JPH0844862A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0844862A
JPH0844862A JP6198040A JP19804094A JPH0844862A JP H0844862 A JPH0844862 A JP H0844862A JP 6198040 A JP6198040 A JP 6198040A JP 19804094 A JP19804094 A JP 19804094A JP H0844862 A JPH0844862 A JP H0844862A
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JP6198040A
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English (en)
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Koichi Sawada
康一 沢田
Hideki Wanami
英樹 和波
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 内部の記憶領域が例えば4つに分割されたフ
レームメモリ1に静止画像データを記憶する。アドレス
発生回路3は、画像処理に応じた整数部の読み出しアド
レスを形成して上記フレームメモリ1の各記憶領域にそ
れぞれ供給するとともに、該画像処理に応じた小数部の
アドレスを形成して演算回路4に供給する。上記演算回
路4は、上記小数部のアドレスに基づいて、上記整数部
の読み出しアドレスにより読み出された静止画像データ
に画像処理に応じた補間処理を施して出力する。 【効果】 各記憶領域に記憶された静止画像データを同
時に読み出して画像処理しているため、リアルタイムで
の画像処理を可能とすることができる。また、フレーム
メモリ1から読み出した静止画像データに対して画像処
理を施しているため、オリジナルの静止画像データを該
フレームメモリ1に記憶しておくことができ、必要に応
じて即座にもとの静止画像を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静止画像データに拡大
処理,縮小処理,回転処理,ディゾルブ処理等の画像処
理を施して出力する画像処理装置に関し、特に、単一の
DRAM等の安価なメモリを用いながらにして、高速な
上記画像処理等を行うことができるような画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、取り込んだ画像データに基づい
て、表示画像の拡大処理,縮小処理,回転処理,ディゾ
ルブ処理等の画像処理を行う画像処理装置が知られてい
る。この画像処理装置は、大容量のメインメモリと、ビ
デオメモリとの2つのメモリを有しており、上記取り込
んだ画像データを、まず、該メインメモリに一旦記憶す
る。次に、上記メインメモリから画像データを読み出
し、この読み出した画像データに拡大処理,縮小処理,
回転処理,ディゾルブ処理等の画像処理を施し、これを
上記ビデオメモリに供給する。或いは、上記メインメモ
リ内で画像データに拡大処理,縮小処理,回転処理,デ
ィゾルブ処理等の画像処理を施し、これをビデオメモリ
に供給する。そして、このビデオメモリから上記拡大処
理等の施された画像データをビデオレートで読み出して
モニタ装置等に供給する。
【0003】これにより、上記モニタ装置に拡大処理,
縮小処理,回転処理,ディゾルブ処理等の画像処理に応
じた画像が表示されることとなる。ここで、上記ビデオ
メモリとしては、SRAM(Static RAM)が用いられて
いる。このSRAMは、高速かつランダムにアクセス可
能であるため、例えば表示画像を90度,180度等の
ように回転させて表示する画像の回転処理を行う場合、
画像データの読み出し方向や読み出し順序を可変するだ
けで高速な回転処理を行うことができ、該回転処理した
画像を上記モニタ装置に素早く表示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像処
理装置は、メインメモリ及びビデオメモリの2つのメモ
リを必要とするため効率的ではないうえ、コスト高とな
る問題があった。また、拡大処理等の画像処理はできる
だけ高速で行うのが好ましい。このため、画素補間処理
等で必要な演算を行うプロセッサをはじめ、周辺回路と
して高価なものが設けられるが、該高価な周辺回路が設
けられている割りには、ビデオレートでのリアルタイム
処理は困難であった。
【0005】また、上記メインメモリから読み出された
画像データに上記拡大処理等の画像処理を施す場合は、
該画像処理を施す前のオリジナルの画像データがメイン
メモリに保存されているため、再度同じ画像データを取
り込むことなく、続けて他の画像処理を行うことができ
るが、上記メインメモリ内で拡大処理等の画像処理を行
うと、オリジナルの画像データがメインメモリ内に保存
されないこととなる。このため、続けて他の画像処理を
行うことはできず、或いは、続けて他の画像処理を行う
場合は、再度同じ画像データを取り込む必要があり、大
変不便であった。
【0006】また、上記ビデオメモリとして上記高価な
SRAMを用いているため、画像処理装置自体が高価格
化する問題があった。この問題を解決するためには、上
記ビデオメモリとして安価なDRAM(Dynamic RAM )
を用いればよいが、このDRAMを用いた場合、上記回
転処理等のようなランダムアクセスが必要な画像処理に
おいては、アクセス速度が遅いためにモニタ装置に表示
するまでに時間を要してしまう。なお、上記DRAM
は、高速アクセス可能な高速アクセスモードを有してい
るが、この高速アクセスモードは、例えば横方向の一方
向のみランダムアクセスが可能なモードであり、縦方向
のランダムアクセスは行うことができない。従って、1
80度のみの回転処理は可能であるが、90度,270
度の回転処理は不可能となる。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
のであり、1つのメモリのみでリアルタイムでの画像処
理を可能とすることができるうえ、画像処理を行っても
オリジナルの画像データを保存しておくことができるこ
とから、続けて他の画像処理を行うことができ、また、
安価なDRAMを用いて90度〜270度の高速な回転
処理を行うことができ、装置全体のローコスト化を図る
ことができるような画像処理装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、記憶領域が複数に分割されおり、所望の静止画像
の静止画像データを記憶する単一の記憶手段と、上記各
記憶領域毎に形成した、画像処理に応じた整数部の読み
出しアドレスを出力するとともに、該画像処理に応じた
小数部の読み出しアドレスを補間データとして出力する
アドレス発生手段と、上記整数部の読み出しアドレスに
応じて上記記憶手段から読み出された静止画像データに
対して、上記補間データに基づいて画像処理に応じた補
間処理を施して出力する演算手段とを有する。
【0009】また、本発明に係る画像処理装置は、上記
アドレス発生手段として、静止画像の拡大処理或いは縮
小処理を行う際に、静止画像の隣接する画素が上記記憶
手段の異なる記憶領域に書き込まれるように書き込みア
ドレスを形成して上記記憶手段に供給するとともに、該
拡大処理或いは縮小処理を行う部分の読み出しアドレス
を各記憶領域毎に形成し、これを上記整数部の読み出し
アドレスとして上記記憶手段に供給し、拡大倍率或いは
縮小倍率に応じたアドレスの増分値或いは減少値を示す
デルタアドレスを形成し、これを上記補間データとして
演算手段に供給するものを有する。また、上記演算手段
として、上記読み出しアドレスにより上記記憶手段から
読み出された静止画像データを、上記補間データに基づ
いて拡大倍率或いは縮小倍率に対応する静止画像データ
となるように補間処理して出力するものを有する。
【0010】また、本発明に係る画像処理装置は、上記
アドレス発生手段として、表示画像を、一の静止画像か
ら他の静止画像へ変換表示するディゾルブ処理を行う際
に、上記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ所望の静
止画像の静止画像データが記憶されるように書き込みア
ドレスを形成して上記記憶手段に供給し、また、上記各
記憶領域に記憶された静止画像のうち、指定された2つ
の静止画像の各静止画像データが読み出されるように上
記整数部の読み出しアドレスをそれぞれ形成して上記記
憶手段に供給するとともに、該ディゾルブ処理の速度に
応じた上記補間データを形成して上記演算手段に供給す
るものを有する。また、上記演算手段として、上記補間
データに基づいて、上記各記憶領域から読み出された各
静止画像データに補間処理を施して出力するものを有す
る。
【0011】また、本発明に係る画像処理装置は、静止
画像を90度ずつ回転して表示する回転処理を行う際
に、上記記憶手段に記憶された静止画像データを、該記
憶手段の対角線を境にして入れ換えを行う対角線書き換
え処理と、上記記憶手段に記憶された静止画像データを
通常方向から順に読み出す通常読み出し処理と、上記記
憶手段に記憶された静止画像データを逆方向から順に読
み出す逆読み出し処理とを併用して上記回転処理を行う
ように上記アドレス発生手段のアドレス発生動作を制御
するアドレス発生制御手段を有する。
【0012】
【作用】本発明に係る画像処理装置は、記憶領域が複数
に分割された単一の記憶手段により、所望の静止画像の
静止画像データが記憶されると、アドレス発生手段が、
上記各記憶領域毎に画像処理に応じた整数部の読み出し
