JPH084684A - 遠心ファン - Google Patents
遠心ファンInfo
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- JPH084684A JPH084684A JP13567794A JP13567794A JPH084684A JP H084684 A JPH084684 A JP H084684A JP 13567794 A JP13567794 A JP 13567794A JP 13567794 A JP13567794 A JP 13567794A JP H084684 A JPH084684 A JP H084684A
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- Japan
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- fan
- angle
- blade
- noise
- suction
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- Granted
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Abstract
い遠心ファンを提供することを目的とする。 【構成】 本発明はファン吸込部に吸込みベルマウスを
設け、同ベルマウスとオーバーラップするファンシュラ
ウドとの間に隙間を形成してなる遠心ファンにおいて、
上記吸込みベルマウスのファン吐出側にファン回転面に
対してほぼ垂直にかつファン軸心を通る縦断面に対し、
後傾させて配設した複数の小翼を具備してなることを特
徴とする遠心ファン、を構成とする。
Description
る遠心ファンに関する。
し、上側のみ)を図3に示す。図において遠心ファンは
吸込みベルマウス1等をつけた隔壁により吸込側とファ
ンシュラウド2の吐出側に隔てられて配置される。3は
ファンの羽根(翼)、4は主板である。
には解決すべき次の課題があった。
組み込む場合小形化が要求されるため吸込みベルマウス
1の丸みRB が大きくできない。この場合、吸込みベル
マウス1近くの速度が大きくなり、流入相対速度の絶対
値が大きくなるため騒音増大をきたすという問題があっ
た。
ペースの関係上十分な大きさにできないため、流入速度
の大きいファンシュラウド2面上の流れに剥離Sが生
じ、空力・騒音面での悪化をきたす、即ち、ファン効率
が落ち、騒音が助長されるという問題があった。
みベルマウス1の端部とファンシュラウド2とを隙間5
を介してオーパラップさせ、ファン吐出側と吸込側の圧
力差を利用して、上記隙間5より内方へ流れを吹き出さ
せ、ファンシュラウド2面上の流れの剥離を防止し、空
力・騒音面での改善を図っているものの、このオーバー
ラップ部からの吹き出し速度は通常、吸込みベルマウス
1近くの、まわり込む速い流れに比べても速いので、羽
根3面に流入する流入角度β2 が羽根の入口角度β1 と
大きく異なると羽根3前縁で流れに剥離Sが生じ、騒音
増大・空力性能の低下をきたすという問題があった。
が高く維持され、かつ、騒音の低い遠心ファンを提供す
ることを目的とする。
手段として、次の(1),(2)に記載の遠心ファンを
提供しようとするものである。
設け、同ベルマウスとオーパーラップするファンシュラ
ウドとの間に隙間を形成してなる遠心ファンにおいて、
上記吸込みベルマウスのファン吐出側にファン回転面に
対してほぼ垂直にかつファン軸心を通る縦断面に対し、
後傾させて配設した複数の小翼を具備してなることを特
徴とする遠心ファン。
て、小翼の後傾角度を0〜50°の範囲に設定してなる
ことを特徴とする遠心ファン。
を有する。
込みベルマウスのファン吐出側にファン回転面に対して
ほぼ垂直に、かつ、ファン軸心を通る縦断面に対し、後
傾させて配設した複数の小翼を備えるため、吸込みベル
マウス等に沿ってファンに流入する空気の流れの方向を
小翼によって制御でき、ファンの翼(羽根)に流入する
空気の流入角(図4のβ2 )と翼入口角(図4のβ1 )
との差を小さくすることができる。この結果、翼前縁で
の流れの剥離が抑えられ、ファン効率が増大し、かつ、
騒音が低下する。
記(1)の構成の小翼の後傾角度(図1のθ)を0〜5
0°の範囲に設定するため、特段に高いファン性能を維
持できると共に騒音低減効果が優れる。
る。なお、従来例と同様の構成部材には同符号を付し、
必要ある場合を除き、説明を省略する。
は吸込みベルマウス側からファンシュラウド側に見た正
面図(但し、中心から上半分を示す)、(b)は(a)
の右側断面図、図2は本実施例に係る小翼の後傾角度と
相対音圧レベル(騒音)との関係を従来例(小翼なし)
と比較した線図である。
ファン吐出側、即ち、ファンシュラウド2側に、ファン
回転面に対してほぼ垂直にかつファン軸心を通る縦断面
に対し、角度θだけ後傾させて配設された複数の小翼で
ある。
同様である。
小翼6はθの角度で後傾して(従って−θの場合は前傾
となる)設けられている。即ち、各小翼6は放射方向に
対し、角度θだけ傾いている。この角度θの大小によっ
て吸込みベルマウス1の内側(ファンシュラウド2の
側)に沿って中心に向う流れの方向は変化する。従っ
て、或る一定の回転下で、図4(a)における羽根3の
翼入口角β1 に対し、空気の流入角β2 を変化させ、両
角度の差を0に近づけ、羽根3の前縁剥離を抑制し、性
能低下と騒音の増大をそれぞれ防止することができる。
合の相対音圧レベル(騒音の大小に対応)の変化を小翼
なしのベースファン(従来例)と比較した線図を示す。
を+、反対向きを−とする。角度をθ=+45°,+3
0°,+15°,0,−15°,−30°,−45°の
ものと、小翼を持たないベースファン、即ち、従来例と
の比較である。
°とすることにより従来例より騒音が低下するが、約0
°以下とすると逆に騒音が増加する。従って小翼6の後
傾角度は0°から+50°の範囲で効果のあることがわ
かる。
度β2 が翼入口角度β1 より小さくなるため、従来例、
