JPH0847051A - 無線データ通信装置 - Google Patents

無線データ通信装置

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JPH0847051A
JPH0847051A JP18134694A JP18134694A JPH0847051A JP H0847051 A JPH0847051 A JP H0847051A JP 18134694 A JP18134694 A JP 18134694A JP 18134694 A JP18134694 A JP 18134694A JP H0847051 A JPH0847051 A JP H0847051A
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Mitsuhiro Araki
木 光 弘 荒
Genzo Takagi
木 元 三 高
Yoshihiro Noguchi
口 好 博 野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無線回線により接続される複数の無線端末
が、公衆回線に接続される端末または他の無線端末と効
率よく通信を行なう。 【構成】 基地局10と無線回線により接続される無線
端末との間で通信される無線データを送受信する無線イ
ンタフェース部17と、受信した無線データから音声デ
ータと非音声データとを判断し、または音声データある
いは非音声データを無線データに処理するデータ処理部
15と、音声データを処理する音声処理部13と、非音
声データを処理するモデム部14と、公衆回線に接続す
るための公衆回線接続部12を備える。これにより複数
の非音声系無線端末がモデム部14を共有することがで
き、さらに、無線回線上を通信するデータをディジタル
データとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線端末と公衆回線に
接続される端末との間、または無線端末間で音声または
データあるいはそれら双方を送信および受信動作を行な
う無線データ通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のアナログコードレス電話の普及は
めざましいものがあり、さらに自動車電話や携帯電話な
どの無線回線を利用した電話システムが一般化されてい
る。また、自動車電話や携帯電話は、無線回線が時分割
多重方式でディジタル化され、電話による音声通信のほ
か、ファクシミリ等の非音声通信にも利用されるように
なってきている。さらには、自動車電話システムの約3
倍のデータ転送速度を持つパーソナルハンディホンシス
テムが実用化されようとしている。
【0003】上記のような無線電話システムにおいて、
非音声データ通信を行なうには、無線端末と無線送受信
装置の間にモデムを挿入し、モデムにより変調されたデ
ータを無線回線に送出する必要があるが、無線回線がデ
ィジタル化されているとはいえ、電話による音声通信に
主眼がおかれているため、無線回線上のデータは音声デ
ータとみなされ、さらに基地局内部でもこの非音声デー
タを音声データとして処理し、公衆回線に接続される端
末と接続されることになる。
【0004】以下、図面を参照して従来のディジタル方
式の無線電話システムでのデータ通信方法について説明
する。図35は従来の無線電話の基地局と子機の構成を
示す図であり、無線回線に接続される子機電話と公衆回
線に接続される電話との間で音声通信を可能にする装置
である。図35において、マイク209から入力された
音声は、音声処理部204のA/D変換器206により
アナログ音声が音声データに変換され、無線データ処理
部203に出力される。無線データ処理部203では、
音声データに無線管理用のデータが付加されて無線デー
タが生成され、無線データは送受信部202からアンテ
ナ201を通じて無線回線に送出される。基地局100
は、アンテナ109通じて無線インタフェース部106
が子機電話200から発信された無線データを受信し、
データ処理部106に出力する。データ処理部106で
は、無線管理用データと音声データとが識別され、音声
データのみを音声処理部13に入力する。無線管理用デ
ータは、通信制御部107に送られ、無線通信の管理に
使われる。音声処理部103に入力された音声データ
は、D/A変換器105によりアナログ音声に変換さ
れ、回線接続部102を経由して公衆回線101に送出
される。一方、公衆回線101から着呼があった場合
は、回線接続部102を介して音声処理部103に入力
し、A/D変換器104によりアナログ音声を音声デー
タに変換し、データ処理部106に出力する。データ処
理部106に入力された音声データは、無線管理用デー
タが付加されて無線インタフェース部108からアンテ
ナ109を通じて無線回線へ送出される。子機200
は、送受信部202で無線データを受信し、無線データ
処理部203で無線データから音声データを取り出し、
音声処理部204に出力し、音声処理部204では、D
/A変換器205により音声データが音声信号に変換さ
れ、レシーバ208から音声が出力される。
【0005】上記の構成の装置で非音声データの通信を
行なう場合は、図36の構成のシステムとなる。電話機
子機200以外の子機300がファクシミリ装置(FA
X)で、子機400がパーソナルコンピュータ(PC)
である場合、それぞれ子機300または400から出力
されたデータは、外部接続されたアダプタ301または
データモデム401に入力されて変調され、変調された
データが無線装置302、402で無線信号に処理さ
れ、無線回線に送出される。以降、このデータは音声デ
ータとみなされ、基地局100内部では上記したような
音声データ処理がなされ、公衆回線101に接続された
FAX端末111またはPC端末112と接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、データの転送速度が無線回線の速度に
制限されてしまうため、高速のモデムを使用しても能力
を十分発揮できず、また1本の公衆回線は常に1台の無
線端末が占有するので、複数台の無線端末が接続されて
いても同時に動作させることができず、さらにモデムが
各端末に必要であり、経済的でないという問題を有して
いた。
【0007】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
もので、複数の無線端末を同時に動作させることがで
き、さらに無線端末と公衆回線に接続される端末あるい
は無線端末同士が効率よく通信できる優れた無線データ
通信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の構成は、公衆回線に接続される公衆
回線接続部と、公衆回線接続部を介して入力された音声
信号を音声データに変換し、かつデータ処理部から入力
された音声データを音声信号に変換して公衆回線接続部
に出力する音声処理部と、公衆回線接続部を介して入力
された非音声信号を非音声データに復調し、かつデータ
処理部から入力された非音声データを非音声信号に変調
するモデム部と、音声処理部および前記モデム部から入
力されたデータを無線通信データに処理し、かつ無線イ
ンタフェース部から入力された無線通信データを処理し
て音声処理部またはモデム部に出力するデータ処理部
と、データ処理部から入力された無線通信データを無線
回線に送出するための無線信号に処理して無線回路に送
出し、かつ無線回線を介して受信した無線信号を無線通
信データに処理してデータ処理部に出力する無線インタ
フェース部と、無線回線側および公衆回線側の通信を制
御する通信制御部とを備えている。
【0009】本発明の第2の構成は、公衆回線に接続さ
れる公衆回線接続部と、公衆回線接続部を介して入力さ
れた信号をディジタルデータに変換し、かつデータ蓄積
部から入力されたディジタルデータを公衆回線に送出す
るための信号に変換して公衆回線接続部に出力する信号
変換部と、信号変換部から入力されたデータを蓄積し、
かつデータ処理部から入力されたデータを蓄積するデー
タ蓄積部と、データ蓄積部から入力されたデータを無線
通信データに処理し、かつ無線インタフェース部から入
力された無線通信データを処理するデータ処理部と、デ
ータ処理部から入力された無線通信データを無線回線に
送出するための無線信号に処理して無線回路に送出し、
かつ無線回線を介して受信した無線信号を無線通信デー
タに処理する無線インタフェース部と、無線回線側およ
び公衆回線側の通信を制御する通信制御部とを備えてい
る。また、無線端末からの送信データをデータ蓄積部に
記憶する手段と、公衆回線に接続される端末からの受信
データをデータ蓄積部に記憶する手段を有し、このデー
タ蓄積部を介して無線端末と公衆回線に接続される端末
との間で通信する手段を備えている。さらに、このデー
タ蓄積部を介して第1の無線端末と第2の無線端末との
間で通信する手段を備えている。
【0010】本発明の第3の構成は、公衆回線に接続さ
れる公衆回線接続部と、公衆回線接続部を介して入力さ
れた音声信号を音声データに変換し、かつデータ蓄積部
から入力された音声データを音声信号に変換して公衆回
線接続部に出力する音声処理部と、公衆回線接続部を介
して入力された非音声信号を非音声データに復調し、か
つデータ蓄積部から入力された非音声データを非音声信
号に変調して公衆回線接続部に出力するモデム部と、音
声処理部およびモデム部から入力されたデータを蓄積
し、かつデータ処理部から入力されたデータを蓄積する
データ蓄積部と、データ蓄積部から入力したデータを無
線通信データに処理し、かつ無線インタフェース部から
入力された無線通信データを処理してデータ蓄積部に出
力するデータ処理部と、データ処理部から入力された無
線通信データを無線回線に送出するための無線信号に処
理して無線回路に送出し、かつ無線回線を介して受信し
た無線信号を無線通信データに処理してデータ処理部に
出力する無線インタフェース部と、無線回線側および公
衆回線側の通信を制御する通信制御部とを備えている。
また無線端末からの送信データをデータ蓄積部に記憶す
る手段と、公衆回線に接続される端末からの受信データ
をデータ蓄積部に記憶する手段を有し、このデータ蓄積
部を介して無線端末と公衆回線に接続される端末との間
で通信する手段を備えている。さらに、このデータ蓄積
部を介して第1の無線端末と第2の無線端末との間で通
信する手段を備えている。
【0011】本発明の第4の構成は、無線端末が、公衆
回線を占有して公衆回線に接続される端末と通信するモ
ードと、無線端末が、データ蓄積部を介して公衆回線に
接続される端末と通信するモードを切り替える手段を備
えている。
【0012】本発明の第5の構成は、無線端末に関する
情報を無線端末からロードする手段と、ロードした情報
を保持するための記憶手段を備え、公衆回線に接続され
る端末からの着信データが、自身の管理下にある無線端
末宛かどうかを判断する手段と、受信データが自身の管
理下にある無線端末宛であるとき、受信データをデータ
蓄積部に格納する手段と、受信データが自身の管理下に
ある無線端末宛でないとき、回線を強制的に切断する手
段とを備えている。
【0013】本発明の第6の構成は、通信結果の管理情
報を記憶する手段を有し、受信したデータを無線端末に
送出するとき、このデータに関する通信管理情報を受信
データに付加する手段と、無線端末からの通信管理情報
の出力要求を受信したとき、無線端末に対して通信管理
情報を出力する手段とを備えている。
【0014】本発明の第7の構成は、通信結果の管理情
報を記憶する手段と、可換蓄積媒体にデータを記録する
手段を有し、公衆回線に接続される端末への送信がエラ
ーで終了したときに、この送信に関する通信管理情報と
データ蓄積部に保持されている送信データを、可換蓄積
媒体に記録する手段を備え、さらに、無線端末同士の通
信がエラーで終了した時に、この通信に関する通信管理
情報と、データ蓄積部に保持されている通信データを可
換蓄積媒体に記録する手段を備えている。
【0015】本発明の第8の構成は、外部情報機器と接
続するための手段を備え、外部情報機器との間でデータ
を入出力する手段と、データ蓄積部に記憶されているデ
