JPH0848197A - 自動清掃車 - Google Patents
自動清掃車Info
- Publication number
- JPH0848197A JPH0848197A JP6186158A JP18615894A JPH0848197A JP H0848197 A JPH0848197 A JP H0848197A JP 6186158 A JP6186158 A JP 6186158A JP 18615894 A JP18615894 A JP 18615894A JP H0848197 A JPH0848197 A JP H0848197A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- automatic cleaning
- cleaning vehicle
- bumper
- wall surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 壁面の構造に拘らずゴミの掃き残しのない自
動清掃車を提供する。 【構成】 自走式の車両によって構成される自動清掃車
1bが前進中において、本体前面に設けられたビームセ
ンサが、前部バンパ61bの前方に壁面15を検知する
と、引寄せ機構が突出していた前部バンパ61bを自動
清掃車1bの前面際にまで引寄せる。これにより、サイ
ドブラシ5が前部バンパ61bより前方へ突出する。自
動清掃車1bはこの状態で前進し、床面4に接して回転
するサイドブラシ5が床面4と前方の壁面15との交差
部の隅に集まったゴミ等を掃き集める。
動清掃車を提供する。 【構成】 自走式の車両によって構成される自動清掃車
1bが前進中において、本体前面に設けられたビームセ
ンサが、前部バンパ61bの前方に壁面15を検知する
と、引寄せ機構が突出していた前部バンパ61bを自動
清掃車1bの前面際にまで引寄せる。これにより、サイ
ドブラシ5が前部バンパ61bより前方へ突出する。自
動清掃車1bはこの状態で前進し、床面4に接して回転
するサイドブラシ5が床面4と前方の壁面15との交差
部の隅に集まったゴミ等を掃き集める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、駅のコンコ
ース等において、自動的に清掃を行う際に用いて好適な
自動清掃車に関する。
ース等において、自動的に清掃を行う際に用いて好適な
自動清掃車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、駅コンコース等においては、
省力化を図るために無人で走行し、自動的に清掃を行う
自動清掃車が用いられている。この場合、駅コンコース
等においては、隅の部分にゴミが集まる傾向があり、人
が歩く中央の部分は、ゴミ清掃はあまり必要がない。従
って、自動清掃車を駅コンコースの壁面に沿って走行さ
せ、回転ブラシ等により隅部分のゴミを掃き集めるよう
にすれば、必要充分な清掃を行うことが可能である。
省力化を図るために無人で走行し、自動的に清掃を行う
自動清掃車が用いられている。この場合、駅コンコース
等においては、隅の部分にゴミが集まる傾向があり、人
が歩く中央の部分は、ゴミ清掃はあまり必要がない。従
って、自動清掃車を駅コンコースの壁面に沿って走行さ
せ、回転ブラシ等により隅部分のゴミを掃き集めるよう
にすれば、必要充分な清掃を行うことが可能である。
【0003】図5は、従来の自動清掃車の構成を示す側
面図である。図において、1aは、自動清掃車であり、
下部に駆動輪2を有している。駆動輪2は、車体の幅方
向に所定距離隔てて2個設けられており、図示しない個
別の走行モータで駆動されるようになっている。自動清
掃車1aの走行方向制御は、2個の駆動輪の回転数差を
制御することにより行われる。3はキャスター方式の後
輪である。
面図である。図において、1aは、自動清掃車であり、
下部に駆動輪2を有している。駆動輪2は、車体の幅方
向に所定距離隔てて2個設けられており、図示しない個
別の走行モータで駆動されるようになっている。自動清
掃車1aの走行方向制御は、2個の駆動輪の回転数差を
制御することにより行われる。3はキャスター方式の後
輪である。
【0004】5は、サイドブラシであり、図示しない清
掃モーターの駆動力を得て回転し、床面4のゴミを自動
清掃車1aの車体中央部下方に掃き集める。サイドブラ
シ5によって掃き集められたゴミは、メインブラシ6に
よって車体内部に掃き上げられる。7はブロアであり、
ゴミの掃き上げを補助するための空気流を発生する。メ
インブラシ6およびブロア7の作用によって、車体内部
に掃き上げられたゴミは、所定の通路を経てホッパ8に
収納される。10、10は、車体側面に取り付けられて
いる測長器であり、車体側方の壁面に一例として超音波
を送出し、その反射時間を基に壁面までの距離を測定す
