JP3924792B2 - 画像編集装置 - Google Patents

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充由 神藤
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    • H04N5/272Means for inserting a foreground image in a background image, i.e. inlay, outlay

Description

技術分野
本発明は、画像データを取り扱う機器に設けて好適な画像編集装置に関し、特に、パターンデータ中の指定された領域に指定された画像を合成する画像編集装置に関する。
背景技術
従来、例えば挿入パターン中にフィルム等に記録された画像を挿入する場合には、まず、印画紙の画像を挿入する画像挿入領域を遮光した状態で、挿入パターンを露光した後、画像挿入領域以外の領域を遮光した状態で、フィルム等に記録された画像によって露光を行ういわゆる多重露光を行なっている。
また、他に合成画像を作成するためには、汎用コンピュータ等を使用した方法が知られている。このような方法では、まず、例えばフィルムスキャナ等によりフィルムを読み取り、フィルムに記録された画像を画像データに変換して、汎用コンピュータ等を入力する。次に、画像データ等の編集を行う画像エディタを用いて、予め用意された挿入パターン上のユーザによって指定された領域に画像データを挿入するようになっている。
しかしながら、上述のように多重露光によって合成画像を作成する場合では、複数の露光と印画紙の現像を行う必要があり、複雑な操作を必要とし、また、合成画像の作成に時間を要する問題があった。このため、作成された合成画像を確認しながら、画像を合成する位置、トリミング等を変更して画像合成を行うことが困難で、操作性が悪く、作業効率を低下させていた。
また、上述のように汎用のコンピュータを用いた合成画像の作成では、装置全体のコストが高いものとなり、多様な処理を行うことができる反面、合成画像を作成するためには、合成画像の選択、トリミングの指定、画像合成位置の設定等の煩雑な操作を必要とし、また、このような汎用コンピュータでは、一般に、画像データの合成等の画像処理が遅く、操作性が悪い問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、作業効率を向上させることができ、操作性を向上させることができる画像編集装置の提供を目的とする。
発明の開示
本発明に係る画像編集装置では、オペレータの操作に基づいて、制御手段により、画像データを記憶するための第1のメモリと、上記画像データが挿入されるパターンデータを記憶する第2のメモリと、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報を有し、上記パターンデータに対応したキー情報を記憶するキーメモリの書き込みを制御し、上記パターンデータの中における上記キー情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記キー情報に基づいて、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する。
本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、読出制御手段により、上記第1のメモリに記憶される上記画像データを第1の記録媒体から読み出すとともに、上記第2のメモリに記憶される上記パターンデータ及び上記キーメモリに記憶される上記キー情報を第2の記録媒体から読み出す。
また、本発明に係る画像編集装置において、上記読出制御手段は、上記パターンデータが記録されたパターン記録領域及び上記キー情報が記録されたキー情報記録領域を有する第2の記録媒体の上記パターン記録領域から上記パターンデータを読み出し、上記キー情報記録領域から上記キー情報を読み出す。
また、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる画像処理情報に基づいて、上記パターンデータに対応するように上記画像データを画像処理した後、上記パターンデータに挿入する。
また、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる形状データに対応するように上記画像データを可変して上記パターンデータに挿入する。
また、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる拡大縮小データに対応するように上記画像データの大きさを可変して上記パターンデータに挿入する。
さらに、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる方向データに対応するように上記画像データの方向を可変して上記パターンデータに挿入する。
また、本発明に係る画像編集装置では、オペレータの操作に基づいて、制御手段により、画像データを記憶するための第1のメモリと、上記画像データが挿入されるパターンデータを記憶する第2のメモリと、上記パターンデータに対応した情報であって、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報と上記第1のメモリに記憶された画像データに対して行う画像処理を指定するための画像処理情報とを有したキー情報を記憶するキーメモリと、オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記画像データに対して上記画像処理情報に基づいて画像処理が施され、上記パターンデータの中における上記領域指定情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する。
本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記画像処理情報に含まれる形状データに対応するように上記画像データを可変して上記パターンデータに挿入する。
また、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる拡大縮小データに対応するように上記画像データの大きさを可変して上記パターンデータに挿入する。
さらに、本発明に係る画像編集装置において、上記制御手段は、上記キー情報に含まれる方向データに対応するように上記画像データの方向を可変して上記パターンデータに挿入する。
また、本発明は、画像データを合成するための画像編集方法において、画像データを第1のメモリに記憶する第1の記憶ステップと、上記画像データが挿入されるパターンデータを第2のメモリに記憶する記憶する第2の記憶ステップと、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報を有し、上記パターンデータに対応したキー情報をキーメモリに記憶する第3の記憶ステップと、オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記パターンデータの中における上記キー情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記キー情報に基づいて、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、画像データを合成するための画像編集方法において、画像データを第1のメモリに記憶する第1の記憶ステップと、上記画像データが挿入されるパターンデータを第2のメモリに記憶する第2の記憶ステップと、上記パターンデータに対応した情報であって、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報と上記第1のメモリに記憶された画像データに対して行う画像処理を指定するための画像処理情報とを有したキー情報をキーメモリに記憶する第3の記憶ステップと、オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記画像データに対して上記画像処理情報に基づいて画像処理が施され、上記パターンデータの中における上記領域指定情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、画像データを合成するための画像編集プログラムであって、画像データを第1のメモリに記憶する第1の記憶ステップと、上記画像データが挿入されるパターンデータを第2のメモリに記憶する記憶する第2の記憶ステップと、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報を有し、上記パターンデータに対応したキー情報をキーメモリに記憶する第3の記憶ステップと、オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記パターンデータの中における上記キー情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記キー情報に基づいて、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御ステップとを有する画像編集プログラムがコンピュータにより読み取り実行可能に記録されていることを特徴とする。
さらに、本発明は、画像データを合成するための画像編集プログラムであって、画像データを第1のメモリに記憶する第1の記憶ステップと、上記画像データが挿入されるパターンデータを第2のメモリに記憶する第2の記憶ステップと、上記パターンデータに対応した情報であって、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報と上記第1のメモリに記憶された画像データに対して行う画像処理を指定するための画像処理情報とを有したキー情報をキーメモリに記憶する第3の記憶ステップと、オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記画像データに対して上記画像処理情報に基づいて画像処理が施され、上記パターンデータの中における上記領域指定情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御ステップとを有する画像編集プログラムがコンピュータにより読み取り実行可能に記録されていることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に係る画像処理装置を適用した静止画記録再生システムの構成を示すブロック図である。
図2は、上記静止画記録再生システムに設けられている画像処理ブロックの構成を示すブロック図である。
図3は、上記静止画記録再生システムに設けられているフレームメモリの論理アドレス及び物理アドレスを説明するための模式図である。
図4は、画像の拡大処理及び縮小処理に応じた論理アドレスの増分値及び減少値を示す図である。
図5は、上記画像処理ブロツクに設けられているアドレス発生回路の構成を示すブロック図である。
図6は、上記アドレス発生回路により発生される各記憶領域用のアドレスデータを説明するためのタイムチャートである。
図7は、上記アドレスデータのフォーマットを示す図である。
図8は、上記画像処理ブロックに設けられている演算回路の拡大処理時及び縮小処理時における演算動作を説明するための図である。
図9は、上記演算回路の構成を示すブロック図である。
図10は、回転処理時における動作を説明するための上記静止画記録再生システムの概略的な構成を示すブロック図である。
図11は、回転処理時におけるフレームメモリの書き換え動作を説明するための模式図である。
図12は、回転処理時におけるフレームメモリの書き換え動作を説明するための模式図である。
図13は、上記フレームメモリの記憶領域の割り当てを説明するための図である。
図14は、上記画像データとともにコマンドデータとして高速転送されるアスキーコードの解釈を説明するための図である。
図15は、上記アスキーコードが解釈されてモニタ装置の表示画面上に表示される様子を示す図である。
図16は、上記静止画記録再生システムに設けられているストレージ部により各解像度用に3分割された記録領域を有する光ディスクの模式的な構造を示す平面図である。
図17は、上記静止画記録再生システムに設けられているフレームメモリ及び画像処理ブロックの画像合成を行う際の機能を等価的に示すブロック図である。
図18は、上記画像合成の機能を説明するための図である。
図19は、上記画像合成を行う際にモニタ装置に表示される画像を示す図である。
図20は、上記画像合成において用いられるテンプレートを示す図である。
