JPH0849407A

JPH0849407A - 角コラム用仮設作業ステージ

Info

Publication number: JPH0849407A
Application number: JP20445594A
Authority: JP
Inventors: Yuji Yamanaka; 裕二山中; Kozo Ueda; 幸三上田; Masaru Kitagaki; 勝北垣
Original assignee: SASAI KENSETSU SANGYO KK; Daiwa House Industry Co Ltd; Asahi Sangyo Co Ltd
Current assignee: SASAI KENSETSU SANGYO KK; Daiwa House Industry Co Ltd; Asahi Sangyo Co Ltd
Priority date: 1994-08-05
Filing date: 1994-08-05
Publication date: 1996-02-20

Abstract

(57)【要約】【目的】運搬、組立が容易で、様々な径の角コラムに
対応できる安全な角コラム用仮設作業ステージを提供す
る。【構成】受金具２、ブラケット３、床板４、手摺５等
で仮設作業ステージを構成する。受金具２は、角コラム
１に固定されるものであり、昇降用タラップのものが流
用できる。ブラケット３は角コラム１の４隅から対角線
方向外側へ各々延びて４個設けられ、基端のフック部で
受金具２に係止される。床板４は４枚設けられ、隣合う
一対のブラケット３，３間に各々載せらる。また、床板
４は、ブラケット３の突出方向に延びる長孔１４を両側
部に形成し、長孔１４を貫通するねじ部材１０，１１で
ブラケット３に取付ける。手摺５は、床板４に設けられ
た手摺取付具１５に下端が差し込み状態に取付られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、鉄骨建物の建方時に
上下の角コラムの継手を現場溶接する場合などに足場と
して利用する角コラム用仮設作業ステージに関する。

【０００２】

【従来の技術】鉄骨建物の建築現場では、上下の角コラ
ムの継手を溶接するための足場として仮設作業ステージ
が必要になる。このような仮設作業ステージの従来例と
して、鋼管足場とシステム足場の２種類がある。このう
ち、前記鋼管足場は、鉄骨建方、デッキプレート敷き込
み終了後に、足場用鋼管を組み合わせて作業ステージと
するものである。

【０００３】一方、前記システム足場は、例えば図８
（Ａ），（Ｂ）に斜視図および平面図で示すように、床
板３１、塞ぎ板３２、手摺３３、連結手摺３４などのス
テージ部品を鉄骨建方時に角コラム３０に組み付けて作
業ステージとするものである。すなわち、工場において
角コラム３０の対向する両側面に床板取付用の先付けピ
ース３５，３５を予め溶接により取付けておき、現場で
は先付けピース３５の孔に一対の床板３１，３１の取付
ピン３６を差し込んでロックする。また、角コラム３０
に取付けた左右一対の床板３１，３１間に塞ぎ板３２を
渡し、床板３１の周縁に設けたソケット３７に手摺３３
の下端を差込み、固定ピンで固定する。左右の手摺３
３，３３間は連結手摺３４で連結する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前記鋼管足場
の場合は、人力による鋼管の運搬や組立作業に時間がか
かる。また、角コラムの大きさに合わせて作業ステージ
を組まねばならないので、枠組み足場用の鋼製歩み板を
利用できない場合が多く、この場合には鋼管に木製の歩
み板を載せただけの不安定な構成となり、安全上問題が
ある。前記システム足場の場合は、鋼管足場よりは組
立，運搬が簡単になるが、大型部品があって、部品重量
が重く、運搬には重機が必要になる。このため、いずれ
の足場の場合も、組立作業は溶接工ではなく建方工また
は足場工が行うことが必要となり、現場管理が煩雑とな
る。また、前記システム足場の場合、先付けピース３５
は使い捨てとなるが、形状が複雑なためにコストが高
い。さらに、角コラム３０の大きさが異なると、それに
合った大きさのステージ部品を用意する必要があり、種
類数が増えてコストが高くなるという問題点がある。

