JPH0846932A - テレビ信号方式検出回路 - Google Patents

テレビ信号方式検出回路

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Publication number
JPH0846932A
JPH0846932A JP6179011A JP17901194A JPH0846932A JP H0846932 A JPH0846932 A JP H0846932A JP 6179011 A JP6179011 A JP 6179011A JP 17901194 A JP17901194 A JP 17901194A JP H0846932 A JPH0846932 A JP H0846932A
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JP
Japan
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video signal
input video
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detecting
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JP6179011A
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Inventor
Seiichi Tanaka
誠一 田中
Kazumasa Ikeda
一雅 池田
Takashi Koga
隆史 古賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】放送方式の判定精度を向上する。 【構成】画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまた
はその平均値が基準レベル以下であることを検出する回
路11、画面上下部分の所定区間のペデスタルレベル以
下の信号の有無を検出する回路12、アスペクト比を示
す識別信号を復調する回路13、画面上下部の所定走査
線区間の垂直高域成分レベルが基準値より大を検出する
回路14、走査線の垂直高域成分の極性の反転を検出す
る回路15、識別信号挿入区間に相当する所定走査線区
間の信号レベルが基準値より小を検出する回路16、画
面中央部分の所定区間のレベルまたはその平均値と、画
面上下部分の所定区間のレベルまたはその平均値とを求
め、両者の差が基準レベル以上を検出する回路17のう
ち少なくとも2つの回路を備え、その出力を用いて組み
合わせ判定回路18で方式判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、現行の放送帯域を利
用して、アスペクト比が現行のテレビジョン放送信号と
は異なるワイドアスペクト比のテレビジョン信号を送受
信する放送方式(例えばEDTV−2方式)と、現行放
送方式(例えばNTSC方式)が混在するような環境の
下で利用されるテレビ信号方式検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現行のNTSC方式では、周波数帯域
4.1MHz、30フレーム/ 秒、インターレース走査
525本/フレーム、アスペクト比4:3の映像信号が
伝送されている。最近、現行の伝送帯域を使って高画質
でワイドアスペクト映像信号を伝送するEDTV−2方
式が検討されている。
【0003】図20にその概要を示す。
【0004】EDTV−2方式の映像信号伝送方式は、
4:3のアスペクト比の中に、上下に無画部を設け、1
6:9のアスペクト比の主画部映像を送るもので、通称
レターボックス方式と呼ばれる。現行の4:3のテレビ
受信機では、スクリーン上で上下に無画部の付いた映像
となり(図20(A))、将来の16:9のテレビ受像
機でこの信号を映出すると主画部のみがアスペクト比1
6:9のスクリーンに映出されたワイド映像となる(図
20(B))。
【0005】ここで、アスペクト比16:9の映像信号
は、現行のアスペクト比4:3の中に入れるため主画面
部の垂直走査線数が上下無画部(120本)分だけ減っ
て360本となり垂直解像度が劣化する。そこで、ED
TV−2方式では、上下無画部に垂直補助信号を多重
し、受信機側でその補助信号を利用して、主画面部の垂
直解像度を480本から360本にした際の品質を上げ
る方法が検討されている。また、NTSC方式では伝送
帯域の制限から水平帯域が4.1MHzになっていた
が、EDTV−2方式では4.1MHz〜6MHzの水
平高域成分を主画面部の映像信号(帯域4.1MHz)
に重畳して伝送し、受信機側でそれを利用して水平帯域
を6MHzにする方式が考えられている。
【0006】以上説明したように、EDTV−2方式は
アスペクト比16:9の受信機を対象にしたものである
が、この方式で伝送されてくるテレビジョン信号は現行
の4:3の受信機でも受信可能となるように両立性が考
慮されている。
【0007】ここで、現在から将来までのテレビ受信機
を考えると、アスペクト比4:3の現行NTSC受信
機、アスペクト比16:9のNTSC受信機、アスペク
ト比16:9のEDTV−2受信機が混在することにな
る。
【0008】アスペクト比4:3のNTSC受信機で、
EDTV−2方式の放送信号を受信した場合、図20
(A)に示す画面表示となるが、上下無画部には補助信
号が多重されており画像妨害となる。また、上下無画部
をDC(直流)値に置き換える処理の受信機では、現行
NTSC方式信号を受信したにもかかわらずEDTV−
2方式であるものと誤検出すると、画面上下の信号情報
が欠落する問題が発生する。
【0009】アスペクト比16:9のNTSC受信機で
は,EDTV−2方式の放送信号受信時、主画面部がス
クリーン全体に現れるように垂直方向へ拡大して表示す
る(図20(B))。このとき、本来はアスペクト比
4:3の現行NTSC信号であるにも関わらず、EDT
V−2方式信号と誤検出があると、上下画像情報が欠落
した状態で表示が行われる問題が発生する。
【0010】アスペクト比16:9のEDTV−2受信
機でEDTV−2方式信号を受信した場合は、図20
(B)に示す画面表示となる。しかし、NTSC方式信
号が入力したにもかかわらず、EDTV−2方式信号で
あると誤検出すると,やはりNTSC方式信号を垂直方
向に拡大するために、上下画像情報が欠落した状態で画
面表示が行われる問題が発生する。
【0011】上述したようにEDTV−2方式は、今後
のTV放送方式であるが、本放送が開始されてもNTS
C方式とEDTV−2方式はすぐには切り替わらず、両
方の信号方式が共に存続する期間がある。また、受信機
もアスペクト比4:3のNTSC方式受信機、アスペク
ト比16:9のNTSC方式受信機、およびアスペクト
比16:9のEDTV−2方式受信機の各方式が混在す
る。ここで、放送方式の検出を誤ると、上下画像情報の
欠落、せっかくのEDTV−2方式の画質が得られない
などの問題が生じる。
【0012】特に、NTSC方式をEDTV−2方式と
誤検出した場合の方が、上下画像情報が欠落して画面表
示されるので、弊害が大きい。
【0013】従って、各受信機は各放送方式に対して適
切な方式識別を行い最も良い映像を得る必要がある。
【0014】そこで、各種の方式検出装置が提案されて
いる(例えば本件出願人が出願した特願平5ー2835
26号)。
【0015】EDTV−2方式は、現在審議中であり、
規格は最終決定されていない。そこでまず、現時点で考
えられているEDTV−2方式の概要について、この発
明に関係する部分の説明を追加することにする。
【0016】先の図20(A)は、現行4:3アスペク
ト比の受信機にEDTV−2方式信号を画面表示した場
合の説明図である。画面中央部は主画面であり、16:
9アスペクト比の信号が表示されている。上下無画部
は、EDTV−2方式信号を直接表示すれば黒レベルに
表示される。図20(B)は、EDTV−2方式信号を
16:9のワイドアスペクト画面に表示した場合であ
る。ワイドアスペクト画面には主画部が表示される。そ
の主画部画像性能を上げるため、上下無画部に重畳され
ていた補助信号を復調した後、主画部信号に付加するよ
うにしている。
【0017】図21には、上下無画部の1水平走査線波
形例を示す。水平同期信号とカラーバースト信号があ
り、絵柄区間にはペデスタルレベルをDCレベルとし
て、映像信号帯域の補助信号が多重されている。
【0018】図22には、識別信号波形例を示す。ED
TV−2方式では方式を識別させるための識別信号が挿
入されて伝送されることが提案されている。使用する識
別信号はまだ最終決定されておらず、図22は、暫定規
格での信号波形例である。水平同期信号、カラーバース
ト信号に加え、絵柄区間にはB1からB27の27個の
デジタルデータが多重されている。これらのデジタルデ
ータはアスペクト比や補強信号の多重の有無等を示すも