アドレスを形成し、これを上記記憶領域に供給して、各
記憶領域からそれぞれ静止画像データを読み出すととも
に、該画像処理に応じた小数部の読み出しアドレスを形
成し、これを補間データとして演算手段に供給する。
【0013】上記演算手段は、上記記憶手段から読み出
された静止画像データに対して、上記補間データに基づ
いて画像処理に応じた補間処理を施して出力する。具体
的には、本発明に係る画像処理装置は、表示画像を拡大
表示或いは縮小表示する電子ズーム処理,表示画像を9
0度ずつ回転させて表示する回転処理及び一の所望の画
像から他の所望の画像へ徐々に表示画像を切り換えるデ
ィゾルブ処理が可能となっている。
【0014】すなわち、上記電子ズーム処理を行う場
合、上記アドレス発生手段は、静止画像の隣接する画素
が上記記憶手段の異なる記憶領域に書き込まれるように
書き込みアドレスを形成して上記記憶手段に供給する。
そして、拡大処理或いは縮小処理を行う部分の読み出し
アドレスを各記憶領域毎に形成し、これを上記整数部の
読み出しアドレスとして上記記憶手段に供給し、拡大倍
率或いは縮小倍率に応じたアドレスの増分値或いは減少
値を示すデルタアドレスを形成し、これを上記補間デー
タとして演算手段に供給する。
【0015】上記演算手段は、上記読み出しアドレスに
より上記記憶手段から読み出された静止画像データを、
上記補間データに基づいて拡大倍率或いは縮小倍率に対
応する静止画像データとなるように補間処理して出力す
る。これにより、表示画像を拡大表示或いは縮小表示す
ることができる。また、上記記憶手段からの静止画像デ
ータを読み出し、この読み出した静止画像データに対し
て拡大処理,縮小処理等を施すようにしているため、オ
リジナルの静止画像データをそのまま保存することがで
き、必要に応じて元の静止画像を即座に表示することが
できる。
【0016】また、上記複数の記憶領域からそれぞれ静
止画像データ読み出し画像処理するようにしているた
め、リアルタイムの演算処理を可能とすることができ
る。次に、ディゾルブ処理を行う場合、上記アドレス発
生手段は、上記記憶手段の複数の記憶領域にそれぞれ所
望の静止画像の静止画像データが記憶されるように書き
込みアドレスを形成して上記記憶手段に供給する。そし
て、上記各記憶領域に記憶された静止画像のうち、指定
された2つの静止画像の各静止画像データが読み出され
るように上記整数部の読み出しアドレスをそれぞれ形成
して上記記憶手段に供給するとともに、該ディゾルブ処
理の速度に応じた上記補間データを形成して上記演算手
段に供給する。
【0017】上記演算手段は、上記補間データに基づい
て、上記各記憶領域から読み出された各静止画像データ
に補間処理を施して出力する。当該画像処理装置は、単
一の記憶手段ではあるが、記憶領域が複数に分割された
記憶手段を有しているため、このようにディゾルブ処理
を可能とすることができる。
【0018】次に、回転処理を行う場合、アドレス発生
制御手段が、上記記憶手段に記憶された静止画像データ
を、該記憶手段の対角線を境にして入れ換えを行う対角
線書き換え処理と、上記記憶手段に記憶された静止画像
データを通常方向から順に読み出す通常読み出し処理
と、上記記憶手段に記憶された静止画像データを逆方向
から順に読み出す逆読み出し処理とを併用して上記回転
処理を行うように上記アドレス発生手段のアドレス発生
動作を制御する。
【0019】これにより、上記記憶手段として安価なD
RAMを用いても、画像の回転処理を可能とすることが
できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る画像処理装置の好ましい
実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。ま
ず、本発明の実施例に係る画像処理装置は、図1に示す
ように記憶領域が複数の記憶領域に分割された1つのフ
レームメモリ1と、表示画像の拡大処理,縮小処理,回
転処理,ディゾルブ処理等の画像処理に応じて、上記フ
レームメモリ1の画像データの書き込み及び読み出しを
制御するメモリコントローラ2とを有している。
【0021】また、上記画像処理装置は、上記メモリコ
ントローラ2からの書き込み制御データ及び読み出し制
御データに基づいて、上記フレームメモリ1の各記憶領
域毎に、後に説明する整数部と小数部で形成された書き
込みアドレス及び読み出しアドレスを形成し、該整数部
の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを上記フレー
ムメモリ1に供給するアドレス発生回路3と、上記アド
レス発生回路3から供給される上記小数部の書き込みア
ドレス,読み出しアドレス、及び、上記フレームメモリ
1から読み出された画像データに基づいて、上記画像処
理の演算を行う演算回路4とを有している。
【0022】また、上記画像処理装置は、上記演算回路
4により画像処理された画像データに、色調変換の処理
を施すカラー調整回路5と、複数の外部デバイスから供
給される画像データを選択して上記演算回路4に供給す
る第1のバスセレクタ6と、上記カラー調整回路5から
の画像データを供給する外部デハイスを選択して出力す
る第2のバスセレクタ7と、上記各部1〜7の全体的な
制御を行う中央演算ユニット(CPU)8とを有してい
る。
【0023】上記フレームメモリ1は、赤色(R)の画
像データが読み書きされるR用フレームメモリ,緑色
(G)の画像データが読み書きされるG用フレームメモ
リ及び青色(B)の画像データが読み書きされるB用フ
レームメモリで構成されている。すなわち、上記各色用
フレームメモリは、論理的には、例えば縦×横×深さが
1024画素×1024画素×4ビットで計4Mビット
の記憶領域を有する4つのDRAM(Dynamic RAM)
を、それぞれ正方形状を形成するように並べるととも
に、この正方形状に並べられた4つのDRAMを深さ方
向に2段積層することにより、計8つのDRAMから2
048×2048×8ビットの記憶領域を有するように
それぞれ構成されている。
【0024】そして、上記フレームメモリ1は、論理的
には、上記2048×2048×8ビットの記憶領域を
有する各色用のフレームメモリを、それぞれ深さ方向に
例えばRGBの順で積層して構成されている。従って、
上記フレームメモリ1は、2048×2048×24ビ
ットの記憶領域を有することとなる。このような構成を
有する本実施例に係る画像処理装置は、例えばビデオテ
ープレコーダ装置等から供給される静止画像データ、或
いは、スキャナによりフィルムや写真等から画像を読み
取って形成した静止画像データを光ディスクに記録し、
これを再生してモニタ装置に表示するとともにプリント
用紙にプリントする、図2に示すような静止画記録再生
システムに適用することができる。
【0025】すなわち、上記図2において、上記静止画
記録再生システムは、フィルムや写真等から画像を読み
取り静止画像データを形成するスキャナ部10と、外部
から供給される静止画像データに基づいて、当該静止画
記録再生システムに適したフォーマットの静止画像デー
タを形成するビデオ入力部11と、上記スキャナ部10
或いはビデオ入力部11からの静止画像データに拡大,
縮小,ディゾルブ等の処理を施す画像処理ブロック12
とを有している。
【0026】また、上記静止画記録再生システムは、静
止画像データの記録再生,静止画像データの拡大,縮小
等の画像処理等を指定する複数のキーが設けられている
操作部13と、上記操作部13の操作に応じて当該静止
画記録再生システム全体の動作制御をする中央演算ユニ
ット(CPU)8と、上記CPU8の制御に応じて上記
画像処理ブロック12を制御するメモリコントローラ2
とを有している。
【0027】なお、上記CPU8,メモリコントローラ
2及び画像処理ブロック12は、上述の当該画像処理装
置に対応する。このため、同じ動作を示す箇所には同じ
符号を付している。また、上記静止画記録再生システム
は、上記画像処理ブロック12によりデータ処理された
静止画像データに応じた静止画像を表示するモニタ装置
15と、上記画像処理ブロック12によりデータ処理さ
れた静止画像データに応じた静止画像をプリント用紙1
6cにプリントするプリンタ部16とを有している。
【0028】また、上記静止画記録再生システムは、イ
ンターフェースブロック17を介して上記CPU8及び
画像処理ブロック12と接続され、該画像処理ブロック
12からの静止画像データを固定長圧縮符号化して光デ
ィスク28に記録し再生するストレージ部18を有して
いる。次に、このような構成を有する静止画記録再生シ
ステムの動作を、本実施例に係る画像処理装置(上記画
像処理ブロック12)の動作も交えて説明する。
【0029】まず、所望の静止画像データを上記ストレ
ージ部18の光ディスク28に記録する場合の動作説明
をする。この場合、ユーザは、操作部13を操作して静
止画像データの取り込み先(スキャナ部10或いはビデ
オ入力部11)を指定するとともに、取り込んだ静止画
像データの出力先を上記ストレージ部18に設定する。
これにより、上記CPU8が、スキャナ部10或いはビ
デオ入力部11を動作状態に制御するとともに、上記ス
トレージ部18に静止画像データが出力されるように画
像処理ブロック12及びインターフェースブロック17
を制御する。
【0030】上記スキャナ部10は、反射原稿,透過原
稿の両方の画像が読み取り可能となっている。具体的に
は、例えば上記反射原稿として、例えばEサイズの写
真,Lサイズの写真,A6サイズの写真の読み取りが可
能となっており、また、上記透過原稿として、例えば3
5mm,ブローニサイズのネガフィルムの読み取りが可
能となっている。なお、上記反射原稿として、上記35
mm,ブローニサイズのネガフィルムをそのままのサイ
