JPH08502027A - 不安、パニック病、及び特発性の精神運動性癲癇の処置のためのベンゾジアゼピン類及び組成物 - Google Patents
不安、パニック病、及び特発性の精神運動性癲癇の処置のためのベンゾジアゼピン類及び組成物Info
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- JPH08502027A JPH08502027A JP6501666A JP50166694A JPH08502027A JP H08502027 A JPH08502027 A JP H08502027A JP 6501666 A JP6501666 A JP 6501666A JP 50166694 A JP50166694 A JP 50166694A JP H08502027 A JPH08502027 A JP H08502027A
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Abstract
(57)【要約】
本発明は式(I)(ここに、Rは水素、CH3CH2−、CH2=CHCH2−、(CH3)2CH−、CH3CH2CH2−、または(a)である)で示されるイミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド化合物又はその医薬的に許容される塩に関する。これら化合物およびその医薬的に許容される塩は抗パニックおよび抗てんかん活性を有している。
Description
【発明の詳細な説明】
不安、パニック病、及び特発性の精神運動性癲癲の処置のためのベンゾジアゼピ
ン類及び組成物発明の背景 不安病(Anxiety Disorders)
伝統的なベンゾジアゼピン類(BZDs)及びそれらの同族体は、30年以上
、一般的な不安を救済するための選択薬であったが、パニック病(panic disord
ers)の処置には使用されなかった。最近、いわゆる「高能力」BZDs(アル
プラゾラム、クロナゼパム、ブレタゼニル)が、抗パニック薬としての効果を有
する薬である可能性を示す実験において、伝統的なBZD´sとは区別され得る
ことが、一般に報告された。Giustiら、J.Pharmacol.Exper.Therapeut
ics 257:1062-68(1991)。
精神病の診断法及び統計的なマニュアル、第3編(DMS III)(1980)は、
不安/神経症を次のサブタイプに分類している。一般的な不安、パニック病及び
強迫病。多数の行動手順が、一般的な不安に対する薬の作用を予想するために使
用され、成功しているが、パニック病及び強迫的挙動に対する薬作用を研究する
ための、比較できる行動モデルは無い。GABA受容体に対する薬作用の抗パニ
ック能力を予想する、ラットにおける単純な行動試験が開発された。この試験に
おいては、のどが乾いたラットにおける飲水のパラダイムの急性の罰せられた抑
圧[ボーゲル(Vogel)試験]が、使用され、不安緩解特性を有する低能力のB
ZDsである、ジアゼパム、ゾルピデム、アルピデム及びミダゾラムと、パニッ
ク病の処置において効果的な、高能力のBZDsであるアルプラゾラム、クロナ
ゼパム及びブレタゼニルとを分別した。ボーゲル試験は、その葛藤パラダイムに
おいて、動物に使用して、不安緩解性の特性又は不安を生じる特性を薬か有する
可能性を確かめることができる。ボーゲル試験がペンチレンテトラゾール(PT
Z)処置と併用される場合は、「前葛藤(proconflict)試験」と呼ばれ、薬の
抗パニッ
ク能力を確かめるために使用できる。PTZが使用されると、GABAA受容体
の機能を減じるので、ボーゲル試験の抗パニックBZD薬に対する感受性がより
高くなる。
ヒトにおいては、PTZの副次的痙攣(subconvulsant)の用量が、激しい不
安及び切迫した破滅の感じ、パニック攻撃の行動症候群の暗示を生じさせる。従
って、葛藤及び前葛藤(PTZ−促進された葛藤)パラダイムの両方におけるボ
ーゲル試験は動物モデルとして、GABAA受容体に薬が作用し、反応抑制を減
じる寄与を評価するために使用される。一連のBZDs及びそれらの同族体を前
葛藤パラダイムにおいて評価すると、抗パニックBZDsであるアルプラゾラム
、クロナゼパム及びブレタゼニルの能力及び効果が、不安緩解性BZDリガンド
である、ジアゼパム、ゾルピデム、アルピデム及びミダゾラムの能力及び効果に
勝っていることが分かる。
ジアゼパム、ミダゾラム、アルピデム及びゾルピデムは、同様の能力及び効果
を有し、用量に依存して、葛藤及び前葛藤反応に拮抗し、抗−前葛藤指標は1に
近かった。一方、1,4−BZDであるクロナゼパム、トリアゾロ 1,4−B
ZDであるアルプラゾラム及びイミダゾロ 1,4−BZDであるブレタゼニル
も、用量に依存して、葛藤行動のしきい値を増加するが、PTZによって誘導さ
れた前葛藤効果に対する拮抗においては、有意に、より高能力であった。これら
の薬は抗−前葛藤指標が10に近かった。抗−前葛藤指標値と、PTZ−誘導痙
攣の防御能を含む、他の行動反応を引き起こすBZDsの用量との間には関連性
はないので、より高い抗−前葛藤指標から、BZDsの特別なクラスに対して抗
パニック作用が予想される。特発性の精神運動性癲癇
特発性の精神運動性癲癇(てんかん)の処置におけるベンゾジアゼピン類(ク
ロナゼパム及びジアゼパム)の重要性は広く認識されている。実際、ベンゾジア
ゼピン類は、「選択薬」であり、実質的に致死率及び罹病率を減少させ、また、
多分、癲癇の状態が確立される前に、連続的な発作が終了する結果となることが
多い[J.Overweg,D.C.Binnie:「ベンゾジアゼピン類」中の「神経病におけ
る
ベンゾジアゼピン類」、「分子生物学から臨床プラクティスまで」、E.Costa(
編集)、Ravan Press,New York,pp.339-347,1983]。
GABA電気伝達性痙攣性病とベンゾジアゼピン類の抗痙攣活性との間の関係
は直接的である[Haefelyら、「ベンゾジアゼピン類の神経薬理学」、「シナプ
スの機構及び作用の神経の基礎」、「ベンゾジアゼピン類」中、「分子生物学か
ら臨床プラクティスまで」、E.Costa(編集)、Ravan Press,New York,pp.2
1-66,1983参照]。GABAA受容体に対するそれらの分子作用のために、ベン
ゾジアゼピン類の癲癇における最も顕著な効果は、発作の活性を生じることが証
明されていることがよく知られており、力強いGABA電気性フィードバック回
