JPH084640B2 - ゴルフボ−ル - Google Patents

ゴルフボ−ル

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JPH084640B2
JPH084640B2 JP59194521A JP19452184A JPH084640B2 JP H084640 B2 JPH084640 B2 JP H084640B2 JP 59194521 A JP59194521 A JP 59194521A JP 19452184 A JP19452184 A JP 19452184A JP H084640 B2 JPH084640 B2 JP H084640B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ゴルフボールに関し、特に米国ゴルフ協
会(USGA)によって定められた規則のいずれを破ること
なく、現在市販されているゴルフボールよりも飛距離の
出るゴルフボールに関する。
(従来の技術および問題点) 長年の間、ゴルフボールは、その製造に僅かな改良が
施されただけで技術的な発展がなかった。実際上、ゴル
フボールの全ては、いわゆる巻きつけ型である。このタ
イプのゴルフボールは、弾力性のあるゴム球あるいは液
体を充填した中空の球体からなる1〜1 1/16インチ(2.
54〜2.69875cm)の小さな中心を有している。弾力性の
ある巻線が、この中心を包囲し、1.45(3.683cm)1.65
(4.191cm)インチの直径を有する芯を形成する。通常
バラタからなるシェルカバーが、芯の周りに圧縮成形に
より形成されて、最終的に直径1.68インチのボールとな
る。
1960年代の半ば頃から、産業が重視しているゴルフボ
ールの多くの改良が行なわれた。第1の大きな改良は、
新しいカバー材料であるサーリン(Surlyn)イオノマー
樹脂の導入である。これは、ゴルフ産業界に広く受け入
れられた最初のプラスチック材料であった。サーリン樹
脂は、多くの市場を獲得したが、まだバラタは使用さ
れ、その多くは、上級のプレイヤー達によってであっ
た。
第2の大きな改良は、いわゆるツーピースゴルフボー
ルである。これは、1.45〜1.61インチ(3.683〜4.0894c
m)の巻き芯とほぼ同一サイズであるポリマーのユニッ
ト球芯を中に有するゴルフボールである。この芯の周り
には、別のポリマーのカバーがあり、このカバーは通
常、サーリンイオノマー樹脂が用いられる。芯は、通常
圧縮成型され、カバーは、射出成型か圧縮成型のいずれ
かで作られる。
第3の達成は、ボールをより飛ばすためのゴルフボー
ルの空気力学的な形状の改良である。ゴルフの初期か
ら、ゴルフボールの飛距離の改良は、常に企てられてき
ており、これは、この10年間、大きく目立っている。空
気力学的な改良は、USGAの規則を破ることなくゴルフボ
ールの飛距離を延ばすために今日迄、明らかなに最も大
きな寄与をしている。
USGAは、ゴルフゲームのための規則を発表しており、
これらの規則は、ゴルフボールについての諸元を含んで
いる。USGA規則の遵守は、義務ではなく、実際いくつか
の会社がUSGA規則を破る「ホット」ボールを売ると宣言
している。ゴルフボールの大メーカーであるならば、US
GA規則を破る「ホット」ボールを容易に製造することが
できようが、規則破りは、ボールが全てのUSGAのプレー
から締め出されるので、全ての有力なメーカーは、謙虚
にUSGA規則を固守している。この締め出しは、プロツァ
ーのみならず、大部分のクラブプレーも同様であり、犯
罪に近い汚名をもたらす。パブリックゴルフコースで、
2ドルのナッソーでかけてプレーをするダフリプレーヤ
ーでも、彼らの4人組の中の誰かが、規則違反ボールで
プレーしようとしたときは、やかましく抗議するであろ
う。
USGAは、二つの静的なテスト、即ち重量とサイズにつ
いてのテストを定めている。ゴルフボールの重量は、1.
