JPH0846899A - 背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネット - Google Patents
背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットInfo
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- JPH0846899A JPH0846899A JP7106971A JP10697195A JPH0846899A JP H0846899 A JPH0846899 A JP H0846899A JP 7106971 A JP7106971 A JP 7106971A JP 10697195 A JP10697195 A JP 10697195A JP H0846899 A JPH0846899 A JP H0846899A
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- mirror
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- rear projection
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/74—Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/12—Picture reproducers
- H04N9/31—Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
- H04N9/3141—Constructional details thereof
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- Multimedia (AREA)
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- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 映写用の壁の広さが不十分な場合、明るい照
明下の場合、又は映写像を見るのに適当でない壁状態で
ある場合にプロジェクタからの映像を見ることを可能に
する、折畳み可能でかつ持ち運び容易な背面投射スクリ
ーン・テレビジョンないしビデオ・キャビネットを提供
する。 【構成】 頂部、二つの側部及び前面を有する前面部分
と、該前面における観察面と、ミラー系とを有する背面
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットである。
該ミラー系は、複数の反射用ミラーを備え、入射光線を
順次拡大し、更に、背面投射スクリーンへと反射させ
る。該キャビネットを略閉じる、該キャビネットを持ち
運び可能にするよう折畳み式又は組立式になった後方組
立体を該キャビネットは備えている。該キャビネットの
ミラー系は、プロジェクタからの入射光線を受け、順次
拡大し、かつ、反射して、大きい像を観察面に投写す
る。
明下の場合、又は映写像を見るのに適当でない壁状態で
ある場合にプロジェクタからの映像を見ることを可能に
する、折畳み可能でかつ持ち運び容易な背面投射スクリ
ーン・テレビジョンないしビデオ・キャビネットを提供
する。 【構成】 頂部、二つの側部及び前面を有する前面部分
と、該前面における観察面と、ミラー系とを有する背面
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットである。
該ミラー系は、複数の反射用ミラーを備え、入射光線を
順次拡大し、更に、背面投射スクリーンへと反射させ
る。該キャビネットを略閉じる、該キャビネットを持ち
運び可能にするよう折畳み式又は組立式になった後方組
立体を該キャビネットは備えている。該キャビネットの
ミラー系は、プロジェクタからの入射光線を受け、順次
拡大し、かつ、反射して、大きい像を観察面に投写す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオ・ディスプレイ
装置(video display system)、特に、可搬式の背面投射
スクリーン・テレビジョン・キャビネット(rear-screen
televisionconbinet) に関する。
装置(video display system)、特に、可搬式の背面投射
スクリーン・テレビジョン・キャビネット(rear-screen
