JPH084743Y2 - 圧電部品 - Google Patents

圧電部品

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JPH084743Y2
JPH084743Y2 JP7891489U JP7891489U JPH084743Y2 JP H084743 Y2 JPH084743 Y2 JP H084743Y2 JP 7891489 U JP7891489 U JP 7891489U JP 7891489 U JP7891489 U JP 7891489U JP H084743 Y2 JPH084743 Y2 JP H084743Y2
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piezoelectric
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piezoelectric component
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JP7891489U
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勝男 佐藤
勝則 小山内
正信 杉本
喜就 山下
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、共振子、発振子またはフィルタ等に使用さ
れる圧電部品に関し、圧電素子を搭載する基板の稜角部
に丸味を持たせ、圧電素子の搭載面から側面に連続して
端子電極を被着形成することにより、基板に対する搭載
精度が特性に影響する圧電素子を正確に高精度で位置決
めでき、端子電極を構成する電極材料の選択幅が広く、
面実装の際の端子電極の半田付けが容易で、端子電極の
電極切れを確実に防止し得る圧電部品を提供できるよう
にしたものである。
〈従来の技術〉 第5図は従来の圧電部品の分解斜視図、第6図は同じ
く組立状態での部分断面図である。図において、1は基
板、2は圧電素子、3はケースである。
基板1は、セラミック等の焼結体によって構成されて
いる。基板1には、圧電素子2を搭載した一面101か
ら、稜角部(イ)を通り、側面102、103に延長して、端
子電極41〜45が被着されている。端子電極41〜45は、更
に、側面102、103から面101と対向する面104に周り込む
ように形成されている。側面102には凹溝105が設けてあ
って、端子電極41〜45はこの凹溝105内に埋め込まれて
いる。
圧電素子2は、共振子、発振子または弾性表面波素子
でなり、基板1の一面上に搭載されている。この従来例
では、圧電素子2は弾性表面波素子となっている。弾性
表面波素子2は、圧電基板21の表面に、入力トランスジ
ューサ22及び出力トランスジューサ23を間隔をおいて配
置すると共に、入力トランスジューサ22及び出力トラン
スジューサ23の間に、シールド電極24を設け、更に、ト
ランスジューサ22、23の外側の圧電基板21の端部に、吸
音材25、26を付与し、弾性表面波の多重反射を防止する
ようになっている。圧電基板21は圧電単結晶、圧電薄膜
またはチタン酸鉛系強誘電性磁器もしくはチタン酸ジル
コン酸鉛系強誘電性磁器で構成されている。
入力トランスジューサ22は、インターデジタル電極を
備えて構成されている。インターデジタル電極のそれぞ
れは、所定の周波数特性が得られるように、重み付けが
行なわれている。出力トランスジューサ23も、インター
デジタル電極を備えている。吸音材25、26はシリコーン
樹脂等で構成される。
51〜56はボンディグワイヤである。入力トランスジュ
ーサ22、出力トランスジューサ23及びシールド電極24
は、これらのボンディグワイヤ51〜56によって端子電極
41〜45に電気的に導通している。
ケース3は、圧電素子2の全体を包むようにして、基
板1の上に固着されている。
第5図及び第6図に示した圧電部品は、第7図に示し
た製造工程を経て製造される。まず、第7図(a)に示
すように、アルミナ等のセラミック焼結体でなる基板1
の片面または両面の同一位置に、分割溝S1、S2を格子
状に設けると共に、分割溝S2上の適当な位置にスルー
ホールh1を設ける。スルーホールh1の壁面にはメッキ
等の手段によって端子電極(第5図及び第6図の参照符
号41〜45)が被着されている。このような基板1は、焼
成前のグリーンシートに対し、プレス加工を施して分割
溝S1、S2を形成した後、焼成し、メッキ処理等を施す
ことによって得られる。
次に、第7図(b)に示すように、分割溝S1、S2
よって囲まれた各領域に、圧電素子2を搭載する。
次に、端子電極に対する圧電素子2の電極接続及びケ
ース搭載等の必要な工程を経た後、第7図(c)に示す
ように、基板1を分割溝S1、S2に沿って横、縦に分割
し、分割溝S1、S2によって囲まれていた領域毎の圧電
