JPH08503815A - 三層誘電体のゲート絶縁体を有する薄膜トランジスタ、このような薄膜トランジスタの製造方法、及び複数のこのような薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプレイ - Google Patents

三層誘電体のゲート絶縁体を有する薄膜トランジスタ、このような薄膜トランジスタの製造方法、及び複数のこのような薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプレイ

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JPH08503815A JP6512598A JP51259894A JPH08503815A JP H08503815 A JPH08503815 A JP H08503815A JP 6512598 A JP6512598 A JP 6512598A JP 51259894 A JP51259894 A JP 51259894A JP H08503815 A JPH08503815 A JP H08503815A
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ディヴィッド ヴェークター
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(57)【要約】 ディスプレイのピクセルを選択的にイネーブル及びディスエイブルするための複数の薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプレイが提供される。上記薄膜トランジスタの各々に対するゲート絶縁体は三層誘電体を有するように改良される。

Description

【発明の詳細な説明】 三層誘電体のゲート絶縁体を有する薄膜トランジスタ、このような薄膜 トランジスタの製造方法、及び複数のこのような薄膜トランジスタ を有するアクティブなマトリクスディスプレイ発明の分野 本発明は一般に薄膜トランジスタ(TFT)のゲート絶縁体に係り、より詳細 には、アクティブなマトリクス液晶ディスプレイ(AMLCD)のTFTゲート 絶縁体として使用する三層誘電体に係る。先行技術の説明 アクティブマトリクス液晶ディスプレイ(AMLCD)は、航空電子工学や、 コンピュータモニタや、テレビジョン等の分野において益々利用されるようにな ってきている。AMLCDは、製造コストが低減し、視野角が良好となり等々に より商業的な成長性が高まるにつれて、テレビジョンやコンピュータターミナル モニタのような用途において公知のCRT技術に次第に取って代わられることが 予想される。というのは、AMLCDは、消費電力、重量及び体積に関してCR T技術に勝る顕著な利点を有するからである。 TFTベースのAMLCDは、通常、上下の偏光板と、TFTプレートとを備 え、このTFTプレートは、関連LCDピクセルを選択的にイネーブル及びディ スエイブルするためのトランジスタのマトリクスを含んでいる。 アクティブマトリクスディスプレイのゲート誘電体は、ゲートとデータライン との間の高いブレークダウン電圧と、TFTスイッチングデバイスの充分な相互 コンダクタンスとを備えていなければならない。ゲート誘電体の完全性は、エレ クトロルミネセンスフィルムやNCAP(ネマチック曲線整列相)材料のような 電子−光学ディスプレイ媒体にとって特に重要である。というのは、これらは、 100Vに近いか又はそれを上回る動作電圧を必要とするからである。 慣例的に、TFTのゲート絶縁層は、Si34、SiO2、SiOxY、Ta25又はAl23のような適当な誘電体材料の単一層又は二重層で構成されてい る。発明の要旨 本発明によれば、アクティブなマトリクスディスプレイのTFTゲート絶縁体 として使用するための三層誘電体が提供される。 積層フィルムの形態で三層誘電体を使用することにより、電子−光学ディスプ レイ媒体に対し単層誘電体に勝る独特の利点が発揮される。というのは、超大規 模集積回路において三層誘電体により高い信頼性と高い絶縁耐力が与えられるか らである。 