JPH08502315A - 黄変が低減された電着コーティング組成物 - Google Patents

黄変が低減された電着コーティング組成物

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JPH08502315A JP6510032A JP51003294A JPH08502315A JP H08502315 A JPH08502315 A JP H08502315A JP 6510032 A JP6510032 A JP 6510032A JP 51003294 A JP51003294 A JP 51003294A JP H08502315 A JPH08502315 A JP H08502315A
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Abstract

(57)【要約】 活性水素含有イオン性樹脂、ならびにブロックイソシアネート基およびオキサゾリドン基を含有する硬化剤を含有する電着コーティング組成物が開示されている。これらのコーティング組成物は、硬化した電着塗膜が、その後に付与されたトップコートシステムにおいて黄変を引き起こす傾向を低減させる。電着プロセスにおけるこれらの電着コーティング組成物の使用もまた、開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 黄変が低減された電着コーティング組成物 発明の分野 本発明は、電着コーティング組成物、および電着プロセスにおけるそれらの使 用に関する。より詳細には、本発明は、組成物が電着され、そして硬化される際 に、耐黄変性を提供する硬化剤を含有する電着コーティング組成物に関する。 発明の背景 特定の水性コーティング組成物は、電着プロセスにより付与され得る。電着は 、コーティング組成物が、電気伝導性のアノードおよび電気伝導性のカソード( コートされる表面はアノードまたはカソードのいずれかである)と接触して配置 されるプロセスである。コーティング組成物との接触に続き、充分な電圧が電極 間に印加されると、接着性の電気的絶縁塗膜が一方の電極に析出する。電着コー ティング組成物は、種々の導電性基材、特にスチール、アルミニウム、銅、マグ ネシウムのような金属、および炭素をコートした伝導性材料に付与され得る。 カソードに付与される(すなわち、コートされる表面がカソードである)電着 コーティング組成物の方が、アノードに付与されるものより好ましい。なぜなら 、カチオン性の組成物は通常、より優れた耐腐食性を提供するからである。熱を 与えると、ブロックイソシアネート基を含有する物質と架橋する、エポキシから 誘導された樹脂をベースとする電着コーティング組成物は、自動車工業において 非常に一般的である。 しばしば、トップコートシステムが、電着し、硬化したコーティングに続いて 付与され、電着コーティングのみが提供するよりも高い耐腐食性および耐久性を 達成する。さらに、トップコートシステムは、特別な色の基準(color standard )に適合しなければならない魅惑的な光沢仕上げを提供するために用いられる。 これは、自動車工業に、特にあてはまる。例えば、電着されない非伝導性のプラ スチック部品が、電着された金属部品に隣接する場合、これらの部品の色は、適 合しなければならない。 アミノプラストまたはブロックポリイソシアネート硬化剤と架橋するアクリル 樹脂、ポリエステル樹脂、および/またはアルキド樹脂を含有する熱硬化性トッ プコートシステムは、自動車工業において非常に一般的である。これらのトップ コートは、単一の着色コートまたは2層コート(ベース/クリアーシステム)と してスプレー塗りされ得る。特定の明色のトップコートシステム(例えば、白、 ライトブルー、クリーム、または黄褐色)は、それらが特定の電着コーティング 組成物の上に付与されたとき、黄変しやすいことが当業者に周知である。このよ うな黄変は、電着コーティング組成物、トップコート組成物、またはコーティン グ組成物が硬化する雰囲気の化学的組成物のような種々の因子により引き起こさ れ る。電着コーティング組成物に関連する黄変は、以下本明細書中で、「ED関連黄 変」と称する。 低分子量芳香族ブロックイソシアネート硬化剤が、電着コーティング組成物中 で用いらている場合に、ED関連黄変が、特に顕著である。脂肪族ブロックイソシ アネート硬化剤は、続いて付与されるトップコートシステムにおけるED関連黄変 をより少ししか引き起こさないような電着コーティング組成物を生じるが、これ らの硬化剤は、トルエンジイソシアネート(TDI)のような特定の芳香族ブロッ クイソシアネート硬化剤よりも一般に高価である。TDIよりも高い分子量を有す る芳香族ブロックイソシアネート硬化剤もまた、続いて付与されるトップコート システムにおけるED関連黄変をより少ししか引き起こさない傾向にある電着コー ティング組成物を生じる。 本発明は、ブロックイソシアネート基に加えてオキサゾリドン基を含有するブ ロックイソシアネート硬化剤が、続いて付与されるトップコートシステムにおけ るED関連黄変をごくわずかしか生じないという発見に基づくものである。これは 、種々のブロックイソシアネート硬化剤、特にTDIのような比較的低分子量の芳 香族イソシアネートをベースとする、非黄変性の芳香族ブロックイソシアネート 硬化剤を有する、非黄変性または黄変が低減された電着コーティング組成物の配 合を可能にする。 発明の要旨 本発明は、続いて付与されるトップコートにおけるED関連黄変を最少にする電 着コーティング組成物に関する。本発明はまた、電着コートされた物品を製造す るために、本明細書中に記載の電着コーティング組成物を用いて電着プロセスに より伝導性基材をコートする方法を記載する。 この電着コーティング組成物は以下を含有する: A.活性水素含有イオン性樹脂;および B.ブロックイソシアネート基および以下の構造を有する基を含有する硬化剤 : 本明細書中に用いられるように、「ED関連黄変」という用語は、一般に、続い て付与されるトップコートシステムの硬化プロセスの間に、トップコートシステ ムにおいて黄変を生じさせる特定の電着コーティング組成物の傾向を意味する。 ED関連黄変には2つのタイプがある。一方のタイプは、いわゆる「煙霧黄変(fu me-yellowing)」であり、イソシアネート部分由来の揮発性種が、電着コーティ ングの硬化の際に、自動車ボディーの複雑な領域で濃縮すると考えられている。 トップコートを続いて付与し、そして硬化した場合、イソシアネート由来の生成 物は再び揮発し、そしてトップコートを汚 損する。ED関連黄変のもうひとつのタイプは、いわゆる「滲出(bleed-through )黄変」であり、ブロックイソシアネート硬化剤の分解生成物が、中間のシーラ ント層を通ってトップコートに浸透すると考えられている。 詳細な説明 本発明の電着組成物の活性水素含有樹脂は、アニオン性樹脂およびカチオン性 樹脂の両方を包含し、カチオン性樹脂の方が通常より優れた耐腐食性を提供する から好ましい。イオン性樹脂は、ヒドロキシル基、1級アミノ基、2級アミノ基 、およびチオール基(それらの混合物を含む)により提供されるような活性水素 を含有すべきである。活性水素は、ブロックイソシアネート基と反応して、コー ティング組成物が加熱されたときに、硬化反応を生じる。