部品単体を取り出す。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上述の圧電部品は、側面102、103に凹溝10
5を設け、この凹溝内に端子電極41〜45を埋め込んだ構
造となっているため、基板1の側面102、103における端
子電極41〜45の面積が小さく、面実装の際の半田付けが
しにくい。また、側面102、103における電極面積が凹溝
105の面積によって定まる狭い面積となるため、電極剥
離を生じ易い。凹溝105内での電極剥離を防止するため
には、電極材料の選択が必要であり、使用できる電極材
料に制限を生じる。
更に、第5図及び第6図に示した圧電部品は、第7図
に示したように、アルミナ等のセラミック焼結体でなる
基板1の片面または両面の同一位置に、分割溝S1、S2
を格子状に設けておき、分割溝S1、S2によって囲まれ
た各領域に、圧電素子2を搭載する製造工程を経るた
め、基板1の焼成縮率による寸法変動を招き易い。焼成
縮率による寸法変動は、分割溝S1−S1間及びS2−S2
間の寸法変動として現われるので、分割溝S1、S2で分
割して得られる圧電部品の寸法精度が低下してしまう。
上述の問題点を解決する手段として、第8図に示すよ
うな製造方法が提案されている。まず、第8図(a)に
示すように、基板1の片面または両面の同一位置に、分
割溝SS1、S2を格子状に設ける。
次に、第8図(b)に示すように、基板1を分割溝S
1、S2に沿って横、縦に分割する。
次に、第8図(c)に示すように、圧電素子を搭載す
る面101から、側面102、103に連続するように、端子電
極41〜45を被着形成する。この後、第8図(d)に示す
ように、基板1の上に圧電素子2を搭載する。
しかしながら、第8図に示した製造工程を経て得られ
た圧電部品は、基板1の稜角部(イ)が鋭いエッジとな
っているため、欠けや破損が生じ、不良品を生じ易い上
に、第9図に示すように、バリ106が残り易い。このた
め、自動組立に当り、第10図に示すように、自動機6を
使用して、基板1をトレイ7の収納部71内に配列して行
く場合、自動機4の挟持具61がバリ106に当接してスム
ーズに挟持できなくなったり、バリ106が折れて基板1
が脱落してしまう等のトラブルを生じる。
また、第11図に示すように、バリ106がトレイ7の収
納部71の端縁に引掛り、基板1が傾斜して配置される。
このため、基板1の上に搭載される圧電素子2の位置ズ
レ、不正配置等を生じ易く、不良品の発生、歩留低下等
を招き、或いは自動搭載トラブルによる作業効率の低下
等を招いてしまうという問題点があった。
そこで、本考案の課題は上述する従来の問題点を解決
し、基板に対する搭載精度が特性に影響する圧電素子を
正確に高精度で位置決めでき、端子電極を構成する電極
材料の選択幅が広く、面実装の際の端子電極の半田付け
が容易で、端子電極の電極切れを確実に防止し得る圧電
部品を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本考案は、圧電素子と、前
記圧電素子を搭載する基板とを含む圧電部品であって、 前記基板は、稜角部が丸味を帯びていて、表面に前記
圧電素子の電極に導通接続される端子電極を有してお
り、 前記端子電極は、前記圧電素子を搭載した面から丸味
を帯びた前記稜角部を通り側面に連続して被着形成され
ていること を特徴とする。
〈作用〉 基板、稜角部が丸味を帯びているので、従来問題とな
っていた欠け、破損及びバリを発生しない。このため、
基板上での圧電素子の位置ズレ、不正配置がなくなり、
搭載精度が向上し、安定した特性が得られるようになる
と共に、不良品の発生率が減少し、歩留が向上すると共
に、自動搭載時のトラブル発生も減少し、組立効率が向
上する。
また、端子電極は、圧電素子を搭載した面から丸味を
帯びた稜角部を通り側面に連続して被着形成されている
から、電極面積が大きくでき、半田付け作業が容易にな
ると共に、電極剥離も生じにくくなる。
更に、端子電極は、圧電素子を搭載した面から丸味を
帯びた稜角部を通り側面に連続して被着形成されるの
で、電極形成面の全体がエッジのない滑らかな面とな
り、端子電極切れまたは剥離等を生じにくい高信頼度の
圧電部品が得られる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る圧電部品の分解斜視図である。
図において、第5図及び第6図と同一の参照符号は、同
一性ある構成部分を示している。実施例は、圧電素子2
として、弾性表面波素子を用いたものを示すが、圧電基
板の対向する両面に電極を設けた発振子または共振子な
ど、基板の上に圧電素子を搭載する他の圧電部品に広く
適用できる。
基板1は、第2図及び第3図にも示すように、稜角部
(ロ)の全体が丸味を帯びている。端子電極41〜45は、
圧電素子2を搭載した面101から丸味を帯びた稜角部
(ロ)を通り、側面102、103に連続して被着形成されて
いる。
基板1は、稜角部(ロ)が丸味を帯びているので、従
