JPH0844587A - トレース装置 - Google Patents

トレース装置

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JPH0844587A
JPH0844587A JP6176874A JP17687494A JPH0844587A JP H0844587 A JPH0844587 A JP H0844587A JP 6176874 A JP6176874 A JP 6176874A JP 17687494 A JP17687494 A JP 17687494A JP H0844587 A JPH0844587 A JP H0844587A
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JP6176874A
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Masanori Otake
雅則 大竹
Hideya Fujita
秀哉 藤田
Giichi Aoto
義一 青砥
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要なバス情報のみを記憶して、大規模プロ
グラムのデバッグを容易にし、かつメモリアクセスの命
令とデータおよびアドレスとを同時に表示してメモリア
クセス情報が容易に解析できるトレース装置を提供す
る。 【構成】 CPU11と記憶装置12を有する計算機シ
ステム1に適用され、このCPU11におけるプログラ
ム実行の軌跡をトレースする命令・データサイクル情報
トレース取得装置2であって、プログラムフェッチの先
頭のバス情報をラッチするラッチ回路21、ラッチされ
たバス情報と指定値に一致したバス情報とを同時にトレ
ース用の記憶装置23に書き込むアドレス比較部22、
バス情報を実行した順番に読み出すトレース情報読み出
し部24およびデコード部25から構成され、デコード
部25は指定アドレスをアクセスした命令の逆アセンブ
ル結果とこのアドレス、データとを同時に表示する表示
装置3に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トレース装置に関し、
特に計算機システム内のマイクロプロセッサ(以下CP
Uという)におけるプログラム実行の軌跡をトレースす
るCPUバス情報トレース装置において、計算機システ
ムのデバッグを容易にするためのバス情報のみの記憶が
可能とされるトレース装置に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUの実行軌跡を取得する方法
としては、計算機システムのCPUのバス情報(アドレ
スバス、データバスおよび制御バス)をバスサイクル毎
に記憶装置に格納し、実行を中断後にその格納されたバ
ス情報を解析し、バスサイクル毎にデータ値や命令語に
逆変換して表示し、プログラムの実行軌跡を知る方法が
用いられている。
【0003】また、特定メモリへのアクセス軌跡を知る
方法としては、指定したアドレスをアクセスしたバス情
報のみを記憶装置に格納し、実行を中断後にその格納さ
れたバス情報をデータ値に逆変換して表示し、メモリの
アクセス軌跡を知る方法が用いられている。
【0004】たとえば、計算機システムのCPUのバス
情報は、図5に示すように、アドレスバス、データバス
および制御信号などのCPUから出力される信号群であ
り、CPUが記憶装置とリード/ライトするデータの1
回毎のデータの固まりを意味する。従って、バス情報は
記憶装置とアクセスする毎に変化し、この変化サイクル
をバスサイクルという。
【0005】このCPUバス情報のトレース装置とし
て、たとえば図6に示すように、計算機システム6にC
PUバス情報トレース装置7が接続され、この計算機シ
ステム6においては、CPU61と記憶装置62がアド
レスバス、データバスおよび制御信号で接続されてい
る。
【0006】このCPUバス情報トレース装置7は、C
PU61のバス情報91を取り込み、このバス情報91
に含まれる制御信号からバス情報書き込み制御信号92
を出力するトレース情報取り込み制御部71と、このバ
ス情報書き込み制御信号92に従ってバス情報91を蓄
積する記憶装置72と、この蓄積データを読み出すトレ
ース情報読み出し部73と、読み出したデータをデコー
ド/編集し、表示装置8に送り出すデコード部74とか
ら構成されている。
【0007】ここで、バス情報91の記憶装置72への
取り込み動作について説明すると、まずバス情報91の
制御信号に含まれるアドレスバスおよびデータバスが確
定したことを示す信号から、バス情報書き込み制御信号
92として、記憶装置72のアドレスを示す信号と、書
き込みタイミングを示す信号を生成して出力する。
【0008】これにより、バス情報91は記憶装置72
にデータとして書き込まれる。この処理を繰り返して実
行することにより、CPU61が実行したプログラム動
