JP3060915B2 - trans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラン及びその製造法 - Google Patents

trans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラン及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医農薬の原料として
有用な化合物である1−ブチン−3,4−ジオール製造
用の中間体である3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテ
トラヒドロフラン及びその製造法に関する。3−ヒドロ
キシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランはテトロヒ
ドロフラン環にヒドロキシル基とチオフェノール基を有
する多官能化合物であり、種々の反応中間体としてその
利用分野は多岐にわたる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】1−ブチ
ン−3,4−ジオールの合成法としては、L−(+)−
酒石酸をβーアルコキシクロライドに誘導し、LiNH
2(6当量)でアルキン化する方法(J.S.Yada
v,Tetrahedron Lett.,2737−
2740,1988)、D−マンニトールを2ステップ
で2,3−O−イソプロピリデン−D−グリセルアルデ
ヒドに変換し、さらに2ステップで目的物質を得る方法
(O.W.Gooding,J.Org.Chem.,
1083−1088,1991)などが報告されている
が、いずれの反応も天然物を原料とするため一原料より
一エナンチオマーしか得られず、一原料より両エナンチ
オマーが得られる製法の開発が望まれていた。また、中
間体であるtrans−3−ヒドロキシ−4−フェニル
チオテトラヒドロフランは新規化合物であり、物性及び
製造法については、今日まで知られていなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは1−ブチン
−3,4−ジオールのより優れた合成法について鋭意研
究の結果、新規化合物であるtrans−3−ヒドロキ
シ−4−フェニルチオテトラヒドロフランを中間体とし
て、合成する方法を見いだし本発明を完成するに至っ
た。本発明は次の通りである。 1.式(1)で表される trans−3−ヒドロキシ
−4−フェニルチオテトラヒドロフラン
【0004】
【化4】
【0005】本発明においては上記式(1)の化合物が
(3S,4S)体又は(3R,4R)体の光学活性体で
ある場合も含まれる。 2.式(2)で表されるジヒドロフランを過酸化物を用
いてエポキシ化し、式(3)で表されるエポキシ化合物
に変換した後、アリカリ金属フェニルチオレートと反応
させることを特徴とするtrans−3−ヒドロキシ−
4−フェニルチオテトラヒドロフランの製造法。
【0006】
【化5】
【0007】
【化6】
【0008】3.ラセミ体のtrans−3−ヒドロキ
シ−4−フェニルチオテトラヒドロフランにエステル化
剤存在下、リパーゼを作用させ、一方のtrans−3
−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランを
立体選択的にエステル交換反応を行わせた後に他方の未
反応のアルコール体を取り出すことを特徴とする光学活
性なtrans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテ
トラヒドロフランの製造法。 4.ラセミ体のtrans−3−ヒドロキシ−4−フェ
ニルチオテトラヒドロフランにエステル化剤の存在下、
リパーゼを作用させ、一方のtrans−3−ヒドロキ
シ−4−フェニルチオテトラヒドロフランを立体選択的
にエステル交換反応を行わせて得られるエステル体を加
水分解することを特徴とする光学活性なtrans−3
−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランの
製造法。次に本発明について詳細に説明する。
【0009】(1)trans−3−ヒドロキシ−4−
フェニルチオテトラヒドロフランの製造法 trans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラ
ヒドロフランの工業的に有利な製造法を見いだすべく鋭
意検討を行った結果、式(2)に示すジヒドロフランを
過酸化物を用いて式(3)で表される化合物にエポキシ
化後、アリカリ金属フェニルチオレートと反応させるこ
とにより、ラセミ体のtrans−3−ヒドロキシ−4
−フェニルチオテトラヒドロフランが得られることを見
いだした。
【0010】
【化7】
【0011】
【化8】
【0012】過酸化物としては、好ましくはm−クロロ
過安息香酸や過酸化水素が挙げられるが、ここに示した
ものに限定されるものではない。アルカリ金属フェニル
チオレートはチオフェノールとアルカリ金属ハライドや
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどと混合すること