ータを外部情報機器に出力する手段と、外部情報機器か
ら入力したデータをデータ蓄積部に記憶させる手段を有
し、無線端末の発信したデータを外部情報機器に出力
し、外部情報機器から入力したデータを無線端末宛に発
信する手段を備え、さらに、公衆回線に接続される端末
が発信したデータを外部情報機器に出力し、外部情報機
器から入力したデータを公衆回線に接続される端末宛に
発信する手段を備えている。
【0016】本発明の第9の構成は、同じデータを同じ
相手に再び送信する再送機能を有し、送信がエラーで終
了したとき再送機能の有無を選択する手段と、再送リト
ライ回数を設定する手段と、再送時間間隔を設定する手
段を備えている。
【0017】本発明の第10の構成は、上記第6または
第9の構成に加え、通信管理情報を表示する手段と、表
示された項目を選択する手段を有し、送信エラーデータ
の再送の項目を選択したとき、すでに可換蓄積媒体に記
録されている送信データを再送する手段と、送信エラー
データの消去の項目を選択したとき、すでに可換蓄積媒
体に記録されている送信データおよびそのデータに関す
る管理情報を全て消去する手段を備えている。
【0018】本発明の第11の構成は、上記第6または
第9の構成に加え、送信エラーのとき、無線端末にエラ
ーであることを伝える手段と、その送信データが記録さ
れている可換蓄積媒体に関するデータ管理情報を無線端
末に伝える手段と、無線端末から再送指示を受信したと
き、可換蓄積媒体に記録されている送信データを再送す
る手段と、無線端末から消去指示を受信したとき、可換
蓄積媒体に記録されている送信データおよびそのデータ
に関する管理情報を全て消去する手段を備えている。
【0019】本発明の第12の構成は、無線端末からロ
ードした子機情報を参照して、同じ種別の複数の無線端
末をグループ化するための着信群を設定する手段と、そ
の群に対して一斉呼び出しをする手段と、一斉呼び出し
をした複数の無線端末に同じデータを同報する手段を備
えている。
【0020】本発明の第13の構成は、データ蓄積部
に、無線端末の台数分設定され、送信用と受信用のブロ
ックに分割された子機専用のブロックと、全ての無線端
末が利用できる汎用ブロックを備えている。
【0021】本発明の第14の構成は、上記第12また
は第13の構成に加え、受信データが着信群指定のある
データか子機指定のデータかを判断する手段と、着信群
指定のデータを受信したときデータ蓄積部の汎用ブロッ
クに受信データを記録する手段と、受信可能なデータが
汎用ブロックに存在することを指定された着信群に属す
る無線端末に通知する手段と、着信群指定で一斉同報指
示のある場合、汎用ブロックに記録された受信データを
指定された着信群の無線端末に一斉同報する手段と、子
機指定のデータを受信したときデータ蓄積部の子機専用
ブロックに受信データを記録する手段と、子機専用ブロ
ックの受信データを着信先である無線端末に発信する手
段を備えている。
【0022】本発明の第15の構成は、上記第13の構
成に加え、無線端末が入力機能のみを持つ装置であると
き、データ蓄積部の子機専用ブロックを全て送信ブロッ
クに利用できるようにブロックサイズを拡張する手段
と、無線端末が出力機能のみを持つ装置であるとき、デ
ータ蓄積部の子機専用ブロックを全て受信ブロックに利
用できるようにブロックサイズを拡張する手段を備えて
いる。
【0023】本発明の第16の構成は、上記第13の構
成に加え、第1の無線端末が入力機能のみを持ち、第2
の無線端末が出力機能のみを持つ装置であるとき、デー
タ蓄積部の子機専用ブロックの内、第1の無線端末が送
信ブロックだけを使い、第2の無線端末が受信ブロック
だけを使うことにより、1つの子機専用ブロックを利用
者で分割する手段を備え、さらに、子機専用ブロックの
利用者分割利用により残された子機専用ブロックを、汎
用ブロックまたは他の子機専用ブロックの拡張用として
設定する手段を備えている。
【0024】本発明の第17の構成は、上記第13の構
成に加え、n台の無線端末が接続されたとき、第1の無
線端末が入力機能のみを持ち、第2の無線端末が出力機
能のみを持つ装置であるとき、データ蓄積部の子機専用
ブロックの内、第1の無線端末が送信ブロックだけを使
い、第2の無線端末が受信ブロックだけを使うことによ
り、1つの子機専用ブロックを利用者で分割する手段を
備え、さらに、子機専用ブロックの利用者分割利用によ
り残された子機専用ブロックを、第n+1番目の子機専
用ブロックとして設定する手段を備えている。
【0025】本発明の第18の構成は、無線端末から基
地局に向かう上り方向の通信と、基地局から無線端末に
向かう下り方向の通信を1組にして双方向通信を行なう
nチャネルに多重化された無線回線において、第1のチ
ャネル上で動作する入力機能のみを持つ第1の無線端末
と、第2のチャネル上で動作する出力機能のみを持つ第
2の無線端末を1組にして、第1あるいは第2のどちら
か一方のチャネル上で動作させる手段と、第1あるいは
第2のどちらか一方の残ったチャネルで第n+1番目の
無線端末を動作させる手段を備えている。
【0026】本発明の第19の構成は、無線端末から基
地局に向かう上り方向の通信と、基地局から無線端末に
向かう下り方向の通信を1組にして双方向通信を行なう
nチャネルに多重化さた無線回線において、入力機能の
みを持つ第1の無線端末が動作する第1のチャネルと、
出力機能のみを持つ第2の無線端末が動作する第2のチ
ャネルを合わせて1組にし、1組にしたチャネルで無線
端末から基地局に向かう上り方向の回線を第1の無線端
末が使用する手段と、1組にしたチャネルで基地局から
無線端末に向かう下り方向の回線を第2の無線端末が使
用する手段を備えている。
【0027】
【作用】本発明は、上記第1の構成によって、無線端末
より発信する非音声データは、モデムにより変調される
ことなく、発信されたままのディジタルデータで無線回
線に送出することができる。このデータを受信すると本
無線データ通信装置(基地局)は、無線管理用のデータ
と通信用の非音声データを判断し、非音声データのみを
モデム部に入力する。モデム部に入力した非音声データ
は、ここで初めて公衆回線上を伝送される信号に変調さ
れる。したがって無線端末から発信されたデータは基地
局内部では全てディジタルデータとして処理することが
できる。また公衆回線に接続される端末から非音声信号
を受信すると、音声信号か非音声信号かを検出し、非音
声信号を検出するとモデム部に入力される。モデム部で
非音声データに復調された後はすべてディジタルデータ
として処理し、無線端末に送出する。
【0028】本発明は、上記第2の構成によって、無線
端末から発信されたデータは、全てデータ蓄積部に転送
され、転送が終わった時点で無線端末はこの通信から開
放される。その後基地局は、データ蓄積部に保持したデ
ータを着信先である公衆回線に接続される端末に送信す
る。さらに、着信先がその他の無線端末である場合も上
記の動作によりデータ蓄積部に保持されているデータを
着信先である無線端末に送信する。また、公衆回線に接
続される端末からのデータを受信したときは、データ蓄
積部に受信したデータ全てを保持し回線側の通信を終了
する。そのあとで、着信先である無線端末に対してデー
タ蓄積部に保持された受信データを転送する。
【0029】本発明は、上記第3の構成によって、上記
第2の構成と同じ作用を有し、さらに第1の構成と同様
に、基地局内および無線回線上では、非音声データは非
音声データとして処理することができる。
【0030】本発明は、上記第4の構成によって、上記
第2の構成による作用においてデータ蓄積部を介した動
作モードと、データ蓄積部をスルーし、データ処理部と
音声処理部またはデータ処理部とモデム部との間で直接
通信データを入出力させる動作モードとを切り替えるこ
とにより、電話などリアルタイムで処理しなければなら
ない通信や、優先度の高い通信をリアルタイムで処理で
きる。
【0031】本発明は、上記第5の構成によって、無線
端末に対して子機情報のアップロードを要求したり、無
線端末からの子機情報のアップデ−トを受信すること
で、子機情報管理メモリに無線端末の情報を保持するこ
とにより、公衆回線に接続される端末からのデータを受
信したとき、着信先の無線端末に着呼が届く以前に着信
した呼が有効なものかを判断することができる。自身の
管理下の無線端末宛であれば、着信先の無線端末の稼働
状況に関係なくデータ蓄積部に受信データを保持し、公
衆回線に接続される端末との通信を完了させる。また、
自身の管理下の無線端末宛でなければその場で通信を終
了する。
【0032】本発明は、上記第6の構成によって、無線
端末が通信管理情報を確認することにより、発信元との
コミュニケーションの不備によるトラブルを防ぐことが
できる。また、出力機能を持つ無線端末に対して通信履
歴の一覧を送出することにより、無線端末は自身の通信
履歴を確認することがでる。
【0033】本発明は、上記第7の構成によって、送信
エラーで終了した通信の送信データを可換蓄積媒体に記
録し保存することによって、次の通信の送信データでデ
ータ蓄積部の内容が書き換えられても、送信エラーで終
了した通信の送信データを失うことはない。これによ
り、次の通信を実行するときに、データ蓄積部の使用状
況を確認しなくても、次の通信の送信データをデータ蓄
積部に転送することができる。
【0034】本発明は、上記第8の構成によって、基地
局内部で処理されるデータは全てディジタルデータであ
るため、外部接続された情報機器を、無線端末と同レベ
ルの端末と認識することにより上記第2の構成の作用に
記した動作が行なえ、無線端末と外部情報機器とのデー
タ蓄積部を介した通信、さらに、公衆回線に接続される
端末と外部情報機器とのデータ蓄積部を介した通信を行
なうことができる。
【0035】本発明は、上記第9の構成によって、送信
エラーで通信が終了したとき、再送の有無を選択でき、
再送を選択したとき再送のリトライを設定することによ
り確実に通信を終了させることができる。さらに、リト
ライの時間間隔を自由に設定することにより、回線の状
況による通信エラーを時間的に分散させることができ
る。
【0036】本発明は、上記第10の構成によって、通
信管理情報の一覧を表示部に出力することで、通信の履
歴を確認することができる。さらに通信エラーで終了し
た通信の処理をこの表示部から指示、実行することがで
き、再送を選択したときは、無線端末が改めてデータを
発信する必要がなく、可換蓄積媒体に保存されている送
信データを着信先に送信する。また、表示部で消去を選
択したときは、可換蓄積媒体に保存されている送信デー
タとこのデータに関する管理情報を全て消去する。
【0037】本発明は、上記第11の構成によって、送
信エラーで終了した通信の処理を無線端末の指示により
実行でき、再送指示を受信したときは、無線端末が改め
てデータを発信する必要がなく、可換蓄積媒体に保存さ
れている送信データを着信先に送信する。また、消去指
示を受信したときは、可換蓄積媒体に保存されている送
信データとこのデータに関する管理情報を全て消去す
る。
【0038】本発明は、上記第12の構成によって、デ
ータの着信先を群指定することで、この群に対してのみ
データを送信することができ、また、群に属する無線端
末のみがデータを受信することができる。
【0039】本発明は、上記第13の構成によって、デ
ータ蓄積部には無線端末の台数分の専用ブロックが確保
され、その専用ブロックは送信用と受信用に分けられて
おり、第1の無線端末からのデータを受信したときは、
第1の無線端末のための専用ブロックの送信ブロックに
データが保持され、着信先が第2の無線端末であるデー
タを受信したときは、第2の無線端末のための専用ブロ
ックの受信ブロックに格納される。さらに、汎用ブロッ
クは、全ての無線端末が利用することができる。
【0040】本発明は、上記第14の構成によって、群
に属する無線端末の稼働状況に拘わりなく、一方的に同
報する着信群宛のデータ、同報は行なわないが群に属す
る複数の無線端末が受信できる着信群宛のデータ、無線
端末宛のデータの3種類のデータを受信することができ
る。
【0041】本発明は、上記第15、第16または第1
7の構成によって、データ蓄積部の子機専用ブロックに
おいて、入力機能だけを有する第1の無線端末では使用