作が記憶装置72に蓄積される。
【0009】また、この場合にバス情報91のアドレス
バスの値が指定値と一致するときにのみバス情報書き込
み制御信号92を出力することで、特定アドレスをアク
セスしたサイクルのみを記憶装置72に蓄積することが
できる。
【0010】次に、記憶装置72に蓄積されているバス
情報91の読み出し動作と、そのデータをデコードして
CPU61の実行結果として編集し、表示する方法につ
いて説明する。
【0011】まず、トレース情報読み出し部73は、バ
ス情報読み出し制御信号93として、記憶装置72のア
ドレスを示す信号と、読み出しタイミングを示す信号を
生成して出力する。このバス情報読み出し制御信号93
により、蓄積されているデータを順々に読み出す。
【0012】そして、読み出したデータは、デコード部
74でプログラムフェッチかデータリード/ライトかの
判別を行い、プログラムフェッチについては、逆アセン
ブルするなどの編集をして表示装置8に蓄積したデータ
内容を順番に表示する。この動作によって、CPU61
のバス情報91を実行した順番に表示することができ、
プログラムの実行トレースを得ることができる。
【0013】また、この場合に記憶装置72に蓄積され
たデータの中から、指定アドレスと一致するデータのみ
を表示装置8に順番に表示することで、特定アドレスの
アクセストレースを得ることができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
なCPUバス情報トレース装置においては、CPUのバ
ス情報を全てトレース取得し、この中から特定のアドレ
スをアクセスしたサイクルのみを取り出し、これを表示
する場合に、有限の記憶容量を持つ記憶装置に不必要な
情報が記憶されており、必要な情報を記憶できない場合
がある。
【0015】また、特定のアドレスをアクセスしたサイ
クルのみをトレース取得する場合には、プログラムフェ
ッチサイクルのバス情報が記憶されていないため、プロ
グラムのどこで特定のアドレスをアクセスしたのか知る
ことはできない。
【0016】このように、従来のCPUバス情報トレー
ス装置では、多くの情報を記憶すれば必要情報の量が少
なくなり、必要な情報(特定アドレスをアクセスしたサ
イクル)のみを記憶すれば、計算機システムのデバッグ
が困難になるという相対する問題が生じる。
【0017】そこで、本発明の目的は、計算機システム
のデバッグを容易にするバス情報のみを記憶して、全て
のサイクルを記憶できない大規模プログラムのメモリア
クセスのデバッグを容易に行うことができるトレース装
置を提供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、メモリアクセ
スの命令と、データおよびアドレスとを同時に表示し
て、プログラム中のメモリアクセス情報を容易に解析す
ることができるトレース装置を提供することにある。
【0019】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0021】すなわち、本発明のトレース装置は、アド
レスバスおよびデータバスを介して記憶装置に結合され
るCPUに適用されるものであり、このCPUのプログ
ラム実行の軌跡をトレースする機能として、CPUが記
憶装置へのアクセスに対してプログラムフェッチの先頭
か否かを識別する識別信号を有し、この識別信号により
プログラムフェッチの先頭のバス情報をラッチするラッ
チ回路と、アドレスバスの値が指定値と一致したとき
に、ラッチ回路にラッチされたバス情報と、指定値と一
致したバス情報とを同時にトレース用記憶装置に書き込
むアドレス比較部と、このトレース用記憶装置に蓄積さ
れたバス情報を実行した順番に読み出すトレース情報読
み出し部とを備えるものである。
【0022】さらに、このトレース情報に基づいて、指
定アドレスをアクセスした命令の逆アセンブル結果と、
この指定アドレスをアクセスしたアドレスおよびデータ
とを同時に表示する表示装置を備えるようにしたもので
ある。
【0023】このとき、命令の逆アセンブル結果とアド
レスおよびデータとを表示する場合に、リードサイクル
のときはアドレス、データの順に、ライトサイクルのと
きにはデータ、アドレスの順に表示したり、またはバイ
トアクセスとワードアクセスとで異なるサイズで表示
し、かつデータをデータ有効位置にのみ表示するように
したものである。
【0024】
【作用】前記したトレース装置によれば、プログラムフ
ェッチの識別信号に基づいたラッチ回路、アドレス比較
部およびトレース情報読み出し部が備えられることによ
り、特定アドレスをアクセスしたサイクルのバス情報
と、特定アドレスをアクセスした命令をフェッチしたサ
イクルのバス情報のみを同時に記憶できるため、全ての
サイクルを記憶できない大規模プログラムのメモリアク
セスのデバッグを容易に行うことができる。
【0025】さらに、このトレース情報に基づいた表示
