JPH084827B2 - プロセスデータ処理方法および装置 - Google Patents
プロセスデータ処理方法および装置Info
- Publication number
- JPH084827B2 JPH084827B2 JP3143574A JP14357491A JPH084827B2 JP H084827 B2 JPH084827 B2 JP H084827B2 JP 3143574 A JP3143574 A JP 3143574A JP 14357491 A JP14357491 A JP 14357491A JP H084827 B2 JPH084827 B2 JP H084827B2
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- JP
- Japan
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- length
- sampling
- process data
- measurement
- process line
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスライン、たと
えば冷間圧延機等の連続処理設備におけるプロセスデー
タ処理装置に関する。
えば冷間圧延機等の連続処理設備におけるプロセスデー
タ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はプロセスラインの例として、連続
処理設備の例を示している。図において、20は加工す
べき素材、21は素材供給装置、22はある素材の尾端
と次の素材の先端とを接合する接合装置、23は圧延機
等の加工設備、24は切断装置、25は巻取装置、26
は製品である。加工設備23には、加工中の素材の厚み
や幅を監視するためのセンサを設置した測定点30−1
〜30−nが設けられている。一般的には接合装置22
側と切断装置24側に速度誤差を吸収するためのルーパ
等の装置を設置することもあるが、説明を簡略化するた
め、それらを省略している。このようなプロセスライン
において、従来は、測定点30−1〜30−nで測定さ
れた加工中の素材のデータは、ペンレコーダ装置やマイ
クロコンピュータを利用したトレンド画面など、横軸を
時間、縦軸をデータとする時系列データの形式で出力さ
れ、モニターされていた。
処理設備の例を示している。図において、20は加工す
べき素材、21は素材供給装置、22はある素材の尾端
と次の素材の先端とを接合する接合装置、23は圧延機
等の加工設備、24は切断装置、25は巻取装置、26
は製品である。加工設備23には、加工中の素材の厚み
や幅を監視するためのセンサを設置した測定点30−1
〜30−nが設けられている。一般的には接合装置22
側と切断装置24側に速度誤差を吸収するためのルーパ
等の装置を設置することもあるが、説明を簡略化するた
め、それらを省略している。このようなプロセスライン
において、従来は、測定点30−1〜30−nで測定さ
れた加工中の素材のデータは、ペンレコーダ装置やマイ
クロコンピュータを利用したトレンド画面など、横軸を
時間、縦軸をデータとする時系列データの形式で出力さ
れ、モニターされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
時系列データでは、異常データが記録されていても、そ
の時刻が製品のどの位置に該当するかが即座には分から
ないため、製品の不良点または制御の異常点を見つける
のに多大の時間を要すという問題点があった。そこで本
発明が解決すべき課題は、制御対象から発生するプロセ
スデータを製品の長さ方向の情報に置換、すなわち横軸
を製品の長さ、縦軸をデータとすることにより製品と表
示の関係が即座に把握でき、不良品の原因究明および不
良部の除去を効率よく行うことにある。
時系列データでは、異常データが記録されていても、そ
の時刻が製品のどの位置に該当するかが即座には分から
ないため、製品の不良点または制御の異常点を見つける
のに多大の時間を要すという問題点があった。そこで本
発明が解決すべき課題は、制御対象から発生するプロセ
スデータを製品の長さ方向の情報に置換、すなわち横軸
を製品の長さ、縦軸をデータとすることにより製品と表
示の関係が即座に把握でき、不良品の原因究明および不
良部の除去を効率よく行うことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、素材供給を行う供給装置と、各種加工を
行う加工設備と、加工後の製品を巻取り排出する巻取装
置とを備えたプロセスラインにおけるプロセスデータ処
理方法において、ライン速度vと、前記プロセスライン
における基準位置から前記素材における基準点までの長
さLと、前記プロセスラインにおける基準位置から各計
測位置までの距離ldnと、前記素材における基準点から
前記プロセスラインにおける基準位置までの長さL
dnと、予め設定されたサンプリング長lSと、サンプリ
ング間隔Δtとに基づいてサンプリング位置を求め、各
サンプリング長lS毎の前記素材における各計測点での
計測結果を、縦軸を計測結果、横軸を素材の長さ方向と
して表示することを特徴とする。
め、本発明は、素材供給を行う供給装置と、各種加工を
行う加工設備と、加工後の製品を巻取り排出する巻取装
置とを備えたプロセスラインにおけるプロセスデータ処
理方法において、ライン速度vと、前記プロセスライン
