JPH084745Y2 - 複合表面波フィルタ - Google Patents

複合表面波フィルタ

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JPH084745Y2
JPH084745Y2 JP1990067076U JP6707690U JPH084745Y2 JP H084745 Y2 JPH084745 Y2 JP H084745Y2 JP 1990067076 U JP1990067076 U JP 1990067076U JP 6707690 U JP6707690 U JP 6707690U JP H084745 Y2 JPH084745 Y2 JP H084745Y2
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弘通 山田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は複合表面波フィルタ、例えばテレビジョン受
信回路のIF増幅に使用され、共通の圧電基板上にVIFフ
ィルタとSIFフィルタとを形成した表面波フィルタに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の複合表面波フィルタとして、第4図の
ものが知られている。この表面波フィルタは、圧電基板
50の表面に入力側くし歯電極51と映像出力側くし歯電極
52と音声出力側くし歯電極53とを形成してあり、入力端
子54とアース端子55との間に映像成分と音声成分とを含
んだ入力信号を入力することにより、映像出力端子59,6
0間で映像出力を出力するとともに、音声出力端子58と
アース端子56間で音声出力を出力している。入力側のア
ース端子55と接続されたアース電極61の一部61aは、映
像出力側くし歯電極52と音声出力側くし歯電極53との間
に延びており、これにより2個のフィルタを分離して相
互干渉を防止している。また、中央のアース端子57は圧
電基板50の裏面のほぼ全面に形成されたシールド電極
(図示せず)に半田付けされている。
なお、62,63は不要波を吸収するために塗布されたダ
ンピング材、64は圧電基板50の周囲に封止された絶縁性
外装樹脂である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記構造の表面波フィルタは、1本の入力
端子54と3本のアース端子55〜57と1本の音声出力端子
58と2本の映像出力端子59,60の合計7本の端子が必要
であるため、5端子型に対応した現状の端子取付機や自
動特性選別機などの量産設備が使用できないという問題
があった。
また、上記表面波フィルタは、圧電基板50の裏面に設
けたシールド電極によりシールド構造となっているが、
圧電基板50の表面側はシールドされていないので、外部
雑音の影響を受けやすいという問題があった。
そこで、本考案の目的は、5端子型でかつより確実な
シールド構造を備えた複合表面波フィルタを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の複合表面波フィ
ルタは、圧電基板の表面に入力側くし歯電極と映像出力
側くし歯電極と音声出力側くし歯電極とを形成するとと
もに、圧電基板の裏面にシールド電極を形成してなり、
入力側くし歯電極の両端に入力端子とアース端子とが接
続され、映像出力側くし歯電極の両端に2本の映像出力
端子が接続され、音声出力側くし歯電極の両端に音声出
力端子と上記アース端子とが接続され、上記アース端子
に上記各端子の引出部と同方向に突出する分枝片が一体
に形成され、かつシールド電極に上記各端子の引出部と
同方向に突出する補助接続片の一端が接続され、圧電基
板の周囲は絶縁性外装樹脂で封止され、外装樹脂から突
出した上記分枝片と補助接続片とが外装樹脂の外側面に
沿うように折曲され、さらに外装樹脂の外周の端子引出
部を除く部位に導電層を形成することにより、分枝片と
補助接続片とが電気的に接続されていることを特徴とす
るものである。
〔作用〕
アース端子は、入力側くし歯電極の一端と音声出力側
くし歯電極の一端とに共通に接続され、かつその分枝片
が封止された外装樹脂から突出している。一方、他の端
子とは導通しない補助接続片は、その一端がシールド電
極と接続され、他端部が外装樹脂から突出している。そ
して、分枝片と補助接続片は外装樹脂に沿って折曲され
る。この状態で、例えば本体部を逆さ状態にして導電塗
料などに浸漬すると、本体部の外周に導電層が形成さ
れ、同時にこの導電層により分枝片と補助接続片とが電
気的に接続される。これにより、導電層とアース端子と
シールド電極とが電気的に接続され、ほぼ全周が導電体
で覆われたシールド構造となる。また、従来では3本必
要であったアース端子を1本で共用化できるので、端子
の本数を1本の入力端子と1本のアース端子と1本の音
声出力端子と2本の映像出力端子の合計5本とすること
ができる。
〔実施例〕
第1図,第2図は本考案にかかるシングルインライン
型の複合表面波フィルタの一例を示し、その構造は従来
のものとほぼ同様である。
この表面波フィルタは圧電セラミックス材料よりなる
圧電基板1を備えており、その表面には入力側くし歯電
極2と映像出力側くし歯電極3と音声出力側くし歯電極
4とが形成されている。そして、入力側くし歯電極2と
映像出力側くし歯電極3とでVIFフィルタを構成し、入
力側くし歯電極2と音声出力側くし歯電極4とでSIFフ
ィルタを構成している。圧電基板1の裏面のほぼ全面に
はシールド電極5が形成されている。
入力側くし歯電極2の一端には入力端子10が半田付け
されており、入力側くし歯電極2の他端にはアース端子