特に、好ましい活性水 素基含有イオン性樹脂は、アミン塩の基を含有するカチオン性樹脂であり、例え ば、米国特許第3,663,389号;第3,922,253号:第3,984,299号;第3,947,388号: 第3,947,339号および第4,031,050号に記載のようなポリエポキシドと1級または 2級アミンとの酸可溶化反応生成物である。 エポキシ-アミン反応生成物に加えて、活性水素含有イオン性樹脂はまた、米 国特許第3,455,806号および第3,928,157号に記載されるようなカチオン性アクリ ル樹脂から選択され得る。さらに、活性水素含有イオン性樹脂は、イオン性基お よび活性水素基を含有するポリエステル樹脂などから選択され 得る。 アミン塩の基を含有する樹脂の他に、4級アンモニウム塩の基を含有する樹脂 もまた、用いられ得る。これらの樹脂の例には、有機ポリエポキシドと3級アミ ン塩との反応から形成される樹脂かある。このような樹脂は、米国特許第3,962, 165号;第3,975,346号;第4,001,101号および第4,101,486号に記載されている。 他のカチオン性樹脂の例には、3級スルホニウム塩の基を含有する樹脂および4 級ホスホニウム塩の基を含有する樹脂があり、それらはそれそれ米国特許第3,79 3,278号および第3,984,922号に記載されている。 本発明で特に効果的である樹脂は、1級および/または2級アミン基を含有す るカチオン性樹脂である。このような樹脂は、米国特許第3,663,389号;第3,947 ,339号および第4,116,900号に記載されている。米国特許第3,947,339号において 、ジエチレントリアミンまたはトリエチレンテトラミンのようなポリアミンのポ リケチミン誘導体が、ポリエポキシドと反応する。反応生成物が酸で中和され、 そして水中に分散すると、遊離1級アミン基が発生する。さらに、ポリエポキシ ドが、過剰の、ジエチレントリアミンおよびトリエチレンテトラミンのようなポ リアミンと反応し、そして反応混合物から過剰のポリアミンを減圧ストリップす ると、同等の生成物が形成される。このような生成物は、米国特許第3,663,389 号および第4,116,900号に記載されている。 ポリエポキシドを鎖延長して分子量を増大させることによ り得られるような変性樹脂もまた、本発明の実施において好ましい。このような 物質は、米国特許第4,148,772号に記載され、ここでポリエポキシドはポリエス テルポリオールで鎖延長され、そして米国特許第4,468,307号に記載され、ここ でポリエポキシドは特定のポリエーテルポリオールで鎖延長されている。さらに 、カナダ特許第1,179,443号に記載のような鎖延長方法が用いられ得る。 カチオン性樹脂の調製に用いられるエポキシポリマーは、ポリエポキシド、す なわち1より大きい、好ましくは約2またはそれ以上のエポキシ当量を有するポ リマーである。好ましくは、1,2-エポキシド基を有し、そしてエポキシに関して 二官能性であるポリエポキシドである。好ましいポリエポキシドは、環状ポリオ ールのポリグリシジルエーテルである。特に好ましくは、ビスフェノールAのよ うなポリフエノールのポリグリシジルエーテルである。 ポリフエノールのポリグリシジルエーテルの他に、用いられ得るエポキシ含有 ポリマーは、エポキシ基を有するアクリルポリマーである。これらのポリマーは 、グリシジルアクリレートまたはグリシジルメタクリレートのような不飽和エポ キシ基含有モノマーを、1種またはそれ以上の重合性のエチレン性不飽和モノマ ーと重合させることにより形成される。これらのポリマーの例は、米国特許第4, 001,156号に記載されている。 オキサゾリドン基含有硬化剤は、以下の構造を有する基を 含有する: より詳細には、この硬化剤は、以下の構造を有する基を含有する: ここで、Xは、イソシアネート、好ましくはポリイソシアネート、より好ましく は芳香族イソシアネート、最も好ましくは芳香族ポリイソシアネートの残基であ る。好ましくは、この硬化剤は、以下の構造を有する基を含有する: ここで、Xは上記のものであり;そしてAは、1種または複数のブロックイソシア ネート基であり、好ましくは以下の構造を有する: ここで、Dは、グリコールエーテルおよびアミノアルコールを包含するアルコー ル、ラクタム、ケトオキシム、脂肪族アミン、およびβ-ジカルボニル化合物か らなる群より誘導される基であり、そしてYおよびY'は異なり、かつ水素、およ びエポキシ樹脂(好ましくはポリエポキシド)から誘導される残基である。 上記の構造式におけるX基は、イソシアネートから誘導され、このイソシアネ ートは、脂肪族イソシアネートまたは芳香族イソシアネートであり得、好ましく はポリイソシアネートであり、芳香族ポリイソシアネートが最も好ましい。脂肪 族ポリイソシアネートの代表的な例には、トリメチレン、テトラメチレン、テト ラメチルキシリレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1,2-プロピレン、1,2- ブチレン、2,3-ブチレン、および1,3-ブチレンジイソシアネートがある。1,3-シ クロペンタン、1,4-シクロヘキサン、1,2-シクロヘキサンおよびイソホロンジイ ソシアネートのようなシクロアルキレン化合物もまた適切である。芳香族ポリイ ソシアネートの代表的な例には、m-フェニレン、p-フェニレン、4,4-ジフェニル 、1,5-ナフタレンおよび1,4-ナフタレンジイソシアネート、ならびにジフェニル メタン-4,4-ジイソシアネート(MDI)、ポリマー 性ジフェニルメタン-4,4-ジイソシアネート(粗MDI);脂肪族-芳香族化合物( 例えば、2,4-または2,6-トリレンジイソシアネート、またはそれらの混合物、4, 4-トルイジン、および1,4-キシリレンジイソシアネート);芳香核が置換された 芳香族化合物(例えば、ジアニシジンジイソシアネート、4,4-ジフェニルエーテ ルジイソシアネートおよびクロロジフェニレンジイソシアネート);トリイソシ アネート(例えば、トリフェニルメタン-4,4,4-トリイソシアネート、1,3,5-ト リイソシアナトベンゼンおよび2,4,6-トリイソシアナトトルエン);テトライソ シアネート(例えば、4,4-ジメチルジフェニルメタン-2,2,5,5-テトライソシア ネート);重合化ポリイソシアネート(例えば、トリレンジイソシアネートダイ マーおよびトリマー)などがある。好ましいイソシアネートは、トルエンジイソ シアネートである。 さらに、イソシアネートは、ポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリ オールを包含するポリオールから誘導され得るプレポリマーであり得、過剰のポ リイソシアネートと反応してイソシアネート末端プレポリマーを形成するポリオ ールを包含する。これらはグリコールのような単純なポリオール、例えば、エチ レングリコールおよびプロピレングリコール、ならびに他のポリオール(例えば 、グリセロール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリト リトールなど)、ならびにエーテルーアルコール(例えば、ジエチレングリコー ル、トリプロピレングリコールなど)およ びポリエーテル、すなわち上記のものとアルキレンオキシドとの縮合物であり得 る。