JPH0844986A - 安全防災装置 - Google Patents

安全防災装置

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JPH0844986A
JPH0844986A JP18029294A JP18029294A JPH0844986A JP H0844986 A JPH0844986 A JP H0844986A JP 18029294 A JP18029294 A JP 18029294A JP 18029294 A JP18029294 A JP 18029294A JP H0844986 A JPH0844986 A JP H0844986A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】火災煙を検出する光電センサ10、光電センサ
10を人為的に駆動させる光反射板11、および光反射
板11を回動させるモータ12を有する煙感知器2と、
火災の検出状態のときに使用される管理回路5、光電セ
ンサ10の検出機能検査の際に使用される自己検査回路
6、および管理回路5または自己検査回路6を選択的に
切替える切替スイッチ7を有する火災受信器3と、火災
受信器3からの警報信号S3または検査信号S4により駆
動される警報器4とを備え、煙感知器2および火災受信
器3には無線信号としての振動エネルギE1、E2を送受
信する送受信回路18、19を設けている。 【効果】これにより煙感知器2と警報器4とは無線化さ
れるので、装置の設置工事において自己検査のための配
線が簡素化され、さらに、光電センサ10の取付位置を
変更する場合においても配線工事を簡単に行なうことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安全防災装置に係り、特
に防災センサによって火災熱、火災煙または侵入者を検
知する安全防災装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、安全防災装置には信頼性が要求さ
れているので、住宅の各部屋の天井等に配設された火災
熱、火災煙または侵入者を検知する防災センサが正常時
には作動せず、異常時のみ確実に作動するように定期的
な検査が実施されている。しかしながら、個人住宅の場
合には個人のプライバシー及び検査時間帯等、検査を実
施するのに制約があったので、防災センサの検査方法や
訪問時間が限られる。また、集合住宅や大きな工場等の
場合には設置されている防災センサの数が非常に多くな
るので、検査員がすべての防災センサを直接検査するに
は、たいへんな労力と時間を要していた。
【0003】このような問題点に対して、防災センサを
離れた場所から駆動させることができる安全防災システ
ムの自己検査装置が本発明者から開示されている(特願
平6−115040号公報)。このような安全防災シス
テムの自己検査装置は例えば図8(a)、(b)に示す
ように、住宅の各部屋の天井等に設置された煙感知器8
2に設けられている。この煙感知器82は、光源84、
および光源84からの光が煙によって反射されることに
よって生ずる反射光を検出する防災センサとしての光電
センサ85が組込まれた受発光器83と、光源84から
の光を人為的に光電センサ85に反射させる光反射板8
6と、光反射板86が支持アーム87を介して固定さ
れ、この光反射板86を回動させるモータ88と、光電
センサ85およびモータ88を固定するための基板89
と、煙のみを侵入させることができる穴90aが複数個
設けられ、煙感知器82を保護するカバー90とを備え
ている。
【0004】このように構成される自己検査装置81は
図9に示すように、モータ88を制御する制御回路91
と、検知部92の光電センサ85から出力される電気信
号に基づき警報器95を駆動させる駆動回路94とを有
する自己検査部93により駆動、制御されている。した
がって、所定位置に設置された光源84からの光を反射
させる光反射板86を、光電センサ85に相対する位置
にモータ88で移動させることのみで光電センサ85を
試験動作させることができるので、光電センサ85の検
出機能検査を検査員が光電センサ85の設置されている
場所に直接行かなくとも実施することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、集合住
宅や大きな工場等に設置された安全防災装置に、検知部
92および自己検査部93を据え付けるには大掛かりな
配線工事を行なわなければならないので、できれば配線
