JPH0848060A - プリント装置及びプリント方法 - Google Patents

プリント装置及びプリント方法

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JPH0848060A
JPH0848060A JP6183370A JP18337094A JPH0848060A JP H0848060 A JPH0848060 A JP H0848060A JP 6183370 A JP6183370 A JP 6183370A JP 18337094 A JP18337094 A JP 18337094A JP H0848060 A JPH0848060 A JP H0848060A
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JP
Japan
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printing
output buffer
print head
nozzles
data
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JP6183370A
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English (en)
Inventor
Shinji Takagi
真二 高木
Hiroyuki Tawaraya
啓之 俵谷
Hideki Tanaka
秀樹 田中
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高精細化、高速化、カラー化が可能でありなが
ら、大容量のメモリを必要としないプリント装置及びプ
リント方法を提供する。 【構成】外部から入力される画像データを圧縮する圧縮
回路109と、圧縮回路109により圧縮された画像デ
ータを出力バッファに格納するメインコントローラ10
2と、メインコントローラ102により出力バッファ1
03に格納されたデータ量が所定量に達したことを検出
するアドレス設定回路111と、出力バッファ103に
格納された所定量のデータを、読みだし伸張する伸張回
路110と、1回の走査で、所定のプリント領域のう
ち、所定量のデータに対応するプリント領域のみをプリ
ントするプリントヘッド104とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出してプリン
トを行なうプリント装置及びプリント方法に関し、特に
高精細または、高速または、カラーでプリントを行なう
ためのプリント装置及びプリント方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置、なかでもインクジェッ
ト記録方式のシリアルプリンタを図5に基づいて説明す
る。図5において、101はホストコンピュータ、10
2はCPU等からなるメインコントローラ、103は実
際に記録するための形式に変換したデータを格納する出
力バッファ、104は記録ヘッド、105は記録ヘッド
を駆動するヘッドドライバ、106は出力バッファのデ
ータをメイン・コントローラからの制御信号に従って記
録ヘッドに供給するヘッドドライバコントローラであ
る。また、107は記録ヘッド104に被記録材の全面
を走査させるため、記録ヘッドを被記録材に沿って(主
走査方向に)移動させるための記録ヘッド移動機構、1
08は被記録材を記録ヘッドの移動方向と垂直な方向
(副走査方向)に移動させるための被記録材搬送機構、
である。
【0003】上記構成において、被記録材への画像デー
タの記録は、以下の手順で行われる。
【0004】(A)メインコントローラ102はホスト
コンピュータ101から送られる画像データを所定のタ
イミングで出力バッファ103に格納する。
【0005】(B)メインコントローラ102は、出力
バッファ103に(ノズル数×主走査方向画素数)のデ
ータが格納されると、記録ヘッド移動機構107および
被記録材搬送機構108を駆動し、記録ヘッド104を
記録する位置まで移動させるとともに、ヘッドドライバ
コントローラ106に制御信号を供給する。
【0006】(C)ヘッドドライバコントローラ106
は、出力バッファ103内のデータを読み出し、ヘッド
ドライバ105を制御する。
【0007】(D)ヘッドドライバ105が記録ヘッド
を駆動し、記録が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、今日、
プリンタ等の記録装置に対して、 (1)高精細化 (2)高速化 (3)カラー化 の3項目への要求は特に大きく、その実現のために様々
な努力がなされている。
【0009】インクジェット記録方式のプリンタは、被
記録材に対面する面にインク吐出口(以下、インク吐出
ノズル、あるいは単にノズルと称す)が解像度に対応し
た間隔で複数個配列された記録ヘッドを有し、各ノズル
が画像データに応じてインクを吐出することにより被記
録材上に画像を形成する構成となっている。そのため、