本発明の特徴によれば、表示ピクセルを選択的にイネーブル及びディスエイブ ルするための複数の薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプ レイであって、上記薄膜トランジスタの各々のゲート絶縁体が三層誘電体を有す ることを特徴とするアクティブなマトリクスディスプレイが提供される。図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。 図1a、1b及び1cは、本発明の好ましい実施例により三層ゲート誘電体を 有するTFTの製造プロセスの次々のステップを示す図である。 図2は、単層誘電体と三層誘電体との間でブレークダウンフィールドを測定す るために形成されたキャパシタ構造を示す断面図である。 図3及び4は、アルミニウム及びクロミウム電極をもつ図2のSiO2及び三 層絶縁体に対するブレークダウンフィールド分布を各々示す図である。 図5は、SiO2及び三層ゲート絶縁体をもつCdSeのTFTに対しゲート 電圧の関数としてドレイン電流を示したグラフである。 図6は、本発明による三層ゲート絶縁体を有するTFTに対し、高いドレイン 電圧におけるCdSeのTFTのドレイン電流特性を示す図である。 図7は、本発明によるSiO2及び三層ゲート絶縁体をもつ更に別のテスト用 のCdSeのTFTに対しゲート電圧の関数としてドレイン電流を示したグラフ である。 図8は、SiO2及びONOゲート絶縁材をもつCdSeのTFTに対しオフ 状態からオン状態へ切り換えた後のドレイン電流の時間依存性を示す図である。好ましい実施例の詳細な説明 本発明による製造段階を示した図1a、1b及び1cを参照すれば、コーニン グ7059のガラス基体13にクロミウム(Cr)の層が付着され、そしてゲー ト電極14を形成するようにパターン化される。次いで、ゲート絶縁体15とし て働く三層誘電体の5000Åのフィルムが付着された後に、蒸着CdSe半導 体の500Åの層が付着される。アニール処理の後に、半導体層16がパターン 化され、次いで、SiOx層17で不動態化される。これに続いて、インジウム ・スズ酸化物(ITO)が付着され、ピクセル出力パッド18を形成するように パターン化される。 製造プロセスの最後の2つの段階は、不動態化酸化物に経路19a及び20a を開け、ソース/ドレイン金属を付着し、そしてソース及びドレイン電極19及 び20を形成するよう金属をパターン化することである。接点経路は、反応ガス を用いた乾燥エッチングプロセスによって形成される。反応性イオンエッチング によって半導体が露出されるときには半導体の導電率特性が妨げられるので、本 発明によれば、汚染された領域をエッチング除去するためにスパッタエッチング が行われる。次いで、最終的なアニールが行われ、半導体16とソース及びドレ イン電極19及び20との間に良好なオーミック接触が確保される。 ゲート絶縁体15は、2つの酸化物層4及び5と、その中間の誘電体層6とを 備えた三層として形成される。 層4、5及び6に細分化される絶縁層15は、その全厚みが500ナノメータ であり、これら層4、5及び6の各々に対してほぼ均一な厚みに分割されること を特徴とする。しかしながら、PECVDでは、以下に詳細に述べるように若干 の圧縮ストレスを生じるように誘電体層6が酸化物層4及び5に対して減少した 厚みとされる。 本発明の一実施例によれば、層4、6及び5は、SiO2/Si34/SiO2 として形成される。本発明の別の実施例によれば、これらの層は、SiO2/A l23/SiO2として形成される。本発明の更に別の実施例によれば、これら の層は、SiO2/Ta25/SiO2として形成される。更に、酸化物層及び誘 電体層が、SiOx、AlOx、SiNx、TaOx等として指定されるような非化 学量論的フィルムが使用されることが意図される。 半導体材料の層16は、ゲート絶縁体層に通常の仕方で付着される。次いで、 金属のソース及びドレイン電極19及び20が、半導体層に接触するように付着 される。TFTをAMLCDに使用すべき場合には、ソース電極20に接触する ように付加的なピクセルパッド電極18が付着される。最後に、全構造体を覆う ように透明層が付着される。 好ましい実施例によれば、三層ゲート絶縁体15は、プラズマ増強の化学蒸着 (PECVD)によって付着されるが、他の製造技術を使用してもよい。フィル ム4、5及び6は、高電圧動作に充分な全合成厚みまで300℃において付着さ れるのが好ましい。