JPH0849785A - モータ駆動式バルブの軸の連結機構 - Google Patents

モータ駆動式バルブの軸の連結機構

Info

Publication number
JPH0849785A
JPH0849785A JP6204307A JP20430794A JPH0849785A JP H0849785 A JPH0849785 A JP H0849785A JP 6204307 A JP6204307 A JP 6204307A JP 20430794 A JP20430794 A JP 20430794A JP H0849785 A JPH0849785 A JP H0849785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
output shaft
motor
shaft
coupling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6204307A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Ikeda
譲 池田
Akiyoshi Itou
日藝 伊藤
Motonori Noda
元詔 野田
Shigeto Ozaki
繁人 尾崎
Shinichi Kusakabe
信一 日下部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP6204307A priority Critical patent/JPH0849785A/ja
Publication of JPH0849785A publication Critical patent/JPH0849785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】部品の種類及び点数並びに溶接箇所を減らすこ
とができ、組付け後も分解可能なモータ駆動式バルブの
軸の連結機構を提供する。 【構成】バルブ部2とモータ3とはスペーサ4を介し
て、ボルト16により連結されている。出力軸22の先端に
第1のカップリング部材25が固着され、バルブ軸10の基
端に第2のカップリング部材26が固着されている。両カ
ップリング部材25,26は同一形状に形成され、筒状の本
体部の回転対称位置に3個のフランジが形成されてい
る。各フランジには付け根部に切欠きが形成されてい
る。両カップリング部材25,26 は各フランジの切欠き形
成側と反対側に所定の隙間が形成されるように、各切欠
きが係合して各フランジの一部が重なる状態に連結さ
れ、前記隙間に抜け止め部材30が嵌合されている。カッ
プリング部材25,26 間にコイルばね29が配設されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ駆動式バルブの軸
の連結機構に係り、詳しくはエンジン等に組付けられる
モータ駆動式バルブのモータ出力軸とバルブ軸との連結
機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジン等から排出される排気ガ
ス中のNOx 等の有害成分を減少させるシステムとし
て、未燃焼ガスを含む排気ガスを吸気系に再循環させる
排気ガス再循環(以下、EGRという)システムがあ
る。このEGRシステムに使用されるEGRバルブとし
てモータ駆動式バルブが使用されている。モータ駆動式
バルブは回転運動を直線運動に変換する機構を備えたモ
ータ部と、流路の開閉を行うバルブ部とから構成されて
いる。
【0003】従来、EGRバルブとして図14(a)に
示す構成のものが知られている(例えば、特開平4−2
31661号公報等)。このEGRバルブは、バルブ部
を構成するバルブハウジング51の上端部に、モータ部
を構成するステップモータ52が連結カバー53を介し
て下向きに固定されている。バルブハウジング51は入
口ポート54a及び出口ポート54bを備え、ステップ
モータ52の出力軸55と対向する位置にシャフト56
が軸受57を介して軸方向に摺動可能に支持されてい
る。シャフト56の先端には弁体58が固着され、弁体
58はシャフト56の往復動により通路59に設けられ
た弁座60に対して接離可能となっている。
【0004】ステップモータ52のロータ61の内側に
は雌ネジ62が形成され、出力軸55の基端側には雌ネ
ジ62と螺合する雄ネジ63が形成されている。出力軸
55は雄ネジ63の形成位置より先端側が図14(b)
に示すように断面D状にカットされ、そのカット部55
aがカット部55aの断面形状と同じ形状の孔64aを
有する軸受64に摺動可能に挿通され、回転不能に支承
されている。そして、ロータ61の正逆回転に伴って出
力軸55が軸方向に往復動されるようになっている。
【0005】出力軸55とシャフト56との間には連結
機構65が配設されている。図14〜図17に示すよう
に、出力軸55には3個のフック66aを備えたカップ
状のリテーナ66が摺動可能に支承されるとともに、そ
の先端にリテーナ66の抜け止め用のナット67が溶接
により固着されている。リテーナ66とナット67との
間にはワッシャ67a(図15に図示)が介装されてい
る。シャフト56の基端にはリテーナ68が固着され、
リテーナ68に形成された係合孔68aにフック66a
が挿通されるとともに、抜け止めプレート69により抜
け止めされている。両リテーナ66,68間には出力軸
55及びシャフト56の間隔を拡げる方向に付勢するコ
イルばね70(図15,17に図示)が介装されてい
る。リテーナ68とステップモータ52のハウジング7
1との間にはリテーナ68をバルブハウジング51側に
付勢するコイルばね72が介装されている。
【0006】そして、出力軸55は弁体58が弁座60
と当接した状態において、図15に示す距離Hの分だけ
リテーナ66と独立して変位可能となっている。従っ
て、弁体58が閉鎖位置に配置された状態で、ロータ6
1に出力軸55を閉鎖方向に移動させる方向のトルクが
加えられても、ロータ61は出力軸55ひいては弁体5
