JPH08505635A - アザアントラキノンおよびアザキサントンの誘導体、ならびにこれを含有する除草剤および植物生長制御剤 - Google Patents

アザアントラキノンおよびアザキサントンの誘導体、ならびにこれを含有する除草剤および植物生長制御剤

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Abstract

(57)【要約】 以下の式(I′) で表され、かつR1が水素、メチルを、R2−R5が(a)水素、(b)ハロゲン、(c)ニトロ、(d)COOR6(R6はC1−C4アルキルを意味する)、(e)CONH2、CONR67(R6、R7はC1−C4アルキルを意味する)、(f)1から3個のハロゲン、ヒドロキシ、C1−C6アルコキシで置換されていてもよいC1−C8アルキル、(g)C3−C6アルケニル、(h)C1−C4アルコキシ、(i)ヒドロキシ、(j)アミノまたはNR67、(k)1から5個までのハロゲンまたは1から3個までのニトロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルにより置換されていてもよいフェニルを、X、YがN、N+-O-またはCH(ただし窒素ないしN−オキシドはもっぱら環中に含まれる)を、Zが酸素、硫黄または基C=0を、Aが酸素または硫黄を意味する場合のアザアントラキノンおよび/またはアザキサントンの誘導体を好ましくない植物に作用させる、このような植物の防除方法およびこのような植物の生長を制御する方法。新規なアザアントラキノンとアザキサントン、ならびにこれらを含有する除草剤および植物生長制御剤。

Description

【発明の詳細な説明】 アザアントラキノンおよびアザキサントン の誘導体、ならびにこれを含有する 除草剤および植物生長制御剤 本発明は以下の式(I) で表され、かつ R1が水素、メチルを、 R2−R5が(a)水素、(b)ハロゲン、(c)ニトロ、(d)COOR6( R6はC1−C4アルキルを意味する)、(e)CONH2、CONR67(R6、 R7はC1−C4アルキルを意味する)、(f)1から3個のハロゲン、ヒドロキ シ、C1−C6アルコキシで置換されていてもよいC1−C8アルキル、(g)C3 −C6アルケニル、(h)C1−C4アルコキシ、(i)ヒドロキシ、(j)アミ ノまたはNR67、(k)1から5個までのハロゲンまたは1から3個までのニ トロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルによ り置換されていてもよいフェニル を、 X、YがN、N+-O-またはCH(ただし窒素ないしN−オキシドはもっぱら 環中に含まれる)を、 Zが酸素、硫黄または基C=0を、 Aが酸素または硫黄を意味する場合の新規のアザアントラキノンおよびアザキ サントンならびにこれら化合物Iの除草効果ないし植物生長制御効果を阻害しな い酸との塩に関するものである。ただし、以下の式Ia で表され、かつR2、R3、R4、R5が同じでも異なってもよく、相互に無関係に それぞれ水素、弗素、塩素、メチル、メトキシ、COCH3、COOH、CF3、 CCl3、t−C49、NO2およびフェニルを意味する場合の、アルカロイドク ライストホリンならびにアザキサントンを除く。 P.G.ウォータらの論稿(Phytochemistry 24、(198 5)523)およびA.カヴェらの論稿(J.Nat.Prod.50(198 7)759)から、アルカロイドクライストホリンないし4−メチルベンゾ[g ]キノリン−5,10−ジオンは公知である。これらは植物Cleistoph olis patens から抽出単離されたものである。またF.J.ビラーニらの論稿(J.Med. Chem.18(1975)1)およびP.ナカタ−ナミルスキーの論稿(Ac ta Pol.Pharm.34(1977)1)から、5H−[1]ベンゾピ ラノ[2,3−b]ピリジノン−5は公知である。この化合物は、上記文献にお いて、抗ヒスタミン、気管支拡張および抗カンジーダ特性を有する旨記載されて いる。しかしながらこの物質の除草ないし植物生長制御効果については知られて いない。 上述した公知化合物は、その作用において満足すべきものではないので、本発 明は強力な除草効果を示す新規の除草剤および新規な植物生長制御剤、ことに生 長抑止剤を提供し、さらに除草性および植物生長制御性作用を示す、この種の新 規化合物を見出し、提供することをその課題とするものである。 これにより冒頭に定義された新規化合物Iが見出された。 また本発明は、この化合物(I)を含有する除草作用および生物制御作用、こ とに植物生長抑止作用剤、ならびに化合物(I)の製造方法に関する。さらに化 合物(Ia)を含む式(I)の化合物に相当する式I′の化合物が、除草剤ない し植物生長制御剤として使用するのに適することが見出された。 式Iの新規化合物として好ましいのは、式中における 置換基が以下のものを意味する場合である。