で反応器内で得られる方法が操作上、最も有利である
が、本法に限定されるのもではない。
【0013】(2)光学活性なtrans−3−ヒドロ
キシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランの製造法 ラセミ体のtrans−3−ヒドロキシ−4−フェニル
チオテトラヒドロフランにエステル化剤存在下、酵素を
作用させ、立体選択的にエステル交換反応を行わせるこ
とにより、互いに立体配置が異なる光学活性を有するア
ルコール体及びエステル体が得られる。エステル体は加
水分解によりさらに光学活性なアルコール体に変換でき
る。本発明で用いられる酵素は、リパーゼ、リポプロテ
インリパーゼ、あるいはエステラーゼと呼ばれるものが
好ましく、精製品でも粗成品でもかまわない。形態は粉
末状又は顆粒状の物が使用される。又酵素の他、該酵素
を生成する菌体の乾燥品を使用できる。菌体には処理
菌、休止あるいは静止菌体が含まれる。更に、固定化担
体、例えば、ポリスチレン、ポリプロピレン、デンプ
ン、などの高分子や、活性炭、多孔性ガラス、セライ
ト、ゼオライト、などの無機材料等に固定化した酵素を
利用することも可能である。エステル化剤は酢酸ビニ
ル、酢酸イソプロペニル、プロピオン酸ビニルなどのビ
ニル及びイソプロペニルエステル類が挙げられるが、こ
こに示したものに限定されるものではない。溶媒はn−
ヘキサン、トルエン、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、クロロホル
ム、ジクロロメタンなどの有機溶媒が挙げられ、中でも
ジイソプロピルエーテルの使用が好ましい。
【0014】(3)1−ブチン−3,4−ジオールの合
成 trans3ーヒドロキシー4ーフェニルチオテトラヒ
ドロフランをヘキサメチルフォスフォリックトリアミド
(以下HMPAと略す)存在下アルキルリチウムでC4
位水素を脱プロトンした後、開環脱チオフェノールを経
て一挙に1−ブチン−3,4−ジオールが製造される。
本脱離反応はラセミ体、光学活性体いずれの場合にも有
効であり、原料に光学活性体を用いる場合は、対応する
光学活性なアルキンジオールが光学純度を損ねることな
く生成される。以上の一連の発見により、trans
3ーヒドロキシー4ーフェニルチオテトラヒドロフラン
を中間体とする光学活性な1−ブチン−3,4−ジオー
ルの製造法が確立された。
【0015】
【発明の実施の形態】2,5−ジヒドロフランにm−ク
ロロ過安息香酸を作用させ、得られるエポキシドにナト
リウムフェニルチオレートを反応させ、ラセミ体のtr
ans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒド
ロフランを得る。このラセミ体にエステル化剤の存在
下、リパーゼを作用させ、一方のアルコール体のみをエ
ステル化後、カラムクロマトによりエステル体とアルコ
ール体に分離し、エステル体は更に加水分解によりアル
コール体に変換することにより、trans−3−ヒド
ロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランの両エナ
ンチオマーを得る。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例及び応用例を示すが、
ここに示すものに限定されるものではない。
【0017】実施例1 trans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラ
ヒドロフランの合成 2,5−ジヒドロフラン(1.08ml,14.2mm
ol)のCH2Cl2(40ml)溶液に0℃攪拌下m−
クロロ過安息香酸(2.93g,17.1mmol)の
CH2Cl2(30ml)溶液を滴下した。1時間後室温
まで昇温し、同温度下でさらに12時間撹拌した。反応
液をセライトろ過し、ろ液を飽和NaHSO3水溶液、
飽和NaHCO3水溶液、飽和NaCl水溶液で順次洗
浄後、無水MgSO4で乾燥した。減圧下溶媒を留去し
無水油状の粗エポキシド(3)を1.09g得た。精製
することなく次の反応に用いた。NaH(341mg,
14.2mmol)のTHF(50ml)懸濁液に、0
℃攪拌下、PhSH(1.46ml,14.2mmo
l)を滴下した。30分後上記の粗エポキシド(1.0
g)のTHF(20ml)溶液を滴下し、室温まで昇温
した後、1時間加熱還流した。0℃攪拌下飽和NH4
l水溶液を加えた後室温まで昇温した。ジエチルエーテ
ルを用いて希釈した後、飽和NaCl水溶液で洗浄し、
無水MgSO4で乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、
残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル50
g)に付した。酢酸エチルーn−ヘキサン(3:7v/
v)溶出部より無色油状のtrans−3−ヒドロキシ
−4−フェニルチオテトラヒドロフランのラセミ体が得
られた。収量は1.96g、収率70.4%。
【0018】IR(neat):3100−3700,
3058,2944,2872,1583cm-1 1H−NMR(CDCl3)δ:7.36−7.44
(m,2H),7.20−7.34(m,3H),4.