されない受信ブロックを使用可能にし、出力機能だけを
有する第2の無線端末では使用されない送信ブロックを
使用可能にすることができる。
【0042】本発明は、上記第18または第19の構成
によって、双方向の無線回線上において、入力機能のみ
を持つ第1の無線端末では使用されない、基地局から無
線端末に向かう下り方向の回線を使用可能にすることが
でき、さらに、出力機能のみを持つ第2の無線端末では
使用されない、無線端末から基地局に向かう上り方向の
回線を使用可能にできる。さらに、上記第18の構成に
より、第n+1番目の無線端末を増設し無線回線上で動
作させることができ、上記第19の構成により、入力機
能を持つ無線端末と出力機能を持つ無線端末を1組に
し、それぞれが動作する無線回線上の2つのチャネルを
1組にすることで、1つの無線端末が2個のチャネルを
使用することができる。
【0043】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施例における無
線データ通信装置の構成を示し、図2はこの無線データ
通信装置を用いてデータ通信を行なう場合のシステム構
成を示す。図1において、10は基地局、11は公衆回
線、12は回線接続部、13は音声処理部、14はモデ
ム部、15はデータ処理部、16は通信制御部、17は
無線インタフェース部、18はアンテナである。無線イ
ンタフェース部17は、無線モデム19と送受信部20
とからなり、無線モデム19は復調部21および変調部
22からなり、送受信部20は受信部23および送信部
24からなる。25は無線装置であり、アンテナ26を
通じて基地局10と通信を行なう。27は送受信部であ
り、送信部28および受信部29からなる。30は無線
モデムであり、変調部31および復調部32からなる。
33は無線データ処理部、34はパーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンまたはPCと略記することがあ
る。)としての子機である。図2において、35はファ
クシミリ装置(以下、ファクシミリまたはFAXと略記
することがある。)としての子機、36は電話機として
の子機である。37は公衆回線11に接続されたパーソ
ナルコンピュータ、38は公衆回線11に接続されたフ
ァクシミリ装置、39は公衆回線11に接続された電話
機である。
【0044】次に、上記実施例の動作について説明す
る。子機34または子機35が非音声データを通信する
には、それぞれに無線装置25を接続する必要がある。
子機34または子機35から送信される通信データは、
無線装置25の無線データ処理部33で無線管理データ
が付加され、さらに、無線モデム30の変調部31で無
線信号に変調され、送信部28からアンテナ26を通じ
て無線回線に送出される。基地局10は、この無線信号
をアンテナ18を通じて無線インタフェース部17の送
受信部20の受信部23で受信し、無線モデム19の復
調部21で無線データに復調し、データ処理部15に送
る。データ処理部15に入力された無線データは、無線
管理データと通信データが判断される。無線管理データ
は通信制御部16に入力され、無線通信用に解釈されて
無線通信が制御される。データ処理部15から出力され
た通信データが音声データである場合、音声データは、
音声処理部13に入力され、D/Aコンバータによりア
ナログ音声信号に変換され、回線接続部12を介して公
衆回線11に送出される。また、データ処理部15から
出力された通信データが非音声データである場合、非音
声データは、モデム部14に入力されて公衆回線上を伝
送されるアナログ信号に変調され、回線接続部12を介
して公衆回線11に送出される。
【0045】また、公衆回線11に接続される端末37
〜39から着信があったときは、音声信号であれば回線
接続部12を介して音声処理部13に入力され、A/D
コンバータによりアナログ音声を音声データに変換し、
データ処理部15に送られる。また、非音声信号を受信
したときは、回線接続部12を介してモデム部14に入
力され、非音声データに復調された後、データ処理部1
5に送られる。データ処理部15では、通信制御部16
からの無線管理データが音声データあるいは非音声デー
タに付加され、無線データとして無線インタフェース部
17に送られる。無線インタフェース部17では、無線
データを無線モデム19の変調部22で無線回線に送出
するための無線信号に変調し、送受信部20の送信部2
4からアンテナ18を通じて無線回線に送出される。無
線回線に送出された非音声データの無線信号は、無線装
置25のアンテナ26を通じて受信部29で受信され、
復調部32で無線データに復調される。さらに無線デー
タ処理部33に入力された無線データは、通信データと
無線管理データとが判断されて通信データのみが子機3
4または子機35に入力される。無線回線に送出された
音声データの無線信号は、直接子機36に受信される。
【0046】以上のように、上記第1の実施例によれ
ば、非音声データを通信するときの公衆回線に接続する
ためのモデムは、基地局10に搭載の1台で済み、従来
のように各子機毎に用いる必要がないので、経済的に優
位性のあるシステムを構築することができる。さらに、
無線回線の速度に制限されないデータ転送速度を持つデ
ータを無線データとすることができる。
【0047】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図3は本発明の第2の実施例におけ
る無線データ通信装置の基地局の構成を示している。上
記実施例1に対しデータ蓄積部42を追加し、音声処理
部13をおよびモデム部14を信号変換部41としてい
る。他の構成および無線装置25の構成は上記実施例1
と同じである。図4は本実施例の無線データ通信装置を
用いデータ通信を行なうシステム構成図である。
【0048】本実施例の基地局10Aを使用し非音声デ
ータを通信するとき、子機が34である場合、パーソナ
ルコンピュータから出力されたデータは、データモデム
43に送られ、公衆回線11上を伝送される信号に変換
される。変調された信号は、無線装置25に入力され、
実施例1に記した動作で無線信号が無線回線に送出され
る。また、子機35である場合は、無線装置25と子機
35との間にFAX用アダプタ44を接続する。ファク
シミリ装置とアダプタ44との間はアナログ信号の手順
により通信され、アダプタ44ではアナログ手順とディ
ジタル手順とをプロトコル変換する。アダプタ44から
出力された通信データは、無線装置25に入力され、実
施例1に記した動作で無線信号が無線回線に送出され
る。子機34または子機35から出力され無線回線に送
出される無線データは、音声データとみなされ、以降は
音声データとして処理される。
【0049】基地局10Aは、上記無線信号を受信し、
実施例1での動作と同ようにしてデータ処理部15から
通信データを出力する。通信データはデータ蓄積部42に
入力し、通信データが全てデータ蓄積部42に記憶され
たところで子機34あるいは子機35との通信を終了す
る。その後、基地局10Aは、子機34あるいは子機3
5の着信先である公衆回線11に接続される端末37あ
るいは38との通信を開始する。データ蓄積部42に記
憶された子機34あるいは子機35から発信された通信
データは、信号変換部41に送られ、D/Aコンバータ
により通信データがアナログ信号に変換され、回線接続
部12を介して公衆回線11に送出される。
【0050】また、公衆回線11に接続される端末37
あるいは38から着信があったとき、回線接続部12を
介して信号変換部41に入力され、A/Dコンバータに
よりアナログ信号を通信データに変換し、データ蓄積部
42に入力する。着信した通信データの全てをデータ蓄
積部42に記憶したところで、公衆回線11に接続され
る端末37または38との通信を終了する。その後、基
地局10Aは着信先である子機34または子機35への
送信を開始する。データ蓄積部42に記憶された通信デ
ータは、データ処理部15に送られ、実施例1と同じ動
作で無線回線に無線信号を送出する。図5にデータ蓄積
部を介して公衆回線に接続される端末と通信する概要を
示す。
【0051】さらに、子機同士の通信でも、上記と同様
の動作となる。例えば図6に示すように、子機35から
発信された通信データを全てデータ蓄積部42に記憶
し、発信元の子機35との通信を終了する。その後、デ
ータ蓄積部42に記憶されている通信データを着信先で
ある子機35Aに発信する。
【0052】以上のように、上記第2の実施例によれ
ば、無線回線側の動作と公衆回線側の動作を独立にする
ことができるので、子機がデータ蓄積部にデータを転送
することで通信を終了し、公衆回線に接続される端末が
データ蓄積部にデータを転送することで通信を終了し、
データ蓄積部を介して子機と公衆回線に接続される端末
が通信を行なうことにより、子機は公衆回線の使用状況
に関わらず通信することができ、公衆回線に接続される
端末は子機の稼働状態に関わらず通信をすることができ
る。さらに、多重化された無線回線では複数の子機が同
時動作することができる。
【0053】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図7は本発明の第3の実施例におけ
る無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図1に示
した実施例1にデータ蓄積部42を追加したものであ
り、他の構成は実施例1と同じである。また、本実施例
の無線データ通信装置を使ったシステム構成は図2と同
様である。
【0054】子機から発信された通信データが、基地局
10Bのデータ処理部15から出力されるまでの動作は
実施例1と同様である。データ処理部15から出力され
た通信データは、データ蓄積部42に入力され、通信デ
ータが全てデータ蓄積部42に記憶されたところで子機
との通信を終了する。その後、データ蓄積部42に記憶
された通信データが音声信号であれば音声処理部13に
入力し、D/Aコンバータにより通信データをアナログ
音声に変換し、回線接続部12を介して公衆回線11に
送出する。また、通信データが非音声データであると
き、データ蓄積部42から出力した通信データをモデム
部14に入力し、公衆回線上を伝送されるアナログ信号
に変調し、回線接続部12を介して公衆回線11に送出
される。
【0055】また、公衆回線11に接続される端末から
着信があったとき、音声信号であれば回線接続部12を
介して音声処理部13に入力され、A/Dコンバータに
よりアナログ音声を音声データに変換し、データ蓄積部
42に送る。また、非音声信号を受信したときは、回線
接続部12を介してモデム部14に入力され、非音声デ
ータに復調される。復調された非音声データは、データ
蓄積部42に入力され、記憶される。着信した通信デー
タを全てデータ蓄積部42に記憶したところで、公衆回
線11に接続される端末との通信を終了する。その後、
基地局10Bは、着信先である子機への送信を開始す
る。データ蓄積部42に記憶された通信データは、デー
タ処理部15に送られ、実施例1と同じ動作で無線回線
に無線信号を送出する。
【0056】以上のように、上記第3の実施例によれ
ば、実施例1の効果に加え、実施例2の効果が得られる
が、非音声データは音声データとみなされたデータでは
なく、非音声データのまま扱えるため、さらに発展性の
優れた装置を実現できる。
【0057】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について説明する。図8は本発明の第4の実施例におけ
る無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図7に示
した実施例3に切替スイッチ43および44を追加した
ものである。切替スイッチ43および44は連動してお
り、43−Xと43−Zが短絡しているときは44−X
と44−Zは短絡され、43−Yと43−Zが短絡して
いるときは44−Yと44−Zは短絡されている。43
−Xと43−Zが短絡し、44−Xと44−Zが短絡し
ているときは、実施例1と同じ動作を行い、データ処理
部15と音声処理部13が直接、音声データを入出力
し、またデータ処理部15とモデム部14が直接、非音