図21は、上記画像合成において作成された合成画像の一例を示す図である。
図22は、上記画像合成において用いられるテンプレート及びキー情報の記録態様を示す図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本発明の第1実施例に係る画像編集装置は、ビデオテープレコーダ装置等から供給される画像データ、或いは、スキャナによりフィルムや写真等から画像を読み取って形成した画像データを光ディスクに記録し、これを再生してモニタ装置に表示するとともにプリント用紙にプリントする図1に示すような静止画記録再生システムに適用される。
上記図1において、上記静止画記録再生システムは、記憶領域が複数の記憶領域に分割され、この各記憶領域に画像データを記憶するフレームメモリ1と、上記フレームメモリ1への画像データの書き込み及び読み出しを制御するメモリコントローラ2と、当該静止画記録再生システム全体の動作制御を行う中央演算回路(CPU:Central Processing Unit)8と、後に説明するが、画像データと共に該画像データの処理等を指定するためのコマンドデータを、上記CPU8の介在なしに高速転送するDMA(Direct Memory Access)コントローラ2aとを有している。
また、上記静止画記録再生システムは、フィルムや写真等から画像を読み取り画像データを形成するスキャナ部10と、ビデオテープレコーダ装置やカメラ装置等の外部機器から供給される画像データに基づいて、当該静止画記録再生システムに適した画像データを形成するビデオ入力部11と、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11から供給された画像データ等を記録媒体に記録し再生する第1及び第2のストレージ部18a,18bとを有している。
また、上記静止画記録再生システムは、上記スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはストレージ部18a,18bから上記フレームメモリ1に供給された画像データに対して、拡大,縮小,ディゾルブ等の画像処理を施す画像処理ブロック12と、画像データの記録再生,画像処理等を指定する複数のキーが設けられている操作部13と、上記画像処理等が施された画像データに応じた画像を表示するモニタ装置15と、上記画像処理等が施された画像データをプリントするプリンタ部16とを有している。
上記画像処理ブロック12は、図2に示すような構成を有しており、上記メモリコントローラ2からの書き込み制御データ及び読み出し制御データに基づいて、上記フレームメモリ1の各記憶領域毎に、後に説明する整数部と小数部で形成された書き込みアドレス及び読み出しアドレスを形成し、該整数部の書き込みアドレス及び読み出しアドレスを上記フレームメモリ1に供給するアドレス発生回路3と、上記アドレス発生回路3から供給される上記小数部の書き込みアドレス,読み出しアドレス、及び、上記フレームメモリ1から読み出された画像データに基づいて、上記画像処理の演算を行う演算回路4とを有している。
また、上記画像処理ブロック12は、上記演算回路4により画像処理された画像データに、色調変換の処理を施すカラー調整回路5と、複数の外部デバイスから供給される画像データを選択して上記演算回路4に供給する第1のバスセレクタ6と、上記カラー調整回路5からの画像データを供給する外部デバイスを選択して出力する第2のバスセレクタ7とを有している。
上記フレームメモリ1は、赤色(R)の画像データが読み書きされるR用フレームメモリ,緑色(G)の画像データが読み書きされるG用フレームメモリ及び青色(B)の画像データが読み書きされるB用フレームメモリで構成されている。
上記各色用フレームメモリは、論理的には、例えば縦×横×深さが1024画素×1024画素×4ビットで計4Mビットの記憶領域を有する4つのDRAM(Dynamic RAM)を、それぞれ正方形状を形成するように並べるとともに、この正方形状に並べられた4つのDRAMを深さ方向に2段積層することにより、計8つのDRAMから2048×2048×8ビットの記憶領域を有するようにそれぞれ構成されている。
そして、上記フレームメモリ1は、論理的には、上記2048×2048×8ビットの記憶領域を有する各色用のフレームメモリを、それぞれ深さ方向に例えばRGBの順で積層して構成されている。従って、上記フレームメモリ1は、2048×2048×24ビットの記憶領域を有することとなる。
次に、このような構成を有する静止画記録再生システムの動作説明をする。
まず、所望の画像データを上記ストレージ部18a,18bの光ディスク28に記録する場合、ユーザは、操作部13を操作して画像データの取り込み先(スキャナ部10或いはビデオ入力部11)を指定するとともに、取り込んだ画像データの出力先を上記ストレージ部18a,18bに設定する。
これにより、上記CPU8が、スキャナ部10或いはビデオ入力部11を動作状態に制御するとともに、上記ストレージ部18a,18bに画像データが出力されるように画像処理ブロック12及びインターフェースブロック17を制御する。
上記スキャナ部10は、反射原稿,透過原稿の両方の画像が読み取り可能となっている。具体的には、上記スキャナ部10は、例えば上記反射原稿としてEサイズの写真,Lサイズの写真,A6サイズの写真の読み取りが可能となっており、また、上記透過原稿として35mm,ブローニサイズのネガフィルムの読み取りが可能となっている。なお、上記スキャナ部10は、上記反射原稿として、上記35mm,ブローニサイズのネガフィルムをそのままのサイズでプリントした原稿の読み取りも可能となっている。
上記スキャナ部10は、上記フィルム,写真等が原稿読み取り台に装着されると、この原稿をCCDラインセンサ10aを走査して読み取る。上記CCDラインセンサ10aは、上記読み取った画像に対応する画像信号を形成し、これをA/D変換器10bに供給する。上記A/D変換器10bは、上記CCDラインセンサ10aから供給される画像信号をデジタル化することにより画像データを形成し、これを補正系10cに供給する。上記補正系10cは、例えば上記35mmフィルムから画像の読み取りを行った場合、この画像データを縦×横のサイズが1200画素×1700画素のサイズの画像データに補正して出力する。また、読み取り原稿がブローニサイズのフィルム,Eサイズの写真,Lサイズの写真,A6サイズの写真の場合、それぞれ1298画素×975〜1875画素,1050×1450画素,1120画素×1575画素,1325画素×1825画素のサイズの画像データに補正して出力する。
上記ビデオ入力部11は、例えばビデオテープレコーダ装置等からのコンポジットビデオ信号,Y(輝度)/C(クロマ)セパレートのフォーマットで供給されるビデオ信号,RGBのフォーマットで供給されるビデオ信号の3つのフォーマットのビデオ信号の入力が可能となっており、これらのビデオ信号は、それぞれ入力端子11a〜11cを介してビデオ処理系11dに供給される。
上記ビデオ処理系11dは、上記各フォーマットのビデオ信号の画素を正方格子の画素とするとともに、画像サイズを480画素×640画素とし、これをA/D変換器11eに供給する。上記A/D変換器11eは、上記ビデオ信号をデジタル化することにより上記各フォーマットのビデオ信号に対応した画像データを形成して出力する。
上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11により形成された画像データは、それぞれ画像処理ブロック12に供給される。上記画像処理ブロック12は、後に説明する拡大処理,縮小処理,回転処理,ディゾルブ処理等の画像処理が指定されている場合は、上記画像データにこのような画像処理を施し、この画像データに上記画像処理に関する画像処理情報を付加して出力する。この画像データ(及び画像処理情報)は、D/A変換器14に供給されるとともに、インターフェースブロック17を介してストレージ部18a,18bのインターフェース回路21に供給される。
上記D/A変換器14は、上記画像データをアナログ化することにより画像信号を形成し、これをモニタ装置15に供給する。これにより、上記フィルムや写真等から取り込んだ画像データに応じて画像が上記モニタ装置15に表示されることとなる。
一方、ユーザは、上記モニタ装置15に表示される画像が所望の画像であった場合に、ストレージ部18a,18bの操作部19を操作してその画像の記録を指定する。
これにより、ストレージ部18a,18bのシステムコントローラ20は、上記画像処理ブロック12から供給される画像データを取り込むように、上記インターフェース回路21を制御する。上記インターフェース回路21を介して取り込まれた画像データには、上述のように該画像データの他に、上記画像処理ブロック12で施された画像処理に関する画像処理情報(画像加工情報)等が付加されている。このため、上記システムコントローラ20は、上記インターフェース回路21を介して取り込まれる画像データ及び画像処理情報の中から、該画像処理情報のみを取り込み、上記画像データは、バッファ回路22に供給する。
上記バッファ回路22は、上記画像データを所定の利得で増幅し、これをラスタ−ブロック変換回路23及び非圧縮回路25に供給する。上記非圧縮回路25は、上記画像データに圧縮処理を施すことなく、この画像データを高解像度用の画像データとしてそのままセレクタ29に供給する。また、上記ラスタ−ブロック変換回路23は、上記画像データに基づいて、圧縮処理の1単位である所定画素数からなる圧縮ブロックを形成し、これを圧縮伸長回路24に供給する。上記圧縮伸長回路24は、上記圧縮ブロック毎に、例えばそれぞれ解像度の異なる2種類の圧縮処理を施すことにより、中間解像度の画像データ及び低解像度の画像データを形成し、これらをセレクタ29に供給する。
上記セレクタ29は、システムコントローラ20により切り換え制御されるようになっており、該セレクタ29を介した上記高解像度,中間解像度及び低解像度の各画像データは、それぞれいわゆるEFM回路(8−14変調回路)26に供給され記録に適したフォーマットに変換されディスク記録再生部27に供給される。
上記ディスク記録再生部27は、上記各解像度の画像データに、該各画像データに関する情報(画像処理情報,プリンタ制御情報等)を付加し、これを光ディスク28に記録する。
具体的には、上記光ディスク28は、例えば直径64mmの光磁気ディスクとなっており、上記ディスク記録再生部27は、上記低解像度の画像データを内周側に記録し、高解像度の画像データを外周側に記録し、中間解像度の画像データを上記内周側と上記外周側との中間領域に分けて光磁気記録する。
この光ディスク28の全記録領域は、例えば2200クラスタ分となっており、この記録領域が、例えば図16に示すように、内周側から外周側にかけて14クラスタ分が低解像度の画像データの記録領域IAに、200クラスタ分が中間解像度の画像データの記録領域MAに、1800クラスタ分が高解像度の画像データの記録領域PAになるように3分割されている。
そして、システムコントローラ20は、画像データの解像度に従ってセレクタ29の切り換えを制御する。これにより、低解像度の画像データは、記録領域IAの15分の1クラスタ分の領域に記録され、高解像度の画像データは、記録領域PAの9クラスタ分の領域に記録され、中間解像度の画像データは、記録領域MAの1クラスタ分の領域に記録される。
これらの画像データは、1枚の画像データがディスク上の連続する領域に記録されているため、1枚の画像データの読み出しの途中で、光学ピックアップを移動させてシーク動作を行う必要がなく、高速な読み出しを行うことができるようになっている。
この光ディスク28には、例えば200枚分の画像データが記録可能となっている。そして、上記200枚分の画像データは、50枚分の画像データを1つのアルバムとして、計4つのアルバムに分割されて管理されるようになっている。従って、ユーザは、この画像データの記録を行う場合、操作部19を用いてその画像データを記録するアルバムを選択する。これにより、上記システムコントローラ20は、上記ユーザにより選択されたアルバムに供給された画像データを取り込み順に記録するように上記ディスク記録再生部27を制御する。
なお、この際、上記低解像度の画像データは、アルバムに記録されている画像を1画面に複数表示するためのインデックス用として記録され、上記中間解像度の画像データは、アルバムに記録されている所望の1つの画像を表示するための表示用として記録され、上記高解像度の画像データは、プリント用としてそれぞれ記録されるものである。
ここで、上記ストレージ部18a,18bは、上記各アルバム毎のアルバム名,各アルバムの画像毎の画像名,所望の画像を検索するためのキーワード,ディスク名が入力できるようになっている。
