JPH0849503A - 復水タービン - Google Patents

復水タービン

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JPH0849503A
JPH0849503A JP7161108A JP16110895A JPH0849503A JP H0849503 A JPH0849503 A JP H0849503A JP 7161108 A JP7161108 A JP 7161108A JP 16110895 A JP16110895 A JP 16110895A JP H0849503 A JPH0849503 A JP H0849503A
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turbine
mechanical surface
seals
steam
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Karl Urlichs
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D11/00Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
    • F01D11/02Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages by non-contact sealings, e.g. of labyrinth type
    • F01D11/04Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages by non-contact sealings, e.g. of labyrinth type using sealing fluid, e.g. steam
    • F01D11/06Control thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、簡単な構成により安価に製
造でき、タービン内部への蒸気の浸透を確実に防止でき
る復水タービンを提供することにある。 【構成】復水タービンは、生蒸気入口FDと、排気出口
ADと、タービンローターを携えたタービンシャフトT
WをタービンケースTGに対して密封するための2つの
シールWa、Wbと、を備え、シールWa、Wbが生蒸
気側および排気側にそれぞれ設けられている。各シール
Wa、Wbは、生蒸気側および排気側でガス潤滑型の機
械的表面シールとして用いられ、生蒸気側および排気側
の機械的表面シールWa、Wbは、平衡ラインAGを通
して外気圧より低い同一の真空により作動される各分割
シール空間DRa、DRbを密封し、機械的表面シール
Wa、Wbは、ガス潤滑に必要な流れが機械的表面シー
ルWa、Wbを通って外気からタービンケース内部へ発
生可能となる方法で実施および取付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生蒸気入口と、排気
出口と、タービンローターを携えたタービンシャフトの
領域でタービンケースを密封するための少なくとも2つ
のシールと、を備え、少なくとも1つのシールが生蒸気
側に設けられ、1つのシールが排気側に設けられた復水
タービンに関する。
【0002】
【従来の技術】出口側の蒸気が増大された圧力で熱ネッ
トワークに用いられる場合、背圧タービンのようなタイ
プの蒸気タービンが用いられる。復水タービンとして形
成された他のタイプの構造において、蒸気の熱は、その
完全な拡張により大気に対して真空へ下げるために用い
られる。この結果は、復水タービンの外側シールが蒸気
で満たされたタービンケース内への空気の進入を妨げる
ために適用されなければならないことである。
【0003】図6および図7は従来技術を示し、これに
よる復水タービンのタービンケースのシールW1は、ラ
ビリンスの形をとって非接触方法で用いられている。こ
のタイプのシールにおいて、シーリング効果における改
良を得るために適当な処置が与えられなければならな
い。一般に、このような処置は、生蒸気および排気側
で、事実上のシャフトシールW1の後ろに設けられたケ
ース内部を形成する更なるシールW2により、およびW
1およびW2の間にある環状チャンバーSにより、実施
