JPH08506630A - 縫合せ製品およびその製造方法 - Google Patents

縫合せ製品およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 縫合せされた材料およびその製造法が開示されている。この材料は、拭取り/スクラッビングの両目的材であっても、スクラッビングのみを行うものであってもよい。これらの材料は、3次元構造のスクラブ面を有するように構成される。両目的材およびスクラブ材は、ともに、ステッチ糸に融着された熱可塑性ノジュールを有する。ノジュールは吸収材の繊維に融着されていることが好ましい。ノジュールは主にスクラッビングに使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 縫合せ製品およびその製造方法 本発明は、縫合せ製品およびその製造方法に関する。特に、吸収性および(ま たは)スクラッビング性(ごしごし洗うことのできる性質)を備えた縫合せ製品 について述べている。 INDA−TEC 1989で提出されたパレラ、ジェー・シーの論文『不織 技術と拭取り材(Nonwoven Technology and Wipers)』は、不織産業についての 鋭い報告を提供している。具体的には、パレラは、製造業者が吸収性の拭取り材 を製造するために注目している主要な四つの技術について述べ、比較している。 それらは、商業化された順番で、 ドライステープル(紡織繊維にカーディングを施し、気流で運び、飽和結合ま たはスプレー結合により作られたウェブ)、 エアレイ(セルロースまたは合成のパルプ繊維を、気流で運び、結合して製造 される織物)、 メルトブロウン(極微細繊維をラインで溶融紡糸して製造されるウェブ)、 スパンレース(繊維を水力でからませて製造される織物)である。 パレラは、まず“アルファベット”で表した消費者の拭取り材に対する要求を 使用して、これらを比較している。すなわち、吸収性を“A”、体積密度を“B ”、堅さ(consistency)を“C”、耐久性を“D”、そして価格を“P”で表 している。 ドライステープルから作られる不織の拭取り材は“A”および“D”について は満足であるが、“P”については、セルロース紙の拭取り材に比べて100%以 上の割高となった。気流で運ぶ工程(air-lay process)を用いて製造される吸 収性の拭取り材は、“A”、“B”、“C”、および“P”に対する消費者の要 求を満足するが、既に入手可能なドライステープルから作られる不織の拭取り材 に比べて“D”が改善されていなかった。にもかかわらず、産業および消費者部 門において、製品はほぼ満足のいくものとされていた。顕著な吸油性および吸水 性を示すメルトブロ ウン繊維から製造された織物は、満足されるものであった。吸収方法は、ドライ ステープルやエアレイの場合には繊維やセルロース内への吸収であったが、吸着 または捕獲が利用されている。“B”、“C”、“D”および“P”は十分であ ったが、従来の拭取り材に比べて劇的に異なるものではなかった。スパンレース の織物は、“A”、“B”、“C”および“D”に関しては、“今日の最も完成 された不織の拭取り材”と言われたが、“P”については、“既に達成された性 能特性の範囲を出ない”ものであった。 2つの織物を接合して耐久性および吸収性を有する拭取り材を形成する方法と しての縫合せは、明らかに前述の各技術の場合ほどの拭取り材業界の注目を集め るものではなかった。 熱可塑性材料が何等かの方法で組み込まれた縫合せ材料は多数ある。例えば、 米国特許第5,104,703号明細書に開示された単一層の不織布は単一層の バットであり、このバットは、交差状にラップして針縫いされたコンパクトな構 造を有する繊維から構成されており、バット全体にわたって混入された低融点の 熱可塑性材料を熱的に安定させる(thermally setting)ことによって熱融着さ れている。このバットは、全体にわたって縫われている。米国特許第4,740 ,407号明細書に開示されたパイル状の生地は、繊維からなる織物の担体から 構成されており、少なくとも一方の面に粗い面を有している。そして、フォーム 状の状態を有する高分子の合成プラスチック材料が少なくとも部分的に含浸され ている。この生地は少なくとも一方の含浸された面が研磨されており、この研磨 は、生地から担体の繊維の少なくとも一部分が突出するようになされている。 本発明により、縫合せ製品が提供される。一例としては、縫合せ技術を使用し て縫われた吸収性繊維のシートに特徴を有する、吸収性/スクラッビング性の両 機能材である。この繊維シートの少なくとも一方の面には、熱可塑性材料から構 成されるノジュールがランダム形状に融着されている。本明細書においては、“ 両用”、“両機能”、および“両目的”の語が相互交換可能に用いられており、 その製品が吸収材として、スクラブ材として、またはそれら両方に使用し得るこ とを意味している。“スクラブ材”の語は、その製品が研磨性であるが、モース 硬度が 2またはそれ以上の硬度を有する面には傷をつけない製品であることを意味する 。 吸収性の繊維シートは、吸油性および(または)吸水性を有しており、ブロー イングが施された熱可塑性の微繊維、湿式レイドまたは乾式レイドのステープル ファイバー、カーディングが施されたステープルファイバー、スパンレース繊維 、またはセルロースのパルプ繊維のいずれかである。吸収性の繊維シートは、接 着剤によって互いに接着されたセルロースのパルプ繊維によって本質的に構成さ れる不織のバットから構成されることが好ましい。繊維同士の接着は、熱可塑性 の粒子や熱可塑性の繊維を利用した接着、またはスプレー結合によって行なわれ る。好ましいのは、アクリルのラテックスをベースとした接着剤を使用してスプ レー結合されたバットである。バットは、一層当たり少なくとも95g/m2(gsm) の坪量を有していることが好ましい。バットは、ポリエステル等の高熱に対して 安定な材料を少なくとも一つ含んだ縫糸を使用して、平編み(plain)ステッチ またはトリコット(tricot)編みステッチで縫い合されている。 本発明の両機能材の一の最終形態においては、熱可塑性ノジュールが縫糸およ び吸収繊維層の外表面の少なくとも一部分に融着されている。熱可塑性ノジュー ルは、“技術的裏面”または“技術的前面”の一方に、またはその両方に融着し ていてもよい。 