JPH08507589A - 弁ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 弁ブロックが給排気のための長手方向通路（１１乃至１５）と、該通路に対し横方向の作業通路（１６，１７）と、所定の孔パターンで接続側部（１８）に開口している接続通路（２１乃至２７）と、電気的な配線装置のためのシャフト（１９）とを有している。ベースプレートの接続側部（１８）上に少くとも１つのユニットが付設されており、該ユニットは、１つの切換弁（２）と該切換弁を制御する２つのパイロットバルブ（３，４）とから成っている。パイロットバルブ（３，４）は１つのケーシング（４１）内に配置されており、該ケーシング（４１）は付設面（４２）によって切換弁（２）の端面（４３）に固定されている。ケーシング（４１）の下面（２９）において突出している差込み基体（９２）は、ベースプレートの透し孔（９７）を貫通してシャフト（１９）に係合して突出する接触ラグ（９３，９４）を有しており、該接触ラグ（９３，９４）はプリント配線板（２０）の接触端子（９５，９６）に結合させられている。付設公差を最小に抑えるためプレート状の付加部（１０１）が、パイロットバルブ（３，４）のケーシング（４１）の下方端部において切換弁（２）とベースプレート（１）との間で側方に突出しており、該付加部（１０１）はベースプレート（１）の孔パターンに対応する貫通孔（１０２乃至１０７）を有している。

Description

【発明の詳細な説明】 弁ブロック 技術分野 本発明は請求項１の上位概念に基く弁ブロックに関する。 背景技術 例えば米国特許第４７２６３９３号明細書で公知のこの種の弁ブロックの場合 には、パイロットバルブが上側から切換弁と配管シャフトとの間でベースプレー ト内に螺入され、かつベースプレート上に切換弁の高さで電磁石が載設されてお り、更に電磁石のケーシングに配置された結合差込み体が、配管シャフトを介し てベースプレート内に挿入された差込み体ソケットに連結されている。切換弁、 パイロットバルブ及びその電磁石をベースプレート上へ組み立てるということは 、公知の弁ブロックの場合人手を要しかつこれを慎重に行わなければならない。 発明の開示 請求項１に記載の特徴を備えた本発明の弁ブロックは、電磁石を個々の切換弁 及びそのパイロットバルブと一緒に夫々１つのユニットとしてベースプレート上 に組み立てることができ、更に組み込まれたプラグ結合部を用いて組立を付加的 に短縮しかつ簡素化するこ とができるという利点を有している。これに加えて、電磁石パイロットバルブの ケーシングとその１体状の付加部とによって形成された、プラグが起立している 下面に関しては、空気貫通孔と電気的な接続部との間に極めて小さな公差しか考 慮されえないようになっている。それは、接続部が唯１つの鋳型で製造されるか らである。このため電気接続部はこれを極めて容易にシールすることができるの で、非常に高い電気的な保護形式が保証されている。ひいては更に、保証された 保護形式を制限することなしに顧客が組立を行うことができる。パイロットバル ブの電磁石はケーシングによって完全に取り囲まれているため、外方に向って電 圧を導くような部分が存在していない。従って耐震プラグが必要でない。 請求項２以下に述べられている手段によって、請求項１で説明した弁ブロック の別の有利な構成が可能である。 図面の簡単な説明 本発明の実施例を図面に図示し、次にこれを詳細に説明する。その際図１は本 発明の弁ブロックの断面図を、図２は弁ブロックの第２の実施例の部分的に切断 した図を、夫々示している。 実施例の説明 弁ブロックはベースプレート１と、該ベースプレート１上に平行並列状に組み 付けられた複数の切換弁２ とを有し、該切換弁２は該切換弁に付設されて電磁的に作動するパイロットバル ブ３，４によって制御されている。ベースプレート１内には、長手方向でみて平 行な給気及び排気のための複数の通路１１，１２，１３，１４，１５と、該通路 １１乃至１５に対し横方向に延びる、作業空気のための夫々２つの通路１６，１ ７とが延びており、該通路１６，１７に消費機が接続されている。これらの通路 １１乃至１７に袋孔２１乃至２７が接続されており、その切換弁２への供給のた めの開口部は、公知の孔パターン、例えばＤＩＮ IＳＯ５５９９／１に基いて ベースプレート１の上方に位置する接続側部１８に開口している。更にベースプ レート１内には通路１１乃至１５に対し平行に、電気的な配線装置、例えばプリ ント配線板２０を取り付けるための、ほぼ方形の横断面を備えたシャフト１９が 延びている。 例示的に図示された、消費機を制御するための切換弁２は、直方体状のケーシ ングを備えた５ポート２位置切換弁であり、その下面２９にはベースプレート１ の孔パターンに適合した給気孔、排気孔及び制御孔３２乃至３６が開口している 。