JPH0227738Y2 - - Google Patents

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JPH0227738Y2
JPH0227738Y2 JP5026485U JP5026485U JPH0227738Y2 JP H0227738 Y2 JPH0227738 Y2 JP H0227738Y2 JP 5026485 U JP5026485 U JP 5026485U JP 5026485 U JP5026485 U JP 5026485U JP H0227738 Y2 JPH0227738 Y2 JP H0227738Y2
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valve
spring
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mounting
valve body
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、流体圧、真空圧利用の産業機械に使
用する電磁弁に関するものである。
[従来の技術] 例えば、米国特許第3303854号明細書に記載さ
れているように、電磁弁おける弁本体下面のベー
スやマニホールド等の電磁弁取付部材に対する取
付面に3つのポートを開設し、これら3つのポー
ト中の1つのポートを弁本体の弁室に直接連通さ
せるとともに、他の2つのポートを弁室内に背向
して開口している2つの弁座に各別に連通させ、
上記2つの弁座を弁本体に取付けた電磁操作部の
可動鉄心と弁ばねとで駆動される弁部材により交
互に開閉させて流体の流れ方向を切換えるように
したものは公知である。
しかしながら、上記公知の電磁弁は、弁部材を
可動鉄心側に付勢する上記弁ばねの支持を、弁本
体の内部に収容したばね座体により行うようにし
ているので、該ばね座体を収容する分だけ弁本体
の軸方向長さを大きくしなければならず、そのた
め弁本体が大形となり、また、弁本体の上記取付
面が平面のため、該弁本体を取付部材に取付ける
場合に、弁本体側の各ポートと取付部材側の通孔
との位置がずれ易く、それらの位置合わせが困難
となつて取付面間のシール不良による流体の漏洩
が生じ易いという欠点があつた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、ばね座体を流体通路を利用して取付
けることにより弁本体を小形化し、且つ、弁本体
と取付部材とを位置決めした状態で連結すること
によつてポートと通孔との位置ずれをなくし、こ
れらポートと通路とのずれによつて生ずる取付面
のシール不良による流体の漏洩を防止すること
を、解決すべき問題点とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、弁本体の電磁弁用取付部材に対する
取付面に3つのポートを開設し、これらのポート
の中の1つのポートを弁本体の内部に設けた弁室
に直接連通させるとともに、他の2つのポートを
弁室内に開口している2つの弁座を介して該弁室
に連通させ、上記2つの弁座を電磁操作部の可動
鉄心と弁ばねとにより駆動される弁部材で交互に
開閉させて流体の流れ方向を切換えるようにした
電磁弁において、上記取付け面におけるいずれか
1つのポートの周囲に、上記取付部材の電磁弁取
付面に開口している通孔に挿嵌可能且つ電磁弁と
取付部材とを位置決め可能な円筒部を設け、該円
筒部内に、上記弁ばねを支持するばね座体を収容
することによつて、上記問題点を解決した。
[作 用] 弁本体の取付面から突出している円筒部を、取
付部材の電磁弁取付面に開口している通孔に挿嵌
すると、この円筒部の係止によつて弁本体と取付
部材とが位置決めされると共に、それらの取付面
間のずれが防止されるので、弁本体側の3つのポ
ートと取付部材側の3つの通孔とが位置合わせさ
れ、シール不良による流体の漏洩が防止される。
また、上記取付部材の通孔内に挿嵌される円筒
部内にばね座体を収容することにより、流体通路
を利用して上記ばね座体の取付けを行うことがで
き、これによつて弁本体が小形化される。
[実施例] 第1図は本考案の第1実施例を示すもので、1
は電磁弁、2は該電磁弁1を取付けるためのベー
スやマニホールド等の取付部材を示している。
上記電磁弁1における弁本体3には、取付部材
2に対する取付面4が形成され、該取付面4に
は、入力ポート5と排気ポート7とが開口し、両
ポート5,7間において取付面4から突出するよ
うに設けられた円筒部8内に出力ポート6が開口
している。
上記弁本体3に形成されている弁室9には、該
弁室9を横断する橋梁部10が弁本体3と一体に
設けられ、該橋梁部10には、弁室9内に背向状
態に開口している第1弁座11と第2弁座12と
が設けられており、上記入力ポート5は、弁本体
3及び橋梁部10に穿設された連通孔13によつ
て第1弁座11に連通し、排気ポート7は、弁本
体3及び橋梁部10に穿設された連通孔14によ
つて第2弁座12に連通し、出力ポート6は、弁
室9に直接連通している。
また、弁本体3の上記取付面4と反対側の面に
は、周知の電磁操作部17が取付けられており、
この電磁操作部17のコイル18の励磁によつて
固定鉄心19に吸着される可動鉄心20は、上記
弁室9に突出している下端部に第1弁部材21を
