JP2013036443A - 遠心送風機 - Google Patents

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    • F04D29/4213Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for elastic fluid pumps suction ports

Abstract

【課題】漏れ流れに起因するファン効率の低下を抑制できる遠心送風機を提供する。
【解決手段】遠心送風機51は、羽根車23とベルマウス25とを備えている。ベルマウス25は、その外周面25sに周方向に沿って所定の間隔で配列されて外周面25sから立設された複数の壁部27を有している。各壁部27は、軸方向A及びベルマウス25の半径方向に平行である。各壁部27の後側端部27rは、シュラウド19の空気吸込口19aの周縁部19eに平行である。各壁部27の後側端部27rは、半径方向外側の部位271が半径方向内側の部位272よりも前側Fに位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば空気調和機の室内機に用いられる遠心送風機に関する。
従来から、空気調和機の室内機の送風機として例えば遠心送風機が用いられている。この遠心送風機では、そのファンモータが駆動して羽根車が回転すると、室内機の吸込口から室内機の内部に空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、ベルマウスによってシュラウドの空気吸込口に案内される(以下、ベルマウスによって空気吸込口に案内された空気の流れを主流という。)。
この主流の空気は、ハブとシュラウドとの間に周方向に沿って配列された複数の羽根により半径方向の外側に送られ、その大半は室内機の吹出口を通じて室内に吹き出されるが、一部は室内機内においてシュラウドの外周面側の空間を通ってベルマウスに向かって環流し、ベルマウスとシュラウドとの隙間を通じて再び主流と合流する(以下、前記のように環流し、前記隙間を通じて主流と合流する空気の流れを漏れ流れという。)。このように主流の一部が分岐した漏れ流れが生じると、その分だけ室内に吹き出される空気量が減少するので、ファン効率が低下する。
例えば特許文献1には、ファン効率の低下を抑制するためにベルマウス(ファンガイド)の外面に多数の溝を設けた遠心送風機が開示されている。この遠心送風機では、シュラウドの外周面側の空間を通ってベルマウスに向かって環流する漏れ流れは、前記溝を介してベルマウスとシュラウドとの隙間に導入される(特許文献1の段落番号0024,0052、図5及び図6参照)。特許文献1には、前記のように前記溝によって漏れ流れが案内されて安定した流れとなるので、漏れ流れの変動に起因する送風性能の低下が抑制できる、と記載されている。
特開2001−3899号公報
ところで、特許文献1に記載の遠心送風機において、漏れ流れが前記溝により案内されて安定した流れとなるには、漏れ流れの空気の一部が前記溝の内部に入り込む必要があると考えられる。
しかしながら、前記溝の周辺を高速で流れる空気は、前記溝内に入り込むよりもその溝の近傍を素通りしやすいため、前記溝により空気を案内する効果は必ずしも十分とは言えない。したがって、遠心送風機においては、さらなるファン効率の改善が望まれている。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、漏れ流れに起因するファン効率の低下を抑制できる遠心送風機を提供することにある。
(1) 本発明の遠心送風機は、羽根車(23)と、ベルマウス(25)とを備えている。前記羽根車(23)は、ファンモータ(11)の回転軸(13)を中心として円形に開口する空気吸込口(19a)を有するシュラウド(19)と、前記空気吸込口(19a)の周方向に沿って配列された複数の羽根(21)とを含む。前記ベルマウス(25)は、前記シュラウド(19)に対して前記回転軸(13)の軸方向(A)の前側(F)に配置されている。前記ベルマウス(25)と前記空気吸込口(19a)の周縁部(19e)との間には半径方向に所定の隙間(G)が設けられている。
前記ベルマウス(25)は、その外周面(25s)に周方向に沿って所定の間隔で配列されて前記外周面(25s)から立設された複数の壁部(27)を有している。各壁部(27)は、前記軸方向(A)及び前記ベルマウス(25)の半径方向に平行である。各壁部(27)の後側端部(27r)は、半径方向外側の部位(271)が半径方向内側の部位(272)よりも前側(F)に位置している。
この構成では、前記ベルマウス(25)が前記複数の壁部(27)を有しているので、前記壁部(27)が漏れ流れの抵抗となり、漏れ流れの量を低減させることができる。しかも、漏れ流れの方向を主流の方向に近づけることができるので、漏れ流れが主流と合流するときに主流が乱されるのを抑制できる。これにより、ファン効率の低下を抑制することができる。具体的に説明すると、以下のようになる。
