JPH1023350A - 第2世代edtv識別回路 - Google Patents

第2世代edtv識別回路

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JPH1023350A
JPH1023350A JP8173712A JP17371296A JPH1023350A JP H1023350 A JPH1023350 A JP H1023350A JP 8173712 A JP8173712 A JP 8173712A JP 17371296 A JP17371296 A JP 17371296A JP H1023350 A JPH1023350 A JP H1023350A
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JP
Japan
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signal
detection
circuit
edtv2
logic circuit
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JP8173712A
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Inventor
Yukitomi Fujishima
之富 藤嶋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 高品位なテレビジョン信号では瞬時に識別制御信号の判
別処理が可能で、低品位なテレビジョン信号では低速で
はあるが正確,且つ確実に識別制御信号の判別処理が可
能な第2世代EDTV識別回路を提供すること。 【解決手段】 入力端子101より高品位の映像信号が
入力されている場合にはEDTV2信号識別回路12
0,EDTV2判定論理回路132,周期性検出論理回
路134,総合判定論理回路135を介し出力端子10
2より高速にEDTV2検出信号が得られ、受信S/N
の低下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記録/再生等
により波形歪みを生じた比較的低品位な映像信号が入力
されている場合にはEDTV2信号識別回路110,E
DTV2判定論理回路131,周期性検出論理回路13
3,総合判定論理回路135を介し出力端子102より
低速ではあるが誤判定のない安定した識別動作による検
出信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は第2世代EDTV
(以降、EDTV2という)と呼ばれるワイドアスペク
ト放送を受信可能なテレビジョン受像機に係り、特にワ
イドアスペクト放送であるEDTV2信号の識別判定を
行う第2世代EDTV識別回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本では第2世代EDTV(ED
TV2)と呼ばれるワイドアスペクト放送が行われてい
る。EDTV2は、現行のNTSC方式のテレビジョン
信号との両立性を保持しつつ画面のワイド化,高画質化
を実現したものである。即ち、既存のNTSC方式のテ
レビジョン受信機でも受像でき、且つ専用のEDTV2
受信機(デコーダ)を用いて受像するとEDTV2で追
加した機能や性能を引き出せるようになっているもので
ある。これは、白黒テレビからカラーテレビに移行した
ときと同じ考え方に根ざしている。
【0003】すでに運用されているEDTV1では、垂
直解像度を向上するなど画質の向上が中心であったが、
EDTV2では横長画面にするのが主なねらいであり、
加えて解像度の向上をも図ったものである。
【0004】具体的には、EDTV2では、アスペクト
比が16:9と現行の4:3と比べ横長となっており、
前述の通り現行のテレビジョン信号との両立性を確保す
るため、EDTV2信号は、前記4:3画面の中の1
6:9のレターボックス画像として伝送されるようにな
っている。そして、これをそのまま従来の4:3の画面
で見ると、上と下にそれぞれ黒味のある小さな横長映像
になるが、専用のEDTV2受信機(デコーダ)で拡大
すると、画面一杯の16:9画像となるようになってい
る。
【0005】しかしながら、この方法によると両立性に
ついては確保出来るが、甚だしい画質劣化が発生する。
即ち、現行のNTSC方式による4:3の画面では有効
走査線数が480本であるのに対して、レターボックス
画像の走査線数は360本しかない。後の120本は、
画面上下の60本づつの黒味となっている。この走査線
数360本のレターボックス画像を16:9のスクリー
ンに広げても、走査線数が360本であることに変わり
はなく、垂直解像度は従来のNTSC方式のものより悪
くなってしまう。さらに、EDTV2ではEDTV1と
同様、ノンインターレース走査方式を採用しており、こ
れにより発生した高域成分のため、現行のNTSC方式
の4.2MHzより広がることになり、EDTV2信号をテレ
ビジョン信号として放送するためには、上述の両立性を
保持するために、この高域成分を前記NTSC方式の4.
2MHzの帯域内におさめる(多重する)必要がある。
【0006】そこで、EDTV2では、画面の上下の黒
い帯(無画部)に、垂直解像度を改善するための垂直補
強信号VHと垂直時間補強信号VTを多重し、水平解像
度を改善するための水平補強信号HH( Horizontal He
lper)を、映像信号(主画部:中央の360本の走査
線)のカラー信号帯域に周波数多重されていて、これに
より画質(解像度)の向上が図られるようになってい
る。
【0007】ところで、ワイドアスペクト放送(ワイド
クリアビジョン放送ともいう)が行われているとはいっ
ても、現行放送の主流は未だアスペクト比4:3の従来
の放送波によるものであり、各家庭には依然4:3の表
示能力しかない従来のテレビジョン受像機が未だ大量に
普及している。この従来のテレビジョン受像機が徐々に
償却されアスペクト比16:9の表示能力を有するワイ
ドテレビジョン受像機への買い換えが急速に進むには、
もう少し時間を要するものと思われる。また、ナビゲー
ションシステムの地図画面の表示画面などの特殊用途向
けとして、従来通り4:3の表示方法が適したものも多
々ある。このため、ワイドアスペクト放送が受信可能な
16:9表示能力を有するワイドテレビジョン受像機の
普及がある程度進んだとしても、4:3の従来の放送波
はある程度残存し、ここしばらくは、ワイドアスペクト
放送波と4:3の従来の放送波との2つの放送波が共存
するものと思われる。そのため、受信側は受信した放送
波がワイドアスペクト放送波であるか否かを判別(識
別)する必要があるが、ワイドアスペクト放送波(ED
TV2放送信号)には、次のような識別情報が多重され
ていて、この情報によって、受信した放送波(信号)の
識別が出来るようになっている。
【0008】即ち、EDTV2放送信号には、前記識別
制御信号(識別情報)が1フィールドに1ライン挿入さ
れている。そして、この1ラインの識別制御信号には、
確認信号が重畳されていて、この確認信号により、1フ
ィールドに含まれる(525/2)本の走査線(ライ
ン)の中から映像信号と識別制御信号とが判別され、識
別制御信号(1ライン)が取り出される。そして、受像
機ではこの識別制御信号によりアスペクト比,各種の補
強信号の有無などを検出し、補強信号復調のための位相
基準を発生する。
【0009】図5はこのEDTV2識別制御信号の概観
を示した図である。図5(a)に示すように、前記識別
制御信号は、一水平ライン(1H)の有効映像部分に4
0IREユニットと0IREユニットのリファレンス信
号と、振幅40IREまたは0IREで表示される全体
で27ビットのディジタル信号であるNRZ信号1と、
DCレベル4を基準とした4/7fsc正弦波2及びf
sc正弦波3とにより構成される。
【0010】この識別制御信号は、放送技術開発協議会
のEDTV開発委員会による「識別制御信号に関する方
式」によって、図5(a)に示す如く次のように定めら
れている。即ち、識別制御信号は、NRZ信号,fsc
正弦波,4/7fsc正弦波の3種類の波形から構成さ
れ、NRZ信号は全体で27ビットの情報として伝送さ
れる(逆に、この3つの内何れかが検出された場合、当
該受信信号はEDTV2信号であると判別できる)。但
し、前記fscは色副搬送波周波数である。そして、こ
のNRZ・fsc正弦波信号は、前記27ビットの内、
ビット3〜ビット17の15ビットを情報ビットとして
持ち、18ビット〜23ビットの6ビットをCRC( C
yclik Redundancy Check:巡回冗長検査)ビットとして
持ち、各ビットのレベルがペデスタルレベル(前記DC
レベル4)から40IRE未満の場合をローレベル,4
0IRE以上の場合をハイレベルとし、このローレベル
またはハイレベルのビット列の並びによって各種情報を
伝達する。また、4/7fsc正弦波は、確認信号であ
る。尚、前記図5(a)からNRZ識別制御信号のみを
抜き出した波形を図5(b)に示す。
【0011】ワイドアスペクト放送が受信可能な16:
9表示能力を有するワイドテレビジョン受像機が、前記
識別制御信号を受信し、その内容からEDTV2放送で
あると判別された場合には、補強信号を用いて、高品位
なアスペクト比16:9の画像を再生(EDTV2デコ
ーダを持ったワイドテレビジョン受像機の場合)する
か、或いは垂直振幅を広げ表示面を有効に表示(EDT
V2デコーダを持たないワイドテレビジョン受像機の場
合)する。
【0012】一方、アスペクト比16:9の画像表示能
力を持たない、従来のアスペクト比4:3のテレビジョ
ン受像機でEDTV2放送を受信した場合、前記レター
ボックス信号(形式)による画像が表示される。即ち、
アスペクト比4:3の画面の上下に無画像部を有し、該