における基準位置から前記素材における基準点までの長
さLと、前記プロセスラインにおける基準位置から各計
測位置までの距離ldnと、前記素材における基準点から
前記プロセスラインにおける基準位置までの長さL
dnと、予め設定されたサンプリング長lSと、サンプリ
ング間隔Δtとに基づいてサンプリング位置を求め、各
サンプリング長lS毎の前記素材における各計測点での
計測結果を、縦軸を計測結果、横軸を素材の長さ方向と
して表示することを特徴とする。
【0005】
【作用】上記手段により、プロセスデータの状態が製品
の長さ位置と一致した出力となり、製品の不良箇所の原
因究明や不良箇所の除去が即座に行え、迅速な品質管理
と製品品質の向上が図られる。
の長さ位置と一致した出力となり、製品の不良箇所の原
因究明や不良箇所の除去が即座に行え、迅速な品質管理
と製品品質の向上が図られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を、実施例を参照しながら具体
的に説明する。図1は本発明の機能ブロックを示したも
のである。各種演算に必要なパラメータを次に示す(図
4参照)。 v:ライン速度 L:接合装置位置から接合部までの長さ ldn:接合位置から各計測位置までの距離 Ldn:接合部から各計測位置までの長さ lS :サンプリング長
的に説明する。図1は本発明の機能ブロックを示したも
のである。各種演算に必要なパラメータを次に示す(図
4参照)。 v:ライン速度 L:接合装置位置から接合部までの長さ ldn:接合位置から各計測位置までの距離 Ldn:接合部から各計測位置までの長さ lS :サンプリング長
【0007】これらのパラメータをもとに、図1の各演
算部における処理をステップを追って説明する。 接合位置演算部3:L' =L+Δt・v (L' はΔt
後の位置) または接合完了入力によりL' =0とする。 相対位置演算部5:L'dn=L'−ldn (L' dnはΔt
後の位置) ただしL'dn<0の時は無効位置とし、ステップ8のサ
ンプリング位置比較演算結果を無条件に格納不可とす
る。 サンプリング位置比較演算部8:L'dn≧ls・m (m
−1は前回格納サンプリング回数)を比較する。 真である計測点を格納許可とする。 プロセスデータ格納処理部9:プロセスデータ記憶部6
に格納されていたプロセスデータのうち、サンプリング
位置比較演算部8で格納許可となったものをls・mの
位置に格納する。
算部における処理をステップを追って説明する。 接合位置演算部3:L' =L+Δt・v (L' はΔt
後の位置) または接合完了入力によりL' =0とする。 相対位置演算部5:L'dn=L'−ldn (L' dnはΔt
後の位置) ただしL'dn<0の時は無効位置とし、ステップ8のサ
ンプリング位置比較演算結果を無条件に格納不可とす
る。 サンプリング位置比較演算部8:L'dn≧ls・m (m
−1は前回格納サンプリング回数)を比較する。 真である計測点を格納許可とする。 プロセスデータ格納処理部9:プロセスデータ記憶部6
に格納されていたプロセスデータのうち、サンプリング
位置比較演算部8で格納許可となったものをls・mの
位置に格納する。
【0008】図1における他の処理部の機能について説
明する。 ライン速度記憶部1:制御対象より検出するライン速度
vを記憶する。 接合完了信号記憶部2:制御対象より検出する接合完了
信号を記憶する。 計測位置記憶部4:予め決められた接合位置から各計測
位置までの長さLdnを記憶する。 入力部13:サンプリング長lS の入力を行う処理部で
ある。 サンプリング長記憶部7:入力部13によって入力され
たサンプリング長lS を記憶する。 プロセスデータ格納部10:プロセスデータ格納処理部
9で格納許可となったプロセスデータを記憶する。 表示処理部11:プロセスデータ格納部10に記憶され
ているプロセスデータの表示処理部である。 表示部12:表示処理部11により長さ方向に変換され
たプロセスデータの表示部である。 上記の結果、プロセスデータ格納部10には図2の○印
の箇所のように格納され、図3に示すような製品長さ方
向のトレンド表示が可能となる。
明する。 ライン速度記憶部1:制御対象より検出するライン速度
vを記憶する。 接合完了信号記憶部2:制御対象より検出する接合完了
信号を記憶する。 計測位置記憶部4:予め決められた接合位置から各計測
位置までの長さLdnを記憶する。 入力部13:サンプリング長lS の入力を行う処理部で
ある。 サンプリング長記憶部7:入力部13によって入力され
たサンプリング長lS を記憶する。 プロセスデータ格納部10:プロセスデータ格納処理部
9で格納許可となったプロセスデータを記憶する。 表示処理部11:プロセスデータ格納部10に記憶され
ているプロセスデータの表示処理部である。 表示部12:表示処理部11により長さ方向に変換され
たプロセスデータの表示部である。 上記の結果、プロセスデータ格納部10には図2の○印
の箇所のように格納され、図3に示すような製品長さ方
向のトレンド表示が可能となる。
【0009】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によればプ
ロセスデータの出力方式が、製品の長さ位置と一致し、
製品の不良箇所の原因究明や不良箇所の除去が即座に行
え、迅速な品質管理と製品品質の向上を図ることができ
るという顕著な効果を奏する。
ロセスデータの出力方式が、製品の長さ位置と一致し、