televisionconbinet) に関する。
【０００２】
【従来の技術】今日の背面投射スクリーン・テレビジョ
ン(rear-screen television)は、典型的に、キャビネッ
ト内にミラー及びビデオプロジェクタを収容する大型の
キャビネットから成っている。このようなキャビネット
は、極めて大型でかさばるので扱いにくく、また、特
に、キャビネット内の三つのＣＲＴから三つの画像が映
写される場合、キャビネット内部の光学素子は慎重に位
置合わせされなければならない。キャビネット内部のプ
ロジェクタ(projector) 及びミラーがスクリーンに関し
て動かされるならば、適正な収束状態が失われ、その結
果、色のふちどり(color fringing)が生じるため、映像
は不良となる。
ン(rear-screen television)は、典型的に、キャビネッ
ト内にミラー及びビデオプロジェクタを収容する大型の
キャビネットから成っている。このようなキャビネット
は、極めて大型でかさばるので扱いにくく、また、特
に、キャビネット内の三つのＣＲＴから三つの画像が映
写される場合、キャビネット内部の光学素子は慎重に位
置合わせされなければならない。キャビネット内部のプ
ロジェクタ(projector) 及びミラーがスクリーンに関し
て動かされるならば、適正な収束状態が失われ、その結
果、色のふちどり(color fringing)が生じるため、映像
は不良となる。
【０００３】しかしながら、スクリーンを必要とせず、
像を直接、壁に映写する投写形テレビジョン(projectio
n television) は、極く最近開発されたものであり、ド
ルゴフ（Ｄｏｌｇｏｆｆ）の米国特許第５，０１２，２
７４号に記載されている。しかし、例えば、壁の広さが
十分でなかったり、又は、壁に暗い色が塗ってある場
合、壁の表面に凹凸がある場合、或いは、照明が極めて
明るい部屋の壁である場合には、このような投写形テレ
ビジョンは使用出来ない。
像を直接、壁に映写する投写形テレビジョン(projectio
n television) は、極く最近開発されたものであり、ド
ルゴフ（Ｄｏｌｇｏｆｆ）の米国特許第５，０１２，２
７４号に記載されている。しかし、例えば、壁の広さが
十分でなかったり、又は、壁に暗い色が塗ってある場
合、壁の表面に凹凸がある場合、或いは、照明が極めて
明るい部屋の壁である場合には、このような投写形テレ
ビジョンは使用出来ない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一つ
の目的は、壁の広さが十分でないところで、プロジェク
タからの映像を見ることを可能にすることである。
の目的は、壁の広さが十分でないところで、プロジェク
タからの映像を見ることを可能にすることである。
【０００５】本発明のもう一つの目的は、明るい照明の
部屋内で、又は壁の状態がプロジェクタからの映像を見
るのに最適ではないときに、映像を見ることを可能にす
ることである。
部屋内で、又は壁の状態がプロジェクタからの映像を見
るのに最適ではないときに、映像を見ることを可能にす
ることである。
【０００６】本発明のもう一つの目的は、折畳み可能で
かつ容易に持ち運べる背面投射スクリーン・ビデオ・キ
ャビネット(rear-screen video cabinet) を提供するこ
とである。
かつ容易に持ち運べる背面投射スクリーン・ビデオ・キ
ャビネット(rear-screen video cabinet) を提供するこ
とである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的、及び、以下
の説明から明らかになるであろう、本発明のその他の目
的は、ユニット内にミラーを有する可搬式の背面投射ス
クリーン・テレビジョン・キャビネットによって達成さ
れる。このキャビネットでは、プロジェクタユニットの
「プラグを差し込む」だけでよい。折畳まれたキャビネ
ットは、極めて薄い状態から展開させられて、ミラー及
びプロジェクタを保持するのに十分な、かつ、像をスク
リーン上に拡大投写することを可能にする適正な角度を
維持するのに十分な奥行きを持ったキャビネットにな
る。該キャビネットは、軽量にでき、運搬が容易である
ように容易に分解しかつ折り畳むことができる。
の説明から明らかになるであろう、本発明のその他の目
的は、ユニット内にミラーを有する可搬式の背面投射ス
クリーン・テレビジョン・キャビネットによって達成さ
れる。このキャビネットでは、プロジェクタユニットの