これらのポリオールと縮合して、ポリエーテルを形成し得るアルキレンオキ シドの中には、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、ス チレンオキシドなどがある。これらは、一般にヒドロキシ末端ポリエーテルと呼 ばれ、そして直鎖状または分岐状であり得る。ポリエーテルの例には、分子量約 1540のポリオキシエチレングリコール、分子量約1025のポリオキシプロピレング リコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシヘキサメチレング リコール、ポリオキシノナメチレングリコール、ポリオキシデカメチレングリコ ール、ポリオキシドデカメチレングリコール、およびそれらの混合物が挙げられ る。他のタイプのポリオキシアルキレングリコールが用いられ得る。特に有用な ポリエーテルポリオールは、ポリオール(例えば、エチレングリコール、ジエチ レングリコール、トリエチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、1,3-ブチ レングリコール、1,6-ヘキサンジオール、およびそれらの混合物;グリセロール 、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,2,6-ヘキサントリオール 、ペンタエリトリトール、ジペンタエリトリトール、トリペンタエリトリトール 、ポリペンタエリトリトール、ソルビトール、メチルグルコシド、スクロースな ど)と、アルキレンオキシド(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド 、それらの混合物など)との反応から誘導されたものである。 ブロックイソシアネート基のブロック剤は、グリコールモノエーテルおよびア ミノアルコールを包含するアルコールであり得る。例としては、脂肪族アルコー ル(例えは、メタノールおよび2-エチルヘキシルアルコール);脂環式アルコー ル(例えば、シクロヘキサノール);芳香族アルキルアルコール(例えば、ベン ジルアルコール);グリコールモノエーテル(例えば、エチレングリコールのモ ノアルキルエーテル、すなわち、ジエチレングリコールのモノブチルエーテル) ;およびアミノアルコール(例えば、ジメチルエタノールアミン)が挙げられる 。オキシム(例えば、メチルエチルケトオキシム);ラクタム(例えば、ε-カ プロラクタム);脂肪族アミン(例えば、ジブチルアミン)およびβ-ジカルボ ニル化合物(例えば、アセチルアセトン)もまた用いられ得る。好ましくは、ブ ロック剤は、ジエチレングリコールのモノブチルエーテルである。 上記のように、YまたはY'は、エポキシ樹脂から誘導される残基である。エポ キシ樹脂は好ましくは、1,2-エポキシ当量が2またそれ以上、最も好ましくは約 2のポリエポキシドである。好ましいポリエポシキドは、環状ポリオールのポリ グリシジルエーテルである。ビスフェノールAのようなポリフェノールのポリグ リシジルエーテルが特に好ましい。 ポリフェノールのポリグリシジルエーテルの他に、エポキシ含有アクリルポリ マーが用いられ得る。これらのポリマーは、グリシジルアクリレートまたはグリ シジルメタクリレー トのような不飽和エポキシ基含有モノマーと、1種またはそれ以上の重合可能な エチレン性不飽和モノマーとの重合により形成される。これらのポリマーの例は 、米国特許第4,001,156号に記載されている。 いくつかの異なる反応スキームが、本発明の硬化剤の調製に用いられ得る。こ れらは、Journal of Coatings Technology、第55巻第700号、49-57頁(1983)に 記載されている。2つの合成スキームが好ましい。これらは、上記参考文献に記 載されたルート1および2の変法である。一方のルート(合成ルート2)では、 完全にブロックされたポリイソシアネートが、触媒の存在下でポリエポキシドと 反応する。ブロック剤は、完全にブロックされたイソシアネートから遊離し、そ してポリエポキシドとポリイソシアネートとの間のオキサゾリドン結合が形成さ れると考えられる。得られる反応生成物は、以下を含有する物質の混合物である :完全にブロックされたイソシアネート:オキサゾリドン基(これは次にブロッ クイソシアネート基に結合する)で末端封止されたポリエポキシド部分から誘導 された反応生成物;および繰り返しオキサゾリドン基とポリエポキシドから誘導 された単位とを含有するポリマー性の化学種。本発明の硬化剤の調製において、 ブロックイソシアネートのエポキシドに対するモル比は、少なくとも1.1:1.0で あるが、10.0:1.0を越えず:好ましくは、モル比は1.5〜5.0:1.0の間である。 これらの比を使用することによって、主としてブロックイソシアネート基で末端 封止さ れた生成物か生じる。 好ましい反応において、ジエチレングリコールのモノブチルエーテルで完全に ブロックされたトルエンジイソシアネートは、トリエチルアミン触媒の存在下で 、ビスフエノールAのジグリシジルエーテルと1.75〜2.0:1.0のモル比で反応す る。これらの物質を、窒素雰囲気下で90℃〜130℃にて、エポキシド基の反応が 実質的に完了したことが分析により示されるまで反応させる。 本発明のオキサゾリドン含有硬化剤を製造するためのもうひとつの好ましいル ート(上記参考文献の合成ルート1)は、部分的にブロックされたポリイソシア ネートと、ポリエポキシドとの反応によるものである。この場合において、ブロ ックされていないイソシアネート基およびブロックされたイソシアネート基を含 有するポリイソシアネートが、触媒の存在下でポリエポキシドと反応する。ブロ ックされていないイソシアネートおよびエポキシドが反応して、オキサゾリン結 合とブロックイソシアネート基とを含有する反応生成物を形成すると考えられる 。 上記のオキサゾリドン含有ブロックイソシアネート硬化剤を用いると、ポリエ ポキシドと反応させていない二重ブロック(dlblocked)したTDIを用いた場合よ りも、続いて付与されるトップコートにおけるED-関連黄変が実質的に少ししか 起きない。さらに、この硬化剤は、TDIにトリメチロールプロパンが付加し(3:1 のモル比)、そしてイソシアネート基がジエチ レングリコールのモノブチルエーテルのような従来のブロック剤でブロックされ たTDI付加物よりも、少ない黄変しか起こさない。 上記活性水素含有イオン性樹脂は、カチオン性電着コーティング組成物中に、 電着コーティング組成物中に存在する樹脂固形分の重量を基準にして約20〜99.5 %、好ましくは30〜70%の量で存在する。従って、硬化剤の量は、電着コーティ ング組成物中に存在する樹脂固形分の重量を基準にして、0.5〜80%、好ましく は70〜30%である。 本発明の電着コーティング組成物は、水性分散体の形で存在する。「分散体」 という用語は、透明、半透明、または不透明の樹脂の二相系を意味し、ここで樹 脂が分散相中に存在し、そして水が連続相中に存在する。樹脂相の平均粒径は、 一般に10ミクロン未満、そして通常は5ミクロン未満、好ましくは0.5ミクロン 未満である。水性媒体中の樹脂相の濃度は、水性分散体の重量を基準にして、通 常、少なくとも1重量%、そして通常、約2〜60重量%である。本発明の組成物 が、樹脂濃縮物の形で存在する場合、それらは一般に、水性分散体の重量を基準 にして約26〜60重量%の樹脂固形分含有率を有する。