JPH0848846A - 成形用イミド樹脂組成物 - Google Patents

成形用イミド樹脂組成物

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JPH0848846A
JPH0848846A JP6185998A JP18599894A JPH0848846A JP H0848846 A JPH0848846 A JP H0848846A JP 6185998 A JP6185998 A JP 6185998A JP 18599894 A JP18599894 A JP 18599894A JP H0848846 A JPH0848846 A JP H0848846A
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JP
Japan
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less
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bis
resin composition
molding
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JP6185998A
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Yasuhiro Hirano
泰弘 平野
Masatsugu Akiba
真継 秋庭
Hiroshi Shiomi
浩 塩見
Noriaki Saito
憲明 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】流れ性が優れ、高Tgを示す成形物を与え、それ
を用いて半導体の封止を行った場合、耐パッケージクラ
ック性の優れた半導体を与える、成形用イミド樹脂組成
物を提供すること。 【構成】マレイミド基を有する化合物を必須成分とし、
平均粒径0.1μm以上1.5μm以下の球状粉末(x
成分)と、平均粒径2μm以上15μm以下の球状粉末
(y成分)と、平均粒径が20μm以上70μm以下の
球状粉末(z成分)からなる充填材を含有してなり、
x、y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成分の
割合が、それぞれ10体積%以上24体積%以下、0.
1体積%以上66体積%以下、24体積%以上76体積
%以下であることを特徴とする成形用イミド樹脂組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形やトランスフ
ァー成形に適した充填材含有イミド樹脂組成物に関し、
特に、電子部品の封止用材料として有用なイミド樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、LSI、IC、トランジスタ等、
半導体の封止には、経済的に有用なエポキシ樹脂組成物
のトランスファーモールドが行われている。特に、最近
では、LSIの表面実装が行われており、半導体の基盤
への実装時に半導体パッケージが直接半田浴中に浸漬さ
れる場合が増えてきている。この時、封止パッケージが
200 ℃以上の高温にさらされるため、封止パッケージ中
に吸湿していた水分が膨張してクラックが入ったり、熱
ストレスによる応力のため素子や金属フレームと封止材
界面との間に剥離を生じる。クラックや剥離界面から侵
入した湿気等の影響により、素子の不良が発生すること
が問題となっている。このため樹脂封止材には低吸湿性
および耐クラック性が要求される。現状では、o −クレ
ゾールノボラックのグリシジルエーテル化物やテトラメ
チルビフェノールのグリシジルエーテル化物等のエポキ
シ化合物を通常使用する。これらの化合物にシリカ等の
無機充填材を加えて封止材とするが、近年の技術動向と
して充填材の含有量を上げる検討がなされている。例え
ば、シリカ系充填材の含量を増すことにより樹脂に由来
する吸湿量を低減させ、かつシリコンチップと半導体パ
ッケージとの熱膨張率を近づけることで熱時の発生応力
を緩和する手法でパッケージクラックや剥離の発生を回
避する方策が有効とされてきている。
【0003】シリカ系充填材の含量を増加させるため
に、使用する樹脂の粘度を低減させる方法が考えられ
る。しかし、一般にエポキシ樹脂の場合では粘度を低減
すると硬化物のガラス転移点温度(Tg)は低下する傾向
にある。Tgを超えた温度領域では硬化成形物の力学物性
は低下することから、自動車のエンジン回りの電子制御
部品やパワーIC等、パッケージ自身に耐熱性を必要と
する分野等に高Tgを示す封止材が要求されている。
【0004】Tgの低い樹脂を用いないで高充填を達成す
るためには、充填材側での工夫が必要となる。一般に、
一種類の球状充填材を用いた場合では六方最密充填(7
4体積%)以上には充填材を詰めることはできない。従
って、高充填を達成するためには大きい球の隙間に小さ
い球を詰める手段が有効であり、この方針に沿って多成
分系の充填材を用いて高充填化を達成する優れた研究が
数多くなされている。具体的には平均粒径の異なる二種
類の充填材を使用する例(特公昭63−26128)、
球状充填材と微小球状充填材の二種類の充填材を使用す
る例(特開平5−239321)、二種類の球状粒子と
破砕状粒子の合計三種類の粒子を充填材とする例(特開
平5−230284)や、本発明とは異なる使用混合比
を規定した三種類のシリカ粉を使用する例(特開平2−
261856)等が挙げられる。これらの例はそれぞれ
の実施例が示す通り、充填材量が80重量%前後の場合
で非常に優れた溶融時の流れ性と硬化成形性を示す。し
かし充填材量が90重量%前後に達すると、テトラメチ
ルビフェノールのグリシジルエーテル化物等の非常に溶
融粘度の低い一部の限られた熱硬化性樹脂以外では樹脂
組成物の流れ性が損なわれ、パッケージに成形すること
が困難となる。
【0005】上記以外にもマレイミド化合物と三、四種
類の球状シリカを充填材とする先駆的な例(特開平4−
285617)がある。この場合では最小粒子に0.1
μm未満の粒子を用いているが、この様な超微粒子は凝
集しやすく、樹脂組成物中であたかも大きな直径を持つ
粒子の様に振る舞う。一次粒子まで超微粒子を分散させ
ることにより、この問題は回避可能であるが、実際には
樹脂組成物の流れ性は、その混練方法や充填材の分散度
の差異に大きく依存し、実験の再現性に欠けるという問
題点がある。
【0006】また、パッケージクラックを回避する方法
として樹脂自身の吸湿率を下げる手法や、反応性シリコ
ーンによる変性により低応力化する手法が知られてい
る。この場合は充填材の割合が樹脂組成物に対し65〜
80重量%であってもパッケージクラックを防ぐことが
できるとされる。しかしながらイミド樹脂の欠点である
吸湿率の高さを低減するためにイミド化合物に疎水性基
を導入したり、シリコーン変性による低応力化を行う
と、樹脂成分の粘度はさらに増大する。このため、十分
な流れ性を確保しつつ、さらなる高性能化のための異種
成分の添加やシリカの増量等といった処方上の自由度が
小さくなる。この様に封止材の高性能化と流れ性の増大
は相反する関係にあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、流れ
性が優れ、高Tgを示す成形物を与え、それを用いて半導
体の封止を行った場合、耐パッケージクラック性の優れ
た半導体を与える、成形用イミド樹脂組成物を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、特定配合の充填材を配合した樹脂組成物が
