JPH08500683A - 線形性の高いカスケード接続光変調システム - Google Patents
線形性の高いカスケード接続光変調システムInfo
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Abstract
(57)【要約】
二重タンデム(図9および15)またはスプリットタンデム(図12および13)構成でカスケード結合された電気光学変調器段を有する光学変調器システム。電気スプリッタ(80)は、多数の段(61、63)のための多数の電気駆動装置(79、99)を、1つの変調入力信号(129)から誘導する。多数の駆動信号は、大きさにおいて線形的に関係づけられ、好ましくは、タンデム段において同時の逆位相(180°相が外れる)光変調を誘起する。ダブルのマッハ−ツェンダーカスケード構成が使用できるが、その代わりとして、少なくとも1つの変調器段は少なくとも1つの指向性カプラ(95、115)を有する平衡ブリッジ干渉計(BBI)型変調器でもよい。こういった構成の少なくとも1つの指向性カプラは、Δβカプラでもよい。パラメトリックフィードバックループ(121−137)による、バイアス電圧の干渉計部(77、97)およびカプラ部(95、115)への印加は、同時に線形の変調係数を増大し、奇数項ひずみを最小限にし、バイアスされたΔβカプラに関連する偶数次ひずみをゼロにするために行なわれる。
Description
【発明の詳細な説明】
線形性の高いカスケード接続光変調システム
技術分野
この発明は、多数の変調セルを有する集積電気光学変調器に関し、特に、多重
チャネルAM光ファイバ振幅変調方式に対する非線形のひずみを最小限にするよ
う設計された変調器に関する。
背景技術
この発明において興味のある光学変調器は、入力部、中央位相変調干渉計(I
F)部、および出力部を有するものとして見做される、集積光導波路構造である
。入力および出力部は、Y接合(YJ)光導波路構造(分かれて2つの出力導波
路になる1つの入力導波路を有するYJスプリッタもしくは2つの入力導波路が
合流して1つの出力導波路になるYJコンバイナ)、または1対の結合された導
波路を有する2×2の光ポートである光指向性カプラ(DC)のいずれかである
。興味のある光学変調器の1つの型は、マッハーツェンダー(MZ)変調器であ
る。これは、YJスプリッタ入力部と、中央IF部と、YJコンバイナ出力(Y
J−IF−YJと表記する)とを有する。興味のある光学変調器の別の型は、平
衡ブリッジ変調器(BBI)である。これには3つの構成: (1)YJ−IF
−DC、(2)DC−IF−YJまたは(3)DC−IF−DCが
可能である。末端部の少なくとも1つは常にDC部であることに注意されたい。
これらの装置を特徴づける別の方法は、入力および出力導波路ポートの数による
ものであり、すなわち、MZは1×1であり、BBIは1×2、または2×1、
または2×2である。2×2のBBIに対し、両方の入力ポートが使用可能であ
り、または、1×2の動作モードで効果的に装置を利用して1つの入力ポートを
使用しないこともできる。
先行技術では、広帯域の動作範囲における、光パワー対変調電圧伝達特性の線
形性を向上させる試みにおいて、2つの変調器は双方ともに、直列または並列に
接続されてきた。二重並列方式においては、2つの変調器の出力はインコヒーレ
ントもしくはコヒーレントに結合されるか、または同じ変調器構造の2つの直交
偏光が2つの異なる並列変調器の等価物として働くように結合される。図1は、
YJ21、バイアス電極23、RF電極25、および位相変調器27を有する二
重並列変調器を示す。
並列接続方式においては、2つの変調器(または1つの変調器の2つの直交偏
光)は一般的に、異なる駆動電圧で駆動されるか、またはしはしば電極の異なる
長さを利用することにより達成される異なる変調効率を有するように設計され、
最終結果として2つの変調器において発生する非線形のひずみ項を減じるように
光パワーを与えられる。不運にも、これは望ましい線形の駆動信号を部分的に取
消す
という犠牲のもとに発生する。加えて、こういった方式は、光の損失が大きく、
大きなRF駆動電力を必要とする。その他の問題は、並列配置のため、互いに近
接し音響放射結合に関して横形に配向される2つの部分の間の、電気的および音
響的クロストークと関係がある。
直列接続方式においては、サブセクションを有する指向性カプラは、電極をい
くつかのサプセクションに接合されて用いられる。これらの実現において、典型
的には無線周波(RF)駆動である変調信号は、1つの電極サブセクションのみ
に与えられ、その他のサブセクションは変調されていないかまたはDCバイアス
される。
『SPIE,1583巻、集積光回路(Integrated Optical Circuits)(1
991)』の153から164頁で発表された、H.スキー (Skeie)および
R.V.ジョンソン(Johnson)による、「位相変調電極のカスケード結合によ
る電気光学変調器の線形化(Linearization of Electro-Optic Modulators by a
Cascade Coupling of Phase Modulating Electrodes)」と題された論文におい
て、この筆者達は、2つの変調器の並列およびカスケード結合を開示している。
図2は、この論文において説明された構造を示し、図2aは、第1の入力YJ3
1、バイアス電極33、第1のIF35、第2の入力YJ32に接続された第1
のYJ出力37、第2のバイアス電極34、IF36、および第2の出力YJ3
8を有する、タンデムMZ構成を示す。図
2bでは、MZ変調器41は、図2aの第1のMZと同様、バイアス電極43と
IF45とを通して出力YJ47に接続される。DC48、バイアス電極42、
IF44およびYJ46で形成される第2の変調器は、1×1形式で用いられる
BBIである。図2cは、出力部55がDCであることを除き、図2bと同様に
BBI変調器53に結合されたMZ変調器51を示す。最後に、筆者達は、図2
dにおいて、別のBBI変調器63に結合されたBBI変調器61を開示し、第
2の段は第1の段と同じであることを示している。
変調器L−V伝達特性−線形性およびひずみの説明
変調器の線形性および残留非線形ひずみは、L−V(光パワー対変調電圧)伝
達特性のべき級数の拡大の調和応答により特定される。この明細書中で再検討さ
れる背景材料は数学的表記を設定し、またこれは周知の先行技術であるが、異な
る装置の間での意味のある比較基準のために導入される、べき級数係数の正規化
は例外である。
如何なる電気光学変調器(図3)も、典型的には変調されていないCW光パワ
−Pinが注入される光入力ポートと、変調された光パワーPo(t)が集められ
る光出力と、変調電圧信号ν(t)が与えられる電気変調ポートとを有するシス
テムとして説明できる。L−V特性は、これら3つの量の間の関係であり、Pin
はパラメータと見做される。
出力パワーは入力パワーにおいて線形であるが、変調電圧においては一般的に
非線形であり、この非線形性を低減することが我々の目的である。
伝達特性のべき級数の拡大(等式1)は以下のように表現可能で、
φは、干渉的位相遅延を表わす正規化電圧てあり、
νは、干渉計の電極に印加される変調電圧であり、Vπは、半波長電圧と呼ばれ
る定数−この電圧はπ位相変化をφで発生させるのに必要であり、
101og10(Λ)は装置の光挿入損失をdBで表わすものである。この開示に
おいて、偶数次および3次のひずみは、主ひずみを残留5次ひずみに代えて、実
質的にゼロにされる。5次で始まる、奇数項のみを有するべき級数で表わされる
L−V特性は、
この式において、光パワーの平均パワーに対する比率とし
て、正規化された光強度I(φ)を導入した。
変調信号は正弦トーンの和であると仮定すれば、
したがって、
この式において、
上記は変調指数をラジアンで示したものである。
mを導入すると、以下となる。
所与の伝送された平均パワーに対し、搬送波対雑音比を決定するのはOMIで
ある。同じ搬送波対雑音比を有する2つのシステムを、その非線形ひずみにより
比較するためには、両方とも同じOMIに駆動するであろう。
上記の形式を用いれば、5次の相互変調項の、搬送波に対する比率は、d5 nor m
m4に比例し、
上の式は、5次の相互変調ひずみの強さにより同じ変調指数mに駆動された2つ
の異なるシステムを比較するためのメリット数として利用可能な、正規化された
5次係数である。
囲における振幅は、以下の式により与えられる。
したがって、線形の変調係数d1を最大限にし、駆動電圧Vπを低減し、挿入損
失Λを低減することにより平均光パワ
光2ポートの数学的説明
指向性カプラおよび2アーム干渉計は、光2ポート装置である。一般的な2ポ
ート集積光装置は、図4で示される。これは、2つの導波路入力ポート65およ
び67での電界を、2つの導波路出力ポート71および73での電界と関係づけ
る、2ポート伝送行列Mにより説明できる。
指向性カプラ(DC)
一般的にはバイアス電極を有する、近接して間隔を空けられた2つの導波路か
ら構成される指向性カプラを考察する。周知の結合モード等式は、カプラに沿う
電界の発生お
よび2つの導波路間のエネルギの交換を説明する。印加電圧と2つのカプラアー
ム間のユニットの長さあたりの導入された位相の差とに比例する非同期性係数を
示す、導波管とδとの間のユニットの長さあたりの結合係数を示せば、
となり、Rは何らかの比例定数である。この明細書中で、Δβおよびδは、ある
程度交換するように用いられるであろう。
δ=0のカプラは対称と呼ばれ、非ゼロのδを有するカプラは非対称と呼ばれ
る。非対称は構造的であり得る−等しくない導波路(断面の大きさおよび/また
は反射指数が異なる)、または、いわゆるΔβカプラに対しては、電極の印加電
圧により導入された非対称であってもよい。
結合モード等式に対する一般的な解は、2ポートの伝送行列C[κ,δ]によ
り表わされ、以下の式で与えられ、
以下の記数法を用いて、
パラメータΓ、Δ、K、Kは以下のように表わされる。
等式13より、たとえば、バイアス電圧を印加し、Δβの差を生じさせること
により、カプラはより非対称に作られるので、クロスオーバー係数Kの大きさは
、サイン(γ)/γの関数に従って減ずる。
上記の等式の特別な場合として、Γ=γ=κLであり、K=サイン(γ)であ
り、Δ=0である、対称カプラδ=0について考察する。この場合、カプラは、
結合比Kまたはその結合角γにより、交換的に説明できる。非対称Δβカプラに
対し、結合比は、アナログの結合角Γにより規定されるが、カプラを十分に説明
するためには、位相Δもまた考察せねばならない。時として、カプラを、そのパ
ワークロスオーバー比K2により、たとえば50%/50%カプラを、説明する
。
プッシュプル位相変調干渉計マトリックス(IF)
干渉計(IF)伝送行列は、2つの導波路の間に交差結合のない純粋移相に対
応する。
上記の式でφは2つのアームの間の差動位相遅延である。装置の制御には、干渉
計の電極に何らかの静バイアス電圧Vbを印加することが必要であり、したがっ
て、干渉計マトリックスの最も一般的な場合においては、
となり、Vbは静バイアス位相である。
この発明の目的は、以下の性能基準を改良するための変調器装置の設計、関連
するバイアスおよび同調システムである。
1) 広周波帯域での非線形性を減ずる。