のである。このうちB1からB5は振幅が40IREレ
ベルのNRZ形式信号であり、B6からB27は色副搬
送波で変調されており、ペデスタルレベルをDCレベル
として多重されている。各ビットには例えば次のような
意味付がなされている。
【0019】B1:リファレンス信号 値“1” B2:リファレンス信号 値“0” B3:アスペクト比 値“1”=16:9
値”0”=4:3 B4:パリティチェック用データ B5:未定義 図23は、EDTV−2方式の信号例である。水平・垂
直方向に信号を示している。まず、垂直ブランキング区
間、水平ブランキング区間は、NTSC方式と同等であ
る。絵柄区間は、無画部と主画部に分けられている。識
別信号は、絵柄開始走査線である第22ラインと第28
5ラインに挿入される。
【0020】次に、上記EDTV−2方式の信号が到来
した場合、この信号を検出するために考えられる検出方
式の例を説明する。
【0021】(第1の検出方式)図24は、第1の検出
方式でありレターボックス方式信号検出方式を示す。
【0022】入力映像信号は、同期分離再生回路2及び
スイッチ1に供給される。同期分離再生回路2で分離さ
れた同期信号に基づきタイミング発生回路3は、上下無
画部区間を示す上下無画部タイミングパルスを作成す
る。上下無画部タイミングパルスで示される上下無画部
区間の映像信号は、スイッチ61を介して低域通過フィ
ルタ62に入力される。低域通過フィルタ(LPF)6
2は、上下無画部区間の映像信号を積分して上下無画部
区間の低域成分を検出し、この低域成分を比較器63に
供給し、比較器63では、低域成分を基準値(REF)
64と比較した結果を、フィールドタイミング信号66
にてサンプルを行うS/H回路65に供給して、サンプ
ルホールドする。このサンプルホールドした結果がレタ
ーボックス検出結果である。S/H回路65はフィール
ド毎にリセットされる。
【0023】レターボックス方式検出方式は、EDTV
−2方式信号には画面上下部分に、信号DCレベルが黒
である無画部が存在することを利用し、画面上下無画部
のDCレベル(基準値との比較)で方式判別を行うよう
にしている。
【0024】しかし、NTSC方式信号でも夜などの暗
い画面では画面上下部の信号DCレベルが黒の場合があ
り、この場合、レターボックス方式検出方式は、誤検出
を起こしやすくなる。
【0025】(第2の検出方式)図25は、第2の検出
方式であり負側信号検出方式を示す。
【0026】同期分離再生回路2は入力映像信号から同
期信号を分離再生してタイミング発生回路3に供給して
いる。タイミング発生回路3は、上下無画部のタイミン
グパルス、サンプルホールドタイミングパルスを作成し
ている。スライス回路91にてペデスタルレベル以上の
信号がスライスされ、ペデスタルレベル以下の負側信号
が抽出される。この負側信号のうち上下無画部区間の負
側信号がスイッチ92で取り出され、LPF93で積分
される。積分結果を比較器94にて基準値(REF)9
5と比較した結果を、S/Hタイミングパルス97にて
S/H回路96でサンプルホールドした結果が負側信号
検出結果である。
【0027】負側信号検出方式は、EDTV−2方式で
は、画面上下無画部に垂直高域および時間軸高域成分が
補助信号として多重されているが、この補助信号はペデ
スタルレベルのDC値にオフセットされて重畳されてい
るため、画面上下絵柄区間にNTSC方式信号では存在
し得ないペデスタルレベル以下の信号が存在することを
利用し、画面上下無画部の負側信号の有無で方式を判別
する方式である。
【0028】しかし、ノイズの混入でペデスタルレベル
以下の信号が生じている場合、映像信号の直流再生が不
完全で映像信号ペデスタルレベルとスライスレベルがず
れている場合などは、この負側信号検出方式は誤検出を
起こすことがある。
【0029】(第3の検出方式)図26は、第3の検出
方式であるNRZ検出方式を示す。
【0030】同期分離再生回路2で分離された同期信号
に基づきタイミング発生回路3は識別信号挿入ラインの
識別信号B1,B2,B3にそれぞれ相当する区間を示
すB1タイミングパルス,B2タイミングパルス,B3
タイミングパルスをそれぞれ作成する。LPF161
は、入力映像信号を積分してノイズを除去し、比較器1
62に供給する。比較器162はLPF161出力が2
0IREより大きいか小さいかの比較結果を出力する。
比較結果は、S/H回路163、164、165に供給
される。
【0031】S/H回路163はB1タイミングパルス
で識別信号B1に相当する区間の比較結果、つまりB1
パルスの値が“1”か“0”かの結果をサンプルホール
ドする。同様に、S/H回路164,165はB2パル
ス,B3パルスの値をそれぞれサンプルホールドする。
NRZ判定回路166は、B1パルスの値が“1”B2
パルスの値が“0”B3パルスの値が“1”の時EDT
V−2方式であるという検出結果を出力する。
【0032】NRZ検出方式は、EDTV−2方式暫定
規格では、識別信号B1はリファレンス信号で値
“1”,識別信号B2もリファレンス信号で値“0”,
識別信号B3はアスペクト比を示しB3の値“1”がア
スペクト比16:9であることを示していることを利用
するもので、識別信号B1,B2,B3の値で方式判別
を行う方式である。
【0033】しかし、NTSC方式信号においても識別
信号に相当する区間の映像信号レベルが、B1=“1”
かつB2=“0”かつB3=“1”と検出されるレベル
になることは確率は低いが有り得る。この場合、NRZ
検出方式は誤検出を起こす。 (第4の検出方式)図27は第4の検出方式である垂直
エッジ検出方式を示す。
【0034】入力映像信号は、スイッチ71を介して垂
直HPF72に供給され、垂直HPF72で入力映像信
号の垂直エッジが抽出される。垂直HPF72の出力
は、絶対値回路73に供給される。この回路では、無画
部と主画部の境界を示す垂直エッジタイミングパルスの
制御で、垂直HPF72及び絶対値回路73にて無画部
と主画部の境界での垂直高域成分レベルを抽出し、この
抽出レベルを比較器74で基準値75と比較した結果
を,S/H回路76にてS/Hタイミングパルス77で
サンプルホールドしている。この結果が垂直エッジ検出
結果である.垂直エッジ検出方式は、EDTV−2方式
では,画面上下無画部と主画面と2種の信号形態で伝送
されるため,両者の垂直方向境目には垂直高域成分が存
在する確率が高く、NTSC方式ではここに走査線全体
で垂直高域成分が存在する確率は低いことを利用し、無
画部と主画部間の垂直方向境界での垂直高域成分レベル
で信号方式を判別する方法である。
【0035】しかし、暗い画面の場合、EDTV−2方
式信号でも主画部のDCレベルは低く主画部と無画部間
に垂直高域成分が存在しないこともある。また、NTS
C方式信号でも画面の上下が暗く画面中央が明るく、無
画部と主画部の境界に相当する部分に垂直高域成分が存
在することがある。これらの場合、垂直エッジ検出方式
は誤検出を起こす。
【0036】(第5の検出方式)図28は第5の検出方
式である垂直エッジ極性検出方式を示す。
【0037】入力映像信号は、スイッチ81でその無画
部と主画部の境界付近が垂直HPF82に供給される。
無画部と主画部の境界を示す垂直エッジタイミングパル
スの制御で、垂直HPF82にて無画部と主画部の境界
での垂直高域成分レベルを抽出している。この垂直高域
成分レベルは、比較器83で基準値84と比較され、そ
の結果が,S/H回路85にてS/Hタイミングパルス
86でサンプルホールドされる。このサンプルホールド
した検出結果と遅延回路87を介して得た検出結果との
極性を極性判定回路88にて比較し、互いが反転の関係
なら検出出力89を真として出力するものである。
【0038】垂直エッジ極性検出方式は、EDTV−2
方式では、画面上無画部と主画面との境界での垂直高域
成分と、画面下無画部と主画面との境界での垂直高域成
分の極性を見た場合、両者の極性が反転するはずである
ことを利用して、信号方式を判別している。
【0039】しかし、暗い画面の場合、EDTV−2方
式信号でも主画部のDCレベルは低く主画部と無画部間
に垂直高域成分が存在しないこともある。また、NTS
C方式信号でも画面の上下が暗く画面中央が明るく、無
画部と主画部の境界に相当する部分に垂直高域成分が存
在することがある。これらの場合、垂直エッジ極性検出
方式も誤検出を起こす。
【0040】(第6の検出方式)図29は第6の検出方
式である識別信号DC検出方式を示す。
【0041】入力映像信号は、その識別信号区間の信号
がスイッチ101を介してLPF102に供給される。
識別信号の挿入された走査線を示す識別信号タイミング
パルスの制御で、LPF102は識別信号部分の水平低
域成分を抽出し、比較器103で基準値104と比較
し、その結果をS/H回路105にてS/Hタイミング
パルス106でサンプルホールドし検出結果を得る。
【0042】識別信号DC検出方式は、EDTV−2方
式の識別信号部分のDCレベルが小さいことを利用し