るものである。61aはバンパ部であり、回転するサイ
ドブラシ5が前方(図5における左方)の障害物等に接
触する事故を防止する。
掃モーターの駆動力を得て回転し、床面4のゴミを自動
清掃車1aの車体中央部下方に掃き集める。サイドブラ
シ5によって掃き集められたゴミは、メインブラシ6に
よって車体内部に掃き上げられる。7はブロアであり、
ゴミの掃き上げを補助するための空気流を発生する。メ
インブラシ6およびブロア7の作用によって、車体内部
に掃き上げられたゴミは、所定の通路を経てホッパ8に
収納される。10、10は、車体側面に取り付けられて
いる測長器であり、車体側方の壁面に一例として超音波
を送出し、その反射時間を基に壁面までの距離を測定す
るものである。61aはバンパ部であり、回転するサイ
ドブラシ5が前方(図5における左方)の障害物等に接
触する事故を防止する。
【0005】次に、図6は上記自動清掃車1aの平面図
であり、自動清掃車1aと壁面15との位置関係を示
す。同図に示すように、車体左前部からサイドブラシ5
が突出している。なお、実際には、車体右前部からもサ
イドブラシ5が突出しているが、図示省略した。図6
は、自動清掃車1aが、壁面15と距離Lを保って走行
する場合を示しており、また、位置Aがサイドブラシ5
の標準位置を示している。この図に示すように、サイド
ブラシ5が標準位置にある場合は、その先端は壁面15
より距離dだけ突出する。このため、突出した距離dに
応じた圧力が、隅部分(床面4と壁面15の交差部)に
かかり、隅にたまったゴミを効率よく掃き集めることが
できる。また、サイドブラシ5は、図示しない機構によ
り、位置Bまで移動できるようになっている。
であり、自動清掃車1aと壁面15との位置関係を示
す。同図に示すように、車体左前部からサイドブラシ5
が突出している。なお、実際には、車体右前部からもサ
イドブラシ5が突出しているが、図示省略した。図6
は、自動清掃車1aが、壁面15と距離Lを保って走行
する場合を示しており、また、位置Aがサイドブラシ5
の標準位置を示している。この図に示すように、サイド
ブラシ5が標準位置にある場合は、その先端は壁面15
より距離dだけ突出する。このため、突出した距離dに
応じた圧力が、隅部分(床面4と壁面15の交差部)に
かかり、隅にたまったゴミを効率よく掃き集めることが
できる。また、サイドブラシ5は、図示しない機構によ
り、位置Bまで移動できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の自動清掃車1a
によって、清掃を行う際の走行軌跡の一例を図7に示
す。図7では、15a、15b、15cのような壁面を
有する場所を清掃する場合を例として挙げているが、図
中自動清掃車1aは、壁面15a〜15cとの間に距離
Lの間隔を確保しつつ、破線a〜gの経路をたどって走
行する。即ち、まずa、bをたどって前進し、壁面15
bに突き当たり、cをたどって後退した後、dをたどっ
て向きを変え、eをたどって前進し、壁面15cに突き
当たり、fをたどって後退した後、gをたどって向きを
変えて前進する。
によって、清掃を行う際の走行軌跡の一例を図7に示
す。図7では、15a、15b、15cのような壁面を
有する場所を清掃する場合を例として挙げているが、図
中自動清掃車1aは、壁面15a〜15cとの間に距離
Lの間隔を確保しつつ、破線a〜gの経路をたどって走
行する。即ち、まずa、bをたどって前進し、壁面15
bに突き当たり、cをたどって後退した後、dをたどっ
て向きを変え、eをたどって前進し、壁面15cに突き
当たり、fをたどって後退した後、gをたどって向きを
変えて前進する。
【0007】しかしながら、前述した通り自動清掃車1
aにおいては、その前面にサイドブラシ5より更に前方
に突出したバンパ部61aを有している。このため、床
面4と自動清掃車1aの前方の壁面15a〜15cの交
差部の隅に集まったゴミは掃き集めることができない。
具体的には図7の例において、(ア)部と(イ)部とに
ゴミが残留するという問題が生じた。この発明は、この
ような背景の下になされたもので、壁面の構造に拘らず
ゴミの掃き残しのない自動清掃車を提供することを目的
としている。
aにおいては、その前面にサイドブラシ5より更に前方
に突出したバンパ部61aを有している。このため、床
面4と自動清掃車1aの前方の壁面15a〜15cの交
差部の隅に集まったゴミは掃き集めることができない。
具体的には図7の例において、(ア)部と(イ)部とに
ゴミが残留するという問題が生じた。この発明は、この
ような背景の下になされたもので、壁面の構造に拘らず
ゴミの掃き残しのない自動清掃車を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、自走式の車