ズでプリントした原稿の読み取りも可能となっている。
【0031】上記スキャナ部10は、上記フィルム,写
真等が原稿読み取り台に装着されると、この原稿をCC
Dラインセンサ10aにより読み取る。上記CCDライ
ンセンサ10aは、上記読み取った画像に対応する静止
画像信号を形成し、これをA/D変換器10bに供給す
る。上記A/D変換器10bは、上記CCDラインセン
サ10aから供給される静止画像信号をデジタル化する
ことにより静止画像データを形成し、これを補正系10
cに供給する。上記補正系10cは、例えば上記35m
mフィルムから画像の読み取りを行った場合、この静止
画像データを縦×横のサイズが1200画素×1700
画素のサイズの静止画像データに補正して出力する。ま
た、読み取り原稿がブローニサイズのフィルム,Eサイ
ズの写真,Lサイズの写真,A6サイズの写真の場合、
それぞれ1298画素×975〜1875画素,105
0×1450画素,1120画素×1575画素,13
25画素×1825画素のサイズの静止画像データに補
正して出力する。
【0032】上記ビデオ入力部11は、例えばビデオテ
ープレコーダ装置等からのコンポジットビデオ信号,Y
(輝度)/C(クロマ)セパレートのフォーマットで供
給されるビデオ信号,RGBのフォーマットで供給され
るビデオ信号の3つのフォーマットのビデオ信号の入力
が可能となっており、これらのビデオ信号は、それぞれ
入力端子11a〜11cを介してビデオ処理系11dに
供給される。
【0033】上記ビデオ処理系11dは、上記各フォー
マットのビデオ信号の画素を正方格子の画素とするとと
もに、画像サイズを480画素×640画素とし、これ
をA/D変換器11eに供給する。上記A/D変換器1
1eは、上記ビデオ信号をデジタル化することにより上
記各フォーマットのビデオ信号に対応した静止画像デー
タを形成して出力する。
【0034】上記スキャナ部10或いはビデオ入力部1
1により形成された静止画像データは、それぞれ画像処
理ブロック12に供給される。上記画像処理ブロック1
2は、後に説明する拡大処理,縮小処理,回転処理,デ
ィゾルブ処理等の画像処理が指定されている場合は、上
記静止画像データにこのような画像処理を施し、この静
止画像データに上記画像処理に関する画像処理情報を付
加して出力する。この静止画像データ(及び画像処理情
報)は、D/A変換器14に供給されるとともに、イン
ターフェースブロック17を介してストレージ部18の
インターフェース回路21に供給される。
【0035】上記D/A変換器14は、上記静止画像デ
ータをアナログ化することにより静止画像信号を形成
し、これをモニタ装置15に供給する。これにより、上
記フィルムや写真等から取り込んだ静止画像データに応
じて静止画像が上記モニタ装置15に表示されることと
なる。一方、ユーザは、上記モニタ装置15に表示され
る静止画像を見て、所望の静止画像を選択する。そし
て、上記モニタ装置15に所望の静止画像が表示された
ときに、ストレージ部18の操作部19を操作してその
静止画像の記録を指定する。これにより、システムコン
トローラ20は、上記画像処理ブロック12から供給さ
れる静止画像データを取り込むように、上記インターフ
ェース21を制御する。上記インターフェース21を介
して取り込まれる静止画像データには、上述のように該
静止画像データの他に、上記画像処理ブロック12で施
された画像処理に関する画像処理情報(画像加工情報)
等が付加されている。このため、上記インターフェース
回路21は、上記静止画像データ及び画像処理情報を分
離し、該静止画像データをバッファ回路22に供給し、
画像処理情報をシステムコントローラ20に供給する。
【0036】上記バッファ回路22は、上記静止画像デ
ータを所定の利得で増幅し、これをラスタ−ブロック変
換回路23及び非圧縮回路25に供給する。上記非圧縮
回路25は、上記静止画像データに圧縮処理を施すこと
なく、この静止画像データを高解像度用の静止画像デー
タとしてそのままセレクタ29に供給する。また、上記
ラスタ−ブロック変換回路23は、上記静止画像データ
に基づいて、圧縮処理の1単位である所定画素数からな
る圧縮ブロックを形成し、これを圧縮伸長回路24に供
給する。上記圧縮伸長回路24は、上記圧縮ブロック毎
に、例えばそれぞれ解像度の異なる2種類の圧縮処理を
施すことにより、中間解像度の静止画像データ及び低解
像度の静止画像データを形成し、これらをセレクタ29
に供給する。
【0037】上記セレクタ29は、システムコントロー
ラ20により切り換え制御されるようになっており、該
セレクタ29を介した上記高解像度,中間解像度及び低
解像度の各静止画像データは、それぞれいわゆるEFM
回路(8−14変調回路)26に供給され記録に適した
フォーマットに変換されディスク記録再生部27に供給
される。
【0038】上記ディスク記録再生部27は、上記各解
像度の静止画像データに、該各静止画像データに関する
情報(画像処理情報,プリンタ制御情報等)を付加し、
これを光ディスク28に記録する。具体的には、上記光
ディスク28は、例えば直径64mmの光磁気ディスク
となっており、上記ディスク記録再生部27は、上記低
解像度の静止画像データを内周側に記録し、高解像度の
静止画像データを外周側に記録し、中間解像度の静止画
像データを上記内周側と上記外周側との中間領域に分け
て光磁気記録する。
【0039】この光ディスク28には、例えば200枚
分の静止画像データが記録可能となっている。そして、
上記200枚分の静止画像データは、50枚分の静止画
像データを1つのアルバムとして、計4つのアルバムに
分割されて管理されるようになっている。従って、ユー
ザは、この静止画像データの記録を行う場合、操作部1
9を用いてその静止画像データを記録するアルバムを選
択する。これにより、上記システムコントローラ20
は、上記ユーザにより選択されたアルバムに供給された
静止画像データを取り込み順に記録するように上記ディ
スク記録再生部27を制御する。なお、この際、上記低
解像度の静止画像データは、アルバムに記録されている
静止画像を1画面に複数表示するためのインデックス用
として記録され、上記中間解像度の静止画像データは、
アルバムに記録されている所望の1つの静止画像を表示
するための表示用として記録され、上記高解像度の静止
画像データは、プリント用としてそれぞれ記録されるも
のである。
【0040】次に、このように光ディスク28に記録さ
れた静止画像データを再生して上記モニタ装置15に表
示する場合における当該静止画記録再生システムの動作
説明をする。この場合、ユーザは、まず、上記4つのア
ルバムの中から所望の静止画像が記録されているアルバ
ムを指定する。これにより、上記システムコントローラ
20は、上記指定されたアルバムの低解像度用の静止画
像データを再生するように上記ディスク記録再生部27
を読み出し制御する。
【0041】上述のように、1つのアルバムは50枚分
の静止画像データで構成されており、この50枚の静止
画像を一度に表示画面に表示してもよいが、必然的に一
枚分の表示領域が狭くなり、ユーザによる所望の静止画
像の選択が困難なものとなる虞れがある。このため、上
記システムコントローラ20は、一度の指定で25枚分
の低解像度用の静止画像データを読み出すように上記デ
ィスク記録再生部27を読み出し制御する。これによ
り、上記ディスク記録再生部27は、まず、上記25枚
分の低解像度用の静止画像データを上記ディスクの内周
側から読み出し、これをEFM回路26及びセレクタ2
9を介して圧縮伸長回路24に供給する。
【0042】上記圧縮伸長回路24は、上記静止画像デ
ータに低解像度用の伸長処理を施し、これをラスタ−ブ
ロック変換回路23,バッファ回路22及びインターフ
ェース回路21を介して上記インターフェースブロック
17に供給する。上記システムコントローラ2は、上記
インターフェースブロック17に上記低解像度用の静止
画像データが供給されると、これを画像処理ブロック1
2を介してD/A変換器14に供給する。上記D/A変
換器14は、上記低解像度用の静止画像データをアナロ
グ化することにより、低解像度用の静止画像信号を形成
し、これをモニタ装置15に供給する。これにより、上
記モニタ装置15の表示画面に25枚分の静止画像がイ
ンデックスとして表示される。
【0043】また、ユーザは、残る25枚の静止画像を
表示したい場合、上記操作部19を操作して該残る25
枚の静止画像の表示を指定する。これにより、システム
コントローラ20は、上記残る25枚の低解像度用の静
止画像データを再生するようにディスク記録再生装置2
7を制御する。これにより、上記残る25枚の低解像度
用の静止画像データは、上述の経路でデータ処理されモ
ニタ装置15に供給され、該残る25枚の静止画像が上
記モニタ装置15に表示される。
【0044】次にユーザは、上記インデックス用として
25枚ずつ表示された静止画像の中から所望の静止画像
を選択するように上記操作部19を操作する。上記シス
テムコントローラ20は、上記選択された静止画像に対
応する中間解像度の静止画像データを読み出すように上
記ディスク記録再生部27を読み出し制御する。これに
より、上記ディスク記録再生部27は、光ディスク28
の中間領域に記録されている表示用の中間解像度を有す
る静止画像データを読み出しこれをEFM回路26及び
セレクタ29を介して圧縮伸長回路24に供給する。
【0045】上記圧縮伸長回路24は、上記静止画像デ
ータに、中間解像度用の伸長処理を施し、これをラスタ
−ブロック変換回路23,バッファ回路22及びインタ
ーフェース回路21を介して上記インターフェースブロ
ック17に供給する。上記システムコントローラ2は、
上記インターフェースブロック17に上記中間解像度用
