JPH0596650U - シングルソレノイド形電磁弁 - Google Patents

シングルソレノイド形電磁弁

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JPH0596650U
JPH0596650U JP4270492U JP4270492U JPH0596650U JP H0596650 U JPH0596650 U JP H0596650U JP 4270492 U JP4270492 U JP 4270492U JP 4270492 U JP4270492 U JP 4270492U JP H0596650 U JPH0596650 U JP H0596650U
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solenoid
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piston
solenoid valve
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JP4270492U
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生 佳 男 麻
文 也 林
藤 秀 治 佐
本 拓 実 松
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エスエムシー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価なシングルソレノイド形電磁弁を提供す
る。 【構成】 パイロット電磁弁2のソレノイド9aとこれ
と同一外形のダミーボディ9bとを、ソレノイド9aを
上方として積層し、これらの対向面に軸方向にのみ移動
可能な嵌合部18,18を設けて、嵌合部18,18の
相互嵌合によってソレノイド9aとダミーボディ9bを
軸方向にのみ移動可能に結合する。 【効果】 ソレノイドをダブルソレノイド形電磁弁のソ
レノイドと共通のものとしても、ダミーボディによって
該ソレノイドの周囲に空間ができないので、外観が向上
する。また、パイロット電磁弁を手動操作する手動操作
釦の設置、その操作及び通路取りが容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シングルソレノイド形電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のポート及びこれらのポートが開口する軸方向の弁孔が開設された弁ボデ ィと、該弁ボディの軸方向両側に配設された第1、第2ピストン収納箱と、これ らのピストン収納箱に摺動可能に挿入された第1ピストン及びこれよりも小径の 第2ピストンと、上記弁孔に摺動可能に挿入された主弁体とを有し、第1、第2 ピストンに作用する流体圧により主弁体を駆動して複数のポート間の流体の流れ 方向を切換える主弁、並びに第1ピストン収納箱の軸方向に配設され、ソレノイ ドへの通電及びその解除により第1ピストン収納箱にパイロット流体を給排する パイロット電磁弁を備えたシングルソレノイド形電磁弁は、特に例示するまでも なく既に知られている。 また、2個のソレノイドを有するパイロット電磁弁を備え、これらのソレノイ ドへの通電及びその解除により第1、第2ピストン収納箱にパイロット流体を給 排するダブルソレノイド形電磁弁も、既に知られている。 そして、シングルソレノイド形電磁弁を安価なものとして提供するためには、 該電磁弁の部品をダブルソレノイド形電磁弁と共通化して、部品点数を少なくす ることが望ましい。 しかしながら、電磁弁において最も高価な部品であるソレノイドを、ダブルソ レノイド形電磁弁のソレノイドと共通にした場合、ソレノイドを上方に位置させ るとソレノイド回りに空間ができて外観が悪く、ソレノイドを下方に位置させる と手動操作釦の設置やその通路取りが困難になるという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、電磁弁において最も高価な部品であるソレ ノイドを、ダブルソレノイド形電磁弁のソレノイドと共通にできるものとして、 安価なシングルソレノイド形電磁弁を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案は、複数のポート及びこれらのポートが開口 する軸方向の弁孔が開設された弁ボディと、該弁ボディの軸方向両側に配設され た第1、第2ピストン収納箱と、これらのピストン収納箱に摺動可能に挿入され た第1ピストン及びこれよりも小径の第2ピストンと、上記弁孔に摺動可能に挿 入された主弁体とを有し、第1、第2ピストンに作用する流体圧により主弁体を 駆動して複数のポート間の流体の流れ方向を切換える主弁、並びに第1ピストン 収納箱の軸方向に配設され、ソレノイドへの通電及びその解除により第1ピスト ン収納箱にパイロット流体を給排するパイロット電磁弁を備えたシングルソレノ イド形電磁弁において、上記パイロット電磁弁が、ダミーボディ及びその上方に 積層された上記ソレノイドと、該ソレノイドへの通電及びその解除により第1ピ ストン収納箱にパイロット流体を給排するパイロット弁部を有するパイロット弁 ボディとを備え、上記ソレノイドとダミーボディが、相互の対向面に形設した軸 方向にのみ移動可能な嵌合部の嵌合によって一体に結合されていることを特徴と している。