両と、前記車両の前部に設けられ床面に接して回転する
ことにより前記床面上のゴミ等を掃き集めるサイドブラ
シと、前記サイドブラシを前記車両の幅方向に移動自在
に支持する支持機構とを有する自動清掃車において、前
記車両の前面より突出した状態で前記車両前面に支持さ
れ、前記サイドブラシと前方の壁面あるいは障害物との
接触を防止するバンパと、前記バンパを前記車両前面際
にまで引寄せる引寄せ手段とを具備することを特徴とす
る。
ために、請求項1に記載の発明にあっては、自走式の車
両と、前記車両の前部に設けられ床面に接して回転する
ことにより前記床面上のゴミ等を掃き集めるサイドブラ
シと、前記サイドブラシを前記車両の幅方向に移動自在
に支持する支持機構とを有する自動清掃車において、前
記車両の前面より突出した状態で前記車両前面に支持さ
れ、前記サイドブラシと前方の壁面あるいは障害物との
接触を防止するバンパと、前記バンパを前記車両前面際
にまで引寄せる引寄せ手段とを具備することを特徴とす
る。
【0009】また、請求項2に記載の発明にあっては、
前記車両は、前方の壁面を検知するセンサを具備し、前
記引寄せ手段は、前記センサが前記車両の前方に壁面を
検知した時、前記バンパを前記車両前面際にまで引寄
せ、前記サイドブラシを前記バンパより前方へ突出させ
ることを特徴とする。
前記車両は、前方の壁面を検知するセンサを具備し、前
記引寄せ手段は、前記センサが前記車両の前方に壁面を
検知した時、前記バンパを前記車両前面際にまで引寄
せ、前記サイドブラシを前記バンパより前方へ突出させ
ることを特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、自走式の車両によって構成
される自動清掃車が前進中において、本体の前面に設け
られたセンサが、前記バンパの前方に壁面を検知する
と、引寄せ手段が前記車両前面より繰出して支持された
バンパを前記車両前面際にまで引寄せ、サイドブラシを
前記バンパより前方へ突出させつつ前記車両は前進し、
床面に接して回転する前記サイドブラシが床面と前方壁
面との交差部の隅に集まったゴミ等を掃き集める。
される自動清掃車が前進中において、本体の前面に設け
られたセンサが、前記バンパの前方に壁面を検知する
と、引寄せ手段が前記車両前面より繰出して支持された
バンパを前記車両前面際にまで引寄せ、サイドブラシを
前記バンパより前方へ突出させつつ前記車両は前進し、
床面に接して回転する前記サイドブラシが床面と前方壁
面との交差部の隅に集まったゴミ等を掃き集める。
【0011】
A.実施例の構成 以下図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。図
3は同実施例による自動清掃車1bの外観を示す正面
図、図4は側面図である。なお、これらの図において、
図5の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。自動清掃車1bは、その正面前方に突
出し、内側ガイド63によって引寄せ可能に支持された
前部バンパ61bを有している。以下に、前部バンパ6
1bと引き寄せ機構の一例について説明する。図1およ
び図2は、前部バンパ61bと引寄せ機構の一例につい
て、その詳細な構成を示したものである。なお、図1
は、図4(a)におけるAA'線の断面図、図2は、図
4(b)におけるBB'線の断面図であり、図1はバン
パ61bが通常の位置にある状態を、図2はバンパ61
bを引寄せた状態を示したものである。
3は同実施例による自動清掃車1bの外観を示す正面
図、図4は側面図である。なお、これらの図において、
図5の各部に対応する部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。自動清掃車1bは、その正面前方に突
出し、内側ガイド63によって引寄せ可能に支持された
前部バンパ61bを有している。以下に、前部バンパ6
1bと引き寄せ機構の一例について説明する。図1およ
び図2は、前部バンパ61bと引寄せ機構の一例につい
て、その詳細な構成を示したものである。なお、図1
は、図4(a)におけるAA'線の断面図、図2は、図
4(b)におけるBB'線の断面図であり、図1はバン
パ61bが通常の位置にある状態を、図2はバンパ61
bを引寄せた状態を示したものである。
【0012】図1および図2において、自動清掃車1b
の前面内部に車体の幅方向には、所定距離隔てて2個の
外側ガイド62、62が固定されている。外側ガイド6
2は中空構造であり、その内部には内側ガイド63、6
3が挿入され、内側ガイドの前端にバンパ61bが固定
支持されている。また、外側ガイド62、62の前端部
内面には、前述の内側ガイド63、63の外面との間に
挟まれるようにガイドブッシュ64、64が固定支持さ
れている。これによって内側ガイド63と外側ガイド6