声データを入出力する。
【0058】また、43−Yと43−Zが短絡し、44
−Yと44−Zが短絡しているときは、実施例3と同じ
動作を行ない、データ蓄積部42を介した通信が行なわ
れる。
【0059】以上のように、上記第4の実施例によれ
ば、リアルタイムで処理しなければならない通信や、優
先度の高い通信をリアルタイムで処理することができ
る。
【0060】なお、図3に示す実施例2の構成に切替ス
イッチ43および44を追加してもよく、同様の効果が
得られる。
【0061】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について説明する。図9は本発明の第5の実施例におけ
る無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図8に示
した実施例4に子機情報管理メモリ45を追加したもの
である。
【0062】子機は、それぞれ内線番号,装置の種別
(種別とは、同じ機能を持つ装置を分類した言い方であ
り、例えばFAX、PC、TEL、プリンタ、スキャナ
などである。)などの固有の情報(以下、子機情報)を
有している。基地局10Dは、子機から発信された子機
情報を受信することで子機情報を保持する。
【0063】図10に基地局10Dが子機に対してアッ
プロードを要求することにより子機情報を保持するフロ
ーを示す。ステップa1で基地局10Dは、子機情報を
アップロードしたい子機に対して”子機情報アップロー
ド要求”を送信する。”子機情報アップロード要求”を
受信した子機は、自身の持つ子機情報を無線管理データ
に挿入し、無線回線に送出する。次にステップa2で基
地局10Dは、子機情報が挿入された無線データを受信
する。次にステップa3でデータ処理部15に入力され
た無線データから子機情報の挿入された無線管理データ
を判断し、ステップa4で子機情報管理メモリ45に記
録する。基地局10Dが子機情報を知りたい場合にこの
方法でアップロードする。
【0064】また、図11に子機からの通知により子機
情報を保持するフローを示す。子機は、無線管理データ
に”子機情報のアップデ−ト通知”と”通知したい子機
情報の内容”を挿入して無線回線に送出する。ステップ
b1で基地局10Dは、この通知が挿入された無線デー
タを受信し、以下に子機情報が送られてくることを知
る。ステップb2で基地局10Dは、子機情報が挿入さ
れた無線データを受信する。ステップb3でデータ処理
部15に入力された無線データから子機情報の挿入され
た無線管理データを判断し、ステップb4で子機情報管
理メモリ45に記録する。子機の種別が変わったときあ
るいは、子機が自ら子機情報をアップデ−トしたいとき
に、この方法で基地局10Dに通知する。
【0065】上記の方法で基地局10Dが子機情報を保
持することにより、子機に着信する前に受信データの有
効性を判断する機能を備えることができる。このフロー
を図12に示す。ステップc1で公衆回線11に接続さ
れる端末からのデータを受信したとき、ステップc2で
基地局10Dは子機情報管理メモリ45に保持されてい
る情報を基に、受信データの着信先が自分の管理下にあ
る子機であるかどうかを判断し、ステップc3で自分の
管理下にある子機宛であれば受信データをデータ蓄積部
42に格納し、全てのデータをデータ蓄積部42に格納
したところで、公衆回線11に接続される端末との通信
を終了させる。その後、ステップc5で着信先である子
機に対してデータ蓄積部42に格納された受信データを
発信する。また、ステップc4で自分の管理下にある子
機宛でないときはこの通信を終了させる。
【0066】以上のように、上記第5の実施例によれ
ば、不必要な受信データを子機に着信させることがない
ため、無線回線を有効に使用でき、さらに有効なデータ
を受信した場合は、着信先である子機の稼働状態に拘わ
らず、公衆回線に接続される端末との通信を終了させる
ことができる。
【0067】なお、図3または図7に示した実施例2ま
たは3の構成に子機情報管理メモリ45を追加しても、
同様の効果が得られる。
【0068】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
について説明する。図13は本発明の第6の実施例にお
ける無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図9に
示した実施例5に子機情報管理メモリ46を追加したも
のである。
【0069】子機と公衆回線に接続される端末との間の
通信または子機同士の通信は、全て通信管理情報として
その履歴が通信管理情報メモリ46に記録される。通信
管理情報は、例えば、管理番号、通信先、通信開始時
刻、通信所用時間、通信料金、データ容量、通信結果、
などであり、通信情報管理メモリ46にはこれらが送
信、受信別に記録される。
【0070】図14は通信管理情報を無線端末に出力す
るフローを示す。子機は、”通信管理情報の出力要求”
を無線管理データに挿入して基地局10Eに対し発信す
る。ステップd1で無線管理データを受信した基地局1
0Eは、”通信情報の出力要求”を解釈し、ステップd
2で要求元の子機に関する通信管理情報を通信管理情報
メモリ46から検索する。検索したデータをデータ処理
部15に出力し、ステップd3で通信データとして要求
元の子機に発信する。このときの子機は、出力機能を持
つ必要があるので、子機34または35などである。
【0071】以上のように、上記第6の実施例によれ
ば、無線端末が通信管理情報を確認することにより、発
信元とのコミュニケーションの不備によるトラブルを防
ぐことができる。また、子機は自身の通信履歴を確認す
ることができ、通信エラーで終了し未処理のままの通信
や、未だ受信していないデータがデータ蓄積部に保持さ
れていることなどを知ることができる。
【0072】なお、本実施例の通信情報管理メモリ46
は、図1、3、7に示した実施例1、2、3の構成に加
えてもよい。但し図1の基地局10では、データ蓄積部
42を備えていないので、データ蓄積部を備えることに
よる効果を得ることはできない。
【0073】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
について説明する。図15は本発明の第7の実施例にお
ける無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図13
に示した実施例6に可換蓄積媒体インタフェース47を
追加したものである。通信管理情報メモリ46に記憶さ
れる情報の内容は実施例6と同じである。
【0074】可換蓄積媒体インタフェース47は、フロ
ッピーディスク、光磁気ディスク、ICカードまたはI
Cメモリカードなどの交換可能な外部記憶メディアとそ
のインタフェースであり、データ蓄積部42に保持され
ているデータを可換蓄積媒体に出力し、可換蓄積媒体に
記録されているデータをデータ蓄積部42に入力するこ
とができる。また、可換蓄積媒体にデータが記録される
ときには、このデータを扱った通信の通信管理情報を可
換蓄積媒体のデータ管理領域に記録する。
【0075】図16は可換蓄積媒体に記録されるデータ
構成の一例を示す。e1はデータ管理領域、e2は通信
データ記録領域、e3は記録したデータの管理番号、e
4は記録したデータの通信管理情報、e5はデータを記
録した位置、e6は記録したデータの容量である。
【0076】また、図17は送信エラーデータを可換蓄
積媒体に格納するフローを示す。子機からの送信データ
がデータ蓄積部42に保持されているとき、基地局10
Fは、着信先である公衆回線11に接続される端末また
はもう1つの無線端末に対して、データ蓄積部42に保
持されているデータを送信する。ステップf1でこの送
信がエラーで終了したとき、ステップf2でこの送信エ
ラーで終了した通信の通信管理情報を可換蓄積媒体のデ
ータ管理領域e1に記録する。さらに、ステップf3で
データ蓄積部42に保持されている送信データを全て、
可換蓄積媒体インタフェース47に挿入される可換蓄積
媒体の通信データ記録領域e2に記録する。
【0077】以上のように、上記第7の実施例によれ
ば、送信エラーで終了した通信の送信データを可換蓄積
媒体に記録し保存することによって、次の通信の送信デ
ータでデータ蓄積部の内容が書き換えられても、送信エ
ラーで終了した通信の送信データを失うことはない。こ
れにより、次の通信を実行するときに、データ蓄積部の
使用状況を確認しなくても、次の通信の送信データをデ
ータ蓄積部に転送することができる。さらに、エラーデ
ータの容量が、可換蓄積媒体の記憶容量を超える場合
は、可換蓄積媒体を交換すればよく、データを破棄する
ことなく全データを保存することができる。
【0078】なお、図3、図7または図8に示した実施
例2、3、4の構成に通信管理情報メモリ46と可換蓄
積媒体インタフェース47を追加しても、同様な効果を
得ることができる。
【0079】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
について説明する。図18は本発明の第8の実施例にお
ける無線データ通信装置の基地局の構成を示し、図15
に示した実施例7に外部情報機器インタフェース48を
追加したものである。図19は、外部情報機器インタフ
ェース48に接続されたパソコン(PC)40が無線端
末および公衆回線に接続される端末との間で通信を行な
う概念図である。
【0080】基地局10Gは、実施例3に記した動作に
より、子機34から発信され、着信先がパソコン(P
C)40である送信データをデータ蓄積部42に記憶す
る。基地局10Gは、データ蓄積部42に記憶されたデ
ータを外部情報機器インタフェース48を介してパソコ
ン(PC)40に出力する。一方、着信先が子機34で
あるデータを、パソコン(PC)40から外部情報機器
インタフェース48を介して入力し、データ蓄積部42
に記憶する。データの転送が終了したところで着信先で
ある子機34に対してデータ蓄積部42に記憶されたデ
ータを発信する。
【0081】また、基地局10Gは、公衆回線11に接
続されるパソコン(PC)37から発信され、着信先が
パソコン(PC)40である受信データをデータ蓄積部
42に記憶する。基地局10Gは,データ蓄積部42に
記憶された受信データを外部情報機器インタフェース4
8を介してパソコン(PC)40に出力する。一方、着
信先が公衆回線11に接続されるパソコンPC37であ
る送信データを、パソコン(PC)40から外部情報機
器インタフェース48を介して入力し、データ蓄積部4
2に記憶する。データの転送が終了したところで、着信
先である公衆回線11に接続されるパソコン(PC)3
7に対してデータ蓄積部42に記憶されたデータを発信
する。
【0082】以上のように、上記第8の実施例によれ
ば、内部で処理される非音声データが非音声データとし
て扱われ、さらにデータ蓄積部を介した通信を行なうこ
とができる基地局では、外部接続された情報機器に対し
てデータ蓄積部に保持される非音声データを直接入出力
することができ、無線接続された子機との通信または公
衆回線に接続される端末との通信が可能となる。
【0083】なお、外部情報機器インタフェース48
は、図7、8または9に示した実施例3、4、5の構成
に加えてもよい。
【0084】(実施例9)次に、本発明の第9の実施例
について説明する。図20は本発明の第9の実施例にお
ける処理フローを示し、装置の構成は図1に示した実施
例1と同じである。再送機能は、送信エラーで終了した
通信を再び同じ着信先に同じデータを送信する機能であ
る。まず、ステップg1で再送機能を使用するかを選択
する。使用しないときはそのまま終了する。この場合再
び同じ着信先に同じデータを送るには、子機は再度第1
手順から送信し直す必要がある。再送機能を使用するを
選択すると、ステップg2で再送リトライ回数nを設定
し、ステップg3でリトライの時間間隔tを設定し、ス
テップg4でリトライ処理を実行する。ステップg5で
処理が終了し通信が正常終了した場合は、再送処理を終
了する。ステップg5で処理が終了し、なおエラーであ
った場合は、ステップg6で設定されたリトライ回数n
から1を引く。ステップg7出リトライ回数nの値が0