無画像部に挟まれるようにアスペクト比16:9の画像
(主画像)が表示される。このとき、前記無画像部の走
査期間における走査信号に多重された映像補強信号がこ
の無画像部に現れ、視聴者に不快な思いを抱かせる場合
がある。このため、従来のアスペクト比4:3のテレビ
ジョン受像機において、受信された放送(信号)がED
TV2放送(信号)であると判別された場合には、前記
画面の上下部に表示される無画像部をマスキングするこ
とが提案されている。
【0013】ところで、テレビジョン受像機でテレビジ
ョン放送を受信中に、環境等の変化により受信信号のS
/Nが低下したり、ゴースト障害などが発生した場合
や、家庭用VTRによる映像(テレビ映像等)再生信号
などの場合には、前記EDTV2の識別制御信号のデコ
ードが正確に行われず、当該信号(放送波)がEDTV
2放送であるか否かの判別を誤ることがある。これら
は、それぞれ以下の理由による。
【0014】即ち、受信信号のS/Nが低下し、信号に
含まれるノイズ成分が増加することにより、前記fsc
信号や4/7fsc信号の復調手段が誤動作をおこし、
EDTV2信号の誤検出が発生する。また、ゴースト障
害が発生すると前記図5(a)に示したDC(直流)レ
ベル4が変化し、NRZ信号1の閾値が変化することに
より各ビットの状態(1or0)判定に誤りが生じ、同様
にEDTV2信号の誤検出が発生する。
【0015】さらに、家庭用VTRでは、信号が記録さ
れる際、一般にくし形フィルタを用いてY/C分離処理
が行われるが、前記識別制御信号は1フィールドに1ラ
イン伝送されるので、前記くし形フィルタでY/C分離
が行われる際、この識別制御信号は、その前後のライン
の信号(ブランキングレベル)と加減算処理が行われ
る。このとき、例えば、識別制御信号の前後のラインの
信号に、S/Nの低下やゴースト障害などにより、原信
号(ブランキングレベル)にノイズ成分が重畳されてい
ると、この走査線間の信号(識別制御信号の前後のライ
ンの信号)によりクロストークが発生する場合がある。
そして、このクロストーク成分により前記識別制御信号
の振幅成分が変化し、例えば、NRZ信号1の閾値が変
化することにより各ビットの状態(1or0)判定に誤り
が生じ、前記と同様にEDTV2信号の誤検出が発生す
る。また、再生状態が劣悪(原信号に対して忠実な再生
が行われない)な家庭用VTRによる映像(テレビ映像
等)再生信号などの場合にも正常な識別制御信号が得ら
れないため、EDTV2信号の誤検出が発生することに
なる。
【0016】このように、テレビジョン受像機でテレビ
ジョン放送を受信中、環境等の変化などによって受信信
号のS/Nが低下したり、ゴースト障害などが発生した
場合等には、ワイドアスペクト放送が受信可能な16:
9表示能力を有するワイドテレビジョン受像機におい
て、受信(入力)信号の中の特定ラインに重畳された識
別制御信号と通常の映像信号との判別が不可能となった
り、識別制御信号を判別出来た場合であっても、前記識
別信号から情報を取り出せなかったり、間違った情報を
取り出してしまう場合があった。
【0017】識別制御信号を判別できずに識別制御情報
を得られなかったり、識別制御信号を判別出来た場合で
あっても前記識別制御信号から情報を取り出せなかった
り、間違った情報を取り出してしまった場合などで、特
に、受信(入力)した信号がワイドアスペクト放送信号
であるか否かを検出出来なかった場合や、アスペクト比
の関する情報を誤って検出してしまった場合などには、
映像を表示する上において多大な支障を来すことにな
る。即ち、アスペクト比4:3の表示能力を有するテレ
ビジョン受像機において、例えば、アスペクト比4:3
のテレビジョン信号を受信しているのに画面の上下がマ
スキングされた映像が表示され、マスキングされた前記
画面上下部を走査する映像信号に多重された補強信号に
よるチラツキが、前記画面上下部の無画像部に現れた
り、アスペクト比16:9の表示能力を有するテレビジ
ョン受像機において、アスペクト比16:9のテレビジ
ョン信号を受信しているのに画面の上下にマスキングさ
れた映像が表示され、それぞれのアスペクト比を有する
それぞれの画面を有効に活用できないという問題が発生
する。
【0018】そこで、従来より、以上のようなEDTV
2識別制御信号のデコード誤り(識別制御信号を得られ
なかったり、得られてもその識別制御信号から情報を取
り出せなかったり、間違った情報を取り出してう誤り)
が発生しないように、各デコード(検出された識別制御
信号)の瞬間の値(1回の検出結果)に即応し、即座に
垂直振幅制御等の各種の制御動作を開始するのではな
く、所定の回数、各デコード結果に一定の周期性(反復
性)が確認された後、前記制御動作を行うようにしてい
る。しかしながら、前記方法によると、制御動作の安定
性(誤動作の防止)は担保されるものの、その動作速度
は前記周期性(反復性)の検出に要した時間だけ前記制
御動作が遅延してしまうという問題が発生する。
【0019】例えば、検出の安定性を重要視して、一律
にデコード値(検出された識別制御信号)の周期安定性
があることを確認した後、制御動作を行うようにする
と、前述のノイズ(S/Nの低下),ゴースト(ゴース
ト障害),並びにVTRのジッタ(再生状態が劣悪な<
原信号に対して忠実な再生が行われないような>家庭用
VTRによる映像<テレビ映像等の>再生信号)などの無
い、高品位の映像信号の場合についても、即ち、元々信
頼性の高い誤検出の発生の可能性が著しく低い高品位の
映像信号であるにも拘わらず、前記周期性を前述と同様
に確認することになり、動作速度が遅くなる(無駄な動
作を行っている)という問題があった。
【0020】特に、前述の様な場合、次のような不具合
の発生する可能性を有する。即ち、アスペクト比16:
9の表示能力を有するテレビジョン受像機において、E
DTV2信号(番組)を受信していて、垂直振幅を13
3%に拡大して映像の表示を行っていた状態で、アスペ
クト比4:3のNTSC信号に変化した場合、前記テレ
ビジョン受像機は、前記EDTV2信号(番組)を受信
していたときの状態を維持し、画面には上下合計で33
%の部分の映像が画面外となり表示されない(アスペク
ト比4:3のNTSC信号に対応した映像表示状態でな
い)状態を、受信信号形式の変更後しばらくの間維持す
ることになる。尚、この時間は、前記周期性確認のため
の時間と比例する。例えば、検出及び変更制御に要する
時間(前記周期性確認のための時間)が2秒とすれば、
受信信号がEDTV2信号からアスペクト比4:3のN
TSC信号に切り換わった瞬間から2秒間、前記映像の
上下合計で33%の部分が欠けた映像が、前記テレビジ
ョン受像機の画面に表示されるという現象(不具合)が
発生することになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の第
2世代EDTV識別回路によれば、受信信号のS/Nが
低下したり、ゴースト障害などが発生した場合等には、
受信(入力)信号の中の特定ラインに重畳された識別制
御信号と通常の映像信号との判別が不可能となったり、
識別制御信号を判別出来た場合であっても、前記識別信
号から情報を取り出せなかったり、間違った情報を取り
出してしまう場合があった。そこで、各デコード(検出
された識別制御信号)の瞬間の値(1回の検出結果)に
即応し、即座に垂直振幅制御等の各種の制御動作を開始
するのではなく、所定の回数、各デコード結果に一定の
周期性(反復性)が確認された後、前記制御動作を行う
ようにしていた。しかしながら、この方法によると、識
別制御信号の正確な判別により、制御動作の安定性(誤
動作の防止)は担保されるものの、その動作速度は前記
周期性(反復性)の検出に要した時間だけ前記制御動作
が遅延してしまうという問題が発生する。特に、前述の
ノイズ,ゴースト,並びにVTRのジッタなどの無い、
高品位の映像信号の場合についても前記周期性を前述と
同様に確認することになり、動作速度が遅くなる(無駄
な動作を行っている)という問題があった。
【0022】そこで、本発明はこのような問題に鑑み、
受信S/Nの低下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記
録/再生などにより波形歪みを生じた低品位なテレビジ
ョン信号であっても、識別制御信号の正確,且つ確実な
判別が行われると共に、高S/Nでゴースト障害などの
ない高品位なテレビジョン信号に対しては、前記識別制
御信号を素早く瞬時に判別することが可能な、第2世代
EDTV識別回路を提供することを目的とするものであ
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる第2世代EDTV識別回路は、EDTV2識別情報
信号の各種信号,またはEDTV2識別情報信号の識別
に関連した信号を検出する検出回路を複数備え、前記各
検出回路に入力された映像信号がEDTV2の放送信号
で有るか否かを個別に検出する第1の信号識別回路と、
EDTV2識別情報信号の各種信号,またはEDTV2
識別情報信号の識別に関連した信号を検出する検出回路
を複数備え、前記各検出回路に入力された映像信号がE
DTV2の放送信号で有るか否かを個別に検出する第2
の信号識別回路と、前記第1の信号識別回路を構成する
各検出回路から出力される全ての検出信号の論理積を演
算する第1の判定論理回路と、前記第2の信号識別回路
を構成する各検出回路から出力される全ての検出信号の
論理積を演算する第2の判定論理回路と、前記第1の判
定論理回路からの論理信号出力を所定の期間監視し、そ
の間に、EDTV2識別情報信号が所定の確率以上で検
出されたか否かを見る第1の周期性検出論理回路と、前
記第2の判定論理回路からの論理信号出力を所定の期間
監視し、その間に、EDTV2識別情報信号以外の信号
が検出されたか否かを見る第2の周期性検出論理回路
と、前記第1の周期性検出論理回路からの検出信号と、
