JPH08507901A - 強い熱を発生する電気的な作用ユニットを有するキャビネットのための通風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、キャビネット、特にデータ処理のキャビネットのための通風装置であって、前記キャビネットが、タワー状に互いに上下に重ねられた著しい熱を発する作用ユニットを有している形式のものに関する。一般的にそれぞれの作用ユニットには個別の１つのファンが配属されていて、熱い空気の導出は各キャビネットの上側を介して行われる。しかしながらしばしば空気の流出はキャビネットの前側又は後側でも所望される。従って本発明の課題はそのような形式の通風装置を提供することである。この課題を解決するために本発明の構成では、キャビネット（１）の真ん中の高さ位置で４つの同一のファンユニット（２）が次のように、すなわちそれぞれ２つづつのファンユニット（２）が互いに上下にかつ１８０゜づつ回転されて位置し、２つのファンユニット（２）が同じ位置で互いに隣接して位置するように、配置されている。ファンユニットは両長手方向側面で開放されているファンケーシング（３）から成っていて、該ファンケーシング（３）内には少なくとも１つのアキシアル−ラジアル−ファン（４）が位置している。２つのファンユニットがそれぞれ間隔なしに互いに上下に位置していて、他方別の２つのファンユニットが互いに所定の間隔を保って配置されていて、これにより該ファンユニット（２）の間に水平に延びる空気通路（５）が形成される。ファンユニット（２）の各後側若しくは前側がキャビネットの構成部材によって閉鎖されている。

Description

【発明の詳細な説明】 強い熱を発生する電気的な作用ユニット を有するキャビネットのための通風装置 本発明は、キャビネット、特にデータ処理用のキャビネットのための通風装置 であって、前記キャビネットが、部分的にルーバを備えたドアと、強い熱を発生 する構成部分を含むタワー状に互いに上下に重ねられた作用ユニットとを有して いる形式のものに関する。 特にデータ処理のキャビネット内には、強い熱を発生する構成部分を有する作 用ユニットがしばしば備えられている。この場合作用ユニットはタワー状に互い に上下に配置されている。空気を冷却し導出するためには、個々の作用ユニット のためにファンが設けられている。このファンによって高温の空気はしばしばキ ャビネットの上側でのみ吹き出される。しかしながら、別の位置における高温の 空気の導出もしばしば望まれている。 従って本発明の課題は、高温空気の流出が、水平方向で行われるような通風装 置を提供することである。 この課題を解決するために本発明の構成では、ケー シングの真ん中の高さ位置で、同一の４つのファンユニットが次のように、すな わちそれぞれ２つづつのファンユニットが互いに上下にかつ１８０°づつ回転さ れて位置し、２つのファンユニットが同じ位置で互いに隣接して位置するように 、配置されていて、ファンユニットが両長手方向側面で開放されているファンケ ーシングから成っていて、該ファンケーシング内には少なくとも１つのアキシア ル−ラジアル−ファン（ダイアゴナルファン）が位置していて、該アキシアル− ラジアル−ファンの回転軸線が、ファンケーシングの底面若しくは上面に対して 垂直に配置されていて、それぞれ一方の２つの互いに上下に位置するファンユニ ットが、間隔なしに互いに上下に位置していて、他方の２つのファンユニットが 、互いに所定の間隔を保って配置されていて、これにより該ファンユニットの間 に水平に延びる空気通路が形成されて、ファンユニットの各後側若しくは前側が キャビネットの構成部材によって閉鎖されている。 閉鎖する構成部材として本発明では、キャビネットドアの一部又は背壁の一部 が、高温空気の所望の流出開口部に応じて使用される。さらに、キャビネットの 内部に閉鎖のためのクロスメンバ又はカバーが設けられていてもよい。 このような手段により、キャビネットにおける空気 流の変向は鉛直方向から水平方向へ簡単に行われる。作用ユニットはこのことに より最適に通風され、高温空気の流出は各キャビネットの後側又は前側で行うこ とができるようになる。 第１図及び第２図に従って本発明を詳しく説明する 第１図は、タワー状に形成された作用ユニットと真ん中のファンとを備えたキ ャビネットを示す図である。 第２図は、ファンユニットの平面図及び側面図及び前方から見た図である。 電気的な作用ユニット８は、図１に示したようにタワー状に互いに上下にキャ ビネット１内で配置されている。キャビネット１の前側にはドア６が設けられて いて、このドア６には空気を流出させるために部分的にルーバが設けられている 。キャビネット１の後側にはカバー７が位置していて、このカバー７も同様に通 気できるように形成されていてよい。 ４つのファンユニット２はキャビネット１のほぼ真ん中に配置されているので 、キャビネット１の、上方の作用ユニットも下方の作用ユニットも良好に通気さ れ得る。この場合、互いに上下に位置する作用ユニット８の２列のスタックが設 けられている。タワー状の 構成部材の数はそれぞれの使用例に応じて変化できる。 作用ユニット８の各スタックには、互いに上下に位置する２つのファンユニッ ト２が配属されていて、この場合、作用ユニットの、前ドア近くのスタックでは 、下方のファンユニット２が底部に、上方のファンユニット２が上部に取り付け られる。第２のスタックでは、ファンユニット２が互いに上下に、但し互いに所 定の間隔を保って配置されていて、同様に下方のファンユニット２が底部に、上 方のファンユニット２が上部に取り付けられている。これにより空気通路５が形 成され、この空気通路５を通って前側の２つのファンユニット２によって導出さ れた空気がキャビネットの後側で排出される。他方、後側の２つのファンユニッ トによって吸い込まれた空気は直接的にファンユニットから水平に流出して後側 で導出可能である。４つの全てのファンユニットの後側面は開放されているが、 前側面は閉鎖されている。前ドア側のファンユニット２の前側面の閉鎖９はキャ ビネットドア６を介して行われ、後側に取り付けられたファンユニット２の前側 面の閉鎖はキャビネットにはめこまれたクロスメンバ１０によって行われる。後 方のスタックがその下方の領域で作用ユニット１１を有していて、この作用ユニ ット１１の全長がキャビネットスペースを満たしていないので、この場所には、 キャビネットの下面で吸い込まれ た空気が誤った通路で作用ユニット１１のそばを通って無駄に流出してしまうこ とを回避するために、別の閉鎖装置がカバー１２の形で設けられる。キャビネッ トの上方に配置された作用ユニットのための吸込領域は、同様にルーバを備えた カバープレート１３を介して得られ、キャビネット１の下方部分に位置する作用 ユニットのための吸込領域は、ルーバを備えたドア６の、下方の部分領域を介し て得られる。 図２に示したように、ファンユニット２にはそれぞれ３つのアキシアル−ラジ アル−ファンが位置している。ファンケーシング３の長手方向側面はこの場合開 放されていて、幅の狭い方の側面は閉鎖されている。空気はファンユニット２の 、開放された両長手方向側面で流出する。長手方向側面の一方を閉鎖することに より、空気流出を他方の長手方向側面に移すことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シュミット， ハインリッヒ ドイツ連邦共和国 Ｄ―33129 デルブリ ュック―ボーケ プファラー クンダース シュトラーセ ９ 【要約の続き】 ユニットがそれぞれ間隔なしに互いに上下に位置してい て、他方別の２つのファンユニットが互いに所定の間隔 を保って配置されていて、これにより該ファンユニット （２）の間に水平に延びる空気通路（５）が形成され る。ファンユニット（２）の各後側若しくは前側がキャ ビネットの構成部材によって閉鎖されている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． キャビネット、特にデータ処理用のキャビネットのための通風装置であ って、前記キャビネットが、部分的にルーバを備えたドアと、著しい熱を発する 構成部分を含むタワー状に互いに上下に重ねられた作用ユニットとを有している 形式のものにおいて、 ケーシング（１）の真ん中の高さ位置で、４つの同一のファンユニット（２） が次のように、すなわちそれぞれ２つづつのファンユニット（２）が互いに上下 にかつ１８０°づつ回転されて位置し、２つのファンユニット（２）が同じ位置 で互いに隣接して位置するように、配置されており、ファンユニットが両長手方 向側面で開放されているファンケーシング（３）から成っていて、該ファンケー シング（３）内には少なくとも１つのアキシアル−ラジアル−ファン（４）（ダ イアゴナルファン）が位置していて、該アキシアル−ラジアル−ファン（４）の 回転軸線が、ファンケーシング（３）の底面若しくは上面に対して垂直に配置さ れていて、それぞれ一方の２つの互いに上下に位置するファンユニット（２）が 、間隔なしに互いに上下に位置していて、他方の２つのファンユニット（２）が 、互いに所定の間隔を保って配置されていて、これにより該ファンユニット（２ ）の間に水平に延びる空気通路（５）が形成され、ファンユニットの各後側若し く は前側がキャビネットの構成部材によって閉鎖されていることを特徴とする、キ ャビネットのための通風装置。 ２． 閉鎖する構成部材として、キャビネットドア（６）の一部又は背壁（７ ）の一部が働く、請求項１記載のキャビネットのための通風装置。 ３． 閉鎖装置がキャビネット内ではクロスメンバ（１０）又はカバー（１２ ）から成る、請求項１又は２記載のキャビネットのための通風装置。