好ましい両機能材の一例においては、第1の吸収層の熱可塑性ノジュールを備 えた面とは反対側の面に第2の吸収層が縫い合わされている。第2の層は、次の i)またはii)のいずれかの材料から作られる。 i)接着剤を使用して互いに接着されたセルロースのパルプ繊維の第2の不織の バット;第2のバットは第1のバットと同じものであっても、異なるものであっ てもよい。 ii)ビスコースレーヨン、コットン、ポリオレフィンを含まない合成繊維、およ びそれらの混合体のいずれかから構成される、織られた層、不織の層、または編 まれた層。 第1の(またはそれ以上の)吸収層が糸を使用して縫われる。縫付けは、平編 みまたはトリコット編みで行なわれることが好ましい。接着剤で接着されたセル ロ ースのパルプ繊維を使用する場合、ステッチ密度(機械の方向に沿って数えた10 cm当たりのステッチの数)を10cm当たり約15〜35ステッチとし、ステッチゲージ (10cm当たりのステッチのウェールの数)を約10〜40とすれば、驚くほど良好な 吸水特性(割合および絶対)および耐久性が得られることが分かった。 熱可塑性ノジュールは、多くの方法のいずれかによって形成することができる 。好ましい方法の1つは、吸収性の繊維シートと軽量かつ薄型の不織ポリオレフ ィン材料(例えば、アモコ・ケミカル社の商標名“RFX”のもの)とを縫い合わ せることを含む。代わりに、薄いポリオレフィンのシートを使用することもでき る。軽量かつ薄型の不織またはフィルム状の熱可塑性材料は、その重量が約3.5 〜170グラム/m2(gsm)であり、35〜70gsmであることがより好ましい。その後 、ポリオレフィン材料は溶融するのに十分な熱にさらされて流動し、縫糸および 吸収シートに追従する。溶融した熱可塑性材料は弱い結合力を有する材料に戻り 、溶融状態で分離し、繊維シート表面および露出した縫糸の上に分散する複数の 小球を構成する。冷却すると、熱可塑性材料が硬化して、多彩な形状および輪郭 のノジュールが形成される。縫糸が、加えられた熱によって溶融するのに十分低 い融点の構成要素を有している場合(好ましい実施例においてはそうである)に は、ノジュールは縫糸からも形成される。 吸収シートと熱収縮性高分子材料とを縫い合わせることにより、吸水特性につ いては僅かに減じられているが、スクラッビング力については非常に高められた 本発明の両機能材を得ることができるとは意外であった。前者の任意に利用でき る性質(disposable item)は多用途における一性質として取り入れられ、これ により廃棄問題が減じられる。本発明の両機能材の外観は、構成要素である縫糸 および(または)層の色を変えることにより、より魅力的なものに変更すること ができる。本発明の縫い合わされた両機能材は、さらに、セルロースやポリウレ タンのスポンジ等の他の材料に取り付けることができる。適切な取付手段は、融 着を利用したり、接着剤を使用することである。 前記したように、少なくとも2つの異なる繊維(熱安定性も異なる)から構成 される縫糸を使用してもよい。これらの場合には、構成要素である異なる2つの 繊 維は、少なくとも接触領域の一部に沿って互いに融着していること、および、糸 の少なくとも一部分が溶融して吸収層の外表面に融着することが好ましい。前述 のように、ノジュールは熱安定性の低い材料からも構成されてもよい。 熱を加え冷却すると収縮する特性を有する一の構成材料からなる縫糸を使用し て、本発明の両目的材の嵩を調整することもできる。例えば、成分は同じである が異なる延伸比(draw ratio)で作られたポリエステルのフィラメントは、高分 子の結晶度が異なるので、加熱および冷却サイクルに対して異なる反応を示す。 一般に、延伸後の高分子鎖の配向が小さくなるほど、高分子の結晶性は小さくな り、収縮性が高くなる。 本明細書で使用される“セルロースのパルプ繊維”とは、セルロース系の繊維 を意味する。例えば、長さ約3〜5mm、直径約15〜40μm(デニールにして、約 1〜5dtex)のウールパルプ繊維である。このように、これらの繊維は、ステー プルファイバーや紡織繊維(これらは、通常、約2〜9cmの長さである)および 連続的なフィラメントとは異なる。“本質的に不織のセルロースのパルプ繊維で 構成される”とは、バットが“パルプ繊維”の語で定義するにはふさわしくない 0または最小量(de minimis)の繊維を含んでいることを意味する。 本発明の両目的材の特に好ましい例は、第2の層が、接着剤で互いに接着され たセルロースのパルプ繊維の不織の第2のバットであるものである。第2の層が ビスコースレーヨン繊維、またはコットン繊維である、本発明の両目的材もまた 好ましい。 本発明の他の態様は、1または2以上の糸で縫われているスクラブ材である。 糸には、複数の熱可塑性ノジュールが融着されている。糸は、その少なくとも一 部分が、ノジュールを構成する熱可塑性材料の融点よりも高い融点を有していな ければならない。 図1は、本発明に係る好ましいスクラブ材の走査電子顕微鏡写真(倍率3)で ある。 図2a、2b、3、および4は、本発明の両目的材の概略斜視図である。 図5は、本発明に係る好ましいスクラブ材の他の例を示す概略斜視図である。 図6は、熱処理を施す前の両目的材の前駆物質の走査電子顕微鏡写真(倍率15 )である。 図7は、熱処理が施された図6の前駆物質の走査電子顕微鏡写真(倍率15)で ある。 前述のように、本発明の吸収・スクラブ両目的材の一例においては、第1層は 、セルロースのパルプ繊維を接着剤で接着した不織のバットから構成される。こ のバットは、1層当たり、少なくとも約95g/m2の坪量を有している。このよう な吸収材は親水性を有しており、一の吸収層には2以上のバットが含まれていて もよい。他の好ましい吸収材は、ポリプロピレンの微繊維等をブローイングした ものであり、これらは通常は疎水性を有する。疎水性の繊維と親水性の繊維とを 混合したものは、本発明における吸収材として有用である。 本発明において有用な吸収材は疎水性および親水性の繊維を含んでいるので、 本発明の吸収・スクラブ両目的材は、吸水性、吸油性、またはその両方を有して おり、耐久性があり、経済的に製造することができる。特に、吸収性の繊維シー トがセルロースのパルプ繊維を100%使用して製造された場合には、本発明の両 目的材は、スクラッビングのためのノジュールを付加したとしても、合成木材パ ルプ繊維に基づくものと比べて低コストとなる。