前記第2の周期性検出論理回路からの検出信号と、前記
第1の判定論理回路からの論理信号出力とから入力され
た映像信号がEDTV2の放送信号で有るか否かを総合
的に判定する総合判定論理回路とを具備したことを特徴
とする。
【0024】請求項2に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項1に記載の第2世代EDTV識
別回路において、前記第1の周期性検出論理回路は前記
第1の判定論理回路からの論理信号出力を2〜数秒程度
監視し、その間の論理信号出力全体のうちの半数以上が
EDTV2識別情報信号であることを示していた場合
に、前記第1の信号識別回路及び前記第2の信号識別回
路に入力された映像信号がEDTV2識別情報信号で有
ると判定し、前記第2の周期性検出論理回路は前記第2
の判定論理回路からの論理信号出力を0.1〜 数秒程度
監視し、その間の論理信号出力の全てがEDTV2識別
情報信号であることを示していた場合に、前記第1の信
号識別回路及び前記第2の信号識別回路に入力された映
像信号がEDTV2の放送信号で有ると判定することを
特徴とする。
【0025】請求項3に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項1または2に記載の第2世代E
DTV識別回路において、前記第1の信号識別回路を構
成する各検出回路はNRZ検出回路,並びに上下無画部
検出回路により構成され、前記第2の信号識別回路を構
成する各種検出回路は前記NRZ検出回路及び4/7f
sc検出回路,fsc検出回路,DCレベル検出回路,
CRC誤り訂正符号検出回路,並びにfsc/fv標準
判定検出回路により構成されることを特徴とする。
【0026】請求項4に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項1,2または3に記載の第2世
代EDTV識別回路において、前記総合判定論理回路に
よって入力された映像信号がEDTV2の放送信号で有
ると識別された場合には、前記第1の信号識別回路およ
び前記第2の信号識別回路を構成する各検出回路のう
ち、所定の検出回路による検出結果のみを有効とし残り
の検出回路による検出結果を無視し、前記総合判定論理
回路によって入力された映像信号がEDTV2の放送信
号で無いと識別された場合には、前記検出回路全ての検
出結果を有効とすることを特徴とする。
【0027】請求項5に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項4に記載の第2世代EDTV識
別回路において、前記検出結果を有効とする検出回路
は、前記NRZ検出回路及びDCレベル検出回路である
ことを特徴とする。
【0028】請求項6に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項1から5の何れか1に記載の第
2世代EDTV識別回路において、前記総合判定論理回
路によって入力された映像信号が、EDTV2の放送信
号で有ると識別された場合には、前記第1の信号識別回
路及び前記第2の信号識別回路を構成する各検出回路の
全て、又は所定の検出回路のそれぞれが有する検出基準
を甘くし、前記総合判定論理回路によって入力された映
像信号がEDTV2の放送信号で無いと識別された場合
には、前記検出回路の検出基準を元に戻すことを特徴と
する。
【0029】請求項7に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項1から6の何れか1に記載の第
2世代EDTV識別回路において、前記総合判定論理回
路によって入力された映像信号がEDTV2の放送信号
で有ると識別された場合には、前記第1の周期性検出論
理回路における前記第1の判定論理回路からの論理信号
出力の監視時間を通常時間より長く、また前記第2の周
期性検出論理回路における前記第2の判定論理回路から
の論理信号出力の監視時間を通常時間より短くそれぞれ
設定し、前記総合判定論理回路によって入力された映像
信号がEDTV2の放送信号で無いと識別された場合に
は、前記第1及び第2の周期性検出論理回路における前
記第1及び第2の判定論理回路からの論理信号出力の監
視時間を通常時間にそれぞれ戻すことを特徴とする。
【0030】ここで、上記請求項1から7に記載の発明
によれば、検出の難易度が低い前記第1のEDTV2信
号識別回路より供給された信号が、EDTV2識別制御
信号で有るか否かの判定は、前記第1の周期性検出論理
回路により長期間(2〜数秒程度)かけて行うようにし
たので、判別に多少の時間を必要とするが、受信S/N
の低下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記録/再生な
どにより波形歪みを生じた受信信号(識別制御信号)の
場合であっても、誤検出の無い(極力低減された)ED
TV2識別制御信号の判別結果を得ることが出来る。一
方、検出の難易度が高い前記第2のEDTV2信号識別
回路より供給された信号が、EDTV2識別制御信号で
有るか否かの判定は、前記第2の周期性検出論理回路に
より短期間(0.1〜0.数秒程度)かけて行うようにし
たので、受信信号が高品位な信号(識別制御信号)の場
合、EDTV2識別制御信号の判別結果を高速且つ正確
に得ることが出来る。さらに、これら第1及び第2の周
期性検出論理回路を組み合わせることにより、受信信号
が、受信S/Nの低下,ゴースト障害,家庭用VTRで
の記録/再生などにより波形歪みを生じた信号(識別制
御信号)の場合には判別に多少の時間を必要とするが、
誤検出の無い判別結果を得ることが出来、受信信号が高
品位な信号(識別制御信号)の場合には高速且つ正確な
判別結果を得ることが出来る。
【0031】また、特に請求項4から7に記載の発明に
よれば、前記EDTV2識別制御信号無しから有りを検
出する場合おける検出閾値に対し、EDTV2識別制御
信号が検出された後の、前記無しから有りを検出する場
合における前記検出閾値を低めに変更して、前記総合判
定論理回路がヒステリシス動作するようにしたので、E
DTV2識別制御信号検出後における回路の不安定動作
を抑止することができる。
【0032】請求項8に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、EDTV2識別情報信号の各種信号,
またはEDTV2識別情報信号の識別に関連した信号を
検出する検出回路を複数備え、前記各検出回路に入力さ
れた映像信号がEDTV2の放送信号で有るか否かを個
別に検出する信号識別回路と、前記信号識別回路を構成
する各検出回路から出力される全ての検出信号の論理積
を演算する判定論理回路と、前記判定論理回路からの論
理信号出力を所定の期間監視し、その間に、EDTV2
識別情報信号が所定の確率以上で検出されたか否かを見
る第1の周期性検出論理回路と、前記判定論理回路から
の論理信号出力を所定の期間監視し、その間に、EDT
V2識別情報信号以外の信号が検出されたか否かを見る
第2の周期性検出論理回路と、前記第1の周期性検出論
理回路からの検出信号と、前記第2の周期性検出論理回
路からの検出信号と、前記判定論理回路からの論理信号
出力とから入力された映像信号がEDTV2の放送信号
で有るか否かを総合的に判定する総合判定論理回路とを
具備したことを特徴とする。
【0033】請求項9に記載の発明による第2世代ED
TV識別回路は、請求項8に記載の第2世代EDTV識
別回路において、前記第1の周期性検出論理回路は前記
判定論理回路からの論理信号出力を0.5秒程度監視
し、その間の論理信号出力全体のうちの半数以上がED
TV2識別情報信号であることを示していた場合に、前
記信号識別回路に入力された映像信号がEDTV2の放
送信号で有ると判定し、前記第2の周期性検出論理回路
は前記判定論理回路からの論理信号出力を 0.1秒程度
監視し、その間の論理信号出力の全てがEDTV2識別
情報信号であることを示していた場合に、入力された映
像信号がEDTV2の放送信号で有ると判定することを
特徴とする。
【0034】請求項10に記載の発明による第2世代E
DTV識別回路は、請求項8または9に記載の第2世代
EDTV識別回路において、前記EDTV2信号識別回
路を構成する各種検出回路はNRZ検出回路,並びに上
下無画部検出回路により構成されることを特徴とする。
【0035】請求項11に記載の発明による第2世代E
DTV識別回路は、請求項8,9または10に記載の第
2世代EDTV識別回路において、前記総合判定論理回
路によって入力された映像信号が、EDTV2の放送信
号で有ると識別された場合には、前記信号識別回路を構
成する各種検出回路の内、所定の検出回路による検出結
果のみを有効とし、残りの検出回路による検出結果を無
視し、入力された映像信号がEDTV2の放送信号で無
いと識別された場合には、前記検出回路全ての検出結果
のみを有効とすることを特徴とする。
【0036】請求項12に記載の発明による第2世代E
DTV識別回路は、請求項8から11の何れか1に記載
の第2世代EDTV識別回路において、前記総合判定論
理回路によって前記入力された映像信号がEDTV2の
放送信号で有ると識別された場合には、前記信号識別回
路を構成する各種検出回路の全て、または所定の検出回
路のそれぞれが有する検出基準を甘くし、前記総合判定
論理回路によって入力された映像信号がEDTV2の放
送信号で無いと識別された場合には、前記検出回路の検
出基準を元に戻すことを特徴とする。
【0037】請求項13に記載の発明による第2世代E
DTV識別回路は、請求項8から12の何れか1に記載
の第2世代EDTV識別回路において、前記総合判定論
理回路によって入力された映像信号がEDTV2の放送
信号で有ると識別された場合には、前記第1の周期性検
出論理回路における前記判定論理回路からの論理信号出