すなわち、 R1が水素およびことにメチルを、 R2、R3、R4、R5が水素、弗素、塩素、臭素、非分岐もしくは分岐C1−C8 アルキル、ことにメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、 s−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、1,1− ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、1−エチル−1 −メチルプロピルのようなC1−C6アルキル、または 3個までのハロゲン、例えば弗素、塩素、臭素、ヒドロキシル、C1−C6アル コキシ、ことにメトキシ、エトキシ、プロポキシのようなC1−C4アルコキシで 置換されていてもよい非分岐もしくは分岐C1−C8、ことにC1−C6アルキル、 または 非分岐もしくは分岐C3−C6アルケニル、ことにビニル、アリル、2−メチル アリル、3−メチルアリル、2,3−ジメチルアリル、3,3−ジメチルアリル 、2−ペンチル、3−ペンチル、または C1−C4アルコキシ、ことにメトキシ、エトキシ、プロポキシ、または ニトロ、アミノ(NH2)、エステル基、例えばCOOCH3、COOC25、 COOC37、COOC49、アミド、例えばCO−NH2、CO−N(CH32 、CO−N(C252または 3個までの弗素、塩素、CF3、NO2、C1−C4アルキルで置換されていても よいフェニルを意味し、 R6、R7が非分岐もしくは分岐C1−C4アルキル、例えばメチル、エチル、n −プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル を意味し、 XがN、N+-O-、CHを意味し、 YがCH、N、N+-O-を意味し、 Zが酸素、硫黄、C=0を意味し、 Aが酸素、硫黄を意味する場合である。 R1がメチルを意味する場合の化合物Iはことに好ましい。Xが窒素またはN −オキシドを、YがCHを意味する場合もことに好ましい。 R2からR5のすべてが水素を意味しない場合には、式Iのフェニル環における 置換態様は、ことにモノ置換かジ置換である。置換基としては、ハロゲン原子、 例えば弗素、塩素または臭素、C1−C4アルキル、ことにイソプロピル、s−ブ チル、t−ブチルのような分岐アルキル、C1−C4ハロゲンアルキル、ことにト リフルオロメチル、ニトロが好ましい。またR2とR4が水素を意味し、R3およ び/またはR5が前述した意味を有する場合の化合物も好ましい。 新規化合物の酸付加塩としては、化合物(I)および(Ia)の除草効果を阻 害しない酸、例えばヒドロクロ リド、ヒドロブロミド、スルファート、ニトラート、ホスファート、オキシラー ト、ドデシルベンゼンスルホナートとの塩が適当である。 前述したように、アザアントラキノンおよびアザキサントン(Ia)は公知で あるか、または(Iの場合)それ自体公知の方法で得られる。 Y=CH、X=N、R1=CH3、Z=(C=0)の場合、化合物(I)および (Ia)は、以下の反応式に示されるようにして製造され得る。 この方法は、例えばLiebigs Ann.Chem.1989、87にお けるF.ブラッヘルの論稿から公知である。 2−ブロモ−1,4−ナフトキノン(II)のクロトンアルデヒド−ジメチル ヒドラゾン(III)によるヘテロ(ディールス、アルダー)環付加反応は、H Br分裂下にジヒドロピリジン(IV)をもたらす。この化合 物(IV)からのジメチルアミンの熱的脱離により、化合物(I)、(Ia)が もたらされる。この合成は、不活性有機溶媒中において、化合物(II)と(I II)を100から160℃の温度に何時間か加熱することにより行われる。環 付加および脱離反応は、いわゆる雑炊反応、すなわち中間生成物(IV)を単離 することなく行うのが好ましい。不活性有機溶媒としては、ことにキシレン、ト ルエン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン、クロロベンゼン、クロロトル エンが好ましい。 Y=CH、X=N、R1=HまたはCH3、Z=0の場合には、アザキサントン I、Iaは、F.J.ビラーニらの方法により製造するのが有利である。 公知の2−フェノキシニコチン酸(V)の環化によるアザキサントン(I)、 (Ia)の製造は100から180℃の温度でポリ燐酸中において行われる。こ の場合、ポリ燐酸は溶媒、希釈剤としても使用され得る。 XまたはYがN+-O-を意味する場合の化合物(I)の合成は、標準的方法( 例えば1967年、アムステルダ ムのエルセフィール刊、E.オチアイの「アロマティック、アミン、オキサイズ 」200−250頁参照)により、対応するアザアントラキノン、アザキサント ンをH22または有機パーオキシ酸と反応させることにより行われる。 生物学的用途にかんがみて、好ましい化合物(I)、(I′)を下表1に掲記 する。 化合物IまたはI’およびこれを含有する除草剤ならびにこのアルカリ金属お よびアルカリ土類金属の環境適合性塩は、コムギ、イネ、トウモロコシ、ダイズ およびワタ等の栽培において、栽培植物を損傷することなく、雑草および害草を 非常に良く防除し、とりわけ少ない使用量の際もその効果を発揮する。 