(1)の高精細化の手段として、ノズル間隔の短縮して
解像度を向上させるという手法が用いられてきた。ただ
し、同一ノズル数のままノズル間隔を短縮したのでは一
回の走査でヘッドが記録を行う範囲が減少してスループ
ットが低下する。そのため、ノズル数を増加させてノズ
ル間隔を短縮した場合でも一回の走査でヘッドが記録す
る範囲がノズル間隔を短縮しない場合と同一になる様に
している。また、ノズル数を増加させることは、(2)
の高速化の面からも好ましいものである。同一の解像度
であれば、ノズル数を増やすことにより一回の走査で記
録出来る範囲が広がるので、容易にスループットの向上
が計れるからである。
【0010】この様に、インクジェット記録装置では、
(1)の高精細化と(2)の高速化の両方の点から記録
ヘッドのノズル数は増加する方向にあり、それに伴なっ
て出力バッファの容量も増加する一方であった。
【0011】また、(3)のカラー化は、複数の記録ヘ
ッドを設け、それぞれ異なった色のインクを記録するこ
とで実現できる。一般のカラープリンタでは、四個の記
録ヘッドを用いてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの各色の記録を行うが、記録ヘッドの個数がモノクロ
のプリンタの四倍になるため、出力バッファもモノクロ
プリンタに比べて四倍の容量が必要となる。
【0012】上記の様に、プリンタ等の記録装置、特に
インクジェット記録装置において、(1)高精細化、
(2)高速化、および、(3)カラー化のために用いら
れてきた手法は、いづれも大容量の出力バッファを必要
とするものである。出力バッファは通常DRAM等のメ
モリで構成されているが、大容量のメモリの必要性は、
製造コストの低減の面で非常に大きな障害となってき
た。
【0013】そこで必要メモリ容量を低減させるため
に、出力バッファに格納されるべきデータをそのままで
はなく一度圧縮して出力バッファに格納し、記録時に伸
張しながら記録する方法も考えられる。
【0014】しかしながら、可逆圧縮の圧縮率は一般に
一定ではなく、文字データ等は圧縮率も高くメモリ容量
低減に有効であるが、自然画データは圧縮率が低く、場
合によっては圧縮前のデータ量とほとんど変わらない場
合があり、出力バッファに格納されるべきデータをその
ままではなく一度圧縮し圧縮されたデータを出力バッフ
ァに格納し、記録時に伸張しながら記録する方法だけで
は、必要メモリ容量の低減には有効ではない。
【0015】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、高精細
化、高速化、カラー化が可能でありながら、大容量のメ
モリを必要としないプリント装置及びプリント方法を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のプリント装置は、複数の
ノズルを有するプリントヘッドを備え、該プリントヘッ
ドを前記複数のノズルの配列方向と略直交する方向に走
査することにより、1回の走査で所定のプリント領域を
プリント可能なプリント装置において、外部から入力さ
れる画像データを圧縮する圧縮手段と、該圧縮手段によ
り圧縮された画像データを出力バッファに格納する格納
手段と、該格納手段により前記出力バッファに格納され
たデータ量が所定量に達したことを検出する検出手段
と、前記出力バッファに格納された前記所定量のデータ
を、読みだし伸張する伸張手段と、1回の走査で、前記
所定のプリント領域のうち、前記所定量のデータに対応
するプリント領域のみをプリントするプリント手段とを
具備することを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるプリント装置にお
いて、前記検出手段は、前記出力バッファにデータを格
納する毎に増加するカウンタと、該カウンタの値とあら
かじめ設定された値とを比較し一致したことを判定する
判定手段とを備えることを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わるプリント装置にお
いて、前記プリント手段は、前記プリントヘッドの全ノ
ズル数のうちの一部のノズルだけを駆動してプリントす
る駆動手段を備えることを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わるプリント装置にお
いて、前記プリントヘッドは、インクを吐出してプリン
トを行なうインクジェットプリントヘッドであることを
特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるプリント装置にお
いて、前記プリントヘッドは、熱エネルギーを利用して
インクを吐出するプリントヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えていることを特徴としている。
【0021】また、本発明のプリント方法は、複数のノ
ズルを有するプリントヘッドを前記複数のノズルの配列
方向と略直交する方向に走査することにより、1回の走
査で所定のプリント領域をプリント可能なプリント方法