この場合、ユーザは、上記ストレージ部18a,18bの操作部19に設けられているライトキーをオン操作する。上記システムコントローラ20は、上記ライトキーがオン操作されるとこれを検出し、文字情報の入力を行うライトモードとなる。
次にユーザは、上下キーを操作する。上記システムコントローラ20は、上記上下キーが一回操作される毎に、例えばアルバム名,画像名,キーワード,ディスク名の文字を順に表示するように表示部19aを表示制御する。ユーザは、上記表示部19aに表示される文字を見て、これからどの情報の入力を行うかを決め、上記操作部19に設けられているEXECキーをオン操作する。これにより、上記システムコントローラ20は、これから入力が行われる情報を認識する。
次に、ユーザは、上記操作部19に設けられているテンキーを操作する。これにより、上記システムコントローラ20は、上記テンキーの操作に応じた文字を表示するように上記表示部19aを表示制御する。そして、ユーザは、上記表示部19aに表示されるアルバム名等が所望のアルバム名等となったときに、再度、上記EXECキーをオン操作する。
上記システムコントローラ20は、上記EXECキーが再度オン操作されるとこれを検出し、このライトモードを終了するとともに、上記入力されたアルバム名等の文字情報を、いわゆるアスキーコードとして上記光ディスク28に記録するようにディスク記録再生部27を制御する。
具体的には、所望の画像名の記録を行う場合、ユーザは、上記ライトキーをオン操作して上記システムコントローラ20をライトモードとするとともに、上記上下キーをオン操作して、これから入力を行う情報である“画像名”を選択する。そして、上記テンキーを操作してその画像の画像名を入力する。これにより、上記システムコントローラ20が、上記入力された文字に対応するアスキーコードを形成し、これをディスク記録再生部27に供給する。これにより、上記ディスク記録再生部27は、上記画像名に対応するアスキーコードを光ディスク28に記録する。
なお、上記画像名として入力できる文字数は例えば16文字、上記アルバム名として入力できる文字数は32文字となっており、アルファベット,カタカナ,漢字等で入力できるようになっている。すなわち、1画面分で432文字(16文字×25枚分の画像+アルバム名の32文字)の入力ができるようになっている。
次に、このように光ディスク28に記録された画像データ及び文字データ(アスキーコード)を再生して上記モニタ装置15に表示する場合における当該静止画記録再生システムの動作説明をする。
この場合、ユーザは、まず、上記ストレージ部18a,18bの操作部19に設けられているアルバムキーを操作する。上記システムコントローラ20は、上記アルバムキーが1回オン操作される毎に、これを検出し、そのアルバムのアルバム名を再生して表示するように上記ディスク記録再生部27及び表示部19aを制御する。上述のように、上記光ディスク28には、4つのアルバムが記録されるようになっているため、上記アルバムキーがオン操作される毎に、上記表示部19aには4つのアルバム名が順に表示されることとなる。
次にユーザは、上記4つのアルバムの中から所望のアルバムを選択した後に再生キーをオン操作する。上記システムコントローラ20は、上記再生キーがオン操作されるとこれを検出し、上記選択されたアルバムのインデックス用の低解像度の画像データ及びアスキーコード(アルバム名,画像名等)を再生するように上記ディスク記録再生部27を制御する。
上述のように、1つのアルバムは50枚分の画像データで構成されており、この50枚の画像を一度に表示画面に表示してもよいが、必然的に一枚分の表示領域が狭くなり、ユーザによる所望の画像の選択が困難なものとなる虞れがある。このため、上記システムコントローラ20は、一度の指定で25枚分の低解像度用の画像データを読み出すように上記ディスク記録再生部27を読み出し制御する。これにより、上記ディスク記録再生部27は、まず、上記25枚分の低解像度用の画像データ及びアルバム名のアスキーコード,各画像名のアスキーコードを上記ディスクの内周側から読み出し、該画像データをEFM回路26及びセレクタ29を介して圧縮伸長回路24に供給するとともに、該アスキーコードをEFM回路26,セレクタ29及び非圧縮回路25を介してバッファ回路22に供給する。
上記圧縮伸長回路24は、上記画像データに低解像度用の伸長処理を施し、これをラスタ−ブロック変換回路23,バッファ回路22に供給する。
上記バッファ回路22は、上記画像データ及びアスキーコードを一旦記憶する。
このように上記バッファ回路22に上記画像データ及びアスキーコードが記憶されると、上記DMAコントローラ2aは、該バッファ回路22に記憶されたアスキーコードが上記画像データとともに高速転送されるように該バッファ回路22を読み出し制御する。これにより、上記アスキーコードは画像データと共に、インターフェースブロック17及びインターフェース回路21を介して、CPU8の介在なしにフレームメモリ1に高速転送される。
上記フレームメモリ1の記憶領域は、図13に示すように全体的には縦×横が2048画素×2048画素となっており、そのうち、1024画素×1536画素(縦×横)の記憶領域が画像データの記憶領域(画像データエリア)、該画像データの領域以外の余領域の16画素×32画素(512バイト分)の記憶領域が、上記アスキーコードの記憶領域であるコマンドエリアCAとなっている。
上記メモリコントローラ2は、上記バッファ回路22から画像データ及びアスキーコードが高速転送されると、該画像データを上記フレームメモリ1の画像データエリアに書き込み制御し、該アスキーコードを上記コマンドエリアCAに書き込み制御する。
ここで、このような画像データ及びアスキーコードの転送制御及び該アスキーコードの解釈における当該静止画記録再生システムの動作を説明する。
上記メモリコントローラ2は、これから高速転送されるデータが画像データであるかアスキーコードであるかを判別する。
この判別結果に基づいて、上記メモリコントローラ2は、転送されるデータが上記画像データである場合には、上記DMAコントローラ2aに画像データの転送を指示し、上記DMAコントローラ2aは、上記バッファ回路22に記憶された画像データをフレームメモリ1に高速転送する。これにより、上記フレームメモリ1の画像データエリアに1024画素×1536画素分の画像データが書き込まれる。
一方、転送されるデータがアスキーコードである場合には、上記メモリコントローラ2は、上記DMAコントローラ2aにアスキーコードの転送を指示し、上記DMAコントローラ2aは、上記バッファ回路22に記憶されたアスキーコードをフレームメモリ1のコマンドエリアCAに高速転送する。これにより、フレームメモリ1のコマンドエリアCAにアスキーコードが書き込まれる。
このようにして上記フレームメモリ1の各エリアに画像データ及びアスキーコードが書き込まれると、上記メモリコントローラ2は、図14(a)に示すように上記コマンドエリアCAに書き込まれているアスキーコードを読み出し、該アスキーコードの解釈を行う。
具体的には、例えば図14(b)に示すように、上記コマンドエリアCAから読み出したアスキーコードが“41H”の場合、このアスキーコードは、アルファベットの“A”の文字を示しているため、上記メモリコントローラ2は例えば24画素×24画素の“A”の文字の画像データを形成する。
上述のように、上記光ディスク28に記録されている各画像には、16文字分の画像名が記録できるようになっている。このため、上記メモリコントローラ2は、上記16文字分のアスキーコードの解釈を行ない、このように解釈してアスキーコードから文字に変換して形成した該文字を示す画像データを、図14(c)に示すように上記フレームメモリ1の各画像の底面にあたる部分に書き込むように該フレームメモリ1を書き込み制御する。
このように、フレームメモリ1に画像データ及びアスキーコードの文字を示す画像データ(以下、この2つの画像データをまとめて単に画像データという。)の書き込みが終了すると、上記メモリコントローラ2は、該フレームメモリ1に書き込まれた画像データを読み出し制御する。この画像データは、D/A変換器14を介してアナログの画像信号とされモニタ装置15に供給される。
これにより、図15に示すように、上記モニタ装置15の表示画面に、上記選択したアルバムのアルバム名とともに、25枚分のインデックス用の画像及び各画像の画像名が表示される。
また、ユーザは、上記選択したアルバムの残る25枚の画像を表示したい場合、上記操作部19を操作して該残る25枚の画像の表示を指定する。これにより、システムコントローラ20は、上記残る25枚の低解像度用の画像データ及び該各画像データのアスキーコードを再生するようにディスク記録再生装置27を制御する。これにより、上記残る25枚の低解像度用の画像データ及びアスキーコードが上述のように高速転送され、上記モニタ装置15に該残る25枚の画像が表示される。
このように、画像名やアルバム名等を示す文字データをアスキーコードとして画像データとともにシリアル転送することにより、パラレル転送のように配線数を増加することなく、一度に大量のアスキーコードを転送することができる。しかも、上記画像データ及びアスキーコードの転送は、上記CPU8の介在なしに上記DMAコントローラ2aが行うようになっているため、高速に転送を行うことができ、データ転送時間を短縮化することができる。
また、上記DMAコントローラ2aが上記高速転送を行うため、該画像データ及びアスキーコードの転送にCPU8が専有されることがない。このため、上記画像データ及びアスキーコードの転送中に上記CPU8を別のデータ処理に使用することができるうえ、該CPU8として安価な通常の処理速度のものを用いることができる。従って、上記CPU8のローコスト化を通じて当該静止画記録再生システムのローコスト化を図ることができる。
本件出願人が、当該静止画記録再生システムを試作して実験を行ったところ、上記ストレージ部18a,18bのバッファ回路22からフレームメモリ1に画像データ及びアスキーコードを高速転送するのに約2msec、最高で130μsecで高速転送することができた。これにより、転送から解釈まで都合約34msecで完了することができ(上記アスキーコードの解釈には32msecを要する。)、従来、転送から解釈までに1sec以上要していたのを大幅に改善することができた。
また、上記アスキーコードの解釈に約32msecの時間を要するのは、上記フレームメモリ1とCPU8とがそれぞれ独立の構成となっているためである。このため、本件出願人が、上記フレームメモリ1を上記CPU8のメモリマップ上にのせた構成として実験を行ったところ上記アスキーコードの解釈を3msecに短縮することができ、転送から解釈までに要する時間を都合5msecに短縮することができ、さらなる改善を図ることができた。
なお、上記画像データとともに高速転送するのはアスキーコードであることとしたが、これは、JISコードでもよく、あるいは各部の制御を指定するコマンドデータでもよい。すなわち、上記ストレージ部18a,18bからCPU8にコマンドデータを転送する場合、上記フレームメモリ1に画像データとともにコマンドデータが高速転送されて上記コマンドエリアCAに一旦記憶される。そして、上記CPU8が、上記コマンドエリアCAからコマンドデータを読み出しこれに応じて実行する。
これとは、逆に、上記CPU8からストレージ部18a,18bにコマンドデータを転送する場合、上記フレームメモリ1に画像データとともにコマンドデータが転送されて上記コマンドエリアCAに一旦記憶される。そして、上記ストレージ部18a,18bのシステムコントローラ20がコマンドデータの転送要求を出力すると、上記メモリコントローラ2がこれに応じてDMAコントローラ2aを制御し、上記コマンドエリアCAに記憶されたコマンドデータが高速転送される。上記システムコントローラ20は、上記高速転送されたコマンドデータに応じた制御を実行する。
このように当該静止画記録再生システムは、コマンドデータの双方向の高速転送も行うことができる。
次に、上記モニタ装置15にインデックス用として25枚の画像が表示されると、ユーザは、この画像の中から所望の画像を選択するように上記操作部19を操作する。
上記システムコントローラ20は、上記操作部19が操作され所望の画像が指定されるとこれを検出し、該選択された画像に対応する中間解像度の画像データを読み出すように上記ディスク記録再生部27を読み出し制御する。これにより、上記ディスク記録再生部27は、光ディスク28の中間領域に記録されている表示用の中間解像度を有する画像データを読み出しこれをEFM回路26及びセレクタ29を介して圧縮伸長回路24に供給する。
上記圧縮伸長回路24は、上記画像データに、中間解像度用の伸長処理を施し、これをラスターブロック変換回路23,バッファ回路22及びインターフェース回路21を介して上記インターフェースブロック17に供給する。
