JPH084744Y2 - 弾性表面波装置 - Google Patents

弾性表面波装置

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JPH084744Y2
JPH084744Y2 JP1965590U JP1965590U JPH084744Y2 JP H084744 Y2 JPH084744 Y2 JP H084744Y2 JP 1965590 U JP1965590 U JP 1965590U JP 1965590 U JP1965590 U JP 1965590U JP H084744 Y2 JPH084744 Y2 JP H084744Y2
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acoustic wave
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始 鈴木
允昭 坂内
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はテレビジョン受像機の映像中間周波フィルタ
等に用いられる弾性表面波装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 第6図、第7図、第8図は、従来の弾性表面波装置の
構造を示す図である。これらは、リードピンが一列に並
ぶインライン型の構造をとっている。
第6図(側断面図)において、(1)はLiTaO3,LiNbO
3等の圧電基板よりなる弾性表面波素子である。(2)
は金属製のステムであり、上面にエポキシ系接着剤
(3)等により弾性表面波素子(1)が固着されてい
る。(4)はステム(2)上面を施蓋する金属製キャッ
プであり、抵抗溶接シールにより密封される。(5)は
リードピンであり、ステム(2)の透孔(2a)に挿通さ
れ、下方に突出しており、ステム(2)とはガラスハー
メチック(6)により絶縁されると共に気密が保たれて
いる。また、アルミニウムワイヤー(7)により、弾性
表面波素子(1)と電気的に接続されている。
第7図(側断面図)の弾性表面波装置はパッケージに
樹脂成形品のベース(8)とキャップ(9)を用いたも
のである。(10)はリードフレイムであり、弾性表面波
素子(1)がエポキシ系接着剤(3)等により固着され
ている。(5)はリードピンであり、弾性表面波素子
(1)とアルミニウムワイヤ(7)により電気的に接続
される。ベース(8)とキャップ(9)との封止はエポ
キシ系接着剤により行われる。
また、第8図の一部分破断図は弾性表面波素子(1)
の圧電基板としてガラス基板(1a)上に圧電薄膜(1b)
を形成したものを用いたものである。この弾性表面波素
子(1)において、弾性表面波励振電極及び受信電極
(図示せず)等はガラス基板(1a)と圧電薄膜(1b)と
の間に形成されている。このため、弾性表面波はガラス
基板(1a)と圧電基板(1b)との境界面で励振されるの
で、弾性表面波素子(1)全体を樹脂モールド(11)し
ている。リードピン(5)はガラス基板(1a)上に引き
出された接続用電極(図示せず)に導電性接着剤により
電気的に接続される。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 近年、TV受像機、VTR等の映像機器に使用される電子
部品は、高性能化および小型化が要求される。また、こ
れら映像機器に用いられるプリント基板のパターンを標
準化することで設計効率を向上させ特性の安定化を図る
必要がある。従って、これらの要求に対応するために
は、弾性表面波装置においても、リードピン配置の共通
化及び寸法の標準化、小型化が必要となる。
しかしながら、第6図〜第8図に示した従来の弾性表
面波装置の構造ではリードピン(5)の配置は共通とす
ることができるが、プリント基板に装着した際、弾性表
面波装置が占有する面積および高さが異なるため、共通
のプリント基板を使用する場合に周辺部品の配置や高さ
制限等に問題が生じる。即ち、第6図の弾性表面波装置
では、金属製ケースを使用しているので、電磁シールド
性が良く、周辺部品の配置による特性への影響を殆ど受
けなく、かつ高さを4mm以下と低くすることができる
が、リードピン(5)がステム(2)の一方端寄りに配
設されている為、装着されるプリント基板上において、
片側に広い面積を必要とし、プリント基板の共通化に問
題がある。
一方、第7図及び第8図のものでは、装着されるプリ
ント基板における占有面積は小さいが、高さが8mm以上
と高くなる。このため、近年の回路部品の面実装化によ
る部品の高さ制限に逆行する。さらに、ケースに樹脂を
用いているため、電磁シールド性が悪く、周辺部品の配
置による電気特性への悪影響が出易すく、高性能化が要
求される部品として安定性に乏しいという問題がある。