【０００５】この発明の目的は、運搬、組立が容易で、
様々な大きさの角コラムに対応できる安全な角コラム用
仮設作業ステージを提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】この発明の角コラム用仮
設作業ステージは、主に受金具、ブラケット、床板およ
び手摺で構成される。前記受金具は、鉄骨製の角コラム
に固定されてこの角コラムの各隅の両側に上向きに開口
する係合孔を有する。前記ブラケットは、角コラムの４
隅から対角線方向外側へ各々延びて４個設けられる。こ
れらブラケットは、前記受金具の前記角コラム隅部の両
側の係合孔に各々係合する一対のフック部を基端に有
し、かつこのフック部の下方に前記角コラムの側面に当
接する当たり部を有する。前記床板は４枚設けられ、隣
合う一対のブラケット間に各々載せられてこれらブラケ
ットに固定される。各床板は手摺取付具を有するものと
する。前記手摺は、その下端が床板の手摺取付具に取付
けられる。

【０００７】この構成の角コラム用仮設作業ステージに
おいて、前記床板の両側部に、前記ブラケットの突出方
向に延びる長孔を形成し、この長孔を貫通するねじ部材
で前記ブラケットに床板を取付けても良い。前記床板
は、アルミまたはアルミ合金製とすることが望ましい。
また、隣合う前記各手摺間には手摺繋ぎを連結すること
が望ましい。この手摺繋ぎの中間部には補助ロープの一
端を連結し、その他端を前記手摺よりも上方で前記角コ
ラムに固定する。

【０００８】

【作用】この構成の仮設作業ステージによると、組立に
際しては、角コラムに設けられた受金具に各ブラケット
のフック部を係合させて、各ブラケットを角コラムの４
隅から対角線方向外側へ各々延ばす。ついで、４枚の床
板を隣合う一対のブラケット間に各々載せてこれらブラ
ケットに固定する。この床板の手摺取付具に手摺の下端
を取付ける。このように簡単な作業で仮設作業ステージ
の組立が行え、組立時間が短縮される。この場合に、各
床板は４枚に分割され、またブラケットも４個に分けて
設けられるので、各部品の重量が軽く、運搬が容易であ
り、これらのため作業ステージの使用者となる溶接工等
によってもこの作業ステージの組立が行える。床板をア
ルミまたはアルミ合金製とした場合は、その重量が軽く
なり、ステージ部品の運搬および組立がさらに簡単にな
る。前記受金具は、角コラムに固定されてこの角コラム
の各隅の両側に上向きに開口する係合孔を形成するもの
であるため、例えば昇降用タラップの受金具を流用で
き、低コスト化が図れる。

【０００９】また、床板は、角コラムの４隅から対角線
方向の外側へ延びるブラケット上に載せるので、角コラ
ムの径が種々異なっても、予め大径の角コラムに応じて
床板の寸法を設定しておくことで、同じ部品で対処でき
る。すなわち、角コラムの径が異なっても、角コラムの
周囲に４個並べられる床板の位置は変わらず、角コラム
の外面に取付けられるブラケットの位置が、角コラムの
径に応じて床板の内外へずれるだけとなる。このよう
に、種々の径の角コラムに自由に対処できる。この場合
に、床板の両側部にブラケットの突出方向へ延びる長孔
を形成しておき、この長孔を貫通するボルト等のねじ部
材で前記ブラケットに床板を取付ける構成とすると、コ
ラム径に応じてブラケットの床板に対する相対位置が内
外に種々変わっても、任意位置で床板をねじ部材で固定
することができ、コラム径への対処が一層容易となる。
また、この仮設作業ステージは、角コラムの４周に床板
を配置し、これらを角コラムに固定されたブラケットに
固定しており、また各床板に手摺を取付けるので、安全
性が高い。この場合に、隣合う前記各手摺間に手摺繋ぎ
を連結し、この手摺繋ぎの中間部に一端を連結した補助
ロープの他端を、前記手摺よりも上方で前記角コラムに
固定した場合は、仮設作業ステージの角コラムへの取付
安定度が増大し、それだけ安全性が向上する。