すなわち、ベルマウス(25)によりシュラウド(19)の空気吸込口(19a)に案内される主流の空気は、空気吸込口(19a)の近傍においては、主に回転軸(13)の軸方向(A)に沿った方向に流れている。一方で、従来の遠心送風機における漏れ流れは、シュラウド(19)の回転により生じる回転方向への空気の流れに影響されて前記回転軸(13)の軸方向(A)から前記回転方向に傾斜した方向に向いて流れている。このように主流と漏れ流れが合流する空気吸込口(19a)の近傍においては、主流と漏れ流れの向きが大きく異なっているので、漏れ流れが主流に合流すると、主流は漏れ流れによって流れが乱されることになり、ファン効率の低下につながる。
一方、本発明の構成では、前記複数の壁部(27)が前記軸方向(A)及び前記半径方向に平行な姿勢でベルマウス(25)の外周面(25s)から立設されている。すなわち、隣り合う壁部(27)に挟まれる空気流路(253)は、前記軸方向(A)に沿った方向に向いている。この空気流路(253)は、隣り合う壁部(27)とベルマウス(25)の外周面(25s)とによって両サイドと底とが囲まれた空間であり、この空気流路(253)への漏れ流れの入口と出口とは開放されて遮るものがない。したがって、壁部(27)間の前記空気流路(253)に漏れ流れを確実に導いて流通させることができるので、漏れ流れを案内する優れた効果を得ることができる。
そして、前記傾斜した方向に流れる漏れ流れが壁部(27)まで到達して壁部(27)間の前記空気流路(253)を通過するときには、この空気流路(253)によって漏れ流れの方向が軸方向(A)に矯正されることになる。したがって、壁部(27)がない場合と比べて、空気が流通時に受ける抵抗が増加する。これにより、主流から分岐する漏れ流れの量を減少させることができる。しかも、空気吸込口(19a)の近傍において、前記空気流路(253)によって整流された漏れ流れの流れ方向は、主流の流れ方向である軸方向(A)に近くなる。したがって、空気吸込口(19a)の近傍において漏れ流れが主流に合流するときに、漏れ流れが主流に対して干渉する度合いが軽減される。よって、漏れ流れに起因するファン効率の低下を抑制することができる。
また、この構成では、各壁部(27)の後側端部(27r)は、半径方向外側の部位(271)が半径方向内側の部位(272)よりも前側(F)に位置しているので、各壁部(27)とシュラウド(19)との接触を抑制することができる。具体的には次の通りである。すなわち、ベルマウス(25)の製造上の取付誤差や、羽根車(23)の回転振れが大きくなると、壁部(27)がシュラウド(19)に接触することが懸念される。そこで、本構成では、各壁部(27)の後側端部(27r)において、半径方向外側の部位(271)、すなわちシュラウド(19)側の部位(271)を、半径方向内側の部位(272)よりも前側(F)に位置させることにより、各壁部(27)とシュラウド(19)との接触を抑制している。
(2) 前記遠心送風機では、半径方向外側の部位(271)を半径方向内側の部位(272)よりも前側(F)に位置させているので、前記後側端部(27r)が前記ベルマウス(25)と前記周縁部(19e)との間に設けられた前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで、各壁部(27)を後側(R)に向かって延ばすことができる。したがって、本構成では、各壁部(27)とシュラウド(19)との接触を回避しつつ、各壁部(27)とシュラウド(19)との前後方向の距離(クリアランス)を小さくすることができる。クリアランスを小さくすることにより、ベルマウス(25)とシュラウド(19)との隙間(G)に漏れ流れが流入する際の抵抗がより大きくなり、漏れ流れの量がさらに低減される。しかも、後側端部(27r)が前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで各壁部(27)が延びているので、前記隙間(G)に流入する漏れ流れの整流効果を高めることができる。
(3) さらに、前記遠心送風機において、各壁部(27)は、前記周縁部(19e)に対して前記後側端部(27r)が半径方向に対向する位置まで後側(R)に向かって延びている場合には、各壁部(27)とシュラウド(19)との前後方向の距離(クリアランス)をさらに小さくすることができる。これにより、ベルマウス(25)とシュラウド(19)との隙間(G)に漏れ流れが流入する際の抵抗がさらに大きくなり、漏れ流れの量がさらに低減される。しかも、後側端部(27r)が周縁部(19e)に対して半径方向に対向する位置まで各壁部(27)が延びているので、各壁部(27)は、漏れ流れが前記隙間(G)に流入する直前まで漏れ流れを整流することができる。これにより、漏れ流れの整流効果をさらに高めることができる。
(4) 前記遠心送風機において、前記後側端部(27r)には、前記周縁部(19e)から離れる方向に凹む凹曲面(273)が設けられているのが好ましい。
この構成では、後側端部(27r)には、前記周縁部(19e)から離れる方向に凹む凹曲面(273)が設けられているので、例えば後側端部(27r)が例えば平面である場合に比べて周縁部(19e)との距離を確保しやすい。