8に無理な力を加えることなく回転できる。
【0007】前記連結機構65を組付ける場合は、リテ
ーナ66の内側にコイルばね70を配置した状態でフッ
ク66aをリテーナ68の係合孔68aに挿通した後、
両リテーナ66,68を相対回動させてフック66aを
抜け出し不能な位置に配置する。そして、図16に示す
ように、その状態で抜け止めプレート69を係合孔68
aの大部分を覆うように、溶接によりリテーナ68に固
着する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来装置の連結機
構65は部品の点数が出力軸55及びシャフト56を除
いても、リテーナ66,68、ナット67、ワッシャ6
7a、抜け止めプレート69及びコイルばね70,72
の7点と多い。又、溶接箇所が出力軸55及びシャフト
56に各1箇所、抜け止めプレート69とリテーナ68
との間に3箇所の合計5箇所もある。その結果、組付け
工数が多く、組付け作業が煩雑であるという問題があ
る。さらに、抜け止めプレート69を溶接によりリテー
ナ68に固着するため、組付け後は分解及び再組付けが
できない。従って、部品の一部に不良品が存在した場
合、その部品を組付けてしまった後は不良部品だけを交
換することができず、全体を廃棄しなければならないと
いう問題があった。
【0009】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は部品の種類及び点数並びに溶接
箇所を減らすことができ、組付け後も分解可能なモータ
駆動式バルブの軸の連結機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、バルブハウジング内で往
復動されるとともに先端側に弁体が装着されたバルブ軸
を備えたバルブ部と、回転運動を直線運動に変換する機
構を備えその出力軸が前記バルブ軸を駆動させるモータ
とを備えたモータ駆動式バルブにおいて、前記出力軸の
先端に第1のカップリング部材を固着し、前記バルブ軸
の基端に第2のカップリング部材を固着し、前記両カッ
プリング部材を本体部と、その周縁部の回転対称位置に
形成された複数のフランジとから構成し、各フランジに
は本体部に対する付け根部の片側に切欠きをそれぞれ形
成し、両カップリング部材を各フランジの切欠き形成側
と反対側に所定の隙間が形成された状態となるように各
切欠きを互いに係合して両カップリング部材の各フラン
ジの一部が重なる状態に連結し、両カップリング部材間
に前記両軸を互いに離隔する方向に付勢する付勢部材を
配設し、前記隙間の少なくとも1箇所に抜け止め部材を
嵌合した。
【0011】又、請求項2に記載の発明では、前記両カ
ップリング部材は同一形状に形成されるとともに、本体
部が有底筒状に形成されている。又、請求項3に記載の
発明では、前記各フランジはその周方向の長さが隣接す
るフランジ間の間隔より若干短く形成されている。
【0012】又、請求項4に記載の発明では、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記抜け止め部材
は出力軸の軸方向と平行に延びる状態で所定位置に固定
され、出力軸の回り止め機構を構成する。
【0013】請求項5に記載の発明では、バルブハウジ
ング内で往復動されるとともに先端側に弁体が装着され
たバルブ軸を備えたバルブ部と、回転運動を直線運動に
変換する機構を備えその出力軸が前記バルブ軸を駆動さ
せるモータとを備えたモータ駆動式バルブにおいて、前
記出力軸の先端に第1のカップリング部材を固着し、前
記バルブ軸の基端に第2のカップリング部材を固着し、
両カップリング部材のいずれか一方のカップリング部材
に周方向に延びる複数の係合溝を形成し、他方のカップ
リング部材に前記係合溝と係合可能な軸方向及び外側に
連続して延びる複数の係合アームを形成し、前記一方の
カップリング部材には前記係合溝と係合状態にある係合
アームと係合する係合溝からの抜け止め用掛止部を設
け、第1のカップリング部材と第2のカップリング部材
とを前記係合アームが係合溝と係合する状態で連結し、
前記両カップリング部材間に前記両軸を互いに離隔する
方向に付勢する付勢部材を配設し、第1のカップリング
部材には出力軸の軸方向と平行に延びる状態で所定位置
に固定した回り止め機構を構成するガイド部と係合可能
な回り止め部を突設した。
【0014】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の発明において、前記ガイド部はモータ部とバルブ部
との間に配設され、前記出力軸の先端側及びバルブ軸の
基端側を覆うカバーに一体に形成されている。
【0015】
【作用】請求項1〜請求項4に記載の発明では、モータ
が駆動されると回転運動が直線運動に変換されて出力軸
が往復移動され、出力軸によりバルブ軸が駆動される。
出力軸とバルブ軸とを連結する連結機構は、出力軸の先
端及びバルブ軸の基端に固着されたカップリング部材が
その一部が重なる状態で互いに係合され、両カップリン
グ部材間に配設された付勢部材により両軸が互いに離隔
する方向に付勢される。両カップリング部材はフランジ
の切欠き形成側と反対側に形成された隙間に嵌合された
抜け止め部材により、各フランジの本体部に対する付け
根部に形成された切欠き同士が係合する状態に保持され
る。隙間に嵌合されている抜け止め部材を外すと、両カ
ップリング部材は相対回動可能な状態となる。この状態
で両カップリング部材を互いに逆方向に回動させると、
切欠き同士の係合が解除される。
【0016】請求項3に記載の発明では、出力軸に固着
されたカップリング部材と、バルブ軸に固着されたカッ
プリング部材とは、各フランジを互いに相手方のフラン
ジ間に配置できる。従って、出力軸とバルブ軸を同一直
線上に配置し、両軸を互いに近づく方向へ直線移動させ
た後、切欠き同士が係合する方向へ回動させることによ
り両者が組付けられる。
【0017】又、請求項4に記載の発明では、カップリ
ング部材は出力軸の軸方向と平行に延びる状態で所定位
置に固定された抜け止め部材と係合した状態に保持され