であれば、再送処理を終了する。nの値が0でないとき
は、さらにリトライ処理をすることを示す。ステップg
8でリトライの時間間隔を監視し、時間間隔がステップ
g3で設定した時間間隔tとなったらステップg4に進
み、再びリトライ処理を実行する。
【0085】以上のように、上記第9の実施例によれ
ば、確実に相手にデータを送信することができる。さら
に、リトライの時間間隔を自由に設定することにより、
回線の状況による通信エラーを時間的に分散させること
ができる。また、リトライ処理で再送される送信データ
は、データ蓄積部に保持されているものであり、再送用
のデータを改めて子機から発信する必要がなく、効率的
な手順が行なえる。
【0086】なお、本実施例の機能は、実施例2、3、
4、5、6、7、8または10に備えても同様の効果が
得られる。
【0087】(実施例10)次に、本発明の第10の実
施例について説明する。図21は本発明の第10の実施
例における無線データ通信装置の基地局の構成を示し、
図18に示した実施例8に通信情報表示部49を追加し
たものである。通信情報表示部(以下、表示部)49
は、通信管理情報メモリ46に記録されている通信管理
情報を一覧として表示するディスプレイである。図22
に表示部49に表示される通信管理情報の一覧の例を示
す。表示する内容は実施例6に記した通信管理情報メモ
リ46の内容である。また、表示部49に表示された項
目を選択する手段は、例えば、タッチパネルであるディ
スプレイあるいはカーソルキー、テンキーなどの操作キ
ーである。
【0088】基地局10Hは、実施例7の動作によって
通信がエラーで終了したとき、送信データは可換蓄積媒
体に記録され、通信内容は通信管理情報メモリ46に記
録される。図23に、上記表示部49からの通信エラー
データの処理をする動作フローを示す。ステップh1で
表示部49に通信管理情報を表示し、ステップh2で表
示された一覧からエラーで終了した通信の管理番号を選
択すると、可換蓄積媒体に格納されている送信データの
処理を指定できる。ステップh3で再送を選択すると、
ステップh4で再送処理を実行するかの確認表示が現
れ、取消を選択すると一覧の画面に戻る。一方、実行を
選択すると、ステップh5で実施例9で記した再送処理
を実行する。ステップh6で消去を選択すると、ステッ
プh7で消去処理を実行するかの確認表示が現れ、取消
を選択すると一覧の画面に戻る。一方、実行を選択する
と、ステップh8で可換蓄積媒体に記録されている送信
データと可換蓄積媒体のデータ管理領域に記録されてい
るこの通信に関する通信管理情報を消去する。
【0089】以上のように、上記第10の実施例によれ
ば、通信管理情報の一覧を表示部に出力することで、基
地局は通信の履歴を確認することができる。さらに通信
エラーで終了した通信の処理をこの表示部から指示,実
行することができ、再送を選択したときは、送信用のデ
ータを子機が改めて発信する必要がなく、可換蓄積媒体
に保存されている送信データを着信先に送信すればよ
い。
【0090】なお、図15に通信情報表示部49を追加
し、また、図13に可換蓄積媒体インタフェース47と
通信情報表示部49を追加し、また、図3、7、8、9
に通信管理情報メモリ46と可換蓄積媒体インタフェー
ス47と通信情報表示部49を追加することで同様の効
果が得られる。
【0091】(実施例11)次に、本発明の第11の実
施例について説明する。図24は本発明の第11の実施
例における動作フローを示し、装置構成は図15に示し
た実施例7と同じである。
【0092】実施例7の動作によって、通信がエラーで
終了したとき、送信データは可換蓄積媒体に記録され、
通信内容は通信管理情報メモリ46に記録され、ステッ
プi1で送信データの発信元である子機に対してこの送
信がエラーであることを、また、ステップi2でこの送
信に関する通信管理情報を無線管理データに挿入して通
知する。この通知を受信した子機は、可換蓄積媒体に格
納されている送信データの処理方法を指定した無線管理
データを基地局に送出する。ステップi3でこのデータ
を受信した基地局は、データ処理の指示を解釈し、ステ
ップi4で保存指示の場合は処理を行わないで終了し、
ステップi5で再送指示の場合は、ステップi6で実施
例9で記した再送処理を実行する。また、ステップi7
で消去指示の場合は、ステップi8で可換蓄積媒体に記
録されている送信データと可換蓄積媒体のデータ管理領
域に記録されているこの通信に関する通信管理情報を消
去する。
【0093】以上のように、上記第11の実施例によれ
ば、送信エラーで終了した通信の処理を子機の指示によ
り実行でき、再送指示を受信したときは、子機が改めて
データを発信する必要がなく、可換蓄積媒体に保存され
ている送信データを着信先に送信すればよい。
【0094】なお、本実施例は、実施例8,10でも実
現することができ、さらに、実施例2,3または4に通
信管理情報メモリ46と可換蓄積媒体インタフェース4
7を追加することで同様の動作が実現できる。
【0095】(実施例12)次に、本発明の第12の実
施例について説明する。図25は本発明の第12の実施
例におけるシステム構成を示し、装置構成は図9に示し
た実施例5と同じである。
【0096】着信群(1)50Aは、複数のPC(パソ
コン)のグループであり、着信群(2)50Bは複数の
FAX(ファクシミリ)のグループであり、着信群
(3)50Cは複数のTEL(電話機)のグループであ
る。実施例5に記した方法で子機情報管理メモリ45に
保持された子機情報を基に、同じ種別の子機をグループ
化する。例えば、複数のPCが子機として基地局10D
に接続されているとき、それらを1グループとして、あ
るいは、複数のFAXが子機として基地局10Dに接続
されているとき、それらを1グループとし、子機情報管
理メモリ45に各子機が属する着信群の群番号を記録す
る。
【0097】例えば、公衆回線11に接続されるPCか
らの着信群(1)50A指示のデータが着信すると、基
地局10Dは、子機情報管理メモリ45を検索し、着信
群(1)50Aに属するPCを見つけだし、見つけだし
たPCに対して着信したデータを同報する。このとき、
基地局10Dは、子機の稼働状況に関わらず一方的に送
信する。
【0098】以上のように、上記第12の実施例によれ
ば、複数の無線端末に同じデータを1度に送信すること
ができ、また、同じ種別の装置でも着信群を分割するこ
とで任意に複数の無線端末に同じデータを同報できる。
さらに多重化された無線回線を使って同報する場合は、
全く同時に同報できる。
【0099】なお、本実施例は、実施例7、8、または
10でも実現することができ、さらに、実施例1、2ま
たは3に子機情報管理メモリ45を備えることで実現す
ることができる。
【0100】(実施例13)次に、本発明の第13の実
施例について説明する。図26は本発明の第13の実施
例におけるデータ蓄積部の構成を示す。図26において
42Aは本実施例のデータ蓄積部、51は全ての無線端
末が利用することができる汎用ブロックで、52は子機
の台数分確保された子機専用ブロックで、送信ブロック
53と受信ブロック54とに分けられている。54aは
子機(1)の受信ブロック、53aは子機(1)の送信
ブロック、54bは子機(2)の受信ブロック、53b
は子機(2)の送信ブロック、54cは子機(3)の受
信ブロック、53cは子機(3)の送信ブロックであ
る。
【0101】第1の子機からの発信された送信データ
は、第1の子機のための子機専用ブロックの送信ブロッ
ク53aに保持する。また、着信先が第2の子機である
データを受信したときは、第2の子機のための子機専用
ブロックの受信ブロック54bに受信データを格納す
る。
【0102】以上にように、上記第13の実施例によれ
ば、データ蓄積部42Aに記憶するデータを明確に管理
できる。なお、本実施例は、図3、7、8、9、13、
15、18または21のデータ蓄積部42を持つ全ての
基地局でも実現できる。
【0103】(実施例14)次に、本発明の第14の実
施例について説明する。図27は本発明の第14の実施
例におけるシステム構成を示し、装置構成は図9に示し
た実施例5と同じであり、データ蓄積部42は、図26
に示した構成である。図27は図25と同じ構成である
が、基地局10Iのデータ蓄積部を42Aとしてある。
また、受信データの種別による動作フローを図28に示
す。
【0104】ステップj0で基地局10Iはデータを受
信すると、ステップj1で受信データの種別を判断す
る。着信データには2種類のデータが存在し、1つは、
子機に直接着信する子機着信データであり、もう1つ
は、実施例12に記した着信群データである。ステップ
j2で着信群宛のデータを受信した場合は、ステップj
3でデータ蓄積部42Aの汎用ブロック51に受信デー
タを記録する。ステップj4でこの着信群宛データに同
報指示があるかを判断し、同報指示がないときは、ステ
ップj5で着信群に属する子機に対し、受信可能である
データが汎用ブロック51に存在することを通知する。
この通知を受信し、データを受信したい子機は、汎用ブ
ロック51に保持されている受信データの出力要求を基
地局10Iに対して発信する。ステップj6で受信デー
タの出力要求を受信した基地局は、ステップj7で要求
元の子機に対し汎用ブロック51に保持されているデー
タを送信する。
【0105】また、ステップj4で同報指示のある場合
は、ステップj8で実施例12に記した動作により指定
された着信群に属する子機に対して汎用ブロック51に
記録された受信データを同報する。
【0106】またステップj9で、子機着信データを受
信した場合は、ステップj10でデータ蓄積部42Aの
着信先の子機が使用する子機専用ブロック52に受信デ
ータを記録する。全てのデータを受信し、公衆回線11
に接続される端末との通信が終了した後、ステップj1
1で子機専用ブロック52に記録された受信データを着
信子機宛に発信する。
【0107】以上のように、上記第14の実施例によれ
ば、子機の稼働状況に関わりなく、一方的に同報する着
信群宛のデータ、同報は行なわないが着信群に属する複
数の子機が受信できる着信群宛のデータ、子機宛のデー
タの3種類のデータを受信することができる。
【0108】なお、本実施例は、実施例7、8、または
10において、データ蓄積部42を図28の構成とする
ことで実現することができ、さらに、実施例2または3
に子機情報管理メモリ45を備え、データ蓄積部42を
図26の構成とすることで実現することができる。
【0109】(実施例15)次に、本発明の第15の実
施例について説明する。図29は本発明の第15の実施
例におけるデータ蓄積部の構成と、本実施例を用いたシ
ステム構成を示し、装置構成は図9に示した実施例5と
同じである。本実施例は図26のデータ蓄積部42Aを
42Bとし、子機(2)の専用ブロックを拡張受信ブロ
ック55とし、子機(3)の専用ブロックを拡張送信ブ
ロック56とした。また、n台の子機が無線回線に接続
されており、第2番目の子機がプリンタ57で第3番目
の子機がスキャナ58としている。
【0110】図26に示したデータ蓄積部42Aを備え
る基地局では、子機(2)は、データ蓄積部42Aの第
2番目の子機専用ブロック53b,54bを使用する。
一方、プリンタは出力機能のみを持つ装置であり、通信
するデータは受信データだけでよく、送信データは扱わ
ない。したがって、子機(2)をプリンタ57とする
と、子機専用ブロックの送信ブロック53bを使う必要
がない。そこで、データ蓄積部42Aを図29の構成と
し、使用しない送信ブロックを受信ブロックとし、第2
番目の子機専用ブロックを拡張受信ブロック55に設定
する。着信先がプリンタ57であるデータを受信したと
き、受信データを、拡張受信ブロック55に保持し、後
にプリンタ57に対して拡張受信ブロック55に保持し
たデータを送信する。
【0111】一方、データ蓄積部42Aを備える基地局
では、子機(3)は、データ蓄積部42Aの第3番目の
子機専用ブロック53c、54cを使用する。一方、ス
キャナは入力機能のみを持つ装置であり、通信するデー
タは送信データだけでよく、受信データは扱わない。し
たがって、子機(3)をスキャナ58とすると子機専用
ブロックの受信ブロック54cを使う必要がない。そこ
で、データ蓄積部42Aを図29の構成とし、使用しな