力の監視時間を通常時間より長く、また前記第2の周期
性検出論理回路における前記判定論理回路からの論理信
号出力の監視時間を通常時間より短くそれぞれ設定し、
前記総合判定論理回路によって入力された映像信号がE
DTV2の放送信号で無いと識別された場合には、前記
第1及び第2の周期性検出論理回路における前記判定論
理回路からの論理信号出力の監視時間を通常時間にそれ
ぞれ戻すことを特徴とする。
【0038】ここで、上記請求項8から13に記載の発
明によれば、前記EDTV2信号識別回路を構成する各
種検出回路の内、検出の難易度が低い検出回路より供給
された信号がEDTV2識別制御信号で有るか否かの判
定は、前記第1の周期性検出論理回路により長期間
(0.5秒程度)かけて行うようにしたので、判別に多
少の時間を必要とするが、受信S/Nの低下,ゴースト
障害,家庭用VTRでの記録/再生などにより波形歪み
を生じた受信信号(識別制御信号)の場合であっても、
誤検出の無い(極力低減された)EDTV2識別制御信
号の判別結果を得ることが出来る。一方、前記EDTV
2信号識別回路を構成する各種検出回路のうち、検出の
難易度が高い検出回路より供給された信号が、EDTV
2識別制御信号で有るか否かの判定は、前記第2の周期
性検出論理回路により短期間(0.1秒程度)かけて行
うようにしたので、受信信号が高品位な信号(識別制御
信号)の場合、EDTV2識別制御信号の判別結果を、
高速且つ正確に得ることが出来る。さらに、これら第1
及び第2の周期性検出論理回路を組み合わせることによ
り、受信信号が、受信S/Nの低下,ゴースト障害,家
庭用VTRでの記録/再生などにより波形歪みを生じた
信号(識別制御信号)の場合には、判別に多少の時間を
必要とするが、誤検出の無い判別結果を得ることが出
来、受信信号が高品位な信号(識別制御信号)の場合に
は高速且つ正確な判別結果を得ることが出来る。
【0039】また、特に請求項11から13に記載の発
明によれば、前記EDTV2識別制御信号無しから有り
を検出する場合おける検出閾値に対し、EDTV2識別
制御信号が検出された後の、前記無しから有りを検出す
る場合における前記検出閾値を低めに変更して、前記総
合判定論理回路がヒステリシス動作するようにしたの
で、EDTV2識別制御信号検出後における回路の不安
定動作を抑止することができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第2世代E
DTV識別回路の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【0041】図1において、映像入力端子101には、
EDTV2識別制御信号が重畳された映像信号が供給さ
れる。EDTV2識別制御信号は、スペック上1フィー
ルド周期に1回の割で所定の1水平走査期間(22ライ
ンまたは285ライン)に多重されている。この入力端
子101は2つのEDTV2信号識別回路110,12
0に接続される。一方の第1のEDTV2信号識別回路
110は、EDTV2識別制御信号を比較的容易な検出
方法(項目)で検出を行う、NRZ検出回路111,並
びに上下無画部検出回路112により構成されるもので
あり、他方の第2のEDTV2信号識別回路120は、
EDTV2識別制御信号を比較的難易度の高い検出方法
(項目)で検出を行う、4/7fsc検出回路121,
fsc検出回路122,DCレベル検出回路123,C
RC誤り訂正符号検出回路124,並びにfsc/fv
標準判定検出回路125により構成されるものである。
【0042】そして、第1および第2のEDTV2信号
識別回路110,120の各出力は次段の総合判定回路
130へ供給される。この総合判定回路130はEDT
V2判定論理回路131,132,周期性検出論理回路
133,134,および総合判定論理回路135から構
成されている。
【0043】前記NRZ検出回路111による検出結果
は、EDTV2判定論理回路131及びEDTV2判定
論理回路132に供給され、上下無画部検出回路112
による検出結果は、EDTV2判定論理回路131に供
給される。また、EDTV2信号識別回路120の各検
出回路121〜125による検出結果は、EDTV2判
定論理回路132にそれぞれ供給される。
【0044】さらに、EDTV2判定論理回路131の
出力は周期性検出論理回路133及び総合判定論理回路
135に供給され、EDTV2判定論理回路132の出
力は周期性検出論理回路134に供給され、周期性検出
論理回路133及び周期性検出論理回路134の出力は
総合判定論理回路135にそれぞれ供給され、総合判定
論理回路135の出力は出力端子102に供給される。
【0045】次に、以上のように構成された本発明の第
2世代EDTV識別回路の動作について、説明を行う。
尚、本発明の第2世代EDTV識別回路は、受信された
映像信号の、EDTV2識別情報信号を判別するための
回路(手段)であって、該EDTV2識別情報信号は第
2世代EDTV放送信号における1フィールド中の所定
の1水平走査期間(1H)に多重され、該EDTV2識
別情報信号を構成するNRZ信号のビット3はハイレベ
ル(後述)であるものとする。
【0046】先ず、EDTV2信号識別回路110を構
成する各検出回路について説明を行う。図1において、
EDTV2信号識別回路110を構成するNRZ検出回
路111は、既述の27ビットからなるNRZ信号のビ
ットの並び、即ち、ビット1から等間隔にビット27ま
での各ビットのレベルが全て、0IREユニット(ロー
レベル)または40IREユニット(ハイレベル)とな
っているか否かによって映像信号にEDTV2識別情報
信号が多重されているか否かを検出する。この方法によ
りEDTV2識別情報信号で有るか否かを判別すること
は比較的容易ではあるが、識別情報信号がNTSC映像
信号1H中の映像期間に当たることから、例えば通常の
映像信号と識別情報信号とを間違って認識する可能性が
ある等の理由から、長い期間(所定回数)に渡りEDT
V2識別情報信号が検出されるのを確認、即ち、周期性
(反復性)の確認を行うことが望ましい。尚、当該映像
信号がEDTV2信号であるか否か(フルモード信号で
あるかレターボックス信号であるか)は、このNRZ信
号の3ビット目がローレベルであるかハイレベルである
かによって判別される。
【0047】一方、上下無画部検出回路112は、既述
した垂直補強信号が表示される映像の上下部に検出され
るか否かによって、当該映像信号がEDTV2識別情報
信号で有るか否かを検出する。具体的には、前記画面上
下部に無画部が存在するか否かによって検出が行われ
る。この方法は、画面の上下部に相当する映像信号が全
期間に渡ってペデスタルレベルであることを検出(但
し、多重信号の信号成分は除く)できれば、長期間の周
期性(反復性)を確認することなく確実なEDTV2識
別情報信号の検出が可能である。しかし、現実には、例
えばノイズや垂直周期の僅かな信号のうねり等が発生
し、前記無画部と認識するレベルをペデスタルレベルよ
り多少高めに設定する必要が生じ、これにより、前記無
画部以外の映像部分(有画部)全体が暗い場合と前記無
画部との区別がつかなくなる可能性があり、このような
誤判定を防止するために、長い期間(所定回数)に渡り
EDTV2識別情報信号が検出されるのを確認、即ち、
周期性(反復性)の確認を行うことが望ましい。
【0048】以上のように、第1のEDTV2信号識別
回路110を構成するNRZ検出回路111,上下無画
部検出回路112については、何れの場合も映像信号に
適当なフィルターを通し、且つその周期性(反復性)を
所定期間確認することによって、前記受信S/Nの低
下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記録/再生などに
より波形歪みを生じた受信信号(識別制御信号)であっ
ても、正確,且つ確実な判別(フルモード信号であるか
レターボックス信号であるか)を行うことが可能とな
る。
【0049】次に、EDTV2信号識別回路120を構
成する各検出回路について説明を行う。各検出回路は、
前述の通り、比較的検出の難易度が高い。即ち、検出条
件が比較的厳しい。そのため、各検出回路によりEDT
V2識別制御信号が検出された場合には、その確度は相
当に(検出難易度の高さに応じて)高いものであると判
断できる。したがって、当該映像信号の判別には、短い
周期での検出結果に対しての反復性が認められれば十分
であると判断できる。以下、順に各検出回路について説
明を行う。
【0050】先ず、4/7fsc検出回路121は、1
水平走査期間(1H)の有効映像走査線信号(映像信
号)の後部に、EDTV2識別情報信号の確認信号とし
て多重されている、ペデスタルレベルを中心に、4/7
fsc(2.04MHz)の正弦波信号が検出されると共
に、前記4/7fsc以外の信号がペデスタルレベルで
あるか否かによって当該映像信号がEDTV2識別情報
信号であるか否かを検出するものである。なお、このよ
うな条件の満たされる信号は自然の画像信号としてはあ
り得ない組み合わせであり、この検出方法によりEDT
V2識別情報信号が検出された場合、その確度は相当に
高いものであると判断でき、当該映像信号の判別処理
は、短い周期(短時間)でその反復性が認められれば十
分であるといえる。
【0051】次に、fsc検出回路122は、前記NR
Z信号のビット6からビット23に相当する期間にのみ
fsc(色副搬送波周波数)の正弦波信号が多重されて
いることを検出することにより、当該映像信号がEDT
V2識別情報信号であるか否かを検出するものである。
尚、前記fscの正弦波信号は、前述の通りNRZ信号
のビット6からビット23に相当する期間にのみ存在
し、それ以外の1H期間における有効映像走査期間には
存在しないことから検出の難易度は高い。
【0052】また、DCレベル検出回路123は、例え
