JPH084773B2 - 分散型液体の吐出方法とその装置 - Google Patents

分散型液体の吐出方法とその装置

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JPH084773B2
JPH084773B2 JP26724886A JP26724886A JPH084773B2 JP H084773 B2 JPH084773 B2 JP H084773B2 JP 26724886 A JP26724886 A JP 26724886A JP 26724886 A JP26724886 A JP 26724886A JP H084773 B2 JPH084773 B2 JP H084773B2
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tank
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秀世 藤井
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ノードソン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分散型液体の吐出方法とその装置に係る。
〔従来の技術〕
一般に分散型(ディスパーション)液体を加圧して吐
出器などより吐出する場合、プランジャポンプやギアポ
ンプなど、機械的加圧装置を用いることは避けられてい
る。何故なら、分散型液体中の微粒子が研磨剤となって
機械部品の接触面を傷め、また分散型液体の凝固現象を
招くことになるからである。従って、これらの場合、機
械的接触のないエア等による加圧タンクを用いることが
広く行われてきた。
その一例を第3図に示す。エア式加圧タンク(プレッ
シャーポット)31内に入れられた液体DL2の液面上を圧
縮空気CAなどを導いて加圧し、それによって加圧された
液体DL2が配管32を通ってガン35に至り、それにより吐
出されるというものである。同方法による装置は、機械
的可動部が全くなく、構造も簡単で、故障の懸念はな
く、また価格も安いという多くのメリットがあり、広く
使われてきた。
しかし、デメリットもあった。それは同加圧タンク内
に液体を補給する場合には、エア加圧を中断し、タンク
内の圧力を抜き、蓋を明けて行わなけばならず、従って
連続的運転などはできなかった。
また、分散型液体の場合、その吐出量が少ないと、配
管32内を流れる量も少なく、その流速も低くなる。する
と、配管内の分散型液体は停滞又はそれに近い状態とな
り、同液中の微粒子が重力により沈降即ち固液分離する
傾向が生じるのである。それは分散型液体の吐布物の不
均一を招くことであり、業界における問題事項であっ
た。
更にまた、上述の如く、配管中の流速の低いというこ
とは、同液体がある所要の温度に加熱されている場合に
は、その配管上全面に亘って加熱又は保温しなければな
らなかった。
〔解決しようとする問題点〕
上述の如く、従来のエア式加圧タンク圧送による分散
型液体の吐出装置においては、その吐出配管内における
流速が低く、該配管内にて上記分散型液体中の微粒子が
沈降し、不安定となり、品質の不均一を招くという問題
があった。
本発明の動機は、エア式加圧タンク圧送による分散型
液体の沈降による固液分離を防いで、品質の均一なる分
散型液体を吐出することであった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の要旨は、二箇の液体圧送用のエア式加圧タン
ク1,11を一本の導管2で結び、上記二箇のエア式加圧タ
ンクの1,11を交互にエア加圧することによって、該エア
式加圧タンク1,11内の分散型液体を所速度をもって交互
に移動往復せしめ、その運動によって分散型液体DL内に
含まれる微粒子の沈降即ち固液分離を防ぎ、その状態に
おける該分散型液体DLを上記導管の中間部に設けられた
吐出器25より吐出する方法とその装置である。
元来、管中を流れる分散型液体は、ある速度で流れて
いれば管内における沈降による固液分離現象は起きない
ものである。従って、従来の一箇のエア加圧タンク式吐
出装置においても、所要の流速で吐出するものにおいて
は問題はない。しかし、その流速がある速度よりも低く
なるので固液分離の現象が発生してくるのである。
元来、分散型液体が管内を流れる場合、それが静止状
態である場合は勿論、流速の比較的低い場合も、ある時