そこで、本考案は、電磁シールド性がよく安定した特
性を有すると共に、装着されるプリント基板における部
品配置を変更することなく、従来のインラインパッケー
ジを用いたたて型の弾性表面波装置と共通に使用でき、
かつ高さの低い弾性表面波装置を提供することを目的と
する。
また、第6図に示した金属パッケージを用いた弾性表
面波装置において、第9図(a)(b)に示すように長
方形状のパッケージであった場合、次のような問題があ
る。すなわち、金属キャップ(4)は通常プレス加工に
より形成されるので、キャップ(4)の4角(4a)は丸
みを持つ。このため、第10図(第9図(b)のA−A′
断面図)に示すように、ステム(2)に金属キャップ
(4)と嵌合するよう角部に丸み(2a)を設けている。
しかしながらこの丸み(2a)の半径は非常に小さいの
で、製造上の寸法ばらつきにより金属キャップ(4)の
角部(4a)の丸みと一致させることは困難である。従っ
て、ステム(2)にキャップ(4)を嵌合させた際、第
10図に示すように隙間(g)が生じることがある。この
隙間(g)が生じた状態で抵抗溶接シールを行うと、溶
接電流が均等に流れにくく、溶接スパークが発生し易く
なり、斯る溶接スパークが隙間(g)からパッケージ内
に侵入し、弾性表面波素子(1)に悪影響を及ぼして不
良の原因となるという問題があった。
本考案は、この抵抗溶接シール時の不都合を解消した
弾性表面波装置を提供することをも目的とするものであ
る。
(ニ) 課題を解決するための手段 上述の点に鑑み、本考案の弾性表面波装置は、弾性表
面波素子と、上面のこの弾性表面波素子が接着剤等にて
固着されると共に下面に複数個の溝が設けられ、かつこ
の各溝に上面まで貫通する透孔が設けられる金属製ステ
ムと、前記透孔に絶縁材を介して挿通され前記弾性表面
波素子と電気的に接続され、かつ前記溝に沿って折り曲
げられた後、前記ステムの幅方向の略中央付近の下面か
ら垂直に突出し、一直線上に並ぶ複数個のリードピン
と、前記ステム上面を施蓋する金属製キャップとを備え
るものである。
また、金属製キャップはリードピンの配列方向に伸び
ると共に両端部が円弧形状を成し、且つステムはこのキ
ャップに対応した形状を有することを特徴とするもので
ある。
(ホ) 作用 上述の構成により、リードピンのステム下面からの突
出位置は中央付近となる。また、弾性表面波素子が収納
されるステム及びキャップは金属製であるので、良好な
電磁シールド性を有する。
また、キャップの両端を円弧形状とするので、この円
弧の半径は比較的大きくなり、これにより、キャップと
ステムとの嵌合の際に製造上の寸法ばらつきによる隙間
が生じることがなくなる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案の弾性表面波装置の側断面図、第2図
は同じく外観を示す斜視図、第3図(a)は同平面図、
第3図(b)は側面図である。(20)はLiTaO3,LiNbO3
等の圧電基板を用いた弾性表面波素子である。(21)は
鉄・ニッケルメッキ製のステムであり、上面に弾性表面
波素子(20)が、エポキシ系接着剤(22)等により固着
されている。そして、下面に複数個の溝(21a)が形成
されている。各溝(21a)にはステム(21)上面にまで
貫通する透孔(21b)が設けられている。この透孔(21
b)はステム(21)の一方寄りに形成されている。
(23)はリードピンであり、透孔(21b)にガラスハ
ーメチック(24)を介して挿通されており、アルミニウ
ムワイヤー(25)により弾性表面波素子(20)と電気的
に接続されている。そして、このリードピン(23)はい
ったん溝(21a)に沿ってステム(21)中央に向かって
折り曲げられ、更に下方に折り曲げられた後、ステム
(21)中央付近より下方に突出している。また、第2図
において、リードピン(23′)はステム(21)下面の略
中央に直接接続された接地用ピンである。リードピン
(23)(23′)は第2図に示すように一列に並んで形成
される。このように、リードピン(23)はステム(21)
の略中央付近より引き出されているので、プリント基板
装着の際、第3図の金属パッケージを用いた従来例のも
ののようにリードピン突出位置が片寄ることがない。
(26)は鉄・ニッケルメッキからなるキャップであ
り、ステム(21)上面を施蓋し、ステム(21)と抵抗溶
接により気密封止される。このキャップ(26)は第3図
(a)に示すように、両端部が円弧形状に成されてい
る。この円弧の半径はキャップの幅の略半分である。本
実施例の弾性表面波装置の外形寸法(リードピン長を除
く)は6.0mm(幅)×16.0mm(長さ)×3.6mm(高さ)で
あり、円弧の半径は3.0mmとなっている。
これにより、キャップ(26)とステム(21)との嵌合
部分(27)において隙間の発生が極めて少なくなり、溶
接時のスパークの侵入が防止される。