ば、前記NRZ信号のビット24(前記図6参照)にお
ける信号のDCレベルを検出,またはフロントポーチに
おけるシンクチップレベルを検出し、ペデスタルレベル
と一致するか否かを見ることにより、当該映像信号がE
DTV2識別情報信号であるか否かを検出するものであ
る。尚、DCレベルの検出方法は前述以外にもあり、例
えば、EDTV2識別情報信号のスペックによれば、N
RZ期間のビット1から5,及びビット24以外の各ビ
ットには、fscまたは4/7fscの信号以外の信号
は多重されていない。このことから、適当な低域通過フ
ィルタを用いることにより、前記多重された信号を除去
可能であり、除去後の信号(NRZ期間のビット1から
5,及びビット24以外の各ビット)のDCレベルを容
易に検出できる。そして、このレベルが前記ペデスタル
レベルまたはペデスタルレベルより40IRE高いレベ
ルであることを見ることにより、当該映像信号がEDT
V2識別情報信号であるか否かを検出することも可能で
ある。また、この検出条件も特殊であることから検出の
難易度は高い。
【0053】さらに、CRC誤り訂正符号検出回路12
4は、前記NRZ信号のビット3からビット17までの
15ビットからなる情報ビットのCRCを演算し、その
結果(値)と、当該映像信号の送信元(放送局)より前
記NRZ信号のビット18からビット23までの6ビッ
トにCRC符号として付加され送られてきたCRC値と
が一致するか否かを検出することにより、当該映像信号
がEDTV2識別情報信号であるか否かを検出するもの
である。尚、この検出条件も検出の難易度は高い。
【0054】最後に、fsc/fv標準判定検出回路1
25は、EDTV2識別情報信号を直接検出するもので
は無く、映像信号の色副搬送波の周波数及び位相の基準
となるバースト信号のfscが、垂直同期信号の周波数
fvと同期しているか否かを検出するものであり、当該
映像信号によって画面に表示される映像の、画面上下部
の無画部に多重された垂直補強信号や、主画面に周波数
多重される水平補強信号を復調して、主画面に加えて高
画質化を図り、EDTV2映像信号として処理するため
には、この条件は必須のものとなる。即ち、この条件を
満たしていなければ、EDTV2識別情報信号により当
該映像信号がEDTV2信号であると最終判断されたと
してもEDTV2映像信号として処理することは出来な
い。尚、この検出手段は、前記受信S/Nの低下,ゴー
スト障害,家庭用VTRでの記録/再生などにより波形
歪みを生じた受信信号(識別制御信号)の場合には、検
出処理が不可能となるが、その状態を積極的に検出する
方法としては確実なものであり、一般的に多くに利用さ
れている。
【0055】以上の説明から解るように、各検出回路1
21〜125はいずれも検出難易度が高く、映像信号の
判別処理は、短い周期(短時間)でその反復性が認めら
れれば十分であるものである。
【0056】以上、1フィールドに1ライン含まれる
(伝送される)EDTV2識別制御信号の各種検出回路
について説明を行ったが、次にこれら各種検出回路より
出力されたそれぞれの検出結果に基づいて、入力端子1
01より入力された映像信号がEDTV2識別情報信号
で有るか否かについて、総合的な判断(最終判断)を行
う、総合判定回路130に関する説明を行う。
【0057】第1のEDTV2信号識別回路110を構
成するNRZ検出回路111,並びに上下無画部検出回
路112と、第2のEDTV2信号識別回路120を構
成する、4/7fsc検出回路121,fsc検出回路
122,DCレベル検出回路123,CRC誤り訂正符
号検出回路124,並びにfsc/fv標準判定検出回
路125の出力である各種判定結果は、それぞれ、前記
総合判定回路130に供給される。ここで、総合判定回
路130は、どのような手段(回路等)を用いて実現し
ても良いが、本実施の形態では、総合判定回路130と
して、設計時におけるアルゴリズム変更,検討,評価等
が比較的行いやすく、一般的に広く用いられているマイ
コンを用いたものを例に取り説明を行う。
【0058】NRZ検出回路111の判別結果は第1の
EDTV2判定論理回路131及び第2のEDTV2判
定論理回路132に供給され、上下無画部検出回路11
2の判別結果はEDTV2判定論理回路131に供給さ
れる。また、4/7fsc検出回路121,fsc検出
回路122,DCレベル検出回路123,CRC誤り訂
正符号検出回路124,並びにfsc/fv標準判定検
出回路125の判別結果は前記EDTV2判定論理回路
132にそれぞれ供給される。
【0059】ここで、前記EDTV2判定論理回路13
1は、各種検出回路から供給された全判別結果の論理積
をとり、その結果を第1の周期性検出論理回路133及
び総合判定論理回路135にそれぞれ供給する。同様
に、前記EDTV2判定論理回路132は、各種検出回
路から供給された全判別結果の論理積をとり、その結果
を第2の周期性検出論理回路134に供給する。
【0060】また、前記第1のEDTV2信号識別回路
110から周期性検出論理回路133に供給される検出
信号は低S/N信号にも反応する比較的高感度な(検出
の難易度が低い)検出手段ではあるが、その性質上誤検
出を発生する可能性がある。このため、周期性検出論理
回路133が、EDTV2識別制御信号の検出判定、即
ち、周期性(反復性)の確認の為の時間(周期)を長期
間(例えば、2〜数秒程度)に設定する。そして、その
設定期間における全フィールドの数に対して、どの程度
の割合でEDTV2識別制御信号が検出されるかカウン
トする。その結果、例えば半数程度の割合で検出(合
致)された場合、前記EDTV2判定論理回路131を
介して第1のEDTV2信号識別回路110より供給さ
れた信号がEDTV2識別制御信号であると判断するよ
うにする。このようにすることでEDTV2識別制御信
号の判別に多少の時間を必要とするが、受信S/Nの低
下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記録/再生などに
より波形歪みを生じた受信信号(識別制御信号)の場合
であっても、誤検出の無い(極力低減された)EDTV
2識別制御信号の判別結果を得ることが出来る。
【0061】一方、第2のEDTV2信号識別回路12
0から周期性検出論理回路134に供給される検出信号
は、高品位の映像信号でないと反応しない(検出不能
な)、比較的低感度な(検出の難度の高い)検出手段か
ら供給されるものであって、高品位な映像信号が供給さ
れた場合には非常に正確な検出結果が得られる性質を有
する。そこで、周期性検出論理回路134については、
高品位なEDTV2識別制御信号のみについて高速な検
出判定に的を絞り、周期性(反復性)の確認の為の時間
(周期)を短期間(例えば、0.1〜0.数秒程度)に設
定する。そして、その設定期間における全フィールドの
数に対して、どの程度の割合でEDTV2識別制御信号
が検出されるかカウントする。その結果、全フィールド
数に対してEDTV2識別制御信号が検出された場合に
のみ、前記EDTV2判定論理回路132を介して第2
のEDTV2信号識別回路120より供給された信号が
EDTV2識別制御信号であると判断するようにする。
このようにすることで、高品位なEDTV2識別制御信
号(映像信号)の判別結果を高速且つ正確に得ることが
出来る。
【0062】そして最後に、周期性検出論理回路13
3,および134の検出結果を、総合判定論理回路13
5で総合的に判断し、その結果をEDTV2識別総合判
定結果として出力端子102に出力する。この総合判定
論理回路135のアルゴリズムを示すフローチャートを
図2に示す。図2に示したフローチャートは一定周期毎
に処理されるようになっていて、その周期は、例えば前
記周期性検出論理回路134の0.1〜0.数秒程度に対
して幾分長いか若しくは同程度の0.2〜0.数秒程度に
設定されている。このフローチャートを参照しながら総
合判定論理回路135の動作について説明を行う。
【0063】今、受信信号(受像映像)が4:3NTS
C信号からEDTV2信号に変化したとする。このと
き、前記入力端子101より入力された信号が高品位の
映像信号であった場合、前記総合判定論理回路135は
周期性検出論理回路134より即座に(0.1〜0.数秒
程度のタイムラグの後)EDTV2識別制御信号が検出
された旨の通知を受ける。そして、受信信号が4:3N
TSC信号からEDTV2信号に変化したタイミングで
は、前回、4:3NTSC信号であると認識しているた
め、図2のステップS1からステップS4へと処理が進
み、ステップS4の処理が行われる。即ち、周期性検出
論理回路133,および134の検出結果の論理和が演
算される。この場合、周期性検出論理回路134がED
TV2識別制御信号を検出したことによって、EDTV
2識別制御信号の検出信号が前記出力端子102に出力
される。尚、この動作は主として第2のEDTV2信号
識別回路120により行われるため、非常に迅速(高
速)にEDTV2識別制御信号の判別が行われる。
【0064】一方、前述と同様、受信信号が4:3NT
SC信号からEDTV2信号に変化したときであって
も、前記入力端子101より入力された信号が受信S/
Nの低下,ゴースト障害,家庭用VTRでの記録/再生
などにより波形歪みを生じた信号であった場合、総合判
定論理回路135は周期性検出論理回路133より、2
〜数秒経過後(タイムラグの後)EDTV2識別制御信
号が検出された旨の通知を受ける。この2〜数秒間は、
前述と同様、ステップS1からステップS4へと処理は
進むものの、前記周期性検出論理回路133及び周期性
検出論理回路134でEDTV2識別制御信号が検出さ
れないため、出力端子102にはEDTV2識別制御信
号の検出信号は出力されない。
【0065】そして、ステップS1→ステップS4→ス
テップS1………の処理を何回か(周期性検出論理回路
133でEDTV2識別制御信号が検出されるまでの2
