JPH08504157A - 特に管導管のための軽量構造形耐圧防爆カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 流出接続管（２）に旋回軸を中心にして旋回可能に取付けられているリンク止めカバー（３）を備えた、サイロ、管導管等のような閉じられたシステムにおいて起こり得る塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を均衡するための、軽量構造様式の装置（１）において、このようなリンク止めカバーが、これが大きな速度でも破壊されることなく開き位置に運動可能であるように軽量構造で形成されている。これは、リンク止めカバー（３）が少なくとも或る領域において中空体として形成されていることによった達せられる。

Description

【発明の詳細な説明】 特に管導管のための軽量構造形耐圧防爆カバー 本発明は、流出接続管に旋回軸を中心にして旋回可能に取付けられているリン ク止めカバー（Klappdeckel）を備えた、サイロ、管導管等のような閉じられた システムにおいて起こり得る塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を均衡する ための、軽量構造様式の装置に関する。 容器内において生じる圧力波が例えば、この圧力波が後接続されている部材、 例えばフイルタ等内に衝撃的に侵入する以前に、管導管を経て導出するために、 例えばドイツ連邦共和国特許公開第２４ ５５ ３２５号公報、ドイツ連邦共和 国特許公開第３０ ４２ ０２６号公報或いはドイツ連邦共和国特許公開第３１ ０６ １３８号公報からいわゆる耐圧防爆カバー（Explosionsklappe）が知ら れている。この後者の軽量構造形耐圧防爆カバーは、特にカバーの緩衝のシステ ムは、実際に、その一定寸法での開き動作にあって極めて有用であることが認め られている。この緩衝システムのより以上の開発はドイツ連邦共和国特許公開第 ３６ ２６ ９４６号公報に記載されている。 特に、管導管内を規則的に一方向でのみ伝播すし得る圧力波の極端に高い伝播 速度により、この管導管内において、上記の装置は−特にリンク止めカバー自体 の形態に関して−なお改善の余地を残していることがわかった。 本発明の課題は、このようなリンク止めカバーを、これが特に更に大きな速度 にあっても、破壊されることなく圧力波により開き位置にもたらされる得るよう に、軽量構造で構成することである。 冒頭に記載した様式の装置によって、この課題は本発明により、リンク止めカ バーが少なくとも或る領域において中空体として形成されていることによって解 決される。 ある領域が中空体として形成されていることにより色々な利点が得られる。即 ち、カバー形態に関して、全体として薄い金属板が設けられ、中空空域を、以下 に説明するように他の多くの目的に利用することが可能であり、外に色々な利点 が得られる。 本発明による他の構成により、リンク止めカバーは平坦な外面を有しており、 その際リンク止めカバーの内面と外面に相対していて、かつ接続管内部に指向し ている面はアーチ形状に形成されている。 この形状は、実験が示すところにより、他の著しい利点、即ち生じる圧力波が 平坦な面に突き当たることがなく、アーチ状に形成されて面に突き当たり、これ により一方では開き力の良好な導入を、他方では爆風のように衝撃力を有するガ スの導出を可能にするという利点を有している。 本発明による他の利点は、請求の範囲第１項から第１０項に記載の構成によで 得られる。即ち、リンク止めカバーの中空空域が絶縁作用を行う発泡材料を備え ているのが有利であり、カバーは付加的に蝶番板および／または加熱装置等を備 えていてもよい。 本発明により、リンク止めカバーの内面と外面が、例えば合成物質絶縁リング の間挿下に、熱絶縁されて、互いにリベット止めされているか、或いは接着され ている。この構成は、特に水滴の発生を回避しなければならない際に有利である 。 本発明による装置が開閉されるリンク止めカバーのために緩衝部材を、例えば −既に述べた−ドイツ連邦共和国特許公開第３１ ０６ １３８号公報或いはド イツ連邦共和国特許公開第３６ ２６ ９４６号公報に記載されている上記のシ ステムにおけるような緩衝部材を有しているのが有利である。 また、本発明により、皿状取付け部が旋回して上げられるカバーを開きの状態 に固定するための締付けばね舌片を備えており、これによりカバーの旋回による 整復し難い戻りを回避することが可能である。また、排気の後の開き状態にあっ ての固定により、開かれていてかつ開いた状態に保持されているカバーによるこ の障害を外部から光学的に認めることが可能である。 以下に添付した図面に図示した実施例につき本発明を詳細に説明する。 