即ち、ベースファンより前縁剥離が生じやすくなるため
である。
ンの吸込みベルマウス1のファン吐出側にファン回転面
に対し、ほぼ垂直に、かつ、ファン軸心を通る縦断面に
対し、角度θだけ後傾させて小翼6を設けるので、翼
(羽根3)入口角β1 と空気の流入角β2 との差が小さ
くなり、羽根3の前縁剥離が生ぜず、ファン性能が高く
維持されると共に騒音が低くく押さえられるという利点
がある。
の効果を有する。
(隔壁の内側)に複数の小翼を配設し、その後傾角を適
切にすることによってファンに流入する空気の流れの流
入角をファンの翼(羽根)入口角に近づけることができ
るので、羽根の前縁剥離が発生せず、ファン性能を高く
維持できる。
い。
吸込みベルマウス側からファンシュラウド側に見た正面
図(但し、中心から上半分を示す)、(b)は(a)の
右側断面図、
(騒音に対応)との関係をベースファン(従来例)と比
較した線図、
を示す)、
(a)は(b)のA−A矢視断面図、(b)は側断面図
(上側のみを示す)である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ファン吸込部に吸込みベルマウスを設
け、同ベルマウスとオーパーラップするファンシュラウ
ドとの間に隙間を形成してなる遠心ファンにおいて、上
記吸込みベルマウスのファン吐出側にファン回転面に対
してほぼ垂直にかつファン軸心を通る縦断面に対し、後
傾させて配設した複数の小翼を具備してなることを特徴
とする遠心ファン。 - 【請求項2】 請求項1記載の遠心ファンにおいて、小
翼の後傾角度を0〜50°の範囲に設定してなることを
特徴とする遠心ファン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13567794A JP3510328B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 遠心ファン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13567794A JP3510328B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 遠心ファン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH084684A true JPH084684A (ja) | 1996-01-09 |
JP3510328B2 JP3510328B2 (ja) | 2004-03-29 |
Family
ID=15157352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13567794A Expired - Lifetime JP3510328B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 遠心ファン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3510328B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011099286A1 (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-18 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機 |
WO2013021618A1 (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-14 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機 |
JP2013036402A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Daikin Industries Ltd | 多翼送風機 |
JP2016132991A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13567794A patent/JP3510328B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011099286A1 (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-18 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機 |
JP2011163235A (ja) * | 2010-02-10 | 2011-08-25 | Daikin Industries Ltd | 遠心送風機 |
JP2013036402A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Daikin Industries Ltd | 多翼送風機 |
WO2013021618A1 (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-14 | ダイキン工業株式会社 | 遠心送風機 |
JP2013036443A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Daikin Industries Ltd | 遠心送風機 |
JP2016132991A (ja) * | 2015-01-15 | 2016-07-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 送風装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3510328B2 (ja) | 2004-03-29 |
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