本発明の目的を達成することを見出し、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は以下の通りである。
【0009】(1)マレイミド基を有する化合物、およ
び平均粒径0.1μm以上1.5μm以下の球状粉末
(x成分)と、平均粒径2μm以上15μm以下の球状
粉末(y成分)と、平均粒径が20μm以上70μm以
下の球状粉末(z成分)からなる充填材を含有してな
り、x、y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成
分の割合が、それぞれ10体積%以上24体積%以下、
0.1体積%以上66体積%以下、24体積%以上76
体積%以下であることを特徴とする成形用イミド樹脂組
成物。
【0010】(2)マレイミド基を有する化合物、およ
び平均粒径0.1μm以上1.5μm以下の球状粉末
(x成分)と、平均粒径2μm以上15μm以下の球状
粉末(y成分)と、平均粒径が20μm以上70μm以
下の球状粉末(z成分)と、平均粒径1μm以上70μ
m以下の破砕状粉末(m成分)からなる充填材を含有し
てなり、x、y、z成分の合計体積に占める各x、y、
z成分の割合が、それぞれ10体積%以上24体積%以
下、0.1体積%以上66体積%以下、24体積%以上
76体積%以下であり、m成分の充填材に占める割合が
1重量%以上30重量%以下であることを特徴とする成
形用イミド樹脂組成物。
【0011】(3)球状粉末x、y、z成分の平均粒径
がそれぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10
μm以下、20μm以上50μm以下である上記(1)
または(2)記載の成形用イミド樹脂組成物。
【0012】(4)球状粉末x、y、z成分の平均粒径
がそれぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10
μm以下、20μm以上50μm以下であり、かつx、
y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成分の割合
が、それぞれ10体積%以上24体積%以下、0.1体
積%以上36体積%以下、57体積%以上76体積%以
下である上記(1)または(2)記載の成形用イミド樹
脂組成物。
【0013】(5)球状粉末x、y、z成分の平均粒径
がそれぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10
μm以下、20μm以上50μm以下であり、かつx、
y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成分の割合
が、それぞれ10体積%以上20体積%以下、4体積%
以上30体積%以下、60体積%以上76体積%以下で
ある上記(1)または(2)記載の成形用イミド樹脂組
成物。
【0014】(6)球状粉末x、y、z成分が球状シリ
カからなり、破砕状粉末m成分が平均粒径1μm以上3
0μm以下のシリカ粉末である上記(2)、(3)、
(4)または(5)記載の成形用イミド樹脂組成物。
【0015】(7)該充填材の全組成物に対する割合が
60重量%以上94重量%以下であり、EMMI−1−
66規格に準じて175℃×70kg/cm2で測定したスパ
イラルフローが20インチ以上である上記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載の成
形用イミド樹脂組成物。
【0016】(8)該充填材の全組成物に対する割合が
81重量%以上92重量%以下である上記(7)記載の
成形用イミド樹脂組成物。
【0017】(9)マレイミド基を有する化合物が、分
子中に二個以上のマレイミド基を持つポリマレイミドで
ある上記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)または(8)記載の成形用イミド樹脂組
成物。
【0018】(10)マレイミド基を有する化合物が、
分子中に二個のマレイミド基を持つビスマレイミドであ
る上記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、
(6)、(7)、(8)または(9)記載の成形用イミ
ド樹脂組成物。
【0019】(11)マレイミド化合物が分子内にエー
テル結合を持つビスマレイミドである上記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)、(9)または(10)記載の成形用イミド樹脂
組成物。
【0020】(12)エポキシ樹脂を含んでなる上記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)、(8)、(9)、(10)または(11)記載
の成形用イミド樹脂組成物。
【0021】以下に本発明の内容を具体的に説明する。
本発明で使用される球状粉末としては、例えば、シリ
カ、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪
素、珪砂、珪石粉末、タルク、ホワイトカーボン、アエ
ロジル、ウォラストナイト、マイカ、クレー、ガラス
球、金属球等があり、熱膨張率および高純度の面から溶
融シリカ粉末、結晶シリカ粉末、アルミナ粉末等からな
る球状粉末が好ましい。
【0022】球状粉末の形状は、鋭利な角を持たないア
スペクト比1.0〜1.2の実質的な球形であれば良
い。溶射法やゾル−ゲル法で作製された市販球状シリカ
粉末程度の球形度を持つものが好ましいが、これらより
真球に近い物はさらに好ましい。また、球形化処理が困
難な場合には微粉末化してからメカノケミカル的手法に
よりバインダを加えて球形化することによっても球状粉
末が得られる。
【0023】破砕状粉末の形状は角を持つ多面体等の異
形体であれば良い。中でも合成あるいは天然の石英塊を
粉砕して得られる非晶性または結晶性の石英破砕状粉末
が適し、具体的には溶融破砕シリカ等が好適である。
【0024】本発明で用いる球状粉末はx、y、z成分
の三群からなる。x、y、z成分はそれぞれ平均粒径
0.1μm以上1.5μm以下、平均粒径2μm以上1
5μm以下、平均粒径20μm以上70μm以下であ
り、好ましくはそれぞれ平均粒径0.1μm以上1.0
μm以下、平均粒径2μm以上10μm以下、平均粒径
20μm以上50μm以下である。x成分として、平均
粒径0.1μm未満の粉末を用いると、粒子同士の凝集
のために樹脂組成物への均一な分散が困難となって流れ
性が損なわれることがあり、平均粒径が70μmを超え
るものは、その樹脂組成物で半導体の封止を行なった場
合、半導体素子の微細部分への充填が困難となるので好
ましくない。x、y、z成分のそれぞれの平均粒径値が
上記範囲を外れると、樹脂組成物の流れ性が減少するの
で好ましくない。本発明で用いる各球状粉末の粒径分散
は狭い方が好ましく、さらには単一分散に近いものが適
している。このためx、y、z成分共に分級操作で粒径
を揃える操作を行ったものを使用することが好ましい。
なお、本発明での平均粒径とは、レーザー散乱粒度分布
計等の粒度分布測定装置を用いて粒子径分布を測定した
場合の、重量累積50%の時の粒径値で定義される。
【0025】球状粉末x、y、z成分の配合比は、xと
yとz成分の計算上の合計体積に対するx、y、z成分
の体積の割合は、それぞれ10体積%以上24体積%以
下、0.1体積%以上66体積%以下、24体積%以上
76体積%以下であり、好ましくはそれぞれ10体積%
以上24体積%以下、0.1体積%以上36体積%以
下、57体積%以上76体積%以下がであり、さらに好
ましくはそれぞれ10体積%以上20体積%以下、4体
積%以上30体積%以下、60体積%以上76体積%以
下である。この範囲以外では樹脂組成物の流れ性は低下