る。従って、抜け止め部材が出力軸の回り止め機構の役
割をも果たす。
【0018】請求項5に記載の発明では、出力軸の先端
に固着された第1のカップリング部材と、バルブ軸の基
端に固着された第2のカップリング部材とは、いずれか
一方に形成された係合溝に対して他方に形成された係合
アームが係合する状態で互いに連結される。そして、前
記一方のカップリング部材に設けられた抜け止め用掛止
部により係合アームが係合位置に保持される。第1のカ
ップリング部材に突設された回り止め部は、出力軸の軸
方向と平行に延びる状態で所定位置に固定されたガイド
部と係合し、出力軸の回動が阻止される。
【0019】又、請求項6に記載の発明も請求項5に記
載の発明の作用をなす。さらに、前記ガイド部はモータ
とバルブ部との間に配設され、前記出力軸の先端側及び
バルブ軸の基端側を覆うカバーに一体に形成されている
ため、ガイド部の構成が簡単となる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明をEGRバルブに具体化した
第1実施例を図1〜図5に従って説明する。図1に示す
ように、EGRバルブとしてのモータ駆動式バルブ1
は、バルブ部2とモータ3とがスペーサ4を介して連結
された構成となっている。
【0021】バルブ部2を構成するバルブハウジング5
は入口5a及び出口5bが形成された室6を備えてい
る。入口5aには室6側に弁座7が嵌合固定されてい
る。バルブハウジング5には入口5aと対向する側に室
6に連通する孔5cが形成され、バルブハウジング5の
上面には孔5cを覆う状態でカーボン軸受8を支持する
支持プレート9が配設されている。支持プレート9は2
個の板金部品で構成され、両部品がカーボン軸受8を挟
持するように固着されている。室6内にはバルブ軸10
がカーボン軸受8及び支持プレート9を貫通して軸方向
に摺動可能に支承され、バルブ軸10の先端に弁体11
が弁座7と接離可能に固着されている。
【0022】バルブハウジング5のモータ3と対向する
側には複数個(この実施例では3個)の雌ネジ部12が
回転対称位置に形成されている。スペーサ4は円筒状に
形成されるとともに、カバー部材13に形成された環状
突部13aに圧入により嵌合されている。モータ3のハ
ウジング14のフランジ14aにはバルブハウジング5
の各雌ネジ部12と対向する位置にボルト挿通孔15が
形成されている。そして、モータ3はバルブハウジング
5との間に支持プレート9、スペーサ4及びカバー部材
13が配置された状態で、ボルト挿通孔15、環状突部
13a、スペーサ4及び支持プレート9を貫通する締付
け手段としてのボルト16を介してバルブハウジング5
に連結されている。
【0023】図2(a)に示すように、カバー部材13
は有底筒状体の3箇所を切欠いた形状に形成され、切欠
き部13bと対応する位置に環状突部13aが形成され
ている。又、カバー部材13の内側には内カバー17が
固着されている。内カバー17は有底筒状に形成され、
その底部の中央には軸受18の収容部19が形成される
とともに孔17aが形成されている。又、内カバー17
の周壁にはカバー部材13の切欠き部13bとほぼ60
°位相がずれた位置に合計3個の窓17bが形成されて
いる。カバー部材13及び内カバー17はいずれも金属
板(例えば、ステンレス板)の板金加工により形成され
ている。
【0024】モータ3にはステップモータが使用され、
ロータ20には雌ネジ21aが形成された回転体21が
一体回転可能に固着されている。モータ3の出力軸22
の基端側には前記雌ネジ21aと螺合する雄ネジ23が
形成され、雄ネジ23の形成位置より基端側にストップ
ピン24が突設されている。出力軸22は先端側が内カ
バー17内に突出するように軸受18に摺動可能に挿通
されている。
【0025】出力軸22の先端には第1のカップリング
部材25が、バルブ軸10の基端には第2のカップリン
グ部材26がそれぞれ溶接により固着されている。両カ
ップリング部材25,26は同一形状に形成され、図3
に示すように、有底筒状に形成された本体部27と、そ
の開口周縁部の回転対称位置に形成された複数のフラン
ジ28a,28bとから構成されている。各フランジ2
8a,28bはその周方向の長さが隣接するフランジ間
の間隔より若干短くかつ片側の端縁が放射方向に延びる
ように形成され、各フランジ28a,28bには本体部
27に対する付け根部の片側に切欠き27aがそれぞれ
形成されている。
【0026】図1及び図2(b)に示すように、両カッ
プリング部材25,26は本体部27が互いに対向する
状態で出力軸22及びバルブ軸10に固着されている。
そして、本体部27の内側に付勢部材としてのコイルば
ね29が配設され、各フランジ28a,28bの切欠き
27aが互いに係合して両カップリング部材25,26
の各フランジ28a,28bの一部が重なる状態で連結
されている。この状態では図5(b)に示すように、各
フランジ28a,28bの切欠き27aと反対側の端縁
間に所定の隙間δが形成された状態となる。そして、各
隙間δに出力軸22の回り止め機構を構成する抜け止め
部材30の掛止爪30aが摺動可能に嵌合されている。
又、図1に示すように、第2のカップリング部材26の
フランジ28bと内カバー17との間には第2のカップ
リング部材26を介してバルブ軸10を弁体11が弁座
7と近接する方向に付勢する付勢手段としてのコイルば
ね31が介装されている。
【0027】抜け止め部材30は板金加工により形成さ
れ、図4に示すように、リング状の支持片30bの回転
対称位置に3個の掛止爪30aが互いに平行に、かつ支
持片30bに対して垂直に延びるように突設されてい
る。各掛止爪30aはその先端が尖った状態に形成され
るとともに、その両側にフランジ28a,28bとの係
合部30cが、弁体11の直線移動距離より長く延びる
ように屈曲形成されている。そして、図1に示すよう
に、抜け止め部材30は支持プレート9の上面に出力軸
22と同軸上に固着され、各掛止爪30aが内カバー1
7内の所定位置において出力軸22の軸方向と平行に延
