JPH0847398A - 光学活性プロパルギルアルコール化合物の製造方法 - Google Patents

光学活性プロパルギルアルコール化合物の製造方法

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JPH0847398A
JPH0847398A JP7133589A JP13358995A JPH0847398A JP H0847398 A JPH0847398 A JP H0847398A JP 7133589 A JP7133589 A JP 7133589A JP 13358995 A JP13358995 A JP 13358995A JP H0847398 A JPH0847398 A JP H0847398A
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group
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optically active
propargyl alcohol
carbon atoms
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JP7133589A
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Inventor
Kazuya Kameo
一弥 亀尾
Tooru Tanami
亨 田名見
Hideo Tanaka
英雄 田中
Yoichi Shimazaki
洋一 島崎
Masaru Muto
賢 武藤
Mie Tsuboi
美恵 坪井
Naoya Ono
直哉 小野
Katsuo Hatayama
勝男 畑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 光学純度に優れた光学活性プロパルギルアル
コール及びそのアセチル化体の簡便な製造方法を提供す
る。 【構成】 一般式12 (R1及びR2はそれぞれ水素又はC1〜3のアルキル基
を、R3はフェニル基、「C1〜5のアルキル基、ハロ
ゲン、トリフルオロメチル基」で任意位置を置換された
フェニル基、C1〜8のアルキル基又はC5〜8のシク
ロアルキル基を示す。)の(RS)−プロパルギルアル
コール化合物を酵素存在下、式R4COOR(R4はC1
〜10のアルキル基、フェニル基、「フェニル基又はハ
ロゲン原子」で任意の位置を置換されたフェニル基を、
Rは任意のアルキル基又はアルケニル基を示す。)のア
シル化剤と反応させて、一般式13 (R1、R2、R3及びR4は前記と同じで、記号*は光学
活性を示す。)の光学活性O−アシルプロパルギルアル
コール化合物を立体選択的に得る方法、次いでこれを加
水分解して、又はアシル化反応溶液より光学活性プロパ
ルギルアルコール化合物を得る方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学活性プロパルギル
アルコール化合物及びそのアシル化体の製造方法に関す
る。
【0002】これら光学活性プロパルギルアルコール化
合物及びそのアシル化体は種々の生理活性物質の合成中
間体として重要であるが、特に医薬品として有用なプロ
スタグランジン誘導体のω側鎖の合成中間体として重要
である。
【0003】
【従来の技術】従来、光学活性プロパルギルアルコール
の製造法としては、(1)ケトン体を光学選択的に還元
する方法(Gooding O.W.ら,J.Org.Chem.,第58巻,
第3681頁,1993年);(2)2,3−O−イソ
プロピリデン−スレイトールから合成する方法(Niidas
P.ら,Eesti NSV Tead Akad.Toim.,Keem.,第38巻
(4),第285〜6頁,1989年)等が知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法は工程数が多く適切な方法とはいえない。本発明
は、より簡便で光学純度に優れた光学活性プロパルギル
アルコール化合物及びそのアシル化体の製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
の解決を目的として鋭意研究を進めた結果、ラセミ体の
プロパルギルアルコール化合物を酵素を用いて立体選択
的にアシル化することにより高純度にて高収率で光学活
性プロパルギルアルコール化合物が製造できることを見
いだし、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、式(1)
【0007】
【化8】
【0008】(式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又
は炭素原子数1〜3のアルキル基を示し、R3はフェニ
ル基、「炭素原子数1〜5のアルキル基、ハロゲン原
子、トリフルオロメチル基」で任意の位置を置換された
フェニル基、炭素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原
子数5〜8のシクロアルキル基を示し、R4は炭素原子
数1〜10のアルキル基、フェニル基、「フェニル基又
はハロゲン原子」で任意の位置を置換されたフェニル基
を示し、記号*は光学活性であることを示す。)で表さ
れる光学活性O−アシルプロパルギルアルコール化合物
を製造するにあたり、式(2)
【0009】
【化9】
【0010】(式中、R1、R2及びR3は前記と同意義
である。)で表される(RS)−プロパルギルアルコー
ル化合物を酵素存在下、式R4COOR(式中、R4は前
記と同意義であり、Rは任意のアルキル基又はアルケニ
ル基を示す。)で表されるアシル化剤と反応させること
を特徴とする式(1)の光学活性O−アシルプロパルギ
ルアルコール化合物の製造方法である。また、他の本発
明は、上記の反応後、反応液より式(1)の光学活性O
−アシルプロパルギルアルコール化合物を分離し、これ