スクラブ面とは反対側の面に10 0%のビスコースレーヨン、コットン、またはスポンジ材(セルロースまたはポ リウレタン)からなる層を有するものも比較的経済的に製造することができる。 セルロースのパルプ繊維のバットに使用する接着剤は、この分野で知られてい る通常のものである。通常および好ましくは、接着剤はエチレンと酢酸ビニルの 共重合体であり、酢酸ビニルが重量割合で約10〜20%含まれるものである。この 接着剤を含んだセルロースの木材パルプのバットは本発明において有用であり、 ジェームズ・リバー社の商標名“Airtex”として知られているもの、特に製造番 号395〜399番等がある。399番は395番よりも吸収性が高いが強度で劣る。これら のバットの組成は独占対象であるが、接着剤は、接着剤で接着されたセルロース のパルプ繊維のバットを重量割合で約2〜20%含んでいると信じられる。本発明 において有用な他のセルロース系吸収材としては、商標名“Walkisoft”として 知ら れているもの、特に製造番号FG407-SHB、FG412-SHB、およびFG404-SHB等がある 。ここで、“SHB”は、“super high bulk”を意味している。 吸収材の第2面には熱可塑性ノジュールが融着されている。このノジュールは 、吸収層の第1面のノジュールと同様のものであっても異なるものであってもよ い。他の例としては、縫合せが完了した後、接着剤や溶融等を利用してセルロー スまたはポリウレタンのスポンジ等の多孔性材料を縫合せ材料に接着することも 考えられる。これらの積層構造の例において、開口した多孔性の材料がセルロー スのスポンジである場合には、好ましい積層方法は水分を含むと硬化するポリウ レタン系接着剤を使用することである。多孔性材料がポリウレタンをベースとす るものである場合には、イソシアナートを含むと硬化するポリウレタン系接着剤 が好ましい。 第2層がビスコースレーヨンである場合には、この層は不織であることが好ま しく、不織のスパンレースであることがより好ましい。100%ビスコースレーヨ ンの適切なスパンレースは、商業的に多数のルートから入手することができる。 本発明の目的を達するのに必要な100%ビスコースレーヨンのスパンレースの1 つは、スコット・ペーパー社から“Brand 6411 Apertured”の商標名で販売され ているものである。 両目的材の縫い合わされた層のステッチ密度(機械の方向における10cm当たり のステッチの数)は、10cm当たり約15〜50ステッチであることが好ましく、10cm 当たり約20〜35ステッチであることがさらに好ましい。 ステッチゲージ(横断方向10cm当たりのステッチの鉛直線(ウェール)の数) は約10〜40ゲージであり、約13〜28ゲージであることが好ましく、約20ゲージで あることがさらに好ましい。 ステッチ密度およびステッチゲージがこれらの範囲から外れることは、ビスコ ースレーヨンの層を有しない場合には特に、好ましくない。なぜなら、耐久性、 吸収性、およびスクラッビング特性に劣る場合があるからである。例えば、10cm 当たりのステッチ密度が50ステッチを越える場合には、吸水速度および吸水量が 低いことが分かっている。縫い合わされた本発明の材料は、10cm当たりのステッ チ密度が15ステッチを下回る場合には耐久性が低いことが分かっている。しかし ながら、前記の好ましい値の範囲から外れたステッチ密度およびステッチゲージ を有する材料を好むユーザーもいるので、それらの材料も本発明の範囲に属する と考えられる。 本発明の両目的材において許容できる吸水性(吸油性)は、両目的材を水面( 油面)上に置いて水(油)を吸収させることによって測定される。水(油)の総 重量に対して重量割合で約50%を越える量の水(油)が吸収された場合には、両 目的材は満足な吸水性(吸油性)を有するといえる。 本発明に属するすべての材料はスクラッビング特性を有する面を少なくとも1 つ有している。本発明に属する満足は材料は、標準的な食物汚れの除去テスト( テスト方法のところで説明する)において焼付いた標準的な食物汚れを、ノジュ ールを備えたスクラッビング特性のある表面を有しない材料に比べて少なくとも 50%以上の速さで除去する。より好ましくは、および代表的には、スクラッビン グの有効性は、スクラッビング作用を有するノジュールを備えていない材料と比 べて、少なくとも100%であり、より好ましくは1000倍である。 ステッチゲージが約50を越える本発明の両機能材においては、吸収層の圧縮度 が高いために吸収性が低い。この傾向は、セルロースのパルプ繊維層において特 に顕著である。このように、予め縫い合わされたセルロースパルプをベースとす る不織層の場合には、ステッチゲージが50を越えることは、ステッチ針によって 不要に多くの孔部が形成され、その結果、セルロースのパルプ層本来の引張り強 さおよび一体性が低下するので、好ましくない。しかしながら、吸収性とスクラ ッビング特性とのバランスをスクラッビング特性が高くなるようにしたい場合に は、ステッチゲージを大きくすることが有効である。なぜなら、ステッチ針によ って形成される孔部により両機能材の技術的裏面に隆起部が形成され、その結果 、強力なスクラッビング特性が得られるからである。 本発明の両機能材に溶融接着される熱可塑性ノジュールは、吸収層(両目的材 の場合)および少なくとも縫糸の一部分の融点または分解温度よりも低い融点を 有する材料で作られていなければならない。各ノジュールの形状はまったくラン ダムであってよい。図6は、両目的材の熱処理が施される前の前駆物質の走査電 子顕微鏡写真(倍率15)である。図7は、図6の前駆物質を熱処理した後の走査 電子顕微鏡写真であり、倍率は同じく15倍である。図7にはランダムな形状の熱 可塑性ノジュール(この場合はポリプロピレン)が示されている。このノジュー ルは、そのサイズにおいてもまったくランダムであって、細長い河のようなノジ ュールから小さな島のようなノジュールまで多種多様である。 本発明における熱可塑性ノジュールの形成に際しては、まず熱可塑性の層が吸 収層に縫い付けられ(両目的材の場合)、または熱可塑性材料のみが縫われる。 次に、熱可塑性層が加熱されたローラまたは他の加熱手段と接触せしめられ、熱 可塑性材料の溶融が開始される。