(5) 前記遠心送風機において、前記周縁部(19e)には、前記後側端部(27r)の前記凹曲面(273)に対向する凸曲面(191)が設けられているのが好ましい。
この構成では、後側端部(27r)の前記凹曲面(273)に対向する位置には、周縁部(19e)の前記凸曲面(191)が設けられているので、後側端部(27r)と周縁部(19e)との接触を回避しつつ、後側端部(27r)を周縁部(19e)より近づけて後側端部(27r)と周縁部(19e)との距離をより小さくすることができる。
(6) 本発明の他の遠心送風機は、羽根車(23)と、ベルマウス(25)とを備えている。前記羽根車(23)は、ファンモータ(11)の回転軸(13)を中心として円形に開口する空気吸込口(19a)を有するシュラウド(19)と、前記空気吸込口(19a)の周方向に沿って配列された複数の羽根(21)とを含む。前記ベルマウス(25)は、前記シュラウド(19)に対して前記回転軸(13)の軸方向の前側(F)に配置されている。前記ベルマウス(25)における前記軸方向の後側(R)の部分と前記空気吸込口(19a)の周縁部(19e)との間には半径方向に所定の隙間(G)が設けられている。
前記ベルマウス(25)は、その外周面(25s)に周方向に沿って所定の間隔で配列されて前記外周面(25s)から立設された複数の壁部(27)を有している。各壁部(27)は、前記軸方向及び前記ベルマウス(25)の半径方向に平行である。各壁部(27)は、その後側端部(27r)が前記ベルマウス(25)と前記周縁部(19e)との間に設けられた前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで前記後側(R)に向かって延びている。前記後側端部(27)の端面は、前記軸方向に対して垂直である。
この構成では、前記(1)に記載の遠心送風機と同様に、前記ベルマウス(25)が前記複数の壁部(27)を有しているので、前記壁部(27)が漏れ流れの抵抗となり、漏れ流れの量を低減させることができる。しかも、漏れ流れの方向を主流の方向に近づけることができるので、漏れ流れが主流と合流するときに主流が乱されるのを抑制できる。これにより、ファン効率の低下を抑制することができる。
また、この構成では、前記後側端部(27r)が前記ベルマウス(25)と前記周縁部(19e)との間に設けられた前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで、各壁部(27)を後側(R)に向かって延ばしている。これにより、各壁部(27)とシュラウド(19)との前後方向の距離(クリアランス)を小さくすることができる。クリアランスを小さくすることにより、ベルマウス(25)とシュラウド(19)との隙間(G)に漏れ流れが流入する際の抵抗が大きくなり、漏れ流れの量が低減される。しかも、後側端部(27r)が前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで各壁部(27)が延びているので、前記隙間(G)に流入する漏れ流れの整流効果を高めることができる。
また、上述のように後側端部(27r)が前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで各壁部(27)を延ばすことにより、各壁部(27)の後側端部(27r)とシュラウド(19)の周縁部(19e)との接触の可能性が高まることになるが、本構成では、このような接触を回避するために、前記後側端部(27)の端面を前記軸方向に対して垂直となるように配設している。すなわち、この構成では、羽根車(13)の回転時には、後側端部(27)の端面は、シュラウド(19)の周縁部(19e)が描く軌跡を含む平面と平行となるので、後側端部(27)の端面と周縁部(19e)との接触が抑制される。
以上説明したように、本発明によれば、漏れ流れに起因するファン効率の低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係る遠心送風機を備えた室内機を示す断面図である。 前記室内機における羽根車、熱交換器及び吹出口の位置関係を示す底面図である。 前記遠心送風機の羽根車を示す斜視図である。 前記遠心送風機のベルマウスを示す側面図である。 前記遠心送風機のベルマウスを示す平面図である。 図4の一部を拡大した側面図である。 前記遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 空気の流れを説明するための図であり、前記遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遠心送風機におけるベルマウスを拡大した側面図である。 第2実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 第2実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 風量と送風音との関係を示すグラフである。 