JPH0846042A - バイアホールの形成方法 - Google Patents

バイアホールの形成方法

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JPH0846042A
JPH0846042A JP6182078A JP18207894A JPH0846042A JP H0846042 A JPH0846042 A JP H0846042A JP 6182078 A JP6182078 A JP 6182078A JP 18207894 A JP18207894 A JP 18207894A JP H0846042 A JPH0846042 A JP H0846042A
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Japan
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conductive film
semiconductor substrate
via hole
holes
forming
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JP6182078A
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Shigeyuki Murai
成行 村井
Tsutomu Yamaguchi
勤 山口
Yasoo Harada
八十雄 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊な設備を用いることなく半導体基板に精
度良くかつ簡単にバイアホールを形成する方法を提供す
ることである。 【構成】 GaAs基板1の表面に形成された第1導電
膜2を網状にエッチングし、その下部にエッチング孔6
を形成する。GaAs基板1をメッキ液に入れ、網状の
第1導電膜2にメッキ金属7を形成する。GaAs基板
1の裏面側からエッチング孔6の底部が開口するまでG
aAs基板1をエッチングすることによりバイアホール
を形成する。その後、GaAs基板1の裏面の全面およ
びバイアホールの内面に第2導電膜を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置におけるバ
イアホールの形成方法およびバイアホールを有する半導
体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は半導体チップをリードフレーム
上に取り付けた状態を示す図である。図14において、
半導体チップ31はリードフレーム32に接着(ダイボ
ンド)され、半導体チップ31の表面に形成されたソー
ス用のパッド33がボンディングワイヤ34によりリー
ドフレーム32に接続されている。半導体チップ31お
よびリードフレーム32は、樹脂35によりモールドさ
れている。このように、通常、半導体チップ上のパッド
とリードフレームとの接続はボンディングワイヤを用い
て行われる。
【0003】しかし、高周波電力増幅用の半導体装置に
おいては、ボンディングワイヤによる寄生インダクタン
スや半導体チップの発熱が問題になる。そこで、高周波
電力増幅用の半導体装置においては、ソースインダクタ
ンスの低減による高周波特性の向上および放熱特性の向
上を図るために、半導体基板にバイアホール(ViaH
ole;貫通孔)を設け、そのバイアホールを通して半
導体基板の表面に配置される第1導電膜と半導体基板の
裏面に配置される第2導電膜とを接続している。
【0004】図15〜図20は従来のバイアホールの形
成方法を示す工程断面図である。図15に示すように、
絶縁性の半導体基板21の表面に回路素子22とともに
第1導電膜23を形成した後、図16に示すように、半
導体基板1の回路素子22および第1導電膜23が形成
された側をワックス24等を用いてガラス薄板25に貼
り付ける。そして、半導体基板21の裏面から基板全面
をエッチングにより厚さ約30〜100μmになるまで
削る。
【0005】その後、図17に示すように、半導体基板
21の裏面にフォトレジスト26を塗布し、両面アライ
ナ等の位置合わせ用の設備を用いて半導体基板21の表
面のパターンとの位置合わせを行い、第1導電膜23に
対応する位置に孔27が形成されるようにフォトレジス
ト26にパターンを形成する。
【0006】そして、図18に示すように、フォトレジ
スト26をマスクとして第1導電膜23の裏面が露出す
るまで半導体基板21をエッチングすることにより、半
導体基板21にバイアホール28を形成する。フォトレ
ジスト26を除去した後、図19に示すように、半導体
基板21の裏面の全面に第2導電膜29を形成し、最後