620オンス(45.927g)を越えてはならず、サイズは、直
径で1.680インチ(4.2672cm)を下回ってはならないと
いうものである。これらのテストは、長年にわたってUS
GAによって使用されており、大部分のゴルフボールメー
カーは、許容される制限にこれらを近づけている。USGA
によって課せられた三つの性能テストがあり、一つは速
度、もう一つはトータルな飛距離であり、最後はゴルフ
ボールの対称性である。
普通、最大初速度と呼ばれている速度に対する要求
は、USGAによって認可された装置で測定されたとき、ゴ
ルフボールは、毎秒250フィート(76.2m)の速度を越え
てはならないというものである。速度には2%の誤差が
認められており、従って最高許容速度は、毎秒255フィ
ート(77.724m)である。この規則は、長年にわたって
有効であり、巻き付けゴルフボールの大部分のトップク
ラスのメーカーは、非常に長年にわたってこの許容され
る最高速度に従ってきた。高いコンプレッションを得る
ために巻線をきっちりと巻くかあるいは、ゴルフボール
製造技術では周知の「早い」糸で巻線を行なうことによ
って、これは比較的容易に達成される。大部分のメーカ
ーは、毎秒255フィート(77.724m)の許容最大速度を実
際には達成しようとはしていないのであって、これは、
ボールが許容値を越えてしまう可能性が余りにも高く、
USGAの規則を破ることを宣言したことになるためである
と指摘されている。大部分のメーカーは、安全係数を持
っており、「規則破り」の危険を小さくするため250〜2
53フィート(76.2〜77.1m)の範囲にある如くやや少な
目の値をその平均最大初速度にしている。
トータルでの飛距離は、オーバーオール・ディスタン
ス・スタンダードとして知られているテストによって測
定され、280ヤード(256.032m)プラス6%の誤差(許
容トータル飛距離296.8ヤード(271.39m)となる)であ
る。誤差は、正式には8%であったが、最近6%のレベ
ルに下げられている。誤差は、テスト技術が改良される
と4%に下げられるかも知れない(許容トータル飛距離
291.2ヤード(266.27m))が、これは未だ行なわれたこ
とはなく、招来そうなると予見できるものでもない。オ
ーバーオール・ディスタンス・スタンダードは、キャリ
ーと転がりを測定する。キャリーは、ゴルフボールが初
め地面と触れた点までのティーからの距離であり、キャ
リーと転がりは、ティーからボールが最後にとまった点
までのトータルの距離である。オーバーオール・ディス
タンス・スタンダードは、USGA本部におけるアウトドア
でのUSGAにより認可された装置を用いてテストされる。
この装置は、ドライバとして知られるクラブをシュミレ
ートしたものである。誤差が6%でも4%でも、出願人
の知る限りにおいて、オーバーオール・ディスタンス・
スタンダードの許容トータル飛距離に近付くことの出来
たものはなく、USGAの許容最大初速度を破らない初速度
を守っている。
オーバーオール・ディスタンス・スタンダードは、US
GAによって使用される基準であるが、工業的な距離基準
は、ドライバと5番アイアンによって打たれたボールの
トータル飛距離(キャリーと転がり)としばしば考えら
れている。このようなゴルフボールは、USGAスタンダー
ドに従う必要があるが、USGAの装置は、ドライバーでの
ショットをシュミレートしているので、USGAの装置でほ
ぼ同一のオーバーオール飛距離を有する二つのボール
が、ドライバープラス5番アイアンのテストで違った値
をもつことがあり得る。
ゴルフボールの対称性について最近定められた規則
は、ゴルフボールは、球体として対称であるように設計
されかつ製造されるべきであると述べているだけであ
る。対称性を判断するテストは、開発の段階にある。現
時点で、USGAは、ボールが二つの異なる軸に当るときの
値の差を測定している。現在測定されている値の差は、
弾道のピーク角と、キャリー距離と、飛行時間である。
均一なディンプルパターンを有するゴルフボールは、US
GAのテストに合格するであろうが、非均一なパターン
(例えば、米国特許第3,819,190号明細書参照)を有す
るボールはそうでないであろう。
ゴルフボールが移動する距離に加えて、考慮すべき他
の重要なファクタは、その弾道の高さである。向い風で
なければ、ドライバで最大のキャリーを有する市販のゴ
ルフボールは、比較的高い弾道を有する傾向にある。こ
の高い弾道は、比較的高いスピン速度と、比較的高い揚
力係数と抗力係数を生じる空気力学的な形状のためであ
る。高い弾道の問題は、二つある。第1に、高い弾道の
ボールは、横風が強く、従ってボールを狙った方向から