て、信号方式を判別するようにしている。
【0043】しかし、NTSC方式信号でも識別信号に
相当する部分のDCレベルが小さいことはあり、この場
合、識別信号DC検出方式は誤検出を起こす。
【0044】(第7の検出方式)図30は第7の検出方
式である主画部/無画部DC検出方式を示す。
【0045】入力映像信号は、スイッチ131、13
7、同期分離再生回路2に供給される。タイミング発生
回路3は、同期信号を用いて上下無画部区間を示す無画
部タイミングパルス、主画部区間を示す主画部タイミン
グパルスを作成して、スイッチ137、131を制御し
ている。また、タイミング発生回路3は、S/Hパルス
136、141を作成する。
【0046】上下無画部タイミングパルスで示される上
下無画部区間、LPF138は映像信号を積分して上下
無画部区間の低域成分を検出し、この低域成分を比較器
139にて基準値と比較した結果を、S/Hパルス14
1にてS/H回路149でサンプルホールドする。ま
た、主画部タイミングパルスで示される主画部区間、L
PF132は映像信号を積分して主画部区間の低域成分
を検出し、この低域成分を比較器133にて基準値(R
EF)134と比較した結果を、S/Hパルス136に
てS/H回路135でサンプルホールドする。S/H回
路135の出力とS/H回路140の出力をレベル判定
回路142で判定し、主画部のDCレベルが大きく無画
部のDCレベルが小さい場合にEDTV−2方式という
検出結果を出力するようにしている。
【0047】上記の主画部/無画部DC検出方式は、E
DTV−2方式信号では、画面中央の主画部のDCレベ
ルが高く、画面上下無画部の信号レベルが黒である確率
が高いことを利用して、方式判別を行うものである。
【0048】しかし、EDTV−2方式信号でも画面全
体が黒レベルの場合は存在し、NTSC方式信号でも画
面上下部の信号DCレベルが黒で画面中央部のDCレベ
ルが大きい場合はある。このような場合、主画部/無画
部DC検出方式は誤検出を起こすことになる。
【0049】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにEDT
V−2方式は今後のTV放送方式であるが,本放送が開
始されてもNTSC方式とEDTV−2方式が共に存続
する期間がある。従って、各受信機は各放送方式に対し
て適切な方式識別を行い最も良い映像を得る必要があ
る。特に、NTSC方式をEDTV−2方式と誤検出し
た場合の方が、上下画像情報が欠落して画面表示される
ので、弊害が大きい。しかしながら、各種検出方式を単
独で用いた場合、上述の説明のように方式検出を誤る可
能性が少なからず有る。
【0050】そこでこの発明は、方式判別を正確に行い
受信機を適切な表示モードにするのに有効なテレビ信号
方式検出装置を提供することを目的とする。
【0051】特に、複数の検出結果を組み合わせて判定
精度を上げるようにし、入力映像信号のS/N等に影響
されない判定結果を得る信号方式検出装置を提供するこ
とを目的とする。さらに追加すれば、表示画面上で弊害
の大きい通常アスペクト比の放送信号をワイドアスペク
ト比の放送信号と誤判定することの無い信号方式検出装
置を提供することを目的とする。
【0052】
【課題を解決するための手段】この発明は、入力映像信
号の画面上下無画部の映像信号レベルが黒であることを
検出する第1の検出手段であるレターボックス方式検出
回路と、 入力映像信号の画面上下無画部でペデスタル
レベル以下に多重されている補助信号の有無を検出する
第2の検出手段である負側信号検出回路と、 入力映像
信号中の識別信号のうちNRZ形式で伝送される識別信
号を復調し,入力映像信号方式を検出する第3の検出手
段であるNRZ検出回路と、 入力映像信号の画面上下
無画部と画面中央主画部との境目の垂直高域成分を検出
する第4の検出手段である垂直エッジ検出回路と、 上
記垂直高域成分の極性が反転していることを検出する第
5の検出手段である垂直エッジ極性検出回路と、 識別
信号部分のDC値を検出する第6の検出手段である識別
信号DC検出回路と、 入力映像信号の画面中央主画部
のDC値と画面上下無画部のDC値との差を検出する第
7の検出手段である主画部/無画部DC検出回路と、の
うち少なくとも2つの検出手段を備え、該検出手段の少
なくとも2つの検出結果を用いて、入力映像信号方式の
第1の判定結果を出力する判定手段とを持つものであ
る。
【0053】またこの発明は、前記第1から第7の7つ
の検出手段のうち少なくとも3つの検出手段を備え、該
検出手段の少なくとも3つの検出結果のそれぞれに、そ
れぞれ所定係数での重み付け加算を行い、この加算結果
と設定値と比較して入力映像信号方式の第1の判定結果
を出力する判定手段を持つものである。
【0054】さらにまたこの発明は、前記第1から第7
の7つの検出手段のうち少なくとも3つの検出手段を備
え、該検出手段の少なくとも3つの検出結果の多数決
で、入力映像信号方式の第1の判定結果を出力する判定
手段を持つものである。
【0055】また、この発明は、複数の検出結果より得
た上記第1の判定結果を積分手段で積分して、入力映像
信号方式の第2の判定結果を出力する判定手段を持つも
のである。
【0056】またこの発明は、上記第1の判定結果が通
常アスペクト比を示す時、上記積分手段の積分時定数を
短くするかまたは積分しないで前記第2の判定結果を得
る手段を持つものである。
【0057】さらにまたこの発明は、音声モード(モノ
ラル/ステレオ/バイリンガル/無音)検出結果、もし
くはCM検出結果の少なくとも一方が変化した時に、設
定した期間、上記積分手段の積分時定数を短くするかま
たは積分しないで前記第2の判定結果を得る手段を持つ
ものである。
【0058】またこの発明は、弱電界検出結果またはお
よびノイズ量検出結果で、前記積分手段の積分時定数を
変えて前記第2の判定結果を得る手段を持つものであ
る。
【0059】さらにこの発明は、複数の検出結果より判
定した前記第1の判定結果もしくは第1の判定結果を積
分して判定した前記第2の判定結果に関わらず、水平同
期信号と垂直同期信号の周波数関係が既定以外の結果で
あれば、通常アスペクト比という第3の判定結果を得る
手段を持つものである。
【0060】またこの発明は、入力映像信号中の識別信
号挿入区間に相当する所定走査線区間に挿入された識別
信号を復調し、入力映像信号方式を検出する第8の検出
手段を具備し、前記第8の検出手段より得られる検出結
果が通常アスペクト比であっても、上記第1または第2
または第3の判定結果がワイドアスペクト比の時、ワイ
ドアスペクト比という判定結果を得る手段を持つもので
ある。
【0061】
【作用】先に説明したように第1から第7の検出結果そ
れぞれは誤検出を生じている可能性がある。しかし、複
数の検出結果が同時に誤検出している可能性は、単独の
検出結果の誤検出に比較して非常に少なくなる。したが
って、第1から第7の7つの検出結果のうち少なくとも
2つ以上の検出結果を用いて入力映像信号方式を判定す
ることで、判定精度を上げることができる。特に、複数
の検出結果が全てワイドアスペクト比と検出したときに
ワイドアスペクト比と判定することで、上下画像情報を
欠落して表示してしまうという表示画面上で弊害の大き
い通常アスペクト比の放送信号をワイドアスペクト比の
放送信号と誤判定する確率を非常に小さくすることが出
来る。
【0062】同様に、第1から第7の7つの検出結果の
重み付け加算値を用いて入力映像信号方式を判定するこ
とで、判定精度を上げることができる。特に、第1から
第7の検出結果の検出精度に応じた重み付けを行うこと
で、それぞれの検出結果の検出精度を考慮した判定を行
い得る。
【0063】上記第1から第7の7つの検出結果のうち
少なくとも3つ以上の検出結果の多数決で入力映像信号
方式を判定することで、第1から第7の検出手段のそれ
ぞれ単独の検出結果よりも判定精度を向上できる。
【0064】入力映像信号方式の上記第1の判定結果を
積分して第2の判定をすることで、入力映像信号のノイ
ズ等による瞬時的誤判定の影響を除去して判定精度をさ
らに向上できる。
【0065】入力映像信号方式の第1の判定結果を積分
して第2の判定をすることで、判定精度をさらに向上で
きるが、入力映像信号方式切り替わり時の判定結果の追
従が遅れる。ワイドアスペクト方式からNTSC方式に
切り替わった時に判定が遅れると、その間画像上下情報
が欠落した状態で画面表示されるので、表示画面上の弊
害が大きい。
【0066】そこで、上記第1の判定結果がNTSC方
式の時、積分時定数を短くするかまたは積分しないで第
2の判定をすることで、積分による判定精度向上という
長所を生かしつつ、積分によるNTSC方式への判定結
果追従遅れの弊害を改善できる。
【0067】音声モード(モノラル/ステレオ/バイリ
ンガル/無音)検出結果、もしくはCM検出結果の少な
くとも一方が変化した時は、ワイドアスペクト方式とN
TSC方式とで切り替わる可能性が高く、第1から第7
のそれぞれの検出結果の信頼性も高い。