装置が備えられることにより、記憶されたアクセスサイ
クルとフェッチサイクルの情報を編集し、命令の逆アセ
ンブル表示と同時にアクセスデータ、アドレスが表示さ
れるため、プログラム中のメモリアクセス情報を容易に
解析することができる。
【0026】このときに、リードサイクルのときはアド
レス、データの順に、ライトサイクルのときにはデー
タ、アドレスの順に表示することにより、逆アセンブル
との対応がとれて表示内容を解析し易くすることができ
る。
【0027】また、バイトアクセスとワードアクセスと
で異なるサイズで表示し、かつデータをデータ有効位置
にのみ表示することにより、たとえばバイトアクセスは
16進2桁で、ワードアクセスは16進4桁で表示する
と、アクセスサイズが一目で判るようにすることができ
る。
【0028】そして、ワードデータを8ビットバスでア
クセスしたときに、データ有効位置にデータを、無効位
置にアスタリスク(“*”)などを表示することによっ
てアクセスしたバス幅を判り易くすることができる。
【0029】これにより、CPUのプログラム実行軌跡
のトレースにおいて、大規模プログラムのメモリアクセ
スのデバッグを容易にして、かつプログラム中のメモリ
アクセス情報を容易に解析することができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施例であるトレース装
置とそのトレース対象の計算機システムとの接続構成を
示す機能ブロック図、図2は本実施例において、CPU
のバス情報の一例とトレース取得されるサイクルを示す
説明図、図3はトレース情報の表示処理を示すフローチ
ャート、図4はトレース情報の表示例を示す説明図であ
る。
【0032】まず、図1により本実施例のトレース装置
の構成を説明する。
【0033】本実施例のトレース装置は、たとえばアド
レスバス、データバスおよびバス制御信号で接続される
CPU11と記憶装置12を有する計算機システム1に
適用され、このCPU11におけるプログラム実行の軌
跡をトレースする命令・データサイクル情報トレース取
得装置2であって、ラッチ回路21、アドレス比較部2
2、記憶装置23、トレース情報読み出し部24および
デコード部25から構成され、この命令・データサイク
ル情報トレース取得装置2のデコード部25は表示装置
3に接続されている。
【0034】ラッチ回路21は、第1ワードの第1のラ
ッチ回路21aと、第2ワードの第2のラッチ回路21
bからなり、特に本実施例の特徴となる第1のラッチ回
路21aは、計算機システム1からのバス情報51と、
プログラムフェッチ信号52および第1ワードフェッチ
信号53を取り込み、この第1ワードフェッチ信号53
を取り込み許可信号としてバス情報51をラッチする部
分であり、このバス情報51は記憶装置23に送られ
る。
【0035】アドレス比較部22は、指定アドレス26
と、計算機システム1からのバス情報51を取り込み、
バス情報書き込み制御信号54を出力する部分であり、
このバス情報書き込み制御信号54とバス情報51は記
憶装置23に送られる。
【0036】記憶装置23は、アドレス比較部22から
のバス情報書き込み制御信号54に従ってバス情報51
を蓄積する部分であり、このバス情報51はトレース情
報読み出し部24との間で読み出し動作が行われる。
【0037】トレース情報読み出し部24は、記憶装置
23に蓄積されているデータを読み出す部分であり、こ
の読み出し動作は、バス情報読み出し制御信号55とし
て、記憶装置23のアドレスを示す信号および読み出し
タイミングを生成して行われ、このデータはデコード部
25に送られる。
【0038】デコード部25は、トレース情報読み出し
部24が読み出したデータをデコード/編集し、表示装
置3に送り出す部分であり、この処理はソースプログラ
ム/オブジェクトプログラム4に基づいて行われる。
【0039】表示装置3は、デコード部25からのデコ
ード/編集されたデータを表示する部分であり、特に指
定アドレスをアクセスした命令の逆アセンブル結果と、
この指定アドレスをアクセスしたアドレスおよびデータ
とが同時に表示されるようになっている。
【0040】次に、本実施例の作用について、始めに本
実施例の命令・データサイクル情報トレース取得装置2
において、前提となるCPU11から得られる信号を図
2により説明する。
【0041】この前提となる信号は、バス情報51とし
てのアドレスバス、データバスおよび制御信号と、プロ
グラムフェッチ信号52および第1ワードフェッチ信号
53である。このうち、アドレスバス、データバスおよ
び制御信号は、図1に示す計算機システム1において、
記憶装置12と接続するための信号である。
【0042】さらに、プログラムフェッチ信号52は、
バス情報51がプログラムのフェッチであることを示す
信号であり、この信号が有効でない場合はデータのリー
ド/ライトを意味する。また、第1ワードフェッチ信号
53は、バス情報51が命令の先頭の第1ワードのフェ