外らせるような場所で打たれる可能性がある。さらにボ
ールを高くする要素はまた、いわゆる天ぷら(ボールが
高く上って飛距離のでないこと)、フックおよびスライ
スの如き極度に好ましくない状態を生む傾向がある。
この発明は、比較的低くて平坦な弾道を有すると共に
比較的抗力の小さなゴルフボールを提供しようとするも
のである。抗力の低いゴルフボールは、USGAの制限値内
である初速を維持しながら、比較的高速度で飛ぶ。低く
かつ平坦な弾道と、低い抗力の総合的な効果は、ゴルフ
ボールは、高い弾道のボールよりもキャリー距離が大き
いというところにある。さらに、ゴルフボールは低く平
坦な弾道のために浅い角度で地面に衝突し、低い抗力の
ために高い速度でインパクトを受けるので、高い弾道の
ゴルフボールよりもはずみかつ転がり、キャリーで得ら
れるよりもトータルで大きく距離を延ばすことができ
る。
前述の有効性の大きな結果は、特定のスピン速度と特
定の空気力学的形状との組み合せを有するゴルフボール
によって得られる。
まず、ゴルフボールの空気力学的な形状については、
これは、ディンプルの数,ディンプルの間隔,およびそ
の深さと直径に関係する。この発明によれば、ゴルフボ
ールは、約384のディンプルを有する。ディンプルの数
についての約3%までの誤差は、許容し得るものである
が、ディンプルの数は、376と392の間にあることが好ま
しい。
ディンプルは、ゴルフボールの表面にほぼ均一に間隔
を置いて配置される。これは、ゴルフボールの表面に20
面体パターンを配置し、392の頂点を生ずるほぼ等辺の
球面3角形を形成することによって得られる。各頂点が
ディンプルの中心点となる。これは、例えば、英国特許
第1,381,897号明細書に、このようなディンプル中心の
配置が開示されている。この20面体一球面3角形法が、
392の頂点の形成に使用されるときは、ディンプルを配
置することができかつゴルフボール表面にほぼ等間隔に
配置される392の点が形成される。トップクラスのゴル
フボールにあっては、各極点で4つのディンプルが除去
され、そのうちの3つは、商標の付与のために、残りの
一つは、識別番号のために用いられる。これは、384と
いう最も好ましいディンプル数を与える。必要あれば、
商標のためにディンプルを省略することに加えて、ディ
ンプルの配置に他のマイナーチェンジを施すことがで
き、例えば、パーティングラインのバフかけを容易にす
るために、成型されるゴルフボールのパーティングライ
ンでディンプルを分離させるようにすることができる。
ディンプルは、実質的に球面の一部であり、以下の式
で示される相互に関係するディンプル数,ディンプル径
およびディンプル深さを有している。
〔554.3(d−x)−37(D−y)〕 +〔138.6(D−y)+926(d−x)〕=S ここで、 d=平均ディンプル深さ D=平均ディンプル径 X=0.0275−0.0041667N y=0.2790−0.0333N N=100で割った正確なディンプルの数 0≦S≦1 上記式は次のようにして得られる。
各種試験結果に基づき、ディンプル径とディンプル深
さの相互関係を示す曲線を作製する。この曲線は第2図
に示されている。前記曲線をなす平行移動された回転楕
円を表わす式を、下記のような楕円の基本式から導く。
上記基本式から本発明の式への変換方法については、
特公昭58−50744号に詳細に述べられているような楕円
の回転および平行移動による式の変換を用いる。これら
の変換方法については周知であるので、以下に簡単に述
べる。
上記式において、X軸,Y軸のかわりにそれぞれ10d
軸(ディンプル深さ)およびD軸(ディンプル直径)を
用いる。ここで、dではなく10dを用いるのは、深さが
大変小さい値であり、dとしたのでは楕円に描くことが
困難となるからである。従って、上記の式は次のよう
に書きかえられる。
本発明に係る第2図の楕円は原点を中心にφだけ回転
した楕円となっているので、φだけ回転した軸をそれぞ
れU軸,V軸とすると、 となり、U軸,V軸を上記10dおよびDで表わすと となる。これらをの式に代入して を得る。
本発明に係る前記楕円は回転されているのみならず原
点から平行移動もされており、10d軸およびD軸に沿っ
たその移動距離をそれぞれxおよびyとすると、x,y,a
およびbの値はディンプル数によって変化するが、ディ
ンプル数に対してこれらの値をプロットすることでx,y,
aおよびbの値を相関づけることができる。これらを考
慮しての式を書きかえ、その制限内を本発明に係るデ
ィンプルの深さと径と数の関係式とすると上記の通りの
式を得る。
ディンプル径とディンプル深さの測定方法は、前述の