する。
【0026】本発明でのx、y、z成分の体積%は、そ
れぞれの重量を各成分の真比重で割った値をそれぞれの
成分の体積として計算したものである。一般に、粒子径
分布を持つ粒子の見掛けの体積は、測定容器への充填の
仕方、異種の粒子の集合体を混合する場合にはその混合
の前後等で変化する。従って、本発明では粒子集合体の
各成分の体積%の計算に見掛けの体積を使わない。
【0027】本発明で使用される破砕状粉末(m成分)
は平均粒径が1μm以上70μm以下、好ましくは1μ
m以上30μm以下のものが用いられる。破砕状粉末
(m成分)の配合比は、球状粉末x、y、z成分および
破砕状粉末m成分の合計重量に対するm成分の重量の割
合として1重量%以上30重量%以下である。配合量が
この範囲未満であると樹脂の種類、封止装置や金型の形
状によって発生するバリやフラッシュ(樹脂分の滲み出
しによる樹脂薄膜)の低減効果に乏しく、この範囲を超
えると樹脂組成物の流れ性が低下する。
【0028】本発明で使用する充填材は予め十分混合し
ておくことが好ましい。具体的には回転翼や空気を利用
するミキサーやコニーダー等の装置、容器を振動、震
盪、回転させる装置等を用いて混合することができる。
充填材が十分混練されているかどうかの判定には異なる
場所でのサンプルの粒度分布を測定し、それらが実質的
に同一であるかどうかを調べると良い。また、必要に応
じて充填材をカップリング剤や樹脂で予め処理して用い
ても良い。処理の方法としては溶媒を用いて混合した後
に溶媒を留去する方法や、直接充填材に配合し、混合機
を用いて処理する方法がある。
【0029】本発明において、充填材は、全組成物に対
し50重量%以上95重量%以下で使用できる。この範
囲未満では公知の充填材配合で十分な流れ性が得られる
ため、本発明を適用する意義が薄く、この範囲を超える
と流れ性が損なわれる。充填材の持つ低吸湿性、低熱膨
張性を活かすため、充填材量は60重量%以上94重量
%以下が好ましく、81重量%以上92重量%以下であ
ればなお好ましい。
【0030】本発明で使用するマレイミド化合物を具体
的に例示すると、フェニルマレイミド、メチルフェニル
マレイミド、マレイミド安息香酸、ヒドロキシフェニル
マレイミド、クロロフェニルマレイミド、ブロモフェニ
ルマレイミド、トリブロモフェニルマレイミド、フェノ
キシフェニルマレイミド、マレイミドフェノキシフェニ
ルメンタン、マレイミドフェノキシフェニルジシクロペ
ンタン等の芳香族モノマレイミド類、オクチルマレイミ
ド、シクロヘキシルマレイミド等の脂肪族モノマレイミ
ド類、
【0031】N,N'−4,4'−ジアミノジフェニルメタンビ
スマレイミド、N,N'−ビス(4 −アミノ−3,5 −ジメチ
ルフェニル)メタンビスマレイミド、N,N'−ビス(4 −
アミノ−3 −エチル−5 −メチルフェニル)メタンビス
マレイミド、N,N'−ビス(4−アミノ−3,5 −ジエチル
フェニル)メタンビスマレイミド、N,N'−4,4'−ジアミ
ノジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N'−3,4'−ジ
アミノジフェニルエーテルビスマレイミド、N,N'−4,4'
−ジアミノジフェニルスルフィドビスマレイミド、N,N'
−4,4'−ジアミノジフェニルスルホンビスマレイミド等
の分子内にベンゼン環を二つ持つ芳香族ビスマレイミド
類、
【0032】N,N'−2, 2' −ビス〔4 −(4 −アミノチ
オフェノキシ)フェニル〕プロパンビスマレイミド、N,
N'−4, 4' −ビス(4 −アミノフェノキシ)ベンゾフェ
ノンビスマレイミド、N,N'−1, 3 −ビス(4, 4' −ア
ミノフェノキシ)ベンゼンビスマレイミド、N,N'−1, 3
−ビス(3, 3' −アミノフェノキシ)ベンゼンビスマ
レイミド、N,N'−1, 4 −ビス(4, 4' −アミノフェノ
キシ)ベンゼンビスマレイミド、N,N'−1, 4 −ビス
(3, 3' −アミノフェノキシ)ベンゼンビスマレイミ
ド、N,N'−4, 4' −ビス(4 −アミノフェノキシ)ビフ
ェニルビスマレイミド、N,N'−4, 4' −ビス(3 −アミ
ノフェノキシ)ビフェニルビスマレイミド、N,N'−4,
4' −ビス(4 −アミノフェノキシ)−3, 3', 5, 5'−
テトラメチルビフェニルビスマレイミド、N,N'−4, 4'
−ビス(3 −アミノフェノキシ)−3, 3', 5, 5'−テト
ラメチルビフェニルビスマレイミド、N,N'−1, 1−ビス
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕シクロヘキ
サンビスマレイミド、N,N'−1 −フェニル−1, 1−ビス
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕メタンビス
マレイミド、N,N'−1, 4−ビス〔ビス(4 −アミノフェ
ニル)メチル〕ベンゼンビスマレイミド、N,N'−1, 1−
ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕シクロ
ヘキサンビスマレイミド、N,N'−2, 2−ビス〔4 −(4
−アミノフェノキシ)フェニル〕メタンビスマレイミ
ド、N,N'−2, 2−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパンビスマレイミド、N,N'−2, 2−ビス
〔4 −(3 −アミノフェノキシ)フェニル〕プロパンビ
スマレイミド、N,N'−2, 2−ビス〔3 −メチル−4 −
(アミノフェノキシ)フェニル〕プロパンビスマレイミ
ド、N,N'−2, 2−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパンビスマレイミド、N,N'−1, 1, 1,
3, 3, 3−ヘキサフルオロ−2, 2−ビス〔4 −トリフル
オロメチル−4 −(アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パンビスマレイミド、N,N'−1,1, 1, 3, 3, 3−ヘキサ
フルオロ−2, 2−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパンビスマレイミド、N,N'−1, 1−ビス
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −t −ブチル−6
−メチルフェニル〕ブタンビスマレイミド、N,N'−1, 1
−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −t −ブチ
ル−6 −メチルフェニル〕プロパンビスマレイミド、N,
N'−1, 1−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −
t −ブチル−6 −メチルフェニル〕エタンビスマレイミ
ド、N,N'−1, 1−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)
−3 −t −ブチル−6 −メチルフェニル〕メタンビスマ
レイミド、N,N'−1, 1, 1, 3, 3, 3−ヘキサフルオロ−
2, 2−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −t −
ブチル−6 −メチルフェニル〕プロパンビスマレイミド
等の分子内に三つ以上のベンゼン環を持つ芳香族ビスマ
レイミド類、
【0033】トリス〔4 −(4 −マレイミドフェノキ
シ)フェニル〕メタン、1, 1, 2, 2−テトラキス(4 −
マレイミドフェニル)エタン、1, 1, 2, 2−テトラキス
(4 −マレイミドフェニルメチル)ベンゼン、アニリン