において、外部から入力される画像データを圧縮する圧
縮工程と、前記圧縮された画像データを出力バッファに
格納する格納工程と、前記出力バッファに格納されたデ
ータ量が所定量に達したことを検出する検出工程と、前
記出力バッファに格納された前記所定量のデータを、読
みだし伸張する伸張工程と、1回の走査で、前記所定の
プリント領域のうち、前記所定量のデータに対応するプ
リント領域のみをプリントするプリント工程とを具備す
ることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるプリント方法にお
いて、前記検出工程では、前記出力バッファにデータを
格納する毎にカウンタを増加させ、該カウンタの値とあ
らかじめ設定された値とを比較し一致したことを判定す
ることを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わるプリント方法にお
いて、前記プリント工程では、前記プリントヘッドの全
ノズル数のうちの一部のノズルだけを駆動してプリント
することを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるプリント方法にお
いて、前記プリントヘッドは、インクを吐出してプリン
トを行なうインクジェットプリントヘッドであることを
特徴としている。
【0025】また、この発明に係わるプリント方法にお
いて、前記プリントヘッドは、熱エネルギーを利用して
インクを吐出するプリントヘッドであって、インクに与
える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
を備えていることを特徴としている。
【0026】
【作用】以上の様にこの発明に係わるプリント装置及び
プリント方法は構成されているので、出力バッファの空
き容量が少なくなった時点でデータの入力を中止し、出
力バッファに格納されたデータ分のみを一旦プリントす
ることにより、大容量のメモリを必要とすることなく、
プリントの高精細化、高速化、カラー化を図ることが出
来る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について、添付
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施例)図1は、本発明が適用できるインクジ
ェット記録装置IJRAの概観図である。同図におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5011,5009を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に
往復移動される。このキャリッジHCには、インクジェ
ットカートリッジIJCが搭載されている。5002は
紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプ
ラテン5000に対して押圧する。5007,5008
はフォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの
域での存在を確認して、モータ5013の回転方向切り
換え等を行うためのホームポジション検知手段である。
5016は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部
材5022を支持する部材で、5015はこのキャップ
内を吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介
して記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニ
ングブレードで、5019はこのブレードを前後方向に
移動可能にする部材であり、本体支持板5018にこれ
らが支持されている。ブレードは、この形態でなく周知
のクリーニングブレードが本例に適用できることは言う
までもない。又、5012は、吸引回復の吸引を開始す
るためのレバーで、キャリッジと係合するカム5020
の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラ
ッチ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0028】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0029】図2は上記のインクジェット記録装置(I
JRA)の制御部の構成を示すブロック図である。
【0030】図2において、101はホストコンピュー
タ、102はCPU等からなるイメージコントローラ、
103は出力バッファ、104は記録ヘッド(IJ
H)、105は記録ヘッドIJHを駆動するヘッドドラ
イバ、106は出力バッファのデータをメインコントロ
ーラからの制御信号に従って記録ヘッドに供給するヘッ
ドドライバコントローラである。また、107は記録ヘ
ッド104に被記録材の全面を走査させるため、記録ヘ
ッドを被記録材に沿って(主走査方向に)移動させるた