有し、該第1弁部材21は、固定鉄心19と可動
鉄心20との間に介在している復帰ばね22によ
つて常時第1弁座11側に付勢され、コイル18
の非励磁状態ではこの第1弁座11を閉鎖してい
る。
また、上記弁室9内には、第2弁座12を開閉
する第2弁部材24が配設され、この第2弁部材
24には、その外周に2つの弁座11,12間の
距離より長い複数の弁棒25が取付けられてお
り、該第2弁部材24とばね座体26との間に
は、上記復帰ばね22より付勢力の弱い弁ばね2
7が介装され、この弁ばね27によつて第2弁部
材24が第2弁座12側へ常時付勢され、弁棒2
5の先端が可動鉄心20の下端に当接している。
従つて、コイル18の非励磁状態では、この第2
弁部材24は第2弁座12から離間し、それを開
放している。
上記ばね座体26は、第2図に示すように、状
皿状の皿形部26aの中央上部に円錐状の突出部
26bを備えた形状をなし、これらの皿形部26
a及び突出部26bの頂部に流体通路28a及び
28b開設したもので、皿形部26aに流体通路
28aによつて分割形成された複数の係合部29
の先端を、その側壁部分29aを若干起こすこと
によつて外方に突出させ、この係合部29の先端
を上記円筒部8に設けた係合孔30に係合させる
ことによつて該円筒部8内に取付けている。
なお、図示を省略しているが、上記ばね座体2
6の係合部29は、上述したように側壁部分29
aを起こして外方に突出せることなく、該側壁部
分29aの先端外側面に外方へ突出する突起を形
成し、この突起を円筒部の係合孔に係合させるこ
ともできる。
また、弁本体3の取付面4には、各ポート、5
〜7の回りにこれらのポートを囲む円環状の凹溝
32a〜32cが順次接するように刻設されてお
り、該凹溝には、第3図に示すように、各ポート
5〜7を囲む3つのシールリング31a〜31c
を一体に連結したシール部材31が嵌着されてい
る。
上記弁本体3を取付けるための取付部材2にお
ける電磁弁用取付面33には、上記出力ポート6
が開口する円筒部8を挿嵌可能な通孔34、及び
入力ポート5、排気ポート7に連通する通孔3
5,36が開口しており、上記円筒部8を通孔3
4に挿嵌することにより、電磁弁1と取付部材2
との位置決めが行われて取付面相互間のずれが防
止されると共に、各ポート5〜7と通孔34〜3
6との位置合わせが行われ、その状態で電磁弁1
は、図示を省略しているボルト等の適宜の固定手
段によつて取付部材2に固定される。
次に、上記第1実施例の作動を説明する。第1
図はコイル18が非励磁の状態を示し、第1弁部
材21は復帰ばね22の付勢力によつて第1弁座
11を閉鎖し、第2弁部材24は、可動鉄心20
に当接している弁棒25によつて弁ばね27の付
勢力に抗して第2弁座12を開放する位置に保持
されている。従つて、入力ポート5からの流体は
第1弁座11において遮断され、出力ポート6か
らの流体は、ばね座体26の流体通路28a,2
8b、弁室9、第2弁座12及び連通孔14を通
つて排気ポート7から流出している。
上記状態においてコイル18を励磁すると、可
動鉄心20が復帰ばね22の付勢力に抗して固定
鉄心19に吸着され、第2弁部材24も弁ばね2
7の付勢力によつて可動鉄心20と共に移動する
ため、第1弁部材21が第1弁座11を開放し、
第2弁部材24は第2弁座12を閉鎖する。従つ
て、入力ポート5からの圧力流体は、連通孔1
3、第1弁座11及び弁室9を通つて出力ポート
6から流出し、排気ポート7は第2弁座12にお
いて遮断される。
コイル18の励磁を解除すると、可動鉄心20
及び第2弁部材24は復帰ばね22の付勢力によ
り摺動して第1図図示の状態に復帰する。
なお、図示を省略しているが、第1実施例にお
ける係合孔7に代えて、円筒部8の内周面に凹溝
を刻設し、該凹溝にばね座体26の係合部29を
係合させることもでき、また、上述の一体形のシ
ール部材31に代えて、各ポート5〜7毎に独立
するシールリングを使用することもでき、この場
合、出力ポート6用のシールリングは、円筒部8
の外周に刻設した凹溝にそれを装着し、該円筒部
8を通孔34内に挿嵌することによつてこれらの
円筒部外壁と通孔内壁との間を密封してもよい。
第4図は本考案の第2実施例を示し、ばね座体
41を弁座具として兼用した場合である。即ち、
入力ポート42が開口する円筒部45内には、弁
室46内に開口する第1弁座47を備えたばね座
体41がOリングを介して流体密に嵌挿され、該
ばね座体41の下端は、円筒部45の内面に刻設
された凹溝に挿入されている一部を切欠いた環状
の止め輪49によつて支持されており、一方、弁
本体40の弁室46を横断する橋梁部50には、
上記第1弁座47と対向する第2弁座48が開設
されており、該第2弁座48は、橋梁部50及び
弁本体40に穿設された連通孔51によつて排気
ポート44に連通し、出力ポート43は、弁本体
に穿設された連通孔52によつて弁室46に直接
連通している。
上記第1弁座47と第2弁座48との間には、
弁部材53が配設され、該弁部材53に取付けた
弁棒54とばね座体41との間に弁ばね55が縮
設され、該弁ばね55によつて弁部材53を第2
弁座48側へ付勢させており、この弁部材53が
復帰ばね22の付勢力によつて図示の状態にある
ときは、弁部材53は第1弁座47を閉鎖して第
2弁座48を開放し、入力ポート42からの流体