上記システムコントローラ2は、上記インターフェースブロック17に上記中間解像度用の画像データが供給されると、これを上記フレームメモリ1に一旦記憶し読み出してD/A変換器14に供給する。上記D/A変換器14は、上記中間解像度用の画像データをアナログ化することにより、中間解像度用の画像信号を形成し、これをモニタ装置15に供給する。これにより、上記モニタ装置15の表示画面に、ユーザにより選択された画像が表示される。
次に、当該静止画記録再生システムは、上記インデックス用の画像を表示することなく所望の画像を選択して上記モニタ装置15に表示することができる。
すなわち、ユーザは、所望の画像が記録されているアルバム及び画像番号が分かっている場合、上述のように上記ストレージ部18a,18bの操作部19に設けられているテンキーを操作してアルバムを指定するとともに画像番号を指定する。
上述のように、1つのアルバムには、50枚の画像が記録できるようになっているため、ユーザは、上記テンキーにより所望の画像番号を入力することにより所望の画像を選択する。そして、上記所望の画像番号を選択した後に再生キーをオン操作する。
上記システムコントローラ20は、上記再生キーがオン操作されたことを検出すると、上記指定されたアルバムの画像番号の画像データを読み出すように上記ディスク記録再生部27を制御する。これにより、上記光ディスク28から指定された画像番号の画像データが読み出され上記モニタ装置15に供給され表示される。
また、このような所望の画像の選択は、上記操作部19に設けられている検索キーを用いても行うことができる。すなわち、上記検索キーがオン操作されると、上記システムコントローラ20は検索モードとなる。上記システムコントローラ20は、上記検索モードとなると、上下キーが1回操作される毎に、画像名,キーワード,記録日,記録時間の文字を順に表示するように表示部19aを表示制御する。ユーザは、上記画像名,キーワード,記録日,記録時間の中から入力する情報を選択すると、上記テンキーを用いて検索を行う画像の画像名,キーワード,記録日、或いは、記録時間を入力しEXECキーをオン操作する。
これにより、上記システムコントローラ20は、上記EXECキーがオン操作されたことを検出して検索を開始する。そして、上記画像名,キーワード等に該当する画像を検索し、この検索した画像のアルバム番号,アルバム名,画像名,画像番号等を表示部19aに表示するように表示部19aを表示制御する。なお、該当する画像が複数ある場合は、これらの一覧表を表示するように上記表示部19aを表示制御する。
次にユーザは、上記表示部19aに表示された画像名等の中から所望とする画像を上記上下キーを用いて選択し、上記再生キーをオン操作する。
上記システムコントローラ20は、上記再生キーがオン操作されるとこれを検出し、上記選択された画像の画像データを再生するように上記ディスク記録再生部27を制御する。
これにより、上記光ディスク28から指定された画像データが読み出され上記モニタ装置15に供給され表示される。
次に、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像、或いは、上記光ディスク28に記録した画像をプリントする場合における当該静止画記録再生システムの動作説明をする。
まず、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像をプリントする場合、ユーザは、操作部13を操作して上述と同様にして該スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像をモニタ装置15に表示する。そして、上記モニタ装置15に表示される画像が所望の画像であった場合、上記操作部13を操作してその画像のプリントを指定する。
上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像データは、上記画像処理ブロック12のフレームメモリ1に記憶されている。このため、上記CPU8は、上記プリントが指定されると、上記フレームメモリ1に記憶されている画像データが読み出されるように、上記メモリコントローラ2を介して該フレームメモリ1を読み出し制御する。上記フレームメモリ1から読み出された画像データは、プリンタ部16のデータ変換回路16aに供給される。
上記データ変換回路16aは、上記フレームメモリ1から読み出された画像データにプリントに適したデータ変換処理を施す。すなわち、上記画像データが、R,G,B或いはY,Cr,Cbのかたちで供給されると、これをY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)のかたちに色座標変換することによりプリント用の画像データを形成し、これをサーマルヘッド16bに供給する。
上記サーマルヘッド16bは、上記画像データに応じた画像を、例えばA6サイズのプリント用紙16cに、約300DPIでプリントする。これにより、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像データに応じた画像をプリントすることができる。
次に、上記光ディスク28に記録した画像をプリントする場合、ユーザは、光ディスク28に記録されているインデックス用の画像を上述の操作でモニタ装置15に表示する。そして、このインデックス用の画像の中から所望の画像を選択する。これにより、上記選択された画像が上記モニタ装置15に表示される。
ユーザは、上記モニタ装置15に表示された画像が所望の画像であった場合は、上記操作部13を操作してその画像のプリントを指定する。これにより、CPU8は、現在モニタ装置に表示されている画像のプリント用の画像データの読み出しを指定するプリント制御データを形成して出力する。このプリント制御データは、画像処理ブロック12及びインターフェースブロック17を介してストレージ部18a,18bのインターフェース回路21に供給され、該インターフェース回路21を介してシステムコントローラ20に供給される。
上述のように、上記光ディスク28には、インデックス用の低解像度の画像データ,モニタ表示用の中間解像度の画像データ及びプリント用の高解像度の画像データの3種類の画像データがそれぞれ記憶されている。
上記システムコントローラ20は、上記プリント制御データが供給されると、そのプリント制御データで指定される上記プリント用の高解像度の画像データを読み出すようにディスク記録再生部27を制御する。これにより、上記モニタ装置15に表示されている画像に対応する高解像度の画像データが上記光ディスク28から読み出される。この高解像度の画像データは、記録の際に圧縮処理が施されていないため、非圧縮回路25を介してバッファ回路22に供給され、インターフェース回路21,インターフェースブロック17,画像処理ブロック12を介してプリンタ部16のデータ変換回路16aに供給される。
上記データ変換回路16aは、上記高解像度の画像データにプリントに適したデータ変換処理を施し、これをサーマルヘッド16bに供給する。これにより、上記プリント用紙16cに、上記光ディスク28から読み出された画像データに応じた画像がプリントされることとなる。
ここで、当該静止画記録再生システムは、上記画像処理ブロック12において、上記スキャナ部10或いはビデオ入力部11を介して取り込んだ画像データに拡大処理,縮小処理,回転処理,ディゾルブ処理等の画像処理を施して上記モニタ装置15に表示、光ディスク28に記録或いはプリンタ部16でプリントすることができる。また、同じく、光ディスク28に記録された画像データを再生して上記画像処理を施し、上記モニタ装置15に表示、光ディスク28に記録し直し或いはプリンタ部16でプリントすることができる。
すなわち、上述のように上記スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはストレージ部18a,18bからの画像データは、図1に示す第1のバスセレクタ6に供給される。
上記CPU8は、ユーザが操作部13を操作することにより画像データの取り込みを行うデバイス(上記スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはストレージ部18a,18b)を指定するとこれを検出し、該指定されたデバイスの入力を選択するように上記第1のバスセレクタ6を切り換え制御する。上記第1のバスセレクタ6を介した画像データは、演算回路4を介してフレームメモリ1に供給される。
具体的には、上記フレームメモリ1は、その内部が図3(b)に示すように第1〜第4の記憶領域AR1〜AR4に分割されている。上記CPU8は、上記フレームメモリ1に、例えば図3(a)に○で示すような画像データが供給されると、これを図3(b)に示すように隣接する画素が異なる記憶領域に記憶されるようにメモリコントローラ2を介して書き込み制御する。図3(a)中、00,01,02・・・はその画素のアドレスを示しており、最初の数値が横列(行)を、また、次の数値が縦列(列)をそれぞれ示している。従って、“00”は0行,0列の画素のアドレスを示し、“11”は1行,1列の画素であることを示し、“12”は1行,2列の画素であることを示す。
具体的には、上記フレームメモリ1に供給された画像データは、図3(b)に示すように上記第1の記憶領域AR1に上記アドレス00,02,20,22・・・の各画素の画像データが書き込まれ、上記第2の記憶領域AR2に、アドレス01,03,21,23・・・の各画素の画像データが書き込まれる。また、上記第3の記憶領域AR3に上記アドレス10,12,30,32・・・の各画素の画像データが書き込まれ、上記第4の記憶領域AR4に上記アドレス11,13,31,33・・・の各画素の画像データが書き込まれる。
なお、後に説明するが、上記各記憶領域AR1〜AR4に書き込まれた画像データは、該各記憶領域AR1〜AR4毎に別々に読み出されるようになっており、該各記憶領域AR1〜AR4の物理アドレスは図3(c)に示すようにそれぞれ独立している。このため、上述のように隣接する画素が異なる記憶領域となるように書き込み制御されても、読み出し時には各記憶領域AR1〜AR4毎にアドレス00から順に読み出されることとなる。
このように、上記フレームメモリ1に所望の画像データの取り込みが行われると、該画像データの画像処理が可能となる。
まず、上記画像データに拡大処理及び縮小処理を施す電子ズームを行う場合、ユーザは、操作部13に設けられているプラスキー(+)或いはマイナスキー(−)をオン操作する。この電子ズームは、例えば上記プラスキー或いはマイナスキーがオン操作され続ける時間に対応して徐々に倍率が上がり或いは倍率が下がるようになっている。このため、上記CPU8は、上記プラスキー或いはマイナスキーがオン操作され続けた時間を検出し、該プラスキー或いはマイナスキーがオン操作され続けた時間に基づいて、画像の拡大倍率或いは縮小倍率を算出する。
具体的には、上記CPU8は、例えば1.1倍の拡大処理が指定された場合(Δ1.1)、図4(d)に示す等倍(Δ1)の読み出しアドレスを基準とし、このΔ1の読み出しアドレスを図4(e)に示すように1.1倍拡げた場合における増分値を示すアドレスデータ(デルタアドレス)を形成し、これを上記メモリコントローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供給する。また、同じく上記CPU8は、1.5倍の拡大処理が指定された場合(Δ1.5)、上記等倍の読み出しアドレスを図4(f)に示すように1.5倍拡げた場合における増分値であるデルタアドレスを形成し、これを上記メモリコントローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供給する。
また、上記CPU8は、0.4倍の縮小処理が指定された場合(Δ0.4)、上記等倍の読み出しアドレスを図4(a)に示すように0.4倍に縮めた場合における減少値を示すデルタアドレスを形成し、0.5倍の縮小処理が指定された場合(Δ0.5)、上記等倍の読み出しアドレスを図4(b)に示すように0.5倍に縮めた場合における減少値を示すデルタアドレスを形成し、0.75倍の縮小処理が指定された場合(Δ0.75)、上記等倍の読み出しアドレスを図4(c)に示すように0.75倍に縮めた場合における減少値を示すデルタアドレスを形成し、これらを上記メモリコントローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供給する。
上記デルタアドレスは、拡大処理或いは縮小処理を行う場合の論理的なアドレスの変化を示すものであり、図4(g)に示すような物理アドレスから読み出した画像データを上記論理的なアドレスに基づいてデータ処理して該論理的なアドレスに対応した画像データを形成するようになっている。