を加水分解することを特徴とする式(3)
【0011】
【化10】
【0012】(式中、R1、R2、R3及び*は前記と同
意義である。)で表される光学活性プロパルギルアルコ
ール化合物の製造方法である。さらに、他の本発明は、
上記の反応後、反応液より前記式(3)の化合物とは異
なる立体配位を有する光学活性プロパルギルアルコール
化合物を分離することを特徴とする光学活性プロパルギ
ルアルコール化合物の製造方法である。
【0013】本発明において、ハロゲン原子とはフッ素
原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子である。炭素
原子数1〜3のアルキル基とは鎖状又は分枝鎖状のアル
キル基であり、たとえばメチル基、エチル基、イソプロ
ピル基である。このうち好ましくは、メチル基又はエチ
ル基である。炭素原子数1〜5のアルキル基とは鎖状又
は分枝鎖状のアルキル基であり、たとえばメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基である。このう
ち好ましくは、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基又はブチル基である。炭素原子数1〜8のア
ルキル基とは鎖状又は分枝鎖状のアルキル基であり、た
とえばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、イソペンチ
ル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、ヘプチル基、イソ
ヘプチル基などである。このうち好ましくは、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基又はブチル
基である。炭素原子数1〜10のアルキル基とは鎖状又
は分枝鎖状のアルキル基であり、たとえばメチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、
イソヘキシル基、ヘプチル基、イソヘプチル基などであ
る。このうち好ましくは、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基又はブチル基である。炭素原子数
5〜8のシクロアルキル基とは、たとえばシクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などであ
る。Rで示される任意のアルキル基又はアルケニル基と
は、反応に何等影響を及ぼさない基であればいずれであ
ってもよく、たとえばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチ
ル基、イソペンチル基、ヘキシル基、イソヘキシル基、
ヘプチル基、イソヘプチル基、ビニル基、アリル基、1
−プロペニル基、2−ブテニル基、イソプロペニル基な
どである。
【0014】本発明に用いられる酵素とは、式(2)の
(RS)−プロパルギルアルコール化合物から式(1)
の光学活性O−アシルプロパルギルアルコール化合物を
生成させる活性を有する酵素である。好ましくはシュー
ドモナス属に属する微生物が生産する酵素であり、さら
に好ましくはリパーゼPS(天野製薬)である。また、
アシル化剤としてはビニルアセテート、イソプロペニル
プロピオネート、イソプロペニルベンゾエートを用いる
ことができるが、好ましくはイソプロペニルアセテート
である。
【0015】以下、本発明について詳しく説明する。た
だし、アシル化剤としてイソプロペニルアセテートを用
いた場合について説明する。原料である前記式(2)の
プロパルギルアルコールのラセミ体は、例えば以下に示
すように、対応するアルデヒド体(4)を原料としてア
セチレングリニヤール試薬(5)と反応することにより
容易に得ることができる(反応式中、R1、R2及びR3
は前記と同意義であり、Xはブロム又はクロル原子を示
す。)。
【0016】
【化11】
【0017】イソプロペニルアセテートとの反応は、原
料の式(2)のプロパルギルアルコールのラセミ体に対
し、酵素を0.1〜50倍重量部、イソプロペニルアセ
テートを1〜100当量を用い0〜50℃にて、不活性
溶媒中で反応する。不活性溶媒としては、塩化メチレ
ン、トルエン、エーテル、t−ブチルメチルエーテルな
どが挙げられる。
【0018】反応時間は、基質、反応温度、酵素の量に
よりかなり異なり、1時間以内で終了するものから数日
を要するものまで様々であり、また好ましい異性体が、
アセチル体として得られるか、未反応のアルコールとし
て得られるかにより適宜調節することが望ましい。前者
の場合は、反応率を50%以下に押さえた方が好まし
く、後者の場合は逆に反応率を50%以上に上げた方が
光学純度のよい化合物が得られる。
【0019】反応終了後は、一般に用いられる方法、即
ち酵素を濾去し、溶媒を濃縮の後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー、蒸留、再結晶等により容易にアセチ
ル体とアルコール体を分離精製することができる。アセ
チル体は、エステルを加水分解する通常の方法で容易に
加水分解されアルコール体に導くことができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、より簡便でより高い光学純度
で光学活性プロパルギルアルコール化合物及びそのアシ
ル化体の製造方法として有用である。これら光学活性プ
ロパルギルアルコール化合物及びそのアシル化体は種々
の生理活性物質の合成中間体として重要であるが、特に
医薬品として有用なプロスタグランジン誘導体のω側鎖
の合成中間体として重要である。
【0021】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0022】実施例1(3RS)−3−ヒドロシ−4−フェノキシ−1−ブチ
ンの製造法 アルゴン気流下、フェノキシアセトアルデヒド(11.