化合物IまたはI’およびこれを含有する除草剤は、例えば直接的に噴霧可能 な溶液、粉末、懸濁液、高濃度 の水性、油性またはその他の懸濁液または分散液、エマルジョン、油性分散液、 ペースト、ダスト剤、散布剤または顆粒の形で噴霧、ミスト法、ダスト法、散布 法または注入法によって適用することができる。適用形式は、完全に使用目的に 基づいて決定される;いずれの場合にも、本発明の有効物質の可能な限りの微細 分が保証されるべきである。 化合物IまたはI’は、一般に、直接噴霧可能の溶液、乳濁液、ペーストまた は油分散液を製造するのに適当である。不活性添加剤としては、中位乃至高位の 沸点の鉱油留分、例えば燈油またはディーゼル油、更にコールタール油等、並び に植物性または動物性産出源の油、脂肪族、環状および芳香族炭化水素、例えば トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナフタリン、アルキル置換ナフ タリンまたはその誘導体、アルキルベンゼンまたはその誘導体、メタノール、エ タノール、プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール、シクロヘキサノン 、クロロベンゼンまたは強極性溶剤例えば、N−メチルピロリドンまたは水が使 用される。 水性使用形は乳濁液濃縮物、分散液、ペースト、または湿潤可能の粉末、水分 散可能の粉末から水の添加により製造することができる。乳濁液、ペーストまた は油分散液を製造するためには、物質をそのまままたは油または溶剤に溶解し、 湿潤剤、接着剤、分散剤または乳化剤 により水中に均質に混合することができる。しかし、有効物質、湿潤剤、接着剤 、分散剤または乳化剤および場合により溶剤または油よりなる濃縮物からも製造 することもでき、これは水にて希釈するのに適する。 表面活性物質としては次のものが挙げられる:芳香族スルフォン酸、たとえば リグニンスルフォン酸、フェノールスルフォン酸、ナフタリンスルフォン酸、ジ ブチルナフタリンスルフォン酸の各アルカリ塩、アルカリ土類塩、アンモニウム 塩、並びに脂肪酸のアルカリ塩、アルカリ土類塩、アンモニウム塩、アルキルス ルフォネート、アルキルアリールスルフォネート、アルキルスルフェート、ラウ リルエーテルスルフェート、脂肪アルコールスルフェート、並びに硫酸化ヘキサ デカノール、ヘプタデカノールおよびオクタデカノールの各塩、並びに脂肪アル コールグリコールエーテルの塩、スルフォン化ナフタリンおよびその誘導体とフ ォルムアルデヒドとの縮合生成物、ナフタリン或はナフタリンスルフォン酸とフ ェノールおよびフォルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチ ルフェノールエーテル、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノ ール、ノニルフェノール、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、トリブチ ルフェニルポリグリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール 、イソトリデシルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキサイド−縮合物、エ ト キシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、またはポリオキシプ ロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセテート、ソルビット エステル、リグニン−亜硫酸廃液およびメチルセルロース。 粉末、散布剤および振りかけ剤は有効物質と固状担体物質とを混合または一緒 に磨砕することにより製造することができる。 粒状体例えば被覆−、含浸−および均質粒状体は、有効物質を固状担体物質に 結合することにより製造することができる。固状担体物質は鉱物土、例えばシリ カゲル、珪酸、珪酸ゲル、珪酸塩、滑石、カオリン、石灰石、石灰、白亜、膠塊 粒土、石灰質黄色粘土、粘土、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マグネシ ウム、酸化マグネシウム、磨砕合成樹脂、肥料、例えば硫酸アンモニウム、燐酸 アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素および植物性生成物、例えば穀物粉、樹 皮、木材およびクルミ穀粉、繊維素粉末または他の固状担体物質である。 製剤は、有効物質を通常0.01乃至95重量%、殊に0.5乃至90重量% で含有する。この際有効物質は純度90〜100%、殊に95〜100%(NM R/HPLC/GC−スペクトルによる)で使用される。 製剤例は例えば以下の通りである。 I.20重量部の化合物No.1を、アルキルベンゼン80重量部、エチレン オキサイド8乃至10モルをオ レイン酸−N−モノエタノールアミド1モルに付加した付加生成物10重量部、 ドデシルベンゼンスルフォン酸のカルシウム塩5重量部およびエチレンオキサイ ド40モルをヒマシ油1モルに付加した付加生成物5重量部よりなる混合物中に 溶解する。