「プラグを差し込む」だけでよい。折畳まれたキャビネ
ットは、極めて薄い状態から展開させられて、ミラー及
びプロジェクタを保持するのに十分な、かつ、像をスク
リーン上に拡大投写することを可能にする適正な角度を
維持するのに十分な奥行きを持ったキャビネットにな
る。該キャビネットは、軽量にでき、運搬が容易である
ように容易に分解しかつ折り畳むことができる。
【０００８】すなわち、前記目的を達成するため、本発
明は、折畳み式の背面投射スクリーン・テレビジョン・
キャビネットであって、頂部、前面及び二つの側部を有
する前面部分と、該前面部分に支持された背面投射スク
リーンと、映写手段からの像を背面投射スクリーンへ反
射するために少なくとも一つのミラーを備えるミラー系
と、前記映写手段を前記キャビネットの使用状態におい
て支持するために前記前面部分に取り付けられた基部パ
ネルと、折畳み可能であって、前記前面部分と共働して
前記キャビネットを略閉じ得る後部組立体とを備え、前
記キャビネットが、折り畳んだ状態のとき、前記使用状
態にあるときよりもかなり小さい外形を有することを特
徴とする背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネ
ットを提供する。
明は、折畳み式の背面投射スクリーン・テレビジョン・
キャビネットであって、頂部、前面及び二つの側部を有
する前面部分と、該前面部分に支持された背面投射スク
リーンと、映写手段からの像を背面投射スクリーンへ反
射するために少なくとも一つのミラーを備えるミラー系
と、前記映写手段を前記キャビネットの使用状態におい
て支持するために前記前面部分に取り付けられた基部パ
ネルと、折畳み可能であって、前記前面部分と共働して
前記キャビネットを略閉じ得る後部組立体とを備え、前
記キャビネットが、折り畳んだ状態のとき、前記使用状
態にあるときよりもかなり小さい外形を有することを特
徴とする背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネ
ットを提供する。
【０００９】更に、前記目的を達成するため、本発明
は、頂部、前面及び二つの側部を有する前面部分と、前
記前面部分上の観察面と、入射光線を反射しかつ順次拡
大するための少なくとも一つのミラーを有し、前記観察
面へ入射光線を反射するミラー系と、前記キャビネット
を略閉じるように前記前面部分と組み合わされ、輸送し
易いように折り畳み式又は組立式になった後部組立体と
を備えている背面投射スクリーン・テレビジョン・キャ
ビネットであって、該ミラー系が、入射光線を受け、拡
大し、更に反射し得るように配置された第一のミラー
と、該第一のミラーから反射される光線を受け、拡大
し、更に反射し得るように配置された第二のミラーと、
該第二のミラーから反射される光線を受け、拡大し、更
に、背面投射スクリーンに向けて反射し得るように配置
された第三のミラーとを備え、該後部組立体が、基部パ
ネルと、後部パネルと、着脱可能な頂部パネルと、旋回
可能な右側部パネルと、旋回可能な左側部パネルとを備
えていることを特徴とする背面投射スクリーン・テレビ
ジョン・キャビネットを提供する。
は、頂部、前面及び二つの側部を有する前面部分と、前
記前面部分上の観察面と、入射光線を反射しかつ順次拡
大するための少なくとも一つのミラーを有し、前記観察
面へ入射光線を反射するミラー系と、前記キャビネット
を略閉じるように前記前面部分と組み合わされ、輸送し
易いように折り畳み式又は組立式になった後部組立体と
を備えている背面投射スクリーン・テレビジョン・キャ
ビネットであって、該ミラー系が、入射光線を受け、拡
大し、更に反射し得るように配置された第一のミラー
と、該第一のミラーから反射される光線を受け、拡大
し、更に反射し得るように配置された第二のミラーと、
該第二のミラーから反射される光線を受け、拡大し、更
に、背面投射スクリーンに向けて反射し得るように配置
された第三のミラーとを備え、該後部組立体が、基部パ
ネルと、後部パネルと、着脱可能な頂部パネルと、旋回
可能な右側部パネルと、旋回可能な左側部パネルとを備
えていることを特徴とする背面投射スクリーン・テレビ
ジョン・キャビネットを提供する。
【００１０】また、本発明の一態様において、観察面に
おける映像を鮮明にするため、ミラー系の少なくとも一
つのミラーが、それに単純な平面反射以外の方法で当た
る光の波面を変化させて平面波に近づける光学的能力(o
ptical power) を有している。
おける映像を鮮明にするため、ミラー系の少なくとも一
つのミラーが、それに単純な平面反射以外の方法で当た