【0068】そこで、このとき設定した期間、積分時定
数を短くするかまたは積分しないで第2の判定をするこ
とで、判定精度を低下させずに、積分によるNTSC方
式への判定結果追従遅れの弊害を改善できる。
【0069】入力映像信号にノイズが多い場合は当然各
検出結果の信頼性は低下する。したがって、弱電界検出
結果またはノイズ量検出結果で入力映像信号のノイズを
検出し、ノイズが多い時に積分時定数を長くして第2の
判定をすることで、ノイズが多い場合に、判定結果の追
従は遅れるが判定精度は向上できる。
【0070】VTR特殊再生信号の水平同期信号と垂直
同期信号の周波数関係はNTSC方式の規格からはずれ
る。VTR特殊再生信号にはノイズバーが存在する。第
1から第7の各検出で検出する部分の映像信号にノイズ
バーが存在すると、各検出結果の信頼性は全く損なわれ
る。
【0071】そこで、水平同期信号と垂直同期信号の周
波数関係が既定以外の結果であれば,NTSC方式つま
り通常アスペクト比という第3の判定結果を出力するこ
とで、NTSC方式をワイドアスペクト方式と誤判定す
る最悪の誤りを防げる。
【0072】B1からB27の識別信号を復調して得ら
れた入力映像信号方式判定結果か、上記第1または第2
または第3の判定結果かの、いずれかの判定結果がワイ
ドアスペクト比の時、ワイドアスペクト比と判定するこ
とで、ワイドアスペクト方式の検出漏れを低減できる。
【0073】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0074】図1はこの発明の第1の実施例を示す。
【0075】この実施例は、第1から第7の7つの検出
結果のうち少なくとも2つ以上の検出結果を用いて、用
いる全ての検出結果がワイドアスペクトの時に第1の判
定結果をワイドアスペクトであるとして得るものであ
る。
【0076】レターボックス方式検出回路11は、図2
4(第1の検出方式)に示す回路である。レターボック
ス方式検出回路11は、EDTV−2方式信号には画面
上下部分に信号DCレベルが黒である無画部が存在する
ことを利用し、画面上下無画部のDCレベルで方式判別
を行い第1の検出結果を出力する。画面上下無画部のD
Cレベルが黒の時に第1の検出結果はワイドアスペクト
となる。
【0077】負側信号検出回路12は、図25(第2の
検出方式)に示す回路である。負側信号検出回路12
は、EDTV−2方式では,画面上下無画部に多重され
ている補助信号によりNTSC方式信号では存在しえな
いペデスタルレベル以下の信号が存在することを利用
し、画面上下無画部の負側信号の有無で方式判別して第
2の検出結果を出力する。画面上下無画部に負側信号成
分が存在する時に第2の検出結果はワイドアスペクトと
なる。
【0078】NRZ検出回路13は図26(第3の検出
方式)に示す回路である。NRZ検出回路13は、ED
TV−2方式暫定規格でNRZ形式で伝送される識別信
号B1(リファレンス,値“1”),B2(リファレン
ス,値“0”),B3(アスペクト比を示しB3の値
“1”がアスペクト比16:9)の3つの識別信号値で
方式判別を行い、第3の検出結果を出力する。B1=
“1”かつB2=“0”かつB3=“1”の時に第3の
検出結果はワイドアスペクトとなる。
【0079】垂直エッジ検出回路14は図27(第4の
検出方式)に示す回路である。垂直エッジ検出回路14
は、EDTV−2方式では,画面上下無画部と主画面と
の垂直方向境目には垂直高域成分が存在する確率が高
く、NTSC方式ではここに走査線全体で垂直高域成分
が存在する確率は低いことを利用し、無画部と主画部間
の垂直方向境界での垂直高域成分レベルで信号方式を判
別して、第4の検出結果を出力する。無画部と主画部間
の垂直方向境界での垂直高域成分が大きい時に第4の検
出結果はワイドアスペクトとなる。
【0080】垂直エッジ極性検出回路15は図28(第
5の検出方式)に示す回路である。垂直エッジ極性検出
回路15は、EDTV−2方式では,画面上無画部と主
画面との境界での垂直高域成分と、画面下無画部と主画
面との境界での垂直高域成分の、両者の垂直高域成分の
極性が反転するはずであることを利用して信号方式を判
別して、第5の検出結果を示す。画面上無画部から主画
面への境界で信号レベルが黒から白に変化し、かつ、主
画面から画面下無画部への境界で信号レベルが白から黒
に変化した場合に、第5の検出結果はワイドアスペクト
となる。
【0081】識別信号DC検出回路16は図29(第6
の検出方式)に示す回路である。識別信号DC検出回路
16は、EDTV−2方式の識別信号部分のDCレベル
が小さいことを利用して信号方式判別を行い、第6の検
出結果を出力する。識別信号相当部分のDCレベルが小
さい時に、第6の検出結果はワイドアスペクトとなる。
【0082】主画部/無画部DC検出回路17は図30
(第7の検出方式)に示す回路である。主画部/無画部
DC検出回路17は、EDTV−2方式信号では、画面
中央の主画部のDCレベルが高く画面上下無画部の信号
レベルが黒である確率が高いことを利用して方式判別を
行い、第7の検出結果を出力する。画面上下部の信号D
Cレベルが黒で画面中央部のDCレベルが大きい場合
に、第7の検出結果はワイドアスペクトとなる。
【0083】組み合わせ判定回路18は、第1から第7
の7つの検出結果のうち少なくとも2つ以上の検出結果
を用いて、用いる全ての検出結果がワイドアスペクトの
時にワイドアスペクトという第1の判定結果を出力す
る。
【0084】組み合わせ判定回路18は、図2に示す構
成であり、第1から第7の検出結果のうち第1から第7
の選択信号で選択された検出結果の論理積をとる。第n
の検出結果を用いる場合第nの選択信号を“0”にし、
第nの検出結果を用いない場合第nの選択信号を“1”
にすればよい。
【0085】第1から第7の検出結果それぞれは誤検出
を生じる可能性がある。しかし、複数の検出結果が同時
に誤検出する可能性は、単独の検出結果の誤検出に比較
して非常に少なくなる。したがって、この実施例のよう
に第1から第7の7つの検出結果のうち少なくとも2つ
以上の検出結果を用いて入力映像信号方式を判定するこ
とで、判定精度を上げることができる。
【0086】特に、この実施例では複数の検出結果が全
てワイドアスペクト比と検出したときにワイドアスペク
ト比と判定することで、上下画像情報を欠落して表示し
てしまうという表示画面上で弊害の大きい通常アスペク
ト比の放送信号をワイドアスペクト比の放送信号と誤判
定する確率を非常に小さくすることが出来る。
【0087】さらに、第1から第7の検出結果のうちど
の検出結果を用いるかを第1から第7の選択信号で選択
可能にしているので、IC化した場合でもあとからどの
検出結果を用いるかを選択可能に出来るという効果もあ
る。
【0088】なお、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、検出結果を用いる少なくと
も2つの検出手段を備えていれば良い。
【0089】図3は、この発明の第2の実施例を示す。
【0090】第1の実施例との違いは、第2の実施例で
は組み合わせ判定回路18の代わりに重み付け判定回路
19を用いている。第2の実施例は第1から第7の7つ
の検出結果のそれぞれに、それぞれ所定係数での重み付
け加算を行い、設定値と比較して重み付け加算値の方が
大の時に、入力映像信号方式がワイドアスペクトである
という第1の判定結果を出力するようにしている。
【0091】重み付け判定回路19は、図4に示す構成
であり、第1から第7の検出結果のそれぞれに係数器1
91〜197において第1から第7の係数をそれぞれ掛
け合わせてから加算器198で加算し、この重み付け加
算値と設定値とを比較器199で比較し、第1の判定結
果を得るものである。第nの検出結果を用いない場合第
nの係数を0にすれば良い。
【0092】この実施例でも、第1から第7の7つの検
出結果のうち少なくとも3つ以上の検出結果の重み付け
加算値を用いて入力映像信号方式を判定することで、判
定精度を上げることができる.特に、この実施例では、
第1から第7の検出結果の検出精度に応じた重み付けを
第1から第7の係数に施すことで、それぞれの検出結果
の検出精度を考慮した判定を行い得る。例えば、垂直エ
ッジ検出に比較して、垂直エッジ極性検出は垂直高域成
分レベルのみでなく極性も検出するので、垂直エッジ極
性検出の方が垂直エッジ検出よりも検出精度が高い。そ
こで、垂直エッジ検出よりも垂直エッジ極性検出の重み
付けを大きくする方がよい。
【0093】さらに、第1から第7の係数を外部から制
御可能にしておけば、IC化した場合でもあとから重み
付けを自由に設定できる効果もある。
【0094】なお、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、検出結果を用いる少なくと
も3つの検出手段を備えていれば良い。
【0095】図5はこの発明の第3の実施例を示す。
【0096】第1、第2の実施例との違いは、第3の実