を簡素化することが望ましい。
【0006】
【目的】本発明は、防災センサを自己検査することがで
きる機能を備えた装置の据付工事において配線を簡素化
できる安全防災装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の安全防災装置は、火災煙、火災熱または侵入
者を検知する防災センサおよび防災センサを試験動作さ
せるセンサ試験動作手段を有し住居内に設置された検知
器と、センサ試験動作手段を駆動させる自己検査回路を
有する受信器と、センサ試験動作手段で防災センサを試
験動作させたときに自己検査回路により駆動される警報
器とを備えた安全防災装置であって、検知器および受信
器はそれぞれ無線信号を送受信する送受信回路を設けた
ものである。
【0008】また、本発明の安全防災装置において、火
災煙、火災熱または侵入者を検知する防災センサおよび
防災センサを試験動作させるセンサ試験動作手段を有し
住居内に設置された検知器と、センサ試験動作手段を駆
動させる自己検査回路を有する受信器と、センサ試験動
作手段で防災センサを試験動作させたときのみ自己検査
回路により駆動される警報器とを備えた安全防災装置で
あって、受信器には自己検査回路から出力される検知器
のセンサ試験動作手段を駆動させる駆動信号を無線によ
り送信する受信器用送受信回路が設けられ、検知器には
受信器からの無線による駆動信号を受信し、且つ無線に
よる駆動信号によりセンサ試験動作手段を介して試験動
作された防災センサから出力される検出信号を無線によ
り受信器用送受信回路に送信する検知器用送受信回路が
設けられたものである。
【0009】このように構成される本発明の安全防災装
置においては、防災センサは光源および光源からの光が
煙により反射されることによって生ずる反射光を検出す
る光電センサが組込まれた受発光器であって、センサ試
験動作手段は光源からの光を光電センサに向けて反射さ
せる光反射板と、光反射板を移動させるモータまたは電
磁弁とを備えたものである。
【0010】また、本発明の安全防災装置においては、
防災センサは人体の温度によって放射される赤外線を検
出する焦電型赤外線センサであって、センサ試験動作手
段は焦電型赤外線センサ近辺の雰囲気温度を変化させる
多孔フィルタと、多孔フィルタを移動させるモータまた
は電磁弁とを備えたものである。また、本発明の安全防
災装置においては、防災センサは超音波を発振し、超音
波が人体により反射された反射超音波を検出することに
より人体を検出する超音波センサであって、センサ試験
動作手段は超音波センサから発振される超音波を反射さ
せる超音波反射板と、超音波反射板を移動させるモータ
または電磁弁とを備えたものである。
【0011】さらに、本発明の安全防災装置において
は、防災センサは熱を検出する温度センサであって、セ
ンサ試験動作手段は発熱体である。
【0012】
【作用】安全防災装置において、防災センサの検出機能
を検査するには、受信器内に備えられた自己検査回路
が、受信器の送受信回路から検知器の送受信回路にセン
サ試験動作手段を駆動させるための無線信号を送信させ
る。センサ試験動作手段はこの無線信号により防災セン
サを試験動作させて、防災センサから検出信号を出力さ
せる。この防災センサからの検出信号は、検知器の送受
信回路から無線信号で受信器の送受信回路に送信され
る。この検出信号としての無線信号に基づき受信器は警
報器を駆動させることができる。
【0013】具体的には、受信器内に備えられた自己検
査回路から出力される検知器のセンサ試験動作手段を駆
動させる駆動信号を、受信器用送受信回路から検知器用
送受信回路に無線によって送信させる。検知器用送受信
回路はこの無線による駆動信号をセンサ試験動作手段に
入力させ、センサ試験動作手段はこの駆動信号に基づき
防災センサを試験動作させる。試験動作された防災セン
サは検出信号を検知器用送受信回路に出力し、検知器用
送受信回路はこの検出信号を無線により受信器用送受信
回路に送信する。受信器用送受信回路は無線による検出
信号を自己検査回路に入力させ、自己検査回路はこの検
出信号に基づき警報器を駆動させることができる。
【0014】このように、検知器と受信器とは無線化さ
れているので、安全防災装置の設置工事において自己検
査のための配線が簡素化され、さらに、防災センサの取
付位置を変更する場合においても配線工事を簡単に行な
うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の安全防災装置の一実施例につ
いて図面を参照して説明する。本発明の安全防災装置は
