JPH0846678A - ハンズフリー通話装置 - Google Patents

ハンズフリー通話装置

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JPH0846678A
JPH0846678A JP19768994A JP19768994A JPH0846678A JP H0846678 A JPH0846678 A JP H0846678A JP 19768994 A JP19768994 A JP 19768994A JP 19768994 A JP19768994 A JP 19768994A JP H0846678 A JPH0846678 A JP H0846678A
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宏和 斎藤
Toshiyuki Ito
敏之 伊藤
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隆義 入谷
Hiroshige Asada
博重 浅田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】運転に支障がなく品質の良いハンズフリー通話
装置を提供すること。 【構成】携帯電話機2を接続する車載オーディオ部7は
音質が良い上、音声操作部の操作性がよく、携帯電話機
2の音声をこの車載オーディオ部7の音声処理機能に車
載アダプタを介して組み入れる。車載オーディオ部7の
音声処理部に携帯電話用の通話モードとして通話に適し
た音声処理条件を設定する。運転者は、ステアリング近
傍に設けられた受話スイッチで通話を開始でき、相手の
話声は車載オーディオのスピーカを通して聞く。そして
必要に応じて音質、音量等を車載オーディオ部の音声操
作部で調節でき、通話に適した条件を実現し、聞き取り
やすい通話をすることができる。また保留、終話の操作
をステアリング近傍に設置されたスイッチで操作でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車内で携帯電話機を用
いて話をする場合に、手に受話器を持たないで通話する
ハンズフリー通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機を車内に持ち込んで、
そのまま車両に設置して使用する自動車電話システムが
ある。これは携帯電話を車内で使用する際に携帯電話用
車載アダプタを用いて、携帯電話をセットして用いるも
のである。そのうち、特開平4-40728 号公報に示される
車載用音声ダイヤル装置として、車両に設置されるマイ
クを用いて電話機に対するダイヤル発信を音声認識で実
施するもので、その音声に対して車載オーディオのスピ
ーカを一部兼用する旨が述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これは
電話を単に接続して電源を供給し、ハンズフリーマイク
を接続して音声入力を行う構成であって通話システムで
はなく、ハンズフリーマイクを利用する場合でも、通話
の音声出力は携帯電話内蔵のスピーカが利用されてお
り、走行中の騒音の中での受話音声が聞き取りにくいと
いう問題がある。またその他、一般に携帯電話機の操作
は単純な操作ではあるが、片手で支えて、他の手で操作
するという方式をとるものが多く、音量を上げたりする
操作は片手のみでは操作しにくく、またあまり慣れない
操作であることから、運転に対する注意が疎かに成りや
すいという問題もある。
【0004】従って本発明の目的は、車内でハンズフリ
ーの通話をおこなう場合に、車両の運転に支障がなく、
品質の良い通話を実現するハンズフリー通話装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、携帯電話機を車載アダプタに設置
し、受話器を持たずに通話する車載のハンズフリー通話
装置において、前記車載アダプタと、運転者が手にしな
いで使用するマイクロフォンと、ステアリング近傍に配
置されて、電話局からの通話の呼出しがあった際に通話
を開始する受話スイッチ、および通話を保留する保留ス
イッチとを備えて、前記携帯電話機の音声信号を車載オ
ーディオ部に接続する制御部を有し、該制御部に、前記
携帯電話機が接続された際にハンズフリー通話が要求さ
れているか否かを判断する通話モード判断部と、前記携
帯電話機からの信号を前記車載オーディオ部で扱う信号
に変換する信号処理部とを有し、該信号処理部から、該