英国特許第1,381,897号明細書に開示されており、特に
第3図〜第5図および第14図〜第18図に示されている。
英国特許第1,381,897号の示唆するところは、以後参考
文献とする。ディンプルの少なく共95%は、特定のディ
ンプル数に対して明記された径と深さを有していること
が好ましく、特に全部がそうであることが好ましい。し
かしながら、ゴルフボールのトータルな飛距離に特に影
響を与えないで美的なあるいは他の目的でのマイナーチ
ェンジは、この発明の技術思想を損なうものではない。
この発明のゴルフボールに用いるディンプルの好まし
い寸法は、約0.145〜約0.155インチ(0.3683〜0.3937c
m)の平均径を有し、約0.0103〜約0.0123インチ(0.026
16〜0.03124cm)の平均深さを有している。
(発明の構成および作用の説明) 以下、添付の図面に示す実施例に基いてこの発明を詳
細に説明する。
図面は、この発明によるゴルフボールの半球部分を示
す。その外周縁は、ボールの均分円8である。
ディンプルは、前述した如く20面体一球面3角形パタ
ーンに配置されている。この発明によれば、ボールの極
に位置するディンプル10は、商標付与のための滑面とし
て残してもよい。ディンプル12は、同様に識別番号用に
空けておいてもよい。ディンプル10,12および14は、実
施例8において述べられる如く空けておくことができ
る。ディンプル10,12および14は、実施例9で示す如く
存在してもよい。ディンプル18は、実施例10で述べられ
る如く他のディンプルとは異なる直径を有することがで
きる。
第2の基本的な要求は、ゴルフボールのスピン速度で
ある。スピン速度は、ゴルフボールのコンプレッション
の関数として変化する。ここで使われる用語“コンプレ
ッション”は、ゴルフボール産業では周知のものであ
る。コンプレッションは、時々、PGAコンプレッション
として使用され、PGAコンプレッションスケールとして
知られるスケールの根拠のない単位の用語として表現さ
れる。90〜100の規準のコンプレッションが、トップク
ラスのゴルフボールのほとんど全てに用いられている。
多くのメーカが、90コンプレッションと100コンプレッ
ションモデルの両方を販売している。この発明による
と、90と100の間にある規準コンプレッションを有する
ゴルフボールのスピン速度は、約11゜の打ち出し角を生
ずる垂直に対して13゜のクラブフェース角度の道具で、
毎秒230フィート(70.1m)の速度で打ったとき、約2900
rpmを下回る。実際問題として、最小のスピン速度で
は、ゴルフボールは、この条件では約2000rpmに達す
る。ヒッティングパラメータを定める装置は、トルー・
テンパー・コーポレーションの如き会社から市販されて
いる。スピン速度測定を行なうのに適している装置が、
米国特許第4,063,259号明細書に開示されている。この
特許ではまた、打ち出し角度とスピン速度との相互関係
が論じられている。
この発明のゴルフボールのスピン速度は、従来の巻き
付けバラタで被覆されたゴルフボールのスピン速度より
やや遅い。規準のコンプレッション90〜100のこのよう
なゴルフボールは、クラブフェース角度13゜の道具で毎
秒230フィートの速度で打たれたとき、約3000〜約3500r
pmのスピン速度を有している。しかしながら、このよう
なバラタ被覆のボールは、液体中心のサイズと被覆の硬
度を増加させることによってこの発明において要求され
るスピン速度でスピンさせることが可能であることがわ
かっている。巻き付けタイプのゴルフボールの中心は通
常、1〜1 1/16インチ(2.54〜2.69875cm)の直径を有
している。この発明によれば、中心を少なく共1 1/8イ
ンチ(2.8575cm)に増やすことが好ましい。従来のボー
ルに対して中心の直径をこのように増加させると、ゴル
フボールのスピン速度を押すのに有効である。
ゴルフボールの被覆は、通常バラタとして知られてい
る。バラタは、自然の中に見出すことができるが、合成
することもできる。いずれの場合でも、トランスポリイ
ソプレーンが成分である。これは、比較的硬い材料であ
るが、非常に高価であり、1ポンド当り5.50ドル(合成
の場合)から12.00ドル(自然物の場合)程度する。こ
れに比較して、天然ゴム(100%シスイソプレーン)
は、1ポンド当り約0.50ドルする。天然ゴムは、柔軟な
材料であって、被覆の全体的なコストダウンのために、
50%あるいはややそれ以上となるようにバラタと混合さ
れる。他の材料も、ゴムと一緒にあるいはこれに代えて
被覆のコストダウンを図るためにバラタと混合される。