2とは互いに回転することはなく、かつ、前後に摺動可
能となっている。
の前面内部に車体の幅方向には、所定距離隔てて2個の
外側ガイド62、62が固定されている。外側ガイド6
2は中空構造であり、その内部には内側ガイド63、6
3が挿入され、内側ガイドの前端にバンパ61bが固定
支持されている。また、外側ガイド62、62の前端部
内面には、前述の内側ガイド63、63の外面との間に
挟まれるようにガイドブッシュ64、64が固定支持さ
れている。これによって内側ガイド63と外側ガイド6
2とは互いに回転することはなく、かつ、前後に摺動可
能となっている。
【0013】内側ガイド63、63の後端面には、スク
リューナット66、66が取り付けられており、このス
クリューナット66、66にスクリュー軸65a、65
bが螺合している。また、外側ガイド62、62の後端
面にはベアリング67、67が取り付けられており、前
述のスクリュー軸65a、65bが、このベアリング6
7、67によって回転可能に支持されている。スクリュ
ー軸65aの後端部にはスプロケットホイール68が、
スクリュー軸65bの後端部にはスプロケットホイール
70および71が、各々固定されている。
リューナット66、66が取り付けられており、このス
クリューナット66、66にスクリュー軸65a、65
bが螺合している。また、外側ガイド62、62の後端
面にはベアリング67、67が取り付けられており、前
述のスクリュー軸65a、65bが、このベアリング6
7、67によって回転可能に支持されている。スクリュ
ー軸65aの後端部にはスプロケットホイール68が、
スクリュー軸65bの後端部にはスプロケットホイール
70および71が、各々固定されている。
【0014】74はモータであり、このモータ74の駆
動軸にスプロケットホイール69が固定されている。そ
して、スプロケットホイール69とスプロケットホイー
ル70、スプロケットホイール68とスプロケットホイ
ール71が各々ローラチェーン72、73によって連結
されている。
動軸にスプロケットホイール69が固定されている。そ
して、スプロケットホイール69とスプロケットホイー
ル70、スプロケットホイール68とスプロケットホイ
ール71が各々ローラチェーン72、73によって連結
されている。
【0015】また、この自動清掃車1bは、その前面に
も、車体の幅方向に所定距離隔てて2個の測長器10、
10を有している(図3参照)とともに、該測長器1
0、10の内側に2個のビームセンサ80、80を有し
ている。このビームセンサ80は、前方に一例として光
を送出し、反射光の強度があらかじめ設定した強度に達
しているか否かによって前方の障害物を検知するもので
ある。なお本実施例では、測長器10、10は車体から
前方の壁面までの距離を測定するために用いる。一方の
ビームセンサ80、80は、車体前方の障害物の検出し
て、障害物との衝突を防ぐために車体を停止させる。
も、車体の幅方向に所定距離隔てて2個の測長器10、
10を有している(図3参照)とともに、該測長器1
0、10の内側に2個のビームセンサ80、80を有し
ている。このビームセンサ80は、前方に一例として光
を送出し、反射光の強度があらかじめ設定した強度に達
しているか否かによって前方の障害物を検知するもので
ある。なお本実施例では、測長器10、10は車体から
前方の壁面までの距離を測定するために用いる。一方の
ビームセンサ80、80は、車体前方の障害物の検出し
て、障害物との衝突を防ぐために車体を停止させる。
【0016】B.実施例の動作 次に、図面を参照して本発明の一実施例の動作について
説明する。自動清掃車1bは通常走行時においては、図
1あるいは図4(a)に示すように、前部バンパ61b
を自動清掃車1bの前部よりさらに前方へ突出させた状
態で走行する。この際、図6に示すものと同様、自動清
掃車1bの側面に設けた超音波測長器10、10によっ
て自動清掃車1bの側面と、壁面15との間に常に距離
Lを保って走行する。また同時に、自動清掃車1bの前
面に設けた測長器10、10およびビームセンサ80、
80によって、それぞれ前方壁面との距離および障害物
の有無を絶えず確認する。
説明する。自動清掃車1bは通常走行時においては、図
1あるいは図4(a)に示すように、前部バンパ61b
を自動清掃車1bの前部よりさらに前方へ突出させた状
態で走行する。この際、図6に示すものと同様、自動清
掃車1bの側面に設けた超音波測長器10、10によっ
て自動清掃車1bの側面と、壁面15との間に常に距離
Lを保って走行する。また同時に、自動清掃車1bの前
面に設けた測長器10、10およびビームセンサ80、
80によって、それぞれ前方壁面との距離および障害物
の有無を絶えず確認する。
【0017】自動清掃車1bが、前部バンパ61bを図
1に示すような状態で走行中、超音波測長器10、10