また、リードピン(23)の折曲部分(23a)は溝(21
a)内にあるので、プリント基板装着時に折曲部分(23
a)がプリント基板に接触することがなく、リードピン
(23)に余分な力が加わることがない。
さらに、溝(21a)により、各リードピン(23)は分
離されるので、各リードピン(23)間の電気的結合が防
止される。
ところで、弾性表面波装置に使用されるインライン型
パッケージのリードピン(23)(23′)は、入力用リー
ドピン、出力用リードピン、接地用ピン等であり、方向
性を有する。しかしながら、上記実施例ではリードピン
(23)(23′)はステム(21)の幅方向の略中央から突
出しており、パッケージ形状は略対称であるので、区別
しにくい。このため方向性を判別するためにキャップ
(26)上にマーキングを施す方法があるが、自動実装装
置にて実装する場合に方向性を判別することが困難とな
る。
そこで、以下に方向性の判別を自動実装装置にて容易
に行えるようにした実施例について第4図および第5図
に従い説明する。第4図(a)は実施例の弾性表面波装
置の平面図、同図(b)は側面図、第5図は斜視図であ
る。前述の実施例と異なる点は、ステム(21′)に方向
性判別用の鍔(28)を設けたことである。
この鍔(28)は第4図(a)に示すようにステム(2
1′)にキャップ(26)を被せた状態で、キャップ(2
6)両端の円弧の頂点から接線方向にキャップ(26)の
片側の長手辺部(26a)まで延出して形成されている。
この鍔(28)により、方向性を判別することができる。
そして、鍔(28)は、パッケージの外形寸法(幅(W)
×長さ(L))一杯に形成されており、充分な大きさを
有するので、自動実装装置によっても容易に判別可能と
なる。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案の弾性表面波素子は、第
4図または第5図に示すような従来のたて型のインライ
ン型パッケージとプリント基板における部品配置を変更
することなく共通に使用でき、高さが低いので、高さ制
限の厳しいプリント基板においても使用可能となる。さ
らに、金属製ステム及びキャップを用いているので電磁
シールド性が高く、安定した特性が得られる。
また、キャップとステムとの抵抗溶接シールの際にス
パークがパッケージ内に侵入して特性不良になることが
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は本考案の一実施例を示す
図、第4図および第5図は他の実施例を示す図、第6
図、第7図、第8図、第9図および第10図は従来例を示
す図である。 (20)……弾性表面波素子、(21)(21′)……ステ
ム、(21a)……溝、(21b)……透孔、(23)(23′)
……リードピン、(26)……キャップ、(28)……鍔。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性表面波素子と、上面にこの弾性表面波
    素子が接着剤等にて固着されると共に下面に複数個の溝
    が設けられ、かつこの各溝に上面まで貫通する透孔が設
    けられる金属製ステムと、前記透孔に絶縁材を介して挿
    通され前記弾性表面波素子と電気的に接続され、かつ前
    記溝に沿って折り曲げられた後、前記ステムの幅方向の
    略中央付近の下面から垂直に突出し、一直線上に並ぶ複
    数個のリードピンと、前記ステム上面を施蓋する金属製
    キャップとを備える弾性表面波装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載の弾性
    表面波装置において、前記ステムに前記リードピンの方
    向性判別用の鍔を設けたことを特徴とする弾性表面波装
    置。
  3. 【請求項3】実用新案登録請求の範囲第1項記載の弾性
    表面波装置において、前記キャップは前記リードピンの
    配列方向に伸びると共に両端部が円弧形状を成し、且つ
    前記ステムは該キャップに対応した形状を有することを
    特徴とする弾性表面波装置。
  4. 【請求項4】実用新案登録請求の範囲第3項記載の弾性
    表面波装置において、前記ステムに前記リードピンの方
    向性判別用の鍔を設けたことを特徴とする弾性表面波装
    置。
  5. 【請求項5】実用新案登録請求の範囲第4項記載の弾性
    表面装置において、前記鍔は前記ステムの円弧の頂点か
    ら接線方向にステムの長手方向の辺部まで延出して形成
    されることを特徴とする弾性表面波装置。
JP1965590U 1990-01-31 1990-02-28 弾性表面波装置 Expired - Lifetime JPH084744Y2 (ja)

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