にワックス24を除去し、半導体基板21をガラス薄板
25から取り外す。
【0007】このようにして、図20に示すように、半
導体基板21の表面に形成された第1導電膜23がバイ
アホール28を通して半導体基板21の裏面およびバイ
アホール28の内面に形成された第2導電膜29に接続
される。
【0008】一方、図21は従来の半導体装置のダイボ
ンド工程後の状態を示す断面図である。図21におい
て、半導体基板41の表面に第1導電膜42および表面
保護用の絶縁膜43が順に形成されている。半導体基板
41にはバイアホール44が設けられている。半導体基
板41の裏面は第2導電膜となる導電性の接着剤45に
よりリードフレーム46にダイボンドされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図15〜図20に示し
た従来のバイアホールの形成方法においては、約30〜
100μmまで薄膜化された半導体基板21の裏面に図
17の工程でフォトレジスト26のパターンを形成する
際に、半導体基板21の表面のパターンとの位置合わせ
が必要になる。この位置合わせを行うために、半導体基
板の両面のパターンを接眼レンズにより確認することが
できる上述の両面アライナ等の設備が必要になる。
【0010】しかしながら、このような両面アライナは
一般の半導体装置の製造には使用されない設備である。
したがって、半導体基板にバイアホールを設けるために
のみこのような両面アライナを用意する必要があり、製
造コストが高くなるという問題があった。
【0011】また、このような両面アライナを用いて位
置合わせ作業をする際には、フォトマスクと被アライメ
ント物とが十分に平行になっていないと、形成されるパ
ターンの精度を十分に確保することができない。上記の
図15〜図20に示した従来のバイアホールの形成方法
のように、ガラス薄板25にワックス24等を用いて半
導体基板21を貼り付けた場合には、ガラス薄板25の
表面から半導体基板21の裏面までの厚さのばらつきが
全体で約10μm以上となる。そのため、パターン精度
の要求される位置合わせ作業ができないという問題があ
った。
【0012】さらに、フォトマスクとフォトレジスト2
6を塗布した半導体基板21とを密着させると、半導体
基板21(ウエハ)に割れが生じ、それにより歩留りが
低下するという問題があった。
【0013】一方、図21に示した従来のダイボンド工
程においては、半導体基板41に形成されたバイアホー
ル44内で、接着剤45と第1導電膜42との接触部に
存在する気体がダイボンド工程の終了後も抜けきれずに
残存する。それにより、第1導電膜42と接着剤45と
の間の接触状態が劣化し、半導体装置の放熱特性および
電気特性が劣化しやすくなるという問題があった。
【0014】なお、半導体基板を約30μm程度の厚さ
に薄膜化し、その半導体基板の裏面を厚さ約30μm程
度の金メッキ膜で覆い尽くし、この厚い金メッキ膜を通
して放熱特性を上げる方法もある。しかしながら、この
方法では、半導体装置のコストが高くなるという問題が
あった。
【0015】本発明の目的は、特殊な設備を用いること
なく半導体基板に精度良くかつ簡単にバイアホールを形
成する方法およびそのバイアホールを有する半導体装置
を提供することである。
【0016】本発明の他の目的は、バイアホール内にお
ける第1の導電膜と第2の導電膜との接触不良による放
熱特性および電気特性の劣化が防止された半導体装置を
提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバイア
ホールの形成方法は、半導体基板表面の所定の領域に1
つまたは複数の孔を有する導電膜を形成する工程と、導
電膜の下部の半導体基板をエッチングして凹部を形成す
る工程と、半導体基板の凹部の底部が開口するように半
導体基板を裏面側から薄膜化する工程とを含む。
【0018】特に、導電膜の1つまたは複数の孔の一部
または全部が覆われるように導電膜の下面および側面に
金属メッキ層を形成する工程をさらに含むことが好まし
い。第2の発明に係る半導体装置は、半導体基板表面の
所定の領域に1つまたは複数の孔を有する第1の導電膜
が形成され、導電膜の下部の半導体基板にバイアホール
が設けられ、第1の導電膜の下面および側面に1つまた
は複数の孔の一部または全部が覆われるように金属メッ
キ層が形成され、バイアホールを通して金属メッキ層に
接触するように半導体基板裏面に第2の導電膜が形成さ
れたものである。
【0019】第3の発明に係る半導体装置は、半導体基
板の表面に第1の導電膜および絶縁膜が順に形成される
とともに、半導体基板に表面側から裏面側に貫通するバ
イアホールが設けられ、第2の導電膜が半導体基板の裏