26−4.38(m,2H),4.04(dd,1H,
J=9.9,4.4Hz),3.77(dd,1H,J
=9.9,1.5Hz),3.62−3.72(m,2
H),2.50−2.65(brs,1H,excha
ngable with D2O) MS m/z;196(M+),136(100%),
110(C66S) HRMS Calcd C10122S:196.05
58,Found:196.0550 Anal Calcd:C10122S;C:61.2
0,H:6.16,S:16.34,Found:C:
61.17,H:6.15,S:16.28
【0019】実施例2 trans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラ
ヒドロフランの光学分割 ラセミ体の trans−3−ヒドロキシ−4−フェニ
ルチオテトラヒドロフラン865mg(4.41mmo
l)のジイソプロピルエーテル(22ml)溶液に酢酸
ビニル(0.41ml, 4.41mmol)、リパー
ゼPS(天野製薬株式会社製)220mgを加え、30
℃で21時間振とうした。反応液をセライトに付し、ろ
液を減圧下留去した。残留物をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル50g)に付し、酢酸エチルーn−ヘキ
サン(3:17v/v)溶出部より無色油状の(3R,
4R)−trans−3−アセトキシ−4−フェニルチ
オテトラヒドロフランを523mg(49.7%)得
た。[α]D 24 +1.2o( c 1.4, CHCl
3)。また、酢酸エチルーn−ヘキサン(3:7v/
v)溶出部より無色油状の(3S,4S)−trans
−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラ
ンを427mg(49.3%)得た。[α] D 24−3.
o(c1.1,CHCl3)。立体配置の同定は得られ
たアルコール体を既知の物質に変換することで行った。
反応式を式(4)に示す。
【0020】
【化9】
【0021】得られた光学活性なtrans−3−ヒド
ロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラン607m
gとラネーニッケル2gを20mlのエタノール中に加
え、20分間室温で攪拌した。反応液をセライトろ過
し、ろ液を減圧下で留去した後、得られた残留物を蒸留
した結果、無色油状の光学活性なテトラヒドロー3ーフ
ラノール(226mg)を得た。テトラヒドロー3ーフ
ラノールの旋光度は、V.K.Tradonらにより、
R体は [α]D 20−14.36o(c 3.194 M
eOH)、S体は[α]D 22+16.23o(c 2.4
27 MeOH)と報告されている(J.Org,Ch
em.,1993,481,2767)。また、H.