とホルマリンのアニリンノボラック樹脂、アニリンと
α, α' −キシレンジクロリド等のキシレン誘導体を原
料とするアラルキルアニリン樹脂等の分子内に三つ以上
のマレイミド基を持つ芳香族マレイミド類、
【0034】N,N'−ジアミノナフタレンビスマレイミ
ド、N,N'−2, 7−ビス(4, 4' −アミノフェノキシ)ナ
フタレンビスマレイミド、N,N'−2, 7−ビス(3, 3' −
アミノフェノキシ)ナフタレンビスマレイミド、N,N'−
2, 7−ビス(3, 4' −アミノフェノキシ)ナフタレンビ
スマレイミド、N,N'−1, 6−ビス(4, 4' −アミノフェ
ノキシ)ナフタレンビスマレイミド、N,N'−1, 6−ビス
(3, 3' −アミノフェノキシ)ナフタレンビスマレイミ
ド、N,N'−1, 6−ビス(3, 4' −アミノフェノキシ)ナ
フタレン等のナフタレン環含有芳香族ビスマレミド類、
【0035】N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキ
シ)フェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔2 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕メンタンビ
スマレイミド、N,N'−ビス〔4 −(3 −アミノフェノキ
シ)フェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔2 −(3 −アミノフェノキシ)フェニル〕メンタンビ
スマレイミド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキ
シ)−3 −メチルフェニル)メンタンビスマレイミド、
N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3, 5−ジ
メチルフェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −ブチル−6 −メ
チルフェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔4 −(4 −アミノ−5 −メチルフェノキシ)−3 −メ
チルフェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔4 −(4 −アミノ−5 −メチルフェノキシ)−3, 5−
ジメチルフェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−
ビス〔4 −(4 −アミノ−5 −メチルフェノキシ)−3
−ブチル−6 −メチルフェニル〕メンタンビスマレイミ
ド、N,N'−ビス〔2 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −
メチルフェニル〕メンタンビスマレイミド、N,N'−ビス
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕ジシクロペ
ンタンビスマレイミド、N,N'−ビス〔2 −(4 −アミノ
フェノキシ)フェニル〕ジシクロペンタンビスマレイミ
ド、N,N'−〔2 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕
−〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕ジシクロ
ペンタンビスマレイミド、N,N'−ビス〔4 −(3 −アミ
ノフェノキシ)フェニル〕ジシクロペンタンビスマレイ
ミド、N,N'−ビス〔2 −(3 −アミノフェノキシ)フェ
ニル〕ジシクロペンタンビスマレイミド、N,N'−〔2 −
(3 −アミノフェノキシ)フェニル〕−〔4 −(3 −ア
ミノフェノキシ)フェニル〕ジシクロペンタンビスマレ
イミド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−
3 −メチルフェニル)ジシクロペンタンビスマレイミ
ド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3, 5
−ジメチルフェニル〕ジシクロペンタンビスマレイミ
ド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −
ブチル−6 −メチルフェニル〕ジシクロペンタンビスマ
レイミド、N,N'− ビス〔4 −(4 −アミノ−5 −メチ
ルフェノキシ)−3 −メチルフェニル〕ジシクロペンタ
ンビスマレイミド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノ−5
−メチルフェノキシ)−3, 5−ジメチルフェニル〕ジシ
クロペンタンビスマレイミド、N,N'−ビス〔4 −(4 −
アミノ−5 −メチルフェノキシ)−3 −ブチル−6 −メ
チルフェニル〕ジシクロペンタンビスマレイミド、N,N'
−ビス〔2 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −メチルフ
ェニル〕ジシクロペンタンビスマレイミド、N,N'−〔2
−(4 −アミノフェノキシ)−3 −メチルフェニル〕−
〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −メチルフェニ
ル〕ジシクロペンタン等の脂環式骨格含有ビスマレイミ
ド類、
【0036】N,N'−ω, ω'-ビス(2-アミノエチル)ポ
リジメチルシロキサンビスマレイミド、N,N'−ω, ω'-
ビス(3-アミノプロピル)ポリジメチルシロキサンビス
マレイミド、N,N'−ω, ω'-ビス(2-アミノプロピル)
ポリジフェニルシロキサンビスマレイミド、N,N'−ビス
(4-アミノフェニル)ポリジメチルシロキサンビスマレ
イミド、N,N'−ω, ω'-ビス(アミノフェノキシフェニ
ルプロピル)ポリジメチルシロキサンビスマレイミド、
N,N'−ω, ω'-ビス(アミノフェニルプロピル)ポリジ
メチルシロキサンビスマレイミド、N,N'−1,3-ビス(3-
アミノプロピル)-1,1,3,3- テトラメチルジシロキサン
ビスマレイミド、N,N'−1,3-ビス(3-アミノプロピル)
-1,1,3,3- テトラフェニルジシロキサンビスマレイミド
等のシリコーン系ビスマレイミド類があげられる。
【0037】これらの中でもN,N'−4,4'−ジアミノジフ
ェニルメタンビスマレイミドや、N,N'−2, 7−ビス(4
−アミノフェノキシ)ナフタレンビスマレイミド、N,N'
−1,1−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)−3 −t
−ブチル−6 −メチルフェニル〕ブタンビスマレイミ
ド、N,N'−2, 2−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパンビスマレイミド、N,N'−4, 4' −ビ
ス(3 −アミノフェノキシ)ビフェニルビスマレイミ
ド、N,N'−ビス〔4 −(4 −アミノフェノキシ)フェニ
ル〕メンタンビスマレイミド等のエーテル系ビスマレイ
ミドが耐熱性等の硬化物物性の良さや価格等の総合バラ
ンスに優れ好ましい。
【0038】本発明で使用するエポキシ樹脂としては以
下のものが挙げられる。ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ハイドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシナ
フタレン、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)メンタン、