され、障壁蒸気S1、S2により作用される。この蒸気
の圧力は、全ての場合において外側へ生じる流れおよび
空気の進入がちょうど不可能となるように選択されてい
る。外側シールを通って流れる漏れ蒸気L1は、次に、
適した環状チャンバーLおよびラビリンスシールW3に
より、大気への流出を防止されなければならない。最後
に、チャンバーWは、残った漏れ蒸気/空気混合物が確
実に抽出できることを保証する。
【0004】上述したシーリング処置のためのコスト
は、多量に逃れる蒸気が障壁蒸気コンデンサー内に排出
されなければならず、使用される障壁蒸気の状態が熱タ
ービン入口およびタービン出口の温度へ別々に調整され
なければならないことから、非常に高価である。
【0005】さらに、固定圧縮機や飛行機エンジンのタ
ービン構造における機械的表面シールの使用は公知であ
る。ドイツ公開公報3533829号は、蒸気タービン
の平衡ピストンに特に適したシール構造を開示してい
る。蒸気タービン内にいりくんで設けられた内部平衡ピ
ストンの代りにこのシールを使用することが開示されて
いる。ここで、リフティング装置が、蒸気のウォームア
ップおよび圧縮段階の間、シールの領域に生じる損傷を
防止するように作用する。リフティング装置は、タービ
ンの停止や回転運動を保護するのにも適している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、生
蒸気入口(FD)と、排気出口(AD)と、タービンロ
ーターを携えたタービンシャフト(TW)の領域でター
ビンケース(TG)を密封するための少なくとも2つの
シール(Wa、Wb)と、を備え、少なくとも1つのシ
ール(Wa)が生蒸気側に設けられ、1つのシール(W
b)が排気側に設けられた復水タービンを提供すること
にある。この復水タービンは、高価な障壁スチーム装
置、多数のパイプライン、および圧縮装置を必要とせ
ず、真空下でのタービン内部への外気の浸透を防止す
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る復水タービンは、生蒸気入口(F
D)と、排気出口(AD)と、タービンローターを携え
たタービンシャフト(TW)の領域でタービンケース
(TG)を密封するための少なくとも2つのシール(W
a、Wb)と、を備え、少なくとも1つのシール(W
a)が生蒸気側に設けられ、1つのシール(Wb)が排
気側に設けられた復水タービンにおいて、少なくとも1
つのシール(Wa、Wb)のそれぞれは、上記生蒸気側
および排気側でガス潤滑型の機械的表面シールとして用
いられ、上記生蒸気側および排気側の上記機械的表面シ
ール(Wa、Wb)は、平衡ライン(AG)を通して外
気圧より低い同一の真空により作動される各分割シール
空間(DRa、DRb)を密封し、上記機械的表面シー
ル(Wa、Wb)は、ガス潤滑に必要な流れが上記機械
的表面シール(Wa、Wb)を通って外気から上記ター
ビンケース内部へ発生可能となる方法で実施および取付
けられている。
【0008】また、この発明に係る復水タービンは、生
蒸気入口(FD)と、排気出口(AD)と、タービンロ
ーターを携えたタービンシャフト(TW)の領域でター
ビンケースを密封するための少なくとも2つのシール
(Wd、Wb)と、を備え、少なくとも1つのシール
(Wd)が生蒸気側に設けられ、1つのシール(Wb)
が排気側に設けられた復水タービンにおいて、少なくと
も1つのシール(Wd、Wb)のそれぞれは、上記生蒸
気側および排気側でガス潤滑型の機械的表面シールとし
て用いられ、上記生蒸気側で平衡ピストンシール(W
d)として機能する機械的表面シールは、上記タービン
ケースを通るシャフト通路を密封する機能も果し、上記
タービンシャフト(TW)の軸受(AL)は、上記ター
ビンシャフト(TW)上に作用する補償されない推力を
吸収できるような方法で設けられている。
【0009】
【作用】機械的表面シールは、ガス潤滑に必要とされる
流れが機械的表面シールを通って外気からケース内部へ
生じることができるような方法で実施され或いは取付け
られ、少なくとも1つのシールのそれぞれがガス潤滑型
機械的表面シールとして生蒸気側および排気側で実施さ
れるよう復水タービンを構成できる。生蒸気側および排
気側のそれぞれの場合において最も外側の機械的表面シ
ールは、ここで、平衡ラインAGを介して外気圧より下