2) 変調効率を最大限にする、すなわち、線形の変調係数を最大限にし、半
波長駆動電圧および光の損失を最小限にする。
3) 必然的なプロセスの不規則性の後で、装置を上記の最適動作点まで電気
的に同調させる能力を獲得する。
発明の開示
この発明の目的は、タンデム配置で共にカスケード接続された複数の変調段を
有する、電気光学変調器により達成される。段は、同時変調電気信号により駆動
される。特に、変調電圧は、少なくとも2つの出力を有する電力スプリッ
タにより、1つの入力ソースから誘導されることができ、これは、1つの変調電
気信号が1つの部分に与えられるか、バイアス電気信号または全くバイアスのな
いものが1つまたは2つ以上のさらなる部分に与えられる、先行技術の直列装置
アーキテクチャ(J.F.ラム(Lam)およびグレゴリL.タグノン(Gregory L
.Tangonon)、またZ.Q.リン(Lin)およびW.S.C.チャン(Chang)、ま
たM.L.ファーウエル(Farwell)およびZ.Q.リン)とは対照的である。
この発明の目的を達成するために、以下の新しい要素を開示する。:
A) 多数の電気駆動装置を有する二重タンデムおよびスプリットタンデムア
ーキテクチャ。
B) 平衡分裂比により達成される装置の広帯域動作、すなわち、大きさが等
しく、同位相または180°外れた位相である二重電気駆動装置。
C) 奇数次ひずみを減少させるためおよび同時に線形の変調係数を増加させ
るために最適なカプラ係数の選択。
D) 装置が最適動作方式でバイアスされることができるようにカプラの同調
性を高めるための、電圧同調可能なΔβカプラ(特別な場合としてΔκカプラで
カバーされる)の使用。
E) 奇数次ひずみを最小限にする間に、Δβカプラに関連する装置の偶数次
ひずみをゼロにするために、パラメ
トリックフィードバックループにより、干渉計部分とカプラとにバイアス電圧を
印加。
図面の簡単な説明
図1は、光学的に2つのマッハーツェンダー変調器を並列に接続することによ
り得られる、先行技術の二重並列変調器を示す。
図2は、スキーおよびジョンソンを参照して説明される変調構造を示す。
図2aは、タンデムMZ構成である。
図2bは、1つの接続されないポートを有する指向性カプラを用いた別のタン
デムMZ構成である。
図2cは、BBI変調器に結合されたMZ変調器を示す。
図2dは、別のBBI変調器に結合されたBBI変調器を示す。
図3は、一般的な電気光学変調器を、その光入力、出力導波路ポート、および
電気変調信号ポートとともに示す。
図4は、一般的な2ポート集積光装置を示す。
図5は、BBI(平衡ブリッジ干渉計)および/またはMZ(マッハーツェン
ダー)装置のカスケード接続により得られる、さまざまな二重タンデム装置を示
す。
図5aは、ダブルMZカスケードである。
図5bは、MZとBBIとのカスケードである。
図5cは、BBIとMZとのカスケードである。
図5dは、ダブルBBIカスケードである。
図6は、MZBBI装置の光路に対する詳細図である。
図7は、DBBI装置の光路に対する詳細図である。
図8は、二重タンデム装置を2つの段に分割する代替モードを示し、第1段(
S1)は、タイプIまたはタイプI12×2光接続ポートで終了し、第2段は、
2×1または2×2ポートで終了する。
図8a、cはタイプI装置を示す。
図8b、dはタイプII装置を示す。
図9は、二重タンデム装置の両方のポートを同時に駆動するための電気スプリ
ッタを概略的に示す。
図10は、1つのMZまたはBBIの段の二乗正弦伝達特性を、偶数次ひずみ
がゼロになる正の傾斜と負の傾斜のバイアス点とともに示す。
図11は、スプリットタンデム装置の可能な2つの実現を示す。
図11aは,,2つの1×2分岐に分岐する、第1の1×2段を含む、2つの
出力を有するスプリットタンデム装置を示す。
図11bは、実際には1×1段として1つの入力ポートは接続されないままで
用いられる2つの2×1分岐に分岐する第1の1×2段を含む、2つの出力を有
するスプリットタンデム装置を示す。
図12は、図11bのスプリットタンデム装置の詳細な実施例を示す。
図13は、スプリットタンデム装置のための電気駆動装置を示す。
図14aは、2つのスプリッタアーム各々から光波信号への等しい周波数応答
を示す、二重タンデム装置を表わす。
図14bは、図14aと等価のシステムを示し、図14aのシステムの理想を
、周波数応答H(f)と独立した相互変調ひずみ最小限化特性によって表わす。
図15は、平衡電気スプリッタと、実質的に偶数次および3次ひずみをゼロに
し5次ひずみを最小限にし線形変調係数を最大限にするために装置をバイアスす
る閉ループのためのパラメトリック制御回路とを有する、ダブルBBI二重タン
デム光学変調器に基づき、線形化伝送の好ましい実施例を示す。
図16は、フェライトトライドに巻きを有するバルン変換器として実現される
、制限された帯域幅の二重タンデム電気スプリッタ駆動装置を示す。
図17aは、広帯域平衡スプリッタの実現の第1の試みとして意図された、部
分的なバルン構造を示す。
図17bは、結合伝送線およびバルンの平衡を減じる非対称につながる、短縮
された接地へのスタブとして形成される同軸ケーブルとともに図17aの構造の
電気モデルを示す。
図18は、すべての周波数で十分に平衡がとれており、数十の帯域幅および低
損失を与える構造を分裂する、最後
の伝送線変換器を示す。この構造は、直径が軸と等しい補償ワイヤと、シールド
の外側として構造を平衡させる内部の導線に接続された軸を囲むものとしての同
様のフェライトとを含む。
図19は、図17の平衡構造の等価モデルを示す。
図20は、二重タンデム装置の2つの段を駆動するために用いられる、改良さ
れた付加絶縁を有する、広帯域伝送線ハイブリッド対踵スプリッタを示す。
図21は、K1−K2平面に等高プロットを描き、d3
=0となるように、すなわち、すべての可能なカプラの値の対の軌跡が所与の各
分裂比ρに対しゼロの3次ひずみを生み出すように、分裂比ρの等しい線を表わ
す。
図22から26は、最適化されることになる2つの量に対して、ρ−K2平面
に等高プロットを描く:2つの量とは1次およひ5次の正規化べき級数係数d1
およびd5 normで、一方、1次カプラ値K1を予め定める3次係数d3=0の制約
を満たす。示されるように、2つの独立変数ρおよびK2は0から1の範囲で、
目もりはパーセントである。
図22は、p:1スプリッタに対するd1の等高プロットである。より白いこ
とは値の大きいことを意味し、最大値は水平の下方軸で発生する。
図23は、1:ρスプリッタに対するd1の等高プロットである。より白いこ
とは値の大きいことを意味し、最大
値は水平の下方軸で発生する。
図24は、ρ:1スプリッタに対するd5 normの等高プロットである。より白
いことは値が小さいことを意味し、最小値は水平の下方軸で発生し、右上隅にお
けるその他の最小値は排棄されるが、それは図26で示される数学的に意味のな
い解の禁止領域内である。
図25は、1:ρのスプリッタに対するd5 normの等高プロットである。より
白いことは値が小さいことを意味し、絶対最小値は水平軸に沿い、最小値から2
%異なるだけである。
図26は、2つのカプラ比K1、K2およひスプリッタ比ρに対する最適化問題
の解に関して、ρ−K2平面が如何にして意味のある領域と禁止領域に分割され
るべきかを示す。
図27は、無補償のマッハーツェンダー装置および最適に同調されたDBBI
装置の光対電圧伝達特性を表わすプロットを示し、直線の接線が比較のために示
される。DBBI曲線は、直線とMZ曲線との間の線である。
図28は、最適解を表わすK1−K2平面におけるプロットである。これは、2
つのカプラクロスオーバー比に対する最適値と、対蹠スプリッタが用いられると
き3次係数がゼロにされるすべての対のカプラ値の、平面における軌跡とを含む
点を示す。示された最適点はさらに、線形の変調係数を最大限にし、正規化され
た5次ひずみを最小限に
する。
発明を実施するためのベストモード
本発明の教示に従えば、高められた線形範囲を有する電気光学変調器は、直列
に、またはタンデムに変調器装置をカスケード接続することによって得られる。
この発明でクレームされる、線形化された光学変調器の特定のサプセットは、先
行技術の装置と比べて優れた性能基準をもたらし、光学タンデム接続の構造の2
つの主な包括的タイプを含む。これらは表1に分類され、記号による表記で示さ
れるように相互接続されるMZおよびBBIセクションを表わし、矢印は、集積
化された装置を形成するようなある変調器の出力導波路から次のものの入力導波
路へのカスケード端部結合を示し、「x」はファンアウトまたはファンインを表
わす。
二重タンデム装置の4つの特殊なケースが図5aないし図5dに要約され、こ
こでDMZおよびDBBIは、それぞれダブルMZおよびダブルBBIを意味し
、MZBBIおよびBBIMZは、MZおよびBBIの明らかなカスケ
ードである。
MZBBIおよびDBBI装置の光路の詳細な図が、それぞれ図6および図7
に表わされる。図6は、BBI(77、79、81および83)と直列接続され
るMZ(導波路71、73、75および77)からなり、BBIは2つの導波路
出力ポート85および87を備えたDC(83)で終端する。図7に示されるD
BBIは、2つのカスケード接続されるBBI(97ないし109とカスケード
接続された91ないし97)からなる。
全体の装置の2つの段への分割はある程度任意のものである。別の視点が図8
に示され、第1段(S1)は2×2光接続ポートを含み、これは、図8bおよび
図8dにおいてはYJコンバイナとカスケード接続されるYJスプリッタからな
り(タイプI)、図8aおよび図8cにおいてはDCからなる(タイプII)。
この2つのタイプは、2×2ポートの出力ポートと入力ポートを接続する導波路
によって区別できる。タイプIの装置については、2つのポートを連結する導波
路は1つであるが、タイプIIの装置では2×2ポートの中央部において2つの
導波路が存在する。
タイプIの装置に関して2×2接続ポートを実現する別の可能性としては、コ
ンバイナをスプリッタとではなくカプラとカスケード接続することであり、カプ
ラの入力ポートの1つは図2bおよび図2cに示されるように未使用である。2
×2接続ポートのこの実現例は、後部同士を合わ
せて コンバイナとスプリッタとを使用するのと機能的に等価である。
タイプIおよびタイプIIの装置は各々異なる伝達特性を有するが、出力Mの
数には影響されない、すなわち、どちらのタイプもM=1または2のいずれをも
有し得ることが示される。M=2であれは、2つの出力は相補的でありM=1の
単一の利用可能な出力のように動作する(M=1およびM=2を比較するときは
同じタイプIまたはIIであると仮定する。)
図9は、以下の分割比で同時に双方のポートを駆動するRFスプリッタによる
二重タンデム装置のための電気駆動を概略的に示す。
ρ=r1:r2 (22)
電圧116および118がそれぞれの段112および114の変調電極に印加
され、変調電圧120と線形的に関連する。単純な実現例では、スプリッタは巻
き比率r1:r2を有するマルチワインディング変換器であってもよいが、後述す
るように、このような実現例は十分な広帯域である訳ではなく、より性能のより
伝送線変換器構造を開示する。
本発明の教示に従えば、変調器カスケードの2つの干渉計セクションにおける
2つの位相リターデーション変調信号は、3次非線形性の消去を達成するために
