JPH084741Y2 - 表面実装用水晶振動子 - Google Patents

表面実装用水晶振動子

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JPH084741Y2
JPH084741Y2 JP11361190U JP11361190U JPH084741Y2 JP H084741 Y2 JPH084741 Y2 JP H084741Y2 JP 11361190 U JP11361190 U JP 11361190U JP 11361190 U JP11361190 U JP 11361190U JP H084741 Y2 JPH084741 Y2 JP H084741Y2
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JP
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crystal
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electrode
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crystal piece
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JP11361190U
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進 河手
和也 高橋
泰子 工藤
賢一 内田
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は表面実装用の水晶振動子を利用分野とし、特
に耐衝撃性を改善した保持方法に関する。
(考案の背景) 表面実装用の水晶振動子は抵抗・コンデンサ等の他の
電子部品との関係からその需要が拡大される方向にあ
る。例えばこのようなものの一つに凹状の容器本体に水
晶片を封入して、電極を外表面に導出したものがある。
(従来技術) 第3図はこのような一従来例を説明する水晶振動子の
図で、同図(a)は分解図、同図(b)は断面図であ
る。
水晶振動子は容器1内に例えばATカットとした矩形状
の水晶片2を封入してなる。容器1は容器本体3とカバ
ー4からなる。容器本体3は凹状の積層セラミック5等
の上面に溶接リング6を形成してなる。そして、溶接リ
ング6とカバー4とをシーム溶接により接合する。容器
本体3はその一端側の両隅部には分割された一側と他側
の段部7(ab)を有する。そして、水晶片2の励振電極
対8からそれぞれ引出電極対(ab)の延出した一端側外
周部を電気的・機械的に接続して保持した構成とする。
なお、容器本体3の外表面にはセラミックの積層面から
図示しない導電路が延出して外部端子として形成され
る。
(従来技術の問題点) しかしながら、上記構成の水晶振動子では、水晶片2
の一端部両側を各段部7(ab)に剛的に保持してなる。
したがって、容器本体3との例えば熱膨張差により水晶
片2の特に幅方向に作用し、ストレスを生じさせる。ま
た、このような表面実装のものでは、容器本体3の底面
を図示しない回路基板に直接固着する。したがって、例
えば衝撃時の回路基板のたわみ等が容器本体3に直接的
に作用し、同様にストレスを生じさせる。その結果、発
振周波数の変化を引き起こし、熱あるいは機械的な耐衝
撃性に劣る問題があった。
(考案の目的) 本考案は、耐衝撃性を良好とした表面実装用の水晶振
動子を提供することを目的とする。
(解決手段) 本考案は、電極の延出した水晶片の一端部両側の一方
と一側段部とを導電性接着剤により固着して一方の電極
を導出し、該水晶片の一端部両側の他方と他側段部とを
当接するのみとしてワイヤボンデイングにより他方の電
極を導出したことを解決手段とする。以下、本考案の一
実施例を説明する。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を説明するカバーを除く水
晶振動子の図である。なお、前従来例図と同一部分には
同番号を付与してその説明は簡略する。
水晶振動子は、前述同様に、容器本体3とカバー4と
をシーム溶接した容器1内にATカットとした矩形状の水
晶片2を封入してなる(前第2図参照)。そして、本実
施例では、引出電極9(ab)の延出した水晶片2の一端
部両側の一方9部を、導電性接着剤10により一側段部7b
に固着し、電気的・機械的に接続する。また、一端部両
側の他方9a部を他側段部7aに当接するのみとし、ワイヤ
11のボンデイングにより電気的に導出する。
このようなものでは、水晶片2の一端部両側の一方の
みを固着するので、いわば点的保持として水晶片2の長
さ方向と幅方向の他端側をいずれも自由端とする。した
がって、容器本体3との例えば熱膨張差あるいは容器本
体3の衝撃時のたわみによるストレスの発生を軽減す
る。その結果、このようなまものでは、周波数変化を著
しく抑えることができ、耐衝撃性を向上できる。
第2図は、従来例と比較して実験したヒートサイクル
特性図である。なお、ヒートサイクル特性は、周囲温度
を低温から高温へ、高温から低温へ連続的に交互に変化
させた時の周波数変化率を表す。この実験では、高温時
を140℃として5分後の、低温時を−50℃として10秒後
の周波数変化率を求めたものである。
この実験結果から明かなように、従来例では、基準周
波数に対する全体的な周波数変化率を5.6乃至8.3ppmと
する。そして、各温度変化時の変化幅を1.5乃至2.2ppm
とする「曲線(イ)」。
一方、本実施例のものでは、全体的な周波数変化率を
3乃至4ppmとし、変化幅を0.1乃至0.7ppmに抑えられる
「曲線(ロ)」。
(他の事項) なお、上記実施例ては、容器は容器本体3に金属カバ
ー4をシーム溶接するとしたが、これに限らせず、セラ
ミックカバー等をガラス封止したとしてもよいものであ
り、その他種々の変更を可能とするものである。
(考案の効果) 本考案は、電極の延出した水晶片の一端部両側の一方
と一側段部と導電性接着剤により固着して一方の電極を
導出し、該水晶片の一端部両側の他方と他側段部とを当
接するのみとしてワイヤボンデイングにより他方の電極
を導出して構成したので、耐衝撃性を良好とした表面実
装用の水晶振動子を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するカバーを除く水晶
振動子の図である。第2図は上記実施例の効果を説明す
るヒートサイクル特性図である。 第3図は従来例を説明する水晶振動子の図で同図(a)
は分解図、同図(b)は断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹状とした容器本体の一端側の内壁に分割
    した段部を設け、電極の延出した水晶片の一端部両側を
    前記段部に当接して構成した表面実装用の水晶振動子に
    おいて、前記水晶片の一端部両側の一方と一方の段部と
    導電性接着剤により固着して一方の電極を導出し、該水
    晶片の一端部両側の他方と他方の段部とを当接するのみ
    としてワイヤボンデイングにより他方の電極を導出した
    ことを特徴とする表面実装用の水晶振動子。
JP11361190U 1990-10-30 1990-10-30 表面実装用水晶振動子 Expired - Lifetime JPH084741Y2 (ja)

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JPH0469920U JPH0469920U (ja) 1992-06-22
JPH084741Y2 true JPH084741Y2 (ja) 1996-02-07

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