施例では組み合わせ判定回路18,重み付け判定回路1
9の代わりに多数決判定回路20を用いている。第3の
実施例は第1から第7の7つの検出結果のうち少なくと
も3つ以上の検出結果の多数決で、入力映像信号方式の
第1の判定結果を出力するようにしている。
【0097】多数決判定回路20は、図6に示す構成で
ある。第1から第7の検出結果のうちどの検出結果を用
いるかは、アンド回路201〜207において第1から
第7の選択信号でそれぞれ選択するようにしている。ア
ンド回路201〜207で選択した信号は、加算器20
8に入力され、加算された後比較器210に入力されて
いる。
【0098】第nの検出結果を用いる場合、第nの選択
信号を“1”にする。比較値設定回路209は第1から
第7の選択信号のうち“1”である信号の個数の1/2
を設定値として出力する。第1の検出結果から第7の検
出結果を加算器208で加算し、比較器210で前記設
定値と比較する。すると、第1から第7の検出結果のう
ち選択された検出結果の合計と、選択した個数の1/2
との比較結果すなわち多数決結果が得られる。こうし
て、第1から第7の検出結果のうち選択された検出結果
の多数決判定結果が第1の判定結果として得られる。
【0099】この実施例でも、第1から第7の7つの検
出結果のうち少なくとも3つ以上の検出結果の多数決判
定を用いて入力映像信号方式を判定することで、判定精
度を上げることができる。
【0100】さらに、第1から第7の選択信号を外部か
ら制御可能にしておけば、IC化した場合でも第1から
第7の検出結果の選択を自由に設定できる効果もある。
【0101】なお、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、多数決判定に検出結果を用
いる少なくとも3つの検出手段を備えていれば良い。
【0102】図7はこの発明の第4の実施例を示す。
【0103】第1,第2,第3の実施例との違いは、第
4の実施例では積分判定回路21で第1の判定結果を積
分して第2の判定結果を得るようにしていることであ
る。この実施例では、第1の判定結果を得るのに組み合
わせ判定回路18を用いている。しかし、この実施例の
趣旨は、複数の検出結果より得た第1の判定結果(第1
乃至第3の実施例による第1の判定結果)を積分して第
2の判定結果を得ることで判定精度を向上させることに
あるので、組み合わせ判定回路18の代わりに重み付け
判定回路19や多数決判定回路20を用いても良い。
【0104】図8(A)に積分決判定回路21の構成例
を示し、図8(B)には各部の回路の動作波形例を示し
ている。
【0105】選択回路211は、第1の判定結果により
制御される制御で、第1の判定結果がワイドアスペクト
判定時は定数a、NTSC判定時は定数ーbをそれぞれ
選択する。
【0106】加算器212は選択された定数とラッチ回
路214出力を加算し、加算結果を飽和処理回路213
を介してラッチ214に保持することで積分が行われ
る。ラッチ回路214のデータの保持、更新はフィール
ド周期で行われる。飽和処理回路213は加算結果をラ
ッチ回路214の取り得る最大値,最小値に飽和させ
て、積分回路のオーバーフロー,アンダーフローを防
ぐ。
【0107】最大値検出回路215はラッチ回路214
出力が最大値の時を検出し、RSフリップフロップ回路
217をセットして、第2の判定結果をワイドアスペク
ト判定にする。逆に最小値検出回路216はラッチ回路
214出力が最小値の時を検出し、RSフリップフロッ
プ回路217をリセットして、第2の判定結果をNTS
C判定にする。
【0108】この実施例のように第1の判定結果を積分
して第2の判定結果を得ることで、図8(B)に示すよ
うな入力映像信号ノイズ等による一時的誤判定の影響を
除去して判定精度をさらに向上できる。
【0109】さらに、定数aと定数bを異なる値に設定
する事で、第1の判定結果がワイドアスペクトの時とN
TSCの時で積分時定数を変えられる。第1の判定結果
を積分して第2の判定をすることで、入力映像信号方式
切り替わり時の判定結果の追従が遅れる。ワイドアスペ
クト方式からNTSC方式に切り替わった時に判定が遅
れると、その間画像上下情報が欠落した状態で画面表示
されるので、表示画面上の弊害が大きい。しかし、定数
bを定数aより大きくすることで、第1の判定結果がN
TSC方式の時の積分時定数を短くすることができ、積
分による判定精度向上という長所を生かしつつ、積分に
よるNTSC方式への判定結果追従遅れの弊害を改善で
きる。
【0110】図8(B)のラッチ回路の出力(=積分出
力)の傾きにおいてaよりもbが大きくなっている。つ
まりNTSC判定へ移行するときの時間が短く設定され
ていることになる。
【0111】図9(A)は、積分判定回路21の第2の
構成例を示し、図9(B)には各部の回路の動作波形例
を示す。
【0112】この積分判定回路21は、図8(A)の選
択回路211が無く、加算器212に定数aとラッチ回
路214の出力が供給される構成である。他の部分は、
先の構成と同じである。
【0113】そしてこの例では、第1の判定結果がNT
SC判定の時にはラッチ回路214を最小値0にクリア
するようになっている。するとすぐにRSフリップフロ
ップ回路217はリセットされて第2の判定結果はNT
SC判定になる。つまり、第1の判定結果がNTSC方
式の時には、積分せずに第2の判定結果もNTSC方式
になり、積分によるNTSC方式への判定結果の追従遅
れをなくせる。すなわち、図9(B)に示すように、ラ
ッチ回路214の出力は、先の例のように傾き−bは無
く、NTSC判定へ移行するときは一挙に“0”とな
る。
【0114】図10(A)には、積分判定回路21の第
3の構成例を示し、図10(B)には各部の回路の動作
波形例を示す。
【0115】この例は、選択回路211、加算器21
2、飽和処理回路213、ラッチ回路214、最大値検
出回路215、最小値検出回路216、RSフリップフ
ロップ回路217の構成は、図8の構成例と同じであ
る。RSフリップフロップ回路217の出力は、選択回
路218に供給される。この選択回路218は、RSフ
リップフロップ回路217の出力または第1の判定結果
のいずれか一方を選択導出して第2の判定結果とするも
ので、第1の判定結果がNTSC方式を判定していると
きは強制的に第1の判定結果を選択する。
【0116】第1の判定結果がNTSC判定の時に選択
回路218は第1の判定結果を選択し、第1の判定結果
がワイドアスペクト判定の時に選択回路218はRSフ
リップフロップ回路217の出力を選択する。したがっ
て、第1の判定結果がNTSC方式の時に、積分はする
が第2の判定結果として第1の判定結果を出力するの
で、積分によるNTSC方式への判定結果の追従遅れを
なくせる。すなわち、図10(B)に示すように、NT
SC判定移行時には、第1の判定結果がただちに第2の
判定結果となるが、積分回路内部では積分処理が行われ
ている。
【0117】図11(A)には、積分判定回路21の第
4の構成例を示し、図11(B)には動作波形例を示
す。
【0118】第1の判定結果がある期間連続してワイド
アスペクト判定を示す時に、第2の判定結果をワイドア
スペクト判定にする。第1の判定結果は、ラッチ回路2
111からラッチ回路2116で構成されるシフトレジ
スタに入力される。ラッチ回路2111〜2116はフ
ィールドパルスにより駆動されている。第1の判定結果
及びラッチ回路2111からラッチ回路2116の出力
が全てワイドアスペクト判定の場合をアンド回路211
7で検出して、そのときに第2の判定結果をワイドアス
ペクト判定にする。つまり、この場合、第1の判定結果
が連続して8フィール時間ワイドアスペクト判定時に、
第2の判定結果はワイドアスペクト判定になる。
【0119】この回路であると、図11(B)の各部の
動作波形に示すように、第1の判定結果がNTSC方式
の時に第2の判定結果もすぐにNTSC方式になり、N
TSC方式への判定結果追従遅れをなくせる。さらに、
第1の判定結果が連続してワイドアスペクトでないと第
2の判定結果はワイドアスペクトにならず、第2の判定
結果の誤判定はワイドアスペクトをNTSC方式と誤る
ので、誤りとしては弊害が少なく安全な方向である。
【0120】なお、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、第1の判定結果を得るのに
必要な少なくとも2つまたは3つの検出手段を備えてい
れば良い。
【0121】図12は、この発明の第5の実施例を示
す。
【0122】第4の実施例との違いは、第5の実施例で
は音声モード検出/CM検出回路23で音声モード検出
結果もしくはCM(コマーシャル)検出結果の少なくと
も一方の変化を検出して時定数制御信号を作成し、第1
の判定結果を積分する積分判定回路22において、設定
した期間積分時定数を変更することである。
【0123】図12では第1の判定結果を得るのに組み
合わせ判定回路18を用いている。しかし、この実施例
の主旨は音声モード検出結果もしくはCM検出結果の変