い受信ブロックを送信ブロックとし、第3番目の子機専
用ブロックを拡張送信ブロック56に設定する。スキャ
ナ58から発信されたデータは、拡張送信ブロック56
に保持し、後に着信先の端末に対して拡張送信ブロック
56に保持したデータを送信する。
【0112】以上のように、上記第15の実施例によれ
ば、入力機能だけあるいは出力機能だけを有する装置を
子機とすることによって、一部使用されなくなる子機専
用ブロックを使用可能にすることができ、データ蓄積部
の空間を有効に利用することができる。
【0113】なお、本実施例は、実施例2、3、4、
7、8または10において、データ蓄積部42を図29
の構成とすることで実現することができる。
【0114】(実施例16)次に、本発明の第16の実
施例について説明する。図30は本発明の第16の実施
例におけるデータ蓄積部の構成および本実施例を用いた
システムの構成を示し、装置構成は図9に示した実施例
5と同じである。本実施例は、図26のデータ蓄積部4
2Aを42Cとし、子機(2)の送信ブロック53bを
子機(3)の送信ブロック53cとし、子機(3)の受
信ブロック54cを拡張用受信ブロック59とし、子機
(3)の送信ブロック53cを拡張用送信ブロック60
としている。また、n台の子機が無線回線に接続されて
おり、子機(2)がプリンタ57で子機(3)がスキャ
ナ58としている。
【0115】実施例15に記したように、入力機能ある
いは出力機能だけを持つ装置を子機にすると、データ蓄
積部の子機専用ブロックは受信ブロックあるいは送信ブ
ロックのどちらか一方のみを使用すればよい。そこで、
子機(2)の受信ブロック54bはプリンタが使い、本
来の子機(2)の送信ブロック53bを子機(3)であ
るスキャナ58が使うことにより、本来の子機(2)が
使用する子機(2)の専用ブロックを利用者で分割利用
する。さらに、分割利用により残された本来の子機
(3)が使用する子機(3)の受信ブロック54cを、
その他の子機受信ブロックあるいは汎用ブロックの拡張
用受信ブロック59とし、本来の子機(3)の送信ブロ
ック53cをその他の子機送信ブロックあるいは汎用ブ
ロックの拡張用受信ブロック60とする。
【0116】なお、本来の子機(3)の受信ブロック5
4bを子機(2)であるプリンタ57が使い、本来の子
機(3)の送信ブロック53cをスキャナ58が使うこ
とによっても同様の動作となり、本来の子機(3)が使
用する子機(3)の専用ブロックを利用者で分割利用す
ることができる。
【0117】以上のように、上記第16の実施例によれ
ば、実施例15と同等の効果が得られる。
【0118】(実施例17)次に、本発明の第17の実
施例について説明する。図31は本発明の第17の実施
例におけるデータ蓄積部の構成および本実施例を用いた
システムの構成を示し、装置構成は図9に示した実施例
5と同じである。本実施例は、図26のデータ蓄積部4
2Aを42Dとし、本来の子機(3)の受信ブロック5
4cを子機(n+1)の受信ブロック61とし、本来の
子機(3)の送信ブロック53cを子機(n+1)の送
信ブロック62とし、子機(n+1)を追加してある。
【0119】子機(2)をプリンタ57とし、子機
(3)をスキャナ58としてあり、実施例16と同じ動
作により、1つの子機専用ブロックをプリンタ57とス
キャナ58で利用者分割する。さらに、利用者分割によ
って本来の子機(3)が使用すべき子機専用ブロック5
3c、54cが残された場合、子機(3)の受信ブロッ
ク54cを新たに追加した第n+1番目の子機63の受
信ブロック61とし、子機(3)の送信ブロック53c
を第n+1番目の子機63の送信ブロック62とする。
また、上記子機専用ブロックの利用者分割により、本来
の子機(2)が使用すべき子機(2)の専用ブロックが
残された場合は、ここに子機(n+1)の子機専用ブロ
ックを設定することになる。
【0120】以上のように、上記第17の実施例によれ
ば、実施例16と同等の効果が得られ、さらに、第n+
1番目の無線端末を増設することができる。
【0121】(実施例18)次に、本発明の第18の実
施例について説明する。図32は本発明の第18の実施
例における無線フレーム構成を示す。図34は従来の無
線フレーム構成図であり、時分割nチャネル多重双方向
方式のスロット構成を示す。図32は図34に対して、
下りフレームのチャネル1( A2) をチャネル2に変更
し、上りフレームのチャネル2( B1) をチャネルn+
1とし、下りフレームのチャネル2(B2) をチャネル
n+1としている。
【0122】従来、複数の無線端末を接続するために多
重化された無線回線では、1つの無線端末に対して、無
線端末から基地局に向かう上り方向と基地局から無線端
末に向かう下り方向の一対のチャネルが割り当てられ
る。ところが、無線端末が、出力機能のみを持つ装置の
とき、通信するデータは下り方向だけでよく、上り方向
のフレームを使う必要がない。また、無線端末が入力機
能のみを持つ装置のとき、通信するデータは上り方向だ
けでよく、下り方向のフレームを使う必要がない。図3
4で、チャネル1をスキャナが使用し、チャネル2をプ
リンタが使用すると、チャネル1の下りフレーム( A
2) とチャネル2の上りフレーム( B1) が未使用とな
る。そこで、チャネル1の下りフレーム( A2) をプリ
ンタが使用することにより、本来プリンタが使用してい
た上りフレーム( B1) と下りフレーム(B2) が空白
となり、この空白のフレームを第n+1番目のフレーム
に割り当てることにより、第n+1番目の無線端末を増
設することができる。
【0123】以上にように、上記第18の実施例によれ
ば、従来使用されなかった無線フレームを使用すること
ができ、無線回線を有効利用できる。さらに、無線端末
を1台増設することができる。
【0124】なお、本実施例では、無線回線の多重方法
を時分割多重としたが、周波数分割多重であっても、ま
た符号分割多重であってもよい。また、チャネル2の上
りフレーム( B1) をスキャナが使用し、チャネル2の
下りフレーム( B2) をプリンタが使用しても同様の効
果が得られ、この場合、第n+1番目の無線端末はチャ
ネル1に割り当てられる。
【0125】(実施例19)次に、本発明の第19の実
施例について説明する。図33は本発明の第19の実施
例における無線フレーム構成を示す。図33は従来例を
示す図34に対して、上りフレームのチャネル1( A
1) とチャネル2( B1) を合わせてチャネル1とし、
下りフレームのチャネル1( A2) とチャネル2( B
2) を合わせてチャネル2としている。
【0126】実施例18で説明したように、無線端末
が、出力機能のみを持つ装置のとき、通信するデータは
下り方向だけでよく、上り方向のフレームを使う必要が
ない。また、無線端末が入力機能のみを持つ装置のと
き、通信するデータは上り方向だけでよく、下り方向の
フレームを使う必要がない。図34で、チャネル1をス
キャナが使用し、チャネル2をプリンタが使用すると、
チャネル1の下りフレーム( A2) とチャネル2の上り
フレーム( B1) が未使用となる。そこで、チャネル2
の上りフレーム( B1) をスキャナが使用し、チャネル
1の下りフレーム(A2) をプリンタが使用するように
して、スキャナおよびプリンタが使用するフレーム単位
を拡大する。
【0127】以上のように、上記第19の実施例によれ
ば、従来使用されなかった無線フレームを使用すること
ができ、無線回線を有効利用できる。さらに、無線回線
のデータ転送速度を2倍にすることができる。
【0128】なお、本実施例では、無線回線の多重方法
を時分割多重としたが、周波数分割多重または符号分割
多重であってもよい。
【0129】なお、上記各実施例における無線データ通
信装置では、データ蓄積部,子機情報管理メモリ、通信
管理情報メモリを個別のブロックとしているが、同一メ
モリ上に設けてもよい。
【0130】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、モデム
部を搭載することにより、従来、無線端末各々に必要で
あった専用モデムが、複数の無線端末が共有することが
できる1台のモデムで済み、経済的に優れたシステムを
構築することができる。また、従来では、モデムにより
変調されたデータが無線回線に送出されるため、変調さ
れたデータの転送速度は無線回線のデータ転送速度に制
限されていたが、本発明では、モデムで変調される以前
のデータを無線回線で送受信することができるので、例
えば圧縮データを通信することによりデータ転送速度を
高くすることができ、さらに、高速モデムを搭載すれ
ば、この機能を十分活用できる通信が可能となる。
【0131】また、本発明によれば、データ蓄積部を搭
載することにより、無線回線側の動作と公衆回線側の動
作を独立にすることができる。従来では、第1の無線端
末が回線を占有して公衆回線に接続される第1の端末と
通信を行なっているとき、第2の無線端末は公衆回線に
接続される第2の端末と通信することができなかった
が、本発明では、無線端末がデータ蓄積部にデータを転
送し、公衆回線に接続される端末がデータ蓄積部にデー
タを転送し、データ蓄積部を介して無線端末と公衆回線
に接続される端末が通信を行なうことにより、無線端末
は、公衆回線の使用状況に関わらず通信することがで
き、公衆回線に接続される端末は、無線端末の稼働状態
に関わらず通信をすることができ、さらに、多重化され
た無線回線では、複数の無線端末が同時動作することが
できる。
【0132】また本発明によれば、従来では、非音声デ
ータが音声データとみなされて処理されるので、外部情
報機器との間でデータを直接入出力することができなか
ったが、本発明では、モデムを搭載することにより、非
音声データは非音声データとして扱うことができ、さら
にデータ蓄積部を介した通信が可能となることで、外部
情報機器はデータ蓄積部に保持されている非音声データ
に対して直接入出力することができる。
【0133】また本発明によれば、データ蓄積部を介す
る通信モードとデータ蓄積部をスルーして通信するモー
ドを切り替えることにより、リアルタイムで処理しなけ
ればならない通信や優先度の高い通信をリアルタイム処
理することができる。
【0134】また本発明によれば、子機情報を保持する
ことにより、着呼が無線端末に届くことなく本装置で処
理でき、無線回線使用の高効率化および無線回線上の手
順の効率化が図れる。
【0135】また本発明によれば、エラー再送機能を持
つことにより、確実に相手に送信することができるが、
併せて送信エラー時にエラーデータを可換蓄積媒体に格
納する手段を持つことにより、再送時には、可換蓄積媒
体に記録されているデータを送信すればよく、再送デー
タを改めて無線端末から転送する必要がなく、このこと
により無線回線の効率化が図れる。
【0136】また本発明によれば、従来回線接続できな
かったプリンタ,スキャナ等を無線端末とすることによ
り、無線回線内での入出力装置としてはもとより、公衆
回線に接続される端末に対しての入出力装置として利用
することができる。さらに、入力機能のみあるいは出力
機能のみを持つ装置を無線端末としたとき、データ蓄積
部をブロックサイズ拡張あるいは利用者分割することが
でき、データ蓄積部の空間を有効に利用することができ
る。
【0137】また本発明によれば、入力機能のみを持つ
無線端末と出力機能のみを持つ無線端末を1組にして、
nチャネルに多重化された無線回線の1チャネルを使用
することにより、無線端末の増設やデータ転送速度の高
速化が実現でき、ここでも無線回線を有効に利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるモデム部を備えた無線データ
通信装置の基地局および無線装置のブロック図
【図2】実施例1における無線データ通信装置を使った
システム構成図
【図3】実施例2におけるデータ蓄積部を備えた無線デ
ータ通信装置の基地局のブロック図
【図4】実施例2における無線データ通信装置を使った
システム構成図
【図5】実施例2における無線データ通信装置を使いデ
ータ蓄積部を介した公衆回線に接続される端末との通信
の概念図
【図6】実施例2における無線データ通信装置を使いデ