この溶液を水100000重量部に注入しかつ細分布することにより 有効物質0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。 II.20重量部の化合物No.1を、シクロヘキサノン40重量部、イソブ タノール30重量部、エチレンオキサイド7モルをイソオクチルフェノール1モ ルに付加した付加生成物20重量部およびエチレンオキサイド40モルをヒマシ 油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶 液を水100000重量部に注入しかつ細分布することにより有効成分0.02 重量%を含有する水分散液が得られる。 III.20重量部の化合物No.1を、シクロヘキサノン25重量部、沸点 210乃至280℃の鉱油留分65重量部およびエチレンオキサイド40モルを ヒマシ油1モルに付加した付加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解する。 この溶液を水100000重量部に注入しかつ細分布することにより有効物質0 .02重量%を含有する水分散液が得られる。 IV.20重量部の化合物N0.1を、ジイソブチル−ナフタリン−α−スル フォン酸のナトリウム塩3重量 部、亜硫酸−廃液よりのリグニンスルフォン酸のナトリウム塩17重量部および 粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和し、かつハンマーミル中において磨砕す る。この混合物を水20000重量部に細分布することにより有効物質0.1重 量%を含有する噴霧液が得られる。 V.3重量部の化合物No.1を細粒状カオリン97重量部と密に混和する。 かくして有効物質3重量%を含有するダスト剤が得られる。 VI.20重量部の化合物No.1を、ドデシルベンゼンスルフォン酸のカル シウム塩2重量部、脂肪アルコールポリグリコールエーテル8重量部、フェノー ル−尿素−フォルムアルデヒド−縮合物のナトリウム塩2重量部およびパラフィ ン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状分散液が得られる。 除草剤またはその有効物質は発芽前または発芽後に施用される。有効物質があ る種の栽培植物にあまり適合しない場合は、有効物質を下方で成長している雑草 の葉または露出土壌面に付着させる間、敏感な栽培植物の葉にできるだけ影響を 与えないように、噴霧装置により除草剤を噴霧する散布法を用いることができる (後直接法、レイ−バイ)。 有効物質の使用量は、防除目的、季節、対象植物および成長段階に応じて、ヘ クタール当たり有効物質(a.S)0.001−5.0kg、好ましくは0.0 1−2. 0kgである。 多様な施用法を考慮して、本発明の化合物IおよびI’またはこれを含有する 薬剤を、さらに栽培植物から望ましくない植物を排除するために使用することが できる。例えば以下の栽培植物に使用される。 タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラガス(Asparagus officinalis) フダンソウ(Beta vulgaris spp.altissima) サトウジシヤ(Beta vulgaris spp.rapa) アブラナ(変種カブラ)(Brassica napus var.napu s) カブカンラン(変種ナポプラシーカ)(Brassica napus va r.napobrassica) テンサイ(変種シルベストリス)(Brassica rapa var.s ilvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctorius) キヤリーヤイリノイネンシス(Carya illinoinensis) レモン(Citrus limon) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒー〔Coffea arabica(Coffea canephor a,Coffea liberica)〕 キユウリ(Cucumis sativus) ギヨウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤシ(Elaeis guineensis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glycine max) 木棉〔Gossypium hirsutum(Gossypium arb oreum、Gossypium herbaceum、 Gossypium vitifolium)〕 ヒマワリ(Helianthus annuus) ゴムノキ(Hevea brasiliensis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopersicum) リンゴ属(Malus