ノジュールの前駆物質として使用するのに好ま しい熱可塑性材料の商業的な例としては、アモコ・ケミカル社が販売している商 標名“RFX”として知られているポリプロピレンウエブのスパンボンド(特に、 タイプ5000);フィブリル化されたフィルム状のメッシュ/スクリム織物(これ らは、ポリプロピレンのクロス・ラミネーテッド・エアリー・ファブリック(CL AF)と呼ばれることがあり、例えば、アモコ・ニセキ社から“MS”の商標名で販 売されているもの等である);ポリオレフィンを押出し成形した多種類のメッシ ュ織物(例えば、コンウェッド社から“ON6270”の商標名で販売されているもの 等);“Filtrete”の商標名で知られているフィブリル化されたポリオレフィン 繊維のウエブ(ミネソタ州セントポールのミネソタ・マイニング・アンド・マニ ュファクチュアリング(3M)社が販売している商標名“G-01”のもの);およ び、カーディングが施され、気流で運ばれたステープルファイバーのポリオレフ ィンウエブ(特にポリプロピレンで、多くの経路から商業的に入手できる);等 がある。 前記したように、熱安定性が異なり互いに少なくとも部分的に熱融着可能な少 なくとも2つの異なるタイプの繊維から構成される糸が使用されてもよい。この 場合には、この糸は両目的材の外表面の少なくとも一部分に熱融着することも可 能である。 2種類の繊維からなる糸が使用される場合には、第1の繊維はその融点が吸収 材の融点よりも低く約175℃以下であることが好ましい。また、第2の繊維はそ の融点が少なくとも約200℃であることが好ましく、少なくとも約240℃であるこ とがさらに好ましい。 融点が吸収材の融点よりも低く約175℃以下である糸部分は、枝分かれしたポ リエチレン、直線状のポリエチレン、ポリプロピレン、およびそれらの混合体の いずれかである。特に好ましいのは、約160〜170℃の範囲の融点を有するポリプ ロピレンである。これらの繊維の太さは、糸を構成する高融点の繊維とセルロー スまたは他の材料からなる吸収層の外表面との十分な接着を許容する太さとすべ きである。他の観点からは、繊維の太さは重要ではなく、約40〜200デニールで あることが好ましく、約70〜100デニールであることがより好ましい。繊維の太 さが40デニールを下回ると融着が困難となる。それは単に繊維量が少ないからで ある。 融点が少なくとも約200℃である第2の繊維は、ポリエステル(ポリエチレン テレフタラートは約248℃で溶融する)、アルファセルロース(コットン)およ びレーヨン(約225℃の温度に長時間さらすと分解する)、プロテイン、アセテ ート、フッ化炭化水素、ポリアクリロニトリル、ポリアミド(多くのナイロンポ リアミドは約220℃で溶融する)、ビスコースレーヨンやコットンから構成され るステープルファイバー紡績糸、およびそれらの混合体のいずれかである。 第2の繊維として特に好ましいのは、ポリエチレンテレフタラート(PET)ポ リエステルである。これらの繊維は、両機能材が非スクラブ面にビスコースレー ヨンを備えている場合には、吸収層に向けて水を引く有利な特性を有している。 本発明の両機能材においては、層全体にわたるPETステッチのネットワークに より強度が高められている。 第2の繊維においてもその太さは重要ではなく、約10〜400デニールであるこ とが好ましく、約120〜180デニールであることがさらに好ましい。現在のところ 、約70デニールを下回る繊維は引張り強度が非常に弱いので好ましくない。しか し、70デニールを下回る太さであっても本発明の両機能材に必要な強度を有する ものであれば使用することができる。本発明の両機能材の耐久性を、通常のユー ザーが捨ててしまうようになるような点を越えて増加させるために、約400デニ ール よりも太い繊維は一般的には必要ない。さらに、繊維は太くなるほど高価になる 。 本発明の特に好ましい両目的材は、“Airtex”399の商標名(ジェームズ・リ バー社)で知られているセルロースのパルプ繊維のバットを、“RFX”5000の商 標名(アモコ・ケミカル社)で知られているポリプロピレン・ウエブのスパンボ ンドに縫い付けたものである。縫付けは、80デニールのポリプロピレンと150デ ニールのポリエチレンテレフタラートとを、それぞれ重量割合で30%および70% 含む糸を使用して行なわれる。この両目的材は、平編みのステッチパターンで、 ステッチ密度を30、ステッチゲージを20(ともに、縫付け機械上で測定した値) として縫われており、技術的裏面または技術的前面に熱可塑性のノジュールを有 している。 スクラブ材の好ましい例10が図1に示されている。この例においては、70重量 %のポリプロピレンと30重量%のポリエチレンテレフタラート(PET)をランダ ムに含む層状の材料(3M社からから入手できる商標名“Thinsulate”C-100の もの)が100重量%で90デニールの糸で縫われた。縫付けは、糸を2つのラッピ ングバーの各バーに、1:1のスレッディングオーダーで通して行なわれ、図示 されているような6角形のオープンメッシュ構造が与えられた。縫われたウエブ がポリプロピレンの融点とPETの融点との間の温度にまで温風で加熱され、続 いて冷却された。この結果、ポリプロピレンはノジュールを形成し、このノジュ ールはPET繊維に取り付けられた集塊のように見えた。図1に示されているよ うに、両目的材の技術的前面には明確な六角形のパターンが形成された。そして 、技術的裏面には、隆起した領域と凹んだ領域とが離れた列(offset rows)を 形成した。元々のウエブ内のポリプロピレンは、冷却後に、硬化したノジュール へと転化した。このノジュールはニット構造に追従するパターンを構成していた 。このようにして、図1に示される3次元的なスクラブ面が構成された。 図1に示されたスクラブ材が、スクラブ面(技術的前面)を露出した状態で、 前述のようにセルロースまたはポリウレタンの多孔性材料に取り付けられる(例 えば、接着や融着)。このような方法で、スクラブ材をスポンジの両面に取り付 けてもよい。または、本発明の1つのスクラブ材が多孔性材の周囲を囲む“ピロ ーケース”構造を構成してもよい。代わりの構成として、本発明の2つのスクラ ブ 材(または、1つが本発明のスクラブ材で、他の1つが本発明以外のスクラブ材 )を多孔性材料の両面に配置して多孔性材料を囲み、スクラブ材の周縁を縫付け 、融着、接着等で互いに接合してもよい。