は、180゜位相がずれる(逆相である)必要がある。これは必ずしも、
駆動する電気スプリッタの2つの電圧出力が逆相でなくてはならないという訳で
はない。遅延を無視すると、スプリッタの2つの電気出力は、2つの変調器段の
位相バイアスに依存して、同相でも逆相でもあり得る。単一のMZまたはBBI
段の伝達特性は、偶数次ひずみが実質的にゼロになるバイアス点の2つのタイプ
、すなわち正の傾斜バイアスまたは負の傾斜バイアス(図10の点pおよびn)
を有し得る。双方の装置ともが同じ傾斜のL−V特性の合同の分岐に対してバイ
アスされる(すなわち双方の段がpまたはnにある)と、スプリッタは逆相の電
圧を与えなくてはならない。その代わりに、スプリッタが同相電圧を与えると、
2つの装置は逆の傾斜のL−V特性の分岐に対してバイアスされ、これは2つの
段における逆相のリターデーション変調を効果的にもたらす。
好ましい実施例で述べられるように、特に有利な分割比は、ρ=±1であり、
すなわち2つのスプリッタアームは平衡しており、同相または逆相の等振幅電圧
を出力する。これは電気スプリッタの構造を単純にし、2つの電気ポート116
および118への主電気入力120(図9)からの周波数応答をより広帯域の周
波数にわたって互いに追跡させ、3次非線形性を抑えるのを改善することとなる
。2つの装置の対応する分岐バイアスとこのような平衡したスプリッタの応用例
は、2つの変調段の2つの入力ポートへのスプリッタの2つの出力からの相対的
な伝播遅延が適切
に一致されれば、対蹠的である、すなわち等しい大きさまたは逆の相の2つの段
におけるリターデーション変調信号をもたらす。実際に、真に遅延が一致された
位相リターデーション変調をもたらすためには、2つのスプリッタアームの伝播
遅延は等しくされるのではなく、第1および第2のタンデム装置間の光ビームの
通過時間を補償するように選択されなければならない。このような考慮点は、動
作周波数が高ければ重要になる。
スプリットタンデム装置 表1に従えば、これらはツリー状の装置からなり、
幹が第1の1×2段からなり、その各々の2つの出力に、2つの2×1または1
×2分岐が続く(図11aおよび図11b)。先に述べたのと同じように、第2
段分岐に2XM装置を用いることも、このような段の各々の入力の1つが未使用
のままであれは(図11b)可能である。2つの入力を有するスプリットタンデ
ム装置(M=1)の実施例の一例が図12に詳細に示される。第1段はBBIか
らなり(YJ142、干渉計RF電極144ならびに接地電極143および14
5を含み、これらは3電極共面伝送線を形成する)、電極146および147に
よってバイアスされるカプラで終端する。カプラの2つの入力アーム(導波路1
48および149)は各々、出力156および157を備えてIFセクションが
電極152ないし155によって駆動される2×2BBIに接続される。スプリ
ットタンデム装置のための電気駆動が図13
に表わされ、ここでは、別の可能な構成を示すために、2つの出力段において1
×2BBI装置が用いられている。この図において、薄い色の線(120、12
2、124、130ないし133)は光学導波路ポートを表わし、一方濃い線(
126、128および134)は電気線を表わす。
上述の説明は、この発明の教示に従う、タンデム光学変調器装置および変調信
号のための電気駆動回路のアーキテクチャを示した。このようなアーキテクチャ
が性能基準の向上にどのようにつながるかを見るために、詳細な数学的分析が行
なわれ、まず装置に関する伝達特性から始めて、最適化された性能のためのバイ
アス値およひパラメータの適切な値を決定した。分析は、装置パラメータの多次
元空間における包括的な研究からなる。その結果は、他のすべての既知のタンデ
ム装置と比較して、性能がより優れた装置に関する新しい動作状況を示す。実際
に、この発明において得られる動作点は、他の如何なる動作状況における動作も
全体の性能が低下するという意味において、最適である。
式5に示されるように、光学変調器からの正規化された出力パワーは、正規化
された変調電圧φにおけるべき級数として表わされ得る。この発明において、我
々は、最適化されたRFスプリッタおよびIFと指向性カプラセクションとの両
方にバイアス電圧を印加することとあわせたΔβ指向性カプラ(Δκ指向性カプ
ラを用いるスキーおよびジ
ョンソンのものとは異なる)の使用を開示し、L−V伝達特性の以下の最適化を
如何に達成するかを教示する(式5を参照)。
すべての偶数ひずみ項を実質的にゼロにする、すなわちd2=d4=d6=…=
0
最下位奇数次項−3次係数を実質的にゼロにする、すなわちd3=0にすると
、広い周波数範囲にわたって3次調和および相互変調ひずみを消去することとな
る。
1次変調係数を最大にする、すなわちd1→Maxにすると、装置に関する駆
動電圧を最小にすることとなる。
5次係数を最小にする、すなわち、d5→Minにすると、5次調和および相
互変調ひずみを最小にすることとなる。
興味深い点は、3次ひずみが完全にゼロにされるのではなく、5次相互変調を
補償するために3次相互変調の残留量が保たれるように最適なカプラパラメータ
を僅かに離調することが有利であり得ることである。3次ひずみをゼロにする、
本発明によって教示される最適値の近くでこの僅かに離調された動作モードは、
ある信号レベルでの装置の動作を改良し、相互変調ひずみを低減するかもしれす
、この発明の教示に含まれる。
以下に示されるように、スキーおよびジョンソンによって説明されているDB
BI装置のための駆動電圧は、我々の開示するDBBI装置よりも2.5dB高
く、その正規
化された5次ひずみは約0.5dB劣る。マルチチャネルビデオ伝送の応用例で
は、0.5−1GHzの帯域幅にわたって、スキーおよびジョンソンのように要
求される駆動電圧が高すぎると、実用的な実現例においては、広帯域周波数範囲
にわたって必要な駆動を与えるのに利用可能な広帯域増幅器がないかもしれず、
一方、非線形ひずみが高すぎると、チャネルの数およびダイナミックレンジを制
限し、オプティカルリンクの予算の損失となる。
本発明において我々が開示するのは、パラメトリックフィードバック制御ルー
プによってRF電極に対して印加されるバイアス電圧と合わせて非対称Δβ≠0
電圧同調可能カプラを用いるタンデム装置を使用してこの装置を最適な線形点に
同調させることである。以下の数学的導出は、Δβカプラの使用がなぜ先行技術
と単に組合され得ないかを立証している。
電気的同調可能性の性能の基準は非常に重要である、というのは、3次係数を
ゼロにするのに必要な厳密な結合値でカプラが正確に製造される可能性は低く、
したがってカプラの最終調整を必要とするからである。電気カプラ同調は2つの
方法、すなわちΔκ同調またはΔβ同調で達成することができ、後者はより強い
効果を有する。しかしながら、スキーおよひジョンソンに提供される動作の理論
は、我々の表記におけるカプラマトリックスC[κ,0]に対応するΔκカプラ
しか考慮せず、Δβカプラ同調に関して
は何ら提供していない。加えて、同調効率が高められるという理由以外にも、あ
る結晶カットについてはΔκ同調可能カプラではなくΔβの使用を考慮すること
が有利である。たとえば、x−カットLiNbO3におけるΔβカプラは、Δκ
カプラよりもより正確に制御され、Δκ同調可能カプラのように導波路の上に配
置するのではなく導波路に沿って電極を配置することによる光学損失の低減を行
なう。さらに、純粋なΔκ同調を用いようとしても、製造の不完全さのために、
ある寄生Δβ同調またはビルトインバイアスが現われるかもしれない。数学的に
言えば、一般的なカプラマトリックスは、κおよびΔβ電圧依存メカニズムによ
って印加されたカプラ同調電圧Vcの関数である。
一般的な非対称カプラ伝達マトリックスC[κ,δ](式14)は、対角線位相
シフト項±Δの存在の分だけ対称カプラマトリックスC[κ,0]とは異なる。
したがって、Δβ(Vc)同調機構か存在する装置は、以下にさらに分析するよ
うに2次ひずみが現われるので、スキーおよびジョンソンが開示するようには機
能しない。Δβカプラを用いる際に3次係数を消去することができるのか、およ
びその目的のためにどんな付加的な手段か必要とされるのかという問題が起こる
。
電圧による結合係数の大きさの同調能力は明らかであるか、Δβ動作と関連し
た追加の位相シフトの存在が装置の動作を損なうのか、すなわち4次およびより
高次の偶数項が現われないのか、ならびにカプラおよび干渉計セクションに対す
る電圧が同時に制御されなくてはならないのか、またはこれらは効果的に分離さ
れるのかについては演鐸的に明白なわけではない。本発明の教示に従えば、2つ
の干渉計セクションの電極に静的バイアス電圧を印加することによってΔβに誘
起された±Δ位相シフトを補償することができることを我々は立証した。所定の
干渉計バイアス電圧の下で、伝達特性は奇数の形状となり、すべての偶数次ひず
み項が消える。
我々は、2次ひずみをゼロにするために2つの干渉計セクションにバイアス電
圧を印加することによってΔβ同調の過程で発生される2次ひずみを補正するこ
ととカプラに同調電圧を印加することとを同時に行なうことによる、より強く有
利なΔβ同調効果を利用する手段を開示する。干渉計に対する電圧は、入力に加
えられる電気的入力パイロットトーンと関連する光出力におけるひずみ積をゼロ
にするパラメトリック閉ループシステムによって印加される。
DBBI装置を検討すると、この開示において対処される別の問題は、2つの
セクションを駆動する電気信号間の分割比の設定である。以下の最適化の分析は
、最適な分割比が、以下対蹠分割と称する1:−1であることを立証し
た、すなわち最適な動作のためには、IF位相リターデーション変調信号は大き
さが等しく位相が逆でなくてはならない。このような分割比は、可能な最小の半
波駆動電圧および実質的に最小の5次ひずみとなることが示される。引用例スキ
ーおよびジョンソンの分割比1:−0.5は、より劣った(より高い)駆動電圧
またはより低い線形変調係数およびより劣った5次非線形ひずみとなることが示
される。
対蹠分割は、広帯域動作およびインピーダンス整合のための回路実現等のさら
なる利点を与える。理想的には、2つのタンデム装置の2つの周波数応答は同一
であり、その場合には装置の適切なバイアスによって、3次相互変調ひずみが消
去され得る。全相互変調ひずみに与える2つのタンデム装置の光波周波数応答へ
の電圧の影響に関しての、周波数範囲にわたったタンデム装置動作の数学的分析
は、以下周波数応答不平衡と称する、これらの2つの周波数応答における何らか
の差が過剰な非線形相互変調ひずみを生むことを示す。
このことは、2つのスプリッタアームの各々から光波信号に対して等しい周波
数応答を示す二重タンデム装置を検討する以下の議論から理解されるであろう(
図14a)。線形システムのブロック図操作技術を用いて、これは、完璧な3次
消去を有するシステムをもたらすスプリッタの前の周波数応答ブロック(図14
b)を消去することと等し
く、というのは、共通の周波数応答ブロックの出力は理想的なタンデム装置への
新しい効果的入力と考えることができるからである。このことは、等しい周波数
応答が両方の段に影響を及ぼす限り、二重タンデム装置が任意の周波数応答でう
まく動作できることを示している。これは、周波数応答効果によって悪影響を受
ける先行技術、たとえばエム・エル・ファーウェルおよびダプリュー・エス・シ