の同一の真空により作用されるシール空間を分割するよ
うに配置されている。
【0010】復水タービンの構造は、全ての作動状態に
おいて蒸気空間が空気の浸透から保護されることから、
上記タイプの機械的表面シールの使用により非常に簡略
化されている。特に、このことは、停止およびいわゆる
回転動作を提供し、タービンシャフトが、適した装置を
伴う低速回転により、一側上の熱を介した破壊から保護
されている。上述した配列にもかかわらず、複数のラビ
リンスシールから成る外側シャフトラビリンスは、生蒸
気および排気側のそれぞれで、全ての作動状態において
その機能を確かに果す1つの機械的表面シールにより置
換えできる。高価な障壁蒸気装置、多数のパイプライ
ン、および圧縮装置は、不要にできる。水−蒸気抽出器
W(必要であれば)が、図6および図7によるところの
従来技術のように配置される。
【0011】この発明の主題の更なる発展において、機
械的表面シールは、流れがシーリングギャップを介して
この機械的表面シールの直径内側から外側へ或いは他の
方向へ生じるような方法で復水タービン内に取付けでき
る。それゆえに、機械的表面シールのシーリング面内に
組込まれるであろう空力的機能パターンが用意され、こ
のパターンの作用方向は、機械的表面シールを介して外
気からケース内部へ向う流れ方向と一致する。
【0012】軸受の圧力を軽減するため、主流に関して
単一流れ構造の蒸気タービンは、通常、更なるシールの
使用を必要とする平衡ピストンを備えている。この発明
の主題の更なる発展において、最も外側の機械的表面シ
ールの後ろの生蒸気側に挿入された平衡ピストンシール
が用意され、この平衡ピストンシールは、同様に機械的
表面シールとして構成されている。
【0013】この発明の目的は、既に開示された請求の
範囲第1項によるところの構造と少なくとも同じくらい
有利な方法で、請求の範囲第6項の特徴により達成でき
る。平衡ピストンシールとして作用する機械的表面シー
ルもまた生蒸気側でタービンケースを通るシャフト通路
を閉塞するという事実のため、1つの機械的表面シール
および高価な部材を削減できる。タービンにおいて、タ
ービン内に残った推力は、タービン段階で使い果たされ
た約1barの圧力差から生じ、軸受は、全ての手段に
より、これらの力を吸収できるような方法で形成でき
る。ここで、軸受が最適な方法で運転中またはアイドリ
ング中の推力を吸収するような方法でタービンシャフト
の軸受を両軸方向寸法付けすることが可能である。
【0014】機械的表面シールの場合において、実質的
な問題は、起動中或いは回転動作中の時間間隔に生じる
ようなタービンローターの非常に低い回転速度で、シー
ルギャップの空力拡張が起らず或いは十分な範囲へ起ら
ず、それによりシーリング面が増大された磨耗に晒され
るという事実にある。それゆえに、起動中或いは回転動
作中にシーリングギャップの十分な拡張を提供する補助
手段を提供することが有利である。
【0015】ドイツ公開公報3533829号からの考
えの採用において、拡張に必要とされる補助手段は、起
動中および回転動作中にシーリングギャップの開口を必
要な幅に許容する機械的に作用する部材から構成でき
る。
【0016】代案として、拡張に必要とされる補助手段
は空力的に作用するように構成でき、蒸気供給が平衡ピ
ストンシールを封入するシール空間内へ作用され、この
蒸気供給がバルブを介して制御可能にされシール空間が
十分な正圧である場合に通常の作動において遮断でき
る。復水タービンの場合においてこのことは特に必要で
あり、復水タービン内での分割冷却のためのシールを通
る十分な流れは真空作動において生じないであろう。
【0017】生蒸気側の機械的表面シールに割れを生じ
る場合に起きる危険性は、緊急シールとして上流に設け
られた少なくとも1つの従来のラビリンスシールによ
り、打ち消されることが可能となる。生蒸気側における
機械的表面シールの下流に設けられた従来のラビリンス
シールは、緊急シールとしての同様の目的を果す。
【0018】更なる安全処置は、少なくとも1つのラビ
リンスシールが緊急シールとして作用し、このシールの
前および後ろの圧力差が計測され、予め決定された制限
値が限度を超えた場合に蒸気タービンの緊急制止が成し
遂げられるという事実にある。
【0019】機械的表面シールのシール作用を減ずる変
形は、機械的表面シールおよび機械的表面シールを収容