携帯電話機の音声制御を前記車載オーディオ部に指示操
作する操作手段を有し、前記車載オーディオ部に、前記
操作手段により制御され、音響特性を通話に適した特性
にする通話モード切り換え手段を有することを特徴とす
る。本発明の特徴ある構成はまた、ハンズフリー通話
が、前記携帯電話機の側に設けられたスイッチ、もしく
は前記制御部に設けられたスイッチで前記携帯電話機単
独の通話に切り換えられることを特徴とする。
【0006】
【作用】携帯電話機を接続する車載オーディオは既に良
く開発されていて音質が良い上、音声操作部がフロント
ダッシュボードに設置されることがほとんどで、操作性
がよく、また車内に設置されるスピーカは車両の環境を
考慮したものであることから、携帯電話機の音声をこの
車載オーディオ部の音声処理機能に組み入れる。そして
車載オーディオ部の音声処理部に、通話に適した音声処
理条件の携帯電話用の通話モードを設定する。運転者
は、電話の呼び鈴が鳴った時、携帯電話を手に取って受
話スイッチを押さなくても、ステアリング近傍に設けら
れた受話スイッチで通話を開始でき、相手の話声は車載
オーディオのスピーカを通して聞ける。そして必要に応
じて音質、音量等を車載オーディオ部の音声操作部で調
節できる。また保留、終話の操作をステアリング近傍に
設置されたスイッチで操作できる。
【0007】
【発明の効果】車載オーディオ部は既に十分開発され
て、音質が良く、操作性も優れているので、このオーデ
ィオ部に携帯電話機を接続し、通話に適した音響特性と
する通話モードを設定することで、通話に適した車内音
響を実現し、聞き取りやすい通話とすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 (第一実施例)図1は、本発明を適用した車載のハンズ
フリー通話装置100のブロック構成図である。図1に
おいて、電話局との無線でやり取りされる携帯電話機2
(以下、電話機と略すこともある)が、車載のオーディ
オ部7に制御部4を通じて接続されている構成を示して
おり、車両内に設置のハンズフリーマイク1に入力され
た音声が制御部4を通じて電話機2に伝えられる。また
相手の音声が制御部4を通じてオーディオ部7に接続さ
れ、オーディオ部の車載スピーカ11を通じて出力され
る。制御部4と電話機2との間の信号接続部は、車載ア
ダプタを備えた簡単なコネクタ12で形成され(車載ア
ダプタの形状やコネクタ形状は図示しない)、電話機2
を制御部4の車載アダプタに装着すると同時にコネクタ
12が嵌合されて制御部4と電気的接続が成される。こ
のコネクタ12には、携帯電話機2の電源を節約するた
め、制御部4側から携帯電話機2に電源を供給するライ
ンも設けてある(図示しない)。
【0009】制御部4は、電話機2の通話信号等を制御
する通話モード判断部5や信号処理部6を備えたマイク
ロコンピュータシステムであり、その信号処理結果をオ
ーディオ部7の音響制御部9に出力する。通話モード判
断部5は、携帯電話機2が接続されていて電話局からの
呼出しがある場合に、電話機2に発生する信号を捉えて
通話信号が処理できる状態にする。信号処理部6は、電
話機2の信号を信号処理部6においてオーディオ部7で
処理できる信号に変換し、音響制御部9へその変換した
信号を送出し、例えば音響制御部9が各種オーディオ機
器8を制御することを指示する。この他、制御部4は音
声ダイヤル機能を持たせたり、そのためのガイダンス音
や認識合成音等を発生させて、オーディオ部7へ出力さ
せることも可能である。
【0010】通常、制御部4は電話機2を装着し易い箇
所に設置されるので、制御部4と音響制御部9とはケー
ブルコネクタ13を用いて通話信号等がやりとりされ
る。そしてハンズフリーマイク1も運転者に対して、通
話がハンズフリー通話となるような配置に設置されてい
る(図示はしない)。そして、ステアリング近傍もしく
はダッシュパネル部の何れか操作しやすい部位に電話機
2の受話スイッチ14が設けられ、電話機2に電話局か
ら呼出しがあった場合に、この受話スイッチ14を押す
ことで制御部4を介して通話が開始される。なおこの受
話スイッチ14は、一度通話を開始した後、再びスイッ
チを押して解除することで通話を終了する終了スイッチ
ともなっている。
【0011】オーディオ部7は、音響制御部9を中心に
ラジオやカセットテープ、CD、MDなどから成る各種
オーディオ機器8が接続され、音響制御部9に音響操作
部10が接続されて、音量、音質等が調節される。音響
制御部9からは制御された音声信号が外部に設置された