ー・チャン(M.L.Farwell and W.S.C.Chang)の、改良された線形性を有する指
向性カプラ変調器(a directionalcoupler modulator with improved Iinearity
)、広帯域アナログおよびデジタルオプトエレクロトニクス(Broadband Analog
and Digital Optoelectronics)、サンタバーバラ(Santa Barbara)、LEOS
1992等に記載されている他のタンデム機構と比較してこの開示で説明され
るタンデム機構の非常に重要な利点を与える。これらの装置においては、単一の
変調電圧がいくつかのタンデム段上の1つに印加され、より高い周波数での線形
化の劣化となる、というのは光波と電波との間の速度の不一致が周波数応答を劣
化させるからである。対照的に、我々の装置の線形化動作は、高周波数での変調
器周波数応答の主な劣化のメカニズムである、速度不一致のメカニズムによる影
響を全く受けない。
本発明で教示される対蹠スプリッタの実施例は、駆動電圧および静的5次ひず
みを最適化するのに加えて、周波数
応答の不平衡をさらに低減する。したがって、対蹠スプリッタはより広い周波数
範囲にわたって、3次および5次ひずみをより低くする。
実現が容易であるのも、対蹠スプリッタの実現に関しての別の利点である。以
下に説明するように、単純な伝送線変換器に基づく構造を用いて対蹠分割を実現
することが可能である。伝送線変換器は、優れた広帯域特性を有し、当然、平衡
した同相または逆相分割をもたらす。
広い周波数範囲は巻きを有する変換器の使用を妨げる。むしろ伝送線変換器が
用いられなくてはならない。しかしながら、このような変換器は、大きさが等し
く同相または逆相の分割比をもたらす。等しくない、不平衡の駆動(たとえば引
用例「スキーおよびジョンソン」では必要とされる)を達成するために、信号が
高すぎる場合にはスプリッタ出力アームにパッド(減衰器)を挿入してもよい。
もちろん、このようなパッドもまた広帯域でなくてはならないが、パッドの寄生
が、パッドが挿入されるアームの周波数応答に一般的に影響を与える。さらにパ
ッドを同調させなくてはならないことは、電気駆動回路の複雑な補償によらずに
光学的に線形化を達成するという目的を損なってしまう。対照的に、対蹠駆動に
対する要件が特定されると、伝送線変換器は、広い範囲にわたって優れた周波数
一致を有する所望の対蹠信号を発生する。
伝送線変換器によって対踵RFスプリッタを実現する別
の利点は、典型的な変調器移動波伝送線特性インピーダンスが25Ω、最近の変
調器設計における結果では50Ωのラインインピーダンスを達成していることを
考慮するとわかる。これらの2つの値は、従来の50Ωの負荷を有する増幅器に
よって駆動される、ある伝送線変換器分割構造において自然に現われるものであ
る。
好ましい実施例
図15を参照して、広帯域光学トランスミッタは、DC−IF−DC第2段6
3に結合されたYJ−IF−DC第1段61を含む光導波路パターンを堆積する
ことによってLiNbO3等の電気光学材料基板上に形成された、線形化された
ダブルBBIカスケード接続二重タンデム光学変調器に基づく。どちらもBBI
段であるが、入力ポート91および出力ポート93を備えたDCは双方に共通で
ある。YJ65はCWレーザ69から光を受ける入力導波路67を有する。YJ
出力導波路71および73は適切な距離を開けられて、光学的に分離されてIF
セクション75を形成する。第1のIF電極77は、電極77を介してIFセク
ションにバイアス電圧VIF1を印加し、接地基準は電極84によって与えられる
。無線周波数変調信号の脚は、変換器であってもよいRFスプリッタ80から伝
送線79を介して電極81に達し、これは、接地電極85、87と電極81によ
って形成される3電極共面移動波伝送線の中央電極である。負荷抵抗83が伝送
線を終端するように設け
られる。電極81と接地電極との間の間隙における電界は、電気光学効果によっ
てIF導波路位相リターデーションを変調する。DC出力セクション91、93
は2つの段の2つのIFセクション75および95に端部結合される。カプラ電
極95は第1のカプラにカプラ電圧Vc1を与える。最適な同調のための適切な電
圧の選択を以下に議論する。
第2のBBI段63は構造が第1の段と類似している。接地電極104と関連
する第2のバイアスIF電極97は、電極97を介してIFセクションにバイア
ス電圧VIF2を印加する。RF変調信号の第2の脚99は、RFスプリッタ80
から、2つの脚電圧が平衡された状態、すなわち等しい振幅であり、第2の脚が
第1の脚と同相であるか180゜位相がずれた状態で達する。同相の場合には、
バイアス電圧VIF1、VIF2の印加を、R−V特性の逆の傾斜において装置にバイ
アスを加えるように行わなくてはならず、逆相の場合には、IFは同じ符号の傾
斜に対してバイアスを加えなくてはならない。
RF信号は伝送線99を介して電極101に与えられ、これは、接地電極10
5、107と電極101によって形成されて抵抗によって終端される共面移動波
伝送線の中央電極である。DC出力セクション111、117は第2のカプラバ
イアス電圧Vc2を供給する関連のカプラ電極115を有する。1対の出力導波路
117および119は、変調された出力信号P01およびP02を送る。カプラ電極
95
および115に印加された2つのバイアス電圧、すなわちVc1およびVC2、なら
びに干渉計バイアス電極81および101に印加されたバイアス電圧、すなわち
VIF1およびVIF2は、パラメトリックフィードバックコントローラ121によっ
て発生される。光ファイバスプリッタ123は光信号の1つの一部を取出し、こ
れを光レシーバ125に送り、レシーバ125は光信号を光検出し、後述するコ
ントローラ121によって存在する相互変調ひずみ積に関して分析されるべき比
例した電気信号を送る。相互変調積は、コントローラ121によって発生された
少なくとも1つのパイロットトーンから出力130で送られ、加算ノード127
に投入され、ここでパイロットトーンは信号入力電圧129と組合されてスプリ
ッタ80に与えられる。別の可能性としては、コントローラによって発生された
2つのパイロットトーンの各々を各IFセクションに、スプリッタ80の出力脚
79、99にバイアスティーによってこれらのトーンの各々を加算することによ
って、または好ましくは、IFバイアス電極77および97にバイアス制御電圧
VIF1 (131)およびVIF2 (135)とこれらのパイロットトーンの各々を
加算することによって、投入することである。コントローラ121は、レシーバ
125の出力で検出される、与えられたパイロットトーンの2次相互変調積をモ
ニタし、バイアス電圧VIF1およびVIF2の発生を、同時継続中の特許出願である
連続番号第07/378,
328号「パラメトリックフィードバックによって線形化される光トランスミッ
タ」(Optical transmitters linearized by parametric feedback)に記載され
ているパラメトリック制御ループの動作原理に従って、これらの相互変調積を実
質的にゼロにするように行なう。同様に、コントローラ121は、レシーバ12
5の出力で検出される、与えられたパイロットトーンの3次相互変調積をモニタ
し、3次相互変調ひずみを実質的にゼロにするように、2つのバイアス電圧Vc1
(133)およびVc2(137)の少なくとも1つを閉ループ制御する。
電気スプリッタの実現例
平衡した広帯域電気スプリッタ80の実現例は、変調信号のための1つの電気
入力と、2つのIFセクションを駆動する2つのRF出力とを有し、発生される
変調信号が対蹠的である、すなわちこれらが同相または逆相であり、できるだけ
広い周波数範囲にわたって正確に大きさが等しいものとする。現在のCATVシ
ステムの典型的な実現例では、周波数範囲は50ないし55OMHzであろう。
将来のCATVシステムは、1GHzを上回るより高い周波数範囲を必要とする
であろう。
スプリッタの古典的な狭帯域実現例は、図16に示されるようなフェライトト
ロイド上の巻きを有するバルン(balun)変換器である。これは最大でもオクタ
ーブのオーダの制限された帯域幅を有し、したがって広帯域の応用には適
切ではない。変換器の帯域幅が制限されるのは、図16の巻きの寄生キャパシタ
ンスおよびインダクタンスによる。
帯域幅が最も広く、2つのアームの周波数応答が最もよく一致した、平衡スプ
リッタの好ましい実施例は、バルンおよびハイブリッド等の伝送線構造である。
電源および負荷抵抗を整合させる特性インピーダンスを有する伝送線は、広い帯
域幅、優れたインピーダンス整合および低い損失を保証する。電圧および電流比
が巻きの数ではなくケーブルのインピーダンスの組合せに基づくので、寄生は最
小にされる。伝送線変換器の帯域幅の制限は、ケーブルの一端が接地されるとき
にもたらされる寄生の短絡された伝送線からくる。これらの線の影響は、同軸ケ
ーブルをフェライトで被覆することによって最小にされる。
寄生線は同軸ケーブルの外の電流から生じ、その効果は図17aから理解され
、この図は、電圧が入力信号に対応する符号を有して軸における遅延をもたない
ような電圧および電流を有する部分的バルンを示す。この構造の電気的モデルは
図17bに示される。同軸ケーブルは、結合された伝送線および接地に短絡され
たスタブとしてモデルとされ得る。内部導体とシールドの内側との間の電流およ
び電圧は、接地から効果的に分離される。これは無限偶数モードインピーダンス
を有する結合された1対の線を形成する。同軸ケーブルの外側は接地に関してイ
ンピーダンスを有する。同軸ケーブルの外側は、その誘電体の一部としてフェ
ライトを用いる短絡されたスタブを形成する。図17bに示されるように、これ
は電流I3を介しての非対称につながり、バルンのバランスを低減する。したが
って、シールドの外側と同じ効果を有するワイヤを内部導体に加えなくてはなら
ない。これは、同軸ケーブルと直径の等しいワイヤと、同軸ケーブルを取り巻く
ものと類似したフェライトとで行なってもよい。最終的な構造(図17)は、あ
らゆる周波数においてよくバランスがとれており、数十の帯域幅および低い損失
を与える。この補償されたバルンの電気的モデルは図19に示される。
これらの変換器の別の重要なパラメータは、出力における信号の平衡および負
荷間の分離である。出力ポート間の分離は、主に電源インピーダンス整合に依存
する。これは、負荷の1つからの何らかの反射が電源インピーダンスへの信号を
形成するからである。この信号は、電源が50オームであれば消え、電源が50
オームでなければ部分的に反射されるであろう。2次反射は負荷間で等しく分割
され、完璧な分離とは見えないであろう。図20に示される伝送線ハイブリッド
は、負荷分離が改良された対蹠スプリッタを実現するものである。さらに、これ
は損失のより高い数十倍の帯域幅を与え、分離は整合抵抗と変換器出力インピー
ダンスとの間の平衡に依存する。このような伝送線変換器の出力信号は大きさが
平衡しており、逆相である。同相分割を達成する同様の構造もまた実現できる。
最適な製造
好ましい実施例において、2つのDCが対称に製造され、δ=0をもたらす(
すなわち導波路は、製造上の不完全さを除いては、公称上は同一に形成される)
。製造上のパラメータ(たとえば導波路の寸法およびドーパントの濃度)は、κ