ビス(4 −ヒドロキシフェニル)ジシクロペンタン、4,
4'−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4 −ヒドロキ
シフェニル)エーテル、ビス(4 −ヒドロキシ−3 −メ
チルフェニル)エーテル、ビス(3,5 −ジメチル−4 −
ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4 −ヒドロキシ
フェニル)スルフィド、ビス(4 −ヒドロキシ−3 −メ
チルフェニル)スルフィド、ビス(3,5 −ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4 −ヒドロ
キシフェニル)スルホン、ビス(4 −ヒドロキシ−3 −
メチルフェニル)スルホン、ビス(3,5 −ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)スルホン、1,1 −ビス(4 −ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,1 −ビス(4 −
ヒドロキシ−3 −メチルフェニル)シクロヘキサン、1,
1 −ビス(3,5 −ジメチル−4 −ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサン、4,4'−ジヒドロキシビフェニル、4,4'
−ジヒドロキシ−3,3',5,5' −テトラメチルビフェニ
ル、ビス(ヒドロキシナフチル)メタン、1,1'−ビナフ
トール、1,1'−ビス(3 −t −ブチル−6 −メチル−4
−ヒドロキシフェニル)ブタン等の二価フェノール類か
ら誘導されるグリシジルエーテル化合物またはテトラブ
ロムビスフェノールA等のハロゲン化ビスフェノール類
から誘導されるジグリシジルエーテル化合物、
【0039】フェノール、o−クレゾール、カテコール
等のフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒドロキ
シナフタレン等のナフトール類とホルムアルデヒド等の
アルデヒド類との反応生成物であるポリフェノール系や
ポリナフトール系ノボラック樹脂類、フェノール、o−
クレゾール、メチル−t-ブチルフェノール等のフェノー
ル類とヒドロキシベンズアルデヒド等の芳香族アルデヒ
ド類との縮合により得られたトリチル骨格含有ポリフェ
ノール類、フェノール、o−クレゾール、カテコール等
のフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒドロキシ
ナフタレン等のナフトール類とキシリレンジクロリド類
等との反応生成物であるポリアラルキルフェノール樹脂
類やポリアラルキルナフトール樹脂類、フェノール、o
−クレゾール、カテコール等のフェノール類やヒドロキ
シナフタレン、ジヒドロキシナフタレン等のナフトール
類と、ジシクロペンタジエンやリモネン等の不飽和脂環
式炭化水素類との反応生成物である脂環式炭化水素含有
ポリフェノール樹脂類やポリナフトール樹脂類、フェノ
ール類やナフトール類と芳香族カルボニル化合物との縮
合反応により得られる多価フェノールや多価ナフトール
類のグリシジルエーテル化合物類、フロログリシン、ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1,2,2,−テ
トラキス(4 −ヒドロキシフェニル)エタン、1,3 −ビ
ス〔ビス(4−ヒドロキシフェニル)メチル〕ベンゼ
ン、1,4 −ビス〔ビス(4 −ヒドロキシフェニル)メチ
ル〕ベンゼン等を基本骨格とする三価以上のフェノール
類や、カリクサレン等の環状フェノール類から誘導され
るグリシジルエーテル化合物等、
【0040】p−アミノフェノール、m−アミノフェノ
ール、4 −アミノメタクレゾール、6 −アミノメタクレ
ゾール、4,4' −ジアミノジフェニルメタン、3,3' −ジア
ミノジフェニルメタン、4,4' −ジアミノジフェニルエー
テル、3,4'- ジアミノジフェニルエーテル、1,4−ビス
(4 −アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4 −ビス(3 −
アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3 −ビス(4 −アミノ
フェノキシ)ベンゼン、1,3 −ビス(3 −アミノフェノ
キシ)ベンゼン、2,2 −ビス(4 −アミノフェノキシフ
ェニル)プロパン、p−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、2,4 −トルエンジアミン、2,6 −トル
エンジアミン、p−キシリレンジアミン、m−キシリレ
ンジアミン、1,4 −シクロヘキサンビス(メチルアミ
ン)、1,3 −シクロヘキサンビス(メチルアミン)等か
ら誘導されるアミン系エポキシ樹脂、
【0041】p−オキシ安息香酸、m−オキシ安息香
酸、テレフタル酸、イソフタル酸等の芳香族カルボン酸
から誘導されるグリシジルエステル系化合物、5,5 −ジ
メチルヒダントイン等から誘導されるヒダントイン系エ
ポキシ化合物、2,2 −ビス(3,4 −エポキシシクロヘキ
シル)プロパン、2,2 −ビス〔4 −(2,3 −エポキシプ
ロピル)シクロヘキシル〕プロパン、ビニルシクロヘキ
センジオキサイド、3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル−3,4 −エポキシシクロヘキサンカルボキシレート等
の脂環式エポキシ樹脂、ポリブタジエン等の不飽和炭化
水素化合物中の二重結合を酸化して得られる脂肪族エポ
キシ樹脂、N,N−ジグリシジルアニリン等があり、こ
れらのエポキシ樹脂の一種または二種以上が使用され
る。中でもポリフェノール系ノボラック樹脂類、トリチ
ル骨格含有ポリフェノール類、ポリアラルキルフェノー
ル系樹脂、脂環式炭化水素含有ポリフェノール樹脂類、
フェノール類と芳香族カルボニル化合物との縮合反応に
より得られる多価フェノールや多価ナフトール類等のグ
リシジルエーテル化合物類が耐熱性に優れ好適である。
【0042】上記エポキシ樹脂に対して公知のエポキシ
硬化剤が使用できる。これらを例示すると、フェノー
ル、o−クレゾール、カテコール等のフェノール類やヒ
ドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタレン等のナフ
トール類とホルムアルデヒド等のアルデヒド類との反応
生成物であるポリフェノール系やポリナフトール系ノボ
ラック樹脂類、フェノール、o−クレゾール、カテコー
ル等のフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒドロ
キシナフタレン等のナフトール類とキシリレンジクロリ
ド類等との反応生成物であるポリアラルキルフェノール
樹脂類やポリアラルキルナフトール樹脂類、フェノー
ル、o−クレゾール、カテコール等のフェノール類やヒ
ドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタレン等のナフ
トール類と、ジシクロペンタジエンやリモネン等の不飽
和脂環式炭化水素類との反応生成物である脂環式炭化水
素含有ポリフェノール樹脂類やポリナフトール樹脂類、
【0043】フロログリシン、トリス−(4−ヒドロキ
シフェニル)−メタン、1,1,2,2,−テトラキス(4 −ヒ
ドロキシフェニル)エタン、1,3 −ビス〔ビス(4 −ヒ
ドロキシフェニル)メチル〕ベンゼン、1,4 −ビス〔ビ
ス(4 −ヒドロキシフェニル)メチル〕ベンゼン等を基
本骨格とする三価以上のフェノール類やカリクサレン等
の環状フェノール類、ビスフェノールA、ビスフェノー