本発明の組成物が電着コー ティング組成物の形で存在する場合、組成物の樹脂固形含量は、通常、電着コー ティング組成物の重量を基準にして約5重量%〜25重量%の範囲内である。 水の他に、水性媒体は共同(coalescing)溶媒を含有し得る。 有用な共同溶媒としては、炭化水素、アルコール、エステル、エーテル、および ケトンが挙げられる。好ましい共同溶媒としては、アルコール、ポリオール、お よびケトンが挙げられる。特定の共同溶媒としては、イソプロパノール、ブタノ ール、2-エチルヘキサノール、イソホロン、4-メトキシ-ペンタノン、エチレン およびプロピレングリコール、ならびにエチレングリコールのモノエチル、モノ ブチル、およびモノヘキシルエーテルが挙げられる。共同溶媒の量は一般に、電 着コーティング組成物の重量を基準にして、約0.01重量%と25重量%との間であ り、そして使用時には、好ましくは約0.05重量%〜約5重量%である。 いくつかの場合において、顔料組成物、および所望されるならば、種々の添加 剤(例えば、界面活性剤、湿潤剤、または触媒)が、分散体中に含有される。顔 料組成物は、従来のタイプのものであり、例えは、酸化鉄、酸化鉛、クロム酸ス トロンチウム、カーボンブラック、炭ジン、二酸化チタン、タルク、硫酸バリウ ム、および着色顔料(例えば、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、クロム イエローなど)を包含する。分散体の顔料含量は、通常、顔料対樹脂の比として 表される。本発明の実施において、顔料対樹脂の比は、通常0.02:1〜1:1の 範囲内である。上記の他の添加剤は、通常、電着コーティング組成物中に存在す る電着樹脂の全固形重量を基準にして約0.01重量%〜3重量%の量で分散体中に 存在する。 上記の電着コーティング組成物が電着で使用するために用いられるとき、コー ティング組成物は、電気伝導性のアノードおよび電気的に伝導性のカソードと接 触して配置される。コートされる表面はカソードまたはアノードのいずれかであ り、イオン性活性水素含有樹脂がアニオン性またはカチオン性であるかどうかに 依存する。好ましくはコートされる電極は、カソードである。コーティング組成 物の接触に続いて、充分な電圧が電極間に印加されると、接着性の塗膜が一方の 電極に析出する。電着が行われる条件は、一般に他のタイプのコーティングの電 着に使用される条件と同様である。印加される電圧は、変更し得、そして、例え ば、1ボルト程の低さから数千ボルト程の高さであり得るが、典型的には50ボル トと500ボルトとの間である。電流密度は、通常、0.5アンペア/平方フィートと 5アンペア/平方フィートの間であり、そして電着が絶縁塗膜の形成を示す間、 減少する傾向にある。本発明のコーティング組成物は、種々の導電性基材、特に スチール、アルミニウム、銅、マグネシウムのような金属、および炭素をコート した伝導性の物質に付与され得る。 コーティングは、電着により付与された後に、通常、高温、例えば、90℃〜26 0℃で、1分間から40分間、焼き付けすることにより硬化される。 本発明を以下の実施例で説明するが、それらの詳細に対して本発明を限定する ものとして考えるべきではない。実施例および明細書を通じてのすべての部およ び%は、他に指示が ない限り重量によるものである。重量部は、他の指示がない限りグラムによるも のである。 実施例 以下の実施例は、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香 族イソシアネート基およびオキサゾリドン基を含有する硬化剤を用いる電着コー ティング組成物の配合を示す。比較の目的のために、電着コーティング組成物を 同様の活性水素含有カチオン性樹脂およびブロックされた芳香族イソシアネート 基を含有するが、オキサゾリドン基は含有しない硬化剤を用いて調製した。 実施例A〜Bは、電着コーティング組成物の生成に用いる変性樹脂および活性 水素含有樹脂の調製を示す。実施例I〜VIは、本発明の説明に用いられる種々の 硬化剤の調製、電着コーティング組成物の調製、および電着工程におけるこれら の組成物の使用を示す。 電着コーティング組成物を、続いて付与されるトップコートシステムにおける 煙霧黄変を生じる傾向について、以下の方法により試験した:電着コーティング 組成物を、端が開いた1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着した。電着し た缶を、アルミニウムホイルで密閉し、次いで、缶上のコーティングを硬化した 。コーティングから放出されたあらゆる揮発物を、ホイルで密閉した缶の中にト ラップした。次いで、電着した缶の一端からホイルを除去し、そして、缶を、DH T- 5920としてPPG Industries,Inc.から市販のアミノプラスト-ポリエステル-アク リルのスプレー可能な白色トップコートで予めコートしたスチールパネル上に置 いた。紙ばさみのようなスペーサーを缶の縁の下に置き、缶の内部からの小さな 通気口を作った。次いで、上に缶を置いたままスチールパネルを焼き付けして、 電着した缶で覆われていないスチールパネルの領域のトップコートを硬化した。 電着した缶で覆われた領域のトップコートは、部分的に硬化しただけであると分 かった。次いで、電着した缶で覆われたスチールパネルの領域の部分的に硬化し たトップコートを、黄変度について目視評価し、そして0〜10の等級でランク付 けした。ここで、0は、トップコートの色が最も黄変したことを表し、そして10 はトップコートの色が黄変しなかったことを表す。 表Iは、煙霧黄変について実施例I〜VIの電着コーティング組成物の比較の結 果を示す。 実施例A 変性樹脂の調製 ポリエポキシドポリオキシアルキレンジアミン変性樹脂を調製した。変性樹脂 は、硬化した電着コーティングにおいて、より良好な外観を提供する。変性樹脂 の調製のために、中間体ポリエポキシドを以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 EPON 8281 1000.0 ビスフェノールA2 308.1 ヨウ化エチルトリフェニルホスホニウム 1.3 2-ブトキシエタノール 413.5 1Shell Corporationから市販のビスフェノールAのジグリシジルエーテル。 2Shell Corporationから市販のポリフェノール。 EPON 828およびビスフェノールAを、窒素雰囲気下で反応容器に入れ、そして 110℃まで加熱した。全てのビスフェノールAが溶解するまで、反応混合物を110 ℃に保ち、その後ヨウ化エチルトリフェニルホスホニウム触媒を添加し、そして 反応混合物を160℃まで加熱し、反応が完了するまで4時間その温度を保持した 。保温終了後、2-ブトキシエタノールを添加し、76%の固形分含量および(固形 分を基準として)504のエポキシ当量を得た。 次いで、変性樹脂を以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 JEFFAMINE D-20001 2362.2 上記で調製した ポリエポキシド中間体 1141.6 2-ブトキシエタノール 296.1 88%乳酸水溶液 96.6 脱イオン水 5279.1 1Texaco Chemical Companyから市販の、2000の分子量を有するポリオキシプロ ピレンジアミン。 