びる状態に配置されている。
【0028】次に前記のように構成されたモータ駆動式
バルブ1の作用を説明する。まず、バルブ軸10と出力
軸22との連結機構の組付け手順を説明する。出力軸2
2とバルブ軸10とが同一直線上に位置する状態で両カ
ップリング部材25,26を互いに対向する状態に配置
する。そして、本体部27の内側にコイルばね29を配
置した後、図5(a)に示すように、各フランジ28
a,28bが互いに相手側のカップリング部材26,2
5の各フランジ28b,28aの間と対応する位置に配
置する。次にコイルばね29のばね力に抗して出力軸2
2及びバルブ軸10を互いに近づけるように移動させ
る。各フランジ28a,28bが互いに相手側のカップ
リング部材26,25のフランジ28b,28aより本
体部27側に位置した状態で、対向する切欠き27a同
士が係合するように両カップリング部材25,26を回
動させる。その結果、図5(b)に示すように、両カッ
プリング部材25,26のフランジ28a,28bの一
部が重なるとともに、切欠き27aと反対側に隙間δが
形成された状態となる。そして、両カップリング部材2
5,26はコイルばね31によりフランジ28a,28
bの一部が当接した状態に保持される。この状態で3箇
所の隙間δに抜け止め部材30の掛止爪30aが嵌合さ
れる。その結果、両カップリング部材25,26は相対
回動が不能となり、掛止爪30aが隙間δから離脱しな
い限り連結状態に保持される。
【0029】両カップリング部材25,26の連結状態
を解除する場合は、掛止爪30aと隙間δとの係合を解
除した状態で、両カップリング部材25,26を切欠き
27aが互いに離隔する方向に回動させる。切欠き27
a同士の係合が解除されると、コイルばね29のばね力
により両カップリング部材25,26は離隔した状態と
なって連結状態が解除される。
【0030】前記のように、この実施例の構成では出力
軸22とバルブ軸10との連結機構を構成する部品の点
数は、両カップリング部材25,26、コイルばね2
9、コイルばね31及び抜け止め部材30の5点とな
り、従来より少なくなる。又、両カップリング部材2
5,26は同じ形状のため、部品の種類としては、4種
類となる。
【0031】次にモータ駆動式バルブ1の作用を説明す
る。モータ3が駆動されるとロータ20が回転される。
ロータ20の回転に伴い、回転体21の雌ネジ21a及
び出力軸22の雄ネジ23を介して出力軸22に対して
回転力が作用する。しかし、出力軸22の先端に固着さ
れたカップリング部材25が掛止爪30aとの嵌合によ
りその回動が阻止された状態に保持されるため、出力軸
22は回転されない。その結果、ロータ20の回転運動
が出力軸22の直線運動に変換されて、出力軸22が軸
方向に移動される。出力軸22の移動にともなって第1
のカップリング部材25が掛止爪30aの係合部30c
に沿って移動する。ロータ20の正転時に出力軸22が
突出方向に移動され、ロータ20の逆転時に出力軸22
が没入方向に移動される。
【0032】図1は弁体11が弁座7に当接して入口5
aを閉じる閉鎖位置に配置された状態を示している。こ
の状態からロータ20が逆転駆動されると、出力軸22
が図1の上方向(没入方向)に移動され、両カップリン
グ部材25,26を介してバルブ軸10が出力軸22と
ともに移動されて弁体11が開放位置に配置される。弁
体11が開放位置に配置された状態からロータ20が正
転駆動されると、出力軸22が突出方向に移動され、バ
ルブ軸10が出力軸22とともに移動されて弁体11が
閉鎖位置に配置される。弁体11が弁座7と当接する位
置に配置された後、さらにロータ20が正転駆動された
場合は、バルブ軸10は移動できない。しかし、両カッ
プリング部材25,26のフランジ28a,28bが他
のカップリング部材26,25の本体部27と当接する
まで出力軸22は移動可能となる。すなわち、図2
(b)に示す距離L分だけは移動可能なため、ロータ2
0は無理なく回転できる。
【0033】出力軸22とバルブ軸10との連結機構は
内カバー17及びカバー部材13により覆われて保護さ
れる。EGRバルブでは高温の排気ガスの流量を制御す
るため、バルブハウジング5が高温となり、その熱がモ
ータ3側に伝達される。しかし、バルブ部2とモータ3
とはスペーサ4を介して連結されているため、熱の伝達
が抑制される。カバー部材13は出力軸22及び連結機
構を保護する役割の他に放熱板の役割を果たす。カバー
部材13の切欠き部13b及び内カバー17の窓17b
を通して内カバー17内の空気が外部の空気と容易に入
れ代わり、内カバー17内に熱が籠もることが防止され
る。又、モータ3の熱もカバー部材13から発散され
る。その結果、モータ3の過熱が防止される。
【0034】又、この実施例では両カップリング部材2
5,26を連結状態に保持する抜け止め部材30が、出
力軸22の回り止め機構を構成しているため、出力軸2
2の回り止め機構を別に設ける必要がない。又、出力軸
22を加工して回り止め部を形成した場合は、回り止め
部と回り止め部が嵌挿される軸受とのクリアランスが小
さくても、出力軸22のがたが大きくなる。しかし、こ
の実施例では出力軸22の中心から回り止め部となる掛
止爪30aまでの距離が出力軸22の半径に比較して非
常に大きいため、係合部30cとフランジ28a,28
bとのクリアランスが前記クリアランスと同じでも出力
軸22のがたが非常に小さくなる。その結果、弁体11
の移動量を精度良く制御できる。
【0035】(実施例2)次に第2実施例を図6〜図9
に従って説明する。この実施例ではバルブ部2とモータ
3との連結部の構成が前記実施例と異なっている。な
お、前記実施例と同一部品は同一符号を付して詳しい説
明を省略する。
【0036】バルブ部2とモータ3とはスペーサ32を
介してボルト16により所定の間隔をおいて連結されて
いる。バルブ軸10は孔5cに嵌合された支持部材33
に嵌合されたカーボン軸受8に摺動可能に挿通されてい
る。カバー部材34は出力軸22が摺動可能に挿通され