以下で詳細に述べるように、本発明の三層ゲート絶縁体は、 SiO2の公知の単一層よりも絶縁耐力が相当に高く、且つ同様の相互コンダク タンスをTFT装置に与えることを特徴とする。 本発明の三層誘電体に対しブレークダウンフィールド測定を行うために、図2 のキャパシタ構造体が形成された。より詳細には、2つのキャパシタが製造され た。その1つは、単層酸化物のブレークダウン特性を測定するものであり、そし て第2のキャパシタは、本発明の三層誘電体のブレークダウン特性をテストする ために製造された。SiH4、He、N2Oの気相組合せを用いてSiO2層が付 着された。同じ反応炉においてSiH4、He、NH3及びN2を用いてSiNxフ ィルムが付着された。付着装置は、13.56MHzを励起周波数とする容量性 結合の並列プレート設計を使用するものであった。接地された下方電極に基体が 配置され、付着率は、SiO2の場合に8.5nm/分でありそしてSiNxの場 合に2.3nm/分であった。 これにより形成された図2の構造は、第1のテストキャパシタによるSiO2 か又は第2のテストキャパシタによるONO(酸化物−窒化物−酸化物)のいず れかの「供試層」21がガラス基体20上に付着されたものを示している。誘電 体層21は、SiO2を用いた第1キャパシタの場合には150nmの厚みであ り、そして第2キャパシタとしてONOを用いた場合には60/60/60nm であった。これらの厚みは、両方の装置形式に対し単位面積当たり同じキャパシ タンスを生じ、そして所与の印加電圧に対して同じ酸化物フィールドを生じた。 電極22及び23は、0.012cm2の装置エリアをカバーするように付着 され、1つの例ではスパッタリングされたAlで構成されそして別の例ではスパ ッタリングされたCrで構成された。 電極22及び23にはアルミニウム接点24及び25が各々付着され、完成し たキャパシタは、通常のやり方でアニールされた(図示せず)。電極22及び2 3がAlで製造される場合には、付加的な付着接点24及び25は省略してもよ く、電極23が更に大きな厚みで付着される。 以下で詳細に述べるように、ブレークダウンテスト中の平均傾斜率は1V/s であった。 本発明の三層誘電体の特性を検討するために、楕円偏光及びストレス測定用と してフィルムが付着された。これらのフィルムは、両面が研磨されたSiウェハ に付着された。全てのサンプルは、400℃のN2雰囲気中で45分間アニール された。フィルムの付着及びアニールによって生じるウェハの曲率の変化を測定 することによりストレスが測定された。分解能が16cm-1のNicolett e(登録商標)5DXC分光計を用いて赤外線吸収スペクトルを得た。サンプル 基体と同じSiウェハを基準として使用した。 テーブルIは、付着したフィルムに対する楕円偏光及びストレスの測定結果を 要約したものである。SiO2の屈折率(633nmにおける)は、熱的に成長 した酸化物よりも大きく、フィルムが酸素欠乏であるか又はある程度の窒素含有 量を有することを示唆している。従って、成長されたフィルムは、実際には、シ リコンオキシニトライド(SiOxY)の形態であるが、窒化シリコンよりも二 酸化シリコンに相当に近いことが考えられる。X及びYの値を変更することによ り、酸化シリコンと窒化シリコンとの間の連続的な変化が可能であることが分か った。 テーブル1の結果は、ストレスがSiO2においては圧縮性でありそしてSi Nxにおいては伸長性であることを示している。2つの材料をONO構造におい て結合したときには、大きさが比較的小さい正味張力ストレスが得られる。窒化 物層の相対的な厚みを減少することにより、張力ストレスの更なる減少と、なお 若干圧縮性のONOフィルムが得られる。 図2のキャパシタ構造に戻ると、アルミニウム電極をもつ金属−絶縁材−金属 (MIM)キャパシタの場合には、絶縁破壊(ブレークダウン)事象が空間的に 局所化されそして自己治癒する。従って、各装置に対し4回までのブレークダウ ン事象が記録された。各装置形式ごとに全部で40個の装置がテストされ、16 0回のブレークダウン事象を生じた。得られたブレークダウンフィールド分布が 図3に示されている。ONOフィルムの場合には、ONOフィルムを伴う有効酸 化物厚み(即ち、層全体がSiO2であるときに与えられるものと同じ単位面積 当たりのキャパシタンスを与えるのに必要な厚み)を用いてフィールドが計算さ れ、平均ブレークダウンフィールドは、SiO2の場合に4.3MV/cmであ りそしてONOの場合に7.8MV/cmである。 