る光の波面を変化させて平面波に近づける光学的能力(o
ptical power) を有している。
【００１１】
【実施例】本発明は、添付図面に関する、以下の、好ま
しい実施例の詳細な説明から一層良く理解されよう。
しい実施例の詳細な説明から一層良く理解されよう。
【００１２】各図面を通じて、同様の要素は同様の参照
符号で表示する図面を参照すると、図１は、前面パネル
３を有する四角い前面構造体２（図７参照）を備えてい
る可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビ
ネット１の後方斜視図であり、該前面パネル３には、矩
形の大きい穴４（図３乃至図５及び図７参照）が形成さ
れており、背面投射スクリーン(rear screen) ５がこの
穴４内に取り付けられている。四角い前面構造体２は、
前面パネル３と、頂部板６と、二つの側板７、８とを備
えている。本明細書に記載したように、後方部分９（図
４乃至図７参照）は、展開してミラー系(mirror syste
m) １０−１２を収容し（図４及び図８参照）、該ミラ
ー系は、映写装置（即ち、「プロジェクタ」）１３（図
６参照）と協働して映像を背面投射スクリーン５に映
す。
符号で表示する図面を参照すると、図１は、前面パネル
３を有する四角い前面構造体２（図７参照）を備えてい
る可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビ
ネット１の後方斜視図であり、該前面パネル３には、矩
形の大きい穴４（図３乃至図５及び図７参照）が形成さ
れており、背面投射スクリーン(rear screen) ５がこの
穴４内に取り付けられている。四角い前面構造体２は、
前面パネル３と、頂部板６と、二つの側板７、８とを備
えている。本明細書に記載したように、後方部分９（図
４乃至図７参照）は、展開してミラー系(mirror syste
m) １０−１２を収容し（図４及び図８参照）、該ミラ
ー系は、映写装置（即ち、「プロジェクタ」）１３（図
６参照）と協働して映像を背面投射スクリーン５に映
す。
【００１３】キャビネット１は、次のようにして、その
使用形態に組立てられる。即ち、基部パネル１５と後部
パネル１６とを押さえ込んでいるピン１４を取り外し
て、図２に示すように、ヒンジ１７を使用して、基部パ
ネル１５及び後部パネル１６を外方、かつ、下方に旋回
させることが可能であるようにする。
使用形態に組立てられる。即ち、基部パネル１５と後部
パネル１６とを押さえ込んでいるピン１４を取り外し
て、図２に示すように、ヒンジ１７を使用して、基部パ
ネル１５及び後部パネル１６を外方、かつ、下方に旋回
させることが可能であるようにする。
【００１４】この時点で、より詳細に後で説明する頂部
ミラーパネル１８を取り外す。次に、ヒンジ３０を使用
して、右側部パネル１９及び左側部パネル２０を使用時
の位置まで旋回させる。これらの側部パネル１９、２０
は、単一部分として構成された、略矩形部分２１、２２
及び三角形部分２３、２４を備えている。右側部パネル
１９の矩形の切欠き部２５は、映写装置１３のための開
口部として機能する。この開口部は、装置全体が着座す
る面に対して平行な表面２６と、背面投射スクリーン５
の前面に対して平行な表面２７と、前記両表面に対して
垂直であり、開孔２９（円形であるのが望ましい）を有
する表面２８とを備え、該開孔２９は映写装置１３から
の光線がキャビネット１に入ることを許す（図８も参
照）。矩形の後部パネル１６は、ヒンジ止め機構１７を
介して基部パネル１５にヒンジ止めされている（図２参
照）。このヒンジ止め可能な後部パネル１６は、上方に
旋回させ、後部パネル１６に設けた止め具３１が側部パ
ネル１９、２０の各後縁部３３上の対応した穴３２に嵌
まるようにする。これらのパネルを固定するために、そ
の他の締結手段を適正に使用することが出来るのは勿論
である。映写装置１３は、右側部パネル１９部で映写装
置用補助プラットフォーム面３４（図６参照）上に配置
することが出来る。
ミラーパネル１８を取り外す。次に、ヒンジ３０を使用
して、右側部パネル１９及び左側部パネル２０を使用時
の位置まで旋回させる。これらの側部パネル１９、２０
は、単一部分として構成された、略矩形部分２１、２２
及び三角形部分２３、２４を備えている。右側部パネル
１９の矩形の切欠き部２５は、映写装置１３のための開
口部として機能する。この開口部は、装置全体が着座す
る面に対して平行な表面２６と、背面投射スクリーン５
の前面に対して平行な表面２７と、前記両表面に対して