図1、図2(a)、(b)に示すように、例えば集合住
宅の各居室の天井等に設置された検知器としての煙感知
器2と、集合住宅の管理室に設置され、煙感知器2から
出力される煙検出信号S1、S2が入力される火災受信器
3と、火災受信器3からの信号により駆動される警報器
4とから構成されている。
【0016】煙感知器2は光源9、及び光源9からの光
が煙によって反射されることによって生ずる反射光を検
出する防災センサとしての光電センサ10が組込まれた
受発光器8と、光源9からの光を人為的に光電センサ1
0に反射させるセンサ試験動作手段としての光反射板1
1と、光反射板11が支持アーム15を介して固定さ
れ、この光反射板11を回動させるセンサ試験動作手段
としてのモータ12と、光電センサ10およびモータ1
2を固定するための基板13と、火災受信器3と無線通
信するための送受信回路18と、これらを保護するカバ
ー14とを備えている。
【0017】受発光器8の光源9はできるだけ小型化さ
せるために発光ダイオード(LED)が使用され、この
LEDから照射される光は煙で散乱光を生じさせやすい
800〜1000nm近辺の近赤外線が好ましい。光電
センサ10は散乱光や反射光に対して高い感受性を有
し、また、これら光を煙検出信号S1、S2に変換するも
ので、例えばPINシリコンフォトダイオード等が使用
できる。
【0018】光反射板11は鏡面加工された面、或いは
金属の蒸着面のように高い反射率を有する面を有し、こ
の反射面は光源9からの光が効率よく光電センサ10に
反射されるような形状になっている。この光反射板11
は光電センサ10の検出機能を検査するためのもので、
モータ12を駆動させることにより検査時は光源9及び
光電センサ10が組込まれた受発光器8に相対する位置
に回転させ、通常時(煙を検出する状態の時)は受発光
器8に相対する位置から外れるように所要回転角だけ回
転される。
【0019】送受信回路18は後述する火災受信器3の
送受信回路19との無線通信に使用され、この送受信回
路18から送信される無線信号は発振器の振幅や周波数
の変化として発生させるアナログ的な信号波AM:FM
信号波でもよいし、パルス信号を用いたコード発生器に
よる信号でもよい。そしてこれらの信号波あるいは信号
をそのまま、または搬送波にのせて高周波、電磁界およ
び超音波のような振動エネルギE2として出力する送受
波器20が備えられる。
【0020】カバー14は外部からの光が完全に遮断さ
れるように形成され、さらに煙のみを侵入させることが
できる穴14aが複数個設けられている。火災受信器3
は火災の検出状態のときに使用される管理回路5と、光
電センサ10の検出機能検査の際に使用される自己検査
回路6と、管理回路5または自己検査回路6を選択的に
切替える切替スイッチ7と、煙感知器2と無線通信する
ための送受信回路19とを備えている。
【0021】管理回路5は火災時に光源9の光が煙によ
って反射されることによって生ずる反射光を検出する光
電センサ10からの煙検出信号S1が入力され、この煙
検出信号S1に基づいた警報信号S3を警報器4に出力す
るものである。自己検査回路6は図3に示すように、モ
ータ12を制御する制御回路16と、煙感知器2内の光
電センサ10から出力される煙検出信号S2としての振
動エネルギE2が入力され、この振動エネルギE2に基づ
いた検査信号S4を警報器4に出力する駆動回路17と
から構成されている。
【0022】警報器4は切替スイッチ7により選択され
た管理回路5からの警報信号S3、または自己検査回路
6からの検査信号S4の何れか一方により駆動される。
このような警報器4は、例えば音声警報器、警報表示器
等が使用される。送受信回路19は煙感知器2の送受信
回路18と同様に、この送受信回路19から送信される
無線信号は発振器の振幅や周波数の変化として発生させ
るアナログ的な信号波AM:FM信号波でもよいし、パ
ルス信号を用いたコード発生器による信号でもよい。そ
してこれらの信号波あるいは信号をそのまま、または搬
送波にのせて高周波、電磁界および超音波のような振動
エネルギE1として出力する送受波器21が備えられ
る。
【0023】このような安全防災装置としての火災煙監
視装置1において、通常時、即ち管理回路5を切替スイ
ッチ7によって選択している場合には、光電センサ10
を検査するための光反射板11は受発光器8に相対する
位置から外れている。したがって火災による煙が煙感知
器2のカバー14に形成された穴14aから侵入し、光
源9からの光がこの煙によって反射されることによって