第１図は装置の一部切開した示した側面図である。 第２図は第１図における矢印ＩＩに沿った平面図である。 第３ａ図〜第３ｃ図は、カバーを取付けカバーに対して異なる三つの位置にお いて簡略化して示した、皿状取付け部の一部と共に示した本発明によるカバーの 部分図。 図面において全体を参照符号１で示した装置は流出接続管２を備えており、こ の排出接続管は例えば管導管の除荷導管片にフランジ接続可能である。この流出 接続管２は全体を参照符号３で示したリンク止めカバーを備えており、このリン ク止めカバーは、管導管内において爆発或いは排気により、圧力負荷が行われた 際、例えばばね負荷されている、第１図においてある領域のみを示した皿状取付 け部５に対抗して旋回軸４を中心にして旋回して上がり開き可能である。 リンク止めカバー３は中空体として形成されている。即ち、このリンク止めカ バーは例えば２ｍｍの厚みのアルミニウム板から成る平坦な外面６と球帽状に湾 曲された内面７とを備えており、その際この内面７と外面８間の参照符号８で示 した中空空域は発泡合成樹脂９が発泡処理により充填されている。 外面６と内面７は第２図において鎖線で示した接触線１０に沿って点溶接によ り互いに結合されている。しかし、この場合、熱絶縁を行うために中間に設けら れている絶縁リングも、外面６と内面７およびこの絶縁リングが−詳細に図示し なかったが−互いにリベット止めされてか或いは互いに接着により設けられてい る。内面７を形成している金属板は流出接続管２を外方で囲繞している封隙ウエ ブ１１を備えており、この封隙ウエブは流出接続管２の外周で囲繞している封隙 リング１２内に上方から係合している。 旋回軸４の領域内において、リンク止めカバー３はこのリンク止めカバーをあ る領域で外方から捕捉している蝶番板１３を備えており、この蝶番板は少なくと もある領域でこのリンク止めカバー３が係合するポケット状部として形成されて いる。 第１図と第２図には更に、皿状取付け部５がらせんばね１４により弾性的に支 承されているのが示されている。リンク止めカバー３への付加的な加熱装置の取 付けに関しては詳細に図示しなかった。 第３ａ図〜第３ｃ図には、リンク止めカバー３が、ばね負荷されている皿状取 付け部５に対する色々な取り付け位置で示されている。この際、このばね負荷さ れている皿状取付け部５が図示された実施例にあって、上方領域において締付け ばね舌片１５を備えており、締付けばね舌片がリンク止めカバー３の縁部１１と 協働し、これにより、この縁部１１が、上記の締付けばね舌片１５の下方へと旋 入可能であり、しかも鼻様の突起１６により開き位置で固定可能であることが認 められる。 これらのことなる旋回位置は、第３ａ図〜第３ｃ図に示されているが、第３ａ 図にあってはカバー３は未だ比較的遠い位置で皿状取付け部５から離間しており 、旋回方向は矢印１７で示されている。第３ｂ図においては、カバー３は締付け ばね舌片１５と接触する直前にあり、一方第３ｃ図では係止位置が示されている 。即ち、カバー３は開き位置において、皿状取付け部５に締付けばね舌片１５お よび締付け延長部１６で固定されている。 もちろん、本発明の上記の実施例は、基本思想を離れることなく、色々な点で 変形可能である。即ち、本発明は内面７を帽状としてのアーチ状の形成に固執す ることなく、断面が楕円形であっも、或いは他の様式で湾曲した形状であっても 或いは類似の形状であってもよい。

【手続補正書】特許法第１８４条の７第１項 【提出日】１９９５年１月２６日 【補正内容】 請求の範囲 １．流出接続管（２）に旋回軸（４）を中心にして旋回可能に取付けられており 、かつ少なくとも或る領域が中空体として形成されている、リンク止めカバー（ ３）を備えた、サイロ、管導管等のような閉じられたシステムにおいて起こり得 る塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を均衡するための、軽量構造様式の装 置（１）において、リンク止めカバー（３）が平坦な外面（６）を備えており、 この場合リンク止めカバーの上記の平坦な外面に相対していてかつ流出接続間内 部方向に指向している内面（７）がアーチ状に形成されており、かつリンク止め カバー（３）を形成している壁部（６，７）が薄い金属板から形成されているこ とを特徴とする、塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を均衡するための、軽 量構造様式の装置。 ２．リンク止めカバー（３）の中空空域を囲繞している壁部（６，７）が薄い軽 金属板から形成れていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 ３．