C.Brownらは、R体[α]D 23−17.3o (c
2.4MeOH)、S体[α]D 23+17.3o(c
2.4MeOH)と報告している(Heterocyc
les,1989,28,283)。今回得られたテト
ラヒドロー3ーフラノールの旋光度は[α]D 26−1
6.99o (c 3.44MeOH)であったため、
R体と判断でき、その反応機構からアルコール体の立体
配置は(3S,4S)であると判定できる。そのため、
得られたtrans−3−アセトキシ−4−フェニルチ
オテトラヒドロフランの立体配置は(3R,4R)と判
定できる。光学純度はHPLC(Chiralcel
OD,溶離液10(V/V)%i−PrOHーn−he
xane)より決定し、99%e.e.以上であった。
【0022】実施例3 (3R,4R)−trans−3−ヒドロキシ−4−フ
ェニルチオテトラヒドロフランの合成 実施例2で得られた(3R,4R)−trans−3−
アセトキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラン14
5mg(0.609mmol)をメタノール(3ml)
に溶かし、さらにK2CO3を54.7mg(0.396
mmol)加えた。室温で12時間攪拌した後、メタノ
ールを減圧下留去し、H2Oを加え、CH2Cl2で抽出
した。有機層を無水MgSO4で乾燥した後、減圧下で
溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(シ
リカゲル10g)に付した。酢酸エチル−n−ヘキサン
(3:7v/v)溶出部より無色油状の(3R,4R)
−アルコール体を111mg(92.9%)で得た。
[α]D 24+3.8o(c 1.0,CHCl3)。光学
純度は99%e.e.以上であった。
【0023】応用例 R−1−ブチン−3,4−ジオールの合成 (3S,4S)−(−)−trans−3−ヒドロキシ
−4−フェニルチオテトラヒドロフラン516mgとH
MPA4.57mlを26mlのテトラヒドロフランに
加え、攪拌下−78℃でBuLi(1.56M−ヘキサ
ン溶液)を16.8ml滴下した。滴下により反応液が
−20 ℃まで上昇した。同温度下でさらに18時間攪
拌する。飽和NH4Cl水溶液を0℃で加えた後、室温
まで昇温し、酢酸エチルで抽出した。有機相を無水Mg
SO4で乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残存物をカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル30g)に付し、酢
酸エチル/n−ヘキサン(2:3 V/V)溶出部より
無色油状のR−1−ブチン−3,4−ジオールを得た。
収率83.9%。これをジエチルエーテル/n−ヘキサ
ンより再結晶した。mp 36−38℃、[α]D 24
37.8o(c=1.0,CHCl3
【0024】
【発明の効果】医薬、農薬の原料として有用な1−ブチ
ン−3,4−ジオール及製造用の新規な中間体であるt
rans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒ
ドロフランの光学活性体を簡便な方法で高収率かつ、高
光学純度で得ることができる。また本発明によれば一原
料よりtrans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオ
テトラヒドロフランの両エナンチオマーを任意に得るこ
とができる。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1)で表される trans−3−
    ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフラン。 【化1】
  2. 【請求項2】 trans−3−ヒドロキシ−4−フェ
    ニルチオテトラヒドロフランが光学活性(3S,4S)
    体である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 trans−3−ヒドロキシ−4−フェ
    ニルチオテトラヒドロフランが光学活性(3R,4R)
    体である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式(2)で表されるジヒドロフランを過
    酸化物を用いてエポキシ化し、式(3)で表されるエポ
    キシ化合物に変換した後、アリカリ金属フェニルチオレ
    ートと反応させることを特徴とする請求項1に記載のt
    rans−3−ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒ
    ドロフランの製造法。 【化2】 【化3】
  5. 【請求項5】 ラセミ体のtrans−3−ヒドロキシ
    −4−フェニルチオテトラヒドロフランにエステル化剤
    存在下、リパーゼを作用させ、一方のtrans−3−
    ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランを立
    体選択的にエステル交換反応を行わせた後に他方の未反
    応のアルコール体を取り出すことを特徴とする請求項2
    又は3に記載の光学活性なtrans−3−ヒドロキシ
    −4−フェニルチオテトラヒドロフランの製造法。
  6. 【請求項6】 ラセミ体のtrans−3−ヒドロキシ
    −4−フェニルチオテトラヒドロフランにエステル化剤
    存在下、リパーゼを作用させ、一方のtrans−3−
    ヒドロキシ−4−フェニルチオテトラヒドロフランを立
    体選択的にエステル交換反応を行わせて得られるエステ
    ル体を加水分解することを特徴とする請求項2又は3に
    記載の光学活性なtrans−3−ヒドロキシ−4−フ
    ェニルチオテトラヒドロフランの製造法。
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