16g)のテトラヒドロフラン(THF)溶液(160
ml)に、氷冷下、0.5Mエチニルマグネシウムブロ
マイドのTHF溶液(197ml)を加え、同温にて1
0分間撹拌した。反応液に飽和アンモニウム水溶液を加
え、エーテルにて抽出した。有機層を水、飽和食塩水に
て洗浄、乾燥後、濃縮し、得られた粗成生物をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー[展開溶媒;酢酸エチル
(AcOEt):ヘキサン=1:2]にて精製し標記化
合物(13.2g)を得た。
【0023】1H−NMR(CDCl3,200MHz)
δppm;2.53(d,J=2.3Hz,1H),2.
56(d,J=5.4Hz,1H),4.03−4.21
(m,2H),4.70−4.83(m,1H),6.8
8−7.04(m,3H),7.23−7.36(m,2
H) IR(neat):3412,3282,2940,2
865,2126,1602,1589,1499,1
456 1327,1309,1295,1254,1
173,1082,1049,969,895,75
2,693,674cm-1
【0024】実施例2(3R)−、及び(3S)−3−ヒドロキシ−4−フェ
ノキシ−1−ブチンの製造法 (1)実施例1で得た(3RS)−3−ヒドロキシ−4
−フェノキシ−1−ブチン(300mg)のトルエン溶
液(10ml)にイソプロペニルアセテート(1.5m
l)を加えさらにリパーゼPS(1.0g)を加えて、
35℃にて12時間撹拌した。不溶物をろ過し、減圧下
溶媒濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付
し、AcOEt−n−ヘキサン(1:10)流出分より
アセチル体(190mg)を得、AcOEt−n−ヘキ
サン(1:5)流出分より未反応アルコール体(130
mg)を得た。 アルコール体の[α]D 23=−26.91゜(C=0.