化を検出して設定した期間、積分時定数を変更すること
なので、組み合わせ判定回路18の代わりに重み付け判
定回路19や多数決判定回路20を用いても良い。
【0124】図13(A)は、積分判定回路22の第1
の構成例を示す。
【0125】選択回路221、選択回路222はそれぞ
れ第1の判定結果により制御されるもので、ワイドアス
ペクト判定時はそれぞれ定数a1とa2を選択し,NT
SC判定時は定数ーb1とーb2をそれぞれ選択する。
選択回路223は時定数制御信号で制御されるもので、
選択回路221出力か選択回路222出力かを選択す
る。つまり、時定数制御信号で積分時定数を変えられ
る。その他は積分判定回路21と同じであり、選択回路
223の出力が供給される加算器224、加算器224
の出力が供給される飽和処理回路225、飽和処理回路
225の出力が供給されるラッチ回路226、ラッチ回
路226の出力が供給される最大値検出回路227、最
小値検出回路228、この回路の出力でセット、リセッ
トされるフリップフロップ回路229により構成されて
いる。
【0126】図13(B)は積分判定回路22の第2の
構成例を示す。
【0127】この例では、加算器224、飽和処理回路
225、ラッチ回路226、最大値検出回路227、最
小値検出回路228、RSフリップフロップ回路229
による基本構成は先の例と同じである。選択回路221
は、第1の判定結果により制御されるもので、ワイドア
スペクト判定時定数a、NTSC判定時−bを選択して
加算器224に供給する。
【0128】選択回路230は時定数制御信号で制御さ
れるもので、RSフリップフロップ回路229出力か第
1の判定結果かのいずれかを選択する。つまり、時定数
制御信号で積分して判定した結果を第2の判定結果とす
るか積分せずに第1の判定結果を第2の判定結果とする
のかを選択できる。その他は積分判定回路21と同じで
ある。
【0129】図14(A)は、積分判定回路22の第3
の構成例を示す。
【0130】この構成は、図13(A)の構成と類似し
ている。図13(A)の構成と異なる部分は、RSフリ
ップフロップ回路229の出力が、選択回路230の一
方の入力端子に供給され、この選択回路230の他方の
入力端子と制御端子には第1の判定結果が入力されてい
る点である。この構成においても、NTSC方式への判
定結果追従遅れの弊害を改善できる。
【0131】図14(B)は、さらにまた積分判定回路
22の第4の構成例を示す。
【0132】この構成は、図13(B)の構成と類似し
ている。図13(B)の構成と異なる部分は、第1の判
定結果がラッチ回路226のクリア端子に供給されてい
る点である。この構成においても、NTSC方式への判
定結果追従遅れの弊害を改善できる。
【0133】次に、図15(A)には、音声モード検出
/CM検出回路23の構成例を示し、図15(B)には
動作波形例を示す。
【0134】音声モード検出回路231は、入力音声信
号がモノラルなのかステレオなのかバイリンガルなのか
無音状態なのかを検出する。音声モード検出結果と遅延
回路232で遅延した音声モード検出結果との不一致を
不一致回路233で検出することで、音声モード変化が
変化したことを検出する。CM検出結果と遅延回路23
4で遅延したCM検出結果との不一致を不一致回路23
5で検出することで、CMが変化したことを検出する。
音声モード変化とCM検出変化をオア回路236で論理
和をとり、音声モード変化もしくはCM検出変化の少な
くとも一方の変化を検出する。この検出信号によりモノ
マルチ回路237をトリガして、音声モード検出結果も
しくはCM検出結果の少なくとも一方が変化した時に、
設定した期間だけ持続する時定数制御信号を作成するよ
うにしている。
【0135】以上のようにして、音声モード検出結果も
しくはCM検出結果の少なくとも一方が変化した時に、
設定した期間、積分時定数を変更するかまたは積分しな
いで第2の判定結果を得る。
【0136】音声モード(モノラル/ステレオ/バイリ
ンガル/無音)が変化した場合、番組が切り替わったか
受信チャンネルを変更したかCMと本編が切り替わった
か、入力信号源を変更したかの可能性が高い。これらの
場合、入力映像信号方式がワイドアスペクト方式とNT
SC方式とで切り替わる可能性が高く、第1から第7の
それぞれの検出結果の信頼性も高い。
【0137】また、CM検出結果が変化した時すなわち
CMと本編が切り替わった時もワイドアスペクト方式と
NTSC方式とで切り替わる可能性が高く、第1から第
7のそれぞれの検出結果の信頼性も高い。
【0138】そこで、音声モード(モノラル/ステレオ
/バイリンガル/無音)検出結果,もしくはCM検出結
果の少なくとも一方が変化した時に、設定した期間、積
分時定数を短くするかまたは積分しないで第2の判定を
することで、判定精度を低下させずに積分によるNTS
C方式への判定結果追従遅れの弊害を改善できる。
【0139】また、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、第1の判定結果を得るのに
必要な少なくとも2つまたは3つの検出手段を備えてい
れば良い。
【0140】図16は、この発明の第6の実施例を示
す。
【0141】第4の実施例との違いは、第6の実施例で
は、弱電界検出回路25からの弱電界検出結果およびも
しくはノイズ量検出回路26からのノイズ量検出結果に
応じて積分判定回路21の時定数を変えることである。
【0142】図16では第1の判定結果を得るのに組み
合わせ判定回路18を用いている。しかし、この実施例
の趣旨は弱電界検出結果およびもしくはノイズ量検出結
果に応じて積分時定数を変更することなので、組み合わ
せ判定回路18の代わりに重み付け判定回路19や多数
決判定回路20を用いても良い。
【0143】弱電界検出回路25は、例えばチューナー
のAGC検波電圧で受信放送電波の電界強度を検出す
る。ノイズ量検出回路26は、入力映像信号ノイズ量を
検出する。時定数作成回路24は例えばROMで構成さ
れ、弱電界検出結果およびまたはノイズ量検出結果に応
じた定数a,−bを出力する。この定数a,−bが積分
判定回路21の時定数を決める。
【0144】図17には、ノイズ量検出回路26の構成
例を示す。
【0145】これはブランキング期間の映像信号の非相
関レベルでノイズ量を検出するようになっている。引き
算器262で遅延回路261の出力と入力映像信号との
差分を求め、時空間上の近傍画素との非相関信号を抽出
する。非相関信号の絶対値をを絶対値回路263で求
め、この絶対値をLPF264で積分して、S/H回路
256に供給する。同期分離再生回路2、タイミング発
生回路3でタイミング信号を作成し、ブランキング期間
の積分値をS/H回路265でサンプルホールドした結
果がノイズ量検出結果である。
【0146】また、VTR再生信号の場合再生FM信号
のAGC検波電圧でノイズ量を検出しても良い。
【0147】以上のようにして、弱電界検出結果または
およびノイズ量検出結果で、積分時定数を変えて第2の
判定結果を得る。
【0148】弱電界またはノイズ量が多い場合すなわち
入力映像信号にノイズが多い場合には、第1から第7の
それぞれの検出結果の信頼性が低い。そこで、弱電界検
出結果またはおよびノイズ量検出結果で入力映像信号に
ノイズが多い場合、積分時定数を長くして第2の判定結
果を得ることで、第1の判定結果の積分効果を高めて第
2の判定結果の判定精度低下を防げる。
【0149】なお、第5の実施例と第6の実施例を組み
合わせて実施しても良いことは当然である。また、この
実施例では第1から第7の7つの検出手段を備えている
が、第1の判定結果を得るのに必要な少なくとも2つま
たは3つの検出手段を備えていれば良い。
【0150】図18はこの発明の第7の実施例を示す。
【0151】第4の実施例との違いは、第7の実施例で
は水平同期信号と垂直同期信号の周波数関係をH/V標
準検出回路28で検出し、両者の関係が既定以外の結果
であれば、第1または第2の判定結果に関わらず通常ア
スペクト比(NTSC方式)という第3の判定結果を出
力する。
【0152】図18では第1の判定結果を得るのに組み
合わせ判定回路18を用いている。しかし、この実施例
の趣旨は水平同期信号と垂直同期信号の周波数関係が既
定以外の時に判定結果を通常アスペクト比(NTSC方
式)にすることなので、組み合わせ判定回路18の代わ
りに重み付け判定回路19や多数決判定回路20を用い
ても良い。また、第1の判定結果を積分して第2の判定
結果を得る方法として第5、第6の実施例の方法を用い
ても良いし、第1の判定結果を積分して第2の判定結果
を得る部分がなくても良い。
【0153】同期分離再生回路27は、入力映像信号か
ら水平同期信号と垂直同期信号をそれぞれ分離する。そ
してPLLによって周波数が水平同期信号周波数の2倍
でかつ水平同期信号に位相同期した信号2fHを作成す
る。そして垂直同期信号Vと信号2fHをそれぞれ出力
する。
【0154】NTSC方式では1フィールドに262.