ッチであることを示す信号である。
【0043】続いて、バス情報51の記憶装置23への
取り込み動作について図2に基づいて説明する。
【0044】まず、計算機システム1におけるCPU1
1のバス情報51を、バス情報51の制御信号に含まれ
るアドレスバスおよびデータバスが確定したことを示す
信号、プログラムフェッチ信号52および第1ワードフ
ェッチ信号53に従って第1のラッチ回路21aにラッ
チする。
【0045】すなわち、第1のラッチ回路21aには、
アドレスバスおよびデータバスが確定し、そのバス情報
51が第1ワードのフェッチであるときに、計算機シス
テム1におけるCPU11のバス情報51がラッチされ
る。図2においては、1000番地、1002番地、1
004番地、1006番地のバス情報51がこれに該当
する。
【0046】同時に、アドレス比較部22において、指
定アドレス26とバス情報51のアドレスバスとを比較
し、一致するときにバス情報書き込み制御信号54とし
て、記憶装置23のアドレスを示す信号および書き込み
タイミングを示す信号を生成し、これによりラッチされ
ているバス情報51も記憶装置23にデータとして書き
込む。
【0047】このとき、アドレス比較部22は、アドレ
ス最下位ビットを無視して比較することにより、偶数ア
ドレスをアクセスしたバスサイクル5と奇数アドレスを
アクセスしたバスサイクル6のバス情報51を記憶装置
23に書き込む。
【0048】この動作を繰り返すことにより、CPU1
1が実行したプログラム動作のうち、指定アドレスのリ
ード/ライトを行った直前の第1ワードフェッチサイク
ルのバス情報51と、そのデータリード/ライト情報
が、プログラム順序に従って記憶装置23に蓄積され
る。
【0049】たとえば、図2においては、1002番地
のバス情報51と2000番地のデータリード情報、1
004番地のバス情報51と2000番地のデータリー
ド情報、1004番地のバス情報51と2001番地の
データリード情報を、それぞれ同時に記憶装置23に蓄
積することができる。
【0050】なお、この第1ワードフェッチサイクルの
バス情報51は命令の逆アセンブルにのみ使用するた
め、アドレスバス情報のみを記憶装置23に蓄積しても
よく、この場合には必要なメモリ容量が少なくできる。
【0051】続いて、記憶装置23に蓄積されているバ
ス情報51の読み出し動作と、そのデータをデコード
し、CPU11の実行結果として編集し、表示する方法
について図3に基づいて説明する。
【0052】まず、トレース情報読み出し部24は、バ
ス情報読み出し制御信号55として、記憶装置23のア
ドレスを示す信号および読み出しタイミングを示す信号
を生成して出力する。このバス情報読み出し制御信号5
5により、蓄積されているデータを順々に読み出す。
【0053】そして、読み出したデータは、デコード部
25で逆アセンブルとリード/ライトデータの切り出し
編集を行い、図4に示すように表示装置3に蓄積したバ
ス情報51を順番に表示する。図4においては、401
がライトアクセス、403,405がリードアクセスの
情報を示し、また402,404,406はトレース情
報を表している。
【0054】この蓄積データの表示については、図3に
示す処理手順に基づいて行われ、まずステップ301,
302において、プログラムカウンタ(PC)による第
1ワードフェッチサイクルのアドレスを表示し、さらに
このアドレス内容を逆アセンブルし、その横にリード/
ライトデータ、アドレスを表示する。
【0055】この場合に、ステップ303〜305にお
いて、リードサイクルか、ワードアクセスか、または1
6ビットバスかを順に判定し、たとえばリードのとき
は、ステップ306,307においてアドレス、データ
の順に表示する。
【0056】また、ステップ303でライトのときは、
ステップ308,309において、データ、アドレスの
順に表示するが、この場合にステップ304でバイトア
クセス時は、16進2桁でデータ、アドレスを表示し、
さらにワードアクセス時には、ステップ310において
16進4桁でデータを表示する。
【0057】このように、リードのときはアドレス、デ
ータの順、またライトのときにはデータ、アドレスの順
に表示することにより、リード/ライトが一目で区別で
き、またバイトアクセス時は16進2桁で、ワードアク
セス時は16進4桁でデータを表示することにより、ア
クセスサイズを一目で区別できて判り易くすることがで
きる。
【0058】さらに、ステップ305でワードアクセス
時に8ビットずつ2回に分けてアクセスした場合には、
ステップ311において、偶数アドレスのアクセス時に
はステップ312において上位2桁をデータ、下位2桁
を“*”(アスタリスク)として表示する。
【0059】一方、ステップ311で奇数アドレスのア
クセス時には、ステップ313において、上位2桁を
“*”、下位2桁をデータとして表示する。これによ
り、データのアクセスサイズ、バス幅を一目で区別でき