パラメータを以下の最適値に近いΓ1、Γ2パラメータの値に対応させるように
選択される。
これらの最適値は、開示される最適化分析の過程で得られ、その目的は、1次(
線形変調)係数を最大にすることと5次の正規化されたひずみを最小にすること
とを同時に行ないながら、伝達特性の3次べき級数係数をゼロにすることであっ
た。
示されたように、線形の傾斜および5次係数の最適化が同時に起こり、その結果
として、我々はd5の最小化がd1の最大化に含まれると理解して、d1の最大化
にしか言及しない。
プロセスの不完全さを補償するには、2つのカプラのうちの少なくとも1つに
対して与えられるバイアス電圧Vc1、
Vc2による最終の微調整を行なうことが必要である。カプラの同調は、Δβ効果
および/またはΔκ効果のいずれかによって達成される。
最小の電圧を必要とする最も実用的な同調手段は、この発明で開示されるように
、Δβ同調を主に伴なうものである。結果として、周知のように、Δβカプラを
実現するために、好ましい実施例においては、適切な結晶カットおよび電極の配
置が選択されるべきである。
微調整の目的は、伝達特性の3次テイラー級数係数をゼロにすることであるが
、その最適値を決定するために、Vc1、Vc2面におけるフルの2次の自由度のサ
ーチが、それらの最適値を定めるために行なわれなければ、線形傾斜の最大化の
目的についてはやや妥協しなくてはならない、すなわち結果として生じる線形の
傾斜は一般に最終的にはそのピーク値とはならず、それに近いものとなる。数学
的にいえば、必ずしもd1を最大にしない、d3=0となる解がある。しかしなが
ら、最適な解の辺りで、d3=0となるが、d1がほとんど最大にされる準最適解
が存在する。
カプラ電圧を同調する実際のプロセスは、開ループまたは閉ループのいずれで
行なわれてもよい。開ループの場合には(これは実際には人間のオペレータを介
した閉ループ
である)、バイアス電圧調整の手順は、マルチトーンRF信号をスプリッタに与
え、光出力において(フォトレシーバ125による電気検出の後)RFトーン(
以下テストビートと称する)のすべてまたはいくつかの3次相互変調積をモニタ
することから始まる。その過程において、カプラ電圧の1つ、たとえばVc1は最
初はゼロに設定され、Vc2が検出されたテストビートを最小にするようにマニュ
アルで調整される。基本トーン(以下、テスト基本と称する)の1つのレベルも
記録される。Vc1が漸進的に種々の値に設定されるに連れて、Vc2はテストビー
トのレベルを最小にするように設定される。Vc1 optはテスト基本を最大にする
Vc1のレベルであり、Vc2の最適値Vc2 optは、Vc1 optが選択された後、テスト
ビートを最小にするものである。他の実施例では、カプラのうちの少なくとも1
つがテストビートを最小にするようにその最適値にできる限り近く製造される。
同調電圧VIF1、VIF2の第2の組は干渉計セクションに与えられる。これらの
電圧は、カプラのΔβ同調による伝達特性の不所望なひずみを相殺するよう意図
される。カプラのΔβ=0設定で偶然に最適値が達成されたとしても、偶数次ひ
ずみを0にするために干渉計セクションに同調電圧を印加することが必要であろ
う、というのは、周知であるように、干渉計においてはランダムかつ時間で変化
する位相バイアスが発生され得るからである。Δβ同調が用い
られると、干渉計同調電圧は、Δβの変化によって起こる偶数次ひずみを相殺す
るというさらなる目的を有する。
好ましい実施例において、別個の集中電極(図15の77および97)がこれ
らのバイアス電圧を与えるように用いられる。代替例として、RFおよびDCバ
イアス電圧を組合せてこれらをRF電極に与える「バイアスティー」回路を用い
てもよい。好ましい実施例において、図15に示されるように、移動波電極、た
とえば共面構造を、RF変調電圧を印加するのに用いてもよい。しかしながら、
この発明の原理は集中電極構造にも同じように適用される。
カプラ電圧は独立して調整され得ることを示した。言い換えれば、カプラ電圧
の1つ、たとえばVc1のすべての設定に対して、d3=0となるような他方のカ
プラ電圧Vc2の設定が存在する。同じような自由度は、IFセクションへのバイ
アス電圧による偶数次バイアス電圧の同調には当てはまらない。これらの電圧の
双方とも、すべての偶数次ひずみを消去するためには特定の値に同時に同調され
なくてはならない。したがって、IFバイアス電圧を最適値へ同調するには、同
時に2次の自由度を達成する必要がある。IFバイアス電圧を同調させる好まし
い方法は、パラメトリック閉ループフィードバックコントローラ(図14の12
1)のみによるものである。カプラ電圧の閉ループ同調にも同じような方法が適
用できる。これらの方法は、同時係属中の特許出願である「パラメトリックフィ
ードバック
によって線形化される光トランスミッタ」(Optical transmitters linearized
by parametric feedback)と題される連続番号第07/378,328号で教示
されるものと類似している。コントローラによって発生されるパイロットトーン
(130)は(バイアスまたはRF電極において)IFセクションに投入され、
発生された2次相互変調積(パイロットビート)光レシーバ125を介してコン
トローラ121によってモニタされる。これらのパイロットビートが消滅するま
で、ビート信号に比例した準DCバイアス電圧をフィードバックすることによっ
て、フィードバックループは動作する。
伝達特性の数学的導出
このセクションでは、装置の伝達特性および、種々の装置パラメータと印加さ
れるバイアス電圧の関数としてのそれらのべき級数表現を導出する。ここで導出
される数学的結果は、上述の実施例の基本となっている。次のセクションでは伝
達特性の最適化を取上げる。
L−V伝達特性の一般的な形が式1によって与えられる。開示された装置の各
々は、2つのセクションを接続するのが単一の導波路であるのか、2つの導波路
であるのかに依存して、数学的に包括的なL−V特性の2つのタイプのうちの1
つに対応する。この発明で開示される二重タンデム装置は、2つの段の変調電極
に印加される単一の(正規化された)入力電圧φの線形にスケールされたものに
よって
同時に駆動される、すなわち
包括的な伝達特性
は、スプリッタへの正規化された入力電圧である単一の変数φの関数として表現
される。η1η2は、2つの段の変調電極に対する印加されたバイアス電圧に関連
するバイアス位相である。
タイプI:2つのセクションを接続する単一の導波路:
DMZ、MZBBI、スプリットタンデム装置
最も一般的にいえば2つのセクションの伝達特性を以下のようにする。
単一の光導波路が2つのセクションを接続するので
以下をもたらす。
すなわちタイプI特性は本質的にタンデムカスケード接続の際に乗じるものであ
る。
したがってDMZおよびMZBBI装置は以下によって与えられるL−V特性
を有する。
ここで平均光パワーは以下によって与えられる。
ここでPinは入力光パワーであり、Λは装置を介する過剰な損失(線形スケール
で表わされる)であり、1/4のファクタが、各セクションに1つの、2つの0
.5のファクタによって与えられ、a1、a2は消去率(+の符号に関して得られ
た最大光パワーの、−の符号に関して得られた最小パワーに対する割合)を決定
する係数である。消去率は、Y接合の理想のものとカプラのクロスオーバ率の設
定の関数である。a1=1=a2に対応する無限消去率は、50%/50%のYJ
およびカプラ設定に関して得られる。
タイプII:2つのセクションを接続する2つの導波路ポート:
DBBIおよびBBIMZ装置
DBBIおよびBBIMZ装置に対応するこの場合には、第2のセクションに
対する2つの入力がコヒーレントなので、2つの段の特性は単に乗じたものでは
ない。伝達マトリックスについて分析が行なわれるべきである。
BBIMZの場合は、第2の50%/50%カプラを備えた等価なDBBI装
置の上方ポートと同じ伝達特性を有するDBBIの特殊な場合として扱うことが
でき、したがって以下ではDBBI装置のみを検討する。
式12を用いて、第1のY接合の出力に対応する単位に正規化された等しい振
幅によって入力フィールドベクトルが与えられ
伝達マトリックスMの要素を用いて以下の電界の自乗された法(squared modulu
s)として上方の出力での正規化された出力強度を計算する。
Mマトリックスがユニタリである(エネルギの保全)ので、下方の出力の強度は
相補的に2−Iによって与えられる、すなわち上方の出力を扱えば十分である。
DBBI装置に関する伝達マトリックスは、IFおよび
DCマトリックスのカスケードに対応するマトリックス積によって表わされる。
これは、対称カプラδ1=0=δ2およびIFバイアスがない、η1=0=η2の特
殊な場合に以下のようになる。
式12に従ってベクトル(式34)にマトリックス(式37)を用いると、以
下のとおりとなる。
この表現に対する物理的な洞察は、DBBI変調器の2つの段のIFセクショ
ンの上方および下方の導波路を介して上方の出力ポートに達する4つの可能な経
路を辿ることによって得られる。
対称ΔκカプラおよびIFバイアスなし
前の式の自乗された法を見出すために式35を当てはめると、
となり、したがって
かつ
係数f1、fΔ、f2は、2つのカプラの結合率または角度γ1、γ2に依存する。
対蹠分割の場合には
伝達特性はさらに以下のようになる。
非対称およびΔβカプラ伝達特性
このサブセクションで取上げるL−V特性の数学的な導出は、なぜΔβカプラ
が引用例スキーおよびジョンソンのものと単に組合され得ないかを立証する。そ
こで教示されているΔκカプラに代わってΔβカプラを用いることは、偶数次の
非線形ひずみをかなりもたらすこととなることが示される。
非対称カプラのパラメータγは、κのみに依存するのではなく、印加電圧(δ
)および結合係数κの両方に依存す
る(式15)。結合係数の大きさは、対称カプラの場合と類似した表現によって
与えられ、Γ〈−>となる、すなわち非対称カプラの結合パラメータΓ(式16
)は、対称カプラに関する結合角γの役割を果たす。しかしながら、位相シフト
±Δが存在するために、C[κ,δ]の対角行列要素はもはや正確ではない。最
適な分割率として最も興味深い、対蹠駆動の場合には(式43)、伝達マトリッ
クスは以下のとおりとなる。
式12に示される行列乗算を行なうと以下のとおりとなる。
かつ
以下のような最終結果となる。
かつ
偶数次コサイン項が伝達特性に現れ、したがってΔβカプラは、これらが装置
を最適奇数次特性に同調させる最も好都合なやり方であったとしても、直接用い
ることができないことが明らかである。以下の分析により、これらの偶数次ひず
みは、ベストモードのセクションで述べたように干渉計バイアスの組合せによっ
てバイアスで除去できることを立証した。
非対称およびΔβカプラの同調
偶数対称コサイン項に繋がるのは、カプラ伝達マトリックスの対角項の位相シ
フト±Δである。この出願で開示される調査は、2つの干渉計セクションの電極
に静的バイアス電圧η1、η2を与えることによって位相シフト±Δを補償するこ
とができることを立証した。所定の干渉計バイアス電圧のもとで、伝達特性は対
称カプラの特性に低減される。
この結果は些細なものではない。その意図はカプラの各々における位相シフト
を相殺するところにあるため、カプラの各々に対応する干渉計領域の各々に逆の