間が経過すると、同分散型液体内の粒子が重力により沈
降し、いわゆる固液分離の現象が起こり、それら粒子の
分散度が付均一になるのである。このような分散型液体
を吐布することは好ましくないことはいうまでもない。
また、ある速度をもって流れる管内の液体も、第2図
に見られるような層流が発生し、管壁側の液体の流れの
線速度はS1は著しく低下するのである(S1<S2<S3……
<Sm)。この現象が長時間続くと、管壁側にも上述の固
液分離現象が生ずるのである。
しかし、これらの時間を明示することは難しい。何故
なら分離型液体の種類によることは勿論、それらの濃
度、温度、更に管径や管長、そして又吐出量、吐出の状
態等にも左右されるからである。
次に本発明の方法について説明する。第1図を参照さ
れたい。二箇の液体圧送用のエア式加圧タンク1,11と、
その間を一本の導管2にて結んだものを用いる。先ず、
何れか一方のエア式加圧タンク(以下略してタンクと称
す)PT1内に分散型液体(以下略して液体と称す)DLを
適当量注入する。次に該タンクPT1内の所要圧力の加圧
空気CAを給気する。同タンクPT1内の液体DLは加圧され
て、配管2を通り、ある速度をもって流れ、他方のタン
クPT2内に流入する(DL′)。それと共に上記タンクPT1
内の液体DLのレベルは低下し、ある下限のレベルに達す
ると、上記加圧空気CAの給気を止め、今度は他のタンク
PT2内への加圧空気CAの給気を始める。同タンクPT2内の
液体DL′は、逆コースで前記の導管2を通り、またある
流速αをもって移動する。その流速αにおいては、同液
体は流れの運動をしているので、同液体中の微粒子は重
力による固液分離はしないのである。
このようにして、同導管2内には、微粒子の固液分離
現象の発生していない即ち分散度の均一な分散型液体DL
が常にある速度をもって流れている。この配管2上に、
吐出器25を設ければ、その液体DLが吐出されることにな
る。そして微量吐出された吐出物は、分散度の均一な良
質なものとなり得るのである。
次に本発明による装置の構造について説明する。同じ
く第1図を参照されたい。二箇のエア加圧タンク1,11の
間は、一本の配管2によって接続され、配管2の両端は
共に上記エア加圧タンク1,11内出入口管2S1,2S2として
挿入されている。また同管2の中間部には、吐出器25が
設けられる。上記両エア式加圧タンク1,11内上部には、
それぞれ加圧エアCAの供給口4,14が開口し、またレベル
センサ8,18も取付けられている。なお上記加圧エアCAの
供給口4,14の外部は、何れもそれぞれの三方切換ソレノ
イドバルブ5,15を通し、更にそれぞれの配管30,31を通
して一本の配管33にまとめられ、レギュレータ38を介し
てエア圧縮機39に接続される。更に、上記吐出器25の操
作用及び二箇の加圧エア給気用のソレノイドバルブ5,15
には、それぞれソレノイド27,6,16が設けられ、上記電
気制御盤35に電気接続される。また双方の加圧タンク1,
11内には、共にレベルセンサ8,18が設けられるが、これ
らは静電容量式のものが望ましい。理由は精度が高く、
耐熱性も高く、また可動部がないので故障は少ない。し
かし浮子式でも使うことはできる。何れも電気制御盤35
に電気接続される。
次に上記本発明による装置の作用について説明する。
同じく第1図を参照されたい。先ず、ある定量の液体DL
が何れか一方のタンクPT1内に入れられる。次に、電気
制御盤35よりの信号により加圧エア用の三方切換ソレノ
イドバルブ5,6が作動し、それが開いてある圧力のエアC
Aが上記タンクPT1(1)内に入り(a)、その中の液体
DLの液面を加圧する。同液体DLは出入口管2S1内に進入
(a)し、同管に連なる配管2内を通り、ある速度をも
って他方のタンクPT2(11)内に流入(a)する。そし
て前のタンクPT1内の液体DLのレベルが下限Ldにくる
と、レベルセンサ8が感知し、その信号を発して電気制
御盤35に送り、それを受けて同盤35より発信、上記三方
切換ソレノイドバルブ5,6を閉じる、と同時にタンク内
のエアを大気中に排気(b)する。又同時に同盤35より
他方の三方切換ソレノイドバルブ15,16へ発信し、同バ
ルブを開いて、加圧エアCAをそのタンクPT2内に給気
(b)する。同タンクPT2内の液体DL′はその液面が加
圧されて出入口管2S2内に進入(b)し、上記の導管2
内を通って、即ち前と逆コースに、前のタンクPT1内に
戻される(b)。これらの作動を交互に繰返す。すると