ルF、ハイドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシナフ
タレン、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)エタン、ビス
(4 −ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4 −ヒド
ロキシフェニル)ブタン、ビス(4 −ヒドロキシフェニ
ル)ペンタン、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)ヘキサ
ン、1,3,3 −トリメチル−1 −m−ヒドロキシフェニル
インダン−5 または7 −オール、ビス(4 −ヒドロキシ
フェニル)メンタン、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)
ジシクロペンタン、4,4'−ジヒドロキシベンゾフェノ
ン、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(4 −ヒドロキシ−3 −メチルフェニル)エーテル、ビ
ス(3,5 −ジメチル−4 −ヒドロキシフェニル)エーテ
ル、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス
(4 −ヒドロキシ−3 −メチルフェニル)スルフィド、
ビス(3,5 −ジメチル−4 −ヒドロキシフェニル)スル
フィド、ビス(4 −ヒドロキシフェニル)スルホン、ビ
ス(4 −ヒドロキシ−3 −メチルフェニル)スルホン、
ビス(3,5 −ジメチル−4 −ヒドロキシフェニル)スル
ホン、1,1 −ビス(4 −ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン、1,1 −ビス(4 −ヒドロキシ−3 −メチルフェ
ニル)シクロヘキサン、1,1 −ビス(3,5 −ジメチル−
4 −ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、4,4'−ジヒ
ドロキシビフェニル、4,4'−ジヒドロキシ−3,3',5,5'
−テトラメチルビフェニル、ビス(ヒドロキシナフチ
ル)メタン、1,1'−ビナフトール、1,1'−ビス(3 −t
−ブチル−6 −メチル−4 −ヒドロキシフェニル)ブタ
ン等の二価フェノール類またはテトラブロムビスフェノ
ールA等のハロゲン化ビスフェノール類、
【0044】フェノール類と芳香族カルボニル化合物と
の縮合反応により得られる多価フェノール、マレイン
酸、フタル酸、ナジク酸、メチル−テトラヒドロフタル
酸、メチルナジク酸等のポリカルボン酸およびその無水
物、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルス
ルホン、ジアミノジフェニルエーテル、フェニレンジア
ミン、ジアミノジシクロヘキシルメタン、キシリレンジ
アミン、トルエンジアミン、ジアミノシクロヘキサン、
ジクロロ−ジアミノジフェニルメタン(それぞれ異性体
を含む)、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
等のポリアミン化合物、さらにはジシアンジアミド、テ
トラメチルグアニジン等、エポキシ基と反応可能な活性
水素含有化合物が例示できる。なかでも、フェノール系
ノボラック樹脂、ナフトール系ノボラック樹脂、フェノ
ール系アラルキル樹脂、ナフトール系アラルキル樹脂、
脂環式炭化水素含有ポリフェノール樹脂、脂環式炭化水
素含有ポリナフトール樹脂が硬化性及び耐湿性の点から
好ましく用いられる。
【0045】エポキシ樹脂に対するエポキシ硬化剤の配
合割合は、0.7〜1.2当量が良く、さらには等量配
合が好ましい。これらの配合が等量配合から極端にずれ
ると、耐湿性、硬化性等が低下するので好ましくない。
【0046】これらのエポキシ樹脂はマレイミド化合物
100重量部に対し、2〜900重量部が用いられ、好
ましくは5〜200重量部が使用される。この範囲未満
であるとマレイミド化合物と充填材を均一に混練するこ
とが困難となり、フレームや半導体素子に対する密着性
が低下する等の問題が生じる。また、この範囲を超える
と硬化物のTgが低下し、充分な耐熱性が得られない。
【0047】本発明のイミド樹脂組成物の熱硬化の方法
について述べると、硬化促進剤を用いることにより容易
に短時間で硬化せしめることが可能となる。特に封止材
に用いる場合は必須である。このような触媒について例
示すると、トリフェニルホスフィン、トリ−4−メチル
フェニルホスフィン、トリ−4−メトキシフェニルホス
フィン、トリブチルホスフィン、トリオクチルホスフィ
ン、トリ−2−シアノエチルホスフィンなどの有機ホス
フィン化合物、テトラフェニルホスホニウムテトラフェ
ニルボレート等の有機ホスホニウム塩、トリブチルアミ
ン、トリエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,
4,0)ウンデセン−7、トリアミルアミン等の三級ア
ミン、塩化ベンジルトリメチルアンモニウム、水酸化ベ
ンジルトリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウ
ムテトラフェニルボレート等の4級アンモニウム塩、イ
ミダゾール類、三弗化ホウ素錯体、遷移金属アセチルア
セトナート、ベンゾイルパーオキシド、ジ−t−ブチル
パーオキシド、ジクミルパーオキシド、ラウロイルパー
オキシド、アセチルパーオキシド、メチルエチルケトン
パーオキシド、シクロヘキサノンパーオキシド、t−ブ
チルハイドロパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリ
ル等のラジカル開始剤が例示されるが、これらに限定さ
れるものではない。これらの中でも、有機ホスフィン化
合物、イミダゾール類およびこれらの塩(具体的には、
テトラフェニルホスホニウムテトラフェニルボレート、
4−メチルイミダゾールテトラフェニルボレート等)あ
るいはトリエチルアンモニウムテトラフェニルボレート
が特に好ましい。
【0048】硬化促進剤の使用量はイミド樹脂100重
量部に対して0.1〜10重量部が使用され、さらに好
ましくは0.3〜5重量部が使用される。使用量がこの
範囲未満では短時間での成形が困難となり、成形物の単
位時間当たりの生産性が低下する。また、この範囲を超
えると高温での硬化性が必要以上に大きくなり、操作性
が難しくなったり、コンパウンドの保存安定性が低下す
る等の問題点が生じる。
【0049】また、硬化速度を調整するために、公知の
重合禁止剤を併用することも可能である。例示すると、
2,6−ジ−t−ブチル−4 −メチルフェノール、2,2'−
メチレンビス(4 −エチル−6 −t−ブチルフェノー
ル)、4,4'−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェ
ノール)、4,4'−チオビス(3 −メチル−6 −t−ブチ
ルフェノール)、ハイドロキノンモノメチルエーテル等
のフェノール類、ハイドロキノン、カテコール、p−t
−ブチルカテコール、2,5 −ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン、メチルハイドロキノン、t−ブチルハイドロキノ
ン、ピロガロール等の多価フェノール、フェノチアジ
ン、ベンゾフェノチアジン、アセトアミドフェノチアジ
ン等のフェノチアジン系化合物、N−ニトロソジフェニ
ルアミン、N−ニトロソジメチルアミン等のN−ニトロ
ソアミン系化合物がある。
【0050】本発明の樹脂組成物において、その他必要
に応じて天然ワックス、合成ワックス、高級脂肪酸及び
その金属塩類、若しくはパラフィン等の離型剤あるいは