【００１０】

【実施例】この発明の一実施例を図１ないし図７に基づ
いて説明する。この実施例の角コラム用仮設作業ステー
ジは、角形鋼管等からなる角コラム１に固定する受金具
２と、この受金具２に係合するブラケット３と、このブ
ラケット３上に固定される床板４と、この床板４の外側
縁に下端が取付けられる手摺５などによって構成され
る。前記受金具２は昇降用タラップの受金具として予め
角コラム１の側面に溶接により固定されるものであっ
て、図３（Ａ），（Ｂ）に平面図および正面図で示すよ
うに、角コラム１の１隅に重なる略Ｌ字状に曲折した帯
材である。この受金具２の両端近傍にはそれぞれ係合用
突曲部２ａが形成されている。この受金具２は、角コラ
ム１の各隅に固定された状態において、前記係合用突曲
部２ａが上向きに開口する昇降タラップ係合用の係合孔
６を形成し、仮設作業ステージの組立時にはその係合孔
６が前記ブラケット３の係合孔として利用される。

【００１１】図４に示すように、前記ブラケット３は、
矩形枠体７の基端に、前記受金具２の角コラム隅部の両
側の係合孔６，６に各々係合する一対のフック部８，８
を形成し、かつ各フック部８の下方に、角コラム１の側
面に当接する当たり部９を形成したものである。これら
フック部８および当たり部９は、１枚の平鋼を屈曲させ
た板状片２５の上下端に形成したものであり、矩形枠体
７の両側の側部フレーム７ａ，７ａの内端に溶接接合し
たアングル材からなる縦フレーム７ｃに溶接されてい
る。縦フレーム７ｃは、その両フランジの先端を側部フ
レーム７ａに溶接し、外面に前記板状片２５を接合して
いる。これにより、両フック部８，８は角コラム１の１
隅を挟む両側面に対して各々垂直に向けて突設される。
したがって、両フック部８，８を前記受金具２の対応す
る係合孔６，６に係合させた状態で、各ブラケット３の
矩形枠体７は、角コラム１の４隅から対角線方向外側へ
各々水平に延びる姿勢となる。前記縦フレーム７ｃの下
部と側部フレーム７ａとの間には補強フレーム７ｄが接
合してある。また、矩形枠体７の両側の側部フレーム７
ａ，７ａには、その長手方向に互いに並んで、各々ねじ
部材である長ナット１０，スタッド１１および長ナット
１０が設けられ、これら長ナット１０およびスタッド１
１にはブラケット３上に載せられる床板４を締付け固定
する蝶ボルト１２および蝶ナット１３が各々螺着され
る。

【００１２】図２に示すように、床板４は角コラム１を
取り囲むように４枚並べて設けられ、各床板４は隣合う
一対のブラケット３，３間に渡って載せられて前記蝶ボ
ルト１２および蝶ナット１３によりブラケット３に固定
される。これら床板４は、アルミまたはアルミ合金製の
ものであって、図５（Ａ）に平面図で示すように略六角
形に形成される。すなわち、床板４は、上面を滑り止め
用の凹凸面に加工した板材４ａを、その外周の外枠体４
ｂ上に設けたものであり、外枠体４ｂは、角コラム１に
対する遠方位置の平行辺を除く各辺を、アングル材状の
床フレーム材４ｂａとし、かつ前記平行辺を立て向きの
平板状の床フレーム材４ｂｂとしてある。なお、板材４
ａと外枠体４ｂとは一体に成形しても良い。また、各床
板４の両側部には、対応するブラケット３の突出方向に
延びる一対の長孔１４，１４が各々形成され、ブラケッ
ト３の側部フレーム７ａに配列された前記長ナット１０
およびスタッド１１が前記長孔１４に整合する。スタッ
ド１１は長孔１４から突出していて、ブラケット３に対
して床板４をブラケット３の突出方向に位置調整すると
きのガイド部材となっている。

【００１３】さらに、各床板４の前記平行辺となる外縁
の両端には手摺５の両脚５ａ，５ａの下端を取付ける手
摺取付具１５，１５が設けられている。この手摺取付具
１５は、図５（Ｃ），（Ｄ）に平面図および側面図で示
すように、手摺５の脚下端が差し込まれる丸パイプ状の
ソケット１６と、このソケット１６内にねじこまれて手
摺５を固定する固定ボルト１７とからなる。固定ボルト
１７は、手摺５のソケット１６内への差し込み部に設け
られた固定孔（図示せず）を貫通するように設けてあ
る。手摺５は、丸パイプを門形に組み、中間高さに丸パ
イプの補強桟５ｂを設けたものであり、全体をアルミま
たはアルミ合金製としてある。