これらの材料の中で注目されるのは、グッタペルカ,ブ
タジエンおよび合成ゴムである。この発明のスピン速度
を得るために、少なく共90%のトランスポリイソプレン
を用いるか、さらに好ましくは少なく共95%のトランス
ポリイソプレンを用いるかあるいは最も好ましくは、少
なく共99%のトランスポリイソプレンが用いられる。大
きな液体中心と硬いバラタ被覆の組み合せは、バラタ被
覆の巻き付けボールにこの発明によるスピン速度を得る
のに優れた方法であるということがわかっている。もち
ろん他の方法によっても、必要なスピン速度を得ること
が可能である。
この発明による巻き付け芯タイプのゴルフボールは、
空気力学的な形状とスピン速度を有し、同様のコンプレ
ッションの市販されている巻き付け芯タイプのゴルフボ
ールよりも低くかつ平らな弾道を有し、同時に、より大
きなキャリー距離とより大きなトータル飛距離を有して
いることがわかった(これは、ドライバと5番アイアン
の両方について言える)。弾道に関しては、毎秒23フィ
ート(70.1m)の速度で13゜の角度で打ったとき、1/2ヤ
ード(0.4572m)の高さが、重要であると考えられる。
この発明によるボールは、市販されている巻き付けバラ
タ被覆のゴルフボールよりも少なく共1〜1 1/2ヤード
(0.9144〜1.3716m)低い弾道を有している。キャリー
距離(ドライバと5番アイアンテスト)で関しては、こ
の発明によるゴルフボールは、巻き付けタイプか2ピー
ス,バラタ被覆かサーリン被覆のいずれでも、市販のゴ
ルフボールに比してキャリー距離で少なく共5ヤード
(4.572m)の最低の改良を行なうことができる。以下実
施例についてこの発明の構成をさらに説明する。
実施例1 一群のゴルフボールが得られた。ゴルフボールは、出
願人によって製造され、商標Titleist Pro Trajectory
の名前で売られる。これらのゴルフボールは、ゴルフボ
ール産業では周知のいわゆる液体中心を有している。液
体中心は、1〜1 1/16インチ(2.54〜2.69875cm)の外
径を有する中空球体である。中空球体には、液体が完全
に満たされている。中心は、0.22インチ×1/16インチ
(0.5588cm×0.15875cm)の弾性のある糸で被覆され、
直径1.610インチ(4.0894cm)の巻き付けボールにされ
る。その上面は、以下の成分からなる被覆でモールドさ
れる: 樹脂;76.2%,樹脂の成分;トランスポリイソプレン84
%,天然ゴム16%,充填剤;22.5%,その他;1.3% 成型されたゴルフボールは、標準的なやり方で処理さ
れ、塗装される。仕上げられたゴルフボールの直径は、
1.680インチ(4.2672cm)である。この値は、平均値で
ある。実際の値は、0.003インチ(0.00762cm)程度変化
する。
ゴルフボールは、英国特許第1,381,897号明細書に記
載の如く20面体−球面3角形配列の頂点に中心を有する
ようにゴルフボールの表面に均一に配分された324のデ
ィンプルを備え、ただし、ボールの各極における4つの
頂点は、商標と識別番号を付するための滑らかな面を形
成するためにディンプルを有さず、これらの頂点は、成
型パーティングラインについてディンプルを分けるため
に均分円となるように僅かに再配列されている。ディン
プルは、0.146インチ±0.002インチ(0.37084cm±0.005
08cm)の直径を有し、0.0122インチ±0.0003インチ(0.
030988cm±0.000762cm)の深さを有している。
実施例2 一グループのゴルフボールが、この発明の仕方により
作られた。ゴルフボールは、実施例1ゴルフボールと同
一タイプの液体充填中心を有し、実施例1と同じ弾性の
ある糸を用い、巻き付けられたボールの直径は、同じ1.
610インチ(4.089cm)であった。
この場合は、しかしながら、ゴルフボールは、この発
明のパラメータに合致するように作られた。中心の大き
さは、1 1/8インチ(2.8575cm)と大きくされた。巻き
付けられたボールは成型加工される被覆の組成は、以下
の如く100%トランスポリイソプレンポリマに変更され
た: 樹脂:76.7%,樹脂の組成;トランスポリイソプレン1
00%,天然ゴム0%,充填剤;22.0%,その他;1.3% 充填剤およびその他の組成は、充填剤が僅かに少ない
ということを除いて、実施例1のものと同じである。成
型されたボールは、標準のやり方で処理されかつ塗装さ
れる。仕上げられたボールの直径は、1.680インチ(4.2
672cm)であった。実施例1と同様に、直径の誤容公差
は、0.003インチ(0.00762cm)までであった。