位相シフトを与えることによって達成できると思われるかもしれない。しかしな
がら、以下で得られる結果は、第2のIFセクションに印加された同調電圧は、
両方のカプラに依存することを示し、より複雑な状況を表わしている。
式46を検討すると、この表現が、Δβ=0の場合(式
38)とは、位相ファクタαiの存在する点で異なることが明らかである。この
場合からΔβ=0の場合にする鍵となるのは、これらのすべての位相ファクタを
等しくすることである。
このような制約のもとで、共通の位相ファクタは式46から消され、放棄する
ことができる、というのは位相ファクタは出力強度には影響を与えないからであ
る。したがって、この状況(式52)が当てはまるように装置がバイアスされれ
ば、この分析は対称カプラの場合の分析となる。この制約のもとで式47を解く
と、式52は以下の状態をもたらす。
したがって、最後の式によって与えられるように干渉計同調電圧を印加すること
により、偶数次ひずみのペナルティに関係なく、3次を0にすることが可能であ
る。適切な偶数次IFバイアスが印加されると、対称カプラに関して開示した数
学的な最適化の結果が、γ→Γであれば、すべて当てはまる。特に、ゼロの3次
ひずみ、最小の正規化された5次ひずみおよび最大の線形変調係数のためのカプ
ラの同調が可能であり、実際に、Δκ対称カプラよりも簡単に同調できるΔβカ
プラの使用によって簡単になる。式53
に含まれる干渉計バイアス電圧の結合、ならびにδおよびκの両方に影響を与え
るカプラ同調電圧に対するΔ位相シフトの依存により(式17、式14)、すべ
ての制御電圧が相関され、同調手順およびパラメトリック制御ループの使用を必
要とし、これは我々の同時係属中の特許出願である「パラメトリックフィードバ
ックによって線形化される光トランスミッタ」と題される連続番号07/373
,328で議論したのと同様のものである。
これらのバイアス手段は、2次ひずみを0にするために干渉計セクションにη1
、η2バイアス電圧を印加するために用いられ、同時に、3次ひずみを0にする
ために同調可能Δβカプラに制御電圧が印加される。このような制御ループは、
電気入力にパイロットトーン(図15)を投入し、光出力におけるこれらのパイ
ロットトーンの2次相互変調ひずみをモニタし、負のフィードバック動作が、結
果として、消去すべき相互変調積に関する正しいバイアス電圧を生じるように、
カプラに電圧をフィードバックすることによって動作する。ここで開示している
のは、ゼロ3次ひずみの点までDBBIおよびBBIMZ装置におけるカプラの
Δβ同調を行ない、同時に2次ひずみを同調して消去するために2次干渉計セク
ションに対してバイアス電圧を印加することによってΔβ同調の過程で発生され
る2次ひずみを補正することである。干渉計に対する電圧は、入力に与えられる
電気パイロットトーンに関連する光出力に
おけるひずみ積を0にするパラメトリック閉ループシステムによって印加される
。
タイプI伝達特性の最適化
ここでタイプI伝達特性に関して最適な解を導出する。本発明の教示に従えば
、2つのセクション電極を駆動するための分割比の最も効率的なタイプは、対蹠
分割(式42)であり、これはある任意の付加的な位相バイアスη1およびη2と
ともに式32に当てはめられると、以下をもたらす。
最後の式はべき級数となり、3つの式のシステムが確立され、第2、第3およ
び第4テイガー級数係数を0にするのに対応する。4つのパラメータがあり、式
は3つしかないので、α1は、第1段における無限消去率に対応する単位に任意
に設定される。残りの3つのパラメータに関してシステムを解くと、以下のとお
りとなる。
これらのパラメータを用いて式54のべき級数を展開すると以下のとおりとなる
。
実際に、級数のより高次への数学的展開は、最後の式のパ
ラメータを得るのに2次および4次係数を0にすることのみを必要としたにもか
かわらず、すべての偶数係数が0にされることを示している。この伝達特性を実
現できる線形化された変調器装置の一例は図6に示される。パラメータa2(式
55)は、指向性カプラのクロスオーバ係数を決定する。図8bおよび図8dに
示されるタイプI装置には3dBの固有の光学損失が存在する、というのは第1
段にBBI装置ではなくMZ装置が用いられているからである。単一の入力を有
する装置からなる分岐に第1のBBI段の出力の各々が接続されるスプリットタ
ンデム構成を導入することによって、この3dB損失が排除されたタイプI装置
を有することも可能である(図11)。
タイプII伝達特性の数学的最適化
最適化が行なわれるパラメータは、光学指向性カプラクロスオーバ係数K1、
K2(またはその変わりにカプラ角γ1、γ2)、および電気的分割比ρ=r1:r2
である。最適化基準は、3次係数が0にされる拘束のもとでの線形変調係数の
最大化および正規化される5次係数の最小化である。
3次係数を消去するために、r1、r2の符号は逆でなくてはならない、すなわ
ちr1r2<0でなくてはならない。電気分割比については2つの場合が考えられ
、これらは、平衡スプリッタを取上げ、第1の変調段に接続されるスプリッタ出
力アームまたは第2の変調段に接続されるス
プリッタアームのいずれかに電圧減衰ρ<1を有する減衰器を置くことによって
、不均衡スプリッタを導くことに対応し、2つの場合にそれぞれρ:1および1
:ρという符号を付す。
第1の出力アームにスプリッタが置かれると以下のとおりとなり、
式39は以下をもたらす。
第2の出力アームにスプリッタが置かれると以下のとおりとなり、
式39は以下をもたらす。
これらの式をべき級数に展開すると
となり、かつ以下のとおりとなり、
係数は以下によって与えられる。
かつ
3次係数d3は項の差であり、構成する正および負の項を平衡させることによ
って0にされ得る。
図22ないし図25は、2つの場合ρ:1および1:ρに関しての関数d1 [
K2,ρ]およびd5 norm[K2,ρ]に関する等高プロットを表わす。小さな印
は%で示され、軸の範囲はK2ε[0,1]およびρε[1,0]である。d1に
関するプロットではより高い値がより白いのに対して、d5 normに関するプロッ
トではより低い値のほうが白い。したがって、最小および最大のそれぞれの極値
が最も白い領域である。
すべてのρについて、d3=0の制約が満たされる最大値K2があるために(図
21)、特定のρ値が与えられると、あるK2 borber(ρ)を超えるK2での解は
ない。これは効果的に、K2ε[0,1],ρε [1,0]プロッ
ト(図26)の右上の隅に禁止領域が存在することになる。このことは、図22
および図24の右上の隅の極値が無縁の数学的解であることを意味している。4
つの図すべての左下の隅にある極値のみが物理的に意味のあるものである。ρ:
1および1:ρの両方の場合におけるd1の極値は下方の水平軸ρ=1で起こり
、p:1の場合におけるd5 normに関する(意味のある)最小値もまた、水平の
ρ=1の軸で起こっていることに注目されたい。数学的分析は、以下の両方の極
値を導出する。
かつ以下の値となる。
しかしながら、1:ρの場合には、d5 normの最小値はプロットの左下の部分に
わずかにシフトされているように見え、一方、d1の最大値は、p:1の場合と
同じ(K1 opt,K2 opt)値でρ=1軸において起こっている。d5 normの最小値
が起こる位置は以下のとおりであり、
最小値は以下のとおりである。
この最小値は、ρ=1について起こる式67とは無視できる程度の量だけしか異
なっていない。これは図26からも明らかであり、この図はd5 normの下の領域
がρ=1軸まで非常に広く延びており、K2 optの点を包含している。
要約すると、線形変調係数d1はρ=1で最大にされる。5次ひずみd5 normは
、この全体の最小値よりも高い2%未満である分割係数のこの同じ値で実施的に
最小にされる。広帯域動作に関して対蹠スプリッタで動作させる利点をすでに述
べた。したがって、すべてのことを考慮に入れた最適な解決策は対蹠電気スプリ
ッタに対応し、これに関して、最大変調効率(最大1次係数)および最良の線形
性(3次係数を0にして、正規化された5次係数を実質的に最小にする)に関し
て伝達特性が同時に最適化されるような2つのカプラの結合率の値が存在する。
この点において、先行技術のスキーおよびジョンソンの最適ではない性能を評
価することが可能であり、これは我々の表記での、ρ=0.5およびK1=K2=
sin(29°)の1:ρの構成を用いることに対応し、d1={0.547,
−0.132}およびd5 norm=−0.13をもたらし、これらの値は我々の最
適値よりもぞれぞれ2.5dBおよび0.9dBだけ劣る。
次に、対蹠分割のタイプIIの装置の動作を確認してさらに明らかにし、かつ
最適な伝達特性の明確な表現および
プロットを得るために、非線形係数の最適化および解析上の導出を行なう。
対蹠分割の場合における最良の線形性および変調効率に関するカプラ率の解析上
の最適化
上述の最適化は数値の上で導出されたものである。対蹠分割の最適性が確立さ
れると、最適化の問題に関して十分な解析上の解決法が得られる。数値の結果を
確認し、より洞察を得るために、このような解析を行なうことが有益である。
3次消去
2項を有するフーリエ級数であるρ=1(式44)に関する伝達特性を検討す
る。この特性は明らかに線形化可能である、というのは第2のサイン項sin(
2φ)を第1のサイン項sin(φ)の3次非線形性を消去するのに用いること
ができるからである。正規化された出力強度に関する5次までのべき級数が簡単
に導出される。
式71より、条件d3=0は、フーリエ係数における以下の条件をもたらす。
式42を用いて、以下の拘束を得る。
これを満たすと、3次係数は消去され、以下をもたらす。
逆相ではなく同相の2つのRF入力を取ると、
以下をもたらす。
これはf1およびf2が同じ符号を有するので0にされない3次係数をもたらすこ
とを示し得る。したがって、同相の場合は線形化の問題の解決には至らない。
1次および5次係数の最適化
上述の結果を用いて、計算された5次正規化係数は以下をもたらす。
駆動効率d1を最大にすることによって、同時に5次ひずみd5およびd5 normを
最小にすることが明らかである。実際の最適なカプラ値γ1,γ2を解析的に得る
ためには、以下の最適化の問いを解かなくてはならない。
上述の公式化された問題の解析上の解決は単純である。
これは式74のべき級数係数の以下の値をもたらす。
最適な出力強度べき級数は以下によって与えられる。
最適なフーリエ係数は以下によって与えられる。
以下によって表わされる最適な伝達特性は、
本発明の教示に従うDBBI装置で達成可能な、おそらくは最良の性能を表わす
。
この伝達特性は、線形化されない二乗サイン伝達特性および直線のタンジェン
トとグラフ的に比較される(図27)。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項
【提出日】1993年12月15日
【補正内容】
請求の範囲
1.光学変調器であって、
複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力
ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は、1つ
の段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配置で