spp.) キヤツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa) バシヨウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) アズキ(Phaseolus lunatus) ササゲ(Phaseolus mungo) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris) トウヒ(Picea abies) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) モモ(Prunus Persica) ナシ(Pyrus communis) スグリ(Ribes sylvestre) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinarum) ライムギ(Secale cereale) ジヤガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕 カカオ(Theobroma cacao) ムラサキツメクサ(Trifolium pratense) 小麦(Triticum aestivum) トリテイカム、ドラム(Triticum durum) ソラマメ(Vicia faba) ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays) 生長調節剤としての化合物IまたはI’は、実際上す べての発育段階にある植物に種々の影響を与えることができる。植物生長調節剤 の効果の多様性は、ことに以下の諸用件に依存する。すなわち、 (a)植物の種類 (b)植物の生長段階に関する施与の時点、季節 (c)施与の種類および方法(例えば種子消毒、土壌処理、葉面施与、樹木の 場合の幹への注入) (d)気候条件、例えば温度、降水量、さらには日照時間、日照強度 (e)土壌性状(施肥を含めて) (f)有効物質の製剤および使用形態、 (g)有効物質の使用濃度などである。 植物栽培、農業および園芸において、式IまたはI’の植物生長調節剤の一連 の多種多様な使用可能形態から若干の例を以下に示す。 (A)本発明による使用可能化合物を用いて、植物の栄養生長が著しく抑制さ れ、ことに長さ生長の低減効果を示す。 したがって、処理された植物はいわゆるずんぐりした形態を示し、また葉面が 濃緑色を呈する。 実用上の利点は、草ならびに倒伏し易い栽培植物、例えば穀物、とうもろこし 、ひまわり、大豆などの生長を低減する力を有する。この際に生じる茎の短小化 、茎の強化は、収穫前の好ましくない天候条件下に植物の倒伏 (折れ曲がり)の恐れを軽減あるいは解消する。 また綿花などの場合に、生長調節剤を施与して、草丈の長くなるのを制御し、 成熟過程を適時に変更し得ることも重要である。これによってこのような重要な 耕作物の完全な機械的収穫が可能になる。 果樹などの樹木についても、この生長調節剤により剪定コストが削減できる。 さらには果樹の豊凶交替を断つことができる。 さらに、生長調節剤の使用により、植物の分枝が促進されあるいは抑制され得 る。例えば煙草の場合、側枝の形成を葉面生長のために抑止すべきときに重要で ある。また、例えば冬あぶらなの場合、生長調節剤により霜に対する耐性が著し く強化される。これにより、一方では長さ生長および葉面と植物躯体の過度の繁 茂(従って霜に対する抵抗力の弱さ)が抑止される。また他方において、播種後 および冬季降霜前のあぶらな幼苗は、好都合な生長条件にかかわらず、栄養成長 段階に留めおかれる。それによって、開花抑止の早期解除と生殖相への移行傾向 を示すような植物の霜害は排除される。また、他の植物、例えば冬作物の場合、 本発明化合物で処理することにより、秋には分けつ、いわゆるひこばえが十分に 行われるが、冬には過度に繁茂しないことは利点である。これによって、高度の 霜害および、比較的僅少な葉面および植物躯体の故に種々の病原菌(例えば真菌 種)感染を 予防することができる。 (B)生長調節剤により、植物の部分および植物含有物質の収量増加が得られ る。例えば、つぼみ、花、葉、果実、種子核、根、塊茎の肥大生長を促し、例え ば砂糖黍、砂糖大根並びに柑橘類果実の含有糖分を増大させ、穀類、大豆のたん ぱく含量を高め、ゴムの木のラテックス分泌量を増大させ得る。 式IまたはI’の化合物は、このようにして植物の物質代謝に関与して、栄養 生長および/あるいは生殖生長を促進もしくは抑止して、収穫量を増大すること ができる。 (C)結局は、植物生長調節剤で処理することにより、収穫前もしくはその後 における収穫植物部分の成熟の促進もしくは遅延あるいは発育段階の短縮もしく は延長をもたらす。 例えば柑橘類、オリーブまたはその他の種類の核果、石果、堅果において、樹 木への付着を時期的に集中して低減することによりもたらされる収穫の容易さは 経済的に極めて重要である。植物の果実部ないし葉部と新芽部の間の分離組織形 成促進のメカニズムは、例えば綿花のような有用植物の良好に制御可能な落葉に 対しても重要である。 (D)また植物生長調節剤で処理することにより、植物の水消費を低減させ得 る。本発明化合物を使用するこ とにより、灌漑量が節減され、低コストの農業経営が行われる。すなわち、葉面 気孔の開口度が減少せしめられ、厚い表皮および角皮を発達させ、土壌の根付き が改善され、コンパクトな生長は植物生育において微気候に好ましく影響する。 化合物IまたはI’は、大麦、あぶらな、小麦のような栽培植物の茎部短縮に 特に適当である。 本発明において使用される式IまたはI’の有効物質は、栽培植物に対してそ の種子(種子消毒剤として)および土壌、すなわち根を通して、ならびに特に好 ましくは葉面噴霧により施用することができる。 有効物質の使用量は、その高い植物容認性の故に臨界的でない。適正使用量は 、防除目的、季節、対象植物、生長段階によってそれぞれ変更する。 種子処理における有効物質量は、一般的に種子kg当たり0.001〜50g 、好ましくは0.01〜10gを要する。 葉面処理および土壌処理における施用量は、一般的に0.001〜10kg/ ha、好ましくは0.01〜3kg/ha、特に0.01〜0.5kg/haで 十分であるとみされる。 有効作用範囲を拡張し、相乗効果を達成するために、一般式IまたはI’のア ザアントラキノンおよびアザキサントンは、他の除草性ないし生長調節性有効物 質の多 数の代用物質と混合されて一緒に施用される。その混合対称物質としては、例え ばジアジン、4H−3,1−ベンズオキサジン誘導体、ベンゾチアジアジノン、 2,6−ジニトロアニリン、N−フェニルカルバメート、チオールカルバメート 、ハロゲンカルボン酸、トリアジン、アミド、尿素、ジフェニルエーテル、トリ アジノン、ウラシル、ベンゾフラン誘導体、2位に例えばカルボキシ基、カルボ イミノ基を有するシクロヘキサン−1,3−ジオン誘導体、キノリンカルボン酸 誘導体、イミダゾリノン、スルホンアミド、スルホニル尿素、アリールオキシ− およびヘテロアリールオキシ−フェノキシプロピオン酸ならびにこれらの塩、エ ステル、アミドなどが挙げられる。 さらに、化合物IまたはI’は、単独でまたは他の除草剤または植物保護剤と 組み合わせて混合し、例えば殺害虫剤または植物殺菌剤または殺バクテリア剤と 一緒に施用するのが有利である。養分不足、微量元素欠乏などの治癒のために使 用されるミネラル塩溶液との混合性もさらに重要である。植物に無害の油類およ び油濃縮物類も添加することができる。 有効物質(I)、(I′)の製造および使用は以下の実施例によって行われる 。 (製造実施例) 実施例1 4−メチルベンゾ[g]キノリン−5,10−ジオン (Cleistopholin) 250ミリリットルのキシレン中、30gの2−ブロモ−1,4−ナフトキノ ン(0.126モル)の溶液に、50ミリリットルのキシレン中、18.5g( 0.165モル)のクロトンアルデヒド−ジメチルヒドラゾンの溶液を添加した 。140℃で8時間攪拌した後、この混合液を20℃に冷却し、2NのH2SO4 溶液で抽出した。合併水性抽出液を固体状カリウムカルボナートでpH9とし、 エチルアセタートで抽出した。合併有機相をK2CO3で乾燥し、真空下に濃縮し た。これにより13.4g(理論量の36.3%)の4−メチルベンゾ[g]キ ノリン−5,10−ジオンを、融点204−206℃の淡黄色結晶として得た。 実施例2 7−メチル−5H−[1]−ベンゾピラノ−[2,3−b]−ピリジノン−5 49.5g(0.19モル)の2−(4−メチルフェノキシ)−ニコチン酸エ チルエステルと460gのポリ燐酸との混合物を、140℃で8時間攪拌し、冷 却し、800gの氷中で攪拌し、28%アンモニア水溶液でアルカリ性とし、沈 殿物を吸引濾別し、水とわずかに冷却したエタノールで交互に洗浄し、乾燥した 。これにより29.3g(理論量の73%)の7−メチル−5H[1]−ベンゾ ピラノ−[2,3]−ピリジノン−5を融点155 −157℃の黄色結晶として得た。 製造実施例1および2と同様に、製造上の一般的指示にしたがって得られた式 (I)ないし(I′)の化合物を下表2に掲記する。 (使用実施例) 式(I)ないし(I′)で表されるアザアントラキノンおよびアザキサントン の除草効果を温室実験により示 す。 栽培容器として、3.0%の腐葉土を含有するローム砂土を充填したプラスチ ック製植木鉢を使用した。 事前処理法においては、有効物質の水性懸濁液ないし乳濁液を、播種直後、微 細ノズルから噴霧して施用した。発芽、生長を促進するため容器に軽く灌水し、 次いで有効物質により影響を受けぬ限り、被験植物が一斉に発芽するまで、透明 なプラスッチクシートで被覆した。 事後処理法においては、草丈が3から15cmとなるまで生長した後に、初め て有効物質の水性懸濁液ないし乳濁液で処理した。この場合の有効物質使用量は 1ヘクター当たり3.0kgとした。 被験植物はその種類に応じて温室内の10−25℃部分と20−35℃部分に 分けて配置された。実験期間は2から4週間とし、この間被験植物を管理し、各 処理に対する反応を観察した。 反応を0から100の尺度により評価した。