の静止画像データが供給されると、これを画像処理ブロ
ック12を介してD/A変換器14に供給する。上記D
/A変換器14は、上記中間解像度用の静止画像データ
をアナログ化することにより、中間解像度用の静止画像
信号を形成し、これをモニタ装置15に供給する。これ
により、上記モニタ装置15の表示画面に、ユーザによ
り選択された静止画像が表示される。
【0046】次に、上記スキャナ部10或いはビデオ入
力部11を介して取り込んだ静止画像、或いは、上記光
ディスク28に記録した静止画像をプリントする場合に
おける当該静止画記録再生システムの動作説明をする。
まず、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介
して取り込んだ静止画像をプリントする場合、ユーザ
は、操作部13を操作して上述と同様にして該スキャナ
部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ静止
画像をモニタ装置15に表示する。そして、上記モニタ
装置15に表示される静止画像が所望の静止画像であっ
た場合、上記操作部13を操作してその静止画像のプリ
ントを指定する。
【0047】上記スキャナ部10或いはビデオ入力部1
1を介して取り込んだ静止画像データは、上記画像処理
ブロック12のフレームメモリ1に記憶されている。こ
のため、上記CPU8は、上記プリントが指定される
と、上記フレームメモリ1に記憶されている静止画像デ
ータが読み出されるように、上記メモリコントローラ2
を介して該フレームメモリ1を読み出し制御する。上記
フレームメモリ1から読み出された静止画像データは、
プリンタ部16のデータ変換回路16aに供給される。
【0048】上記データ変換回路16aは、上記フレー
ムメモリ1から読み出された静止画像データにプリント
に適したデータ変換処理を施す。すなわち、上記静止画
像データが、R,G,B或いはY,Cr,Cbのかたち
で供給されると、これをY(イエロー),M(マゼン
タ),(シアン)のかたちに色座標変換することにより
プリント用の静止画像データを形成し、これをサーマル
ヘッド16bに供給する。
【0049】上記サーマルヘッド16bは、上記静止画
像データに応じた静止画像を、例えばA6サイズのプリ
ント用紙16cに、約300DPIでプリントする。こ
れにより、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11
を介して取り込んだ静止画像データに応じた静止画像を
プリントすることができる。次に、上記光ディスク28
に記録した静止画像をプリントする場合、ユーザは、光
ディスク28に記録されているインデックス用の静止画
像を上述の操作でモニタ装置15に表示する。そして、
このインデックス用の静止画像の中から所望の静止画像
を選択する。これにより、上記選択された静止画像が上
記モニタ装置15に表示される。
【0050】ユーザは、上記モニタ装置15に表示され
た静止画像が所望の静止画像であった場合は、上記操作
部13を操作してその静止画像のプリントを指定する。
これにより、CPU8は、現在モニタ装置に表示されて
いる静止画像のプリント用の静止画像データの読み出し
を指定するプリント制御データを形成して出力する。こ
のプリント制御データは、画像処理ブロック12及びイ
ンターフェースブロック17を介してストレージ部18
のインターフェース回路21に供給され、該インターフ
ェース回路21を介してシステムコントローラ20に供
給される。
【0051】上述のように、上記光ディスク28には、
インデックス用の低解像度の静止画像データ,モニタ表
示用の中間解像度の静止画像データ及びプリント用の高
解像度の静止画像データの3種類の静止画像データがそ
れぞれ記憶されている。上記システムコントローラ20
は、上記プリント制御データが供給されると、そのプリ
ント制御データで指定される上記プリント用の高解像度
の静止画像データを読み出すようにディスク記録再生部
27を制御する。これにより、上記モニタ装置15に表
示されている静止画像に対応する高解像度の静止画像デ
ータが上記光ディスク28から読み出される。この高解
像度の静止画像データは、記録の際に圧縮処理が施され
ていないため、非圧縮回路25を介してバッファ回路2
2に供給され、インターフェース回路21,インターフ
ェースブロック17,画像処理ブロック12を介してプ
リンタ部16のデータ変換回路16aに供給される。
【0052】上記データ変換回路16aは、上記高解像
度の静止画像データにプリントに適したデータ変換処理
を施し、これをサーマルヘッド16bに供給する。これ
により、上記プリント用紙16cに、上記光ディスク2
8から読み出された静止画像データに応じた静止画像が
プリントされることとなる。ここで、当該静止画記録再
生システムは、上記画像処理ブロック12において、上
記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り
込んだ静止画像データに拡大処理,縮小処理,回転処
理,ディゾルブ処理等の画像処理を施して上記モニタ装
置15に表示、光ディスク28に記録或いはプリンタ部
16でプリントすることができる。また、同じく、光デ
ィスク28に記録された静止画像データを再生して上記
画像処理を施し、上記モニタ装置15に表示、光ディス
ク28に記録し直し或いはプリンタ部16でプリントす
ることができる。
【0053】すなわち、上述のように上記スキャナ部1
0,ビデオ入力部11或いはストレージ部18からの静
止画像データは、図1に示す第1のバスセレクタ6に供
給される。上記CPU8は、ユーザが操作部13を操作
することにより静止画像データの取り込みを行うデバイ
ス(上記スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはスト
レージ部18)を指定するとこれを検出し、該指定され
たデバイスの入力を選択するように上記第1のバスセレ
クタ6を切り換え制御する。上記第1のバスセレクタ6
を介した静止画像データは、演算回路4を介してフレー
ムメモリ1に供給される。
【0054】上述のように、上記フレームメモリ1は、
その内部が図3(b)に示すように第1〜第4の記憶領
域AR1〜AR4に分割されている。上記CPU8は、
上記フレームメモリ1に、例えば図3(a)に○で示す
ような静止画像データが供給されると、これを同図
(b)に示すように隣接する画素が異なる記憶領域に記
憶されるようにメモリコントローラ2を介して書き込み
制御する。図3(a)中、00,01,02・・・はそ
の画素のアドレスを示しており、最初の数値が横列
(行)を、また、次の数値が縦列(列)をそれぞれ示し
ている。従って、“00”は0行,0列の画素のアドレ
スを示し、“11”は1行,1列の画素であることを示
し、“12”は1行,2列の画素であることを示す。
【0055】具体的には、上記フレームメモリ1に供給
された静止画像データは、図3(b)に示すように上記
第1の記憶領域AR1に上記アドレス00,02,2
0,22・・・の各画素の静止画像データが書き込ま
れ、上記第2の記憶領域AR2に、アドレス01,0
3,21,23・・・の各画素の静止画像データが書き
込まれる。また、上記第3の記憶領域AR3に上記アド
レス10,12,30,32・・・の各画素の静止画像
データが書き込まれ、上記第4の記憶領域AR4に上記
アドレス11,13,31,33・・・の各画素の静止
画像データが書き込まれる。
【0056】なお、後に説明するが、上記各記憶領域A
R1〜AR4に書き込まれた静止画像データは、該各記
憶領域AR1〜AR4毎に別々に読み出されるようにな
っており、該各記憶領域AR1〜AR4の物理アドレス
は図3(c)に示すようにそれぞれ独立している。この
ため、上述のように隣接する画素が異なる記憶領域とな
るように書き込み制御されても、読み出し時には各記憶
領域AR1〜AR4毎にアドレス00から順に読み出さ
れることとなる。
【0057】このように、上記フレームメモリ1に所望
の静止画像データの取り込みが行われると、該静止画像
データの画像処理が可能となる。まず、上記静止画像デ
ータに拡大処理及び縮小処理を施す電子ズームを行う場
合、ユーザは、操作部13に設けられているプラスキー
(+)或いはマイナスキー(−)をオン操作する。この
電子ズームは、例えば上記プラスキー或いはマイナスキ
ーがオン操作され続ける時間に対応して徐々に倍率が上
がり或いは倍率が下がるようになっている。このため、
上記CPU8は、上記プラスキー或いはマイナスキーが
オン操作され続けた時間を検出し、該プラスキー或いは
マイナスキーがオン操作され続けた時間に基づいて、静
止画像の拡大倍率或いは縮小倍率を算出する。
【0058】具体的には、上記CPU8は、例えば1.
1倍の拡大処理が指定された場合(Δ1.1)、図4
(d)に示す等倍(Δ1)の読み出しアドレスを基準と
し、このΔ1の読み出しアドレスを同図(e)に示すよ
うに1.1倍拡げた場合における増分値を示すアドレス
データ(デルタアドレス)を形成し、これを上記メモリ
コントローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3
に供給する。また、同じく上記CPU8は、1.5倍の
拡大処理が指定された場合(Δ1.5)、上記等倍の読
み出しアドレスを同図(f)に示すように1.5倍拡げ
た場合における増分値であるデルタアドレスを形成し、
これを上記メモリコントローラ2を介して図1に示すア
ドレス発生回路3に供給する。
【0059】また、上記CPU8は、0.4倍の縮小処
理が指定された場合(Δ0.4)、上記等倍の読み出し
アドレスを図4(a)に示すように0.4倍に縮めた場
合における減少値を示すデルタアドレスを形成し、0.