スピーカ11に出力され、車内環境に合った音の響きで
聞こえるようになっている。ここで制御された音声信号
とは、例えば通常音響操作部10に設置されるトーンや
バスなどの音質制御スイッチ(図示しない)で決められ
るような制御であり、簡単なイコライザ装置による制御
と同等である。そして、これに加えて制御部4からの電
気的指示で設定を変化できる通話モードを有し、通話に
適した音響設定がなされる。
【0012】携帯用電話においても、受信(受話)と同
時に電話機2の呼び鈴(図示しない)が鳴って、受話器
を取り上げ(受話スイッチを押す)、通話する。ここ
で、車両を運転中であると、受話器をとる(受話スイッ
チを押す)ために片手運転もしくはシフトレバーから手
を放すこととなり、緊急時に対するとっさの行動が取れ
ないことから、なるべく受話器を持たないで通話を行う
ハンズフリー通話とすることが行われる。この場合、呼
び鈴の合図とともに、電話機2の操作部3の受話スイッ
チを押して、受話器をとった(ハングオン)状態と同じ
操作をステアリング(ハンドル)近傍に設けた受話スイ
ッチ14で通話を開始することができ、電話機2の受話
スイッチ14を押さずに、もしくは受話器を手にとらず
に通話できる。従来の場合、通話は携帯用電話に付属の
スピーカで通話を聞き取る構成であったが、ここではオ
ーディオ部7の車載スピーカ11を用いている。それ
で、音量の操作等を、従来から利用されているダッシュ
パネルに設置されることが多いオーディオ部7の音響操
作部10で制御可能となるので、運転中でも操作が容易
で、運転の妨げにならない。
【0013】また、オーディオ機器部8にイコライザ
(図示しない)を有する構成であれば、このイコライザ
設定部に電話通話モードを設けておき、制御部4から指
示設定する構成としておくことで、車載スピーカ11の
特性と車両内の音響特性に合わせた音質で通話すること
ができ、通話品質を向上させることができる。即ち、通
話モード切り換え手段がイコライザに設定した通話モー
ドを切り換える回路を有することが特徴としても良い。
さらに、オーディオ部7の音響制御部9にモード記憶機
能を有すれば、この最適な音響特性の通話モードを自動
的に設定するようにもできる。さらにその通話モードを
調整しなおして再設定することも自由にできる。
【0014】また通常はオーディオ機器8を使用してい
て、電話の呼出しがあってハングオンした時のみ、上記
の通話モードに自動的に設定されるような構成にもでき
る。これも制御部4からオーディオ部7に信号を送るこ
とで簡単に実現する。
【0015】以上のような操作を制御部4およびオーデ
ィオ部7で信号を処理する一連の処理の流れを図2に示
すフローチャートで示す。このフローチャートは大まか
な流れを示すだけで、細かいボタン操作に対する技術は
従来公知の電気回路技術で対応できることなので、細か
い操作に対応する表記とはしてない。また図3〜6は、
それぞれのサブ処理を示すフローチャートである。
【0016】以下図2のフローチャートに従って説明す
る。制御部4は車両のキーオンによって通電される。そ
れで、その立ち上がり時には、システムチェックを行う
などの初期設定等の処理(ステップ200)が実施される。
初期設定に関しては、本発明の要点に直接関係がないの
で詳しい説明を省略する。常時、電話機2が制御部4に
設置されているとは限らないので、もし設置されていな
ければ、ハンズフリー通話を設定する必要がなく、それ
でステップ202 で電話機2の有無を確かめる。そして電
話機2が設置されている場合は、常に各種の信号が発生
しないかチェックし続ける(ステップ204)。なおこのス
テップ204 内には、上記の通話モード判断部5の呼出し
時における動作も含まれている。つまり、通話モード判
断部5の動作は、制御部4における回路類をちょうどス
リープ状態から活性状態にするような動作を行わせる。
【0017】電話機2がある場合に、電話局からの呼出
しがあった時に、電話機2の呼び鈴が鳴って、運転者が
受話を開始するために、ステアリング近傍に設けられた
受話スイッチ14を押すと、ステップ204 では受信処理
発生として図2のの受信処理を実施しシステムの通話
設定(ステップ206)を行う。設定を行った後は、通話が
自動的に継続されるので、システムはステップ202 とス
テップ204 とを実施して、次の状況の信号が発生するの
を監視し続ける。
【0018】通話設定処理は、図3に示すように、まず
オーディオ機器8が接続されて車内のスピーカから音楽
等が流されていると、ハンズフリー通話ができないた