る軸受35を支持する支持プレート36の下面に溶接に
より固着されている。図9(a)に示すように、カバー
部材34は回転対称となる3箇所に窓34aが形成され
ている。各窓34aの両側には回り止め機構のガイド部
としての一対のリブ34bが、窓34aに沿って内側に
向かって延びるように突設されている。
【0037】図7(a),(b)に示すように、出力軸
22の先端に固着された第1のカップリング部材37
は、有底円筒状に形成された本体部37aと、本体部3
7aの端部の回転対称位置に形成され、軸方向及び外側
に連続して延びる3本の係合アーム37bとを備えてい
る。各係合アーム37bの先端には前記リブ34bの対
向面と係合可能な回り止め部としての係合片37cが屈
曲形成されている。
【0038】図8(a),(b)に示すように、バルブ
10の基端に固着された第2のカップリング部材38
は、円板状に形成されるとともに周縁にリブが形成され
た本体部38aと、本体部38aの外周寄りの回転対称
位置に形成され、周方向に延びる複数の係合溝38bを
備えている。本体部38の外周寄りの各係合溝38bの
開放端と対応する位置には、係合溝38bと係合状態に
ある係合アーム37bと係合可能な抜け止め用掛止部3
8cがバルブ軸10側へ突設されている。
【0039】そして、図6に示すように、両カップリン
グ部材37,38間にコイルばね29が介装された状態
で、係合アーム37bが係合溝38bと係合するととも
に、抜け止め用掛止部38cが係合アーム37bと係合
する位置に配置されている。又、第2のカップリング部
材38と支持プレート36との間には、第2のカップリ
ング部材38を図6の下方、すなわち弁体11を弁座7
に近づける方向に付勢するコイルばね39が介装されて
いる。この状態では両カップリング部材37,38はコ
イルばね29のばね力により、係合アーム37bが第2
のカップリング部材38の本体部38と当接する状態に
保持される。その結果、係合アーム37bが係合溝38
bから離脱する方向へ、両カップリング部材37,38
が相対回動しようとしても、抜け止め用掛止部38cが
係合アーム37bと係合して相対回動が阻止される。
【0040】この実施例の連結機構も前記実施例と同様
に、両カップリング部材37,38間にコイルばね29
を配置した状態で、両カップリング部材37,38を互
いに近づく方向へ直線移動させた後、相対回動させるこ
とにより連結状態となる。連結状態ではコイルばね29
及び抜け止め用掛止部38cの作用により、両カップリ
ング部材37,38は相対回動が阻止された状態に保持
される。
【0041】両カップリング部材37,38の連結状態
を解除する場合は、係合アーム37bが抜け止め用掛止
部38cと係合不能な位置まで出力軸22及びバルブ軸
10を近づける。次に両カップリング部材37,38を
係合アーム37bが係合溝38bから離脱する方向に相
対回動させた後、両カップリング部材37,38を離隔
する方向に移動させる。従って、この実施例の連結機構
も前記実施例と同様に、組付けが簡単であるとともに、
組付け後の分解も簡単である。
【0042】又、出力軸22の回り止め機構を構成する
リブ34bと係合するのは、第1のカップリング部材3
7の係合アーム37bだけであり、係合アーム37bは
出力軸22の回り止め部の一部を構成する。すなわち、
前記第1実施例と異なり、第2のカップリング部材38
は回り止め機構と係合することはない。そして、出力軸
22及びバルブ軸10の芯がずれた場合でも、係合溝3
8bと係合アーム37bとのクリアランスによりそのず
れが吸収される。そして、出力軸22の直線移動に伴っ
て、バルブ軸10がカーボン軸受8にガイドされて、軸
方向に正確に移動される。その結果、弁体11が弁座7
に対して精度良く直交方向から当接する。従って、この
実施例の場合は、出力軸22とバルブ軸10との間に多
少の芯ずれがあっても、カーボン軸受8、弁座及び弁体
11の偏摩耗が防止され、摺動部の摩耗が低減するとと
もに、弁体11と弁座7とのシール性が向上する。
【0043】又、図9(b)に示すように、回り止め機
構を構成するリブ34bに対して、係合アーム37bが
係合片37cの部分で面接触の状態で摺動するため、第
1実施例に比較して摩擦抵抗が小さくなりモータ3に対
する負荷が小さくなる。
【0044】又、この実施例の連結機構は抜け止め部材
を別に設ける必要がないため、構成部品は両カップリン
グ部材37,38及びコイルばね29,39の4種、4
点となる。
【0045】(実施例3)次に第3実施例を図10〜図
12に従って説明する。この実施例ではカップリング部
材及び回り止め機構を構成するカバー部材の構成が前記
両実施例と異なっている。なお、前記実施例と同一部品
は同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0046】図10に示すように、カバー部材40はほ
ぼ円筒状に形成されるとともに、3箇所の回転対称位置
に窓40aが形成されている。カバー部材40には窓4
0aと位相がほぼ60°ずれた位置に、出力軸22の回
り止め機構のガイド部を構成する突部41が内側に向か
って突設されている。突部41はカバー部材40のプレ
ス成形により形成されている。
【0047】図11(a),(b)に示すように、第1
のカップリング部材42は第1実施例の第1のカップリ
ング部材25とほぼ同じ形状であるが、フランジ28a
には切欠き27aと反対側の端縁に係合片44aが屈曲
形成されている。図12(a),(b)に示すように、
第2のカップリング部材43は第1のカップリング部材
42と本体部43aの構成が異なっている。すなわち、
本体部43aは有底筒状ではなく、コイルばね29の受
け部となる環状の凹部43bを備えている。そして、フ
ランジ28bには切欠き27aと反対側の端縁に係合片
44bが屈曲形成されている。
【0048】両カップリング部材42,43は第1実施
例のカップリング部材25,26と同様にして連結され
る。すなわち、両カップリング部材42,43の間にコ
イルばね29が配置された状態で、切欠き27a同士が