〜数秒の間)繰り返す。一方、総合判定論理回路135
が周期性検出論理回路133よりEDTV2識別制御信
号が検出された旨の通知を受けると、その直後の最初の
ステップS4の処理タイミングにおいて、周期性検出論
理回路133,および134の検出結果の論理和の演算
結果は、周期性検出論理回路133がEDTV2識別制
御信号を検出したことによって正論理となり、EDTV
2識別制御信号の検出信号が前記出力端子102より出
力される。尚、この動作は、第1のEDTV2信号識別
回路110により行われるため、低速ではあるが誤判定
のない安定した識別動作による検出結果(EDTV2識
別制御信号の判別)として得られる。
【0066】次に、受信信号(受像映像)がEDTV2
信号から4:3NTSC信号に変化したとする。このタ
イミングにおいて総合判定論理回路135は、前回の受
信信号をEDTV2識別制御信号と判別しているので、
ステップS1からステップS2へ進み、周期性検出論理
回路133が過去10回に渡り全てEDTV2識別制御
信号と判別しているか否か、即ち、周期性検出論理回路
133よりEDTV2識別制御信号である旨を伝える通
知が有ったか否かが判断される。
【0067】このとき、前記入力端子101より入力さ
れた信号が受信S/Nの低下,ゴースト障害,家庭用V
TRでの記録/再生などにより波形歪みを生じた受信信
号であった場合には、受信信号がEDTV2信号から
4:3NTSC信号に切り換わってから最初の何回か
は、周期性検出論理回路133がEDTV2識別制御信
号であると判別してしまうため、ステップS2からステ
ップS3へ進み、ステップS3からステップS4または
ステップS5へ進むことになり、出力端子102に誤っ
た検出信号が出力される場合がある。
【0068】しかし、周期性検出論理回路133に設定
された周期性(反復性)確認の為の時間(2〜数秒間)
の少なくとも半分程度の時間が経過すると、周期性検出
論理回路133は、入力された受信信号がEDTV2識
別制御信号でないと判別するようになり、前記ステップ
S2からステップS4へ進むことになる。そして、ステ
ップS4において、周期性検出論理回路133,および
134の検出結果の論理和が演算されるが、この場合、
周期性検出論理回路133は入力された受信信号はED
TV2識別制御信号でないと判別していて、なお且つ周
期性検出論理回路134は入力された受信信号はEDT
V2識別制御信号でないと判別していることから、前記
出力端子102より、EDTV2識別制御信号の検出信
号が出力されることはない。
【0069】即ち、入力端子101より入力された信号
が、波形歪みを生じた受信信号であった場合、最初(E
DTV2信号から4:3NTSC信号に切り換わったタ
イミング)は、ステップS1→ステップS2→ステップ
S3→ステップS4orステップS5と処理が進み(誤
検出が発生し得る)、その後1度だけステップS1→ス
テップS2→ステップS4の処理が実行され(誤検出は
発生しない過渡的状態)、最終的(定常時)には、ステ
ップS1→ステップS4の処理を繰り返すことで安定
(誤検出は発生しない)する。尚、この動作(検出)
は、主として、第1のEDTV2信号識別回路110に
より行われるため、低速ではあるが誤判定のない安定し
た識別動作による検出結果(EDTV2識別制御信号の
判別)が得られる。
【0070】また、受信信号がEDTV2信号から4:
3NTSC信号に変化したとき、入力端子101より入
力された信号が、高品位の映像信号であった場合には、
ステップ1からステップ2へ進んだ後、前述と同様、最
初の何回かは周期性検出論理回路133がEDTV2識
別制御信号であると判別するため、ステップS2からス
テップS3へ進むが、EDTV2判定論理回路131は
入力された信号はEDTV2識別制御信号でないと判別
するため、処理はステップS5へ進み、周期性検出論理
回路134は入力された受信信号はEDTV2識別制御
信号でないと判別するため、前記出力端子102に、E
DTV2識別制御信号の検出信号が出力されることはな
い(ステップs5)。
【0071】即ち、入力端子101より入力された信号
が、高品位の映像信号であった場合には、前述の如く、
最初(EDTV2信号から4:3NTSC信号に切り換
わったタイミング)は、ステップS1→ステップS2→
ステップS3→ステップS5と処理が進み(誤検出は発
生しない過渡的状態)、最終的(定常時)には、ステッ
プS1→ステップS4の処理が繰り返されることにな
る。尚、この動作(検出)は主として第2のEDTV2
信号識別回路120により行われるため、非常に迅速
(高速)にEDTV2識別制御信号の判別が行われる。
【0072】ところで、希な場合であるが、入力端子1
01より入力された信号が、高品位なEDTV2信号か
らゴースト信号等が混入した低品位なEDTV2信号に
変化した場合における総合判定論理回路135の動作に
ついて以下に説明を行う。このような現象は、例えば、
高S/N状態で前記EDTV2信号(放送信号)を受信
中に、近所を航空機等が通過したり落雷の発生等により
アンテナの受信状態が急変したような場合などに発生す
る。
【0073】以上のような突発的な現象が発生した場
合、前記図2に示すフローチャートにおいて、前記突発
的現象が発生する以前には高S/N状態でEDTV2信
号を受信中であったので、ステップS1からステップS
2へ進み、ステップS2において、周期性検出論理回路
133は入力された受信信号をEDTV2識別制御信号
であると判別(高S/N状態であるため)しているので
ステップS3へ進む。そして、ステップS3では、突発
的(瞬間的)な信号の乱れによって前記EDTV2判定
論理回路131は入力された信号がEDTV2識別制御
信号でないと判別するためステップS3からステップS
5へ進む。ステップS5において、周期性検出論理回路
134は入力された受信信号がEDTV2識別制御信号
であると判別できないため、前記出力端子102に、E
DTV2識別制御信号の検出信号が出力されなくなる。
しかしながら次の周期(0.2〜0.数秒後)には、ステ
ップS1からステップS4の処理が実行され、周期性検
出論理回路133,および134の検出結果の論理和が
演算されるが、このとき、周期性検出論理回路134
は、前記突発的現象が収束することによって、入力され
た信号がEDTV2識別制御信号で有ると判別するため
(前記ステップS1からステップS4の処理<周期>が多
少長くなる可能性もある)、出力端子102にはすぐに
EDTV2識別制御信号の検出信号が出力されることに
なる。
【0074】次に、本発明における第2の実施の形態に
ついて説明を行う。図3は本発明の第2の実施の形態を
示すブロック図である。
【0075】図3において、前記第1の実施の形態と同
目的・同動作のものには同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0076】映像入力端子101には、EDTV2識別
制御信号が重畳された映像信号が、入力されている。そ
して、EDTV2信号識別回路110は、EDTV2識
別制御信号について比較的容易な検出方法(項目)で検
出を行う、NRZ検出回路111,並びに上下無画部検
出回路112により構成されている。
【0077】そして、NRZ検出回路111による検出
結果及び上下無画部検出回路112による検出結果は、
総合判定回路130に供給される。この総合判定回路1
30は、EDTV2判定論理回路131,132,周期
性検出論理回路133,134,および総合判定論理回
路135からなり、上記検出回路111,112の出力
がEDTV2判定論理回路131に供給される。EDT
V2判定論理回路131の出力は周期性検出論理回路1
33,周期性検出論理回路134,並びに総合判定論理
回路135に供給され、周期性検出論理回路133及び
周期性検出論理回路134の出力は総合判定論理回路1
35にそれぞれ供給され、総合判定論理回路135の出
力は出力端子102に供給されている。
【0078】以上のように構成された第2の実施の形態
において、映像信号入力端子101に入力された映像信
号は、NRZ検出回路111と、上下無画部検出回路1
12に供給され、前記NRZ検出回路111,並びに上
下無画部検出回路112の出力は、それぞれEDTV2
判定論理回路131に供給され、その論理積が演算され
る。また、前記EDTV2判定論理回路131の出力
は、周期性検出論理回路133,周期性検出論理回路1
34,並びに総合判定論理回路135に供給される。
【0079】ここで、周期性検出論理回路133は比較
的長い所定の期間(例えば、32フィールド期間に相当
する約0.5秒)、第1のEDTV2判定論理回路13
1が出力する信号を取り込み、前記期間において、一定
数以上のEDTV2識別情報信号を検出したか否か(例
えば、32個のフィールドの内、16個以上のフィール
ド内にEDTV2識別情報信号を検出したか否か)を情
報(信号)として出力するものであり、第2の周期性検
出論理回路134は、比較的短い所定の期間(例えば、
8フィールド期間に相当する約0.1秒)、前記第1の
EDTV2判定論理回路131が出力する信号を取り込
み、取り込んだ全ての信号が、EDTV2識別情報信号
と検出されか否かを情報(信号)として出力するもので
ある。
【0080】すると、第2の実施の形態においても第1
の実施の形態と同様に、周期性検出論理回路133はE
DTV2識別制御信号の判別に多少の時間を必要とする
が、受信S/Nの低下,ゴースト障害,家庭用VTRで
の記録/再生などにより波形歪みを生じた比較的低品位
な受信信号の場合であっても、誤検出の無い(極力低減
された)EDTV2識別制御信号の判別結果を得る事が
可能である。また、第2の周期性検出論理回路134
は、時間はあまり要しないが高S/N信号など比較的高
品位な信号でないとEDTV2識別制御信号の検出が出