したシールケースが分割されずに、装置に設けられたタ
ービンローター上へ閉塞リング部分として摺接されるこ
とにより防止できる。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
について詳細に説明する。
【0021】図1および図2は、この発明の実施例とし
て用いられる機械的表面シールWa、Wb、Wcの構造
の実質的な部分を示す。高温に適した機械的表面シール
は、非回転型スライドリング2を有し、スライドリング
2は、第2シール3によりタービンケースTG或いはシ
ールケース10へ移動可能に接続されている。スライド
リング2は、回転相リング1或いはタービンシャフトT
W自体に対して第2シール3を介してばね4により押付
けられている。シーリングギャップDSがリング1およ
び2の間にある。幾何学的精度のため、相リング1は、
精密中間リングによりタービンシャフトTWとともに回
転できる。相リング1は、弾性的に作用するセンタリン
グ部材7により中心に配置され、固定部材8により保持
されている。シーリングリング9は、スライドリング2
とローターRとの間の漏れ流れを防止する。
【0022】対向するシーリング面で2〜3マイクロメ
ータの深さを有するギャップ開口ポケットが形成された
特別なパターンを有する機械的表面シールのシーリング
ギャップDSの形成により、シーリングギャップの水力
的拡張が達成され、その結果として、相リング1の回転
の補助を伴い、シールされる少量の流体がシールを介し
て運ばれる。従来の非接触ラビリンスシール(気密保持
シール)と比較して、通過量は僅かであり、タービンの
作動を妨げない。通過量は抽出システムによりコンデン
サー内で減少できる。
【0023】図1および図2に示す復水タービンは、軸
方向の推力の実質的に完成された釣合いを許容する。ブ
レードBを有するローターRは、タービンケースTG内
に配置され、その両側が平軸受GL内に保持されたター
ビンシャフトTWに設けられている。ローターRは、残
りの軸方向の推力を吸収するための少なくとも1つの軸
方向軸受ALを有する。更に、生蒸気FDのフィードお
よび排気ADの排出が概略的に示されている。
【0024】復水タービンは3つの機械的表面シールW
a、Wb、Wcを有し、2つの外側の機械的表面シール
Wa、WbはタービンケースTGを通るタービンシャフ
トTWの通路を密封する。これらの機械的表面シールW
a、Wbへ属するシール空間DRa、DRbは平衡ライ
ンAGを介して互いに接続され、約0.04barの真
空を有する。この真空のため、タービンによって運転さ
れる他の機構への適用と異なり、機械的表面シールを以
下の方法で構成し或いは配置することが必要である。つ
まり、シーリングギャップDSに対する外側から内側へ
の流れがガス潤滑を引起こし、この場合の流体が蒸気で
はなく空気であるように構成し或いは配置することが必
要である。図示の配列において、空力的に作用するパタ
ーンが結果的に配列されるように、機械的表面シールW
a、Wbを通ってその外側から内側へ直径方向に流れを
生じる。しかし、機械的表面シールWa、Wbは、例え
ば図3に示すような異なる方法で設けられても良い。全
ての表現において、シーリングギャップDSでの流れの
各方向は矢印によって認められる。
【0025】上述した復水タービンは、圧力平衡のため
の平衡ピストンを有し、この平衡ピストンの作用は、平
衡ピストンシールWcとして作用する第3の機械的表面
シールにより保証される。この第3の機械的表面シール
の構造は他の2つの機械的表面シールWa、Wbの構造
と一致するが、従来の配列に従って設けられ、その内側
から外側へ通る流れを生じる。通常の作動状態の下で、
関連したシール空間DRc内が正圧にされるが、この正
圧は回転動作中に真空へ下げることができる。この場合
のため、蒸気供給部K1が供給され、蒸気供給部K1に
より入射流れに十分な正圧がもとに戻される。バルブV
は、通常動作中の蒸気圧の制御或いは蒸気供給の遮断を
許容する。
【0026】蒸気タービンの平衡ピストンでの平衡ピス
トンシールWcの使用により、タービンの効率をかなり
増大できる。その上、パイプラインの製造コストおよび
タービンケースTG内への蒸気の再導入コストがかなり
減少される。
【0027】生蒸気側の機械的表面シールWa、Wcの
破裂の場合に望ましくない蒸気の漏れが生じないよう