リンク止めカバー（３）の中空空域（８）が絶縁部（９）、特に発泡部を備 えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項までのいずれか一つに記 載の装置。 ４．内面が、外板と点溶接を可能にする固定縁部を備えた球帽状として形成され ており、この場合この固定縁部（１０）が外周において封隙ウエブ（１１）を備 えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項までのいずれか一つに記 載の装置。 ５．リンク止めカバー（３）が旋回軸（４）の領域内において付加的な蝶番板（ １３）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項までのいずれ か一つに記載の装置。 ６．蝶番板（１３）がほぼポケット状に形成されていることを特徴とする請求の 範囲第５項に記載の装置。 ７．リンク止めカバー（３）、特にリンク止めカバー中空空域が、加熱装置てい ること、および／またはリンク止めカバー（２）の内面（７）と外面（６）とが 熱絶縁されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第６項までのいずれか 一つに記載の装置。 ８．この装置が−公知のように−弾性的な部材により流出接続管（２）と結合さ れている皿状取付け部（５）を備えており、この際リンク止めカバー（３）と皿 状取付け部（５）との開き状態にあって互いに接する面が平坦に形成されている ことを特徴とする請求の範囲第１項から第８項までのいずれたか一つに記載の装 置。 ９．皿状取付け部（５）が旋回して上げられたカバー（３）を開き位置に固定す るために締付け舌片（１５）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項か ら第８項までのいずれか一つに記載の装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．流出接続管に旋回軸を中心にして旋回可能に取付けられているリンク止めカ バーを備えた、サイロ、管導管等のような閉じられたシステムにおいて起こり得 る塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を均衡するための、軽量構造様式の装 置において、リンク止めカバー（３）が少なくとも或る領域において中空体とし て形成されていることを特徴とする、塵埃排気或いはガス排気の際の圧力衝撃を 均衡するための、軽量構造様式の装置。 ２．リンク止めカバー（３）が平坦な外面（６）を備えており、この場合リンク 止めカバーの上記の平坦な外面に相対していてかつ流出接続間内部方向に指向し ている内面（７）がアーチ状に形成されていることを特徴とする請求の範囲第１ 項に記載の装置。 ３．リンク止めカバー（３）の中空空域（８）を囲繞している壁部（６，７）が 薄い軽金属板から形成れていることを特徴とする請求の範囲第１項或いは第２項 に記載の装置。 ４．リンク止めカバー（３）の中空空域（８）が絶縁部（９）、特に発泡部を備 えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第３項までのいずれか一つに記 載の装置。 ５．内面が、外板と点溶接を可能にする固定縁部を備えた球帽状として形成され ており、この場合この固定縁部（１０）が外周において封隙ウエブ（１１）を備 えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項までのいずれか一つに記 載の装置。 ６．リンク止めカバー（３）が旋回軸（４）の領域内において付加的な蝶番板（ １３）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項から第５項までのいずれ か一つに記載の装置。 ７．蝶番板（１３）がほぼポケット状に形成されていることを特徴とする請求の 範囲第６項に記載の装置。 ８．リンク止めカバー（３）、特にリンク止めカバー中空空域が、加熱装置てい ること、および／またはリンク止めカバー（２）の内面（７）と外面（６）とが 熱絶縁されていることを特徴とする請求の範囲第１項から第７項までのいず れか一つに記載の装置。 ９．この装置が−自体公知のように−弾性的な部材により流出接続管（２）と結 合されている皿状取付け部（５）を備えており、この際リンク止めカバー（３） と皿状取付け部（５）との開きの状態にあって互いに接する面が平坦に形成され ていることを特徴とする請求の範囲第１項から第８項までのいずれか一つに記載 の装置。 10．皿状取付け部（５）が旋回して上けられるカバー（３）を開き位置に固定す るために締付け舌片（１５）を備えていることを特徴とする請求の範囲第１項か ら第９項までのいずれか一つに記載の装置。