すなわち、上記CPU8は、拡大倍率或いは縮小倍率に応じてデルタアドレスを形成するとともに、画像の拡大処理或いは縮小処理を行う部分の読み出し開始アドレスを示すスタートアドレスを形成し、これを上記メモリコントローラ2を介して図1に示すアドレス発生回路3に供給する。
上記アドレス発生回路3の、上記記憶領域AR1,AR2用の横方向(行)の読み出しアドレスの形成部は、図5に示すような構成を有しており、上記CPU8から供給されたスタートアドレスはスタートアドレスレジスタ31に、また、デルタアドレスは、デルタアドレスレジスタ32に一旦記憶される。
なお、上記記憶領域AR3,AR4用の横方向(行)の読み出しアドレス成形部も上記記憶領域AR1,AR2用の横方向の読み出しアドレスの形成部と同じ構成を有している。また、上記記憶領域AR1,AR2用の縦方向(列)の読み出しアドレスの形成部及び上記記憶領域AR3,AR4用の縦方向(列)の読み出しアドレスの形成部もそれぞれ上記記憶領域AR1,AR2用の横方向の読み出しアドレスの形成部と同じ構成を有している。
上記スタートアドレスレジスタ31に記憶されたスタートアドレスは、整数加算部33に供給されるとともに、イニシャライズセレクタ37に供給される。また、上記デルタアドレスレジスタ32に供給されたデルタアドレスは、加算器34及び加算器35に供給される。
ここで、拡大処理或いは縮小処理を行う際に、図3(a)に×で示す注目画素P1を形成する場合、後述する演算回路4において、該注目画素P1に隣接する4つの画素を用いて算出するようになっている。一方、上記注目画素P1に隣接する画素は、それぞれ上記フレームメモリ1の異なる記憶領域AR1〜AR4に記憶されている。また、このように注目画素を算出するためには、後に説明する演算回路4における演算の都合上、各記憶領域AR1〜AR4毎から読み出される各画素に、時間的な前後関係を必要とする。このため、アドレス発生回路3においては、時間的に前に相当する読み出しアドレスが所定分先に出力されるように制御している。
すなわち、上記整数加算部33は、上記スタートアドレスに“1”を加算し、これをイニシャライズセレクタ36に供給する。これにより、例えば上記スタートアドレスとして“0”が設定されたとすると、上記イニシャライズセレクタ36には、図6(a)に示すように1,2,3・・・の順でアドレスが供給され、上記イニシャライズセレクタ37には、図6(b)に示すように0,1,2・・・の順でアドレスが供給されることとなる。
上記各イニシャライズセレクタ36,37には、入力端子38を介して図6(c)に示すように、上記各イニシャライズセレクタ36,37に新たなアドレスが供給されるタイミングで反転する共通の選択制御データが供給されている。
上記イニシャライズセレクタ36は、ハイレベルの選択制御データが供給されたときにのみアドレスをフリップフロップ39に供給する。また、この逆に、上記イニシャライズセレクタ37は、ローレベルの選択制御データが供給されたときにのみアドレスをフリップフロップ40に供給する。
上記各フリップフロップ39,40には、入力端子41を介して供給されるクロックに基づいて上記アドレスをラッチするようになっており、該フリップフロップ39は、図6(d)に示すように選択制御データ(図6(c))のパルスの立ち上がりから次の立ち上がりまでの間、上記ラッチしたアドレスを出力し、また、該フリップフロップ40は、図6(e)に示すように選択制御データのパルスの立ち下がりから次の立ち下がりまでの間、上記ラッチしたアドレスを出力する。これにより、上記図6(d)及び図6(e)に示すように時間的に前に相当する読み出しアドレスが所定分先に出力されるようにすることができる。
上記フリップフロップ39から出力されたアドレスは加算器34に帰還され、上記フリップフロップ40から出力されたアドレスは加算器35に帰還される。
上記加算器34は、上記拡大倍率或いは縮小倍率に応じて設定される増分値或いは減少値を示すデルタアドレスに、上記フリップフロップ39から帰還されるアドレスを加算することにより、上記拡大倍率或いは縮小倍率に応じた上記記憶領域AR1用の読み出しアドレスを形成し、これをイニシャライズセレクタ36及びフリップフロップ39を介して出力する。
同じく、上記加算器35は、上記デルタアドレスに、上記フリップフロップ40から帰還されるアドレスを加算することにより、上記拡大倍率或いは縮小倍率に応じた上記記憶領域AR2用の読み出しアドレスを形成し、これをイニシャライズセレクタ37及びフリップフロップ40を介して出力する。
従って、このような動作を繰り返すことに、上記各フリップフロップ39,40からは、上記デルタアドレスの加算された読み出しアドレスが次々と出力されることとなる。この読み出しアドレスは、例えば図7に示すように計22ビットのデータとして出力されるようになっており、第0ビット〜第7ビットの計8ビットが上記拡大倍率或いは縮小倍率に対応するアドレスの増分値或いは減少値を示す小数部データ、第8ビット目が記憶領域AR1〜AR4を選択するためのメモリセレクトデータ、第9ビット〜第21ビットの計13ビットが実在する画素のアドレスを示すメモリアドレスとなっている。
なお、上記小数部データは、そのアドレスに対する水平方向の増分値或いは減少値を示す水平方向係数(KH)及びそのアドレスに対する垂直方向の増分値或いは減少値を示す垂直方向係数(KV)で構成されている。
そして、図1に示すように、上記メモリセレクトデータにより示された記憶領域(AR1〜AR4)に、上記メモリアドレスが供給され、上記小数部データ(KH,KV)は演算回路4に供給される。
例えば、図3(a)において、上記注目画素P1を算出するためには、アドレス00,01,10,11の画素の画像データを読み出す必要がある。このアドレス00,01,10,11の画素の画像データは、図3(b)に示すように各記憶領域AR1〜AR4のアドレス00に全て記憶されている。
このため、この場合は、上記アドレス発生回路3において、上記各記憶領域AR1〜AR4毎にアドレス00の上記メモリアドレスが形成され、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR4に供給されることとなる。
同じく、図3(a)に×で示す注目画素P2を算出するためには、アドレス01,02,11,12の画素の画像データを読み出す必要がある。上記アドレス01の画素の画像データは、図3(b)に示すように記憶領域AR2のアドレス00に、上記アドレス02の画素の画像データは記憶領域AR1のアドレス01に、上記アドレス11の画素の画像データは記憶領域AR4のアドレス00に、上記アドレス12の画素の画像データは記憶領域AR3のアドレス01にそれぞれ記憶されている。
このため、この場合は、上記アドレス発生回路3において、上記各記憶領域AR1〜AR4用のアドレス01,00,01,00のメモリアドレスが形成され、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR4に供給されることとなる。
同じく、図3(a)に×で示す注目画素P3を算出するためには、アドレス11,12,21,22の画素の画像データを読み出す必要がある。上記アドレス11の画素の画像データは、図3(b)に示すように記憶領域AR4のアドレス00に、上記アドレス12の画素の画像データは記憶領域AR3のアドレス01に、上記アドレス21の画素の画像データは記憶領域AR2のアドレス10に、上記アドレス22の画素の画像データは記憶領域AR1のアドレス11にそれぞれ記憶されている。
このため、この場合は、上記アドレス発生回路3において、上記各記憶領域AR1〜AR4用のアドレス11,10,01,00のメモリアドレスが形成され、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR4に供給されることとなる。
このようにフレームメモリ1にメモリアドレスが供給されると、各記憶領域AR1〜AR4の上記メモリアドレスで指定されたアドレスから画像データが読み出され、上記演算回路4に供給される。
上記演算回路4は、上記フレームメモリ1の各記憶領域AR1〜AR4から読み出される、例えば図8(a)に○で示す画素からなる画像の画像データ、及び、上記拡大倍率或いは縮小倍率に応じて形成されたアドレスの増分値或いは減少値を示す小数部データ(KH,KV)に基づいて、図8(a)中×で示す各画素からなる画像の画像データを算出する。
すなわち、例えば図8(a)に示す、拡大処理或いは縮小処理に係る仮想的な画素の一つである“Z”の画素の画像データを算出する場合、上記演算回路4は、図8(b)に示すように該“Z”の画素の回りの4画素A〜Dを検出する。そして、図8(b)に示すように、上記水平方向のアドレスの増分値或いは減少値を示す水平方向係数(KH)に基づいて、A画素とB画素の補間を行いX1画素を検出し、該水平方向係数(KH)に基づいて、C画素とD画素の補間を行いX2画素を検出するとともに、垂直方向係数(KV)に基づいて、上記X1画素とX2画素の補間を行い上記“Z”の画素の画像データを算出する。
このような演算処理は、以下の演算式に基づいて行われる。
X1=A(1−KH)十KHB=A+KH(B−A) ・・・第1式
X2=C(1−KH)十KHD=C+KH(D−C) ・・・第2式
Z=X1(1−KV)十KVX2=X1+KV(X2−X1) ・・・第3式
従って、上記演算回路4は、上述の演算処理を行う構成となっており、図9に示すように上記第1式の演算を行う第1の演算部45と、上記第2式の演算を行う第2の演算部50と、上記第3式の演算を行う第3の演算部55とで構成されている。
上記各演算部45,50,55は、それぞれ同じ構成を有しており、セレクタ,減算器,加算器及び乗算器とで構成されている。
上記図9において、上記フレームメモリ1の第1の記憶領域AR1及び第2の記憶領域AR2からそれぞれ上記A画素及びB画素の画像データが読み出されたとすると、該A画素及びB画素の画像データは、上記第1の演算部45のセレクタ46に供給される。上記セレクタ46は、上記A画素の画像データを加算器48及び減算器47に供給する。また、上記B画素の画像データを減算器47に供給する。
上記減算器47は、上記B画素の画像データからA画素の画像データを減算処理し(B−A)、これを乗算器49に供給する。上記乗算器49には、入力端子43を介して上記水平方向係数(KH)が供給されている。上記乗算器49は、上記減算器47からの減算データに上記水平方向係数(KH)を乗算処理し(KH(B−A))、これを加算器48に供給する。上記加算器48は、上記セレクタ46からのA画素の画像データに、上記乗算器49からの乗算データを加算処理し(A+KH(B−A)・・・第1式)、これを上記X1画素の画像データとして第3の演算部55のセレクタ56に供給する。
一方、上記フレームメモリ1の第3の記憶領域AR3及び第4の記憶領域AR4からそれぞれ上記C画素及びD画素の画像データが読み出されたとすると、該C画素及びD画素の画像データは、上記第2の演算部50のセレクタ51に供給される。上記セレクタ51は、上記C画素の画像データを加算器54及び減算器52に供給する。また、上記D画素の画像データを減算器52に供給する。
上記減算器52は、上記D画素の画像データからC画素の画像データを減算処理し(D−C)、これを乗算器53に供給する。上記乗算器53には、入力端子43を介して上記水平方向係数(KH)が供給されている。上記乗算器53は、上記減算器52からの減算データに上記水平方向係数(KH)を乗算処理し(KH(D−C))、これを加算器54に供給する。上記加算器54は、上記セレクタ51からのC画素の画像データに、上記乗算器53からの乗算データを加算処理し(C+KH(D−C)・・・第2式)、これを上記X2画素の画像データとして第3の演算部55のセレクタ56に供給する。
上記第3の演算部55のセレクタ56は、上記X1画素の画像データを加算器57及び減算器58に供給する。また、上記X2画素の画像データを減算器58に供給する。
上記減算器58は、上記X2画素の画像データからX1画素の画像データを減算処理し(X2−X1)、これを乗算器59に供給する。上記乗算器59には、入力端子54を介して上記垂直方向係数(KV)が供給されている。上記乗算器59は、上記減算器58からの減算データに上記垂直方向係数(KV)を乗算処理し(KV(X2−X1))、これを上記加算器57に供給する。上記加算器57は、上記セレクタ56からのX1画素の画像データに、上記乗算器59からの乗算データを加算処理し(X1+KV(X2−X1)・・・第2式)、これを上記拡大処理或いは縮小処理に応じたZ画素の画像データとして出力端子60を介して出力する。