係合するとともに係合片44a,44bがカバー部材4
0の突部41の幅とほぼ等しい間隔で互いに対向する状
態に組付けられる。そして、両係合片44a,44bの
間にカバー部材40の突部が位置するように配設され
る。
【0049】従って、この実施例においても第1実施例
とほぼ同様な作用効果を発揮するとともに、両カップリ
ング部材42,43の抜け止め用の部材を別に設ける必
要がなくなり、構成が簡単となる。又、回り止め機構を
構成する突部41に対して、フランジ28a,28bが
係合片44a,44bの部分で面接触の状態で摺動する
ため、摩擦抵抗が小さくなりモータ3に対する負荷が小
さくなる。
【0050】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)第2実施例において、係合アーム37bの先端に
屈曲係合される係合片37cの形状を、図13(a)に
示すように、カバー部材34のリブ34bの外面と係合
可能な形状としてもよい。又、第2実施例のカップリン
グ部材25,26を採用した連結機構の回り止め部材と
して、第1実施例の抜け止め部材30を使用してもよ
い。そして、図13(b)に示すように、係合アーム3
7bの先端に屈曲形成される係合片37cの形状を、両
係合部30cをその外面から挟持する形状としてもよ
い。これらの場合も、出力軸22とともに第1のカップ
リング部材37が移動するときの摩擦抵抗が小さくな
り、モータ3に対する負荷が小さくなる。
【0051】(2)カップリング部材25,26,4
2,43のフランジ28a,28bやカップリング部材
37,38の係合アーム37b、係合溝38bの数は3
個に限らず2個あるいは、4個以上としてもよい。この
場合も、前記各実施例とほぼ同様な効果を発揮する。
【0052】(3)第1実施例及び第3実施例におい
て、フランジ28a,28bの周方向の長さを、隣接す
るフランジ28a,28b間の間隔より大きくしてもよ
い。この場合は切欠き27aの周方向の長さを長くし
て、両カップリング部材を係合させたときに切欠き27
aと反対側に所定の隙間δが係合されるようにする。
【0053】(4)第1実施例及び第3実施例におい
て、両カップリング部材25,26,42,43の抜け
止め部材として、出力軸22の回り止め機構のガイド部
を利用せずに、各フランジ28a,28bの隙間δに回
り止め機構とは別の抜け止め部材を嵌合させてもよい。
この場合、出力軸22の回り止め機構を別に設ける必要
があり、例えば出力軸22の断面を従来と同様なD字状
として、それと対応する孔が形成された軸受を使用す
る。この場合も、出力軸22とバルブ軸10との連結機
構は組付けが簡単で、組付け後の分解も可能となる。
【0054】(5)第1実施例及び第3実施例におい
て、フランジ28a,28b間の隙間δ全部に抜け止め
部材を嵌合せずに、抜け止め部材は少なくとも1箇所の
隙間δに嵌合すればよい。
【0055】(6)EGRバルブ以外のバルブに適用し
てもよい。 (7)付勢部材としてコイルばね29に代えて、板ば
ね、竹の子ばねを使用したり、ゴム等の弾性体を使用し
てもよい。この場合も同等の効果を発揮する。ゴム等の
弾性体を使用する場合は、高温にならない条件で使用す
る。
【0056】(8)第2実施例において、係合アーム3
7bの端部に係合片37cを形成せず、係合アーム37
bの両側部がカバー部材34のリブ34bと係合する構
成としてもよい。又、カバー部材13,34及び内カバ
ー17の形状は円筒状でなく、三角、四角、五角、六角
等の角筒状でもよい。
【0057】前記各実施例及び変更例から把握できる請
求項記載以外の発明について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項3に記載の発明において、両カップリング
部材はそれぞれ板金加工により回転対称形状に形成され
ている。この場合、製造が簡単で低コストとなるととも
に、付勢手段を安定した状態で支持できる。
【0058】なお、この明細書において発明の構成に係
る用語のうち、「フランジに形成される切欠き」とは以
下のように定義される。フランジ28a,28bに形成
される切欠き27aとは、フランジ28a,28b及び
本体部27の一部を除去して形成されたものに限らず、
形状として所謂切欠き形状をしているものを含む。すな
わち、形成方法がフランジ28a,28bの一部を除去
するのではなく、突部をプレス成形などにより突設した
ものであっても、結果的にその形状がフランジ28a,
28bの一部を除去することにより形成される形状とな
るもの全てを含む。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項6
に記載の発明によれば、部品の種類及び点数並びに溶接
箇所を減らすことができ、組付け後も分解することがで
きる。請求項2に記載の発明によれば、両カップリング
部材が同一形状のため、部品の種類がさらに少なくでき
る。又、請求項3に記載の発明によれば、組付け作業が
容易となる。請求項4に記載の発明によれば、抜け止め
部材が出力軸の回り止め機構の役割を果たし、しかも出
力軸のがたつきが小さくなる。
【0060】又、請求項5に記載の発明によれば、両カ
ップリング部材の抜け止め部と回り止め部とが別に構成
されているため、出力軸とバルブ軸との芯が多少ずれて
も、出力軸及びバルブ軸が精度よく直線移動される。
又、請求項6に記載の発明によれば、ガイド部の構成が
簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の一部破断正面
図である。
【図2】(a)はカバー部材の斜視図、(b)はカップ
リング部材が連結された状態の正面図である。
【図3】カップリング部材の斜視図である。
【図4】抜け止め部材の斜視図である。
【図5】カップリング部材を連結するときのフランジと
抜け止め部材の位置関係を示す概略図である。
【図6】第2実施例の一部破断部分正面図である。
【図7】同じく第1のカップリング部材を示し、(a)
は(b)のA矢視図、(b)は(a)の VII−VII 線断