共にカスケード結合され、各変調器段はまた、そこに電圧を印加するための電極
手段を有し、前記変調器段の少なくとも1つは少なくとも1つの指向性カプラ(
DC)部を有する平衡ブリッジ干渉計(BBI)変調器であり、少なくとも1つ
の前記BBI変調器の少なくとも1つの指向性カプラはΔβカプラであり、前記
少なくとも1つのΔβカプラは、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変
化Δβ、および前記Δβカプラに印加されたバイアス電圧に応答する前記カプラ
経路間の結合係数における変化κにより特徴づけられ、光学変調器はさらに、
変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動装置
と、
前記バイアス電圧を前記Δβカプラに印加するための手段とを含む、光学変調
器。
2.光ビームを変調するための装置であって、
入力段および出力段を有する少なくとも2つの集積電気光学カスケード変調器
段を含み、入力変調器段は光ビームを受取るための光導波路入力を有し、出力段
は少なくとも
1つの光導波路出力を有し、前記変調器段の少なくとも1つは少なくとも1つの
指向性カプラ部を備える平衡ブリッジ干渉計型のものであり、各段は別々のバイ
アス手段を有し、前記少なくとも1つの平衡ブリッジ干渉計型変調器段の少なく
とも1つの指向性カプラはΔβカプラであり、前記少なくとも1つのΔβカプラ
は、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変化Δβ、および前記Δβカプ
ラに印加されたバイアス電圧に応答する前記カプラ経路間の結合係数における変
化κにより特徴づけられ、光ビームを変調するための装置はさらに、
持続波光源を備える入力段の光導波路入力を駆動するための手段と、
前記2つの段における光ビームの逆位相変調を同時に発生するための手段と、
出力段の各光導波路出力から放射された光ビームの一部を受取り、そこから前
記バイアス手段に与えられたバイアス信号を誘導するための手段とを含み、前記
少なくとも1つのΔβカプラを有する前記少なくとも1つの指向性カプラ部は、
すべての可能な結合比の値に対する3次および5次の相互変調ひずみを最小限に
するために選択されたバイアス電圧を印加されている、光ビームを変調するため
の装置。
3.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、光ビームの受取られた部分
に応答して、前記バイアス信号を絶
え間なく調整する、請求項2に記載の装置。
4.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、不連続な時間の間隔で前記
バイアス信号を調整する、請求項2に記載の装置。
5.前記変調器段の少なくとも1つは、第1および第2のカプラ部を有する平衡
ブリッジ干渉計であり、各カプラ部は実質的に0.5に等しいクロスオーバー比
を有する、請求項2に記載の装置。
6.干渉計部を有する各変調器段によりさらに規定され、少なくとも1つの干渉
計部は前記バイアス信号の1つが与えられた電極を有する、請求項2に記載の装
置。
7.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、前記少なくとも1つの干渉
計部に与えられた前記バイアス信号を調整し、少なくとも偶数次の相互変調ひず
みを最小限にする、請求項6に記載の装置。
8.前記結合比はまた、すべての可能な結合比の値に対する線形の変調係数を最
大限にするために選択される、請求項2に記載の装置。
9.前記3次ひずみは実質的にゼロにされ、前記5次ひずみは、前記3次ひずみ
が実質的にゼロにされるのに一致してすべての可能な結合比の値に対して最小0
値でない、請求項2に記載の装置。
10.集積電気光学変調器であって、
光を受取るための光入力ポートおよび1対の光出力を有
する入力Y接合と、
Y接合光出力から光を受取るために接続された光路を形成する1対の導波路を
有する第1の干渉計部とを含み、前記干渉計部は1対の光出力を有し、前記干渉
計部の上には、少なくとも1つの光導波路を通る光が前記電気変調信号に応答し
て変調されるように電気変調信号を受取るための変調電極が配置され、前記干渉
計部はまた電気バイアス信号を受取るためのバイアス手段を有し、集積電気光学
変調器はさらに、
1対の光導波路を有する第1の指向性カプラ部を含み、前記指向性カプラは予
め定められた結合比を有し、カプラ光導波路は第1の干渉計部の光出力を受取る
ために接続され1対の光出力を有し、前記カプラ部は電気バイアス信号を受取る
ためのバイアス手段を有し、集積電気光学変調器はさらに、
第1の干渉計部と同様の構造で、その導波路は第1の指向性カプラの光出力を
受取るために接続された第2の干渉計部と、
第1の指向性カプラと同様の構造で、その光路は第2の干渉計部の光出力を受
取るために接続された第2の指向性カプラとを含み、前記カプラは1対の光出力
を有し、前記出力は1対の変調光出力ポートを有し、集積電気光学変調器はさら
に、
電気変調信号を受取り、それぞれを第1および第2の干
渉計部の少なくとも1つの変調電極に接続するための1対の信号をそこから誘導
するための手段と、
第1および第2の干渉計部と少なくとも1つの指向性カプラとを、光出力にお
ける相互変調項を最小限にし線形の変調効率を最大限にするように調整された電
圧レベルまでバイアスするための手段とを含み、前記指向性カプラの少なくとも
1つは、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変化Δβおよび前記Δβカ
プラに印加されたバイアス電圧に応答する結合係数における変化κで特徴づけら
れるΔβカプラであり、前記バイアス手段は、前記Δβカプラに印加された電圧
レベルを少なくとも3次相互変調ひずみ項を最小限にするように調整し、前記干
渉計部の少なくとも1つに印加された電圧レベルを前記Δβカプラに印加された
特定のバイアス電圧レベルに対する偶数項相互変調ひずみ項を最小限にするよう
に調整する、集積電気光学変調器。
11.RF変調信号を受取り、第1および第2の干渉計部の変調電極にそれぞれ
接続するための第1および第2の電気信号を与えるための、RFスプリッタをさ
らに含み、前記電気信号は同位相で関係づけられ、そのため、前記電気信号の各
々はそこからの光出力が実質的にその他に対して180°位相が外れるようにそ
のそれぞれの干渉計部を通る光を変調する、請求項10に記載の集積変調器。
12.前記RFスプリッタの出力を前記干渉計バイアス手
段に接続する電気信号移送手段と関連し、前記2つの干渉計部で光が経験する伝
搬遅延が補償されるように前記電気信号の前記位相を細密調整するための、電気
遅延手段をさらに含む、請求項11に記載の集積変調器。
13.光学変調器であって、
光導波路入力ポートと、2つの光導波路出力ポートと、第1の電気ポートとを
有する第1の電気光学変調器段を含み、前記第1の変調器段は、第1の1×2伝
送行列により特徴づけられ、さらに、
2つの光導波路入力ポートと、M光導波路出力ポートと、第2の電気ポートと
を有する第2の電気光学変調器段の第1のブランチを含み、前記第1のブランチ
は、第2のK×M伝送行列により特徴づけられ、前記第1のプランチの前記入力
ポートの1つは前記第1の変調器段の前記2つの出力ポートの第1の1つに突き
合わせ結合され、さらに、
前記第1のブランチと同様の構造で、K光導波路入力ポートと、N光導波路出
力ポートと、第3の電気ポートとを有する前記第2の電気光学変調器段の第2の
ブランチを含み、前記ブランチは第3のK×N伝送行列により特徴づけられ、前
記第2のブランチの前記入力ポートの1つは前記第1の変調器段の前記2つの出
力ポートの第2の1つに突き合わせ結合され、さらに、
入力が入力電気信号を受取るように接続され、3つの電気出力端末は前記第1
、第2、および第3の電気ポートに
接続され、それぞれの第1、第2、および第3の変調電圧を印加するための、線
形の電気ネットワークを形成する電気スプリッタを含み、前記変調電圧は前記入
力電気信号から誘導された電圧であって、少なくとも1次の相互変調ひずみを最
小限にするために選択された、光学変調器。
14.Mは整数1および2から構成されるグループから選択され、Nはまた整数
1および2から構成されるグループから選択される、請求項13に記載の変調器
。
15.Kは、1および2から構成される1組の整数から選択された値である、請
求項13に記載の光学変調器。
16.光学変調器であって、
複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力
ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は1つの
段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配置で共
にカスケード結合され、各変調器段はまたそこに電圧を印加するための電極手段
を有し、光学変調器はさらに、
変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動手段
を含み、すべての変調器段に対する前記変調電圧は1つの入力電気信号から誘導
され、前記電気駆動手段は、前記入力電気信号を受取るために接続され前記1つ
の入力電気信号に比例する前記変調電圧の少なくとも2つに前記受取られた入力
電気信号を分裂させるよう
に適応した、少なくとも1つの電気スプリッタを含み、前記少なくとも2つの変
調電圧は、前記変調器段の少なくとも2つにおいて、同時に、逆相光遅延変調信
号を誘起するように選択され、前記逆相光遅延変調信号は前記1つの入力電気信
号に比例する、光学変調器。
17.前記2つの変調電圧は等しい変調の振幅を有する、請求項16に記載の変
調器。
18.光学変調器であって、
複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力
ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は、1つ
の段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配列で
共にカスケード結合され、各変調器段はまたそこに電圧を印加するための電極手
段を有し、光学変調器はさらに、
変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動手段
を含み、すべての変調器段に対する前記変調電圧は1つの入力電気信号から誘導
され、少なくとも1つの電気スプリッタを含む前記電気駆動手段は、前記入力電
気信号を受取るために接続され、前記受取られた入力電気信号を前記1つの入力
電気信号に比例する前記変調電圧の少なくとも2つに分裂させるように適応され
、前記電気スプリッタは広帯域の巻きなし伝送線変換器を有する、光学変調器。
19.前記伝送線は、一方の末端で接地に短絡されフェライト材料でシーズされ
た外側の導線と同軸ケーブルである、請求項18に記載の変調器。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 シムラー,ヤロン
アメリカ合衆国、94805 カリフォルニア
州、リッチモンド、カールストン・ストリ
ート、468