【0005】
【作用】
ソレノイドとダミーボディの対向面を当接させて互いに接近する方向に移動さ せると、これらの対向面に設けた嵌合部が相互に嵌合して、ソレノイドとダミー ボディが軸方向にのみ移動可能に結合され、次いで、これらとパイロット弁ボデ ィとを主弁に組み付ける。 この場合、ソレノイドをダブルソレノイド形電磁弁のソレノイドと共通にして も、その周囲に空間が生じないので、外観を向上させることができる。 また、ソレノイドをダミーボディの上方に設けたことによって、該ソレノイド を手動で操作させる手動操作釦の設置、その操作及び取りが容易になる。
【0006】
【実施例】 図は本考案の実施例を示し、このシングルソレノイド形電磁弁は、主弁1とパ イロット電磁弁2とを備えている。 上記主弁1は、圧力流体の入力ポートP、出力ポートA,B、排出ポートEA ,EB及びこれらのポートが開口する軸方向の弁孔4aを有する弁ボディ4と、 その軸方向両側に取付けられた第1、第2ピストン収納箱5a,5bと、これら のピストン収納箱に摺動可能に挿入された第1ピストン6a及び該第1ピストン より小径の第2ピストン6bと、上記弁孔4aに摺動可能に挿入された主弁体7 とを備え、該主弁体7は、第1ピストン6aによって押圧されるとポートPとA 及びBとEB間の流路を連通させ、第2ピストン6bによって押圧されるとポー トPとB及びAとEA間の流路を連通させるものとして構成されている(図2参 照)。
【0007】 図2に詳細を示すパイロット電磁弁2は、ダミーボディ9b及びその上方に積 層されたソレノイド9aと、パイロット弁部10を有するパイロット弁ボディ1 1とを備え、ソレノイド9aとダミーボディ9bは同一の外形を有している。 上記ソレノイド9aは、コイル13、固定鉄心14、可動鉄心15及びこれら を囲繞する磁気枠16を有し、磁気枠16の周囲が絶縁封止材によってモールド 17された周知のソレノイドとして構成されており、ソレノイド9aと、合成樹 脂等の素材で一体に形成されたダミーボディ9bとは、相互の対向面に互いに嵌 合される嵌合凸部18aと嵌合凹部18bを有する軸方向の嵌合部18が、これ と直交する面に取付孔19がそれぞれ形成され、嵌合凸部18aの先端と嵌合凹 部18bの底部は共に若干拡径されている。したがって、嵌合凸部18a,18 aと嵌合凹部18b,18bとを嵌合すると、ソレノイド9aとダミーボディ9 bは軸方向(嵌合方向)にのみ移動可能に結合される。
【0008】 パイロット弁ボディ11は、ソレノイド9aにより駆動される上記パイロット 弁部10と、パイロット共通入力路22と、パイロット共通排出路23と、押圧 によりソレノイド9aを駆動させる手動操作釦24とを備えている。 上記パイロット弁部10は、パイロット共通入力路22に連通する供給弁座2 6、パイロット共通排出路23に連通する排出弁座27、これらの弁座を開閉す る供給弁体28と排出弁体29、供給弁体28と排出弁体29が移動する弁室3 0とパイロット室31、これらの室30と31を連通させる流路、及びこれらの 弁体を一体に移動させるために該流路に設けたプッシュロッド(いずれも図示省 略)を有し、ソレノイド9aに通電すると供給弁体28が供給弁座26を開放す るとともに排出弁体29が排出弁座27を閉鎖し、ソレノイド9aへの通電を解 除すると供給弁体28が供給弁座26を閉鎖するとともに排出弁体29が排出弁 座27を閉鎖する、周知のパイロット弁部として構成されている。 そして、パイロット共通入力路22とパイロット共通排出路23は、パイロッ ト供給流路32とパイロット排出流路33によって入力ポートPとパイロット排 出ポートRに連通し、第1ピストン収納箱5aは第1パイロット流路34aによ ってパイロット室31に連通し、第2ピストン収納箱5bは第2パイロット流路 34bと流路規制釦35の通路とによってパイロット供給流路32に連通してい る。 一方ダミーボディ9bは、パイロット共通入力路22に連通する弁座を閉鎖す るための封止体37が一体に形成されており、必要があれば内部を空洞として、 ソレノイド9aの作動に必要な電気・電子部品を設置することができる。 なお、図示の実施例においては、パイロット弁ボディ11をダブルソレノイド 形電磁弁と共通のボディとしているために、ダミーボディ9bに封止体37を設 けているが、シングルソレノイド形電磁弁専用のパイロット弁ボディを使用した 場合には、封止体を省略することができる。