ここで使用している“囲む”という語 は、単にスクラブ材が多孔性材料を取り巻いていることを意味する。本発明のス クラブ材は多孔性材料に取り付けられていても、取り付けられていなくてもよい 。 図1に示されたスクラブ材と同様の構造の両目的材を構成した。この両目的材 においては、100%ビスコースレーヨンのステープルファイバー等の吸収材層が 縫われた。縫付けは、糸を2つのラッピングバーの各バーに、1:1のスレッデ ィングオーダーで通して行なわれ、オープンメッシュ構造が与えられた。吸収材 層は1m2当たり約120g(120gsm)の重さのカーディングが施されたウエブであっ た。 “Thinsulate”の商標名で知られている100%ポリプロピレンのメルトブロウ ン繊維の層から熱可塑性ノジュールが形成された。“malimo”縫合せ機械で90デ ニールのポリエステルマルチフィラメント糸を使用して前記2つの層が縫い合わ された。図1のスクラブ材の場合のように、縫糸はこれら2つの層に特別のパタ ーンで縫い込まれ、両目的材の技術的前面に六角形のパターンを形成した。また 、技術的裏面には隆起した領域と凹んだ領域との離れた列が形成された。この例 の縫われた両用材は、その技術的前面に熱可塑性ノジュールを備えていたが、そ れらは技術的裏面にも容易に形成することができただろう。技術的前面が、ポリ プロピレン微繊維の融点にまで加熱され、そして、冷却後に硬化ノジュールに転 化した。このノジュールはニット構造に追従するパターンを構成していた。この ようにして、図1に示されたものと同様の3次元的なスクラブ面が構成された。 本発明の両目的材の他の2例20a、20bが、それぞれ、図2aおよび図2bに概略 斜視図で示されている。これらの例においては、セルロースのパルプ繊維が接着 剤で接着されたバット(前述のように、“Airtex”または“Walkisoft”の商標 名で販売されているもの等)の層22が縫糸24を使用して縫われた。不織セルロー スは約100gsmの重さであり、技術的裏面を構成した。そして、技術的前面26の重 さ約51gsmの100%ポリプロピレンの不織布(ポリプロピレンのスパンボンド)か らノジュールが形成された。両目的材20aは技術的前面26を上にして示されてお り、本発 明の両用材における縫糸24の“平編み”のステッチパターンの好ましい例を示し ている。例20aの技術的裏面は破線で示されいる。図2bにおいては、例20bがそ の技術的裏面26を上にして示されている。 図2aおよび2bに示されているように、ニードル孔28はやや誇張したサイズで 描かれており、各ニードルが吸収層を貫通するポイントを強調している。代わり の構成として、吸収層22は、レーヨンとポリオレフィンを含まない合成繊維との 不織混合体であってもよく、100%セルロース繊維であることがさらに好ましい 。本発明の両目的材においては、ポリオレフィンまたはポリオレフィン合成繊維 の重量割合が30%を越えると吸水性が低下するので好ましくない。しかしながら 、吸油性の両目的材が望まれる場合には勿論、疎水性の合成繊維の吸収層を使用 することが好ましい。ポリオレフィンの適切な例としては、ポリエチレンおよび ポリプロピレン等がある一方、ポリオレフィンを含まない合成繊維の適切な例と しては、ポリエステル、アクリル、およびポリアミド等がある。 図2aの両目的材20aは、吸収層22の技術的前面26に融着された熱可塑性ノジュ ール29をさらに備えている。この例においては、ノジュール29は技術的前面のみ に存在している。図2bの例20bにおいては、ノジュールは技術的裏面のみに存在 している。 図3は、他の両目的材の例30を示している。両目的材の1隅を折り返して技術 的裏面を表示している。両目的材30は、熱可塑性ノジュールを技術的裏面25およ び技術的前面26の両面に備えている点を除いて、図2aに示された例20aと同様で ある。 図4は例40を示している。図4も概略斜視図である。例40は、吸収性のセルロ ースのパルプ繊維22の単一層が、非スクラブ性の技術的前面26において、100% ビスコースレーヨンのスパンレース層23に縫い付けられたものである。熱可塑性 ノジュール29は、技術的裏面25(破線)に形成されている。平編みのステッチは 、前述の例で説明したのと同様に、糸24を使用して行なわれる。 図5は、本発明に係るスクラブ材の他の例50を示している。例50においては、 接着されたノジュール29を有する糸24で縫合せが行なわれている。この例は、本 質的には図1に示されたものと同等であるが、ただ吸収層12を備えていない。こ のように、熱可塑性ノジュールは糸にのみ接着されている。このスクラブ材は、 図1のスクラブ材のように多孔性材料に取り付けてもよい。 本発明の縫い合わされた両用材の製造方法は、吸収層を低溶融層と接触せしめ る工程;および、平編みステッチまたはトリコット編みステッチによって、10cm 当たりのステッチ密度が約15〜35ステッチ、10cm当たりのステッチゲージが約10 〜40ウェール、である縫い合わされた中間材料を形成する工程;を含む。これら の目的のためには、“Maliwatt”、“Malimo”、および“Arachne”の商標名で 知られている縫合せ機械が適切である。単一のまたは複数の繊維要素からなる糸 を使用することができるが、前述のような、熱安定性の異なる第1および第2の 繊維からなる糸が好ましい。そのような2つの繊維要素から構成される糸が使用 される場合には、各繊維要素は、80デニールのポリプロピレンと150デニールの ポリエステルであることが好ましい。 縫い合わされた中間材料が形成された後は、縫合せ材料の熱可塑性層を有する 表面が一定時間加熱される。加熱は、融点の低い熱可塑性層を溶融させるには十 分であるが、吸収層および少なくとも糸の一部を溶融させるには至らない温度で 行なわれる。この工程により、融点の低い層の少なくとも一部が溶融して溶融ポ リマーの小球体が形成される。この小球体は吸収層や融点の高い繊維からなる糸 に接着する。冷却すると、熱可塑性材料は硬化して、使用されている層に応じて セルロースのパルプ層やビスコースレーヨン層に融着する。このようにして形成 されたノジュールを有する縫合せウエブは、本発明の個々の両目的材へと切断す べく準備される。 