垂直であり、開孔２９（円形であるのが望ましい）を有
する表面２８とを備え、該開孔２９は映写装置１３から
の光線がキャビネット１に入ることを許す（図８も参
照）。矩形の後部パネル１６は、ヒンジ止め機構１７を
介して基部パネル１５にヒンジ止めされている（図２参
照）。このヒンジ止め可能な後部パネル１６は、上方に
旋回させ、後部パネル１６に設けた止め具３１が側部パ
ネル１９、２０の各後縁部３３上の対応した穴３２に嵌
まるようにする。これらのパネルを固定するために、そ
の他の締結手段を適正に使用することが出来るのは勿論
である。映写装置１３は、右側部パネル１９部で映写装
置用補助プラットフォーム面３４（図６参照）上に配置
することが出来る。
【００１５】映写装置１３から背面投射スクリーン５へ
の映写を容易にし得るように、ミラー系１０−１２は、
キャビネット１内に収容された三つの前面ミラーを備え
ることが望ましい。これらのミラー１０、１１、１２
は、キャビネットの後方部分９が開放している、図３に
示された時点で、又は図４に示された時点で、キャビネ
ット１内に配置することが出来る。この好適な実施例に
おいては、奇数箇所のミラーを使用して、映像の配置方
向(orientation) を逆にし、キャビネット１の背面投射
スクリーン５上で正しく見ることを容易することが出来
る。反射像を拡大するように、ミラー１０、１１、１２
を湾曲させることによってミラー間の距離を短くし、よ
り小さいキャビネットの使用が可能であるようにするこ
とが出来る。
の映写を容易にし得るように、ミラー系１０−１２は、
キャビネット１内に収容された三つの前面ミラーを備え
ることが望ましい。これらのミラー１０、１１、１２
は、キャビネットの後方部分９が開放している、図３に
示された時点で、又は図４に示された時点で、キャビネ
ット１内に配置することが出来る。この好適な実施例に
おいては、奇数箇所のミラーを使用して、映像の配置方
向(orientation) を逆にし、キャビネット１の背面投射
スクリーン５上で正しく見ることを容易することが出来
る。反射像を拡大するように、ミラー１０、１１、１２
を湾曲させることによってミラー間の距離を短くし、よ
り小さいキャビネットの使用が可能であるようにするこ
とが出来る。
【００１６】三つのミラー１０、１１、１２は、次のよ
うにして向きを設定することが望ましい。即ち、第一の
ミラー１０（図４、図８参照）は、最初の方向からの入
射像の９０％を反射し得るよう配置される。このため、
ミラー１０は、最初の映写光線(projection beam) ３５
の角度に関して４５°の角度に置かれる（図８参照）。
鉛直線に関して望ましくは４０°の角度で上方に傾斜面
を有する第二のミラー１１に反射光線３６が進む。４０
°より小さい角度も可能であるが、この場合、像の歪曲
が生じる。しかし、この像の歪曲は、ミラーの曲率に光
学的補正を加えることで補正可能である。第一のミラー
１０からの光線３６は、第二のミラー１１から第三のミ
ラー１２に向って反射される（光線３７）。第三のミラ
ー１２は頂部ミラーパネル１８に取り付けられ、キャビ
ネット１の基部パネル１５及びキャビネット１の前部パ
ネル３の双方に関して斜めの方向に面している。また、
この第三のミラー１２も鉛直線に関して４０°の角度が
付けられている。この第三のミラー１２からの反射光線
３８は、背面投射スクリーン５に進んで映像となる。
うにして向きを設定することが望ましい。即ち、第一の
ミラー１０（図４、図８参照）は、最初の方向からの入
射像の９０％を反射し得るよう配置される。このため、
ミラー１０は、最初の映写光線(projection beam) ３５
の角度に関して４５°の角度に置かれる（図８参照）。
鉛直線に関して望ましくは４０°の角度で上方に傾斜面
を有する第二のミラー１１に反射光線３６が進む。４０
°より小さい角度も可能であるが、この場合、像の歪曲
が生じる。しかし、この像の歪曲は、ミラーの曲率に光
学的補正を加えることで補正可能である。第一のミラー
１０からの光線３６は、第二のミラー１１から第三のミ
ラー１２に向って反射される（光線３７）。第三のミラ
ー１２は頂部ミラーパネル１８に取り付けられ、キャビ
ネット１の基部パネル１５及びキャビネット１の前部パ
ネル３の双方に関して斜めの方向に面している。また、
この第三のミラー１２も鉛直線に関して４０°の角度が
付けられている。この第三のミラー１２からの反射光線
３８は、背面投射スクリーン５に進んで映像となる。
【００１７】ミラー１０、１１、１２の寸法は、例え
ば、背面投射スクリーン５の寸法、キャビネット１とプ