このように演算処理されて形成された画像データは、例えば24ビットの画像データとしてカラー調整回路5に供給される。
上記カラー調整回路5は、例えばマトリクス演算部と、SRAMにより構成されるカラーパレット部とで構成されており、上記演算回路4からの画像データに色調の変換処理を施し、これを第2のバスセレクタ7に供給する。
上記第2のバスセレクタ7は、ユーザにより選択されたデバイスに応じてCPU8により切り換え制御されるようになっている。このため、例えばユーザにより、拡大処理或いは縮小処理された画像データの出力先として上記モニタ装置15が選択された場合、上記CPU8は、上記モニタ装置15に画像データが供給されるように上記第2のバスセレクタ7を切り換え制御する。これにより、上記モニタ装置15に拡大処理或いは縮小処理した画像を表示することができる。
或いは、ユーザにより、拡大処理或いは縮小処理された画像データの出力先として上記ストレージ部18a,18bが選択された場合、上記CPU8は、上記ストレージ部18a,18bに画像データが供給されるように上記第2のバスセレクタ7を切り換え制御する。これにより、上記ストレージ部18a,18bにおいて、拡大処理或いは縮小処理した画像に応じた画像データを記録することができる。
或いは、ユーザにより、拡大処理或いは縮小処理された画像データの出力先として上記プリンタ部16が選択された場合、上記CPU8は、上記プリンタ部16に画像データが供給されるように上記第2のバスセレクタ7を切り換え制御する。これにより、上記プリンタ部16において、拡大処理或いは縮小処理した画像をプリント用紙16cにプリントすることができる。
このように、当該静止画記録再生システムは、単一のフレームメモリ1の記憶領域を4つの記憶領域AR1〜AR4に分割し、隣接する画素が異なる記憶領域に記憶されるように書き込み制御する。そして、拡大倍率或いは縮小倍率に応じて形成しようとする画素に隣接する4つの画素を上記各記憶領域AR1〜AR4から読み出し、この読み出した4つの画素と、該拡大倍率或いは縮小倍率によるアドレスの増分値或いは縮小値とに基づいて、該拡大倍率或いは縮小倍率に応じた画素を形成するようにしている。
すなわち、拡大処理或いは縮小処理は、上記フレームメモリ1から読み出した画像データに基づいて行っているため、もとの画像はフレームメモリ1に保存されている。このため、もとの画像の表示等を指定されたときには、即座に元の画像を表示することができる。
また、上記フレームメモリ1の上記各記憶領域AR1〜AR4に記憶された画像データを、該各記憶領域AR1〜AR4から同時に読み出して画像処理を施すようにしているため、単一のしかもDRAMという安価なメモリを用いているにも関わらず、ビデオレートでのリアルタイム処理を可能とすることができる。
そして、安価なDRAMを用いることができるため、当該静止画記録再生システムのローコスト化を図ることができる。
なお、上記フレームメモリ1の記憶領域は4つに分割されていることとしたが、これは、例えば9分割,16分割等のように任意の数に分割するようにしてもよい。この場合、上記4つに分割したときよりもさらに高速な画像処理を可能とすることができ、また、9点補間或いは16点補間により補間精度を向上させることができる。
次に、上記モニタ装置15に表示された画像を所定分回転させて表示する回転処理の説明をする。
この場合、ユーザは、上述のように操作部13を操作して、スキャナ部10,ビデオ入力部11或いはストレージ部18a,18bから取り込んだ画像を上記モニタ装置15に表示する。そして、上記操作部13に設けられている回転指定キーをオン操作する。上記CPU8は、上記回転指定キーがオン操作される回数を検出し、該回転指定キーがオン操作される毎に表示画像を90度,180度,270度,360度の順で回転表示するように上記フレームメモリ1に記憶されている画像データを書き換え又読み出し制御する。
すなわち、上記画像処理ブロック12は、図10に示すようにフレームメモリ1から読み出された画像データを一旦記憶する第1,第2のレジスタ65,66を有している。上記CPU8は、上記回転指定キーが一回オン操作されたことを検出すると、まず、図11(a)に示すようにフレームメモリ1に記憶されている画像データを、対角線Tを境にして入れ換えるような書き換え制御を行う。
ここで、上記フレームメモリ1がN画素×N画素の記憶領域を有しているとすると、上記CPU8は、上記対角線Tを境にした書き換え制御を行う場合、ロウアドレスカウンタの値を1からN−1まで増加させ、各々のロウアドレスカウンタの値に対してカラムアドレスカウンタの値をNからロウアドレスカウンタの値まで減少させる。
そして、各々のアドレスの値に対してロウアドレスカウンタの値をロウアドレスとし、カラムアドレスカウンタの値をカラムアドレスとするフレームメモリ1上の画像データと、カラムアドレスカウンタの値をロウアドレスとし、ロウアドレスカウンタの値をカラムアドレスとするフレームメモリ1上の画像データとを第1及び第2のレジスタ65、66を介して入れ換える。
このような入れ換え動作を行うと、図12に示すように上記フレームメモリ1に記憶されている画像データが、対角線Tを境にして書き換えられることとなる。このため、上記図11(a)に示すような画像は、図11(b)に示すように270度回転した画像となる。
次に、上記CPU8は、このように対角線Tを境にした書き換えを行った後に、図11(b)に示すように通常の読み出し方向に対して反対方向から画像データの読み出しを行うように上記フレームメモリ1を読み出し制御し、この逆読み出しを行った順に画像データを書き換えるようにフレームメモリ1を書き換え制御する。これにより、上記フレームメモリ1には、図11(c)に示すように、図11(a)に示すもとの画像に対して90度回転した画像データが記憶されることとなる。そして、上記CPU8は、この画像データを読み出して上記モニタ装置15に供給する。
これにより、上記モニタ装置15に90度回転した画像を表示することができる。
次に、上記CPU8は、上記回転指定キーが二回オン操作されたことを検出すると、図11(c)に示す画像に対して、対角線Tを境にした上述の書き換え制御を行い、該書き換えた画像データを上記モニタ装置15に供給する。これにより、上記フレームメモリ1に記憶されている上記図11(c)に示すような画像は、上記対角線Tを境にして書き換えられるため、図11(d)に示すようにもとの画像に対して180度回転した画像となる。従って、上記モニタ装置15に、上記180度回転した画像を表示することができる。
次に、上記CPU8は、上記回転指定キーが三回オン操作されたことを検出すると、図11(d)に示す画像に対して、対角線Tを境にした上述の書き換え制御を行う。これにより、上記フレームメモリ1には、図11(e)に示すような、もとの画像に対して90度回転した画像が書き込まれることとなる。そして、上記CPU8は、このような書き換え制御を行った後に、通常の読み出し方向とは逆の読み出し方向から画像データを読み出すように、上記フレームメモリ1を読み出し制御し、この逆読み出しを行った順に画像データを書き換えるようにフレームメモリ1を書き換え制御する。これにより、上記フレームメモリ1には、図11(f)に示すように、図11(a)に示すもとの画像に対して270度回転した画像データが記憶されることとなる。そして、上記CPU8は、この画像データを読み出して上記モニタ装置15に供給する。
これにより、上記モニタ装置15に270度回転した画像を表示することができる。
次に、上記CPU8は、上記回転指定キーが四回オン操作されたことを検出すると、図11(f)に示す画像に対して、対角線Tを境にした上述の書き換え制御を行う。これにより、上記フレームメモリ1に記憶されている画像データは、図11(g)に示すように元に戻る(360度回転したことを意味する。)。上記CPU8は、この画像データを読み出して上記モニタ装置15に供給する。
これにより、上記モニタ装置15に360度回転した画像、すなわち、もとの画像を表示することができる。
ここで、当該静止画記録再生システムにおいては、この回転処理を行う場合、上述の書き換え制御を上記フレームメモリ1の4つの記憶領域AR1〜AR4に対してそれぞれ単独かつ一度に行っている。
具体的には、上記記憶領域AR1の画像データの書き換えは、例えば論理アドレス02と論理アドレス20とが書き換わる等のように該記憶領域AR1内で行われる。同様に、記憶領域AR4の画像データの書き換えは、例えば論理アドレス13と論理アドレス31とが書き換わる等のように該記憶領域AR4内で行われる。これに対して、例えば図3(b)に示すように論理アドレス03の画像データは記憶領域AR2に記憶されており、論理アドレス30の画像データは記憶領域AR3に記憶されている。このため、記憶領域AR2の画像データは記憶領域AR3の画像データとの間で書き換えが行われる。
このため、上記記憶領域AR1及び記憶領域AR4に設けられているレジスタの入力バス及び出力バスは、それぞれ同一の記憶領域AR1及び記憶領域AR4に接続される。これに対して、上記記憶領域AR2及び記憶領域AR3に設けられているレジスタの入力バス及び出力バスは、それぞれ相手のメモリバスに接続される。
このような構成のため、一度の4つの画像データの書き換えを可能とすることができ、安価なDRAMを用いているにも関わらず、高速な回転処理を可能とすることができる。
また、当該静止画記録再生システムは、第2のストレージ部18bから供給されたパターンデータにより示されるテンプレート中に、第1のストレージ部18aから供給された画像データを挿入して画像合成を行うことができるようになっている。
この場合、図17に示すように、上記フレームメモリ1は、画像データ等が記憶される第1のエディタメモリ1aと、テンプレート等が記憶される第2のエディタメモリ1bと、上記モニタ装置15に画像表示するための画像データが記憶されるビデオメモリ1cとを備えている。また、上記画像処理ブロック12は、入力端子12aを介して上記メモリコントローラ2からの制御情報が供給される画像合成制御部12bと、上記第1のエディタメモリ1aからの画像データが供給される画像処理部12cと、該画像処理部12cの出力と上記第2のエディタメモリ1bの出力を切り換えるスイッチ12dとを備え、上記メモリコントローラ2は、テンプレート中の画像データが挿入される位置を示すキー情報が記憶されるキーメモリ2bを備えている。
このキー情報は、例えばテンプレートと共に第2のストレージ部18bからユーザの選択に応じてキーメモリ2bに供給されるようになっている。
上記テンプレートは、例えば図18(b)に示すように、矩形状の外形を有する領域70と画像データを挿入するための画像挿入領域71と、文字データを挿入するための文字挿入領域72とを有し、画像合成に先立って画像データと同様に光ディスク28に記録されている。ここで、光ディスク28は第2のストレージ部18bによって記録再生される光ディスクである。この光ディスク28では、図22に示すように、このテンプレート70が画像データと同様に取り扱われ、記録領域IAにはインデックス用の低解像度のテンプレート画像データが記録され、記録領域MAにはモニタ表示用の中間解像度のテンプレート画像データが記録され、さらに、記録領域PAにはプリント用の高解像度のテンプレート画像データが記録されている。
また、上述のキーメモリ2bに記憶されたキー情報によって、このテンプレート中の画像データが挿入される領域が画像挿入領域71として指定される。すなわち、このキー情報を変更することにより、テンプレート中の画像挿入領域71を変更することができるようになっている。
ここで、この静止画記録再生システムでは、画像合成を行う際に、ユーザが画像データ及びテンプレートを指示する。すなわち、ユーザは、まず、読み出しを行う図18(a)で示されるような画像データを選択し、第1のストレージ部18aに選択した画像データの読み出しを指示する。これにより、第1のストレージ部18aは、指示された高解像度の画像データを光ディスク28の記録領域PAから読み出して第1のエディタメモリ1aに供給する。第1のエディタメモリ1aに画像データが供給されると、この画像データは、画像処理部12c及びスイッチ12dを介してビデオメモリ1cにも供給され、モニタ装置15には、例えば図19(a)に示すように、ユーザによって選択された画像データに基づく画像80が表示される。
なお、上記第1のエディタメモリ1aからビデオメモリ1cに供給される画像80は、この第1のエディタメモリ1aに記憶された高解像度の画像データを間引いてモニタ装置に対応するような低解像度の画像データとなされている。