ータ蓄積部を介した無線端末間の通信の概念図
【図7】実施例3におけるモデム部とデータ蓄積部を備
えた無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図8】実施例4における通信モード切替スイッチを備
えた無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図9】実施例5における子機情報管理メモリを備えた
無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図10】実施例5における無線データ通信装置を使い
無線端末にアップロードを要求することにより子機情報
を保持するフロー図
【図11】実施例5における無線データ通信装置を使い
無線端末からの通知により子機情報を記録するフロー図
【図12】実施例5における無線データ通信装置を使い
無線端末に着信する前に受信データの有効性を判断する
フロー図
【図13】実施例6における通信管理情報メモリを備え
た無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図14】実施例6における無線データ通信装置を使い
通信管理情報を無線端末に出力するフロー図
【図15】実施例7における可換蓄積媒体インタフェー
スを備えた無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図16】実施例7における可換蓄積媒体のデータ構成
【図17】実施例7における無線データ通信装置を使い
送信エラーデータを可換蓄積媒体に格納するフロー図
【図18】実施例8における外部情報機器インタフェー
スを備えた無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図19】実施例8における無線データ通信装置を使っ
た外部情報機器と無線端末および公衆回線に接続される
端末との通信の概念図
【図20】実施例9における再送処理のフロー図
【図21】実施例10における通信情報表示部を備えた
無線データ通信装置の基地局のブロック図
【図22】実施例10における通信管理情報の一覧図
【図23】実施例10における通信管理情報表示部から
の通信エラーデータの処理フロー図
【図24】実施例11における無線端末の指示による通
信エラーデータの処理フロー図
【図25】実施例12における着信群への一斉呼び出し
および同報通信の概念図
【図26】実施例13におけるデータ蓄積部ブロック図
【図27】実施例14における着信群指定と無線端末指
定通信の概念図
【図28】実施例14における受信データの種別による
処理フロー図
【図29】実施例15における子機専用ブロックのブロ
ック拡張利用概略図
【図30】実施例16における子機専用ブロックの利用
者分割利用および残りブロックの拡張利用概略図
【図31】実施例17における子機専用ブロックの利用
者分割利用による無線端末増設の概略図
【図32】実施例18における入力機能のみを持つ子機
と出力機能のみを持つ子機を1無線チャネルに収納し、
第n+1番目の子機を増設する方法の概略図
【図33】実施例19における入力機能のみを持つ子機
のチャネルと出力機能のみを持つ子機のチャネルを1組
にする方法の概略図
【図34】従来の時分割nチャネル多重双方向方式のス
ロット構成図
【図35】従来の無線電話基地局および子機のブロック
【図36】従来の無線電話基地局および子機を使ったシ
ステム構成図
【符号の説明】
10 無線データ通信装置の基地局 11 公衆回線 12 回線接続部 13 音声処理部 14 モデム部 15 データ処理部 16 通信制御部 17 無線インタフェース部 18 アンテナ 19 無線モデム 20 送受信部 21 復調部 22 変調部 23 受信部 24 送信部 25 無線装置 26 アンテナ 27 送受信部 28 送信部 29 受信部 30 無線モデム 31 変調部 32 復調部 33 無線データ処理部 34 子機(PC) 35 子機(FAX) 36 子機(子機電話) 37 PC 38 FAX 39 TEL 40 PC 41 信号変換部 42 データ蓄積部 43、44 受信モード切替スイッチ 45 子機情報管理メモリ 46 通信管理情報メモリ 47 可換蓄積媒体インタフェース 48 外部情報機器インタフェース 49 通信情報表示部 50A 蓄積群(1)(PC) 50B 蓄積群(2)(FAX) 50C 蓄積群(3)(TEL) 51 汎用ブロック 52 子機専用ブロック 53 子機送信ブロック 54 子機受信ブロック 55 拡張受信ブロック 56 拡張送信ブロック 57 子機(2)プリンタ 58 子機(3)スキャナ 59 拡張用受信ブロック 60 拡張用送信ブロック 61 子機(n+1)受信ブロック 62 子機(n+1)送信ブロック 63 子機(n+1)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/22 7/24 7/26 7/30 H04B 7/26 S H04Q 7/04 A (72)発明者 高 木 元 三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野 口 好 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆回線に接続される公衆回線接続部
    と、前記公衆回線接続部を介して入力された音声信号を
    音声データに変換し、かつデータ処理部から入力された
    音声データを音声信号に変換して前記公衆回線接続部に
    出力する音声処理部と、前記公衆回線接続部を介して入
    力された非音声信号を非音声データに復調し、かつ前記
    データ処理部から入力された非音声データを非音声信号
    に変調するモデム部と、前記音声処理部および前記モデ
    ム部から入力されたデータを無線通信データに処理し、
    かつ無線インタフェース部から入力された無線通信デー
    タを処理して前記音声処理部または前記モデム部に出力
    する前記データ処理部と、前記データ処理部から入力さ
    れた無線通信データを無線回線に送出するための無線信
    号に処理して前記無線回線に送出し、かつ前記無線回線
    を介して無線信号を受信し、受信した無線信号を無線通
    信データに処理して前記データ処理部に出力する前記無
    線インタフェース部と、無線回線側および公衆回線側の
    通信を制御する通信制御部とを備えた無線データ通信装
    置。
  2. 【請求項2】 公衆回線に接続される公衆回線接続部
    と、前記公衆回線接続部を介して入力された信号をディ
    ジタルデータに変換し、かつデータ蓄積部から入力され
    たディジタルデータを公衆回線に送出するための信号に
    変換して前記公衆回線接続部に出力する信号変換部と、
    前記信号変換部から入力されたデータを蓄積し、かつデ
    ータ処理部から入力されたデータを蓄積する前記データ
    蓄積部と、前記データ蓄積部から入力されたデータを無
    線通信データに処理し、かつ無線インタフェース部から
    入力された無線通信データを処理する前記データ処理部
    と、前記データ処理部から入力された無線通信データを
    無線回線に送出するための無線信号に処理して無線回線
    に送出し、かつ前記無線回線を介して無線信号を受信
    し、受信した無線信号を無線通信データに処理して前記
    データ蓄積部に出力する前記無線インタフェース部と、
    無線回線側および公衆回線側の通信を制御する通信制御
    部とを備えた無線データ通信装置。
  3. 【請求項3】 公衆回線に接続される公衆回線接続部
    と、前記公衆回線接続部を介して入力された音声信号を
    音声データに変換し、かつデータ蓄積部から入力された
    音声データを音声信号に変換して前記公衆回線接続部に
    出力する音声処理部と、前記公衆回線接続部を介して入
    力された非音声信号を非音声データに復調し、かつ前記
    データ蓄積部から入力された非音声データを非音声信号
    に変調して前記公衆回線接続部に出力するモデム部と、
    前記音声処理部および前記モデム部から入力されたデー
    タを蓄積し、かつデータ処理部から入力されたデータを
    蓄積する前記データ蓄積部と、前記データ蓄積部から入
    力したデータを無線通信データに処理し、かつ無線イン
    タフェース部から入力された無線通信データを処理して
    前記データ蓄積部に出力する前記データ処理部と、前記
    データ処理部から入力された無線通信データを無線回線
    に送出するための無線信号に処理して前記無線回線に送
    出し、かつ前記無線回線を介して受信した無線信号を無
    線通信データに処理して前記データ処理部に出力する前
    記無線インタフェース部と、無線回線側および公衆回線
    側の通信を制御する通信制御部とを備えた無線データ通
    信装置。
  4. 【請求項4】 無線データ通信装置に無線回線で接続さ
    れる無線端末から発信された送信データをデータ蓄積部
    に記憶する手段と、公衆回線に接続される端末から送出
    された受信データを前記データ蓄積部に記憶する手段を
    有し、前記データ蓄積部を介して前記無線端末と公衆回
    線に接続される前記端末との間で通信する手段を備えた
    請求項2または3に記載の無線データ通信装置。
  5. 【請求項5】 無線データ通信装置に無線回線を介して
    接続される第1の無線端末と第2の無線端末を有し、第
    1の無線端末から発信されて第2の無線端末に送信され
    るデータをデータ蓄積部に記憶する手段と、第2の無線
    端末から送出されて第1の無線端末が受信するデータを
    前記データ蓄積部に記憶する手段を有し、前記データ蓄
    積部を介して第1の無線端末と第2の無線端末との間で
    通信する手段を備えた請求項2または3に記載の無線デ
    ータ通信装置。
  6. 【請求項6】 無線データ通信装置に無線回線を介して
    接続される無線端末と、公衆回線に接続される端末との
    通信において、データ蓄積部を介さないで通信するモー
    ドと、前記データ蓄積部を介して通信するモードとを切
    り替える手段を備えた請求項2または3に記載の無線デ
    ータ通信装置。
  7. 【請求項7】 無線データ通信装置に無線回線を介して
    接続される無線端末に関する情報を前記無線端末からロ
    ードする手段と、前記ロードした情報をデータ処理部か
    ら入力して保持するための記憶手段を有し、公衆回線に
    接続される端末からの着信データが、自身の管理下にあ
    る無線端末宛かどうかを判断する手段と、受信データが
    自身の管理下にある無線端末宛であるとき、受信データ
    をデータ蓄積部に格納する手段と、受信データが自身の
    管理下にある無線端末宛でないとき、回線を強制的に切
    断する手段とを備えた請求項2または3に記載の無線デ
    ータ通信装置。
  8. 【請求項8】 通信結果の管理情報を記憶する手段と、
    可換蓄積媒体にデータを記録する手段を有し、公衆回線
    に接続される端末への送信がエラーで終了したときに、
    前記手段により記憶されたこの送信に関する通信管理情
    報と、データ蓄積部に保持されている送信データとを前
    記可換蓄積媒体に記録する手段とを備えた請求項4に記
    載の無線データ通信装置。
  9. 【請求項9】 通信結果の管理情報を記憶する手段と、
    可換蓄積媒体にデータを記録する手段を有し、無線デー
    タ通信装置に無線回線を介して接続される第1の無線端
    末と第2の無線端末との間の通信がエラーで終了した時
    に、前記手段により記憶されたこの通信に関する通信管
    理情報と、データ蓄積部に保持されている通信データと
    を可換蓄積媒体に記録する手段を備えた請求項5に記載
    の無線データ通信装置。
  10. 【請求項10】 通信結果の管理情報を記憶する手段
    と、無線回線を介して接続される無線端末からの通信管