路を含む体系において起こる。理論上、ベンゾジアゼピン類は、小脳扁桃/海馬
状隆起領域に源を発する異常な放電によって引金を引かれた爆発性精神運動性発
作の傾向を制限する選択薬である。実験上は、ジアゼパム及びクロナゼパムは、
ラットの小脳扁桃の「点火」(周期的な電気的剌激)の結果である発作の進展を
防ぐ強力な試薬である。しかし、迅速に耐性が進展するために、臨床的メインテ
ナンス治療に対するクロナゼパム及びジアゼパムの評価は、非常に低い。耐性は
、薬の能力が、経時的に、種々の、既知の及び不知の生物学的理由により、効果
を失うこととして知られている。したがって、同じ効果を達成させるためには、
薬の用量を経時的に増加しなければならない。ベンゾジアゼピン類は、それらの
意図する効果に対する有効性を経時的に減じる耐性の進展が結果として生じるこ
とが知られている。本発明は、上記のことを念頭に完成された。従って、低い耐
性傾向を有し、失調症を起こす原因となる鎮静作用が低い、効果的な抗−癲癇ベ
ンゾジアゼピン類の探索は、長年、癲癇の処置における重要な目標であった。
米国特許第4,280,957号は、他の多数の化合物と共に本発明の化合物
を一般的に論じているが、本発明化合物の明確な開示を含まず、それらが抗パニ
ック効果に関して予想外に優れているという議論も、低い耐性プロフィールに関
して予想外に優れているという議論も含んでいない。本発明の概要
本発明は、薬理学的に活性な、イミダゾ[1,5−a][1,4]−ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド化合物に関する。これらの化合物は、高い抗パニ
ック指数を有する部分的なアゴニストであり、不安病及び癲癇の処置に有用であ
る。
これらの化合物の化学構造式は、次式I、
(式中、Rは、水素、CH3CH2−、(CH3)2CH−、CH3CH2CH2−、
で表されるか又はそれらの医薬的に許容される塩である。本発明の好ましい具体
例は、式I中、Rが水素であるか又はCH3CH2−である化合物である。図面の簡単な説明
図1は、6−(2−ブロモフェニル−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5
−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドと比較したジアゼパム
の抗痙攣効果に対する、慢性投与時の耐性進展を示している。
・ジアゼパム用量、88μmol/Kg、経口投与、1日に3回;▽6−(2
−ブロモフェニル−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4−ベ
ンゾジアゼピン−3−カルボキサミド)用量2.7μmol/Kg)経口投与、
1日に3回。
★p<0.01ダンネット(Dunnet)試験対対照。y軸は、試験された
化合物の保護作用を打ち負かすために必要とされるビクカリン(bicucalline)
の用量(μmol/Kg i.v.)を示している。X軸は、処置日数を示してい
る。
好ましい具体例の詳しい説明
本発明は、薬理学的に活性な、イミダゾ[1,5−a][1,4]−ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド化合物に関する。これらの化合物は、高い抗パニ
ック指数を有する部分的なアゴニストであり、パニック病及び癲癇の処置に有用
である。
これらの化合物の化学構造式は、次式I)
(式中、Rは、水素、CH3CH2−、CH2=CHCH2−、(CH3)2CH−、
で表されるか又はそれらの製薬的に許容される塩である。本発明の好ましい具体
例は、式I中、Rが水素であるか又はCH3CH2−である化合物てある。
この開示において使用される場合には、「低級アルキル」という用語は、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルなどの様な、直鎖の、環状の及び
分枝鎖の(C1−C4)炭化水素ラジカルを包含する。
「低級アルケニル」という用語は、オレフィン2重結合を含み、3から5の炭
素原子を有する、直鎖の又は分枝した鎖の炭素水素ラジカルを意味する。
「ハロゲン」という用語は、ハロゲンの4つの型の全て、すなわち、塩素、臭
素、フッ素及びヨウ素を含んで使用されている。
「医薬的に許容される塩」という用語は、無機の及び有機の医薬的に許容され
る酸との塩を含んで使用される。式Iの化合物と塩を形成できる酸の例としては
、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸、メタンスルホン酸、パラトルエンス
ルホン酸などがある。このような塩は、先行技術及び塩の形態にする化合物の性
質を考慮すれば、本分野の当業者には非常に容易に製造できる。
上記の式Iの化合物は、以下の図式的な合成方法が例示である種々の合成ルー
トに従って調製できる。
式Iの化合物は、図式1に概略された様に合成できる。別に示されていない限
り、Rは、上記に述べたのと同じ意味を有する。図式1における反応及び反応条
件と同様のものは周知である[例えば、Sternbachら、J.Org.Chem.,27:3788-
96(1962)及び米国特許第4,280,957号を参照]。
アミノベンゾフェノン(式II)は、両方とも市販されている4−フルオロアニ
リンと2−ブロモベンゾイル クロリドとの、塩化亜鉛の存在下における反応及
びそれに続く酸加水分解によって得られる。
アミノベンゾフェノンは、適切な溶媒中、室温において、ハロアセチル ハラ
イドとの反応により、ハロアセチル誘導体(式III)へ転換された。
式IIIの化合物は、既知の工程、例えば、式IIIの化合物を適切な溶媒中にて、
液体アンモニアと還流し、次にエタノール及び酢酸の混合物中にて加熱還流する
ことによる環化反応を行うことにより、式IVのジアゼピノンに転換される。
ラクタム(式IV)を、t−ブチルアルコールのアルカリ塩の様な、強塩基の存
在下に、ジエチル クロロホスフェート用いたO−ホホリレーション(phophory
lation)により活性化し、またt−ブチルアルコールのアルカリ塩の様な、強塩
基の存在下に、エチル イソシアノ−アセテートのアニオンと縮合して、イミダ
ゾールエステル(式V)を製造した。このエステルの酸加水分解により、対応す
る酸(R1=H)が得られた。
式Iのアミドは、酸(式V)を、メチレン クロリド中に、ホスホラス ペン
タクロリドと反応させ、次にイン ジツ系において、過剰のアンモニア又は適切
なアミンで処理することにより得られた。