5倍の縮小処理が指定された場合(Δ0.5)、上記等
倍の読み出しアドレスを同図(b)に示すように0.5
倍に縮めた場合における減少値を示すデルタアドレスを
形成し、0.75倍の縮小処理が指定された場合(Δ
0.75)、上記等倍の読み出しアドレスを同図(c)
に示すように0.75倍に縮めた場合における減少値を
示すデルタアドレスを形成し、これらを上記メモリコン
トローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供
給する。
【0060】上記デルタアドレスは、拡大処理或いは縮
小処理を行う場合の論理的なアドレスの変化を示すもの
であり、図4(g)に示すような物理アドレスから読み
出した静止画像データを上記論理的なアドレスに基づい
てデータ処理して該論理的なアドレスに対応した静止画
像データを形成するようになっている。すなわち、上記
CPU8は、拡大倍率或いは縮小倍率に応じてデルタア
ドレスを形成するとともに、静止画像の拡大処理或いは
縮小処理を行う部分の読み出し開始アドレスを示すスタ
ートアドレスを形成し、これを上記メモリコントローラ
2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供給する。
【0061】上記アドレス発生回路3の、上記記憶領域
AR1,AR2用の横方向(行)の読み出しアドレスの
形成部は、図5に示すような構成を有しており、上記C
PU8から供給されたスタートアドレスはスタートアド
レスレジスタ31に、また、デルタアドレスは、デルタ
アドレスレジスタ32に一旦記憶される。なお、上記記
憶領域AR3,AR4用の横方向(行)の読み出しアド
レス成形部も上記記憶領域AR1,AR2用の横方向の
読み出しアドレスの形成部と同じ構成を有している。ま
た、上記記憶領域AR1,AR2用の縦方向(列)の読
み出しアドレスの形成部及び上記記憶領域AR3,AR
4用の縦方向(列)の読み出しアドレスの形成部もそれ
ぞれ上記記憶領域AR1,AR2用の横方向の読み出し
アドレスの形成部と同じ構成を有している。
【0062】上記スタートアドレスレジスタ31に記憶
されたスタートアドレスは、整数加算部33に供給され
るとともに、イニシャライズセレクタ37に供給され
る。また、上記デルタアドレスレジスタ32に供給され
たデルタアドレスは、加算器34及び加算器35に供給
される。ここで、拡大処理或いは縮小処理を行う際に、
図3(a)に×で示す注目画素P1を形成する場合、後
述する演算回路4において、該注目画素P1に隣接する
4つの画素を用いて算出するようになっている。一方、
上記注目画素P1に隣接する画素は、それぞれ上記フレ
ームメモリ1の異なる記憶領域AR1〜AR4に記憶さ
れている。また、このように注目画素を算出するために
は、後に説明する演算回路4における演算の都合上、各
記憶領域AR1〜AR4毎から読み出される各画素に、
時間的な前後関係を必要とする。このため、アドレス発
生回路3においては、時間的に前に相当する読み出しア
ドレスが所定分先に出力されるように制御している。
【0063】すなわち、上記整数加算部33は、上記ス
タートアドレスに“1”を加算し、これをイニシャライ
ズセレクタ36に供給する。これにより、例えば上記ス
タートアドレスとして“0”が設定されたとすると、上
記イニシャライズセレクタ36には、図6(a)に示す
ように1,2,3・・・の順でアドレスが供給され、上
記イニシャライズセレクタ37には、同図(b)に示す
ように0,1,2・・・の順でアドレスが供給されるこ
ととなる。
【0064】上記各イニシャライズセレクタ36,37
には、入力端子38を介して図6(c)に示すように、
上記各イニシャライズセレクタ36,37に新たなアド
レスが供給されるタイミングで反転する共通の選択制御
データが供給されている。上記イニシャライズセレクタ
36は、ハイレベルの選択制御データが供給されたとき
にのみアドレスをフリップフロップ39に供給する。ま
た、この逆に、上記イニシャライズセレクタ37は、ロ
ーレベルの選択制御データが供給されたときにのみアド
レスをフリップフロップ40に供給する。
【0065】上記各フリップフロップ39,40には、
入力端子41を介して供給されるクロックに基づいて上
記アドレスをラッチするようになっており、該フリップ
フロップ39は、図6(d)に示すように選択制御デー
タ(同図(c))のパルスの立ち上がりから次の立ち上
がりまでの間、上記ラッチしたアドレスを出力し、ま
た、該フリップフロップ40は、図6(e)に示すよう
に選択制御データのパルスの立ち下がりから次の立ち下
がりまでの間、上記ラッチしたアドレスを出力する。こ
れにより、上記図6(d),(e)に示すように時間的
に前に相当する読み出しアドレスが所定分先に出力され
るようにすることができる。
【0066】上記フリップフロップ39から出力された
アドレスは加算器34に帰還され、上記フリップフロッ
プ40から出力されたアドレスは加算器35に帰還され
る。上記加算器34は、上記拡大倍率或いは縮小倍率に
応じて設定されるを増分値或いは減少値を示すデルタア
ドレスに、上記フリップフロップ39から帰還されるア
ドレスを加算することにより、上記拡大倍率或いは縮小
倍率に応じた上記記憶領域AR1用の読み出しアドレス
を形成し、これをイニシャライズセレクタ36及びフリ
ップフロップ39を介して出力する。
【0067】同じく、上記加算器35は、上記デルタア
ドレスに、上記フリップフロップ40から帰還されるア
ドレスを加算することにより、上記拡大倍率或いは縮小
倍率に応じた上記記憶領域AR2用の読み出しアドレス
を形成し、これをイニシャライズセレクタ37及びフリ
ップフロップ40を介して出力する。従って、このよう
な動作を繰り返すことに、上記各フリップフロップ3
9,40からは、上記デルタアドレスの加算された読み
出しアドレスが次々と出力されることとなる。この読み
出しアドレスは、例えば図7に示すように計22ビット
のデータとして出力されるようになっており、第0ビッ
ト〜第7ビットの計8ビットが上記拡大倍率或いは縮小
倍率に対応するアドレスの増分値或いは減少値を示す小
数部データ、第8ビット目が記憶領域AR1〜AR4を
選択するためのメモリセレクトデータ、第9ビット〜第
21ビットの計13ビットが実在する画素のアドレスを
示すメモリアドレスとなっている。
【0068】なお、上記小数部データは、そのアドレス
に対する水平方向の増分値或いは減少値を示す水平方向
係数(KH)及びそのアドレスに対する垂直方向の増分
値或いは減少値を示す垂直方向係数(KV)で構成され
ている。そして、図1に示すように、上記メモリセレク
トデータにより示された記憶領域(AR1〜AR4)
に、上記メモリアドレスが供給され、上記小数部データ
(KH,KV)は演算回路4に供給される。
【0069】例えば、図3(a)において、上記注目画
素P1を算出するためには、アドレス00,01,1
0,11の画素の静止画像データを読み出す必要があ
る。このアドレス00,01,10,11の画素の静止
画像データは、図3(b)に示すように各記憶領域AR
1〜AR4のアドレス00に全て記憶されている。この
ため、この場合は、上記アドレス発生回路3において、
上記各記憶領域AR1〜AR4毎にアドレス00の上記
メモリアドレスが形成され、上記フレームメモリ1の各
記憶領域AR1〜AR4に供給されることとなる。
【0070】同じく、図3(a)に×で示す注目画素P
2を算出するためには、アドレス01,02,11,1
2の画素の静止画像データを読み出す必要がある。上記
アドレス01の画素の静止画像データは、図3(b)に
示すように記憶領域AR2のアドレス00に、上記アド
レス02の画素の静止画像データは記憶領域AR1のア
ドレス01に、上記アドレス11の画素の静止画像デー
タは記憶領域AR4のアドレス00に、上記アドレス1
2の画素の静止画像データは記憶領域AR3のアドレス
01にそれぞれ記憶されている。
【0071】このため、この場合は、上記アドレス発生
回路3において、上記各記憶領域AR1〜AR4用のア
ドレス01,00,01,00のメモリアドレスが形成
され、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR
4に供給されることとなる。同じく、図3(a)に×で
示す注目画素P3を算出するためには、アドレス11,
12,21,22の画素の静止画像データを読み出す必
要がある。上記アドレス11の画素の静止画像データ
は、図3(b)に示すように記憶領域AR4のアドレス
00に、上記アドレス12の画素の静止画像データは記
憶領域AR3のアドレス01に、上記アドレス21の画
素の静止画像データは記憶領域AR2のアドレス10
に、上記アドレス22の画素の静止画像データは記憶領
域AR1のアドレス11にそれぞれ記憶されている。
【0072】このため、この場合は、上記アドレス発生
回路3において、上記各記憶領域AR1〜AR4用のア
ドレス11,10,01,00のメモリアドレスが形成
され、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR
4に供給されることとなる。このようにフレームメモリ
1にメモリアドレスが供給されると、各記憶領域AR1
〜AR4の上記メモリアドレスで指定されたアドレスか
ら静止画像データが読み出され、上記演算回路4に供給
される。
【0073】上記演算回路4は、上記フレームメモリ1
の各記憶領域AR1〜AR4から読み出される、例えば
図8(a)に○で示す画素からなる静止画像の静止画像
データ、及び、上記拡大倍率或いは縮小倍率に応じて形
成されたアドレスの増分値或いは減少値を示す小数部デ
ータ(KH,KV)に基づいて、同図(a)中×で示す
各画素からなる静止画像の静止画像データを算出する。
【0074】すなわち、例えば図8(a)に示す、拡大
処理或いは縮小処理に係る仮想的な画素の一つである
“Z”の画素の静止画像データを算出する場合、上記演
算回路4は、同図(b)に示すように該“Z”の画素の
回りの4画素A〜Dを検出する。そして、図8(b)に
示すように、上記水平方向のアドレスの増分値或いは減
少値を示す水平方向係数(KH)に基づいて、A画素と
B画素の補間を行いX1画素を検出し、該水平方向係数
(KH)に基づいて、C画素とD画素の補間を行いX2