風量とモータ入力との関係を示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 風量とモータ入力との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る遠心送風機51及びこれを備えた室内機31について図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1に示すように、室内機31は、天井埋込型のカセット室内機である。この室内機31は、天井に設けられた開口に埋め込まれる略直方体の筐体33と、筐体33の下部に取り付けられた化粧パネル47とを備えている。化粧パネル47は、平面視の形状が筐体33よりも一回り大きく、天井の開口を覆った状態で室内に露出している。化粧パネル47は、その中央部に設けられた矩形状の吸込グリル39と、この吸込グリル39の各辺に沿って設けられた細長い矩形状の4つの吹出口37とを有している。
室内機31は、筐体33内に、遠心送風機(ターボファン)51、ファンモータ11、熱交換器43、ドレンパン45、エアフィルタ41などを備えている。遠心送風機51は、羽根車23とベルマウス25とを含む。ファンモータ11は、筐体33の天板の略中央に固定されている。ファンモータ11の回転軸13は下方に延びている。
図1及び図2に示すように、熱交換器43は、厚みの小さな扁平な形状を有している。熱交換器43は、その下端部に沿って延設された皿状のドレンパン45から上方に起立した状態で羽根車23の周囲を囲むように配置されている。ドレンパン45は、熱交換器43において生じる水滴を収容する。収容された水は図略の排水経路を通じて排出される。
エアフィルタ41は、ベルマウス25の入口を覆う大きさを有し、ベルマウス25と吸込グリル39との間に吸込グリル39に沿って設けられている。エアフィルタ41は、吸込グリル39から筐体33内に吸い込まれた空気がエアフィルタ41を通過する際に空気中の塵埃を捕捉する。
図1〜図3に示すように、羽根車23は、ハブ15と、シュラウド19と、複数の羽根21とを含む。ハブ15は、ファンモータ11の回転軸13の下端部に固定されている。ハブ15は、平面視で回転軸13を中心とする円形状を有している。
シュラウド19は、ハブ15に対して回転軸13の軸方向Aの前側Fに対向配置されている。シュラウド19は、回転軸13を中心として円形に開口する空気吸込口19aを有している。シュラウド19の外径は、後側Rに向かうにつれて大きくなっている。
複数の羽根21は、ハブ15とシュラウド19との間に空気吸込口19aの周方向に沿って所定の間隔をあけて配列されている。各羽根21の前側Fの端部はシュラウド19の内面に接合されている。各羽根21の後側Rの端部はハブ15に接合されている。各羽根21は、ハブ15の半径方向に対して回転方向の反対向き(後ろ向き)に傾斜した後ろ向き羽根である。
ベルマウス25は、シュラウド19に対して軸方向Aの前側Fに対向配置されている。ベルマウス25は、ベルマウス本体251とこのベルマウス本体251の前側Fの周縁からベルマウス本体251の周囲に張り出したフランジ部252とを含む。ベルマウス本体251は、前後方向に貫通する貫通口25aを有している。ベルマウス本体251の外周面25sは、外径が後側Rに向かうにつれて小さくなる湾曲形状を有している。
図1及び図8に示すように、ベルマウス本体251の後側Rの一部は、空気吸込口19aの周縁部19eとの間に所定の隙間Gを設けた状態で空気吸込口19aからシュラウド19内に挿入されている。これにより、ベルマウス25は、貫通口25aを通じて後側Rに向かって吸い込まれる空気をシュラウド19の空気吸込口19aに案内することができる。
図4及び図5に示すように、ベルマウス25は、ベルマウス本体251の外周面25sに周方向に沿って所定の間隔で配列された複数の壁部27を有している。各壁部27は、ベルマウス25の外周面25sから立設されている。各壁部27は、軸方向Aに平行で、かつ、ベルマウス25の半径方向に平行となるように前側Fから後側Rに向かって外周面25sに沿って延びている。各壁部27は、シュラウド19に対して離間した位置に設けられている。
図6に示すように、ベルマウス25は、隣り合う壁部27,27と外周面25sとにより三方が囲まれた複数の空気流路253を有している。この空気流路253は、軸方向Aに沿った方向に向いている。この空気流路253は、隣り合う壁部27とベルマウス25の外周面25sとによって両サイドと底とが囲まれているが、この空気流路253への漏れ流れ(旋回流れ)の入口と出口とは開放されて遮るものがない。したがって、漏れ流れは、壁部27間の空気流路253の入口に確実に導かれ、空気流路253内を前側Fから後側Rに向かって案内される。
図7及び図8に示すように、各壁部27の外周面25sからの立設高さは、後側端部27rから前側端部27fに向かって次第に増加している。各壁部27は、前側端部27fにおける立設高さHfが、後側端部27rにおける立設高さHrよりも大きい。立設高さHr及び立設高さHfは、特に限定されるものではないが、例えば、立設高さHrを1mm〜10mm程度とし、立設高さHfを3mm〜20mm程度とすることができる。