JEFFAMINE D-2000を、窒素雰囲気下で反応容器に入れ、そして90℃まで加熱し た。ポリエポキシド中間体および2-ブトキシエタノールを、1時間半にわたって 添加した。添加が完了すると、反応混合物を130℃まで加熱し、3時間その温度 を保った。次いで、樹脂を、88%の乳酸および脱イオン水の混合物に注ぎ、分散 させた。得られた反応生成物は、36%の固形含量を有した。 実施例B 活性水素含有樹脂の調製 活性水素含有樹脂を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 EPON 828 2729.20 ビスフェノールA 791.20 MACOL 981 971.60 メチルイソブチルケトン 160.00 ベンジルジメチルアミン 4.04 ベンジルジメチルアミン 10.78 メチルイソブチルケトン 985.50 ジケチミン2 292.28 N-メチルエタノールアミン 257.79 1100%の固形分でMazur Chemical Companyから市販の、ビ スフェノールAおよびエチレンオキシドから誘導されるポリオール。 2ジエチレントリアミンおよびメチルイソブチルケトンから誘導され、そして メチルイソブチルケトン中にて72%固形分で与えられた、ジケチミン。 EPON 828、ビスフエノールA、MACOL 98およびメチルイソブチルケトンを反応 容器に入れ、そして窒素雰囲気下で140℃まで加熱した。ベンジルジメチルアミ ンの第一の部分を添加し、そして反応混合物を155℃まで発熱させた。反応混合 物を160℃まで加熱し、626.9のエポキシ当量が得られるまで温度を保ち、さらに 145℃まで冷却し、そしてベンジルジメチルアミンの第二の部分を添加した。105 4.5のエポキシ当量が得られるまで、反応を145℃に保った。この時点で、985.5 gのメチルイソブチルケトンを添加し、そして反応混合物を114℃まで冷却し、 そしてジケチミンおよびN-メチルエタノールアミンを連続して添加した。混合物 を発熱させ、次いで、温度を125℃に設定し、そして1時間保持した。最終的に 、混合物を冷却し、そして注ぎ出した。 実施例I(比較例) 二重ブロックされたTDIを用いる 電着コーティング組成物の調製 本実施例は、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族イ ソシアネート基を含有し、そしてオキサ ゾリドン基を含有しない硬化剤を用いる電着コーティング組成物の調製を示す。 芳香族イソシアネート基は、二重ブロックされたトルエンジイソシアネート(TD I)で代表する。これは、先行技術の電着コーティング組成物が、続いて付与さ れるトップコートにおいて、煙霧黄変を生成した程度を示す比較例てある。 TDIをベースとする、二重ブロックされたイソシアネート硬化剤を、以下の成 分の混合物から調製した: 成分 重量部 MONDUR TD801 435.00 ブチルカルビトール(CARBITOL)2 810.00 メチルイソブチルケトン 415.00 1Miles Chemical Companyから市販の、2,4-および2,6-トルエンジイソシアネ ート(TDI)の80/20の混合物。 2Union Carbide Corporationから市販の、ジエチレングリコールのモノブチル エーテル。 ブチルカルビトールおよびメチルイソブチルケトンを、窒素雰囲気下で反応フ ラスコに入れ、そして85℃まで加熱した。赤外分光法の分析により、未反応のイ ソシアネートが残っていないことが示されるまで、温度を85〜100℃に保持しな がら、MONDUR TD80イソシアネートをゆっくりと添加した。 上記の硬化剤を含有する電着樹脂を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 実施例Bの 活性水素含有塩基樹脂 700.00 上記で調製した硬化剤 313.24 100%スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1543.45 活性水素含有塩基性樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ 、そして80℃まで加熱した。加熱を止めて、窒素を除去した。次いで、スルファ ミン酸を添加し、その後温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添 加した。水性分散物を、Hg22〜25インチの減圧下で50〜55℃まで加熱し、そして メチルイソブチルケトンおよび水を含む233グラムの留出物を除去し、34.96%の 固形分含量を有する分散した樹脂を生成した。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1493.40 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-11 36.90 ヘキシルセロソルブ(CELLOSOLVE)2 10.00 E5994ペースト3 398.70 脱イオン水 1707.30 1プロポキシル化クレゾール、Rohm and Haasから市販によ り入手可能。 2ジエチレングリコールのモノヘキシルエーテル、Union Carbide Corporation から市販により入手可能。 3PPG Industries,Inc.から市販の摩砕された(milled)分散体であり、46.2 %二酸化チタン、1.5%カーボンブラック、3.4%塩基性ケイ酸鉛、および2.6% ジブチルスズオキシドを含有する;パーセントは、この顔料ペーストの全重量を 基準とする重量による。 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着した。 この缶は、カソードとして作用する。コーティング組成物を、緩やかな撹拌下で 85°F(29℃)まで加熱し、次いで、200ボルトの電圧を、2分間、電極間に印 加して、約1.1ミル(0.0028cm)の塗膜を作製した。縁なしスチール缶を、コー ティング組成物から取り出し、水道水を吹き付けてすすぎ、次いで、焼き付けし て硬化塗膜を生成した。コートした缶を煙霧黄変について評価した。結果を下の 表Iで報告する。 実施例II(比較例) 変性TDIを用いる電着コーティング組成物の調製 本実施例は、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族イ ソシアネート基を含有し、そしてオキサゾリドン基を含有しない硬化剤を用いる 電着コーティング組成物の調製を示す。芳香族イソシアネート基は、トリメチロ ールプロパンとの付加物の形成により変性したTDIにより与えられる。未反応の イソシアネート基を、ジエチレングリコ−ルのモノブチルエーテルでブロックす る。これは、高分子量の硬化剤を含有する先行技術の電着コーティング組成物が 、続いて付与されるトップコートにおいて、煙霧黄変を生成する程度を示す比較 例てある。 