【００１４】隣合う各手摺５，５間は、図６（Ａ），
（Ｂ）に示す手摺繋ぎ１８によってそれぞれ連結する。
この手摺繋ぎ１８は、本体ロッド１８ａの両端に手摺５
を把持する把持部１８ｂを設けたものであり、本体ロッ
ド１８ａの中間部にはロープ連結環１８ｃが設けられて
いる。把持部１８ｂは、片方の分割部をヒンジで開閉自
在に連結した二つ割りのリング状のものであり、手摺５
の丸パイプからなる脚５ａを囲んだ状態で、他方の分割
部がボルト等の締め付け具（図示せず）で締め付けられ
る。前記ロープ連結環１８ｃには、図１のように補助ロ
ープ１９の一端が連結され、その補助ロープ１９の他端
はブラケット３が係合した受金具２よりも上方位置に固
定された別の受金具２に連結される。すなわち、補助ロ
ープ１９の他端は、手摺繋ぎ１８に対応する角コラム１
の１隅と受金具２との間にできる隙間Ｇ（図３（Ａ））
に連結される。これにより、各手摺繋ぎ１８が補助ロー
プ１９によって角コラム１に支持され、角コラム１への
仮設作業ステージの取付強度がさらに向上する。

【００１５】この仮設作業ステージの組立は、次の手順
で行う。なお、角コラム１には予め昇降用タラップの受
け金具２を溶接しておく。組立に際しては、まず各ブラ
ケット３を受け金具２に差し込む。この上に床板４を載
せて蝶ボルト１２等で固定する。次に、手摺５を床板４
の手摺取付具１５に差し込み、手摺繋ぎ１８で固定す
る。この後、手摺繋ぎ１８と角コラム１とを補助ロープ
１９で繋ぐ。様々なコラム径への対応は次のように行わ
れる。角コラム１の径が変わると、ブラケット３の取付
位置は４５°の方向、すなわち対角線方向に変化するこ
とになる。各床板４の位置はコラム径が変化しても変わ
らず、したがってブラケット３に対する床板４の載置位
置がブラケット３の突出方向に変化することになる。例
えば、図２（Ａ）は、角コラム１の径が小さい場合であ
り、床板４は角コラム１から離れていて、ブラケット３
の先端側に載せられている。図７は角コラム１の径が大
きい場合であり、床板４は角コラム１に近づいていて、
ブラケット３の基端側に載せられている。このようにブ
ラケット３と床板４の位置関係が変わっても、床板４に
はその位置関係の変化の方向に沿って長孔１４が設けら
れ、またブラケット３にもその位置関係の変化の方向に
並んでスタッド１１や長ナット１０が設けられているた
め、位置関係が変わっても必ず長孔１４の下に長ナット
１０等があることになり、床板４とブラケット３との固
定が可能となる。

【００１６】この仮設作業ステージによると、このよう
に全体を差し込み結合やボルト止め等による組立形式と
しているので、組立時間が短縮される。また、床板４に
長孔１４を明け、蝶ボルト１２等のねじ部材で固定する
構造としているので、様々な径の角コラム１に対応でき
る。床板４はボルト固定しているので、安全である。ま
た、床板４を４個に分割し、しかも床板４および手摺５
をアルミまたはアルミ合金製としているので、運搬，組
立に重機を必要としない。先付けピースとなる受金具２
は鉄骨昇降用タラップの受金具を流用しているため、低
コストである。さらに、作業ステージの組立、運搬が簡
単にできるので、溶接工でも作業ステージの組立がで
き、多能工化による現場管理の簡素化が図れる。