次に、ユーザは、読み出しを行う図18(b)に示されるようなテンプレートを選択し、第2のストレージ部18bに選択したテンプレートの読み出しを指示する。これにより、第2のストレージ部18bは、指示されたテンプレートに対応した高解像度のテンプレート画像データを記録領域PAから読み出して、第2のエディタメモリ1bに供給する。第2のエディタメモリ1bにテンプレートが供給されると、このテンプレートは、画像処理部12c及びスイッチ12dを介してビデオメモリ1cに供給され、モニタ装置15には、図19(b)に示すように、ユーザによって選択されたテンプレートの画像70が表示される。
なお、上記第2のエディタメモリ1bからビデオメモリ1cに供給される画像80は、この第2のエディタメモリ1bに記憶された高解像度の画像データを間引いてモニタ装置に対応するような低解像度の画像データとなされている。
次に、指定されたテンプレート70に対応したキー情報を光りディスク28から読み出すように制御する。なお、光ディスク28には、例えば図22に示すように、上述した記録領域IA,MA,PAの他に、キー情報が記憶される記憶領域KAが設けられており、CPU8は、この記録領域KAからキー情報を読み出すように第2のストレージ部18bを制御する。このキー情報は、画像データの領域を指定する領域指定情報と、画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理情報とを有している。この例においては、テンプレート70に対応したキー情報に含まれる領域指定情報は、図18(c)で示されるような情報となっている。この図18(c)において、「1」で示される領域は、この領域に対応する画像データを抜き出す領域を示し、また、斜線を付した「0」で示される領域は、この領域に対応する画像データを抜き出さない領域を示している。換言すれば、この「0」に対応する領域は、テンプレートが抜き出される。
そして、画像挿入領域71に図18(a)に示される画像75を挿入する場合には、キーメモリ2bに図18(c)で示されるような領域73を指定する領域指定情報を供給する。この図18(c)に示された領域73を指定する領域指定情報は、画像挿入領域71に対応した画像データを抜き出すための情報を示している。キーメモリ2bに上記領域73を指定する領域指定情報が供給されると、スイッチ12dは、キーメモリ2bに記憶された領域指定情報に従って、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像情報と、第2のエディタメモリ1bに記憶されているテンプレートとを切り換えてビデオメモリ1cに供給する。
これにより、ビデオメモリ1cには、テンプレート中のキー情報により指定された画像挿入領域71に画像データが挿入された画像データが記憶され、モニタ装置15には、図19(c)に示すように、ユーザによって選択されたテンプレート70中の画像挿入領域71に画像データ81が挿入されて合成された画像が表示される。
ここで、ビデオメモリ1cに供給される画像データは、モニタ装置15の表示画面に表示するのに充分な解像度となるように画像処理部12cによって解像度を低下させてデータ量を低減させている。このため、第1及び第2のエディタメモリ1a,1bからビデオメモリ1cに対するデータ転送を高速に行うことができるようになっている。
ユーザは、モニタ装置15上の表示画像を見ることによって合成された画像を確認すると共に、ズーム、トリミング等の指定を行う。ズーム、トリミング等が指定されると、画像処理部12cは、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像データの読み出しアドレスを可変し、ズーム、トリミング等の処理が行なわれた画像データがビデオメモリ1cに供給される。
具体的には、画像処理部12cによって可変された読み出しアドレスに基づく画像データの読み出しの制御は、上述のようにメモリコントローラ2が行うようになっている。
また、この状態で、ユーザによって新たなキー情報が選択されると、新たに選択されたキー情報がキーメモリ2bに供給され、スイッチ12dは、新たに設定されたキー情報の領域指定情報に従って、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像情報と、第2のエディタメモリ1bに記憶されているテンプレートとを切り換えてビデオメモリ1cに供給する。これにより、モニタ装置15には、変更されたキー情報に応じた画像挿入領域に画像データが挿入された合成画像が表示される。ユーザは、キー情報を変更するだけで、変更したキー情報に応じた画像挿入領域に画像データが挿入された多彩な合成画像を作成して確認することができ、作業効率を向上させることができる。
ユーザによって最終的な確認が行なわれると、上記メモリコントローラ2から入力端子12aを介して画像合成制御部12bに制御情報が供給される。制御情報が供給されると、画像合成制御部12bは、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像データを、キー情報の領域指定情報に従って指定されたテンプレート上の画像挿入領域に挿入して合成画像の画像データ(以下、単に合成画像という)を形成し、形成した合成画像を、例えば第2のエディタメモリ1bに供給する。
具体的には、このとき、メモリコントローラ2は、画像合成制御部12bからの制御によりキーメモリ2bに記憶されているキー情報の領域指定情報に従って第1のエディタメモリ1aの読み出しアドレスと、第2のエディタメモリ1bの書き込みアドレスを発生し、第1のエディタメモリ1aから読み出された画像データが第2のエディタメモリ1bに供給されるように制御を行う。これにより、上記読み出しアドレスに従って第1のエディタメモリ1aから読み出された画像データが、第2のエディタメモリ1bのテンプレートの上記書き込みアドレスによって指定される画像挿入領域に挿入され、合成画像が形成される。
エディタメモリ1bに記憶された合成画像は、ユーザからの指示により、第1のストレージ部18aに供給されて光ディスク28に記録され、あるいはプリンタ部16に供給されてプリント用紙16cにプリントされる。
ここで、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像データと第2のエディタメモリ1bに記憶されているテンプレートは、印刷するために充分な解像度を有しているため、エディタメモリ1bに供給される合成画像は解像度が高く設定されている。
すなわち、この静止画記録再生システムでは、画像合成を行う際に、合成画像の確認を行うときには、解像度を低減させた画像データを用いてモニタ装置15に表示するための画像を形成することにより、テンプレート、キー情報の選択動作あるいはズーム、トリミング等の処理を高速化して操作性を向上させることができる。また、この静止画記録再生システムでは、合成画像の設定が確定した後に解像度の高い画像データを用いて出力する画像データを形成することができ画質の良い合成画像を得ることができる。
このように作成された合成画像に、さらに文字情報等を合成する場合には、ユーザは予め合成する文字情報を作成し、作成した文字情報をアスキーコードあるいはJISコード等の文字コードとして光ディスク28に記憶しておく。そして、上述のように画像データとテンプレートを合成した後、光ディスク28に記憶しておいた文字情報を指示する。
文字情報が指示されると、第2のストレージ部18bから文字情報を構成する文字コードがフレームメモリ1に転送される。ここで、上記メモリコントローラ2は、上述したようにフレームメモリ1に記憶されている文字コードを読み出して、読み出した文字コードに対応する図18(d)で示される画像76の画像データを形成し、形成した画像データを、例えば第1のエディタメモリ1aに供給する。
第1のエディタメモリ1aに文字コードに対応する画像データが供給されると、この画像データは、画像処理部12c及びスイッチ12dを介してビデオメモリ1cに供給され、モニタ装置15には、例えば図19(d)に示すように、ビデオメモリ1cの画像データに基づいて画像82が表示される。これにより、モニタ装置15には、文字コードに対応する文字の画像82が表示され、ユーザは、表示された文字の画像82を見ることによって選択した文字情報を確認することができる。ユーザは、文字情報を確認すると、合成画像に文字情報の合成を指示する。
一方、第2のエディタメモリ1bには、上述の画像合成で作成した図18(c)で示される画像合成されたテンプレートのパターンデータが記憶されている。この状態で、ユーザにより文字情報の合成が指示されると、CPUは、キーメモリ2bに図18(e)に示されるような領域74を指定する領域指定情報を供給する。この領域指定情報は、文字挿入領域72に対応した文字データを抜き出すための情報である。そして、キーメモリ2bに上記領域74を指定する、スイッチ12dは、キーメモリ2bに記憶された領域指定情報に従って、第1のエディタメモリ1aに記憶されている文字情報(図18(d))と、第2のエディタメモリ1bに記憶されている画像合成されたテンプレート(図18(c))のパターンデータとを切り換えてビデオメモリ1cに供給する。
これにより、ビデオメモリ1cには、文字挿入領域72の中に文字情報82が挿入された画像データが記憶され、モニタ装置15には、図19(e)で示されるような合成画像が表示される。これにより、ユーザは、最終的に作成された合成画像を確認することができる。
また、作成された合成画像に合成することができるデータは、上述の文字情報に限定されず、第2のエディタメモリ1bに合成画像が記憶された状態で、第1のエディタメモリ1aに新たな画像データを読み出し、キーメモリ2bにキー情報を設定する。ことにより、合成画像にさらに画像データを合成することができる。
この場合、例えば図20(a)に示すような外枠のみのテンプレート70を用い、このようなテンプレート70上に複数のキー情報によって複数の画像挿入領域71a,71b,71c,71d,71e,71f,71gを指定すれば、例えば画像挿入領域71aに遠足、結婚式等の参加者全員の集合写真を挿入し、画像挿入領域71b〜71gに個人の写真等を順次挿入した合成画像を作成することができる。
また、例えば図20(b)に示すような外枠のみのテンプレート70を用いた場合に、複数のキー情報によって複数の画像挿入領域71h,71i,71j,71k,71mを指定し、例えば図21に示すように各々の画像挿入領域71h〜71mに、各画像挿入領域71h〜71mの形状に適合させて、上述のズーム、トリミング、回転処理によって回転させた画像データを順次挿入して合成画像を作成することができる。なお、図21中で、矢印は画像データの方向を示すものである。
また、キー情報によって指定できる画像挿入領域の形状は、上述の矩形に限定されず、例えば図20(c)に示すように、円形の画像挿入領域71nを指定することができる。このような場合は、画像挿入領域71nの形状に適合させて、画像データを円形にトリミングして合成する。このような形状のテンプレート70を用いれば、円形の画像挿入領域71nに例えば本人の画像データ等を挿入し、画像挿入領域71nの周りの画像挿入領域71o,71p,71q,71rに家族の画像データ等を挿入した合成画像を作成することができる。
なお、上述の実施例の説明では、予め文字情報を含んで作成されたテンプレートを用いる場合について説明したが、文字情報を含まないテンプレート中にユーザから指定あるいは第2のストレージ部18bから読み出された文字コードに対応する画像データを挿入した後、テンプレートとして使用することも可能である。
これにより、同一のテンプレートに複数の文字情報を対応させて、異なる目的に使用することができ、テンプレートを有効利用して、作業の効率化を図ることができる。
次に、キー情報について具体的に説明する。このキー情報は、上述したように画像データの領域を指定する情報として領域指定情報を含んでいる。すなわち、この領域指定情報によって画像データの領域を指定し、その指定された領域をテンプレートの画像挿入領域71に挿入することができるようになっている。さらに、このキー情報は、画像データに対する画像処理を指定する画像処理情報を含んでいる。CPU8は、キー情報の中に含まれた画像処理を指定する画像処理情報を受け取ると、この画像処理情報に基づいた画像処理を画像データに施す。