図6及び図8に示すように、各壁部27の後側端部27rは、半径方向外側の部位271が半径方向内側の部位272よりも前側Fに位置している。各壁部27における後側端部27rの端面は、軸方向Aに対して傾斜した傾斜面である。この傾斜面は、外周面25sからの立設高さが後側Rに向かうにつれて次第に減少している。
各壁部27は、ベルマウス25と周縁部19eとの間に設けられた隙間Gに対して後側端部27rが前後方向に対向する位置まで後側Rに向かって延びている。各壁部27の後側端部27rにおける半径方向内側の部位272は、周縁部19eに対して半径方向に対向している。後側端部27rの半径方向外側の部位271は、シュラウド19の周縁部19eよりも半径方向内側に位置している。
一方、図8に示すように、空気吸込口19aの周縁部19eは、軸方向Aに対して傾斜した傾斜面である。この周縁部19eの傾斜面は、壁部27の後側端部27rの傾斜面に対面して設けられている。言い換えると、各壁部27の後側端部27rの先端は、シュラウド19の前側Fの端部である周縁部19eの先端と半径方向にほぼ対向する位置(ほぼ同じ高さ)に設けられている。周縁部19eの傾斜面と壁部27の端部27sの傾斜面は、共に、前側Fよりも後側Rの方が半径方向の内側に位置するように傾斜している。このように端部同士が前記傾斜面で構成されているので、壁部27の後側端部27rをシュラウド19の周縁部19eに対向する位置又はその近傍まで延設できる。
ベルマウス25は、例えば板金加工、樹脂成形などによって各壁部27がベルマウス本体251と一体に成形されていてもよく、ベルマウス本体251とは別に成形された各壁部27をベルマウス本体251に接合して作製してもよい。
次に、遠心送風機51における空気の流れについて説明する。図8に示すように、ベルマウス25のベルマウス本体251によりシュラウド19の空気吸込口19aに案内される主流Sの空気は、空気吸込口19aの近傍においては、主にシュラウド19の回転軸13の軸方向Aに沿った方向に流れている。
壁部27を有していない従来の遠心送風機では、破線の矢印M1で示すように、漏れ流れM1は、空気吸込口19aの近傍において、シュラウド19が回転方向Kに回転することにより生じる回転方向Kへの空気の流れに影響されて軸方向Aから前記回転方向Kに傾斜した方向に向いて流れている。したがって、この漏れ流れM1が主流Sと合流すると、主流Sは漏れ流れM1によって流れが乱されることになり、送風音が大きくなるとともに、ファン効率の低下につながる。
一方、第1実施形態の遠心送風機51では、一点鎖線の矢印Mで示すように、漏れ流れMは、隣り合う壁部27とベルマウス本体251の外周面25sとに囲まれる空気流路253に沿って後側Rに案内され、ベルマウス本体251の後側Rの端部とシュラウド19の前側Fの端部との間の隙間を通過する。この隙間を通過した漏れ流れMは、空気吸込口19aの近傍において、従来と比べて流れ方向が軸方向Aに近づくように矯正されている。したがって、漏れ流れMが主流Sに合流するときの干渉が抑制される。
<第2実施形態>
図9は、本発明の第2実施形態に係る遠心送風機51におけるベルマウス25を拡大した側面図である。図10は、第2実施形態に係る遠心送風機51の一部を拡大した断面図である。図11は、第2実施形態に係る遠心送風機51の一部を拡大した断面図である。
第2実施形態に係る遠心送風機51は、ベルマウス25に設けられている壁部27の構成が第1実施形態とは異なっており、壁部27以外の構成については第1実施形態と同様である。したがって、以下では、ベルマウス25の壁部27について説明し、その他の構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図9〜図11に示すように、ベルマウス25は、その外周面25sに周方向に沿って所定の間隔で配列されて外周面25sから立設された複数の壁部27を有している。各壁部27は、軸方向A及びベルマウス25の半径方向に平行である。各壁部27の後側端部27rは、半径方向外側の部位271が半径方向内側の部位272よりも前側Fに位置している。各壁部27は、シュラウド19に対して離間した位置に設けられている。
各壁部27は、ベルマウス25と周縁部19eとの間に設けられた隙間Gに対して後側端部27rが前後方向に対向する位置まで後側Rに向かって延びている。各壁部27の後側端部27rは、周縁部19eに対して半径方向に対向している。具体的に、各壁部27の後側端部27rにおける半径方向内側の部位272は、周縁部19eの半径方向外側の部位に対して半径方向に対向している。後側端部27rの半径方向外側の部位271は、シュラウド19の周縁部19eよりも半径方向内側に位置している。
第2実施形態における各壁部27の後側端部27rには、周縁部19eから離れる方向に凹む凹曲面273が設けられている。この凹曲面273は、半径方向内側の部位272から半径方向外側の部位271まで滑らかに湾曲している。凹曲面273は、図11に示す断面(回転軸13の中心を含む断面)において円弧状に湾曲している。