めの記録ヘッド移動機構、108は被記録材を記録ヘッ
ドの移動方向と垂直な方向(副走査方向)に移動させる
ための被記録材搬送機構である。また109は圧縮回
路、110は伸張回路、111はメインコントローラ内
にあるアドレッシング回路、112は比較器である。
【0031】図3において、104は記録ヘッドであ
り、記録ヘッド104は紙面に向かって右方向(主走査
方向)に走査される。202は記録ヘッド104の1回
の主走査で記録できる記録可能領域、203は本実施例
で実際に記録される領域である。
【0032】次に、図2および図3に基づいて第1の実
施例を具体的に説明する。入力画像データは、ホストコ
ンピュータ101からメインコントローラ102に送ら
れるが、このとき画像データは図3の紙面に向かって左
上端から主走査方向に順番に送られ、ビデオ信号の走査
線1ライン分のデータが送られると、順次1ライン下の
ラインのデータが送られる。
【0033】メインコントローラ102はこのように送
られてきた入力画像データを、圧縮回路109を介して
出力バッファ103に格納する。この圧縮された画像デ
ータを出力バッファ103に格納する時、同時にメイン
コントローラ102はアドレッシング回路111のアド
レスを増加させる。このようにすれば、アドレッシング
回路111のアドレスを見ることにより、現在出力バッ
ファ103にどれだけのデータが格納されているかを知
ることが出来る。以下同様に処理が繰り返され、圧縮さ
れたデータは出力バッファ103に格納されていき、ア
ドレッシング手段111の示すアドレスは増加してい
く。そして出力バッファ103に(ノズル数×主走査方
向画素数)のデータが格納されると、メインコントロー
ラ102はヘッドドライバコントローラ106に制御信
号を送る。ヘッドドライバコントローラ106はメイン
コントローラ102の制御信号を受けて出力バッファ1
03に格納された圧縮されたデータを読みだし、伸張回
路110を介してヘッドドライバ105に供給し、記録
ヘッド104が被記録媒体にデータに基づく画像を記録
する。
【0034】ところが出力バッファ103に(ノズル数
×主走査方向画素数のデータ)が完全に格納されるまえ
にあらかじめ設定された値とアドレッシング回路111
の示すアドレスが一致すると(すなわち、出力バッファ
103が略一杯になったことを検出すると)比較器11
2は、一致したことを示す信号をメインコントローラ1
12に送る。メインコントローラ112は一致したこと
を示す信号を受け取ると入力画像データを送ることを中
止し、圧縮回路109の動作を中止し、出力バッファ1
03に格納するのを中止する。次にメインコントローラ
102はヘッドドライバコントローラ106に、制御信
号と、出力バッファ103に格納したライン数だけの画
像データを送る。ドライバコントローラ106はメイン
コントローラ102の制御信号を受けて出力バッファ1
03に格納された圧縮されたデータを読みだし、伸張回
路110を介してヘッドドライバ105に供給する。ま
たヘッドドライバコントローラ106は出力バッファ1
03に送ったライン数だけの画像データにもとずき、送
ったライン数だけの画像を被記録媒体に記録するように
ヘッドドライバ105を制御する。すなわち出力バッフ
ァ103に格納されたライン数のノズルだけで画像を記
録し他のノズルでは記録しないようにすることにより、
図3の203で示す領域だけを記録する。
【0035】以上述べたようにヘッドが有する(ノズル
数×主走査方向画素数)のデータが出力バッファ103
に格納されるまえに、あらかじめ設定された量が出力バ
ッファ103に格納された場合は、その時点で格納を中
止し、記録を開始することにより、出力バッファ103
の容量を低減することができる。 (第2の実施例)図4は本発明の第2の実施例を表す図
である。
【0036】図4において、104は記録ヘッドであ
り、記録ヘッド104は紙面に向かって右方向(主走査
方向)に走査される。302は記録ヘッド104の1回
の主走査で記録できる記録可能領域、303は本実施例
で実際に記録される領域である。
【0037】次に図2および図4に基づいて第2の実施
例を具体的に説明する。入力画像データは、図4に示す
ように紙面に向かって左上端から副走査方向に順番に送
られ、記録ヘッドが有するノズル数分送られると、順次
1ライン右のラインのデータが送られることとする。
【0038】メインコントローラ102はこのように送
られてきた入力画像データを、圧縮回路109を介して
出力バッファ103に格納する。この圧縮された画像デ
ータを出力バッファ103に格納する時、同時にメイン
コントローラ102はアドレッシング回路111のアド
レスを増加させる。このようにすれば、アドレッシング
回路111のアドレスを見ることにより、現在出力バッ
ファ103にどれだけのデータが格納されているかを知
ることが出来る。以下同様に処理が繰り返され、圧縮さ
れたデータは出力バッファ103に格納されていき、ア
ドレッシング回路111の示すアドレスは増加してい
く。そして出力バッファ103に(ノズル数×主走査方