9,クロロホルム)。
【0025】得られたアルコール体は、Niidas P.らの
方法(Eesti NSV Tead Akad.Toim.,Keem.,第38巻
(4),第285〜6頁,1989年)で合成した化合
物と比較し、S体であることを確認した。
【0026】また、純度は、液体クロマトグラフィー
(ODセル(ダイセル工業)、展開溶媒;イソプロピル
アルコール:ヘキサン=2:8)にて測定(98%e
e)した。
【0027】(2)(1)で得られたアセチル体(19
0mg)[α]D 23=−40.8゜(C=0.93,メタ
ノール)をメタノール(10ml)に溶解し、炭酸カリ
ウム(130mg)を加え室温にて20分間撹拌した。
3N塩酸にて中和した後、エーテルにて抽出した。有機
層を飽和重曹水、飽和食塩水にて洗浄、乾燥の後濃縮
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、Ac
OEt−n−ヘキサン(1:10)流出分よりアセチル
体(190mg)を得、AcOEt−n−ヘキサン
(1:5)流出分より未反応アルコール体(130m
g)(96%ee)を得た。これは、(1)と同様にし
てR体であることを確認した。
【0028】以下の実施例の化合物における絶対配位
は、モッシャーらの方法(J.Am.Chem.Soc.,第95巻,
512ページ,1973年)に基づきα−メトキシ−α
−トリフロロメチルフェニル酢酸エステル(MTPAエ
ステル)に導き、NMRにより確定した。
【0029】実施例3(3R)−、及び(3S)−3−ヒドロキシ−4,4−
ジメチル−4−フェノキシ−1−ブチンの製造法 (1)実施例1と同様の方法で得られた(3RS)−3
−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−4−フェノキシ−1
−ブチンを用い、実施例2の(1)と同様の操作(35
℃、20時間)にて、(3S)−3−ヒドロキシ−4,
4−ジメチル−4−フェノキシ−1−ブチン(47%,
87%ee)、及び(3R)−3−アセチルオキシ−
4,4−ジメチル−4−フェノキシ−1−ブチン(47
%)を得た。
【0030】(3S)−3−ヒドロキシ−4,4−ジメ
チル−4−フェノキシ−1−ブチン[α]D 23=−9.7
3゜(C=1.5,メタノール)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
1.36(3H,s),1.40(3H,s),2.29
−2.93(1H,br s),2.49(1H,d,J
=2.2Hz),4.42(1H,d,J=2.2H
z),6.80−7.45(5H,m). (3R)−3−アセチルオキシ−4,4−ジメチル−4
−フェノキシ−1−ブチン [α]D 23=−33.69゜(C=0.93,メタノー
ル)。
【0031】(2)実施例2の(2)と同様の操作にて
(3R)−3−ヒドロキシ−4,4−ジメチル−4−フ
ェノキシ−1−ブチン (95%ee)を得た。 [α]D 23=9.81゜(C=1.5,メタノール)。
【0032】実施例4(3R)−、及び(3S)−3−ヒドロキシ−4−シク
ロヘキシルオキシ−1−ブチンの製造法 (1)実施例1と同様の方法で得られた(3RS)−3
−ヒドロキシ−4−シクロヘキシルオキシ−1−ブチン
を用い、実施例2の(1)と同様の操作(35℃、4日
間)にて、(3S)−3−ヒドロキシ−4−シクロヘキ
シルオキシ−1−ブチン(41%,99%ee)、及び
(3R)−3−アセチルオキシ−4−シクロヘキシルオ
キシ−1−ブチン(41%)を得た。
【0033】(3S)−3−ヒドロキシ−4−シクロヘ
キシルオキシ−1−ブチン [α]D 23=11.10゜(C=1.28,メタノール)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
1.08−2.11(10H,m),2.44(1H,
d,J=2.2Hz),2.60−2.85(1H,br
s),3.26−3.44(1H,m),3.53(1
H,dd,J=7.4,9.7Hz),3.66(1H,
dd,J=3.7,9.7Hz),4.36−4.66(1
H,m) (3R)−3−アセチルオキシ−4−シクロヘキシルオ
キシ−1−ブチン [α]D 23=−56.67゜(C=1.0,メタノー
ル)。
【0034】(2)実施例2の(2)と同様の操作にて
(3R)−3−ヒドロキシ−4−シクロヘキシルオキシ
−1−ブチン (94%ee)を得た。 [α]D 23=−10.76゜(C=1.5,メタノー
ル)。
【0035】実施例5(3R)−、及び(3S)−3−ヒドロキシ−4−ヘキ
シルオキシ−1−ブチンの製造法 (1)実施例1と同様の方法で得られた(3RS)−3
−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−1−ブチンを用い
実施例2の(1)と同様の操作(35℃、16時間)に
て、(3S)−3−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシ−
1−ブチン(29%,93%ee)、及び(3R)−3
−アセチルオキシ−4−シクロヘキシルオキシ−1−ブ
チン(46%、60%ee)を得た。
【0036】(3S)−3−ヒドロキシ−4−ヘキシル
オキシ−1−ブチン [α]D 23=13.71゜(C=0.70,メタノール)1 H−NMR(CDCl3,200MHz)δppm;
0.89(3H,t,J=6.4Hz),1.15−1.7
7(8H,m),2.28−2.51(1H,m),2.