画素を検出するとともに、垂直方向係数(KV)に基づ
いて、上記X1画素とX2画素の補間を行い上記“Z”
の画素の静止画像データを算出する。
【0075】このような演算処理は、以下の演算式に基
づいて行われる。 X1=A(1−KH)+KHB =A+KH(B−A)・・・第1式 X2=C(1−KH)+KHD =C+KH(D−C)・・・第2式 Z=X1(1−KV)+KVX2 =X1+KV(X2−X1)・・・第3式 従って、上記演算回路4は、上述の演算処理を行う構成
となっており、図9に示すように上記第1式の演算を行
う第1の演算部45と、上記第2式の演算を行う第2の
演算部50と、上記第3式の演算を行う第3の演算部5
5とで構成されている。
【0076】上記各演算部45,50,55は、それぞ
れ同じ構成を有しており、セレクタ,減算器,加算器及
び乗算器とで構成されている。上記図9において、上記
フレームメモリ1の第1の記憶領域AR1及び第2の記
憶領域AR2からそれぞれ上記A画素及びB画素の静止
画像データが読み出されたとすると、該A画素及びB画
素の静止画像データは、上記第1の演算部45のセレク
タ46に供給される。上記セレクタ46は、上記A画素
の静止画像データを加算器48及び減算器47に供給す
る。また、上記B画素の静止画像データを減算器47に
供給する。
【0077】上記減算器47は、上記B画素の静止画像
データからA画素の静止画像データを減算処理し(B−
A)、これを乗算器49に供給する。上記乗算器49に
は、入力端子43を介して上記水平方向係数(KH)が
供給されている。上記乗算器49は、上記減算器47か
らの減算データに上記水平方向係数(KH)を乗算処理
し(KH(B−A))、これを加算器48に供給する。
上記加算器48は、上記セレクタ46からのA画素の静
止画像データに、上記乗算器49からの乗算データを加
算処理し(A+KH(B−A)・・・第1式)、これを
上記X1画素の静止画像データとして第3の演算部55
のセレクタ56に供給する。
【0078】一方、上記フレームメモリ1の第3の記憶
領域AR3及び第4の記憶領域AR4からそれぞれ上記
C画素及びD画素の静止画像データが読み出されたとす
ると、該C画素及びD画素の静止画像データは、上記第
2の演算部50のセレクタ51に供給される。上記セレ
クタ51は、上記C画素の静止画像データを加算器54
及び減算器52に供給する。また、上記D画素の静止画
像データを減算器52に供給する。
【0079】上記減算器52は、上記D画素の静止画像
データからC画素の静止画像データを減算処理し(D−
C)、これを乗算器53に供給する。上記乗算器53に
は、入力端子43を介して上記水平方向係数(KH)が
供給されている。上記乗算器53は、上記減算器52か
らの減算データに上記水平方向係数(KH)を乗算処理
し(KH(D−C))、これを加算器54に供給する。
上記加算器54は、上記セレクタ51からのC画素の静
止画像データに、上記乗算器53からの乗算データを加
算処理し(C+KH(D−C)・・・第2式)、これを
上記X2画素の静止画像データとして第3の演算部55
のセレクタ56に供給する。
【0080】上記第3の演算部55のセレクタ56は、
上記X1画素の静止画像データを加算器57及び減算器
58に供給する。また、上記X2画素の静止画像データ
を減算器58に供給する。上記減算器58は、上記X2
画素の静止画像データからX1画素の静止画像データを
減算処理し(X2−X1)、これを乗算器59に供給す
る。上記乗算器59には、入力端子54を介して上記垂
直方向係数(KV)が供給されている。上記乗算器59
は、上記減算器58からの減算データに上記垂直方向係
数(KV)を乗算処理し(KV(X2−X1))、これ
を上記加算器57に供給する。上記加算器57は、上記
セレクタ56からのX1画素の静止画像データに、上記
乗算器59からの乗算データを加算処理し(X1+KV
(X2−X1)・・・第2式)、これを上記拡大処理或
いは縮小処理に応じたZ画素の静止画像データとして出
力端子60を介して出力する。
【0081】このように演算処理されて形成された静止
画像データは、例えば24ビットの静止画像データとし
てカラー調整回路5に供給される。上記カラー調整回路
5は、例えばマトリクス演算部と、SRAMにより構成
されるカラーパレット部とで構成されており、上記演算
回路4からの静止画像データに色調の変換処理を施し、
これを第2のバスセレクタ7に供給する。
【0082】上記第2のバスセレクタ7は、ユーザによ
り選択されたデバイスに応じてCPU8により切り換え
制御されるようになっている。このため、例えばユーザ
により、拡大処理或いは縮小処理された静止画像データ
の出力先として上記モニタ装置15が選択された場合、
上記CPU8は、上記モニタ装置15に静止画像データ
が供給されるように上記第2のバスセレクタ7を切り換
え制御する。これにより、上記モニタ装置15に拡大処
理或いは縮小処理した静止画像を表示することができ
る。
【0083】或いは、ユーザにより、拡大処理或いは縮
小処理された静止画像データの出力先として上記ストレ
ージ部18が選択された場合、上記CPU8は、上記ス
トレージ部18に静止画像データが供給されるように上
記第2のバスセレクタ7を切り換え制御する。これによ
り、上記ストレージ部18において、拡大処理或いは縮
小処理した静止画像に応じた静止画像データを記録する
ことができる。
【0084】或いは、ユーザにより、拡大処理或いは縮
小処理された静止画像データの出力先として上記プリン
タ部16が選択された場合、上記CPU8は、上記プリ
ンタ部16に静止画像データが供給されるように上記第
2のバスセレクタ7を切り換え制御する。これにより、
上記プリンタ部16において、拡大処理或いは縮小処理
した静止画像をプリント用紙16cにプリントすること
ができる。
【0085】このように、当該静止画記録再生システム
は、単一のフレームメモリ1の記憶領域を4つの記憶領
域AR1〜AR4に分割し、隣接する画素が異なる記憶
領域に記憶されるように書き込み制御する。そして、拡
大倍率或いは縮小倍率に応じて形成しようとする画素に
隣接する4つの画素を上記各記憶領域AR1〜AR4か
ら読み出し、この読み出した4つの画素と、該拡大倍率
或いは縮小倍率によるアドレスの増分値或いは縮小値と
に基づいて、該拡大倍率或いは縮小倍率に応じた画素を
形成するようにしている。
【0086】すなわち、拡大処理或いは縮小処理は、上
記フレームメモリ1から読み出した静止画像データに基
づいて行っているため、もとの画像はフレームメモリ1
に保存されている。このため、もとの静止画像の表示等
を指定されたときには、即座に元の静止画像を表示する
ことができる。また、上記フレームメモリ1の上記各記
憶領域AR1〜AR4に記憶された静止画像データを、
該各記憶領域AR1〜AR4から同時に読み出して画像
処理を施すようにしているため、単一のしかもDRAM
という安価なメモリを用いているにも関わらず、ビデオ
レートでのリアルタイム処理を可能とすることができ
る。
【0087】そして、安価なDRAMを用いることがで
きるため、当該静止画記録再生システムのローコスト化
を図ることができる。なお、上記フレームメモリ1の記
憶領域は4つに分割されていることとしたが、これは、
例えば9分割,16分割等のように任意の数に分割する
ようにしてもよい。この場合、上記4つに分割したとき
よりもさらに高速な画像処理を可能とすることができ、
また、9点補間或いは16点補間により補間精度を向上
させることができる。
【0088】次に、上記モニタ装置15に表示された静
止画像を所定分回転させて表示する回転処理の説明をす
る。この場合、ユーザは、上述のように操作部13を操
作して、スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはスト
レージ部18から取り込んだ静止画像を上記モニタ装置
15に表示する。そして、上記操作部13に設けられて
いる回転指定キーをオン操作する。上記CPU8は、上
記回転指定キーがオン操作される回数を検出し、該回転
指定キーがオン操作される毎に表示画像を90度,18
0度,270度,360度の順で回転表示するように上
記フレームメモリ1に記憶されている静止画像データを
書き換え又読み出し制御する。
【0089】すなわち、上記画像処理ブロック12は、
図10に示すようにフレームメモリ1から読み出された
静止画像データを一旦記憶する第1,第2のレジスタ6
5,66を有している。上記CPU8は、上記回転指定
キーが一回オン操作されたことを検出すると、まず、図
11(a)に示すようにフレームメモリ1に記憶されて
いる静止画像データを、対角線Tを境にして入れ換える
ような書き換え制御を行う。この対角線Tを境にした書
き換え制御は、図12のフローチャートに基づいて行わ
れる。
【0090】上記図12において、上記フレームメモリ
1がN画素×N画素の記憶領域を有しているとすると、
上記CPU8は、上記対角線Tを境にした書き換え制御
を行う場合、まず、ステップS1においてロウアドレス
カウンタに1をセットしてステップS2に進む。上記ス
テップS2では、上記CPU8が、カラムアドレスカウ
ンタにNをセットしてステップS3に進む。上記ステッ
プS3では、上記CPU8が、上記セットされたロウア
ドレス及びカラムアドレスに基づいて図10に示すフレ
ームメモリ1から静止画像データを読み出し、これを第
1のレジスタ65に書き込み制御してステップS4に進
む。
【0091】上記ステップS4では、上記CPU8が、
上記セットしたロウアドレスとカラムアドレスとを入れ
換えてステップS5に進む。上記ステップS5では、上
記入れ換えたロウアドレスとカラムアドレスに基づいて
図10に示すフレームメモリ1から静止画像データを読
み出し、これを第2のレジスタ66に書き込み制御して
ステップS6に進む。
【0092】上記ステップS6では、上記CPU8が、
上記第1のレジスタ65に書き込まれた静止画像データ
を上記フレームメモリ1に書き込み制御してステップS
7に進む。上記ステップS7では、上記CPU8が、上
記ロウアドレスとカラムアドレスとを再び入れ換え(元
に戻し)ステップS8に進む。上記ステップS8では、
上記CPU8が、上記第2のレジスタ66に書き込まれ
た静止画像データを上記フレームメモリ1に書き込み制