向画素数)のデータが格納されると、メインコントロー
ラ102はヘッドドライバコントローラ106に制御信
号を送る。ヘッドドライバコントローラ106はメイン
コントローラ102の制御信号を受けて出力バッファ1
03に格納された圧縮されたデータを読みだし、伸張回
路110を介してヘッドドライバ105に供給し記録す
る。
【0039】ところが出力バッファ103に(ノズル数
×主走査方向画素数のデータ)が完全に格納されるまえ
にあらかじめ設定された値とアドレッシング回路111
の示すアドレスが一致すると(すなわち、出力バッファ
103が略一杯になったことを検出すると)比較器11
2は、一致したことを示す信号をメインコントローラ1
12に送る。メインコントローラ102は一致したこと
を示す信号を受け取ると入力画像データを送ることを中
止し、圧縮回路109の動作を中止し、出力バッファ1
03に格納するのを中止する。次にメインコントローラ
102はヘッドドライバコントローラ106に、制御信
号と、出力バッファ103に送ったライン数だけの画像
データを送る。ヘッドドライバコントローラ106はメ
インコントローラ102の制御信号を受けて出力バッフ
ァ103に格納された圧縮されたデータを読みだし、伸
張回路110を介してヘッドドライバ105に供給す
る。またヘッドドライバコントローラ106は出力バッ
ファ103に送ったライン数だけの画像データにもとづ
き、送ったライン数のみを記録するようにヘッドドライ
バ105を制御する。すなわち出力バッファ103に送
ったライン数の画像データに対応する位置まで全ノズル
で記録し、出力バッファ103に送ったライン数の画像
データに対応する位置より右側では記録しないように
し、図4の303で示す領域だけを記録する。
【0040】以上述べたようにヘッドが有する(ノズル
数分のデータ×主走査方向画素数)が出力バッファ10
3に格納されるまえに、あらかじめ設定された量が出力
バッファ103に格納された場合は、その時点で画像デ
ータの入力を中止し、記録を開始することにより、出力
バッファ103の容量を低減することができる。
【0041】なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
で、上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。
【0042】例えば、上記の第1の実施例および第2の
実施例では、あらかじめ設定された量が出力バッファ1
03に格納された時点で、画像データの入力を中止した
が、被記録媒体への画像の記録を開始することにより必
要ではなくなった出力バッファ103の領域に引き続き
格納する様にしてもよい。
【0043】また第1の実施例および第2の実施例では
ホストコンピュータからのデータをそのまま圧縮し出力
バッファに格納したが、ホストコンピュータからのデー
タを一時的にインプットバッファに格納したり、フォン
ト展開や疑似中間調処理を行ったデータを圧縮し出力バ
ッファに格納する様にしてもよい。
【0044】また第1の実施例および第2の実施例で
は、記録ヘッドは一つであったが、複数のヘッドを備え
たカラーインクジェット記録装置であってもいいことは
いうまでもない。
【0045】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0046】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0047】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0048】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0049】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0050】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0051】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0052】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0053】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0054】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0055】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のプリント装
置及びプリント方法は構成されているので、出力バッフ
ァの空き容量が少なくなった時点でデータの入力を中止
し、出力バッファに格納されたデータ分のみを一旦プリ
ントすることにより、大容量のメモリを必要とすること
なく、プリントの高精細化、高速化、カラー化を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるインクジェット記録装置I