ロジェクタ１３とを組立てた全体の寸法、各ミラーとス
クリーンとの間の距離、（プロジェクタ１３の投映レン
ズの性質による）ビーム発散度に応じて変わり得るが、
光路においてプロジェクタから遠くに配置されるミラー
は、自身よりもプロジェクタ寄りに配置されるミラーよ
り大きい。これらのミラーは、慣用的手段を使用して、
任意の平面状構造体に取り付けることが出来、これらの
構造体は、任意の慣用的手段により全体的としての装置
に固定することが出来る。
ば、背面投射スクリーン５の寸法、キャビネット１とプ
ロジェクタ１３とを組立てた全体の寸法、各ミラーとス
クリーンとの間の距離、（プロジェクタ１３の投映レン
ズの性質による）ビーム発散度に応じて変わり得るが、
光路においてプロジェクタから遠くに配置されるミラー
は、自身よりもプロジェクタ寄りに配置されるミラーよ
り大きい。これらのミラーは、慣用的手段を使用して、
任意の平面状構造体に取り付けることが出来、これらの
構造体は、任意の慣用的手段により全体的としての装置
に固定することが出来る。
【００１８】全体としての組立体は、コンパクトなユニ
ットにおさまるように容易に折り畳みかつ分解すること
が可能である。これを達成するためには、次の手順を取
る。即ち、第一に、プロジェクタ１３を取り外す（図５
参照）。第二に、最大のミラー１２を有する頂部パネル
ミラー１８を取り外す（図５参照）。後部パネル１６を
展開して、内部のミラーを取り外すためには、コーナ構
造体２５及びプラットフォーム３４を取り外す（図４参
照）必要がある。後部パネル１６は、側部パネル１９、
２０の後縁部３３から取り外し、側部パネル１９、２０
は、キャビネット１の前面部分２内へと旋回させる（図
２及び図３参照）。これで、頂部ミラーパネル１８をお
さめることが可能となる。次に、基部パネル１５及び後
部パネル１６を折り込み、これらが外に出ないようにピ
ン１４を側板７、８の内側に立てる。運搬を容易にし得
るように、手掛け用穴３９又はその他の任意の手段をキ
ャビネットに設けることが出来る。
ットにおさまるように容易に折り畳みかつ分解すること
が可能である。これを達成するためには、次の手順を取
る。即ち、第一に、プロジェクタ１３を取り外す（図５
参照）。第二に、最大のミラー１２を有する頂部パネル
ミラー１８を取り外す（図５参照）。後部パネル１６を
展開して、内部のミラーを取り外すためには、コーナ構
造体２５及びプラットフォーム３４を取り外す（図４参
照）必要がある。後部パネル１６は、側部パネル１９、
２０の後縁部３３から取り外し、側部パネル１９、２０
は、キャビネット１の前面部分２内へと旋回させる（図
２及び図３参照）。これで、頂部ミラーパネル１８をお
さめることが可能となる。次に、基部パネル１５及び後
部パネル１６を折り込み、これらが外に出ないようにピ
ン１４を側板７、８の内側に立てる。運搬を容易にし得
るように、手掛け用穴３９又はその他の任意の手段をキ
ャビネットに設けることが出来る。
【００１９】図９には、より大型のスクリーン５の使用
を容易にする、可搬式の背面投射スクリーン・テレビジ
ョン・キャビネット１のもう一つの実施例が正面斜視図
で示してある。この実施例において、プロジェクタ１３
は、キャビネット１内部にドア４０から入れて配置さ
れ、ミラー系１０−１２は、図示するような位置に配置
される。
を容易にする、可搬式の背面投射スクリーン・テレビジ
ョン・キャビネット１のもう一つの実施例が正面斜視図
で示してある。この実施例において、プロジェクタ１３
は、キャビネット１内部にドア４０から入れて配置さ
れ、ミラー系１０−１２は、図示するような位置に配置
される。
【００２０】本発明の好適な実施例を詳細に図示した
が、特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲か
ら逸脱せずに、各種の変形例及び応用例の採用が可能で
ある。
が、特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲か
ら逸脱せずに、各種の変形例及び応用例の採用が可能で
ある。
【図１】折り畳んだ状態にある可搬式の背面投射スクリ
ーン・テレビジョン・キャビネットの後方斜視図であ
る。
ーン・テレビジョン・キャビネットの後方斜視図であ
る。
【図２】基部パネル及び後部パネルを外方及び下方にそ
れぞれ旋回させた状態で、頂部パネルを取り外す用意の
出来た可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キ
ャビネットの後方斜視図である。