来ない前記第1の実施の形態と同様の検出論理として扱
うことができる。さらに、総合判定論理回路135の動
作も全く同様であり、その動作は前記第1の実施の形態
で示したアルゴリズムを示すフローチャート(前記図
2)と同一となる。
【0081】以上から、前記映像信号入力端子101よ
り、高品位の映像信号が入力されている場合には、図3
における出力端子102からはすぐに(高速で)EDT
V2識別制御信号の検出信号が出力され、前記映像信号
入力端子101より、受信S/Nの低下,ゴースト障
害,家庭用VTRでの記録/再生などにより波形歪みを
生じた比較的低品位な映像信号が入力されている場合に
は、図3における出力端子102から、低速ではあるが
誤判定のない安定した識別動作による検出結果(EDT
V2識別制御信号の検出信号)が得られる。
【0082】次に、本発明における第3の実施の形態に
ついて説明を行う。図4は本発明の第3の実施の形態を
示すブロック図である。
【0083】図4において、前記第1の実施の形態と同
目的・同動作のものには同一の符号を付し説明を省略す
る。
【0084】図4において、映像入力端子101には、
EDTV2識別制御信号が多重された映像信号が入力さ
れる。 また、第1のEDTV2信号識別回路110
は、EDTV2識別制御信号について比較的容易な検出
方法(項目)で検出を行う、NRZ検出回路111,並
びに上下無画部検出回路112により構成されるもので
あり、第2のEDTV2信号識別回路120は、EDT
V2識別制御信号について比較的難易度の高い検出方法
(項目)で検出を行う、NRZ検出回路111,4/7
fsc検出回路121,fsc検出回路122,DCレ
ベル検出回路123,CRC誤り訂正符号検出回路12
4,並びにfsc/fv標準判定検出回路125により
構成されるものである。
【0085】そして、NRZ検出回路111による検出
結果は、総合判定回路130に供給される。即ち、NR
Z検出回路111の出力はEDTV2判定論理回路13
1及びEDTV2判定論理回路132に供給され、上下
無画部検出回路112による検出結果は、EDTV2判
定論理回路131に供給される。また、EDTV2信号
識別回路120を構成する各検出回路による検出結果
は、EDTV2判定論理回路132にそれぞれ供給され
る。
【0086】さらに、EDTV2判定論理回路131の
出力は周期性検出論理回路133及び総合判定論理回路
135に供給され、EDTV2判定論理回路132の出
力は周期性検出論理回路134に供給され、周期性検出
論理回路133及び周期性検出論理回路134の出力は
総合判定論理回路135にそれぞれ供給され、総合判定
論理回路135はその総合判定論理を出力端子102に
供給すると共に、前記EDTV2判定論理回路132に
対し、その論理制御を行うための制御信号を出力する。
【0087】次に、以上のように構成された第3の実施
の形態の動作についてであるが、基本的には前記図1に
示した第1の実施の形態と同一であり、前記EDTV2
判定論理回路132についてのみ一部の動作が追加され
ているものである。よって、前記追加動作部分にポイン
トをおいて、以下に説明を行う。
【0088】即ち、NRZ検出回路111,並びに上下
無画部検出回路112,および4/7fsc検出回路1
21,fsc検出回路122,DCレベル検出回路12
3,CRC誤り訂正符号検出回路124,並びにfsc
/fv標準判定検出回路125には、それぞれの検出結
果の安定性を得るために、何らかのかたちで検出感度の
ヒステリシル特性を持たせる手法が用いられている。例
えば、NRZ検出回路111では、NRZ信号が無しか
ら有りに判断が移行する場合に、検出の基準となる閾値
レベル(NRZ信号の検出閾値)を比較的高めに設定
し、NRZ信号が有りから無しに判断が移行する場合に
おいては、前記検出の基準となる閾値レベル(NRZ信
号の検出閾値)を比較的低めに設定するようにする。こ
れにより、一度前記高めに設定された閾値までNRZ信
号の信号レベルが達した(上がった)以後は、そこか
ら、前記低めに設定された閾値より前記NRZ信号の信
号レベルが下がるまでの間は、前記判定の不安定動作
(判定結果の頻繁な変化)を抑止することができる。
【0089】このようなヒステリシス動作は、本発明の
ように複数の検出回路を備えた識別回路では、前記複数
の検出回路のどの情報を使用するのかを、前記総合判定
論理回路135の出力結果に応じて、変えることによっ
て、不安定動作抑止の効果を得ることができる。以下、
前記図4に示した回路に検出感度のヒステリシル特性を
持たせる場合について説明を行う。
【0090】図4は、NRZ検出回路111,4/7f
sc検出回路121,fsc検出回路122,DCレベ
ル検出回路123,CRC誤り訂正符号検出回路12
4,並びにfsc/fv標準判定検出回路125の中で
使用する情報を、前記総合判定論理回路135の出力に
よって変える(ヒステリシス動作を行う)場合の一例に
ついて示している。
【0091】即ち、前記総合判定回路130が、前記検
出信号無しから有りへの変化を検出する場合には検出判
定条件を厳しくする。例えば、前記各検出回路の全てが
前記検出信号有り(全ての論理積が正論理)と判断した
場合とする。一方、前記総合判定回路130が、前記検
出信号有りから無しへの変化を検出する場合には検出判
定条件を多少甘くする。例えば、前記各検出回路の内、
比較的検出の難易度の低いNRZ検出回路111とDC
レベル検出回路123の2つの内の何れかが前記検出信
号無しと判断した場合とする。
【0092】このように前記検出判定条件をそれぞれ設
定すると、EDTV2識別制御信号の検出信号の無しか
ら有りを検出する場合は検出判定条件が厳しいので、こ
れを満足する受信信号で一度検出信号有りと判断された
後は、前記受信信号に少々の変化が生じても、条件の甘
い検出信号有りから無しを検出する場合の検出判定条件
を満足することは無く、先に示した一般的に使用される
ヒステリシス同様の効果が得られ、これにより、本発明
である第2世代EDTV識別回路をより安定動作させる
ことができる。
【0093】最後に、以上の各実施の形態で述べた各種
方法によって出力端子102に出力された(EDTV2
識別制御信号の)検出信号は、図示しない各種回路の制
御・処理に利用される。
【0094】以上、高速動作させる検出回路と低速では
あるが高安定の検出回路との組み合わせについては、本
発明の主旨を逸脱しない範囲において種々応用変更して
実施可能である。また、本発明によってEDTV2信号
であると判断された際における信号処理は垂直振幅制御
のみならず他の処理、例えば垂直補強信号のマスキング
処理等にも容易に類推・応用可能である。
【0095】
【発明の効果】以上述べたように本発明による第2世代
EDTV識別回路によれば、高品位の映像信号が入力さ
れている場合には、高速でEDTV2識別制御信号の検
出結果が得られ、受信S/Nの低下,ゴースト障害,家
庭用VTRでの記録/再生などにより波形歪みを生じた
比較的低品位な映像信号が入力されている場合には、低
速ではあるが誤判定のない安定した識別動作によりED
TV2識別制御信号の検出結果が得られる。また、総合
判定回路にヒステリシス制御を付加することにより本発
明である第2世代EDTV識別回路をより安定動作させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2世代EDTV識別回路の第1の実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】総合判定論理回路135のアルゴリズムを示す
フローチャートである。
【図3】本発明の第2世代EDTV識別回路の第2の実
施の形態を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2世代EDTV識別回路の第3の実
施の形態を示すブロック図である。
【図5】EDTV2識別制御信号の概観を示した図であ
る。
【符号の説明】
101…映像入力端子 102…出力端子 110…第1のEDTV2信号識別回路 111…NRZ検出回路 112…上下無画部検出回路 120…第2のEDTV2信号識別回路 121…4/7fsc検出回路 122…fsc検出回路 123…DCレベル検出回路 124…CRC誤り訂正符号検出回路 125…fsc/fv標準判定検出回路 130…総合判定回路 131…第1のEDTV2判定論理回路 132…第2のEDTV2判定論理回路 133…第1の周期性検出論理回路 134…第2の周期性検出論理回路 135…総合判定論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/087 7/088 7/084 7/085

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】EDTV2識別情報信号の各種信号,また
    はEDTV2識別情報信号の識別に関連した信号を検出
    する検出回路を複数備え、前記各検出回路に入力された
    映像信号がEDTV2の放送信号で有るか否かを個別に
    検出する第1の信号識別回路と、 EDTV2識別情報信号の各種信号,またはEDTV2
    識別情報信号の識別に関連した信号を検出する検出回路
    を複数備え、前記各検出回路に入力された映像信号がE
    DTV2の放送信号で有るか否かを個別に検出する第2
    の信号識別回路と、 前記第1の信号識別回路を構成する各検出回路から出力
    される全ての検出信号の論理積を演算する第1の判定論
    理回路と、 前記第2の信号識別回路を構成する各検出回路から出力
    される全ての検出信号の論理積を演算する第2の判定論
    理回路と、 前記第1の判定論理回路からの論理信号出力を所定の期
    間監視し、その間に、EDTV2識別情報信号が所定の
    確率以上で検出されたか否かを見る第1の周期性検出論
