。ピン３２が予めパンチされた穴に完全に延長されると、デジタルメータ継電器１２４への入力であるセンサ５６からの信号は、適切な予めセットされた範囲内に入り、製作品３８が適切に配置されたことを示す。２４の位置の出力信号は、継電器１１６を作動させる。これは、ハードウエアの配置に適切な位置に製作品３８が位置することを示すランプ８０を点灯する。製作品３８が適切な位置にない場合、例えば、製作品３８がピン３２上に横設されて、ピン３２を下方に移動させてしまう場合、入力部として提供されているセンサ５６からデジタルメータ継電器１２４への出力信号は、許容される範囲から出てしまい、２４の位置の出力信号は存在しなくなる。その場合、継電器１１６は止められ、ランプ７８にエネルギが供給されかつ脚部のスイッチの作動は抑制される。製作品３８が適切に位置しかつ以前のプレスの操作が故障状態をもたらしていない場合、“行け”の信号は、継電器１１６から継電器１１８及び１２０を通じて固定具のプレスの脚部スイッチ１０２まで伝達される。電気的に連続するこの通路により、作動者が手動で脚部のスイッチを作動させる際に、プレスは作動されて固定具を挿入する。脚部スイッチが手動で作動される場合、操作の開始を表示する高圧の信号が、遅延継電器１２２への入力として供給される。以前示されたように、継電器１２２は、設定されて約０．３７秒の遅延を有する。この遅延により、プレス作動が開始された後に、適切な期間の時間に、継電器１２２が“短い”又は“長い”入力信号２２及び２３を測定することが保証される。言い換えれば、遅延継電器の目的は、固定具を備えたパンチ組立品１８が下方への往復運動で故障検知が行われる位置に移動するまで、故障検知の作動が遅延させることである。以下の議論は、“短い”故障状態を想定している。短い状態は、ハードウエアが欠けている場合に、つまり、供給用ホッパ２０が空の場合に、起こることが可能であり、その結果、固定具は、ゲート組立品２４によってパンチ組立品１８に提供されない。ハードウエアが下方へ移動する際にパンチ組立品１８から落下する場合、又は適切な長さでない、つまり必要な長さより短い固定具が使用される場合、“短い”状態が発生可能である。これらの故障状態いずれの場合にも、ピン３２は、適切な距離押し下げられず、従って、直線の移動部材４４は、往復運動する軸に沿って適切な距離移動しない。これは、センサ５６の信号出力に影響を及ぼす。デジタルメータ継電器１２６からの“短い”信号出力は、継電器１２０への入力部である遅延継電器１２２から“短い”信号１２の出力を発生する。このため、継電器１２０は、照明用警報ランプ７６を“オン”し、継電器１２０の入力部８から出力部７を分離する。これは、スイッチ端子１０２への電気的に連続する通路を遮断し、その結果、脚部のスイッチを作動させるオペレータの、押し下げる次の操作が不可能にされる。従って、オペレータは、リセットスイッチ１３０を使用して制御回路をリセットすることなく、製作品３８の次の予めパンチされた穴に進むことができない。警報ランプ７８６と共に次の操作をこのように抑制すると、オペレータには、修正を必要とする故障状態が表示される。以下の議論は、“長い”故障状態を想定している。“長い”故障状態は、ハードウエアが間違った大きさ、つまり長すぎる際に、又はパンチ組立品が打ち損なわれた際には、“長い”故障状態が発生可能であり、パンチ組立品の打ち損ないにより、金属は製作品３８から移動されて、固定具４０と共にピン３２と接触してしまう。理解されるように、この故障状態もまた、ピン３２の移動、及び引き続き往復運動する軸に沿った直線の移動部材４４の配置に影響を与える。継電器１２６からの“長い”故障状態の信号出力は、遅延継電器１２２への入力２３である。継電器１２２で“長い”故障状態を受信する際に、継電器１１８への入力である出力１３が存在する。信号は、継電器１８を“オン”して、警報ランプ７４を照らしかつ脚部のスイッチとの電気的導通を遮断し、更に、プレスの作動を抑制する。再び、オペレータは、リセットスイッチ１３０を使用してセンサ制御回路を手動でリセットすることなく、引き続き操作を続けることはできない。故障が発生しないこの操作では、デジタルメータ継電器１２６は、ハードウエアカウンタ１０６への入力である出力信号２５を有する。従って、カウンタ表示部６０は、故障のないハードウエアの移動操作のみの読み出し部を提供する。