加熱および冷却を繰り返すと、PET等の融点の高い繊維要素が収縮するので 構成物全体が収縮する。換言すると、PET糸で縫い合わされたウエブの初期状 態での幅は、加熱および冷却が行なわれた後の幅よりも大きい。このように、本 発明の利点は、材料の嵩の高さをウエブの前駆物質だけでなく、ステッチ糸を選 択することによっても調整することができることである。適当な加熱および冷却 状態を選択することにより、縫い合わされた中間材料はその幅方向に収縮し、こ の結果、ステッチウェールの間に真直ぐに突き出る鉛直の畝が形成され、ステッ チウェールと平行な3次元構造のリブが構成される。このようにして、トンネル のような形状のスクラブ面が形成される。 縫い合わされた材料を加熱して熱可塑性層の融着を行う1つの方法は、まず、 縫い合わされた中間材料を、加熱されたガスが内部を通過し得るよう設計された 一連の有孔ドラムまたはスクリーンドラムに接触せしめる(好ましいガスは、相 対湿度が70%よりも小さい空気である)。縫い合わされた布は、通常好ましくは 、知られている方法によって、一のドラムの頂部側を通過し、続いて配置される ドラムの底部側を通過する。ドラム内部の圧力を減じることによって、加熱され た空気または他のガスが、縫い合わされた中間材料およびドラムの孔部またはス クリーンを通過してドラム内に引き込まれる。この引き込みは、層の嵩高性は維 持するが層とドラムとの接触を保持するには十分な圧力で行なわれる。この方法 においては、溶融を発生させるのに十分な時間は、加熱された空気の温度によっ て変化する。代表的には、温度が200〜210℃である場合には、所要時間は15〜25 秒である。所要時間を最小にすることが重要である。それは、時間があまりに長 いと、不織のセルロースのパルプ材料が僅かに酸化し始める(少し、黄色くなる )からである。 縫い合わされた中間材料を加熱する他の方法が使用されてもよい。例えば、ド ラムを使用せずに、縫い合わされた中間材料を、空気が循環する開口した加熱通 路(例えば、テンターフレームドライヤー)に通してもよい。テンターフレーム ドライヤーはこの分野で知られている。代わりの方法として、縫い合わされた中 間材料の低溶融層側を、加熱された−または複数の金属ローラ上を通過させ、続 いて、冷却された一または複数の金属ローラ、または他の冷却面に接触させて、 熱可塑性ノジュールを形成してもよい。 PET、ポリアミド、またはコットン等の一種類の繊維から構成される糸を使 用して縫い付けが行なわれた場合には、ステッチが解けるという問題がある。ス テッチが解ける問題は、吸収層に熱可塑性層を融着することによって解決するこ とができる。この場合、ノジュールが形成されたときにステッチが吸収層に固定 されるからである。 本発明の両目的材およびスクラブ材のスクラッビング有効性をテストするため に、シーファー研摩試験(Schiefer abrasion test)が行なわれた。この試験は 、実験室の制御された環境の下で、食物の焦げ付いた汚れをパネルから除去する ことをシュミレートするものである。知られている標準的な食物汚れの組成物を 各パネルにコーティングして、191℃の温度で30分間焼く(ベーキング)ことに よって、各パネルが調製された(3層の食物汚れの組成物が設けられた)。簡単 に説明すると、この試験は、パネルの食物汚れが焼き付けられた層をテストサン プルのスクラブ面にこすり付けた後で、当該パネルの重量損失をモニタリングす るものである。研摩装置による所定サイクルの研摩の後の重量損失が大きい場合 には、スコーリング(scouring)有効性が高いことを示している。代表的には、 例えば図2に示されるサンプルのスクラブ面を使用した場合には、ノジュールを 有していないサンプルのスムースな面を使用した場合よりもパネルの重量損失が 大きい。代表的および好ましくは、このスクラブ面は、ノジュールを有していな いものに比べて約50%、好ましくは500%多くの食物汚れを除去する。 本発明の両用材を、以下の実施例を参照して説明する。特に示さない限り、パ ーセンテージおよび部は重量割合を示す。 実施例 以下の実施例によって作られた本発明の両機能材およびスコーリング材のテス トが行なわれ、丸いステンレス鋼から焼き付いた標準的な食物汚れを除去する場 合の有効性が測定された。標準的な食物汚れの組成物が所定量だけステンレス鋼 にコーティングされ、191℃の温度で30分間ベーキングされた。すべてのパネル について、この方法により、コーティングおよびベーキングが3回繰り返された 。 直径10.16cmのステンレス鋼のパネルに、以下の方法によって、標準的な食物 汚れがコーティングされた。オーブンが予め191℃に加熱された。一方、コーテ ィングが施されるべきパネルが計りの上に置かれ、2グラムの食物汚れの組成物 がパネル上に置かれた。パネルは慎重に計りから平坦面へと移動された。食物を パ ネル上で引きのばすために、“RDS#60”の商標名で知られているコーティング ロッドが使用された。コーティングロッドがパネルを横断するように(回転する ことなく)引かれ、食物汚れが均一の厚みでパネル全面を覆った。 次に、コーティングが施されたパネルが、予め加熱されたオーブン内の平坦な 金属シート上に、190℃の温度下で30分間置かれた。30分後、パネルはオーブン から取り出され、室温にまで冷却された。 第1のコーティングの形成とまったく同様にして、第2および第3のコーティ ングが第1のコーティングの上に形成された(つまり、コーティング、ベーキン グ、および冷却を行うことにより第2のコーティングが、同様にして第3のコー ティングが形成された)。コーティングが施されたパネルは、その後、室温で24 時間冷却された。 先に調製された食物汚れのコーティングを有するパネルの重量が、0.01グラム のオーダーで測定された。そしてこの重量が“M1”として記録された。食物汚 れがコーティングされ予め重量が測定されたパネルと試験される両目的材サンプ ルとが、“Schiefer Tester”の商標名で知られている研摩機械の対向するホル ダーに取り付けられた。この機械は、本質的には、間隔をおいて配置された2つ の水平ホルダーから構成される。上側のホルダーは、一定荷重の下で、所定数だ け回転し得る。試験される両目的材の各サンプルについて、上側のホルダーが60 0回転して試験パネルの研摩を行うように研摩機械がセットされた。