上記液体DLは、同導管2内を右に、左にと、交互に往復
移動を繰返す。この時の流速はある速度をもって行われ
るので、その速度においては、その液体内の微粒子は固
液分離しないものとする。そのような状態において、同
導管2上に設けられた吐出器25の弁が、電気制御盤35よ
りの信号により開くと、同上の液体が微量吐出される。
その分散型液体は、同液分離していない分散度の均一な
分散型液体DLであることはいうまでもない。
また、上記タンク内に液体を補充するときは、何れか
一方のエア加圧されていないタンク即ち、タンク内が大
気と直通しているタンクの蓋を明けて、或いは、補給管
を通して補給すればよい。即ち、吐出作業を停止するこ
となしに連続的に作業を行うことができるのである。
また、従来のエア式加圧タンクには、第3図に見られ
る如く、撹拌器37を必要としたが、本発明におけるエア
式加圧タンクにおいては、分散型液体が常に往復出入り
しているため、撹拌されるので、上記撹拌器は不要であ
る。
更に、液体は導管中を、比較的早い速度で通過するの
で、従来の如く、液体が冷却される機会も少く、また保
温加熱する場合にも、吐出器の近辺の一部のみに加熱装
置を付ければよい。
〔発明の効果〕
本発明の方法と装置によれば、分散型液体の吐出作業
において、分散型液体内の粒子を固液分離させることな
く、分散度均一の状態において吐出することができるも
のであって、吐出された分散型液体の均一性を確保する
ことができると共に、連続吐出作業を行うことができ、
また保温加熱装置を簡易化することができ、生産性及び
経済性の向上に寄与することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に基く回路構成図 第2図は管内
を流れる層流の状態図 第3図は従来の分散型液体の吐
出回路図 主要な符号の説明 1,11……エア式加圧タンク、2……導管、2S1,2S2……
出入口管、5,15……ソレノイドバルブ、8,18……レベル
センサ、25……吐出器、DL……分散型液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 301 E 7415−4F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二箇の液体圧送用のエア式加圧タンク1,11
    を導管2により接続し、上記エア式加圧タンク1,11内に
    交互にエアを加圧することによって、上記導管2内に分
    散型液体DLを交互に所要速度をもって移動往復せしめ、
    その運動によって分散型液体内の微粒子の分散度を常に
    均一ならしめ、その状態において該分散型液体DLを上記
    導管2の中間部に設けられた吐出器25より吐出せしめる
    ことを特徴とする分散型液体の吐出方法。
  2. 【請求項2】二箇のエア式加圧タンク1,11が導管2によ
    り接続されると共に、該導管2の両端には上記二箇の加
    圧タンク1,11内にてそれぞれ出入口管2S1,2S2が取り付
    けられ、かつ上記二箇のエア式加圧タンク1,11に対する
    加圧エア供給用のソレノイドバルブ5,15はそれぞれのエ
    ア式加圧タンク1,11内に設けられたレベルセンサ8,18と
    電気的に接続され、更に上記導管2の中間には吐出器25
    の設けられることを特徴とする分散型液体の吐出装置。
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JP4108353B2 (ja) 2002-03-29 2008-06-25 ノードソン コーポレーション 液体吐出方法及び装置
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JP2007136417A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Ulvac Japan Ltd 塗布装置
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JP2021194581A (ja) * 2020-06-12 2021-12-27 エムテックスマート株式会社 液体の分散方法、または吐出または塗布方法、またはその装置

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