ケーシング３１の貫通孔３１内には制御スライダ３８が配置されており、該制 御スライダ３８は２つの調節ピストン３９，４０によって作動可能である。 調節ピストン３９，４０乃至制御スライダ３８を制 御するため、各１つの電磁石４５，４６によって作動する、３ポート２位置弁と して構成された両パイロットバルブ３，４が役立っており、該パイロットバルブ ３，４は直方体状のケーシング４１内に配置されており、該ケーシング４１はそ の平らな付設面４２によって、ベースプレート１のシャフト１９を介して切換弁 ２の端面４３に固定されている。ケーシング４１は有利にはプラスチックから鋳 造されていて、電磁石４５，４６をその可動子４７，４８と共に形状接続的に受 容している。可動子４７，４８のシール面５３，５４と協働しているパイロット バルブ３，４の弁座５１，５２は、カバー６１内に配置されており、該カバー６ １がパイロットバルブ３，４のケーシング４１の上面に固定されている。弁座５ １，５２に対し中心部に給気通路が設けられており、該給気通路は、カバー６１ 内の孔６２乃至６５、ケーシング４１内の孔６６及び電磁弁２のケーシング３１ 内の孔６７，６８並びに両ケーシング３１及び４１を結合している取付けスリー ブ６９とから構成されていて、ケーシング３１内の給気室から出発している。 電磁石４５，４６、その可動子４７，４８及び両パイロットバルブ３，４の弁 座５１，５２は、有利には直列状に相前後してケーシング４１内の切換弁２の弁 スライダ３８の軸線の延長部内に配置されており、その際両ケーシング３１及び ４１は、同一の肉厚を有し かつ一緒に組み立てられて、１つの細長いユニットを形成している。 パイロットバルブ３，４の制御チャンバ７１，７２から、カバー６１内の孔７ ３とケーシング４１内の孔７４とから成っている通路が一方の調節ピストン３９ の作業室７５に案内されており、またカバー６１及びケーシング４１，３１並び に端面カバー８１内の孔７６乃至７９から成っている通路が、他方の調節ピスト ン４０の作業室８２に案内されている。有利には両調節ピストン３９，４０のた めの作業室７５及び８２が、パイロットバルブ３，４のケーシング４１内及び端 面カバー８１内に配置されている。パイロットバルブ３，４を排気するため、孔 ８４乃至８７から成る通路がベースプレート１内の袋孔２１に案内されている。 パイロットバルブ３，４の電磁石４５，４６と電気的な配線装置のプリント配 線板２０とを電気的に接続するため、パイロットバルブ３，４のケーシング４１ の下面９１に差込み基体９２が突き出ており、該差込み基体９２内には、ケーシ ング４１内の図示されていない接続導線を介して電磁石４５，４６に電気的に接 続されている３つの接触ラグ９３，９４が配置されている。ベースプレート１の シャフト１９内に突き出ている接触ラグ９３，９４は、電気的な接続を形成する ためプリント配線板２０内に配置された接触端子９５，９６に適切に係止してい る。差込み基体９２を挿入 しかつ受容するためベースプレート１内のシャフト１９の領域に、袋孔２１乃至 ２７の孔パターンの軸線の方向に配向された透し孔９７が配置されている。基体 ９２の外周溝９９内のシールリング９８は、液体がシャフト１９内に侵入するの を阻止している。 べースプレート１内の孔パターンの袋孔２１乃至２７及び切換弁２のケーシン グ３１内の孔３２乃至３６並びにベースプレート１内の透し孔９７と、パイロッ トバルブ３，４のケーシング４１の基体９２とが正確に一致するよう保証できる ようにするため、ケーシング４１はそのベースプレート１に向い合う端部に、そ の付設面４２から側方で切換弁２のケーシング４１の下方に起立する、２つの平 行な側部を備えた付加部１０１を有し、その内の上方側部１０８が、切換弁２の ケーシング３１下面２９と同一の平面に位置している。この付加部１０１は、切 換弁２のケーシング３１に一致していて、ベースプレート１及び切換弁２の孔パ ターンに一致している貫通孔１０２乃至１０７並びにパイロットバルブ３，４の 脱気通路の接続孔８７を有している。プレート状付加部１０１の上面１０８及び １０９の溝１１１，１１２内にはシール装置１１３，１１４が挿入されている。 電磁石４５，４６の運転を制御するため、プリント配線板２０上には制御ラン プ又は制御発光ダイオード１１５が配置されており、該発光ダイオード１１５は ベースプレート１内の窓１１６を通して目視可能である。 図２に図示された別の実施例はほぼ図１の実施例に一致しているので、同一の 部分には同一の符号が使用されている。主要な相違点は、切換弁２の制御スライ ダ３８が唯１つの制御ピストン３９によって一方の方向にだけ作動可能であり、 他方の方向には、端面カバー８１内に支えられている圧縮ばね１２１によって作 動させられるという点である。１つの調節ピストン３９だけの配置に対応してケ ーシング４１内には、唯１つのパイロットバルブ４だけが配置されている。第２ パイロットバルブ３の空間１２２は空になっていて、カバー６１内の付属の弁座 ５１はプレート１２３でシールされている。