製品の不良箇所の原因究明や不良箇所の除去が即座に行
え、迅速な品質管理と製品品質の向上を図ることができ
るという顕著な効果を奏する。
【図1】 本発明の具体的実施例を示す機能ブロック図
である。
である。
【図2】 プロセスデータ格納例を示す説明図である。
【図3】 表示例を示す説明図である。
【図4】 連続処理設備の例を示すブロック図である。
1:ライン速度記憶部、2:接合完了信号記憶部、3:
接合位置演算部、4:計測位置記憶部、5:相対位置演
算部、6:プロセスデータ記憶部、7:サンプリング長
記憶部、8:サンプリング位置比較演算部、9:プロセ
スデータ格納処理部、10:プロセスデータ格納部、1
1:表示処理部、12:表示部、13 入力部
接合位置演算部、4:計測位置記憶部、5:相対位置演
算部、6:プロセスデータ記憶部、7:サンプリング長
記憶部、8:サンプリング位置比較演算部、9:プロセ
スデータ格納処理部、10:プロセスデータ格納部、1
1:表示処理部、12:表示部、13 入力部
Claims (2)
- 【請求項1】 素材供給を行う供給装置と、各種加工を
行う加工設備と、加工後の製品を巻取り排出する巻取装
置とを備えたプロセスラインにおけるプロセスデータ処
理方法において、 ライン速度vと、前記プロセスラインにおける基準位置
から前記素材における基準点までの長さLと、前記プロ
セスラインにおける基準位置から各計測位置までの距離
ldnと、前記素材における基準点から前記プロセスライ
ンにおける基準位置までの長さLdnと、予め設定された
サンプリング長lSと、サンプリング間隔Δtとに基づ
いてサンプリング位置を求め、各サンプリング長lS毎
の前記素材における各計測点での計測結果を、縦軸を計
測結果、横軸を素材の長さ方向として表示することを特
徴とするプロセスデータ処理方法。 - 【請求項2】 素材供給を行う供給装置と、各種加工を
行う加工設備と、加工後の製品を巻取り排出する巻取装
置とを備えたプロセスラインにおけるプロセスデータ処
理装置において、 ライン速度vを記憶するライン速度記憶手段と、前記プ
ロセスラインにおける基準位置から前記素材における基
準点までの長さLを記憶する手段と、前記プロセスライ
ンにおける基準位置から各計測位置までの距離ldnを記
憶する手段と、前記素材における基準点から前記プロセ
スラインにおける基準位置までの長さLdnを記憶する手
段と、予め設定されたサンプリング長を記憶する手段
と、各測定位置がサンプリング位置か否かを判断する手
段と、各サンプリング長lS毎の前記素材における各計
測点での計測結果を、縦軸を計測結果、横軸を素材の長
さ方向として表示する手段とを備えたことを特徴とする
プロセスデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143574A JPH084827B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | プロセスデータ処理方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3143574A JPH084827B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | プロセスデータ処理方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367310A JPH04367310A (ja) | 1992-12-18 |
JPH084827B2 true JPH084827B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=15341911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3143574A Expired - Lifetime JPH084827B2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | プロセスデータ処理方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH084827B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2951821B2 (ja) * | 1993-04-30 | 1999-09-20 | 三菱電機株式会社 | プラント診断装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6393418A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-23 | Kawasaki Steel Corp | 圧延機の自動減速装置 |
JPS63252610A (ja) * | 1987-04-09 | 1988-10-19 | Nkk Corp | 可逆圧延機の自動制御方法 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3143574A patent/JPH084827B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04367310A (ja) | 1992-12-18 |
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