面図である。
【図8】同じく第2のカップリング部材を示し、(a)
は(b)のB矢視図、(b)は(a)のVIII−VIII線断
面図である。
【図9】(a)はカバー部材の概略斜視図、(b)は係
合アームとカバー部材との係合状態を示す部分概略斜視
図である。
【図10】第3実施例のカバー部材の斜視図である。
【図11】第3実施例の第1のカップリング部材を示
し、(a)は(b)のC矢視図、(b)は(a)のXI−
XI線断面図である。
【図12】同じく第2のカップリング部材を示し、
(a)は(b)のD矢視図、(b)は(a)の XII−XI
I 線断面図である。
【図13】変更例の係合アームと抜け止め部との関係を
示す部分概略斜視図である。
【図14】(a)は従来例の一部破断正面図、(b)は
出力軸と軸受の関係を示す断面図である。
【図15】同じく出力軸とバルブ軸との連結部を示す断
面図である。
【図16】同じく出力軸とバルブ軸との連結部を示す斜
視図である。
【図17】同じく出力軸とバルブ軸との連結部を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1…モータ駆動式バルブ、2…バルブ部、3…モータ、
5…バルブハウジング、7…弁座、10…バルブ軸、1
1…弁体、22…出力軸、25,37,42…第1のカ
ップリング部材、26,38,43…第2のカップリン
グ部材、27…本体部、27a…切欠き、28a,28
b…フランジ、29…付勢部材としてのコイルばね、3
0…抜け止め部材、34,40…カバーとしてのカバー
部材、34b…ガイド部としてのリブ、37b…回り止
め部を構成する係合アーム、37c…回り止め部として
の係合片、38b…係合溝、38c…抜け止め用掛止
部、δ…隙間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 繁人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 日下部 信一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブハウジング内で往復動されるとと
    もに先端側に弁体が装着されたバルブ軸を備えたバルブ
    部と、回転運動を直線運動に変換する機構を備えその出
    力軸が前記バルブ軸を駆動させるモータとを備えたモー
    タ駆動式バルブにおいて、 前記出力軸の先端に第1のカップリング部材を固着し、
    前記バルブ軸の基端に第2のカップリング部材を固着
    し、前記両カップリング部材を本体部と、その周縁部の
    回転対称位置に形成された複数のフランジとから構成
    し、各フランジには本体部に対する付け根部の片側に切
    欠きをそれぞれ形成し、両カップリング部材を各フラン
    ジの切欠き形成側と反対側に所定の隙間が形成された状
    態となるように各切欠きを互いに係合して両カップリン
    グ部材の各フランジの一部が重なる状態に連結し、両カ
    ップリング部材間に前記両軸を互いに離隔する方向に付
    勢する付勢部材を配設し、前記隙間の少なくとも1箇所
    に抜け止め部材を嵌合したモータ駆動式バルブの軸の連
    結機構。
  2. 【請求項2】 前記両カップリング部材は同一形状に形
    成されるとともに、本体部が有底筒状に形成されている
    請求項1に記載のモータ駆動式バルブの軸の連結機構。
  3. 【請求項3】 前記各フランジはその周方向の長さが隣
    接するフランジ間の間隔より若干短く形成されている請
    求項1に記載のモータ駆動式バルブの軸の連結機構。
  4. 【請求項4】 前記抜け止め部材は出力軸の軸方向と平
    行に延びる状態で所定位置に固定され、出力軸の回り止
    め機構を構成する請求項1又は請求項2に記載のモータ
    駆動式バルブの軸の連結機構。
  5. 【請求項5】 バルブハウジング内で往復動されるとと
    もに先端側に弁体が装着されたバルブ軸を備えたバルブ
    部と、回転運動を直線運動に変換する機構を備えその出
    力軸が前記バルブ軸を駆動させるモータとを備えたモー
    タ駆動式バルブにおいて、 前記出力軸の先端に第1のカップリング部材を固着し、
    前記バルブ軸の基端に第2のカップリング部材を固着
    し、両カップリング部材のいずれか一方のカップリング
    部材に周方向に延びる複数の係合溝を形成し、他方のカ
    ップリング部材に前記係合溝と係合可能な軸方向及び外
    側に連続して延びる複数の係合アームを形成し、前記一
    方のカップリング部材には前記係合溝と係合状態にある
    係合アームと係合する係合溝からの抜け止め用掛止部を
    設け、第1のカップリング部材と第2のカップリング部
    材とを前記係合アームが係合溝と係合する状態で連結
    し、前記両カップリング部材間に前記両軸を互いに離隔
    する方向に付勢する付勢部材を配設し、第1のカップリ
    ング部材には出力軸の軸方向と平行に延びる状態で所定
    位置に固定した回り止め機構を構成するガイド部と係合
    可能な回り止め部を突設したモータ駆動式バルブの軸の
    連結機構。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部はモータとバルブ部との間
    に配設され、前記出力軸の先端側及びバルブ軸の基端側
    を覆うカバーに一体に形成されている請求項5に記載の
    モータ駆動式バルブの軸の連結機構。
JP6204307A 1994-08-06 1994-08-06 モータ駆動式バルブの軸の連結機構 Pending JPH0849785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204307A JPH0849785A (ja) 1994-08-06 1994-08-06 モータ駆動式バルブの軸の連結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204307A JPH0849785A (ja) 1994-08-06 1994-08-06 モータ駆動式バルブの軸の連結機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0849785A true JPH0849785A (ja) 1996-02-20