5ラインであり、水平同期周波数は垂直同期周波数の2
62.5倍である。H/V標準検出回路28は垂直同期
信号の1周期間の水平同期信号の個数で水平同期周波数
が垂直同期周波数の262.5倍であるかどうかを検出
する。垂直同期信号Vでカウンタをリセットする。カウ
ンタのクロックを信号2fHとしてカウントアップさせ
る。カウンタは水平同期信号毎に2づつカウントアップ
することになる。次の垂直同期信号が入力したときのカ
ウント値が525ならば水平同期信号と垂直同期信号の
周波数関係は既定の関係として、H/V標準検出結果を
“1”にする。次の垂直同期信号が入力したときのカウ
ント値が525以外ならば水平同期信号と垂直同期信号
の周波数関係は既定以外の関係として、H/V標準検出
結果を“0”にする。
【0155】第2の判定結果とH/V標準検出結果の論
理積をアンド回路29で取った結果が第3の判定結果で
ある。
【0156】以上のようにして、水平同期信号と垂直同
期信号の周波数関係が既定以外の時、第2の判定結果に
関わらず第3の判定結果は通常アスペクト比(NTSC
方式)になる。
【0157】VTR特殊再生信号の水平同期信号と垂直
同期信号の周波数関係は、NTSC方式の規格からはず
れる。VTR特殊再生信号にはノイズバーが存在する。
第1から第7の各検出回路で検出する部分の映像信号に
ノイズバーが存在すると、各検出結果の信頼性は全く損
なわれる。
【0158】そこで、水平同期信号と垂直同期信号の周
波数関係が既定以外の結果であれば,NTSC方式つま
り通常アスペクト比という第3の判定結果を出力するこ
とで、VTR特殊再生信号時にNTSC方式をワイドア
スペクト方式と誤判定する最悪の誤りを防げる。
【0159】なお、この実施例では第1から第7の7つ
の検出手段を備えているが、第1の判定結果を得るのに
必要な少なくとも2つまたは3つの検出手段を備えてい
れば良い。
【0160】図19はこの発明の第8の実施例を示す。
【0161】第7の実施例との違いは、第8の実施例で
は、所定走査線区間に挿入された識別信号を復調し、入
力映像信号方式を検出する第8の検出手段を具備し、第
8の検出結果が通常アスペクト比であっても、第3の判
定結果がワイドアスペクト比の時にワイドアスペクト比
(NTSC方式)という第4の判定結果を出力するよう
にしている。
【0162】図19では、第1の判定結果を得るのに組
み合わせ判定回路18を用いている。しかし、この実施
例の趣旨は第8の検出結果が通常アスペクト比であって
も第1または第2または第3の判定結果がワイドアスペ
クト比ならば判定結果をワイドアスペクト比にすること
なので、組み合わせ判定回路18の代わりに重み付け判
定回路19や多数決判定回路20を用いても良い。ま
た、第1の判定結果を積分して第2の判定結果を得る方
法として第5,第6の実施例の方法を用いても良いし、
第1の判定結果を積分して第2の判定結果を得る部分が
なくても良いし、アンド回路29がなくても良い。
【0163】識別信号復号回路30は、デジタルデータ
を変調して所定走査線に多重されているB1からB27
の識別信号検出を復号し、復号したデジタルデータを基
準値と比較してワイドアスペクト比か通常アスペクト比
かの検出結果を出力する。パリティチェック回路31
は、この検出結果をパリティチェックし,チェック結果
が真なら第8の検出結果として出力する。第3の判定結
果と第8の検出結果の論理和をオア回路32で取った結
果が第4の判定結果である。
【0164】以上のようにして、第8の検出結果が通常
アスペクト比であっても、第3の判定結果がワイドアス
ペクト比の時、第4の判定結果はワイドアスペクト比と
判定する。
【0165】B1からB27の識別信号を復調して得ら
れた入力映像信号方式判定結果である第8の検出結果
は、パリティチェックもするので第1から第7の検出結
果と比較して検出精度は非常に高い。しかし、識別信号
の多重されている所定走査線にノイズが混入している場
合などには第8の検出結果も誤る可能性はある。
【0166】そこで、第1または第2または第3の判定
結果と、第8の検出結果を用いる事で、判定精度を向上
できる。つまり、第1または第2または第3の判定結果
かの、いずれかの判定結果がワイドアスペクト比の時、
第8の検出結果に関わらずワイドアスペクト比と判定す
ることで、ワイドアスペクト方式の検出漏れを低減でき
る。
【0167】また、第8の検出手段が補強信号の有無ま
でも含めてEDTV−2方式かNTSC方式かを検出す
る場合、ワイドアスペクト比ではあるが補強信号の多重
されていない放送信号をNTSC方式と判定してしま
う。この場合にも第1または第2または第3の判定結果
からワイドアスペクトと判定することで、少なくとも受
信機にワイドアスペクト画面として垂直方向に拡大して
画面表示させることが出来る。なお、この実施例では第
1から第7の7つの検出手段を備えているが、第1の判
定結果を得るのに必要な少なくとも2つまたは3つの検
出手段を備えていれば良い。
【0168】以上の各実施例の説明では、第1の判定結
果を積分して第2の判定結果を得るのに積分回路のラッ
チのクロックをフィールド周期のパルスとして説明した
が、これをフレーム周期のパルスにしても良い。
【0169】また、この発明はNTSC方式とそれをワ
イドアスペクト化したEDTV−2方式とのアスペクト
比判定に限定されるものではなく、現行アスペクト比の
放送信号とアスペクト比の異なる放送信号とが混在する
他の放送方式でのアスペクト比の判定に用いることもで
きる。
【0170】この発明は上記の実施例に限定されるもの
ではない。
【0171】例えばワイドアスペクト比の信号(EDT
V−2方式)を検出していることを第2の判定結果が示
している状態において、この判定結果を利用して積分判
定回路21の時定数を短くなるように切り換えてもよ
い。これにより入力映像信号がNTSC方式へ移行した
ときの弊害を抑制することができる。
【0172】この発明は、映像信号のアスペクト比の違
いを検出する方法である。例えばEDTV−2方式とN
TSC方式が両方とも存在する期間においては、両者に
対応した信号処理が必要となってくるため、信号方式検
出は,基本であり必須の技術となる、この発明がTV,
カメラ,VTRと言う映像信号を扱うシステムにおいて
なし得る効果は大である。
【0173】また、特に、誤りの弊害の大きい通常アス
ペクト比の放送信号をワイドアスペクト比の放送信号と
誤判定する確率を非常に小さくすることができるる。さ
らに、判定結果を積分して方式判定をすることにより、
ノイズ等による瞬時的誤判定の影響を除去して、判定精
度をさらに向上できる。そして、入力映像信号のS/N
等に影響されずに方式判別を正確に行い受信機を適切な
表示モードにするのに有効なテレビ信号方式検出回路を
提供できる。
【0174】
【発明の効果】上述したようにこの発明を用いれば、複
数の検出結果より判定することで、放送方式の判定精度
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す図。
【図2】図1の組み合わせ判定回路の例を示す図。
【図3】この発明の第2の実施例を示す図。
【図4】図3の重み付け判定回路の例を示す図。
【図5】この発明の第3の実施例を示す図。
【図6】図5の多数決判定回路の例を示す図。
【図7】この発明の第4の実施例を示す図。
【図8】図7の積分判定回路の第1の例と動作波形例を
示す図。
【図9】図7の積分判定回路の第2の例と動作波形例を
示す図。
【図10】図7の積分判定回路の第3の例と動作波形例
を示す図。
【図11】図7の積分判定回路の第4の例と動作波形例
を示す図。
【図12】この発明の第5の実施例を示す図。
【図13】図11の積分判定回路の第1及び第2の例を
示す図。
【図14】図11の積分判定回路の第3及び第4の例を
示す図。
【図15】図11の音声モード検出/CM検出回路の例
とその動作波形例を示す図。
【図16】この発明の第6の実施例を示す図。
【図17】図16のノイズ量検出回路の例を示す図。
【図18】この発明の第7の実施例を示す図。
【図19】この発明の第8の実施例を示す図。
【図20】レターボックス方式の画面の表示例を示す説
明図。
【図21】上下無画部の信号波形例を示す図。
【図22】識別信号の例を示す図。
【図23】レターボックス方式の信号の信号形態を示す
図。
【図24】第1の検出方式(レターボックス方式信号検
出方式)による回路例を示す図。
【図25】第2の検出方式(負側信号検出方式)による
回路例を示す図。
【図26】第3の検出方式(NRZ検出方式)による回
路例を示す図。
【図27】第4の検出方式(垂直エッジ検出方式)によ
る回路例を示す図。
【図28】第5の検出方式(垂直エッジ極性検出方式)
による回路例を示す図。
【図29】第6の検出方式(識別信号DC検出方式)に
よる回路例を示す図。
【図30】第7の検出方式(主画部/無画部DC検出方
式)による回路例を示す図。
【符号の説明】
11…レターボックス方式検出回路、12…負側信号検
出回路、13…NRZ検出回路、14…垂直エッジ検出
回路、15…垂直エッジ極性検出回路、16…識別信号
DC検出回路、17…主画部/無画部DC検出回路、1
8…組み合わせ判定回路、19…重み付け判定回路、2
0…多数決判定回路、21、22…積分判定回路、23
…音声モード/CM検出回路、24…時定数作成回路、
25…弱電界検出回路、26…ノイズ量検出回路。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号の画面上下部分の所定区間の
    映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下であ
    ることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、前記入力映像信号の
    画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平