め、一端、オーディオを切り離すことが必要になる。そ
こでステップ302 で現在使用しているオーディオ機器の
回路を現状維持して音響制御部から切り離す。それから
制御部4の通話信号を音響制御部9に接続する。その際
同時に、イコライザなどの機能を車内に適した通話とな
るよう電話通話モードに設定する信号を出す。通話の回
路が一端設定されれば、後は通話が自動的に継続され
る。微調整は運転者が自ら音響操作部10を用いて任意
に行うことができる。
【0019】次に、通話中に運転者が通話を保留するた
め、保留スイッチ15を押したとすると、ステップ204
で保留処理発生として図2のの保留処理を実施する
(ステップ208 および図4)。保留処理は、つながって
いた電話機2の音声信号を、一端、外して通話を解除し
たあと、必要に応じて、オーディオ部の音声または音楽
を通話相手方に流すようにする。通話回路が切れてしま
ったわけでは無いことを知らせるために、音楽等の合図
を送るようにする。電話は双方向通信であるので、こち
ら側の音声(送話)を保留にして、保留信号として音楽
等を流す。つまり、ハンズフリーマイク1の機能を停止
して、オーディオ出力を代わりに接続する。その際、オ
ーディオ信号レベルが通話レベルと同程度になるように
回路で調節する。回路接続を一度設定すれば、次に保留
解除になるまでその状態が維持される。
【0020】そして運転者が保留スイッチ15をもう一
度押して保留が解除されると、ステップ204 で保留解除
処理発生として図2のの保留解除処理を実施する(ス
テップ210 および図5)。保留処理解除は、保留信号と
して流していたオーディオ信号を切り離して(ステップ
502)、保留していたハンズフリーマイク1の回路を再び
電話機2と接続し(ステップ504)、通話を復帰、再開さ
せる。
【0021】通話が終了する際は、通話終了の処置とし
て運転者は、制御部4を介した受話スイッチ14をもう
一度押して解除し、電話機2の通話を終了する。それ
で、ステップ204 では終了処理発生と判定して図2の
の終了処理を実施する(ステップ210 および図6)。こ
れは、制御部4と音響制御部9とを接続して通話モード
にしていたのを解除して(ステップ602)、オーディオ機
器を原状回復して(ステップ604)、通話開始前の状態に
戻す。
【0022】以上のようにして、このハンズフリー通話
装置100が運用される。通常のオーディオ機器に単に
通話信号を接続するだけでは、通話処理が出来ないこと
から、制御部4のような装置が必要となり、所定の信号
処理がなされる。
【0023】なお、各ステップの途中で、運転者が電話
機2を制御部4から取り出して通話をすることが考えら
れるため、通話中に電話機2の装着を外した場合、電話
機2側も通話が確保されるような構成になっていること
が望ましい。また各フローチャートの途中でも、ハンズ
フリー通話の解除設定がされる可能性があるため、フロ
ーチャートには示さないが、常にシステムの監視が実施
されている。
【0024】また、携帯電話機2を制御部4に装着して
いる状態で、マイク1によるハンズフリー通話をしない
ようにすることも可能である。その場合は、制御部4の
通話モード判断部5に設けられた切り換えスイッチ(図
示しない)でハンズフリー通話解除として、携帯電話機
2単独で動作させるようにすればよく、ハンズフリー通
話装置100が切り離された状態となる。この状態も図
2に示すフローチャートのステップ204 の判断には加え
ていないが、上記のシステムの監視にその判断も含まれ
ている。この場合は、本発明の特徴とは関係がなくなる
ので詳しくは説明しない。
【0025】もし通話途中で、通話を保留する場合は、
図4に示すフローチャートで保留の設定を制御部4で行
い、保留中にオーディオ部からオーディオ信号を通話相
手に流す(ステップ404 )。そして保留が終了したら戻
って通話を再開する。ここで、オーディオ部7から通話
相手にオーディオ信号を流すことは、保留中に待機メロ
ディを流すことに相当し、通話が切れていないことを相
手に確認させる効果を持つ。また、カセットテープやC
Dなどに録音されている音を通話相手に伝えたい場合
に、直接オーディオ部7から伝えることで、聞きやすい
音を送信できて音質の良い通話が維持される。この場合
にマイク入力をオフする切り換えスイッチを設けてお
き、マイク入力をオフとすることで周囲の雑音なく録音
されている音声等を伝えることができる。なおオーディ
オ部7は、著作権のあるテープ、CD等を利用できない
ような構成となっている。