れぞれ旋回させた状態で、頂部パネルを取り外す用意の
出来た可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キ
ャビネットの後方斜視図である。
【図３】側部パネルを使用時の位置に旋回させた状態の
可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネ
ットの後方斜視図である。
可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネ
ットの後方斜視図である。
【図４】側部パネルをその使用時の位置に動かした後に
後方パネルをその使用時の位置へと上方に旋回させた状
態の可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャ
ビネットの後方斜視図である。
後方パネルをその使用時の位置へと上方に旋回させた状
態の可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャ
ビネットの後方斜視図である。
【図５】ミラーパネルがキャビネットを閉じるときの可
搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネッ
トの後方斜視図である。
搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネッ
トの後方斜視図である。
【図６】プロジェクタが接続された状態の可搬式の背面
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットの後方斜
視図である。
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットの後方斜
視図である。
【図７】プロジェクタが接続されたときの可搬式の背面
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットの正面斜
視図である。
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネットの正面斜
視図である。
【図８】可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・
キャビネットのミラー系の斜視図である。
キャビネットのミラー系の斜視図である。
【図９】可搬式の背面投射スクリーン・テレビジョン・
キャビネットのもう一つの実施例の正面斜視図である。
キャビネットのもう一つの実施例の正面斜視図である。
１ キャビネット ２ 前面構造体 ３ 前面パネル ５ 背面投射スクリーン ６ 頂部板 ７ 側板 ８ 側板 ９ 後方部分 １０ 第一のミラー １１ 第二のミラー １２ 第三のミラー １３ 映写装置（プロジェクタ） １５ 基部パネル １６ 後部パネル １７ ヒンジ １８ 頂部パネル １９ 右側部パネル ２０ 左側部パネル ３０ ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーヴィン・マスロウ アメリカ合衆国、10017 ニュー・ヨーク、 ニュー・ヨーク、フォーティーセヴンス・ ストリート イースト 240、アパートメ ント ８エフ
Claims (16)
- 【請求項１】 折畳み式の背面投射スクリーン・テレビ
ジョン・キャビネットであって、 頂部、前面及び二つの側部を有する前面部分と、 該前面部分に支持された背面投射スクリーンと、 映写手段からの像を背面投射スクリーンへ反射するため
に少なくとも一つのミラーを備えるミラー系と、 前記映写手段を前記キャビネットの使用状態において支
持するために前記前面部分に取り付けられた基部パネル
と、 折畳み可能であって、前記前面部分と共働して前記キャ
ビネットを略閉じ得る後部組立体とを備え、 前記キャビネットが、折り畳んだ状態のとき、前記使用
状態にあるときよりもかなり小さい外形を有することを
特徴とする背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビ
ネット。 - 【請求項２】 前記後部組立体が基部パネルを備えてい
ることを特徴とする請求項１に記載の背面投射スクリー
ン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項３】 前記後部組立体が後部パネルを更に備え
ていることを特徴とする請求項２に記載の背面投射スク
リーン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項４】 前記後部組立体が頂部パネルを備えてい