来問題となっていた欠け、破損及びバリを発生しない。
このため、基板1上での圧電素子2の位置ズレ、不正配
置がなくなり、不良品の発生率が減少する。
また、端子電極41〜45は、面101から丸味を帯びた稜
角部(ロ)を通り、側面102、103に連続して被着形成さ
れているから、電極面積が大きくでき、半田付け作業が
容易になると共に、電極剥離も生じにくくなる。
更に、端子電極41〜45の電極形成面の全体がエッジの
ない滑らかな面となり、端子電極切れまたは剥離等を生
じにくい高信頼度の圧電部品が得られる。
第4図は本考案に係る圧電部品の製造工程を示す図で
ある。まず、第4図(a)に示すように、セラミック等
の焼結体でなる基板1の片面または両面の同一位置に、
分割溝S1、S2を格子状に設ける。
次に、第4図(b)に示すように、基板1を分割溝S
1、S2に沿って横、縦に分割し、分割溝S1、S2によっ
て囲まれていた領域毎に分割された基板1を取り出す。
次に、分割によって取出された基板1の多数個に対
し、バレル研磨を施す。これにより、第4図(c)に示
すように、稜角部(ロ)が丸味を帯びた基板1が得られ
る。
次に、第4図(d)に示すように、圧電素子を搭載す
る面101から、丸味を帯びた稜角部(ロ)を通って、側
面102、103に連続するように、端子電極41〜45を被着形
成する。端子電極41〜45は面101と対向する面104に回り
込むように形成するのが望ましい。この後、基板1の上
に圧電素子2を搭載し、ケースを取付ける。これによ
り、第1図に示した圧電部品が得られる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のような効果
が得られる。
(a) 基板は、稜角部が丸味を帯びているので、従来
問題となっていた欠け、破損及びバリを発生しない。こ
のため、基板上での圧電素子の位置ズレ、不正配置が起
きにくく、搭載精度が高く、安定した特性が得られ、し
かも不良品の発生率が低く、高歩留であり、自動搭載時
のトラブル発生も少なく、組立効率の高い圧電部品を提
供できる。
(b) 端子電極は、圧電素子を搭載した面から丸味を
帯びた稜角部を通り側面に連続して被着形成されている
から、電極面積が大きくでき、半田付け作業が容易で、
電極剥離の生じにくい圧電部品を提供できる。
(c) 端子電極は、圧電素子を搭載した面から丸味を
帯びた稜角部を通り側面に連続して被着形成されるの
で、電極形成面の全体がエッジのない滑らかな面とな
り、端子電極切れまたは剥離等を生じにくい高信頼度の
圧電部品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧電部品の分解斜視図、第2図は
同じく組立状態での側面部分断面図、第3図は同じく正
面部分断面図、第4図(a)〜(e)は本考案に係る圧
電部品の製造工程を示す図、第5図は従来の圧電部品の
分解斜視図、第6図は同じく組立状態での部分断面図、
第7図(a)〜(c)及び第8図(a)〜(d)は従来
の圧電部品の製造方法を示す図、第9図は従来の圧電部
品を構成していた基板の問題点を説明する部分断面図、
第10図及び第11図は同じく組立上の問題点を説明する図
である。 1……基板、2……圧電素子 3……ケース 101……圧電素子2を搭載する面 102、103……側面 (ロ)……丸味を帯びた稜角部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子と、前記圧電素子を搭載する基板
    とを含む圧電部品であって、 前記基板は、稜角部が丸味を帯びていて、表面に前記圧
    電素子の電極に導通接続される端子電極を有しており、 前記端子電極は、前記圧電素子を搭載した面から丸味を
    帯びた前記稜角部を通り側面に連続して被着形成されて
    いること を特徴とする圧電部品。
  2. 【請求項2】前記圧電素子は、弾性表面波素子であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の圧電部品。
JP7891489U 1989-07-04 1989-07-04 圧電部品 Expired - Lifetime JPH084743Y2 (ja)

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JP7891489U JPH084743Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 圧電部品

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JPH0320532U JPH0320532U (ja) 1991-02-28
JPH084743Y2 true JPH084743Y2 (ja) 1996-02-07

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