での検出距離があらかじめ設定した値以下になった場
合、自動清掃車1bの前面に壁面15が接近したと判断
して、駆動輪2の回転を遅くして車体を減速する。また
この時、車体前面に配置したビームセンサ80、80が
前方壁面を障害物として検知して車体を停止させてしま
わないよう、ビームセンサ80、80が接続される電気
回路を停止させる。一方、超音波測長器10、10によ
り得られた距離データに応じてモータ74の駆動軸を適
宜回転させる(本実施例では、進行方向に向かって右
旋)。この時、モータ74の駆動軸とスクリュー軸65
b、スクリュー軸65bとスクリュー軸65aは、それ
ぞれローラチェーン73、72によって接続されている
ので、全てがモータ74の駆動軸と同方向に回転する。
この結果、前部バンパ61bが自動清掃車1bの前面際
まで引寄せられ、図2に示すように、サイドブラシ5が
前部バンパ61bより前方に突出する。
1に示すような状態で走行中、超音波測長器10、10
での検出距離があらかじめ設定した値以下になった場
合、自動清掃車1bの前面に壁面15が接近したと判断
して、駆動輪2の回転を遅くして車体を減速する。また
この時、車体前面に配置したビームセンサ80、80が
前方壁面を障害物として検知して車体を停止させてしま
わないよう、ビームセンサ80、80が接続される電気
回路を停止させる。一方、超音波測長器10、10によ
り得られた距離データに応じてモータ74の駆動軸を適
宜回転させる(本実施例では、進行方向に向かって右
旋)。この時、モータ74の駆動軸とスクリュー軸65
b、スクリュー軸65bとスクリュー軸65aは、それ
ぞれローラチェーン73、72によって接続されている
ので、全てがモータ74の駆動軸と同方向に回転する。
この結果、前部バンパ61bが自動清掃車1bの前面際
まで引寄せられ、図2に示すように、サイドブラシ5が
前部バンパ61bより前方に突出する。
【0018】自動清掃車1bは、さらに測長器10、1
0で前方の壁面までの距離を測定しつつ、必要に応じて
前部バンパ61bを自動清掃車1bの前面際まで引寄せ
ながら、前方壁面までの距離があらかじめ設定された値
になるまで徐々に前進する。この際には、サイドブラシ
5が前部バンパ61bより前方に突出しているため、突
出した距離に応じた圧力が、隅部分(床面4と壁面15
の交差部)にかかり、隅にたまったゴミを効率よく掃き
集める。掃き集めたゴミをメインブラシ6によって車体
内部に掃き上げ、ブロア7の作用によって、車体内部に
ゴミを掃き上げ、所定の通路を経てホッパ8に収納す
る。
0で前方の壁面までの距離を測定しつつ、必要に応じて
前部バンパ61bを自動清掃車1bの前面際まで引寄せ
ながら、前方壁面までの距離があらかじめ設定された値
になるまで徐々に前進する。この際には、サイドブラシ
5が前部バンパ61bより前方に突出しているため、突
出した距離に応じた圧力が、隅部分(床面4と壁面15
の交差部)にかかり、隅にたまったゴミを効率よく掃き
集める。掃き集めたゴミをメインブラシ6によって車体
内部に掃き上げ、ブロア7の作用によって、車体内部に
ゴミを掃き上げ、所定の通路を経てホッパ8に収納す
る。
【0019】なお、本実施例では測長器10の一例とし
て、超音波の反射時間に基づいて距離を測定するものを
挙げたが、本発明においては超音波を使用したものに限
らず、例えばレーザ光等を使用したものであってもよ
い。また、前部バンパ61bならびにその引き寄せ機構
の形状あるいは構成は、本実施例の形状あるいは構成に
限定されたものではない。
て、超音波の反射時間に基づいて距離を測定するものを
挙げたが、本発明においては超音波を使用したものに限
らず、例えばレーザ光等を使用したものであってもよ
い。また、前部バンパ61bならびにその引き寄せ機構
の形状あるいは構成は、本実施例の形状あるいは構成に
限定されたものではない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、壁面の構造に拘らずゴミの掃き残しのない自動清掃
車が実現可能であるという効果が得られる。
ば、壁面の構造に拘らずゴミの掃き残しのない自動清掃
車が実現可能であるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例による自動清掃車1bの、前
部バンパ61bとその引寄せ機構を、上面方向から見た
断面図である。
部バンパ61bとその引寄せ機構を、上面方向から見た
断面図である。
【図2】本発明の一実施例による自動清掃車1bの、前
部バンパ61bが突出した状態を示す図である。
部バンパ61bが突出した状態を示す図である。
【図3】同実施例による自動清掃車1bの外観構成を示
す正面図である。
す正面図である。
【図4】同実施例による自動清掃車1bの外観構成を示
す側面図である。