さらにこの発明によれば、ゴルフボールは、実施例1
のゴルフボールと同じに、20面体/球面3角形パターン
を用いてゴルフボールの表面にほぼ等間隔配置された38
4のディンプルを有している。実施例1のゴルフボール
と同様に、商標と識別番号のための滑らかな面を各極に
形成するように、4個の頂点でディンプルが用いられて
いない。ディンプルの頂点は、成型パーティングライン
が均分円となるように僅かにずらして再配列されてい
る。ディンプルは、0.146インチ±0.002インチ(0.3708
4cm±0.00508cm)の直径と、0.0115インチ±0.0003イン
チ(0.02921cm±0.000762cm)の深さを有している。
比較テスト 実施例1と2の仕上げられたゴルフボールは、多くの
特性を比較された。ボールは、SGA標準と統計的に比較
できる、例えば、サイズ,重量および初速の各実施例か
ら選択された。選択された各ボールは、1.610〜1.620オ
ンス(45.6435〜45.927g)の重量,1.680〜1.690インチ
(4.2672〜4.2926cm)のサイズおよび毎秒253.0〜253.5
フィート(77.1144〜77.2668m)の初速を有していた。
サイズ,重量および初速のこれらの変化は、テストされ
たボールの数について統計的には大きな意味を有しては
いなかった。ボールは、まずスピン速度について検討さ
れた。これは、ドライバと5番アイアンの両方について
行なわれた。ドライバで打たれたボールは、11゜の打ち
出し角を有し、5番アイアンで打たれたボールは、21゜
の打ち出し角を有している。スピン速度は、米国特許第
4,063,259号明細書に開示されたタイプの装置を用い
て、指示された角度での機械テストで決定された。
キャリー距離および転がり距離(キャリーおよび転が
り)は、通常デュアルペンジュラムとしてゴルフボール
産業で知られている装置を用いたフィールドテストによ
り決定された。デュアルペンジュラム装置は、ペンジュ
ラム軌跡を描くようにモータの両側にペンジュラムを有
し、各ペンジュラムで1個づつ同時に2つのペンジュラ
ムを打つ。ボールは、70゜F(21.111…℃)の温度に保
たれる。一度に二つのボールが、ペンジュラムによって
オープンフィールド内に打たれ、キャリー距離とトータ
ルの飛距離が、個々に作業者によって観測されかつ記録
される。8個のボールが、装置の両側で打たれる。この
場合、実施例1の一連の8個のボールが、装置の一方の
側で打たれ、実施例2の一連の8個のボールが、他方の
側で同時に打たれる。転がり終ると16個のボールは集め
られて、装置に戻される。これらは、分類され、打たれ
たペンジュラムを交替させられる。測定が再び行なわ
れ、ボールは集められ、この手続きが、もう2回繰り返
される。これで、各実施例の8個のボールの各々が4回
づつ打たれ、両ペンジュラムについてトータルで32回打
たれ、各ペンジュラムでは16回打たれることとなる。こ
の打撃の数は、統計的に意味のある結果を生み、巻きの
変化,温度差,装置あるいはペンジュラム差などをほぼ
打消す。これは特に、二つの実施例のボールが、同時に
打たれ、4回のテストのシリーズを通じてペンジュラム
を交替させられるからである。
今、述べた手続きは、ドライバと5番アイアンの両方
の距離テストに用いられた。デュアルペンジュラムは、
調節可能な打撃面を有している。ドライバをトレースす
るために、11゜の打ち出し角が用いられた。11゜の打ち
出し角は、垂直に対して13゜の角度を有する打撃面を用
いることによって得られる。5番アイアンをトレースす
るため、21゜の打ち出し角が用いられた。21゜の打ち出
し角は、垂直に対して26゜の角度を有する打撃面を用い
ることによって得られた。スピン速度とドライブ距離テ
ストの結果は、以下の如くである。
実施例3 実施例2によって作られたゴルフボールは、前項で
「比較テスト」として設定した距離テストを用いて、種
々の製造業者のトップクラスのバラタ被覆のゴルフボー
ルと比較される。テストは、異なる環境条件の下で実施
されたので、テスト間には大きな差異がある。比較すべ
きゴルフボールは、プロツァーにメーカーによって提供
される現在の製造ボールであった。テスト結果は、以下
の通りである。
実施例4および5 これらの実施例は、この発明が、イオノマー樹脂,例
えばデュポンのサーリン樹脂の如き被覆を用いることが
できることを示している。一連のゴルフボールが、実施
例1および2と同じようにして作られ、実施例4および
5と呼ばれた。各場合において、イオノマー樹脂は、被
覆材料を実施例1および2の樹脂と置換されたものであ
る。巻き付けられたボールのサイズは、1.58インチ(4.