【0026】そのほか携帯電話機2の呼び鈴に対する応
答として、制御部4の側に設けられた受話スイッチ14
で行うのではなく、携帯電話機2の操作部3の受話スイ
ッチ(図示しない)で操作して、ハンズフリー通話をさ
せる構成としても良い。これは電話機2の操作部3に付
属する受話スイッチを押すことで、車両の受話スイッチ
14を押したことと同等であることから、どちらのスイ
ッチを押してもハンズフリー通話となることが有意だか
らである。これは、これらの受話スイッチがパラレル構
成であればよい。
【0027】また、ハンズフリー通話状態から、普通の
携帯電話機単独の通話にする場合も、電話機2を車載ア
ダプターから取り外し、そのまま電話機2のみで通話が
できる。この場合に、再び、電話機2を通話中のまま車
載アダプタに接続したり、保留状態の電話機2を車載ア
ダプタに接続しても、制御部4の通話モード判断部5が
電話機2の状態を判定して、必要な通話モードを維持
し、それに対応するように各機能を設定し、ハンズフリ
ー通話形式で通話が保留も含めて維持できるようになっ
ている。
【0028】請求項でいう受話器とは、通話相手の音声
が発せられるスピーカであるが、近年の携帯電話機は十
分小型化され、受話器を設けることなく電話機装置と一
体になっているので、携帯電話機装置全体に相当する。
つまり通常の電話機において受話器を持ち上げて通話を
開始する受話スイッチを携帯電話機に設けて、そのスイ
ッチ操作で受話器を取り上げる操作と置き換えているの
で、受話器を持たずに、ということは携帯電話機本体を
手に持たずに、ということと等価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したハンズフリー装置のブロック
構成図。
【図2】図1のシステムの処理を示すフローチャート。
【図3】図2の受信処理のサブ処理を示すフローチャー
ト。
【図4】図2の保留処理のサブ処理を示すフローチャー
ト。
【図5】図2の保留解除処理のサブ処理を示すフローチ
ャート。
【図6】図2の通話終了処理のサブ処理を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
1 ハンズフリーマイク 2 携帯電話機 3 操作部(電話機内) 4 制御部 5 通話モード判断部(制御部) 6 信号処理部(制御部) 7 オーディオ部 8 オーディオ機器(オーディオ部) 9 音響制御部(オーディオ部) 10 音響操作部(オーディオ部) 11 車載スピーカ 12 接続コネクタ(車載アダプタ) 13 接続ケーブル 14 受話スイッチ(終話スイッチ) 15 保留スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 博重 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯電話機を車載アダプタに設置し、受話
    器を持たずに通話する車載のハンズフリー通話装置にお
    いて、 前記車載アダプタと運転者が手にしないで使用するマイ
    クロフォンと、 ステアリング近傍に配置されて、電話局からの通話の呼
    出しがあった際に通話を開始する受話スイッチ、および
    通話を保留する保留スイッチとを備えて、前記携帯電話
    機の音声信号を車載オーディオ部に接続する制御部を有
    し、 該制御部に、前記携帯電話機が接続された際にハンズフ
    リー通話が要求されているか否かを判断する通話モード
    判断部と、前記携帯電話機からの信号を前記車載オーデ
    ィオ部で扱う信号に変換する信号処理部とを有し、 該信号処理部から、該携帯電話機の音声制御を前記車載
    オーディオ部に指示操作する操作手段を有し、 前記車載オーディオ部に、前記操作手段により制御さ
    れ、音響特性を通話に適した特性にする通話モード切り
    換え手段を有することを特徴とするハンズフリー通話装
    置。
  2. 【請求項2】ハンズフリー通話が、前記携帯電話機の側
    に設けられたスイッチ、もしくは前記制御部に設けられ
    たスイッチで前記携帯電話機単独の通話に切り換えられ
    ることを特徴とする請求項1に記載のハンズフリー通話
    装置。
JP19768994A 1994-07-29 1994-07-29 ハンズフリー通話装置 Expired - Lifetime JP3399105B2 (ja)

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