    均値とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であ
    ることを検出する第7の検出手段と、 のうち少なくとも2つの検出手段を備え、該検出手段の
    少なくとも2つの検出結果を用いて、入力映像信号がワ
    イドアスペクト比か通常のアスペクト比であるかの第1
    の判定結果を判定する手段を具備したことを特徴とする
    テレビ信号方式検出回路。
  2. 【請求項2】前記第1から第7の検出手段よりそれぞれ
    得られる7つの検出結果のうち、どの2つ以上の検出結
    果を用いるかを任意に選択可能とする第1項記載のテレ
    ビ信号方式検出回路。
  3. 【請求項3】入力映像信号の画面上下部分の所定区間の
    映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下であ
    ることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、前記入力映像信号の
    画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平
    均値とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であ
    ることを検出する第7の検出手段と、 のうち少なくとも3つの検出手段を備え、該検出手段の
    少なくとも3つの検出結果のそれぞれにそれぞれ所定係
    数での重み付け加算を行い、この加算結果と設定値を比
    較して前記入力映像信号がワイドアスペクト比か通常の
    アスペクト比であるかの第1の判定結果を判定する手段
    とを具備したことを特徴とするテレビ信号方式検出回
    路。
  4. 【請求項4】前記第1から第7の検出手段よりそれぞれ
    得られる7つの検出結果に対するそれぞれの重み付けを
    任意に選択可能とする請求項3記載のテレビ信号方式検
    出回路。
  5. 【請求項5】前記入力映像信号の画面上下部分の所定区
    間の映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下
    であることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、入力映像信号の画面
    上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平均値
    とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であるこ
    とを検出する第7の検出手段と、 のうち少なくとも3つの検出手段を備え、該検出手段の
    少なくとも3つの検出結果の多数決で、前記入力映像信
    号がワイドアスペクト比か通常のアスペクト比であるか
    の第1の判定結果を判定する手段とを具備したことを特
    徴とするテレビ信号方式検出回路。
  6. 【請求項6】前記第1から第7の検出手段よりそれぞれ
    得られる7つの検出結果のうち、どの3つ以上の検出結
    果の多数決をとるかを任意に選択可能とする請求項5記
    載のテレビ信号方式検出回路。
  7. 【請求項7】入力映像信号の画面上下部分の所定区間の
    映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下であ
    ることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、前記入力映像信号の
    画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平
    均値とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であ
    ることを検出する第7の検出手段と、 のうちの複数の検出手段を備え、該複数の検出手段より
    得られる検出結果により、前記入力映像信号がワイドア
    スペクト比か通常のアスペクト比であるかの第1の判定
    結果を判定する判定手段と、 前記第1の判定結果を積分して、入力映像信号がワイド
    アスペクト比か通常のアスペクト比であるかの第2の判
    定結果を得る積分手段とを具備することを特徴とするテ
    レビ信号方式検出回路。
  8. 【請求項8】前記積分手段の積分時定数として、第1の
    判定結果を用いてワイドアスペクト比の方式であるとの
    判定を示す第2の判定結果を得るときの積分時定数より
    も、前記第1の判定結果を用いて通常アスペクト比の方
    式であるとの判定を示す第2の判定結果を得るときの積
    分時定数を、短くするかまたは積分しないで前記第2の
    判定結果を出力する手段をさらに有したことを特徴とす
    る請求項7記載のテレビ信号方式検出回路。
  9. 【請求項9】音声モード(モノラル/ステレオ/バイリ
    ンガル/無音)検出結果、もしくはコマーシャル(C
    M)検出結果の少なくとも一方が変化した時に、設定し
    た期間、前記積分手段の積分時定数を短くするかまたは
    積分しないで前記第2の判定結果を得る手段をさらに有
    したことを特徴とする請求項7記載のテレビ信号方式検
    出回路。
  10. 【請求項10】弱電界検出結果またはおよびノイズ量検
    出結果で、前記積分手段の積分時定数を変えて前記第2
    の判定結果を得る手段をさらに有したことを特徴とする
    請求項7記載のテレビ信号方式検出回路。
  11. 【請求項11】入力映像信号の画面上下部分の所定区間
    の映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下で
    あることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、前記入力映像信号の
    画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平
    均値とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であ
    ることを検出する第7の検出手段と、 のうちの複数の検出手段を備え、該複数の検出手段より
    得られる検出結果により、前記入力映像信号がワイドア
    スペクト比か通常のアスペクト比であるかの第1の判定
    結果を判定する判定手段と、 前記複数の検出結果より判定した第1の判定結果もしく
    は第1の判定結果を積分して判定した第2の判定結果に
    関わらず、前記入力映像信号の水平同期信号と垂直同期
    信号の周波数関係が既定以外の結果であれば、通常アス
    ペクト比であるという第3の判定結果を出力する手段を
    具備したことを特徴とするテレビ信号方式検出回路。
  12. 【請求項12】入力映像信号の画面上下部分の所定区間
    の映像信号レベルまたはその平均値が基準レベル以下で
    あることを検出する第1の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定区間のペデスタ
    ルレベル以下の映像信号の有無を検出する第2の検出手
    段と、 前記入力映像信号中の識別信号のうち少なくともアスペ
    クト比を示す識別信号を復調し,該入力映像信号方式を
    検出する第3の検出手段と、 前記入力映像信号の画面上下部分の所定走査線区間の垂
    直高域成分レベルが基準値より大であることを検出する
    第4の検出手段と、 前記入力映像信号の2組の走査線の垂直高域成分の極性
    が反転していることを検出する第5の検出手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間の該映像信号レベルが基準値より小であるこ
    とを検出する第6の検出手段と、 前記入力映像信号の画面中央部分の所定区間の該入力映
    像信号レベルまたはその平均値と、前記入力映像信号の
    画面上下部分の所定区間の映像信号レベルまたはその平
    均値とをそれぞれ求め、両者の差が基準レベル以上であ
    ることを検出する第7の検出手段と、 のうちの複数の検出手段を備え、該複数の検出手段より
    得られる検出結果により、前記入力映像信号がワイドア
    スペクト比か通常のアスペクト比であるかの第1の判定
    結果を判定する判定手段と、 前記入力映像信号中の識別信号挿入区間に相当する所定
    走査線区間に挿入された識別信号を復調し、入力映像信
    号方式を検出する第8の検出手段と、 第8の検出手段より得られる検出結果が通常アスペクト
    比であっても、前記複数の検出手段の検出結果より判定
    した前記第1の判定結果、もしくは前記第1の判定結果
    を積分して判定した第2の判定結果がワイドアスペクト
    比であることを示すとき、ワイドアスペクト比であるこ
    との判定結果を得る手段を具備したことを特徴とするテ
    レビ信号方式検出回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996030445A1 (en) * 1995-03-31 1996-10-03 Daikin Industries, Ltd. Aqueous polytetrafluoroethylene dispersion composition and use thereof
JP2007006030A (ja) * 2005-06-22 2007-01-11 Sony Corp 映像信号処理装置、表示装置及び映像信号処理方法

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