    理回路と、 前記第2の判定論理回路からの論理信号出力を所定の期
    間監視し、その間に、EDTV2識別情報信号以外の信
    号が検出されたか否かを見る第2の周期性検出論理回路
    と、 前記第1の周期性検出論理回路からの検出信号と、前記
    第2の周期性検出論理回路からの検出信号と、前記第1
    の判定論理回路からの論理信号出力とから入力された映
    像信号がEDTV2の放送信号で有るか否かを総合的に
    判定する総合判定論理回路とを具備したことを特徴とす
    る第2世代EDTV識別回路。
  2. 【請求項2】前記第1の周期性検出論理回路は前記第1
    の判定論理回路からの論理信号出力を2〜数秒程度監視
    し、その間の論理信号出力全体のうちの半数以上がED
    TV2識別情報信号であることを示していた場合に、前
    記第1の信号識別回路及び前記第2の信号識別回路に入
    力された映像信号がEDTV2識別情報信号で有ると判
    定し、前記第2の周期性検出論理回路は前記第2の判定
    論理回路からの論理信号出力を0.1〜 数秒程度監視
    し、その間の論理信号出力の全てがEDTV2識別情報
    信号であることを示していた場合に、前記第1の信号識
    別回路及び前記第2の信号識別回路に入力された映像信
    号がEDTV2の放送信号で有ると判定することを特徴
    とする請求項1に記載の第2世代EDTV識別回路。
  3. 【請求項3】前記第1の信号識別回路を構成する各検出
    回路はNRZ検出回路,並びに上下無画部検出回路によ
    り構成され、前記第2の信号識別回路を構成する各種検
    出回路は前記NRZ検出回路及び4/7fsc検出回
    路,fsc検出回路,DCレベル検出回路,CRC誤り
    訂正符号検出回路,並びにfsc/fv標準判定検出回
    路により構成されることを特徴とする請求項1または2
    に記載の第2世代EDTV識別回路。
  4. 【請求項4】前記総合判定論理回路によって入力された
    映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別された場
    合には、前記第1の信号識別回路及び前記第2の信号識
    別回路を構成する各検出回路のうち、所定の検出回路に
    よる検出結果のみを有効とし残りの検出回路による検出
    結果を無視し、前記総合判定論理回路によって入力され
    た映像信号がEDTV2の放送信号で無いと識別された
    場合には、前記検出回路全ての検出結果を有効とするこ
    とを特徴とする請求項1,2または3に記載の第2世代
    EDTV識別回路。
  5. 【請求項5】前記検出結果を有効とする検出回路は、前
    記NRZ検出回路及びDCレベル検出回路であることを
    特徴とする請求項4に記載の第2世代EDTV識別回
    路。
  6. 【請求項6】前記総合判定論理回路によって入力された
    映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別された場
    合には、前記第1の信号識別回路及び前記第2の信号識
    別回路を構成する各検出回路の全て、又は所定の検出回
    路のそれぞれが有する検出基準を甘くし、前記総合判定
    論理回路によって入力された映像信号がEDTV2の放
    送信号で無いと識別された場合には、前記検出回路の検
    出基準を元に戻すことを特徴とする請求項1から5の何
    れか1に記載の第2世代EDTV識別回路。
  7. 【請求項7】前記総合判定論理回路によって入力された
    映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別された場
    合には、前記第1の周期性検出論理回路における前記第
    1の判定論理回路からの論理信号出力の監視時間を通常
    時間より長く、また前記第2の周期性検出論理回路にお
    ける前記第2の判定論理回路からの論理信号出力の監視
    時間を通常時間より短くそれぞれ設定し、 前記総合判定論理回路によって入力された映像信号がE
    DTV2の放送信号で無いと識別された場合には、前記
    第1及び第2の周期性検出論理回路における前記第1及
    び第2の判定論理回路からの論理信号出力の監視時間を
    通常時間にそれぞれ戻すことを特徴とする請求項1から
    6の何れか1に記載の第2世代EDTV識別回路。
  8. 【請求項8】EDTV2識別情報信号の各種信号,また
    はEDTV2識別情報信号の識別に関連した信号を検出
    する検出回路を複数備え、前記各検出回路に入力された
    映像信号がEDTV2の放送信号で有るか否かを個別に
    検出する信号識別回路と、 前記信号識別回路を構成する各検出回路から出力される
    全ての検出信号の論理積を演算する判定論理回路と、 前記判定論理回路からの論理信号出力を所定の期間監視
    し、その間に、EDTV2識別情報信号が所定の確率以
    上で検出されたか否かを見る第1の周期性検出論理回路
    と、 前記判定論理回路からの論理信号出力を所定の期間監視
    し、その間に、EDTV2識別情報信号以外の信号が検
    出されたか否かを見る第2の周期性検出論理回路と、 前記第1の周期性検出論理回路からの検出信号と、前記
    第2の周期性検出論理回路からの検出信号と、前記判定
    論理回路からの論理信号出力とから入力された映像信号
    がEDTV2の放送信号で有るか否かを総合的に判定す
    る総合判定論理回路とを具備したことを特徴とする第2
    世代EDTV識別回路。
  9. 【請求項9】前記第1の周期性検出論理回路は前記判定
    論理回路からの論理信号出力を0.5秒程度監視し、そ
    の間の論理信号出力全体のうちの半数以上がEDTV2
    識別情報信号であることを示していた場合に、前記信号
    識別回路に入力された映像信号がEDTV2の放送信号
    で有ると判定し、 前記第2の周期性検出論理回路は前記判定論理回路から
    の論理信号出力を 0.1秒程度監視し、その間の論理信
    号出力の全てがEDTV2識別情報信号であることを示
    していた場合に、入力された映像信号がEDTV2の放
    送信号で有ると判定することを特徴とする請求項8に記
    載の第2世代EDTV識別回路。
  10. 【請求項10】前記EDTV2信号識別回路を構成する
    各種検出回路はNRZ検出回路,並びに上下無画部検出
    回路により構成されることを特徴とする請求項8または
    9に記載の第2世代EDTV識別回路。
  11. 【請求項11】前記総合判定論理回路によって入力され
    た映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別された
    場合には、前記信号識別回路を構成する各種検出回路の
    内、所定の検出回路による検出結果のみを有効とし、残
    りの検出回路による検出結果を無視し、入力された映像
    信号がEDTV2の放送信号で無いと識別された場合に
    は、前記検出回路全ての検出結果のみを有効とすること
    を特徴とする請求項8,9または10に記載の第2世代
    EDTV識別回路。
  12. 【請求項12】前記総合判定論理回路によって前記入力
    された映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別さ
    れた場合には、前記信号識別回路を構成する各種検出回
    路の全て、または所定の検出回路のそれぞれが有する検
    出基準を甘くし、前記総合判定論理回路によって入力さ
    れた映像信号がEDTV2の放送信号で無いと識別され
    た場合には、前記検出回路の検出基準を元に戻すことを
    特徴とする請求項8から11の何れか1に記載の第2世
    代EDTV識別回路。
  13. 【請求項13】前記総合判定論理回路によって入力され
    た映像信号がEDTV2の放送信号で有ると識別された
    場合には、前記第1の周期性検出論理回路における前記
    判定論理回路からの論理信号出力の監視時間を通常時間
    より長く、また前記第2の周期性検出論理回路における
    前記判定論理回路からの論理信号出力の監視時間を通常
    時間より短くそれぞれ設定し、 前記総合判定論理回路によって入力された映像信号がE
    DTV2の放送信号で無いと識別された場合には、前記
    第1及び第2の周期性検出論理回路における前記判定論
    理回路からの論理信号出力の監視時間を通常時間にそれ
    ぞれ戻すことを特徴とする請求項8から12の何れか1
    に記載の第2世代EDTV識別回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009524277A (ja) * 2006-01-17 2009-06-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 周期定常ツールボックスを使用するノイズに埋め込まれたテレビ信号の存在の検出

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JP2009524277A (ja) * 2006-01-17 2009-06-25 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 周期定常ツールボックスを使用するノイズに埋め込まれたテレビ信号の存在の検出

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