本発明の枠内でケーシング４１及び そのカバー６１を自由空間１２２だけ短縮して、該部分を電磁石４６に対し平行 に終了するようにすることも可能である。その場合差込み基体９２は完全に維持 されている。 図１及び図２に基く実施例で説明した弁ブロックは、極端に簡単でありかつ迅 速に組み立てることができる。先づケーシング４１をパイロットバルブ３，４と 共に切換弁２の付設端面４３に、ねじのような図示されていない固定手段を用い て固定する。その後このように装備された弁ユニットをベースプレート１の接続 側部１８の対応する区分に順次一致させるようにし、 その際差込み基体９２を、透し孔９７と、ベースプレート１内の孔パターンの袋 孔２１乃至２７の開口部とに整合せしめる。その後各ユニットをベースプレート １の接続側部１８上に押圧し、差込み基体９２をシャフト１９への貫通孔９７内 へ差込みかつ接触ラグ９３，９４をプリント配線板２０の接触端子９５，９６に よって受容せしめる。その後各ユニットを同じ様に、ねじのような適した結合手 段によってベースプレート１上に固定する。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 グ（４１）の下方端部において切換弁（２）とベースプ レート（１）との間で側方に突出しており、該付加部 （１０１）はベースプレート（１）の孔パターンに対応 する貫通孔（１０２乃至１０７）を有している。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 接続側に切換弁を付設するのに適した孔パターンで接続開口が開口してお り、内部に給排気のための通路並びに該通路に対して平行に延びる電気的な配線 装置のためのシャフトを有しているベースプレートと、適合した接続孔パターン を備えた、ベースプレートの接続側に並列状に配置された複数の切換弁と、各切 換弁に配設された、電磁石によって作動する少くとも各１つのパイロットバルブ とを備え、前記電磁石が電気的な結合差込体によってシャフト内の電気的な配線 装置の差込結合部に係合している弁ブロックにおいて、 パイロットバルブ（３，４）と電磁石（４５，４６）とが１つの共通なケ ーシング（４１）内に配置されており、該ケーシング（４１）は側方の付設面（ ４２）によって、配設された切換弁（２）の端面（４３）に当接して配置されて おり、プレート状の付加部（１０１）がケーシング（４１）の前記付設面（４２ ）から、接続プラグ（９２）に配設されたケーシング（４１）の下面（９１）の 近くで側方に突き出ており、該付加部（１０１）には、一方で切換弁（２）がそ の接続側（２９）によって当接し、他方ではベースプレート（１）がその接続側 （１８）によって当接しており、かつ付加部（１０１）は 、ベースプレート（１）及び切換弁（２）の接続開口に合致する貫通孔（１０２ 乃至１０７）を有していることを特徴とする、弁ブロック。 ２． 電気的な接続差込み体が、パイロットバルブ（３，４）のケーシング（４ １）の下面（９１）から突出している、突出した接触ラグ（９３，９４）を備え た差込み基体（９２）として構成されており、該接触ラグ（９３，９４）は、ベ ースプレート（１）のシャフト（１９）内の電気的な配線装置の接触受容部（９ ５，９６）に接触させられており、差込み基体（９２）がベースプレート（１） 内のシャフト（１９）への透し孔（９７）に係合していることを特徴とする、請 求項１記載の弁ブロック。 ３． 差込み基体（９２）がベースプレート（１）の透し孔（９７）内でシール 装置（９８）によってシールされていることを特徴とする、請求項２記載の弁ブ ロック。 ４． 切換弁（２）の端面（４３）に付設されたケーシング（４１）内で、２つ のパイロットバルブ（３，４）と該バルブ（３，４）を作動する２つの電磁石（ ４５，４６）とが、切換弁（２）の軸線方向に相前後して配置されていることを 特徴とする、請求項１から３までのいづれか１項記載の弁ブロック。 ５． パイロットバルブ（３，４）を有するケーシング（４１）が上方側部でカ バー（６１）によって閉じ られていることを特徴とする、請求項４記載の弁ブロック。 ６． ケーシング（４１）のカバー（６１）には少くとも１つの弁座（５１，５ ２）が配置されており、該弁座（５１，５２）と電磁石（４５，４６）の可動子 （４７，４８）のシール面（５３，５４）とが協働していることを特徴とする、 請求項５記載の弁ブロック。 ７． カバー（６１）内及びパイロットバルブ（３，４）のケーシング（４１） 内には、給排気及び制御空気のための通路が形成されていることを特徴とする、 請求項６記載の弁ブロック。 ８． 切換弁（２）の端面（４３）に付設されたケーシング（４１）内で、２つ のパイロットバルブと該パイロットバルブを作動する２つの電磁石とが相上下し て配置されていることを特徴とする、請求項１から３までのいづれか１項記載の 弁ブロック。