0132cm)であり、実施例4および5の芯は、同じやり方
でかつ同じ材質から作られた。これらのボールは、前述
した手続きによってトータル飛距離(キャリーと転が
り)を比較されたが、その結果は、以下の如くである。
実施例6および7 これらの実施例は、この発明が剛体の芯をも使えるこ
とを示すものである。一連のゴルフボールが、実施例4
および5と同様に作られ、実施例6および7と呼ばれ
る。両方の場合、剛体の芯は、実施例4および5の巻き
付け型の芯と置き換えられる。剛体の芯は、英国特許第
1,364,138号明細書の示唆するところに従って作られ
た。これらのボールは、前述した手続きに従ってトータ
ルの飛距離(キャリーと転がり)を比較されたが、以下
にその結果を示す。
実施例8 384ディンプルではなく372ディンプルを有するボール
が、実施例2のやり方で作られた。この数のディンプル
は、図面で14で示されるディンプルを省略することによ
って得られる。図面では、ゴルフボールの一つの半球体
上のディンプルのみしか示されていないが、省略される
ディンプルのトータル数は、12であって、372のディン
プルがゴルフボールに残される。ディンプルは、0.155
±0.002インチ(0.3937±0.00508cm)の径と、0.0120±
0.003インチ(0.03048±0.000762cm)の深さを有する。
ゴルフボールのスピン速度は、実施例2のそれと同一で
あり、距離テストにおいては、結果は、実施例2のもの
と統計学的には差異はなかった。
実施例9 実施例2のやり方が、ディンプル数を384から392にし
て繰り換えされた。これは、ゴルフボールの各半球体面
に商標識別領域にディンプル数10を含み、数字識別領域
にディンプル数12を含むようにすることによって実現さ
れる。ゴルフボールのスピン速度は、実施例2のゴルフ
ボールのそれと同一である。距離テストの結果は、実施
例2の結果と統計学的な差異はなかった。
実施例10 ゴルフボールは、実施例2の仕方で作られたが、図面
において18と印されたディンプルが、0.140±0.002イン
チ(0.3556±0.00508cm)の直径を有し、残りのディン
プルが、0.160±0.002インチ(0.4064±0.00508cm)の
径を有するところが相違する。ディンプル全体の平均径
は、0.151±0.002インチ(0.38354±0.00508cm)であっ
た。ゴルフボールのスピン速度は、実施例2のそれと同
一である。距離テストにおいて、この実施例のゴルフボ
ールは、実施例2のゴルフボールよりも統計学的に優れ
ていた。
実施例11(比較対照ゴルフボールの製造) 比較のため、その時点で最も飛ぶゴルフボールである
TITLEIST K−2を選択し、広範囲な試験を行った結果、
このボールは他のどのボールよりも遠くに飛ぶことがわ
かった。
風洞を用いた最初の試験を行うに当り、固形ナイロン
のゴルフボールを使用した。ナイロンは極めて良好に切
断できるが成形カバーは弾性があって高速切断中に不均
一な切断および溶融をしやすいため、実際の成形ボール
のかわりにナイロンボールを用いた。
各ゴルフボールについて風洞により空気力学特性を試
験した。実際のドライビング試験にかわって空洞試験を
用いたのは、正確に再現できるためである。風洞試験と
実際のドライピング試験は、相関関係のあることが広範
囲のゴルフボール試験からわかった。つまり、風洞試験
においてあるゴルフボールが他のボールより飛ぶことが
示されれば、実際のドライビング試験においてもそのゴ
ルフボールは同じ割合だけでよく飛ぶことを意味する。
ゴルフボールの分析において、多くのファクターを変
化させた。これらのファクターには、ディンプル数,デ
ィンプルの形状,ディンプルの配置,ディンプルの深さ
およびディンプルの径が含まれる。この最初のデータ分
析から、ディンプルはゴルフボールの表面にできる限り
一様に配置させることがまず考慮すべき点の1つである
ことがわかった。このようにするための最も良い方法と
して改良20面体パターンを選択した。ゴルフボールモー
ルドの分割線にディンプルを有し、そのためバフできな
くなる正20面体パターンは用いなかった。
改良20面体パターンと共に252,332および392の数のデ
ィンプルを一様に配置し、これらのディンプル数を以下
の試験において使用した。これらのディンプル数を有す
る多くのゴルフボールをディンプルの深さとディンプル
径を変えて作った。6つのゴルフボールを1組としてこ
の組を各パラメータごとに用意した。各ゴルフボールの
組を風洞試験に供した。風洞試験の結果を分析し、各ゴ
ルフボールの飛行距離を決定した。
その結果、ディンプル数,ディンプル径,ディンプル
深さおよびディンプル間隔の間に相互関係があることが
わかった。この相互関係を主題とする出願がいくつかの
国でなされ、その1つが日本国特許第1,313,596号(特
公昭58−50744)である。これまでの間、上記特許によ
るゴルフボールが空気力学特性において最も優れたもの
であった。
実施例12 種々の試験データを分析した結果、392のディンプル
を有するボールは、252および332のディンプルを有する
ボールより低い弾道を有し、より大きな終端速度を有す
ることがわかった。
実施例11の試験と同様にして、ディンプル径およびデ
ィンプル深さを変えて多くの試験を行った。ここでは、
ディンプル数は392とした(スタンピングのための平滑
表面を得るために、ネームプレートおよび番号の領域か
らディンプルを除去したため、実際にはこのゴルフボー
ルは384のディンプルを有していた。我々の事前の調査
により、3%のディンプル数の変化は飛距離に大きな影