    理情報の出力要求を受信したとき、前記無線端末に対し
    て前記手段で記憶された通信管理情報を出力する手段を
    備えた請求項1、2または3に記載の無線データ通信装
    置。
  11. 【請求項11】 外部情報機器と接続するための手段を
    備え、前記外部情報機器との間でデータを入出力する手
    段と、データ蓄積部に記憶されているデータを前記外部
    情報機器に出力する手段と、前記外部情報機器から入力
    したデータを前記データ蓄積部に記憶させる手段を有
    し、前記無線データ通信装置に無線回線を介して接続さ
    れる無線端末の発信したデータを前記外部情報機器に出
    力し、さらに、前記外部情報機器から入力したデータを
    無線端末宛に発信する手段を備えた請求項3に記載に無
    線データ通信装置。
  12. 【請求項12】 外部情報機器と接続するための手段を
    備え、前記外部情報機器との間でデータを入出力する手
    段と、データ蓄積部に記憶されているデータを前記外部
    情報機器に出力する手段と、前記外部情報機器から入力
    したデータを前記データ蓄積部に記憶させる手段を有
    し、公衆回線に接続される端末が発信したデータを前記
    外部情報機器に出力し、さらに、前記外部情報機器から
    入力したデータを公衆回線に接続される端末宛に発信す
    る手段を備えた請求項3に記載の無線データ通信装置。
  13. 【請求項13】 同じデータを同じ相手に再び送信する
    再送機能を有し、送信がエラーで終了したとき再送機能
    の有無を選択する手段と、再送リトライ回数を設定する
    手段と、再送時間間隔を設定する手段とを備えた請求項
    1、2または3に記載の無線データ通信装置。
  14. 【請求項14】 通信管理情報を表示する手段と、前記
    手段により表示された項目を選択する手段を有し、送信
    エラーデータの再送の項目を選択したとき、すでに可換
    蓄積媒体に記録されている送信データを再送する手段を
    備えた請求項8または9に記載の無線データ通信装置。
  15. 【請求項15】 通信管理情報を表示する手段と、前記
    手段により表示された項目を選択する手段を有し、送信
    エラーデータの消去の項目を選択したとき、すでに可換
    蓄積媒体に記録されている送信データおよびそのデータ
    に関する管理情報を全て消去する手段を備えた請求項8
    または9に記載の無線データ通信装置。
  16. 【請求項16】 送信エラーのとき、無線データ通信装
    置に無線回線を介して接続される送信元の無線端末にエ
    ラーであることを伝える手段と、通信結果の管理情報を
    記憶する手段により記憶されたエラーで終了した送信の
    通信管理情報を前記無線端末に伝える手段と、前記無線
    端末から再送指示を受信したとき、可換蓄積媒体に記録
    されている送信データを再送する手段とを備えた請求項
    8または9に記載の無線データ通信装置。
  17. 【請求項17】 送信エラーのとき、無線データ通信装
    置に無線回線を介して接続される送信元の無線端末にエ
    ラーであることを伝える手段と、通信結果の管理情報を
    記憶する手段により記憶されたエラーで終了した送信の
    通信管理情報を前記無線端末に伝える手段と、前記無線
    端末から消去指示を受信したとき、可換記憶媒体に記録
    されている送信データおよびそのデータに関する管理情
    報を全て消去する手段とを備えた請求項8または9に記
    載の無線データ通信装置。
  18. 【請求項18】 通信結果の管理情報を記憶する手段
    と、受信したデータを無線回線を介して接続された無線
    端末に送出するとき、前記受信データに関する通信管理
    情報を前記受信データに付加する手段とを備えた請求項
    2または3に記載の無線データ通信装置。
  19. 【請求項19】 無線回線を介して接続された無線端末
    に関する情報を前記無線端末からロードする手段と、ロ
    ードした情報を保持するための手段と、同じ種別の複数
    の無線端末をグループ化するための着信群を設定する手
    段と、前記着信群に対して一斉呼び出しをする手段と、
    一斉呼び出しを行なった複数の無線端末に同じデータを
    同報する手段とを備えた請求項1、2または3に記載の
    無線データ通信装置。
  20. 【請求項20】 データ蓄積部に、無線データ通信装置
    に無線回線を介して接続される無線端末の台数分設定さ
    れる子機専用のブロックと、全ての無線端末が利用でき
    る汎用ブロックとを備えた請求項2または3に記載の無
    線データ通信装置。
  21. 【請求項21】 無線データ通信装置に無線回線を介し
    て接続される無線端末に関する情報を前記無線端末から
    ロードする手段と、ロードした情報を保持するための手
    段と、同じ種別の複数の無線端末をグループ化するため
    の着信群を設定する手段と、受信データが前記着信群指
    定のあるデータか無線端末宛である子機指定のデータか
    を判断する手段と、第1の着信群指定のデータを受信し
    たときデータ蓄積部の汎用ブロックに受信データを記録
    する手段と、受信可能なデータが前記汎用ブロックに存
    在することを前記第1の着信群に属する無線端末に通知
    する手段と、受信データが第2の着信群指定で一斉同報
    指示のある場合、前記汎用ブロックに記録される受信デ
    ータを指定された前記第2の着信群に属する無線端末に
    一斉同報する手段と、着信先が第1の無線端末である子
    機指定のデータを受信したとき前記データ蓄積部の前記
    子機専用ブロックに受信データを記録する手段と、子機
    専用ブロックの受信データを着信先である前記第1の無
    線端末に発信する手段を備えた請求項20に記載の無線
    データ通信装置。
  22. 【請求項22】 無線データ通信装置に無線回線を介し
    て接続される第1の無線端末が入力機能のみを持ち、第
    2の無線端末が出力機能のみを持つ装置であるとき、第
    1の無線端末が利用するデータ蓄積部の子機専用ブロッ
    クを、全て送信ブロックとして使用するようにブロック
    サイズを拡張する手段と、第2の無線端末が利用する前
    記データ蓄積部の子機専用ブロックを、全て受信ブロッ
    クとして使用するようにブロックサイズを拡張する手段
    とを備えた請求項20に記載の無線データ通信装置。
  23. 【請求項23】 無線データ通信装置に無線回線を介し
    て接続される第1の無線端末が入力機能のみを持ち、第
    2の無線端末が出力機能のみを持ち、第1の無線端末
    が、データ蓄積部の第1の子機専用ブロックを使用し、
    第2の無線端末が前記データ蓄積部の第2の子機専用ブ
    ロックを使用しているとき、前記第1の子機専用ブロッ
    クあるいは前記第2の子機専用ブロックのどちらか一方
    の子機専用ブロックを選択し、選択した前記子機専用ブ
    ロックの送信ブロックを第1の無線端末が使い、選択し
    た前記子機専用ブロックの受信ブロックを第2の無線端
    末が使うことにより、1つの子機専用ブロックを利用者
    で分割する手段を備えた請求項20に記載の無線データ
    通信装置。
  24. 【請求項24】 無線データ通信装置に無線回線を介し
    て接続される第1の無線端末が入力機能のみを持ち、第
    2の無線端末が出力機能のみを持ち、第1の無線端末
    が、データ蓄積部の第1の子機専用ブロックを使用し、
    第2の無線端末が前記データ蓄積部の第2の子機専用ブ
    ロックを使用しているとき、前記第1の子機専用ブロッ
    クあるいは前記第2の子機専用ブロックのどちらか一方
    の子機専用ブロックを選択し、選択した前記子機専用ブ
    ロックの送信ブロックを第1の無線端末が使い、選択し
    た前記子機専用ブロックの受信ブロックを第2の無線端
    末が使うことにより、1つの子機専用ブロックを利用者
    で分割する手段と、前記選択により残された第1の子機
    専用ブロックあるいは第2の子機専用ブロックのどちら
    か一方を、汎用ブロックまたは第3の無線端末の子機専
    用ブロックの拡張用として設定する手段を備えた請求項
    20に記載の無線データ通信装置。
  25. 【請求項25】 無線データ通信装置に無線回線を介し
    て接続される第1の無線端末が入力機能のみを持ち、第
    2の無線端末が出力機能のみを持ち、第1の無線端末
    が、データ蓄積部の第1の子機専用ブロックを使用し、
    第2の無線端末が前記データ蓄積部の第2の子機専用ブ
    ロックを使用しているとき、前記第1の子機専用ブロッ
    クあるいは前記第2の子機専用ブロックのどちらか一方
    の子機専用ブロックを選択し、選択した前記子機専用ブ
    ロックの送信ブロックを第1の無線端末が使い、選択し
    た前記子機専用ブロックの受信ブロックを第2の無線端
    末が使うことにより、1つの子機専用ブロックを利用者
    で分割する手段と、前記選択により残された第1の子機
    専用ブロックあるいは第2の子機専用ブロックのどちら
    か一方を、第n+1番目の前記無線データ通信装置に無
    線回線を介して接続される無線端末の子機専用ブロック
    として設定する手段を備えた請求項20に記載の無線デ
    ータ通信装置。
  26. 【請求項26】 無線基地局と、前記無線基地局に無線
    回線を介して接続される無線端末との間で通信を行なう
    無線通信において、前記無線端末から前記無線基地局に
    向かう上り方向の通信と、前記無線基地局から前記無線
    端末に向かう下り方向の通信を1組にして双方向通信を
    行なうとき、入力機能のみを持つ第1の無線端末が上り
    方向の回線のみを使用し、出力機能のみを持つ第2の無
    線端末が下り方向の回線のみを使用し、第1の無線端末
    と第2の無線端末を1組にして、1つの無線回線上で動
    作させる手段を備えた無線データ通信装置。
  27. 【請求項27】 nチャネルに多重化されている無線回
    線において、第1のチャネル上で動作する入力機能のみ
    を持つ第1の無線端末と、第2のチャネル上で動作する
    出力機能のみを持つ第2の無線端末を1組にして、第1
    あるいは第2のどちらか一方のチャネル上で動作させる
    手段と、第1あるいは第2のどちらか一方の残ったチャ
    ネルで第n+1番目の無線端末を動作させる手段とを備
    えた請求項26に記載の無線データ通信装置。
  28. 【請求項28】 nチャネルに多重化されている無線回
    線において、入力機能のみを持つ第1の無線端末が動作
    する第1のチャネルと、出力機能のみを持つ第2の無線
    端末が動作する第2のチャネルとを合わせて1組のチャ
    ネルとし、前記1組にしたチャネルで無線端末から基地
    局に向かう上り方向の回線を第1の無線端末が使用する
    手段と、前記1組にしたチャネルで基地局から無線端末
    に向かう下り方向の回線を第2の無線端末が使用する手
    段とを備えた請求項26に記載の無線データ通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10256948A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Brother Ind Ltd 通信装置
KR100460500B1 (ko) * 2002-05-04 2004-12-08 엘지전자 주식회사 무선가입자망의 인터넷 접속 단말장치
KR100464801B1 (ko) * 1998-03-21 2005-04-06 주식회사 팬택앤큐리텔 무선가입자망의 가입자 접속장치 식별방법

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