面からバイアホールを通して第1の導電膜に接触するよ
うに形成された半導体装置において、バイアホールの上
部の第1の導電膜および絶縁膜に貫通孔が形成され、第
2の導電膜が半導体基板の裏面からバイアホールを通し
て第1の導電膜および絶縁膜に形成された貫通孔内に延
設されたものである。
【0020】第2の導電膜が半導体基板をリードフレー
ム上に接着する導電性の接着剤であってもよい。第1の
導電膜の貫通孔は、網状またはスリット状に形成されて
もよい。また、第2の導電膜が貫通孔を通して半導体基
板表面にさらに延設され、第1の導電膜と同電位に設定
される第3の導電膜に接続されてもよい。
【0021】
【作用】第1の発明に係るバイアホールの形成方法にお
いては、半導体基板表面の所定の領域に1つまたは複数
の孔を有する導電膜を形成し、1つまたは複数の孔を通
して導電膜の下部の半導体基板をエッチングすることに
より、半導体基板の表面に凹部が形成される。そして、
半導体基板を裏面側から薄膜化することにより凹部の底
部が開口し、半導体基板の表面から裏面にかけて貫通す
るバイアホールが形成される。
【0022】このように、半導体基板の表面側から凹部
の形成が行われるので、特殊な設備を用いることなく位
置合わせ作業を容易に行うことができ、かつプロセス中
のウエハ表面の平坦性を確保することができる。したが
って、位置合わせ精度が要求される微細なパターンも形
成することが可能となる。
【0023】また、凹部は半導体基板が薄膜化される前
に形成されるので、プロセス中に半導体基板の割れが生
じない。したがって、歩留りの低下が防止される。特
に、導電膜の1つまたは複数の孔の一部または全部が覆
われるように導電膜の下面および側面に金属メッキ層を
形成すると、半導体基板裏面に形成される導電膜を金属
メッキ層を介して半導体基板表面の導電膜に良好に接続
することができる。
【0024】第2の発明に係る半導体装置においては、
半導体基板裏面に形成された第2の導電膜がバイアホー
ルを通して第1の導電膜の下面に形成された金属メッキ
層に接触する。それにより、半導体基板表面の第1の導
電膜と半導体基板裏面の第2の導電膜とがバイアホール
内の金属メッキ層を介して電気的に接続される。
【0025】この半導体装置の半導体基板にバイアホー
ルを形成する際には、第1の発明に係るバイアホールの
形成方法を用いることができる。したがって、特殊な設
備を用いることなく位置合わせ精度が要求される微細な
パターンを容易に形成することが可能となり、かつウエ
ハ割れによる歩留りの低下が防止される。
【0026】第3の発明に係る半導体装置においては、
バイアホールの上部の第1の導電膜および絶縁膜に貫通
孔を設けることにより、ダイボンド工程時に、バイアホ
ール内において半導体基板表面の第1の導電膜と半導体
基板裏面の第2の導電膜との接触部に気体が残存するこ
とが防止される。したがって、第1の導電膜と第2の導
電膜との電気的接触および熱的接触が良好になり、半導
体装置の電気特性および熱的特性の劣化が防止される。
【0027】第1の導電膜に網状またはスリット状に貫
通孔が形成された場合には、バイアホールから半導体基
板表面への第2の導電膜の盛り上がり量を調整すること
が可能となる。さらに、第2の導電膜が貫通孔を通して
半導体基板表面にさらに延設され、第1の導電膜と同電
位に設定される第3の導電膜に接続された場合には、半
導体装置の製造工程の簡略化が図られる。
【0028】
【実施例】図1〜図10は本発明の第1の実施例による
バイアホールの形成方法を示す工程断面図である。
【0029】図1に示すように、比抵抗107 Ωcmを
有する半絶縁性のGaAs基板1上に、後にバイアホー
ルを形成するバイアホール形成領域4を覆うようにし
て、蒸着法、スパッタ法等を用いて第1導電膜2を形成
する。第1導電膜2は、Au、Cu、Ti、Pd、P
t、AuGe合金およびNiのいずれかの単層膜あるい
はこれらの積層膜からなる。
【0030】次に、図2に示すように、第1導電膜2上
にフォトレジスト3を形成し、フォトリソグラフィ法を
用いてバイアホール形成領域4のフォトレジスト3を網
状に形成する。網目の間隔は、領域4aにおいては約1
0〜20μm程度に狭く形成し、領域4bにおいては約
40μm程度に広く形成する。このフォトレジスト3を
マスクとして第1導電膜2をエッチングする。
【0031】さらに、BCl3 、CCl2 2 等のCl
を含むガスを用いて反応性イオンエッチング(RIE)
法により、フォトレジスト3をマスクとしてGaAs基
板1を垂直方向にエッチングし、GaAs基板1に複数
のエッチング孔5を形成する。エッチング孔5の深さ
は、後にGaAs基板1を薄膜化する際の残し厚みであ
る30〜120μmよりも深く設定する。