Cr電極を有するキャパシタに対する絶縁破壊事象は、Al電極を有するキャ パシタとは多くの観点で質的に異なる。第1に、Cr電極の場合のほとんどのブ レークダウン事象は、自己治癒ではない。これは、同じ数のブレークダウン事象 を記録するのに、より多くの装置をテストすることを必要とする。又、駆動回路 に直列抵抗が使用されない場合には、ダメージ領域が最初のブレークダウン点か ら伝播することが分かった。ある場合には、ダメージがキャパシタのエリア全体 に及ぶことがある。クロミウム、二酸化シリコン及び周囲の空気の間の化学反応 がおそらくこの作用を担う。最終的に、ブレークダウン事象のほとんどは、上部 の金属が下部の金属の縁上に交差する場所で開始される。実際の表示パネルにお いては、このような事象は、下部の金属の縁の傾斜を改善するか、又はこれらの 縁においてゲート絶縁材にフィールド酸化物を追加することによって回避するこ とができる。 図4は、クロミウム電極を有するキャパシタに対するブレークダウンフィール ド分布を示している。ブレークダウン事象は、より広く分布され、これは欠陥に 関連したブレークダウンに一致している。しかしながら、この場合も、絶縁耐力 は、ONOフィルムで改善されており、平均ブレークダウンフィールドは、Si O2の場合に4.35MV/cmであり、ONOの場合に8.7MV/cmであ る。 図5は、本発明によるTFTトランジスタ(図1)のONOゲート絶縁体15 に比較して、単層SiO2ゲート絶縁体をもつCdSe型TFTのゲート電圧の 関数としてドレイン電流を示している。両形式の絶縁体は、150nmの同等の 酸化物厚みで、単位面積当たり同じキャパシタンスを示している。これらトラン ジスタは、長さが25μmで、巾が36μmであった。両方の装置形式に対して 良好なスイッチング特性が得られている。しかしながら、ONOの曲線は、準ス レッシュホールド領域において若干迅速に立上り、若干高いオン電流を特徴とし ている。 図6は、図1のCdSe型TFT構造体のドレイン電流特性を高いドレイン電 圧において示している。この装置は、長さが60μmで、巾が36μmであり、 ONOゲート絶縁体15の層厚みは200/100/200nmであった。この 装置は、テスト装置の最大限界である200ボルトのドレイン電圧まで良好なト ランジスタ特性を示した。 非常に薄いONOフィルムの場合には、窒化物層における電荷の捕獲により可 逆のスレッシュホールド電圧シフトが形成され得る(S.K.リー、J.H.チ ェン、Y.H.クー、D.L.ウォン、B.Y.ニューエン及びK.W.ツェン 著の「ソリッドステートエレクトロン31」1501(1988年)を参照され たい)。この作用は、本発明により厚いONOフィルムを設けて、トンネル効果 電流を相当に減少することにより著しく減少される。更に、SiO2及びONO ゲートをもつ薄膜トランジスタの特性を比較し、そして窒化物層の存在によって DCドリフトが低下されるかどうか判断するために、更にテストが行われた。問 題とする厚み範囲に対し、窒化物層は、DCドリフトに影響を及ぼさないことが 分かり、準スレッシュホールドの揺動はONOフィルムで改善された。 図7は、一方は440nm厚みのSiO2ゲート絶縁体を有しそして他方は1 80/130/180nm厚みのONOゲート絶縁体を有する2つの更に別のC dSe型テスト用トランジスタに対し、ゲート電圧の関数としてドレイン電流を 示している。単位面積当たりのキャパシタンスは、両絶縁体形式についてほぼ同 じ(10%以内)であった。これら装置は、上記のように製造され、その寸法は 40x36μm(1xw)であった。ONO装置のドレイン電流は、準スレッシ ュホールド領域においてより迅速に上昇し、そしてより高いオン電流に達した。 ID=1nA付近での準スレッシュホールドの揺動は、SiO2装置の場合は桁当 たり平均で1.31Vであり、そしてONO装置の場合は桁当たり平均で0.8 3Vであった。 図8は、オフ状態からオン状態へスイッチングした後の時間の関数として正規 化したドレイン電流を示している。高いドレイン電圧に対しては、初期電流が両 装置形式共に100μAを越えた(ONOの方が若干大きい)。