100は被験植物が全く発芽せず または少なくとも地表面上に関する限り完全に枯死したことを示し、0は全く障 害がなく、正常に生長したことを意味する。 この温室実験に使用した植物を以下に示す。 ヤグルマギク(Centaurea cyanus) イヌビエ(Echinochloa crus−galli) イモ属(Ipomoea ssp.) 実験結果はクライストホリンの良好な除草効果を実証した。また栽培植物、各 小麦およびあぶらなの場合、実施例7で得られたアザキサントンの場合、極めて 有効な雑草生長抑止効果が実証された。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年3月13日 【補正内容】 2−ブロモ−1,4−ナフトキノン(II)のクロトンアルデヒド−ジメチル ヒドラゾン(III)によるヘテロ(ディールス、アルダー)環付加反応は、H Br分裂下にジヒドロピリジン(IV)をもたらす。この化合物(IV)からの ジメチルアミンの熱的脱離により、化合物(I)、(Ia)がもたらされる。こ の合成は、不活性有機溶媒中において、化合物(II)と(III)を100か ら160℃の温度に何時間か加熱することにより行われる。環付加および脱離反 応は、いわゆる雑炊反応、すなわち中間生成物(IV)を単離することなく行う のが好ましい。不活性有機溶媒としては、ことにキシレン、トルエン、エチルベ ンゼン、イソプロピルベンゼン、クロロベンゼン、クロロトルエンが好ましい。 Y=CH、X=N、R1=HまたはCH3、Z=0の場合には、アザキサントン I、Iaは、F.J.ビラーニらの方法により製造するのが有利である。 公知の2−フェノキシニコチン酸(V)の環化によるアザキサントン(I)、 (Ia)の製造は100から180 ℃の温度でポリ燐酸中において行われる。この場合、ポリ燐酸は溶媒、希釈剤と しても使用され得る。 XまたはYがN+-O-を意味する場合の化合物(I)の合成は、標準的方法( 例えば1967年、アムステルダムのエルセフィール刊、E.オチアイの「アロ マティック、アミン、オキサイズ」200−250頁参照)により、対応するア ザアントラキノン、アザキサントンをH22または有機パーオキシ酸と反応させ ることにより行われる。 好ましくない植物を防除し、またはその生長を制御する剤を製造するためには 、R1が水素、R2が水素またはハロゲンを、R3が水素、ハロゲン、C1−C4ア ルキルまたはニトロを、R4が水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ア ルコキシまたはヒドロキシを、R5が水素またはハロゲンを、XがN、YがCH 、Zが酸素、硫黄またはC=0を、Aが酸素、または硫黄を意味する場合の化合 物(I)を使用するのが好ましい。 生物学的用途にかんがみて、好ましい化合物(I)、(I′)を下表1に掲記 する。 請求の範囲 1.以下の式(I) で表され、かつ R1が水素、メチルを、 R2−R5が(a)水素、(b)ハロゲン、(c)ニトロ、(d)COOR6( R6はC1−C4アルキルを意味する)、(e)CONH2、CONR67(R6、 R7はC1−C4アルキルを意味する)、(f)1から3個のハロゲン、ヒドロキ シ、C1−C6アルコキシで置換されていてもよいC1−C8アルキル、(g)C3 −C6アルケニル、(h)C1−C4アルコキシ、(i)ヒドロキシ、(j)アミ ノまたはNR67、(k)1から5個までのハロゲンまたは1から3個までのニ トロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルによ り置換されていてもよいフェニルを、 X、YがN、N+-O-またはCH(ただし窒素ないしN−オキシドはもっぱら 環中に含まれる)を、 Zが酸素、硫黄または基C=0を、 Aが酸素または硫黄を意味する場合の新規のアザアン トラキノンおよびアザキサントン(ただし (Ia)で表され、R2、R3、R4、R5が互いに同じでも異なってもよく、相互 に無関係にそれぞれ水素、弗素、塩素、メチル、メトキシ、COCH3、COO H、CF3、CCl3、t−C49、NO2、NH2、フェニルを意味する場合の、 アザキサントンを除く)ならびにこれら化合物Iの除草効果ないし植物生長制御 効果を阻害しない酸との塩。 8.クライストホリンの生物生長制御有効量で、好ましくない植物、その生長 空間および/またはその種子を処理することを特徴とする、好ましくない植物を 防除する方法。 9. R1が水素、R2が水素またはハロゲン、R3が水素、ハロゲン、C1−C4 アルキルまたはニトロ、R4が水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ア ルコキシまたはヒドロキシ、R5が水素またはハロゲン、XがN、YがCH、Z が酸素、硫黄またはC=0、Aが酸素または硫黄を意味する場合の、請求項(6 )による式(I′)の化合物を、好ましくない植物の防除剤またはその生長の制 御剤として使用する用途。