後側端部27rの端面は、その全体が凹曲面273であるのが好ましいが、図11に示すように、後側端部27rの端面は、凹曲面273と、例えば傾斜面との組合せにより構成されていてもよい。第2実施形態では、後側端部27rの端面は、半径方向内側の部位272の一部のみが傾斜面であり、残りの大半の部分が凹曲面273である。シュラウド19の空気吸込口19aの周縁部19eには、後側端部27rの凹曲面273に対向する凸曲面191が設けられている。
第2実施形態において、凹曲面273の位置及び形状は、例えば次のようにして決めることができる。後側端部27rの端面に設ける凹曲面273の位置及び形状は、例えば図11に示す断面(回転軸13の中心を含む断面)において、周縁部19e上の点(例えば凸曲面191上の点)を中心とする円弧や楕円弧などの円弧状の曲線に基づいて決めることができる。周縁部19e上の点から凹曲面273までの距離は、例えばベルマウス25の製造上の取付誤差の範囲、羽根車23の回転振れの範囲、及び安全代を考慮に入れて決定される。なお、凹曲面273は、周縁部19eから離れる方向に凹む凹曲面であればよく、必ずしも正確な円弧や楕円弧などの円弧状の曲線でなくてもよい。
図12は、風量と送風音との関係を示すグラフであり、図13は、風量とモータ入力との関係を示すグラフである。これらのグラフは、第1実施形態に係る遠心送風機51を備えた室内機31の特性と、第2実施形態に係る遠心送風機51を備えた室内機31の特性と、壁部27が設けられていない参考例のベルマウスを備えた室内機の特性とを示している。
図12に示すように、参考例に比べて第1実施形態及び第2実施形態では、送風音が低減されていることがわかる。また、図13に示すように、参考例に比べて第1実施形態及び第2実施形態ではモータ入力が低減されていることがわかる。このように第1実施形態及び第2実施形態では、参考例と同じ風量を得るのに必要なモータ入力が参考例に比べて小さくなっており、ファン効率が高い。したがって、第1実施形態及び第2実施形態では、参考例に比べて漏れ流れの量が少なくなり、損失が低減されていると考えられる。
<第3実施形態>
図14は、本発明の第3実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。第3実施形態に係る遠心送風機51は、ベルマウス25に設けられている壁部27の構成が第1実施形態とは異なっており、壁部27以外の構成については第1実施形態と同様である。したがって、以下では、ベルマウス25の壁部27について説明し、その他の構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図14に示すように、ベルマウス25は、その外周面25sに周方向に沿って所定の間隔で配列されて外周面25sから立設された複数の壁部27を有している。各壁部27は、軸方向A及びベルマウス25の半径方向に平行である。各壁部27は、シュラウド19に対して離間した位置に設けられている。
各壁部27は、その後側端部27rがベルマウス25と周縁部19eとの間に設けられた隙間Gに対して前後方向に対向する位置まで後側Rに向かって延びている。具体的に、後側端部27rの端面274は、シュラウド19の周縁部19eの近傍まで延びている。ここで、周縁部19eの近傍とは、ベルマウス25の製造上の取付誤差の範囲、羽根車23の回転振れの範囲、及び安全代を考慮に入れたうえで、羽根車23の回転時に後側端部27rとシュラウド19の周縁部19eとの接触を回避できる最短距離をいう。
後側端部27rの端面は、軸方向Aに対して垂直である。また、シュラウド19の周縁部19eは、軸方向Aに対して垂直な方向に円環状に延びている。後側端部27rの半径方向外側の部位271は、シュラウド19の周縁部19eよりも半径方向内側に位置している。
図15は、風量とモータ入力との関係を示すグラフである。このグラフは、第3実施形態に係る遠心送風機51を備えた室内機31の特性と、壁部27が設けられていない参考例のベルマウスを備えた室内機の特性とを示している。
図15に示すように、参考例に比べて第3実施形態ではモータ入力が低減されていることがわかる。このように第3実施形態では、参考例と同じ風量を得るのに必要なモータ入力が参考例に比べて小さくなっている。したがって、第3実施形態では、参考例に比べて漏れ流れの量が少なくなっていると考えられる。
以上説明したように、各実施形態では、ベルマウス25が複数の壁部27を有しているので、壁部27が漏れ流れの抵抗となり、漏れ流れの量を低減させることができる。しかも、漏れ流れの方向を主流の方向に近づけることができるので、漏れ流れが主流と合流するときに主流が乱されるのを抑制できる。これにより、ファン効率の低下を抑制することができる。
また、各実施形態では、壁部27は、立設高さが大きな後側端部27rにおいて多くの漏れ流れをキャッチして空気流路253に導くことができる一方で、立設高さが小さい前側端部27fにおいてはシュラウド19の空気吸込口19aの周縁部19eとの接触を抑制できる。