図式1
ラクタム(式IV)の合成の別法は、以下の図式2に示される。
アミノベンゾフェノニミン(式VI)は、無水塩化アルミニウム及びボロン ト
リクロリドの存在下、4−フルオロアニリン及び2−ブロモベンゾニトリルを、
窒素下に加熱還流して反応させることにより得られた。この反応は、適切な溶媒
、例えば、トルエン及び1,2−ジクロロエタンの混合物中において行うことが
できる。
アミノベンゾフェノニミンは、式VIを、メタノール中、グリシン メチル エ
ステル ハイドロクロリドと共に還流することにより、グリシン メチル エス
テル誘導体(式VII)に変換された。
式VIIの化合物は、式VIIを、トルエンの様な適切な溶媒中、p−トルエンスルホ
ン酸モノハイドレートと共に還流することによって、式IVのジアゼピノンに変換
された。
図式2
式Iの化合物及びそれらの医薬的に許容される付加塩は、抗−不安試薬及び抗
癲癇試薬として有用であり、経口的に、静脈内に又は筋肉内に投与できる。本発
明によって企画される様に、式Iの化合物及びはそれらの医薬的に許容される酸
付加塩は、約0.1mgから約10mg、最も好ましくは、約0.2mgから約
2mgを含む、種及び個々の要求に合わせた投与量である、医薬投与剤形として
具体化できる。
式Iの化合物及びそれらの医薬的に許容される塩は、内部に、例えば非経口的
に、又は腸に、伝統的な医薬投与剤形において、医薬的に許容される担体と共に
投与できる。例えば、それらは、水、ゼラチン、スターチ、ステアリン酸マグネ
シウム、タルク、植物油などの様な伝統的な液体の又は固体の担体内に、医薬的
に許容されるプラクティスにより、混入して、錠剤、エリキシル剤、カプセル剤
、溶液剤、乳化剤などを製造できる。
以下の実施例は、本発明の例示であり、本発明を限定するものではない。全て
の温度は、摂氏度で表されている。室温とは、20゜−23℃の間の温度を表す
。
実施例1
(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブルモフェニル)メタノン
塩化亜鉛20g(0.15mol)及び2−ブロモベンゾイル クロリド50
g(0.23mol)の混合物を110℃まで加熱した。4−フルオロアニリン
13g(0.12mol)を、2分以上かけて加え、混合物の温度を160℃ま
で上げた。次に、この混合物を、加熱し、210−220℃において3時間撹拌
した。140℃まで冷却後、熱い3N塩酸200mLを注意して加えた。この混
合物を撹拌し、5分間加熱還流し、水相を残渣から捨てた。この操作を2回繰り
返した。残渣を酢酸200mL中に溶解し、3N塩酸100mL及び濃硫酸10
mLで処理して混合物を生成した。
この混合物を撹拌しながら、48時間、加熱還流し、次に氷上に注ぎ、エーテ
ルで抽出した。得られたエーテル抽出物を、2N水酸化ナトリウム溶液で洗浄し
、乾燥し、蒸発した。この残渣をトルエンを用いて、シリカゲル300g上のク
ロマトグラフィーを行った。黄色の生成物を含むフラクションを集め、蒸発し、
上
記の式を有する黄色のレジン12.6gを得た。分析のために、黄色のレジンの
サンプルをエーテル/ヘキサンから結晶化し、エタノール/ヘキサンから再結晶
化して、融点64−66℃の黄色結晶を得た。
実施例2
2−ブロモ−N−[2−(2−ブロモベンゾイル)−4−フルオロフェニル] アセトアミド
塩化メチレン50mL中の(2−アミノ−5−フルオローフェニル)(2−ブ
ロモフェニル)メタノン2.95g(10mmol)の溶液を、飽和重炭酸ナト
リウム溶液50mLを用いて層にした。ブロモアセチル ブロミド1.35mL
(15mmol)をその有機層に加え、混合物を室温において15分間撹拌した
。有機層を分離し、乾燥し、蒸発した。残渣をエーテル/ヘキサンから結晶化し
、上記の式を有し、融点110−114℃である生成物3.85gを得た。分析
のために、生成物のサンプルをエーテル/ヘキサンから再結晶化して、融点11
3−115℃の無色結晶を得た。
実施例3
5−(2−ブロモフェニル)−7−フルオロ−1,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジアゼピン−2(2H)−オン
塩化メチレン150mL中の2−ブロモ−N−[(2−ブロモ−ベンゾイル)
−4−フルオロフェニル]アセトアミド15g(36mmol)の溶液にアンモ
ニア溶液250mLを加えた。18時間、撹拌及び還流した後、アンモニアを蒸
発させた。残渣を水で洗浄し、塩化メチレン層を乾燥し、蒸発した。残渣を、酢
酸7mLを含むエタノール200mL中で、2時間、加熱還流した。溶媒を蒸発
し、残渣を塩化メチレン/エタノールから結晶化し、上記の式を有する生成物1
0gを得た。分析のために、生成物のサンプルをテトラヒドロフラン/エタノー
ルから再結晶化して、融点194−196℃を得た。
実施例4
(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフェニル)メタンイミン
トルエン7.2L及び1,2−ジクロロエタン2.7Lの混合物中の4−フル
オロ−アニリン668.1g(6.012mol)の溶液に、窒素下において、
無水塩化アルミニウム477.7g(3.583mol)を加えた。混合物を1
5分間、撹拌し、キシレン中のボロン トロクロリドの1.0M溶液3.0L(
3.0mol)を、15分間以上かけて加えた。次に、トルエン1.0L中の2
−ブロモベンゾニトリル545.1g(2.995mol)の溶液を1度に加え
た。混合物を窒素下に、20時間加熱還流し、次に、冷却し、砕いた氷、濃水酸
化アンモニウム6.8L及び塩化メチレン8.0Lの上に注いだ。6.0N水酸
化カリウム水溶液6.8Lを、激しく撹拌しながら、徐々に加えた。有機層を分
離し、水層を、塩化メチレン4.0Lで抽出した。合わせた有機抽出物を、イオ
ンを除去した水の同量を用いて、2回、洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過し
、真空下に、体積が5Lになるまで濃縮した。濃縮した混合物を次に、上記と同
じ方法にて得られた第2のバッチの生成物と合わせ、合わせた混合物を、真空下
に、残渣1,515gを得るまで濃縮した。残渣を塩化メチレンに溶解し、9:
1ヘキサン:酢酸エチルを使用して、シリカゲル4.0Kg上にてクロマトグラ
フィーを行った。生成物を含むフラクションを合わせ、濃縮し、高真空下に乾燥
して、(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフェニル)メタンイ