生ずる反射光を光電センサ10が検出したときのみ、管
理回路5を介して警報器4を駆動させる。
【0024】一方、自己検査回路6を切替スイッチ7に
よって選択している場合には、光電センサ10の検出機
能を検査することができる。この光電センサ10の検出
機能検査は、火災受信器3の自己検査回路6内に設けら
れた制御回路16でモータ12を駆動させるために、送
受信回路19を介して送受波器21から煙感知器2の送
受波器20に駆動信号としての振動エネルギE1が送信
される。煙感知器2の送受波器20は振動エネルギE1
を受信後、振動エネルギE1を交流電力にして送受信回
路18に出力する。送受信回路18はこの交流電力に基
づきセンサ駆動信号を生成し、モータ12に出力してモ
ータ12を駆動させ、光反射板11を受発光器8に相対
する位置に移動させる。光反射板11が受発光器8に相
対する位置に移動されると、受発光器8の光源9からの
光は光反射板11で反射され、この反射された光は受発
光器8の光電センサ10に受光される。
【0025】光反射板11で反射された反射光は光電セ
ンサ10により煙検出信号S2に変換され、この煙検出
信号S2を送受信回路18に出力し、送受信回路18は
送受波器20によって火災受信器3の送受波器21に煙
検出信号S2としての振動エネルギE2を送信する。火災
受信器3の送受波器21は振動エネルギE2を交流電力
にして送受信回路19に出力する。送受信回路19はこ
の交流電力を自己検査回路6内に設けられた駆動回路1
7に入力させ、駆動回路17はこの交流電力に基づき検
査信号S4を警報器4に入力させ、警報試験として警報
器4を鳴動等させる。
【0026】このように、光電センサ10、モータ12
が備えられた煙感知器2と、自己検査回路6が備えられ
た火災受信器3とを信号線で接続しなくとも、光電セン
サ10の検出機能の検査を行なうことができる。なお、
センサ試験動作手段はモータに限らず光反射板を直線往
復運動させる電磁弁でもよい。
【0027】さらに、新築の集合住宅や大きな工場等の
場合には、防災センサと自己検査回路との接続だけでは
なく、防災センサと、通常時に使用される管理回路との
接続も無線化することが好ましい。また、以上の実施例
においては、火災煙監視装置に送受信回路を備えていた
が、これに限らず、侵入警報装置または火災熱監視装置
に送受信回路を備えてもよい。
【0028】送受信回路が適用される侵入警報装置は図
4に示すように、集合住宅の各居室の天井等に設置され
た検知器としての人体検知器52と、集合住宅の管理室
に設置され、人体検知器52から出力される人体検出信
号S2が入力される受信器53と、受信器53からの信
号により駆動される警報器54とから構成され、人体検
知器52に送受信回路55、受信器53に送受信回路5
6が備えられている。
【0029】人体検知器52は人体の温度によって放射
される赤外線を検出する防災センサとしての焦電型赤外
線センサ57と、焦電型赤外線センサ57近辺の雰囲気
温度を変化させるセンサ試験動作手段としての多孔フィ
ルタ58と、多孔フィルタ58を移動させるセンサ試験
動作手段としてのモータ59または電磁弁(図示せず)
とを備えている(図5(a)、(b))。
【0030】また、受信器53にはモータ59を駆動さ
せて多孔フィルタ58を移動させ、且つ多孔フィルタ5
8を移動させたときのみ警報器54を駆動させる自己検
査回路60が備えられている。このように構成された侵
入警報装置51において、焦電型赤外線センサ57の検
出機能を検査するには、受信器53内に備えられた自己
検査回路60が、受信器53の送受信回路56から人体
検知器52の送受信回路55にモータ59を駆動させる
ための振動エネルギE1を送信させる。人体検知器52
の送受信回路55はこの振動エネルギE1に基づきモー
タ59で、多孔フィルタ58を焦電型赤外線センサ57
に相対する位置に移動させて焦電型赤外線センサ57を
試験動作させ、焦電型赤外線センサ57から人体検出信
号S2を出力させる。この焦電型赤外線センサ57から
の人体検出信号S2は、人体検知器52の送受信回路5
5から振動エネルギE2で受信器53の送受信回路56
に送信される。この人体検出信号S2としての振動エネ
ルギE2に基づき受信器53の自己検査回路60は警報
器54を鳴動等させる。
【0031】このように、焦電型赤外線センサ57、モ
ータ59等が備えられた人体検知器52と、自己検査回
路60が備えられた受信器53とを信号線で接続しなく
とも、焦電型赤外線センサ57の検出機能の検査を行な
うことができる。なお、火災煙監視装置において火災煙