に、平衡ピストンシールWcに関して上流に設けられた
緊急シール5および下流に設けられた緊急シール6が設
けられている。同様に安全性を増大するため、緊急シー
ル5、6の手前および後ろの圧力PwおよびPkの圧力
差が検出され、この圧力差は、許容できる制限値が限度
を超えた場合にタービンの緊急遮断を始めることができ
る。
【0028】図4および図5によるところの他の実施例
に係る復水タービンは、基本構成において図1および図
2に示した復水タービンと一致し、この点での反復説明
を不要にすることができる。決定的な違いは、平衡ピス
トンシールWdが生蒸気側のシャフト通路を密封する機
能を果すことにあり、そのため、図1によるところの機
械的表面シールWaが削除されている。しかしながら、
このことは、圧縮部分の静水圧平衡の欠乏を生じる。こ
れらの圧力を吸収するため、軸方向の軸受ALは適切な
寸法でなければならない。
【0029】リング1および2の領域内での変形を避け
るため、分割しないシールケース10が用いられ、シー
ルケース10はタービンケースを開くことなく組立でき
る。
【0030】尚、この発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の復水タ
ービンは、タービンケースを密封するための少なくとも
2つのシールを有し、高価な障壁スチーム装置、多数の
パイプライン、および圧縮装置を必要とせず、真空下で
のタービン内部への外気の浸透を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例に係る復水タービン
の左側半分を示す断面図。
【図2】図2は、図1の復水タービンの右側半分を示す
断面図。
【図3】図3は、図2の復水タービンに組込まれた機械
的表面シールWbの他の実施例としての機械的表面シー
ルWeを示す断面図。
【図4】図4は、この発明の他の実施例に係る復水ター
ビンの左側半分を示す断面図。
【図5】図5は、図4の復水タービンの右側半分を示す
断面図。
【図6】図6は、従来の復水タービンの左側半分を示す
断面図。
【図7】図7は、図6の従来の復水タービンの右側半分
を示す断面図。
【符号の説明】
1…回転相リング、 2…非回転型スライドリング、 3…第2シール、 4…ばね、 5、6…緊急シール、 7…センタリング部材、 8…固定部材、 9…シーリングリング、 10…シールケース、 AD…排気、 AG…平衡ライン、 AL…軸方向軸受、 B…ブレード、 DRa、DRb、DRc、DRd…シール空間、 DS…シーリングギャップ、 FD…生蒸気、 K1…蒸気供給部、 Pk、Pw…圧力、 R…ローター、 TG…タービンケース、 TW…タービンシャフト、 V…バルブ、 Wa、Wb、Wc、Wd、We…機械的表面シール。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生蒸気入口(FD)と、排気出口(A
    D)と、タービンローターを携えたタービンシャフト
    (TW)の領域でタービンケース(TG)を密封するた
    めの少なくとも2つのシール(Wa、Wb)と、を備
    え、少なくとも1つのシール(Wa)が生蒸気側に設け
    られ、1つのシール(Wb)が排気側に設けられた復水
    タービンにおいて、 少なくとも1つのシール(Wa、Wb)のそれぞれは、
    上記生蒸気側および排気側でガス潤滑型の機械的表面シ
    ールとして用いられ、上記生蒸気側および排気側の上記
    機械的表面シール(Wa、Wb)は、平衡ライン(A
    G)を通して外気圧より低い同一の真空により作動され
    る各分割シール空間(DRa、DRb)を密封し、上記
    機械的表面シール(Wa、Wb)は、ガス潤滑に必要な
    流れが上記機械的表面シール(Wa、Wb)を通って外
    気から上記タービンケース内部へ発生可能となる方法で
    実施および取付けられていることを特徴とする復水ター
    ビン。
  2. 【請求項2】 空力的作用パターンが上記機械的表面シ
    ール(Wa、Wb)のシール面に設けられ、上記パター
    ンの作用方向は、上記機械的表面シール(Wa、Wb)
    を通る上記外気から上記タービンケース内部への流れの
    方向と一致することを特徴とする請求項1に記載の復水
    タービン。
  3. 【請求項3】 平衡ピストンシール(Wc)が上記生蒸