【００１７】

【発明の効果】この発明の角コラム用仮設作業ステージ
は、角コラムに固定した受金具の各係合孔に４個のブラ
ケットの基端のフック部を係合させて、各ブラケットを
角コラムの４隅から対角線方向外側へ各々延ばし、４枚
の床板を隣合う一対のブラケット間に各々載せてこれら
ブラケットに固定し、これら床板の手摺取付具に手摺の
下端を取付けるようにしたため、各構成部品を差し込み
やボルト止め等による組立形式とでき、しかも床板等の
各部品が運搬容易な程度の小さな軽い部品とできて、角
コラムに対して仮設作業ステージを簡単に組付けること
ができる。請求項２の発明の場合は、床板の両側部に、
前記ブラケットの突出方向に延びる長孔を形成し、この
長孔を貫通するねじ部材で前記ブラケットに床板を取付
けたため、コラム径の変化によりブラケットの取付位置
がブラケット突出方向に変化しても、床板のブラケット
への固定が簡単に行える。そのため、様々な径の角コラ
ムに使用できる。また、床板をブラケットにねじ固定で
きるため、安全である。請求項３の発明の場合は、床板
をアルミまたはアルミ合金製としたので、床板の重量が
軽くなり、ステージ部品の運搬および組立がさらに簡単
になる。請求項４の発明の場合は、隣合う前記角手摺間
に手摺繋ぎを連結し、この手摺繋ぎの中間部に一端を連
結した補助ロープの他端を、前記手摺よりも上方で前記
角コラムに固定したため、仮設作業ステージの角コラム
への取付強度が増大し、それだけ安全性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例である角コラム用仮設作業
ステージの斜視図である。

【図２】（Ａ）は同仮設作業ステージの平面図、（Ｂ）
は同正面図、（Ｃ）は（Ａ）におけるIII −III 矢視断
面図である。

【図３】（Ａ）は受金具の平面図、（Ｂ）は同受金具の
正面図である。

【図４】（Ａ）〜（Ｄ）はそれぞれブラケットの平面
図、側面図、要部拡大平面図および要部拡大側面図であ
る。

【図５】（Ａ）は床板の平面図、（Ｂ）は手摺の正面
図、（Ｃ）は手摺取付具の平面図、（Ｄ）は同手摺取付
具の側面図である。

【図６】（Ａ），（Ｂ）は手摺繋ぎの一部破断平面図お
よび要部正面図である。

【図７】大径の角コラムへの仮設作業ステージの取付け
状態を示す平面図である。

【図８】（Ａ），（Ｂ）は従来例の斜視図および平面図
である。

【符号の説明】

１…角コラム、２…受金具、３…ブラケット、４…床
板、５…手摺、６…係合孔、８…フック部、９…当たり
部、１０…長ナット、１１…スタッド、１４…長孔、１
５…手摺取付具、１８…手摺繋ぎ、１８ｃ…ロープ連結
環、１９…補助ロープ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者上田幸三奈良県大和郡山市下三橋町18−１笹井建設産業株式会社内 (72)発明者北垣勝大阪府吹田市岸部南２丁目２−15 アサヒ産業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】鉄骨製の角コラムに固定されてこの角コ
ラムの各隅の両側に上向きに開口する係合孔を形成する
受金具と、この受金具の前記角コラム隅部の両側の係合
孔に各々係合する一対のフック部を基端に有しかつこの
フック部の下方で前記角コラムの側面に当接する当たり
部を有し各々前記角コラムの４隅から対角線方向外側へ
延びる４個のブラケットと、各々手摺取付具を有しかつ
隣合う一対のブラケット間に各々載せられてこれらブラ
ケットに固定される４枚の床板と、これら床板の前記手
摺取付具に下端が取付けられた複数の手摺とを備えた角
コラム用仮設作業ステージ。
【請求項２】前記床板が、前記ブラケットの突出方向
に延びる長孔を両側部に有し、この長孔を貫通するねじ
部材で前記ブラケットに取付けられた請求項１記載の角
コラム用仮設作業ステージ。
【請求項３】前記床板がアルミまたはアルミ合金製の
ものである請求項１または請求項２記載の角コラム用仮
設作業ステージ。
【請求項４】隣合う前記各手摺間に手摺繋ぎを連結
し、この手摺繋ぎの中間部に一端を連結した補助ロープ
の他端を、前記手摺よりも上方で前記角コラムに固定さ
れた前記受金具に連結した請求項１または請求項２また
は請求項３記載の角コラム用仮設作業ステージ。