また、各実施形態では、各壁部27の外周面25sからの立設高さは、後側端部27rから前側端部27fに向かって次第に増加している。すなわち、各壁部27の立設高さが滑らかに変化しているので、空気流路253内の空気の流れが円滑になる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、各壁部27の後側端部27rは、半径方向外側の部位271が半径方向内側の部位272よりも前側Fに位置しているので、各壁部27とシュラウド19との接触を抑制することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、後側端部27rがベルマウス25と周縁部19eとの間に設けられた隙間Gに対して前後方向に対向する位置まで、各壁部27が後側Rに向かって延びている。したがって、第1実施形態及び第2実施形態では、各壁部27とシュラウド19との接触を回避しつつ、各壁部27とシュラウド19との前後方向の距離(クリアランス)を小さくすることができる。クリアランスを小さくすることにより、ベルマウス25とシュラウド19との隙間Gに漏れ流れが流入する際の抵抗がより大きくなり、漏れ流れの量がさらに低減される。しかも、後側端部27rが隙間Gに対して前後方向に対向する位置まで各壁部27が延びているので、隙間Gに流入する漏れ流れの整流効果を高めることができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、各壁部27は、周縁部19eに対して後側端部27rが半径方向に対向する位置まで後側Rに向かって延びているので、各壁部27とシュラウド19との前後方向の距離(クリアランス)をさらに小さくすることができる。これにより、ベルマウス25とシュラウド19との隙間Gに漏れ流れが流入する際の抵抗がさらに大きくなり、漏れ流れの量がさらに低減される。しかも、後側端部27rが周縁部19eに対して半径方向に対向する位置まで各壁部27が延びているので、各壁部27は、漏れ流れが隙間Gに流入する直前まで漏れ流れを整流することができる。これにより、漏れ流れの整流効果をさらに高めることができる。
第2実施形態では、後側端部27rには、周縁部19eから離れる方向に凹む凹曲面273が設けられているので、例えば後側端部27rが例えば平面である場合に比べて周縁部19eとの距離を確保しやすい。
第2実施形態では、後側端部27rの凹曲面273に対向する位置に、周縁部19eの凸曲面191が設けられているので、後側端部27rと周縁部19eとの接触を回避しつつ、後側端部27rを周縁部19eより近づけて後側端部27rと周縁部19eとの距離をより小さくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記各実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
例えば、各実施形態では、各壁部の前記立設高さを後側から前側に向かって次第に増加させた形態を例に挙げて説明したが、前記立設高さを後側から前側に向かって段階的に増加させてもよい。また、各壁部の前記立設高さは後側から前側まで一定であってもよく、後側から前側に向かって減少していてもよい。
また、第1実施形態及び第2実施形態では、各壁部の後側端部がシュラウドの周縁部と半径方向に対向する位置に設けられている場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。各壁部の後側端部は、シュラウドの周縁部よりも前側に設けられていてもよい。
また、第2実施形態では、周縁部19eが凸曲面191である場合を例示したが、周縁部19eは、必ずしも凸曲面191でなくてもよく、例えば軸方向Aに垂直な平面であってもよく、軸方向Aに対して傾斜した傾斜面であってもよい。
また、各実施形態では、遠心送風機を空気調和装置の室内機に用いた場合を例に挙げて説明したが、他の用途に用いることもできる。
11 ファンモータ
13 回転軸
15 ハブ
17 空気吸込口
19e 空気吸込口の周縁部
19 シュラウド
21 羽根
23 羽根車
25 ベルマウス
251 ベルマウス本体
252 フランジ部
253 空気流路
25a 貫通口
25s ベルマウス本体の外周面
27 壁部
27f 壁部の前側端部
27r 壁部の後側端部
271 半径方向外側の部位
272 半径方向内側の部位
273 湾曲面
31 室内機
A ファンモータの回転軸の軸方向
F 軸方向の前側
R 軸方向の後側
(6) 第3形態に係る遠心送風機は、羽根車(23)と、ベルマウス(25)とを備えている。前記羽根車(23)は、ファンモータ(11)の回転軸(13)を中心として円形に開口する空気吸込口(19a)を有するシュラウド(19)と、前記空気吸込口(19a)の周方向に沿って配列された複数の羽根(21)とを含む。前記ベルマウス(25)は、前記シュラウド(19)に対して前記回転軸(13)の軸方向の前側(F)に配置されている。前記ベルマウス(25)における前記軸方向の後側(R)の部分と前記空気吸込口(19a)の周縁部(19e)との間には半径方向に所定の隙間(G)が設けられている。