600回転の後 に、試験パネルおよび両目的材サンプルが研摩機械から取り外された。そして、 試験パネルが80℃のオーブン内に30分間配置されて乾燥された。パネルはオーブ ンから取り出され、室温(約20℃)にまで冷却され、重量が0.01グラムのオーダ ーで測定された。そしてこの重量が“M2”として記録された。スコーリングの 有効性を計算するために、M2がM1から引き算された。重量差が大きい程、ス コーリング有効性が高いことを意味する。 本発明の両目的材の4つのサンプルが作られ、評価された。サンプル1、2a 、2b、および3の組成および構成が表1に概括されている。 サンプル1の両機能材は、重量約120gsmのビスコースレーヨンのステープルフ ァイバー100%のカードウエブから作られた吸収層と、70重量%のポリプロピレ ンと30重量%のPETのステープルファイバーからなるーの層(ミネソタ州セン トポールの3M社から販売されている商標名“Thinsulate”のもののタイプC-10 0)と、から構成されていた。これらの2つの層が、90デニールのポリエステル のマルチフィラメント糸を使用して“malimo”縫合せ機械で縫い合わされた。ス テッチ糸は、これらの2つの層に特別のパターンで縫い込まれ、両機能材の技術 的裏面に図1に示された六角形と同様の表面構造を作り出した。そして技術的前 面には、隆起した領域と凹んだ領域とが離れた位置(offset location)に存在 していた。この表面構造は、2つのラッピングバーの各バーに1:1のスレッデ ィングオーダーで通された糸を使用して縫うことによって達成され、ラップニッ トのオープンメッシュ構造が与えられえた。技術的前面に低溶融繊維層を有する 縫い合わされた織物が熱処理された。熱処理は、その内部を空気が通過し得るド ラムおよび204℃の空気を使用し、織物をドラム上に20秒間静止させることによ り行なわれた。こうして、ポリプロピレン繊維が溶融し、次いで、空気が冷却さ れてポリプロピレンが硬化したノジュールが形成された。以上のようにして、両 目的材のスクラブ面が構成された。サンプル1の両目的材の他方側のビスコース レーヨンの繊維層は、吸収性および拭き取り効果を備えていた。 サンプル2aおよび2bは、それぞれ、図2aおよび2bに対応しており、ポリプ ロピレンのノジュールの配置だけが異なる。サンプル2aは技術的前面にノジュ ールを備えており、サンプル2bは技術的裏面にノジュールを備えている。サン プル2aおよび2bの各吸収層は、同じものでありポリプロピレン層が使用されて いた。この吸収層は、セルロースを使用して気流式で形成した不織の層でジェー ムス・リバー社から“Airtex”399の商標名で販売されているものであって、約1 00gsmの重量を有していた。サンプル2aおよび2bにおけるポリプロピレンのノ ジュールは、ファイバーウエブ社の“Celestra”の商標名で知られている100% ポリプロピレンのスパンボンド(不織布)の層から形成されたものであった。こ の層の重量は約51gsmであった。 サンプル3として作られた材料は、セルロースのパルプ繊維からなる吸収層を 使用して作られた。この吸収層は、“Walkisoft”FG 407-SHBの商標名で知られ るものであって、その重量は約97gsmであった。ポリプロピレンのノジュールは 、アモコ・ケミカル社の“RFX”5000の商標名で知られている100%ポリプロピレ ンのスパンボンド(不織布)の層から形成されたものであった。この層の重量は 約25gsmであった。 サンプル2a、2b、および3の縫合せは、“Arachne”縫合せ機械を使用して 行なわれた。平編みステッチが使用され、ステッチゲージは40で1:1のオーダ ーのニードルキャスティング(5mmの間隔)であった。また、ステッチ密度は10 cm当たり30ステッチであった。ステッチ糸は、150デニールのポリエステルと90 デニールのポリプロピレンの2種類の繊維からなる糸であった。縫い合わされた 織物は、エアドラムドライヤーを使用して、空気温度を204℃としてドラム上に2 0秒間静止されることにより熱処理された。この熱処理の間に、材料は幅方向に 収縮した。そして、技術的前面においては、ステッチウェール間に鉛直方向に隆 起するリブが形成された。 サンプル1、2a、2b、および3の両目的材のそれぞれが、前述のスコーリン グ試験方法によってテストされた。サンプル1、2a、2b、および3の両目的材 のそれぞれのノジュールを備えた表面を使用して試験が行なわれ、それぞれが試 験パネルから食物汚れを除去した。さらに、サンプル2aについては、ノジュー ルを備えた技術的前面およびノジュールを備えていない技術的裏面の両面につい てスクラッビングの有効性がテストされた。ノジュールを備えた技術的前面の場 合は、試験パネルからの重量損失は0.1グラムであった。ノジュールを備えてい ない技術的裏面の場合は、試験パネルからの重量損失は0.01グラム未満であった 。 当業者には本発明の技術的範囲から逸脱することなく多種類の修正および変更 が容易であろう。したがって、本発明は上述の実施例に不当に限定されるもので はないと理解すべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月23日 【補正内容】 請求の範囲 1.第1材料から作られた吸収繊維層により特徴づけられる、拭取りおよびスク ラッビングの両目的材であって、 吸収繊維層は、第1表面および第2表面を有しており、第2材料から作られた ステッチ糸を使用してあるステッチ密度で全体が第1表面から第2表面へと縫い 合わされており、 第1表面には、吸収繊維層および少なくともステッチ糸の一部の融点または分 解温度よりも小さい融点の熱可塑性材料からなる複数のノジュールが融着されて おり、該ノジュールは吸収繊維層およびステッチ糸に融着されている、両目的材 。 2.前記熱可塑性材料が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、および 熱可塑性エラストマーのいずれかであることによりさらに特徴づけられる、請求 項1記載の両目的材。 3.前記熱可塑性材料がポリプロピレンであることによりさらに特徴づけられる 、請求項2記載の両目的材。 4.前記第1材料が接着剤で接着されたセルロースのパルプ繊維の不織のバット から本質的に構成されていることによりさらに特徴づけられる、請求項1記載の 両目的材。 