御してステップS9に進む。上記ステップS9では、上
記CPU8が、上記カラムアドレスをデクリメントして
ステップS10に進む。
【0093】上記ステップS10では、上記CPU8
が、カラムアドレスの値がロウアドレスの値よりも大き
くなったか否かを判別し、YESの場合は上記ステップ
S3に戻って上述のルーチンを繰り返し、NOの場合
は、ステップS11に進む。上記ステップS11では、
上記CPU8が、ロウアドレスをインクリメントしてス
テップS12に進む。
【0094】上記ステップS12では、ロウアドレスが
Nよりも小さいか否かを判別し、YESの場合は上記ス
テップS2に戻って上述のルーチンを繰り返し、NOの
場合はそのままこの対角線Tを境にした静止画像データ
の入れ換えのルーチンを終了する。このような入れ換え
動作を行うと、図13に示すように上記フレームメモリ
1に記憶されている静止画像データが、対角線Tを境に
して書き換えられることとなる。このため、上記図11
(a)に示すような静止画像は、同図(b)に示すよう
に270度回転した静止画像となる。
【0095】次に、上記CPU8は、このように対角線
Tを境にした書き換えを行った後に、図11(b)に示
すように通常の読み出し方向に対して反対方向から静止
画像データの読み出しを行うように上記フレームメモリ
1を読み出し制御し、この逆読み出しを行った順に静止
画像データを書き換えるようにフレームメモリ1を書き
換え制御する。これにより、上記フレームメモリ1に
は、図11(c)に示すように、同図(a)に示すもと
の静止画像に対して90度回転した静止画像データが記
憶されることとなる。そして、上記CPU8は、この静
止画像データを読み出して上記モニタ装置15に供給す
る。
【0096】これにより、上記モニタ装置15に90度
回転した静止画像を表示することができる。次に、上記
CPU8は、上記回転指定キーが二回オン操作されたこ
とを検出すると、図11(c)に示す静止画像に対し
て、対角線Tを境にした上述の書き換え制御を行い、該
書き換えた静止画像データを上記モニタ装置15に供給
する。これにより、上記フレームメモリ1に記憶されて
いる上記図11(c)に示すような静止画像は、上記対
角線Tを境にして書き換えられるため、同図(d)に示
すようにもとの静止画像に対して180度回転した静止
画像となる。従って、上記モニタ装置15に、上記18
0度回転した静止画像を表示することができる。
【0097】次に、上記CPU8は、上記回転指定キー
が三回オン操作されたことを検出すると、図11(d)
に示す静止画像に対して、対角線Tを境にした上述の書
き換え制御を行う。これにより、上記フレームメモリ1
には、図11(e)に示すような、もとの静止画像に対
して90度回転した静止画像が書き込まれることとな
る。そして、上記CPU8は、このような書き換え制御
を行った後に、通常の読み出し方向とは逆の読み出し方
向から静止画像データを読み出すように、上記フレーム
メモリ1を読み出し制御し、この逆読み出しを行った順
に静止画像データを書き換えるようにフレームメモリ1
を書き換え制御する。これにより、上記フレームメモリ
1には、図11(f)に示すように、同図(a)に示す
もとの静止画像に対して270度回転した静止画像デー
タが記憶されることとなる。そして、上記CPU8は、
この静止画像データを読み出して上記モニタ装置15に
供給する。
【0098】これにより、上記モニタ装置15に270
度回転した静止画像を表示することができる。次に、上
記CPU8は、上記回転指定キーが四回オン操作された
ことを検出すると、図11(f)に示す静止画像に対し
て、対角線Tを境にした上述の書き換え制御を行う。こ
れにより、上記フレームメモリ1に記憶されている静止
画像データは、図11(g)に示すように元に戻る(3
60度回転したことを意味する。)。上記CPU8は、
この静止画像データを読み出して上記モニタ装置15に
供給する。
【0099】これにより、上記モニタ装置15に360
度回転した静止画像、すなわち、もとの静止画像を表示
することができる。ここで、当該静止画記録再生システ
ムにおいては、この回転処理を行う場合、上述の書き換
え制御を上記フレームメモリ1の4つの記憶領域AR1
〜AR4に対してそれぞれ単独かつ一度に行っている。
【0100】具体的には、上記記憶領域AR1の静止画
像データの書き換えは、例えば論理アドレス02と論理
アドレス20とが書き換わる等のように該記憶領域AR
1内で行われる。同様に、記憶領域AR4の静止画像デ
ータの書き換えは、例えば論理アドレス13と論理アド
レス31とが書き換わる等のように該記憶領域AR4内
で行われる。これに対して、例えば図3(b)に示すよ
うに論理アドレス03の静止画像データは記憶領域AR
2に記憶されており、論理アドレス30の静止画像デー
タは記憶領域AR3に記憶されている。このため、記憶
領域AR2の静止画像データは記憶領域AR3の静止画
像データとの間で書き換えが行われる。
【0101】このため、上記記憶領域AR1及び記憶領
域AR4に設けられているレジスタの入力バス及び出力
バスは、それぞれ同一の記憶領域AR1及び記憶領域A
R4に接続される。これに対して、上記記憶領域AR2
及び記憶領域AR3に設けられているレジスタの入力バ
ス及び出力バスは、それぞれ相手のメモリバスに接続さ
れる。
【0102】このような構成のため、一度の4つの静止
画像データの書き換えを可能とすることができ、安価な
DRAMを用いているにも関わらず、高速な回転処理を
可能とすることができる。次に、上記モニタ装置15に
表示されたある静止画像から所望の静止画像へ表示変換
するディゾルブ処理の説明をする。
【0103】この場合、ユーザは、上述のように操作部
13を操作してディゾルブ処理を指定する。そして、上
記ディゾルブ処理を指定した後に、スキャナ部10,ビ
デオ入力部11或いはストレージ部18から、複数の静
止画像の取り込みを行う。上記CPU8は、上記ディゾ
ルブ処理が指定されるとこれを検出し、上記スキャナ部
10,ビデオ入力部11或いはストレージ部18から取
り込まれる、例えば4枚の静止画像を、図14に示すよ
うにそれぞれフレームメモリ1の各記憶領域AR1〜A
R4に記憶するように該フレームメモリ1を書き込み制
御する。
【0104】このような状態において、上記記憶領域A
R1に記憶された静止画像を上記モニタ装置15に表示
する場合、ユーザは、上記操作部13を操作してこの指
定を行う。上記各記憶領域AR1〜AR4に記憶される
静止画像データは、1枚分の静止画像データを該各記憶
領域AR1〜AR4に記憶した場合と比較して1/4と
なる。このため、上記CPU8は、上記記憶領域AR1
に記憶された静止画像の表示が指定されると、読み出し
時における論理アドレスである縦のデルタアドレスを0
2.00に設定し、横のデルタアドレスを02.00に
設定するとともに、縦のスタートアドレスを00.00
に設定し、横のスタートアドレスを00.00に設定し
て静止画像データの読み出しを行う。これにより、上記
記憶領域AR1に記憶されている静止画像データが読み
出され、上記演算回路4に供給される。
【0105】上記演算回路4は、上記デルタアドレスに
基づいて上記静止画像データに4倍の拡大処理を施して
(上記デルタアドレスによる拡大:縦×横=2×2)上
記モニタ装置15に供給する。これにより、上記記憶領
域AR1に記憶された静止画像データに応じた静止画像
が、通常表示の大きさで上記モニタ装置15に表示され
る。
【0106】次に、ユーザは、上記記憶領域AR1に記
憶されている静止画像から上記記憶領域AR2に記憶さ
れている静止画像へのディゾルブ処理を行う場合、上記
操作部13を操作してこれを指定する。これにより、上
記CPU8は、上述の表示画像の拡大処理を行うため
に、縦のデルタアドレスを02.00に設定し、横のデ
ルタアドレスを02.00に設定するとともに、縦のス
タートアドレスを00.00に設定し、横のスタートア
ドレスを00.01から00.99に可変する。これに
より、上記記憶領域AR1及び記憶領域AR2からそれ
ぞれ静止画像データが読み出され上記演算回路4に供給
される。
【0107】上記演算回路4は、上記00.01から0
0.99に可変されるアドレスに基づいて各静止画像デ
ータに補間処理を施し、これを上記モニタ装置15に供
給する。これにより、上記モニタ装置15に表示される
静止画像が、記憶領域AR1に記憶されている静止画像
から記憶領域AR2に記憶されている静止画像にディゾ
ルブされる。
【0108】次にユーザは、上記記憶領域AR2に記憶
された静止画像を上記モニタ装置15に表示する場合、
上記操作部13を操作してこの指定を行う。上記CPU
8は、上記記憶領域AR2に記憶された静止画像の表示
が指定されると、縦のスタートアドレスを00.00に
設定し、横のスタートアドレスを01.00に設定する
とともに、縦のデルタアドレスを02.00に設定し、
横のデルタアドレスを02.00に設定して静止画像デ
ータの読み出しを行う。これにより、上述のように上記
記憶領域AR2に記憶されている静止画像が上記モニタ
装置15に表示される。
【0109】次に、ユーザは、上記記憶領域AR2に記
憶されている静止画像から上記記憶領域AR4に記憶さ
れている静止画像へのディゾルブ処理を行う場合、上記
操作部13を操作してこれを指定する。これにより、上
記CPU8は、縦のデルタアドレスを02.00に設定
し、横のデルタアドレスを02.00に設定するととも
に、横のスタートアドレスを01.01に設定し、縦の
スタートアドレスを00.01から99まで可変する。
これにより、上記モニタ装置15に表示される静止画像
が、上述のように記憶領域AR2に記憶されている静止
画像から記憶領域AR4に記憶されている静止画像にデ
ィゾルブされる。
【0110】次にユーザは、上記記憶領域AR4に記憶
された静止画像を上記モニタ装置15に表示する場合、
上記操作部13を操作してこの指定を行う。上記CPU
8は、上記記憶領域AR4に記憶された静止画像の表示
が指定されると、縦のスタートアドレスを01.00に
設定し、横のスタートアドレスを01.00に設定する
とともに、縦のデルタアドレスを02.00に設定し、
横のデルタアドレスを02.00に設定して静止画像デ
ータの読み出しを行う。これにより、上記記憶領域AR