本発明の第1実施形態に係る遠心送風機を備えた室内機を示す断面図である。 前記室内機における羽根車、熱交換器及び吹出口の位置関係を示す底面図である。 前記遠心送風機の羽根車を示す斜視図である。 前記遠心送風機のベルマウスを示す側面図である。 前記遠心送風機のベルマウスを示す平面図である。 図4の一部を拡大した側面図である。 前記遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 空気の流れを説明するための図であり、前記遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 本発明の第2実施形態に係る遠心送風機におけるベルマウスを拡大した側面図である。 第2実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 第2実施形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 風量と送風音との関係を示すグラフである。 風量とモータ入力との関係を示すグラフである。 第3形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。 風量とモータ入力との関係を示すグラフである。
<第3形態>
図14は、第3形態に係る遠心送風機の一部を拡大した断面図である。第3形態に係る遠心送風機51は、ベルマウス25に設けられている壁部27の構成が第1実施形態とは異なっており、壁部27以外の構成については第1実施形態と同様である。したがって、以下では、ベルマウス25の壁部27について説明し、その他の構成については第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図15は、風量とモータ入力との関係を示すグラフである。このグラフは、第3形態に係る遠心送風機51を備えた室内機31の特性と、壁部27が設けられていない参考例のベルマウスを備えた室内機の特性とを示している。
図15に示すように、参考例に比べて第3形態ではモータ入力が低減されていることがわかる。このように第3形態では、参考例と同じ風量を得るのに必要なモータ入力が参考例に比べて小さくなっている。したがって、第3形態では、参考例に比べて漏れ流れの量が少なくなっていると考えられる。

Claims (6)

  1. ファンモータ(11)の回転軸(13)を中心として円形に開口する空気吸込口(19a)を有するシュラウド(19)と、前記空気吸込口(19a)の周方向に沿って配列された複数の羽根(21)とを含む羽根車(23)と、
    前記シュラウド(19)に対して前記回転軸(13)の軸方向(A)の前側(F)に配置され、前記空気吸込口(19a)の周縁部(19e)との間に半径方向に所定の隙間(G)が設けられているベルマウス(25)と、を備え、
    前記ベルマウス(25)は、その外周面(25s)に周方向に沿って所定の間隔で配列されて前記外周面(25s)から立設された複数の壁部(27)を有し、
    各壁部(27)は、前記軸方向(A)及び前記ベルマウス(25)の半径方向に平行であり、
    各壁部(27)の後側端部(27r)は、半径方向外側の部位(271)が半径方向内側の部位(272)よりも前側(F)に位置している、遠心送風機。
  2. 各壁部(27)は、前記ベルマウス(25)と前記周縁部(19e)との間に設けられた前記隙間(G)に対して前記後側端部(27r)が前後方向に対向する位置まで前記後側(R)に向かって延びている、請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 各壁部(27)は、前記周縁部(19e)に対して前記後側端部(27r)が半径方向に対向する位置まで後側(R)に向かって延びている、請求項2に記載の遠心送風機。
  4. 前記後側端部(27r)には、前記周縁部(19e)から離れる方向に凹む凹曲面(273)が設けられている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遠心送風機。
  5. 前記周縁部(19e)には、前記後側端部(27r)の前記凹曲面(273)に対向する凸曲面(191)が設けられている、請求項4に記載の遠心送風機。
  6. ファンモータ(11)の回転軸(13)を中心として円形に開口する空気吸込口(19a)を有するシュラウド(19)と、前記空気吸込口(19a)の周方向に沿って配列された複数の羽根(21)とを含む羽根車(23)と、
    前記シュラウド(19)に対して前記回転軸(13)の軸方向(A)の前側(F)に配置され、前記空気吸込口(19a)の周縁部(19e)との間に半径方向に所定の隙間(G)が設けられているベルマウス(25)と、を備え、
    前記ベルマウス(25)は、その外周面(25s)に周方向に沿って所定の間隔で配列されて前記外周面(25s)から立設された複数の壁部(27)を有し、
    各壁部(27)は、前記軸方向(A)及び前記ベルマウス(25)の半径方向に平行であり、
    各壁部(27)は、その後側端部(27r)が前記ベルマウス(25)と前記周縁部(19e)との間に設けられた前記隙間(G)に対して前後方向に対向する位置まで前記後側(R)に向かって延びており、
    前記後側端部(27)の端面(274)は、前記軸方向(A)に対して垂直である、遠心送風機。
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