曲線は、両装置 形式共にかなり類似しており、ONOフィルムの窒化物層がドリフトを低下しな いことを示している。 ゲート誘電体の完全性は、高い動作電圧を必要とするエレクトロルミネセンス フィルム及びNCAP(ネマチック曲線整列相)物質のようなディスプレイ媒体 にとって重要なことである。本発明は、CdSe薄膜トランジスタの相互コンダ クタンス又はドリフトを低下することなく単層のSiO2に取って代わる高い絶 縁耐力のONOフィルムを提供する。本発明のONOフィルムでは準スレッシュ ホールド揺動が実際に改善される。 要約すれば、本発明により、PECVDで付着されたONOゲート誘電体は、 単層SiO2よりも低いストレス及び大きな絶縁耐力を示すことが分かった。こ れらの改善は、スイッチング装置の相互コンダクタンスを犠牲にすることなく得 られる。アクティブなマトリクスディスプレイにおいては、ONOフィルムは、 高電圧動作を行えるようにすると共に、表示媒体の選択について単層のSiO2 ゲート絶縁材で可能である以上の融通性を与える。 本発明の他の実施例及び変型が考えられる。例えば、本発明の三層誘電体を有 するTFTは、NCAP材料やエレクトロルミネセンスフィルムのような、AM LCD以外の種々の形式の表示媒体に使用することができる。更に、本発明のT FTは、適当な構造のものでよい(例えば、非反転設計、又は底部接点が設けら れたもの)。このような変更や修正は全て、以下の請求の範囲内に包含されるも のとする。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月24日 【補正内容】請求の範囲 1.ディスプレイのピクセルを選択的にイネーブル及びディスエイブルするた めの複数の薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプレイにお いて、上記薄膜トランジスタの各々に対するゲート絶縁体は三層誘電体を有し、 この三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、これらの間の異なる誘電体フィ ルムとで構成されることを特徴とするアクティブなマトリクスディスプレイ。 2.上記異なる誘電体フィルムは、更に、SiNxフィルムより成る請求項1 に記載の改良。 3.上記異なる誘電体フィルムは、更に、AlOxフィルムより成る請求項1 に記載の改良。 4.上記異なる誘電体フィルムは、更に、TaOxフィルムより成る請求項1 に記載の改良。 5.a)ガラス基体と、 b)上記基体上に付着されたゲート電極と、 c)上記ゲート電極を覆うように上記電極上に付着された三層誘電体を有する ゲート絶縁体層であって、上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、これ らの間の異なる誘電体フィルムとで構成されるようなゲート絶縁体層と、 d)上記ゲート絶縁体層上に付着されそして上記ゲート電極と実質的に整列さ れた薄膜半導体チャンネル層と、 e)上記薄膜半導体チャンネル層を覆うように上記ゲート絶縁体層に付着され た不動態層と、 f)上記不動態層に付着されそして上記不動態層の一部分を通して延びて上記 半導体チャンネル層に接触する一対のソース及びドレイン電極と、 を備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ。 6.上記異なる誘電体フィルムは、更に、SiNxフィルムより成る請求項5 に記載の薄膜トランジスタ。 7.上記異なる誘電体フィルムは、更に、AlOxフィルムより成る請求項5 に記載の薄膜トランジスタ。 8.上記異なる誘電体フィルムは、更に、TaOxフィルムより成る請求項5 に記載の薄膜トランジスタ。 9.上記ゲート電極はクロミウムで形成される請求項5に記載の薄膜トランジ スタ。 10.上記薄膜半導体チャンネル層は、CdSeで形成される請求項5に記載 の薄膜トランジスタ。 11.上記不動態層と上記ドレイン電極の各部分の中間にピクセル出力パッド を更に備えた請求項5に記載の薄膜トランジスタ。 12.