TDIをベースとする完全にブロックされたポリイソシアネート硬化剤を、以下 の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 MONDUR TD80 1044.00 メチルイソブチルケトン 381.00 ブチルカルビトール 973.33 メチルイソブチルケトン 381.00 ジブチルスズジラウレート 0.58 トリメチロールプロパン 89.40 トリメチロールプロパン 89340 トリメチロールプロパン 89.40 ジブチルスズジラウレート 0.18 MONDUR TD80および381.00gのメチルイソブチルケトンを、反応フラスコに入 れた。ブチルカルビトールを3時間にわたって添加し、その間、温度が60℃を越 えないように保持した。添加が完了すると、反応混合物を65℃で60分間保った。 ジブチルスズジラウレートおよび381.00グラムのメチルイソブチルケトンを、混 合物を80℃に保ちながら添加した。次いで、 材料を74℃まで冷却し、そして20分間保持した。温度を75℃に保持しながら、ト リメチロールプロパンの第一の部分を添加し、次いで、この材料をこの温度で20 分間保持した。温度を85℃に保持しながら、トリメチロールプロパンの第二の部 分を添加し、次いで、この材料をこの温度で20分間保持した。温度を96℃に保持 しながら、トリメチロールプロパンの最終部分を添加し、次いで、この材料をこ の温度で20分間保持した。次いで、材料を105℃まで加熱し、そして1時間保持 した。0.18gのジブチルスズジラウレートを添加し、そして赤外分光法の分析に より、未反応のイソシアネートが残っていないことが示されるまで、材料を105 ℃で保持した。 上記の硬化剤を含有する電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から 調製した: 成分 重量部 実施例Bの 活性水素含有樹脂 700.0 上記で調製した硬化剤 478.91 スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1754.31 活性水素含有樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ、そし て80℃まで加熱した。加熱を止め、そして窒素を除去した。次いで、スルファミ ン酸を添加し、その後温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添加 した。水性分散休を、Hg22〜25インチの減圧下で50〜55℃ま で加熱し、そしてメチルイソブチルケトンおよび水を含む278グラムの留出物を 除去し、37.24%の固形含量を有する分散した樹脂を生成した。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1405.10 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-1 36.90 ヘキシルセロソルブ 10.00 E5994ペースト 398.70 脱イオン水 1795.60 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着し、 硬化し、そして実施例Iで一般的に記載したように煙霧黄変について評価した。 実施例III(比較例) 変性粗MDIを用いる電着コーティング組成物の調製 本実施例では、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族 イソシアネート基を含有し、そしてオキサゾリドン基を含有しない硬化剤を用い る電着コーティング組成物の調製を示す。芳香族イソシアネート基は、TDIより 高い分子量を有する完全にブロックされた粗MDI由来の基である。これは、高分 子量の硬化剤を含有する先行技術の電着コーテ ィング組成物が、続いて付与されるトップコートにおいて、煙霧黄変を生成する 程度を示す比較例である。 粗MDIをベースとする、完全にブロックされたポリイソシアネート硬化剤を、 以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 MONDUR MRS-41 4095.0 メチルイソブチルケトン 2199.6 ジブチルスズジラウレート 6.2 2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール 3353.0 トリメチロールプロパン 356.1 2-(2-ブトキシエトキシ)エタノール 464.2 1Mobay Chemical Companyから市販の重合性ジフェニルメタンジイソシアネー ト粗MDI。 MONDUR MRS-4、メチルイソブチルケトンおよびジブチルスズジラウレートを、 反応フラスコに入れ、そして窒素雰囲気下で30℃まで加熱した。2-(2-ブトキシ エトキシ)エタノールの第一の部分を、温度を60℃と65℃との間に保ちながら、 ゆっくり添加した。添加が完了すると、反応混合物を90分間、65℃に保った。次 いで、トリメチロールプロパンを添加し、そして混合物を110℃まで加熱し、そ して3時間保ち、その後、2-(2-ブトキシエトキシ)エタノールの最終部分を添 加した。赤外分光法の分析により、未反応のイソシアネートが残っていないこと が示されるまで110℃を保ち続けた。 上記の硬化剤を含有する電着樹脂を、以下の成分の混合物 から調製した: 成分 重量部 実施例Bの 活性水素含有樹脂 700.00 上記で調製した硬化剤 410.36 スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1716.80 活性水素含有樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ、そし て80℃まで加熱した。加熱を止め、そして窒素を除去した。次いで、スルファミ ン酸を添加し、温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添加した。 水性分散物を、Hg22〜25インチの減圧下で50〜55℃まで加熱し、そしてメチルイ ソブチルケトンおよび水を含む298グラムの留出物を除去し、36.21%の固形含量 を有する分散性樹脂を生成した。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1443.90 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-1 36.90 ヘキシルセロソルブ 10.00 E5994ペースト 398.70 脱イオン水 1756.80 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着し、 硬化し、そして実施例Iで一般的に記載したように煙霧黄変について評価した。 実施例IV オキサゾリドン基含有硬化剤を用いる 電着コーティング組成物の調製 本実施例は、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族イ ソシアネート基およびオキサゾリドン基を含有する硬化剤を用いた、電着コーテ ィング組成物の調製を示す。芳香族イソシアネート基は、ジエチレングリコール のモノブチルエーテルでブロックされたTDIにより与えられる。本実施例は、本 発明の好ましい実施態様の電着コーティング組成物が、続いて付与されるトップ コートにおけるED関連黄変に抗する程度を示す。 