カーボンブラックのような着色剤、さらに、シランカッ
プリング剤等の表面処理剤等を添加してもよい。また難
燃化のために三酸化アンチモン、リン化合物、ブロム化
エポキシ樹脂等の難燃剤を加えてもよい。難燃効果を出
すためにはブロム化エポキシ樹脂が特に好ましい。
【0051】本発明のイミド樹脂組成物に対し、Tgを低
下させずに成形性の良好な封止材料を得るためやシリコ
ーン変性の反応点に利用する等、必要に応じてアルケニ
ル基含有の化合物を添加することができる。この様なア
ルケニル基含有の化合物の具体例としては、フェノー
ル、o−クレゾール、カテコール等のフェノール類やヒ
ドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタレン等のナフ
トール類とホルムアルデヒド等のアルデヒド類との反応
生成物であるポリフェノール系やポリナフトール系ノボ
ラック樹脂類、フェノール、o−クレゾール、メチル−
t-ブチルフェノール等のフェノール類とヒドロキシベン
ズアルデヒド等の芳香族アルデヒド類との縮合により得
られたトリチル骨格含有ポリフェノール類、フェノー
ル、o−クレゾール、カテコール等のフェノール類やヒ
ドロキシナフタレン、ジヒドロキシナフタレン等のナフ
トール類とキシリレンジクロリド類等との反応生成物で
あるポリアラルキルフェノール樹脂類やポリアラルキル
ナフトール樹脂類、フェノール、o−クレゾール、カテ
コール等のフェノール類やヒドロキシナフタレン、ジヒ
ドロキシナフタレン等のナフトール類と、ジシクロペン
タジエンやリモネン等の不飽和脂環式炭化水素類との反
応生成物である脂環式炭化水素含有ポリフェノール樹脂
類やポリナフトール樹脂類、フェノール類やナフトール
類と芳香族カルボニル化合物との縮合反応により得られ
る多価フェノールや多価ナフトール類等のポリフェノー
ル化合物の水酸基を部分的にアリルエーテル化したもの
が挙げられる。アリルエーテルの含有率はポリフェノー
ルの水酸基に対し、2〜80%であれば良い。
【0052】本発明のイミド樹脂組成物に対し、強度、
靭性の向上を目的としてアミノ化合物を添加することも
可能である。この様なアミノ化合物の例としては、前記
のマレイミド化合物の具体例のそれぞれの化合物のマレ
イミド基をアミノ基に置き換えたものがあげられる。例
えば、N,N'−4,4'−ジアミノジフェニルメタンビスマレ
イミドの場合では、4,4'−ジアミノジフェニルメタンと
いった具合である。
【0053】また、例えば低応力化するには、各種エラ
ストマーを添加またはあらかじめ反応して用いてもよ
い。具体的には、ポリブタジエン、ブタジエン−アクリ
ロニトリル共重合体、シリコーンゴム、シリコーンオイ
ル等の添加型あるいは反応型のエラストマーが挙げられ
る。
【0054】このようにして得られた樹脂組成物はロー
ルあるいはコニーダー等の一般の混練機によって、溶融
混合することにより、コンパウンド化が可能である。
【0055】本発明による樹脂組成物を用いて半導体
等、電子部品を封止するには、トランスファーモール
ド、コンプレッションモールド、インジェクションモー
ルド等の従来から公知の成形法により硬化成形すればよ
い。
【0056】成形用樹脂組成物の流れ性を示す一つの指
標としてスパイラルフローが挙げられる。スパイラルフ
ローが20インチ以上との意味はEMMI−1−66の
規格に準じて175℃×70kg/cm2の条件で測定を行っ
た時、成形用樹脂組成物の硬化物の先端が20インチ以
上の点まで到達していることを意味する(EMMIはEp
oxy Molding Materials Instituteの略。米国プラスチ
ック工業協会規格。)。この値が20インチより小さく
なると汎用的に使われているトランスファーモールド法
では金型内への組成物の未充填や一回当たりのコンパウ
ンド使用量を過剰に用いて高圧で成形を行わなければ製
品が得られない等の問題が生じる。また、この値が小さ
いと1ショット当たりに成形できる金型内の製品個数が
少なくなる。これは単位時間当たりの生産性が低下する
ことにつながり、工業的に不利となる。スパイラルフロ
ーの値が大きいと1ショット当たりの製品個数が多くな
るばかりでなく、粘度上昇を招くことから通常では使用
できなかった高性能化のための樹脂成分や改質剤の使用
が可能となる等、処方応用の範囲が広がることを意味す
る。この様に成形用樹脂組成物において十分なスパイラ
ルフローが確保できることは実使用上大きな利点が得ら
れることを意味する。
【0057】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れに限定されるものではない。 参考例1〜7 表1に示す平均粒径を持つ球状シリカと破砕状溶融シリ
カを用いて、表2に示す体積%で配合後、十分混合して
参考例1〜7の充填材を得た。なお、表1の平均粒径に
ついては、レーザー散乱粒度分布計(Malvern 社製、Ma
ster Sizer MS-20を使用。)を用いて粒度分布を測定し
た時の重量累積50%の粒径値をもって平均粒径とし
た。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】実施例1〜10、比較例1〜5 エポキシ樹脂として、o −クレゾールノボラックのグリ
シジルエーテル化物(商品名スミエポキシESCN−1
95、溶融粘度2.6ポイズ/150℃、加水分解性塩
素含量180ppm、住友化学工業(株)社製、エポキ
シ1とする。)、N,N'−4,4'−ジアミノジフェニルメタ
ンビスマレイミド(商品名ベストレックスBH−18
0、溶融粘度2.4ポイズ/175℃、住友化学工業
(株)社製、イミド1とする。)、N,N'−ビス〔4 −
(4 −アミノフェノキシ)フェニル〕メンタンビスマレ
イミド(商品名ベストレックスMPD、溶融粘度7.3
ポイズ/175℃、住友化学工業(株)社製、イミド2
とする。)、硬化剤としてフェノールノボラック(商品
名タマノール759 、荒川化学社製)、硬化促進剤として
トリフェニルホスフィン(触媒1とする。)、テトラフ
ェニルホスホニウムテトラフェニルボレート(触媒2と
する。)、離型剤としてカルナバワックス、カップリン
グ剤1(商品名SH-6040 、東レダウコーニングシリコー
ン社製)、カップリング剤2(商品名KBM-573 、信越化
学工業(株)社製)、参考例1〜7の充填材それぞれを
表3および表4に示した量(g )で配合し、ロールで加
熱混練し、プレス成形を行った。さらに、200 ℃オーブ
ン中で5 時間ポストキュアーを行い、硬化成形物を得
た。この硬化成形物のガラス転移温度、吸水率、曲げ強
度、成形性を測定した。成形性については成形品のバリ
や表面の荒れ等の製品外観を○、×の二段階で表示し
た。○は実用上問題のないレベル、×は実用できないレ
ベルであることを示す。これらの結果を表3、表4およ
び表5に示す。
【0061】硬化成形物の評価法は、以下の通りであ
る。 ・スパイラルフロー:EMMI−1−66に準じて175
℃×70kg/cm2の条件で行った(単位はinch)。 ・ガラス転移温度(Tg)、熱膨張率:熱機械的分析装置
(SHIMADZU DT-30 )を用いて測定した。
【0062】・曲げ強度:JIS K-6911に従い、インス
トロン万能材料試験機(SHIMADZU IS-10T)で測定した。 ・吸水率:恒温恒湿糟(アドバンテック東洋(株) AG
X-225 )を用い、85℃/85%RH の条件で模擬素子を封止
したパッケージの重量変化を測定した。 ・クラック性試験:模擬素子を実装したパッケージ8個
を用いて、85℃/85%RH×72時間の条件で吸水させてか
ら直ちに260 ℃のハンダ浴に30秒間浸し、パッケージク
ラックの発生の有無を調べた。
【0063】
【表3】
【0064】
【表4】
【0065】
【表5】