薄膜トランジスタを製造する方法において、 a)基体を用意し、 b)上記基体上にゲート電極を付着し、 c)上記ゲート電極を覆うように上記基体上に三層誘電体を有するゲート絶縁 体層を付着し、上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、これらの間の異 なる誘電体フィルムとで構成され、 d)上記ゲート電極と実質的に整列されるように上記ゲート絶縁体層上に薄膜 半導体チャンネル層を付着し、 e)上記薄膜半導体チャンネル層を覆うように上記ゲート絶縁体層に不動態層 を付着し、そして f)上記不動態層を通して延びて上記半導体チャンネル層に接触するように上 記不動態層に一対のソース及びドレイン端子を付着する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。 13.上記異なる誘電体フィルムは、更に、窒化物より成る請求項1に記載の 改良。 14.上記異なる誘電体フィルムは、更に、窒化物より成る請求項請求項5に 記載の薄膜トランジスタ。 15.上記SiO2フィルムの各々は、実質的に等しい厚みである請求項1に 記載の改良。 16.上記SiO2フィルムの各々は、実質的に等しい厚みである請求項5に 記載の薄膜トランジスタ。 17.上記SiO2フィルムの各々は、実質的に等しい厚みである請求項12 に記載の方法。 【図2】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ディスプレイのピクセルを選択的にイネーブル及びディスエイブルするた めの複数の薄膜トランジスタを有するアクティブなマトリクスディスプレイにお いて、上記薄膜トランジスタの各々のゲート絶縁体は三層誘電体を有することを 特徴とするアクティブなマトリクスディスプレイ。 2.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のSiNxフィ ルムとを更に備えた請求項1に記載の改良。 3.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のAlOxフィ ルムとを更に備えた請求項1に記載の改良。 4.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のTaOxフィ ルムとを更に備えた請求項1に記載の改良。 5.a)ガラス基体と、 b)上記基体上に付着されたゲート電極と、 c)上記ゲート電極を覆うように上記電極上に付着された三層誘電体を有する ゲート絶縁体層と、 d)上記ゲート絶縁体層上に付着されそして上記ゲート電極と実質的に整列さ れた薄膜半導体チャンネル層と、 e)上記薄膜半導体チャンネル層を覆うように上記ゲート絶縁体層に付着され た整列層と、 f)上記整列層に付着されそして上記整列層の一部分を通して延びて上記半導 体チャンネル層に接触する一対のソース及びドレイン電極と、 を備えたことを特徴とする薄膜トランジスタ。 6.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のSiNxフィ ルムとを更に備えた請求項5に記載の薄膜トランジスタ。 7.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のAlOxフィ ルムとを更に備えた請求項5に記載の薄膜トランジスタ。 8.上記三層誘電体は、一対のSiOxフィルムと、それらの間のTaOxフィ ルムとを更に備えた請求項5に記載の薄膜トランジスタ。 9.上記ゲート電極はクロミウムで形成される請求項5に記載の薄膜トランジ スタ。 10.上記薄膜半導体チャンネル層は、CdSeで形成される請求項5に記載 の薄膜トランジスタ。 11.上記整列層と上記ドレイン電極の各部分の中間にピクセル出力パッドを 更に備えた請求項5に記載の薄膜トランジスタ。 12.薄膜トランジスタを製造する方法において、 a)基体を用意し、 b)上記基体上にゲート電極を付着し、 c)上記ゲート電極を覆うように上記基体上に三層誘電体を有するゲート絶縁 体層を付着し、 d)上記ゲート電極と実質的に整列されるように上記ゲート絶縁体層上に薄膜 半導体チャンネル層を付着し、 e)上記薄膜半導体チャンネル層を覆うように上記ゲート絶縁体層に整列層を 付着し、そして f)上記整列層を通して延びて上記半導体チャンネル層に接触するように上記 整列層に一対のソース及びドレイン端子を付着する、 という段階を備えたことを特徴とする方法。
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