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイァ,ノルベルト ドイツ国、68526、ラーデンブルク、ドセ ンハイマー、ヴェーク、22 (72)発明者 カスト,ユルゲン ドイツ国、67459、ベール―イゲルハイム、 フォルストシュトラーセ、31 (72)発明者 カルドルフ,ウヴェ ドイツ国、68159、マンハイム、4、デー 3 (72)発明者 ゲルバー,マティアス ドイツ国、67117、リムブルガーホーフ、 ブランデンブルガー、シュトラーセ、24 (72)発明者 ヴァルター,ヘルムート ドイツ国、67283、オブリッヒハイム、グ リューンシュタッター、シュトラーセ、82 (72)発明者 ランデス,アンドレアス ドイツ国、67117、リムブルガーホーフ、 ウンテレ、ハルト、12 (72)発明者 ヴェストファレン,カール−オットー ドイツ国、67346、シュパイァ、マウスベ ルクヴェーク、58

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下の式(I) で表され、かつ R1が水素、メチルを、 R2−R5が(a)水素、(b)ハロゲン、(c)ニトロ、(d)COOR6( R6はC1−C4アルキルを意味する)、(e)CONH2、CONR67(R6、 R7はC1−C4アルキルを意味する)、(f)1から3個のハロゲン、ヒドロキ シ、C1−C6アルコキシで置換されていてもよいC1−C8アルキル、(g)C3 −C6アルケニル、(h)C1−C4アルコキシ、(i)ヒドロキシ、(j)アミ ノまたはNR67、(k)1から5個までのハロゲンまたは1から3個までのニ トロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルによ り置換されていてもよいフェニルを、 X、YがN、N+-O-またはCH(ただし窒素ないしN−オキシドはもっぱら 環中に含まれる)を、 Zが酸素、硫黄または基C=0を、 Aが酸素または硫黄を意味する場合の新規のアザアン トラキノンおよびアザキサントン(ただし (Ia)で表され、R2、R3、R4、R5が互いに同じでも異なってもよく、相互 に無関係にそれぞれ水素、弗素、塩素、メチル、メトキシ、COCH3、COO H、CF3、CCl3、t−C49、NO2、NH2、フェニルを意味する場合の、 アルカロイドクライストホリンならびにアザキサントンを除く)ならびにこれら 化合物Iの除草効果ないし植物生長制御効果を阻害しない酸との塩。 2.R1がメチルを意味する場合の請求項(1)による式(I)の化合物。 3.Xが窒素またはN−オキシドを、YがCHを意味する場合の請求項(1) による式(I)の化合物。 4.請求項(1)による式(I)の化合物の除草有効量を含有する除草剤。 5.請求項(1)による式(I)の化合物の生物生長制御有効量と、不活性添 加剤を含有する植物生長制御剤。 6.以下の式(I′) で表され、かつ R1が水素、メチルを、 R2−R5が(a)水素、(b)ハロゲン、(c)ニトロ、(d)COOR6( R6はC1−C4アルキルを意味する)、(e)CONH2、CONR67 (R6 、R7はC1−C4アルキルを意味する)、(f)1から3個のハロゲン、ヒドロ キシ、C1−C6アルコキシで置換されていてもよいC1−C8アルキル、(g)C3 −C6アルケニル、(h)C1−C4アルコキシ、(i)ヒドロキシ、(j)アミ ノまたはNR67、(k)1から5個までのハロゲンまたは1から3個までのニ トロ、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲンアルキルによ り置換されていてもよいフェニルを、 X、YがN、N O- またはCH(ただし窒素ないしN−オキシドはもっぱ ら環中に含まれる)を、 Zが酸素、硫黄または基C=0を、 Aが酸素または硫黄を意味する場合の化合物または化合物(I)の除草効果な いし植物生長制御効果を阻害しない酸との塩の除草有効量で、好ましくない植物 、その 生長空間またはその種子を処理することを特徴とする、好ましくない植物の防除 方法。 7.請求項(6)による式(I′)で表される化合物の生物生長制御有効量で 、植物、その生長空間および/またはその種子を処理することを特徴とする、植 物生長制御方法。 8.クライストホリンの生物生長制御有効量で、好ましくない植物、その生長 空間および/またはその種子を処理することを特徴とする、好ましくない植物を 防除する方法。 9. R1が水素、R2が水素またはハロゲン、R3が水素、ハロゲン、Cl−C4 アルキルまたはニトロ、R4が水素、ハロゲン、C1−C4アルキル、C1−C4ア ルコキシまたはヒドロキシ、R5が水素またはハロゲン、XがNまたはCH、Y がCH、Zが酸素、硫黄またはC=0、Aが酸素または硫黄を意味する場合の、 請求項(6)による式(I′)の化合物を、好ましくない植物の防除剤またはそ の生長の制御剤として使用する用途。 10 好ましくない植物を防除し、あるいはその生長を制御する剤を製造する ためのクライストホリンの用途。
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