て判り易くすることができる。
【0060】そして、ステップ314において、行には
バス情報51を表示し、これをステップ315による判
定において取得情報を全て表示するまでステップ301
からの処理を繰り返して行う。
【0061】これにより、たとえば図4のように、20
00番地の指定アドレスをアクセスした1002番地の
命令の第1ワードのフェッチサイクルと、その2000
番地のアクセスサイクルとを記憶装置23に書き込み、
実行した順番に表示することができる。
【0062】さらに、図2においては、上記図4の20
00番地の指定アドレスの他に、2000,2001番
地の指定アドレスをアクセスした1004番地の命令の
第1ワードのフェッチサイクルと、その2000,20
01番地のアクセスサイクルとを同時に記憶装置23に
書き込むことができる。
【0063】従って、本実施例の命令・データサイクル
情報トレース取得装置2によれば、第1ワードフェッチ
信号53に基づいて、特定アドレスをアクセスした命令
をフェッチしたサイクルのバス情報51と、特定アドレ
スをアクセスしたサイクルのバス情報51とを同時に記
憶できるので、必要な情報のみを記憶して大規模プログ
ラムのメモリアクセスのデバッグを容易に行うことがで
き、特に命令の逆アセンブル表示と、アクセスデータ、
アドレスを同時に表示することができるので、メモリア
クセス情報を容易に解析することができる。
【0064】さらに、アドレスとデータの順番を変えて
表示することによってライト/リードサイクルの区別が
でき、またデータのサイズを異ならせてアクセスサイズ
が一目で判るようにし、さらに上位2桁または下位2桁
にデータまたは“*”を表示することにより、アクセス
したバス幅を判り易くすることができる。
【0065】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0066】たとえば、本実施例のトレース装置につい
ては、バイトアクセス時は16進2桁、ワードアクセス
時は16進4桁でデータを表示する場合について説明し
たが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
2進数、8進数表示する場合などについても広く適用可
能である。
【0067】また、このデータの表示についても、デー
タの無効位置に“*”を表示する代わりに、たとえば
“#”(シャープ)などのデータと区別できる記号また
は文字を表示する場合についても適用可能であることは
いうまでもない。
【0068】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野である計算機システムに
おけるCPUのトレース装置に適用した場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、このトレー
ス装置で取得したトレース情報に基づいて、種々の方式
で表示してエミュレータとして使用する場合などについ
ても広く適用可能である。
【0069】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0070】(1).CPUのプログラム実行軌跡のトレー
ス機能として、CPUが記憶装置へのアクセスに対して
プログラムフェッチの先頭か否かを識別する識別信号を
有し、この識別信号によりプログラムフェッチの先頭の
バス情報をラッチするラッチ回路と、アドレスバスの値
が指定値と一致したときに、ラッチ回路にラッチされた
バス情報と、指定値と一致したバス情報とを同時にトレ
ース用記憶装置に書き込むアドレス比較部と、このトレ
ース用記憶装置に蓄積されたバス情報を実行した順番に
読み出すトレース情報読み出し部とを備えることによ
り、特定アドレスをアクセスしたサイクルのバス情報
と、特定アドレスをアクセスした命令をフェッチしたサ
イクルのバス情報を同時に記憶できるので、全てのサイ
クルを記憶できない大規模プログラムのメモリアクセス
のデバッグを容易に行うことが可能となる。
【0071】(2).前記(1) により、特定アドレスをアク
セスした命令のフェッチサイクルの先頭と、アクセスし
たサイクルのバス情報のみをトレース記憶できるので、
有限なトレース記憶装置に必要なデータのみを記憶する
ことが可能となる。
【0072】(3).前記(1) において、トレース情報に基
づいて、指定アドレスをアクセスした命令の逆アセンブ
ル結果と、この指定アドレスをアクセスしたアドレスお
よびデータとを同時に表示する表示装置を備えることに
より、プログラムのどこでアクセスしたのかを容易に知
ることができ、プログラム中のメモリアクセス情報を容
易に解析することが可能となる。
【0073】(4).前記(3) において、リードサイクルの
ときはアドレス、データの順に、ライトサイクルのとき
にはデータ、アドレスの順に表示することにより、逆ア
センブルとの対応関係を明らかにすることができるの