5.前記繊維が、コットン、ビスコースレーヨン、およびウールパルプのいずれ かであることによりさらに特徴づけられる、請求項4記載の両目的材。 6.前記ステッチ密度が10cm当たり約15〜50ステッチであることによりさらに特 徴づけられる、請求項1記載の両目的材。 7.前記第2材料が、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、およびそ れらの混合体のいずれかであることによりさらに特徴づけられる、請求項1記載 の両目的材。 8.前記第2材料がポリエステルであることによりさらに特徴づけられる、請求 項7記載の両目的材。 9.前記第1材料が本質的にビスコースレーヨン繊維から構成されており、前記 熱可塑性材料がポリプロピレンであることによりさらに特徴づけられる、請求項 8記載の両目的材。 10.前記ノジュールがランダムな形状を有しており、前記第1表面および第2表 面が隆起部と凹部とを交互に有しており、 隆起部はノジュールが接着されたステッチ糸から構成されており、凹部はノジ ュールが融着された前記吸収繊維シート層を含んでいることによりさらに特徴づ けられる、請求項1記載の両目的材。 11.前記第2表面に複数の熱可塑性ノジュールが融着されていることによりさら に特徴づけられる、請求項1記載の両目的材。 12.1または2以上の糸で、該糸の少なくとも一部の融点または分解温度よりも 低い融点を有する熱可塑性材料層の全体が縫い合わされており、 熱可塑性材料が加熱手段に接触されて溶融されることにより前記1または2以 上の糸による縫合せが固着されており、糸には当該熱可塑性材料で構成されるノ ジュールが融着されていることにより特徴づけられる、スクラブ材。 13.前記熱可塑性材料には吸収層が縫い合わされており、該吸収層は熱可塑性材 料の融点よりも高い融点を有する複数の繊維がランダムに配置されることにより 構成されており、前記ノジュールは繊維に融着されていることによりさらに特徴 づけられる、請求項12記載のスクラブ材。 14.前記繊維がポリエステルで構成されていることによりさらに特徴づけられる 、請求項13記載のスクラブ材。 15.多孔性材料に接着されている、請求項13記載のスクラブ材。 16.多孔性材料を封入している、請求項12記載のスクラブ材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クールトー、ドナルド・エム アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州、 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス33427番(番地の表示なし) (72)発明者 パテル、ヴィニュ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州、 セント・ポール、ポスト・オフィス・ボッ クス33427番(番地の表示なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1材料から作られた吸収繊維層により特徴づけられる、拭取りおよびスク ラッビングの両目的材であって、 吸収繊維層は、第1表面および第2表面を有しており、第2材料から作られた ステッチ糸を使用してあるステッチ密度で全体が第1表面から第2表面へと縫い 合わされており、 第1表面には熱可塑性材料からなる複数のノジュールが融着されており、該ノ ジュールは吸収繊維層およびステッチ糸に融着されている、両目的材。 2.前記熱可塑性材料が、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、および 熱可塑性エラストマーのいずれかであることによりさらに特徴づけられる、請求 項1記載の両目的材。 3.前記熱可塑性材料がポリプロピレンであることによりさらに特徴づけられる 、請求項2記載の両目的材。 4.前記第1材料が接着剤で接着されたセルロースのパルプ繊維の不織のバット から本質的に構成されていることによりさらに特徴づけられる、請求項1記載の 両目的材。 5.前記繊維が、コットン、ビスコースレーヨン、およびウールパルプのいずれ かであることによりさらに特徴づけられる、請求項4記載の両目的材。 6.前記ステッチ密度が10cm当たり約15〜50ステッチであることによりさらに特 徴づけられる、請求項1記載の両目的材。 7.前記第2材料が、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、およびそ れらの混合体のいずれかであることによりさらに特徴づけられる、請求項1記載 の両目的材。 8.前記第2材料がポリエステルであることによりさらに特徴づけられる、請求 項7記載の両目的材。 9.前記第1材料が本質的にビスコースレーヨン繊維から構成されており、前記 熱可塑性材料がポリプロピレンであることによりさらに特徴づけられる、請求項 8記載の両目的材。 10.前記ノジュールがランダムな形状を有しており、前記第1表面および第2表 面が隆起部と凹部とを交互に有しており、 隆起部はノジュールが接着されたステッチ糸から構成されており、凹部はノジ ュールが融着された前記吸収繊維シート層を含んでいることによりさらに特徴づ けられる、請求項1記載の両目的材。 11.前記第2表面に複数の熱可塑性ノジュールが融着されていることによりさら に特徴づけられる、請求項1記載の両目的材。 12.1または2以上の糸で縫い合わされていることにより特徴づけられるスクラ ブ材であって、 糸には複数のノジュールが融着されており、ノジュールはある融点を有する熱 可塑性材料で作られている、スクラブ材。 13.前記熱可塑性材料の融点よりも高い融点を有する複数の繊維がランダムに配 置されており、前記ノジュールは繊維に融着されていることによりさらに特徴づ けられる、請求項12記載のスクラブ材。 14.前記繊維がポリエステルで構成されていることによりさらに特徴づけられる 、請求項13記載のスクラブ材。 15.多孔性材料に接着されている、請求項13記載のスクラブ材。 16.多孔性材料を封入している、請求項12記載のスクラブ材。
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