TDIをベースとし、そしてオキサゾリドン基を含有するイソシアネート硬化剤 を調製した。最初に、部分的にブロックされたTDIを、以下の成分の混合物から 調製した: 成分 重量部 ブチルカルビトール 1944.00 MONDUR TD80 2088.0 ジブチルスズジラウレート 2滴 MONDUR TD80を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れた。ブチルカルビトール をゆっくりと添加し、そして温度を35〜40 ℃に保持した。4時間後、ジブチルスズジラウレートを2滴添加した。発熱は観 察されなかった。温度をさらに1時間、30℃に保持し、その時間での分析により 、最初に存在していたうちの60.2%のイソシアネート基が残っていることが示さ れた。試料を一晩室温で保存し、そして分析により、最初に存在していたうちの 53.2%のイソシアネート基が残っていることが示された。 オキサゾリドン基含有硬化剤を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 EPON 828 376.00 上記で調製した、 ブチルカルビトールで部分的に ブロックされたTDI 694.30 テトラエチルアンモニウムブロマイド 1.20 メチルイソブチルケトン 357.20 EPON 828およびテトラエチルアンモニウムブロマイドを、窒素雰囲気下で反応 フラスコに入れ、160℃まで加熱した。温度を160℃に保持しながら、部分的にブ ロックされたTDIをゆっくりと添加した。添加後、赤外分光法の分析により、未 反応のイソシアネートが残っていないことが示され、そして12,372.1のエポキシ 当量が達成されるまで、反応混合物を160℃で保持した。混合物を冷却しながら 、メチルイソブチルケトンを添加した。 上記硬化剤を含有する電着樹脂を、以下の成分の混合物か ら調製した: 成分 重量部 実施例Bの活性水素含有樹脂 700.00 上記で調製した硬化剤 612.64 スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1924.51 活性水素含有樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ、80℃ まで加熱した。加熱を止め、そして窒素を除去した。次いで、スルファミン酸を 添加し、その後、温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添加した 。この水性分散体をHg22〜25インチの減圧下で50〜50℃に加熱し、そしてメチル イソブチルおよび水を含む353gの留出物を除去して、固形含量36.49%の分散し た樹脂を得た。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1432.10 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-1 36.90 ヘキシルセロソルブ 10.00 E5994ペースト 398.70 脱イオン水 1768.60 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着し、 硬化し、そして実施例Iで一般的に記載した ように煙霧黄変について評価した。 実施例V 別のブロッキング剤を有するオキサゾリドン硬化剤を用いる 電着コーティング組成物の調製 本実施例は、活性水素含有カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族イ ソシアネート基およびオキサゾリドン基を含む硬化剤を用いた、電着コーティン グ組成物の調製を示す。芳香族イソシアネート基は、2-ブトキシエタノールでブ ロックされているTDIから誘導される。本実施例は、本発明の電着コーティング 組成物が、続いて付与されたトップコートにおけるED関連黄変に抗する程度を示 す。 TDIをベースとし、そしてオキサゾリドン基もまた含有するイソシアネート硬 化剤を調製した。この硬化剤は、2-ブトキシエタノールでブロックされた。最初 に、部分的にブロックされたTDIを、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 ブチルセロソルブ1 590.00 MONDUR TD80 870.00 12-ブトキシエタノール、Union Carbide Corp.から市販により入手可能。 MONDUR TD80を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れた。ブチルセロソルブを ゆっくりと添加し、そして温度を35〜40℃に保持した。5時間後、分析により、 最初に存在していたう ちの56.2%のイソシアネート基が残っていることが示された。試料を一晩保存し 、そして分析により、最初に存在していたうちの53.7%のイソシアネート基が残 っていることが示された。 硬化剤を以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 EPON 828 376.00 上記で調製した、 ブチルセロソルブで部分的に ブロックされたTDI 598.40 テトラエチルアンモニウムブロマイド 1.20 メチルイソブチルケトン 325.20 EPON 828およびテトラエチルアンモニウムブロマイドを、窒素雰囲気下で反応 フラスコに入れ、160℃まで加熱した。温度を160℃に保持しながら、赤外分光法 の分析により、未反応のイソシアネートが残っていないことが示され、そして20 ,000+のエポキシ当量が達成されるまで、部分的にブロックされたTDIをゆっくり と添加した。混合物を冷却しながら、メチルイソブチルケトンを添加した。 上記硬化剤を含有する電着樹脂を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 実施例Bの活性水素含有樹脂 700.00 上記で調製した硬化剤 557.83 スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1854.75 活性水素含有樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ、そし て80℃まで加熱した。加熱を止め、そして窒素を除去した。次いで、スルファミ ン酸を添加し、その後温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添加 した。水性分散液をHg22〜25インチの減圧下で50〜55℃に加熱し、そしてメチル イソブチルケトンおよび水を含む378gの留出物を除去して、固形含量36.29%の 分散した樹脂を得た。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1439.90 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-1 36.90 ヘキシルセロソルブ 10.00 E5994ペースト 398.70 脱イオン水 1760.80 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着させ 、硬化させ、そして実施例Iで一般的に記載したように煙霧黄変について評価し た。 