【0066】
【発明の効果】本発明の成形用イミド樹脂組成物は、充
填材が高充填されていても優れた流れ性を示し、硬化物
の樹脂に起因する吸湿性や熱膨張率の高さも低減されて
いて、かつTgも200℃以上を示す。また、本発明の樹
脂組成物で封止された半導体パッケージは優れた耐パッ
ケージクラック性を示す。この様に本発明の成形用イミ
ド樹脂組成物は特に半導体封止材に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/29 23/31 (72)発明者 斉藤 憲明 茨城県つくば市北原6 住友化学工業株式 会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マレイミド基を有する化合物、および平均
    粒径0.1μm以上1.5μm以下の球状粉末(x成
    分)と、平均粒径2μm以上15μm以下の球状粉末
    (y成分)と、平均粒径が20μm以上70μm以下の
    球状粉末(z成分)からなる充填材を含有してなり、
    x、y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成分の
    割合が、それぞれ10体積%以上24体積%以下、0.
    1体積%以上66体積%以下、24体積%以上76体積
    %以下であることを特徴とする成形用イミド樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】マレイミド基を有する化合物、および平均
    粒径0.1μm以上1.5μm以下の球状粉末(x成
    分)と、平均粒径2μm以上15μm以下の球状粉末
    (y成分)と、平均粒径が20μm以上70μm以下の
    球状粉末(z成分)と、平均粒径1μm以上70μm以
    下の破砕状粉末(m成分)からなる充填材を含有してな
    り、x、y、z成分の合計体積に占める各x、y、z成
    分の割合が、それぞれ10体積%以上24体積%以下、
    0.1体積%以上66体積%以下、24体積%以上76
    体積%以下であり、m成分の充填材に占める割合が1重
    量%以上30重量%以下であることを特徴とする成形用
    イミド樹脂組成物。
  3. 【請求項3】球状粉末x、y、z成分の平均粒径がそれ
    ぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10μm以
    下、20μm以上50μm以下である請求項1または2
    記載の成形用イミド樹脂組成物。
  4. 【請求項4】球状粉末x、y、z成分の平均粒径がそれ
    ぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10μm以
    下、20μm以上50μm以下であり、かつx、y、z
    成分の合計体積に占める各x、y、z成分の割合が、そ
    れぞれ10体積%以上24体積%以下、0.1体積%以
    上36体積%以下、57体積%以上76体積%以下であ
    る請求項1または2記載の成形用イミド樹脂組成物。
  5. 【請求項5】球状粉末x、y、z成分の平均粒径がそれ
    ぞれ0.1μm以上1μm以下、2μm以上10μm以
    下、20μm以上50μm以下であり、かつx、y、z
    成分の合計体積に占める各x、y、z成分の割合が、そ
    れぞれ10体積%以上20体積%以下、4体積%以上3
    0体積%以下、60体積%以上76体積%以下である請
    求項1または2記載の成形用イミド樹脂組成物。
  6. 【請求項6】球状粉末x、y、z成分が球状シリカから
    なり、破砕状粉末m成分が平均粒径1μm以上30μm
    以下のシリカ粉末である請求項2、3、4または5記載
    の成形用イミド樹脂組成物。
  7. 【請求項7】該充填材の全組成物に対する割合が60重
    量%以上94重量%以下であり、EMMI−1−66規
    格に準じて175℃×70kg/cm2で測定したスパイラル
    フローが20インチ以上である請求項1、2、3、4、
    5または6記載の成形用イミド樹脂組成物。
  8. 【請求項8】該充填材の全組成物に対する割合が81重
    量%以上92重量%以下である請求項7記載の成形用イ
    ミド樹脂組成物。
  9. 【請求項9】マレイミド基を有する化合物が、分子中に
    二個以上のマレイミド基を持つポリマレイミドである請
    求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の成形用
    イミド樹脂組成物。
  10. 【請求項10】マレイミド基を有する化合物が、分子中
    に二個のマレイミド基を持つビスマレイミドである請求
    項1、2、3、4、5、6、7または8記載の成形用イ
    ミド樹脂組成物。
  11. 【請求項11】マレイミド化合物が分子内にエーテル結
    合を持つビスマレイミドである請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9または10記載の成形用イミド樹脂
    組成物。
  12. 【請求項12】エポキシ樹脂を含んでなる請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10または11記載
    の成形用イミド樹脂組成物。
  13. 【請求項13】マレイミド化合物がN,N'−4,4'−ジアミ
    ノジフェニルメタンビスマレイミドである請求項1、
    2、3、4、5、6、7、8、9、10または12記載
    の成形用イミド樹脂組成物。
  14. 【請求項14】マレイミド化合物がN,N'−ビス〔4 −
    (4 −アミノフェノキシ)フェニル〕メンタンビスマレ
    イミドである請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10、11または12記載の成形用イミド樹脂組成
    物。
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TW084105866A TW349976B (en) 1994-06-13 1995-06-09 Electronic parts epoxy resin composition
KR1019950015428A KR960000984A (ko) 1994-06-13 1995-06-12 성형용 수지 조성물
GB9511887A GB2290297B (en) 1994-06-13 1995-06-12 Filler-containing resin composition suitable for injection molding and transfer molding
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US08/885,196 US5780145A (en) 1994-06-13 1997-06-30 Filler-containing resin composition suitable for injection molding and transfer molding

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017145334A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 富士電機株式会社 樹脂組成物、半導体装置および半導体装置の製造方法

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