ることを特徴とする請求項３に記載の背面投射スクリー
ン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項５】 前記後部組立体が右側部パネル及び左側
部パネルを備えていることを特徴とする請求項４に記載
の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項６】 基部パネルのヒンジ手段を更に備えてい
ることを特徴とする請求項２に記載の背面投射スクリー
ン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項７】 後部パネルのヒンジ手段を更に備えてい
ることを特徴とする請求項３に記載の背面投射スクリー
ン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項８】 前記頂部パネルが取り外し可能であるこ
とを特徴とする請求項３に記載の背面投射スクリーン・
テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項９】 前記頂部パネルがヒンジ止めされている
ことを特徴とする請求項３に記載の背面投射スクリーン
・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項１０】 頂部パネル締結手段を更に備えている
ことを特徴とする請求項３に記載の背面投射スクリーン
・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項１１】 前記左側部パネル及び右側部パネルが
旋回可能であることを特徴とする請求項４に記載の背面
投射スクリーン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項１２】 入射光線を受けかつ反射し得るように
配置された第一のミラーを前記ミラー系が備えているこ
とを特徴とする請求項１に記載の背面投射スクリーン・
テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項１３】 前記第一のミラーから反射される光線
を受けかつ反射し得るように配置された第二のミラーを
前記ミラー系が更に備えていることを特徴とする請求項
１２に記載の背面投射スクリーン・テレビジョン・キャ
ビネット。 - 【請求項１４】 前記第二のミラーから反射される光線
を受けかつ観察領域へ反射し得るように配置された第三
のミラーを前記ミラー系が備えていることを特徴とする
請求項１３に記載の背面投射スクリーン・テレビジョン
・キャビネット。 - 【請求項１５】 頂部、前面及び二つの側部を有する前
面部分と、 前記前面部分上の観察面と、 入射光線を反射しかつ順次拡大するための少なくとも一
つのミラーを有し、前記観察面へ入射光線を反射するミ
ラー系と、 前記キャビネットを略閉じるように前記前面部分と組み
合わされ、輸送し易いように折り畳み式又は組立式にな
った後部組立体とを備えている背面投射スクリーン・テ
レビジョン・キャビネットであって、 該ミラー系が、 入射光線を受け、拡大し、更に反射し得るように配置さ
れた第一のミラーと、 該第一のミラーから反射される光線を受け、拡大し、更
に反射し得るように配置された第二のミラーと、 該第二のミラーから反射される光線を受け、拡大し、更
に、背面投射スクリーンに向けて反射し得るように配置
された第三のミラーとを備え、 該後部組立体が、 基部パネルと、 後部パネルと、 着脱可能な頂部パネルと、 旋回可能な右側部パネルと、 旋回可能な左側部パネルとを備えていることを特徴とす
る背面投射スクリーン・テレビジョン・キャビネット。 - 【請求項１６】 前記ミラー系の少なくとも一つのミラ
ーが、それに単純な平面反射以外の方法で当たる光の波
面を変化させる光学的能力を有することを特徴とする請
求項１３に記載の背面投射スクリーン・テレビジョン・
キャビネット。
Applications Claiming Priority (2)
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| US08/224,053 US5491585A (en) | 1992-11-20 | 1994-04-07 | Portable rear screen television cabinet |
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