実施例VI ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルで 調製したオキサゾリドン硬化剤を用いる 電着コーティング組成物の調製 本実施例は、活性水素カチオン性樹脂、ならびにブロックされた芳香族イソシ アネート基およびオキサゾリドン基を含む硬化剤を用いた、電着コーティング組 成物の調製を示す。芳香族イソシアネート基は、ジエチレングリコールのモノブ チルエーテルでブロックされるTDIにより与えられる。この樹脂の製造に用いら れる硬化剤を、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテルを用いて調製 した。本実施例は、本発明の電着コーティング組成物が、続いて付与されたトッ プコートにおけるED関連黄変に抗する程度を示す。 TDIをベースとし、そしてオキサゾリドン基もまた含有するイソシアネート硬 化剤を調製した。この硬化剤を、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエー テルを用いて調製した。最初に、部分的にブロックされたTDIを、以下の成分の 混合物から調製した: 成分 重量部 ブチルカルビトール 1944.00 MONDUR TD80 2088.0 ジブチルスズジラウレート 2滴 MONDUR TD80を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れた。ブ チルカルビトールをゆっくりと添加し、そして温度を35〜40℃に保持した。4時 間後、ジブチルスズジラウレートを2滴添加した。発熱は観察されなかった。こ の温度を一晩室温で保持し、その後NCO当量は315.6であった。 硬化剤を以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 DER7361 338.20 上記で調製した、 ブチルカルビトールで部分的に ブロックされたTDI 694.30 テトラエチルアンモニウムブロマイド 1.20 メチルイソブチルケトン 344.60 1ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテル、100%固形分で、Dow Ch emlcal Co.から市販により入手可能。 DER736およびテトラエチルアンモニウムブロマイドを、窒素雰囲気下で反応フ ラスコに入れ、そして160℃まで加熱した。温度を160℃に保持しながら、赤外分 光法の分析により、未反応のイソシアネートが残っていないことが示され、そし て20,000+のエポキシ当量が達成されるまで、部分的にブロックされたTDIをゆっ くりと添加した。混合物を冷却しながら、メチルイソブチルケトンを添加した。 上記硬化剤を含有する電着樹脂を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 実施例Bの活性水素含有樹脂 700.00 上記で調製した硬化剤 591.13 スルファミン酸 39.37 脱イオン水 1897.13 活性水素含有樹脂および硬化剤を、窒素雰囲気下で反応フラスコに入れ、そし て80℃まで加熱した。加熱を止め、そして窒素を除去した。次いで、スルファミ ン酸を添加し、その後温度が45℃まで下がる間に、脱イオン水をゆっくりと添加 した。水性分散体をHg22〜25インチの減圧下で50〜55℃に加熱し、そしてメチル イソブチルケトンおよび水を含む415gの留出物を除去して、固形含量37.46%の 分散性樹脂を得た。 電着コーティング組成物を、以下の成分の混合物から調製した: 成分 重量部 上記で調製した電着樹脂 1393.80 実施例Aの変性樹脂 153.70 PARAPLEX WP-1 36.90 ヘキシルセロソルブ 10.00 E5994ペースト 398.70 脱イオン水 1806.80 このコーティング組成物を、1/2パイントの縁なしスチール缶上に電着し、 硬化し、そして実施例Iで一般的に記載したように煙霧黄変について評価した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.以下を含有する電着コーティング組成物: A.活性水素含有イオン性樹脂;および B.ブロックイソシアネート基および以下の構造を有する基を含有する硬化 剤: ここで、YおよびY'は異なり、かつ水素、およびエポキシ樹脂から誘導される残 基である。 2.前記活性水素含有イオン性樹脂がカチオン性である、請求項1に記載の組 成物。 3.前記活性水素含有イオン性樹脂が、アクリルポリマー、ポリエステルポリ マー、ポリウレタンポリマー、エポキシ含有物質から誘導されるポリマー、およ びそれらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。 4.前記活性水素含有イオン性樹脂が、エポキシ含有物質およびアミンのカチ オン性反応生成物である、請求項1に記載の組成物。 5.前記硬化剤が、以下の構造を有する基を有し、 ここで、Xがイソシアネートの残基であり、そしてYおよびY'は異なり、かつ水素 、およびエポキシ樹脂から誘導される残基である、請求項1に記載の組成物。 6.前記Xが芳香族イソシアネートの残基である、請求項5に記載の組成物。 7.前記Xが芳香族ポリイソシアネートの残基である、請求項5に記載の組成 物。 8.前記硬化剤が以下の構造を有し、 ここで、Xがポリイソシアネートから誘導される残基であり; そしてAが以下の構造を有するブロックイソシアネート基であり: ここで、Dが、アルコール、ラクタム、ケトオキシム、脂肪族アミン、およびβ- ジカルボニル化合物からなる群より誘導される基であり、そして、ここで、Yお よびY'は異なり、かつ水素、およびエポキシ樹脂から誘導される残基である、請 求項5に記載の組成物。 9.前記エポキシ樹脂がポリエポキシドである、請求項8に記載の組成物。 10.前記ポリエポキシドが多価フェノールのポリグリシジルエーテルである 、請求項8に記載の組成物。 11.前記Xが芳香族ポリイソシアネートから誘導される残基である、請求項 8に記載の組成物。 12.電気回路における第1の電極として作用する導電性基材をコートするた めの方法であって、ここで、該電気回路は、水性のイオン性電着コーティング組 成物中に浸漬された該第1の電極および第2の電極を有し、 該方法は、電着コーティング組成物を該第1の電極上にコ ーティングとして析出させるために、該第1の電極と該第2の電極との間に電流 を通す工程を包含し、ここで、該電着コーティング組成物が請求項1に記載のも のである、方法。 13.前記第1の電極がカソードであり、前記第2の電極がアノードであり、 そして前記水性のイオン性電着コーティング組成物がカチオン性である、請求項 12に記載の方法。 14.前記コートされた基材が、前記コーティングを硬化するために1分間か ら40分間、90℃から260℃の温度まて加熱される、請求項12に記載の方法。 15.前記硬化剤が、以下の構造を有する基を含有し: ここで、Xが、イソシアネートの残基であり、そしてAが、ブロックイソシアネー ト基であり、そしてYおよびY'は異なり、かつ水素、およびエポキシ樹脂から誘 導された残基である、請求項1に記載の組成物。
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