ミン1,313.5gを得た。
実施例5
(Z)−N−[(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフェニル )メチレン]
グリシン メチル エステル)
(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフェニル)メタンイミン
139.5g(0.446mol)、グリシン メチル エステル ハイドロク
ロリド69.9g(0.557mol)及びメタノール1.68Lの溶液を、窒
素下に、5時間撹拌し、還流した。次に、溶媒を、真空下に蒸発して除去し、黄
色の残渣の固体を、塩化メチレン1.4L及び飽和NaHCO3溶液1.4Lの
間に分配した。有機層を分離し、水層を塩化メチレン0.5Lを用いて抽出した
。合わせた有機抽出物を、Na2SO4上で乾燥し、濾過し、真空下に濃縮した。
残
渣を塩化メチレン0.5Lに再溶解し、濃縮して、暗黄色の半固体(156.6
g)を得た。この固体をEtOAc/ヘキサン、1:3、400mLから再結晶
化して、(Z)−N−[(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフ
ェニル)メチレン]
グリシン メチル エステル)72.8を得た。
実施例6
5−(2−ブロモフェニル)−7−フルオロ−1,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジアゼピン−2(2H)−オン
(Z)−N−[(2−アミノ−5−フルオロフェニル)(2−ブロモフェニル
)メチレン] グリシン メチル エステル)72.7g(0.199mol)
、トルエン1450mL及びp−トルエンスルホン酸モノハイドレート42.8
g(0.225mol)の溶液を、窒素下に、3時間加熱還流した。冷却後、生
成物を反応混合物から結晶化した。残渣の懸濁物を濾過し、集めた固体を、トル
エン100mLを用いて、2回洗浄し、その後、ヘキサン100mLを用いて、
2回洗浄した。固体を、塩化メチレン1.0L及び飽和NaHCO3溶液1.0
Lとの間に分配した。有機層を分離し、水層を塩化メチレン250mLを用いて
抽出した。合わせた有機層を、塩水/水、1:1の混合物250mLを用いて、
2回洗浄し、Na2SO4上で乾燥し、濾過し、真空下に濃縮した。残渣を塩化メ
チレン800mLに再溶解し、濃縮して、5−(2−ブロモフェニル)−7−フ
ルオロ−1,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジアゼピン−2(2H)−オン55
.5gを、明るい黄色の固体として得た。
実施例7
6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a] [1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸エチル エステル
テトラヒドロフラン150mL中の、5−(2−ブロモフェニル)−7−フル
オロ−1,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジアゼピン−2(2H)−オン10g
(0.03mol)の溶液を−20℃まで冷却した。ポッタシウム ターシャリ
ー ブトキシド3.7g(0.0327mol)を加え、混合物を窒素下に、5
分間撹拌した。次に、ジエチル クロローホスフェート5.25mLを加え、撹
拌し、温度が10℃に達するまで、冷却せずに持続した。混合物を再び、−20
℃まで冷却し、エチル イソシアノアセテート4.2mLで処理し、次に、ポッ
タシウム tert−ブトキシド4.05g(0.0358mol)で処理した
。混合物を冷却せずに、1.5時間撹拌した。
混合物を、酢酸10mLを加えて酸性にし、トルエン及び飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液の間に分配した。有機層を乾燥し、蒸発し、残渣を、酢酸エチル/エー
テル/ヘキサンから結晶化し、上記の式を有する、融点209−210℃である
生成物8.3gを得た。異なる結晶化修飾法によると、塩化メチレン/酢酸エチ
ルから結晶化して、融点196−198℃も観察した。
実施例8
6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a] [1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸
6N塩酸200mL中の、6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H
−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸 エチ
ル エステル8g(18.65mmol)の懸濁液を、蒸気浴上で、18時間加
熱した。溶液を減圧下に、蒸発し、残渣を水50mLに、加熱しながら溶解した
。酢酸ナトリウム8gを加え、溶液から生成物が結晶化するまで、蒸気浴上での
加熱を続けた。氷上で冷却後、生成物を濾別し、水で洗浄し、吸引乾燥した。こ
の粗生成物を、テトラヒドロ−フラン/塩化メチレン/エタノール中に溶解した
。この溶液を濾過し、濾液に水5mL及び酢酸1mLを加えた後、部分的に蒸発
した。上記化学式を有する沈殿した結晶を集め、100℃にて、真空下に乾燥し
て、融点280−285℃を有する生成物6gを残した。第2の収穫物0.9g
を、元の濾液及びその母液から回収した。分析のために、生成物のサンプルを、
テトラヒドロ−フラン/エタノールから再結晶して、同じ融点を得た。
実施例9
6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a] [1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド
6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸3g(7.5mmol)、塩化メ
チレン300mL及びホスホラス ペンタクロリド2.25g(10.8mmo
l)の混合物を、室温で2時間、撹拌した。次に、その混合物が塩基性になるま
で、アンモニア気体を導入した。濃アンモニア水溶液20mLを用いて、層状に
した後、混合物を15分間撹拌した。塩化メチレンを水で洗浄し、乾燥し、蒸発
した。残渣をエタノール/水から結晶化して、上記の化学式を有する生成物2.