画像処理情報は、例えば、画像データの回転を制御する回転データを有している。CPU8は、画像処理情報の中に含まれた回転データを受け取ると、この回転データに基づいた回転処理を画像データに施す。また、画像処理情報は、画像データの拡大/縮小を制御する拡大/縮小データを有している。CPU8は、画像処理情報の中に含まれた拡大/縮小データを受け取ると、この拡大/縮小データに基づいた拡大/縮小処理を画像データに施す。また、画像処理情報は、画像データの方向を制御する方向データを有している。CPU8は、画像処理情報の中に含まれた方向データを受け取ると、この方向データが示す方向と画像データが有している方向が一致するように、回転処理を画像データに施す。さらに、画像処理情報は、キー情報の領域指定情報によって抜き出される領域が、どのような大きさを有しているかを示す形状データを有している。CPU8は、画像処理情報の中に含まれた形状データを受け取ると、この形状データが示す大きさと一致するように、拡大/縮小処理を画像データに施す。
このようにキー情報が領域指定情報と画像処理情報を有している場合の動作について、図20(b)及び図21を参照して説明する。
すなわち、例えば、図20(b)に示されるようなテンプレート70の読み出しがユーザから指示されると、上記光ディスク28より読み出されたテンプレートの画像データが第2のストレージ部18bからI/Fブロック17を介して第2のエディタメモリ1bに供給される。このとき、テンプレート70の各画像挿入領域71h〜71mに対応するキー情報が、例えば上記光ディスク28の記憶領域KAから読み出されて上記キーメモリ2bに供給される。
従って、キーメモリ2bには、画像指定領域情報と画像処理情報を有したキー情報が記憶されることになる。
そして、第2のエディタメモリ1bに読み出されたテンプレートの画像データは、スイッチ12dを介してビデオメモリ1cに供給され、このビデオメモリ1cの内容に基づいて、テンプレートの画像がモニタ装置15の表示画面上に表示される。
次に、ユーザから各画像挿入領域71h〜71mに挿入する画像データが指示されると、光ディスク28から読み出された画像データは、上記第1のエディタメモリ1aに供給される。そして、上記画像処理ブロック12は、上記キーメモリ1bから当該画像データを挿入する画像挿入領域に対応するキー情報を読み出し、このキー情報に含まれる画像処理情報に従って、第1のエディタメモリ1aに読み出された画像データにズーム、トリミング、回転等の処理を行う。これらの処理は、各画像挿入領域に対応するキー情報によって予め設定されている。このため、ユーザが選択した画像データと画像挿入領域の大きさ、形状等が異なる場合であっても、予め設定されたキー情報に従って、自動的にズーム、トリミング、回転等の処理が行なわれる。
このような処理を行なった画像データは、上記画像処理部12c及びスイッチ12dを介して上記ビデオメモリ1cに供給され、テンプレートの画像データ中の上記キー情報に含まれる画像処理情報で指定された画像挿入領域に挿入される。そして、当該画像データに基づく画像が挿入されたテンプレートの画像がモニタ装置15の表示画面上に表示される。ユーザは、モニタ装置15の表示画面上に表示された画像に基づいて、現在表示されている画像で良いか否かを判断し、画像データを変更したいときは、他の画像データの読み出しを指示する。これにより、新たに選択された画像データが第1のエディタメモリ1aに読み出される。
画像処理ブロック12は、上記キー情報に含まれる画像処理情報に従って、新たに読み出された画像データに対して再度ズーム、トリミング、回転等の処理を行う。この画像データは、画像処理部12c、スイッチ12dを介してビデオメモリ1cに供給され、上記キー情報に含まれる画像処理情報で指定された画像挿入領域に挿入される。これにより、新たに選択された画像データが挿入されたテンブレートの画像がモニタ装置15の表示画面上に表示され、ユーザは、上述と同様に、新たに選択した画像で良いか否かの判断を行う。
そして、ユーザは、モニタ装置15の表示画面に表示されている画像データで良ければ、次の画像挿入領域に挿入する画像データの読み出しを指示する。このとき、画像合成制御部12bは、第1のエディタメモリ1aに記憶されている画像データを、第2のエディタメモリ1bに記憶されているテンプレートの画像データ中の上記キー情報で指定された画像挿入領域に挿入する。
そして、このように新たな画像データが挿入されたテンプレートの画像データは、スイッチ12dを介してビデオメモリ1cに供給され、モニタ装置15の表示画面上には、新たな画像データが挿入されたテンプレートの画像が表示される。
さらに、ユーザは、上述と同様な手順で、全ての画像挿入領域71h〜71mに対して挿入する画像データを順次選択する。そして、上記画像処理ブロック12は、各画像挿入領域71h〜71mに対応するキー情報に含まれる画像処理情報に従って、上述と同様に選択された画像データに対してズーム、トリミング、回転等の処理を順次施した後、第2のエディタメモリ1bに記憶されているテンプレートの画像データ中の各画像挿入領域71h〜71mに順次挿入する。これにより、上記キー情報に従って、全ての画像挿入領域71h〜71mに、ユーザが選択した画像データが挿入され、上記図20に示す合成画像が形成される。
これにより、この静止画記録再生システムでは、ユーザがテンプレートと該テンプレート中に挿入する画像データを選択するだけで、予め各テンプレートに対応して設定されたキー情報に従って、選択された画像データにズーム、トリミング、回転等の処理を施し、この画像データをテンプレート中の所定の画像挿入領域に挿入して合成画像を作成することができ、合成画像の作成を容易に行うことができる。
また、上記各テンプレートに対応したキー情報を光ディスクの記録領域KAに記録しておく場合では、例えば複数の光ディスク28に各々異なるテンプレートとキー情報を記録しておけば、光ディスク28を入れ換えるだけで、使用できるテンプレートの種類を増加させて、多様な合成画像を作成することができる。
また、上述のように各テンプレートに対して各々キー情報を選択する選択モードと、各テンプレートに対応して予め設定されたキー情報を用いる自動モードを選択できる構成としてもよい。この場合は、各テンプレートに対して各々キー情報を選択してズーム、トリミング等の調整を行うことができると共に、各テンプレートに対応して予め設定されたキー情報を用いて容易に合成画像を形成することができる。
なお、上述の実施例では、キー情報を光ディスクの記録領域KAに記録しておく例を述べたが、上記キーメモリ1bに予め各テンプレートに対応したキー情報を記憶してもよい。この場合では、光ディスク28にキー情報を記録しておく必要が無いため、光ディスク28に記録するデータを低減させて、より多くのテンプレートの画像データを記録することができる。また、キーメモリ1bのキー情報を書き換え可能とすれば、例えば各テンプレートに対応した複数のキー情報を設定しておき、これらのキー情報のうちの1つを選択して、キーメモリ1bに書き込むことにより、1つのテンプレートに対するキー情報を容易に変更することができる。
また、上述の実施例の説明では、第1のストレージ部18aからユーザの指示した画像データが読み出され、第2のストレージ部18bからユーザの指示したテンプレート及びキー情報が読み出される構成について説明したが、第1のストレージ部18aからユーザの指示した画像データを読み出し、第1のエディタメモリ1aに記憶した後、光ディスク28を入れ換え、新たな光ディスク28からテンプレート及びキー情報を読み出す構成とすれば、ストレージ部18を1つ設けるだけでよい。
さらに、上述の実施例の説明では、上記フレームメモリ1は2048×2048の記憶領域を有しており、このうち、1024×1536が画像記憶領域、16×32がコマンドエリアである等のように具体的な数値をあげて説明したが、これは、ほんの一例であり、例えば上記コマンドエリアを40×60に拡げる等のように、仕様に応じて適宜変更可能であることは勿論である。

Claims (11)

  1. 画像データを合成するための画像編集装置において、
    画像データを記憶するための第1のメモリと、
    上記画像データが挿入されるパターンデータを記憶する第2のメモリと、
    上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報を有し、上記パターンデータに対応したキー情報を記憶するキーメモリと、
    オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記パターンデータの中における上記キー情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記キー情報に基づいて、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像編集装置。
  2. 上記制御手段は、上記第1のメモリに記憶される上記画像データを第1の記録媒体から読み出すとともに、上記第2のメモリに記憶される上記パターンデータ及び上記キーメモリに記憶される上記キー情報を第2の記録媒体から読み出す読出制御手段を備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の画像編集装置。
  3. 上記第2の記録媒体は、上記パターンデータが記録されたパターン記録領域及び上記キー情報が記録されたキー情報記録領域を有し、上記読出制御手段は、上記パターンデータを上記パターン記録領域から読み出し、上記キー情報を上記キー情報記録領域から読み出すことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の画像編集装置。
  4. 上記キー情報は、上記パターンデータに対応するように上記画像データを画像処理する画像処理情報をさらに有し、上記制御手段は、上記画像処理情報に基づいて上記画像データを画像処理した後、上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の画像編集装置。
  5. 上記画像処理情報は、上記画像データの形状を制御する形状データを含み、上記制御手段は、上記形状データに対応するように上記画像データを可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の画像編集装置。
  6. 上記画像処理情報は、上記画像データの拡大及び縮小を制御する拡大縮小データを含み、上記制御手段は、上記拡大縮小データに対応するように上記画像データの大きさを可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の画像編集装置。
  7. 上記画像処理情報は、上記画像データの方向を制御する方向データを含み、上記制御手段は、上記方向データに対応するように上記画像データの方向を可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第4項に記載の画像編集装置。
  8. 画像データを合成するための画像編集装置において、
    画像データを記憶するための第1のメモリと、
    上記画像データが挿入されるパターンデータを記憶する第2のメモリと、
    上記パターンデータに対応した情報であって、上記第1のメモリに記憶された画像データを挿入するパターンデータの中における領域を指定する領域指定情報と上記第1のメモリに記憶された画像データに対して行う画像処理を指定するための画像処理情報とを有したキー情報を記憶するキーメモリと、
    オペレータの操作に基づいて、上記第1のメモリ、上記第2のメモリ及び上記キーメモリの書き込みを制御し、上記画像データに対して上記画像処理情報に基づいて画像処理が施され、上記パターンデータの中における上記領域指定情報で示される領域に対して上記画像データが挿入されるように、上記画像データの上記第1のメモリからの読み出し及び上記パターンデータの上記第2のメモリからの読み出しを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする画像編集装置。
  9. 上記画像処理情報は、上記画像データの形状を制御する形状データを含み、上記制御手段は、上記形状データに対応するように上記画像データを可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の画像編集装置。
  10. 上記画像処理情報は、上記画像データの拡大及び縮小を制御する拡大縮小データを含み、上記制御手段は、上記拡大縮小データに対応するように上記画像データの大きさを可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の画像編集装置。
  11. 上記画像処理情報は、上記画像データの方向を制御する方向データを含み、上記制御手段は、上記方向データに対応するように上記画像データの方向を可変して上記パターンデータに挿入することを特徴とする請求の範囲第8項に記載の画像編集装置。
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