を検出する状態の時に使用される管理回路は、この侵入
警報装置においても使用されるのは言うまでもない。
【0032】さらに、防災センサは焦電型赤外線センサ
に限らず超音波センサでもよく、この場合のモータまた
は電磁弁で移動されるセンサ試験動作手段は超音波反射
板が使用される。また、送受信回路が適用される火災熱
監視装置は図6に示すように、集合住宅の各居室の天井
等に設置された検知器としての熱感知器72と、集合住
宅の管理室に設置され、熱感知器72から出力される熱
検出信号S2が入力される火災受信器73と、火災受信
器73からの信号により駆動される警報手段としての警
報器74とから構成され、熱感知器72に送受信回路7
5、火災受信器73に送受信回路76が備えられてい
る。
【0033】熱感知器72は火災等による高温状態を検
出する防災センサとしての温度センサ77と、温度セン
サ77を試験動作させる発熱体としてのヒータコイル7
8とを備えている(図7)。また、火災受信器73には
ヒータコイル78を発熱させ、且つヒータコイル78に
より温度センサ77を駆動させたときのみ警報器74を
駆動させる自己検査回路79が備えられている。
【0034】このように構成された火災熱監視装置71
において、温度センサ77の検出機能を検査するには、
火災受信器73内に備えられた自己検査回路79が、火
災受信器73の送受信回路76から熱感知器72の送受
信回路75にヒータコイル78を駆動させるための振動
エネルギE1を送信させる。熱感知器72の送受信回路
75はこの振動エネルギE1に基づきヒータコイル78
をオン状態にさせ、温度センサ77の周囲温度を高温状
態にさせる。温度センサ77の周囲温度が設定温度に変
化すると温度センサ77は試験動作され、熱検出信号S
2が出力される。この温度センサ77からの熱検出信号
2は、熱感知器72の送受信回路75から振動エネル
ギE2で火災受信器73の送受信回路76に送信され
る。この熱検出信号S2としての振動エネルギE2に基づ
き火災受信器73の自己検査回路79は警報器74を鳴
動等させる。
【0035】このように、温度センサ77、ヒータコイ
ル78が備えられた熱感知器72と、自己検査回路79
が備えられた火災受信器73とを信号線で接続しなくと
も、温度センサ77の検出機能の検査を行なうことがで
きる。なお、火災煙監視装置において火災煙を検出する
状態の時に使用される管理回路は、この火災熱監視装置
においても使用されるのは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】以上の実施例からも明らかなように、本
発明の安全防災装置によれば、火災煙、火災熱または侵
入者を検知する防災センサおよび防災センサを試験動作
させるセンサ試験動作手段を有し住居内に設置された検
知器と、センサ試験動作手段を駆動させる自己検査回路
を有する受信器と、センサ試験動作手段で防災センサを
試験動作させたときに自己検査回路により駆動される警
報器とを備えた安全防災装置であって、検知器および受
信器はそれぞれ無線信号を送受信する送受信回路を設け
たので、設置工事において自己検査のための配線を簡素
化することができ、また、防災センサの取付位置を変更
する場合においても配線工事を簡単に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の安全防災装置の一実施例を示す制御系
のブロック図。
【図2】本発明の安全防災装置の一実施例として使用さ
れた光反射板とモータとを使用した煙感知器を示す図
で、(a)は上面断面図、(b)は側面断面図。
【図3】本発明の安全防災装置の一実施例としての制御
系の一部を示すブロック図。
【図4】本発明の安全防災装置の他の実施例を示す制御
系のブロック図。
【図5】本発明の安全防災装置の他の実施例としてモー
タが備えられた人体検知器を示す図で、(a)は断面
図、(b)はA矢視図。
【図6】本発明の安全防災装置の他の実施例を示す制御
系のブロック図。
【図7】本発明の安全防災装置の他の実施例として使用
された温度センサとヒータコイルとを使用した熱感知器
を示す断面図。
【図8】従来の安全防災装置として使用された光反射板
とモータとを使用した煙感知器を示す図で、(a)は上
面断面図、(b)は側面断面図。
【図9】従来の安全防災装置の制御系のブロック図。
【符号の説明】