4gを得た。母液から第2の収穫物0.4gを得て、総収量は2.8gとなった
。分析のために、生成物のサンプルを、塩化メチレン/エタノールから再結晶し
て、融点298−299℃を得た。実施例10
6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イミダゾ[ 1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド
6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,4]−ベンゾジアゼピン−3−カルボン酸0.4g(1mM)、塩化メチ
レン50mLおよび五塩化燐0.3g(1.44ミリモル)の混合物を室温で2
.5時間撹拌した。反応混合物が塩基性になるまでエチルアミンを導入した。こ
れに10%炭酸ナトリウム水溶液を重積し、二層を15分間撹拌した。有機層を
分離し、乾燥し、蒸発した。残渣を酢酸エチル/ヘキサンから結晶化させて前式
を持つ生成物0.37gを得た。分析用にはこれをエタノールから再結晶して、
m.p.218〜220℃を持つ無色の結晶を得た。実施例11
エチルアミンの代わりに対応するアルキルアミンを過剰に添加したこと以外は
実施例10と同様にして、次の化合物を製造した。
(a)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−プロピル−4H−イミ
ダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド、m.p
.184〜186℃、塩化メチレン/酢酸エチル/ヘキサンから結晶化。
(b)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(1−メチルエチル)
−H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミ
ド、m.p.228〜230℃、塩化メチレン/酢酸エチル/ヘキサンから結晶
化。
(c)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミ
ド、m.p.149〜151℃、酢酸エチル/ヘキサンから結晶化。
(d)6−(2−ブロモフェニル)−N−[(シクロプロピル)メチル]−8−
フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カ
ルボキサミド、m.p.18 8〜190℃)酢酸エチルから結晶化。実施例12
湿潤顆粒製剤
成分 mg/錠剤
1. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.無水乳糖DTG 06.9 106.5 102.0
3.アビセルPH102 15.0 15.0 15.0
4.修正澱粉 7.0 7.0 7.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合計 130.0 130.0 130.0製造操作
:
1)1,6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5
−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドをアルコールのような
適当な溶媒に溶解する。
2)この溶液を乳糖上に散布し、乾燥する。
3)この乾燥粉末にアビセルと修正澱粉を加え、10分間撹拌する。
4)この混合物にステアリン酸マグネシウムを加え、3分撹拌後、圧縮する。実施例13
カプセル製剤
成分 mg/カプセル
1. 6−(2−ブロモフェニル)−8−
フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,4]ベンゾベンゾジアゼピン−3−
カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.無水乳糖DTG 168.9 168.5 159.0
3.アビセルPH102 20.0 20.0 25.0
4.修正澱粉 10.0 10.0 10.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合計 200.0 200.0 200.0製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a
][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド、水乳糖およびコーンスタ
ーチを適当な混合機中で30分間混合する。
2)この混合物にタルクとステアリン酸マグネシウムを加え、3分間混合する。
3)適当なカプセルに充填する。実施例14
吸入エアロゾル製剤(懸濁剤) 番号
成分 %w/w
1. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾ−
ジアゼピン−3−カルボキサミド 1.0
2.トリオレイン酸ソルビタン 0.5
3.フレオン12 64.0
4.フレオン11 18.5
5.フレオン114 16.0
合計 100%製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a
][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドと三オレイン酸ソルビタン
とをフレオン11中で混合し、ホモゲナイズする。
2)この濃縮懸濁液を適当な缶に充填し、栓を取付け、容器を製缶密封する。
3)フレオン12とフレオン114との80:20混合物を圧入する。註
:適当な栓は容積25から100μLを放出するために用いる。実施例15
カプセル製剤
成分 mg/カプセル
1. 6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−
8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]−
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−
カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.ハイドラス乳糖 168.9 168.5 159.0
3.コーンスターチ 20.0 20.0 25.0
4.タルク 10.0 10.0 10.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合計 200.0 200.0 200.0製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イミダゾ
[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド、ハイドラス
乳糖、コーンスターチを適当な混合機中で30分間混合する。
2)この混合物にタルク、ステアリン酸マグネシウムを加え、3分間混合する。
3)適当なカプセルに充填する。実施例16
湿潤顆粒製剤
成分 mg/錠剤
1. 6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−
8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]−
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−
カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.無水乳糖DTG 106.9 106.5 102.0
3.アビセルPH102 15.0 15.0 15.0
4.修正澱粉 7.0 7.0 7.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合 計 130.0 130.0 130.0製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イミダゾ
[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドをアルコール
のような適当な溶媒に溶解する。
2)この溶液を乾燥乳糖DTG上に散布する。
3)この組合せにアビセルPH102、修正澱粉を加え、10分間混合する。
4)この混合物にステアリン酸マグネシウムを加え、3分間混合し,圧縮する。実施例17
吸入エアロゾル製剤(懸濁剤) 番号
成分 %w/w
1. 6−(2−ブロモフェニル)−
N−エチル−8−フルオロ−4H−
イミダゾ[1,5−a][1,4]−
ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド 1.0
2.トリオレイン酸ソルビタン 0.5
3.フレオン12 64.0
4.フレオン11 18.5
5.フレオン114 16.0
合計 100%製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イミダゾ
[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドと三オレイン
酸ソルビタンとをフレオン11中で混合し、ホモゲナイズする。
2)この濃縮懸濁物を適当な缶に充填し、栓を取付け、容器を製缶密封する。
3)フレオン12とフレオン114との80:20混合物を圧入する。註
:適当な栓は容積25から100μLを放出するために使用する。実施例18
カプセル製剤
成分 mg/カプセル
1. 6−(2−ブロモフェニル)−
8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−
−4H−イミダゾ[1,5−a]−
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−
カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.無水乳糖DTG 168.9 168.5 159.0
3.アビセルPH102 20.0 20.0 25.0
4.修正澱粉 10.0 10.0 10.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合計 200.0 200.0 200.0製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−4
H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド
、無水乳糖DTG、アビセルPH102を適当な混合機中で30分混合する。
2)混合物に修正澱粉、ステアリン酸マグネシウムを加え、3分間混合する。
3)適当なカプセルに充填する。実施例19
湿潤顆粒製剤
成分 mg/錠剤
1. 6−(2−ブロモフェニル)−
8−フルオロ−N−(2 −プロペニル)−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]−
ベンゾジアゼピン−3−
カルボキサミド 0.1 0.5 5.0
2.無水乳糖DTG 106.9 106.5 102.0
3.アビセルPH102 15.0 15.0 15.0
4.修正澱粉 7.0 7.0 7.0
5.ステアリン酸マグネシウム 1.0 1.0 1.0
合計 130.0 130.0 130.0製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−4
H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド
をアルコールのような適当な溶媒に溶解する。
2)この溶液を乾燥乳糖DTG上に散布し、乾燥する。
3)この組合せにアビセルPH102、修正澱粉を加え、10分間混合する。
4)この混合物にステアリン酸マグネシウムを加え、3分間混合し,圧縮する。実施例20
吸入エアロゾル製剤(懸濁剤) 番号
成分 %w/w
1. 6−(2−ブロモフェニル)−
8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−
4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]
ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド 1.0
2.トリオレイン酸ソルビタン 0.5
3.フレオン12 64.0
4.フレオン11 18.5
5.フレオン114 16.0
合計 100%製造操作
:
1)6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−4
H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド
と三オレイン酸ソルビタンとをフレオン11中で混合し、ホモゲナイズする。
2)この濃縮懸濁物を適当な缶に充填し、栓を取付け、容器を製缶密封する。
3)フレオン12とフレオン114との80:20混合物を圧入する。註
:適当な栓は容積25から100μLを放出するために使用する。実施例21
本発明の化合物の抗恐慌(antipanic)作用を検定するため、次の実
験を行った。これらの実験では、本発明化合物の抗葛藤(anticonfli
ct)および抗プロ葛藤(antiproconflict)効果を測定する。
これらの値を用いて、抗恐慌活性の予測である抗プロ葛藤指数を算出した。実験
はGuistiなど、(1991年)、J.Pharm.Exp.Ther.、
257(3)巻,1062〜1068頁に詳記されている。
(a)虐待飲水行動
これらの実験のためにVogelなど、Psychopharmalogy、
21巻:1〜7頁(1971年)により開発され、Cordaなと、P.N.A
.
S.、80巻:2070〜76頁(1983年)により修正された虐待行動パラ
ダイムを用いた。実験前に動物には72時間給水しなかった。各ラットは検定直
前に5分間習熟室(検定室と同じ室で水がないもの)に慣れさせ、探求によって
起きる飲水の遅延を避けた。この時間後、ラットを検定室(ステンレス鋼網床を
持ち、28×20×20cm)に移した。ステンレス鋼給水管(Cordaなど
、前出参照)で水を与えた。各ラットに10秒間の舐め時間を与えた後に3分間
の検定時間を開始した。舐め時間の数(各時間は累計飲水3秒間に等しい)を虐
待しないラットについて、および各飲水時間後に飲水管を通して送られた電気シ
ョックで虐待したラットについて記録した。検定時間のプログラムはソリッドス
テートの規格プログラム器によって制御した。検定室内に置かれてから5分以内
に飲水を始めなかったラットは実験から除外した。
使用した二種の実験パラダイムを葛藤およびプロ葛藤と命名した。葛藤パラダ
イムでは、虐待を長さ1秒間0.8mAの強さにセットした。プロ葛藤パラダイ
ムでは、虐待を長さ1秒間0.35mAのショックで行ったが、さらに、ラット
を検定15分前にPTZ(145ミリモル/kg静脈内)で処理した。抗葛藤お