図５Ａ及び５Ｂは、ブロックダイアグラムの形式で、本発明の操作を説明する。まず、オペレータは、電源スイッチ８４をオンして固定具のプレスを作動させる。それから、オペレータは、製作品３８が適切に位置するかどうかを決定する。適切でない場合には、製作品３８は、再び整列される。製作品３８が適切に位置する場合には、オペレータは、手動で脚部のスイッチを作動させる。ピン３２の動作に反応して、直線の移動部材４４は、下方に移動する。センサ５６は、制御回路に連続してアナログ信号を提供する。制御回路は、センサ５６によって発生された信号を分析し、信号を校正された基準と比較する。信号が校正された基準内の場合、製作品３８の固定具４０は適切に配置されている。カウンタは操作を記録し、装置は次のサイクルの準備を行う。センサからの信号が校正された基準内でない場合、信号は、移動部材４４の移動が予め設定された基準より大きいか小さいということを示す。移動が校正された基準より大きい場合、制御回路は装置の作動を抑制しかつ“長い”表示灯が照らされる。それから、オペレータは、ハードウエアが長すぎるのか、又は部品が打ち損なわれたのかを確認する。問題を修正する際、オペレータは制御をリセットし、かつ装置は次の操作の準備をする。移動が校正された基準より小さい場合、再び制御は装置の操作を抑制し、 “短い”表示灯は照らされる。それから、オペレータは、ハードウエアが、欠けているのか、間違った長さなのか、又はパンチ組立品１８に不適切に取着されているのかどうかを確認する。ハードウエアが欠けている場合、オペレータは制御をリセットし、それから装置は、同じ位置に固定具を再び挿入する試みを行う準備をする。固定具又はハードウエアに問題がある場合、それは破棄され、制御はリセットしかつそれから機械は次の部品の準備をする。上記説明から確認できることとして、本発明は、従来の技術の自動化された固定具に関連する多くの問題を解決する。詳細には、それは、プレスが適切に作動しているかどうか、又は故障状態が存在しているかどうかを自動的に検知する。更に、故障状態の検知の際には、プレスは、故障状態の処理及び機械のリセットを行うオペレータを必要とする、更なる操作が抑制される。従って、本発明は、ハードウエアが欠けている又は不適切なために不完全な製作品が発生してしまう機会をかなり減少させる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８【提出日】１９９５年３月８日【補正内容】請求の範囲１．製作品の穴に固定具を挿入するパンチ組立品（１８）を有する型式の固定具のプレス（１０）の、作動中の故障状態を検知する装置において、製作品のダイ（２６）は、一般に該パンチ組立品に整列されかつ該ダイの軸に沿った往復運動のために配置された格納可能なピン（３２）を有し、ばね手段（３６）は、該製作品の該穴の中に収容された第一の延長された位置の方に該ピンを付勢し、該ピンに作用して結合された直線の移動部材（４４）を具備し、該直線の移動部材は、該ピンの往復動作と協調して該軸に沿って移動し、該直線の移動部材の位置を検知しかつ該位置を表す信号を発生するために配置されたセンサ（５６）を具備し、該信号を処理するため、及び故障状態が存在する際には故障状態を説明するために、該センサに結合された手段（５８）を具備する、装置。２．該製作品のダイは、第一及び第二の端部を有する管状部材を具備し、該ピンは該第一の端部から延長し、該直線の移動部材は該第二の端部から延長する請求項１に記載の故障検知装置。３．該直線の移動部材は、更に、該管状部材内に摺動可能に収容されたロッドを具備し、該ロッドは、該ピンに接触する第一の端部と、該管状部材の該第二の端部から延長する第二の端部とを有する請求項２に記載の故障検知装置。４．該ロッドは、該管状部材の該第二の端部と共に収容される中空の固定具によって該管状部材内に固定され、該ロッドは、該固定具を通じて延長する請求項３に記載の故障検知装置。５．該ロッドは、該ピンに接触して、該ロッドの該第一の端部の位置にキャップ部材を有し、該ばね手段は、中を該ロッドが延長するコイルばねを具備し、該ばねは、該キャップと該固定具の間で保持される請求項４に記載の故障検知装置。６．該センサは、更に、該直線の移動部材から反射されかつ該センサによって検知される信号を発生する近接センサを具備する請求項２に記載の故障検知装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims

【特許請求の範囲】１．固定具を製作品の穴に挿入するパンチ組立品を有する型式の固定具のプレスの操作の際の、故障状態を検知する装置において、（ａ）格納可能なピンを有する製作品のダイを具備し、該ピンは、一般に該パンチ組立品に整列されかつ該ダイの軸に沿った往復運動のために配置され、（ｂ）ばね手段を具備し、該ばね手段は、該製作品の穴に収容される第一の延長された位置の方に該ピンを付勢し、（ｃ）作用して該ピンに結合された直線の移動部材を具備し、該直線の移動部材は、該ピンの往復運動に一致して該軸に沿って移動し、（ｄ）センサを具備し、該センサは、該直線の移動部材の位置を検知しかつ該位置を表す信号を発生し（ｅ）故障状態が存在する際に、該信号を処理しかつ故障表示を発生する該センサに接続された手段を具備する、装置。２．該製作品のダイは、第一及び第二の端部を有する管状部材を具備し、該ピンは該第一の端部から延長し、該直線の移動部材は該第二の端部から延長する請求項１に記載の故障検知装置。３．該直線の移動部材は、更に、該ピンに接触する第一の端部と、該管状部材の該第二の端部から延長する第二の端部とを有する、該管状部材内に収容された摺動可能なロッドを具備する請求項２に記載の故障検知装置。４．該ロッドは、中空の固定具によって該管状の部材に固定され、該中空の固定具は、該固定具を通じて延長する該ロッドを備えた該管状部材の該第二の端部と共に収容される請求項３に記載の故障検知装置。５．該ロッドは、該ピンと接触する該第一の端部にキャップ部材を有し、該ばね部材は、中を該ロッドが延長するコイル状のばねを具備し、該ばねは、該キャップと該固定具の間で保持される請求項４に記載の故障検知装置。６．該センサは、更に、信号を発生する近接センサを具備し、該信号は、該直線の移動部材から反射されかつ該センサによって検知される請求項２に記載の故障検知装置。７．製作品に固定具を挿入するプレスにおいて、（ａ）往復運動するパンチ組立品を具備し、（ｂ）固定具を該往復運動するパンチ組立品の通路に運搬するための分配手段を具備し、（ｃ）格納可能なピンを有する製作品のダイを具備し、該ピンは、一般に該パンチ組立品に整列されかつ該ダイの軸に沿った往復運動のために配置され、（ｄ）該製作品の穴に収容されるために、該ピンを第一の延長された位置に付勢するばね手段を具備し、（ｅ）該ピンに作用して結合された直線の移動部材を具備し、該直線の移動部材は、該ピンの往復運動と協調して該軸に沿って移動し、（ｆ）センサを具備し、該センサは、該直線の移動部材の位置を検知するため、及び該位置を表す信号を発生するために配置され、（ｇ）該センサに接続された手段を具備し、該手段は、故障状態が存在する際に、該信号を処理しかつ故障表示を発生する、プレス。８．固定具を製作品の穴に挿入するためのパンチ組立品を有する固定具のプレスの型式の操作中に故障状態を検知する装置において、（ａ）一般に該パンチ組立品に整列された製作品のダイを具備し、該ダイは、第一及び第二の端部を備えた管状の部材を具備し、（ｂ）該管状の部材の長手軸に沿った往復運動のために該管状部材内に配置された直線の移動装置を具備し、該直線の移動装置は、該製作品の穴に収容されるために適合される第一の端部を有し、その際に該第一の端部が該管状部材の該第一の端部から延長された位置に位置し、該直線の移動装置の位置は、プレスの作動中に故障状態が発生しているかどうか表示し、（ｃ）該直線の移動装置を該延長された位置の方に付勢するばね手段を具備し、該第一の端部は、該パンチ組立品の該固定具の挿入往復運動の際に、該パンチ組立品によって係合され、（ｄ）該管状部材の長手軸に沿った該直線の移動装置の位置を表示し、故障状態が存在する際には故障の表示を発生する手段を具備する、装置。９．該直線の移動装置は、該管状部材の該第二の端部から延長する第二の端部を有し、該検知手段は、更に、該第二の端部の位置を検知するため及び該位置を表す信号を発生するために配置された近接センサを具備し、更に該センサに接続され、故障状態が存在する際には該信号に反応して故障の表示を発生する、信号処理手段を具備する請求項８に記載の故障検知装置。