響を与えないことがわかっている)。
ディンプル径およびディンプ深さを変えることに加
え、ボールのスピン速度も変えて試験した。スピン速度
は、ボールがゴルフクラブで打たれた直後のボールの1
分間当りの回転数である。スピン速度は、カバーの組
成,カバーの硬度,ボール全体の質量分布,ボール構造
の型その他のファクターにより影響を受ける。しかしな
がら、スピン速度はボール表面のディンプルには事実上
全く影響されない。
前記特許第1,313,596号(特公昭58−50744)によるボ
ールと本発明によるボールの飛距離を比較したものを下
記に示す。ここで、特許第1,313,596号によるボールは3
24のディンプル数,0.151インチ(0.384cm)の平均ディ
ンプル径および0.0126インチ(0.0320cm)の平均ディン
プル深さを有し、本発明によるボールは384のディンプ
ル数,0.150インチ(0.381cm)の平均ディンプル径およ
び0.011インチ(0.0279cm)の平均ディンプル深さを有
していた。
ディンプルの寸法を最適化した後、スピン速度を変え
てさらなる試験を行った。その結果を下位に示す。ここ
で、各ゴルフボールは、同じ平均ディンプル径と同じ平
均ディンプル深さを有するディンプルを備えていた。
上記より明らかなように、ゴルフボールは、スピン速
度を2900rpm未満に制御すると1.5ヤード以上の飛距離増
加が得られた。ディンプル寸法およびスピン速度の制御
を組み合わせると、前記特許第1,313,596号によるゴル
フボールより4ヤード以上もの飛距離増加となる。
以上、いくつかの実施例について説明したが、これら
の実施例についての変形,修正は、容易に行ない得るも
のであり、この発明の技術思想から逸脱しないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるゴルフボールの半球体部分を示す
図、そして 第2図は、本発明によるゴルフボールのディンプル径と
ディンプル深さの相互関係を示すグラフである。 8……均分円 10,12,14,18……ディンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レイモンド エイ ベラード アメリカ合衆国 ロード アイランド ポ ーツマス リンダ テラス 26 (72)発明者 ロバート エイ ブラウン アメリカ合衆国 マサチユーセツツ州 マ タポイセツト フオスター ストリート 8 (72)発明者 ジヨン ダブリユー ジエフソン アメリカ合衆国 マサチユーセツツ州 マ リオン オルド クロル ロード 56 (56)参考文献 特開 昭49−52029(JP,A) 特開 昭53−83834(JP,A) 特公 昭58−50744(JP,B2) 英国特許1381897(GB,A)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】芯および被覆を有するゴルフボールにおい
    て、垂直に対して13゜のフェース角度を有する道具によ
    り毎秒70.1mの速度で打たれたとき、約2000rpmから約29
    00rpmの範囲のスピン速度を有し、表面にほぼ均一な間
    隔を置いて設けられた384±3%個のディンプルの深さ
    と、径と、数が式 (554.3(d−x)−37(D−y)) +(138.6(D−y)+926(d−x))=S (dは、インチ単位で表示した平均ディンプル深さ, Dは、インチ単位で表示した平均ディンプル径, xは、0.0275−0.0041667N, yは、0.2790−0.033N, Nは、100で割った正確なディンプル数) (但し0≦S≦1) を満足することを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】前記芯が中心とこの中心を被覆する弾性の
    ある糸からなるものである特許請求の範囲第1項記載の
    ゴルフボール。
  3. 【請求項3】前記被覆を樹脂とし、これが少なくとも95
    %のトランスポリイソプレンを有する特許請求の範囲第
    2項記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】前記被覆の樹脂が、100%トランスポリイ
    ソプレンである特許請求の範囲第3項記載のゴルフボー
    ル。
  5. 【請求項5】前記中心の直径が少なくとも11/8インチ
    (2.8575cm)±0.003インチ(0.00762cm)である特許請
    求の範囲第3項または第4項記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】前記被覆が、イオノマー樹脂である特許請
    求の範囲第1項記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】前記芯が一体構造であるような特許請求の
    範囲第6項記載のゴルフボール。
  8. 【請求項8】ディンプル数が376〜392である特許請求の
    範囲第1項または第3項または第6項または第7項のい
    ずれか1項記載のゴルフボール。
  9. 【請求項9】ディンプル数が0.145インチ(0.3683cm)
    と0.155インチ(0.3937cm)の間の平均の径を有し、さ
    らに0.0103インチ(0.02616cm)と0.0123インチ(0.031
    24cm)の間の平均の深さを有する特許請求の範囲第8項
    記載のゴルフボール。
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