よび抗プロ葛藤を用いて葛藤またはプロ葛藤パラダイム各々に対する化合物の保
護作用を示した。
化合物を2.0μL/kgの容量で静脈内または3.0μL/kgの容量で筋
肉内のいずれかに注射し、各々の容量をマイクロモル/kgで表した。化合物は
検定前15分に投与した。
(b)抗プロ葛藤指数の算出
化合物の抗葛藤および抗プロ葛藤効果は保護百分率として次のようにして算出
した。
保護=(A−K)/(B−K)×100%
ここに、A=虐待を受けた薬品処理ラットの群での舐め時間の平均値。
B=虐待を受けなかった薬品処理ラットの群での舐め時間の平均値。
K=虐待を受けた食塩水処理ラットの群での舐め時間の平均値。
検定された化合物の用量において、虐待のない薬品処理ラットの舐め時間の平
均値(B)は非処理非虐待ラットでの舐め時間の平均値とは違わなかった。葛藤
およびプロ葛藤検定における化合物の相対力価(ED50=50%保護を与える化
合物の用量)はFinney、プロビット・アナリシス、ケンブリッジ大学出版
(第3版、1971年)によるプロビット分析による保護百分率データから誘導
した。ある化合物で抗葛藤および抗プロ葛藤効果の間の並行性を確認した後、同
じ統計学的分析(Finney、前出)を用いて各化合物の抗プロ葛藤指数およ
び各化合物の抗葛藤および抗プロ葛藤活性のED50の対数の間の差として信頼限
界を算出した。これらすべてのパラメータについて、信頼限界はP=0.01に
対するものである。50%保護に達しなかった化合物に対する抗ブロ葛藤指数は
算出しなかった。この場合、舐め時間の平均値および標準誤差(SE)を示し、
対照群との統計的な差はDunnett検定法(Dunnett、 Biome
trics、20巻:482〜91頁、1964年)で評価した。表1は式Iで
示される化合物であって実施例21に記載された実験で得られたものとブレタゼ
ニル(Haefely,W.E.、TIPS) 11巻:452〜456(19
91年)およびKatschnig,H.など、Biologische・Ps
ychiatrie、B.Saletu編、167〜169頁、Georg・T
hieme、N.Y.、1989年記載の抗恐慌薬);ジアゼパム(抗不安薬)
および米国特許第4280957号に開示された構造類似化合物である8−クロ
ロ−6−(2−クロロフェニル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベ
ンゾジアゼピン−3−カルボキサミドとの抗葛藤および抗プロ葛藤効果を比較す
る。これらの化合物は力価は異なるが、全て最大抗葛藤作用をそれ自身飲水行動
を変化させない用量で示した。表は種々の化合物について葛藤およびプロ葛藤検
定におけるED50値および信頼限界を与える。そこで、ジアゼパムは葛藤および
プロ葛藤検定において同様な力価を持つが、被検化合物は葛藤パラダイムにおけ
るよりもプロ葛藤パラダイムにおいて、より強力であった。それ故、各薬剤につ
いての抗葛藤/抗プロ葛藤作用に対するED50値の比は抗プロ葛藤指数を示す。
この指数(抗恐慌作用の予測値)はジアゼパムの1から抗恐慌薬ブレタゼニルの
12までに分布する。6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミ
ダゾ
[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミド、6−(2−
ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a]
[1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドおよび6−(2−ブロモフェ
ニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル)−4H−イミダゾ[1,5−a
][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドは公知抗恐慌薬ブレタゼニ
ルの値より大きい抗プロ葛藤指数を持ち、公知の構造的に類似な8−クロロ−6
−(2−クロロフェニル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミド化合物よりも予期できない程高いことは注目に値
する。従って、これらの化合物は顕著な抗恐慌活性を持つ。
本発明の化合物は部分的な固有の効果を持つGABAA受容体サブタイプ多数
で作用して、強力な抗プロ葛藤作用を示す。本発明の趣旨において、即ち、本発
明化合物のいくつかは10より大きい抗プロ葛藤指数を持つ。それ故、これらの
化合物が有用な恐慌疾患の処置のための治療剤の新しい一群を代表するものと予
測することができる。しかし、10より低い抗プロ葛藤指数も、体内からの排泄
速度が遅い化合物では、望ましい薬理学的作用を持つ。化合物11(a)、11
(b)および11(d)は抗プロ葛藤指数<10を持つが、ジアゼパム(抗プロ
葛藤指数と比較せよ)より良く、ブレタゼニルと等力価用量を投与した時、作用
時間15〜45分間のブレタゼニルからは期待困難なほどに良い3〜6時間の長
い作用時間を持つ。
実施例22
本実験例は本発明の化合物の精神運動てんかんの処置における有用性およびそ
れらに推測される耐性ライアビリティの低さと作用の長い持続性を証明する。抗
てんかん力価、作用の持続および耐性ライアビリティについて、本発明の化合物
と、もし望ましからざる耐性ライアビリティがこの化合物に付随していなかった
らばてんかんの処置のために選択されるべき薬品と考えられたであろう薬品であ
る、ジアゼパムとを比較した。
a)ペンチレンテトラゾール(PTZ)による化学的キンドリング
2日毎にPTZ30mg/kgを9週間腹腔内注射してラットにキンドリング
痙攣を起こさせた。実験の日、PTZ腹腔内注射の30分前にラットに本発明の
化合物またはジアゼパムを経口投与し、痙攣の発生について30分間観察した。
表2はPTZの反復投与で誘発された化学的キンドリング痙彎の検定に対する6
−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1
,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの力価をジアゼパムのそれと比較
する。観察できるように、本発明のこの化合物はこの検定についてジアゼパムよ
りも約20倍強力であった。実施例10の本発明の化合物はジアゼパムよりも1
2倍強力であるが、実施例11(b)、11(a)および11(d)の化合物は
ジアゼパムよりも各々2.5、2.2および2倍強力である。
b)ジアゼパムおよび本発明の化合物の抗痙攣効果についての耐性の発現
ビククリン点滴で誘発された痙攣に対するジアゼパムおよび6−(2−ブロモ
フェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジ
アゼピン−3−カルボキサミドの等効経口用量を用いてこれらの実験を行った。
ビククリン痙攣検定(Massottiなど、J.Pharmacol.Exp
.Ther.、256巻:1154〜1156頁、1991年参照)ではビクク
リン溶液(0.27μモル/kg)をラットの尾静脈に定速度(0.46mL/
分)で点滴し、最初の間代性痙動の兆候および完全な間代性筋痙攣を記録する。
これらの反応を誘発するに要したビククリンの用量をシアゼパムおよび本発明の
化合物のGABA源的緊張の減少(Massottiなど、J.Pharmac
ol.