【0032】その後、図4に示すように、図3で形成し
たエッチング孔5をGaAsのウエットエッチング液を
用いて等方的にエッチングし、エッチング孔6を形成す
る。エッチング液としては、硫酸、過酸化水素および水
の混合溶液、酒石酸、過酸化水素および水の混合溶液等
を用いる。
【0033】なお、前記した反応性イオンエッチング
(RIE)法によりエッチング孔5を形成するときに生
じるサイドエッチングを利用してエッチング孔6を形成
し、前記したウエットエッチング工程を省略してもよ
い。
【0034】次に、図5に示すように、GaAs基板1
をAu、Cu、PdまたはNiを含有するメッキ液に入
れ、第1導電膜2に通電することにより第1導電膜2の
露出部をメッキする。この場合、領域4aにおいて第1
導電膜2の狭い網目がメッキ金属7で埋め尽くされ、領
域4bにおいてメッキ金属7に開口部8が残っている状
態までメッキを行う。開口部8は、メッキ終了後、エッ
チング孔6内に溜まったメッキ液を排出するために用い
られる。
【0035】さらに、図6に示すように、フォトレジス
ト3を除去する。この状態でウエハ表面の平坦性が確保
されるので、さらに電極形成や絶縁膜形成等の加工工程
を続けることも可能である。ウエハ表面の加工工程が終
了した後、図7に示すように、GaAs基板1の表面側
をガラス板、金属板、Siウエハ等の支持板10にワッ
クス9を用いて接着する。
【0036】そして、図8に示すように、支持板10に
接着されたGaAs基板1をウエットエッチング液に浸
し、エッチング孔6の底部が開口するまでGaAs基板
1の裏面からエッチングを行う。この場合のエッチング
液としては、硫酸、過酸化水素および水の混合溶液、酒
石酸、過酸化水素および水の混合溶液等を用いる。この
エッチングの結果、GaAs基板1の厚さ(残し厚み)
が30〜120μm程度となり、バイアホール6aが形
成される。
【0037】なお、前記GaAs基板1の薄膜化の方法
としては、研磨材等を用いて削る方法を用いてもよい。
その後、図9に示すように、スパッタ法、メッキ法また
は蒸着法を用いてGaAs基板1の裏面の全面およびバ
イアホール6aの内面にAu、Cu等を含む第2導電膜
11を形成する。最後に、ワックス9を除去してGaA
s基板1を支持板10から取り外すと、図10に示すG
aAs基板1が得られる。
【0038】図10に示すように、GaAs基板1には
バイアホール6aが形成され、GaAs基板1の表面に
形成された第1導電膜2がGaAs基板1の裏面に形成
された第2導電膜11とバイアホール6aを通して接続
される。
【0039】このように、本実施例のバイアホールの形
成方法においては、バイアホール6aをGaAs基板1
の表面側から形成しているので、両面アライナ等の一般
に用いられない半導体製造設備を用いる必要がなく、か
つプロセス中のウエハ表面の平坦性が確保される。した
がって、図3の工程で通常のウエハプロセスで使用する
ステッパ(縮小露光装置)等のフォトリソグラフィ設備
を使用することができる。その結果、位置合わせ精度が
要求される微細なパターンも形成することが可能とな
る。
【0040】また、図3および図4の工程でエッチング
孔5,6をGaAs基板1の厚さが厚いときに形成して
いるので、プロセス中にウエハ割れが生じない。その結
果、ウエハ割れによる歩留りの低下を防止することがで
きる。
【0041】なお、上記実施例では、図2の工程におい
て、第1導電膜2を網状にエッチングしているが、第1
導電膜2をスリット状にエッチングしてもよい。図11
は本発明の第2の実施例による半導体装置のダイボンド
工程後の状態を示す断面図である。
【0042】図11において、厚さ120μmの半絶縁
性のGaAs基板41に直径約100μmのバイアホー
ル44が形成されている。GaAs基板41の表面に
は、厚さ3〜7μmの導電膜42がAuメッキにより形
成され、導電膜42上にポリイミドからなる厚さ3〜6
μmの表面保護用の絶縁膜43が形成されている。バイ
アホール44の上部の導電膜42および絶縁膜43には
貫通孔48が形成されている。ダイボンド工程におい
て、AuSi、AuGe、AuSnなどAuを主成分と
する合金、PbSn、PbAgSnなどPbまたはSn
を主成分とする合金、Agペースト等のプリフォーム材
からなる導電性の接着剤45によりGaAs基板41の
裏面がリードフレーム46に接着される。
【0043】本実施例では、導電膜42が第1の導電膜
となり、接着剤45が第2の導電膜となる。本実施例に
おいては、ダイボンド工程時に約150〜300℃に加
熱されて流動化した接着剤45が、バイアホール44を
通して貫通孔48に進入し、ダイボンド工程終了後に固
化してGaAs基板41の表面の導電膜42と接続され
る。この場合、バイアホール44内において接着剤45