1…火災煙監視装置(安全防災装置) 2…煙感知器(検知器) 3…火災受信器(受信器) 4、54、74…警報器 6、60、79…自己検査回路 10…光電センサ(防災センサ) 11…光反射板(センサ試験動作手段) 12、59…モータ(センサ試験動作手段) 18、55、75…送受信回路(検知器用送受信回路) 19、56、76…送受信回路(受信器用送受信回路) 20…送受波器 21…送受波器 51…侵入警報装置(安全防災装置) 52…人体検知器(検知器) 53…受信器 57…焦電型赤外線センサ(防災センサ) 58…多孔フィルタ(センサ試験動作手段) 71…火災熱監視装置(安全防災装置) 72…熱感知器(検知器) 73…火災受信器 77…温度センサ(防災センサ) 78…ヒータコイル(センサ試験動作手段) E1、E2…振動エネルギ(無線信号) S1、S2…煙検出信号、人体検出信号、熱検出信号(検
出信号)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】火災煙、火災熱または侵入者を検知する防
    災センサおよび前記防災センサを試験動作させるセンサ
    試験動作手段を有し住居内に設置された検知器と、前記
    センサ試験動作手段を駆動させる自己検査回路を有する
    受信器と、前記センサ試験動作手段で前記防災センサを
    試験動作させたときに前記自己検査回路により駆動され
    る警報器とを備えた安全防災装置であって、前記検知器
    および前記受信器はそれぞれ無線信号を送受信する送受
    信回路を設けたことを特徴とする安全防災装置。
  2. 【請求項2】火災煙、火災熱または侵入者を検知する防
    災センサおよび前記防災センサを試験動作させるセンサ
    試験動作手段を有し住居内に設置された検知器と、前記
    センサ試験動作手段を駆動させる自己検査回路を有する
    受信器と、前記センサ試験動作手段で前記防災センサを
    試験動作させたときのみ前記自己検査回路により駆動さ
    れる警報器とを備えた安全防災装置であって、前記受信
    器には前記自己検査回路から出力される前記検知器の前
    記センサ試験動作手段を駆動させる駆動信号を無線によ
    り送信する受信器用送受信回路が設けられ、前記検知器
    には前記受信器からの前記無線による前記駆動信号を受
    信し、且つ前記無線による前記駆動信号により前記セン
    サ試験動作手段を介して試験動作された前記防災センサ
    から出力される検出信号を無線により前記受信器用送受
    信回路に送信する検知器用送受信回路が設けられたこと
    を特徴とする安全防災装置。
  3. 【請求項3】前記防災センサは光源および前記光源から
    の光が煙により反射されることによって生ずる反射光を
    検出する光電センサが組込まれた受発光器であって、前
    記センサ試験動作手段は前記光源からの前記光を前記光
    電センサに向けて反射させる光反射板と、前記光反射板
    を移動させるモータまたは電磁弁とを備えたことを特徴
    とする請求項1または2記載の安全防災装置。
  4. 【請求項4】前記防災センサは人体の温度によって放射
    される赤外線を検出する焦電型赤外線センサであって、
    前記センサ試験動作手段は前記焦電型赤外線センサ近辺
    の雰囲気温度を変化させる多孔フィルタと、前記多孔フ
    ィルタを移動させるモータまたは電磁弁とを備えたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の安全防災装置。
  5. 【請求項5】前記防災センサは超音波を発振し、前記超
    音波が人体により反射された反射超音波を検出すること
    により前記人体を検出する超音波センサであって、前記
    センサ試験動作手段は前記超音波センサから発振される
    前記超音波を反射させる超音波反射板と、前記超音波反
    射板を移動させるモータまたは電磁弁とを備えたことを
    特徴とする請求項1または2記載の安全防災装置。
  6. 【請求項6】前記防災センサは熱を検出する温度センサ
    であって、前記センサ試験動作手段は発熱体であること
    を特徴とする請求項1または2記載の安全防災装置。
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JP2006525597A (ja) * 2003-03-07 2006-11-09 オープンピーク インコーポレイテッド 制御された居住環境または非居住環境を管理するための方法、システム、およびコンピュータープログラム
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