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.光学変調器であって、 複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力 ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は、1つ の段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配置で 共にカスケード結合され、各変調器段はまた、そこに電圧を印加するための電極 手段を有し、前記変調器段の少なくとも1つは少なくとも1つの指向性カプラ( DC)部を有する平衡ブリッジ干渉計(BBI)変調器であり、少なくとも1つ の前記BBI変調器の少なくとも1つの指向性カプラはΔβカプラであり、前記 少なくとも1つのΔβカプラは、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変 化Δβ、および前記Δβカプラに印加されたバイアス電圧に応答する前記カプラ 経路間の結合係数における変化κにより特徴づけられ、光学変調器はさらに、 変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動装置 と、 前記バイアス電圧を前記Δβカプラに印加するための手段とを含む、光学変調 器。 2.光ビームを変調するための装置であって、 力段および出力段を有する少なくとも2つの集積電気光学カスケード変調器段 を含み、入力変調器段は光ビームを受取るための光導波路入力を有し、出力段は 少なくとも 1つの光導波路出力を有し、前記変調器段の少なくとも1つは少なくとも1つの 指向性カプラ部を備える平衡ブリッジ干渉計型のものであり、各段は別々のバイ アス手段を有し、前記少なくとも1つの平衡ブリッジ干渉計型変調器段の少なく とも1つの指向性カプラはΔβカプラであり、前記少なくとも1つのΔβカプラ は、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変化Δβ、および前記Δβカプ ラに印加されたバイアス電圧に応答する前記カプラ経路間の結合係数における変 化κにより特徴づけられ、光ビームを変調するための装置はさらに、 持続波光源を備える入力段の光導波路入力を駆動するための手段と、 前記2つの段における光ビームの逆位相変調を同時に発生するための手段と、 出力段の各光導波路出力から放射された光ビームの一部を受取り、そこから前 記バイアス手段に与えられたバイアス信号を誘導するための手段とを含み、前記 少なくとも1つのΔβカプラを有する前記少なくとも1つの指向性カプラ部は、 すべての可能な結合比の値に対する3次および5次の相互変調ひずみを最小限に するために選択されたバイアス電圧を印加されている、光ビームを変調するため の装置。 3.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、光ビームの受取られた部分 に応答して、前記バイアス信号を絶 え間なく調整する、請求項2に記載の装置。 4.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、不連続な時間の間隔で前記 バイアス信号を調整する、請求項2に記載の装置。 5.前記変調器段の少なくとも1つは、第1および第2のカプラ部を有する平衡 ブリッジ干渉計であり、各カプラ部は実質的に0.5に等しいクロスオーバー比 を有する、請求項2に記載の装置。 6.干渉計部を有する各変調器段によりさらに規定され、少なくとも1つの干渉 計部は前記バイアス信号の1つが与えられた電極を有する、請求項7に記載の装 置。 7.前記バイアス信号を誘導するための前記手段は、前記少なくとも1つの干渉 計部に与えられた前記バイアス信号を調整し、少なくとも偶数次の相互変調ひず みを最小限にする、請求項6に記載の装置。 8.前記結合比はまた、すべての可能な結合比の値に対する線形の変調係数を最 大限にするために選択される、請求項2に記載の装置。 9.前記3次ひずみは実質的にゼロにされ、前記5次ひずみは、前記3次ひずみ が実質的にゼロにされるのに一致してすべての可能な結合比の値に対して最小0 値でない、請求項2に記載の装置。 10.集積電気光学変調器であって、 光を受取るための光入力ポートおよび1対の光出力を有 する入力Y接合と、 Y接合光出力から光を受取るために接続された光路を形成する1対の導波路を 有する第1の干渉計部とを含み、前記干渉計部は1対の光出力を有し、前記干渉 計部の上には、少なくとも1つの光導波路を通る光が前記電気変調信号に応答し て変調されるように電気変調信号を受取るための変調電極が配置され、前記干渉 計部はまた電気バイアス信号を受取るためのバイアス手段を有し、集積電気光学 変調器はさらに、 1対の光導波路を有する第1の指向性カプラ部を含み、前記指向性カプラは予 め定められた結合比を有し、カプラ光導波路は第1の干渉計部の光出力を受取る ために接続され1対の光出力を有し、前記カプラ部は電気バイアス信号を受取る ためのバイアス手段を有し、集積電気光学変調器はさらに、 第1の干渉計部と同様の構造で、その導波路は第1の指向性カプラの光出力を 受取るために接続された第2の干渉計部と、 第1の指向性カプラと同様の構造で、その光路は第2の干渉計部の光出力を受 取るために接続された第2の指向性カプラとを含み、前記カプラは1対の光出力 を有し、前記出力は1対の変調光出力ポートを有し、集積電気光学変調器はさら に、 電気変調信号を受取り、それぞれを第1および第2の干 渉計部の少なくとも1つの変調電極に接続するための1対の信号をそこから誘導 するための手段と、 第1および第2の干渉計部と少なくとも1つの指向性カプラとを、光出力にお ける相互変調項を最小限にし線形の変調効率を最大限にするように調整された電 圧レベルまでバイアスするための手段とを含み、前記指向性カプラの少なくとも 1つは、2つのカプラ経路間の相対位相遅延における変化Δβおよび前記Δβカ プラに印加されたバイアス電圧に応答する結合係数における変化κで特徴づけら れるΔβカプラであり、前記バイアス手段は、前記Δβカプラに印加された電圧 レベルを少なくとも3次相互変調ひずみ項を最小限にするように調整し、前記干 渉計部の少なくとも1つに印加された電圧レベルを前記Δβカプラに印加された 特定のバイアス電圧レベルに対する偶数項相互変調ひずみ項を最小限にするよう に調整する、集積電気光学変調器。 11.RF変調信号を受取り、第1および第2の干渉計部の変調電極にそれぞれ 接続するための第1および第2の電気信号を与えるための、RFスプリッタをさ らに含み、前記電気信号は同位相で関係づけられ、そのため、前記電気信号の各 々はそこからの光出力が実質的にその他に対して180°位相が外れるようにそ のそれぞれの干渉計部を通る光を変調する、請求項10に記載の集積変調器。 12.前記RFスプリッタの出力を前記干渉計バイアス手 段に接続する電気信号移送手段と関連し、前記2つの干渉計部で光が経験する伝 搬遅延が補償されるように前記電気信号の前記位相を細密調整するための、電気 遅延手段をさらに含む、請求項11に記載の集積変調器。 13.光学変調器であって、 光導波路入力ポートと、2つの光導波路出力ポートと、第1の電気ポートとを 有する第1の電気光学変調器段を含み、前記第1の変調器段は、第1の1×2伝 送行列により特徴づけられ、さらに、 2つの光導波路入力ポートと、M光導波路出力ポートと、第2の電気ポートと を有する第2の電気光学変調器段の第1のブランチを含み、前記第1のブランチ は、第2のK×M伝送行列により特徴づけられ、前記第1のブランチの前記入力 ポートの1つは前記第1の変調器段の前記2つの出力ポートの第1の1つに突き 合わせ結合され、さらに、 前記第1のブランチと同様の構造で、K光導波路入力ポートと、N光導波路出 力ポートと、第3の電気ポートとを有する前記第2の電気光学変調器段の第2の ブランチを含み、前記ブランチは第3のK×N伝送行列により特徴づけられ、前 記第2のブランチの前記入力ポートの1つは前記第1の変調器段の前記2つの出 力ポートの第2の1つに突き合わせ結合され、さらに、 入力が入力電気信号を受取るように接続され、3つの電気出力端末は前記第1 、第2、および第3の電気ポートに 接続され、それぞれの第1、第2、および第3の変調電圧を印加するための、線 形の電気ネットワークを形成する電気スプリッタを含み、前記変調電圧は前記入 力電気信号から誘導された電圧であって、少なくとも1次の相互変調ひずみを最 小限にするために選択された、光学変調器。 14.Mは整数1および2から構成されるグループから選択され、Nはまた整数 1および2から構成されるグループから選択される、請求項13に記載の変調器 。 15.Kは、1および2から構成される1組の整数から選択された値である、請 求項13に記載の光学変調器。 16.光学変調器であって、 複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力 ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は1つの 段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配置で共 にカスケード結合され、各変調器段はまたそこに電圧を印加するための電極手段 を有し、光学変調器はさらに、 変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動手段 を含み、すべての変調器段に対する前記変調電圧は1つの入力電気信号から誘導 され、前記電気駆動手段は、前記入力電気信号を受取るために接続され前記1つ の入力電気信号に比例する前記変調電圧の少なくとも2つに前記受取られた入力 電気信号を分裂させるよう に適応した、少なくとも1つの電気スプリッタを含み、前記少なくとも2つの変 調電圧は、前記変調器段の少なくとも2つにおいて、同時に、逆相光遅延変調信 号を誘起するように選択され、前記逆相光遅延変調信号は前記1つの入力電気信 号に比例する、光学変調器。 17.前記2つの変調電圧は等しい変調の振幅を有する、請求項16に記載の変 調器。 18.光学変調器であって、 複数の電気光学変調器段を含み、各変調器段は少なくとも1つの光導波路入力 ポートと少なくとも1つの光導波路出力ポートとを有し、前記変調器段は、1つ の段の入力ポートが先行する段の出力ポートに接続されるようにタンデム配列で 共にカスケード結合され、各変調器段はまたそこに電圧を印加するための電極手 段を有し、光学変調器はさらに、 変調電圧を前記変調器段の各々の前記電極手段に印加するための電気駆動手段 を含み、すべての変調器段に対する前記変調電圧は1つの入力電気信号から誘導 され、少なくとも1つの電気スプリッタを含む前記電気駆動手段は、前記入力電 気信号を受取るために接続され、前記受取られた入力電気信号を前記1つの入力 電気信号に比例する前記変調電圧の少なくとも2つに分裂させるように適応され 、前記電気スプリッタは広帯域の巻きなし伝送線変換器を有する、光学変調器。 19.前記伝送線は、一方の末端で接地に短絡されフェライト材料でシーズされ た外側の導線と同軸ケーブルである、請求項18に記載の変調器。
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