と導電膜42との接触部に気体が残存しないので、Ga
As基板41の表面の導電膜42と接着剤45との間に
接触不良が生じない。
【0044】図12は本発明の第3の実施例による半導
体装置のダイボンド工程後の状態を示す断面図である。
図12において、バイアホール44の上部の導電膜42
には、網状(メッシュ状)に複数の貫通孔48aが形成
されている。この網状の貫通孔48aにより、ダイボン
ド工程時にバイアホール44を通して貫通孔48に流れ
出る接着剤45が絶縁膜43の表面に広がることが防止
される。貫通孔48に流れ出る接着剤45の量は、網状
の貫通孔48aの大きさおよび数により調整することが
できる。
【0045】なお、バイアホール42の上部の導電膜4
2にスリット状に複数の貫通孔を設けてもよい。図13
は本発明の第4の実施例による半導体装置のダイボンド
工程後の状態を示す断面図である。
【0046】図13において、GaAs基板41の表面
には、貫通孔48の周囲の導電膜42a、およびその導
電膜42aと同電位に設定される他の導電膜42bが形
成されている。絶縁膜43には貫通孔48から他の導電
膜42bに至る溝49が形成されている。それにより、
ダイボンド工程時にバイアホール44を通して貫通孔4
8に流れ出た接着剤45が、さらに、絶縁膜43に形成
された溝49に流れ出る。その結果、導電膜42aと他
の導電膜42bとが接着剤45を介して接続される。
【0047】このように、本実施例によれば、従来表面
の絶縁膜43上に別の導電膜を形成することにより接続
する必要があった複数の導電膜を接着剤45により接続
することができる。その結果、半導体装置の製造工程の
簡略化が図られる。
【0048】上記のように、第2〜第4の実施例によれ
ば、バイアホール44内の気体が貫通孔48から外部に
放出されるので、接着剤45と導電膜42との間の接触
状態が良好となる。それにより、半導体装置の放熱特性
および電気特性が良好となる。
【0049】なお、第1〜第4の実施例においては半導
体基板としてGaAs基板を用いたが、InP、GaA
lAs等、その他の化合物半導体基板のほか、Siを主
成分とする半導体基板においても、同様にして実施する
ことが可能である。
【0050】
【発明の効果】第1の発明によれば、特殊な設備を用い
ることなく半導体基板にバイアホールを容易にかつ精度
良く形成することができ、ウエハ割れによる歩留りの低
下も防止することができる。
【0051】特に、導電膜の1つまたは複数の孔の一部
または全部が覆われるように導電膜の下面および側面に
金属メッキ層を形成した場合には、半導体基板裏面に形
成される導電膜と半導体基板表面の導電膜とが金属メッ
キ層を介して良好に接続される。
【0052】第2の発明によれば、特殊な設備を用いる
ことなく容易にかつ精度良く半導体基板にバイアホール
が形成され、かつ歩留りの低下が防止された半導体装置
が得られる。
【0053】第3の発明によれば、ダイボンド工程時に
バイアホール内において半導体基板表面の第1の導電膜
と半導体基板裏面の第2の導電膜との接触不良が解消さ
れるので、接触不良による放熱特性および電気特性の劣
化が防止された半導体装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第1の工程断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第2の工程断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第3の工程断面図である。
【図4】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第4の工程断面図である。
【図5】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第5の工程断面図である。
【図6】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第6の工程断面図である。
【図7】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第7の工程断面図である。
【図8】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第8の工程断面図である。
【図9】本発明の第1の実施例によるバイアホールの形
成方法を示す第8の工程断面図である。
【図10】本発明の第1の実施例によるバイアホールの
形成方法により形成されたバイアホールを有するGaA
s基板の斜視図である。
【図11】本発明の第2の実施例による半導体装置のダ
イボンド工程後の状態を示す断面図である。