Family

ID=16488321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6204307A Pending JPH0849785A (ja) 1994-08-06 1994-08-06 モータ駆動式バルブの軸の連結機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0849785A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061225A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Hitachi, Ltd. Soupape de limitation de debit, du type a moteur, et procede de fabrication associe
US7358632B2 (en) * 2003-07-18 2008-04-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor which performs a rotational-to-linear motion conversion
DE112009000793T5 (de) 2008-04-08 2011-05-05 Mitsubishi Electric Corp. Abgasrückführventil und Verfahren zum Herstellen des Abgasrückführventils

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001061225A1 (fr) * 2000-02-18 2001-08-23 Hitachi, Ltd. Soupape de limitation de debit, du type a moteur, et procede de fabrication associe
US7358632B2 (en) * 2003-07-18 2008-04-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor which performs a rotational-to-linear motion conversion
DE112009000793T5 (de) 2008-04-08 2011-05-05 Mitsubishi Electric Corp. Abgasrückführventil und Verfahren zum Herstellen des Abgasrückführventils
US7997557B2 (en) 2008-04-08 2011-08-16 Mitsubishi Electric Corporation Exhaust gas recirculation valve and method of producing exhaust gas recirculation valve
DE112009000793B4 (de) * 2008-04-08 2014-02-13 Mitsubishi Electric Corp. Abgasrückführventil und Verfahren zum Herstellen des Abgasrückführventils

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7048251B2 (en) Valve with removable actuator
EP1869308B1 (en) Egr valve having rest position
JP3933688B2 (ja) 回転ディーゼル電気排気ガス再循環弁
US4299102A (en) Locking fuel cap with plastic mechanism
US20180094573A1 (en) Turbocharger
JPH0849782A (ja) 直動変換モータのスクリューシャフトの回り止め機構
KR20060043692A (ko) 전동밸브
JPH05106520A (ja) 流量制御弁
JPH0849785A (ja) モータ駆動式バルブの軸の連結機構
EP1213419A1 (en) Actuator
JP2006009796A (ja) 一体化された弁
CN108301944B (zh) 用于阀组件的分离联动机构
US6273046B1 (en) Valve spring retainer with skirt
KR101604413B1 (ko) Egr 밸브
JPH0849783A (ja) モータ駆動式バルブの出力軸の回り止め機構
JP3229822B2 (ja) 内燃エンジンを有する可搬作業機器
JP3335286B2 (ja) 内燃機関の負圧制御弁装置
EP1568904A1 (en) Press-fit shaft and method
WO2020061447A1 (en) Wastegate assembly
US7552706B2 (en) Automatic decompression mechanism for an engine
JPH0828735A (ja) モータ駆動式バルブ
KR102273742B1 (ko) 배기 라인 밸브의 조립을 위한 조립 방법 및 대응하는 밸브
KR20220028691A (ko) 차량용 밸브
JPH0875024A (ja) モータ駆動式バルブにおける出力軸の回り止め機構
KR0152749B1 (ko) 캠축 구동기어의 백래쉬 제거구조