Exp.Ther.256巻.1154〜1160頁、1990年)により誘発
された痙攣に対する効果の指数として把握する。本発明の化合物とジアゼパム(
88μモル/kg)との等力価経口用量が決定したので、ラットにこれらの用量
を毎日3回70日まで投与した。ビククリン痙攣の拮抗への耐性の発現があるか
どうかを本発明化合物での継続的処理の開始後、何日か検査した。図1に示すよ
うに、ジアゼパムの抗痙攣作用に対する耐性は処置の2、3日後には発現し、5
から7日後には殆ど完成する。対照的に、6−(2−ブロモフェニル)−8−フ
ルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カル
ボキサミドはその抗痙攣効果を減少せず、連続処置70日後にも耐性なしに維持
した。同様に、他の本発明の化合物も70日までの処置でも抗痙攣耐性を発現し
なかった。本発明の化合物はブレタゼニルの等力価用量(15〜45分)よりも
作用の持続時間が長い(3〜6時間)ことに注目するのは重要である。表3はイ
ミダゾベンゾジアゼピンが4g/kgの用量でマウスに対する毒性はなかったこ
とを示す。この結果は本発明の化合物は強力な、効率的な、特異的な抗痙攣剤と
して作用することを示す。その上、古典的ベンゾジアゼピン(たとえばジアゼパ
ム)とは異なり、これらの化合物は耐性を誘発しない。
それ故、本発明の化合物は精神運動てんかんの処置のための新規で強力で安全
な一群の治療剤を代表すると予測することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA,
CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J
P,KP,KR,LK,LU,MG,MN,MW,NL
,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,
SK,UA,US
(72)発明者 ワルサー,アーミン
アメリカ合衆国ニュージャージー07006、
ウエスト・キャルドウェル、クレーン・ア
ベニュー19番
(72)発明者 ガイドッティー,アレッサンドロ
アメリカ合衆国ワシントン・ディー・シー
20016、エヌ・ダブリュ、マコーム・スト
リート4434番
(72)発明者 コスタ,アーミニオ
アメリカ合衆国メリーランド20815、チェ
ビィー・チェイス、ブルックサイド・ドラ
イブ6001番
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 式: (式中、Rは、水素、CH3CH2−、CH2=CHCH2−、(CH3)2CH− 、 である) で表される化合物又はそれらの医薬的に許容される塩。 2. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミ ダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドである請 求項1に記載の化合物。 3. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ −4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサ ミドである請求項1に記載の化合物。 4. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2− プロペニル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3 −カルボキサミドである請求項1に記載の化合物。 5. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−プロピ ル−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキ サミドである請求項1に記載の化合物。 6. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(1− メチルエチル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン− 3−カルボキサミドである請求項1に記載の化合物。 7. 該化合物が、6−(2−ブロモフェニル)−N−[(シクロブロピル) メチル]−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジア ゼピン−3−カルボキサミドである請求項1に記載の化合物。 8. 宿主のパニック病を処置する方法であって、式: (式中、Rは、水素、CH3CH2−、CH2=CHCH2−、(CH3)2CH− 、 である) で表される化合物又はそれらの医薬的に許容される塩の抗パニックに有効な量を 、その様な処置が必要である宿主に投与することを含む方法。 9. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5 −a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有効量を投与するこ とを含む請求項8に記載の方法。 10. 6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イ ミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有効 量を投与することを含む請求項8に記載の方法。 11. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル )−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキ サミドの有効量を投与することを含む請求項8に記載の方法。 12. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−プロピル−4H− イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有 効量を投与することを含む請求項8に記載の方法。 13. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(1−メチルエチ ル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボ キサミドの有効量を投与することを含む請求項8に記載の方法。 14. 6−(2−ブロモフェニル)−N−[(シクロプロピル)メチル]− 8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3 −カルボキサミドの有効量を投与することを含む請求項8に記載の方法。 15. 宿主の癲癇病を処置する方法であって、式: (式中、Rは、水素、CH3CH2−、CH2=CHCH2−、(CH3)2CH− 、 である) で表される化合物又はそれらの医薬的に許容される塩の抗癲癇に有効な量を、そ の様な処置が必要である宿主に投与することを含む方法。 16. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−4H−イミダゾ[1, 5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有効量を投与する ことを含む請求項15に記載の方法。 17. 6−(2−ブロモフェニル)−N−エチル−8−フルオロ−4H−イ ミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有効 量を投与することを含む請求項15に記載の方法。 18. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(2−プロペニル )−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキ サミドの有効量を投与することを含む請求項15に記載の方法。 19. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−プロピル−4H− イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボキサミドの有 効量を投与することを含む請求項15に記載の方法。 20. 6−(2−ブロモフェニル)−8−フルオロ−N−(1−メチルエチ ル)−4H−イミダゾ[1,5−a][1,4]ベンゾジアゼピン−3−カルボ キサミドの有効量を投与することを含む請求項15に記載の方法。 21. 6−(2−ブロモフェニル)−N−[(シクロプロピル)メチル]− 8−フルオロ−4H−イミダゾ[1,5−a] [1,4]ベンゾジアゼピン− 3−カルボキサミドの有効量を投与することを含む請求項15に記載の方法。
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