11が半田付けされている。また、映像出力側くし歯電極
3の両端にはそれぞれ映像出力端子12,13が半田付けさ
れている。さらに、音声出力側くし歯電極4の一端に音
声出力端子14と上記アース端子11とが接続されている。
上記アース端子11には、圧電基板1の裏側へ折曲された
分枝片11aが一体に形成されている。また、シールド電
極5には上記各端子10〜14と導通しない補助接続片15の
一端が半田付けされており、この補助接続片15の他端は
上記分枝片11aと平行に圧電基板1の裏側へ折曲されて
いる。
なお、20,21は不要波を吸収するために塗布されたダ
ンピング材である。
上記端子10〜14の引出部10b〜14bを除く圧電基板1の
周囲は絶縁性外装樹脂30で封止されており、圧電基板1
の表面側の少なくともくし歯電極2,3,4を形成した部位
には空洞31が形成されている。上記分枝片11aと補助接
続片15は外装樹脂30の裏面に沿うように折曲されてい
る。
上記外装樹脂30の外周には、その上端から圧電基板1
の下端に対応する領域まで導電塗料よりなる導電層40が
形成されており、これにより分枝片11aと補助接続片15
とが電気的に接続されている。したがって、導電層40と
アース端子11とシールド電極5とが電気的に接続され、
圧電基板1の裏面側だけでなく表面側も導電体で覆われ
たシールド構造となっている。
ここで、上記構造の表面波フィルタの製造方法を説明
する。
まず、所定の電極パターンを形成した圧電基板1に対
して、表側の電極2,3,4に5本の端子10〜14を半田付け
するとともに、裏側のシールド電極5に補助接続片15を
半田付けする。このとき、アース端子11の分枝片11aと
補助接続片15は第3図二点鎖線で示すように他の端子10
〜14の引出部10b〜14bと平行に突出している。
つぎに、圧電基板1の周囲を外装樹脂30で封止する。
このとき、各端子10〜14の引出部10b〜14bと分枝片11a
と補助接続片15の一部とが外装樹脂30から外部へ突出し
ている。樹脂封止後、分枝片11aと補助接続片15とを裏
面側へ折曲し、外装樹脂30の外側面に接触させる。そし
て、表面波フィルタを逆さ状態にして導電塗料41中に第
3図斜線で示す深さまで浸漬し、導電層40を形成する。
上記のように、導電層40を形成することによりシール
ド構造の5端子型の複合表面波フィルタが得られる。通
常はこのままで使用されるが、導電層40の外周にさらに
絶縁樹脂コーティングを施したり、絶縁ケースに収容す
る等の手段を講じることもできる。
なお、分枝片11aと補助接続片15との折曲方向は、圧
電基板1の裏面側に限らず表面側でもよく、あるいは分
枝片11aと補助接続片15とを互いに逆向きに折曲しても
よい。
また、導電層40の形成方法は、実施例のように導電塗
料中に浸漬する方法に限らず、他の方法を用いてもよ
い。
〔考案の効果〕
以上の説明で明らかなように、本考案によれば導電層
が外装樹脂のほぼ全周を覆っており、この導電層が補助
接続片を介して圧電基板のシールド電極に接続され、か
つ分枝片を介してアース端子とも接続されているので、
ほぼ確実なシールド構造の複合表面波フィルタを得るこ
とができる。
また、1本のアース端子が入力側くし歯電極の一端と
音声出力側くし歯電極の一端と導電層とに共通に接続さ
れるので、従来では3本必要であったアース端子を1本
で共用化でき、端子の本数は合計5本となる。そのた
め、5端子型に対応した現状の端子取付機や自動特性選
別機などの量産設備をそのまま使用でき、量産性に優れ
た複合表面波フィルタを得ることができる。
また、端子の本数が少なくなることにより、端子コス
トを削減でき、低コストの複合表面波フィルタを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる複合表面波フィルタの一例の正
面図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は本複
合表面波フィルタの製造途中の裏面図、第4図は従来の
複合表面波フィルタの正面図である。 1……圧電基板、2……入力側くし歯電極、3……映像
出力側くし歯電極、4……音声出力側くし歯電極、5…
…シールド電極、10……入力端子、11……アース端子、
11a……分枝片、12,13……映像出力端子、14……音声出
力端子、10b〜14b……引出部、15……補助接続片、30…
…外装樹脂、40……導電層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電基板の表面に入力側くし歯電極と映像
    出力側くし歯電極と音声出力側くし歯電極とを形成する
    とともに、圧電基板の裏面にシールド電極を形成してな
    り、 入力側くし歯電極の両端に入力端子とアース端子とが接
    続され、映像出力側くし歯電極の両端に2本の映像出力
    端子が接続され、音声出力側くし歯電極の両端に音声出
    力端子と上記アース端子とが接続され、上記アース端子
    に上記各端子の引出部と同方向に突出する分枝片が一体
    に形成され、かつシールド電極に上記各端子の引出部と
    同方向に突出する補助接続片の一端が接続され、 圧電基板の周囲は絶縁性外装樹脂で封止され、 外装樹脂から突出した上記分枝片と補助接続片とが外装
    樹脂の外側面に沿うように折曲され、 さらに外装樹脂の外周の端子引出部を除く部位に導電層
    を形成することにより、分枝片と補助接続片とが電気的
    に接続されていることを特徴とする複合表面波フィル
    タ。
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