【図12】本発明の第3の実施例による半導体装置のダ
イボンド工程後の状態を示す断面図である。
【図13】本発明の第4の実施例による半導体装置のダ
イボンド工程後の状態を示す断面図である。
【図14】半導体チップがリードフレーム上にダイボン
ドされた状態を示す図である。
【図15】従来のバイアホールの形成方法を示す第1の
工程断面図である。
【図16】従来のバイアホールの形成方法を示す第2の
工程断面図である。
【図17】従来のバイアホールの形成方法を示す第3の
工程断面図である。
【図18】従来のバイアホールの形成方法を示す第4の
工程断面図である。
【図19】従来のバイアホールの形成方法を示す第5の
工程断面図である。
【図20】従来のバイアホールの形成方法を示す第6の
工程断面図である。
【図21】従来の半導体装置のダイボンド工程後の状態
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 GaAs基板 2 第1導電膜 4 バイアホール形成領域 5,6 エッチング孔 6a バイアホール 7 メッキ金属 8 開口部 9 ワックス 10 支持板 11 第2導電膜 41 GaAs基板 42,42a,42b 導電膜 43 絶縁膜 44 バイアホール 45 接着剤 46 リードフレーム 48,48a 貫通孔 49 溝 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板表面の所定の領域に1つまた
    は複数の孔を有する導電膜を形成する工程と、前記導電
    膜下部の前記半導体基板をエッチングして凹部を形成す
    る工程と、前記半導体基板の前記凹部の底部が開口する
    ように前記半導体基板を裏面側から薄膜化する工程とを
    含むバイアホールの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記導電膜の前記1つまたは複数の孔の
    一部または全部が覆われるように前記導電膜の下面およ
    び側面に金属メッキ層を形成する工程をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1記載のバイアホールの形成方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板表面の所定の領域に1つまた
    は複数の孔を有する第1の導電膜が形成され、前記第1
    の導電膜の下部の前記半導体基板にバイアホールが設け
    られ、前記第1の導電膜の下面および側面に前記1つま
    たは複数の孔の一部または全部が覆われるように金属メ
    ッキ層が形成され、前記バイアホールを通して前記金属
    メッキ層に接触するように前記半導体基板裏面に第2の
    導電膜が形成されたことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板の表面に第1の導電膜および
    絶縁膜が順に形成されるとともに、前記半導体基板に表
    面側から裏面側に貫通するバイアホールが設けられ、前
    記バイアホールを通して前記第1の導電膜に接触するよ
    うに前記半導体基板の裏面に第2導電膜が形成された半
    導体装置において、前記バイアホールの上部の前記第1
    の導電膜および前記絶縁膜に貫通孔が形成され、前記第
    2の導電膜が前記半導体基板の裏面から前記バイアホー
    ルを通して前記第1の導電膜および前記絶縁膜に形成さ
    れた前記貫通孔内に延設されたことを特徴とする半導体
    装置。
JP6182078A 1994-08-03 1994-08-03 バイアホールの形成方法 Pending JPH0846042A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6365513B1 (en) 1997-10-01 2002-04-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of making a semiconductor device including testing before thinning the semiconductor substrate
US7834461B2 (en) 2006-09-27 2010-11-16 Nec Electronics Corporation Semiconductor apparatus
JP2016001686A (ja) * 2014-06-12 2016-01-07 富士通株式会社 半導体装置及びその製造方法

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