JRAの概観図である。
【図2】インクジェット記録装置(IJRA)の制御部
の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施例におけるインクジェットヘッドに
よる記録範囲を示した図である。
【図4】第2の実施例におけるインクジェットヘッドに
よる記録範囲を示した図である。
【図5】従来のインクジェット記録装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
101 ホストコンピュータ 102 メインコントローラ 103 出力バッファ 104 記録ヘッド 105 ヘッドドライバ 106 ヘッドドライバコントローラ 107 記録ヘッド移動機構 108 被記録材搬送機構 109 圧縮回路 110 伸長回路 111 アドレス設定回路 112 比較器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルを有するプリントヘッドを
    備え、該プリントヘッドを前記複数のノズルの配列方向
    と略直交する方向に走査することにより、1回の走査で
    所定のプリント領域をプリント可能なプリント装置にお
    いて、 外部から入力される画像データを圧縮する圧縮手段と、 該圧縮手段により圧縮された画像データを出力バッファ
    に格納する格納手段と、 該格納手段により前記出力バッファに格納されたデータ
    量が所定量に達したことを検出する検出手段と、 前記出力バッファに格納された前記所定量のデータを、
    読みだし伸張する伸張手段と、 1回の走査で、前記所定のプリント領域のうち、前記所
    定量のデータに対応するプリント領域のみをプリントす
    るプリント手段とを、具備することを特徴とするプリン
    ト装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記出力バッファにデ
    ータを格納する毎に増加するカウンタと、該カウンタの
    値とあらかじめ設定された値とを比較し一致したことを
    判定する判定手段とを備えることを特徴とする請求項1
    に記載のプリント装置。
  3. 【請求項3】 前記プリント手段は、前記プリントヘッ
    ドの全ノズル数のうちの一部のノズルだけを駆動してプ
    リントする駆動手段を備えることを特徴とする請求項1
    に記載のプリント装置。
  4. 【請求項4】 前記プリントヘッドは、インクを吐出し
    てプリントを行なうインクジェットプリントヘッドであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記プリントヘッドは、熱エネルギーを
    利用してインクを吐出するプリントヘッドであって、イ
    ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
    ー変換体を備えていることを特徴とする請求項4に記載
    のプリント装置。
  6. 【請求項6】 複数のノズルを有するプリントヘッドを
    前記複数のノズルの配列方向と略直交する方向に走査す
    ることにより、1回の走査で所定のプリント領域をプリ
    ント可能なプリント方法において、 外部から入力される画像データを圧縮する圧縮工程と、 前記圧縮された画像データを出力バッファに格納する格
    納工程と、 前記出力バッファに格納されたデータ量が所定量に達し
    たことを検出する検出工程と、 前記出力バッファに格納された前記所定量のデータを、
    読みだし伸張する伸張工程と、 1回の走査で、前記所定のプリント領域のうち、前記所
    定量のデータに対応するプリント領域のみをプリントす
    るプリント工程とを、具備することを特徴とするプリン
    ト方法。
  7. 【請求項7】 前記検出工程では、前記出力バッファに
    データを格納する毎にカウンタを増加させ、該カウンタ
    の値とあらかじめ設定された値とを比較し一致したこと
    を判定することを特徴とする請求項6に記載のプリント
    方法。
  8. 【請求項8】 前記プリント工程では、前記プリントヘ
    ッドの全ノズル数のうちの一部のノズルだけを駆動して
    プリントすることを特徴とする請求項6に記載のプリン
    ト方法。
  9. 【請求項9】 前記プリントヘッドは、インクを吐出し
    てプリントを行なうインクジェットプリントヘッドであ
    ることを特徴とする請求項6に記載のプリント方法。
  10. 【請求項10】 前記プリントヘッドは、熱エネルギー
    を利用してインクを吐出するプリントヘッドであって、
    インクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネル
    ギー変換体を備えていることを特徴とする請求項9に記
    載のプリント方法。
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