45(1H,d,J=2.2Hz),3.51(1H,d
d,J=9.8,7.0Hz),3.53(2H,t,J
=6.7Hz),3.61(1H,dd,J=9.8,3.
8Hz),4.53(1H,ddd,J=7.0,3.
8,2.2Hz) (3R)−3−アセチルオキシ−4−ヘキシルオキシ−
1−ブチン [α]D 23=−42.41゜(C=1.03,メタノー
ル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 43/23 A 7419−4H E 7419−4H //(C12P 41/00 C12R 1:38) C07M 7:00 (72)発明者 島崎 洋一 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 武藤 賢 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 坪井 美恵 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 小野 直哉 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内 (72)発明者 畑山 勝男 東京都豊島区高田3丁目24番1号 大正製 薬株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は炭素原子数
    1〜3のアルキル基を示し、R3はフェニル基、「炭素
    原子数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオ
    ロメチル基」で任意の位置を置換されたフェニル基、炭
    素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数5〜8のシ
    クロアルキル基を示し、R4は炭素原子数1〜10のア
    ルキル基、フェニル基、「フェニル基又はハロゲン原
    子」で任意の位置を置換されたフェニル基を示し、記号
    *は光学活性であることを示す。)で表される光学活性
    O−アシルプロパルギルアルコール化合物を製造するに
    あたり、式 【化2】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同意義である。)で
    表される(RS)−プロパルギルアルコール化合物を酵
    素存在下、R4COOR(式中、R4は前記と同意義であ
    る。)で表されるアシル化剤と反応させることを特徴と
    する光学活性O−アシルプロパルギルアルコール化合物
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 式 【化3】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は炭素原子数
    1〜3のアルキル基を示し、R3はフェニル基、「炭素
    原子数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオ
    ロメチル基」で任意の位置を置換されたフェニル基、炭
    素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数5〜8のシ
    クロアルキル基を示し、記号*は光学活性であることを
    示す。)で表される光学活性プロパルギルアルコール化
    合物を製造するにあたり、式 【化4】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同意義である。)で
    表される(RS)−プロパルギルアルコール化合物を酵
    素存在下、式R4COOR(式中、R4は炭素原子数1〜
    10のアルキル基、フェニル基又は「フェニル基又はハ
    ロゲン原子」で任意の位置を置換されたフェニル基を示
    し、Rは任意のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
    で表されるアシル化剤と反応させることにより、式 【化5】 (式中、R1、R2、R3、R4及び*は前記と同意義であ
    る。)で表される光学活性O−アシルプロパルギルアル
    コール化合物を立体選択的に得、次いでこれを分離後加
    水分解することを特徴とする光学活性プロパルギルアル
    コール化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 式 【化6】 (式中、R1及びR2はそれぞれ水素原子又は炭素原子数
    1〜3のアルキル基を示し、R3はフェニル基、「炭素
    原子数1〜5のアルキル基、ハロゲン原子、トリフルオ
    ロメチル基」で任意の位置を置換されたフェニル基、炭
    素原子数1〜8のアルキル基又は炭素原子数5〜8のシ
    クロアルキル基を示し、記号*は光学活性であることを
    示す。)で表される光学活性プロパルギルアルコール化
    合物を製造するにあたり、式 【化7】 (式中、R1、R2及びR3は前記と同意義である。)で
    表される(RS)−プロパルギルアルコール化合物を酵
    素存在下、式R4COOR(式中、R4は炭素原子数1〜
    10のアルキル基、フェニル基、「フェニル基又はハロ
    ゲン原子」で任意の位置を置換されたフェニル基を示
    し、Rは任意のアルキル基又はアルケニル基を示す。)
    で表されるアシル化剤と反応させた溶液より分離するこ
    とを特徴とする光学活性プロパルギルアルコール化合物
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 酵素がシュードモナス属に属する微生物
    が生産する酵素である請求項1〜3のいずれかに記載の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 アシル化剤がイソプロペニルアセテート
    である請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
JP7133589A 1994-06-02 1995-05-31 光学活性プロパルギルアルコール化合物の製造方法 Pending JPH0847398A (ja)

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