    気側で最も後方の機械的表面シール(Wa)の後ろに挿
    入され、上記平衡ピストンシール(Wc)は同様に機械
    的表面シールとして構成されていることを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の復水タービン。
  4. 【請求項4】 生蒸気入口(FD)と、排気出口(A
    D)と、タービンローターを携えたタービンシャフト
    (TW)の領域でタービンケースを密封するための少な
    くとも2つのシール(Wd、Wb)と、を備え、少なく
    とも1つのシール(Wd)が生蒸気側に設けられ、1つ
    のシール(Wb)が排気側に設けられた復水タービンに
    おいて、 少なくとも1つのシール(Wd、Wb)のそれぞれは、
    上記生蒸気側および排気側でガス潤滑型の機械的表面シ
    ールとして用いられ、上記生蒸気側で平衡ピストンシー
    ル(Wd)として機能する機械的表面シールは、上記タ
    ービンケースを通るシャフト通路を密封する機能も果
    し、上記タービンシャフト(TW)の軸受(AL)は、
    上記タービンシャフト(TW)上に作用する補償されな
    い推力を吸収できるような方法で設けられていることを
    特徴とする復水タービン。
  5. 【請求項5】 上記タービンシャフト(TW)の上記軸
    受(AL)は、上記タービンシャフト上で作動し平衡ピ
    ストンにより釣合わされないブレードの残りの推力を吸
    収できるような方法で設けられていることを特徴とする
    請求項4に記載の復水タービン。
  6. 【請求項6】 上記タービンシャフト(TW)の上記軸
    受(AL)は、アイドリング中および運転中に上記ター
    ビンシャフトに作用する推力を両方の軸方向で吸収でき
    るような方法で設けられていることを特徴とする請求項
    4に記載の復水タービン。
  7. 【請求項7】 上記平衡ピストンシール(Wd)のシー
    リングギャップが起動および回転動作中に拡張可能とな
    る補助手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれか1つに記載の復水タービン。
  8. 【請求項8】 拡張のために必要とされる上記補助手段
    は、起動中および回転動作中に、必要とされる幅への上
    記シーリングギャップの開放を許容する機械的作動部材
    から成ることを特徴とする請求項7に記載の復水タービ
    ン。
  9. 【請求項9】 拡張のために必要とされる上記補助手段
    は空力的に機能し、蒸気供給部(K1)は蒸気平衡ピス
    トンシール(Wc)を含むシール空間(DRc)内へ作
    用され、上記蒸気供給部(K1)は回転動作中に正圧を
    生じ、通常動作中にバルブ(V)により遮断できること
    を特徴とする請求項7に記載の復水タービン。
  10. 【請求項10】 上記平衡ピストンシール(Wc)の上
    流に緊急シールとして従来のラビリンスシールが設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1
    つに記載の復水タービン。
  11. 【請求項11】 上記平衡ピストンシール(Wc)の下
    流に緊急シールとして従来のラビリンスシールが設けら
    れていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    1つに記載の復水タービン。
  12. 【請求項12】 緊急シールとして機能する少なくとも
    1つのラビリンスシールの前および後ろにおける圧力差
    が計測され、予め決定された制限値が限度を超えた場合
    に上記蒸気タービンが緊急制止されることを特徴とする
    請求項10または11のいずれかに記載の復水タービ
    ン。
  13. 【請求項13】 機械的表面シールおよび/或いは機械
    的表面シールを収容するシールケースは、装置に設けら
    れた上記タービンローターに離れずに閉塞リング部材と
    して摺接されていることを特徴とする請求項1乃至12
    のいずれか1つに記載の復水タービン。
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