は遮断され、出力ポート43からの流体は排気ポ
ート44から流出しており、一方、可動鉄心20
が固定鉄心19に吸引されたときは、弁ばね55
の付勢力によつて弁部材53は第1弁座47を開
放して第2弁座48を閉鎖し、入力ポート42か
らの流体が出力ポート43から流出し、排気ポー
ト44は遮断される。
上記第2実施例のその他の構成は第1実施例と
同じであるから、第1実施例と同一の符号を付し
てその説明は省略する。
なお、上記第1実施例及び第2実施例では図示
を省略しているが、電磁弁1を取付部材2に複数
個並置することができる。
第5図は本考案の第3実施例を示し、この実施
例では、第1実施例における電磁弁1をパイロツ
ト弁として用い、これを取付け部材としての中間
プレート57を介して主弁58に取付けている。
ここで、59は入力口、60は出力口、61は排
出口、62はポペツト弁体、63は該ポペツト弁
体駆動用のピストン、64は復帰ばねであり、上
記電磁弁1における出力ポート6からの出力流体
圧をピストン63に作用させ、このピストン63
を介してポペツト弁体62を切換えるものであ
る。
[考案の効果] 本考案によれば、弁本体の取付面に開口する3
つのポート中の1つのポートの外周に、取付部材
上の通孔内に嵌入可能な円筒部を設け、該円筒部
内に弁ばねを支持するばね座体を収容したので、
流体通路内空間を有効に利用して上記ばね座体を
取付けることができ、これにより、弁本体を全体
として軸方向に大きくする必要がないので、弁本
体を小形にすることができる。
また、本考案においては、上記円筒部を取付部
材の電磁弁取付面に開口している通孔に挿嵌可能
としているため、その挿嵌により電磁弁と取付部
材との位置決めが行われて取付面相互間のずれが
防止されると共に、各ポートと通孔との位置合わ
せが行われ、ポートと通孔との位置ずれによつて
取付面がシール不良となることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の一部省略縦断正
面図、第2図はばね座体の斜視図、第3図はシー
ル部材の平面図、第4図は本考案の第2実施例の
一部省略縦断正面図、第5図は本考案の第3実施
例の縦断正面図である。 1……電磁弁、2……取付部材、3,40……
弁本体、4,33……取付面、5,6,7,4
2,43,44……ポート、8,45……円筒
部、9,46……弁室、11,12,47,48
……弁座、17……電磁操作部、20……可動鉄
心、21,24,53……弁部材、26,41…
…ばね座体、27,55……弁ばね、34,3
5,36……通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体の電磁弁用取付部材に対する取付面に3
    つのポートを開設し、これらのポートの中の1つ
    のポートを弁本体の内部に設けた弁室に直接連通
    させると共に、他の2つのポートを弁室内に開口
    している2つの弁座を介して該弁室に連通させ、
    上記2つの弁座を電磁操作部の可動鉄心と弁ばね
    とにより駆動される弁部材で交互に開閉させて流
    体の流れ方向を切換えるようにした電磁弁におい
    て、上記弁本体の取付面におけるいずれか1つの
    ポートの周囲に、上記取付部材の電磁弁取付面に
    開口している通孔に挿嵌可能且つ電磁弁と取付部
    材とを位置決め可能な円筒部を設け、該円筒部内
    に、上記弁ばねを支持するばね座体を収容したこ
    とを特徴とする電磁弁。
JP5026485U 1985-04-04 1985-04-04 Expired JPH0227738Y2 (ja)

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JP5026485U JPH0227738Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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JP5026485U JPH0227738Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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Publication Number Publication Date
JPS61175677U JPS61175677U (ja) 1986-11-01
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JP5026485U Expired JPH0227738Y2 (ja) 1985-04-04 1985-04-04

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1318340B1 (en) * 2001-12-04 2006-02-01 SMC Kabushiki Kaisha Solenoid-operated valve
JP7087537B2 (ja) * 2018-03-26 2022-06-21 日本電産トーソク株式会社 電磁弁、および流路装置

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