で、表示内容の解析が容易に可能となる。
【0074】(5).前記(3) において、バイトアクセスと
ワードアクセスとで異なるサイズで表示し、かつデータ
をデータ有効位置にのみ表示することにより、アクセス
サイズおよびバス幅を一目で判るようにすることが可能
となる。
【0075】(6).前記(1) 〜(5) により、CPUのプロ
グラム実行軌跡のトレースにおいて、大規模プログラム
のメモリアクセスのデバッグを容易にし、かつプログラ
ム中のメモリアクセス情報を容易に解析することがで
き、特にCPUの特定アドレスのアクセス状態の解析が
容易に可能とされるデバッグ機能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるトレース装置とそのト
レース対象の計算機システムとの接続構成を示す機能ブ
ロック図である。
【図2】本実施例において、CPUのバス情報の一例と
トレース取得されるサイクルを示す説明図である。
【図3】本実施例において、トレース情報の表示処理を
示すフローチャートである。
【図4】本実施例において、トレース情報の表示例を示
す説明図である。
【図5】従来技術の一例であるCPUのバス情報の一例
を示す説明図である。
【図6】従来技術の一例であるトレース装置とそのトレ
ース対象の計算機システムとの接続構成を示す機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 計算機システム 2 命令・データサイクル情報トレース取得装置 3 表示装置 4 ソースプログラム/オブジェクトプログラム 6 計算機システム 7 CPUバス情報トレース装置 8 表示装置 11 CPU 12 記憶装置 21 ラッチ回路 21a 第1のラッチ回路 21b 第2のラッチ回路 22 アドレス比較部 23 記憶装置 24 トレース情報読み出し部 25 デコード部 26 指定アドレス 51 バス情報 52 プログラムフェッチ信号 53 第1ワードフェッチ信号 54 バス情報書き込み制御信号 55 バス情報読み出し制御信号 61 CPU 62 記憶装置 71 トレース情報取り込み制御部 72 記憶装置 73 トレース情報読み出し部 74 デコード部 91 バス情報 92 バス情報書き込み制御信号 93 バス情報読み出し制御信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスバスおよびデータバスを介して
    記憶装置に結合されるマイクロプロセッサのプログラム
    実行軌跡のトレース装置であって、前記マイクロプロセ
    ッサが前記記憶装置へのアクセスに対してプログラムフ
    ェッチの先頭か否かを識別する識別信号を有しており、
    前記マイクロプロセッサに接続され、かつ前記識別信号
    によりプログラムフェッチの先頭のバス情報をラッチす
    るラッチ回路と、前記アドレスバスの値が指定値と一致
    したときに、前記ラッチ回路にラッチされたバス情報
    と、前記指定値と一致したバス情報とを同時にトレース
    用記憶装置に書き込むアドレス比較部と、前記トレース
    用記憶装置に蓄積されたバス情報を実行した順番に読み
    出すトレース情報読み出し部とが備えられていることを
    特徴とするトレース装置。
  2. 【請求項2】 前記トレース情報読み出し部に読み出さ
    れたトレース情報に基づいて、指定アドレスをアクセス
    した命令の逆アセンブル結果と、この指定アドレスをア
    クセスしたアドレスおよびデータとを同時に表示する表
    示装置が備えられていることを特徴とする請求項1記載
    のトレース装置。
  3. 【請求項3】 前記表示装置に、前記命令の逆アセンブ
    ル結果とアドレスおよびデータとを表示する場合に、リ
    ードサイクルのときはアドレス、データの順に、ライト
    サイクルのときにはデータ、アドレスの順に表示するこ
    とを特徴とする請求項2記載のトレース装置。
  4. 【請求項4】 前記表示装置に、前記命令の逆アセンブ
    ル結果とアドレスおよびデータとを表示する場合に、バ
    イトアクセスとワードアクセスとで異なるサイズで表示
    し、かつデータをデータ有効位置にのみ表示することを
    特徴とする請求項2記載のトレース装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008310508A (ja) * 2007-06-13 2008-12-25 Renesas Technology Corp デバッグ装置
JP2010218139A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Fujitsu Semiconductor Ltd 実行履歴トレース方法

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