す側面図である。
【図5】従来の自動清掃車1aの外観構成を示す側面図
である。
である。
【図6】従来の自動清掃車1aの外観構成を示す平面図
である。
である。
【図7】従来の自動清掃車1aの動作例を示す軌跡図で
ある。
ある。
1b 自動清掃車 5 サイドブラシ 61b 前部バンパ 80 ビームセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60R 21/00 620 Z 8817−3D // G01S 15/06 8907−2F
Claims (2)
- 【請求項1】自走式の車両と、前記車両の前部に設けら
れ床面に接して回転することにより前記床面上のゴミ等
を掃き集めるサイドブラシと、前記サイドブラシを前記
車両の幅方向に移動自在に支持する支持機構とを有する
自動清掃車において、 前記車両の前面より突出した状態で前記車両前面に支持
され、前記サイドブラシと前方の壁面あるいは障害物と
の接触を防止するバンパと、 前記バンパを前記車両前面際にまで引寄せる引寄せ手段
とを具備することを特徴とする自動清掃車。 - 【請求項2】前記車両は、前方の壁面を検知するセンサ
を具備し、 前記引寄せ手段は、前記センサが前記車両の前方に壁面
を検知した時、前記バンパを前記車両前面際にまで引寄
せ、 前記サイドブラシを前記バンパより前方へ突出させるこ
とを特徴とする請求項1に記載の自動清掃車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18615894A JP3540017B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 自動清掃車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18615894A JP3540017B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 自動清掃車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0848197A true JPH0848197A (ja) | 1996-02-20 |
JP3540017B2 JP3540017B2 (ja) | 2004-07-07 |
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Family Applications (1)
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JP18615894A Expired - Fee Related JP3540017B2 (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | 自動清掃車 |
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JP (1) | JP3540017B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11284702B2 (en) | 2017-05-15 | 2022-03-29 | Sharkninja Operating Llc | Side brush with bristles at different lengths and/or angles for use in a robot cleaner and side brush deflectors |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP18615894A patent/JP3540017B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11284702B2 (en) | 2017-05-15 | 2022-03-29 | Sharkninja Operating Llc | Side brush with bristles at different lengths and/or angles for use in a robot cleaner and side brush deflectors |
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Publication number | Publication date |
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JP3540017B2 (ja) | 2004-07-07 |
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