【0009】 図中の符号39はソレノイド9aに給電するための配線板を有する端子箱、4 0はこれを覆うカバーである。
【0010】 上記実施例は、弁ボディ4と第1、第2ピストン収納箱5a,5bを取付ねじ 等の適宜の手段によって組み付けて主弁1を構成し、パイロット弁ボディ11を 取付ねじ42,42によって第1ピストン収納箱5aに取付ける。次いで、端子 台12と嵌合部18,18の嵌合によって一体に結合したソレノイド9a及びダ ミーボディ9bとを、取付ボルト20,20によってパイロット弁ボディ11に 組み付けると、主弁1とパイロット電磁弁2が一体に連結される。 この場合、ソレノイド9aとダミーボディ9bとを同一の外形としたので、ダ ブルソレノイド形のソレノイドをそのままシングルソレノイド形のソレノイドと して使用することができ、しかもこれらが嵌合部18,18の嵌合によって一体 に結合されているので、パイロット弁ボディ11への組み付けが容易である。ま た、ダミーボディ9bによってソレノイド9aの下方に空間が生じないので、外 観を向上させることができる。 さらに、ソレノイド9aをダミーボディ9bの上方に設置したので、ソレノイ ド9aを手動操作させる手動操作釦24の設置、その操作及び通路取りが容易で ある。 ソレノイド9aへの通電及びその解除によるパイロット電磁弁2及び主弁1の 動作は、公知のシングルソレノイド形電磁弁と同じであるから、詳細な説明は省 略する。
【0011】
【考案の効果】
本考案のシングルソレノイド形電磁弁は、ソレノイドとダミーボディとを積層 して軸方向のみ移動可能に結合したことにより、ソレノイドとしてダブルソレノ イド形のソレノイドを使用できるので、高価な部品であるソレノイドをダブルソ レノイド形と共通にすることによって、シングルソレノイド形電磁弁を安価なも のにすることができる。 また、ダミーボディによって、ソレノイドの周囲に空間が生じないので、シン グルソレノイド形電磁弁の外観を向上させることができる。 さらに、ソレノイドを上方にしたので、該ソレノイドを手動操作させる手動操 作釦の設置、その操作及び通路取りが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】ソレノイドとダミーボディの結合態様を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 主弁 2 パイロット電磁弁 4 弁ボディ 4a 弁孔 5a,5b ピストン収納箱 6a,6b ピストン 7 主弁体 9a ソレノイド 9b ダミーボディ 10 パイロット弁部 11 パイロット弁ボディ 18 嵌合部 P,A,B,EA,EB ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 松 本 拓 実 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センター内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポート及びこれらのポートが開口
    する軸方向の弁孔が開設された弁ボディと、該弁ボディ
    の軸方向両側に配設された第1、第2ピストン収納箱
    と、これらのピストン収納箱に摺動可能に挿入された第
    1ピストン及びこれよりも小径の第2ピストンと、上記
    弁孔に摺動可能に挿入された主弁体とを有し、第1、第
    2ピストンに作用する流体圧により主弁体を駆動して複
    数のポート間の流体の流れ方向を切換える主弁、 並びに第1ピストン収納箱の軸方向に配設され、ソレノ
    イドへの通電及びその解除により第1ピストン収納箱に
    パイロット流体を給排するパイロット電磁弁を備えたシ
    ングルソレノイド形電磁弁において、 上記パイロット電磁弁が、ダミーボディ及びその上方に
    積層された上記ソレノイドと、該ソレノイドへの通電及
    びその解除により第1ピストン収納箱にパイロット流体
    を給排するパイロット弁部を有するパイロット弁ボディ
    とを備え、 上記ソレノイドとダミーボディが、相互の対向面に形設
    した軸方向にのみ移動可能な嵌合部の嵌合によって一体
    に結合されている、 ことを特徴とするシングルソレノイド形パイロット電磁
    弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002193093A (ja) * 2000-12-27 2002-07-10 Nissin Kogyo Co Ltd 車両用アンチロックブレーキ制御装置

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