4に記憶されている静止画像が上記モニタ装置15に表
示される。
【0111】次に、ユーザは、上記記憶領域AR4に記
憶されている静止画像から上記記憶領域AR1に記憶さ
れている静止画像へのディゾルブ処理を行う場合、上記
操作部13を操作してこれを指定する。これにより、上
記CPU8は、縦のデルタアドレスを02.00に設定
し、横のデルタアドレスを02.00に設定するととも
に、縦のスタートアドレスを00.99から01に可変
し、横のスタートアドレスを00.99から01に可変
する。これにより、上記モニタ装置15に表示される静
止画像が、記憶領域AR4に記憶されている静止画像か
ら記憶領域AR1に記憶されている静止画像にディゾル
ブされる。
【0112】次にユーザは、上記記憶領域AR1に記憶
された静止画像を上記モニタ装置15に表示する場合、
上記操作部13を操作してこの指定を行う。上記CPU
8は、上記記憶領域AR1に記憶された静止画像の表示
が指定されると、縦のスタートアドレスを00.00に
設定し、横のスタートアドレスを00.00に設定する
とともに、縦のデルタアドレスを02.00に設定し、
横のデルタアドレスを02.00に設定して静止画像デ
ータの読み出しを行う。これにより、上記記憶領域AR
1に記憶されている静止画像が上記モニタ装置15に表
示される。
【0113】当該静止画記録再生システムは、このよう
なCPU8の制御によりディゾルブ処理を可能とするこ
とができる。なお、いわゆるフェードイン,フェードア
ウトは、このディゾルブ処理の一種であり、例えば白画
像から上記各記憶領域AR1〜AR4に記憶された何れ
かの画像にディゾルブすればフェードインとなり、上記
各記憶領域AR1〜AR4に記憶された何れかの画像か
ら白画像にディゾルブすればフェードアウトとなる。
【0114】以上の説明から明らかなように、本実施例
に係る静止画記録再生システムは、単一のフレームメモ
リ1のみで、リアルタイムの拡大処理,縮小処理,ディ
ゾルブ処理を行うことができる。また、フレームメモリ
1の各記憶領域AR1〜AR4に対してレジスタを設け
ることにより、安価なDRAMを用いているにも関わら
ず回転処理を行うことができる。
【0115】また、上記フレームメモリ1の各記憶領域
AR1〜AR4から読み出した静止画像データに対して
上記画像処理を施すようにしているため、該画像処理を
施しても、もとの静止画像を保存しておくことができ
る。このため、必要なときに即座に元の静止画像を表示
等することができる。
【0116】
【発明の効果】本発明に係る画像処理装置は、記憶手段
に記憶した静止画像データを読み出して画像処理を施す
ようにしているため、オリジナルの静止画像データを該
記憶手段に保存しておくことができ、必要に応じて即座
に元の静止画像を表示することができる。
【0117】また、上記記憶手段として単一でありなが
ら複数の記憶領域を有するものを用い、該各記憶領域か
ら静止画像データを読み出して画像処理を施すようにし
ているため、画像処理の高速化を図ることができる。ま
た、上記記憶手段として、アクセスに制限があり且つ低
速度の記憶手段を用いたとしても、回転処理を可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像処理装置のブロック
図である。
【図2】本発明に係る画像処理装置が適用された画像処
理ブロックを有する静止画記録再生システムのブロック
図である。
【図3】上記静止画記録再生システムに設けられている
フレームメモリの論理アドレス及び物理アドレスを説明
するための模式図である。
【図4】静止画像の拡大処理及び縮小処理に応じた論理
アドレスの増分値及び減少値を示す図である。
【図5】上記画像処理ブロックに設けられているアドレ
ス発生回路のブロック図である。
【図6】上記アドレス発生回路により発生される、各記
憶領域用のアドレスデータを説明するためのタイムチャ
ートである。
【図7】上記アドレスデータのフォーマットを示す図で
ある。
【図8】上記画像処理ブロックに設けられている演算回
路の拡大処理時及び縮小処理時における演算動作を説明
するための図である。
【図9】上記演算回路のブロック図である。
【図10】回転処理時における動作を説明するための上
記静止画記録再生システムの概略的なブロック図であ
る。
【図11】回転処理時におけるフレームメモリの書き換
え動作を説明するための模式図である。
【図12】回転処理時におけるフレームメモリの書き換
え動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】回転処理時におけるフレームメモリの書き換
え動作を説明するための模式図である。
【図14】ディゾルブ処理を行う際に、フレームメモリ
の各記憶領域にそれぞれ取り込まれた静止画像を示す図
である。
【符号の説明】
1 フレームメモリ 2 メモリコントローラ 3 アドレス発生回路 4 演算回路 5 カラー調整回路 6 第1のバスセレクタ 7 第2のバスセレクタ 8 CPU 10 スキャナ部 11 ビデオ入力部 12 画像処理ブロック 13 操作部 15 モニタ装置 16 プリンタ部 17 インターフェースブロック 18 ストレージ部 31 スタートアドレスレジスタ 32 デルタアドレスレジスタ 33 整数加算部 34,35 加算器 36,37 イニシャライズセレクタ 39,40 フリップフロップ 45 第1の演算部 46,51,56 セレクタ 47,52,58 減算器 48,54,57 加算器 49,53,59 乗算器 65,66 第1,第2のレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 371 H04N 1/387 5/265 G06F 15/66 450

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶領域が複数に分割されおり、所望の
    静止画像の静止画像データを記憶する単一の記憶手段
    と、 上記各記憶領域毎に形成した、画像処理に応じた整数部
    の読み出しアドレスを出力するとともに、該画像処理に
    応じた小数部の読み出しアドレスを補間データとして出
    力するアドレス発生手段と、 上記整数部の読み出しアドレスに応じて上記記憶手段か
    ら読み出された静止画像データに対して、上記補間デー
    タに基づいて画像処理に応じた補間処理を施して出力す
    る演算手段とを有する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記アドレス発生手段は、静止画像の拡
    大処理或いは縮小処理を行う際に、静止画像の隣接する
    画素が上記記憶手段の異なる記憶領域に書き込まれるよ
    うに書き込みアドレスを形成して上記記憶手段に供給す
    るとともに、該拡大処理或いは縮小処理を行う部分の読
    み出しアドレスを各記憶領域毎に形成し、これを上記整
    数部の読み出しアドレスとして上記記憶手段に供給し、
    拡大倍率或いは縮小倍率に応じたアドレスの増分値或い
    は減少値を示すデルタアドレスを形成し、これを上記補
    間データとして演算手段に供給し、 上記演算手段は、上記読み出しアドレスにより上記記憶
    手段から読み出された静止画像データを、上記補間デー
    タに基づいて拡大倍率或いは縮小倍率に対応する静止画
    像データとなるように補間処理して出力することを特徴
    とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記アドレス発生手段は、表示画像を、
    一の静止画像から他の静止画像へ変換表示するディゾル
    ブ処理を行う際に、上記記憶手段の複数の記憶領域にそ
    れぞれ所望の静止画像の静止画像データが記憶されるよ
    うに書き込みアドレスを形成して上記記憶手段に供給
    し、また、上記各記憶領域に記憶された静止画像のう
    ち、指定された2つの静止画像の各静止画像データが読
    み出されるように上記整数部の読み出しアドレスをそれ
    ぞれ形成して上記記憶手段に供給するとともに、該ディ
    ゾルブ処理の速度に応じた上記補間データを形成して上
    記演算手段に供給し、 上記演算手段は、上記補間データに基づいて、上記各記
    憶領域から読み出された各静止画像データに補間処理を
    施して出力することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 静止画像を90度ずつ回転して表示する
    回転処理を行う際に、上記記憶手段に記憶された静止画
    像データを、該記憶手段の対角線を境にして入れ換えを
    行う対角線書き換え処理と、上記記憶手段に記憶された
    静止画像データを通常方向から順に読み出す通常読み出
    し処理と、上記記憶手段に記憶された静止画像データを
    逆方向から順に読み出す逆読み出し処理とを併用して上
    記回転処理を行うように上記アドレス発生手段のアドレ
    ス発生動作を制御するアドレス発生制御手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載の
    画像処理装置。
JP6198040A 1994-07-29 1994-07-29 画像処理装置 Pending JPH0844862A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312779A (ja) * 2001-04-12 2002-10-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置
US7468012B2 (en) 2005-02-25 2008-12-23 Tsubakimoto Chain Co. Ratchet type tensioner
US9336565B2 (en) 2014-05-30 2016-05-10 Seiko Epson Corporation Image processing device, display apparatus, and image processing method

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